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とある少女の熱血談義
456 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:17:58.28 ID:Q4VyxQAO [1/12]
すみません。5、6レス程お借りします。初アイテムSSなので、おかしな点などありましたら脳内変換よろしくお願いします。
それでは投下します。
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457 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:19:47.48 ID:Q4VyxQAO [2/12]
「ですから、ここが超良いんですよ! ――って、聞いてますか浜面?」
「……お、おぅ」
浜面仕上は、正直ウンザリしていた。
このお決まりのファミレスで、以前より幾度となく繰り返されてきた、絹旗最愛による映画談義。最初は少し興味深いなどと思っていたが、それも今ではただの気の迷いだったのだと、浜面は確信している。
(
もうかれこれ三時間だぞ……)
しかも、同じ映画の話をぶっ続けで三時間。これは浜面でなくてもウンザリするだろう。どこぞの電撃ビリビリ姫なら、一時間経過した辺りで確実に雷が落ちる。
(……た、助けを求めよう)
浜面は絹旗に見えないように、こっそりポケットに手を入れた。その手に握られているのは携帯電話。手汗を滲ませながら、浜面はゆっくりメールの文面を打っていく。
(頼むぞ、滝壺……!)
そう、浜面は滝壺理后にSOS信号を送った。
手元を見ずに打ったメールで、果たして正しい内容を伝えられたかどうかは甚だしく疑問だが。
458 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:21:41.50 ID:Q4VyxQAO [3/12]
「……なんだか超上の空ですね。そんなんだから超浜面なんですよ」
少し携帯に集中してしまった浜面に、違和感を感じたか。絹旗は不機嫌そうにストローを加えて、勢いよくグラスの中に入っていたメロンソーダを飲み干した。
「……は、はは」
背中に冷や汗が一筋伝う。浜面はカップに入っていたコーヒーを一口飲むと、絹旗のグラスを持って席を立った。
「……え?」
「注いでくるけど、何がいい?」
「……じゃあ、コーラを」
「分かった」
絹旗は何やら少し顔を赤らめてもじもじしていたが、浜面はそれを大して気にも止めずにそそくさと席を離れる。それと同時に、タイミングよく滝壺から着信があった。
「……滝壺!なぁ、今すぐ来れないか?」
『……なんで?』
「なんでって……。メール送ったの見ただろ?」
『……はまづら、もしかして気付いてないの?』
「……は?」
『……そういうことなら、ちょっと行けないかな。ごめんね、はまづら』
「……へっ!?あ、ちょっと滝壺さん!?」
459 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:23:01.40 ID:Q4VyxQAO [4/12]
浜面の悲痛の叫びも虚しく、滝壺は無情にも浜面の蜘蛛の糸を容易く断ち切った。
浜面は携帯を握り締めたまま固まるが、とりあえず絹旗にコーラを頼まれていたことを思い出し、急いで注ぎに行く。
そうして、ようやく浜面がコーラを持って席へ戻ると、絹旗が手元にある何かを眺めながらニヤニヤしていた。
「……何見てんだ?」
「……!!」
浜面が声を掛けると、絹旗は慌ててその紙を隠す。見るからに怪しい、と浜面は絹旗を疑いの眼差しで見つめた。
「戻ってくるのが超遅いんですよ!全く、何をやっていたんですか!?」
「お前こそ、今何を見てたんだよ?」
「……! は、浜面には超関係ないです!」
再び絹旗は顔を赤らめながら答える。
ニヤニヤしたり赤面したりと忙しいやつだな、と浜面はそんなことを思いながら席に着いた。
「……なんで遅かったんですか」
受け取ったコーラをちびちびと飲みながら、絹旗は少し伏せ目がちに言う。
浜面が苦笑いしながら「トイレだよ」と言うと、絹旗は明らかに嫌そうに眉をひそめて「超浜面ですね」とだけ言って、再びコーラを飲み始めた。
460 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:25:23.92 ID:Q4VyxQAO [5/12]
「……あの」
しばらく沈黙が続いた後。絹旗が躊躇いがちに口を開いた。
浜面がまた同じ映画の話か! と身構えたその時。絹旗はゴソゴソとカバンを漁り、何かを取り出す。絹旗の手の中には、二枚のB級映画チケットが握られていた。
「こ、これ。今度一緒に見に行きませんか?」
俯き、震える声で絹旗が言う。いつもの横柄な態度は幻だったのかと疑うほど、今の絹旗は良い意味で女の子らしい。
(……ちょっと、可愛いかも)
そこまで考えて、浜面はハッと我に返る。
(何を考えている浜面仕上。相手はあの絹旗最愛なんだぞ?映画の誘いなんてただの偽装(フェイク)。目的はまた別にあるはず!)
そう思いながら、ちらりと絹旗へと視線を戻す。絹旗は依然として顔を赤くしたままもじもじしていた。
「あ、」
ここで、ようやく浜面は気付く。
絹旗が何をしたいのか。絹旗が何を言いたいのか。
それはきっと。
「……トイレ我慢してるなら行って来てもいいんだぞ?」
無論、その後に窒素装甲を纏った拳が飛んできたのは、言うまでもない。
~終わり~
461 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:27:33.75 ID:Q4VyxQAO [6/12]
とりあえず浜面さんを上条さん化して浜面×絹旗が超書きたかっただけです。超オナニーです。
でも後悔はしてないです。
それでは失礼しました。
「ですから、ここが超良いんですよ! ――って、聞いてますか浜面?」
「……お、おぅ」
浜面仕上は、正直ウンザリしていた。
このお決まりのファミレスで、以前より幾度となく繰り返されてきた、絹旗最愛による映画談義。最初は少し興味深いなどと思っていたが、それも今ではただの気の迷いだったのだと、浜面は確信している。
(
もうかれこれ三時間だぞ……)
しかも、同じ映画の話をぶっ続けで三時間。これは浜面でなくてもウンザリするだろう。どこぞの電撃ビリビリ姫なら、一時間経過した辺りで確実に雷が落ちる。
(……た、助けを求めよう)
浜面は絹旗に見えないように、こっそりポケットに手を入れた。その手に握られているのは携帯電話。手汗を滲ませながら、浜面はゆっくりメールの文面を打っていく。
(頼むぞ、滝壺……!)
そう、浜面は滝壺理后にSOS信号を送った。
手元を見ずに打ったメールで、果たして正しい内容を伝えられたかどうかは甚だしく疑問だが。
458 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:21:41.50 ID:Q4VyxQAO [3/12]
「……なんだか超上の空ですね。そんなんだから超浜面なんですよ」
少し携帯に集中してしまった浜面に、違和感を感じたか。絹旗は不機嫌そうにストローを加えて、勢いよくグラスの中に入っていたメロンソーダを飲み干した。
「……は、はは」
背中に冷や汗が一筋伝う。浜面はカップに入っていたコーヒーを一口飲むと、絹旗のグラスを持って席を立った。
「……え?」
「注いでくるけど、何がいい?」
「……じゃあ、コーラを」
「分かった」
絹旗は何やら少し顔を赤らめてもじもじしていたが、浜面はそれを大して気にも止めずにそそくさと席を離れる。それと同時に、タイミングよく滝壺から着信があった。
「……滝壺!なぁ、今すぐ来れないか?」
『……なんで?』
「なんでって……。メール送ったの見ただろ?」
『……はまづら、もしかして気付いてないの?』
「……は?」
『……そういうことなら、ちょっと行けないかな。ごめんね、はまづら』
「……へっ!?あ、ちょっと滝壺さん!?」
459 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:23:01.40 ID:Q4VyxQAO [4/12]
浜面の悲痛の叫びも虚しく、滝壺は無情にも浜面の蜘蛛の糸を容易く断ち切った。
浜面は携帯を握り締めたまま固まるが、とりあえず絹旗にコーラを頼まれていたことを思い出し、急いで注ぎに行く。
そうして、ようやく浜面がコーラを持って席へ戻ると、絹旗が手元にある何かを眺めながらニヤニヤしていた。
「……何見てんだ?」
「……!!」
浜面が声を掛けると、絹旗は慌ててその紙を隠す。見るからに怪しい、と浜面は絹旗を疑いの眼差しで見つめた。
「戻ってくるのが超遅いんですよ!全く、何をやっていたんですか!?」
「お前こそ、今何を見てたんだよ?」
「……! は、浜面には超関係ないです!」
再び絹旗は顔を赤らめながら答える。
ニヤニヤしたり赤面したりと忙しいやつだな、と浜面はそんなことを思いながら席に着いた。
「……なんで遅かったんですか」
受け取ったコーラをちびちびと飲みながら、絹旗は少し伏せ目がちに言う。
浜面が苦笑いしながら「トイレだよ」と言うと、絹旗は明らかに嫌そうに眉をひそめて「超浜面ですね」とだけ言って、再びコーラを飲み始めた。
460 名前:とある少女の熱血談義[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:25:23.92 ID:Q4VyxQAO [5/12]
「……あの」
しばらく沈黙が続いた後。絹旗が躊躇いがちに口を開いた。
浜面がまた同じ映画の話か! と身構えたその時。絹旗はゴソゴソとカバンを漁り、何かを取り出す。絹旗の手の中には、二枚のB級映画チケットが握られていた。
「こ、これ。今度一緒に見に行きませんか?」
俯き、震える声で絹旗が言う。いつもの横柄な態度は幻だったのかと疑うほど、今の絹旗は良い意味で女の子らしい。
(……ちょっと、可愛いかも)
そこまで考えて、浜面はハッと我に返る。
(何を考えている浜面仕上。相手はあの絹旗最愛なんだぞ?映画の誘いなんてただの偽装(フェイク)。目的はまた別にあるはず!)
そう思いながら、ちらりと絹旗へと視線を戻す。絹旗は依然として顔を赤くしたままもじもじしていた。
「あ、」
ここで、ようやく浜面は気付く。
絹旗が何をしたいのか。絹旗が何を言いたいのか。
それはきっと。
「……トイレ我慢してるなら行って来てもいいんだぞ?」
無論、その後に窒素装甲を纏った拳が飛んできたのは、言うまでもない。
~終わり~
461 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 12:27:33.75 ID:Q4VyxQAO [6/12]
とりあえず浜面さんを上条さん化して浜面×絹旗が超書きたかっただけです。超オナニーです。
でも後悔はしてないです。
それでは失礼しました。
Tag : とあるSS総合スレ
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