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とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>第五回目
そろそろ飽きた人もそうでない人もどうか読んでやって下さい
これよりとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第五回目を始めたいと思います
41、図書室<ライブラリー>
佐天「今は色んなものがデジタルな世の中で、ここに来るとアナログを感じるよねー」
初春「なんだか都会と田舎の言い回しみたいですね」
佐天「そんな感じじゃない? 学園都市が発行してる本てあのー、データ書籍じゃなくて……」
初春「電子書籍のことですか?」
佐天「そう、それそれ! 電子書籍がデジタルとすると図書室の本はアナログじゃない?」
初春「言われてみれば確かに、科学の最先端の街でこんなにアナログなものがあるって凄いですね」
佐天「でしょ? あーぁ、ここにあるもの全部データ化すれば、本の整理なんてしなくてもいいのに」
初春「それはそうですけど、なんでもかんでもデータ化すればいいってものではありませんよ佐天さん」
佐天「どうして?」
初春「データは所詮は0と1の集合体で動力がなければどうしようもありません。ですから重要な資料などは何個バックアップを取り、コピーなどをして保管するんです」
佐天「そっか。その点、こういう本は中身が消えるとかないもんね」
初春「はい。それに御坂さんの電撃でおかしくなることもありませんし」
佐天「本人のいないところでは結構黒いこと言うよね、初春……」
初春「ほぇ? なんのことですかぁ?」
146 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:10:32.05 ID:qd9DJEDO [5/15]
42、夏休み<サマーライフ>
上条「来年こそは、楽しい夏休みを!」
小萌「上条ちゃんはきっと補習なのですよー」
上条「そりゃないっすよ先生!」
小萌「私はただ単に今までの上条ちゃんの学力から予想したまでです」
上条「何故ここまで差がついたのか。慢心、環境の違い……」
姫神「私が教えてあげようか?」
上条「いいのか姫神!?」
姫神「そのくらいなら構わない」
女生徒(お嬢様学校から来たからって……!)
上条「姫神は女神でもあったわけだ!」
姫神(なんでだろう。誉められてるはずなのに。この釈然としない言い回しは)
147 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:11:06.56 ID:qd9DJEDO [6/15]
43、冬休み<ウインターライフ>
上条「悪い、待ったか?」
美琴「もう、クリスマスって一大イベントに遅れるってどういうことよ?」
上条「来る途中の信号に全部引っ掛かってさ……」
美琴「こんな日まで不幸をよこすなんて、当麻の神様は一体どういうつもりなんだろうね?」
上条「さーてね。でも今日は美琴と今日という日を過ごせるなんて幸せだよ」
美琴「ななっ!? 急に恥ずかしいこと言わないでよ。ばかっ……」
上条「ははは。お、雪だ」
美琴「ほんとだ。まさにホワイトクリスマスね」
上条「それじゃあ、そろそろ行くか美琴」
美琴「うん。あ、当麻」
上条「ん?」
美琴「手、繋ご?」
上条「あぁ、いいぜ」
――――
ガバッ!!
上条(な、なんなんだ今の夢は!? ついに宇宙の法則でも乱れちまったのか!? あーダメだダメだ、寝よ寝よ。……。……寝れねぇ)
バサッ!!
御坂(ななななななな、なによ今の夢は!? ってか夢!? じゃあなんで目覚めてんのよ! バカバカ私のバカッ! もう一回寝れば! ……。……寝れない)
148 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:11:40.95 ID:qd9DJEDO [7/15]
44、春休み<スプリングライフ>
上条「春休みってなんか微妙な感じだよな」
青髪「せやなぁ。夏休みや冬休みとは違うノリやな」
土御門「課題が出ないだけマシだにゃー」
上条「俺らの高校じゃ出ないけど他じゃ出るみたいだぞ」
青髪「うわー、それは大変やなー」
土御門「それに春期講習なるものもあるそうだぜい」
上条「な、なんだそのおぞましい単語は……!」
青髪「あーっ! 僕の頭が侵食されていくぅ!!」
土御門「夏期講習……」
上条「やめてー! 上条さんのライフはもう0よ!」
青髪「ぎゃー! 全身が真っ青になってまうー!!」
姫神「私。それ。すっごく見てみたい!」
吹寄「こらこら、近付くとバカが移るわよ」
土御門「冬期講習……」
上条青髪「ぬわーっ!!」
149 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:12:12.24 ID:qd9DJEDO [8/15]
45、ゴールデンウイーク<ゴールデンウイーク>
姫神「ゴールデンウイークって単語。民放でしか使われてないって知ってた?」
吹寄「え、そうなの?」
姫神「うん。○HKでは使われてないの」
吹寄「そういえば大型連休って言ってるわね。でも、どうして?」
姫神「ゴールデンウイークは元々業界用語で。N○Kがその単語を使うと宣伝になることと。お年寄りや休みじゃない人に配慮して。大型連休にしてるの」
吹寄「へぇー。何気なく聞いてたけどNH○にはそんな理由があったのね」
姫神「そう。でも。あっちはそんなことどうでもいいみたい」
上条「やっぱり日本人なんだから漢字だろ。黄金週間!」
青髪「やっぱりかっこよく英語やって。GW!」
土御門「俺は舞夏と休みが合えばなんだっていいにゃー」
吹寄「男ってバカよね」
150 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:12:47.87 ID:qd9DJEDO [9/15]
46、避難訓練<テイクシェルター>
青髪「ぐわぁっ!!」
上条「青髪!? ちくしょう、タイミングよく天井がくずれやがって!」
土御門「大丈夫か青髪!? 今、どけるからな!」
青髪「うぐっ、僕はもう無理や……」
上条「なに言ってんだよ!? 絶対に生きて帰ろうって約束したじゃねぇか!?」
土御門「約束を破るなんて、お前それとも親友か!?」
青髪「……ごめん」
上条「いいって。よっしゃあ、瓦礫を持ち上げるぞ土御門!」
土御門「任せろ! 待ってろ、俺らが絶対助け出してやるからな!」
青髪「二人とも危ない!」
上条土御門「え?」
――スパーン! スパーン!
吹寄「なにやってんだ貴様らは!」
上条「いってぇ。なにって避難訓練だよなぁ?」
土御門「いたた。そうだぜい。もう少しで助けが来るところだったのにゃー」
吹寄「助け?」
姫神「怪我人はいませんかー!?」
吹寄「あんたもかっ!」
――スパーン!
151 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:13:18.03 ID:qd9DJEDO [10/15]
47、通知表<リザルト>
土御門「カミやんはなんだかんだ言って成績は普通だにゃー」
青髪「ほんまに?」
上条「ほらよ」
青髪「……ほんまや。これは意外やわー」
上条「日頃の補習も無駄ではなかったわけだ!」
土御門「理数系の悪いところをうまく他でカバーしてるぜよ」
上条「そういうのはいいんだよ。お前らはの成績はどうなんだよ?」
土御門「ほらよ」
上条「げっ! なんでお前こんなに成績いいんだよ……」
土御門「人は見かけによらないってことだにゃー」
上条「お前程そのセリフが似合う奴は知らないよ。青髪、お前はどうなんだよ?」
青髪「ほれ」
上条「……。お前、勉強出来んのに補習参加してんじゃねえよ!」
青髪「小萌てんてーの喜ぶ顔が見たくてついいい成績取ってしまうんや!」
上条「こうなったらまた姫神に頼んで……」
女生徒「え? 今なんて?」
上条「姫神また勉強教えてもらおうかなって……」
女生徒「ひーめがみさぁぁぁん?」
姫神「待って。話せば分かる」
女生徒「抜け駆けしてんじゃないよ!」
姫神「あうちっ」
152 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:13:59.99 ID:qd9DJEDO [11/15]
48、マラソン大会<マラソン>
上条「なんだよ。もうへばってんのか?」
土御門「カミやんは、なんでそんなに、元気、なんだにゃー」
青髪「しかも、息も乱れて、ないって、どういう、ことや」
上条「日頃色んな奴から追いかけ回されたり、追いかけたりしてれば体力もつくって!」
土御門「要は、体力バカ、ってことぜよ」
上条「なんだと!?」
青髪「声を荒げる、元気も、あるんやね」
上条「ははは! このまま15分説教も余裕だぜ!」
小萌「青髪ちゃーん! 上条ちゃんに負けちゃダメですよー!」
青髪「よっしゃああああっ! 任せろおおぉぉぉ!!」ダッ
舞夏「兄貴ー! 上条当麻に勝ったらご褒美なー!」
土御門「おっしゃああああっ! 待ってろ舞夏ぁっ!!」ダッ
上条「元気ありまくりじゃねえかよ!」
禁書「とうまー! 学食タダ券のために負けちゃダメなんだよー!」
上条「インデックスは食い物目的だろ……。だぁーちくしょう! 待てよお前らああぁぁぁぁ!!」ダッ
153 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:14:47.88 ID:qd9DJEDO [12/15]
49、文房具<ステーショナリー>
戦場ヶ原「私の良き戦友(とも)にこんな安っぽいカタカナを付けるなんて、よっぽど鋏まれたいのかしら? それともエグられたいのかしらね」
上条「あのー、どちら様でせうか?」
戦場ヶ原「あえて言うなら、本家様よ」
上条「本家、様……?」
戦場ヶ原「ええ。人は皆、プリティーでキュートな私をプリキュアと呼ぶけれど」
上条「絶対にそれはねぇよ!」
戦場ヶ原「あら、レディーに向かってプリティーでもキュートでもないって随分失礼ね。バ上条」
上条「バ上条って……」
戦場ヶ原「あら、気に入らなかった? そうね。ゴミ条……いえ、カス条なんてどうかしら?」
上条「どうしてわざわざ言い直したんですか!? しかも余計悪い方に!」
戦場ヶ原「それよりハゲ。いいえ上条君」
上条「なんつー間違え方だよ……。それで、なんですか?」
戦場ヶ原「私の名前は戦場ヶ原。戦場ヶ原ひたぎよ。よろしく」
上条「今更自己紹介ですか!? あー、知ってそうだけど上条当麻だ。一応よろしく」スッ
戦場ヶ原「……ごめんなさい。私、阿良々木君以外の男性とは触れられないの」
上条「そ、そうか。すまん」
戦場ヶ原「もっとも、そんなイカ臭そうな手なんて最初から触れたくもないけれど」
上条「大丈夫ですぅ!」
戦場ヶ原「そう? それじゃあそろそろ戻るわね。ばいびー」
上条「ば、ばいびー……。なんだろ、どんな能力者よりも手強かった気がする……」
154 名前:とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:15:24.43 ID:qd9DJEDO [13/15]
50、髪型<ヘアースタイル>
上条「御坂、お前髪伸びたか?」
御坂「最近、忙しくして切りに行く暇がないのよね」
上条「ふーん」サワ
御坂「ひぃ!?」
上条「悪い! つい……すまん!」
御坂「だ、大丈夫。少しビックリしただけだから……」
上条「そ、そうか」
御坂「だから、アンタが悪いと思うことないのよ。触りたかったら、さ、触ってもいいのよ?」
上条「じゃあお言葉に甘えて……」
御坂「うん」
上条「……。あ、」
御坂「ど、どうしたの?」
上条「枝毛」
御坂「枝毛? あー、髪長くなってくるとどうしてもね」
上条「へぇ。……」
御坂「あ、ちょ、裂かないでよ!?」
上条「もうおせーよ」
御坂「やぁ、ちょっとぉ」
155 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 13:20:38.92 ID:qd9DJEDO [14/15]
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第五回目を終わります。第六回目は今夜にでも
カップリングについて→上琴は夫婦のSS書くくらい好きなので仕様です
魔術側について→基本的には学校に関係してるお題なので出しにくいのです
時系列やキャラ等々→細けェこたァいいンだよ
176 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/19(月) 16:50:56.18 ID:qd9DJEDO [15/15]
乙です
元ネタが分からないから如何せん中身が頭に入って来なかったので推理はパスで
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