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ξ゚⊿゚)ξ目指せ!こいびと!のようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 21:51:21.18 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン・・・好き・・・」
ξ*゚⊿゚)ξ
ξ*゚⊿゚)ξ「フフフ・・・」
ξ*⊿)ξ「・・・・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン・・・好き・・・」
ξ*゚⊿゚)ξ
ξ*゚⊿゚)ξ「フフフ・・・」
ξ*⊿)ξ「・・・・・・」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 21:54:35.40 ID:bWDq1Wla0
( ^ω^)「ポテチおいしいお」
(*^ω^)「こんそめうす塩・・・」
(*^ω^)「おいしいお!」
ぴんぽーん
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 21:57:15.11 ID:bWDq1Wla0
(*^ω^)「どなただお?」
ぴんぽーんぴんぽーん
(;^ω^)「ちょwwww待ってwwww」
ぴんぽーんぴんぽーんぴんぽーんぴんぽーん
(;^ω^)「・・・・・・」
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:02:32.65 ID:bWDq1Wla0
(;^ω^)「ちょっと待ってくれお!!!誰なんだお!!」
ξ゚⊿゚)ξ「え?わたしよ?」
(;^ω^)「・・・どなたですか・・・」
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:07:21.38 ID:bWDq1Wla0
その日から
僕の
眠れない日が
は
じ
ま
っ
たんだ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:10:29.04 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ目指せ!こいびと!のようです
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:17:05.33 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇぶーん」
(;^ω^)「誰なんだお・・・なんで僕のあだ名をしってるんだお」
ξ*゚⊿゚)ξ「えー?わたしなんでも知ってるよ」
ξ*⊿)ξ「毎日どの道を通って学校に行くかも、ブーンがYシャツを何枚持ってるかも
どんな服装が好きかもどんな本が好きかもどんなテレビを見るかも何時に寝るかも起きるかも
、昨日はいつもよりはやくて10時には寝てたでしょ?わたしみてたんだよ?
いくらなんでもはやすぎだよぉ。きっとぶーんのことだから今日は夜更かしするんでしょ?
ね?ね?ね?ね?ね?いっしょに映画みよ?たくさんもってきたからね?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:23:13.40 ID:bWDq1Wla0
(;^ω^)「冗談じゃないお・・・」
(;^ω^)「かえってくれお!ぼくは君なんてしらないお!」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
ξ⊿)ξ「いぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:25:18.43 ID:bWDq1Wla0
僕はもう気が狂いそうだった
半狂乱でドアを押さえたんだ
全力でただドアが開かないように力をこめて
開くな開くな開くな開くな
お願いだから開かないでくれ
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:27:44.18 ID:bWDq1Wla0
( ;ω;)「やめてくれお!!なんなんだお!!」
もう怖くてしかたなかったんだ
気がついたら泣いてた
手には豆ができて血が流れてた
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:31:43.88 ID:bWDq1Wla0
それでずっと叫んでたら
いつのまにか外に
人の気配は
なくなってた
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:35:02.01 ID:bWDq1Wla0
( ;ω;)「・・・・・・」
よかった。そんな気持ちでいっぱいだった。
( ;ω;)「部屋に・・・もどるお・・・」
そんなことを言いながら僕は自室へ戻ってそのまま眠りについたんだ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:39:37.97 ID:bWDq1Wla0
次の日の事だ
僕は友人のドクオに迎えに来てもらった
('A`)「どうしたんだよ一体」
(;^ω^)「すまないおね・・・」
事情を話しながら登校する。少しだけ気分が楽になる。
ξ゚⊿゚)ξ 「・・・・・・」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:45:09.21 ID:bWDq1Wla0
登校中ずっとドクオと話していた
最初は笑っていたドクオだけど状況を知るにつれて真剣に対応してくれた
('A`)「やべえよそれ・・・」
(;^ω^)「・・・・・・」
('A`)「とりあえず女とは言え危険すぎるあまり一人になるなよ」
(;^ω^)「わかったお」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:47:20.31 ID:bWDq1Wla0
そのときはそれで大丈夫だと思った
大丈夫だと
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:51:13.73 ID:bWDq1Wla0
大丈夫じゃないとわかったのは本当にすぐだった
学校に着いた時のことだ
僕の下駄箱・・・正確にはロッカーなんだけど
その中に置いてあったんだ
あったんだよ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:55:06.07 ID:bWDq1Wla0
物自体はたいした物じゃない
手紙だ
昨日の件に比べるとまぁキャパシティ内だと思った
手紙を読んでしまったのが間違いだった
(;^ω^)「・・・・・・」
(;'A`)「おい・・・これ・・・」
ドクオの声が震えてた
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:58:33.38 ID:bWDq1Wla0
「どうして?」
「どうしてそんな男と登校するの?」
「どうして?」
「どうして私じゃないの?」
「どうして?」
「昨日から家の前で待ってたんだよ?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:03:44.70 ID:bWDq1Wla0
( ω )「・・・・・・」
居たんだ。帰ってなんていなかった。
いたんだ。ずっとずっとずっと。
僕が叫んでるときも部屋に戻った時も眠っていた時も
彼女は
外に
いた
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:09:16.48 ID:bWDq1Wla0
その後はあまり覚えていない
ただ誰かといるなら安全だ
そんな考えすらもうできなかった
なにも考えられなかった
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:13:58.10 ID:bWDq1Wla0
( ω)
(;'A`)「おい大丈夫かよ?」
( ω)「うん・・・大丈夫だお」
結局僕はドクオに送ってもらい早退した
まだ家にこもるほうが安全な気がしたから
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:21:22.53 ID:bWDq1Wla0
ドクオと自室でどうするかを考えるつもりだった
でも・・・
(;^ω^)「あれ?」
('A`)「?どうした?」
自分の部屋に入ったときに感じたんだ
あの本の置き場所はあそこだっけ?
あのCD出したっけ?
あのゲームしまってなかったっけ?
違和感を、感じた
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:27:46.06 ID:bWDq1Wla0
唐突にわかってしまった
その違和感がどういうことか
落ちていたんだ
長い僕のでも母さんでもない髪の毛が
ああいたんだ。さっきまで
いたんだ。彼女は
この部屋に
部屋に
部屋に
部屋に
部屋に
いた
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:33:22.48 ID:bWDq1Wla0
すぐに部屋を隅々調べた
いるんじゃないか。まだ
いるんだろ?そうだろ?
もうとても冷静になんてなってられなかった
('A`)「ブーン・・・」
( ω)「・・・・・・」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:38:15.15 ID:bWDq1Wla0
かといって僕らに何かできるわけでもなく
できることは戸締り程度だったんだ
(;'A`)「じゃあブーン俺は帰るけどなんかあったら連絡しろよ?」
( ω)「ありがとうだお」
正直帰ってほしくなかった
でも流石にドクオに仮定の話で家に残ってもらうわけにはいかない
あくまで僕が勝手に確信しているだけなのだ
部屋にいたかどうかなんて
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:41:25.20 ID:bWDq1Wla0
(;'A`)「大丈夫かよブーンの奴」
(;'A`)「どーすっかな」
ξ゚ー゚)ξ
(;'A`)「ん?」
ξ⊿)ξ「 」
「え?」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:44:11.69 ID:bWDq1Wla0
ドクオが帰ってからしばらくして
母さんが帰ってきた
「ポストにこんなのはいってたわよ」
封筒だった
嫌な予感がした
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:50:11.86 ID:bWDq1Wla0
封筒を開いたと同時に何かが
――――ポトリ
そんな音と共に
落ちた
落ちた
落ちた
ああ・・・
指だ
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:53:21.12 ID:bWDq1Wla0
トイレに駆け込んだ
全部胃の中の物を出した気がする
部屋に戻って
横になった
僕はそれから部屋にこもる様になった
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:55:30.50 ID:bWDq1Wla0
もう部屋から僕は出なかった
でも・・・
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
毎日窓をたたく音はなり続けた
僕は眠れやしなかったよ
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:58:11.91 ID:bWDq1Wla0
そして今
僕はやせこけてしまっているのに部屋から出ていない
怖いんだ。怖いんだよ。
なのにさ
なのになのになのになのに
どうして
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
どうして彼女は
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:58:54.78 ID:bWDq1Wla0
この へや に いる の ?
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:59:58.73 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ目指せ!こいびと!のようです
終
( ^ω^)「ポテチおいしいお」
(*^ω^)「こんそめうす塩・・・」
(*^ω^)「おいしいお!」
ぴんぽーん
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 21:57:15.11 ID:bWDq1Wla0
(*^ω^)「どなただお?」
ぴんぽーんぴんぽーん
(;^ω^)「ちょwwww待ってwwww」
ぴんぽーんぴんぽーんぴんぽーんぴんぽーん
(;^ω^)「・・・・・・」
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽんぽんぴんぽんぴんぽん
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:02:32.65 ID:bWDq1Wla0
(;^ω^)「ちょっと待ってくれお!!!誰なんだお!!」
ξ゚⊿゚)ξ「え?わたしよ?」
(;^ω^)「・・・どなたですか・・・」
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:07:21.38 ID:bWDq1Wla0
その日から
僕の
眠れない日が
は
じ
ま
っ
たんだ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:10:29.04 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ目指せ!こいびと!のようです
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:17:05.33 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇぶーん」
(;^ω^)「誰なんだお・・・なんで僕のあだ名をしってるんだお」
ξ*゚⊿゚)ξ「えー?わたしなんでも知ってるよ」
ξ*⊿)ξ「毎日どの道を通って学校に行くかも、ブーンがYシャツを何枚持ってるかも
どんな服装が好きかもどんな本が好きかもどんなテレビを見るかも何時に寝るかも起きるかも
、昨日はいつもよりはやくて10時には寝てたでしょ?わたしみてたんだよ?
いくらなんでもはやすぎだよぉ。きっとぶーんのことだから今日は夜更かしするんでしょ?
ね?ね?ね?ね?ね?いっしょに映画みよ?たくさんもってきたからね?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:23:13.40 ID:bWDq1Wla0
(;^ω^)「冗談じゃないお・・・」
(;^ω^)「かえってくれお!ぼくは君なんてしらないお!」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
ξ⊿)ξ「いぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
「いぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわるいぢわる」
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:25:18.43 ID:bWDq1Wla0
僕はもう気が狂いそうだった
半狂乱でドアを押さえたんだ
全力でただドアが開かないように力をこめて
開くな開くな開くな開くな
お願いだから開かないでくれ
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:27:44.18 ID:bWDq1Wla0
( ;ω;)「やめてくれお!!なんなんだお!!」
もう怖くてしかたなかったんだ
気がついたら泣いてた
手には豆ができて血が流れてた
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:31:43.88 ID:bWDq1Wla0
それでずっと叫んでたら
いつのまにか外に
人の気配は
なくなってた
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:35:02.01 ID:bWDq1Wla0
( ;ω;)「・・・・・・」
よかった。そんな気持ちでいっぱいだった。
( ;ω;)「部屋に・・・もどるお・・・」
そんなことを言いながら僕は自室へ戻ってそのまま眠りについたんだ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:39:37.97 ID:bWDq1Wla0
次の日の事だ
僕は友人のドクオに迎えに来てもらった
('A`)「どうしたんだよ一体」
(;^ω^)「すまないおね・・・」
事情を話しながら登校する。少しだけ気分が楽になる。
ξ゚⊿゚)ξ 「・・・・・・」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:45:09.21 ID:bWDq1Wla0
登校中ずっとドクオと話していた
最初は笑っていたドクオだけど状況を知るにつれて真剣に対応してくれた
('A`)「やべえよそれ・・・」
(;^ω^)「・・・・・・」
('A`)「とりあえず女とは言え危険すぎるあまり一人になるなよ」
(;^ω^)「わかったお」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:47:20.31 ID:bWDq1Wla0
そのときはそれで大丈夫だと思った
大丈夫だと
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:51:13.73 ID:bWDq1Wla0
大丈夫じゃないとわかったのは本当にすぐだった
学校に着いた時のことだ
僕の下駄箱・・・正確にはロッカーなんだけど
その中に置いてあったんだ
あったんだよ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:55:06.07 ID:bWDq1Wla0
物自体はたいした物じゃない
手紙だ
昨日の件に比べるとまぁキャパシティ内だと思った
手紙を読んでしまったのが間違いだった
(;^ω^)「・・・・・・」
(;'A`)「おい・・・これ・・・」
ドクオの声が震えてた
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 22:58:33.38 ID:bWDq1Wla0
「どうして?」
「どうしてそんな男と登校するの?」
「どうして?」
「どうして私じゃないの?」
「どうして?」
「昨日から家の前で待ってたんだよ?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:03:44.70 ID:bWDq1Wla0
( ω )「・・・・・・」
居たんだ。帰ってなんていなかった。
いたんだ。ずっとずっとずっと。
僕が叫んでるときも部屋に戻った時も眠っていた時も
彼女は
外に
いた
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:09:16.48 ID:bWDq1Wla0
その後はあまり覚えていない
ただ誰かといるなら安全だ
そんな考えすらもうできなかった
なにも考えられなかった
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:13:58.10 ID:bWDq1Wla0
( ω)
(;'A`)「おい大丈夫かよ?」
( ω)「うん・・・大丈夫だお」
結局僕はドクオに送ってもらい早退した
まだ家にこもるほうが安全な気がしたから
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:21:22.53 ID:bWDq1Wla0
ドクオと自室でどうするかを考えるつもりだった
でも・・・
(;^ω^)「あれ?」
('A`)「?どうした?」
自分の部屋に入ったときに感じたんだ
あの本の置き場所はあそこだっけ?
あのCD出したっけ?
あのゲームしまってなかったっけ?
違和感を、感じた
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:27:46.06 ID:bWDq1Wla0
唐突にわかってしまった
その違和感がどういうことか
落ちていたんだ
長い僕のでも母さんでもない髪の毛が
ああいたんだ。さっきまで
いたんだ。彼女は
この部屋に
部屋に
部屋に
部屋に
部屋に
いた
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:33:22.48 ID:bWDq1Wla0
すぐに部屋を隅々調べた
いるんじゃないか。まだ
いるんだろ?そうだろ?
もうとても冷静になんてなってられなかった
('A`)「ブーン・・・」
( ω)「・・・・・・」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:38:15.15 ID:bWDq1Wla0
かといって僕らに何かできるわけでもなく
できることは戸締り程度だったんだ
(;'A`)「じゃあブーン俺は帰るけどなんかあったら連絡しろよ?」
( ω)「ありがとうだお」
正直帰ってほしくなかった
でも流石にドクオに仮定の話で家に残ってもらうわけにはいかない
あくまで僕が勝手に確信しているだけなのだ
部屋にいたかどうかなんて
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:41:25.20 ID:bWDq1Wla0
(;'A`)「大丈夫かよブーンの奴」
(;'A`)「どーすっかな」
ξ゚ー゚)ξ
(;'A`)「ん?」
ξ⊿)ξ「 」
「え?」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/11(水) 23:44:11.69 ID:bWDq1Wla0
ドクオが帰ってからしばらくして
母さんが帰ってきた
「ポストにこんなのはいってたわよ」
封筒だった
嫌な予感がした
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:50:11.86 ID:bWDq1Wla0
封筒を開いたと同時に何かが
――――ポトリ
そんな音と共に
落ちた
落ちた
落ちた
ああ・・・
指だ
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:53:21.12 ID:bWDq1Wla0
トイレに駆け込んだ
全部胃の中の物を出した気がする
部屋に戻って
横になった
僕はそれから部屋にこもる様になった
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:55:30.50 ID:bWDq1Wla0
もう部屋から僕は出なかった
でも・・・
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
こんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこんこん
毎日窓をたたく音はなり続けた
僕は眠れやしなかったよ
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:58:11.91 ID:bWDq1Wla0
そして今
僕はやせこけてしまっているのに部屋から出ていない
怖いんだ。怖いんだよ。
なのにさ
なのになのになのになのに
どうして
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
どうして彼女は
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:58:54.78 ID:bWDq1Wla0
この へや に いる の ?
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 23:59:58.73 ID:bWDq1Wla0
ξ゚⊿゚)ξ目指せ!こいびと!のようです
終
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