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唯「わたしってもしかして天才なのかなあ?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 19:50:28.25 ID:10M7+xb30 [1/22]
憂「え?」
唯「だって休み時間とかにちょっと勉強しただけなのに高得点ばっかりだし…」
憂「あはっ お姉ちゃんやっと気付いたの?」
唯「え!?憂は知ってたの?」
憂「うん。お姉ちゃんは天才だよ」
憂「え?」
唯「だって休み時間とかにちょっと勉強しただけなのに高得点ばっかりだし…」
憂「あはっ お姉ちゃんやっと気付いたの?」
唯「え!?憂は知ってたの?」
憂「うん。お姉ちゃんは天才だよ」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 19:53:55.04 ID:10M7+xb30 [2/22]
唯「そっかー…わたしって天才なのか…」
憂「お姉ちゃんとっくに知ってるのかと思ってたよ。」
唯「ねえ!じゃあさぁ、わたしこれから頑張れば和ちゃんと同じ大学いけるかな!?」
憂「どこの大学?」
唯「K大だよ」
憂「お姉ちゃんなら頑張ればなんとかなると思うよ!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 19:55:43.31 ID:10M7+xb30
唯「おぉーっ、ほんとうかい憂!!」ユサユサ
憂「ほんとほんと!誓ってもいいよ」
唯「よーっし、じゃあいっちょ今日からがんばっちゃおうかな!」
憂「その意気その意気」
唯「よぉーし」フンス
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 19:58:40.27 ID:10M7+xb30
唯「ふぅ、お風呂も入ったし…明日は確か数学のテストがあったよね…
とりあえずその勉強をしてみよう」
唯「おぉー家で教科書開くのはじめてだよ~」パラパラ
唯「えーと確か101ページからだよね。」
12時
憂「お姉ちゃん、私先に寝るねー…ふぁ」
唯「うん!オヤスミー」カリカリ
憂(お姉ちゃんが真剣に勉強してる…スゴイ…)
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:02:31.89 ID:10M7+xb30
しゃっ しゃっ しゃっ
唯「やった!この問題も正解 えーとあとは…」パラパラ
唯「ん?もうおしまいかぁ…今のが応用問題?
もっと問題のってないのかな…
あ、確かお父さんが買ってきた参考書があったよね…」ガサゴソ
唯「ふぅー…はっ!もう5時かぁ…
もう寝なきゃ明日眠たくなっちゃうよ…」
唯「はぁ、それにしても、初めて本気で勉強したなぁ
勉強したあとのたっせいかんっていいなぁ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:06:18.52 ID:10M7+xb30
憂「お姉ちゃん、もう起きなきゃチコクしちゃうよー」
唯「んー…ういーいま何時?」
憂「7時30分だよー」
唯「!!大変!!数学のテストが!!!!」
唯「はぁ…はぁ…」
さわ子「平沢さん?もうテストが始まるわよ!」
唯「ご…ごめんなさーい…はぁはぁ」
さわ子「いいから早く座って」
姫子(寝坊したの?)
唯(うん…えへへ~)
さわ子「じゃあテスト始めるわよ~」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:13:59.08 ID:10M7+xb30
さわ子「…はい!終了よ。後ろの人集めてきて」
ヤバーイナニイマノ? マジワケワカンナーイ ムズスギダシー
さわ子「おしゃべりはあとにしてー」
唯「ふぅー終わったぁ…あー眠気が…」すー
澪「今日のテストすっごく難しかったな」
律「あぁ。自信ある問題一問くらいしかないぜ」
紬「時間足りなかったわー」
唯「……」
澪「唯は一門くらい解けたのか?まさか赤点じゃないだろうな」
唯「大丈夫だよーわたし勉強したもん」
律「ほんとかー?」
唯「ほんとだよーがんばったんだよ」
紬「唯ちゃんはカンがよく当たるからきっと大丈夫ね」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:19:41.26 ID:10M7+xb30
放課後
澪「あぁ…やばい…今日のテスト…」
律「私もだ…」
澪「はぁ、まあいっか…皆難しいって言ってたし」
紬「そうそう」
律「ムギでさえ○○点だもんなー
あっ、そういえば唯の点数だけ聞いてないな」
唯「ふも?」
澪「あーあー…口にケーキついてるぞ」
梓「しょうがないですねー」フキフキ
唯「んーありがとー」
律「で、何点なんだよ?まさか一ケタじゃないだろうな」ニヤニヤ
唯「100てんだよー」
律「あーあー100てんかーそりゃ……え!!!??」
澪「ヘッ!!!????」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:22:42.08 ID:10M7+xb30
紬「ひゃ…ひゃくてん?」
律「おい…冗談だろ?」
澪「あっ、あたりまえだろ???律」
唯「ほんとだもん!ほら答案」ズイ
澪「……!!!!???!?」
律「う、うわマジ…?」
紬「……」
梓「わぁ、す…すごいですー…」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:26:30.21 ID:10M7+xb30
澪「な…にゃんで唯にそんあ点数がとれるんだよ!!??」
梓(澪先輩…)
唯「昨日がんばって勉強したんだー」
紬「スゴイ…本当にスゴイわ唯ちゃん」
律「っかーおどろいたなー…」
唯「そう?まあ頑張ったからね!ぶい!」
梓「すごいですー」
澪「・・・・・・・・・・・」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:30:45.55 ID:10M7+xb30
唯「ただいまー」
憂「おかえりー。もうご飯できてるよー」
唯「やったー!ねえみてみて!100点とったんだ!!」
憂「わぁ!やったねお姉ちゃん」
唯「えへへー。でも勉強ってけっこう楽しいね!」
憂「そうだよね!」
唯「よーし、がんばって絶対K大入るぞ!」
憂「わたしもお姉ちゃん見たらやる気がでてきたよ」
唯「おー!いっしょにがんばろーね!あ、ごちそうさまー」
憂(勉強に目覚めたお姉ちゃんもかわいい☆)
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:38:34.48 ID:10M7+xb30
唯はそれから毎日勉強をすることを習慣とした
そして期末試験後
唯「…え?学年トップ!?」
さわ子「ええ。びっくりしたわ。まさかあなたが…」
唯「じゃあ、K大入れるかな?先生」
さわ子「K大?うーん…あーでも…あなた次第ね。もしかしたらK大どころかT大も夢じゃないかもしれないわよ」
唯「T大!?」
さわ子「あなたは今まで勉強をしてこなかっただけで頭脳はいいみたいだし…未知数なのよね
まあさすがに今からじゃ厳しいかもしれないけど、がんばってみたら?」
唯「T大かぁ…T大に入れば勝ち組って聞いたことあるよ…
よーし!わたしT大に入る!」
さわ子「頑張りなさいね^^(こう言っとけばこれからも勉強頑張るわよね)」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:44:52.01 ID:10M7+xb30
しゃっ しゃっ しゃっ
唯「よーし、また全問正解だ!」
唯「でも学年で一番かぁー。うれしいなあー
ムギちゃんとかに勉強教えてもらったりしてたけど
私も教えられるかもね!」
…ピタッ
唯「ていうか、ただ毎日勉強しただけで一番とれちゃうなんて…
皆ってバカなんだなぁ。勉強する時間無駄じゃない?」
唯「効率が悪いというか要領が悪いというか…」ブツブツ
憂(あわわ…お姉ちゃんがなんかすごい独り言いってる…)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:51:40.91 ID:10M7+xb30
憂「お…おねえちゃ~ん」
唯「ん?」
憂「ココア飲む~?」
唯「あ、いいの?ありがとー」ズズッ
憂「すごい勉強がんばってるね」
唯「うん。このまえは学年で一番とったんだよ」
憂「!!す…すごい…」
唯「あ、ちょっと邪魔しないで……」カリカリ
憂「あ、ごめん…」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:00:40.27 ID:10M7+xb30
唯「ふぅ…そろそろ寝よっかな」
憂「お疲れ様ー」
唯「ん」
憂「でも本当スゴイよお姉ちゃん。学年一位なんて。本当に頑張ったんだね!」
唯「あぁ、うん…でもねー」
憂「ん?」
唯「正直、あんな低レベルな高校の学年トップ取っても何もすごくないよ
金積めば入れる馬鹿な私立高だしね…T大に入るんだったら
こんなので満足してられないよ…」フッ
憂「お、お、おねえちゃん…」
唯「あ、なんか変な話してゴメンね憂。憂も桜高生なのにね…ハハ」
憂「ううん…」
唯「あ、電気消したいから…いい?」
憂「あ、うん!おやすみおねーちゃん」
唯「ふぅ…あー肩こるわ…」
憂(どうしよう…お姉ちゃんなんか黒い…でもかっこいい…)ドキドキ
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:08:38.53 ID:10M7+xb30
憂「おねえちゃーんおはよー」
唯「おはよー」
憂「あのさぁ、わたしもあれから勉強したんだけどわからない問題があって…」
唯「ん?どれ?」
憂「これなんだけど…」
唯「あーこれはね、この式を使うんだよ。まずここがこうでしょ…」
憂「あ!そ、そっかぁ」
唯「わかった?」
憂「すっごくわかりやすかったよ」
唯「ありがとー」
憂「こっちこそありがとね」
唯「うん。憂、この程度の問題は普通にとけないとだめだよ?
バカになっちゃうよ。憂は頭いいんだから頑張りなね」
憂「う、うん!お姉ちゃん」
憂(お姉ちゃんに叱られちゃった///)ドキドキ
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:38:50.67 ID:10M7+xb30
律「唯!」
唯「あ・・律ちゃんおはよー なーに?」
律「最近おまえ部活で寝てばっかじゃんか
なまけすぎだぞ!」
唯「ごめーん 最近眠くてさぁ・・」
律「私たちはもうすぐ引退なんだぞ?最後は皆で最高のライブにしたいだろ」
唯「んー・・」
澪「唯は勉強してるからねむいんだよ律」
律「え?」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:45:08.82 ID:10M7+xb30
澪「唯は天才だもん。なあ唯?T大入るんだってな」
律「T大!?」
澪「私たちと遊んでる暇なんかないんだよなw」
唯「・・・・」
律「何?どうした?何があったんだよ」
書き手が代わります
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:08:16.95 ID:becXgtH+0 [2/13]
澪「唯、お前もう軽音なんてやる気ないんだろ?」
唯「・・・」
澪「そうなんだろ!?なんか言ったらどうなんだよ!!」
律「お、おいやめr」
唯「うん、そうだよ」
律「!?」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:12:15.75 ID:becXgtH+0 [3/13]
唯「ハッキリ言っちゃうと、ね」
唯「こんなバンドごっこ、すっごくくだらない物に思えてきて」
律「な・・・何を言い出すんだよ」
唯「じゃ、そういうことだから私もう帰るね」
律「お、おい!」
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:16:15.45 ID:becXgtH+0 [4/13]
ドア「ガチャ」
梓「遅れてすいまs・・・」
律「待てよ唯っ!どうしてそんな!!」
唯「だから、もうこんなコトやってられないってことだよ」
梓「??ど、どうしたんですか?」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:21:09.38 ID:becXgtH+0 [5/13]
唯「あ、あずにゃん 私もう軽音やめようと思ってさ」
梓「え?ど、どういう・・・」
唯「それで、もう帰るからさそこをどいて」ガチャ
梓「ゆ、唯先ぱ・・・」
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:30:44.00 ID:becXgtH+0 [6/13]
-- -- - - - -
- - - -
- --
梓「な、なんだったんですか今の・・・唯先輩、軽音やめるって・・・」
律「それが・・・」
澪「唯はお勉強で忙しいから、私たちなんかには構ってられないってさ」
澪「ちょっと勉強が出来るようになったからって、調子に乗って・・・」
律「やめろよ澪!・・・そんな言い方」
268 名前:>>264俺は乗っ取りだけどな[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:37:38.79 ID:becXgtH+0 [7/13]
澪「いいんだよあんな奴!放っておけば」
律「だからやめろってばっっ!!」
梓「でも、たしかに澪先輩の言うことも分かるような・・・」
律「梓!」
梓「だって・・・最近の唯先輩、部室にも殆ど顔を見せにもこなかったし」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:43:12.00 ID:becXgtH+0 [8/13]
梓「たまに会ったとき話をしても、一言目には勉強、勉強って・・・」
律「(確かに・・・)で、でも唯は私たちの、軽音部の仲間だろ!?」
澪「本当にそうなのかな」
律「え・・・?」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:49:08.06 ID:becXgtH+0 [9/13]
澪「部室に来ないだけじゃない」
澪「暇さえあれば机に向かって勉強ばかりして、私達と話すらしようとしない」
澪「これでもまだ、仲間って言えるのか?」
律「・・・っ」
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:52:51.95 ID:becXgtH+0 [10/13]
律「・・・ ・・・とりあえず今日はもう帰ろうぜ、今話しても、しょうがないし」
律「それで、皆、少し冷静になろう」
澪「・・・」
律「唯のことはまた後で話そう」
律「澪、梓、それでいいか?」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:54:42.37 ID:becXgtH+0 [11/13]
梓「そう・・・ですね、今日はもう遅いですし」
律「それじゃぁ、また明日な」
澪「・・・」
梓「それじゃあ、先に帰りますね」ガチャ
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:56:09.58 ID:becXgtH+0 [12/13]
律「澪も、ちょっと頭冷やしておけよ・・・」
澪「・・・うん」
律「それじゃ、私も帰るから・・・」ガチャ
澪「・・・」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:59:46.87 ID:becXgtH+0 [13/13]
――澪の部屋――
澪「・・・クソッ」
澪(律にはああ言われたが・・・思い出すだけで腹が立つ)
澪(軽音部のこともそうだけど)
澪(たまに話をすれば、あの唯の人を見下したような態度!)
澪(このままじゃ許せない)
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:06:08.58 ID:nby3HnTj0 [1/20]
澪(仕返しだ、仕返ししてやる・・・!)
澪(で、でも、私一人じゃ怖いな)
澪(どうしよう・・・・・・)
澪「そ、そうだっ!」
プルルル
澪『もしもし、私だ』
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:11:18.08 ID:nby3HnTj0 [2/20]
梓『澪先輩?こんな時間にどうしたんですか?』
澪『悪いな、だけど大事なことなんだ』
澪『梓は唯のことどう思う?』
梓『ど、どうって言われても・・・』アセ
澪『素直に話してくれ、頼む』
梓『え、えーっと・・・』
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:18:04.36 ID:nby3HnTj0 [3/20]
梓『正直いって・・・ちょっと今の唯先輩はおかしいかな、と思います』
梓『全然部室にも来ないし、私たちのことはもうどうでもいいのかなって、思われてる気がして・・・』
澪『あぁ、そうだな・・・確かにそうだろう』
梓『やっぱり、そうなんですかね・・・』
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:20:07.13 ID:nby3HnTj0 [4/20]
澪『それに・・・』
梓『それに?』
澪『なんだか、私は、唯にバカにされてるように思うんだ』
梓『え?』
299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:24:52.60 ID:nby3HnTj0 [5/20]
澪『たまに口を開けば勉強やテストの自慢ばかり』
澪『それでもって、自慢するだけしてすぐに勉強に戻る』
澪『これはもう、そうとしか考えられないだろ』
梓『・・・!』
澪『梓は、どう思う?』
301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:26:02.56 ID:nby3HnTj0 [6/20]
梓(私は・・・)
梓(・・・)
澪『なあ、梓』
梓『私も、そう思います』
304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:31:29.63 ID:nby3HnTj0 [7/20]
澪『梓』
梓『・・・はい』
澪『こんなこと、言ってもいいのか分からないけど・・・』
梓『・・・』
澪『私、唯に、唯のやつに仕返ししてやりたいんだ』
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:37:13.03 ID:nby3HnTj0 [8/20]
梓(・・・!!)
梓『わ、わたし・・・』
梓『・・・ ・・・』
澪『梓』
梓『私は・・・』
310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:42:03.70 ID:nby3HnTj0 [9/20]
次の日
――早朝、桜高 3年2組――
梓「本当にやるんですか?」
澪「ああ、梓は見張りをしていてくれ」
梓「・・・はい」
313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:46:27.44 ID:nby3HnTj0 [10/20]
澪(昨日、急いで用意したこの泥に虫を大量に入れたものを)
ドサササ
澪(唯の机に入れて・・・っと)
澪(時間が無かったからこのくらいしか思い浮かばなかったけど、唯には結構堪えるはず)
澪「終わったぞ梓、見つからないうちに一旦家に帰るぞ」
梓「は、はい・・・」
320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:55:56.52 ID:nby3HnTj0 [11/20]
――三時間後、桜高――
澪(そろそろいいかな、唯の様子を見に行こう)
澪はそう思いながら校内に足を踏み入れた
校内は生徒たちのざわめきであふれ返っている
澪(やっぱり騒ぎになってるか、でも問題ない・・・よな)
澪がそう考えていると、澪の元によく知っている人物が駆け寄ってきた
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:01:15.83 ID:nby3HnTj0 [12/20]
紬「み、み、み、澪ちゃんこれはどういうことなの!?」
澪「ど、どうしたんだムギ」
紬「こ、この写真は本当なの!!?」
そういうと紬は澪に写真を突きつけた
その写真には、唯の机に泥を入れている澪の姿と、その傍にいる梓の姿が写っていた
澪(え・・・?)
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:07:33.56 ID:nby3HnTj0 [13/20]
澪「こ、これはなんなんだ!?どうしてこんなものが!!!?」
紬「この写真がね、校内のいたるところに貼り付けてあったの」
澪「そんなっ!嘘だ嘘だ!!なにかの間違いだ!!!!」
気がつくと他の生徒たちが澪を取り囲むような形になっていた
皆一様に澪を腫物を見るかのような目で見ている
328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:10:49.92 ID:nby3HnTj0 [14/20]
紬「皆この写真は見ているわ、もう言い逃れはできないわ・・・悲しいけれど」
澪「あ、あ・・・」
澪「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
澪は周りの生徒を突き飛ばすと一目散に外へ逃げ出した
ひたすらひたすら走り続け
気がつくと澪は、見覚えのない街中に居た
333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:14:47.83 ID:nby3HnTj0 [15/20]
澪「はぁ・・・はぁ・・・」
澪「ど、どうして写真なんか取られてたんだ・・・な、なんで・・・?」
唯「こんなところに居たんだ、澪ちゃん♪」
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:21:59.63 ID:nby3HnTj0 [16/20]
澪「な、ゆ、唯」
唯「ふふ、澪ちゃん、今どんな気持ち?」
澪「あ、あ、どんな気持ちもなにもないっ!あれは一体どういうことだ!!!?!?」
唯「あれっていうのは、あの写真のこと?」
澪「そうだ!もしかしてお前の仕業か!?」
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:29:54.49 ID:nby3HnTj0 [17/20]
唯「おおぉ~私より頭の悪い澪ちゃんでも流石に気づけたかぁ~」
澪「(クソ野郎が・・・チクショオ・・・)」
唯「ねぇ知りたくない?どうして証拠を握られたのか」
澪「・・・」
唯「私天才だからねぇ、昨日あれだけ喧嘩になれば」
唯「短気な澪ちゃんはすぐに行動を移すことは予感できたよ」
339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:35:49.91 ID:nby3HnTj0 [18/20]
澪「がああああああああああああああああクソヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
唯の発言により激昂した澪は唯に殴りかかろうとする
しかし突如足に衝撃と激痛が走り派手にすっ転んでしまう
澪「ぐ・・・ああ・・あ・・・」
憂「これでいい?」
唯「流石私の妹!よくやってくれました」
344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:41:03.16 ID:nby3HnTj0 [19/20]
地面に倒れこむ澪に唯は話しかける
唯「私が写真を撮ったことをバラせば」
「澪ちゃんがすぐに暴力に訴えてくるのも分かってたよ」
「だから憂にもこっそりと後を付けてもらってたんだ」
唯「流石は私!」
唯「それじゃ憂、学校に戻ろうか」
憂「うん、お姉ちゃん」
この後、梓と澪はこの件により退学になり
唯も抜けた軽音部は活動不可になり廃部となった
~fin~
347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:44:29.62 ID:nby3HnTj0 [20/20]
正直眠かった上に明日早かったので急展開にしてしまった
俺に才能がないのはよく分かったので>>1早く帰ってこい
俺は寝る
唯「そっかー…わたしって天才なのか…」
憂「お姉ちゃんとっくに知ってるのかと思ってたよ。」
唯「ねえ!じゃあさぁ、わたしこれから頑張れば和ちゃんと同じ大学いけるかな!?」
憂「どこの大学?」
唯「K大だよ」
憂「お姉ちゃんなら頑張ればなんとかなると思うよ!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 19:55:43.31 ID:10M7+xb30
唯「おぉーっ、ほんとうかい憂!!」ユサユサ
憂「ほんとほんと!誓ってもいいよ」
唯「よーっし、じゃあいっちょ今日からがんばっちゃおうかな!」
憂「その意気その意気」
唯「よぉーし」フンス
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 19:58:40.27 ID:10M7+xb30
唯「ふぅ、お風呂も入ったし…明日は確か数学のテストがあったよね…
とりあえずその勉強をしてみよう」
唯「おぉー家で教科書開くのはじめてだよ~」パラパラ
唯「えーと確か101ページからだよね。」
12時
憂「お姉ちゃん、私先に寝るねー…ふぁ」
唯「うん!オヤスミー」カリカリ
憂(お姉ちゃんが真剣に勉強してる…スゴイ…)
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:02:31.89 ID:10M7+xb30
しゃっ しゃっ しゃっ
唯「やった!この問題も正解 えーとあとは…」パラパラ
唯「ん?もうおしまいかぁ…今のが応用問題?
もっと問題のってないのかな…
あ、確かお父さんが買ってきた参考書があったよね…」ガサゴソ
唯「ふぅー…はっ!もう5時かぁ…
もう寝なきゃ明日眠たくなっちゃうよ…」
唯「はぁ、それにしても、初めて本気で勉強したなぁ
勉強したあとのたっせいかんっていいなぁ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:06:18.52 ID:10M7+xb30
憂「お姉ちゃん、もう起きなきゃチコクしちゃうよー」
唯「んー…ういーいま何時?」
憂「7時30分だよー」
唯「!!大変!!数学のテストが!!!!」
唯「はぁ…はぁ…」
さわ子「平沢さん?もうテストが始まるわよ!」
唯「ご…ごめんなさーい…はぁはぁ」
さわ子「いいから早く座って」
姫子(寝坊したの?)
唯(うん…えへへ~)
さわ子「じゃあテスト始めるわよ~」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:13:59.08 ID:10M7+xb30
さわ子「…はい!終了よ。後ろの人集めてきて」
ヤバーイナニイマノ? マジワケワカンナーイ ムズスギダシー
さわ子「おしゃべりはあとにしてー」
唯「ふぅー終わったぁ…あー眠気が…」すー
澪「今日のテストすっごく難しかったな」
律「あぁ。自信ある問題一問くらいしかないぜ」
紬「時間足りなかったわー」
唯「……」
澪「唯は一門くらい解けたのか?まさか赤点じゃないだろうな」
唯「大丈夫だよーわたし勉強したもん」
律「ほんとかー?」
唯「ほんとだよーがんばったんだよ」
紬「唯ちゃんはカンがよく当たるからきっと大丈夫ね」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:19:41.26 ID:10M7+xb30
放課後
澪「あぁ…やばい…今日のテスト…」
律「私もだ…」
澪「はぁ、まあいっか…皆難しいって言ってたし」
紬「そうそう」
律「ムギでさえ○○点だもんなー
あっ、そういえば唯の点数だけ聞いてないな」
唯「ふも?」
澪「あーあー…口にケーキついてるぞ」
梓「しょうがないですねー」フキフキ
唯「んーありがとー」
律「で、何点なんだよ?まさか一ケタじゃないだろうな」ニヤニヤ
唯「100てんだよー」
律「あーあー100てんかーそりゃ……え!!!??」
澪「ヘッ!!!????」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:22:42.08 ID:10M7+xb30
紬「ひゃ…ひゃくてん?」
律「おい…冗談だろ?」
澪「あっ、あたりまえだろ???律」
唯「ほんとだもん!ほら答案」ズイ
澪「……!!!!???!?」
律「う、うわマジ…?」
紬「……」
梓「わぁ、す…すごいですー…」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:26:30.21 ID:10M7+xb30
澪「な…にゃんで唯にそんあ点数がとれるんだよ!!??」
梓(澪先輩…)
唯「昨日がんばって勉強したんだー」
紬「スゴイ…本当にスゴイわ唯ちゃん」
律「っかーおどろいたなー…」
唯「そう?まあ頑張ったからね!ぶい!」
梓「すごいですー」
澪「・・・・・・・・・・・」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:30:45.55 ID:10M7+xb30
唯「ただいまー」
憂「おかえりー。もうご飯できてるよー」
唯「やったー!ねえみてみて!100点とったんだ!!」
憂「わぁ!やったねお姉ちゃん」
唯「えへへー。でも勉強ってけっこう楽しいね!」
憂「そうだよね!」
唯「よーし、がんばって絶対K大入るぞ!」
憂「わたしもお姉ちゃん見たらやる気がでてきたよ」
唯「おー!いっしょにがんばろーね!あ、ごちそうさまー」
憂(勉強に目覚めたお姉ちゃんもかわいい☆)
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:38:34.48 ID:10M7+xb30
唯はそれから毎日勉強をすることを習慣とした
そして期末試験後
唯「…え?学年トップ!?」
さわ子「ええ。びっくりしたわ。まさかあなたが…」
唯「じゃあ、K大入れるかな?先生」
さわ子「K大?うーん…あーでも…あなた次第ね。もしかしたらK大どころかT大も夢じゃないかもしれないわよ」
唯「T大!?」
さわ子「あなたは今まで勉強をしてこなかっただけで頭脳はいいみたいだし…未知数なのよね
まあさすがに今からじゃ厳しいかもしれないけど、がんばってみたら?」
唯「T大かぁ…T大に入れば勝ち組って聞いたことあるよ…
よーし!わたしT大に入る!」
さわ子「頑張りなさいね^^(こう言っとけばこれからも勉強頑張るわよね)」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:44:52.01 ID:10M7+xb30
しゃっ しゃっ しゃっ
唯「よーし、また全問正解だ!」
唯「でも学年で一番かぁー。うれしいなあー
ムギちゃんとかに勉強教えてもらったりしてたけど
私も教えられるかもね!」
…ピタッ
唯「ていうか、ただ毎日勉強しただけで一番とれちゃうなんて…
皆ってバカなんだなぁ。勉強する時間無駄じゃない?」
唯「効率が悪いというか要領が悪いというか…」ブツブツ
憂(あわわ…お姉ちゃんがなんかすごい独り言いってる…)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 20:51:40.91 ID:10M7+xb30
憂「お…おねえちゃ~ん」
唯「ん?」
憂「ココア飲む~?」
唯「あ、いいの?ありがとー」ズズッ
憂「すごい勉強がんばってるね」
唯「うん。このまえは学年で一番とったんだよ」
憂「!!す…すごい…」
唯「あ、ちょっと邪魔しないで……」カリカリ
憂「あ、ごめん…」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:00:40.27 ID:10M7+xb30
唯「ふぅ…そろそろ寝よっかな」
憂「お疲れ様ー」
唯「ん」
憂「でも本当スゴイよお姉ちゃん。学年一位なんて。本当に頑張ったんだね!」
唯「あぁ、うん…でもねー」
憂「ん?」
唯「正直、あんな低レベルな高校の学年トップ取っても何もすごくないよ
金積めば入れる馬鹿な私立高だしね…T大に入るんだったら
こんなので満足してられないよ…」フッ
憂「お、お、おねえちゃん…」
唯「あ、なんか変な話してゴメンね憂。憂も桜高生なのにね…ハハ」
憂「ううん…」
唯「あ、電気消したいから…いい?」
憂「あ、うん!おやすみおねーちゃん」
唯「ふぅ…あー肩こるわ…」
憂(どうしよう…お姉ちゃんなんか黒い…でもかっこいい…)ドキドキ
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:08:38.53 ID:10M7+xb30
憂「おねえちゃーんおはよー」
唯「おはよー」
憂「あのさぁ、わたしもあれから勉強したんだけどわからない問題があって…」
唯「ん?どれ?」
憂「これなんだけど…」
唯「あーこれはね、この式を使うんだよ。まずここがこうでしょ…」
憂「あ!そ、そっかぁ」
唯「わかった?」
憂「すっごくわかりやすかったよ」
唯「ありがとー」
憂「こっちこそありがとね」
唯「うん。憂、この程度の問題は普通にとけないとだめだよ?
バカになっちゃうよ。憂は頭いいんだから頑張りなね」
憂「う、うん!お姉ちゃん」
憂(お姉ちゃんに叱られちゃった///)ドキドキ
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:38:50.67 ID:10M7+xb30
律「唯!」
唯「あ・・律ちゃんおはよー なーに?」
律「最近おまえ部活で寝てばっかじゃんか
なまけすぎだぞ!」
唯「ごめーん 最近眠くてさぁ・・」
律「私たちはもうすぐ引退なんだぞ?最後は皆で最高のライブにしたいだろ」
唯「んー・・」
澪「唯は勉強してるからねむいんだよ律」
律「え?」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 21:45:08.82 ID:10M7+xb30
澪「唯は天才だもん。なあ唯?T大入るんだってな」
律「T大!?」
澪「私たちと遊んでる暇なんかないんだよなw」
唯「・・・・」
律「何?どうした?何があったんだよ」
書き手が代わります
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:08:16.95 ID:becXgtH+0 [2/13]
澪「唯、お前もう軽音なんてやる気ないんだろ?」
唯「・・・」
澪「そうなんだろ!?なんか言ったらどうなんだよ!!」
律「お、おいやめr」
唯「うん、そうだよ」
律「!?」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:12:15.75 ID:becXgtH+0 [3/13]
唯「ハッキリ言っちゃうと、ね」
唯「こんなバンドごっこ、すっごくくだらない物に思えてきて」
律「な・・・何を言い出すんだよ」
唯「じゃ、そういうことだから私もう帰るね」
律「お、おい!」
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:16:15.45 ID:becXgtH+0 [4/13]
ドア「ガチャ」
梓「遅れてすいまs・・・」
律「待てよ唯っ!どうしてそんな!!」
唯「だから、もうこんなコトやってられないってことだよ」
梓「??ど、どうしたんですか?」
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:21:09.38 ID:becXgtH+0 [5/13]
唯「あ、あずにゃん 私もう軽音やめようと思ってさ」
梓「え?ど、どういう・・・」
唯「それで、もう帰るからさそこをどいて」ガチャ
梓「ゆ、唯先ぱ・・・」
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:30:44.00 ID:becXgtH+0 [6/13]
-- -- - - - -
- - - -
- --
梓「な、なんだったんですか今の・・・唯先輩、軽音やめるって・・・」
律「それが・・・」
澪「唯はお勉強で忙しいから、私たちなんかには構ってられないってさ」
澪「ちょっと勉強が出来るようになったからって、調子に乗って・・・」
律「やめろよ澪!・・・そんな言い方」
268 名前:>>264俺は乗っ取りだけどな[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:37:38.79 ID:becXgtH+0 [7/13]
澪「いいんだよあんな奴!放っておけば」
律「だからやめろってばっっ!!」
梓「でも、たしかに澪先輩の言うことも分かるような・・・」
律「梓!」
梓「だって・・・最近の唯先輩、部室にも殆ど顔を見せにもこなかったし」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:43:12.00 ID:becXgtH+0 [8/13]
梓「たまに会ったとき話をしても、一言目には勉強、勉強って・・・」
律「(確かに・・・)で、でも唯は私たちの、軽音部の仲間だろ!?」
澪「本当にそうなのかな」
律「え・・・?」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:49:08.06 ID:becXgtH+0 [9/13]
澪「部室に来ないだけじゃない」
澪「暇さえあれば机に向かって勉強ばかりして、私達と話すらしようとしない」
澪「これでもまだ、仲間って言えるのか?」
律「・・・っ」
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:52:51.95 ID:becXgtH+0 [10/13]
律「・・・ ・・・とりあえず今日はもう帰ろうぜ、今話しても、しょうがないし」
律「それで、皆、少し冷静になろう」
澪「・・・」
律「唯のことはまた後で話そう」
律「澪、梓、それでいいか?」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:54:42.37 ID:becXgtH+0 [11/13]
梓「そう・・・ですね、今日はもう遅いですし」
律「それじゃぁ、また明日な」
澪「・・・」
梓「それじゃあ、先に帰りますね」ガチャ
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:56:09.58 ID:becXgtH+0 [12/13]
律「澪も、ちょっと頭冷やしておけよ・・・」
澪「・・・うん」
律「それじゃ、私も帰るから・・・」ガチャ
澪「・・・」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/13(火) 23:59:46.87 ID:becXgtH+0 [13/13]
――澪の部屋――
澪「・・・クソッ」
澪(律にはああ言われたが・・・思い出すだけで腹が立つ)
澪(軽音部のこともそうだけど)
澪(たまに話をすれば、あの唯の人を見下したような態度!)
澪(このままじゃ許せない)
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:06:08.58 ID:nby3HnTj0 [1/20]
澪(仕返しだ、仕返ししてやる・・・!)
澪(で、でも、私一人じゃ怖いな)
澪(どうしよう・・・・・・)
澪「そ、そうだっ!」
プルルル
澪『もしもし、私だ』
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:11:18.08 ID:nby3HnTj0 [2/20]
梓『澪先輩?こんな時間にどうしたんですか?』
澪『悪いな、だけど大事なことなんだ』
澪『梓は唯のことどう思う?』
梓『ど、どうって言われても・・・』アセ
澪『素直に話してくれ、頼む』
梓『え、えーっと・・・』
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:18:04.36 ID:nby3HnTj0 [3/20]
梓『正直いって・・・ちょっと今の唯先輩はおかしいかな、と思います』
梓『全然部室にも来ないし、私たちのことはもうどうでもいいのかなって、思われてる気がして・・・』
澪『あぁ、そうだな・・・確かにそうだろう』
梓『やっぱり、そうなんですかね・・・』
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:20:07.13 ID:nby3HnTj0 [4/20]
澪『それに・・・』
梓『それに?』
澪『なんだか、私は、唯にバカにされてるように思うんだ』
梓『え?』
299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:24:52.60 ID:nby3HnTj0 [5/20]
澪『たまに口を開けば勉強やテストの自慢ばかり』
澪『それでもって、自慢するだけしてすぐに勉強に戻る』
澪『これはもう、そうとしか考えられないだろ』
梓『・・・!』
澪『梓は、どう思う?』
301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:26:02.56 ID:nby3HnTj0 [6/20]
梓(私は・・・)
梓(・・・)
澪『なあ、梓』
梓『私も、そう思います』
304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:31:29.63 ID:nby3HnTj0 [7/20]
澪『梓』
梓『・・・はい』
澪『こんなこと、言ってもいいのか分からないけど・・・』
梓『・・・』
澪『私、唯に、唯のやつに仕返ししてやりたいんだ』
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:37:13.03 ID:nby3HnTj0 [8/20]
梓(・・・!!)
梓『わ、わたし・・・』
梓『・・・ ・・・』
澪『梓』
梓『私は・・・』
310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:42:03.70 ID:nby3HnTj0 [9/20]
次の日
――早朝、桜高 3年2組――
梓「本当にやるんですか?」
澪「ああ、梓は見張りをしていてくれ」
梓「・・・はい」
313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:46:27.44 ID:nby3HnTj0 [10/20]
澪(昨日、急いで用意したこの泥に虫を大量に入れたものを)
ドサササ
澪(唯の机に入れて・・・っと)
澪(時間が無かったからこのくらいしか思い浮かばなかったけど、唯には結構堪えるはず)
澪「終わったぞ梓、見つからないうちに一旦家に帰るぞ」
梓「は、はい・・・」
320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 00:55:56.52 ID:nby3HnTj0 [11/20]
――三時間後、桜高――
澪(そろそろいいかな、唯の様子を見に行こう)
澪はそう思いながら校内に足を踏み入れた
校内は生徒たちのざわめきであふれ返っている
澪(やっぱり騒ぎになってるか、でも問題ない・・・よな)
澪がそう考えていると、澪の元によく知っている人物が駆け寄ってきた
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:01:15.83 ID:nby3HnTj0 [12/20]
紬「み、み、み、澪ちゃんこれはどういうことなの!?」
澪「ど、どうしたんだムギ」
紬「こ、この写真は本当なの!!?」
そういうと紬は澪に写真を突きつけた
その写真には、唯の机に泥を入れている澪の姿と、その傍にいる梓の姿が写っていた
澪(え・・・?)
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:07:33.56 ID:nby3HnTj0 [13/20]
澪「こ、これはなんなんだ!?どうしてこんなものが!!!?」
紬「この写真がね、校内のいたるところに貼り付けてあったの」
澪「そんなっ!嘘だ嘘だ!!なにかの間違いだ!!!!」
気がつくと他の生徒たちが澪を取り囲むような形になっていた
皆一様に澪を腫物を見るかのような目で見ている
328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:10:49.92 ID:nby3HnTj0 [14/20]
紬「皆この写真は見ているわ、もう言い逃れはできないわ・・・悲しいけれど」
澪「あ、あ・・・」
澪「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
澪は周りの生徒を突き飛ばすと一目散に外へ逃げ出した
ひたすらひたすら走り続け
気がつくと澪は、見覚えのない街中に居た
333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:14:47.83 ID:nby3HnTj0 [15/20]
澪「はぁ・・・はぁ・・・」
澪「ど、どうして写真なんか取られてたんだ・・・な、なんで・・・?」
唯「こんなところに居たんだ、澪ちゃん♪」
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:21:59.63 ID:nby3HnTj0 [16/20]
澪「な、ゆ、唯」
唯「ふふ、澪ちゃん、今どんな気持ち?」
澪「あ、あ、どんな気持ちもなにもないっ!あれは一体どういうことだ!!!?!?」
唯「あれっていうのは、あの写真のこと?」
澪「そうだ!もしかしてお前の仕業か!?」
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:29:54.49 ID:nby3HnTj0 [17/20]
唯「おおぉ~私より頭の悪い澪ちゃんでも流石に気づけたかぁ~」
澪「(クソ野郎が・・・チクショオ・・・)」
唯「ねぇ知りたくない?どうして証拠を握られたのか」
澪「・・・」
唯「私天才だからねぇ、昨日あれだけ喧嘩になれば」
唯「短気な澪ちゃんはすぐに行動を移すことは予感できたよ」
339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:35:49.91 ID:nby3HnTj0 [18/20]
澪「がああああああああああああああああクソヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
唯の発言により激昂した澪は唯に殴りかかろうとする
しかし突如足に衝撃と激痛が走り派手にすっ転んでしまう
澪「ぐ・・・ああ・・あ・・・」
憂「これでいい?」
唯「流石私の妹!よくやってくれました」
344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:41:03.16 ID:nby3HnTj0 [19/20]
地面に倒れこむ澪に唯は話しかける
唯「私が写真を撮ったことをバラせば」
「澪ちゃんがすぐに暴力に訴えてくるのも分かってたよ」
「だから憂にもこっそりと後を付けてもらってたんだ」
唯「流石は私!」
唯「それじゃ憂、学校に戻ろうか」
憂「うん、お姉ちゃん」
この後、梓と澪はこの件により退学になり
唯も抜けた軽音部は活動不可になり廃部となった
~fin~
347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 01:44:29.62 ID:nby3HnTj0 [20/20]
正直眠かった上に明日早かったので急展開にしてしまった
俺に才能がないのはよく分かったので>>1早く帰ってこい
俺は寝る
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