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上条「その髪、綺麗だな…」その後、等々 3
黒子がメインですの
378 名前:吹寄はでこちゅーで書きたいと思った時期もあります[初春は…どうしようかな] 投稿日:2010/02/21(日) 16:50:35.23 ID:4+k7LNPAP
バチバチッ
-「はぁはぁはぁ、しつこいな」
バチバチバチッ
-「待ちなさいよ!逃げずに勝負しなさいよ!」
ビリビリッ
-「勝負つったって、お前が勝つまで絶対諦めないだろうが」
チュドーン
キュイーン
-「当たり前じゃないの!私が貴方に負けるなんてこと、ありえないのよ!」
-「なんつーむちゃくちゃな理論だよ!」
-「いいから勝負しなさいよ!」
-「だぁあああめんどくせぇえええええ」
-「めんどくさいとかなによ!!」
バチバチッ
黒子「あれは…?お姉さま?」
379 名前:私の好みは神裂と五和なんですけどね…[] 投稿日:2010/02/21(日) 16:52:18.29 ID:4+k7LNPAP
黒子「はぁ……またあの類人猿などを追いかけて…」
シュン
黒子「お姉さま?」
御坂「く、黒子!?」
黒子「お姉さま一体何をなさっているのです?」
御坂「わ、私は…」チラッ
上条「今だ!」
ビューン
御坂「ちょ、ちょっと黒子どきなさい!!」
黒子「お姉さま!!」
御坂「なによ…」
黒子「お姉さまは学園都市の頂点のLV5なんですのよ?」
御坂「それがどうしたっていうのよ」
黒子「力があるものは力があるものなりの立場というものがありますの」
御坂「だからなによ!」
381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 16:55:39.26 ID:4+k7LNPAP
黒子「わかりませんか?」
御坂「…」
黒子「お姉さまにはあのような下種な殿方と遊ばれて、時間を無駄にすごく事は許されませんの」
御坂「べ、別に私は……アイツと遊んでるわけじゃ…」
黒子「でしたら何の御用でしたのでしょうか?」
御坂「あ、あいつが私との勝負をうけないから…」
黒子「あの方はLV0、お姉さまはLV5これでいいじゃありませんか、いちいち勝負すべき相手でもないですの」
御坂「あ、あいつはただのLV0じゃなくて、もっとすごい何かが…」
黒子「そういって、個人的に興味があるだけじゃありませんか?たとえば……恋しているとか…」
御坂「ば、馬鹿ね!そんなわけないでしょ!」
黒子「そうだとよろしいのですが……その慌てよう…」
御坂「///」カァァ
黒子「図星のようですわね」
御坂「アンタには関係ないでしょ!!」
黒子「私はルームメイトとして、お姉さまの後輩として心配しているのですよ?」
383 名前:すごく事>過ごす事[] 投稿日:2010/02/21(日) 16:57:40.41 ID:4+k7LNPAP
御坂「だから…なんで……それにアイツの何処が悪いのよ!」
黒子「そこまであの殿方を気に入っているのでしたら……わかりました」
御坂「な、なに…」
黒子「黒子があの上条当麻という男の事を審査しますの」
御坂「審査?」
黒子「わたくしの思う基準にあの殿方が達しているか、それを判断してお姉さまにふさわしいか決めさせていただきますの」
御坂「ちょっと!なに勝手に話進めてるのよ!」
黒子「そうでもしないと…」チラッ
プスプスッ
黒子「この、焼け野原と化したお姉さまの暴走の後始末…どうするべきか…」
御坂「…わかったわよ!好きにすればいいじゃないの!」
黒子「好きにさせていただきますの」
御坂「ただし!どういう結果になろうが私の気持ちは変わらないわよ!」
黒子「それは後々、私がお姉さまの気持ちを変える努力を…ぐふふふふ」
御坂「気持ち悪い想像と気持ちの悪い笑い方やめなさい!」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 17:10:35.69 ID:4+k7LNPAP
黒子「冗談はともかく、暫くあの殿方を監視してみますの」
御坂「本当に冗談よね…?」
黒子「ぐふふふ、冗談…ですわよ」ニタァ
御坂「…」ブルッ
………
……
…
黒子「とは言うものの、ずっと監視していたらそれこそわたくしがストーカと同類ですの…」※普段から御坂にしてることです
黒子「なにかいい口実は…」
-「白井?」
黒子「誰ですの?その不愉快な声の持ち主は」
上条「不愉快って…」
黒子「やはり貴方でしたか…」
上条「……いきなりそれかよ、これだから常盤台のお嬢様連中は…」
黒子「ところで貴方何をしてますの?そろそろ完全下校時刻ですわよ?」
389 名前:まぁこういう流れでちんたらと[] 投稿日:2010/02/21(日) 17:21:41.09 ID:4+k7LNPAP
上条「…仕方ねーだろ、御坂を振り切った後も、不良に絡まれるわなんだで、こんな時間なんだよ…」
黒子「何か特殊な運命の持ち主なのですね」
上条「全くここまで来ると運命としか思えないよな…」
黒子(これですの…!)
黒子「その不幸体質、ちょっと研究させていただけませんか?」
上条「はぁ?」
黒子「私、今学校の課題で、特異体質のこと学んでおりますの」
上条「変わった勉強するんだな…」
黒子「そこに貴方が現れてくれるなんて…これはチャンスかと思いまして」
上条「チャンス?」
黒子「そうですの!特異体質そのものの貴方から、学べるチャンスですの!」
黒子「百聞は一見にしかずといいますの、書物で学ぶよりも、現実でそのものを見て学べば…」
上条「なるほど……でもなぁ…御坂1人でも面倒なのに、お前にまで付きまとわれたら…」
黒子「そういうことでしたら、私からお姉さまに、研究が終わるまで手をださないようにお願いしますの」
上条「できるのか?そんな事、おまえ後輩だろ?」
391 名前:ご飯等で暫く席はずします[] 投稿日:2010/02/21(日) 17:39:51.02 ID:4+k7LNPAP
黒子「私とお姉さまの関係は他人にははかれないものですの」
上条「そう…なのか?」
黒子「とにかく任せてくださいですの」
上条「まぁ、アイツがどうにかなるなら、白井は御坂と違って好戦的ってわけじゃないしな…」
黒子「では交渉成立ですの」
上条「で、いつからだ?」
黒子「そうですわね……明日の放課後から暫くということで」
上条「よかった、さすがに24時間張り付かれたりしたらどうしようかと…」
黒子「私も貴方の家にまでは入りたくありませんの」
上条「まぁ、そうだよな…」
黒子「えーっと、携帯かしていただけませんか?」
上条「携帯?ほら」
黒子「では…」pipipi
黒子「これで私の連絡先いれておきましたので、学校が終わりましたら連絡お願いします」
上条「わかったよ、くれぐれも御坂のことは頼むぞ?」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:40:30.04 ID:4+k7LNPAP
-常盤台中学寮-
バタンッ
黒子「お姉さまいらっしゃいますか?」
御坂「あ、黒子遅かったわね」
黒子「色々ありまして」
御坂「そぉ~?ふーん」
黒子「それで先ほどのお話なのですが…」
御坂「あんたがアイツを審査するとかって話だっけ」
黒子「本人に許可いただきましたので、その…」
御坂「なによ」
黒子「その、監視する間は……お姉さまあの類人猿に絡まないでいただけないでしょうか?」
御坂「なんでよ!」
黒子「お姉さまが絡みますと、あの方は逃げるでしょう?」
御坂「そりゃ…」
黒子「それではじっくり審査できませんの」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:45:02.15 ID:4+k7LNPAP
御坂「……う」
黒子「まぁ数日だけですので、我慢してくださると助かるのですが…」
御坂「わ、わかったわよ…でもさっきもいったけど、私の考えは変わらないんだからね!」
黒子「それはわかっていますの」
………
……
…
-放課後-
上条「さてと……アイツに連絡しないとな…」
土御門「かみやんが下校と同時に電話とか…めずらしいにゃー」
青髪「まさか…かみやん?彼女とかできてたりせぇへんよな?」
上条「ちげぇよ…ちょっと頼まれごとをだな」
土御門「そういっても、どうせ女の子じゃないのかにゃー?」ニヤッ
青髪「かみやん?どうなんや!」
上条「女つっても、中学生だぞ?」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:51:12.56 ID:4+k7LNPAP
土御門「舞夏も中学生ぜよ?」
上条「お前みたいなシスコン野郎と一緒にすんな…」
青髪「中学生?最高やないか…」ジュルリッ
上条「お前は根本的にやばいんだよ…」
pi
trrrrrrrr
上条「上条です、白井さんの携帯電話でよろしかったでしょうか?」
土御門「白井…はっはぁ~ん」
青髪「白井さん?この学校の生徒じゃないのはたしかやな!」
上条「そう、学校終わったから…え?普段どおりでいい?そうかわかった、それじゃ」
pi
土御門「ジャッジメントの子だにゃ?」
上条「お前は無駄に鋭いその頭……別のところに生かせよ」
青髪「ジャッジメントやて?なんやかみやん、そういうプレイが好みなんか?」
上条「どういう想像してるんだよ…」
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:57:46.23 ID:4+k7LNPAP
上条「それじゃ俺は帰るからな」
土御門「あれ?どこかでデートの待ち合わせってわけじゃないのかにゃ?」
上条「だからちげえっていってんだろ…」
青髪「かみやんに先に大人になられたらどうしようかとおもってたわ」
上条「……それじゃな」
スタスタ
………
……
…
上条「普段どおりか、研究するためにはどこかで待ち合わせた方がいいんじゃないのか…」
-「そんな必要はありませんの」
上条「!?」
黒子「貴方が学校でた時刻さえわかれば、あとは監視カメラの映像でどうにでもなりますの」
上条「無駄にセキュリティの高い都市ですこと…」
黒子「まぁ、全域カバーできているわけじゃありませんが、この学区は余裕で監視できますの」
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:04:16.50 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁ、お手柔らかに頼む」
黒子「任せてくださいですの」
………
……
…
「オラ!てめぇ待ちやがれ!」
上条「はぁはぁはぁ」
「逃げてるんじゃねーぞ!」
上条「わざわざ捕まる馬鹿もいないだろ!おい、白井みてるんだろ!」
黒子「はぁ…そのままやられてくれればよろしいですのに…」
上条「ジャッジメントがいうことか!!」
黒子「ジャッジメントですの!」
「て、てめぇ、ジャッジメントの知り合いかよ!」
上条「知り合いっていうか…」
黒子「こんな類人猿と知り合い扱いしないで欲しいですの!とりあえず、お縄についてくださいますの」
404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:09:37.21 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁ、お手柔らかに頼む」
黒子「任せてくださいですの」
………
……
…
「オラ!てめぇ待ちやがれ!」
上条「はぁはぁはぁ」
「逃げてるんじゃねーぞ!」
上条「わざわざ捕まる馬鹿もいないだろ!おい、白井みてるんだろ!」
黒子「はぁ…そのままやられてくれればよろしいですのに…」
上条「ジャッジメントがいうことか!!」
黒子「ジャッジメントですの!」
「て、てめぇ、ジャッジメントの知り合いかよ!」
上条「知り合いっていうか…」
黒子「こんな類人猿と知り合い扱いしないで欲しいですの!とりあえず、お縄についてくださいますの」
405 名前:あれ2重orz[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:10:32.12 ID:4+k7LNPAP
………
……
…
黒子「本当に絡まれますのね、冗談かと思ってましたが、何故ですの?」
上条「何故だか俺がききたいくらいだ!」
黒子「まるで避雷針のようですわね」
上条「あぁ……雷を不幸にたとえてな…確かに…」
黒子「まぁほかの意味もあるんですが…」
上条「あ、なにかいったか?」
黒子「なんでもありませんの」
黒子(お姉さまの心……そう電撃使いの心(雷)まで引き寄せているという意味でいったんですの…)
上条「まぁサンキューな」
黒子「ジャッジメントとして当然の事ですの」
上条「あまり逃げ回らずにすんだだけで助かるよ、白井ありがとな」ニコッ
黒子「べ、別にお礼なんていりませんの」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:19:25.49 ID:4+k7LNPAP
カラス「カァー」プリッ
ベチョッ
上条「…」
………
犬「わんわんわんわん!」
上条「うぉぁ!」
ぐにゃ
上条「げぇ…犬の…」
………
売り切れ
上条「はぁ…」ガックリ
………
黒子(よくもここまで不幸があつまりますわね)
黒子(こんな何もとりえがなさそうな男の何処が…よろしいのでしょうか…)
黒子(まぁ悪人ではないのは判りましたが…それだけですし…)
408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:24:48.92 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁこんな感じだけど…」
黒子「ナルホド…」
上条「何か参考になったか?」
黒子「まぁ、それなりに…」
黒子(たいした男ではないということは)
上条「それじゃ俺は帰るぞ」
黒子「お疲れ様ですの」
上条「そうだ、いつまでこれ続けるんだ?」
黒子「そうですね…」
上条「決めてなかったのかよ、課題だし、提出期限とかあるだろ?」
黒子「一週間、そう今週いっぱいお願いしますの」
上条「一週間か、そのあとはまたびりびりに追いかけまわられる日々が…」
黒子「びりびりではありませんの!お姉さまには御坂美琴というすばらしいお名前がありますの!」
上条「はいはい、まぁ今週は骨休めってことだな、それじゃまた明日」
黒子「それでは、私も…」
409 名前:10回に一回休憩します[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:29:14.58 ID:4+k7LNPAP
一日目終了
バタンッ
黒子「ふぅ…」
御坂「どうだった黒子?」
黒子「どうもこうもありませんの、あそこまで不幸を引き寄せるなんて想像以上ですの」
御坂「そうでしょ、そうでしょ~」ニコニコ
黒子「なんだか嬉しそうですわね」
御坂「そ、そんなことないわよ」
黒子「そうでしょうか…」
御坂(アイツのよさが広まっちゃ困るのよ!)
黒子「まぁ今週いっぱい、審査させていきますの」
御坂「あんまり迷惑かけちゃだめよ?」
黒子「……それをお姉さまがいいますか…」
御坂「えへ…えへへへへ」
黒子「……まったく」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:54:48.16 ID:4+k7LNPAP
-二日目-
pi、trrrrrrrr
上条「白井か?こっちは終わったぞ」
-白井「監視カメラで姿を確認しました、こちらも向かいますので普段どおりにお願いしますの」
上条「あいよ」
pi
上条「これで意味があるんだろうか…」
………
……
…
ハァハァハァ
上条「ち、ちくしょぉお、不幸だぁぁぁ」
「てめぇ!にげるんじゃねーよ!」
「逃げ足王が!!」
上条「おい、白井また、見ててわざとゆっくりしてるだろ!!!」
414 名前:黒子はマンネリ化してますね[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:57:12.17 ID:4+k7LNPAP
-「チッ」
上条「だぁぁあああ」
ダタタタッタ
黒子「仕方ありませんわね」
シュン
黒子「ジャッジメントですの」
「はぁ?」「こんなガキが?」
黒子「この反応久しぶりですわね…」
「おらおら!ガキはママに抱っこしてもらって寝てろって」
ブンッ
黒子「そんな、みえみえの大振りのパンチにあたる人なんてそうはいませんのよ」
パシッ、クルッ
「うぉぉぉ」
ドスンッ、ゲシッ
黒子「さて、次はどなたをお相手しましょうか」ニコッ
417 名前:黒子はマンネリ化してますね[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:04:52.04 ID:4+k7LNPAP
「なっ…!?」
黒子「来ないのでしたらこちらからいきますわよ!」
シュンッ
「消え…」
黒子「テレポートですの」
「!?」
ドンッ
「うげぇ…」バタッ
「この野郎!!」
黒子「私これでも女ですから野郎ではありませんの」
シュッ
「うごぉ」
黒子「まぁこんなもんでしょうか」
上条「つ、つえぇ…3対1で瞬殺かよ…」
黒子「殺してませんから!」
420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:16:09.54 ID:4+k7LNPAP
黒子「まさか今日もこの手の輩に襲われるとは…」
上条「だから言っただろ…」
黒子「まぁ、もういちいち驚きませんが…」
上条「今日も助かったよ、白井」
黒子「お礼はちゃんと言うことができますのね」
上条「昨日だってちゃんといったぞ?」
黒子「そうでしたか…覚えてませんの」
上条「……やっぱり常盤台の生徒だな…」
黒子「何のことですの?」
上条「なんでもねーよ」
黒子「引き続きお願いしますの」
上条「はいはい、ジャッジメントに見られて以上、ああいうやつには手出すとにらまれそうだから…また頼むぞ…」
黒子「お任せくださいですの」
上条「まぁまたわざと遅れてくるんだろうけど…」
黒子「…チッ、気がついていましたか」ポツリッ
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:20:23.88 ID:4+k7LNPAP
黒子「まぁここまで見てる感じ、お姉さまが惹かれるような魅力なんてものは…」
-上条「うぁあ」
黒子「微塵も感じないんですの…」
-上条「げぇ…」
黒子「…だんだん飽きてきましたの」
-上条「…はぁ」
黒子「もう切り上げてもよろしいかもしれませんわね」
-上条「お前達!何してるんだ!」
黒子「え?」
-上条「…クッ」
黒子「これは…初春、聞いてますか?」
-初春「白井さん聞いてますよ?」
黒子「第―区の―カメラの映像みていただけますか?」
-初春「えーっと…学生が不良に襲われている映像ですね」
黒子「その帽子被った暴漢の一人に見覚えがありませんか?」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:26:58.70 ID:4+k7LNPAP
-初春「これってこの前の!」
黒子「まずいですわね…どうしてこんなときに、あの方も逃げてくれれば…」
シュンッ
-初春「白井さん無理しないでください!アンチスキルに連絡します」
………
……
…
上条「てめぇら、一人によってたかってそんな事するんじゃねーよ!」
「はぁん?てめぇ何様だよ」「そんなことは学級委員にでもなって学校でやってくれよ」「確かになwwww」
学生「…」ブルブル
………
黒子「またあの高レベル能力者ですか……さすがに彼急がないとまずいですわね」
黒子「精神系の能力者だなんて……私でも…苦労しますのに」
黒子「アンチスキルをまってる暇はありませんわね…私だけでなんとかしないと…」
シュンッ
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:35:17.37 ID:4+k7LNPAP
上条「ごちゃごちゃいいんだよ!さっさとそいつを解放しろよ!」
「なにこいつ、いっちゃってるわけ?」「この人数でどうにかなるとおもってんの?」「うちにはこいつがいるのに」
上条(白井まだかよ……くそ、やるしかねーのかよ…)
上条「男一人相手するのにそんな大人数でしか何も出来ないやつに言われたくねぇよ!」
「こいつ調子くれすぎじゃね?」「こいつの能力知らないだけだろ」「ぎゃははいえてる」「まぁすぐに小便チビって逃げ出すぜ」
上条「ごちゃごちゃいってねーで、こっちは一人なんだ、さっさとかかってこいよ!」
「はぁ~自殺希望者かよ…」「どこの変態だよ」「さっさと終わらせてこいよ」
「希望通り、さっさと寝かせてやるよ!」
ブンッ
上条「…クッ」
「うまくよけたな」「おいてがげんするんじゃねーぞ」
「チッ、よけるんじゃねーよ!」
ブンッ
上条「わざわざ痛い思いしたいやつもいねーだろうさ」
「だったらさっさと逃げろよ」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:40:38.68 ID:4+k7LNPAP
上条「ちくしょう!
ブンッ
「うげぇ…」
バタンッ
上条「あれ?おもったよりも弱い…なら!」ギリッ
「やりやがったな!」「まぐれでやったくらいで調子のるんじゃねーぞ!」「はぁ……まさかこんな雑魚に俺の出番がないよな」
上条「そ、そいつがなんだっていうんだよ!」
「だ、大丈夫だって、お前の出番はないから!」「そうか」
「うぉお」
上条「とりあえず…ソイツ以外は雑魚か…」
ブンッ、スカッ
上条「振り回すだけかよ」
ゴスッ
「ぐぉ…」
バタッ
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:49:11.28 ID:4+k7LNPAP
「はぁ、こんな雑魚に俺の出番がくるとはな…」
上条「…なんだっていうんだ」
「じゃあ、さっさと終わらせるぞ」
-「そ、そこまでですの!」
「あぁん?」
黒子「ジャッジメントですの!」
上条「白井!」
「あぁ、あのときのテレポーターか」
黒子「まぁまぁ、二人も片付けてくれましたのね、感謝しますわ」
「そんな雑魚何人倒しても自慢になんねーだろ」
黒子「まぁそうですわね」
上条「そいつがなんだっていうんだ、白井」
「へぇ~俺のこと知らないやつがまだいるのか…」
黒子「こいつは精神系の能力者の…」ギッ
「俺の能力は…催眠の効果があるんだよ、てめえらさっさと倒れろ」キッ
430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:53:12.46 ID:4+k7LNPAP
キィィィ
黒子「…クッ」
上条「なんだこの耳障りな音は…」
「ほらほら、さっさと操られて同士討ちしろよ、ぎゃははっはは」「これがでたら決まったな」「さすが―君だぜ」
黒子「うわぁああああ」
上条「白井大丈夫か」
黒子「に、逃げてくださいですの…一般の学生を巻き込むわけにはいきませんので」
「まだ抵抗できるのかよ、ほらこれでどうだ」
キィィィィィン
黒子「がぁあああああ」
上条「おい、大丈夫か」
「あれ?そいつ意外と粘るな」「ちょっと―君まってくれよ、そこまでやられると俺らまで」「役立たずはだまってろ」
黒子「うわぁあああああ」
上条「これが異能の力だっていうなら…」スッ
キューイン
433 名前:ベタベタですよね[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:58:48.48 ID:4+k7LNPAP
上条「白井しっかりしろ」
黒子「はぁはぁはぁ…貴方一体どうやって」
上条「こんなときどうだっていいだろ!」
黒子「で、でも」
「何…どうやって能力を解除した…!?」
上条「まぁ…なんつーか俺はこの学園都市だと…能力者にジョーカーみたいな存在でさ」
ダタッタタ
「て、てめぇ…何の能力者だ!」
上条「ただの無能力者なんだけど、この右手は特別せいで」
「くっ」
上条「あらゆる異能の力は俺には効果ねぇえんだよ!」
ゴスッ
「うごぁ」
ゴロゴロゴロ、ガンッ
「…がぁ」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:04:22.66 ID:4+k7LNPAP
上条「はぁはぁはぁ」
「…」ピクピク
「まさか―君がやられるなんて」「に、逃げるか?」「しかねーだろ」
ダッタタタタ
黒子「ま、待ちなさい…」フラフラッ
上条「おい、無理するなよ!」
黒子「貴方に心配されるほど……私は弱くありませんのよ…」フラァ~
バタッ
上条「白井!白井!」
………
……
…
黒子「…うぅ」
上条「白井気がついたか」
黒子「え、わたし…ここは…」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:10:15.30 ID:4+k7LNPAP
黄泉川「お前は能力の影響でここで気を失ってたじゃん」
初春「白井さん!白井さん!」ボロボロ
黒子「アンチスキルの…それに初春…」
初春「もぉ、白井さん無茶ばっかりして…心配したんですよ!」
黒子「!?」ガバッ
初春「ま、まだおきちゃダメですよ!」
黒子「犯人は!被害者は!」
黄泉川「犯人は全員確保したじゃん」
初春「被害者の方も無事です」
黒子「ホッ」
黄泉川「相打ちとはいえおてがらじゃんか」
初春「そうですよ、精神系の高LVの能力者とぶつかって勝つなんて…さすがです」
黒子「いや、私がやったわけじゃ…」チラッ
上条「…」
黄泉川「なにいってんじゃんか、こいつは指名手配だったんだぞ、アンチスキルでも手をやいてたっていうのに…」
440 名前:こんなべたべたでいいのでしょうか[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:13:13.88 ID:4+k7LNPAP
初春「この場は私達に任せて、白井さんは病院に」
黒子「でも…」
黄泉川「心配はいらないじゃん、ヒーローは次の現場に備えて体力回復させるじゃんか」
上条「白井、歩けるか?」
黒子「貴方に心配してもらうほど私は…」フラフラッ
上条「無理するなって!」
黒子「…ッ」
上条「黄泉川先生、こいつは俺が病院につれていきますよ、ここから近いし」
黄泉川「そっか、確か上条だったな、じゃあソイツ頼むじゃん」
上条「任せてください」
初春「白井さんをお願いします」ペコッ
上条「大丈夫ですよ」
黒子「あ、貴方なんかに」
上条「けが人は大人しくしてろって」
黒子「…クッ」
443 名前:嫌いだったあの人がいつのまにか気になる人へ[きりもいいので休憩に] 投稿日:2010/02/21(日) 21:16:51.51 ID:4+k7LNPAP
-病院-
黒子「まったく貴方に助けられるだなんて…」
上条「そんな細かいことどうだっていいだろ…」
黒子「それに普段はあの手の輩に絡まれたらいの一番ににげてますのに」
上条「まぁ…そりゃ…一人危ない状況だったし」
黒子「誰かが危ないときだけは……普段と違いますのね」
上条「…わかっちゃいるんだけど」
黒子「今回はそれに関してはお礼をいわせていただきますの…」
上条「白井?」
黒子「貴方のおかげで被害者一人も出さずに、あの能力者を無事逮捕できました、ありがとうございました」ペコッ
上条「…そ、そんなに改まって言われると…」
黒子「ただ、無謀を勇気と間違えないでくださいですの!ああいうときは素直に私達に任せるかアンチスキルに通報してくださいですの」
上条「面目ない…」
黒子「まぁ…」
黒子(でも…この人が…どういう人かわかった気がしますの……)
448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:53:00.62 ID:4+k7LNPAP
-二日目終了-
バタンッ
黒子「はぁ…疲れましたわ」ドサッ
御坂「どうしたの?黒子」
黒子「ちょっとジャッジメントの方で…」
御坂「あーそういえば初春さんから聞いたわよ」
黒子「…なにをですの?」
御坂「LV4の上位の能力者を貴方が捕まえたんですって?」
黒子「それは…」
御坂「黒子もいつかやるとおもってたのよねー」
黒子「それを捕まえたのは…」
御坂「私もルームメイトとして鼻が高いわ」
黒子「!?」
御坂「あんたもがんばったじゃない」グシャグシャ
黒子「お姉さまが…私の頭をなでてくれた…」
449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:56:44.16 ID:4+k7LNPAP
御坂「ご褒美よ」
黒子「お姉さま」ブワッ
御坂「な、なによ」
黒子「黒子は、黒子は…お姉さまの愛情を受けて…」ピョーン
御坂「!?」
黒子「お姉さまぁぁぁ~」
御坂「調子にのんな!」
ゴチンッ
黒子「…ッ」ナデナデ
御坂「あんたはそこがダメなのよ!」プンプン
黒子「…この痛みも私しか味わえない快感ですの」
御坂「そういえば、アイツどうだったの?今日」
黒子「それは」
御坂「あいつ今日みたいな場面だと真っ先に向かっていくでしょ」
黒子(…やっぱりそういうことですのね)
452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:02:30.95 ID:4+k7LNPAP
御坂「アイツはどうだった?」
黒子「べ、別に普段どおりの逃げ足でしたの」
御坂「え?」
黒子「なにか?」
御坂「へぇ~そうなんだ…まぁいいわ」
………
……
…
-三日目-
上条「白井、今日もやるのか?」
-黒子「当然ですの」
上条「お前昨日病院いったろ?無理しないほうが」
-黒子「検査でもなにもでませんでしたし、貴方に心配されるほどでもありませんの」
上条「そういう強情なところは御坂と一緒なんだな…」
-黒子「お姉さまは関係ありませんの!とにかく今日もお願いしますの」
453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:07:02.07 ID:4+k7LNPAP
上条「はぁ…」
ダッタタタ
「まて、このやろう!」「うちの縄張りにはいってただで帰れると思うんじゃネーぞ!」
上条「まったく、なんでこうも…」
黒子「ここまでいくともう不幸という能力のLV5認定あげてもいいくらいですの」
上条「白井…お前…」
黒子「ジャッジメントですの、とりあえずおとなしくつかまっていただけますか?」
「ジャッジメントだと!」「チッ、ひとりじゃねーか」「一人くらい俺の能力で」
黒子「とりあえず」
シュンッ、ガスッ
「うごっ」
黒子「雑魚が何人居ようと」
「うげぇ」
黒子「私の前では何の意味もありませんのよ」スッ
カカカカカッ
455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:11:33.67 ID:4+k7LNPAP
黒子「これで終わりですの」フラッ
「チクショウ…」
黒子「これに懲りて、二度とこんなことをしませんように」フラフラッ
上条「おい白井!」
バタッ
………
……
…
白井!白井!
黒子(だ、誰ですの…私を呼ぶのは)
白井!白井!しっかりしろ!
黒子(この声は…)
黒子「…うぅぅ」
上条「白井!白井!しっかりしろ」
黒子「なんで…すの…一体…」
457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:13:33.11 ID:4+k7LNPAP
上条「ふぅ~良かった…またお前がイキナリ倒れて…」
黒子「倒れた…」
上条「大丈夫だぞ、あいつらはまだ寝たままだから、おきてるヤツもお前のおかげで動けないし」
黒子「他に居ましたでしょう…」
上条「そいつもそこで伸びてるぞ」
「…」ピクピク
黒子「貴方が?」
上条「まぁ、いけないとはおもうんだけど…逃げられたらお前も面倒だろうし…」
黒子「…」
上条「こ、これでジャッジメントにつかまったりしないよな?い、一応確認してるだけなんだけど…」
黒子「はぁ…協力してもらって逮捕するほど、私は恩知らずじゃありませんの」
上条「よかったぁ…」
黒子「まさか、また…」
黒子(貴方に助けられるとは……)
上条「どうした?また調子悪いか?」
459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:21:31.45 ID:4+k7LNPAP
黒子「…クッ…なんでもありませんの」スクッ
上条「おい、まだ立ち上がるなよ!」
黒子「だ、大丈夫です…n」グラッ
上条「危ない!」ガシッ
黒子「…なっ」
上条「大丈夫か!?」
黒子「ちょ、ちょっと…」
上条「まだ、ふらふらしてるぞ…」
黒子「ど、どこを触ってますの!?」
上条「へぇ?」
モニュモニュ
上条「!?」
黒子「こ…この…」
上条「これは…その不可抗力で…」
黒子「この…エロ猿がぁ!!私の胸に触っていいのは、お姉さまだけですの!!!!」パシッ
460 名前:そういえば美琴相手にラッキースケベの描写ってないですよね[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:30:20.30 ID:4+k7LNPAP
上条「…」ヒリヒリ
黒子「あ、貴方がいけないんですの!」
上条「すんません…」
黒子「…もぉ」
上条「とりあえず、体調はよくなったようだな…」
黒子「…おかげさまで」
上条「昨日あんな能力者の攻撃うけたんだから、無茶するなよ…」
黒子「それは貴方も同じでしょう…」
上条「俺は…その食らってなかったんだよ…」
黒子「本当ですの?」
上条「それにお前がいったろ?無謀と勇気を間違えるなというような事を…」
黒子「…ウッ」
上条「ジャッジメントとして使命感があるのはわかるけど、お前はそれでも女の子なんだから…」
黒子「…あなたにいわれるとは」
上条「茶化すなよ……とにかく無茶はするな!お前は俺のこと嫌ってるみたいだが、知り合いに何かあったらとおもうと…」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:35:41.94 ID:4+k7LNPAP
黒子「な、なんですの///」
上条「……ったく」
黒子「…調子狂いましたの、今日は申し訳ありませんが、これで帰らせていただきますの」
上条「おい、ちゃんと病院に!」
黒子「大丈夫です、自分の体調くらいわかりますの」
上条「そうはいっても」
黒子「今度は強がりではありませんの」
上条「本当だな」
黒子「……信用していただけないのですね」
上条「そりゃな…お前も無茶する部類みたいだし」
黒子「本当に大丈夫ですの、まっすぐ帰りますので心配しないでくださいまし」
黒子「では」
シュンッ
上条「……はぁ」
上条「俺も帰るか…」
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:45:46.90 ID:4+k7LNPAP
-三日目終了-
御坂「あれ?黒子今日は早いのね」
黒子「ちょっと調子がわるくて…」
御坂「大丈夫?」
黒子「もう落ち着きましたので、大丈夫ですの」
御坂「本当?あんたすぐ無理するから」
コツンッ
御坂「熱はないわね…」
黒子「お、お、お姉さま」
御坂「どうしたの」
黒子「かおかおかおかおかおかおかおがちかちかちかちかちかい!!」
御坂「体温計なんかないし仕方ないじゃないの」
黒子「黒子は…もう我慢できませんのぉおおお」
御坂「また、あんたはぁああああ」パチパチッ
黒子「あばばばっば」ビリビリ
467 名前:三日目終了で休憩[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:51:53.32 ID:4+k7LNPAP
-三日目終了-
御坂「あれ?黒子今日は早いのね」
黒子「ちょっと調子がわるくて…」
御坂「大丈夫?」
黒子「もう落ち着きましたので、大丈夫ですの」
御坂「本当?あんたすぐ無理するから」
コツンッ
御坂「熱はないわね…」
黒子「お、お、お姉さま」
御坂「どうしたの」
黒子「かおかおかおかおかおかおかおがちかちかちかちかちかい!!」
御坂「体温計なんかないし仕方ないじゃないの」
黒子「黒子は…もう我慢できませんのぉおおお」
御坂「また、あんたはぁああああ」パチパチッ
黒子「あばばばっば」ビリビリ
469 名前:あれ、また2重orz[ダメだこりゃ…] 投稿日:2010/02/21(日) 22:54:04.51 ID:4+k7LNPAP
プスプス
御坂「もぉ…真面目に心配してあげたって言うのに!」
黒子「…」ピクピク
御坂「勝手にしなさい!」
バタンッ
黒子「…」
黒子「まさか、あの男の人の前で2回も気を失うという醜態をさらすとは…」
黒子「……不覚ですの」
黒子「でも、あの方には悪い事しましたわね…」
黒子「倒れそうな私を支えてくれただけですのに…」
黒子「平手打ちなんでしてしまうなんて…」
黒子「恩知らずにもほどが…」
黒子「あ…私ったら…あんな類人猿になんでそんな気遣いを…」
黒子「私らしくありませんわね…」
黒子「……ホント、調子狂いますの…あの方と一緒にいると…」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:14:23.19 ID:4+k7LNPAP
-四日目-
上条「白井、大丈夫かな…」
pi、prrrrrrrrr
-黒子「はい、白井ですの」
上条「白井か、一応終わったけど、今日はどうするんだ?」
-黒子「どうするとは、どういうことですの?」
上条「昨日も体調わるかったみたいだし、今日は別に無理しないでも…」
-黒子「気にしないでいただけますか?昨日早く帰りましたし体調管理くらいしっかりできてますの」
上条「本当に大丈夫か?」
-黒子「心配なさらないでください、もうあんな失態は…」
上条「失態?」
-黒子「なんでもありませんの!とにかく今日もお願いしますので」
上条「あーわかったわかった、無茶だけはするなよ」
pi
上条「はぁ……御坂の方が気楽だったかもしれないな…」
476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:24:28.63 ID:4+k7LNPAP
上条「今日は何もなさそうだな…」
上条「おい、白井近くにいるんだろ?」
シュンッ
黒子「なにか御用ですの?」
上条「ずっと見張ってるだけも暇だろ?」
黒子「まぁ、今日は平和なようですし……本来の目的とはかけ離れてますわね」
上条「だからさ、今日はお休みって事で」
黒子「だからなんですの?」
上条「ずっと気張ってるのもなんだしさ、そこでお茶でも飲まないか?」
黒子「はぁ?なんで私が貴方とお茶をしなきゃいけないんですの?」
上条「ここ最近なんだ絡まれたときお前にお世話になってるしさ」
黒子「ジャッジメントとして当然ですの、それに私の方こそ…」
上条「ん?とにかくその恩返しだとおもっておごらせてくれよ」
黒子「…まぁそういうことでしたら…お付き合いしないわけでもありませんが…」
上条「よし、決まりだな」
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:30:41.31 ID:4+k7LNPAP
-喫茶店-
黒子「まさか、貴方とこんなところに来ることになるとは…」
上条「ん?そうか?」
黒子「どうでもいいですけど…」
上条「そんな、つんつんするなよ」
黒子「これで私の普通ですので」
上条「…言葉遣いは丁寧なのに、御坂よりもとっつき難いな…白井は…」
黒子「それは失礼しましたの」
上条「そういうところが…」
黒子「別に貴方に好かれたいとはおもっていませんので」
上条「そうはいうけどさ、でもやっぱりある程度考えて話さないと好かれるどころか、嫌われるだろ…?」
黒子「私はお姉さま一人に愛されれば満足ですの」フンッ
上条「そうか?もったいないな、白井なんてそのトゲトゲしい感じがなくなれば、可愛いんだからすぐ友達もできるだろうに」
黒子「な、なにをいいますの!いきなり…」
上条「なんか変なこといったか?」
480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:36:20.79 ID:4+k7LNPAP
黒子(この口でお姉さまを誑かしたのですわね、私はこんなのにだまされませんの!)
黒子「そ、それに私にも友達の一人や二人いますので、ご心配には及びませんの!」
上条「それでも…」
黒子「ですから!」
上条「あぁ、もう判ったよ…俺が悪かった」
黒子「そ、そんなつもりでいったわけでは…」
上条「ホント俺お前に嫌われてるんだな…4日も一緒にいるから、少しは和らいでくれてると期待したのに…」
黒子「きらってるわけでは…」
上条「あーぁ、御坂といい、白井といい、俺は常盤台の生徒には嫌われやすいタイプなのか…」
黒子「……無自覚なのがいけないんですの」
上条「ん?」
黒子「そういう発言の1つ1つが貴方も敵を作ってる可能性があるとお考えにならないのですの?」
上条「うーん…」
黒子「少しは自分の言動に責任をもってくださいですの!」
上条「そ、そうかもしれないな…」
481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:41:16.08 ID:4+k7LNPAP
黒子「ほら!そうやって年下にいわれて、すぐそういう感じでいうのもダメですの!」
上条「…」
黒子「もうちょっと!年齢相応の…」
上条「年齢相応」
黒子「そうしてもらわないと、お姉さまのイメージに傷がつくじゃありませんか…」ポツリッ
上条「御坂?御坂になんの関係があるんだよ」
黒子「本当に気が付いてませんの?」
上条「だからなんだよ」
黒子「そうですか……それならいいんですの」
上条「おい、ちょっと気になる言い方しておいてそれは!」
黒子「ちなみに、お聞きしますが」
上条「なんだよ…」
黒子「お姉さまのことはどうおもっていらっしますの?」
上条「御坂か?うーん……うるさい中学生?あとは俺のことを嫌ってる?」
黒子「…はぁ」
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:47:20.44 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁ、嫌いではないけどな、嫌う要素はないし」
黒子「そ、そうですか…」
黒子(…そうですわよね、私と違ってお姉さまが嫌われるわけが)
上条「でも、ここ4日間でわかったことは、白井、俺はお前のことも結構好きだぞ?」
黒子「え?」
上条「なんかほら、自分に負けたくないと考えてるのか、何か目標持っているのかわからないけど…」
上条「何事にも真面目に取り組んで、まぁその百合っぽいのはあれかとおもうが」
黒子「余計なお世話ですの!」
上条「お前のそういうところ、俺は好きだな」ニコッ
黒子「…な、何をいうんですの」
上条「あ、気を悪くさせたらごめんな」
黒子「だから!すぐそうやって年下に…」
上条「わかっちゃいけるけど、年下と話してそれがダメだって言われると、ただの威張った先輩ってだけになるだろ…」
上条「俺にはそんなの無理だな、人の上にというか先輩面するのも無理だし、まぁ説教臭い爺にはなれそうだけど」
黒子「確かに先輩というよりもっと年配のイメージですわね…余裕がある感じがしますの」
485 名前:>>479 きめぇよってことでしょうか…orz[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:53:22.81 ID:4+k7LNPAP
上条「余裕?そんなもの上条さんはこれっぽっちもありませんよ、常にぎりぎりです」
黒子「そういう意味じゃなくて」
上条「まぁ余裕があるようにみえるっていうなら、ここ数日に関して言えば」
上条「白井が居るから大丈夫かなって気持ちが表にでたかもしれないな」
黒子「あ、あなたは…そう恥ずかしいセリフがぽんぽんでてきますわね…」
上条「そっか?」
黒子(ホント、調子狂いますの……)
黒子「そろそろ、失礼しますわ」
上条「あ、結構時間すぎてるな」
黒子「あと少しで完全下校時刻ですので、私は巡回に」
上条「白井」
黒子「なんですの?」
上条「お茶付き合ってくれてありがとうな、結構楽しかったぞ」
黒子「なっ…」
上条「今週、いっぱいでもう暫く会わないかもしれないけど、また機会あったら…」
488 名前:眠くなって…[] 投稿日:2010/02/22(月) 00:00:11.53 ID:Z1ezNaoxP
黒子「きっと次はありませんわよ!」
上条「そっか、まぁいいや、機会があったらで」
黒子「ですから」
上条「それじゃまたな、会計はすませてあるから」
ガチャッ
黒子「…話きいてませんのね」
黒子「私のこと好きか…、ああいうこと男性に言われたのってはじめてですわね…」
黒子「……お姉さま以外で私の事あそこまで理解してくれるのって…」
黒子「しかもここ数日で…」
黒子「お姉さまが惹かれる訳、わかりますの…」
黒子「短い時間で、相手の心にどんどん入って…」
黒子「わたくしももう…」
黒子「!?」ブルブル
黒子「なにをいってますの…私としたことが…」
黒子「お姉さまにのみ操を……………」
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 00:08:14.22 ID:Z1ezNaoxP
あと少しで4日目終わってあとはラストへってところなんですが
眠気で文章がわいてこないのと、誤字脱字がやばすぎるんで
今日はこの辺りで失礼します
おやすみなさい
517 名前:続きは会社から書けたら[] 投稿日:2010/02/22(月) 08:54:37.73 ID:Z1ezNaoxP
トボトボ
黒子「はぁ…」
黒子「泣いても笑ってもあと一日ですわね…」
黒子「認めたくないのですが……確かにあの方は…」
黒子「そう認めてしまうと……お姉さまはここぞとばかりに積極的にあの方にちょっかいだしていくでしょうけど…」
黒子「認めなくても、お姉さまは今までどおりに絡んで…」
黒子「でも、私の口から認めたというような言葉を出すのは、負けた気分になって癪なんですの…」
黒子「お姉さまの事だから……あの方との仲が急に進展するとはおもえませんけど…」
黒子「いずれ…」
黒子「……」
ブルブル
黒子「そんなことダメですわ!お姉さまがあのような方と一緒になるような想像など…しては…」
黒子「確かにお似合いなんですけど……でもあの方は…」
黒子.。oO(白井、俺はお前のことも結構好きだぞ?)
黒子「…あ、あ…あの様な事を軽々しく口にだす殿方なんてお姉さまには………///」カァァ
533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 16:05:49.37 ID:Z1ezNaoxP
ごめんなさい、会社で書く時間がとれそうにありません
帰宅後終わらせます
543 名前:色々やりながらですのでゆっくりいきます[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:00:06.74 ID:Z1ezNaoxP
-「なーにブツブツいってんのよ」
黒子「え?」
御坂「さっきから、ブツブツ言いながら歩いててまるで怪しい人よ?」
黒子「その…」
黒子(聞かれてませんわよね…)
黒子「お姉さまこそ、何故こんなところに?」
御坂「あーあのね…なんか…部屋に居てもこうストレスというか……なんか物足りなくてさ」
黒子「禁断症状ですの?」
御坂「そ、そんなわけあるはずないじゃないの!」
黒子「そうですか?」
御坂「べ、別にアイツに会えないから寂しいって……わけじゃ……」モジモジ
黒子「あと一日の辛抱ですの、我慢してくださいませ」
御坂「そ、そうよね、後一日よね!って!!」
黒子「というわけで、完全下校時刻も過ぎていますので、お姉さまは寮にお戻りください」
御坂「わ、判ったわよ…」
544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:08:22.28 ID:Z1ezNaoxP
御坂「ところで、黒子」
黒子「なんですの?」
御坂「あんたの評価はどう?」
黒子「あの殿方のことですの?」
御坂「それ以外に何があるのよ」
黒子「えーっと…」
黒子(いってしまえば、お姉さまは、さぞお喜びになることでしょう…でも…)
御坂「どうなのよ?」
黒子(でも私が認めてしまったら……私のこの気持ちも認めてしまうことに…そんなはずありませんの…)
黒子「あと一日ありますので、まだお答えすることはできませんわ」
御坂「えー?いいじゃないのよ!」
黒子「ダメですの、審査段階でいってしまっては期間もうけた意味がありませんので」
御坂「ケチー」
黒子「じっくり明日の夕方まで調べさせていただきますの」
黒子(き、きっとそうですの、私の勘違いですの……あの方にもきっと隠れた酷いところがありますの!…でも…)
549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:15:20.96 ID:Z1ezNaoxP
黒子「それよりも早くお姉さま、寮にお戻りくださいませ」
御坂「ちぇっ…黒子のケチー!」スタスタ
黒子「ふぅ……明日こそ、あの類人猿の欠点を見つけて差し上げますの!」
………
……
…
-最終日-
上条「ふぁああ、今日でびりびり休養日も終わりか…」
上条「さてと…最後の連絡だ」
pi、trrrrrrrrrrr
上条「お、白井か、こっちは終わったぞ」
黒子「……わ、わかりましたの」
上条「どうした?なんかやつれたような声だな」
黒子「な、なんでもありませんの」
黒子(昨日のこと考えてたら朝になってしまったなんて……そんな恥ずかしいこと…)
550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:22:31.47 ID:Z1ezNaoxP
上条「それで今日なんだけど、ちょっと買い物に行きたいんだけどいいか?」
-黒子「前も言いました様に、ご自由に動いてくださればいいんですの」
上条「そっか、じゃあセブンスミストいくんで」
-黒子「へぇ、あなたのような方もいくんですか…流石学園とし最大の…」
上条「はいはい、すみませんね、似合わないところにいこうとして」
-黒子「そういう意味じゃありませんの、貴方なぜか人ごみを避けるルート選んでませんでしたか?」
上条「あ……」
-黒子「なにか理由がありますの?」
上条「まぁ…いいじゃないか、あはははははは」
-黒子「まぁ、そこまで知りたいわけではありませんので、構いませんが」
上条「それじゃ、こっちはもう出発するからな」
-黒子「こちらも向かいますの」
上条「んじゃまたあとで」
プチッ
ツーツーツーツー
552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:26:47.19 ID:Z1ezNaoxP
-セブンスミスト-
上条「すげぇ人ごみ…」
-「何を今更…」
上条「おわっ!」ビクッ
黒子「何を驚いてますの?」
上条「てっきりまた離れて観察されてるのかと…」
黒子「そうしたいのは山々なんですが、これだけの人の中、しかも屋内ではそうもいってられませんので」
上条「そ、そっか…」
黒子「なにか都合悪いことでもありますの?」
上条「な、なんでもないぞ」
黒子「怪しいですの…」ジトォー
上条「べ、別に怪しくないだろ!普段通ってる路地裏よりかは!」
黒子「まぁ…この場所に、怪しい場所は確かにありませんけど…」
上条「だ、だろ…」
黒子「でも、なんだか怪しいですの…」ジトォー
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:34:17.37 ID:Z1ezNaoxP
テクテク
上条「こういうところに来るのも久しぶりだな」
黒子「それは独り言ですの?それとも私に話しかけているんですの?」
上条「……はぁ~」
黒子「なんですか、そのあからさまなため息は…」
上条「ほんと、俺お前に嫌われてるのな…」
黒子「べ、別にそういうわけじゃ…」
上条「せっかくなんだし、少し話しながら店内あるいてもいいじゃないか…」
黒子「…」
上条「でもまぁ、話しかけるなって言うならあまり話しかけないよ」
黒子「わかりました」
上条「?」
黒子「話しかけてもいいですわ」
上条「そっか、少し気が楽になった、この前みたいに知り合い扱いするなっていわれるかもとか…な」ニコッ
黒子「嫌ってるわけでは…」ドキドキ
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:44:09.78 ID:Z1ezNaoxP
上条「あ…」
黒子「ん?」
上条「白井ちょっと、ここで待っててくれるか?」
黒子「なんですの?」
上条「10分、いや5分でいいから!」
黒子「むぅ?」チラッ
上条「な、な?頼むよ」アセアセ
黒子(この場所は…)
黒子「はぁ~わかりましたの、5分ですわよ?」
上条「わかった5分以内に必ず戻るから!」
タタタタッタ
黒子「こんな場所で買い物なんて…はぁ~、とうとう見つけましたの…」
黒子「どうせ、誰か女性にプレゼントをするのでしょう…」
黒子「結局八方美人なだけで、なんですの…本命の彼女でも居るのではないですか…」
黒子(私のことも好きとかいっておいて、所詮ただの女たらしの条件反射的なものだったのですわね……)
561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:50:21.97 ID:Z1ezNaoxP
-数分後-
タタタッタ
上条「お、お待たせ」
黒子「別に待ってませんの」
上条「そっか?」
黒子「それで、その包み、誰かのプレゼントですか?」
上条「あ、これはな///」サッ
黒子「別に隠さないでもいいですわよ?気にしてませんし」
上条「あはははは///」
黒子「貴方がどのような方とお付き合いしてようが、私にはかまいませんので」
上条「え?」
黒子「あ…」
黒子「な、なんでもありませんの!は、早く次の場所にいくならいってくださいですの!」
上条「あ、あぁ…」
黒子「全く…」
564 名前:セロリさんごめんなさい[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:02:51.97 ID:Z1ezNaoxP
ドォーン
グラグラ
「キャァー!!」
黒子「なにごとですの!」
上条「上の方からだな!」
-「おィ!ここの責任者はどこだァ!!」
-「ねぇ、もういいってミサカはミサカは大丈夫だから!」
-「コイツがこの段差で転ンだンぞォ?この建物設計したヤツここにつれてこいやァ!!」
上条「上から怒鳴り声…?」
黒子「な、なんだかヤバイ雰囲気ですわね!きっと中毒者ですの…」
-「さっさとつれてこねェとォ!!」
ドンッ…ビシビシッ
-「俺が勝手にこの建物直しちまうからなァ!!」
上条「白井!早くこの階の人を安全な場所に避難させるんだ!」
黒子「貴方にいわれなくても、すでにやっていますの!」
566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:06:27.15 ID:Z1ezNaoxP
黒子「ジャッジメントです、みなさん、安全な場所へ避難してください!」
………
……
…
黒子「避難は完了しましたの、あとは貴方だけです」
上条「そうか、それじゃ…」
-「1分まっても来なかったなァ!オラァ」
ドンッ、ビキビキ
上条「ま、まずい天井が落ちてくるぞ!!」
黒子「…クッ、私のテレポートで」
ガシッ
黒子「え…!?」
上条「あ…」
黒子「何故貴方は飛ばせませんの!」
上条「そ、それはだな…この右手が…」
570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:10:59.09 ID:Z1ezNaoxP
ビシビシビシッ
上条「危ない!!」
ドンッ
黒子「なっ!!」
………
……
…
パラパラッ
黒子「た、助かった…」
上条「ふぅ~…なんとか生きてるな…」
黒子「え?貴方は…」
上条「無事か…白井……」
黒子「どうして、私なんか庇って」
上条「人を助けるのに理由なんかいるのか?」
黒子「そ、その…」
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:22:19.48 ID:Z1ezNaoxP
黒子「わ、私はジャッジメントですので…」
上条「命の重さにジャッジメントもなにも関係ないんだよ!」
黒子「……」
上条「わりい、言い過ぎた怒鳴るつもりじゃなかった…」
上条「それに無事だったんだからいいじゃねーか…」
黒子「その……あっ!それは」
上条「ん?」チラッ
黒子「その、包みが……せっかくのプレゼントが、私を庇ったせいで…」
上条「命の重さに比べりゃどうってことないだろ、また買えばいいだけだし…」
ヒョイ
上条「それに、中は…」ガサゴソ
上条「大丈夫みたいだな」
黒子「……よかったですの」ホッ
黒子「私を庇ったせいで…これ以上ご迷惑おかけしたらとおもうったら…」
上条「あぁだから…がぁああ、もう…あとで言おうと思ってたんだが…」
577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:27:19.53 ID:Z1ezNaoxP
黒子「え?」
上条「ほら、これは…」スッ
黒子「なんですの?」キョトン
上条「き、昨日、お前を怒らせたから…そのお詫びだよ…」
上条(インデックスなら怒らせたら、なにか食い物かっていけばいいんだけど……)
黒子「私にですの…?」
上条「そ、そうだよ…」
ガサガサッ
黒子「リボン…?」
上条「好みとかわかんねーから…ほら、白井いつも髪、結わいてるだろ…?だから」
黒子「……」
上条「べ、別に好みじゃなきゃ棄てても構わないんだぞ?押し付けるつもりはないし…」
黒子「…その///」
上条「…」ドキッ
黒子「いただいてもいいんですの……本当に?///」
579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:36:56.38 ID:Z1ezNaoxP
上条「お、おぅ…///」テレテレ
黒子「ありがとうございます」
上条「…///」
黒子「…///」
………
……
…
上条「今日まで、色々お疲れさん、課題とはいえ俺についてくるのは大変だったろ…」
黒子「そ、そうでもありませんでしたわ」
上条「そうか?俺がどうも不幸とかを引き寄せるみたいで、周りに被害与えてるとおもうんだけど…」
黒子「そうですわね、悪いことも多々ありましたが……でも」
上条「ん?」
黒子「悪いことだけじゃありませんでしたので///」
上条「そのリボン気に入ってもらえてよかったよ」
黒子「べ、別にそういうわけじゃありませんの、ただ…人からいただいたものを棄てるのはもったいなかっただけですの…」
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:39:25.61 ID:Z1ezNaoxP
上条「そ、そっか…」
黒子「あー!!!」
上条「なんだよ急に!?」
黒子「だから、普段あんなに路地裏とか人気のないところ通るのですわね」
上条「…そうだよ、だけど今日まさにその不幸をあの場で炸裂させたしな…はぁ…不幸だ」
黒子「貴方のせいではありませんの!」
上条「そうはいってもな…」
黒子「今日のことで何かいわれましたら、ジャッジメントである私が証明して差し上げますの」
上条「ほ、ほんとか?」
黒子「約束しますわ……」
黒子(このリボンに誓って…)
上条「お前、結構いいやつなんだな!」
黒子「なんですの!その言い方は!」
上条「いや、悪気はないんだけど、ほらやっぱり俺を嫌ってる雰囲気があったからさ」
黒子「だから嫌ってはいないって、先ほどもいったじゃありませんの!」
582 名前:フラグがたったところで休憩に[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:42:16.30 ID:Z1ezNaoxP
上条「そうはいってもなぁ…」
黒子「私はジャッジメントですの!元々悪人を取り締まる立場ですので」
上条「あっ…そっか!そうだったな…」
黒子「…なんだか釈然としない反応ですわね」
上条「それじゃ、今日はこれで!」
黒子「あ…」
上条「たぶん、近いうちに御坂絡みで会うかもしれないけど」
黒子「そうですわね」
上条「まぁ、また今回みたいに、なんとか御坂のこと押さえてくれると助かるけどな」
黒子「検討してみますわ」
上条「まじか!助かるよ」ガシッ、ブンブン
黒子「き、気安く手を握らないでくれますか!///」
上条「あっ、すまん」パッ
黒子「全く…///」
上条「それじゃ、帰るわ、またな!」タタッタタタ
590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:00:21.49 ID:Z1ezNaoxP
黒子「ここまでくると、もう認めないわけにはいきませんわね…」
黒子「あの方、上条さんはお姉さまが気にするだけあって、とてもすばらしい方ですの…」
黒子「私も…惚れて…し、しまいそうですの…」
黒子「はぁ…お姉さまに報告するしかありませんわね…」
黒子「……でも」
………
……
…
-最終日終了-
ガチャッ
黒子「ただいまですの」
御坂「く、黒子!」ガバッ
黒子「なんですの、お姉さま」
御坂「結果よ!アンタの審査の結果をいいなさいよ!」フンフンッ
黒子「そんなに鼻息荒くして、みっともないですわよ」
592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:05:10.98 ID:Z1ezNaoxP
御坂「いいじゃないのよ!別に!それでそれで!」
黒子「はぁ……このように取り乱してしまうなんて…」
御坂「早く教えなさいよ!!」ビリビリ
黒子「わ、わかりましたの…とりあえず手を離していただけませんか」
………
……
…
黒子「ふぅー、上条さんを今週ずっとちぇっくしてきましたけっか」
御坂(え…上条さん?)
黒子「容姿平凡、財力は下、運動神経も逃げ足に限って言えば上、不良に絡まれやすいなど不幸要素多々」
御坂「そんな表面上のことはいいのよ」
黒子「焦らないでくださいの」
御坂「うー」
黒子「内面的なものを加味して結論は」
御坂「…」ゴクリッ
594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:09:19.06 ID:Z1ezNaoxP
黒子「確かに、お姉さまにつりあうレベルの方ですの」
御坂「!!」パァァ
黒子「表面上のものはまぁその辺にいる、男性と大差ありませんが、むしろ劣るところが多いのですが」
御坂「うんうん」フンフンッ
黒子「内面的なものはとても優れていましたわ」
御坂「でしょでしょ!」キラキラ
黒子「特に自分を命をなげうってでも、あの人を助けるとか、人に対して気遣うところとかは……もう最高レベルですの」
御坂「やっぱり、黒子にもわかっちゃったかぁ~」ニヤニヤ
黒子「!?」カチンッ
御坂「私とあのちっこいの『しか』気がつかないと思ってたんだけどねぇ~」ニヤニヤ
黒子「…そ、そうですの」
御坂「でもさ、これで私とアイツの邪魔をもうしないのよね?」ニコッ
黒子「そ、それは…」
御坂「でしょ?あいつが私のいうような男ってわかればいいんでしょ?」ニコニコッ
黒子「…」シュルッ
598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:15:53.40 ID:Z1ezNaoxP
ヒラヒラ~
御坂「あれ?あんたこんなリボンもってたっけ?」
ニヤリッ
黒子「あ~れ、私が上条さんに買っていただいたリボンがぁ~」
御坂「なっ!?」
黒子「あら…いけない」
御坂「ど、どういうことよ!」ガシッ
黒子「言うつもりはなかったのですが」
御坂「はっきりいいなさいよ!!」
黒子「黒子はあの上条さんに、面と向かって好きだといわれてしまい…」
御坂「なんですって!嘘でしょ!」
黒子「今日も命を守っていただき…」
御坂「まぁ、それはありえるでしょうけど…」
黒子「帰り際にこのプレゼントまで」チラチラッ
御坂「!?」
600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:21:29.02 ID:Z1ezNaoxP
黒子「まぁそういうことですの」ニコッ
御坂「黒子…あんたさっき私につりあうっていったばかりじゃないのよ!」
黒子「お姉さまにつりあうということは、他の女性からも上条さんはすばらしい人にみえるんですの」
御坂「ちょっと!」
黒子「黒子も…上条さんに惚れてしまいましたの…しかも好きといわれてしまいましたの///」
御坂「どうせあんたの作り話でしょ!」
黒子「でしたら、明日にでもお聞きくださればよろしいのですの」
御坂「わ、わかったわよ!」
黒子「まぁ、お姉さまが私と自分をどちらが好きかとか聞く勇気があればですが…」ニタァ
御坂「なっ、あんたなにいってるのよ!!!別にそこまで///」
黒子「人の好きな人を聞いて、上条さんでもさすがにどういう意味で聞いてるか理解しますの」
御坂「そ、そんな///」
黒子(まぁ、あの方のことですから気がつかないでしょうが…)
黒子「ですので、ここからは男女の問題ですので…」
御坂「いやよ!諦めないわよ!私の方が先に目をつけていたんだから!!」
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:27:41.87 ID:Z1ezNaoxP
黒子「恋に先に目をつけたとかそんなものはありませんの」
御坂「で、でも!」
黒子「ということですので、私疲れていますからお先に眠りますの」
御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」バリバリッ
黒子「ここで能力を使って暴れてしまったら……明日連帯責任で…」
御坂「あ…」
黒子「上条さんに会う時間すらなくなってしまうかもしれませんの」
御坂「…ッ」シュンッ
黒子「ともかく今夜は寝て、明日上条さんにきいてみればいいじゃないですか…」
御坂「わ、わかったわよ!でもあんたのいうこと全部信じたわけじゃないわよ!」
黒子「わかっていますの」
黒子(こうなったら、もう先手必勝ですの!)
御坂(ぜったい、ぜったい負けないんだから!)
黒子(そうですわ、初春に明日、朝一で…)
(決戦は明日!)
604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:32:20.76 ID:Z1ezNaoxP
-早朝AM5:00-
pi
黒子「初春、こんな朝早くからごめんなさいですの」
-初春「大丈夫ですよ、白井さん」
黒子「それで、ちょっと初春に頼みがありまして」
-初春「なんですか?」
黒子「あのケーキを毎日1つおごりますので…」
-初春「ほんとですか!なんでもいってください!」
黒子「助かりますの」ニヤリッ
………
……
…
黒子「あとは…」
pi
trrrrrrrr
605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:36:51.47 ID:Z1ezNaoxP
-昼間-
はぁはぁはぁ
御坂「おかしいわね…!アイツいつもこの辺りにいるのに!」
タッタタタッタ
御坂「ここにもいない!」
タタタッタタタ
御坂「ここにも!」
タッタタタタ
ガチャッ
禁書「あー!短髪何の用かな!とーまならでかけてるんだよ!」
御坂「ここにまでも…」
………
……
…
御坂「もぉ、これだけ探して見つからないってどういうことなのよぉおおおお!!!」
607 名前:>>606 黒子の発言の真偽を問いたいから…[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:41:47.85 ID:Z1ezNaoxP
はぁはぁ
黒子「こっちですの」
グイッ
上条「おい、そんなにひっぱるなよ」
黒子「お姉さまを避けるなら、私に任せてついてきてくださいですの」
上条「本当に御坂から逃げられるのか?」
黒子「任せてくださいですの…」
カチッ
黒子「初春聞こえてますか?」
-初春「はぁーい、聞こえてますよ」
黒子「お姉さまは今どこにいますか?」
-初春「えーっとですね、ここは第7学区の学生寮ですね」
黒子「でしたらこのあたりまでくれば大丈夫ですわね、引き続き監視お願いしますわよ」
-初春「ケーキ忘れないでくださいね!」
上条「白井おまえすごいな…こんなことまでできるなんて」
608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:48:02.93 ID:Z1ezNaoxP
黒子「この程度朝飯前ですの!」
上条「そっか…で、なんで今日もお前が一緒にいるんだ?」
黒子「そ、それはですね…実は」
上条「実は?」
黒子「この前の課題なんですが……まだデータが足りなくて…できればもう少し上条さんのことを…」
上条「調べたいわけね…はぁ~」
黒子「ご迷惑ですか?」ウルウル
上条「うっ…」
黒子「黒子は上条さんにとって鬱陶しい存在なのですか?」ウルウル
上条「わ、わかった…わかった協力するから…泣きそうな顔はやめてくれ…」
黒子「…」ニヤリッ
上条「とりあえずいつまで観察すれば終わるんだ?」
黒子「えーっとそれがですね…このくらい…」
上条「1?1週間?一ヶ月」
黒子「いえ…」
611 名前:最後の最後で猿さんorz[] 投稿日:2010/02/22(月) 22:00:46.54 ID:Z1ezNaoxP
上条「まさか…一年?」ゴクリッ
黒子「いえ、そこまででは…その…1つの学期間、つまり2学期丸々ですの…」
上条「つまり…4ヶ月近くも…」
黒子「ダメでしょうか」ウルウル
上条「…うっ…」
黒子「ご迷惑でしたら、無理にとはいいませんの」ウルウル
上条「あぁーもうわかったわかった…」
黒子「でしたら…」
上条「12月終わりまでだな!好きにしろ!」
黒子「ありがとうございます、ですの!」抱きっ
上条「おい、くっつくなよ///」
黒子「感謝の気持ちですの」
上条「///」
黒子(2学期終わりまで…それまでに…上条さんにフラグをたせさせて…)
黒子(クリスマスには絶対……お姉さまも割り込めないような既成事実をつくってみせますの♪)
今後どうなるかはさておき おしまい
バチバチッ
-「はぁはぁはぁ、しつこいな」
バチバチバチッ
-「待ちなさいよ!逃げずに勝負しなさいよ!」
ビリビリッ
-「勝負つったって、お前が勝つまで絶対諦めないだろうが」
チュドーン
キュイーン
-「当たり前じゃないの!私が貴方に負けるなんてこと、ありえないのよ!」
-「なんつーむちゃくちゃな理論だよ!」
-「いいから勝負しなさいよ!」
-「だぁあああめんどくせぇえええええ」
-「めんどくさいとかなによ!!」
バチバチッ
黒子「あれは…?お姉さま?」
379 名前:私の好みは神裂と五和なんですけどね…[] 投稿日:2010/02/21(日) 16:52:18.29 ID:4+k7LNPAP
黒子「はぁ……またあの類人猿などを追いかけて…」
シュン
黒子「お姉さま?」
御坂「く、黒子!?」
黒子「お姉さま一体何をなさっているのです?」
御坂「わ、私は…」チラッ
上条「今だ!」
ビューン
御坂「ちょ、ちょっと黒子どきなさい!!」
黒子「お姉さま!!」
御坂「なによ…」
黒子「お姉さまは学園都市の頂点のLV5なんですのよ?」
御坂「それがどうしたっていうのよ」
黒子「力があるものは力があるものなりの立場というものがありますの」
御坂「だからなによ!」
381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 16:55:39.26 ID:4+k7LNPAP
黒子「わかりませんか?」
御坂「…」
黒子「お姉さまにはあのような下種な殿方と遊ばれて、時間を無駄にすごく事は許されませんの」
御坂「べ、別に私は……アイツと遊んでるわけじゃ…」
黒子「でしたら何の御用でしたのでしょうか?」
御坂「あ、あいつが私との勝負をうけないから…」
黒子「あの方はLV0、お姉さまはLV5これでいいじゃありませんか、いちいち勝負すべき相手でもないですの」
御坂「あ、あいつはただのLV0じゃなくて、もっとすごい何かが…」
黒子「そういって、個人的に興味があるだけじゃありませんか?たとえば……恋しているとか…」
御坂「ば、馬鹿ね!そんなわけないでしょ!」
黒子「そうだとよろしいのですが……その慌てよう…」
御坂「///」カァァ
黒子「図星のようですわね」
御坂「アンタには関係ないでしょ!!」
黒子「私はルームメイトとして、お姉さまの後輩として心配しているのですよ?」
383 名前:すごく事>過ごす事[] 投稿日:2010/02/21(日) 16:57:40.41 ID:4+k7LNPAP
御坂「だから…なんで……それにアイツの何処が悪いのよ!」
黒子「そこまであの殿方を気に入っているのでしたら……わかりました」
御坂「な、なに…」
黒子「黒子があの上条当麻という男の事を審査しますの」
御坂「審査?」
黒子「わたくしの思う基準にあの殿方が達しているか、それを判断してお姉さまにふさわしいか決めさせていただきますの」
御坂「ちょっと!なに勝手に話進めてるのよ!」
黒子「そうでもしないと…」チラッ
プスプスッ
黒子「この、焼け野原と化したお姉さまの暴走の後始末…どうするべきか…」
御坂「…わかったわよ!好きにすればいいじゃないの!」
黒子「好きにさせていただきますの」
御坂「ただし!どういう結果になろうが私の気持ちは変わらないわよ!」
黒子「それは後々、私がお姉さまの気持ちを変える努力を…ぐふふふふ」
御坂「気持ち悪い想像と気持ちの悪い笑い方やめなさい!」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 17:10:35.69 ID:4+k7LNPAP
黒子「冗談はともかく、暫くあの殿方を監視してみますの」
御坂「本当に冗談よね…?」
黒子「ぐふふふ、冗談…ですわよ」ニタァ
御坂「…」ブルッ
………
……
…
黒子「とは言うものの、ずっと監視していたらそれこそわたくしがストーカと同類ですの…」※普段から御坂にしてることです
黒子「なにかいい口実は…」
-「白井?」
黒子「誰ですの?その不愉快な声の持ち主は」
上条「不愉快って…」
黒子「やはり貴方でしたか…」
上条「……いきなりそれかよ、これだから常盤台のお嬢様連中は…」
黒子「ところで貴方何をしてますの?そろそろ完全下校時刻ですわよ?」
389 名前:まぁこういう流れでちんたらと[] 投稿日:2010/02/21(日) 17:21:41.09 ID:4+k7LNPAP
上条「…仕方ねーだろ、御坂を振り切った後も、不良に絡まれるわなんだで、こんな時間なんだよ…」
黒子「何か特殊な運命の持ち主なのですね」
上条「全くここまで来ると運命としか思えないよな…」
黒子(これですの…!)
黒子「その不幸体質、ちょっと研究させていただけませんか?」
上条「はぁ?」
黒子「私、今学校の課題で、特異体質のこと学んでおりますの」
上条「変わった勉強するんだな…」
黒子「そこに貴方が現れてくれるなんて…これはチャンスかと思いまして」
上条「チャンス?」
黒子「そうですの!特異体質そのものの貴方から、学べるチャンスですの!」
黒子「百聞は一見にしかずといいますの、書物で学ぶよりも、現実でそのものを見て学べば…」
上条「なるほど……でもなぁ…御坂1人でも面倒なのに、お前にまで付きまとわれたら…」
黒子「そういうことでしたら、私からお姉さまに、研究が終わるまで手をださないようにお願いしますの」
上条「できるのか?そんな事、おまえ後輩だろ?」
391 名前:ご飯等で暫く席はずします[] 投稿日:2010/02/21(日) 17:39:51.02 ID:4+k7LNPAP
黒子「私とお姉さまの関係は他人にははかれないものですの」
上条「そう…なのか?」
黒子「とにかく任せてくださいですの」
上条「まぁ、アイツがどうにかなるなら、白井は御坂と違って好戦的ってわけじゃないしな…」
黒子「では交渉成立ですの」
上条「で、いつからだ?」
黒子「そうですわね……明日の放課後から暫くということで」
上条「よかった、さすがに24時間張り付かれたりしたらどうしようかと…」
黒子「私も貴方の家にまでは入りたくありませんの」
上条「まぁ、そうだよな…」
黒子「えーっと、携帯かしていただけませんか?」
上条「携帯?ほら」
黒子「では…」pipipi
黒子「これで私の連絡先いれておきましたので、学校が終わりましたら連絡お願いします」
上条「わかったよ、くれぐれも御坂のことは頼むぞ?」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:40:30.04 ID:4+k7LNPAP
-常盤台中学寮-
バタンッ
黒子「お姉さまいらっしゃいますか?」
御坂「あ、黒子遅かったわね」
黒子「色々ありまして」
御坂「そぉ~?ふーん」
黒子「それで先ほどのお話なのですが…」
御坂「あんたがアイツを審査するとかって話だっけ」
黒子「本人に許可いただきましたので、その…」
御坂「なによ」
黒子「その、監視する間は……お姉さまあの類人猿に絡まないでいただけないでしょうか?」
御坂「なんでよ!」
黒子「お姉さまが絡みますと、あの方は逃げるでしょう?」
御坂「そりゃ…」
黒子「それではじっくり審査できませんの」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:45:02.15 ID:4+k7LNPAP
御坂「……う」
黒子「まぁ数日だけですので、我慢してくださると助かるのですが…」
御坂「わ、わかったわよ…でもさっきもいったけど、私の考えは変わらないんだからね!」
黒子「それはわかっていますの」
………
……
…
-放課後-
上条「さてと……アイツに連絡しないとな…」
土御門「かみやんが下校と同時に電話とか…めずらしいにゃー」
青髪「まさか…かみやん?彼女とかできてたりせぇへんよな?」
上条「ちげぇよ…ちょっと頼まれごとをだな」
土御門「そういっても、どうせ女の子じゃないのかにゃー?」ニヤッ
青髪「かみやん?どうなんや!」
上条「女つっても、中学生だぞ?」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:51:12.56 ID:4+k7LNPAP
土御門「舞夏も中学生ぜよ?」
上条「お前みたいなシスコン野郎と一緒にすんな…」
青髪「中学生?最高やないか…」ジュルリッ
上条「お前は根本的にやばいんだよ…」
pi
trrrrrrrr
上条「上条です、白井さんの携帯電話でよろしかったでしょうか?」
土御門「白井…はっはぁ~ん」
青髪「白井さん?この学校の生徒じゃないのはたしかやな!」
上条「そう、学校終わったから…え?普段どおりでいい?そうかわかった、それじゃ」
pi
土御門「ジャッジメントの子だにゃ?」
上条「お前は無駄に鋭いその頭……別のところに生かせよ」
青髪「ジャッジメントやて?なんやかみやん、そういうプレイが好みなんか?」
上条「どういう想像してるんだよ…」
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 18:57:46.23 ID:4+k7LNPAP
上条「それじゃ俺は帰るからな」
土御門「あれ?どこかでデートの待ち合わせってわけじゃないのかにゃ?」
上条「だからちげえっていってんだろ…」
青髪「かみやんに先に大人になられたらどうしようかとおもってたわ」
上条「……それじゃな」
スタスタ
………
……
…
上条「普段どおりか、研究するためにはどこかで待ち合わせた方がいいんじゃないのか…」
-「そんな必要はありませんの」
上条「!?」
黒子「貴方が学校でた時刻さえわかれば、あとは監視カメラの映像でどうにでもなりますの」
上条「無駄にセキュリティの高い都市ですこと…」
黒子「まぁ、全域カバーできているわけじゃありませんが、この学区は余裕で監視できますの」
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:04:16.50 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁ、お手柔らかに頼む」
黒子「任せてくださいですの」
………
……
…
「オラ!てめぇ待ちやがれ!」
上条「はぁはぁはぁ」
「逃げてるんじゃねーぞ!」
上条「わざわざ捕まる馬鹿もいないだろ!おい、白井みてるんだろ!」
黒子「はぁ…そのままやられてくれればよろしいですのに…」
上条「ジャッジメントがいうことか!!」
黒子「ジャッジメントですの!」
「て、てめぇ、ジャッジメントの知り合いかよ!」
上条「知り合いっていうか…」
黒子「こんな類人猿と知り合い扱いしないで欲しいですの!とりあえず、お縄についてくださいますの」
404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:09:37.21 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁ、お手柔らかに頼む」
黒子「任せてくださいですの」
………
……
…
「オラ!てめぇ待ちやがれ!」
上条「はぁはぁはぁ」
「逃げてるんじゃねーぞ!」
上条「わざわざ捕まる馬鹿もいないだろ!おい、白井みてるんだろ!」
黒子「はぁ…そのままやられてくれればよろしいですのに…」
上条「ジャッジメントがいうことか!!」
黒子「ジャッジメントですの!」
「て、てめぇ、ジャッジメントの知り合いかよ!」
上条「知り合いっていうか…」
黒子「こんな類人猿と知り合い扱いしないで欲しいですの!とりあえず、お縄についてくださいますの」
405 名前:あれ2重orz[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:10:32.12 ID:4+k7LNPAP
………
……
…
黒子「本当に絡まれますのね、冗談かと思ってましたが、何故ですの?」
上条「何故だか俺がききたいくらいだ!」
黒子「まるで避雷針のようですわね」
上条「あぁ……雷を不幸にたとえてな…確かに…」
黒子「まぁほかの意味もあるんですが…」
上条「あ、なにかいったか?」
黒子「なんでもありませんの」
黒子(お姉さまの心……そう電撃使いの心(雷)まで引き寄せているという意味でいったんですの…)
上条「まぁサンキューな」
黒子「ジャッジメントとして当然の事ですの」
上条「あまり逃げ回らずにすんだだけで助かるよ、白井ありがとな」ニコッ
黒子「べ、別にお礼なんていりませんの」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:19:25.49 ID:4+k7LNPAP
カラス「カァー」プリッ
ベチョッ
上条「…」
………
犬「わんわんわんわん!」
上条「うぉぁ!」
ぐにゃ
上条「げぇ…犬の…」
………
売り切れ
上条「はぁ…」ガックリ
………
黒子(よくもここまで不幸があつまりますわね)
黒子(こんな何もとりえがなさそうな男の何処が…よろしいのでしょうか…)
黒子(まぁ悪人ではないのは判りましたが…それだけですし…)
408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:24:48.92 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁこんな感じだけど…」
黒子「ナルホド…」
上条「何か参考になったか?」
黒子「まぁ、それなりに…」
黒子(たいした男ではないということは)
上条「それじゃ俺は帰るぞ」
黒子「お疲れ様ですの」
上条「そうだ、いつまでこれ続けるんだ?」
黒子「そうですね…」
上条「決めてなかったのかよ、課題だし、提出期限とかあるだろ?」
黒子「一週間、そう今週いっぱいお願いしますの」
上条「一週間か、そのあとはまたびりびりに追いかけまわられる日々が…」
黒子「びりびりではありませんの!お姉さまには御坂美琴というすばらしいお名前がありますの!」
上条「はいはい、まぁ今週は骨休めってことだな、それじゃまた明日」
黒子「それでは、私も…」
409 名前:10回に一回休憩します[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:29:14.58 ID:4+k7LNPAP
一日目終了
バタンッ
黒子「ふぅ…」
御坂「どうだった黒子?」
黒子「どうもこうもありませんの、あそこまで不幸を引き寄せるなんて想像以上ですの」
御坂「そうでしょ、そうでしょ~」ニコニコ
黒子「なんだか嬉しそうですわね」
御坂「そ、そんなことないわよ」
黒子「そうでしょうか…」
御坂(アイツのよさが広まっちゃ困るのよ!)
黒子「まぁ今週いっぱい、審査させていきますの」
御坂「あんまり迷惑かけちゃだめよ?」
黒子「……それをお姉さまがいいますか…」
御坂「えへ…えへへへへ」
黒子「……まったく」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:54:48.16 ID:4+k7LNPAP
-二日目-
pi、trrrrrrrr
上条「白井か?こっちは終わったぞ」
-白井「監視カメラで姿を確認しました、こちらも向かいますので普段どおりにお願いしますの」
上条「あいよ」
pi
上条「これで意味があるんだろうか…」
………
……
…
ハァハァハァ
上条「ち、ちくしょぉお、不幸だぁぁぁ」
「てめぇ!にげるんじゃねーよ!」
「逃げ足王が!!」
上条「おい、白井また、見ててわざとゆっくりしてるだろ!!!」
414 名前:黒子はマンネリ化してますね[] 投稿日:2010/02/21(日) 19:57:12.17 ID:4+k7LNPAP
-「チッ」
上条「だぁぁあああ」
ダタタタッタ
黒子「仕方ありませんわね」
シュン
黒子「ジャッジメントですの」
「はぁ?」「こんなガキが?」
黒子「この反応久しぶりですわね…」
「おらおら!ガキはママに抱っこしてもらって寝てろって」
ブンッ
黒子「そんな、みえみえの大振りのパンチにあたる人なんてそうはいませんのよ」
パシッ、クルッ
「うぉぉぉ」
ドスンッ、ゲシッ
黒子「さて、次はどなたをお相手しましょうか」ニコッ
417 名前:黒子はマンネリ化してますね[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:04:52.04 ID:4+k7LNPAP
「なっ…!?」
黒子「来ないのでしたらこちらからいきますわよ!」
シュンッ
「消え…」
黒子「テレポートですの」
「!?」
ドンッ
「うげぇ…」バタッ
「この野郎!!」
黒子「私これでも女ですから野郎ではありませんの」
シュッ
「うごぉ」
黒子「まぁこんなもんでしょうか」
上条「つ、つえぇ…3対1で瞬殺かよ…」
黒子「殺してませんから!」
420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:16:09.54 ID:4+k7LNPAP
黒子「まさか今日もこの手の輩に襲われるとは…」
上条「だから言っただろ…」
黒子「まぁ、もういちいち驚きませんが…」
上条「今日も助かったよ、白井」
黒子「お礼はちゃんと言うことができますのね」
上条「昨日だってちゃんといったぞ?」
黒子「そうでしたか…覚えてませんの」
上条「……やっぱり常盤台の生徒だな…」
黒子「何のことですの?」
上条「なんでもねーよ」
黒子「引き続きお願いしますの」
上条「はいはい、ジャッジメントに見られて以上、ああいうやつには手出すとにらまれそうだから…また頼むぞ…」
黒子「お任せくださいですの」
上条「まぁまたわざと遅れてくるんだろうけど…」
黒子「…チッ、気がついていましたか」ポツリッ
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:20:23.88 ID:4+k7LNPAP
黒子「まぁここまで見てる感じ、お姉さまが惹かれるような魅力なんてものは…」
-上条「うぁあ」
黒子「微塵も感じないんですの…」
-上条「げぇ…」
黒子「…だんだん飽きてきましたの」
-上条「…はぁ」
黒子「もう切り上げてもよろしいかもしれませんわね」
-上条「お前達!何してるんだ!」
黒子「え?」
-上条「…クッ」
黒子「これは…初春、聞いてますか?」
-初春「白井さん聞いてますよ?」
黒子「第―区の―カメラの映像みていただけますか?」
-初春「えーっと…学生が不良に襲われている映像ですね」
黒子「その帽子被った暴漢の一人に見覚えがありませんか?」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:26:58.70 ID:4+k7LNPAP
-初春「これってこの前の!」
黒子「まずいですわね…どうしてこんなときに、あの方も逃げてくれれば…」
シュンッ
-初春「白井さん無理しないでください!アンチスキルに連絡します」
………
……
…
上条「てめぇら、一人によってたかってそんな事するんじゃねーよ!」
「はぁん?てめぇ何様だよ」「そんなことは学級委員にでもなって学校でやってくれよ」「確かになwwww」
学生「…」ブルブル
………
黒子「またあの高レベル能力者ですか……さすがに彼急がないとまずいですわね」
黒子「精神系の能力者だなんて……私でも…苦労しますのに」
黒子「アンチスキルをまってる暇はありませんわね…私だけでなんとかしないと…」
シュンッ
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:35:17.37 ID:4+k7LNPAP
上条「ごちゃごちゃいいんだよ!さっさとそいつを解放しろよ!」
「なにこいつ、いっちゃってるわけ?」「この人数でどうにかなるとおもってんの?」「うちにはこいつがいるのに」
上条(白井まだかよ……くそ、やるしかねーのかよ…)
上条「男一人相手するのにそんな大人数でしか何も出来ないやつに言われたくねぇよ!」
「こいつ調子くれすぎじゃね?」「こいつの能力知らないだけだろ」「ぎゃははいえてる」「まぁすぐに小便チビって逃げ出すぜ」
上条「ごちゃごちゃいってねーで、こっちは一人なんだ、さっさとかかってこいよ!」
「はぁ~自殺希望者かよ…」「どこの変態だよ」「さっさと終わらせてこいよ」
「希望通り、さっさと寝かせてやるよ!」
ブンッ
上条「…クッ」
「うまくよけたな」「おいてがげんするんじゃねーぞ」
「チッ、よけるんじゃねーよ!」
ブンッ
上条「わざわざ痛い思いしたいやつもいねーだろうさ」
「だったらさっさと逃げろよ」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:40:38.68 ID:4+k7LNPAP
上条「ちくしょう!
ブンッ
「うげぇ…」
バタンッ
上条「あれ?おもったよりも弱い…なら!」ギリッ
「やりやがったな!」「まぐれでやったくらいで調子のるんじゃねーぞ!」「はぁ……まさかこんな雑魚に俺の出番がないよな」
上条「そ、そいつがなんだっていうんだよ!」
「だ、大丈夫だって、お前の出番はないから!」「そうか」
「うぉお」
上条「とりあえず…ソイツ以外は雑魚か…」
ブンッ、スカッ
上条「振り回すだけかよ」
ゴスッ
「ぐぉ…」
バタッ
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:49:11.28 ID:4+k7LNPAP
「はぁ、こんな雑魚に俺の出番がくるとはな…」
上条「…なんだっていうんだ」
「じゃあ、さっさと終わらせるぞ」
-「そ、そこまでですの!」
「あぁん?」
黒子「ジャッジメントですの!」
上条「白井!」
「あぁ、あのときのテレポーターか」
黒子「まぁまぁ、二人も片付けてくれましたのね、感謝しますわ」
「そんな雑魚何人倒しても自慢になんねーだろ」
黒子「まぁそうですわね」
上条「そいつがなんだっていうんだ、白井」
「へぇ~俺のこと知らないやつがまだいるのか…」
黒子「こいつは精神系の能力者の…」ギッ
「俺の能力は…催眠の効果があるんだよ、てめえらさっさと倒れろ」キッ
430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:53:12.46 ID:4+k7LNPAP
キィィィ
黒子「…クッ」
上条「なんだこの耳障りな音は…」
「ほらほら、さっさと操られて同士討ちしろよ、ぎゃははっはは」「これがでたら決まったな」「さすが―君だぜ」
黒子「うわぁああああ」
上条「白井大丈夫か」
黒子「に、逃げてくださいですの…一般の学生を巻き込むわけにはいきませんので」
「まだ抵抗できるのかよ、ほらこれでどうだ」
キィィィィィン
黒子「がぁあああああ」
上条「おい、大丈夫か」
「あれ?そいつ意外と粘るな」「ちょっと―君まってくれよ、そこまでやられると俺らまで」「役立たずはだまってろ」
黒子「うわぁあああああ」
上条「これが異能の力だっていうなら…」スッ
キューイン
433 名前:ベタベタですよね[] 投稿日:2010/02/21(日) 20:58:48.48 ID:4+k7LNPAP
上条「白井しっかりしろ」
黒子「はぁはぁはぁ…貴方一体どうやって」
上条「こんなときどうだっていいだろ!」
黒子「で、でも」
「何…どうやって能力を解除した…!?」
上条「まぁ…なんつーか俺はこの学園都市だと…能力者にジョーカーみたいな存在でさ」
ダタッタタ
「て、てめぇ…何の能力者だ!」
上条「ただの無能力者なんだけど、この右手は特別せいで」
「くっ」
上条「あらゆる異能の力は俺には効果ねぇえんだよ!」
ゴスッ
「うごぁ」
ゴロゴロゴロ、ガンッ
「…がぁ」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:04:22.66 ID:4+k7LNPAP
上条「はぁはぁはぁ」
「…」ピクピク
「まさか―君がやられるなんて」「に、逃げるか?」「しかねーだろ」
ダッタタタタ
黒子「ま、待ちなさい…」フラフラッ
上条「おい、無理するなよ!」
黒子「貴方に心配されるほど……私は弱くありませんのよ…」フラァ~
バタッ
上条「白井!白井!」
………
……
…
黒子「…うぅ」
上条「白井気がついたか」
黒子「え、わたし…ここは…」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:10:15.30 ID:4+k7LNPAP
黄泉川「お前は能力の影響でここで気を失ってたじゃん」
初春「白井さん!白井さん!」ボロボロ
黒子「アンチスキルの…それに初春…」
初春「もぉ、白井さん無茶ばっかりして…心配したんですよ!」
黒子「!?」ガバッ
初春「ま、まだおきちゃダメですよ!」
黒子「犯人は!被害者は!」
黄泉川「犯人は全員確保したじゃん」
初春「被害者の方も無事です」
黒子「ホッ」
黄泉川「相打ちとはいえおてがらじゃんか」
初春「そうですよ、精神系の高LVの能力者とぶつかって勝つなんて…さすがです」
黒子「いや、私がやったわけじゃ…」チラッ
上条「…」
黄泉川「なにいってんじゃんか、こいつは指名手配だったんだぞ、アンチスキルでも手をやいてたっていうのに…」
440 名前:こんなべたべたでいいのでしょうか[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:13:13.88 ID:4+k7LNPAP
初春「この場は私達に任せて、白井さんは病院に」
黒子「でも…」
黄泉川「心配はいらないじゃん、ヒーローは次の現場に備えて体力回復させるじゃんか」
上条「白井、歩けるか?」
黒子「貴方に心配してもらうほど私は…」フラフラッ
上条「無理するなって!」
黒子「…ッ」
上条「黄泉川先生、こいつは俺が病院につれていきますよ、ここから近いし」
黄泉川「そっか、確か上条だったな、じゃあソイツ頼むじゃん」
上条「任せてください」
初春「白井さんをお願いします」ペコッ
上条「大丈夫ですよ」
黒子「あ、貴方なんかに」
上条「けが人は大人しくしてろって」
黒子「…クッ」
443 名前:嫌いだったあの人がいつのまにか気になる人へ[きりもいいので休憩に] 投稿日:2010/02/21(日) 21:16:51.51 ID:4+k7LNPAP
-病院-
黒子「まったく貴方に助けられるだなんて…」
上条「そんな細かいことどうだっていいだろ…」
黒子「それに普段はあの手の輩に絡まれたらいの一番ににげてますのに」
上条「まぁ…そりゃ…一人危ない状況だったし」
黒子「誰かが危ないときだけは……普段と違いますのね」
上条「…わかっちゃいるんだけど」
黒子「今回はそれに関してはお礼をいわせていただきますの…」
上条「白井?」
黒子「貴方のおかげで被害者一人も出さずに、あの能力者を無事逮捕できました、ありがとうございました」ペコッ
上条「…そ、そんなに改まって言われると…」
黒子「ただ、無謀を勇気と間違えないでくださいですの!ああいうときは素直に私達に任せるかアンチスキルに通報してくださいですの」
上条「面目ない…」
黒子「まぁ…」
黒子(でも…この人が…どういう人かわかった気がしますの……)
448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:53:00.62 ID:4+k7LNPAP
-二日目終了-
バタンッ
黒子「はぁ…疲れましたわ」ドサッ
御坂「どうしたの?黒子」
黒子「ちょっとジャッジメントの方で…」
御坂「あーそういえば初春さんから聞いたわよ」
黒子「…なにをですの?」
御坂「LV4の上位の能力者を貴方が捕まえたんですって?」
黒子「それは…」
御坂「黒子もいつかやるとおもってたのよねー」
黒子「それを捕まえたのは…」
御坂「私もルームメイトとして鼻が高いわ」
黒子「!?」
御坂「あんたもがんばったじゃない」グシャグシャ
黒子「お姉さまが…私の頭をなでてくれた…」
449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 21:56:44.16 ID:4+k7LNPAP
御坂「ご褒美よ」
黒子「お姉さま」ブワッ
御坂「な、なによ」
黒子「黒子は、黒子は…お姉さまの愛情を受けて…」ピョーン
御坂「!?」
黒子「お姉さまぁぁぁ~」
御坂「調子にのんな!」
ゴチンッ
黒子「…ッ」ナデナデ
御坂「あんたはそこがダメなのよ!」プンプン
黒子「…この痛みも私しか味わえない快感ですの」
御坂「そういえば、アイツどうだったの?今日」
黒子「それは」
御坂「あいつ今日みたいな場面だと真っ先に向かっていくでしょ」
黒子(…やっぱりそういうことですのね)
452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:02:30.95 ID:4+k7LNPAP
御坂「アイツはどうだった?」
黒子「べ、別に普段どおりの逃げ足でしたの」
御坂「え?」
黒子「なにか?」
御坂「へぇ~そうなんだ…まぁいいわ」
………
……
…
-三日目-
上条「白井、今日もやるのか?」
-黒子「当然ですの」
上条「お前昨日病院いったろ?無理しないほうが」
-黒子「検査でもなにもでませんでしたし、貴方に心配されるほどでもありませんの」
上条「そういう強情なところは御坂と一緒なんだな…」
-黒子「お姉さまは関係ありませんの!とにかく今日もお願いしますの」
453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:07:02.07 ID:4+k7LNPAP
上条「はぁ…」
ダッタタタ
「まて、このやろう!」「うちの縄張りにはいってただで帰れると思うんじゃネーぞ!」
上条「まったく、なんでこうも…」
黒子「ここまでいくともう不幸という能力のLV5認定あげてもいいくらいですの」
上条「白井…お前…」
黒子「ジャッジメントですの、とりあえずおとなしくつかまっていただけますか?」
「ジャッジメントだと!」「チッ、ひとりじゃねーか」「一人くらい俺の能力で」
黒子「とりあえず」
シュンッ、ガスッ
「うごっ」
黒子「雑魚が何人居ようと」
「うげぇ」
黒子「私の前では何の意味もありませんのよ」スッ
カカカカカッ
455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:11:33.67 ID:4+k7LNPAP
黒子「これで終わりですの」フラッ
「チクショウ…」
黒子「これに懲りて、二度とこんなことをしませんように」フラフラッ
上条「おい白井!」
バタッ
………
……
…
白井!白井!
黒子(だ、誰ですの…私を呼ぶのは)
白井!白井!しっかりしろ!
黒子(この声は…)
黒子「…うぅぅ」
上条「白井!白井!しっかりしろ」
黒子「なんで…すの…一体…」
457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:13:33.11 ID:4+k7LNPAP
上条「ふぅ~良かった…またお前がイキナリ倒れて…」
黒子「倒れた…」
上条「大丈夫だぞ、あいつらはまだ寝たままだから、おきてるヤツもお前のおかげで動けないし」
黒子「他に居ましたでしょう…」
上条「そいつもそこで伸びてるぞ」
「…」ピクピク
黒子「貴方が?」
上条「まぁ、いけないとはおもうんだけど…逃げられたらお前も面倒だろうし…」
黒子「…」
上条「こ、これでジャッジメントにつかまったりしないよな?い、一応確認してるだけなんだけど…」
黒子「はぁ…協力してもらって逮捕するほど、私は恩知らずじゃありませんの」
上条「よかったぁ…」
黒子「まさか、また…」
黒子(貴方に助けられるとは……)
上条「どうした?また調子悪いか?」
459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:21:31.45 ID:4+k7LNPAP
黒子「…クッ…なんでもありませんの」スクッ
上条「おい、まだ立ち上がるなよ!」
黒子「だ、大丈夫です…n」グラッ
上条「危ない!」ガシッ
黒子「…なっ」
上条「大丈夫か!?」
黒子「ちょ、ちょっと…」
上条「まだ、ふらふらしてるぞ…」
黒子「ど、どこを触ってますの!?」
上条「へぇ?」
モニュモニュ
上条「!?」
黒子「こ…この…」
上条「これは…その不可抗力で…」
黒子「この…エロ猿がぁ!!私の胸に触っていいのは、お姉さまだけですの!!!!」パシッ
460 名前:そういえば美琴相手にラッキースケベの描写ってないですよね[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:30:20.30 ID:4+k7LNPAP
上条「…」ヒリヒリ
黒子「あ、貴方がいけないんですの!」
上条「すんません…」
黒子「…もぉ」
上条「とりあえず、体調はよくなったようだな…」
黒子「…おかげさまで」
上条「昨日あんな能力者の攻撃うけたんだから、無茶するなよ…」
黒子「それは貴方も同じでしょう…」
上条「俺は…その食らってなかったんだよ…」
黒子「本当ですの?」
上条「それにお前がいったろ?無謀と勇気を間違えるなというような事を…」
黒子「…ウッ」
上条「ジャッジメントとして使命感があるのはわかるけど、お前はそれでも女の子なんだから…」
黒子「…あなたにいわれるとは」
上条「茶化すなよ……とにかく無茶はするな!お前は俺のこと嫌ってるみたいだが、知り合いに何かあったらとおもうと…」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:35:41.94 ID:4+k7LNPAP
黒子「な、なんですの///」
上条「……ったく」
黒子「…調子狂いましたの、今日は申し訳ありませんが、これで帰らせていただきますの」
上条「おい、ちゃんと病院に!」
黒子「大丈夫です、自分の体調くらいわかりますの」
上条「そうはいっても」
黒子「今度は強がりではありませんの」
上条「本当だな」
黒子「……信用していただけないのですね」
上条「そりゃな…お前も無茶する部類みたいだし」
黒子「本当に大丈夫ですの、まっすぐ帰りますので心配しないでくださいまし」
黒子「では」
シュンッ
上条「……はぁ」
上条「俺も帰るか…」
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:45:46.90 ID:4+k7LNPAP
-三日目終了-
御坂「あれ?黒子今日は早いのね」
黒子「ちょっと調子がわるくて…」
御坂「大丈夫?」
黒子「もう落ち着きましたので、大丈夫ですの」
御坂「本当?あんたすぐ無理するから」
コツンッ
御坂「熱はないわね…」
黒子「お、お、お姉さま」
御坂「どうしたの」
黒子「かおかおかおかおかおかおかおがちかちかちかちかちかい!!」
御坂「体温計なんかないし仕方ないじゃないの」
黒子「黒子は…もう我慢できませんのぉおおお」
御坂「また、あんたはぁああああ」パチパチッ
黒子「あばばばっば」ビリビリ
467 名前:三日目終了で休憩[] 投稿日:2010/02/21(日) 22:51:53.32 ID:4+k7LNPAP
-三日目終了-
御坂「あれ?黒子今日は早いのね」
黒子「ちょっと調子がわるくて…」
御坂「大丈夫?」
黒子「もう落ち着きましたので、大丈夫ですの」
御坂「本当?あんたすぐ無理するから」
コツンッ
御坂「熱はないわね…」
黒子「お、お、お姉さま」
御坂「どうしたの」
黒子「かおかおかおかおかおかおかおがちかちかちかちかちかい!!」
御坂「体温計なんかないし仕方ないじゃないの」
黒子「黒子は…もう我慢できませんのぉおおお」
御坂「また、あんたはぁああああ」パチパチッ
黒子「あばばばっば」ビリビリ
469 名前:あれ、また2重orz[ダメだこりゃ…] 投稿日:2010/02/21(日) 22:54:04.51 ID:4+k7LNPAP
プスプス
御坂「もぉ…真面目に心配してあげたって言うのに!」
黒子「…」ピクピク
御坂「勝手にしなさい!」
バタンッ
黒子「…」
黒子「まさか、あの男の人の前で2回も気を失うという醜態をさらすとは…」
黒子「……不覚ですの」
黒子「でも、あの方には悪い事しましたわね…」
黒子「倒れそうな私を支えてくれただけですのに…」
黒子「平手打ちなんでしてしまうなんて…」
黒子「恩知らずにもほどが…」
黒子「あ…私ったら…あんな類人猿になんでそんな気遣いを…」
黒子「私らしくありませんわね…」
黒子「……ホント、調子狂いますの…あの方と一緒にいると…」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:14:23.19 ID:4+k7LNPAP
-四日目-
上条「白井、大丈夫かな…」
pi、prrrrrrrrr
-黒子「はい、白井ですの」
上条「白井か、一応終わったけど、今日はどうするんだ?」
-黒子「どうするとは、どういうことですの?」
上条「昨日も体調わるかったみたいだし、今日は別に無理しないでも…」
-黒子「気にしないでいただけますか?昨日早く帰りましたし体調管理くらいしっかりできてますの」
上条「本当に大丈夫か?」
-黒子「心配なさらないでください、もうあんな失態は…」
上条「失態?」
-黒子「なんでもありませんの!とにかく今日もお願いしますので」
上条「あーわかったわかった、無茶だけはするなよ」
pi
上条「はぁ……御坂の方が気楽だったかもしれないな…」
476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:24:28.63 ID:4+k7LNPAP
上条「今日は何もなさそうだな…」
上条「おい、白井近くにいるんだろ?」
シュンッ
黒子「なにか御用ですの?」
上条「ずっと見張ってるだけも暇だろ?」
黒子「まぁ、今日は平和なようですし……本来の目的とはかけ離れてますわね」
上条「だからさ、今日はお休みって事で」
黒子「だからなんですの?」
上条「ずっと気張ってるのもなんだしさ、そこでお茶でも飲まないか?」
黒子「はぁ?なんで私が貴方とお茶をしなきゃいけないんですの?」
上条「ここ最近なんだ絡まれたときお前にお世話になってるしさ」
黒子「ジャッジメントとして当然ですの、それに私の方こそ…」
上条「ん?とにかくその恩返しだとおもっておごらせてくれよ」
黒子「…まぁそういうことでしたら…お付き合いしないわけでもありませんが…」
上条「よし、決まりだな」
478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:30:41.31 ID:4+k7LNPAP
-喫茶店-
黒子「まさか、貴方とこんなところに来ることになるとは…」
上条「ん?そうか?」
黒子「どうでもいいですけど…」
上条「そんな、つんつんするなよ」
黒子「これで私の普通ですので」
上条「…言葉遣いは丁寧なのに、御坂よりもとっつき難いな…白井は…」
黒子「それは失礼しましたの」
上条「そういうところが…」
黒子「別に貴方に好かれたいとはおもっていませんので」
上条「そうはいうけどさ、でもやっぱりある程度考えて話さないと好かれるどころか、嫌われるだろ…?」
黒子「私はお姉さま一人に愛されれば満足ですの」フンッ
上条「そうか?もったいないな、白井なんてそのトゲトゲしい感じがなくなれば、可愛いんだからすぐ友達もできるだろうに」
黒子「な、なにをいいますの!いきなり…」
上条「なんか変なこといったか?」
480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:36:20.79 ID:4+k7LNPAP
黒子(この口でお姉さまを誑かしたのですわね、私はこんなのにだまされませんの!)
黒子「そ、それに私にも友達の一人や二人いますので、ご心配には及びませんの!」
上条「それでも…」
黒子「ですから!」
上条「あぁ、もう判ったよ…俺が悪かった」
黒子「そ、そんなつもりでいったわけでは…」
上条「ホント俺お前に嫌われてるんだな…4日も一緒にいるから、少しは和らいでくれてると期待したのに…」
黒子「きらってるわけでは…」
上条「あーぁ、御坂といい、白井といい、俺は常盤台の生徒には嫌われやすいタイプなのか…」
黒子「……無自覚なのがいけないんですの」
上条「ん?」
黒子「そういう発言の1つ1つが貴方も敵を作ってる可能性があるとお考えにならないのですの?」
上条「うーん…」
黒子「少しは自分の言動に責任をもってくださいですの!」
上条「そ、そうかもしれないな…」
481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:41:16.08 ID:4+k7LNPAP
黒子「ほら!そうやって年下にいわれて、すぐそういう感じでいうのもダメですの!」
上条「…」
黒子「もうちょっと!年齢相応の…」
上条「年齢相応」
黒子「そうしてもらわないと、お姉さまのイメージに傷がつくじゃありませんか…」ポツリッ
上条「御坂?御坂になんの関係があるんだよ」
黒子「本当に気が付いてませんの?」
上条「だからなんだよ」
黒子「そうですか……それならいいんですの」
上条「おい、ちょっと気になる言い方しておいてそれは!」
黒子「ちなみに、お聞きしますが」
上条「なんだよ…」
黒子「お姉さまのことはどうおもっていらっしますの?」
上条「御坂か?うーん……うるさい中学生?あとは俺のことを嫌ってる?」
黒子「…はぁ」
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:47:20.44 ID:4+k7LNPAP
上条「まぁ、嫌いではないけどな、嫌う要素はないし」
黒子「そ、そうですか…」
黒子(…そうですわよね、私と違ってお姉さまが嫌われるわけが)
上条「でも、ここ4日間でわかったことは、白井、俺はお前のことも結構好きだぞ?」
黒子「え?」
上条「なんかほら、自分に負けたくないと考えてるのか、何か目標持っているのかわからないけど…」
上条「何事にも真面目に取り組んで、まぁその百合っぽいのはあれかとおもうが」
黒子「余計なお世話ですの!」
上条「お前のそういうところ、俺は好きだな」ニコッ
黒子「…な、何をいうんですの」
上条「あ、気を悪くさせたらごめんな」
黒子「だから!すぐそうやって年下に…」
上条「わかっちゃいけるけど、年下と話してそれがダメだって言われると、ただの威張った先輩ってだけになるだろ…」
上条「俺にはそんなの無理だな、人の上にというか先輩面するのも無理だし、まぁ説教臭い爺にはなれそうだけど」
黒子「確かに先輩というよりもっと年配のイメージですわね…余裕がある感じがしますの」
485 名前:>>479 きめぇよってことでしょうか…orz[] 投稿日:2010/02/21(日) 23:53:22.81 ID:4+k7LNPAP
上条「余裕?そんなもの上条さんはこれっぽっちもありませんよ、常にぎりぎりです」
黒子「そういう意味じゃなくて」
上条「まぁ余裕があるようにみえるっていうなら、ここ数日に関して言えば」
上条「白井が居るから大丈夫かなって気持ちが表にでたかもしれないな」
黒子「あ、あなたは…そう恥ずかしいセリフがぽんぽんでてきますわね…」
上条「そっか?」
黒子(ホント、調子狂いますの……)
黒子「そろそろ、失礼しますわ」
上条「あ、結構時間すぎてるな」
黒子「あと少しで完全下校時刻ですので、私は巡回に」
上条「白井」
黒子「なんですの?」
上条「お茶付き合ってくれてありがとうな、結構楽しかったぞ」
黒子「なっ…」
上条「今週、いっぱいでもう暫く会わないかもしれないけど、また機会あったら…」
488 名前:眠くなって…[] 投稿日:2010/02/22(月) 00:00:11.53 ID:Z1ezNaoxP
黒子「きっと次はありませんわよ!」
上条「そっか、まぁいいや、機会があったらで」
黒子「ですから」
上条「それじゃまたな、会計はすませてあるから」
ガチャッ
黒子「…話きいてませんのね」
黒子「私のこと好きか…、ああいうこと男性に言われたのってはじめてですわね…」
黒子「……お姉さま以外で私の事あそこまで理解してくれるのって…」
黒子「しかもここ数日で…」
黒子「お姉さまが惹かれる訳、わかりますの…」
黒子「短い時間で、相手の心にどんどん入って…」
黒子「わたくしももう…」
黒子「!?」ブルブル
黒子「なにをいってますの…私としたことが…」
黒子「お姉さまにのみ操を……………」
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 00:08:14.22 ID:Z1ezNaoxP
あと少しで4日目終わってあとはラストへってところなんですが
眠気で文章がわいてこないのと、誤字脱字がやばすぎるんで
今日はこの辺りで失礼します
おやすみなさい
517 名前:続きは会社から書けたら[] 投稿日:2010/02/22(月) 08:54:37.73 ID:Z1ezNaoxP
トボトボ
黒子「はぁ…」
黒子「泣いても笑ってもあと一日ですわね…」
黒子「認めたくないのですが……確かにあの方は…」
黒子「そう認めてしまうと……お姉さまはここぞとばかりに積極的にあの方にちょっかいだしていくでしょうけど…」
黒子「認めなくても、お姉さまは今までどおりに絡んで…」
黒子「でも、私の口から認めたというような言葉を出すのは、負けた気分になって癪なんですの…」
黒子「お姉さまの事だから……あの方との仲が急に進展するとはおもえませんけど…」
黒子「いずれ…」
黒子「……」
ブルブル
黒子「そんなことダメですわ!お姉さまがあのような方と一緒になるような想像など…しては…」
黒子「確かにお似合いなんですけど……でもあの方は…」
黒子.。oO(白井、俺はお前のことも結構好きだぞ?)
黒子「…あ、あ…あの様な事を軽々しく口にだす殿方なんてお姉さまには………///」カァァ
533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 16:05:49.37 ID:Z1ezNaoxP
ごめんなさい、会社で書く時間がとれそうにありません
帰宅後終わらせます
543 名前:色々やりながらですのでゆっくりいきます[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:00:06.74 ID:Z1ezNaoxP
-「なーにブツブツいってんのよ」
黒子「え?」
御坂「さっきから、ブツブツ言いながら歩いててまるで怪しい人よ?」
黒子「その…」
黒子(聞かれてませんわよね…)
黒子「お姉さまこそ、何故こんなところに?」
御坂「あーあのね…なんか…部屋に居てもこうストレスというか……なんか物足りなくてさ」
黒子「禁断症状ですの?」
御坂「そ、そんなわけあるはずないじゃないの!」
黒子「そうですか?」
御坂「べ、別にアイツに会えないから寂しいって……わけじゃ……」モジモジ
黒子「あと一日の辛抱ですの、我慢してくださいませ」
御坂「そ、そうよね、後一日よね!って!!」
黒子「というわけで、完全下校時刻も過ぎていますので、お姉さまは寮にお戻りください」
御坂「わ、判ったわよ…」
544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:08:22.28 ID:Z1ezNaoxP
御坂「ところで、黒子」
黒子「なんですの?」
御坂「あんたの評価はどう?」
黒子「あの殿方のことですの?」
御坂「それ以外に何があるのよ」
黒子「えーっと…」
黒子(いってしまえば、お姉さまは、さぞお喜びになることでしょう…でも…)
御坂「どうなのよ?」
黒子(でも私が認めてしまったら……私のこの気持ちも認めてしまうことに…そんなはずありませんの…)
黒子「あと一日ありますので、まだお答えすることはできませんわ」
御坂「えー?いいじゃないのよ!」
黒子「ダメですの、審査段階でいってしまっては期間もうけた意味がありませんので」
御坂「ケチー」
黒子「じっくり明日の夕方まで調べさせていただきますの」
黒子(き、きっとそうですの、私の勘違いですの……あの方にもきっと隠れた酷いところがありますの!…でも…)
549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:15:20.96 ID:Z1ezNaoxP
黒子「それよりも早くお姉さま、寮にお戻りくださいませ」
御坂「ちぇっ…黒子のケチー!」スタスタ
黒子「ふぅ……明日こそ、あの類人猿の欠点を見つけて差し上げますの!」
………
……
…
-最終日-
上条「ふぁああ、今日でびりびり休養日も終わりか…」
上条「さてと…最後の連絡だ」
pi、trrrrrrrrrrr
上条「お、白井か、こっちは終わったぞ」
黒子「……わ、わかりましたの」
上条「どうした?なんかやつれたような声だな」
黒子「な、なんでもありませんの」
黒子(昨日のこと考えてたら朝になってしまったなんて……そんな恥ずかしいこと…)
550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:22:31.47 ID:Z1ezNaoxP
上条「それで今日なんだけど、ちょっと買い物に行きたいんだけどいいか?」
-黒子「前も言いました様に、ご自由に動いてくださればいいんですの」
上条「そっか、じゃあセブンスミストいくんで」
-黒子「へぇ、あなたのような方もいくんですか…流石学園とし最大の…」
上条「はいはい、すみませんね、似合わないところにいこうとして」
-黒子「そういう意味じゃありませんの、貴方なぜか人ごみを避けるルート選んでませんでしたか?」
上条「あ……」
-黒子「なにか理由がありますの?」
上条「まぁ…いいじゃないか、あはははははは」
-黒子「まぁ、そこまで知りたいわけではありませんので、構いませんが」
上条「それじゃ、こっちはもう出発するからな」
-黒子「こちらも向かいますの」
上条「んじゃまたあとで」
プチッ
ツーツーツーツー
552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:26:47.19 ID:Z1ezNaoxP
-セブンスミスト-
上条「すげぇ人ごみ…」
-「何を今更…」
上条「おわっ!」ビクッ
黒子「何を驚いてますの?」
上条「てっきりまた離れて観察されてるのかと…」
黒子「そうしたいのは山々なんですが、これだけの人の中、しかも屋内ではそうもいってられませんので」
上条「そ、そっか…」
黒子「なにか都合悪いことでもありますの?」
上条「な、なんでもないぞ」
黒子「怪しいですの…」ジトォー
上条「べ、別に怪しくないだろ!普段通ってる路地裏よりかは!」
黒子「まぁ…この場所に、怪しい場所は確かにありませんけど…」
上条「だ、だろ…」
黒子「でも、なんだか怪しいですの…」ジトォー
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:34:17.37 ID:Z1ezNaoxP
テクテク
上条「こういうところに来るのも久しぶりだな」
黒子「それは独り言ですの?それとも私に話しかけているんですの?」
上条「……はぁ~」
黒子「なんですか、そのあからさまなため息は…」
上条「ほんと、俺お前に嫌われてるのな…」
黒子「べ、別にそういうわけじゃ…」
上条「せっかくなんだし、少し話しながら店内あるいてもいいじゃないか…」
黒子「…」
上条「でもまぁ、話しかけるなって言うならあまり話しかけないよ」
黒子「わかりました」
上条「?」
黒子「話しかけてもいいですわ」
上条「そっか、少し気が楽になった、この前みたいに知り合い扱いするなっていわれるかもとか…な」ニコッ
黒子「嫌ってるわけでは…」ドキドキ
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:44:09.78 ID:Z1ezNaoxP
上条「あ…」
黒子「ん?」
上条「白井ちょっと、ここで待っててくれるか?」
黒子「なんですの?」
上条「10分、いや5分でいいから!」
黒子「むぅ?」チラッ
上条「な、な?頼むよ」アセアセ
黒子(この場所は…)
黒子「はぁ~わかりましたの、5分ですわよ?」
上条「わかった5分以内に必ず戻るから!」
タタタタッタ
黒子「こんな場所で買い物なんて…はぁ~、とうとう見つけましたの…」
黒子「どうせ、誰か女性にプレゼントをするのでしょう…」
黒子「結局八方美人なだけで、なんですの…本命の彼女でも居るのではないですか…」
黒子(私のことも好きとかいっておいて、所詮ただの女たらしの条件反射的なものだったのですわね……)
561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 19:50:21.97 ID:Z1ezNaoxP
-数分後-
タタタッタ
上条「お、お待たせ」
黒子「別に待ってませんの」
上条「そっか?」
黒子「それで、その包み、誰かのプレゼントですか?」
上条「あ、これはな///」サッ
黒子「別に隠さないでもいいですわよ?気にしてませんし」
上条「あはははは///」
黒子「貴方がどのような方とお付き合いしてようが、私にはかまいませんので」
上条「え?」
黒子「あ…」
黒子「な、なんでもありませんの!は、早く次の場所にいくならいってくださいですの!」
上条「あ、あぁ…」
黒子「全く…」
564 名前:セロリさんごめんなさい[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:02:51.97 ID:Z1ezNaoxP
ドォーン
グラグラ
「キャァー!!」
黒子「なにごとですの!」
上条「上の方からだな!」
-「おィ!ここの責任者はどこだァ!!」
-「ねぇ、もういいってミサカはミサカは大丈夫だから!」
-「コイツがこの段差で転ンだンぞォ?この建物設計したヤツここにつれてこいやァ!!」
上条「上から怒鳴り声…?」
黒子「な、なんだかヤバイ雰囲気ですわね!きっと中毒者ですの…」
-「さっさとつれてこねェとォ!!」
ドンッ…ビシビシッ
-「俺が勝手にこの建物直しちまうからなァ!!」
上条「白井!早くこの階の人を安全な場所に避難させるんだ!」
黒子「貴方にいわれなくても、すでにやっていますの!」
566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:06:27.15 ID:Z1ezNaoxP
黒子「ジャッジメントです、みなさん、安全な場所へ避難してください!」
………
……
…
黒子「避難は完了しましたの、あとは貴方だけです」
上条「そうか、それじゃ…」
-「1分まっても来なかったなァ!オラァ」
ドンッ、ビキビキ
上条「ま、まずい天井が落ちてくるぞ!!」
黒子「…クッ、私のテレポートで」
ガシッ
黒子「え…!?」
上条「あ…」
黒子「何故貴方は飛ばせませんの!」
上条「そ、それはだな…この右手が…」
570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:10:59.09 ID:Z1ezNaoxP
ビシビシビシッ
上条「危ない!!」
ドンッ
黒子「なっ!!」
………
……
…
パラパラッ
黒子「た、助かった…」
上条「ふぅ~…なんとか生きてるな…」
黒子「え?貴方は…」
上条「無事か…白井……」
黒子「どうして、私なんか庇って」
上条「人を助けるのに理由なんかいるのか?」
黒子「そ、その…」
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:22:19.48 ID:Z1ezNaoxP
黒子「わ、私はジャッジメントですので…」
上条「命の重さにジャッジメントもなにも関係ないんだよ!」
黒子「……」
上条「わりい、言い過ぎた怒鳴るつもりじゃなかった…」
上条「それに無事だったんだからいいじゃねーか…」
黒子「その……あっ!それは」
上条「ん?」チラッ
黒子「その、包みが……せっかくのプレゼントが、私を庇ったせいで…」
上条「命の重さに比べりゃどうってことないだろ、また買えばいいだけだし…」
ヒョイ
上条「それに、中は…」ガサゴソ
上条「大丈夫みたいだな」
黒子「……よかったですの」ホッ
黒子「私を庇ったせいで…これ以上ご迷惑おかけしたらとおもうったら…」
上条「あぁだから…がぁああ、もう…あとで言おうと思ってたんだが…」
577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:27:19.53 ID:Z1ezNaoxP
黒子「え?」
上条「ほら、これは…」スッ
黒子「なんですの?」キョトン
上条「き、昨日、お前を怒らせたから…そのお詫びだよ…」
上条(インデックスなら怒らせたら、なにか食い物かっていけばいいんだけど……)
黒子「私にですの…?」
上条「そ、そうだよ…」
ガサガサッ
黒子「リボン…?」
上条「好みとかわかんねーから…ほら、白井いつも髪、結わいてるだろ…?だから」
黒子「……」
上条「べ、別に好みじゃなきゃ棄てても構わないんだぞ?押し付けるつもりはないし…」
黒子「…その///」
上条「…」ドキッ
黒子「いただいてもいいんですの……本当に?///」
579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:36:56.38 ID:Z1ezNaoxP
上条「お、おぅ…///」テレテレ
黒子「ありがとうございます」
上条「…///」
黒子「…///」
………
……
…
上条「今日まで、色々お疲れさん、課題とはいえ俺についてくるのは大変だったろ…」
黒子「そ、そうでもありませんでしたわ」
上条「そうか?俺がどうも不幸とかを引き寄せるみたいで、周りに被害与えてるとおもうんだけど…」
黒子「そうですわね、悪いことも多々ありましたが……でも」
上条「ん?」
黒子「悪いことだけじゃありませんでしたので///」
上条「そのリボン気に入ってもらえてよかったよ」
黒子「べ、別にそういうわけじゃありませんの、ただ…人からいただいたものを棄てるのはもったいなかっただけですの…」
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:39:25.61 ID:Z1ezNaoxP
上条「そ、そっか…」
黒子「あー!!!」
上条「なんだよ急に!?」
黒子「だから、普段あんなに路地裏とか人気のないところ通るのですわね」
上条「…そうだよ、だけど今日まさにその不幸をあの場で炸裂させたしな…はぁ…不幸だ」
黒子「貴方のせいではありませんの!」
上条「そうはいってもな…」
黒子「今日のことで何かいわれましたら、ジャッジメントである私が証明して差し上げますの」
上条「ほ、ほんとか?」
黒子「約束しますわ……」
黒子(このリボンに誓って…)
上条「お前、結構いいやつなんだな!」
黒子「なんですの!その言い方は!」
上条「いや、悪気はないんだけど、ほらやっぱり俺を嫌ってる雰囲気があったからさ」
黒子「だから嫌ってはいないって、先ほどもいったじゃありませんの!」
582 名前:フラグがたったところで休憩に[] 投稿日:2010/02/22(月) 20:42:16.30 ID:Z1ezNaoxP
上条「そうはいってもなぁ…」
黒子「私はジャッジメントですの!元々悪人を取り締まる立場ですので」
上条「あっ…そっか!そうだったな…」
黒子「…なんだか釈然としない反応ですわね」
上条「それじゃ、今日はこれで!」
黒子「あ…」
上条「たぶん、近いうちに御坂絡みで会うかもしれないけど」
黒子「そうですわね」
上条「まぁ、また今回みたいに、なんとか御坂のこと押さえてくれると助かるけどな」
黒子「検討してみますわ」
上条「まじか!助かるよ」ガシッ、ブンブン
黒子「き、気安く手を握らないでくれますか!///」
上条「あっ、すまん」パッ
黒子「全く…///」
上条「それじゃ、帰るわ、またな!」タタッタタタ
590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:00:21.49 ID:Z1ezNaoxP
黒子「ここまでくると、もう認めないわけにはいきませんわね…」
黒子「あの方、上条さんはお姉さまが気にするだけあって、とてもすばらしい方ですの…」
黒子「私も…惚れて…し、しまいそうですの…」
黒子「はぁ…お姉さまに報告するしかありませんわね…」
黒子「……でも」
………
……
…
-最終日終了-
ガチャッ
黒子「ただいまですの」
御坂「く、黒子!」ガバッ
黒子「なんですの、お姉さま」
御坂「結果よ!アンタの審査の結果をいいなさいよ!」フンフンッ
黒子「そんなに鼻息荒くして、みっともないですわよ」
592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:05:10.98 ID:Z1ezNaoxP
御坂「いいじゃないのよ!別に!それでそれで!」
黒子「はぁ……このように取り乱してしまうなんて…」
御坂「早く教えなさいよ!!」ビリビリ
黒子「わ、わかりましたの…とりあえず手を離していただけませんか」
………
……
…
黒子「ふぅー、上条さんを今週ずっとちぇっくしてきましたけっか」
御坂(え…上条さん?)
黒子「容姿平凡、財力は下、運動神経も逃げ足に限って言えば上、不良に絡まれやすいなど不幸要素多々」
御坂「そんな表面上のことはいいのよ」
黒子「焦らないでくださいの」
御坂「うー」
黒子「内面的なものを加味して結論は」
御坂「…」ゴクリッ
594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:09:19.06 ID:Z1ezNaoxP
黒子「確かに、お姉さまにつりあうレベルの方ですの」
御坂「!!」パァァ
黒子「表面上のものはまぁその辺にいる、男性と大差ありませんが、むしろ劣るところが多いのですが」
御坂「うんうん」フンフンッ
黒子「内面的なものはとても優れていましたわ」
御坂「でしょでしょ!」キラキラ
黒子「特に自分を命をなげうってでも、あの人を助けるとか、人に対して気遣うところとかは……もう最高レベルですの」
御坂「やっぱり、黒子にもわかっちゃったかぁ~」ニヤニヤ
黒子「!?」カチンッ
御坂「私とあのちっこいの『しか』気がつかないと思ってたんだけどねぇ~」ニヤニヤ
黒子「…そ、そうですの」
御坂「でもさ、これで私とアイツの邪魔をもうしないのよね?」ニコッ
黒子「そ、それは…」
御坂「でしょ?あいつが私のいうような男ってわかればいいんでしょ?」ニコニコッ
黒子「…」シュルッ
598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:15:53.40 ID:Z1ezNaoxP
ヒラヒラ~
御坂「あれ?あんたこんなリボンもってたっけ?」
ニヤリッ
黒子「あ~れ、私が上条さんに買っていただいたリボンがぁ~」
御坂「なっ!?」
黒子「あら…いけない」
御坂「ど、どういうことよ!」ガシッ
黒子「言うつもりはなかったのですが」
御坂「はっきりいいなさいよ!!」
黒子「黒子はあの上条さんに、面と向かって好きだといわれてしまい…」
御坂「なんですって!嘘でしょ!」
黒子「今日も命を守っていただき…」
御坂「まぁ、それはありえるでしょうけど…」
黒子「帰り際にこのプレゼントまで」チラチラッ
御坂「!?」
600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:21:29.02 ID:Z1ezNaoxP
黒子「まぁそういうことですの」ニコッ
御坂「黒子…あんたさっき私につりあうっていったばかりじゃないのよ!」
黒子「お姉さまにつりあうということは、他の女性からも上条さんはすばらしい人にみえるんですの」
御坂「ちょっと!」
黒子「黒子も…上条さんに惚れてしまいましたの…しかも好きといわれてしまいましたの///」
御坂「どうせあんたの作り話でしょ!」
黒子「でしたら、明日にでもお聞きくださればよろしいのですの」
御坂「わ、わかったわよ!」
黒子「まぁ、お姉さまが私と自分をどちらが好きかとか聞く勇気があればですが…」ニタァ
御坂「なっ、あんたなにいってるのよ!!!別にそこまで///」
黒子「人の好きな人を聞いて、上条さんでもさすがにどういう意味で聞いてるか理解しますの」
御坂「そ、そんな///」
黒子(まぁ、あの方のことですから気がつかないでしょうが…)
黒子「ですので、ここからは男女の問題ですので…」
御坂「いやよ!諦めないわよ!私の方が先に目をつけていたんだから!!」
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:27:41.87 ID:Z1ezNaoxP
黒子「恋に先に目をつけたとかそんなものはありませんの」
御坂「で、でも!」
黒子「ということですので、私疲れていますからお先に眠りますの」
御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」バリバリッ
黒子「ここで能力を使って暴れてしまったら……明日連帯責任で…」
御坂「あ…」
黒子「上条さんに会う時間すらなくなってしまうかもしれませんの」
御坂「…ッ」シュンッ
黒子「ともかく今夜は寝て、明日上条さんにきいてみればいいじゃないですか…」
御坂「わ、わかったわよ!でもあんたのいうこと全部信じたわけじゃないわよ!」
黒子「わかっていますの」
黒子(こうなったら、もう先手必勝ですの!)
御坂(ぜったい、ぜったい負けないんだから!)
黒子(そうですわ、初春に明日、朝一で…)
(決戦は明日!)
604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:32:20.76 ID:Z1ezNaoxP
-早朝AM5:00-
pi
黒子「初春、こんな朝早くからごめんなさいですの」
-初春「大丈夫ですよ、白井さん」
黒子「それで、ちょっと初春に頼みがありまして」
-初春「なんですか?」
黒子「あのケーキを毎日1つおごりますので…」
-初春「ほんとですか!なんでもいってください!」
黒子「助かりますの」ニヤリッ
………
……
…
黒子「あとは…」
pi
trrrrrrrr
605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:36:51.47 ID:Z1ezNaoxP
-昼間-
はぁはぁはぁ
御坂「おかしいわね…!アイツいつもこの辺りにいるのに!」
タッタタタッタ
御坂「ここにもいない!」
タタタッタタタ
御坂「ここにも!」
タッタタタタ
ガチャッ
禁書「あー!短髪何の用かな!とーまならでかけてるんだよ!」
御坂「ここにまでも…」
………
……
…
御坂「もぉ、これだけ探して見つからないってどういうことなのよぉおおおお!!!」
607 名前:>>606 黒子の発言の真偽を問いたいから…[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:41:47.85 ID:Z1ezNaoxP
はぁはぁ
黒子「こっちですの」
グイッ
上条「おい、そんなにひっぱるなよ」
黒子「お姉さまを避けるなら、私に任せてついてきてくださいですの」
上条「本当に御坂から逃げられるのか?」
黒子「任せてくださいですの…」
カチッ
黒子「初春聞こえてますか?」
-初春「はぁーい、聞こえてますよ」
黒子「お姉さまは今どこにいますか?」
-初春「えーっとですね、ここは第7学区の学生寮ですね」
黒子「でしたらこのあたりまでくれば大丈夫ですわね、引き続き監視お願いしますわよ」
-初春「ケーキ忘れないでくださいね!」
上条「白井おまえすごいな…こんなことまでできるなんて」
608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/22(月) 21:48:02.93 ID:Z1ezNaoxP
黒子「この程度朝飯前ですの!」
上条「そっか…で、なんで今日もお前が一緒にいるんだ?」
黒子「そ、それはですね…実は」
上条「実は?」
黒子「この前の課題なんですが……まだデータが足りなくて…できればもう少し上条さんのことを…」
上条「調べたいわけね…はぁ~」
黒子「ご迷惑ですか?」ウルウル
上条「うっ…」
黒子「黒子は上条さんにとって鬱陶しい存在なのですか?」ウルウル
上条「わ、わかった…わかった協力するから…泣きそうな顔はやめてくれ…」
黒子「…」ニヤリッ
上条「とりあえずいつまで観察すれば終わるんだ?」
黒子「えーっとそれがですね…このくらい…」
上条「1?1週間?一ヶ月」
黒子「いえ…」
611 名前:最後の最後で猿さんorz[] 投稿日:2010/02/22(月) 22:00:46.54 ID:Z1ezNaoxP
上条「まさか…一年?」ゴクリッ
黒子「いえ、そこまででは…その…1つの学期間、つまり2学期丸々ですの…」
上条「つまり…4ヶ月近くも…」
黒子「ダメでしょうか」ウルウル
上条「…うっ…」
黒子「ご迷惑でしたら、無理にとはいいませんの」ウルウル
上条「あぁーもうわかったわかった…」
黒子「でしたら…」
上条「12月終わりまでだな!好きにしろ!」
黒子「ありがとうございます、ですの!」抱きっ
上条「おい、くっつくなよ///」
黒子「感謝の気持ちですの」
上条「///」
黒子(2学期終わりまで…それまでに…上条さんにフラグをたせさせて…)
黒子(クリスマスには絶対……お姉さまも割り込めないような既成事実をつくってみせますの♪)
今後どうなるかはさておき おしまい
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