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水銀燈「ジュンと一緒に住む方が家賃がいらなくて楽よ!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 14:13:24.46 ID:xH0t1+w/0 [1/16]
ジュン「水銀燈家賃なんて払ってたのか……大変だなぁ」

真紅「そうね、でも、彼女を家に招き入れてよい理由にはならないわよ」

雛苺「ヒナはまだ水銀燈の事怖いの……」

翠星石「でも家賃だけなら、別に他の場所とかミーディアムの家でも
    いいんじゃないですかぁ?」

水銀燈「……私はこの家がいいのよ!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 14:17:30.39 ID:xH0t1+w/0 [2/16]
真紅「あら、どうして?」

水銀燈「だって、その……日当たりがいいじゃない!」

ジュン「そうか?確かに西南の角地だし、リビングとかは日当たりがいいけど…」

雛苺「おひさまが当たると気持ちいいのー!」

翠星石「でも、別に私たち人形にはあまり関係ないような気がするです」

水銀燈「そっ、そんな事ないわよ、日の当たらない所に住んでると、服とかに
    カビが生えたりして大変なのよ」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 14:22:08.91 ID:xH0t1+w/0
のり「ただいまー」

雛苺「あっ、のり!のりが帰ってきたー!」

翠星石「丁度いいです、のりにも意見を聞いてみたらどうですか?」

のり「あらあら、皆どうしたのぅ?」

ジュン「実はかくかくしかじかで……」

のり「えっ?……(食費が掛かるじゃない……)」

翠星石「……のりがなんか嫌そうな顔になったです……」

のり「ち、違うわよぅ、ただこの家は埃っぽいし、その……」

真紅「水銀燈よ」

のり「……スイギントウちゃんの服も汚れちゃうから……」

真紅「水銀燈、分かったかしら?やはり自分のミーディアムのところに行ったら?」

水銀燈「ちょ、ちょっと待って!!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 18:41:32.56 ID:xH0t1+w/0
ジュン「とりあえず、今日はもう遅いから水銀燈どうするんだ?」

水銀燈「えっ?あ、あの、べ、べべ別にどうするアレもないわよ」

翠星石「?何どもってやがるですか?」

雛苺「水銀燈の顔が真っ赤なのー!」

のり「まぁまぁ……ホラ、今日はもう遅いから帰りなさい、早く」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 18:43:33.59 ID:xH0t1+w/0
水銀燈「ま、まあ…ジュンがどうしてもって言うならもう少しだけなら」

ジュン「?別に僕は」

真紅「そうね、久しぶりにお茶でも飲んでいったらどう?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 18:58:40.98 ID:xH0t1+w/0
水銀燈「紅茶ですって?ふん、どうして私がそんなもの…」

真紅「あら、ジュンは紅茶を美味しく飲んでくれる女の子が好きなのよ、ね、ジュン?」

ジュン「はぁ?」

翠星石「水銀燈はいらねぇみたいですから皆で飲むです」

水銀燈「……ちょっとお腹の調子が悪かっただけよ!なんか具合がよくなってきたみたいだから
    一緒に飲んだげるわよ!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:01:47.38 ID:xH0t1+w/0
雛苺「ゴクゴク」

水銀燈「……ゴクゴク」

翠星石「ぷは、チビ人間も、淹れるのうまくなってきたですねぇ」

ジュン「褒めても何にも出ないぞ」

真紅「ところで水銀燈、あなたの家賃はどれくらいなの?」

水銀燈「ぷはぁ……えっ?」

真紅「家賃よ。あなたの住んでいる所の家賃はどれくらいするの?」

水銀燈「え、えっと……1,000円くらいだったかしら……」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:04:43.35 ID:xH0t1+w/0
のり「えっ?」

ジュン「えっ?」

真紅「そうなの。それが高いかどうか私には分からないけど大変なのね」

ジュン「えっ?」

雛苺「ほえ?水銀燈の家賃安いのよ。うにゅ~5個で1050円税込なのにぃ」

水銀燈「えっ?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:08:38.52 ID:xH0t1+w/0
ジュン「いやいや、どう考えても安いだろ。お前ホントはどこに住んでるんだ?」

水銀燈「えっ、あの、私はその……」

のり「うーん、私でも安いような気がするわ。でも不動産屋に行った事ないし、
   相場なんて知らないけれど、10万とかするんじゃないかしら」

雛苺「ねぇねぇ、金糸雀に聞いてみたらどうかな?」

翠星石「何でですか?」

雛苺「金糸雀なら、でかい女の人と一緒に住んでるし、何か知ってるかもしれないなの!」

真紅「そうね、ちょっと聞いてみようかしら」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:14:16.14 ID:xH0t1+w/0
草笛宅


金糸雀「みっちゃーん、ちょっと来てほしいかしらー」

みつ「はいはい、どうしたのカナ」

金糸雀「ついに琴光喜が解雇かしら!!」

みつ「あーっ、ホントだ!」

金糸雀「円が86円になったのと同じくらいサプライズかしら!」

みつ「ホントよね。なんか相撲界と日本が同じ勢いで凋落してる気がするなぁ」

金糸雀「今後相撲、どうなるかしら……」

みつ「きっとカナみたいになるのよ」

金糸雀「えっ?」


キィィン

真紅「こんばんは、金糸雀」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:16:50.89 ID:xH0t1+w/0
みつ「あらっ、真紅ちゃ~ん、こんばんはぁ!」

金糸雀「こんな時間にどうしたのかしら」

真紅「ごめんなさいね、ぶしつけで。実はかくかくしかじか……」

みつ「……家賃1,000円って、その子ブタ小屋にでも住んでるの?」

真紅「……やっぱりあり得ない金額なのね……」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:20:49.38 ID:xH0t1+w/0
みつ「う~ん、百歩譲っても金額の桁読み違えてるような気がするんだけどなぁ」

真紅「そうね……教えて貰える範囲でお尋ねしたいのだけれど、みっちゃんさんの所は、家賃はどれくらいするの?」

みつ「えっ?えーっと……どれくらいだったっけ……」

金糸雀「家賃は65,000円よ。共益費が2,000円でー、電気代が大体3,400~3,600円、ちょっとエアコン使いすぎかしら。
    でガス代が5,000円、水道代が1,500円、駐車場代が10,000円だったと思うわ」

みつ「…………」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:27:17.21 ID:xH0t1+w/0
ジュン宅


雛苺「グーグー」

ジュン「ふわぁ……遅いな、真紅の奴。何やってんだ?」

翠星石「むにゃ……きっとあのデカ人間に捕まって、コスプレ大会させられてるですよ」

水銀燈「むにょむにょ」

ジュン「水銀燈も寝ちゃったしな……」

翠星石「(水銀燈はよそ者なのにジュンに抱っこされて……羨ましいです)」

ジュン「ん?何見てんだ翠星石」

翠星石「べ、別に何でもないですよ」



ガチャ


真紅「ただいま」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:37:15.16 ID:xH0t1+w/0
ジュン「遅かったじゃないか真紅。で、どうだった?」

真紅「……65,000円だったわ。家賃だけで」

翠星石「…あの家で65,000円……」

ジュン「水銀燈の言ってる1,000円が本当なら、こいつどんな所に住んでるんだ?」

真紅「さあ。もしかしたらこの子のデマカセかもしれないし、明日起きてからの話だわね」

水銀燈「むにゃむにゃ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:43:33.44 ID:xH0t1+w/0
翌日

雛苺「ふああ……おはようなのー」

翠星石「おはようです」

真紅「おはよう」

ジュン「グーグー」

翠星石「ジュンはまだ寝てるですか……そういや、水銀燈はどこで寝たですかね?」

真紅「え?」

雛苺「そういえば……どこにもいないのー」キョロキョロ

真紅「ん……心なしかジュンのベッドが……まさか!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 19:48:54.76 ID:xH0t1+w/0 [16/16]
ガバッ

雛苺「あっ」

翠星石「ぎゃーーーー!!水銀燈がジュンに抱きついてるですぅーー!!」

真紅「何てはしたない……」

雛苺「上半身裸なのー!」

ジュン「ん……なんかうるさいな……」

水銀燈「んん……何よぉ……騒々しいわねぇ」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/04(日) 19:56:19.03 ID:xH0t1+w/0
朝食

のり「あら、皆おはよう」

雛苺「おはようなのー……」

のり「ヒナちゃんおは…よ……」

翠星石「……」

真紅「……」

水銀燈「……」

のり「ど、どうしたの皆!髪とか服が大変な琴光喜になってるじゃない!」

水銀燈「これは真紅が……」

真紅「黙りなさい1,000円ビッチ」

翠星石「1,000円ビッチなんて長いです。1,000円でいいです」

真紅「そうね、この1,000円」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/04(日) 19:57:06.03 ID:xH0t1+w/0
こうして、水銀燈の仇名は1,000円になり、アニメのクレジットも1,000円になってしまった……





45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/04(日) 20:05:34.87 ID:xH0t1+w/0
今日は琴光喜がただの田宮啓司さん無職(34)に戻ってしまった記念すべき
一日なので、自暴自棄になって、思うがままに書いてしまいました
人間、才能に溺れたくはないよね

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