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明久「そんな……僕に秀吉を一日無視しろって言うの!?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:01:04.07 ID:LgQTGZwnO [4/32]
ぼちぼち始めるか
ぼちぼち始めるか
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:06:45.94 ID:LgQTGZwnO [5/32]
~学校~
須川「被告人、吉井明久」
明久「はい…」
須川「お前は何度も我々の罰を受けていながら、今度は半裸の木下秀吉に抱き着かれるという大罪を犯した」
明久「だからあれは不可抗力だってばー!」
須川「言い残すことは?」
明久「………秀吉の身体、柔らかかったn」
須川「有罪、死刑!」
ゴォッ
明久「ごごごめんなさい謝るから火あぶりはやめてえええ!!」ジタバタ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:11:58.62 ID:LgQTGZwnO [6/32]
須川「……と、言いたいところだが」
明久「え、なに!? 許してくれるの!?」
須川「どうやらお前は体罰では反省できないらしい……」
明久「ちょ、とりあえず火を消してよ!! うわ! 焦げちゃう! 焦げちゃう!」
須川「今回は精神的に苦痛を与える罰を用意した」
明久「精神までも燃え尽きてしまいそうなんだけどおおぉぉ!!」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:15:08.38 ID:LgQTGZwnO [7/32]
~~~~~
明久「危なかった……」
須川「罰の内容だが」
明久「もう十分過ぎるほどの罰を受けた気がするよ!」
須川「明日一日、木下秀吉との一切の接触を禁止する」
明久「…………へっ?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:21:03.07 ID:LgQTGZwnO [8/32]
明久「秀吉と話したりしたらダメなの?」
須川「そうだ」
明久「その、身体的な触れ合いに関しては…」
須川「木下秀吉から多少の接触があった場合は許すが、お前から触ることは許されない」
明久「そんな…! 姫路さんはいま体調崩してて休みがちなのに、このうえクラス唯一の美少女と話すことも出来ないなんて!」
美波「…美少女と話したいなら、なんならウチが一日中一緒にいてあげてもいいのよ?///」
明久「そういえば美波、彼女にしたくないランキングさらに上がったんだってね」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:25:15.09 ID:LgQTGZwnO [9/32]
~下校路~
明久「身体中が痛い……」ギシギシ
明久「明日一日……かあ」
~回想~
須川『我々は常に見ているぞ』
明久「ああ言ってたし、ホントにずっと監視されるんだろうなあ……」
明久「うぅ…、いまのうちに秀吉写真集を用意しとこう…」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:28:43.15 ID:LgQTGZwnO [10/32]
~翌日、登校路~
秀吉「うむ、良い朝じゃ」
秀吉「おお、明久、おはようなのじゃ」
明久「……」
秀吉「……? ……明久?」
明久「…」プルプル
秀吉「……どうしたのじゃ、どこか具合でも悪いのか?」
明久「くっ……!」ダッ
タタタ…
秀吉「お、おい明久!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:31:48.87 ID:LgQTGZwnO [11/32]
~教室脇廊下~
秀吉「いったいなんなのじゃ…、おかしいのはいつものことなんじゃが…」テクテク
ガラッ
秀吉「おはようなのじゃ」
瑞希「おはようございます木下くん」
美波「おはよーさん」
康太「…」コク
雄二「おー秀吉、ちょうどよかった」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:35:09.48 ID:LgQTGZwnO [12/32]
秀吉「む? どうしたのじゃ?」
雄二「いや、さっき明久がな」
明久『この世の終わりだ! 今日はずっと保健室にいる!』
雄二「…て言って保健室から出てこないんだ」
美波「ウチ達には心当たりないから、木下はなにか知らないかなーと」
瑞希「さすがに丸一日授業を受けないのはよくないですから…」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:39:52.60 ID:LgQTGZwnO [13/32]
秀吉「そう言われてものう……、そういえば先程校門近くで会った時、話し掛けてもまったく返事をせんかったの」
雄二「そりゃどういうことなんだ?」
秀吉「わしにもわからぬ、しかも最後には走って逃げてしもうたのじゃ」
美波「……やっぱり原因は木下にありそうね」
秀吉「そ、そうか? しかしわしはなにも…」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:42:28.73 ID:LgQTGZwnO [14/32]
雄二「とりあえずあのバカを保健室から引っ張り出してきてくれないか?」
美波「ウチ達じゃ聞く耳持たないのよ」
秀吉「…姫路でもなのか?」
瑞希「ダメでした…」
秀吉「むぅ…仕方ないのう…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:45:23.25 ID:LgQTGZwnO [15/32]
秀吉「では行ってくるのじゃ」
タタタ…
雄二「しっかしこの世の終わりだなんて穏やかじゃないな」
美波「ほんと、学校に来るなりすぐ保健室に引きこもるなんて」
瑞希「いったいなにがあったんでしょうか…?」
康太「…異端審問会の罰」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:48:47.66 ID:LgQTGZwnO [16/32]
雄二「なんだって?」
康太「今日一日、木下秀吉との一切の接触を禁じられたらしい」
美波「なーるほど…」
瑞希「では木下くんが迎えに行ったのは良くないんじゃ…」
雄二「……ああ確かに効きそうな罰、だな」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:51:39.87 ID:LgQTGZwnO [17/32]
~保健室~
ガラッ
秀吉「明久、おるかの?」
明久「…」
秀吉「むぅ、布団に丸まっていてはなにも解決せんぞ? さあ、1時間目が始まる前に教室に戻るのじゃ」
明久「…」
秀吉「…………せぃっ!」
バサッ
明久「ひぃっ……!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:57:54.51 ID:LgQTGZwnO [18/32]
秀吉「さあ! 教室に戻るぞ!」
明久「…」
秀吉「明久、いったいどうしたのじゃ?」
明久「…ぅ」
秀吉「う?」
明久「うわあああああ!!」ダッ
秀吉「明久!」
ガシッ
鉄人「見つけたぞ吉井! さっさと教室に戻れ!」
明久「いやあああああ!!」ズルズル
秀吉「…」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:02:52.18 ID:LgQTGZwnO [19/32]
~昼休み~
秀吉「明久、大丈夫か?」
明久「…」プイッ
秀吉「…! 明久…」
瑞希「吉井くん、大丈夫ですか?」
明久「……ぎりぎり、ね…」
秀吉「…!」ピク
美波「さて、お昼は屋上で食べるわよ!」
明久「うん、屋上でね……」
秀吉「…!」
秀吉「……明久の大馬鹿者ーーー!!」ダッ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:06:06.27 ID:LgQTGZwnO [20/32]
タタタ…
雄二「…おい、誰も説明してなかったのか?」
瑞希「え? もう誰か説明したものだと思ってました…」
美波「…ありゃ下手するとホントに嫌われかねないわよ、あんた」
明久「そ、そんなー!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:08:29.31 ID:LgQTGZwnO [21/32]
~保健室~
秀吉「なんじゃ、明久のやつ……、女子にはデレデレしおって…」
秀吉「いつもわしのことも女扱いしてくるくせに…」
秀吉「…」
秀吉「…もしかして嫌われてしまったのじゃろうか……?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:11:09.53 ID:LgQTGZwnO [22/32]
秀吉「…」
秀吉「嫌われ…たのじゃろうか…」
秀吉「…」
秀吉「でも…無視はなかろう…、男ならはっきりと言うべきじゃ…」
秀吉「うむ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:15:47.30 ID:LgQTGZwnO [23/32]
秀吉「そうじゃ! 明久がそういう態度で来るなら、わしも明確な理由を聞けるまでしつこく付きまとってやるのじゃ!」
秀吉「……しかし……面と向かって“嫌い”だなんて言われたら…」
秀吉「い、いや! わしも男じゃ! 腹をくくろう!」
秀吉「それに明久などおらんほうが静かで……!」
秀吉「……静かで」
秀吉「寂しい…ではないか……」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:20:37.67 ID:LgQTGZwnO [24/32]
康太「話は聞かせてもらった」ニュッ
秀吉「ムッツリーニ! おぬしどこから…!」
康太「明久が態度を変えるよう、僕も協力する」
秀吉「ムッツリーニ…! よ、よし! 明久の馬鹿者を更正させるんじゃ! 今日一日、返事をするまで付きまとうぞ!」
「「おおー!」」
康太(うまくいけば今までにない絶好のシャッターチャンスが来るかもしれない…!)
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:28:44.44 ID:LgQTGZwnO [26/32]
~~~~~
秀吉「STEP1!」
康太「とりあえず、ここは積極的なアプローチで」
秀吉「積極的…、というと?」
康太「甘えるような声、上目づかい、さらに頬を赤くしておくとGood」
秀吉「……それではまるでわしが明久のことを好きなようではないか?」
康太「問題ない」
秀吉「…そうかの? ……よし、積極的に、じゃな!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:35:52.68 ID:LgQTGZwnO [27/32]
~休み時間~
秀吉「のう、明久…」
明久「…」ビクッ
秀吉「明久…なにか言ってくれんと、不安になるではないか…」ズイッ
明久(み、耳元で…!)ドキドキ
秀吉「明久…」
明久(やばい! 可愛い! 押し倒したい! いやだめだだめだだめだだめだだめだ!!)
秀吉「…」ハムッ
明久(うっひゃー! 耳! 耳甘噛みされてるうぅぅぅ!!)
キーンコーン…
鉄人「よーし席につけーい」
秀吉「くっ…!」
明久(助かった…!)
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:39:41.19 ID:LgQTGZwnO [28/32]
~~~~~
秀吉「STEP2!」
秀吉「1は惨敗じゃったの…」
康太「耳は予定になかった…」ボタボタ
秀吉「して、次はどうするのじゃ?」
康太「ずばり、男の色気」ビシッ
秀吉「色気?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:44:04.65 ID:LgQTGZwnO [29/32]
康太「肌を露出させ、相手の欲を掻き立てる」
秀吉「なんの欲かはこの際聞かぬが…、肌を露出させるとは?」
康太「演劇部から借りてきたこの衣装を使う」バサッ
秀吉「……チャイナドレス? 男の色気ではなかったのか?」
康太「これは特殊なつくりをしていて、とても脆い。 転んだりしただけで破れてしまう」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:46:55.92 ID:LgQTGZwnO [30/32]
秀吉「なるほど…これを着て、明久の前で転べばいいのじゃな、多少もったいないような気もするのじゃが…」
康太「これは演劇部との合意のうえ作ったものだから心配ない」グッ
秀吉「おぬしら普段からなにを作っとるんじゃ……」
~~~~
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:50:33.96 ID:LgQTGZwnO [31/32]
~放課後~
秀吉「明久!」
タタタ…
ツルッ
ドシャァッ
康太「あ……マジごけ……」
秀吉「うぅ……」
明久(秀吉!? 大丈b…うわあ!!)
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:53:51.04 ID:LgQTGZwnO [32/32]
秀吉「な、なんじゃこれは…! ほとんど全裸ではないか!」オロオロ
明久「…」ボタボタ
康太「…」ボタボタ
秀吉「どうすれば…! うわぁ!」ツルッ
ドシャァッ
明久「…!」
ブシュ-----!!!
秀吉「あ、明久ーーー!!」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 21:57:11.68 ID:LgQTGZwnO
~~~~~
秀吉「STEP3!」
康太「」(輸血中)
秀吉「ムッツリーニ! むぅ…! ここから先は一人で行くしかないということか…!!」
秀吉「明久はもう家に帰ってしもうたが…、まだまだ打つ手はある!」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:02:26.54 ID:LgQTGZwnO
~吉井宅~
ピンポーン
ガチャ
玲「はい…、あら、お久しぶりですね」
秀吉「お久しぶりなのじゃ、明久はおるかの?」
玲「ええ、帰るなり部屋に閉じこもってしまったんですが…」
秀吉「その、忘れ物を届けに来たのじゃが、少々話をしていてもいいかの?」
玲「ええ、もちろん。 ついでに部屋から出してきて下さると助かります、ただでさえ最近家族のスキンシップが足りていなくて…」
秀吉「がってん承知じゃ!」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:06:19.47 ID:LgQTGZwnO
~明久の部屋~
明久「くっ…! 禁断症状が…! 静まれ僕の左腕…!」ガクガク
明久「はぁ…はぁ…、はやく…、秀吉写真集を…」ガサガサ
明久「あった…! ああ…! 秀吉…、秀吉かわいいよ…!」ハァハァ
明久「正義! かわいいは正義!」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:10:13.27 ID:LgQTGZwnO
明久「このまま…秀吉をオカズに……」ハァハァ
明久「い、いやダメだ! 親友をズリネタにするなんて!」
明久「でも…今日のこの高ぶりは簡単にはおさまらない…!」ハァハァ
明久「一回だけ…一回だけなら……」ハァハァ
秀吉「………明久」
明久「……………!!!!」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:13:15.48 ID:LgQTGZwnO
明久「……秀吉、いつからそこに?」
明久(ああ…、しゃべっちゃった…)
秀吉「秀吉写真集を…の辺りから…」
明久「…あとは全部?」ダラダラ
秀吉「……うむ」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:15:45.43 ID:LgQTGZwnO
明久「えっと…、その……」
秀吉「…明久は、わしをそんな目で見ておったのか?」
明久「ち、ちが…!」
秀吉「ならば…直接言えばよかろう…」
明久「…へっ?」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:21:42.09 ID:LgQTGZwnO
秀吉「…男なら、面と向かって言えばよかろう」グスン
明久「えっ、ちょ…、秀吉、なんで泣いて…」
秀吉「須川達にわしとの接触を禁止されたなら、言えばよかろう! 無視など…されたら…!」ヒック
明久「ちょ、現実的に無理なこと言っちゃってるって! 落ち着いて秀吉!」
秀吉「この馬鹿者! 無理などされたら…寂しいではないか!」
明久「ご、ごめん…でも…」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:26:35.80 ID:LgQTGZwnO
秀吉「……明久」
ギュッ
明久「…ひ、秀吉!? だめだ! これ以上は異端審問会が! 罪状が!」バタバタ
秀吉「やつらは……来ぬ…」
明久「でででも、監視が…!」
秀吉「明久の姉上が追い払ったのじゃ…」ギュウ…
明久「ね、姉さんが?」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:32:24.78 ID:LgQTGZwnO
~~~~~
監視『…』ガサゴソ
玲『あら? あなたもアキくんのお友達ですか?』
監視『ビクッ…そ、そうだ』
玲『ちょうどよかった、今からお茶でもと思ってまして。 2人ともなかなか降りて来ないので、持って行ってくれませんか?』
監視『りょ、了解した』
玲『では、お願いしますね』
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:35:34.74 ID:LgQTGZwnO
~~~~
監視『手作りのお菓子か…うまそうだな……』
監視『…役得、役得』
パクッ……
監視『ごばあ!!!!』
ドシャッ
~~~~~
秀吉「というわけじゃ」
明久「なんかその人がかわいそうに思えてきたぞ…」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:39:54.37 ID:LgQTGZwnO
秀吉「明久……さっきの話じゃが……」
明久「え!? ち、ちがうんだ! 学校での秀吉が刺激的すぎて我慢できなくて秀吉写真集で抜こうとしたなんてことは………!!」
秀吉「あ、明久…」
明久「…はっ!? くぅ……あああもうどうにでもなれええええ!!!!」
ガバッ
秀吉「ひゃ!?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:43:29.35 ID:LgQTGZwnO
秀吉「…明久、どういうつもりじゃ」
明久「…え、えーと」
秀吉「事と次第によっては明久の腹に蹴りを入れねばならぬが…」
ガシッ
秀吉「あ、明久!? くっ…離すのじゃ!」
明久「あぁ…やっぱり秀吉っていい匂い……」
秀吉「いい加減に…!」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:48:21.47 ID:LgQTGZwnO
明久「んー…、学校で秀吉と話せなかったぶん、いま埋め合わせを……」
秀吉「だったら別に組み敷いた状態でなくても出来よう! 重いのじゃ…!」
明久「だって僕は我慢するのに必死だったのに、秀吉はお構い無しに僕を誘惑してくるし…」
秀吉「あ、あれは明久が無視を続けるから…! 誘惑していたわけではない!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:52:32.45 ID:LgQTGZwnO
明久「ダメだよもう僕止まんないよ…秀吉のせいだからね……」プチプチ
秀吉「なあ!? 今すぐボタンを戻すのじゃ! 明久!」
明久「正義……かわいいは正義……」バサッ
秀吉「この……大馬鹿者ーーー!!」
須川「そう、吉井明久、お前は馬鹿だ」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:55:30.49 ID:LgQTGZwnO
明久「……」
秀吉「……」
須川「……」
明久「………学校に忘れ物を!!!!」バッ!
秀吉「明久!」
須川「捕らえろ」
「「「おおーー!!」」」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:01:08.95 ID:LgQTGZwnO
~~~~~~
須川「さて、吉井明久」
明久「いやあああ今回は弁解ができないいいいぃぃ!!!!」
須川「言い残すことは?」
明久「…………秀吉の肌、気持ちよかったn」
須川「ギロチン、死刑!」
明久「ちょ! それホントに死んじゃうって! ていうかなんでそんなもの持ってんのさーー!! 秀吉! 助けてええぇ!!」
秀吉「……今回は、自業自得なのじゃ」プイッ
明久「いやああああ!!!!」
…………
………
……
…
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:05:16.79 ID:LgQTGZwnO
~翌朝~
雄二「ま、自業自得だな」
美波「よく生きてるわね」
瑞希「ギロチン……」ハァハァ
明久「ひ、姫路さん…?」
ガラッ
明久「あ、秀吉! おはよう!」
秀吉「…」ツーン
明久「あ、あれ?」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:10:47.90 ID:LgQTGZwnO
雄二「こりゃ、今度は秀吉が無視……かな?」
明久「そ、そんな…! 秀吉ー!」
秀吉「…」プイッ
明久「あぁ……」ガーン
秀吉「……………ふふ、冗談じゃ」
明久「秀吉…!」ウルウル
秀吉「今回はきっちり罰も受けたし、許してやるのじゃ」ニコッ
明久「……秀吉ー!」ガバッ
秀吉「わ、明久! 抱き着くでない!」
須川「異端審問会を」
明久「いやあああああ!!!!」
ぐだぐだEND
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:17:23.72 ID:LgQTGZwnO
突発で書いたからこんなもんでしょ
ちなみに前回書いた秀吉SSのが今回のよりは出来はいいはずだから気がむいたら読んでね
~学校~
須川「被告人、吉井明久」
明久「はい…」
須川「お前は何度も我々の罰を受けていながら、今度は半裸の木下秀吉に抱き着かれるという大罪を犯した」
明久「だからあれは不可抗力だってばー!」
須川「言い残すことは?」
明久「………秀吉の身体、柔らかかったn」
須川「有罪、死刑!」
ゴォッ
明久「ごごごめんなさい謝るから火あぶりはやめてえええ!!」ジタバタ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:11:58.62 ID:LgQTGZwnO [6/32]
須川「……と、言いたいところだが」
明久「え、なに!? 許してくれるの!?」
須川「どうやらお前は体罰では反省できないらしい……」
明久「ちょ、とりあえず火を消してよ!! うわ! 焦げちゃう! 焦げちゃう!」
須川「今回は精神的に苦痛を与える罰を用意した」
明久「精神までも燃え尽きてしまいそうなんだけどおおぉぉ!!」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:15:08.38 ID:LgQTGZwnO [7/32]
~~~~~
明久「危なかった……」
須川「罰の内容だが」
明久「もう十分過ぎるほどの罰を受けた気がするよ!」
須川「明日一日、木下秀吉との一切の接触を禁止する」
明久「…………へっ?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:21:03.07 ID:LgQTGZwnO [8/32]
明久「秀吉と話したりしたらダメなの?」
須川「そうだ」
明久「その、身体的な触れ合いに関しては…」
須川「木下秀吉から多少の接触があった場合は許すが、お前から触ることは許されない」
明久「そんな…! 姫路さんはいま体調崩してて休みがちなのに、このうえクラス唯一の美少女と話すことも出来ないなんて!」
美波「…美少女と話したいなら、なんならウチが一日中一緒にいてあげてもいいのよ?///」
明久「そういえば美波、彼女にしたくないランキングさらに上がったんだってね」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:25:15.09 ID:LgQTGZwnO [9/32]
~下校路~
明久「身体中が痛い……」ギシギシ
明久「明日一日……かあ」
~回想~
須川『我々は常に見ているぞ』
明久「ああ言ってたし、ホントにずっと監視されるんだろうなあ……」
明久「うぅ…、いまのうちに秀吉写真集を用意しとこう…」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:28:43.15 ID:LgQTGZwnO [10/32]
~翌日、登校路~
秀吉「うむ、良い朝じゃ」
秀吉「おお、明久、おはようなのじゃ」
明久「……」
秀吉「……? ……明久?」
明久「…」プルプル
秀吉「……どうしたのじゃ、どこか具合でも悪いのか?」
明久「くっ……!」ダッ
タタタ…
秀吉「お、おい明久!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:31:48.87 ID:LgQTGZwnO [11/32]
~教室脇廊下~
秀吉「いったいなんなのじゃ…、おかしいのはいつものことなんじゃが…」テクテク
ガラッ
秀吉「おはようなのじゃ」
瑞希「おはようございます木下くん」
美波「おはよーさん」
康太「…」コク
雄二「おー秀吉、ちょうどよかった」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:35:09.48 ID:LgQTGZwnO [12/32]
秀吉「む? どうしたのじゃ?」
雄二「いや、さっき明久がな」
明久『この世の終わりだ! 今日はずっと保健室にいる!』
雄二「…て言って保健室から出てこないんだ」
美波「ウチ達には心当たりないから、木下はなにか知らないかなーと」
瑞希「さすがに丸一日授業を受けないのはよくないですから…」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:39:52.60 ID:LgQTGZwnO [13/32]
秀吉「そう言われてものう……、そういえば先程校門近くで会った時、話し掛けてもまったく返事をせんかったの」
雄二「そりゃどういうことなんだ?」
秀吉「わしにもわからぬ、しかも最後には走って逃げてしもうたのじゃ」
美波「……やっぱり原因は木下にありそうね」
秀吉「そ、そうか? しかしわしはなにも…」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:42:28.73 ID:LgQTGZwnO [14/32]
雄二「とりあえずあのバカを保健室から引っ張り出してきてくれないか?」
美波「ウチ達じゃ聞く耳持たないのよ」
秀吉「…姫路でもなのか?」
瑞希「ダメでした…」
秀吉「むぅ…仕方ないのう…」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:45:23.25 ID:LgQTGZwnO [15/32]
秀吉「では行ってくるのじゃ」
タタタ…
雄二「しっかしこの世の終わりだなんて穏やかじゃないな」
美波「ほんと、学校に来るなりすぐ保健室に引きこもるなんて」
瑞希「いったいなにがあったんでしょうか…?」
康太「…異端審問会の罰」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:48:47.66 ID:LgQTGZwnO [16/32]
雄二「なんだって?」
康太「今日一日、木下秀吉との一切の接触を禁じられたらしい」
美波「なーるほど…」
瑞希「では木下くんが迎えに行ったのは良くないんじゃ…」
雄二「……ああ確かに効きそうな罰、だな」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:51:39.87 ID:LgQTGZwnO [17/32]
~保健室~
ガラッ
秀吉「明久、おるかの?」
明久「…」
秀吉「むぅ、布団に丸まっていてはなにも解決せんぞ? さあ、1時間目が始まる前に教室に戻るのじゃ」
明久「…」
秀吉「…………せぃっ!」
バサッ
明久「ひぃっ……!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:57:54.51 ID:LgQTGZwnO [18/32]
秀吉「さあ! 教室に戻るぞ!」
明久「…」
秀吉「明久、いったいどうしたのじゃ?」
明久「…ぅ」
秀吉「う?」
明久「うわあああああ!!」ダッ
秀吉「明久!」
ガシッ
鉄人「見つけたぞ吉井! さっさと教室に戻れ!」
明久「いやあああああ!!」ズルズル
秀吉「…」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:02:52.18 ID:LgQTGZwnO [19/32]
~昼休み~
秀吉「明久、大丈夫か?」
明久「…」プイッ
秀吉「…! 明久…」
瑞希「吉井くん、大丈夫ですか?」
明久「……ぎりぎり、ね…」
秀吉「…!」ピク
美波「さて、お昼は屋上で食べるわよ!」
明久「うん、屋上でね……」
秀吉「…!」
秀吉「……明久の大馬鹿者ーーー!!」ダッ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:06:06.27 ID:LgQTGZwnO [20/32]
タタタ…
雄二「…おい、誰も説明してなかったのか?」
瑞希「え? もう誰か説明したものだと思ってました…」
美波「…ありゃ下手するとホントに嫌われかねないわよ、あんた」
明久「そ、そんなー!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:08:29.31 ID:LgQTGZwnO [21/32]
~保健室~
秀吉「なんじゃ、明久のやつ……、女子にはデレデレしおって…」
秀吉「いつもわしのことも女扱いしてくるくせに…」
秀吉「…」
秀吉「…もしかして嫌われてしまったのじゃろうか……?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:11:09.53 ID:LgQTGZwnO [22/32]
秀吉「…」
秀吉「嫌われ…たのじゃろうか…」
秀吉「…」
秀吉「でも…無視はなかろう…、男ならはっきりと言うべきじゃ…」
秀吉「うむ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:15:47.30 ID:LgQTGZwnO [23/32]
秀吉「そうじゃ! 明久がそういう態度で来るなら、わしも明確な理由を聞けるまでしつこく付きまとってやるのじゃ!」
秀吉「……しかし……面と向かって“嫌い”だなんて言われたら…」
秀吉「い、いや! わしも男じゃ! 腹をくくろう!」
秀吉「それに明久などおらんほうが静かで……!」
秀吉「……静かで」
秀吉「寂しい…ではないか……」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:20:37.67 ID:LgQTGZwnO [24/32]
康太「話は聞かせてもらった」ニュッ
秀吉「ムッツリーニ! おぬしどこから…!」
康太「明久が態度を変えるよう、僕も協力する」
秀吉「ムッツリーニ…! よ、よし! 明久の馬鹿者を更正させるんじゃ! 今日一日、返事をするまで付きまとうぞ!」
「「おおー!」」
康太(うまくいけば今までにない絶好のシャッターチャンスが来るかもしれない…!)
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:28:44.44 ID:LgQTGZwnO [26/32]
~~~~~
秀吉「STEP1!」
康太「とりあえず、ここは積極的なアプローチで」
秀吉「積極的…、というと?」
康太「甘えるような声、上目づかい、さらに頬を赤くしておくとGood」
秀吉「……それではまるでわしが明久のことを好きなようではないか?」
康太「問題ない」
秀吉「…そうかの? ……よし、積極的に、じゃな!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:35:52.68 ID:LgQTGZwnO [27/32]
~休み時間~
秀吉「のう、明久…」
明久「…」ビクッ
秀吉「明久…なにか言ってくれんと、不安になるではないか…」ズイッ
明久(み、耳元で…!)ドキドキ
秀吉「明久…」
明久(やばい! 可愛い! 押し倒したい! いやだめだだめだだめだだめだだめだ!!)
秀吉「…」ハムッ
明久(うっひゃー! 耳! 耳甘噛みされてるうぅぅぅ!!)
キーンコーン…
鉄人「よーし席につけーい」
秀吉「くっ…!」
明久(助かった…!)
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:39:41.19 ID:LgQTGZwnO [28/32]
~~~~~
秀吉「STEP2!」
秀吉「1は惨敗じゃったの…」
康太「耳は予定になかった…」ボタボタ
秀吉「して、次はどうするのじゃ?」
康太「ずばり、男の色気」ビシッ
秀吉「色気?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:44:04.65 ID:LgQTGZwnO [29/32]
康太「肌を露出させ、相手の欲を掻き立てる」
秀吉「なんの欲かはこの際聞かぬが…、肌を露出させるとは?」
康太「演劇部から借りてきたこの衣装を使う」バサッ
秀吉「……チャイナドレス? 男の色気ではなかったのか?」
康太「これは特殊なつくりをしていて、とても脆い。 転んだりしただけで破れてしまう」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:46:55.92 ID:LgQTGZwnO [30/32]
秀吉「なるほど…これを着て、明久の前で転べばいいのじゃな、多少もったいないような気もするのじゃが…」
康太「これは演劇部との合意のうえ作ったものだから心配ない」グッ
秀吉「おぬしら普段からなにを作っとるんじゃ……」
~~~~
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:50:33.96 ID:LgQTGZwnO [31/32]
~放課後~
秀吉「明久!」
タタタ…
ツルッ
ドシャァッ
康太「あ……マジごけ……」
秀吉「うぅ……」
明久(秀吉!? 大丈b…うわあ!!)
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 21:53:51.04 ID:LgQTGZwnO [32/32]
秀吉「な、なんじゃこれは…! ほとんど全裸ではないか!」オロオロ
明久「…」ボタボタ
康太「…」ボタボタ
秀吉「どうすれば…! うわぁ!」ツルッ
ドシャァッ
明久「…!」
ブシュ-----!!!
秀吉「あ、明久ーーー!!」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 21:57:11.68 ID:LgQTGZwnO
~~~~~
秀吉「STEP3!」
康太「」(輸血中)
秀吉「ムッツリーニ! むぅ…! ここから先は一人で行くしかないということか…!!」
秀吉「明久はもう家に帰ってしもうたが…、まだまだ打つ手はある!」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:02:26.54 ID:LgQTGZwnO
~吉井宅~
ピンポーン
ガチャ
玲「はい…、あら、お久しぶりですね」
秀吉「お久しぶりなのじゃ、明久はおるかの?」
玲「ええ、帰るなり部屋に閉じこもってしまったんですが…」
秀吉「その、忘れ物を届けに来たのじゃが、少々話をしていてもいいかの?」
玲「ええ、もちろん。 ついでに部屋から出してきて下さると助かります、ただでさえ最近家族のスキンシップが足りていなくて…」
秀吉「がってん承知じゃ!」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:06:19.47 ID:LgQTGZwnO
~明久の部屋~
明久「くっ…! 禁断症状が…! 静まれ僕の左腕…!」ガクガク
明久「はぁ…はぁ…、はやく…、秀吉写真集を…」ガサガサ
明久「あった…! ああ…! 秀吉…、秀吉かわいいよ…!」ハァハァ
明久「正義! かわいいは正義!」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:10:13.27 ID:LgQTGZwnO
明久「このまま…秀吉をオカズに……」ハァハァ
明久「い、いやダメだ! 親友をズリネタにするなんて!」
明久「でも…今日のこの高ぶりは簡単にはおさまらない…!」ハァハァ
明久「一回だけ…一回だけなら……」ハァハァ
秀吉「………明久」
明久「……………!!!!」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:13:15.48 ID:LgQTGZwnO
明久「……秀吉、いつからそこに?」
明久(ああ…、しゃべっちゃった…)
秀吉「秀吉写真集を…の辺りから…」
明久「…あとは全部?」ダラダラ
秀吉「……うむ」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:15:45.43 ID:LgQTGZwnO
明久「えっと…、その……」
秀吉「…明久は、わしをそんな目で見ておったのか?」
明久「ち、ちが…!」
秀吉「ならば…直接言えばよかろう…」
明久「…へっ?」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:21:42.09 ID:LgQTGZwnO
秀吉「…男なら、面と向かって言えばよかろう」グスン
明久「えっ、ちょ…、秀吉、なんで泣いて…」
秀吉「須川達にわしとの接触を禁止されたなら、言えばよかろう! 無視など…されたら…!」ヒック
明久「ちょ、現実的に無理なこと言っちゃってるって! 落ち着いて秀吉!」
秀吉「この馬鹿者! 無理などされたら…寂しいではないか!」
明久「ご、ごめん…でも…」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:26:35.80 ID:LgQTGZwnO
秀吉「……明久」
ギュッ
明久「…ひ、秀吉!? だめだ! これ以上は異端審問会が! 罪状が!」バタバタ
秀吉「やつらは……来ぬ…」
明久「でででも、監視が…!」
秀吉「明久の姉上が追い払ったのじゃ…」ギュウ…
明久「ね、姉さんが?」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:32:24.78 ID:LgQTGZwnO
~~~~~
監視『…』ガサゴソ
玲『あら? あなたもアキくんのお友達ですか?』
監視『ビクッ…そ、そうだ』
玲『ちょうどよかった、今からお茶でもと思ってまして。 2人ともなかなか降りて来ないので、持って行ってくれませんか?』
監視『りょ、了解した』
玲『では、お願いしますね』
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:35:34.74 ID:LgQTGZwnO
~~~~
監視『手作りのお菓子か…うまそうだな……』
監視『…役得、役得』
パクッ……
監視『ごばあ!!!!』
ドシャッ
~~~~~
秀吉「というわけじゃ」
明久「なんかその人がかわいそうに思えてきたぞ…」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:39:54.37 ID:LgQTGZwnO
秀吉「明久……さっきの話じゃが……」
明久「え!? ち、ちがうんだ! 学校での秀吉が刺激的すぎて我慢できなくて秀吉写真集で抜こうとしたなんてことは………!!」
秀吉「あ、明久…」
明久「…はっ!? くぅ……あああもうどうにでもなれええええ!!!!」
ガバッ
秀吉「ひゃ!?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:43:29.35 ID:LgQTGZwnO
秀吉「…明久、どういうつもりじゃ」
明久「…え、えーと」
秀吉「事と次第によっては明久の腹に蹴りを入れねばならぬが…」
ガシッ
秀吉「あ、明久!? くっ…離すのじゃ!」
明久「あぁ…やっぱり秀吉っていい匂い……」
秀吉「いい加減に…!」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:48:21.47 ID:LgQTGZwnO
明久「んー…、学校で秀吉と話せなかったぶん、いま埋め合わせを……」
秀吉「だったら別に組み敷いた状態でなくても出来よう! 重いのじゃ…!」
明久「だって僕は我慢するのに必死だったのに、秀吉はお構い無しに僕を誘惑してくるし…」
秀吉「あ、あれは明久が無視を続けるから…! 誘惑していたわけではない!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:52:32.45 ID:LgQTGZwnO
明久「ダメだよもう僕止まんないよ…秀吉のせいだからね……」プチプチ
秀吉「なあ!? 今すぐボタンを戻すのじゃ! 明久!」
明久「正義……かわいいは正義……」バサッ
秀吉「この……大馬鹿者ーーー!!」
須川「そう、吉井明久、お前は馬鹿だ」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 22:55:30.49 ID:LgQTGZwnO
明久「……」
秀吉「……」
須川「……」
明久「………学校に忘れ物を!!!!」バッ!
秀吉「明久!」
須川「捕らえろ」
「「「おおーー!!」」」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:01:08.95 ID:LgQTGZwnO
~~~~~~
須川「さて、吉井明久」
明久「いやあああ今回は弁解ができないいいいぃぃ!!!!」
須川「言い残すことは?」
明久「…………秀吉の肌、気持ちよかったn」
須川「ギロチン、死刑!」
明久「ちょ! それホントに死んじゃうって! ていうかなんでそんなもの持ってんのさーー!! 秀吉! 助けてええぇ!!」
秀吉「……今回は、自業自得なのじゃ」プイッ
明久「いやああああ!!!!」
…………
………
……
…
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:05:16.79 ID:LgQTGZwnO
~翌朝~
雄二「ま、自業自得だな」
美波「よく生きてるわね」
瑞希「ギロチン……」ハァハァ
明久「ひ、姫路さん…?」
ガラッ
明久「あ、秀吉! おはよう!」
秀吉「…」ツーン
明久「あ、あれ?」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:10:47.90 ID:LgQTGZwnO
雄二「こりゃ、今度は秀吉が無視……かな?」
明久「そ、そんな…! 秀吉ー!」
秀吉「…」プイッ
明久「あぁ……」ガーン
秀吉「……………ふふ、冗談じゃ」
明久「秀吉…!」ウルウル
秀吉「今回はきっちり罰も受けたし、許してやるのじゃ」ニコッ
明久「……秀吉ー!」ガバッ
秀吉「わ、明久! 抱き着くでない!」
須川「異端審問会を」
明久「いやあああああ!!!!」
ぐだぐだEND
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土) 23:17:23.72 ID:LgQTGZwnO
突発で書いたからこんなもんでしょ
ちなみに前回書いた秀吉SSのが今回のよりは出来はいいはずだから気がむいたら読んでね
<<ハルヒ「キョンのせいであたしのストレスがすごい」 | ホーム | ハルヒ「キョンがショタだったらよかったのに」>>
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