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ハルヒ「キョンがショタだったらよかったのに」
1 名前: ◆5mV.E5GypQ [] 投稿日:2010/07/03(土) 18:09:57.33 ID:H0xsBD8k0 [1/37]
ttp://www.vipss.net/haruhi/1276042093.htmlの続き
立ったら書く
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2 名前: ◆5mV.E5GypQ [] 投稿日:2010/07/03(土) 18:14:28.19 ID:H0xsBD8k0 [2/37]
キョン「と、いうわけで俺はこのまま生きていくことにした」
古泉「実に良い決断だと思います」
みくる「えぇええええ本気ですかキョンくん!!」
みくる(っしゃぁああああああああこれでコスプレさせ放題ぃいいいいいい)
長門「……いいの?」
キョン「ああ。この姿の方がハルヒの本音も聞きやすいしな。色々と楽だ」
長門「そう」
長門「ならば私は止めない。ショタは実にいい」
長門「けれど一つだけ伝えておかなければならないことがある」
キョン「? なんだよ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:18:54.96 ID:H0xsBD8k0
長門「今はまだ私のプロテクトが機能している」
長門「しかし、こうなってしまった以上その保証はできない」
長門「精神的にも退行してしまう恐れがある」
キョン「……マジで?」
長門「その身体の年齢……小学五年生頃まで精神年齢が若返る可能性が高い」
キョン「小学五年生……」
――蘇る記憶――
キョン「っっレェエエエェイジングブラックヒストリィイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!」
みくる「ふえっ!?」
古泉「おやおや。彼にとっての黒歴史は小学五年生頃だったようですね」
長門「ユニーク」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:22:40.04 ID:H0xsBD8k0
キョン「まずいまずいまずいそれは実にまずい!!」
古泉「いいではないですか。小五の黒歴史ならば微笑ましいで済むレベルですよ」
みくる「あのう……黒歴史ってなんですか?」
長門「ggrks」
みくる「ふええ」
キョン「長門!! 俺やっぱ無理!! 元の姿に、年齢に戻りたい!!」
古泉「え、戻る気なんですか? 僕としてはそのままの方が」
みくる「そうです! やっぱり戻った方がいいですよキョンくん!」
みくる(戻る前にコスプレあらかた制覇しないと……)
長門「私にはどうすることもできない」
長門「涼宮ハルヒに願わせることが必要」
ハルヒ「やっほー呼んだー!?」
キョン「ぎゃあ!!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:25:56.72 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「なによぎゃあって! それになんであたしを置いて先に学校に来ちゃってるのよキョン!」
ハルヒ「一緒に手とか繋いだりして登校したかったのに! おはようのチューとか楽しみにしてたのに!」
キョン「あ、ああすまん……あまりにお前がよく寝てたもんで起こすのが忍びなくてな……」
ハルヒ「ふーん……ま、いいわ。あたしのことを思ってくれてたんなら許してあげる!」
古泉「お……おはようございます涼宮さん」
みくる「ふ、ふえええええぇええ!?」
ハルヒ「なによ二人とも。鳩が豆鉄砲くらったような顔しちゃって」
長門「あなたが突然デレだしたから戸惑っているだけ」
ハルヒ「? デレ?」
長門「なんでもない」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:30:08.42 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あ、キョン! 今日のお弁当はサンドイッチにしてみたわ! 楽しみにしててね!」
キョン「ほんとか? ありがとなハルヒ、楽しみにしてる」
みくる「お、お二人が今までないほどに素直ですぅ」ヒソヒソ
古泉「このくらい年齢差があれば意地を張る必要がない。そう涼宮さんが判断したのでしょうね」ヒソヒソ
古泉「どちらかといえば弟や息子にでも接している気分なのでしょう」ヒソヒソ
長門「しかしこのままでは」ヒソヒソ
古泉「そうですね……長門さん、彼が精神退行を起こした場合、記憶の方はどうなるんです?」ヒソヒソ
長門「維持される。が、多少記憶のすり替えが行われる可能性もある」ヒソヒソ
古泉「なるほど……」ヒソヒソ
ハルヒ「そこ! ヒソヒソ話禁止!!」
古泉「んっふ。これは失礼」
みくる「すすすすすすみませぇえええん」
長門「以後気をつける」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:33:22.87 ID:H0xsBD8k0
キーンコーンカーンコーン......
ハルヒ「やっば! キョン急ぎましょ!!」
キョン「お、おう……ってかつぐなかつぐな!! 自分で走れる!!」
ハルヒ「だってこっちの方が早いんだもの!!」
キョン「降ろせー!!」
古泉「……さて、どうしましょうか僕らは」
長門「彼と彼女が異性としての関係性を取り戻せるよう尽力すべき」
みくる「ええと……それってつまり何をすればいいんですかぁ?」
長門「ggrks」
みくる「ふぇええええん」
古泉「困りましたねえ」^▽^
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:37:06.38 ID:H0xsBD8k0
キョン(く……結局ハルヒにかつがれたまま教室まで来てしまった……)
谷口「よーキョン! 今日も母ちゃんに構い倒されて大変だなー!」
ハルヒ「誰が母ちゃんよ!!」ガッ
谷口「ぬるぽ!!」
国木田「おはようキョン。制服、サイズ直してもらったんだね」
キョン「ああ、ハルヒが昨夜やってくれた」
国木田「器用だねえ涼宮さん」
キョン「非常に助かる」
ハルヒ「ずるっずるのあんたも可愛かったけどね。転んで怪我でもしたら大変でしょ?」
谷口「やっぱオカン……」
ハルヒ「ていっ!!」ゴスッ
谷口「ひでぶっ!!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:40:34.26 ID:H0xsBD8k0
国木田「あ、そうだキョン。宿題やってきた?」
キョン「宿題……?」
国木田「物理の実験レポート」
キョン「あ」
谷口「WAWAWA忘れ物~♪」
キョン「しまったな……用紙はあるんだが見事に白紙だ」
谷口「俺の忘れ物~♪」
国木田「物理二時間目だし、一時間目にちゃっちゃとやっちゃいなよ」
キョン「しかし正直何をやったかさっぱり」
谷口「あの日あの時~置き去りにした~記憶のかけぇええらぁあああ」
国木田・キョン「「黙れ」」
谷口「センキュ!(^_-)-☆」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:43:49.25 ID:H0xsBD8k0
国木田「僕のプリント貸そうか?」
キョン「おお、それなら助かr「ダメよ!!!!!!」
ハルヒ「宿題写すなんて! いつからそんな悪い子になったのキョンくんは!!」
キョン「え、お、う……すまん」
ハルヒ「まったくもう……ほら、あたしが教えてあげるからこっち来なさい」
キョン「はい」
谷口「ほらやっぱカーチャンだ」
国木田「そろそろ本当に黙れば?」
谷口「俺は黙ると死ぬ男!!」
国木田「谷口もキョンくらい小さくて可愛ければまだ救いようがあったのに」
谷口「お前まさかショタコンか……!?」
国木田「いいから黙って」ドカッ
谷口「ぇはん!!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:45:51.69 ID:H0xsBD8k0
キョン「……ふう、なんとかできたな」
ハルヒ「ね! やればできるんだから!」
キョン「おう。ありがとうハルヒ」
ハルヒ「いいのよ別にこのくらい!!」
教諭「ところで今授業中なんだけれどもね?」
ハルヒ「うっさいわよ黙ってなさい!!」
教諭('・ω・`)
谷口「いーなー膝だっこ」
国木田「いいから黙りなってば」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:48:57.20 ID:H0xsBD8k0
――昼休み
ハルヒ「さ、お弁当食べるわよキョン!」
キョン「んー……」
ハルヒ「? どしたのキョン」
キョン「ねむい……」
ハルヒ「もー、寝るんならご飯食べてから!」
キョン「はあい……ふぁああ」
ハルヒ「あーんもー可愛い!!」
キョン「苦しい……」
谷口「な? どう見ても親子だろ?」
国木田「ご飯粒こっちに飛ばさないでくれるかな」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:56:54.99 ID:H0xsBD8k0
キョン「うう……」
ハルヒ「そんなに眠いんなら保健室にでも行く?」
キョン「んー……」
キョン(なんだこの異常な眠気……目を開けてられん……)
キョン「……zzz」
ハルヒ「あ、ちょっとキョン……まったくもう」
ハルヒ「保健室にでも連れて行くかー」
ハルヒ「よいしょっ!」
ハルヒ「……あれ?」
ハルヒ「キョンって……こんなに簡単にかつげるくらい小さかったっけ……」
ハルヒ「…………気のせいね」
ハルヒ「れっつごー保健室!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:00:18.85 ID:H0xsBD8k0
キョン「…………お?」
キョン「ふああ、あぁ……良く寝た」
キョン「……あれ?」
キョン「なんで俺保健室に?」
古泉「ああ、起きましたか」
キョン「あん?」
古泉「本当に子供になってしまっているんですねえ。よく寝ておられました」
キョン「え、今何時」
古泉「ちょうど放課後になる頃合いですかね」
キョン「俺午後丸々寝てたのかよ……」
古泉「そうなります。その身体には高校の時間割は多少辛いようで」
キョン「辛くはないんだが眠いな。……俺まさか小学校通いなおしとかになんないよな?」
古泉「さあ……」
キョン「おいおい……また分数の計算とか習いなおしたくはないぞ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:02:26.89 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あ、キョン起きたー?」
キョン「おお、すまんな。結局昼飯食ってない」
ハルヒ「いいわよ別に。おやつ代わりにすればいいんだもの」
ハルヒ「部室行く? それとも帰って寝直す?」
キョン「あー、部室行くわ」
ハルヒ「じゃあ抱っこしてってあげる!」
キョン「いいって! 自分で行けるって!!」
古泉「おやおや」^▽^
キョン「うぜええええええええ!!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:08:27.86 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「なーんでだろー」
キョン「あーなたをえっらんだー」
ハルヒ・キョン「「わーたしでっすー」」
長門「……ユニーク」
みくる「あ、キョンくん! 次はこれ着てみてください!」
キョン「また着替えですか……?」
みくる「いいじゃないですかぁ~」
キョン「いいですけど……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:11:59.07 ID:H0xsBD8k0
長門「……彼は目的を忘却している可能性がある」
長門「………………」ピロリンッ
長門「……携帯のフォルダ容量がいっぱいになってしまった」
長門「至急デジカメを構成する必要性がある。許可を」
長門「……! 何故許可が下りない…………。まさか急進派の陰謀……」
長門「許すまじ朝倉涼子」
キョン「? さっきから長門は何をぶつぶつと……」
みくる「次はこっちですようキョンくん!」
キョン「はいはい今着替えます」
古泉「デジカメでしたらこちらに」スッ
長門「! すまない……あなたを情報統合思念体の名誉組員とするよう申請しておく」
古泉「それは結構です」^▽^
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:15:03.83 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「やだもうこんな時間? そろそろ解散にしましょっか」
キョン「あ、ほんとだ」
古泉「今日は長門さんが本を読んでませんでしたから」
みくる「ど、どうしたんですかその大量のフィルムケース!」
長門「アナログにも挑戦してみようと思って」
長門「ユニーク」
みくる「自分で言っちゃったこの人!!」
ハルヒ「キョン! 帰るわよ!!」
キョン「おう。じゃあまた明日」
古泉「お気をつけて」
みくる「また明日です~!」
長門「……また」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:17:28.11 ID:H0xsBD8k0
キョン(あれ? 俺ナチュナルにハルヒの家に帰ってきちまった)
キョン(……まあいいか)
ハルヒ「あー今日も暑かったわねー」
ハルヒ「キョン! お風呂入りましょ!」
キョン「おう……おう?」
キョン「えっ」
キョン「いやいやまてまてそれはどうなんだ」
ハルヒ「なにが? ほらベタベタして気持ち悪いでしょ? 早く入っちゃいましょうよ」
キョン「え、あ、うん確かにそれはそうなんだが」
ハルヒ「風呂入るわよー!!」
キョン「だからかつぐなぁああああああああああ!!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:20:52.45 ID:H0xsBD8k0
キョン「だいたい! 風呂! 湧いてないだろ!?」
ハルヒ「湧いてるわよ? 家の風呂全自動だから」
キョン「なん……だと……?」
ハルヒ「はいはい脱いで脱いでー」グイグイ
キョン「ぎゃあああああ!!」
ハルヒ「ばんざーい」スポーン
キョン「や、ちょ、ちょっと待っ……!!」
ハルヒ「ほら早く下も脱いで」グイグイ
キョン「わあやだやめろ引っ張んなばかぁ!!」
ハルヒ「ていっ!!」スポーン
キョン「!!!!」
キョン「……もうやだしにたい」orz
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:23:10.47 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「なーに恥ずかしがってんのよ」
キョン「うるさい……」
ハルヒ「あーもー余計汗かいちゃったじゃない」
ハルヒ「さっさと浴びて汗流そうっと」ヌギヌギ
キョン「ストォオオオオップ!!!! なに!? なんで脱いでんのお前!!」
ハルヒ「え? お風呂入るんだから脱ぐの当たり前でしょ」ヌギヌギ
キョン「そうだけどぉおおお!! 俺! 男! お前! 女!!!!」
ハルヒ「あっはっはなーに言ってんのよ子供のくせにー」ヌギヌギ
キョン「せめてタオルで前隠してぇええええええええ!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:25:38.79 ID:H0xsBD8k0
カポーン......
キョン「ううう……」
ハルヒ「? どうしたのよ顔真っ赤よ?」
キョン「!! いい! こっち来ないでいいから! 大丈夫だから!!」
ハルヒ「のぼせちゃった?」
キョン「っ!!!!」
キョン(あたってるあたってる柔らかい何かがあたってる……!!)
ハルヒ「あ、そうだ身体洗いっこしましょ!」
キョン(もうやめてえええええええ俺のライフはもうゼロよおおおおおお)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:30:19.29 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「だーからーわーたしーつーいていくよーどーんなつらーいー……キョン?」
キョン「こっちみんなぁあああ!!!」
ハルヒ「なによ茹でダコみたいよあんた。あ、そこそこ! もうちょっと上の方強く擦って!」
キョン「うう……」
キョン(なんだよなんだよなんなんだよこれ……!)
キョン(もういっそ心まで子供になってしまいたい!!)
ハルヒ「ふー、ありがとねキョン。もう私はいいわ」
ハルヒ「次はあんたを洗ってあげる!!」
キョン(うわあああああああああああああああああああ)
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:34:58.45 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「いきっのーこりたいーいきっのーこりたいーにじっげーん……じゃない、まだーいーきてたくぅーなるー」
キョン「っハルヒ!」
ハルヒ「ん~?」
キョン「なんで前の方にまで手を伸ばしてきてるんだお前……!!」
ハルヒ「え? なんでってなんで?」
キョン「洗うなら背中だけにしてくれ頼むから!!」
ハルヒ「あんたちゃんと洗える?」
キョン「洗えるよ! 洗えるから!!」
ハルヒ「そう……ならいいけど」
キョン(くそうなんなんだこれ! ほんとなんなんだこの状況!!)
キョン(元に戻りたいぃいいいいいいい!!)
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:37:21.68 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あーいいお湯だった!」
キョン「きゅう……」
ハルヒ「やだ、やっぱあんたのぼせてない?」
キョン「湯にのぼせたんじゃない、お前にのぼせたんだ……」
ハルヒ「ふぇっ!?」
ハルヒ「や、やだなにいってんのよばかキョン!!」
キョン「? 俺なんかへんなこと……」
ハルヒ「ご飯作ってくる!!」
キョン「言ったか……って、おーい? なんだよ騒がしい奴だな……」
キョン「それにしても……」
キョン「俺もう婿に行けない……」orz
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:41:36.74 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ(なによあいつ……なんであんなこと……!)
ハルヒ(それにやたら恥ずかしがってたし……)
ハルヒ(……男、とか女とか……)
ハルヒ(んみゃああああああああああああああああああああ!!)
古泉「……おや?」
古泉「なんでしょう、なにやら閉鎖空間……ではないようですが……」
古泉「なにか……なにか妙なものが産まれたような……」
古泉「……気のせいですかね?」
古泉「気を取り直して……観賞会を続けましょうかお二方」
みくる「はぁあキョンくん可愛いですぅううう」
長門「眼福。この写真の焼き増しを希望する」
みくる「あ、私もお願いします!!」
古泉「お任せください」^▽^
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:46:39.39 ID:H0xsBD8k0
キョン「……ん?」
キョン「なんだ……? また、眠く……」
キョン「…………zzzzzz」
――
――――
――――――
キョン「…………う、」
キョン「なんだ、また眠っちまったのか俺……ん?」
キョン「あ……あれ?」
キョン「元に……戻ってる?」
ハルヒ「キョン! ねえキョンどうしよう!!」
キョン「うおっハルヒ!?」
ハルヒ「外がなんか灰色で変な青白い巨人が!!」
キョン「なんだって!?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:49:17.54 ID:H0xsBD8k0
キョン(なんで俺がいきなり元に戻ったとか)
キョン(なんで閉鎖空間にいるんだよとか)
キョン(とりあえずそんなことはどうでもいい!!)
キョン「ハルヒ! ひとまず逃げるぞ!!」
ハルヒ「え、あ、うん!!」
キョン(おお久々の高校生サイズ……おかえり俺の身長!!)
ハルヒ(……キョン、こんなに大きかったっけ……?)
ハルヒ(あれ……でも小さいわけないし……)
ハルヒ(なんだろ……なんか、変)
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:51:18.54 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「ね、ねえキョン!」
キョン「あ!?」
ハルヒ「あんたさあ! ちょっと小さくなったり……してない、わよね?」
キョン「はい!?」
キョン(え、なに!? 覚えてんの!?)
ハルヒ「なんかすっごいこの頃あんたに違和感あって……」
ハルヒ「ちっさいのも、おっきいのもなんか落ち着かなくて……」
ハルヒ「ねえ、ほんとのあんたってどっちだったの?」
ハルヒ「どっちが……あたしの好きなキョンだったのかしら」
キョン「ハルヒ……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:54:34.24 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あーもーなんかよくわかんない!!」
キョン「……正直俺にもよくわからないんだ」
キョン「ただな、この事態はお前が望んだことなんだよハルヒ」
キョン「教えてくれ。俺はどういう存在であればいいんだ」
ハルヒ「あたしは……」
ハルヒ「あたしは……キョンがいい」
ハルヒ「なんであっても、キョンがいいの。キョンしかいないの!」
キョン「……そうか。それを聞いて少し安心した」
神人「――――――!!」
キョン「そろそろこの夢も覚めるだろ」
キョン「ハルヒ、俺もお前がなんだって好きだよ」
ハルヒ「キョン……うん、ありがとうね」
ハルヒ「ありがとう、キョン」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:56:29.70 ID:H0xsBD8k0
キョン妹「キョンくーん!!!」
キョン「ぐえっ!!!」
キョン妹「朝ー! 朝だよキョンくーん!!」
キョン「お、おう……ん?」
キョン(あ、そっか……)
キョン妹「どしたのー?」
キョン「なんでもねえよ。元通りになっただけだ」
キョン妹「もとどおりー?」
キョン「そ、元通り」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:58:10.30 ID:H0xsBD8k0
古泉「おはようございます」
キョン「そおい!!」ゴスッ
古泉「痛い!!」
キョン「ここ数日の恨みだ……やっと晴らせたぜ」
古泉「やっぱりショタの方が……」
キョン「もう一発いっとくか?」
古泉「結構です」^△^
キョン「なんだその微妙な顔は」
古泉「お察しください」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:01:17.78 ID:H0xsBD8k0
長門「ユニーク」
キョン「おお長門か……すまなかったな、色々手間取らせて」
長門「問題ない。私としても楽しかった」
みくる「私もすっごく楽しかったですよう! キョンくん可愛かったですう!」
キョン「そ、そうですか……」
古泉「ところで涼宮さんは?」
キョン「あー……それがな」
ハルヒ「キョーン!! おはよう!! 今日のお弁当から揚げにしてみたの! お昼楽しみにしててね!!」
キョン「おう。ありがとなハルヒ」
ハルヒ「ふっふーん! 感謝しなさい!!」
古泉「……これは…………」
キョン「見ての通りだ。なんかやたら素直になっちまって」
キョン「これも改変か……?」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:04:17.37 ID:H0xsBD8k0
長門「それは違う。あれは彼女の本質」
長門「ショタっ子状態のあなたと数日共に過ごした影響」
長門「わかりやすくいうならば、ツンデレのツンが限りなく抜けた状態」
古泉「デレデレデレツン?」
長門「だいたいそんなところ」
みくる「普通に『自分の気持ちに素直になった』って言えばいいじゃないですか……」
長門「dmrks」
みくる「d……?」
長門「黙れカスと言った」
みくる「ひどい」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:06:41.54 ID:H0xsBD8k0
キョン「そうか……それならいいんだ」
ハルヒ「キョーン! 何してんのよ早く教室行きましょ!!」
キョン「おう今行く! ……じゃあ俺行くわ」
長門「行ってらっしゃい」
みくる「うふふ、頑張ってくださいねー!」
古泉「ラブラブですね!」^▽^
キョン「うっさい!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:10:30.91 ID:H0xsBD8k0
谷口「よーっすキョン! 今日もおしどり夫婦で羨ましいことこの上ねぇな!」
ハルヒ「だっ誰が夫婦よ!!」メゴッ
谷口「ゴシカァン!!」
国木田「おはようキョン。今日も仲良しだね」
キョン「まあ、な」
ハルヒ「まったく谷口の馬鹿ったらホント救えないわね……」
キョン「言ってやるな。それよりハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今日の昼飯、楽しみにしてるからな」
ハルヒ「頬っぺた落とすこと間違いなし、よ!!」
~おわり~
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:11:50.31 ID:H0xsBD8k0 [37/37]
規制が解けてたから書いてみた。
下書き一切なしだったからgdgdなことこの上ないな。
見ててくれた人サンクス&すんませんしった!
キョン「と、いうわけで俺はこのまま生きていくことにした」
古泉「実に良い決断だと思います」
みくる「えぇええええ本気ですかキョンくん!!」
みくる(っしゃぁああああああああこれでコスプレさせ放題ぃいいいいいい)
長門「……いいの?」
キョン「ああ。この姿の方がハルヒの本音も聞きやすいしな。色々と楽だ」
長門「そう」
長門「ならば私は止めない。ショタは実にいい」
長門「けれど一つだけ伝えておかなければならないことがある」
キョン「? なんだよ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:18:54.96 ID:H0xsBD8k0
長門「今はまだ私のプロテクトが機能している」
長門「しかし、こうなってしまった以上その保証はできない」
長門「精神的にも退行してしまう恐れがある」
キョン「……マジで?」
長門「その身体の年齢……小学五年生頃まで精神年齢が若返る可能性が高い」
キョン「小学五年生……」
――蘇る記憶――
キョン「っっレェエエエェイジングブラックヒストリィイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!」
みくる「ふえっ!?」
古泉「おやおや。彼にとっての黒歴史は小学五年生頃だったようですね」
長門「ユニーク」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:22:40.04 ID:H0xsBD8k0
キョン「まずいまずいまずいそれは実にまずい!!」
古泉「いいではないですか。小五の黒歴史ならば微笑ましいで済むレベルですよ」
みくる「あのう……黒歴史ってなんですか?」
長門「ggrks」
みくる「ふええ」
キョン「長門!! 俺やっぱ無理!! 元の姿に、年齢に戻りたい!!」
古泉「え、戻る気なんですか? 僕としてはそのままの方が」
みくる「そうです! やっぱり戻った方がいいですよキョンくん!」
みくる(戻る前にコスプレあらかた制覇しないと……)
長門「私にはどうすることもできない」
長門「涼宮ハルヒに願わせることが必要」
ハルヒ「やっほー呼んだー!?」
キョン「ぎゃあ!!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:25:56.72 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「なによぎゃあって! それになんであたしを置いて先に学校に来ちゃってるのよキョン!」
ハルヒ「一緒に手とか繋いだりして登校したかったのに! おはようのチューとか楽しみにしてたのに!」
キョン「あ、ああすまん……あまりにお前がよく寝てたもんで起こすのが忍びなくてな……」
ハルヒ「ふーん……ま、いいわ。あたしのことを思ってくれてたんなら許してあげる!」
古泉「お……おはようございます涼宮さん」
みくる「ふ、ふえええええぇええ!?」
ハルヒ「なによ二人とも。鳩が豆鉄砲くらったような顔しちゃって」
長門「あなたが突然デレだしたから戸惑っているだけ」
ハルヒ「? デレ?」
長門「なんでもない」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:30:08.42 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あ、キョン! 今日のお弁当はサンドイッチにしてみたわ! 楽しみにしててね!」
キョン「ほんとか? ありがとなハルヒ、楽しみにしてる」
みくる「お、お二人が今までないほどに素直ですぅ」ヒソヒソ
古泉「このくらい年齢差があれば意地を張る必要がない。そう涼宮さんが判断したのでしょうね」ヒソヒソ
古泉「どちらかといえば弟や息子にでも接している気分なのでしょう」ヒソヒソ
長門「しかしこのままでは」ヒソヒソ
古泉「そうですね……長門さん、彼が精神退行を起こした場合、記憶の方はどうなるんです?」ヒソヒソ
長門「維持される。が、多少記憶のすり替えが行われる可能性もある」ヒソヒソ
古泉「なるほど……」ヒソヒソ
ハルヒ「そこ! ヒソヒソ話禁止!!」
古泉「んっふ。これは失礼」
みくる「すすすすすすみませぇえええん」
長門「以後気をつける」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:33:22.87 ID:H0xsBD8k0
キーンコーンカーンコーン......
ハルヒ「やっば! キョン急ぎましょ!!」
キョン「お、おう……ってかつぐなかつぐな!! 自分で走れる!!」
ハルヒ「だってこっちの方が早いんだもの!!」
キョン「降ろせー!!」
古泉「……さて、どうしましょうか僕らは」
長門「彼と彼女が異性としての関係性を取り戻せるよう尽力すべき」
みくる「ええと……それってつまり何をすればいいんですかぁ?」
長門「ggrks」
みくる「ふぇええええん」
古泉「困りましたねえ」^▽^
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:37:06.38 ID:H0xsBD8k0
キョン(く……結局ハルヒにかつがれたまま教室まで来てしまった……)
谷口「よーキョン! 今日も母ちゃんに構い倒されて大変だなー!」
ハルヒ「誰が母ちゃんよ!!」ガッ
谷口「ぬるぽ!!」
国木田「おはようキョン。制服、サイズ直してもらったんだね」
キョン「ああ、ハルヒが昨夜やってくれた」
国木田「器用だねえ涼宮さん」
キョン「非常に助かる」
ハルヒ「ずるっずるのあんたも可愛かったけどね。転んで怪我でもしたら大変でしょ?」
谷口「やっぱオカン……」
ハルヒ「ていっ!!」ゴスッ
谷口「ひでぶっ!!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:40:34.26 ID:H0xsBD8k0
国木田「あ、そうだキョン。宿題やってきた?」
キョン「宿題……?」
国木田「物理の実験レポート」
キョン「あ」
谷口「WAWAWA忘れ物~♪」
キョン「しまったな……用紙はあるんだが見事に白紙だ」
谷口「俺の忘れ物~♪」
国木田「物理二時間目だし、一時間目にちゃっちゃとやっちゃいなよ」
キョン「しかし正直何をやったかさっぱり」
谷口「あの日あの時~置き去りにした~記憶のかけぇええらぁあああ」
国木田・キョン「「黙れ」」
谷口「センキュ!(^_-)-☆」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:43:49.25 ID:H0xsBD8k0
国木田「僕のプリント貸そうか?」
キョン「おお、それなら助かr「ダメよ!!!!!!」
ハルヒ「宿題写すなんて! いつからそんな悪い子になったのキョンくんは!!」
キョン「え、お、う……すまん」
ハルヒ「まったくもう……ほら、あたしが教えてあげるからこっち来なさい」
キョン「はい」
谷口「ほらやっぱカーチャンだ」
国木田「そろそろ本当に黙れば?」
谷口「俺は黙ると死ぬ男!!」
国木田「谷口もキョンくらい小さくて可愛ければまだ救いようがあったのに」
谷口「お前まさかショタコンか……!?」
国木田「いいから黙って」ドカッ
谷口「ぇはん!!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:45:51.69 ID:H0xsBD8k0
キョン「……ふう、なんとかできたな」
ハルヒ「ね! やればできるんだから!」
キョン「おう。ありがとうハルヒ」
ハルヒ「いいのよ別にこのくらい!!」
教諭「ところで今授業中なんだけれどもね?」
ハルヒ「うっさいわよ黙ってなさい!!」
教諭('・ω・`)
谷口「いーなー膝だっこ」
国木田「いいから黙りなってば」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:48:57.20 ID:H0xsBD8k0
――昼休み
ハルヒ「さ、お弁当食べるわよキョン!」
キョン「んー……」
ハルヒ「? どしたのキョン」
キョン「ねむい……」
ハルヒ「もー、寝るんならご飯食べてから!」
キョン「はあい……ふぁああ」
ハルヒ「あーんもー可愛い!!」
キョン「苦しい……」
谷口「な? どう見ても親子だろ?」
国木田「ご飯粒こっちに飛ばさないでくれるかな」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 18:56:54.99 ID:H0xsBD8k0
キョン「うう……」
ハルヒ「そんなに眠いんなら保健室にでも行く?」
キョン「んー……」
キョン(なんだこの異常な眠気……目を開けてられん……)
キョン「……zzz」
ハルヒ「あ、ちょっとキョン……まったくもう」
ハルヒ「保健室にでも連れて行くかー」
ハルヒ「よいしょっ!」
ハルヒ「……あれ?」
ハルヒ「キョンって……こんなに簡単にかつげるくらい小さかったっけ……」
ハルヒ「…………気のせいね」
ハルヒ「れっつごー保健室!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:00:18.85 ID:H0xsBD8k0
キョン「…………お?」
キョン「ふああ、あぁ……良く寝た」
キョン「……あれ?」
キョン「なんで俺保健室に?」
古泉「ああ、起きましたか」
キョン「あん?」
古泉「本当に子供になってしまっているんですねえ。よく寝ておられました」
キョン「え、今何時」
古泉「ちょうど放課後になる頃合いですかね」
キョン「俺午後丸々寝てたのかよ……」
古泉「そうなります。その身体には高校の時間割は多少辛いようで」
キョン「辛くはないんだが眠いな。……俺まさか小学校通いなおしとかになんないよな?」
古泉「さあ……」
キョン「おいおい……また分数の計算とか習いなおしたくはないぞ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:02:26.89 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あ、キョン起きたー?」
キョン「おお、すまんな。結局昼飯食ってない」
ハルヒ「いいわよ別に。おやつ代わりにすればいいんだもの」
ハルヒ「部室行く? それとも帰って寝直す?」
キョン「あー、部室行くわ」
ハルヒ「じゃあ抱っこしてってあげる!」
キョン「いいって! 自分で行けるって!!」
古泉「おやおや」^▽^
キョン「うぜええええええええ!!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:08:27.86 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「なーんでだろー」
キョン「あーなたをえっらんだー」
ハルヒ・キョン「「わーたしでっすー」」
長門「……ユニーク」
みくる「あ、キョンくん! 次はこれ着てみてください!」
キョン「また着替えですか……?」
みくる「いいじゃないですかぁ~」
キョン「いいですけど……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:11:59.07 ID:H0xsBD8k0
長門「……彼は目的を忘却している可能性がある」
長門「………………」ピロリンッ
長門「……携帯のフォルダ容量がいっぱいになってしまった」
長門「至急デジカメを構成する必要性がある。許可を」
長門「……! 何故許可が下りない…………。まさか急進派の陰謀……」
長門「許すまじ朝倉涼子」
キョン「? さっきから長門は何をぶつぶつと……」
みくる「次はこっちですようキョンくん!」
キョン「はいはい今着替えます」
古泉「デジカメでしたらこちらに」スッ
長門「! すまない……あなたを情報統合思念体の名誉組員とするよう申請しておく」
古泉「それは結構です」^▽^
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:15:03.83 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「やだもうこんな時間? そろそろ解散にしましょっか」
キョン「あ、ほんとだ」
古泉「今日は長門さんが本を読んでませんでしたから」
みくる「ど、どうしたんですかその大量のフィルムケース!」
長門「アナログにも挑戦してみようと思って」
長門「ユニーク」
みくる「自分で言っちゃったこの人!!」
ハルヒ「キョン! 帰るわよ!!」
キョン「おう。じゃあまた明日」
古泉「お気をつけて」
みくる「また明日です~!」
長門「……また」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:17:28.11 ID:H0xsBD8k0
キョン(あれ? 俺ナチュナルにハルヒの家に帰ってきちまった)
キョン(……まあいいか)
ハルヒ「あー今日も暑かったわねー」
ハルヒ「キョン! お風呂入りましょ!」
キョン「おう……おう?」
キョン「えっ」
キョン「いやいやまてまてそれはどうなんだ」
ハルヒ「なにが? ほらベタベタして気持ち悪いでしょ? 早く入っちゃいましょうよ」
キョン「え、あ、うん確かにそれはそうなんだが」
ハルヒ「風呂入るわよー!!」
キョン「だからかつぐなぁああああああああああ!!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:20:52.45 ID:H0xsBD8k0
キョン「だいたい! 風呂! 湧いてないだろ!?」
ハルヒ「湧いてるわよ? 家の風呂全自動だから」
キョン「なん……だと……?」
ハルヒ「はいはい脱いで脱いでー」グイグイ
キョン「ぎゃあああああ!!」
ハルヒ「ばんざーい」スポーン
キョン「や、ちょ、ちょっと待っ……!!」
ハルヒ「ほら早く下も脱いで」グイグイ
キョン「わあやだやめろ引っ張んなばかぁ!!」
ハルヒ「ていっ!!」スポーン
キョン「!!!!」
キョン「……もうやだしにたい」orz
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:23:10.47 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「なーに恥ずかしがってんのよ」
キョン「うるさい……」
ハルヒ「あーもー余計汗かいちゃったじゃない」
ハルヒ「さっさと浴びて汗流そうっと」ヌギヌギ
キョン「ストォオオオオップ!!!! なに!? なんで脱いでんのお前!!」
ハルヒ「え? お風呂入るんだから脱ぐの当たり前でしょ」ヌギヌギ
キョン「そうだけどぉおおお!! 俺! 男! お前! 女!!!!」
ハルヒ「あっはっはなーに言ってんのよ子供のくせにー」ヌギヌギ
キョン「せめてタオルで前隠してぇええええええええ!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:25:38.79 ID:H0xsBD8k0
カポーン......
キョン「ううう……」
ハルヒ「? どうしたのよ顔真っ赤よ?」
キョン「!! いい! こっち来ないでいいから! 大丈夫だから!!」
ハルヒ「のぼせちゃった?」
キョン「っ!!!!」
キョン(あたってるあたってる柔らかい何かがあたってる……!!)
ハルヒ「あ、そうだ身体洗いっこしましょ!」
キョン(もうやめてえええええええ俺のライフはもうゼロよおおおおおお)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:30:19.29 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「だーからーわーたしーつーいていくよーどーんなつらーいー……キョン?」
キョン「こっちみんなぁあああ!!!」
ハルヒ「なによ茹でダコみたいよあんた。あ、そこそこ! もうちょっと上の方強く擦って!」
キョン「うう……」
キョン(なんだよなんだよなんなんだよこれ……!)
キョン(もういっそ心まで子供になってしまいたい!!)
ハルヒ「ふー、ありがとねキョン。もう私はいいわ」
ハルヒ「次はあんたを洗ってあげる!!」
キョン(うわあああああああああああああああああああ)
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:34:58.45 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「いきっのーこりたいーいきっのーこりたいーにじっげーん……じゃない、まだーいーきてたくぅーなるー」
キョン「っハルヒ!」
ハルヒ「ん~?」
キョン「なんで前の方にまで手を伸ばしてきてるんだお前……!!」
ハルヒ「え? なんでってなんで?」
キョン「洗うなら背中だけにしてくれ頼むから!!」
ハルヒ「あんたちゃんと洗える?」
キョン「洗えるよ! 洗えるから!!」
ハルヒ「そう……ならいいけど」
キョン(くそうなんなんだこれ! ほんとなんなんだこの状況!!)
キョン(元に戻りたいぃいいいいいいい!!)
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:37:21.68 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あーいいお湯だった!」
キョン「きゅう……」
ハルヒ「やだ、やっぱあんたのぼせてない?」
キョン「湯にのぼせたんじゃない、お前にのぼせたんだ……」
ハルヒ「ふぇっ!?」
ハルヒ「や、やだなにいってんのよばかキョン!!」
キョン「? 俺なんかへんなこと……」
ハルヒ「ご飯作ってくる!!」
キョン「言ったか……って、おーい? なんだよ騒がしい奴だな……」
キョン「それにしても……」
キョン「俺もう婿に行けない……」orz
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:41:36.74 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ(なによあいつ……なんであんなこと……!)
ハルヒ(それにやたら恥ずかしがってたし……)
ハルヒ(……男、とか女とか……)
ハルヒ(んみゃああああああああああああああああああああ!!)
古泉「……おや?」
古泉「なんでしょう、なにやら閉鎖空間……ではないようですが……」
古泉「なにか……なにか妙なものが産まれたような……」
古泉「……気のせいですかね?」
古泉「気を取り直して……観賞会を続けましょうかお二方」
みくる「はぁあキョンくん可愛いですぅううう」
長門「眼福。この写真の焼き増しを希望する」
みくる「あ、私もお願いします!!」
古泉「お任せください」^▽^
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:46:39.39 ID:H0xsBD8k0
キョン「……ん?」
キョン「なんだ……? また、眠く……」
キョン「…………zzzzzz」
――
――――
――――――
キョン「…………う、」
キョン「なんだ、また眠っちまったのか俺……ん?」
キョン「あ……あれ?」
キョン「元に……戻ってる?」
ハルヒ「キョン! ねえキョンどうしよう!!」
キョン「うおっハルヒ!?」
ハルヒ「外がなんか灰色で変な青白い巨人が!!」
キョン「なんだって!?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:49:17.54 ID:H0xsBD8k0
キョン(なんで俺がいきなり元に戻ったとか)
キョン(なんで閉鎖空間にいるんだよとか)
キョン(とりあえずそんなことはどうでもいい!!)
キョン「ハルヒ! ひとまず逃げるぞ!!」
ハルヒ「え、あ、うん!!」
キョン(おお久々の高校生サイズ……おかえり俺の身長!!)
ハルヒ(……キョン、こんなに大きかったっけ……?)
ハルヒ(あれ……でも小さいわけないし……)
ハルヒ(なんだろ……なんか、変)
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:51:18.54 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「ね、ねえキョン!」
キョン「あ!?」
ハルヒ「あんたさあ! ちょっと小さくなったり……してない、わよね?」
キョン「はい!?」
キョン(え、なに!? 覚えてんの!?)
ハルヒ「なんかすっごいこの頃あんたに違和感あって……」
ハルヒ「ちっさいのも、おっきいのもなんか落ち着かなくて……」
ハルヒ「ねえ、ほんとのあんたってどっちだったの?」
ハルヒ「どっちが……あたしの好きなキョンだったのかしら」
キョン「ハルヒ……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:54:34.24 ID:H0xsBD8k0
ハルヒ「あーもーなんかよくわかんない!!」
キョン「……正直俺にもよくわからないんだ」
キョン「ただな、この事態はお前が望んだことなんだよハルヒ」
キョン「教えてくれ。俺はどういう存在であればいいんだ」
ハルヒ「あたしは……」
ハルヒ「あたしは……キョンがいい」
ハルヒ「なんであっても、キョンがいいの。キョンしかいないの!」
キョン「……そうか。それを聞いて少し安心した」
神人「――――――!!」
キョン「そろそろこの夢も覚めるだろ」
キョン「ハルヒ、俺もお前がなんだって好きだよ」
ハルヒ「キョン……うん、ありがとうね」
ハルヒ「ありがとう、キョン」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:56:29.70 ID:H0xsBD8k0
キョン妹「キョンくーん!!!」
キョン「ぐえっ!!!」
キョン妹「朝ー! 朝だよキョンくーん!!」
キョン「お、おう……ん?」
キョン(あ、そっか……)
キョン妹「どしたのー?」
キョン「なんでもねえよ。元通りになっただけだ」
キョン妹「もとどおりー?」
キョン「そ、元通り」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 19:58:10.30 ID:H0xsBD8k0
古泉「おはようございます」
キョン「そおい!!」ゴスッ
古泉「痛い!!」
キョン「ここ数日の恨みだ……やっと晴らせたぜ」
古泉「やっぱりショタの方が……」
キョン「もう一発いっとくか?」
古泉「結構です」^△^
キョン「なんだその微妙な顔は」
古泉「お察しください」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:01:17.78 ID:H0xsBD8k0
長門「ユニーク」
キョン「おお長門か……すまなかったな、色々手間取らせて」
長門「問題ない。私としても楽しかった」
みくる「私もすっごく楽しかったですよう! キョンくん可愛かったですう!」
キョン「そ、そうですか……」
古泉「ところで涼宮さんは?」
キョン「あー……それがな」
ハルヒ「キョーン!! おはよう!! 今日のお弁当から揚げにしてみたの! お昼楽しみにしててね!!」
キョン「おう。ありがとなハルヒ」
ハルヒ「ふっふーん! 感謝しなさい!!」
古泉「……これは…………」
キョン「見ての通りだ。なんかやたら素直になっちまって」
キョン「これも改変か……?」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:04:17.37 ID:H0xsBD8k0
長門「それは違う。あれは彼女の本質」
長門「ショタっ子状態のあなたと数日共に過ごした影響」
長門「わかりやすくいうならば、ツンデレのツンが限りなく抜けた状態」
古泉「デレデレデレツン?」
長門「だいたいそんなところ」
みくる「普通に『自分の気持ちに素直になった』って言えばいいじゃないですか……」
長門「dmrks」
みくる「d……?」
長門「黙れカスと言った」
みくる「ひどい」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:06:41.54 ID:H0xsBD8k0
キョン「そうか……それならいいんだ」
ハルヒ「キョーン! 何してんのよ早く教室行きましょ!!」
キョン「おう今行く! ……じゃあ俺行くわ」
長門「行ってらっしゃい」
みくる「うふふ、頑張ってくださいねー!」
古泉「ラブラブですね!」^▽^
キョン「うっさい!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:10:30.91 ID:H0xsBD8k0
谷口「よーっすキョン! 今日もおしどり夫婦で羨ましいことこの上ねぇな!」
ハルヒ「だっ誰が夫婦よ!!」メゴッ
谷口「ゴシカァン!!」
国木田「おはようキョン。今日も仲良しだね」
キョン「まあ、な」
ハルヒ「まったく谷口の馬鹿ったらホント救えないわね……」
キョン「言ってやるな。それよりハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今日の昼飯、楽しみにしてるからな」
ハルヒ「頬っぺた落とすこと間違いなし、よ!!」
~おわり~
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/03(土) 20:11:50.31 ID:H0xsBD8k0 [37/37]
規制が解けてたから書いてみた。
下書き一切なしだったからgdgdなことこの上ないな。
見ててくれた人サンクス&すんませんしった!
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