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キョン「俺、一皮むけた気がする」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:27:15.48 ID:G9SzekiP0 [1/23]
キョン「この前の連休に包茎手術したんだ」
古泉「おや、そうなんですか」
キョン「これで、もうズルむけだぜ」
ベロン
古泉「ほう……しかしまだ傷跡が生々しいですね」
キョン「それは仕方がない。時間が経てば目立たなくなるそうだ」
みくる「男の人って、やっぱり包茎を気にするんですか?」
キョン「この前の連休に包茎手術したんだ」
古泉「おや、そうなんですか」
キョン「これで、もうズルむけだぜ」
ベロン
古泉「ほう……しかしまだ傷跡が生々しいですね」
キョン「それは仕方がない。時間が経てば目立たなくなるそうだ」
みくる「男の人って、やっぱり包茎を気にするんですか?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:30:15.94 ID:G9SzekiP0 [2/23]
キョン「そりゃあそうですよ。朝比奈さんだって、皮かむりは嫌でしょう?」
みくる「そうでもありませんよ? 余ってる方が可愛い時もありますし」
古泉「勃起した陰茎は、少々グロテスクですからね」
キョン「しかし衛生面での問題がだな」
長門「ちゃんと洗っておけば問題ない」
古泉「ですね。手入れが重要です」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:33:49.70 ID:G9SzekiP0
キョン「何だよ! 包茎の方が良かったってのか!?」
古泉「そうは言ってません。ただ、不衛生なのは手入れの問題かと」
みくる「キョンくん! ズルむけかっこいいですよ!?」
長門「そう。以前の象さんも良かったが、これはこれで男らしい」
キョン「ほ、ほんとか?」
みくる「ほんとです」
長門「ほんと」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:36:55.04 ID:G9SzekiP0
キョン「良かった。手術が報われないかと思った」
古泉「手術はどんな感じでしたか?」
キョン「局部麻酔でな、陰茎を触られてるのが分かるんだ」
みくる「い、痛そうです~」
キョン「いえ、麻酔で痛みは無いんですよ。ただ、感触だけ分かるんです」
長門「途中で麻酔がきれたり……」
キョン「実はそうなんだ」
古泉「もっふ!」
キョン「ちゃんと追加で注射されたから良かったけどな。ツキーンツキーンと痛み出した時は焦ったぜ」
みくる「ふえ~」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:40:05.27 ID:G9SzekiP0
古泉「執刀時間はどれくらいでしたか?」
キョン「二時間くらいだったんじゃねえかな」
みくる「終わったら歩いて帰ったんですか?」
キョン「いえ。麻酔がちゃんときれるまで寝てました」
キョン「それから、自転車で帰ろうとしたんですが……」
古泉「痛そうですね」
キョン「そう、無理だったんだ。タクシー呼んだよ」
長門「私に言ってくれれば情報操作でむいたのに」
キョン「流石に恥ずかしいよ!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:43:16.90 ID:G9SzekiP0
キョン「しかし、まだ亀頭が外気に触れるのは馴染まんな」
古泉「真性でしたっけ?」
キョン「ああ。むけた事がなかったからな」
みくる「じゃあ、初めましてですね~」
長門「これから宜しく」
キョン「どこに挨拶してるんですか二人とも」
古泉「ふーっ」
キョン「ひゃん! 古泉! やめろ!」
古泉「むっふふ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:47:42.83 ID:G9SzekiP0
みくる「でも、やっぱり傷跡が痛々しいです」
長門「治す?」
キョン「いや。経過を医者に見てもらわんといかんからな」
長門「そう」
古泉「しかし、思い切りましたね」
キョン「まあな。中学の頃から気になってたんだ」
古泉「もしかして佐々木さんですか?」
キョン「あいつ、俺の皮を引っ張るの好きだったからな」
みくる「じゃあ、今のキョンくんの陰茎を見たら悲しむでしょうね」
キョン「流石に高校生にもなって、人前で見せませんよ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:51:05.89 ID:G9SzekiP0
長門「ふーっ」
キョン「ちょっ! 長門!」
みくる「ふーっ!」
キョン「朝比奈さんまで!? やめてくださいって!」
古泉「すーっ!」
キョン「お前は何で吸うんだよ!? きもいよ!」
ガチャ
ハルヒ「遅れて来てゴメーン、誠にスイマメーン!」
ハルヒ「……」
長門「ふーっ!」
みくる「ふーっ!」
古泉「ぶぁっくしょんっ!」
ハルヒ「……どういう状況?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:54:59.39 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「キョ、キョン! あんた何出してんのよ!」
キョン「おお、ハルヒ! 俺、包茎手術受けたんだ!」
長門「ふーっ!」
みくる「キョンくん、頑張りましたよ?」
古泉「どうぞ見てあげてください」
ハルヒ「え? あ、でも、え?」
キョン「なあ、ハルヒ! どうだ? 立派だろ?」
ハルヒ「ちょっ! 来んな! 近寄らないで!」
シーン
古泉「……あの」
みくる「涼宮さん、酷い……」
キョン「……」
長門「ふーっ!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:59:00.00 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「だっ、だって! その……人前に出すもんじゃないでしょ!」
古泉「彼は今現在、出してます」
みくる「せっかく、キョンくんが包茎手術でズルむけになったのに……」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……いいんです、朝比奈さん」
みくる「キョンくん!?」
キョン「ハルヒは、俺の陰茎なんて、どうでもいいんですよ!」
ダッ タタタ……
古泉「あっ!」
みくる「出したまま、出て行っちゃいました」
長門「ふーっ! ……あれ?」
ハルヒ「何なのよ……あたしが、悪いの?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:03:52.73 ID:G9SzekiP0
ダダダダダダ……
キョン(糞っ! ハルヒは俺の陰茎になんて、これっぱかしも興味が無いんだ!)
キョン(ハルヒのバーカ! アホー! うんこったれー!)
ドンッ
キョン「あ……すみません」
岡部「んー。廊下は走ってはいかんぞ……んむ?」
キョン「?」
岡部「その手術跡……お前、包茎手術をしたのか!」
キョン「あ、はい……」
岡部「それにしては元気が無いな。先生に話してみないか?」
キョン「……実は……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:08:30.30 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「団長として、団員の包茎手術の結果を見届ける……!」
ハルヒ「模造紙を持ってきて!」
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
ハルヒ「これからパーティするわよ!」
みくる「お料理の用意しましょう!」
長門「彼の陰茎に蝋燭を立てなければ」
古泉「しかし、まずは彼をここへ戻って来させないと」
古泉「電話してみます」
~おかけになった電話番号は現在~
古泉「出ません」
ハルヒ「手分けして探すわよ! モロ出しだからすぐ見つかるわ!」
古泉「」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:09:25.10 ID:G9SzekiP0
>>20の前にコレが抜けてました……
―団室サイド―
古泉「……という訳で、彼はコンプレックスを脱却したのです」
みくる「なのに、涼宮さんは、見もせずに……」
長門「息を吹きかけたら、ぴくぴくしてユニークだった」
ハルヒ「そう……キョンの気持ちは分かったわ」
ハルヒ「けど、やっぱり人前で見せるものじゃないでしょう?」
古泉「彼はいつも見せてたでしょう?」
みくる「そうです! チャックから、毎日こんにちわしてました!」
長門「皮余りの、陰茎を」
ハルヒ「……気づかなかった……団長失格ね……」
古泉「諦めるのはまだ早いですよ」
みくる「今からでも遅くありません!」
ハルヒ「……そ、そうよね!」
長門「ふーふーしたい」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:14:23.67 ID:G9SzekiP0
古泉「モロ出しですからね、見つかりますよ!」
みくる「他の人と間違えたらどうしましょう?」
長門「この学校で陰茎を出して歩くのは彼くらい。心配いらない」
ハルヒ「SOS団、出動!」
キョンの~ 陰茎~
包茎~ 手術の~ 成功を~
祝い~ 喜び~ 笑いあうため~
青春の~ 1ページ~ それが~ 生臭い~
ハルヒ「有希! 歌ってる場合じゃないでしょう!」
長門「ごめんなさい。練習してた」
みくる「まずはキョンくんを見つけてからです」
古泉「手分けして探しましょう!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:19:46.86 ID:G9SzekiP0
―岡部と二人きりサイド―
キョン「……という事なんです」
岡部「ふうむ。涼宮も小学生じゃないんだから、見るくらいできるだろうに」
キョン「あいつは! 俺の陰茎に興味が無いんですよ!」
岡部「馬鹿野郎!」
ふーっ!
キョン「ひゃいん!」
岡部「お前と涼宮の仲は、先生にだって分かる!」
岡部「あいつは、恥ずかしがってるだけだ!」
キョン「そんな……嘘だ!」
岡部「嘘なもんか! もう一度、じっくり見せてやれ! きっと喜んでくれるはずだ!」
キョン「先生……!」
岡部「俺も、自分の包茎をハンドボールで治した。その時の気持ちが、お前と被るんだ……」
キョン「行きます! 俺!」
タタタ……
岡部(青春だなあ……)
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:24:17.72 ID:G9SzekiP0
キョン(……ハルヒ、待ってろ! 今、俺の陰茎を!)
キョン(むけた亀頭を見せつけてやるからな!)
鶴屋「おーい! キョン君ー!」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「お! とうとう手術したんだね! お姉さん嬉しいよ!」
キョン「あ、ありがとうございます」
鶴屋「そだ! さっき、ハルにゃんたちがキョン君を探してたよ!」
キョン「俺を……?」
鶴屋「包茎手術成功パーティをするんだってさ! 校内はその噂で持ちきりだよ!」
キョン「俺の……包茎手術成功パーティ!」
キョン「鶴屋さん! 俺……!」
鶴屋「ふーっ!」
キョン「ぃやんっ!」
鶴屋「行くんだ、少年!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:28:22.04 ID:G9SzekiP0
俺は走った。
陰茎は、いつの間にか勃起していて、手術跡から血が流れていた。
だけど、かまうものか。
古泉が。
朝比奈さんが。
長門が。
ハルヒが、俺を待っている!
階段で谷口を蹴り落とし。
窓から国木田を放り投げ。
坂中の顔面に陰茎をぶつけのた打ち回り。
そして、俺は団室に着いた。
誰もいなかった。
だけど。
ホワイトボードに張ってある紙を見たんだ。
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
……ハルヒの字だ。
ありがとう、ハルヒ。
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:32:07.57 ID:G9SzekiP0
机の上に、メモがあった。
汚い、古泉の字だ。
『戻ってこられたら、体育館に来てください』
俺はメモを掴むと、ズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
身軽になった俺は、風のように走り出す。
名も知らない生徒が俺を見る。
俺は構わず走る。
走る。
走る。
走る。
陰茎はズキンズキンと痛み出したが、関係ない。
走って。
走って。
走って。
体育館の重いドアを開けた。
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:37:49.15 ID:G9SzekiP0
『おめでとう! キョン!』
大勢の声だ。
どうやら一学年分くらいの生徒が集まっているようだ。
鶴屋「いやー、ごめんね! 準備に時間が必要で、キョン君には遠回りしてもらったのさ!」
古泉「今日の主賓は貴方です。さあ、壇上へどうぞ」
みくる「バ、バニーガールに着替えました! 似合ってますか?」
キョン「みんな……ありがとう……俺、なんて言ったらいいか……」
鶴屋「おめでたいパーティに涙はいらないさ! さ、早く!」
キョン「壇上……」
そこにはハルヒがいた。
無表情で俺を見つめている。
俺は自分の心臓の音を聞きながら、一歩一歩、歩いた。
血が、地面に線を描く。
キョン「ハ、ハルヒ……」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:42:15.09 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「……めんね」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「ごめんね、キョン!」
キョン「ちょっ、抱きつくなって! 恥ずかしいだろ!」
ハルヒ「だって、だって! あたしはあんたの事、何も分かってなかった!」
ハルヒ「団長なのに! 同じクラスなのに!」
キョン「……いいんだ、ハルヒ。俺の陰茎、見てくれるか?」
今や血まみれの俺の陰茎。
でも。
ハルヒ「……かっこいいよ、キョン」
ハルヒは泣いていた。
でも、笑っていた。
長門「ふーっ! ふーっ!」
ハルヒはマイクを持って叫んだ。
ハルヒ「これより、【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】を始めるわ! みんな大いに楽しんでちょうだい! 」
歓声。
こんなに嬉しい事はない。
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:46:29.72 ID:G9SzekiP0
見知らぬ生徒が、男女問わず俺に話しかける。
「包茎脱却おめでとう!」
「かっこいいわよ!」
「素敵!」
長門「ふっふっふーっ!」
ああ! 俺はなんて幸せものなんだ!
こんなにたくさんの人に、非包茎を祝ってもらえるなんて!
ハルヒ「キョン! スピーチしなさい!」
マイクを渡される。
目の前には、四百人ほどの人数。
睾丸がキュッとなる。
だが、俺は話すべきだ。
仲間たちが用意してくれた、このパーティで。
キョン「あー、あー、テステス」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:52:42.43 ID:G9SzekiP0
キョン「みんな。俺の為に集まってくれてどうもありがとう」
キョン「俺の包茎は、今や無く、ズルむけの陰茎となった」
キョン「無論、俺の決意があってのことだが、みんなにも感謝しないといけない」
キョン「いつもモロ出しで歩いていて、不快な思いをさせていたことを謝罪したい」
キョン「しかし! 今日からは違う!」
キョン「象さんではない、ズルむけの大人の陰茎だ!」
キョン「チンカスの匂いも無くなる。小便の雫が垂れる事も無くなる!」
キョン「あえて言おう! 包茎はカスであると!」
キョン「包茎は死んだ! 何故だ! 手術したからだ!」
長門(坊やだからさ)
キョン「俺は、この場を借りて、最後に言いたい!」
キョン「ハルヒ! 俺は、ジョン・スミスだ!」
ハルヒ「え……嘘……!」
キョン「マジだ! お前が信じる、俺を信じろ!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:56:11.61 ID:G9SzekiP0
キョン「長門は宇宙人!」
キョン「古泉は超能力者!」
キョン「朝比奈さんは未来人!」
キョン「お前の望む全てがここにある!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あたしが望むのは、そんなのじゃない」
キョン「え……」
ハルヒ「キョンの、陰茎。良く、見せて?」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「血だらけ……ごめんね、あたしのせいだね」
キョン「いや、俺が走り回ったから……」
ハルヒ「でも、かっこいい。キョンの陰茎、かっこいいよ!」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……ハルヒ!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 00:02:00.42 ID:cSHh5PRH0 [1/4]
ハルヒ「思えば不思議なんて見つからなくても良かったの」
ハルヒ「SOS団でわいわい遊んで、それが楽しかった」
ハルヒ「キョンの陰茎を嫌がったせいで、それがなくなると思うと」
ハルヒ「耐えたれなかった」
ハルヒ「陰茎に目を背けていたんじゃない」
ハルヒ「すぐ近くにある、こんな不思議に気づかなかったあたしが悪いの」
ハルヒ「……蝋燭、陰茎に立てていい?」
キョン「ああ」
ハルヒ「さ、みんなで、一吹きずつ吹いていきましょう!」
ハルヒは顔を赤らめながら吹いた。
古泉、朝比奈さんは気持ちを込めて吹いた。
長門は何度も吹いた。
他のみんなも、一声ずつ声をかけ、吹いてくれた。
ありがとう、みんな!
ありがとう、SOS団!
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 00:09:09.44 ID:cSHh5PRH0 [2/4]
―――
その日から、俺は一週間、学校を休んだ。
無理をして、手術跡が破れてしまい、再手術&安静にしているように医者に言われたからだ。
毎日のように、SOS団のみんながお見舞いにきてくれた。
別に病気でもないのに、といったらハルヒに怒られた。
陰茎を大切にしない奴は大っ嫌いだ、って。
これからは、ちゃんと陰茎を大切にしようと思う。
ようやくむけて、顔を見せてくれた亀頭がピカピカ光る。
長門の顔が写っている。
ひょっとこみたいに口を尖らせて。
古泉によれば、なぜかハルヒの能力は消えたそうだ。
俺の包茎手術が、どうやら鍵だったらしい。
これからは、普通の生活が送れそうだ。
と言っても、あの団長さんに振り回され続けるのは確実だろうが。
今日は、登校する日だ。
下半身裸で、長い坂道を歩いていく。
少し短い、ポニーテイルが揺れているのが見えた
俺の亀頭も、揺れていた。
【完】
60 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/07/17(土) 00:12:00.55 ID:cSHh5PRH0 [3/4]
今回は友人が包茎手術を熱く語ってくれたので記念に書きました。
電話で教えると、何でか怒ってました。名前とか出してないのに。
包茎の皆さんがする時には、良い手術になる事を祈ってます。
66 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/07/17(土) 00:25:56.97 ID:cSHh5PRH0 [4/4]
あ、自分も火星人です。
丁寧に洗えば大丈夫ですよね。
キョン「そりゃあそうですよ。朝比奈さんだって、皮かむりは嫌でしょう?」
みくる「そうでもありませんよ? 余ってる方が可愛い時もありますし」
古泉「勃起した陰茎は、少々グロテスクですからね」
キョン「しかし衛生面での問題がだな」
長門「ちゃんと洗っておけば問題ない」
古泉「ですね。手入れが重要です」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:33:49.70 ID:G9SzekiP0
キョン「何だよ! 包茎の方が良かったってのか!?」
古泉「そうは言ってません。ただ、不衛生なのは手入れの問題かと」
みくる「キョンくん! ズルむけかっこいいですよ!?」
長門「そう。以前の象さんも良かったが、これはこれで男らしい」
キョン「ほ、ほんとか?」
みくる「ほんとです」
長門「ほんと」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:36:55.04 ID:G9SzekiP0
キョン「良かった。手術が報われないかと思った」
古泉「手術はどんな感じでしたか?」
キョン「局部麻酔でな、陰茎を触られてるのが分かるんだ」
みくる「い、痛そうです~」
キョン「いえ、麻酔で痛みは無いんですよ。ただ、感触だけ分かるんです」
長門「途中で麻酔がきれたり……」
キョン「実はそうなんだ」
古泉「もっふ!」
キョン「ちゃんと追加で注射されたから良かったけどな。ツキーンツキーンと痛み出した時は焦ったぜ」
みくる「ふえ~」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:40:05.27 ID:G9SzekiP0
古泉「執刀時間はどれくらいでしたか?」
キョン「二時間くらいだったんじゃねえかな」
みくる「終わったら歩いて帰ったんですか?」
キョン「いえ。麻酔がちゃんときれるまで寝てました」
キョン「それから、自転車で帰ろうとしたんですが……」
古泉「痛そうですね」
キョン「そう、無理だったんだ。タクシー呼んだよ」
長門「私に言ってくれれば情報操作でむいたのに」
キョン「流石に恥ずかしいよ!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:43:16.90 ID:G9SzekiP0
キョン「しかし、まだ亀頭が外気に触れるのは馴染まんな」
古泉「真性でしたっけ?」
キョン「ああ。むけた事がなかったからな」
みくる「じゃあ、初めましてですね~」
長門「これから宜しく」
キョン「どこに挨拶してるんですか二人とも」
古泉「ふーっ」
キョン「ひゃん! 古泉! やめろ!」
古泉「むっふふ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:47:42.83 ID:G9SzekiP0
みくる「でも、やっぱり傷跡が痛々しいです」
長門「治す?」
キョン「いや。経過を医者に見てもらわんといかんからな」
長門「そう」
古泉「しかし、思い切りましたね」
キョン「まあな。中学の頃から気になってたんだ」
古泉「もしかして佐々木さんですか?」
キョン「あいつ、俺の皮を引っ張るの好きだったからな」
みくる「じゃあ、今のキョンくんの陰茎を見たら悲しむでしょうね」
キョン「流石に高校生にもなって、人前で見せませんよ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:51:05.89 ID:G9SzekiP0
長門「ふーっ」
キョン「ちょっ! 長門!」
みくる「ふーっ!」
キョン「朝比奈さんまで!? やめてくださいって!」
古泉「すーっ!」
キョン「お前は何で吸うんだよ!? きもいよ!」
ガチャ
ハルヒ「遅れて来てゴメーン、誠にスイマメーン!」
ハルヒ「……」
長門「ふーっ!」
みくる「ふーっ!」
古泉「ぶぁっくしょんっ!」
ハルヒ「……どういう状況?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:54:59.39 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「キョ、キョン! あんた何出してんのよ!」
キョン「おお、ハルヒ! 俺、包茎手術受けたんだ!」
長門「ふーっ!」
みくる「キョンくん、頑張りましたよ?」
古泉「どうぞ見てあげてください」
ハルヒ「え? あ、でも、え?」
キョン「なあ、ハルヒ! どうだ? 立派だろ?」
ハルヒ「ちょっ! 来んな! 近寄らないで!」
シーン
古泉「……あの」
みくる「涼宮さん、酷い……」
キョン「……」
長門「ふーっ!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:59:00.00 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「だっ、だって! その……人前に出すもんじゃないでしょ!」
古泉「彼は今現在、出してます」
みくる「せっかく、キョンくんが包茎手術でズルむけになったのに……」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……いいんです、朝比奈さん」
みくる「キョンくん!?」
キョン「ハルヒは、俺の陰茎なんて、どうでもいいんですよ!」
ダッ タタタ……
古泉「あっ!」
みくる「出したまま、出て行っちゃいました」
長門「ふーっ! ……あれ?」
ハルヒ「何なのよ……あたしが、悪いの?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:03:52.73 ID:G9SzekiP0
ダダダダダダ……
キョン(糞っ! ハルヒは俺の陰茎になんて、これっぱかしも興味が無いんだ!)
キョン(ハルヒのバーカ! アホー! うんこったれー!)
ドンッ
キョン「あ……すみません」
岡部「んー。廊下は走ってはいかんぞ……んむ?」
キョン「?」
岡部「その手術跡……お前、包茎手術をしたのか!」
キョン「あ、はい……」
岡部「それにしては元気が無いな。先生に話してみないか?」
キョン「……実は……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:08:30.30 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「団長として、団員の包茎手術の結果を見届ける……!」
ハルヒ「模造紙を持ってきて!」
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
ハルヒ「これからパーティするわよ!」
みくる「お料理の用意しましょう!」
長門「彼の陰茎に蝋燭を立てなければ」
古泉「しかし、まずは彼をここへ戻って来させないと」
古泉「電話してみます」
~おかけになった電話番号は現在~
古泉「出ません」
ハルヒ「手分けして探すわよ! モロ出しだからすぐ見つかるわ!」
古泉「」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:09:25.10 ID:G9SzekiP0
>>20の前にコレが抜けてました……
―団室サイド―
古泉「……という訳で、彼はコンプレックスを脱却したのです」
みくる「なのに、涼宮さんは、見もせずに……」
長門「息を吹きかけたら、ぴくぴくしてユニークだった」
ハルヒ「そう……キョンの気持ちは分かったわ」
ハルヒ「けど、やっぱり人前で見せるものじゃないでしょう?」
古泉「彼はいつも見せてたでしょう?」
みくる「そうです! チャックから、毎日こんにちわしてました!」
長門「皮余りの、陰茎を」
ハルヒ「……気づかなかった……団長失格ね……」
古泉「諦めるのはまだ早いですよ」
みくる「今からでも遅くありません!」
ハルヒ「……そ、そうよね!」
長門「ふーふーしたい」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:14:23.67 ID:G9SzekiP0
古泉「モロ出しですからね、見つかりますよ!」
みくる「他の人と間違えたらどうしましょう?」
長門「この学校で陰茎を出して歩くのは彼くらい。心配いらない」
ハルヒ「SOS団、出動!」
キョンの~ 陰茎~
包茎~ 手術の~ 成功を~
祝い~ 喜び~ 笑いあうため~
青春の~ 1ページ~ それが~ 生臭い~
ハルヒ「有希! 歌ってる場合じゃないでしょう!」
長門「ごめんなさい。練習してた」
みくる「まずはキョンくんを見つけてからです」
古泉「手分けして探しましょう!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:19:46.86 ID:G9SzekiP0
―岡部と二人きりサイド―
キョン「……という事なんです」
岡部「ふうむ。涼宮も小学生じゃないんだから、見るくらいできるだろうに」
キョン「あいつは! 俺の陰茎に興味が無いんですよ!」
岡部「馬鹿野郎!」
ふーっ!
キョン「ひゃいん!」
岡部「お前と涼宮の仲は、先生にだって分かる!」
岡部「あいつは、恥ずかしがってるだけだ!」
キョン「そんな……嘘だ!」
岡部「嘘なもんか! もう一度、じっくり見せてやれ! きっと喜んでくれるはずだ!」
キョン「先生……!」
岡部「俺も、自分の包茎をハンドボールで治した。その時の気持ちが、お前と被るんだ……」
キョン「行きます! 俺!」
タタタ……
岡部(青春だなあ……)
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:24:17.72 ID:G9SzekiP0
キョン(……ハルヒ、待ってろ! 今、俺の陰茎を!)
キョン(むけた亀頭を見せつけてやるからな!)
鶴屋「おーい! キョン君ー!」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「お! とうとう手術したんだね! お姉さん嬉しいよ!」
キョン「あ、ありがとうございます」
鶴屋「そだ! さっき、ハルにゃんたちがキョン君を探してたよ!」
キョン「俺を……?」
鶴屋「包茎手術成功パーティをするんだってさ! 校内はその噂で持ちきりだよ!」
キョン「俺の……包茎手術成功パーティ!」
キョン「鶴屋さん! 俺……!」
鶴屋「ふーっ!」
キョン「ぃやんっ!」
鶴屋「行くんだ、少年!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:28:22.04 ID:G9SzekiP0
俺は走った。
陰茎は、いつの間にか勃起していて、手術跡から血が流れていた。
だけど、かまうものか。
古泉が。
朝比奈さんが。
長門が。
ハルヒが、俺を待っている!
階段で谷口を蹴り落とし。
窓から国木田を放り投げ。
坂中の顔面に陰茎をぶつけのた打ち回り。
そして、俺は団室に着いた。
誰もいなかった。
だけど。
ホワイトボードに張ってある紙を見たんだ。
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
……ハルヒの字だ。
ありがとう、ハルヒ。
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:32:07.57 ID:G9SzekiP0
机の上に、メモがあった。
汚い、古泉の字だ。
『戻ってこられたら、体育館に来てください』
俺はメモを掴むと、ズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
身軽になった俺は、風のように走り出す。
名も知らない生徒が俺を見る。
俺は構わず走る。
走る。
走る。
走る。
陰茎はズキンズキンと痛み出したが、関係ない。
走って。
走って。
走って。
体育館の重いドアを開けた。
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:37:49.15 ID:G9SzekiP0
『おめでとう! キョン!』
大勢の声だ。
どうやら一学年分くらいの生徒が集まっているようだ。
鶴屋「いやー、ごめんね! 準備に時間が必要で、キョン君には遠回りしてもらったのさ!」
古泉「今日の主賓は貴方です。さあ、壇上へどうぞ」
みくる「バ、バニーガールに着替えました! 似合ってますか?」
キョン「みんな……ありがとう……俺、なんて言ったらいいか……」
鶴屋「おめでたいパーティに涙はいらないさ! さ、早く!」
キョン「壇上……」
そこにはハルヒがいた。
無表情で俺を見つめている。
俺は自分の心臓の音を聞きながら、一歩一歩、歩いた。
血が、地面に線を描く。
キョン「ハ、ハルヒ……」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:42:15.09 ID:G9SzekiP0
ハルヒ「……めんね」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「ごめんね、キョン!」
キョン「ちょっ、抱きつくなって! 恥ずかしいだろ!」
ハルヒ「だって、だって! あたしはあんたの事、何も分かってなかった!」
ハルヒ「団長なのに! 同じクラスなのに!」
キョン「……いいんだ、ハルヒ。俺の陰茎、見てくれるか?」
今や血まみれの俺の陰茎。
でも。
ハルヒ「……かっこいいよ、キョン」
ハルヒは泣いていた。
でも、笑っていた。
長門「ふーっ! ふーっ!」
ハルヒはマイクを持って叫んだ。
ハルヒ「これより、【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】を始めるわ! みんな大いに楽しんでちょうだい! 」
歓声。
こんなに嬉しい事はない。
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:46:29.72 ID:G9SzekiP0
見知らぬ生徒が、男女問わず俺に話しかける。
「包茎脱却おめでとう!」
「かっこいいわよ!」
「素敵!」
長門「ふっふっふーっ!」
ああ! 俺はなんて幸せものなんだ!
こんなにたくさんの人に、非包茎を祝ってもらえるなんて!
ハルヒ「キョン! スピーチしなさい!」
マイクを渡される。
目の前には、四百人ほどの人数。
睾丸がキュッとなる。
だが、俺は話すべきだ。
仲間たちが用意してくれた、このパーティで。
キョン「あー、あー、テステス」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:52:42.43 ID:G9SzekiP0
キョン「みんな。俺の為に集まってくれてどうもありがとう」
キョン「俺の包茎は、今や無く、ズルむけの陰茎となった」
キョン「無論、俺の決意があってのことだが、みんなにも感謝しないといけない」
キョン「いつもモロ出しで歩いていて、不快な思いをさせていたことを謝罪したい」
キョン「しかし! 今日からは違う!」
キョン「象さんではない、ズルむけの大人の陰茎だ!」
キョン「チンカスの匂いも無くなる。小便の雫が垂れる事も無くなる!」
キョン「あえて言おう! 包茎はカスであると!」
キョン「包茎は死んだ! 何故だ! 手術したからだ!」
長門(坊やだからさ)
キョン「俺は、この場を借りて、最後に言いたい!」
キョン「ハルヒ! 俺は、ジョン・スミスだ!」
ハルヒ「え……嘘……!」
キョン「マジだ! お前が信じる、俺を信じろ!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:56:11.61 ID:G9SzekiP0
キョン「長門は宇宙人!」
キョン「古泉は超能力者!」
キョン「朝比奈さんは未来人!」
キョン「お前の望む全てがここにある!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あたしが望むのは、そんなのじゃない」
キョン「え……」
ハルヒ「キョンの、陰茎。良く、見せて?」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「血だらけ……ごめんね、あたしのせいだね」
キョン「いや、俺が走り回ったから……」
ハルヒ「でも、かっこいい。キョンの陰茎、かっこいいよ!」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……ハルヒ!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 00:02:00.42 ID:cSHh5PRH0 [1/4]
ハルヒ「思えば不思議なんて見つからなくても良かったの」
ハルヒ「SOS団でわいわい遊んで、それが楽しかった」
ハルヒ「キョンの陰茎を嫌がったせいで、それがなくなると思うと」
ハルヒ「耐えたれなかった」
ハルヒ「陰茎に目を背けていたんじゃない」
ハルヒ「すぐ近くにある、こんな不思議に気づかなかったあたしが悪いの」
ハルヒ「……蝋燭、陰茎に立てていい?」
キョン「ああ」
ハルヒ「さ、みんなで、一吹きずつ吹いていきましょう!」
ハルヒは顔を赤らめながら吹いた。
古泉、朝比奈さんは気持ちを込めて吹いた。
長門は何度も吹いた。
他のみんなも、一声ずつ声をかけ、吹いてくれた。
ありがとう、みんな!
ありがとう、SOS団!
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/17(土) 00:09:09.44 ID:cSHh5PRH0 [2/4]
―――
その日から、俺は一週間、学校を休んだ。
無理をして、手術跡が破れてしまい、再手術&安静にしているように医者に言われたからだ。
毎日のように、SOS団のみんながお見舞いにきてくれた。
別に病気でもないのに、といったらハルヒに怒られた。
陰茎を大切にしない奴は大っ嫌いだ、って。
これからは、ちゃんと陰茎を大切にしようと思う。
ようやくむけて、顔を見せてくれた亀頭がピカピカ光る。
長門の顔が写っている。
ひょっとこみたいに口を尖らせて。
古泉によれば、なぜかハルヒの能力は消えたそうだ。
俺の包茎手術が、どうやら鍵だったらしい。
これからは、普通の生活が送れそうだ。
と言っても、あの団長さんに振り回され続けるのは確実だろうが。
今日は、登校する日だ。
下半身裸で、長い坂道を歩いていく。
少し短い、ポニーテイルが揺れているのが見えた
俺の亀頭も、揺れていた。
【完】
60 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/07/17(土) 00:12:00.55 ID:cSHh5PRH0 [3/4]
今回は友人が包茎手術を熱く語ってくれたので記念に書きました。
電話で教えると、何でか怒ってました。名前とか出してないのに。
包茎の皆さんがする時には、良い手術になる事を祈ってます。
66 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/07/17(土) 00:25:56.97 ID:cSHh5PRH0 [4/4]
あ、自分も火星人です。
丁寧に洗えば大丈夫ですよね。
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長門がかわいすぎる
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