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>>1「どうしてこうなった」2
355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 13:49:42.11 ID:HB3Env20
三人で家に帰った所を土御門に目撃さる
巡り巡って僚艦の耳に入り三人一緒に尋問
プール掃除
359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 13:56:00.95 ID:Hu/XHzYo [75/129]
>>355 それ、ふたつめ、やったら、ぜんぶおわる
三人で家に帰った所を土御門に目撃さる
巡り巡って僚艦の耳に入り三人一緒に尋問
プール掃除
359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 13:56:00.95 ID:Hu/XHzYo [75/129]
>>355 それ、ふたつめ、やったら、ぜんぶおわる
360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 14:12:44.05 ID:Hu/XHzYo [76/129]
美琴「まったく……なんでこんな時期にプール掃除なのよ」
黒子「水難訓練で使うらしいんですの。勘弁していただきたいですわね」
当麻「それやらされる方も災難だな……俺たちもだけど」
二人『そこ、文句言わない!』
当麻「はい……」
黒子「よかったですわね当麻さん、学舎の園に入れるなんてめったにないんですのよ」
当麻「こんな形で入れても嬉しくねえよ」
美琴「ま、いいじゃない。終わったら遊びに行きましょ」
当麻「そんな気力が残ってるか……で、なんでこんな事やらされてるんですか」
黒子「前に寮にいらしたでしょう。あれがばれまして」
当麻「あー……」
美琴「ま、今回の件はばれてないみたいでほっとしたわ。あれだけドンパチやったんだから絶対これじゃすまないわよ」
当麻「ドンパチ……?」
黒子「なんでもないんですの、それっ」
当麻「うお冷てぇっ!? 何すんだよ黒子!」
黒子「プール掃除の醍醐味と言えば水遊びでしょう?」
当麻「時期を考えろ時期を! 風邪引いたらどうすんだよ」
黒子「まあ、それはいけませんわね」
黒子「塗れたままの服を着ていては冷えますのよー。ほらほら脱ぎましょうねー」
美琴「あ、こら黒子! アンタ何やってんのよ!」
黒子「冷えてはいけませんので暖めませんと……人肌で」
美琴「ちょ、アンタねぇ……!」
絹保「」
万彬「」
365 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 14:30:22.98 ID:c3LtZAAO [15/24]
季節違いだが花火
367 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 15:07:56.31 ID:Hu/XHzYo [78/129]
当麻「冬の花火ってのもいいな。寒いけど」
美琴「どっちかってーとアンタは他のものの方が見たかったんじゃないの」
当麻「否定できませんはい」
黒子「あら、言ってくだされば着てきましたのに」
美琴「この寒いのに?」
黒子「誰も浴衣とは言ってませんでしょう……和服にも色々ございましてよ」
当麻「ま、花火に浴衣、西瓜に団扇はもう一まとめで連想できるしな」
黒子「発想が貧困ですのよ。もう少し頭を柔らかくした方がよろしいのでは?」
美琴「アンタも言うようになったじゃない……」
黒子「お姉さまはお姉さまに変わりありませんけど、遠慮はしませんのよ」
当麻「おっかねえ……もう春も近いってのにクソ寒い……」
ぎゅ
ぎゅ
美琴「確かに寒いわね」
黒子「そうですわね」
当麻「……そうでもねえよ」
370 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 15:20:11.25 ID:lUraJS60 [2/2]
上条と黒子で遊園地
373 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 15:44:17.78 ID:Hu/XHzYo [80/129]
黒子「ま、デートの定番といえばこれですわよね」
当麻「またチケットが当たるとか……俺そろそろ死ぬんじゃね?」
黒子「当てたのはわたくしですのに……」
当麻「今までの人生でここまで立て続けに運が働いたことないんだよ」
黒子「あら。それじゃとっくにあの世行きですのに。おかしいですわね」
当麻「ん?」
黒子「こんなに可愛い女の子とデートだなんて、こんな幸運そうそうございませんのよ?」
当麻「――ま、確かに」
黒子「ああ失礼。これは運じゃなくて実力でしたわね」
当麻「……くそ、調子が狂う」
黒子「いつもは自分が言う方だから慣れてない?」
当麻「……くそ」
374 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 15:50:51.58 ID:Hu/XHzYo [81/129]
当麻「しっかし残念だな。美琴も来れればよかったのに」
黒子「ぶー。減点1ですわ」
当麻「……あ」
黒子「デート中に他の女性の名前を出すのは厳禁ですのよ」
当麻「失礼しました」
黒子「うむ、分かればよろしい」
当麻「それで、最初はどこに行きましょう殿下」
黒子「それじゃあ手始めに……あれはどうです?」
ズギャアアアアア
『ギャアアアアア!!』
当麻「」
376 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:00:46.39 ID:Hu/XHzYo [82/129]
黒子「なんですのー。だらしがないですわね」
当麻「ベタな展開だけど逆走がここまで怖いものだとは知らなかったぜ……」
黒子「それがいいんですのに」
当麻「もうちょっと心臓に負担のないものにしていただけないでしょうか」
黒子「あらあら。近頃の殿方は貧弱ですのね」
当麻「女性が強くなりすぎてるだけな気もしますがね……」
黒子「ま、いいですわ。それじゃあれにしましょう」
当麻「メリーゴーランドですか」
黒子「のんのん、メリーゴーラウンド、ですわ……イヤですの?」
当麻「――いや、あれくらいがちょうどいい」
黒子「ならよかったですわ。わたくし一度乗ってみたかったんですの」
当麻「あれ? お前乗ったことないのか?」
黒子「……野暮な事聞かないでくださる? 減点1、ですの」
377 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:07:12.38 ID:Hu/XHzYo [83/129]
黒子「そろそろお腹が空きましたわね」
当麻「いくつかレストランあるけどどうする? ハンバーガーとかホットドッグもあるけど……」
黒子「どこでもいいですわよ。お任せしますわ」
当麻「また困る事を……」
黒子「あら、何が困るんですの?」
黒子「当麻さんとでしたらどこでもいいですわよ、と申してますのに」
当麻「……」
黒子「また減点1、ですの」
381 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:23:29.32 ID:Hu/XHzYo [84/129]
黒子「それで、ベンチでホットドッグですの」
当麻「減点?」
黒子「どこでもいいと言いましたでしょ。嘘は申しませんの」
当麻「ま、どっかちゃんとした店入るよりこっちの方が俺らには似合ってるだろ」
黒子「……そうですわね」
当麻「ま、小難しいことは抜きにして食おうぜ。これ結構いけるぞ」
黒子「そうですの――当麻さん、ケチャップが」
つい、ぺろ
黒子「あら、確かに美味しいですわね」
当麻「……」
黒子「一度これ、やってみたかったんですの」
当麻「……加点?」
黒子「バカ言わないでくださいまし。そこまで採点甘くないんですのよ」
当麻「厳しい……」
382 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:38:32.72 ID:Hu/XHzYo [85/129]
当麻「遊園地の中に動物園かー」
黒子「子供向けの小さいものですけれどね。ウサギとニワトリがせいぜいですわ」
当麻「まあそれでも楽しめりゃいいか」
黒子「そういう事。それが一番大事ですの」
当麻「よっ――なんだ、逃げないんだな」
黒子「ここの子たちは人に慣れてますけれど、本来ウサギは結構臆病で、かつ獰猛ですのよ」
当麻「そうなのか?」
黒子「ええ、手を出そうとするとすぐ噛み付いちゃいますの」
当麻「へぇ……」
黒子「まるでわたくしみたいですのね。臆病ですぐ逃げて……手を差し出されても噛み付いてしまいますの」
当麻「……」
黒子「それなのに寂しがり屋で、ほっとくと死んでしまいますのよ」
当麻「……」
ぎゅ――
当麻「噛み付くか?」
黒子「……わたくし、すぐ逃げてしまいそうになるんですのよ。ちゃんと捕まえててくださいませ」
当麻「……加点?」
黒子「雰囲気壊したので部分点、ですわ」
当麻「厳しいな」
黒子「これでも結構甘いと思いますのよ」
385 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:42:34.11 ID:Hu/XHzYo [86/129]
黒子「やっぱり最後は観覧車ですわね」
当麻「てっぺんまでもうちょっとあるな」
黒子「ま、朴念仁の当麻さんにしては上出来でしたわね」
当麻「黒子の採点が厳しいだけな気がするけどな……」
黒子「――さて、ここでボーナス問題ですのよ」
当麻「ヒントは?」
黒子「いりますの?」
当麻「……さすがにそこまでバカじゃねえよ」
黒子「はい、よくできました。満点ですの」
「」
400 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:17:13.66 ID:umeLDw6o
上条さんが常盤台女子を助けてそれが有名になり
フラグ立てまくってそれに嫉妬している美琴&黒子
411 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 17:44:08.18 ID:Hu/XHzYo [92/129]
美琴「ねー当麻、アンタあたしたち以外に常盤台に知り合いいる?」
当麻「ん?」
美琴「なんか隣のクラスの子がアンタにお礼したいって言ってきたんだけど」
当麻「」
黒子「あら、奇遇ですのねお姉さま。わたくしも似たようなことを言われましたのよ」
当麻「」
美琴「ちょっと詳しく聞かせてもらおうじゃないの」
黒子「わたくしも興味ありますわね」
当麻「えーと……この前から立て続けにですね、いつものイベントが発生しまして」
美琴「皆まで言わずとも分かるわ……それで?」
当麻「あの、言わずとも分かったんじゃないんですかね」
黒子「申し開きがあるなら聞きますのよ、という意味ですわ」
当麻「――目の前で困ってる人を見つけて、助けない方がおかしいだろ」
美琴「……はぁ」
黒子「まったく……」
美琴「そうよね、アンタそういうやつよね」
黒子「こればっかりは止めようがないですわね……」
当麻「なんだよ。なんか問題あるのか」
美琴「あるわよ、大有り。アンタじゃなくてこっちにね」
黒子「たとえどんな状況であれ、他の女性に優しくしてますと女という生き物は嫉妬してしまうんですわよ」
当麻「……お前ら仲いいじゃん」
美琴「……黒子。このバカ、一度徹底的に教育しなおさないといけないみたいね」
黒子「同感ですの。なんでこんな唐変木に引っかかってしまったんでしょうねえ……」
当麻「えーと、その」
美琴「先に言っとくわね――ご愁傷様」
黒子「合掌、ですの」
415 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:59:56.03 ID:mnHxkEDO [4/13]
上条×美琴×黒子と一方通行×打ち止めのダブルデート
420 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 18:15:49.15 ID:Hu/XHzYo [94/129]
当麻「なんだよ」
美琴「なによ」
黒子「なんですの」
打止「なんだろ、ってミサカはミサカは便乗してみる」
一方「……なンか増えてねェか?」
黒子「気にしないでくださいまし」
当麻「……だそうだ」
一方「……まァいいけどよ」
美琴「しっかしアンタよく来たわね。てっきり嫌がって来ないかと思ったのに」
一方「俺はイヤだっつったンだよボケ。コイツがムリヤリ……」
打止「そういう事にしといてあげるの、ってミサカはミサカはお姉さんぶってみたり」
黒子「だそうですわよ?」
一方「ピィピィ喚くな喧しい。オラさっさと行くぞ」
黒子「なんだかんだ言ってあの方が一番楽しみにしてるようですのよ」
一方「あァ、なンか言ったかクソアマ!?」
黒子「別になんでも、おほほほ」
一方「クソ……なンか調子狂うな……」
422 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 18:38:00.29 ID:Hu/XHzYo [95/129]
打止「ぱーふぇ!ぱーふぇ!ってミサカはミサカは年相応にはしゃいでみたり!」
美琴「子供は元気ねえ……」
一方「テメェはババ臭くなりすぎだろ」
美琴「今アンタは地球上の全乙女を敵に回した……!」
当麻「しっかし全員揃いも揃って甘ったるい物頼んだな」
黒子「乙女は甘い物が大好きなんですのと散々申しておりましょ」
当麻「男だって好きなんだよ」
一方「だ、そうだ」
打止「なんだかんだ言って二人は結構仲いいの」
一方「ンな事あっかよ。クソガキはさっさと口の周り生クリームでベタベタにしとけ」
打止「言われなくてもそうするの、ってミサカはミサカは早速巨塔の解体工事にに取り掛かる」
黒子「あらあら、レディーはもっと優雅に食べなくてはいけませんわよ」
打止「ゆーが?」
黒子「お上品に、と言えば分かりますかしら。こういうものにも食べ方がありますのよ」
打止「めんどくさそー、ってミサカはミサカは思ったことをすぐ口にしてみたり」
黒子「綺麗に食べるのはそれだけで結構ステイタスですのよ……もっとも、美味しくいただくのが一番ですけれど」
打止「子供だからその辺はわかんない、ってミサカはミサカはそういう事にしておく」
美琴「アンタたちも仲いいわね……そもそも面識ないんじゃないの?」
黒子「そんな事はどうでもいいんですの。楽しむのが一番ですわ」
美琴「ま、それもそうね」
黒子「ですの」
426 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:05:04.15 ID:Hu/XHzYo [96/129]
美琴「それにしても、改めて見ると妙な組み合わせよね」
当麻「そうか?」
美琴「これ結構人間関係複雑じゃない?」
黒子「まあそうですわね」
一方「うるせェよ。グチグチ言ってンじゃねえ。イヤなら帰れ」
美琴「……なんか最近あたしの扱いひどくない?」
黒子「どっちつかずのバカのせいでしてよ」
当麻「……あれ? 不思議と俺が言われてる気がしない」
打止「そんな小難しいことはどうでもいいの、ってミサカはミサカは子供らしさを前面に押し出してみたり」
黒子「素直なのが一番ですわよね。打ち止めちゃん、ケーキ食べます?」
打止「わーい! 黒子おねーちゃんありがとー!」
黒子「――っ! だめ、だめですわよ白井黒子! ただでさえ恵まれた環境だというのにこれ以上を望んでは――!」
一方「まァ見てて飽きはしねェなコレ」
当麻「だろ? 羨ましいか?」
一方「ンなこたねーよカス」
427 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:17:33.03 ID:Hu/XHzYo [97/129]
当麻「しっかしせっかくの機会だってのにいつものファミレスかー」
黒子「別にいいじゃないですの。わたくし、こういう雰囲気は嫌いでないんですの」
当麻「そうなんだけどさ、代わり映えしないなーって思って」
一方「主催のひねりが足ンねェだけだろ」
美琴「……あれ、主催だれ?」
当麻「俺じゃねえぞ?」
黒子「わたくしでもないですわよ」
打止「知らなーい。それよりパフェの方が大事なの、ってミサカはミサカは作業を中断せずに応えてみる」
一方「……なンで俺を見ンだよ」
当麻「あれ?」
美琴「――ま、いっか。それより楽しくお喋りしましょ。それしかすることないんだし」
黒子「確かに、それ以外しようがありませんものね」
一方「馴れ合いは……」
美琴「好きじゃねぇ、って? まあいいじゃんたまには。めんどくさい設定とか裏話とか、全部置いといてさ」
一方「……ま、たまには付き合ってやらァ」
美琴「そ。それでいいの」
一方「ふン……」
当麻「素直じゃないねえ……」
428 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:35:15.51 ID:Hu/XHzYo [98/129]
美琴「ところで、一応ヒロインってあたしなのよね」
黒子「何をいまさら」
美琴「それにしては最近色々足りない気がするんだけど」
当麻「ほいきた」
美琴「もう慣れたものね……」
当麻「まあ少しは勉強しましたので――嫌か?」
美琴「……ぴぃ」
打止「一方通行ー、ってミサカはミサカは期待を込めた目をキラキラさせてみる」
一方「やっぱり原因はテメェらかよ」
黒子「何がですの、と聞くのが筋なんでしょうねぇ」
一方「コイツが毎日毎日『じゅーでんー』ってボディプレスかけてくンだよ! 黄泉川と芳川に凄ェ生暖かい目で見られっしよ……」
黒子「まさかあなたからその言葉が聞けるとは思いませんでしたの」
打止「男はつべこべ言わず女の子を優しく抱きとめるの! ってミサカはミサカは突撃してみるー!」
一方「だァっ! 暴れンじゃねェよチビガキ!」
黒子「まんざらでもないくせに。男はなかなか素直になれませんのね、プライドだけは高くって……あら、他人のように思えなくなってきましたわ」
429 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:49:57.76 ID:Hu/XHzYo [99/129]
当麻「しっかし、この状況もなんだかなーと思ったりな」
黒子「あら、嫌ですの?」
当麻「そうじゃないんだが……彼氏さんとしては複雑なんですよ。なんかそっちで勝手に色々決めちゃってるし」
美琴「嫌じゃないならいいじゃない。あたしだって複雑なのよ」
黒子「わたくしは別に。もう割り切ってますので」
当麻「クールだねぇ……」
黒子「あら、もっと情熱的に行ってもよろしいので?」
美琴「今はだーめ。ここはあたし専用」
当麻「彼氏さんの意思は関係ないですか……」
美琴「だってアンタはあたしのものでしょ? どう扱ったっていいじゃない」
当麻「……ま、そうだけどよ」
美琴「でもあたしを物みたいに扱っちゃダメよ? 当麻以外はお断り」
当麻「俺もそのつもりだったんだけどなあ……」
美琴「男が細かいことでうだうだ言わないの」
当麻「理不尽だ……はぁ」
黒子「溜め息の分だけ幸せが逃げていきますのよー」
当麻「……その分はすぐ補給できるからいいさ」
美琴「はいはい。いくらでも充電してあげるわよ」
打止「入り込む隙がないねー、ってミサカはミサカは足をぶらぶらさせながら言ってみる」
一方「入りたくねェよあンな空間……」
430 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:02:39.37 ID:Hu/XHzYo [100/129]
黒子「ま、わたくしは今の状況で十分満足してますのよ」
美琴「出た、一人だけちょっと上から目線」
黒子「これ以上何を望めと? 愛しのお姉さまと当麻さんと一緒にいられるというのに」
当麻「ははは、光栄な事で……」
美琴「アンタも鼻の下伸ばさないの」
当麻「伸ばしてねえって」
黒子「こういう風景を落ち着いて見られているだけでも恵まれてますものね」
打止「んー、よくわかんない」
黒子「分からない方がいいですわよ、こんな事。あなたが一番恵まれてるんですもの」
打止「そうなのかな、ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
黒子「あちらの狼さんは独占欲が強そうで――あなたが相手でなくてほっとしてますわ」
一方「ま、俺なら問答無用で瞬殺だァな」
黒子「おお怖い怖い……打ち止めちゃん、逃げないようにしっかり首輪つけとくんですのよ?」
一方「どこで売ってるの?」
黒子「あちらの方が知ってますの。ちゃんとペアで、って念押しするんですのよ」
一方「黒子おねーちゃんはつけてるの? ってミサカはミサカは無邪気に尋ねてみる」
黒子「わたくしはいりませんのよ、もう病気ですから――死ぬまで離れられませんわ」
434 名前:>431-432 完徹なんで細かいとこは目を瞑ってください[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:15:36.52 ID:Hu/XHzYo [101/129]
一方「しっかし俺まで出張ってきて。需要あンのかよコレ」
美琴「アンタ打ち止めとセットでしょ。ならいいじゃん」
一方「よかねェよアンゴー! その腐った脳ミソぶちまけられてェのかよ!?」
美琴「いったいどこの出身よアンタ……」
一方「ったく……コレ考えた奴どこにいンだよ」
当麻「なんだかんだ言って結構楽しんでるくせに」
一方「クソ……どうしてこうなった……」
黒子「何をいまさら」
一方「あァチクショウやってられっか……!」
打止「ほら、イライラしたときは甘い物が一番なんだよ、ってミサカはミサカはあーんって言ってみる」
一方「……。クソ、どうしてこうなった」
美琴「やっぱりセットよね、あれは」
436 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:26:13.73 ID:Hu/XHzYo [102/129]
打止「なーんかめんどくさそうな会話ばっかりで入りたくないな、ってミサカはミサカはほっぺを膨らませてみる」
一方「入ンなくていいだろ。クソめンどくせェ」
打止「あーでもおっきくなったときは楽しかったな、一方通行が、ってミサカはミサカは過去を掘り返してみたり」
一方「あれはテメェがいつもの倍以上の質量でいつもと同じ事してきたからだろォが!」
美琴「でもまんざらじゃなかったんでしょ」
打止「なんかすっごい困った顔してた!ってミサカはミサカは思い出し笑いしてみたり!」
黒子「へぇ……面白そうな話ですのね」
美琴「あたしはなんか複雑だなあ……」
当麻「俺も……」
一方「テメェ記憶吹っ飛ばされてェのかよあァ!?」
打止「それは無理だよ。だって一方通行のことは全部覚えてるんだもん、ってミサカはミサカは微笑みかけてみたり」
黒子「あらあら……妬けますのね」
一方「……クソ」
438 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:32:59.89 ID:Hu/XHzYo [103/129]
「なんか色々喋ってたらあっという間に時間が過ぎちゃったわね」
「そうだな。話題は尽きないし」
「でもそろそろお開きにしませんと。ほらもうこんな時間」
「優等生さンはお行儀がよろしくて大変ですねェ」
「でもそろそろおうちでご飯が待ってる頃なの、ってミサカはミサカは口を尖らせてみたり」
「んじゃま、帰りますか」
「そうですわね」
「……ちょっと、なんか一つ忘れてない?」
「ん?」
「こればっかりは、黒子には譲らないわよ」
「うお、ちょっ――」
「」
439 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:33:33.85 ID:Hu/XHzYo [104/129]
~とある不幸の幻想殺し~
Fin.
446 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 20:51:08.34 ID:lRlT2ZAo [11/15]
皆で宴会
酒がふるまわれてるせいで
酔っ払い達が大暴走
447 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:58:17.78 ID:Hu/XHzYo [106/129]
当麻「ったく、さっきお疲れ様会やったってのに……」
美琴「いーじゃないの。こういうのじゃないとお酒飲む機会なんてないでしょ」
黒子「そうですわよ。細かいことは言いっこなしですの」
打止「やーあーっ! はなすのーっ!てミサカはミサカは暴れてみるー!」
一方「ガキはジュース飲ンどけっての」
10032「みんなで、ということなので」
18413「お邪魔しています、とミサカはバイト先からちょっぱってきた戦果を誇らしげに掲げます」
飾利「それ絶対クビになりますよ……」
涙子「よかったー出番あったー! ……あれ? あたしが最後?」
元春「俺で最後だぜぃ。舞夏が来ないってんで俺もどうしようかなーっておもってたんだけどにゃー。残りは入りきらないから楽屋裏」
美琴「んじゃ、せーの」
『かんぱーい!』
448 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:07:21.99 ID:Hu/XHzYo [107/129]
涙子「いやー、白井さんの回の最初に出たっきりでもう出番ないかと思ったよー」
飾利「お疲れ様でした」
涙子「いいよねー初春は。なんだかんだで結構美味しいとこ持ってってるじゃん」
飾利「そんな事はないですよ。ほら、だって主役はあの人たちですし」
涙子「そだね。サブキャラはサブキャラらしく端っこで飲んどこっか」
飾利「いじけないいじけない。また別の話で主役持ってけばいいじゃないですか」
涙子「それはそうと初春。白井さんとの話は――」
飾利「あわわわ! それは! それはなかったことにー!!」
449 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:11:57.45 ID:Hu/XHzYo [108/129]
元春「おっかれさまー」
18413「お疲れ様でした、と、ミサカはグラスを鳴らします」
元春「いやー、しっかしそこそこ人気あったみたいだにゃー」
18413「あなたもいい味出してたじゃないですか、と、ミサカは『も』とつけることで自身を評価します」
元春「しっかしコイツもバカだねぃ。ショートしかやらないって言ったのにもう長くなるの目に見えてんじゃねーすか」
18413「スポットを当て切れなかったところにもフォローを入れたいみたいです、と、ミサカはばっさりといきます」
元春「んで、どこがコレ酔って大暴走ですかぃ?」
18413「まあこれからをお楽しみに、と、ミサカはカメラを次に回します」
450 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:14:59.57 ID:Hu/XHzYo [109/129]
打止「おーさーけー、ってミサカはミサカは駄々こねるー」
一方「テメェにゃまだ早ェよ。ほらアイスでも食ってろ」
打止「……一方通行は酔ってないの?」
一方「シラフでンな場所にいられっかよ」
打止「あんまりそうはみえないねー」
一方「まァ最後だしハメ外すか」
打止「え、ってミサカはミサカは首を傾げてみる」
一方「サービスだかンな。もうやらねェよ」
打止「ぴぃ――!?」
「」
451 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:20:42.25 ID:Hu/XHzYo [110/129]
黒子「あらあら、あちらは盛り上がってらっしゃるようで」
10032「こちらも負けてはいられません、と、ミサカは意気込みます」
元春「ぬーげ! ぬーげ! ぬーげ!」
10032「ご要望には応えねば女が廃ると言いますので」
元春「うおー! 映像をお届けできないのが残念でなりませんー!」
黒子「ま、負けてられませんの!」
元春「はふーっ!? 誰か! 誰かうpろだをーっ!」
10032「おやおや――貧相な胸ですこと、と、ミサカは鼻でせせら笑います」
黒子「お、お姉さまと同じ顔とはいえその言動は許せませんのー!」
10032「悔しかったら大きくしてみることです、と、ミサカは中指を立てます」
黒子「と、当麻さん――っと」
455 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:26:46.38 ID:Hu/XHzYo [111/129]
美琴「……、ん、とうま、お酒くさい」
当麻「仕方ねえだろ、飲んでんだから」
美琴「とはいえ……実はやってることあんまり変わってないわね」
当麻「いや――なわけねえよな」
美琴「……バカ」
当麻「その先は?」
美琴「……イヤなわけないじゃん。好き。大好きよ当麻。世界で一番好き。愛してる」
当麻「知ってるよ」
美琴「その先は?」
当麻「……美琴、好きだ。愛してる」
美琴「はい、よくできました」
当麻「たしかに、シラフじゃ言えないなこれは」
美琴「アンタしょっちゅう恥ずかしいセリフ吐いてるのに?」
当麻「ばーか――俺だって恥ずかしいものは恥ずかしいんだよ」
「」
460 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 21:32:03.54 ID:kD/ir3sP [2/5]
二股ストローでジュースのむ
464 名前:初心に戻る[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:41:32.28 ID:Hu/XHzYo [113/129]
当麻「物珍しさで頼んだら……こんなバケツみたいなクリームソーダが出てくるとは」
美琴「うう……」
当麻「カップル用って書いてあったから頼んだけど……これは相撲部のカップル用なのか……?」
美琴「ううう……」
当麻「どうしたんだよ」
美琴「だってこれストローあれじゃん! 二人で向かい合って……っっっ」
当麻「まあ飲まないともったいないじゃん。とりあえずほら、アイスクリーム。あーん」
美琴「あむ……」
当麻「これは平気なのになぁ。ほれ」
美琴「これだって平気なわけじゃないわよ! ――あむ」
当麻「んじゃ本番いきますか」
美琴「――っ!!」
当麻「どうした? 飲まないのか」
美琴「………………飲む」
黒子「はいはいごちそうさま」
黒子「それで? お味はどうでしたのー」
美琴「……気付いたらなくなってて分からなかった」
黒子「」
459 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/12(金) 21:30:53.10 ID:x93DyDE0 [1/7]
上条+美琴+黒子の3人で風呂に入り上条さんが2人の成長(ごく一部)を確かめ怒られたり怒られなかったり
それを超小型カメラで見ていた妹達がその行為+ごく一部について議論するという考えがあったりなかったり
473 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:58:02.05 ID:Hu/XHzYo [114/129]
黒子「まさかこうして一緒にお風呂に入る事があろうとは……夢にも思いませんでしたのよ」
美琴「あたしもよ。この前はタオル付きだったってのに……」
当麻「生まれてきてよかった……お父さんお母さんありがとうございます……!」
美琴「そこまで……その、アンタなんだかんだ言って見てるじゃない」
当麻「露天風呂! 混浴! 男のロマン!」
美琴「あーはいはい……体洗ったげよっか」
当麻「お願いします!」
黒子「当然、タオルもスポンジもなしですのよね」
当麻「ぜひ!!」
美琴「はぁ……だから男ってのは……」
黒子「あら。黒子はよろこんでやりますのよ?」
美琴「黒子ぉ……アンタ喧嘩売ってんの?」
黒子「いいええ、お姉さま、そんな事は――正妻なら余裕ですのよね」
当麻「この展開は予想してなかった」
475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:11:39.26 ID:Hu/XHzYo [115/129]
当麻「……この幸福感をお伝えできないのが申し訳ない」
黒子「当麻さん、今度はわたくしもお願いできますかしら?」
当麻「――もちろんですとも、お嬢さま」
美琴「っ――当麻、その」
当麻「言われなくてもする」
美琴「どうせそうだろうと思ったわよ……」
当麻「んじゃま、失礼して……っと」
黒子「ん、あ、とうまさ……その指の動きは……ちょっと、危険ですの」
当麻「ん……ん、んー?」
黒子「どう、しましたの?」
当麻「黒子、お前……少し大きくなった?」
黒子「あら、分かります?」
美琴「……アンタ、体洗うんじゃなかったの」
当麻「いや、洗うついでにちょっとですね」
美琴「――さっさと終わらせなさいよ」
当麻「あ、美琴は普通に洗うからな?」
美琴「え、なんで……」
当麻「触らなくても分かる」
美琴「……、アンタ……だからさぁ……」
当麻「いや、あの、美琴さん、さすがに風呂で電気は――」
美琴「なんでその顔でそんなセリフを吐くのよ――っ!!」
477 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:18:06.56 ID:Hu/XHzYo [116/129]
10032「おや、第三カメラがやられましたね。これは痛い、と、ミサカは舌打ちします」
18413「画像抽出完了。画像処理班に転送します、と、ミサカはビビビーっと電波を飛ばします」
10032「さあ、本番はこれからですよお姉さま方」
18413「ちなみにこの日のために宿を買収いたしまして全スタッフを妹達で占めさせていただきました、と、ミサカはあさっての方向に説明します」
10032「さあお姉さま、今日こそはその着実な成長の秘密を白日の下に晒してみせます――、と、ミサカは気合いを入れます」
480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 22:20:21.41 ID:kD/ir3sP [3/5]
20001号によるシャットダウン
481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:28:24.23 ID:Hu/XHzYo [118/129]
バツン
10032「なっ――、と、ミサカは思わぬ事態に動揺を隠せません」
18413「画像処理班、音声処理班、警備班女将班女中班お茶汲み班その他諸々通信途絶、これは――、と、ミサカは息を呑みます」
打止「なにしてるのかなー?ってミサカはミサカは無邪気に尋ねてみたり」
10032「――まさかあなたが介入してくるとは思いませんでした、最終信号、と、ミサカは忌々しそうに上位固体を睨みつけます」
打止「なんか面白そうなことしてるねー、ってミサカはミサカは無邪気さの裏に小悪魔っぷりを匂わせてみたり」
18413「なぜあなたが……、と、ミサカはノリノリで尋ねます」
打止「そんなの決まってるでしょ……」
打止「乙女の入浴シーンを除いちゃダメなんだよー!!ってミサカはミサカは当然の事を言ってみる!!」
483 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:37:45.27 ID:Hu/XHzYo [119/129]
打止「ともかく、このデータは没収するの、ってミサカはミサカは上位権限を振りかざす!」
18413「……まさかミサカがそれを読んでいないとでも?と、不敵に言い放ちます」
打止「ど、どういうことなの!?ってミサカはミサカは聞き返してみる!」
18413「ふふ、まだまだおこちゃまですね、と、ミサカは鼻でせせら笑います」
打止「なっ……まさか!ってミサカはミサカはあせってみる!」
18413「ええ、その通り……このデータは『最終信号禁』です、と、ミサカは当然の事を言ってのけます」
18413「これは最終信号の情操教育のために吉川女史が発案したもので……すなわち一方通行の許可がなければ閲覧することができません」
打止「な、なんだってーっ!?ってミサカはミサカはお約束を守ってみる!」
10032「途中でバカバカしくなって抜けましたが、ちゃんとデータは偽装、分割しダミーを混ぜて補完しているので大丈夫です、と、ミサカは独り言を呟きます」
486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:42:47.85 ID:Hu/XHzYo [120/129]
雑魚「おい白もやしぃ、テメエ無能力者に負けたんだってなぁ?」
一方「……死ね」
カチッ
一方「うっ――なンだ、この情報は――!?」
雑魚「なんだか知らえがチャンスだ! やっちまえーっ!!」
一方「うるせェゴミムシ。ギィギィさえずってンじゃねェよ」
雑魚「ぎゃーっ」
一方「クソ……なンだこれはよォ……」
一方「どうせ元凶は芳川か……あンクソババァ、ぶっ殺す……!」
488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 22:44:31.74 ID:lRlT2ZAo [13/15]
街で小さい子供を見る美琴
子供が出来たらどんな名前にしようかと妄想
上条に呼びかけられてもなかなか反応せず
大声で呼びかけられた時にいつものセリフ
492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:52:57.33 ID:Hu/XHzYo [121/129]
美琴「……う」
美琴「なにこれ……電波にノイズが……」
美琴「――っと、とりあえず相殺しておいたけど、一体……」
美琴「あ」
美琴「なんだ……転んで泣いちゃっただけか……」
美琴「泣き声に無意識にノイズ混ぜちゃって……結構強いわね。レベル3の下のほうくらい?」
美琴「あの子が大きくなったらあたしの地位もやばいかなー……」
美琴「……」
美琴「そういえば能力者同士の子供って能力者なのかな」
495 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:58:35.54 ID:Hu/XHzYo [122/129]
美琴「……いやいやいや! アイツはレベル0じゃん!」
美琴「能力者同士ってことには……」
美琴「……でも子供は普通に産まれるわよね」
美琴「能力者だろうと能力者じゃなかろうと関係ないか……」
美琴「……」
美琴「……とう、ま……み、こと」
美琴「……ま、こと?」
美琴「……」
美琴「……何考えてるのよあたしは!」
当麻「おーい、ってさっきから上条さんはずーっと呼んでんですけどー!」
美琴「ぴぃ!?」
500 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 23:02:31.44 ID:c3LtZAAO [22/24]
>>459の一通×打ち止めver
503 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:15:41.88 ID:Hu/XHzYo [123/129]
打止「おおー! お風呂で泳げる!ってミサカはミサカは目をキラキラさせてみたり!」
一方「オラ先に体洗えそンくれェ常識だろォがよ」
打止「常識外れに諭されるとなんかムカつくの、ってミサカはミサカは――」
一方「いいからさっさとそこ座れってんだよ。ほら、頭洗ってやっから」
打止「えへへー、ってミサカはミサカはすぐ機嫌を直したり」
一方「目ェ開けンなよ。ったく……」
ザバー
打止「っぷいー、ってミサカはミサカは新しい感嘆詞を開拓してみる」
一方「いらねェことすンなよ。めンどくせェ」
打止「ほらほら、今度はあなたがそこに座るんだよ、ってミサカはミサカは攻守交替を宣言したり」
一方「おィ、コラ、押すなあぶね――っ!?」
スコーン
一方「ってェ……おィ、大丈夫か打ち止め……あァ?」
打止「……えーと、その……生えてないのね、ってミサカはミサカは頬を赤らめてみる」
一方「」
505 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:20:43.22 ID:Hu/XHzYo [124/129]
10032「今の撮れましたか!、と、ミサカは確認します」
18413「余すところなく!、と、ミサカは親指を立てます」
10032「GJです、と、ミサカは親指を返します」
18413「ふふふ、これで最終信号への賄賂ができましたね、と、ミサカは悪どい笑みを浮かべます」
10032「お主も悪よのう、と、ミサカは最近覚えた言葉を使ってみます」
18413「いえいえ、お代官様ほどでは、と、ミサカは返します」
愛穂「へえ――面白そうなことしてるじゃん?」
10032「」、と、ミサカは絶句します」
18413「」、と、ミサカはこのセリフに疑問を覚えます」
510 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 23:27:35.12 ID:lRlT2ZAo [15/15]
月詠小萌による正しい性教育講座
上条と美琴に正しい避妊の仕方を事細かに教える
524 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:44:21.32 ID:Hu/XHzYo [128/129]
小萌「どうも、お久しぶりです。魔法少女アニメに出ててもまったく違和感がないと人気の小萌先生の性教育講座の時間ですよ」
当麻「えーと、その、凄いやりにくいんですけど」
美琴「ううう……恥ずかしい……凄く恥ずかしい……」
小萌「先生も恥ずかしいんですからね。その辺は我慢しなさい」
美琴「ううう……」
小萌「このたびはうちの上条ちゃんがとんだご迷惑を……最初に言っときますけど中学生に手を出したらガチ犯罪ですからね?」
当麻「え、マジっすか……」
小萌「学園都市では相殺条例で適応されていませんが(てきとー)、日本国内では禁止ですよ?」
小萌「同意の下であってもぶっちゃけ強姦罪です。性的判断能力がどうのこうのと難しい話になるので置いときますが」
当麻「俺……強姦魔っすか……」
小萌「まあ現実に打ちひしがれてる上条ちゃんはほっといて本題に移りましょー」
531 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:53:55.17 ID:Hu/XHzYo [129/129]
小萌「もう先生とやかく言いませんが、避妊、これだけは徹底してくださいね」
当麻「はいせんせー――なんで?」
小萌「あなたバカだバカだと思ってましたけどほんとにバカですか」
小萌「本気で学生の分際で子供を育てられると思ってますか」
当麻「分際……」
小萌「中絶という事になったとして、母体への精神・肉体的ショックは想像以上に大きいんですよ」
小萌「というわけで、本気で子作りしようと思うまでは生・中田氏はダメ、絶対、ですよ」
当麻「すみませんすみません」
小萌「……やりやがりましたねこの子は」
美琴「コメントが挟めない……」
538 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:03:16.64 ID:18hCpg.o [1/31]
小萌「長くなると面倒なのでとりあえず代表的なコレに絞って話します」
当麻「せんせー、なんですかそれー」
小萌「皆さんおなじみの今度産むです」
小萌「これその辺の薬局とかコンビニで気軽に買えますけど効果は抜群です」
当麻「せんせー……それどこで手に入れたんですか」
小萌「普通に薬局で買いました。店員さんに凄い目で見られましたけど免許証見せたらもっと凄い目で見られました」
美琴「あ、あたしにできないことを平然とやってのける……」
小萌「先生もう大人ですから。お酒もタバコも二十歳になってからですよ?」
当麻「説得力皆無っす」
小萌「うるさいです。ガキンチョは黙らっしゃい」
当麻「ガキンチョ……小萌先生にガキンチョって言われた……なぜか傷が深い……」
小萌「なんかめんどくさくなったので詳しい説明は省きます。とりあえずコレおすすめ」
美琴「凄い適当ですね……」
小萌「だってもう日付変わっちゃいましたし」
1「俺もう40時間近く寝てないんだぜ……だが最高にハイって奴だあああっ」
美琴「なにこれこわい」
小萌「詳しい使用法とかは各自きっちり調べること。それでは皆さんごきげんよう。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」
545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 00:11:28.96 ID:Xiyiwx.o [1/3]
補習に継ぐ補習で身も心もボロボロになった上条さんが、美琴に一方的に甘える。
553 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:22:00.99 ID:18hCpg.o [4/31]
当麻「ううう……美琴ぉ……」
美琴「どうしたのよ、そんな真っ白になって……ってこれ前にも似たような会話した記憶が」
当麻「上条さんもう立ち直れないかもしれません……」
美琴「なんとなく分かったけど何があったのよ」
当麻「……全教科赤です」
美琴「はぁ!? 全部!?」
当麻「……美琴に……凄いバカにする目で見られた……もう立ち直れない……」
美琴「逆に尊敬するわよアンタ……」
当麻「い……癒して……」
美琴「……ごめん、あたしちょうど期末中」
当麻「普段から勉強してる優等生だから点取れるだろ!?」
美琴「自分の事棚に上げて開き直るな!」
554 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:29:20.57 ID:18hCpg.o [5/31]
当麻「みーこーとー」
美琴「ええい暑苦しいっ!」
当麻「……もうお嫁に行けない……だめだもう死ぬしかない」
美琴「――あーもう気が散るっ!」
美琴「しょうがないわね……ほら、こっちきなさい」
当麻「ううう……」
美琴「匍匐前進じゃなくてさっさと来なさい!」
当麻「はいっ」
美琴「まったく……何よ、バカ」
当麻「お手数おかけします」
美琴「……今日は特別だからね」
「」
466 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 21:45:19.89 ID:c3LtZAAO [21/24]
上条さんと美琴の自転車二人乗り
563 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:44:29.47 ID:18hCpg.o [7/31]
当麻「ったく……いきなり学園都市一周、しかも自転車二人乗りでって、なんだよ急に」
美琴「いいでしょ。たまには青春っぽいことしたくなったのよ」
当麻「いっつもしてるだろうに……」
美琴「……妙なツッコミ入れたら承知しないわよ」
当麻「しっかし、結構上り坂もきついんですよ……!」
美琴「ほらー、がんばんなさいー。馬車馬のようにきりきりとー」
当麻「くっそ……原動機付きの奴なら楽なのに……」
美琴「……」
当麻「ちくしょう、こりゃ明日は筋肉痛だな……」
ぎゅ
美琴「ほーら。充電してあげるから、がんばりなさい」
当麻「……っだらぁあああ!」
570 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:54:41.68 ID:18hCpg.o [8/31]
当麻「っは、っは、っはぁ……喉が……っは……」
美琴「よしよし、がんばったがんばった」
当麻「その言葉もだけど、上条さんは、水が欲しいです……」
美琴「そんなことより、ほら!」
当麻「そんなことって……っはは」
美琴「学園都市って、こんなに綺麗だったんだね! ビルがキラキラして宝石箱みたい!」
当麻「いっつも下から見上げてばっかりだったからなー」
美琴「ね。たまにはこういう青春っぽいのもいいでしょ?」
当麻「こりゃ頑張った甲斐があったわ……って、上条さんもうへとへとです」
美琴「ちょっと休憩しましょ。もうちょっとこの景色見てたいし」
当麻「そうだな。あー、風が気持ちいい……」
美琴「ほら、先はまだまだ長いわよ。頑張りなさい」
当麻「いいよ美琴、暑いだろ」
美琴「あっついわね、それに汗だく――でも嫌じゃないわよ」
当麻「……もうちょっと充電に時間がかかりそうです」
美琴「はいはい。いくらでもどうぞ」
571 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 01:01:47.29 ID:18hCpg.o [9/31]
キィ――キィ――
美琴「あー、きもちいいー!」
当麻「帽子飛ばされるなよー。崖の下に落ちると面倒だからな」
美琴「分かってるわよー」
キィ――キィ――
美琴「……ね、もうちょっとスピード出さないの?」
当麻「危ねぇだろ。それとも絶叫マシーンにでも乗りたいのか?」
美琴「レールなしガードなしはごめんよ。でももう少しスピード出した方がいいんじゃないの? ブレーキが泣いてるし」
当麻「これくらいがちょうどいいんだよ……もう少し一緒にこの景色見てたいし」
美琴「――それもそうね」
ぎゅ――
美琴「……あっついわねー」
当麻「……これぐらいがちょうどいいんだよ」
美琴「……それもそうね」
キィ――キィ――
575 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 01:19:19.47 ID:18hCpg.o [10/31]
カラ――カラ――
「あー、不幸だー」
「酷使しちゃったしね。よくここまでもってくれたもんよ」
「つってもまだ結構あるぜ? 徒歩で自転車押してくにはちょっと長すぎですよ」
「いいじゃない、これも青春って感じで」
「そんなもんっすかね……」
「そんなもんよ」
カラ――カラ――
「アンタもよく頑張ったわね、お疲れさま」
「その言葉は普通彼氏に先にくれるもんじゃないんですか?」
「だってまだゴールしてないもの。それとももうリタイアしちゃうの?」
「へいへい、分かりましたよ」
カラ――カラ――
579 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 01:24:28.93 ID:18hCpg.o [11/31]
カラ――カラ――
「……ね、当麻」
「ん?
「」
「……前貸し」
「――も少しゆっくり歩くか」
「そうね、疲れちゃった」
「お前漕いでないだろ……」
「何よ。彼女に必死に自転車漕がせて自分は楽したかったっての?」
「んなこと言ってねえよ……ただ」
「ただ?」
「……俺は疲れた」
「はいはい。そうね」
「……」
「……帰ったら、ゆっくりじゅーでんしてあげるから、ね?」
「……さって、も少し頑張りますか」
「よろしい。おなか空いちゃった」
「俺も。頑張ったんだから豪華な奴頼むぜ?」
「それはゴールしてから言いなさい」
カラ――カラ――
612 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 17:57:07.59 ID:JTlUBTQo [6/10]
上琴黒初佐でプール
615 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 17:58:10.07 ID:a3COzkYo [6/18]
当麻・美琴・黒子・御坂妹の4人で食事
あ、当麻の家でね
638 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:01:10.62 ID:18hCpg.o [14/31]
当麻「やっぱ全天候型とはいえプールは夏だよなー」
美琴「そうねー。やっぱり暑い日に来るに限るわ」
黒子「あらお姉さま、今日は大人しめの水着なんですのね」
飾利「そういう白井さんも……」
黒子「乙女の水着姿はそんなに安くないんですのよ。」
美琴「あ、あたしはいつも通りじゃない」
涙子「少しは成長……したのかなぁこの人」
飾利「にべもないですね……」
当麻「女の子の水着姿は華やかでいいなぁ……これは今までの不幸の反動か?」
当麻「こんなに幸せすぎていいんでしょうか、ねえ視聴者の皆様」
639 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:02:37.46 ID:18hCpg.o [15/31]
10032「映像をお伝えできないのが残念でなりません、と、ミサカは会話に割り込みます」
美琴「……なんでアンタがここにいるのよ」
10032「監視員のバイトです、と、ミサカは当然の事を答えます」
涙子「……妹さんは普通の水着なんですね」
10032「いえ、これはスタッフ用のものですので」
10032「個人的なものはもっと可愛らしいものですよ、と、ミサカは誤解を解きます」
飾利「じゃあ今度は一緒に、仕事じゃなくて遊びにきましょうね」
10032「はい、喜んで、と、ミサカは無表情の裏にわずかに表情を浮かべながら頷きます」
10032「しかし今は任務中ですので。またのちほど、と、ミサカはしゅたっと手を立てます」
黒子「あの方もずいぶんとギャグ要員が板についてきたんですの……」
美琴「ま、そんなことはどーでもいいじゃない。せっかく来たんだし思いっきり遊びましょ!」
641 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:11:07.08 ID:18hCpg.o [16/31]
当麻「よーし、んじゃいっちばんのりー」
飾利「あ、ちゃんと泳ぐ前は準備体操を――」
当麻「うおおお足つったあああ!」
黒子「お約束ですのね……」
飾利「あれじゃ流れるプールじゃなくて流されるプールですね……」
18413「ではついでにこれを、と、ミサカはすかさずスイッチを差し出します」
美琴「なにこの禍々しいのは。ってかアンタもいたのか」
涙子「これはこうよね。ぽちっとなー」
ゴゴゴゴ
当麻「流れが急にー!? ふーこーうーだー!!」
18413「はい、ご想像通りです」
美琴「当麻あああ!?」
黒子「他のお客様にご迷惑ですのよ……」
18413「どうせ描写されないんだから大丈夫です、と、ミサカは親指を立てます」
美琴「アンタはもう出てくるな!」
642 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:18:39.40 ID:18hCpg.o [17/31]
涙子「よーし初春、ウォータースライダーだ!」
飾利「えええ、私は普通に泳ぎたいんですけど」
涙子「ただ泳いでるだけなのを描写するのも難しいでしょ」
飾利「そんな実も蓋もないことを……」
涙子「いやほら、だってあたしらあくまでサブキャラじゃん? これくらいはしないとお邪魔虫」
飾利「佐天さんが空気を読んだ……!」
涙子「誰がKYキャラだっ。ほらほらいくわよー」
飾利「あわわわ」
643 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:22:42.95 ID:18hCpg.o [18/31]
飾利「佐天さん、つかぬ事をお聞きしますが」
涙子「なんだね初春くん」
飾利「これ、前に出てきたアレですよね」
涙子「そだよー?」
飾利「なんか途中でパイプが切れてるんですけど」
涙子「水圧でこう、一気に。鉄砲水って知ってる?」
飾利「これなんて名前でしたっけ」
涙子「明日へ向かって超射出~羽ばたけ人類の限界へ~」
飾利「まだ人間やめたくないですー!」
涙子「大丈夫大丈夫、一応学園都市の謎技術で安全だから」
飾利「それでもですー! 絶叫マシーンは遊園地のときにやればいいじゃないですかー!」
涙子「往生際が悪いぞータックルは腰から下ー」
飾利「きゃあああ!?」
涙子「きゃっほー!!」
648 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:54:06.51 ID:18hCpg.o [19/31]
黒子「あの方たちは元気ですのね……」
当麻「死ぬかと思った……」
黒子「あら、人工呼吸イベントは不発ですの」
当麻「その手があったか――!」
美琴「もれなく電気ショックイベントもついてくるわよ」
当麻「すみません直心臓マッサージは勘弁してください」
美琴「まったく……」
黒子「AEDいらずで便利ですわね。よかったですわね当麻さん、いつでも心停止できますわよ」
当麻「そんな妙なフラグ立てないでくれよ!」
美琴「ほらほら、行くわよ当麻。プールで泳がずに何するのよ」
黒子「ちなみに期待しているような展開はないので悪しからず、ですの」
651 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:06:26.29 ID:18hCpg.o [20/31]
一方「なンで俺がこンな目に遭ってンだよクソ……」
打止「全身運動には水泳が最適なんだよ、ってミサカはミサカは言い訳する」
一方「泳ぐ必要ないだろうがよ……水の上歩けっし」
打止「そんなマンガみたいな、ってミサカはミサカは色々危険なところを全否定してみる」
一方「液体の運動ベクトル操作すればできるだろ。ったく……」
打止「……一緒に遊んでくれないの?ってミサカはミサカはいじけてみる」
一方「……子守も大変だァな」
打止「とかなんとか言いながらちゃんと構ってくれるとこが好き!ってミサカはミサカは抱きつく!」
一方「クソ……」
654 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:11:28.04 ID:18hCpg.o [21/31]
18413「抜かりないです、と、ミサカは親指を立てます」
美琴「仕事しろ」
655 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:16:20.24 ID:18hCpg.o [22/31]
黒子「実はカナヅチ、とかいう設定があってもおかしくはないんですの」
美琴「なんか言った?」
黒子「いいえ、何も。ちょっと上のほうにレスしただけですわ」
当麻「しっかしプールっていっても泳いでるだけってのもなぁ」
美琴「何よ、乙女の水着姿じゃ不満なの?」
当麻「んなこたねーですけど」
美琴「……えい」
当麻「あ、くそ、このっ」
美琴「あは、結局こうやって適当にやってればいいんじゃない。えいっ」
当麻「ま、それもそうか。ほらっ」
黒子「仲間、外れに、よっ――しないでくださいましー!」
当麻「さすがに飛び込みは禁止ですよー!」
ザバーン
656 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:25:36.49 ID:18hCpg.o [23/31]
当麻「ちょっと休憩ー」
美琴「確かに、水の中ではしゃぐのも疲れるのよね」
当麻「ま、こうやって浮いてるだけってのも気持ちいいぜ?」
美琴「――ほんと、なんか宙に浮いてるみたい」
当麻「この辺誰もいないし、静かでリラックスできるな」
美琴「だってここ何もないただのプールでしょ。みんな流れるプールとかに行ってるんじゃない?」
当麻「なるほど……あれ、黒子は?」
美琴「知らない。あの子たまにすっといなくなるのよねー」
当麻「……」
美琴「……」
ぎゅ
当麻「……気持ちいいな」
美琴「……ん」
657 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:33:39.53 ID:18hCpg.o [24/31]
ちゃぷ――
当麻「……なんかこのまま寝ちゃいそうだな」
美琴「そんなことしたら溺れるわよ」
当麻「そしたら人工呼吸してくれるか?」
美琴「心臓マッサージもついてくるわよ」
当麻「……」
美琴「……」
ばしゃっ
当麻「うお――!? みこ、おま、がぼ――」
当麻(え、もしかして水中に引きずり込んで溺れさせようとしてますかー!?)
ぶくぶく……
658 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:35:12.04 ID:18hCpg.o [25/31]
当麻「ぶく、がば……!」
美琴「――」
当麻「ごぼ、ぶ――、……?」
美琴「――」
当麻「……?」
美琴「――、――」
当麻「――」
こぽ――
「」
661 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:43:34.52 ID:18hCpg.o [26/31]
涙子「あー、疲れたー! いっぱい遊んだー!」
美琴「んー、この疲労感が気持ちいいー」
当麻「疲れたー、腹減ったー」
美琴「アンタのそれはいつもの事じゃない」
当麻「夕飯が楽しみで仕方ないんです」
美琴「……それもいつもの事でしょ」
飾利「いいんですか、私たちまでご飯にお呼ばれしちゃって」
黒子「気にしなくてもいいんですのよ。どうせ大変なのは別の人ですので」
飾利「……?」
黒子「わたくしも便利な立ち位置にされましたわね……」
10032「お待たせしました、と、ミサカは合流します」
当麻「あれ、18413号は?」
10032「さすがに邪魔なので追い返しました」
当麻「容赦ねえ……」
美琴「ほら、さっさと帰って今日は料理大会よー」
黒子「つづく、ですの」
669 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 23:15:21.61 ID:18hCpg.o [29/31]
10032「皆様お待たせしました、ビストロレールガンのお時間です、と、ミサカは安直な名前を出します」
10032「審査員はこの方、上条当麻さんです」
当麻「食い専に徹します」
10032「本日の対決はチーム形式、御坂・白井ペアと初春・佐天ペア」
10032「では面白くないので御坂・佐天ペアと白井・初春ペアです、と、ミサカは趣向を凝らします」
当麻「なん……だと……だが美味い物が食えればそれでいい!」
10032「食欲丸出しですね、と、ミサカは冷めた目で審査員を見ます」
当麻「腹減ってんだよ」
10032「じゃあちゃっちゃと食事に移りましょう、と、ミサカは調理描写をすっ飛ばします」
10032「……別にめんどくさいからじゃないですよ?と、ミサカは念を押します」
673 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 23:34:20.37 ID:18hCpg.o [30/31]
10032「先攻、白井・初春ペアー」
飾利「が、がんばりました!」
黒子「野菜の肉巻きですの」
10032「これは地味なものが出てきましたね、と、ミサカは率直な感想を述べます」
当麻「うむ、美味い」
10032「もっと説明しやがれ、と、ミサカは容赦ないツッコミを入れます」
黒子「では私が代わりに。ニンジン、ジャガイモ、ネギ、モヤシ、エノキタケなどを牛肉や豚肉で巻いて焼いた料理ですの」
黒子「わりと簡単にできる上に色々な味が楽しめるのでお勧めですわよ」
飾利「あまり凝ったものを作っても、と思いまして」
当麻「飾利ちゃんはいい嫁さんになりそうだなぁ……」
当麻「っと、これなんだ? サヤインゲンかと思ったけど……」
黒子「ニンニクの芽ですわ。余り市場に出回ってませんけどお肉との相性が抜群ですの」
当麻「これは……! これはご飯が進む……!」
10032「だから味を解説しやがれ、と、ミサカは語彙の貧困さに呆れます」
675 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 23:47:47.99 ID:18hCpg.o [31/31]
10032「後攻、御坂・佐天ペアー」
涙子「あたしほとんど何もしてねーや。御坂さんがほとんどやっちゃって」
美琴「佐天さんもしっかり手伝ってくれたじゃない。はい、麻婆豆腐よ」
10032「シャレが効いてますね」
美琴「意図してないからね」
当麻「……なあ、麻婆って普通赤じゃね? これなんかすげぇ黒いんだけど」
美琴「いつもはね。今回は本格派だから黒」
涙子「あたしもこれはびっくりしたわー」
当麻「大丈夫なのか?」
美琴「文句は食べてから言いなさい」
当麻「ぱく……ん、美味い。本格派って言うだけあって結構辛めだな」
涙子「にやにや」
当麻「なんすかその笑みは……ん? あれ……え? おおおお!?」
当麻「辛っ!? なんかめちゃくちゃ辛えよ! でも美味え!」
美琴「その黒は山椒の黒よ。もう嫌ってほど使った超激辛が本場四川風っ」
当麻「ご飯で中和しても舌が痺れる! でも箸が止まらないー!」
美琴「おほほほ、自らを苦しめながら悶えるといいわ! これが本妻の実力ーっ!」
678 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:04:24.63 ID:7B/1NK2o [1/63]
美琴「たまにはみんなで食べるのもいいけど後片付けが大変ね……」
黒子「手伝わせるわけにも参りませんものねえ」
美琴「アンタが手伝ってくれるだけで十分よ。あ、お風呂出た?」
当麻「まだ舌がひりひりする……あれ、みんな帰ったのか?」
黒子「わたくしはまだ残ってますけどね。そろそろお暇しますわ」
美琴「……もうアンタもここ住んじゃえばいいのに」
黒子「そういうわけにも参りませんわ。妾は妾らしくしませんと」
美琴「……」
黒子「さって、それではわたくしも失礼しますわ」
当麻「ん……お休み黒子」
美琴「……お休み」
黒子「はい、お休みなさいませ」
683 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:14:33.69 ID:7B/1NK2o [2/63]
美琴「……なんかね、たまに泣きそうになる」
当麻「どうした?」
美琴「欲張りなあたしが全部悪いんだけどさ……」
美琴「当麻を独り占めしたい自分と黒子が大好きな自分が頭の中で大ゲンカしてるの」
当麻「……」
美琴「嫉妬心と罪悪感に潰されそう」
美琴「でも……これがあたしが選んだ未来だもんね。責任持って背負わないと」
当麻「……俺もそれを選んでるんだからな。責任は俺にもあるから。一緒に背負ってやるよ」
当麻「黒子も同じ事言うと思うぜ。だからさ、潰されそうになったらちゃんと言えよ。支えてやるから」
当麻「んで、俺や黒子が潰されそうになった時は、お前が支えてくれ」
美琴「……そっか。そういうのを、選んだんだっけ」
当麻「そ。だから泣くなよ?」
美琴「泣かないわよ……こんなに幸せなんだもん」
684 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:17:49.58 ID:7B/1NK2o [3/63]
美琴「あ、そうだ。これさっき黒子と作ったの」
当麻「杏仁豆腐?」
美琴「辛いのだけじゃバランス悪いでしょ?」
当麻「飴と鞭ですか……うん、美味い」
美琴「……それにね」
当麻「ん?」
美琴「辛いのより甘いほうがいいでしょ?」
「」
401 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 17:17:15.45 ID:c3LtZAAO [19/24]
デート中足を捻った美琴をおんぶorお姫様抱っこで家までお持ち帰り
699 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:40:30.57 ID:7B/1NK2o [6/63]
美琴「ごめんね、せっかくのデートだっていうのに……」
当麻「たまにはこんな日もあるって。デートならいくらでもできるけどこういうイベントはめったにないしな」
美琴「む。デートはもう日常パートなの?」
当麻「んなこたぁねーですよ。これでもいまだに毎回飽きもせず緊張してるんだから」
美琴「そ……一緒ね」
当麻「そりゃあ恐悦至極」
美琴「でも重いでしょ。肩貸してくれれば歩けるわよ」
当麻「なんのなんの。これくらい軽い軽い」
美琴「そう? 遠慮せずにちゃんと正直に言ってよね」
当麻「だいじょーぶですって」
美琴「……背中、おっきいわね」
当麻「お前を背負えるくらいにはな」
美琴「あとなんか最近ちょっとがっしりしてきた気がする」
当麻「なんだかんだで鍛えられてますから。背負うのは慣れてるぜ」
美琴「……そ」
ぎゅ
美琴「当麻。もうちょっとゆっくり歩いてもらってもいい?」
当麻「……へいへい」
701 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:49:10.41 ID:7B/1NK2o [7/63]
美琴「……ね、当麻」
当麻「んー?」
美琴「なんかね、この揺れが凄く安心する」
当麻「……寝てもいいぞ」
美琴「いやよ。もったいない」
当麻「さいでっか……」
美琴「……」
ぺろ
当麻「ぴぃ!?」
美琴「お」
当麻「い、いきなり何すんだよ!?」
美琴「汗、かいてたから」
当麻「……暑いからな」
美琴「……そ」
当麻「……」
美琴「桜が綺麗ねー」
当麻「……」
美琴「……ね、当麻」
当麻「ん?」
美琴「呼んでみただけ」
当麻「……そ」
美琴「そ」
当麻「……」
美琴「……」
707 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 00:54:50.67 ID:IV8OY3oo [2/10]
雨宿り中の二人
709 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 01:06:09.58 ID:7B/1NK2o [9/63]
当麻「あぶね、一気に強くなったな。間一髪だ」
美琴「ついてないわね。たまには天気予報も外れるんだ」
当麻「すまん、たぶんおなじみの不幸イベントです……」
美琴「いまさら何言ってるのよ。これくらいのハプニングならちょうどいい刺激よ」
当麻「そう言ってもらえると助かる……」
美琴「ちょうどいいところに東屋があって助かったわ」
当麻「美琴の幸運分かな、これは」
美琴「あたしがいればバランス取れてるでしょ?」
当麻「……お釣りがくるよ」
美琴「……あーあ、本格的に振ってきたわね」
当麻「ま、そのうち晴れるだろ」
美琴「そうね。それまで何してよっか」
当麻「いくらでもあるだろ。お前となら何年だってこうしていられるさ」
美琴「――そうね。何年だって飽きやしないわ」
当麻「でもさすがに少し勘弁してもらいたいけどな。お前の飯も食いたいし」
美琴「……ま、とりあえず最初にやる事は決まってるわね」
「」
735 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 01:27:45.38 ID:5nLJOVQo [9/14]
妻妾同衾R-18なし
744 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 01:48:48.39 ID:7B/1NK2o [15/63]
「ほら、もっと詰めなさいよ」
「へいへい。狭くてすまねえな」
「いいええ、この方が引っ付けていいですわ」
「でもいいんですの? わたくしがお邪魔してしまっても」
「いいの」
「いいさ」
「では遠慮なく。ぎゅーっと」
「え、ちょっと黒子、あたしまでやるのは無理が……」
「もっとくっつけばよろしいでしょ?」
「……ま、それもそっか」
「さすがに二人分は……」
「二人分は、何よ」
「野暮な事は言わないでくださいまし?」
「……二人分は、あったかいな」
「多少無理がある」
「厳しい……」
745 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 01:49:42.07 ID:7B/1NK2o [16/63]
「でも確かに、暖かいですわね」
「……そうね」
「まだ寝てもいませんのに、夢みたいですわ」
「……この程度の夢ならこれからいくらでも見られるじゃない」
「そうですわね……」
「おいおい、お喋りしてると寝れないぞ」
「そうね。続きは明日」
「ですわね。それじゃ――」
「お休み、当麻」
「お休みなさい、当麻さん」
「「」」
755 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:05:33.63 ID:Hz98/qgo [4/4]
寮官と上条さんと美琴で談話
756 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:12:22.65 ID:7B/1NK2o [19/63]
寮監「……」
美琴「……」
当麻「……」
二人(沈黙が気拙い……!)
寮監「どうした、飲まないのか。せっかく淹れたのだから冷ませてもらっても困る」
美琴「い、いえ!」
当麻「い、いただきます!」
美琴「……」
当麻「……」
寮監「……」
二人(だからこの沈黙が気拙い……!)
758 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:23:28.00 ID:7B/1NK2o [20/63]
寮監「……どうだ御坂、そっちでの暮らしは」
美琴「え、えっと、特に問題は……」
寮監「そうか。それならよかった」
美琴「……あれ?」
寮監「どうした。怒られるとでも思ったのか」
美琴「い、いえ、そんな事は……」
寮監「ご両親が承知の上なのだろう。ちゃんと聞いている」
寮監「それに私は寮の監督であって、寮生でない御坂の監督ではない」
美琴「はあ……」
寮監「とはいえ心配なものは心配でな。たまには顔を出せ。上条も一緒で構わん」
当麻「え?」
寮監「いまだ独り身ではあるが……寮生はみな我が子のようなものだよ」
寮監「我が子を心配せぬ親もおらぬし、応援せぬ親もおらぬだろう? 今回呼んだのはそういう事だ」
美琴「……」
寮監「上条。御坂を泣かせるような事があったら……切るぞ」
当麻「は、はひ」
寮監「愛想が尽きたら帰ってきても構わん。実家代わりにくらいならなるだろう」
美琴「……はい。もっとも、その時は来ないと思いますけど」
寮監「まったく……その気は独身には酷というものだよ、御坂」
765 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 02:37:36.10 ID:FqCPikAO [10/25]
風邪をひいた美琴を上条さんが看病
772 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:49:00.99 ID:7B/1NK2o [24/63]
美琴「ごめんね。学校、休ませちゃって」
当麻「病人は気にするなって。それより治す事が先決だろ?」
美琴「……でもね、治らなくてもいいかなーっても思う」
当麻「どうして」
美琴「当麻が優しいから……えへへ」
当麻「なんだよ。いつも優しいだろ」
美琴「うん……」
当麻「ん、どれ……」
美琴「あー……手、冷たくて気持ちいい……」
当麻「まだ熱いな。体温計は……」
美琴「ね、当麻、知ってる?」
当麻「んー?」
美琴「手の冷たい人は心が暖かいんだって」
当麻「……そりゃ迷信だよ」
美琴「えー」
当麻「だってお前の手、あったかいじゃん」
美琴「……あーあ、体があっつい」
773 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:54:11.66 ID:7B/1NK2o [25/63]
当麻「9度6分……なかなか下がらないな」
美琴「……ね、覚えてる? 前もこんな事あったよね」
当麻「……忘れられるかよ、バカ」
美琴「そうね。忘れられないわね……」
当麻「……またおかゆ作ろうか?」
美琴「うん。でも後でいい」
当麻「そっか。飲み物は?」
美琴「それもいい。アンタもしかして分かってて言ってる?」
当麻「……なんか欲しいものあるか」
美琴「そこ、ベッド。座って」
当麻「あ、ああ……」
775 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:54:49.93 ID:7B/1NK2o [26/63]
ぎゅ
美琴「――じゅーでん」
777 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:58:48.28 ID:7B/1NK2o [27/63]
当麻「……どれくらい充電かかります?」
美琴「……しーらない」
当麻「……背中に当たってるんですが」
美琴「……しーらない」
当麻「……」
美琴「……イヤ、じゃないわよね」
当麻「……んなわけあるかよ」
780 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:07:01.95 ID:7B/1NK2o [28/63]
「ね、当麻」
「ん?」
「こうしてるとね、当麻の心臓の音が聞こえるの」
「……」
「とくん、とくん、って。凄く大きく響いてるのが聞こえる」
「……俺だって聞こえてるんだからな」
「――え?」
とさ
「……伝染るわよ」
「知るか」
「ま、その時はあたしが看病してあげるわよ」
「で、また伝染して俺が看病するのか?」
「終わらないじゃない」
「はは、そうだな」
「それはイヤよ? 外で遊べないじゃない」
「確かにそれは嫌だな」
「……でも、いっか」
「ね、キスして。優しい狼さん」
「」
770 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 02:43:05.17 ID:IV8OY3oo [7/10]
上条さんの家のお掃除。
発掘したもので盛り上がって、結局終わらない。
788 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:32:13.16 ID:7B/1NK2o [30/63]
当麻「普通大掃除ってのは年末にするんじゃないのか?」
美琴「年度末だからいいでしょ。それに掃除はこまめにしないとすぐホコリ溜まっちゃうんだから」
当麻「……なんか随分と上がってきたな」
美琴「何が?」
当麻「嫁度」
美琴「……そ」
当麻「お、面白いもの発見」
美琴「んー?」
当麻「美琴のアルバム。持ってきてたんだな」
美琴「そりゃね。記念だから」
当麻「おー、小さい美琴」
美琴「たまに現物に会ってるでしょ……」
当麻「ぜんぜん違うだろ」
美琴「そう? 分かるの」
当麻「同じ顔が二万あっても美琴は分かるって言ったろ」
美琴「……そう」
789 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:37:27.26 ID:7B/1NK2o [31/63]
当麻「お、俺も結構写ってるな」
美琴「あ、ここに挟んでたんだ。初デートの時のプリ」
当麻「これ、一個ないけどどうしたんだ?」
美琴「秘密」
当麻「いいじゃん教えてくれたって」
美琴「教えないわよ」
当麻「ケチ」
美琴「そういうアンタはどうなのよ。半分持ってったでしょ」
当麻「……秘密」
美琴「教えなさいよー」
当麻「……ベッドの布団の下」
美琴「……」
当麻「くそ……だから言いたくなかったんだよ……」
美琴「あ、あったあった」
当麻「って何出してんですかー!?」
美琴「アンタのも一枚ないじゃん。どこに貼ったのよ」
当麻「……」
美琴「んー?」
当麻「……携帯の電池カバーの裏」
美琴「……」
当麻「……くそ」
790 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:39:30.73 ID:7B/1NK2o [32/63]
美琴「……」
当麻「……」
美琴「夕日……綺麗ね……」
当麻「そうだな……」
美琴「……」
当麻「……」
美琴「結局終わらなかったわね……」
当麻「アルバムはダメだな……」
795 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 03:50:46.91 ID:q8wEFbY0
いちゃれー的な何か
804 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 04:11:18.81 ID:7B/1NK2o [36/63]
「お前髪下ろすと結構印象変わるよなー」
「優しくしてくださいませよ? 髪は女の命ですの」
「へいへい」
「たまには他の方に髪を拭いてもらうのもいいですわね」
「……今度は体も拭いてやろうか」
「ええ。ぜひお願いしますわ」
「……へいへい」
「たまには当麻さんを独り占めするのもいいですわね」
「もう少ししてもいいと思うけどな……」
「あまりでしゃばるのもよろしくないでしょう?」
「そういうもんかね」
「でも、お姉さまのお許しもいただいている事ですし、今日はたっぷり甘えさせていただきますわよ」
「……へいへい」
805 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 04:21:39.10 ID:7B/1NK2o [37/63]
「……なあ黒子」
「なんですのー」
「楽しい?」
「ええ、とても。当麻さんに触れているだけでも十分に幸せですのよ?」
「だからこうしていると幸せが溢れてしまいそうですの」
「……」
「男の人の背中って大きいんですのね」
「お前が小さいだけだろ」
「そうでもないですわよ。もっとも、他の殿方の背中などお父さま以外知りませんし、知るつもりもありませんけれど」
「そっすか……」
――かぷ
「ぴぃ!?」
「あら、可愛い声で鳴くんですのね」
「おま、黒子、耳はやめろよ!?」
「弱点発見、ですの」
「くそ……」
807 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 04:28:39.37 ID:7B/1NK2o [38/63]
「不公平だといけませんので、黒子の弱点もお教えましょうか?」
「……」
「当麻さん、ですの」
「……知ってるよ」
「あら、ご存知でしたの」
「白々しい……」
「本当は結構黒いんですのよ。どろどろと、コールタールみたいなものが渦巻いてますの」
「まあそれを見せないのも女の器量ですけれども」
「……」
「溺れてみます?」
「……」
「それと、黒子も可愛い声で鳴くんですのよ?」
「……知ってるよ」
「今日は思う存分甘えさせていただきますの――たっぷり可愛がってくださいませ?」
「」
823 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 15:59:37.41 ID:7B/1NK2o [40/63]
/: : : : :/: :ト、::::::::/: :!: : : : ヽ: : : : :.、: : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : :./: : l:::::V≦: : :l: : : : : : : : : :.', 丶: : : : : : : : : ハ
. /:/: : : : :/: : :リ:::::::V: : : :ヘ: : :ヽ: : :ヽ: : ', ヽ:斗: : : : : : l
/:/: : : : : : : : : l ─‐ヘ: : : : ヘ斗-\‐: \ヾ l:.:リVト:..l: :l:リ
. ,': :l: : : : : : :l: : : |: : : : :ヘ: / ヽ\ヾ\ 丶 j:/ iV:l:.リl! 悪魔のように黒く 地獄のように熱く
l: : l: : : : : : :l: : : |: : _: : !\ヽ 、_, l: :.l/! 天使のように清く 恋のように甘い
|: : l: : : : : : :.V: : :V V ____,..ィ ` ̄ l: : : |
|: : l: : : : : : : :ヽ: : ヘ /`!  ̄ ̄´ ヽ !: : :.ハ わたくしは喉が焼けるほどに甘いやつが
l: : l: : : : : : : : : \: :ヽ- 、i ハ: : : ヘ 好みなのですけれど――
. V: V: : : :ヽ: : : : : :\: / ー、 ー─ ' イ: : : :.ト: ヘ
V:.V: : : : :\: : : : : \ > /: |: : l: : l \ヽ そんなコールタールはいかが?
V: :ヽ: : : : : \: : : : : 丶 ≧ ー─-く: :l: :.|: : l、: :l V!
l: : V\: : : : : `丶: : : :ヽ>、__.ィV: : : : : : : ∧: l: : | \ヘ、 ''
|: : :l >、: : : : : : :ヽ: : :ハ ,Mヘト、: : : / V: : :ヘ Vハ
l: : リ/ > 、: : : : :V: : l / l l l lハ< ヽ:\:ヽ リj
/: :/ ___ `ヽ: : l: :.リ/ l l l l `ハ '7'
j: :/ ´ `丶 ヽl: /〈 ld / / リl
. V ヽ V:〉∧ // /、 ゙ーァ
、_.イ/ i |:.| ∧/ 〈 / ´
゙ー‐i l lリ! l /、
825 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 16:11:25.08 ID:e/wnpq.o [1/2]
ラッキースケベ
828 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 16:44:08.71 ID:7B/1NK2o [42/63]
当麻「ええと、いやこれは、いつもの不幸でして」
美琴「へぇ……不幸にもアンタは転んであたしの胸掴むの」
当麻「いえ、幸運です」
美琴「開き直るなバカ! ――ちっ。ほら、さっさと右手離しなさいよ」
当麻「離したら死ぬ気がする」
美琴「気のせいじゃないわよ。マイクロ波加熱って知ってる? 分かりやすくいうと電子レンジなんだけど」
当麻「俺はまだチンされたくないです。あと死ぬなら美琴の胸の上で死にたい」
美琴「……恥ずかしいんだからさっさとどきなさいよ」
当麻「いやー……恥ずかしいけど実はまんざらないでもそんな事言えるわけないみたいな美琴の顔が可愛くて」
美琴「――いいからさっさとどけっ!」
当麻「ればっ!?」
青髪「主人公になりたーい!」
元春「名前ない時点で無理だぜぃ」
835 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 17:05:18.90 ID:FqCPikAO [17/25]
デート中手を繋ごうとするが
なかなか繋ぐことが出来ない黒子
それに気付かない鈍感上条さん
837 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:22:54.21 ID:7B/1NK2o [46/63]
黒子「すみません、こんな時間まで付き合っていただいて」
当麻「なんのなんの。荷物持ちは男の仕事って相場は決まってるし」
黒子「だからって全部持たなくてもよろしいのに」
当麻「これくらい軽いって」
黒子「無理しちゃって……」
当麻「しっかし女の買い物ってのは凄いのな」
黒子「わたくしも一応レディの端くれですもの。これくらいは普通ですわ」
当麻「だからって両手塞がるほど買い込まなくても……」
黒子「ですから半分でもくださいまし、と申してますのに」
当麻「いいって。女が買い込むなら荷物を持つのは男の役目」
黒子「……片手を空けてくださいまし、と申してますのに」
当麻「ん? なんか言ったか?」
黒子「いいえ。わたくしお荷物にはなりたくないですもの」
当麻「?」
黒子「重いと思われるのも嫌ですもの……もっとも、軽いと思われるのも嫌ですけれど」
当麻「……俺バカだから難しすぎて分からねーわ」
黒子「ええ、当麻さんはそのままで結構ですのよ」
当麻「……うーむ」
840 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 17:25:30.38 ID:IV8OY3oo [10/10]
ペアものの雑貨を購入する二人
841 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:33:19.07 ID:7B/1NK2o [48/63]
美琴「あ、これ可愛い」
当麻「マグカップならあるじゃん」
美琴「別にいいじゃない。それにほら」
当麻「ん?」
美琴「ゲコ太ー」
当麻「……好きだねぇ」
美琴「いいじゃん別に」
当麻「はいはい」
美琴「あ、これもね」
当麻「おい、二個もいらねえだろ」
美琴「違うわよ。こっちはピョン子」
当麻「……ケロヨンは?」
美琴「二個でいいでしょ?」
当麻「……」
美琴「そうねー、あとは……お茶碗とお箸も欲しいわね」
当麻「……せめてキャラ物は勘弁してくれよ」
842 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:40:53.58 ID:7B/1NK2o [49/63]
美琴「ただいまー」
当麻「ただいま、っと」
美琴「あ、当麻そっちお願いできる? あたし夕飯の支度するから」
当麻「結構色々買いこんだなー……って、あれ?」
美琴「どしたのー?」
当麻「……結局ピョン子買ってんじゃん」
美琴「……やっぱりマグカップくらいは三つあってもいいじゃない」
当麻「お前も素直じゃないねぇ……」
美琴「何よ、文句あるの」
当麻「いーや。お前は可愛いなーって」
美琴「うー……」
833 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 17:04:37.29 ID:EAIFtLgo [2/6]
珍しく美琴より早く起きる上条
美琴の寝顔を見てたら寝ぼけた美琴が抱きついてくる
そして頭がはっきりした美琴がいつものセリフ
847 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:56:53.40 ID:7B/1NK2o [51/63]
「ふぁ……っと、まだ寝てるか」
「……幸せそうな寝顔でよかったよ」
「たまには早く起きるのもいいな。これは金じゃ買えないし」
「おー、ほっぺたやらけー」
「っと、こんなことしてたら起きちゃうな」
「せっかくだからゆっくり眺めさせてもらおうか……」
「ん……」
「お……?」
「……ぁ」
「おはよ、美琴」
「とうまぁ……つづきして……?」
「ん? なんの?」
「じゅーでんー……」
「なんだ、お前夢の中でもしてたのかよ」
「………………あれ?」
「お?」
「……当麻?」
「……おはよ、美琴」
「ぴぃー!?」
849 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 18:02:03.29 ID:dGFISIQo [3/9]
美琴が結婚式の夢を見る
851 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 18:19:50.85 ID:7B/1NK2o [53/63]
「…………、……はぁ」
「なんだ……また夢か……」
「……あーあ、バカ丸出しの寝顔しちゃってさ」
「いつになったら正夢にしてくれるのかしらね、アンタは」
「……あの時のドレス、記念にってくれたのよ?」
「こっそり仕舞ってるけど……早くしないとホコリ被っちゃうじゃない」
「いつになったら着せてくれるのかしらね……」
「……ま、あんたにぶちんだもんね」
「やっぱりゆっくりでいいわよ。気長に待つ事にするわ」
「……待ってるんだからね」
「――そのうち、な」
「……うん」
875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 22:46:28.29 ID:wuJewhEP [5/6]
ポッキーゲームが高じて口移しに
882 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:04:33.54 ID:7B/1NK2o [56/63]
当麻「……カリ」
美琴「……ポリ」
当麻「……よっ」
美琴「……はぁ」
黒子「そんなにちんたやらってたら日が暮れますわよー」
当麻「思ったよりこれ恥ずかしいな……」
美琴「ううう……」
黒子「ほらほら、次行きますわよー」
美琴「まだやるのぉ?」
黒子「久々に初々しいお二人が見られて嬉しいんですのよ。はい、どうぞ」
美琴「ううう……はむ」
当麻「……」
美琴「ポリ、カリ……、?」
「」
黒子「あらあら……もうギブアップですの?」
美琴「んー! んんー!!」
黒子「狼さんの相手も大変ですわね。わたくしは傍観に徹させていただきますけれど」
美琴「言い出したのアンタでしょ――んー!?」
黒子「……これはこれで結構楽しいんですのよ?」
885 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:08:39.84 ID:FqCPikAO [22/25]
水族館デート
それを監視する御坂妹
888 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:27:30.34 ID:7B/1NK2o [58/63]
美琴「おおー……」
当麻「ぜってーここで止まると思いましたよええ」
美琴「じゅごん……」
当麻「人魚の元になったとか言われてんだっけ? それにしては結構マヌケな顔だけど」
美琴「蓋を開けてみればこんなもんよ。幽霊の正体見たり枯尾花、ってね」
当麻「ですよねー……天使とか吸血鬼がいるんだったら人魚もいてもおかしくはないと思うんだけど」
美琴「ぶつぶつ言って雰囲気壊さないでよ」
当麻「このマヌケ顔に負ける彼氏って……」
美琴「……運がよかったわ、あたし」
当麻「ん?」
美琴「歩いても痛くないし、声も出せる」
当麻「……」
美琴「アンタに好きって言えるんだもん」
当麻「……言葉なんてなくてもそれくらい分かるよ」
美琴「あたしを泡になんてしないでよね、王子さま?」
10032「王子さまとか、お姉さまはよくそんな単語が平然と吐けますね、と、ミサカは難しい顔をします」
10032「個人的には刺されるエンディングが見てみたいのですが――どうでしょう、と、ミサカはカメラに向かって呟きます」
907 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:45:52.32 ID:7B/1NK2o [61/63]
美琴「……ねえ」
当麻「何?」
美琴「……なんでいきなりあたしが押し倒されてるわけ?」
当麻「たまには男らしくワイルドに行ってみようかと思いまして」
美琴「……まだ日が高いわよ」
当麻「その程度関係ないだろ」
美琴「……まだ買い物も行ってないし洗濯物取り込んでないし」
当麻「一食くらい抜いたって死にゃしないし服も別にいらないだろ」
美琴「……もうすぐ黒子が来るわよ」
当麻「見せつけてやればいいだろ」
美琴「……」
当麻「嫌か?」
美琴「……イヤ、よ」
美琴「――最近の羊は襲われっぱなしなんてお断りなのよ、狼さん」
「がぶり」
153 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/11(木) 23:16:59.17 ID:rLw2YKco [5/5]
ジュースと間違え酒を飲んだ美琴
赤ちゃん言葉で上条に甘えまくる
916 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:59:35.92 ID:7B/1NK2o [63/63]
美琴「あー、おかえりーとうまー」
当麻「……どうしたんだお前」
美琴「なにがー?」
当麻「顔真っ赤だぞ」
美琴「……えへへー」
当麻「っておい、これ酒じゃねえか!」
美琴「あー、どーりで。へんな味のジュースだと思ったー」
当麻「どうしたんだよこれ」
美琴「つちみかどさんがくれたー」
当麻「あいつ何考えてんだよ……」
美琴「とうまー、じゅーでんー」
当麻「……どうぞ」
美琴「えへへ……ぎゅー」
当麻「」
美琴「うー……頭ガンガンする……」
当麻「あ、もしもし、土御門? お前酒どうやって手に入れたんだ? ――いや、たまにはいいなーってははは」
美琴「昨日の記憶がないのが怖いわ……」
875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 22:46:28.29 ID:wuJewhEP [5/6]
ポッキーゲームが高じて口移しに
921 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 00:13:20.67 ID:CuokvBYo [2/25]
美琴「――黒子、アンタもやりなさい」
黒子「あら、いいんですの?」
美琴「あたしだけこんな目に遭うなんて不公平じゃない!」
黒子「当麻さんもよろしいですか?」
当麻「なんか先が読めてる気がするけどまかせろ」
黒子「では失礼して――んー」
当麻「……カリ」
黒子「カリカリカリカリカリカリ」
当麻「うおおおっ!?」
黒子「なんですの、そんな大声上げて」
当麻「なんか凄い勢いで顔が迫ってきたらびっくりするに決まってるだろ!」
黒子「失礼しちゃいますわね。こんなに可愛らしい顔ですのに」
当麻「今のは誰でも驚くよ!」
黒子「それはさておき……途中で離すなんていけませんわね」
当麻「う――」
黒子「とりあえず、罰ゲームの前に……残りをいただきましょうか」
当麻「え」
「」
当麻「んー! んんー!?」
美琴「……うわぁ」
925 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/15(月) 00:18:12.16 ID:eACyMy20 [1/3]
上条さんのプロポーズ
936 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 00:39:27.14 ID:CuokvBYo [5/25]
当麻「うーむ……」
黒子「どうしたんですの、当麻さん」
当麻「いやさ、もうすぐ美琴の誕生日だろ? プレゼントどうすっかなーって」
黒子「どんなものであれ当麻さんが贈られた物であればお姉さまは喜ぶと思いますけれど」
当麻「いやま、そうなんだけどさ……」
黒子「――もしかしてもう決まっているのではないんですの?」
当麻「……」
黒子「それで、それを本当に喜んでくれるか不安?」
当麻「……お前の能力ってESP系だっけ」
黒子「この程度嫌でも分かりますわよ」
当麻「そんなに単純かなぁ、俺」
黒子「まったく……いったい何年顔を突き合わせてきたと思ってるんですの」
当麻「……まあ、そうだけどさ」
黒子「繰り返しますけれど、当麻さんが贈られた物ならお姉さまは絶対に喜びますわよ」
当麻「……うん。そうだといいな」
黒子「そうに決まってるでしょう。あなたはもう少し自惚れた方がいいと思いますの」
当麻「自惚れる、かぁ……」
黒子「だってお姉さまとわたくしを落としたんですのよ? そうでなくては困りますの」
当麻「……うん、そうだな」
黒子「ほらほら、さっさと準備なさいな。もうすぐそこですのよ?」
当麻「おう――じゃ、ちょっと行ってくる!」
黒子「はい。行ってらっしゃいませ、当麻さん」
940 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 00:53:11.01 ID:CuokvBYo [6/25]
黒子「……あーあ、行ってしまわれましたわね」
黒子「あんなに張り切ってしまって……お姉さまも幸せ者ですわ」
黒子「まったく、何年経っても妬けるものは妬けますのよ?」
黒子「それが分からない辺り、何年経っても変わりませんのね、あの方は」
黒子「でも、願わくばそのまま変わらないでくださいませ」
黒子「あんなにまっすぐお姉さまを愛していただけるんですもの」
黒子「……ああ、わたくしも何年経っても変わりませんわね」
黒子「分かりきった事とはいえ、こればっかりは……やっぱり少し辛いんですのね」
黒子「あらやだ……まだ流す涙があったとは思いませんでしたの」
黒子「……ええ、この一滴で十分ですわ」
黒子「だってわたくし、とうの昔に尽きるほど流しましたし……」
黒子「それに、こんなに幸せなんですもの。これ以上何を求めろというのですか」
黒子「――ああ、一つだけありましたわ」
黒子「あなたにわたくしが言えた義理ではございませんけれど……どうか」
黒子「願わくば――お二人の歩む道の先に幸の多からん事を」
945 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:06:39.47 ID:CuokvBYo [7/25]
当麻「ただいまー」
美琴「――あ、ごめん帰ってきた。うん……うん。ありがと。じゃね」
当麻「誰?」
美琴「初春さん。お誕生日おめでとーってわざわざ」
当麻「そっか。……でもよかったのか?」
美琴「何がー?」
当麻「せっかくの誕生日なんだから外食とか……」
美琴「いいのよ。あたしの誕生日なんでしょ? だったら家がいい」
当麻「なんでまた」
美琴「あたしの料理を食べてもらうのが一番だもん」
当麻「……そっか」
美琴「それにね」
当麻「それに?」
美琴「家なら、他の人の目を気にする必要ないじゃない?」
当麻「……そだな」
美琴「そ。ほら、さっさと着替えてきなさい。ご飯にしましょ」
当麻「ちなみに今日のメニューは?」
美琴「分かってて言ってるでしょ」
当麻「そりゃな。んで?」
美琴「――カレー、よ」
948 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:14:20.64 ID:CuokvBYo [8/25]
当麻「……なあ、美琴」
美琴「んー、なにー?」
当麻「いや、その……洗い物済んでからでいい」
美琴「気になるじゃない。何よー」
当麻「えーと……あー……」
美琴「……やっぱり後でいいわ」
当麻「う、ん。すまん」
美琴「……くすくす」
949 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:21:53.42 ID:CuokvBYo [9/25]
美琴「はい、終わったわよ――で、なに?」
当麻「いや、その、だな」
美琴「さっさと言いなさいよ」
当麻「お……誕生日おめでとう」
美琴「うん。ありがと」
当麻「えーと、それでさ」
美琴「なに?」
当麻「……プレゼントをだな」
美琴「ほんと? ありがと」
当麻「あー、いや、喜んでもらえると嬉しいんだけど」
美琴「当麻がくれるんだったらなんだって嬉しいわよ」
当麻「だといいんだけど……」
美琴「何よ、もったいつけちゃって――ね、なに?」
当麻「――これを、受け取ってくれないか」
950 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:28:26.62 ID:CuokvBYo [10/25]
「ハッピーバースディ、美琴――俺と、結婚してくれ」
「……バカ。出すのが遅い」
「え、あ、すまん」
「謝るな、バカ」
「う……」
「まったく、最初に指輪くれてから何年経ってると思ってるのよ。バカ」
「……」
「もうドレスもホコリ被っちゃってるじゃない」
「……で、返事は?」
「聞くな、バカ」
「聞きたい」
「……バカ」
953 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:32:12.31 ID:CuokvBYo [11/25]
「幸せにしてよね、当麻――不幸だなんて言ったら承知しないんだから」
954 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:32:23.05 ID:CuokvBYo [12/25]
"the Unbreakable Imajine for Happy End"
960 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:45:51.14 ID:CuokvBYo [17/25]
「そういえば、進路決まったの?」
「んー、色々難しくてなあ」
「将来の夢とかありませんの?」
「今ままで十分満ち足りてるしなー」
「職業の話よ。いつまでも学生ってわけにもいかないでしょ?」
「……んー?」
「だめだこりゃ……」
961 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:46:06.61 ID:CuokvBYo [18/25]
「……作家、とかいかがですの?」
「作家ぁ?」
「ええ。前々から思ってましたの。それだけ臭いセリフを吐けるのですからきっとお似合いでしてよ」
「確かに。たまに胸焼けするようなセリフ吐くものね……天職かもよ?」
「作家かぁ……」
「幻想を殺してばかりじゃなく、活かしてもいいでしょう?」
962 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:46:18.51 ID:CuokvBYo [19/25]
「そうしたら、一つ書いて欲しい幻想がありますの」
『ユメ?』
「ええ――幻想、ですの。きっと皆さん大好きですわよ」
963 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:46:43.79 ID:CuokvBYo [20/25]
「ねね、どんなの?」
「面白そうじゃん。聞かせてくれよ」
964 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:47:07.94 ID:CuokvBYo [21/25]
「そうですわね――そう、幻想、という言葉がちょうどいいんですの」
「ご都合主義上等の情け容赦なく誰も彼も一人残らず幸せで笑っていられるような」
965 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:47:14.93 ID:CuokvBYo [22/25]
「舌が蕩け落ちるような、とびきり甘い幻想物語が、きっと皆さんお好みですの」
1000 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/15(月) 02:11:02.31 ID:QwQl8C6o [8/8]
/ ヽ く \
'´ :/ } トyZ ヽ
/:/ .:/ : .:/ :| :リ^"ミ \ `、
. / .:// :;' .:' j_/_ ミ`丶 \:'.
/:/ :/ .:;' :| :| :i:| /;/ ミ:.、:.\j :.:.:.. {
/:イ :l :<|l :| /|_:l:| ´:/ノィ庁圷 ミ.;ゝ<ハ.:.:.:.:..ハ
レ' | .:,'!.:/|:从 {丁从 :/ 弋)以 Y/⌒}l.:.:.:.:.:{ '. 「幸せっていうのは…
| :八. :|lハ:ヽ汽抃∨ `〉ノノ.:l .:.: ト: ',
乂: \{小.:ゝ、)沙, 、_,イ.:.:l| .:.:| '、 j
/ヽ∧ ` /| /l.:.:.小 .:.:| |│ 案外身近にあるものなのよ!」
(⌒\ / .:./ ∧ tァ フ ' j/ノ|.:/.:| :!.:.:| !/
丶 ヽ ノイ .:;'.:/.:.:,ゝ ー ´ / _厶八j : |.:j.:. |乂
\f^ヽ_´ |.:.:|.:.:.:./ .:.:/> 、__∠ニ二._ ノ∨j/.:.:.{
/`\.::`ヽ.|.:.:|.:.:/′:;'.:.:/_レ/ `ヽxく八:{∧
,r'┴、 マ´::ヘ.: {.:{ {.:.:.|.: 「 / -―― Vハ
r' ー 、.:`く:⌒ ∨八 \{Ⅵ / / \Yハ
{ーッ、.:::}__人: } \ ,ノ レ \}
ヽ::::.`´ j: />┤ \}
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|: /: : : : : : : :\∧ 丶 ヽ
おまけ
889 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:28:53.16 ID:7B/1NK2o [59/63]
こういうセリフ書けるあたり二人とも頭いいキャラでよかったヽ(゜▽、゜)ノ
>>890
890 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:29:39.35 ID:LeJ8iiMo [1/3]
| ∧ ∧
|/ ヽ ./ .∧
| `、 / ∧
|  ̄ ̄ ̄ ヽ
| ̄ ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- / やあ
|:: \___/ /
|::::::: \/ /
891 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:30:02.74 ID:wuJewhEP [6/6]
美女と野獣ごっこ
892 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:30:39.71 ID:LeJ8iiMo [2/3]
誤爆すまん
893 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:13.89 ID:g8kNmV60 [2/2]
とんでもない位置で誤爆しやがった!
894 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:16.28 ID:Ls6ARDk0 [2/3]
これはwww
895 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:27.80 ID:dGFISIQo [6/9]
酷すぎる誤爆を見た
896 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:59.80 ID:Ls6ARDk0 [3/3]
ある意味精密爆撃www
897 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:36:14.74 ID:FqCPikAO [23/25]
これはひどいwwwwww
898 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 23:36:54.62 ID:QeAgtkY0 [4/5]
週末はイチャイチャ出来たから週あけて通学で離れるのが嫌って意味か
899 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:37:55.50 ID:LeJ8iiMo [3/3]
なんつーか・・・すまない。だからレールガンはかんb(ry
900 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:38:45.18 ID:aIkM9MAO [3/3]
>>899
毎日月曜日の刑
901 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:39:21.69 ID:7B/1NK2o [60/63]
君ら読みたいのか読みたくないのかどっちなんだwww
美琴「まったく……なんでこんな時期にプール掃除なのよ」
黒子「水難訓練で使うらしいんですの。勘弁していただきたいですわね」
当麻「それやらされる方も災難だな……俺たちもだけど」
二人『そこ、文句言わない!』
当麻「はい……」
黒子「よかったですわね当麻さん、学舎の園に入れるなんてめったにないんですのよ」
当麻「こんな形で入れても嬉しくねえよ」
美琴「ま、いいじゃない。終わったら遊びに行きましょ」
当麻「そんな気力が残ってるか……で、なんでこんな事やらされてるんですか」
黒子「前に寮にいらしたでしょう。あれがばれまして」
当麻「あー……」
美琴「ま、今回の件はばれてないみたいでほっとしたわ。あれだけドンパチやったんだから絶対これじゃすまないわよ」
当麻「ドンパチ……?」
黒子「なんでもないんですの、それっ」
当麻「うお冷てぇっ!? 何すんだよ黒子!」
黒子「プール掃除の醍醐味と言えば水遊びでしょう?」
当麻「時期を考えろ時期を! 風邪引いたらどうすんだよ」
黒子「まあ、それはいけませんわね」
黒子「塗れたままの服を着ていては冷えますのよー。ほらほら脱ぎましょうねー」
美琴「あ、こら黒子! アンタ何やってんのよ!」
黒子「冷えてはいけませんので暖めませんと……人肌で」
美琴「ちょ、アンタねぇ……!」
絹保「」
万彬「」
365 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 14:30:22.98 ID:c3LtZAAO [15/24]
季節違いだが花火
367 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 15:07:56.31 ID:Hu/XHzYo [78/129]
当麻「冬の花火ってのもいいな。寒いけど」
美琴「どっちかってーとアンタは他のものの方が見たかったんじゃないの」
当麻「否定できませんはい」
黒子「あら、言ってくだされば着てきましたのに」
美琴「この寒いのに?」
黒子「誰も浴衣とは言ってませんでしょう……和服にも色々ございましてよ」
当麻「ま、花火に浴衣、西瓜に団扇はもう一まとめで連想できるしな」
黒子「発想が貧困ですのよ。もう少し頭を柔らかくした方がよろしいのでは?」
美琴「アンタも言うようになったじゃない……」
黒子「お姉さまはお姉さまに変わりありませんけど、遠慮はしませんのよ」
当麻「おっかねえ……もう春も近いってのにクソ寒い……」
ぎゅ
ぎゅ
美琴「確かに寒いわね」
黒子「そうですわね」
当麻「……そうでもねえよ」
370 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 15:20:11.25 ID:lUraJS60 [2/2]
上条と黒子で遊園地
373 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 15:44:17.78 ID:Hu/XHzYo [80/129]
黒子「ま、デートの定番といえばこれですわよね」
当麻「またチケットが当たるとか……俺そろそろ死ぬんじゃね?」
黒子「当てたのはわたくしですのに……」
当麻「今までの人生でここまで立て続けに運が働いたことないんだよ」
黒子「あら。それじゃとっくにあの世行きですのに。おかしいですわね」
当麻「ん?」
黒子「こんなに可愛い女の子とデートだなんて、こんな幸運そうそうございませんのよ?」
当麻「――ま、確かに」
黒子「ああ失礼。これは運じゃなくて実力でしたわね」
当麻「……くそ、調子が狂う」
黒子「いつもは自分が言う方だから慣れてない?」
当麻「……くそ」
374 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 15:50:51.58 ID:Hu/XHzYo [81/129]
当麻「しっかし残念だな。美琴も来れればよかったのに」
黒子「ぶー。減点1ですわ」
当麻「……あ」
黒子「デート中に他の女性の名前を出すのは厳禁ですのよ」
当麻「失礼しました」
黒子「うむ、分かればよろしい」
当麻「それで、最初はどこに行きましょう殿下」
黒子「それじゃあ手始めに……あれはどうです?」
ズギャアアアアア
『ギャアアアアア!!』
当麻「」
376 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:00:46.39 ID:Hu/XHzYo [82/129]
黒子「なんですのー。だらしがないですわね」
当麻「ベタな展開だけど逆走がここまで怖いものだとは知らなかったぜ……」
黒子「それがいいんですのに」
当麻「もうちょっと心臓に負担のないものにしていただけないでしょうか」
黒子「あらあら。近頃の殿方は貧弱ですのね」
当麻「女性が強くなりすぎてるだけな気もしますがね……」
黒子「ま、いいですわ。それじゃあれにしましょう」
当麻「メリーゴーランドですか」
黒子「のんのん、メリーゴーラウンド、ですわ……イヤですの?」
当麻「――いや、あれくらいがちょうどいい」
黒子「ならよかったですわ。わたくし一度乗ってみたかったんですの」
当麻「あれ? お前乗ったことないのか?」
黒子「……野暮な事聞かないでくださる? 減点1、ですの」
377 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:07:12.38 ID:Hu/XHzYo [83/129]
黒子「そろそろお腹が空きましたわね」
当麻「いくつかレストランあるけどどうする? ハンバーガーとかホットドッグもあるけど……」
黒子「どこでもいいですわよ。お任せしますわ」
当麻「また困る事を……」
黒子「あら、何が困るんですの?」
黒子「当麻さんとでしたらどこでもいいですわよ、と申してますのに」
当麻「……」
黒子「また減点1、ですの」
381 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:23:29.32 ID:Hu/XHzYo [84/129]
黒子「それで、ベンチでホットドッグですの」
当麻「減点?」
黒子「どこでもいいと言いましたでしょ。嘘は申しませんの」
当麻「ま、どっかちゃんとした店入るよりこっちの方が俺らには似合ってるだろ」
黒子「……そうですわね」
当麻「ま、小難しいことは抜きにして食おうぜ。これ結構いけるぞ」
黒子「そうですの――当麻さん、ケチャップが」
つい、ぺろ
黒子「あら、確かに美味しいですわね」
当麻「……」
黒子「一度これ、やってみたかったんですの」
当麻「……加点?」
黒子「バカ言わないでくださいまし。そこまで採点甘くないんですのよ」
当麻「厳しい……」
382 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:38:32.72 ID:Hu/XHzYo [85/129]
当麻「遊園地の中に動物園かー」
黒子「子供向けの小さいものですけれどね。ウサギとニワトリがせいぜいですわ」
当麻「まあそれでも楽しめりゃいいか」
黒子「そういう事。それが一番大事ですの」
当麻「よっ――なんだ、逃げないんだな」
黒子「ここの子たちは人に慣れてますけれど、本来ウサギは結構臆病で、かつ獰猛ですのよ」
当麻「そうなのか?」
黒子「ええ、手を出そうとするとすぐ噛み付いちゃいますの」
当麻「へぇ……」
黒子「まるでわたくしみたいですのね。臆病ですぐ逃げて……手を差し出されても噛み付いてしまいますの」
当麻「……」
黒子「それなのに寂しがり屋で、ほっとくと死んでしまいますのよ」
当麻「……」
ぎゅ――
当麻「噛み付くか?」
黒子「……わたくし、すぐ逃げてしまいそうになるんですのよ。ちゃんと捕まえててくださいませ」
当麻「……加点?」
黒子「雰囲気壊したので部分点、ですわ」
当麻「厳しいな」
黒子「これでも結構甘いと思いますのよ」
385 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 16:42:34.11 ID:Hu/XHzYo [86/129]
黒子「やっぱり最後は観覧車ですわね」
当麻「てっぺんまでもうちょっとあるな」
黒子「ま、朴念仁の当麻さんにしては上出来でしたわね」
当麻「黒子の採点が厳しいだけな気がするけどな……」
黒子「――さて、ここでボーナス問題ですのよ」
当麻「ヒントは?」
黒子「いりますの?」
当麻「……さすがにそこまでバカじゃねえよ」
黒子「はい、よくできました。満点ですの」
「」
400 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:17:13.66 ID:umeLDw6o
上条さんが常盤台女子を助けてそれが有名になり
フラグ立てまくってそれに嫉妬している美琴&黒子
411 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 17:44:08.18 ID:Hu/XHzYo [92/129]
美琴「ねー当麻、アンタあたしたち以外に常盤台に知り合いいる?」
当麻「ん?」
美琴「なんか隣のクラスの子がアンタにお礼したいって言ってきたんだけど」
当麻「」
黒子「あら、奇遇ですのねお姉さま。わたくしも似たようなことを言われましたのよ」
当麻「」
美琴「ちょっと詳しく聞かせてもらおうじゃないの」
黒子「わたくしも興味ありますわね」
当麻「えーと……この前から立て続けにですね、いつものイベントが発生しまして」
美琴「皆まで言わずとも分かるわ……それで?」
当麻「あの、言わずとも分かったんじゃないんですかね」
黒子「申し開きがあるなら聞きますのよ、という意味ですわ」
当麻「――目の前で困ってる人を見つけて、助けない方がおかしいだろ」
美琴「……はぁ」
黒子「まったく……」
美琴「そうよね、アンタそういうやつよね」
黒子「こればっかりは止めようがないですわね……」
当麻「なんだよ。なんか問題あるのか」
美琴「あるわよ、大有り。アンタじゃなくてこっちにね」
黒子「たとえどんな状況であれ、他の女性に優しくしてますと女という生き物は嫉妬してしまうんですわよ」
当麻「……お前ら仲いいじゃん」
美琴「……黒子。このバカ、一度徹底的に教育しなおさないといけないみたいね」
黒子「同感ですの。なんでこんな唐変木に引っかかってしまったんでしょうねえ……」
当麻「えーと、その」
美琴「先に言っとくわね――ご愁傷様」
黒子「合掌、ですの」
415 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:59:56.03 ID:mnHxkEDO [4/13]
上条×美琴×黒子と一方通行×打ち止めのダブルデート
420 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 18:15:49.15 ID:Hu/XHzYo [94/129]
当麻「なんだよ」
美琴「なによ」
黒子「なんですの」
打止「なんだろ、ってミサカはミサカは便乗してみる」
一方「……なンか増えてねェか?」
黒子「気にしないでくださいまし」
当麻「……だそうだ」
一方「……まァいいけどよ」
美琴「しっかしアンタよく来たわね。てっきり嫌がって来ないかと思ったのに」
一方「俺はイヤだっつったンだよボケ。コイツがムリヤリ……」
打止「そういう事にしといてあげるの、ってミサカはミサカはお姉さんぶってみたり」
黒子「だそうですわよ?」
一方「ピィピィ喚くな喧しい。オラさっさと行くぞ」
黒子「なんだかんだ言ってあの方が一番楽しみにしてるようですのよ」
一方「あァ、なンか言ったかクソアマ!?」
黒子「別になんでも、おほほほ」
一方「クソ……なンか調子狂うな……」
422 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 18:38:00.29 ID:Hu/XHzYo [95/129]
打止「ぱーふぇ!ぱーふぇ!ってミサカはミサカは年相応にはしゃいでみたり!」
美琴「子供は元気ねえ……」
一方「テメェはババ臭くなりすぎだろ」
美琴「今アンタは地球上の全乙女を敵に回した……!」
当麻「しっかし全員揃いも揃って甘ったるい物頼んだな」
黒子「乙女は甘い物が大好きなんですのと散々申しておりましょ」
当麻「男だって好きなんだよ」
一方「だ、そうだ」
打止「なんだかんだ言って二人は結構仲いいの」
一方「ンな事あっかよ。クソガキはさっさと口の周り生クリームでベタベタにしとけ」
打止「言われなくてもそうするの、ってミサカはミサカは早速巨塔の解体工事にに取り掛かる」
黒子「あらあら、レディーはもっと優雅に食べなくてはいけませんわよ」
打止「ゆーが?」
黒子「お上品に、と言えば分かりますかしら。こういうものにも食べ方がありますのよ」
打止「めんどくさそー、ってミサカはミサカは思ったことをすぐ口にしてみたり」
黒子「綺麗に食べるのはそれだけで結構ステイタスですのよ……もっとも、美味しくいただくのが一番ですけれど」
打止「子供だからその辺はわかんない、ってミサカはミサカはそういう事にしておく」
美琴「アンタたちも仲いいわね……そもそも面識ないんじゃないの?」
黒子「そんな事はどうでもいいんですの。楽しむのが一番ですわ」
美琴「ま、それもそうね」
黒子「ですの」
426 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:05:04.15 ID:Hu/XHzYo [96/129]
美琴「それにしても、改めて見ると妙な組み合わせよね」
当麻「そうか?」
美琴「これ結構人間関係複雑じゃない?」
黒子「まあそうですわね」
一方「うるせェよ。グチグチ言ってンじゃねえ。イヤなら帰れ」
美琴「……なんか最近あたしの扱いひどくない?」
黒子「どっちつかずのバカのせいでしてよ」
当麻「……あれ? 不思議と俺が言われてる気がしない」
打止「そんな小難しいことはどうでもいいの、ってミサカはミサカは子供らしさを前面に押し出してみたり」
黒子「素直なのが一番ですわよね。打ち止めちゃん、ケーキ食べます?」
打止「わーい! 黒子おねーちゃんありがとー!」
黒子「――っ! だめ、だめですわよ白井黒子! ただでさえ恵まれた環境だというのにこれ以上を望んでは――!」
一方「まァ見てて飽きはしねェなコレ」
当麻「だろ? 羨ましいか?」
一方「ンなこたねーよカス」
427 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:17:33.03 ID:Hu/XHzYo [97/129]
当麻「しっかしせっかくの機会だってのにいつものファミレスかー」
黒子「別にいいじゃないですの。わたくし、こういう雰囲気は嫌いでないんですの」
当麻「そうなんだけどさ、代わり映えしないなーって思って」
一方「主催のひねりが足ンねェだけだろ」
美琴「……あれ、主催だれ?」
当麻「俺じゃねえぞ?」
黒子「わたくしでもないですわよ」
打止「知らなーい。それよりパフェの方が大事なの、ってミサカはミサカは作業を中断せずに応えてみる」
一方「……なンで俺を見ンだよ」
当麻「あれ?」
美琴「――ま、いっか。それより楽しくお喋りしましょ。それしかすることないんだし」
黒子「確かに、それ以外しようがありませんものね」
一方「馴れ合いは……」
美琴「好きじゃねぇ、って? まあいいじゃんたまには。めんどくさい設定とか裏話とか、全部置いといてさ」
一方「……ま、たまには付き合ってやらァ」
美琴「そ。それでいいの」
一方「ふン……」
当麻「素直じゃないねえ……」
428 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:35:15.51 ID:Hu/XHzYo [98/129]
美琴「ところで、一応ヒロインってあたしなのよね」
黒子「何をいまさら」
美琴「それにしては最近色々足りない気がするんだけど」
当麻「ほいきた」
美琴「もう慣れたものね……」
当麻「まあ少しは勉強しましたので――嫌か?」
美琴「……ぴぃ」
打止「一方通行ー、ってミサカはミサカは期待を込めた目をキラキラさせてみる」
一方「やっぱり原因はテメェらかよ」
黒子「何がですの、と聞くのが筋なんでしょうねぇ」
一方「コイツが毎日毎日『じゅーでんー』ってボディプレスかけてくンだよ! 黄泉川と芳川に凄ェ生暖かい目で見られっしよ……」
黒子「まさかあなたからその言葉が聞けるとは思いませんでしたの」
打止「男はつべこべ言わず女の子を優しく抱きとめるの! ってミサカはミサカは突撃してみるー!」
一方「だァっ! 暴れンじゃねェよチビガキ!」
黒子「まんざらでもないくせに。男はなかなか素直になれませんのね、プライドだけは高くって……あら、他人のように思えなくなってきましたわ」
429 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 19:49:57.76 ID:Hu/XHzYo [99/129]
当麻「しっかし、この状況もなんだかなーと思ったりな」
黒子「あら、嫌ですの?」
当麻「そうじゃないんだが……彼氏さんとしては複雑なんですよ。なんかそっちで勝手に色々決めちゃってるし」
美琴「嫌じゃないならいいじゃない。あたしだって複雑なのよ」
黒子「わたくしは別に。もう割り切ってますので」
当麻「クールだねぇ……」
黒子「あら、もっと情熱的に行ってもよろしいので?」
美琴「今はだーめ。ここはあたし専用」
当麻「彼氏さんの意思は関係ないですか……」
美琴「だってアンタはあたしのものでしょ? どう扱ったっていいじゃない」
当麻「……ま、そうだけどよ」
美琴「でもあたしを物みたいに扱っちゃダメよ? 当麻以外はお断り」
当麻「俺もそのつもりだったんだけどなあ……」
美琴「男が細かいことでうだうだ言わないの」
当麻「理不尽だ……はぁ」
黒子「溜め息の分だけ幸せが逃げていきますのよー」
当麻「……その分はすぐ補給できるからいいさ」
美琴「はいはい。いくらでも充電してあげるわよ」
打止「入り込む隙がないねー、ってミサカはミサカは足をぶらぶらさせながら言ってみる」
一方「入りたくねェよあンな空間……」
430 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:02:39.37 ID:Hu/XHzYo [100/129]
黒子「ま、わたくしは今の状況で十分満足してますのよ」
美琴「出た、一人だけちょっと上から目線」
黒子「これ以上何を望めと? 愛しのお姉さまと当麻さんと一緒にいられるというのに」
当麻「ははは、光栄な事で……」
美琴「アンタも鼻の下伸ばさないの」
当麻「伸ばしてねえって」
黒子「こういう風景を落ち着いて見られているだけでも恵まれてますものね」
打止「んー、よくわかんない」
黒子「分からない方がいいですわよ、こんな事。あなたが一番恵まれてるんですもの」
打止「そうなのかな、ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
黒子「あちらの狼さんは独占欲が強そうで――あなたが相手でなくてほっとしてますわ」
一方「ま、俺なら問答無用で瞬殺だァな」
黒子「おお怖い怖い……打ち止めちゃん、逃げないようにしっかり首輪つけとくんですのよ?」
一方「どこで売ってるの?」
黒子「あちらの方が知ってますの。ちゃんとペアで、って念押しするんですのよ」
一方「黒子おねーちゃんはつけてるの? ってミサカはミサカは無邪気に尋ねてみる」
黒子「わたくしはいりませんのよ、もう病気ですから――死ぬまで離れられませんわ」
434 名前:>431-432 完徹なんで細かいとこは目を瞑ってください[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:15:36.52 ID:Hu/XHzYo [101/129]
一方「しっかし俺まで出張ってきて。需要あンのかよコレ」
美琴「アンタ打ち止めとセットでしょ。ならいいじゃん」
一方「よかねェよアンゴー! その腐った脳ミソぶちまけられてェのかよ!?」
美琴「いったいどこの出身よアンタ……」
一方「ったく……コレ考えた奴どこにいンだよ」
当麻「なんだかんだ言って結構楽しんでるくせに」
一方「クソ……どうしてこうなった……」
黒子「何をいまさら」
一方「あァチクショウやってられっか……!」
打止「ほら、イライラしたときは甘い物が一番なんだよ、ってミサカはミサカはあーんって言ってみる」
一方「……。クソ、どうしてこうなった」
美琴「やっぱりセットよね、あれは」
436 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:26:13.73 ID:Hu/XHzYo [102/129]
打止「なーんかめんどくさそうな会話ばっかりで入りたくないな、ってミサカはミサカはほっぺを膨らませてみる」
一方「入ンなくていいだろ。クソめンどくせェ」
打止「あーでもおっきくなったときは楽しかったな、一方通行が、ってミサカはミサカは過去を掘り返してみたり」
一方「あれはテメェがいつもの倍以上の質量でいつもと同じ事してきたからだろォが!」
美琴「でもまんざらじゃなかったんでしょ」
打止「なんかすっごい困った顔してた!ってミサカはミサカは思い出し笑いしてみたり!」
黒子「へぇ……面白そうな話ですのね」
美琴「あたしはなんか複雑だなあ……」
当麻「俺も……」
一方「テメェ記憶吹っ飛ばされてェのかよあァ!?」
打止「それは無理だよ。だって一方通行のことは全部覚えてるんだもん、ってミサカはミサカは微笑みかけてみたり」
黒子「あらあら……妬けますのね」
一方「……クソ」
438 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:32:59.89 ID:Hu/XHzYo [103/129]
「なんか色々喋ってたらあっという間に時間が過ぎちゃったわね」
「そうだな。話題は尽きないし」
「でもそろそろお開きにしませんと。ほらもうこんな時間」
「優等生さンはお行儀がよろしくて大変ですねェ」
「でもそろそろおうちでご飯が待ってる頃なの、ってミサカはミサカは口を尖らせてみたり」
「んじゃま、帰りますか」
「そうですわね」
「……ちょっと、なんか一つ忘れてない?」
「ん?」
「こればっかりは、黒子には譲らないわよ」
「うお、ちょっ――」
「」
439 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:33:33.85 ID:Hu/XHzYo [104/129]
~とある不幸の幻想殺し~
Fin.
446 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 20:51:08.34 ID:lRlT2ZAo [11/15]
皆で宴会
酒がふるまわれてるせいで
酔っ払い達が大暴走
447 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 20:58:17.78 ID:Hu/XHzYo [106/129]
当麻「ったく、さっきお疲れ様会やったってのに……」
美琴「いーじゃないの。こういうのじゃないとお酒飲む機会なんてないでしょ」
黒子「そうですわよ。細かいことは言いっこなしですの」
打止「やーあーっ! はなすのーっ!てミサカはミサカは暴れてみるー!」
一方「ガキはジュース飲ンどけっての」
10032「みんなで、ということなので」
18413「お邪魔しています、とミサカはバイト先からちょっぱってきた戦果を誇らしげに掲げます」
飾利「それ絶対クビになりますよ……」
涙子「よかったー出番あったー! ……あれ? あたしが最後?」
元春「俺で最後だぜぃ。舞夏が来ないってんで俺もどうしようかなーっておもってたんだけどにゃー。残りは入りきらないから楽屋裏」
美琴「んじゃ、せーの」
『かんぱーい!』
448 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:07:21.99 ID:Hu/XHzYo [107/129]
涙子「いやー、白井さんの回の最初に出たっきりでもう出番ないかと思ったよー」
飾利「お疲れ様でした」
涙子「いいよねー初春は。なんだかんだで結構美味しいとこ持ってってるじゃん」
飾利「そんな事はないですよ。ほら、だって主役はあの人たちですし」
涙子「そだね。サブキャラはサブキャラらしく端っこで飲んどこっか」
飾利「いじけないいじけない。また別の話で主役持ってけばいいじゃないですか」
涙子「それはそうと初春。白井さんとの話は――」
飾利「あわわわ! それは! それはなかったことにー!!」
449 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:11:57.45 ID:Hu/XHzYo [108/129]
元春「おっかれさまー」
18413「お疲れ様でした、と、ミサカはグラスを鳴らします」
元春「いやー、しっかしそこそこ人気あったみたいだにゃー」
18413「あなたもいい味出してたじゃないですか、と、ミサカは『も』とつけることで自身を評価します」
元春「しっかしコイツもバカだねぃ。ショートしかやらないって言ったのにもう長くなるの目に見えてんじゃねーすか」
18413「スポットを当て切れなかったところにもフォローを入れたいみたいです、と、ミサカはばっさりといきます」
元春「んで、どこがコレ酔って大暴走ですかぃ?」
18413「まあこれからをお楽しみに、と、ミサカはカメラを次に回します」
450 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:14:59.57 ID:Hu/XHzYo [109/129]
打止「おーさーけー、ってミサカはミサカは駄々こねるー」
一方「テメェにゃまだ早ェよ。ほらアイスでも食ってろ」
打止「……一方通行は酔ってないの?」
一方「シラフでンな場所にいられっかよ」
打止「あんまりそうはみえないねー」
一方「まァ最後だしハメ外すか」
打止「え、ってミサカはミサカは首を傾げてみる」
一方「サービスだかンな。もうやらねェよ」
打止「ぴぃ――!?」
「」
451 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:20:42.25 ID:Hu/XHzYo [110/129]
黒子「あらあら、あちらは盛り上がってらっしゃるようで」
10032「こちらも負けてはいられません、と、ミサカは意気込みます」
元春「ぬーげ! ぬーげ! ぬーげ!」
10032「ご要望には応えねば女が廃ると言いますので」
元春「うおー! 映像をお届けできないのが残念でなりませんー!」
黒子「ま、負けてられませんの!」
元春「はふーっ!? 誰か! 誰かうpろだをーっ!」
10032「おやおや――貧相な胸ですこと、と、ミサカは鼻でせせら笑います」
黒子「お、お姉さまと同じ顔とはいえその言動は許せませんのー!」
10032「悔しかったら大きくしてみることです、と、ミサカは中指を立てます」
黒子「と、当麻さん――っと」
455 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:26:46.38 ID:Hu/XHzYo [111/129]
美琴「……、ん、とうま、お酒くさい」
当麻「仕方ねえだろ、飲んでんだから」
美琴「とはいえ……実はやってることあんまり変わってないわね」
当麻「いや――なわけねえよな」
美琴「……バカ」
当麻「その先は?」
美琴「……イヤなわけないじゃん。好き。大好きよ当麻。世界で一番好き。愛してる」
当麻「知ってるよ」
美琴「その先は?」
当麻「……美琴、好きだ。愛してる」
美琴「はい、よくできました」
当麻「たしかに、シラフじゃ言えないなこれは」
美琴「アンタしょっちゅう恥ずかしいセリフ吐いてるのに?」
当麻「ばーか――俺だって恥ずかしいものは恥ずかしいんだよ」
「」
460 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 21:32:03.54 ID:kD/ir3sP [2/5]
二股ストローでジュースのむ
464 名前:初心に戻る[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:41:32.28 ID:Hu/XHzYo [113/129]
当麻「物珍しさで頼んだら……こんなバケツみたいなクリームソーダが出てくるとは」
美琴「うう……」
当麻「カップル用って書いてあったから頼んだけど……これは相撲部のカップル用なのか……?」
美琴「ううう……」
当麻「どうしたんだよ」
美琴「だってこれストローあれじゃん! 二人で向かい合って……っっっ」
当麻「まあ飲まないともったいないじゃん。とりあえずほら、アイスクリーム。あーん」
美琴「あむ……」
当麻「これは平気なのになぁ。ほれ」
美琴「これだって平気なわけじゃないわよ! ――あむ」
当麻「んじゃ本番いきますか」
美琴「――っ!!」
当麻「どうした? 飲まないのか」
美琴「………………飲む」
黒子「はいはいごちそうさま」
黒子「それで? お味はどうでしたのー」
美琴「……気付いたらなくなってて分からなかった」
黒子「」
459 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/12(金) 21:30:53.10 ID:x93DyDE0 [1/7]
上条+美琴+黒子の3人で風呂に入り上条さんが2人の成長(ごく一部)を確かめ怒られたり怒られなかったり
それを超小型カメラで見ていた妹達がその行為+ごく一部について議論するという考えがあったりなかったり
473 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 21:58:02.05 ID:Hu/XHzYo [114/129]
黒子「まさかこうして一緒にお風呂に入る事があろうとは……夢にも思いませんでしたのよ」
美琴「あたしもよ。この前はタオル付きだったってのに……」
当麻「生まれてきてよかった……お父さんお母さんありがとうございます……!」
美琴「そこまで……その、アンタなんだかんだ言って見てるじゃない」
当麻「露天風呂! 混浴! 男のロマン!」
美琴「あーはいはい……体洗ったげよっか」
当麻「お願いします!」
黒子「当然、タオルもスポンジもなしですのよね」
当麻「ぜひ!!」
美琴「はぁ……だから男ってのは……」
黒子「あら。黒子はよろこんでやりますのよ?」
美琴「黒子ぉ……アンタ喧嘩売ってんの?」
黒子「いいええ、お姉さま、そんな事は――正妻なら余裕ですのよね」
当麻「この展開は予想してなかった」
475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:11:39.26 ID:Hu/XHzYo [115/129]
当麻「……この幸福感をお伝えできないのが申し訳ない」
黒子「当麻さん、今度はわたくしもお願いできますかしら?」
当麻「――もちろんですとも、お嬢さま」
美琴「っ――当麻、その」
当麻「言われなくてもする」
美琴「どうせそうだろうと思ったわよ……」
当麻「んじゃま、失礼して……っと」
黒子「ん、あ、とうまさ……その指の動きは……ちょっと、危険ですの」
当麻「ん……ん、んー?」
黒子「どう、しましたの?」
当麻「黒子、お前……少し大きくなった?」
黒子「あら、分かります?」
美琴「……アンタ、体洗うんじゃなかったの」
当麻「いや、洗うついでにちょっとですね」
美琴「――さっさと終わらせなさいよ」
当麻「あ、美琴は普通に洗うからな?」
美琴「え、なんで……」
当麻「触らなくても分かる」
美琴「……、アンタ……だからさぁ……」
当麻「いや、あの、美琴さん、さすがに風呂で電気は――」
美琴「なんでその顔でそんなセリフを吐くのよ――っ!!」
477 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:18:06.56 ID:Hu/XHzYo [116/129]
10032「おや、第三カメラがやられましたね。これは痛い、と、ミサカは舌打ちします」
18413「画像抽出完了。画像処理班に転送します、と、ミサカはビビビーっと電波を飛ばします」
10032「さあ、本番はこれからですよお姉さま方」
18413「ちなみにこの日のために宿を買収いたしまして全スタッフを妹達で占めさせていただきました、と、ミサカはあさっての方向に説明します」
10032「さあお姉さま、今日こそはその着実な成長の秘密を白日の下に晒してみせます――、と、ミサカは気合いを入れます」
480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 22:20:21.41 ID:kD/ir3sP [3/5]
20001号によるシャットダウン
481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:28:24.23 ID:Hu/XHzYo [118/129]
バツン
10032「なっ――、と、ミサカは思わぬ事態に動揺を隠せません」
18413「画像処理班、音声処理班、警備班女将班女中班お茶汲み班その他諸々通信途絶、これは――、と、ミサカは息を呑みます」
打止「なにしてるのかなー?ってミサカはミサカは無邪気に尋ねてみたり」
10032「――まさかあなたが介入してくるとは思いませんでした、最終信号、と、ミサカは忌々しそうに上位固体を睨みつけます」
打止「なんか面白そうなことしてるねー、ってミサカはミサカは無邪気さの裏に小悪魔っぷりを匂わせてみたり」
18413「なぜあなたが……、と、ミサカはノリノリで尋ねます」
打止「そんなの決まってるでしょ……」
打止「乙女の入浴シーンを除いちゃダメなんだよー!!ってミサカはミサカは当然の事を言ってみる!!」
483 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:37:45.27 ID:Hu/XHzYo [119/129]
打止「ともかく、このデータは没収するの、ってミサカはミサカは上位権限を振りかざす!」
18413「……まさかミサカがそれを読んでいないとでも?と、不敵に言い放ちます」
打止「ど、どういうことなの!?ってミサカはミサカは聞き返してみる!」
18413「ふふ、まだまだおこちゃまですね、と、ミサカは鼻でせせら笑います」
打止「なっ……まさか!ってミサカはミサカはあせってみる!」
18413「ええ、その通り……このデータは『最終信号禁』です、と、ミサカは当然の事を言ってのけます」
18413「これは最終信号の情操教育のために吉川女史が発案したもので……すなわち一方通行の許可がなければ閲覧することができません」
打止「な、なんだってーっ!?ってミサカはミサカはお約束を守ってみる!」
10032「途中でバカバカしくなって抜けましたが、ちゃんとデータは偽装、分割しダミーを混ぜて補完しているので大丈夫です、と、ミサカは独り言を呟きます」
486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:42:47.85 ID:Hu/XHzYo [120/129]
雑魚「おい白もやしぃ、テメエ無能力者に負けたんだってなぁ?」
一方「……死ね」
カチッ
一方「うっ――なンだ、この情報は――!?」
雑魚「なんだか知らえがチャンスだ! やっちまえーっ!!」
一方「うるせェゴミムシ。ギィギィさえずってンじゃねェよ」
雑魚「ぎゃーっ」
一方「クソ……なンだこれはよォ……」
一方「どうせ元凶は芳川か……あンクソババァ、ぶっ殺す……!」
488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 22:44:31.74 ID:lRlT2ZAo [13/15]
街で小さい子供を見る美琴
子供が出来たらどんな名前にしようかと妄想
上条に呼びかけられてもなかなか反応せず
大声で呼びかけられた時にいつものセリフ
492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:52:57.33 ID:Hu/XHzYo [121/129]
美琴「……う」
美琴「なにこれ……電波にノイズが……」
美琴「――っと、とりあえず相殺しておいたけど、一体……」
美琴「あ」
美琴「なんだ……転んで泣いちゃっただけか……」
美琴「泣き声に無意識にノイズ混ぜちゃって……結構強いわね。レベル3の下のほうくらい?」
美琴「あの子が大きくなったらあたしの地位もやばいかなー……」
美琴「……」
美琴「そういえば能力者同士の子供って能力者なのかな」
495 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 22:58:35.54 ID:Hu/XHzYo [122/129]
美琴「……いやいやいや! アイツはレベル0じゃん!」
美琴「能力者同士ってことには……」
美琴「……でも子供は普通に産まれるわよね」
美琴「能力者だろうと能力者じゃなかろうと関係ないか……」
美琴「……」
美琴「……とう、ま……み、こと」
美琴「……ま、こと?」
美琴「……」
美琴「……何考えてるのよあたしは!」
当麻「おーい、ってさっきから上条さんはずーっと呼んでんですけどー!」
美琴「ぴぃ!?」
500 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 23:02:31.44 ID:c3LtZAAO [22/24]
>>459の一通×打ち止めver
503 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:15:41.88 ID:Hu/XHzYo [123/129]
打止「おおー! お風呂で泳げる!ってミサカはミサカは目をキラキラさせてみたり!」
一方「オラ先に体洗えそンくれェ常識だろォがよ」
打止「常識外れに諭されるとなんかムカつくの、ってミサカはミサカは――」
一方「いいからさっさとそこ座れってんだよ。ほら、頭洗ってやっから」
打止「えへへー、ってミサカはミサカはすぐ機嫌を直したり」
一方「目ェ開けンなよ。ったく……」
ザバー
打止「っぷいー、ってミサカはミサカは新しい感嘆詞を開拓してみる」
一方「いらねェことすンなよ。めンどくせェ」
打止「ほらほら、今度はあなたがそこに座るんだよ、ってミサカはミサカは攻守交替を宣言したり」
一方「おィ、コラ、押すなあぶね――っ!?」
スコーン
一方「ってェ……おィ、大丈夫か打ち止め……あァ?」
打止「……えーと、その……生えてないのね、ってミサカはミサカは頬を赤らめてみる」
一方「」
505 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:20:43.22 ID:Hu/XHzYo [124/129]
10032「今の撮れましたか!、と、ミサカは確認します」
18413「余すところなく!、と、ミサカは親指を立てます」
10032「GJです、と、ミサカは親指を返します」
18413「ふふふ、これで最終信号への賄賂ができましたね、と、ミサカは悪どい笑みを浮かべます」
10032「お主も悪よのう、と、ミサカは最近覚えた言葉を使ってみます」
18413「いえいえ、お代官様ほどでは、と、ミサカは返します」
愛穂「へえ――面白そうなことしてるじゃん?」
10032「」、と、ミサカは絶句します」
18413「」、と、ミサカはこのセリフに疑問を覚えます」
510 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 23:27:35.12 ID:lRlT2ZAo [15/15]
月詠小萌による正しい性教育講座
上条と美琴に正しい避妊の仕方を事細かに教える
524 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:44:21.32 ID:Hu/XHzYo [128/129]
小萌「どうも、お久しぶりです。魔法少女アニメに出ててもまったく違和感がないと人気の小萌先生の性教育講座の時間ですよ」
当麻「えーと、その、凄いやりにくいんですけど」
美琴「ううう……恥ずかしい……凄く恥ずかしい……」
小萌「先生も恥ずかしいんですからね。その辺は我慢しなさい」
美琴「ううう……」
小萌「このたびはうちの上条ちゃんがとんだご迷惑を……最初に言っときますけど中学生に手を出したらガチ犯罪ですからね?」
当麻「え、マジっすか……」
小萌「学園都市では相殺条例で適応されていませんが(てきとー)、日本国内では禁止ですよ?」
小萌「同意の下であってもぶっちゃけ強姦罪です。性的判断能力がどうのこうのと難しい話になるので置いときますが」
当麻「俺……強姦魔っすか……」
小萌「まあ現実に打ちひしがれてる上条ちゃんはほっといて本題に移りましょー」
531 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/12(金) 23:53:55.17 ID:Hu/XHzYo [129/129]
小萌「もう先生とやかく言いませんが、避妊、これだけは徹底してくださいね」
当麻「はいせんせー――なんで?」
小萌「あなたバカだバカだと思ってましたけどほんとにバカですか」
小萌「本気で学生の分際で子供を育てられると思ってますか」
当麻「分際……」
小萌「中絶という事になったとして、母体への精神・肉体的ショックは想像以上に大きいんですよ」
小萌「というわけで、本気で子作りしようと思うまでは生・中田氏はダメ、絶対、ですよ」
当麻「すみませんすみません」
小萌「……やりやがりましたねこの子は」
美琴「コメントが挟めない……」
538 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:03:16.64 ID:18hCpg.o [1/31]
小萌「長くなると面倒なのでとりあえず代表的なコレに絞って話します」
当麻「せんせー、なんですかそれー」
小萌「皆さんおなじみの今度産むです」
小萌「これその辺の薬局とかコンビニで気軽に買えますけど効果は抜群です」
当麻「せんせー……それどこで手に入れたんですか」
小萌「普通に薬局で買いました。店員さんに凄い目で見られましたけど免許証見せたらもっと凄い目で見られました」
美琴「あ、あたしにできないことを平然とやってのける……」
小萌「先生もう大人ですから。お酒もタバコも二十歳になってからですよ?」
当麻「説得力皆無っす」
小萌「うるさいです。ガキンチョは黙らっしゃい」
当麻「ガキンチョ……小萌先生にガキンチョって言われた……なぜか傷が深い……」
小萌「なんかめんどくさくなったので詳しい説明は省きます。とりあえずコレおすすめ」
美琴「凄い適当ですね……」
小萌「だってもう日付変わっちゃいましたし」
1「俺もう40時間近く寝てないんだぜ……だが最高にハイって奴だあああっ」
美琴「なにこれこわい」
小萌「詳しい使用法とかは各自きっちり調べること。それでは皆さんごきげんよう。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」
545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 00:11:28.96 ID:Xiyiwx.o [1/3]
補習に継ぐ補習で身も心もボロボロになった上条さんが、美琴に一方的に甘える。
553 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:22:00.99 ID:18hCpg.o [4/31]
当麻「ううう……美琴ぉ……」
美琴「どうしたのよ、そんな真っ白になって……ってこれ前にも似たような会話した記憶が」
当麻「上条さんもう立ち直れないかもしれません……」
美琴「なんとなく分かったけど何があったのよ」
当麻「……全教科赤です」
美琴「はぁ!? 全部!?」
当麻「……美琴に……凄いバカにする目で見られた……もう立ち直れない……」
美琴「逆に尊敬するわよアンタ……」
当麻「い……癒して……」
美琴「……ごめん、あたしちょうど期末中」
当麻「普段から勉強してる優等生だから点取れるだろ!?」
美琴「自分の事棚に上げて開き直るな!」
554 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:29:20.57 ID:18hCpg.o [5/31]
当麻「みーこーとー」
美琴「ええい暑苦しいっ!」
当麻「……もうお嫁に行けない……だめだもう死ぬしかない」
美琴「――あーもう気が散るっ!」
美琴「しょうがないわね……ほら、こっちきなさい」
当麻「ううう……」
美琴「匍匐前進じゃなくてさっさと来なさい!」
当麻「はいっ」
美琴「まったく……何よ、バカ」
当麻「お手数おかけします」
美琴「……今日は特別だからね」
「」
466 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 21:45:19.89 ID:c3LtZAAO [21/24]
上条さんと美琴の自転車二人乗り
563 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:44:29.47 ID:18hCpg.o [7/31]
当麻「ったく……いきなり学園都市一周、しかも自転車二人乗りでって、なんだよ急に」
美琴「いいでしょ。たまには青春っぽいことしたくなったのよ」
当麻「いっつもしてるだろうに……」
美琴「……妙なツッコミ入れたら承知しないわよ」
当麻「しっかし、結構上り坂もきついんですよ……!」
美琴「ほらー、がんばんなさいー。馬車馬のようにきりきりとー」
当麻「くっそ……原動機付きの奴なら楽なのに……」
美琴「……」
当麻「ちくしょう、こりゃ明日は筋肉痛だな……」
ぎゅ
美琴「ほーら。充電してあげるから、がんばりなさい」
当麻「……っだらぁあああ!」
570 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 00:54:41.68 ID:18hCpg.o [8/31]
当麻「っは、っは、っはぁ……喉が……っは……」
美琴「よしよし、がんばったがんばった」
当麻「その言葉もだけど、上条さんは、水が欲しいです……」
美琴「そんなことより、ほら!」
当麻「そんなことって……っはは」
美琴「学園都市って、こんなに綺麗だったんだね! ビルがキラキラして宝石箱みたい!」
当麻「いっつも下から見上げてばっかりだったからなー」
美琴「ね。たまにはこういう青春っぽいのもいいでしょ?」
当麻「こりゃ頑張った甲斐があったわ……って、上条さんもうへとへとです」
美琴「ちょっと休憩しましょ。もうちょっとこの景色見てたいし」
当麻「そうだな。あー、風が気持ちいい……」
美琴「ほら、先はまだまだ長いわよ。頑張りなさい」
当麻「いいよ美琴、暑いだろ」
美琴「あっついわね、それに汗だく――でも嫌じゃないわよ」
当麻「……もうちょっと充電に時間がかかりそうです」
美琴「はいはい。いくらでもどうぞ」
571 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 01:01:47.29 ID:18hCpg.o [9/31]
キィ――キィ――
美琴「あー、きもちいいー!」
当麻「帽子飛ばされるなよー。崖の下に落ちると面倒だからな」
美琴「分かってるわよー」
キィ――キィ――
美琴「……ね、もうちょっとスピード出さないの?」
当麻「危ねぇだろ。それとも絶叫マシーンにでも乗りたいのか?」
美琴「レールなしガードなしはごめんよ。でももう少しスピード出した方がいいんじゃないの? ブレーキが泣いてるし」
当麻「これくらいがちょうどいいんだよ……もう少し一緒にこの景色見てたいし」
美琴「――それもそうね」
ぎゅ――
美琴「……あっついわねー」
当麻「……これぐらいがちょうどいいんだよ」
美琴「……それもそうね」
キィ――キィ――
575 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 01:19:19.47 ID:18hCpg.o [10/31]
カラ――カラ――
「あー、不幸だー」
「酷使しちゃったしね。よくここまでもってくれたもんよ」
「つってもまだ結構あるぜ? 徒歩で自転車押してくにはちょっと長すぎですよ」
「いいじゃない、これも青春って感じで」
「そんなもんっすかね……」
「そんなもんよ」
カラ――カラ――
「アンタもよく頑張ったわね、お疲れさま」
「その言葉は普通彼氏に先にくれるもんじゃないんですか?」
「だってまだゴールしてないもの。それとももうリタイアしちゃうの?」
「へいへい、分かりましたよ」
カラ――カラ――
579 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 01:24:28.93 ID:18hCpg.o [11/31]
カラ――カラ――
「……ね、当麻」
「ん?
「」
「……前貸し」
「――も少しゆっくり歩くか」
「そうね、疲れちゃった」
「お前漕いでないだろ……」
「何よ。彼女に必死に自転車漕がせて自分は楽したかったっての?」
「んなこと言ってねえよ……ただ」
「ただ?」
「……俺は疲れた」
「はいはい。そうね」
「……」
「……帰ったら、ゆっくりじゅーでんしてあげるから、ね?」
「……さって、も少し頑張りますか」
「よろしい。おなか空いちゃった」
「俺も。頑張ったんだから豪華な奴頼むぜ?」
「それはゴールしてから言いなさい」
カラ――カラ――
612 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 17:57:07.59 ID:JTlUBTQo [6/10]
上琴黒初佐でプール
615 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 17:58:10.07 ID:a3COzkYo [6/18]
当麻・美琴・黒子・御坂妹の4人で食事
あ、当麻の家でね
638 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:01:10.62 ID:18hCpg.o [14/31]
当麻「やっぱ全天候型とはいえプールは夏だよなー」
美琴「そうねー。やっぱり暑い日に来るに限るわ」
黒子「あらお姉さま、今日は大人しめの水着なんですのね」
飾利「そういう白井さんも……」
黒子「乙女の水着姿はそんなに安くないんですのよ。」
美琴「あ、あたしはいつも通りじゃない」
涙子「少しは成長……したのかなぁこの人」
飾利「にべもないですね……」
当麻「女の子の水着姿は華やかでいいなぁ……これは今までの不幸の反動か?」
当麻「こんなに幸せすぎていいんでしょうか、ねえ視聴者の皆様」
639 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:02:37.46 ID:18hCpg.o [15/31]
10032「映像をお伝えできないのが残念でなりません、と、ミサカは会話に割り込みます」
美琴「……なんでアンタがここにいるのよ」
10032「監視員のバイトです、と、ミサカは当然の事を答えます」
涙子「……妹さんは普通の水着なんですね」
10032「いえ、これはスタッフ用のものですので」
10032「個人的なものはもっと可愛らしいものですよ、と、ミサカは誤解を解きます」
飾利「じゃあ今度は一緒に、仕事じゃなくて遊びにきましょうね」
10032「はい、喜んで、と、ミサカは無表情の裏にわずかに表情を浮かべながら頷きます」
10032「しかし今は任務中ですので。またのちほど、と、ミサカはしゅたっと手を立てます」
黒子「あの方もずいぶんとギャグ要員が板についてきたんですの……」
美琴「ま、そんなことはどーでもいいじゃない。せっかく来たんだし思いっきり遊びましょ!」
641 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:11:07.08 ID:18hCpg.o [16/31]
当麻「よーし、んじゃいっちばんのりー」
飾利「あ、ちゃんと泳ぐ前は準備体操を――」
当麻「うおおお足つったあああ!」
黒子「お約束ですのね……」
飾利「あれじゃ流れるプールじゃなくて流されるプールですね……」
18413「ではついでにこれを、と、ミサカはすかさずスイッチを差し出します」
美琴「なにこの禍々しいのは。ってかアンタもいたのか」
涙子「これはこうよね。ぽちっとなー」
ゴゴゴゴ
当麻「流れが急にー!? ふーこーうーだー!!」
18413「はい、ご想像通りです」
美琴「当麻あああ!?」
黒子「他のお客様にご迷惑ですのよ……」
18413「どうせ描写されないんだから大丈夫です、と、ミサカは親指を立てます」
美琴「アンタはもう出てくるな!」
642 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:18:39.40 ID:18hCpg.o [17/31]
涙子「よーし初春、ウォータースライダーだ!」
飾利「えええ、私は普通に泳ぎたいんですけど」
涙子「ただ泳いでるだけなのを描写するのも難しいでしょ」
飾利「そんな実も蓋もないことを……」
涙子「いやほら、だってあたしらあくまでサブキャラじゃん? これくらいはしないとお邪魔虫」
飾利「佐天さんが空気を読んだ……!」
涙子「誰がKYキャラだっ。ほらほらいくわよー」
飾利「あわわわ」
643 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:22:42.95 ID:18hCpg.o [18/31]
飾利「佐天さん、つかぬ事をお聞きしますが」
涙子「なんだね初春くん」
飾利「これ、前に出てきたアレですよね」
涙子「そだよー?」
飾利「なんか途中でパイプが切れてるんですけど」
涙子「水圧でこう、一気に。鉄砲水って知ってる?」
飾利「これなんて名前でしたっけ」
涙子「明日へ向かって超射出~羽ばたけ人類の限界へ~」
飾利「まだ人間やめたくないですー!」
涙子「大丈夫大丈夫、一応学園都市の謎技術で安全だから」
飾利「それでもですー! 絶叫マシーンは遊園地のときにやればいいじゃないですかー!」
涙子「往生際が悪いぞータックルは腰から下ー」
飾利「きゃあああ!?」
涙子「きゃっほー!!」
648 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 21:54:06.51 ID:18hCpg.o [19/31]
黒子「あの方たちは元気ですのね……」
当麻「死ぬかと思った……」
黒子「あら、人工呼吸イベントは不発ですの」
当麻「その手があったか――!」
美琴「もれなく電気ショックイベントもついてくるわよ」
当麻「すみません直心臓マッサージは勘弁してください」
美琴「まったく……」
黒子「AEDいらずで便利ですわね。よかったですわね当麻さん、いつでも心停止できますわよ」
当麻「そんな妙なフラグ立てないでくれよ!」
美琴「ほらほら、行くわよ当麻。プールで泳がずに何するのよ」
黒子「ちなみに期待しているような展開はないので悪しからず、ですの」
651 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:06:26.29 ID:18hCpg.o [20/31]
一方「なンで俺がこンな目に遭ってンだよクソ……」
打止「全身運動には水泳が最適なんだよ、ってミサカはミサカは言い訳する」
一方「泳ぐ必要ないだろうがよ……水の上歩けっし」
打止「そんなマンガみたいな、ってミサカはミサカは色々危険なところを全否定してみる」
一方「液体の運動ベクトル操作すればできるだろ。ったく……」
打止「……一緒に遊んでくれないの?ってミサカはミサカはいじけてみる」
一方「……子守も大変だァな」
打止「とかなんとか言いながらちゃんと構ってくれるとこが好き!ってミサカはミサカは抱きつく!」
一方「クソ……」
654 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:11:28.04 ID:18hCpg.o [21/31]
18413「抜かりないです、と、ミサカは親指を立てます」
美琴「仕事しろ」
655 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:16:20.24 ID:18hCpg.o [22/31]
黒子「実はカナヅチ、とかいう設定があってもおかしくはないんですの」
美琴「なんか言った?」
黒子「いいえ、何も。ちょっと上のほうにレスしただけですわ」
当麻「しっかしプールっていっても泳いでるだけってのもなぁ」
美琴「何よ、乙女の水着姿じゃ不満なの?」
当麻「んなこたねーですけど」
美琴「……えい」
当麻「あ、くそ、このっ」
美琴「あは、結局こうやって適当にやってればいいんじゃない。えいっ」
当麻「ま、それもそうか。ほらっ」
黒子「仲間、外れに、よっ――しないでくださいましー!」
当麻「さすがに飛び込みは禁止ですよー!」
ザバーン
656 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:25:36.49 ID:18hCpg.o [23/31]
当麻「ちょっと休憩ー」
美琴「確かに、水の中ではしゃぐのも疲れるのよね」
当麻「ま、こうやって浮いてるだけってのも気持ちいいぜ?」
美琴「――ほんと、なんか宙に浮いてるみたい」
当麻「この辺誰もいないし、静かでリラックスできるな」
美琴「だってここ何もないただのプールでしょ。みんな流れるプールとかに行ってるんじゃない?」
当麻「なるほど……あれ、黒子は?」
美琴「知らない。あの子たまにすっといなくなるのよねー」
当麻「……」
美琴「……」
ぎゅ
当麻「……気持ちいいな」
美琴「……ん」
657 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:33:39.53 ID:18hCpg.o [24/31]
ちゃぷ――
当麻「……なんかこのまま寝ちゃいそうだな」
美琴「そんなことしたら溺れるわよ」
当麻「そしたら人工呼吸してくれるか?」
美琴「心臓マッサージもついてくるわよ」
当麻「……」
美琴「……」
ばしゃっ
当麻「うお――!? みこ、おま、がぼ――」
当麻(え、もしかして水中に引きずり込んで溺れさせようとしてますかー!?)
ぶくぶく……
658 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:35:12.04 ID:18hCpg.o [25/31]
当麻「ぶく、がば……!」
美琴「――」
当麻「ごぼ、ぶ――、……?」
美琴「――」
当麻「……?」
美琴「――、――」
当麻「――」
こぽ――
「」
661 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 22:43:34.52 ID:18hCpg.o [26/31]
涙子「あー、疲れたー! いっぱい遊んだー!」
美琴「んー、この疲労感が気持ちいいー」
当麻「疲れたー、腹減ったー」
美琴「アンタのそれはいつもの事じゃない」
当麻「夕飯が楽しみで仕方ないんです」
美琴「……それもいつもの事でしょ」
飾利「いいんですか、私たちまでご飯にお呼ばれしちゃって」
黒子「気にしなくてもいいんですのよ。どうせ大変なのは別の人ですので」
飾利「……?」
黒子「わたくしも便利な立ち位置にされましたわね……」
10032「お待たせしました、と、ミサカは合流します」
当麻「あれ、18413号は?」
10032「さすがに邪魔なので追い返しました」
当麻「容赦ねえ……」
美琴「ほら、さっさと帰って今日は料理大会よー」
黒子「つづく、ですの」
669 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 23:15:21.61 ID:18hCpg.o [29/31]
10032「皆様お待たせしました、ビストロレールガンのお時間です、と、ミサカは安直な名前を出します」
10032「審査員はこの方、上条当麻さんです」
当麻「食い専に徹します」
10032「本日の対決はチーム形式、御坂・白井ペアと初春・佐天ペア」
10032「では面白くないので御坂・佐天ペアと白井・初春ペアです、と、ミサカは趣向を凝らします」
当麻「なん……だと……だが美味い物が食えればそれでいい!」
10032「食欲丸出しですね、と、ミサカは冷めた目で審査員を見ます」
当麻「腹減ってんだよ」
10032「じゃあちゃっちゃと食事に移りましょう、と、ミサカは調理描写をすっ飛ばします」
10032「……別にめんどくさいからじゃないですよ?と、ミサカは念を押します」
673 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 23:34:20.37 ID:18hCpg.o [30/31]
10032「先攻、白井・初春ペアー」
飾利「が、がんばりました!」
黒子「野菜の肉巻きですの」
10032「これは地味なものが出てきましたね、と、ミサカは率直な感想を述べます」
当麻「うむ、美味い」
10032「もっと説明しやがれ、と、ミサカは容赦ないツッコミを入れます」
黒子「では私が代わりに。ニンジン、ジャガイモ、ネギ、モヤシ、エノキタケなどを牛肉や豚肉で巻いて焼いた料理ですの」
黒子「わりと簡単にできる上に色々な味が楽しめるのでお勧めですわよ」
飾利「あまり凝ったものを作っても、と思いまして」
当麻「飾利ちゃんはいい嫁さんになりそうだなぁ……」
当麻「っと、これなんだ? サヤインゲンかと思ったけど……」
黒子「ニンニクの芽ですわ。余り市場に出回ってませんけどお肉との相性が抜群ですの」
当麻「これは……! これはご飯が進む……!」
10032「だから味を解説しやがれ、と、ミサカは語彙の貧困さに呆れます」
675 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/13(土) 23:47:47.99 ID:18hCpg.o [31/31]
10032「後攻、御坂・佐天ペアー」
涙子「あたしほとんど何もしてねーや。御坂さんがほとんどやっちゃって」
美琴「佐天さんもしっかり手伝ってくれたじゃない。はい、麻婆豆腐よ」
10032「シャレが効いてますね」
美琴「意図してないからね」
当麻「……なあ、麻婆って普通赤じゃね? これなんかすげぇ黒いんだけど」
美琴「いつもはね。今回は本格派だから黒」
涙子「あたしもこれはびっくりしたわー」
当麻「大丈夫なのか?」
美琴「文句は食べてから言いなさい」
当麻「ぱく……ん、美味い。本格派って言うだけあって結構辛めだな」
涙子「にやにや」
当麻「なんすかその笑みは……ん? あれ……え? おおおお!?」
当麻「辛っ!? なんかめちゃくちゃ辛えよ! でも美味え!」
美琴「その黒は山椒の黒よ。もう嫌ってほど使った超激辛が本場四川風っ」
当麻「ご飯で中和しても舌が痺れる! でも箸が止まらないー!」
美琴「おほほほ、自らを苦しめながら悶えるといいわ! これが本妻の実力ーっ!」
678 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:04:24.63 ID:7B/1NK2o [1/63]
美琴「たまにはみんなで食べるのもいいけど後片付けが大変ね……」
黒子「手伝わせるわけにも参りませんものねえ」
美琴「アンタが手伝ってくれるだけで十分よ。あ、お風呂出た?」
当麻「まだ舌がひりひりする……あれ、みんな帰ったのか?」
黒子「わたくしはまだ残ってますけどね。そろそろお暇しますわ」
美琴「……もうアンタもここ住んじゃえばいいのに」
黒子「そういうわけにも参りませんわ。妾は妾らしくしませんと」
美琴「……」
黒子「さって、それではわたくしも失礼しますわ」
当麻「ん……お休み黒子」
美琴「……お休み」
黒子「はい、お休みなさいませ」
683 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:14:33.69 ID:7B/1NK2o [2/63]
美琴「……なんかね、たまに泣きそうになる」
当麻「どうした?」
美琴「欲張りなあたしが全部悪いんだけどさ……」
美琴「当麻を独り占めしたい自分と黒子が大好きな自分が頭の中で大ゲンカしてるの」
当麻「……」
美琴「嫉妬心と罪悪感に潰されそう」
美琴「でも……これがあたしが選んだ未来だもんね。責任持って背負わないと」
当麻「……俺もそれを選んでるんだからな。責任は俺にもあるから。一緒に背負ってやるよ」
当麻「黒子も同じ事言うと思うぜ。だからさ、潰されそうになったらちゃんと言えよ。支えてやるから」
当麻「んで、俺や黒子が潰されそうになった時は、お前が支えてくれ」
美琴「……そっか。そういうのを、選んだんだっけ」
当麻「そ。だから泣くなよ?」
美琴「泣かないわよ……こんなに幸せなんだもん」
684 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:17:49.58 ID:7B/1NK2o [3/63]
美琴「あ、そうだ。これさっき黒子と作ったの」
当麻「杏仁豆腐?」
美琴「辛いのだけじゃバランス悪いでしょ?」
当麻「飴と鞭ですか……うん、美味い」
美琴「……それにね」
当麻「ん?」
美琴「辛いのより甘いほうがいいでしょ?」
「」
401 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/12(金) 17:17:15.45 ID:c3LtZAAO [19/24]
デート中足を捻った美琴をおんぶorお姫様抱っこで家までお持ち帰り
699 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:40:30.57 ID:7B/1NK2o [6/63]
美琴「ごめんね、せっかくのデートだっていうのに……」
当麻「たまにはこんな日もあるって。デートならいくらでもできるけどこういうイベントはめったにないしな」
美琴「む。デートはもう日常パートなの?」
当麻「んなこたぁねーですよ。これでもいまだに毎回飽きもせず緊張してるんだから」
美琴「そ……一緒ね」
当麻「そりゃあ恐悦至極」
美琴「でも重いでしょ。肩貸してくれれば歩けるわよ」
当麻「なんのなんの。これくらい軽い軽い」
美琴「そう? 遠慮せずにちゃんと正直に言ってよね」
当麻「だいじょーぶですって」
美琴「……背中、おっきいわね」
当麻「お前を背負えるくらいにはな」
美琴「あとなんか最近ちょっとがっしりしてきた気がする」
当麻「なんだかんだで鍛えられてますから。背負うのは慣れてるぜ」
美琴「……そ」
ぎゅ
美琴「当麻。もうちょっとゆっくり歩いてもらってもいい?」
当麻「……へいへい」
701 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 00:49:10.41 ID:7B/1NK2o [7/63]
美琴「……ね、当麻」
当麻「んー?」
美琴「なんかね、この揺れが凄く安心する」
当麻「……寝てもいいぞ」
美琴「いやよ。もったいない」
当麻「さいでっか……」
美琴「……」
ぺろ
当麻「ぴぃ!?」
美琴「お」
当麻「い、いきなり何すんだよ!?」
美琴「汗、かいてたから」
当麻「……暑いからな」
美琴「……そ」
当麻「……」
美琴「桜が綺麗ねー」
当麻「……」
美琴「……ね、当麻」
当麻「ん?」
美琴「呼んでみただけ」
当麻「……そ」
美琴「そ」
当麻「……」
美琴「……」
707 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 00:54:50.67 ID:IV8OY3oo [2/10]
雨宿り中の二人
709 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 01:06:09.58 ID:7B/1NK2o [9/63]
当麻「あぶね、一気に強くなったな。間一髪だ」
美琴「ついてないわね。たまには天気予報も外れるんだ」
当麻「すまん、たぶんおなじみの不幸イベントです……」
美琴「いまさら何言ってるのよ。これくらいのハプニングならちょうどいい刺激よ」
当麻「そう言ってもらえると助かる……」
美琴「ちょうどいいところに東屋があって助かったわ」
当麻「美琴の幸運分かな、これは」
美琴「あたしがいればバランス取れてるでしょ?」
当麻「……お釣りがくるよ」
美琴「……あーあ、本格的に振ってきたわね」
当麻「ま、そのうち晴れるだろ」
美琴「そうね。それまで何してよっか」
当麻「いくらでもあるだろ。お前となら何年だってこうしていられるさ」
美琴「――そうね。何年だって飽きやしないわ」
当麻「でもさすがに少し勘弁してもらいたいけどな。お前の飯も食いたいし」
美琴「……ま、とりあえず最初にやる事は決まってるわね」
「」
735 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 01:27:45.38 ID:5nLJOVQo [9/14]
妻妾同衾R-18なし
744 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 01:48:48.39 ID:7B/1NK2o [15/63]
「ほら、もっと詰めなさいよ」
「へいへい。狭くてすまねえな」
「いいええ、この方が引っ付けていいですわ」
「でもいいんですの? わたくしがお邪魔してしまっても」
「いいの」
「いいさ」
「では遠慮なく。ぎゅーっと」
「え、ちょっと黒子、あたしまでやるのは無理が……」
「もっとくっつけばよろしいでしょ?」
「……ま、それもそっか」
「さすがに二人分は……」
「二人分は、何よ」
「野暮な事は言わないでくださいまし?」
「……二人分は、あったかいな」
「多少無理がある」
「厳しい……」
745 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 01:49:42.07 ID:7B/1NK2o [16/63]
「でも確かに、暖かいですわね」
「……そうね」
「まだ寝てもいませんのに、夢みたいですわ」
「……この程度の夢ならこれからいくらでも見られるじゃない」
「そうですわね……」
「おいおい、お喋りしてると寝れないぞ」
「そうね。続きは明日」
「ですわね。それじゃ――」
「お休み、当麻」
「お休みなさい、当麻さん」
「「」」
755 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:05:33.63 ID:Hz98/qgo [4/4]
寮官と上条さんと美琴で談話
756 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:12:22.65 ID:7B/1NK2o [19/63]
寮監「……」
美琴「……」
当麻「……」
二人(沈黙が気拙い……!)
寮監「どうした、飲まないのか。せっかく淹れたのだから冷ませてもらっても困る」
美琴「い、いえ!」
当麻「い、いただきます!」
美琴「……」
当麻「……」
寮監「……」
二人(だからこの沈黙が気拙い……!)
758 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:23:28.00 ID:7B/1NK2o [20/63]
寮監「……どうだ御坂、そっちでの暮らしは」
美琴「え、えっと、特に問題は……」
寮監「そうか。それならよかった」
美琴「……あれ?」
寮監「どうした。怒られるとでも思ったのか」
美琴「い、いえ、そんな事は……」
寮監「ご両親が承知の上なのだろう。ちゃんと聞いている」
寮監「それに私は寮の監督であって、寮生でない御坂の監督ではない」
美琴「はあ……」
寮監「とはいえ心配なものは心配でな。たまには顔を出せ。上条も一緒で構わん」
当麻「え?」
寮監「いまだ独り身ではあるが……寮生はみな我が子のようなものだよ」
寮監「我が子を心配せぬ親もおらぬし、応援せぬ親もおらぬだろう? 今回呼んだのはそういう事だ」
美琴「……」
寮監「上条。御坂を泣かせるような事があったら……切るぞ」
当麻「は、はひ」
寮監「愛想が尽きたら帰ってきても構わん。実家代わりにくらいならなるだろう」
美琴「……はい。もっとも、その時は来ないと思いますけど」
寮監「まったく……その気は独身には酷というものだよ、御坂」
765 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 02:37:36.10 ID:FqCPikAO [10/25]
風邪をひいた美琴を上条さんが看病
772 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:49:00.99 ID:7B/1NK2o [24/63]
美琴「ごめんね。学校、休ませちゃって」
当麻「病人は気にするなって。それより治す事が先決だろ?」
美琴「……でもね、治らなくてもいいかなーっても思う」
当麻「どうして」
美琴「当麻が優しいから……えへへ」
当麻「なんだよ。いつも優しいだろ」
美琴「うん……」
当麻「ん、どれ……」
美琴「あー……手、冷たくて気持ちいい……」
当麻「まだ熱いな。体温計は……」
美琴「ね、当麻、知ってる?」
当麻「んー?」
美琴「手の冷たい人は心が暖かいんだって」
当麻「……そりゃ迷信だよ」
美琴「えー」
当麻「だってお前の手、あったかいじゃん」
美琴「……あーあ、体があっつい」
773 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:54:11.66 ID:7B/1NK2o [25/63]
当麻「9度6分……なかなか下がらないな」
美琴「……ね、覚えてる? 前もこんな事あったよね」
当麻「……忘れられるかよ、バカ」
美琴「そうね。忘れられないわね……」
当麻「……またおかゆ作ろうか?」
美琴「うん。でも後でいい」
当麻「そっか。飲み物は?」
美琴「それもいい。アンタもしかして分かってて言ってる?」
当麻「……なんか欲しいものあるか」
美琴「そこ、ベッド。座って」
当麻「あ、ああ……」
775 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:54:49.93 ID:7B/1NK2o [26/63]
ぎゅ
美琴「――じゅーでん」
777 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 02:58:48.28 ID:7B/1NK2o [27/63]
当麻「……どれくらい充電かかります?」
美琴「……しーらない」
当麻「……背中に当たってるんですが」
美琴「……しーらない」
当麻「……」
美琴「……イヤ、じゃないわよね」
当麻「……んなわけあるかよ」
780 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:07:01.95 ID:7B/1NK2o [28/63]
「ね、当麻」
「ん?」
「こうしてるとね、当麻の心臓の音が聞こえるの」
「……」
「とくん、とくん、って。凄く大きく響いてるのが聞こえる」
「……俺だって聞こえてるんだからな」
「――え?」
とさ
「……伝染るわよ」
「知るか」
「ま、その時はあたしが看病してあげるわよ」
「で、また伝染して俺が看病するのか?」
「終わらないじゃない」
「はは、そうだな」
「それはイヤよ? 外で遊べないじゃない」
「確かにそれは嫌だな」
「……でも、いっか」
「ね、キスして。優しい狼さん」
「」
770 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 02:43:05.17 ID:IV8OY3oo [7/10]
上条さんの家のお掃除。
発掘したもので盛り上がって、結局終わらない。
788 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:32:13.16 ID:7B/1NK2o [30/63]
当麻「普通大掃除ってのは年末にするんじゃないのか?」
美琴「年度末だからいいでしょ。それに掃除はこまめにしないとすぐホコリ溜まっちゃうんだから」
当麻「……なんか随分と上がってきたな」
美琴「何が?」
当麻「嫁度」
美琴「……そ」
当麻「お、面白いもの発見」
美琴「んー?」
当麻「美琴のアルバム。持ってきてたんだな」
美琴「そりゃね。記念だから」
当麻「おー、小さい美琴」
美琴「たまに現物に会ってるでしょ……」
当麻「ぜんぜん違うだろ」
美琴「そう? 分かるの」
当麻「同じ顔が二万あっても美琴は分かるって言ったろ」
美琴「……そう」
789 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:37:27.26 ID:7B/1NK2o [31/63]
当麻「お、俺も結構写ってるな」
美琴「あ、ここに挟んでたんだ。初デートの時のプリ」
当麻「これ、一個ないけどどうしたんだ?」
美琴「秘密」
当麻「いいじゃん教えてくれたって」
美琴「教えないわよ」
当麻「ケチ」
美琴「そういうアンタはどうなのよ。半分持ってったでしょ」
当麻「……秘密」
美琴「教えなさいよー」
当麻「……ベッドの布団の下」
美琴「……」
当麻「くそ……だから言いたくなかったんだよ……」
美琴「あ、あったあった」
当麻「って何出してんですかー!?」
美琴「アンタのも一枚ないじゃん。どこに貼ったのよ」
当麻「……」
美琴「んー?」
当麻「……携帯の電池カバーの裏」
美琴「……」
当麻「……くそ」
790 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 03:39:30.73 ID:7B/1NK2o [32/63]
美琴「……」
当麻「……」
美琴「夕日……綺麗ね……」
当麻「そうだな……」
美琴「……」
当麻「……」
美琴「結局終わらなかったわね……」
当麻「アルバムはダメだな……」
795 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 03:50:46.91 ID:q8wEFbY0
いちゃれー的な何か
804 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 04:11:18.81 ID:7B/1NK2o [36/63]
「お前髪下ろすと結構印象変わるよなー」
「優しくしてくださいませよ? 髪は女の命ですの」
「へいへい」
「たまには他の方に髪を拭いてもらうのもいいですわね」
「……今度は体も拭いてやろうか」
「ええ。ぜひお願いしますわ」
「……へいへい」
「たまには当麻さんを独り占めするのもいいですわね」
「もう少ししてもいいと思うけどな……」
「あまりでしゃばるのもよろしくないでしょう?」
「そういうもんかね」
「でも、お姉さまのお許しもいただいている事ですし、今日はたっぷり甘えさせていただきますわよ」
「……へいへい」
805 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 04:21:39.10 ID:7B/1NK2o [37/63]
「……なあ黒子」
「なんですのー」
「楽しい?」
「ええ、とても。当麻さんに触れているだけでも十分に幸せですのよ?」
「だからこうしていると幸せが溢れてしまいそうですの」
「……」
「男の人の背中って大きいんですのね」
「お前が小さいだけだろ」
「そうでもないですわよ。もっとも、他の殿方の背中などお父さま以外知りませんし、知るつもりもありませんけれど」
「そっすか……」
――かぷ
「ぴぃ!?」
「あら、可愛い声で鳴くんですのね」
「おま、黒子、耳はやめろよ!?」
「弱点発見、ですの」
「くそ……」
807 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 04:28:39.37 ID:7B/1NK2o [38/63]
「不公平だといけませんので、黒子の弱点もお教えましょうか?」
「……」
「当麻さん、ですの」
「……知ってるよ」
「あら、ご存知でしたの」
「白々しい……」
「本当は結構黒いんですのよ。どろどろと、コールタールみたいなものが渦巻いてますの」
「まあそれを見せないのも女の器量ですけれども」
「……」
「溺れてみます?」
「……」
「それと、黒子も可愛い声で鳴くんですのよ?」
「……知ってるよ」
「今日は思う存分甘えさせていただきますの――たっぷり可愛がってくださいませ?」
「」
823 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 15:59:37.41 ID:7B/1NK2o [40/63]
/: : : : :/: :ト、::::::::/: :!: : : : ヽ: : : : :.、: : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : :./: : l:::::V≦: : :l: : : : : : : : : :.', 丶: : : : : : : : : ハ
. /:/: : : : :/: : :リ:::::::V: : : :ヘ: : :ヽ: : :ヽ: : ', ヽ:斗: : : : : : l
/:/: : : : : : : : : l ─‐ヘ: : : : ヘ斗-\‐: \ヾ l:.:リVト:..l: :l:リ
. ,': :l: : : : : : :l: : : |: : : : :ヘ: / ヽ\ヾ\ 丶 j:/ iV:l:.リl! 悪魔のように黒く 地獄のように熱く
l: : l: : : : : : :l: : : |: : _: : !\ヽ 、_, l: :.l/! 天使のように清く 恋のように甘い
|: : l: : : : : : :.V: : :V V ____,..ィ ` ̄ l: : : |
|: : l: : : : : : : :ヽ: : ヘ /`!  ̄ ̄´ ヽ !: : :.ハ わたくしは喉が焼けるほどに甘いやつが
l: : l: : : : : : : : : \: :ヽ- 、i ハ: : : ヘ 好みなのですけれど――
. V: V: : : :ヽ: : : : : :\: / ー、 ー─ ' イ: : : :.ト: ヘ
V:.V: : : : :\: : : : : \ > /: |: : l: : l \ヽ そんなコールタールはいかが?
V: :ヽ: : : : : \: : : : : 丶 ≧ ー─-く: :l: :.|: : l、: :l V!
l: : V\: : : : : `丶: : : :ヽ>、__.ィV: : : : : : : ∧: l: : | \ヘ、 ''
|: : :l >、: : : : : : :ヽ: : :ハ ,Mヘト、: : : / V: : :ヘ Vハ
l: : リ/ > 、: : : : :V: : l / l l l lハ< ヽ:\:ヽ リj
/: :/ ___ `ヽ: : l: :.リ/ l l l l `ハ '7'
j: :/ ´ `丶 ヽl: /〈 ld / / リl
. V ヽ V:〉∧ // /、 ゙ーァ
、_.イ/ i |:.| ∧/ 〈 / ´
゙ー‐i l lリ! l /、
825 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 16:11:25.08 ID:e/wnpq.o [1/2]
ラッキースケベ
828 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 16:44:08.71 ID:7B/1NK2o [42/63]
当麻「ええと、いやこれは、いつもの不幸でして」
美琴「へぇ……不幸にもアンタは転んであたしの胸掴むの」
当麻「いえ、幸運です」
美琴「開き直るなバカ! ――ちっ。ほら、さっさと右手離しなさいよ」
当麻「離したら死ぬ気がする」
美琴「気のせいじゃないわよ。マイクロ波加熱って知ってる? 分かりやすくいうと電子レンジなんだけど」
当麻「俺はまだチンされたくないです。あと死ぬなら美琴の胸の上で死にたい」
美琴「……恥ずかしいんだからさっさとどきなさいよ」
当麻「いやー……恥ずかしいけど実はまんざらないでもそんな事言えるわけないみたいな美琴の顔が可愛くて」
美琴「――いいからさっさとどけっ!」
当麻「ればっ!?」
青髪「主人公になりたーい!」
元春「名前ない時点で無理だぜぃ」
835 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 17:05:18.90 ID:FqCPikAO [17/25]
デート中手を繋ごうとするが
なかなか繋ぐことが出来ない黒子
それに気付かない鈍感上条さん
837 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:22:54.21 ID:7B/1NK2o [46/63]
黒子「すみません、こんな時間まで付き合っていただいて」
当麻「なんのなんの。荷物持ちは男の仕事って相場は決まってるし」
黒子「だからって全部持たなくてもよろしいのに」
当麻「これくらい軽いって」
黒子「無理しちゃって……」
当麻「しっかし女の買い物ってのは凄いのな」
黒子「わたくしも一応レディの端くれですもの。これくらいは普通ですわ」
当麻「だからって両手塞がるほど買い込まなくても……」
黒子「ですから半分でもくださいまし、と申してますのに」
当麻「いいって。女が買い込むなら荷物を持つのは男の役目」
黒子「……片手を空けてくださいまし、と申してますのに」
当麻「ん? なんか言ったか?」
黒子「いいえ。わたくしお荷物にはなりたくないですもの」
当麻「?」
黒子「重いと思われるのも嫌ですもの……もっとも、軽いと思われるのも嫌ですけれど」
当麻「……俺バカだから難しすぎて分からねーわ」
黒子「ええ、当麻さんはそのままで結構ですのよ」
当麻「……うーむ」
840 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 17:25:30.38 ID:IV8OY3oo [10/10]
ペアものの雑貨を購入する二人
841 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:33:19.07 ID:7B/1NK2o [48/63]
美琴「あ、これ可愛い」
当麻「マグカップならあるじゃん」
美琴「別にいいじゃない。それにほら」
当麻「ん?」
美琴「ゲコ太ー」
当麻「……好きだねぇ」
美琴「いいじゃん別に」
当麻「はいはい」
美琴「あ、これもね」
当麻「おい、二個もいらねえだろ」
美琴「違うわよ。こっちはピョン子」
当麻「……ケロヨンは?」
美琴「二個でいいでしょ?」
当麻「……」
美琴「そうねー、あとは……お茶碗とお箸も欲しいわね」
当麻「……せめてキャラ物は勘弁してくれよ」
842 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:40:53.58 ID:7B/1NK2o [49/63]
美琴「ただいまー」
当麻「ただいま、っと」
美琴「あ、当麻そっちお願いできる? あたし夕飯の支度するから」
当麻「結構色々買いこんだなー……って、あれ?」
美琴「どしたのー?」
当麻「……結局ピョン子買ってんじゃん」
美琴「……やっぱりマグカップくらいは三つあってもいいじゃない」
当麻「お前も素直じゃないねぇ……」
美琴「何よ、文句あるの」
当麻「いーや。お前は可愛いなーって」
美琴「うー……」
833 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 17:04:37.29 ID:EAIFtLgo [2/6]
珍しく美琴より早く起きる上条
美琴の寝顔を見てたら寝ぼけた美琴が抱きついてくる
そして頭がはっきりした美琴がいつものセリフ
847 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 17:56:53.40 ID:7B/1NK2o [51/63]
「ふぁ……っと、まだ寝てるか」
「……幸せそうな寝顔でよかったよ」
「たまには早く起きるのもいいな。これは金じゃ買えないし」
「おー、ほっぺたやらけー」
「っと、こんなことしてたら起きちゃうな」
「せっかくだからゆっくり眺めさせてもらおうか……」
「ん……」
「お……?」
「……ぁ」
「おはよ、美琴」
「とうまぁ……つづきして……?」
「ん? なんの?」
「じゅーでんー……」
「なんだ、お前夢の中でもしてたのかよ」
「………………あれ?」
「お?」
「……当麻?」
「……おはよ、美琴」
「ぴぃー!?」
849 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 18:02:03.29 ID:dGFISIQo [3/9]
美琴が結婚式の夢を見る
851 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 18:19:50.85 ID:7B/1NK2o [53/63]
「…………、……はぁ」
「なんだ……また夢か……」
「……あーあ、バカ丸出しの寝顔しちゃってさ」
「いつになったら正夢にしてくれるのかしらね、アンタは」
「……あの時のドレス、記念にってくれたのよ?」
「こっそり仕舞ってるけど……早くしないとホコリ被っちゃうじゃない」
「いつになったら着せてくれるのかしらね……」
「……ま、あんたにぶちんだもんね」
「やっぱりゆっくりでいいわよ。気長に待つ事にするわ」
「……待ってるんだからね」
「――そのうち、な」
「……うん」
875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 22:46:28.29 ID:wuJewhEP [5/6]
ポッキーゲームが高じて口移しに
882 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:04:33.54 ID:7B/1NK2o [56/63]
当麻「……カリ」
美琴「……ポリ」
当麻「……よっ」
美琴「……はぁ」
黒子「そんなにちんたやらってたら日が暮れますわよー」
当麻「思ったよりこれ恥ずかしいな……」
美琴「ううう……」
黒子「ほらほら、次行きますわよー」
美琴「まだやるのぉ?」
黒子「久々に初々しいお二人が見られて嬉しいんですのよ。はい、どうぞ」
美琴「ううう……はむ」
当麻「……」
美琴「ポリ、カリ……、?」
「」
黒子「あらあら……もうギブアップですの?」
美琴「んー! んんー!!」
黒子「狼さんの相手も大変ですわね。わたくしは傍観に徹させていただきますけれど」
美琴「言い出したのアンタでしょ――んー!?」
黒子「……これはこれで結構楽しいんですのよ?」
885 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:08:39.84 ID:FqCPikAO [22/25]
水族館デート
それを監視する御坂妹
888 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:27:30.34 ID:7B/1NK2o [58/63]
美琴「おおー……」
当麻「ぜってーここで止まると思いましたよええ」
美琴「じゅごん……」
当麻「人魚の元になったとか言われてんだっけ? それにしては結構マヌケな顔だけど」
美琴「蓋を開けてみればこんなもんよ。幽霊の正体見たり枯尾花、ってね」
当麻「ですよねー……天使とか吸血鬼がいるんだったら人魚もいてもおかしくはないと思うんだけど」
美琴「ぶつぶつ言って雰囲気壊さないでよ」
当麻「このマヌケ顔に負ける彼氏って……」
美琴「……運がよかったわ、あたし」
当麻「ん?」
美琴「歩いても痛くないし、声も出せる」
当麻「……」
美琴「アンタに好きって言えるんだもん」
当麻「……言葉なんてなくてもそれくらい分かるよ」
美琴「あたしを泡になんてしないでよね、王子さま?」
10032「王子さまとか、お姉さまはよくそんな単語が平然と吐けますね、と、ミサカは難しい顔をします」
10032「個人的には刺されるエンディングが見てみたいのですが――どうでしょう、と、ミサカはカメラに向かって呟きます」
907 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:45:52.32 ID:7B/1NK2o [61/63]
美琴「……ねえ」
当麻「何?」
美琴「……なんでいきなりあたしが押し倒されてるわけ?」
当麻「たまには男らしくワイルドに行ってみようかと思いまして」
美琴「……まだ日が高いわよ」
当麻「その程度関係ないだろ」
美琴「……まだ買い物も行ってないし洗濯物取り込んでないし」
当麻「一食くらい抜いたって死にゃしないし服も別にいらないだろ」
美琴「……もうすぐ黒子が来るわよ」
当麻「見せつけてやればいいだろ」
美琴「……」
当麻「嫌か?」
美琴「……イヤ、よ」
美琴「――最近の羊は襲われっぱなしなんてお断りなのよ、狼さん」
「がぶり」
153 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/11(木) 23:16:59.17 ID:rLw2YKco [5/5]
ジュースと間違え酒を飲んだ美琴
赤ちゃん言葉で上条に甘えまくる
916 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:59:35.92 ID:7B/1NK2o [63/63]
美琴「あー、おかえりーとうまー」
当麻「……どうしたんだお前」
美琴「なにがー?」
当麻「顔真っ赤だぞ」
美琴「……えへへー」
当麻「っておい、これ酒じゃねえか!」
美琴「あー、どーりで。へんな味のジュースだと思ったー」
当麻「どうしたんだよこれ」
美琴「つちみかどさんがくれたー」
当麻「あいつ何考えてんだよ……」
美琴「とうまー、じゅーでんー」
当麻「……どうぞ」
美琴「えへへ……ぎゅー」
当麻「」
美琴「うー……頭ガンガンする……」
当麻「あ、もしもし、土御門? お前酒どうやって手に入れたんだ? ――いや、たまにはいいなーってははは」
美琴「昨日の記憶がないのが怖いわ……」
875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 22:46:28.29 ID:wuJewhEP [5/6]
ポッキーゲームが高じて口移しに
921 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 00:13:20.67 ID:CuokvBYo [2/25]
美琴「――黒子、アンタもやりなさい」
黒子「あら、いいんですの?」
美琴「あたしだけこんな目に遭うなんて不公平じゃない!」
黒子「当麻さんもよろしいですか?」
当麻「なんか先が読めてる気がするけどまかせろ」
黒子「では失礼して――んー」
当麻「……カリ」
黒子「カリカリカリカリカリカリ」
当麻「うおおおっ!?」
黒子「なんですの、そんな大声上げて」
当麻「なんか凄い勢いで顔が迫ってきたらびっくりするに決まってるだろ!」
黒子「失礼しちゃいますわね。こんなに可愛らしい顔ですのに」
当麻「今のは誰でも驚くよ!」
黒子「それはさておき……途中で離すなんていけませんわね」
当麻「う――」
黒子「とりあえず、罰ゲームの前に……残りをいただきましょうか」
当麻「え」
「」
当麻「んー! んんー!?」
美琴「……うわぁ」
925 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/15(月) 00:18:12.16 ID:eACyMy20 [1/3]
上条さんのプロポーズ
936 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 00:39:27.14 ID:CuokvBYo [5/25]
当麻「うーむ……」
黒子「どうしたんですの、当麻さん」
当麻「いやさ、もうすぐ美琴の誕生日だろ? プレゼントどうすっかなーって」
黒子「どんなものであれ当麻さんが贈られた物であればお姉さまは喜ぶと思いますけれど」
当麻「いやま、そうなんだけどさ……」
黒子「――もしかしてもう決まっているのではないんですの?」
当麻「……」
黒子「それで、それを本当に喜んでくれるか不安?」
当麻「……お前の能力ってESP系だっけ」
黒子「この程度嫌でも分かりますわよ」
当麻「そんなに単純かなぁ、俺」
黒子「まったく……いったい何年顔を突き合わせてきたと思ってるんですの」
当麻「……まあ、そうだけどさ」
黒子「繰り返しますけれど、当麻さんが贈られた物ならお姉さまは絶対に喜びますわよ」
当麻「……うん。そうだといいな」
黒子「そうに決まってるでしょう。あなたはもう少し自惚れた方がいいと思いますの」
当麻「自惚れる、かぁ……」
黒子「だってお姉さまとわたくしを落としたんですのよ? そうでなくては困りますの」
当麻「……うん、そうだな」
黒子「ほらほら、さっさと準備なさいな。もうすぐそこですのよ?」
当麻「おう――じゃ、ちょっと行ってくる!」
黒子「はい。行ってらっしゃいませ、当麻さん」
940 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 00:53:11.01 ID:CuokvBYo [6/25]
黒子「……あーあ、行ってしまわれましたわね」
黒子「あんなに張り切ってしまって……お姉さまも幸せ者ですわ」
黒子「まったく、何年経っても妬けるものは妬けますのよ?」
黒子「それが分からない辺り、何年経っても変わりませんのね、あの方は」
黒子「でも、願わくばそのまま変わらないでくださいませ」
黒子「あんなにまっすぐお姉さまを愛していただけるんですもの」
黒子「……ああ、わたくしも何年経っても変わりませんわね」
黒子「分かりきった事とはいえ、こればっかりは……やっぱり少し辛いんですのね」
黒子「あらやだ……まだ流す涙があったとは思いませんでしたの」
黒子「……ええ、この一滴で十分ですわ」
黒子「だってわたくし、とうの昔に尽きるほど流しましたし……」
黒子「それに、こんなに幸せなんですもの。これ以上何を求めろというのですか」
黒子「――ああ、一つだけありましたわ」
黒子「あなたにわたくしが言えた義理ではございませんけれど……どうか」
黒子「願わくば――お二人の歩む道の先に幸の多からん事を」
945 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:06:39.47 ID:CuokvBYo [7/25]
当麻「ただいまー」
美琴「――あ、ごめん帰ってきた。うん……うん。ありがと。じゃね」
当麻「誰?」
美琴「初春さん。お誕生日おめでとーってわざわざ」
当麻「そっか。……でもよかったのか?」
美琴「何がー?」
当麻「せっかくの誕生日なんだから外食とか……」
美琴「いいのよ。あたしの誕生日なんでしょ? だったら家がいい」
当麻「なんでまた」
美琴「あたしの料理を食べてもらうのが一番だもん」
当麻「……そっか」
美琴「それにね」
当麻「それに?」
美琴「家なら、他の人の目を気にする必要ないじゃない?」
当麻「……そだな」
美琴「そ。ほら、さっさと着替えてきなさい。ご飯にしましょ」
当麻「ちなみに今日のメニューは?」
美琴「分かってて言ってるでしょ」
当麻「そりゃな。んで?」
美琴「――カレー、よ」
948 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:14:20.64 ID:CuokvBYo [8/25]
当麻「……なあ、美琴」
美琴「んー、なにー?」
当麻「いや、その……洗い物済んでからでいい」
美琴「気になるじゃない。何よー」
当麻「えーと……あー……」
美琴「……やっぱり後でいいわ」
当麻「う、ん。すまん」
美琴「……くすくす」
949 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:21:53.42 ID:CuokvBYo [9/25]
美琴「はい、終わったわよ――で、なに?」
当麻「いや、その、だな」
美琴「さっさと言いなさいよ」
当麻「お……誕生日おめでとう」
美琴「うん。ありがと」
当麻「えーと、それでさ」
美琴「なに?」
当麻「……プレゼントをだな」
美琴「ほんと? ありがと」
当麻「あー、いや、喜んでもらえると嬉しいんだけど」
美琴「当麻がくれるんだったらなんだって嬉しいわよ」
当麻「だといいんだけど……」
美琴「何よ、もったいつけちゃって――ね、なに?」
当麻「――これを、受け取ってくれないか」
950 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:28:26.62 ID:CuokvBYo [10/25]
「ハッピーバースディ、美琴――俺と、結婚してくれ」
「……バカ。出すのが遅い」
「え、あ、すまん」
「謝るな、バカ」
「う……」
「まったく、最初に指輪くれてから何年経ってると思ってるのよ。バカ」
「……」
「もうドレスもホコリ被っちゃってるじゃない」
「……で、返事は?」
「聞くな、バカ」
「聞きたい」
「……バカ」
953 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:32:12.31 ID:CuokvBYo [11/25]
「幸せにしてよね、当麻――不幸だなんて言ったら承知しないんだから」
954 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:32:23.05 ID:CuokvBYo [12/25]
"the Unbreakable Imajine for Happy End"
960 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:45:51.14 ID:CuokvBYo [17/25]
「そういえば、進路決まったの?」
「んー、色々難しくてなあ」
「将来の夢とかありませんの?」
「今ままで十分満ち足りてるしなー」
「職業の話よ。いつまでも学生ってわけにもいかないでしょ?」
「……んー?」
「だめだこりゃ……」
961 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:46:06.61 ID:CuokvBYo [18/25]
「……作家、とかいかがですの?」
「作家ぁ?」
「ええ。前々から思ってましたの。それだけ臭いセリフを吐けるのですからきっとお似合いでしてよ」
「確かに。たまに胸焼けするようなセリフ吐くものね……天職かもよ?」
「作家かぁ……」
「幻想を殺してばかりじゃなく、活かしてもいいでしょう?」
962 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:46:18.51 ID:CuokvBYo [19/25]
「そうしたら、一つ書いて欲しい幻想がありますの」
『ユメ?』
「ええ――幻想、ですの。きっと皆さん大好きですわよ」
963 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:46:43.79 ID:CuokvBYo [20/25]
「ねね、どんなの?」
「面白そうじゃん。聞かせてくれよ」
964 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:47:07.94 ID:CuokvBYo [21/25]
「そうですわね――そう、幻想、という言葉がちょうどいいんですの」
「ご都合主義上等の情け容赦なく誰も彼も一人残らず幸せで笑っていられるような」
965 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/15(月) 01:47:14.93 ID:CuokvBYo [22/25]
「舌が蕩け落ちるような、とびきり甘い幻想物語が、きっと皆さんお好みですの」
1000 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/15(月) 02:11:02.31 ID:QwQl8C6o [8/8]
/ ヽ く \
'´ :/ } トyZ ヽ
/:/ .:/ : .:/ :| :リ^"ミ \ `、
. / .:// :;' .:' j_/_ ミ`丶 \:'.
/:/ :/ .:;' :| :| :i:| /;/ ミ:.、:.\j :.:.:.. {
/:イ :l :<|l :| /|_:l:| ´:/ノィ庁圷 ミ.;ゝ<ハ.:.:.:.:..ハ
レ' | .:,'!.:/|:从 {丁从 :/ 弋)以 Y/⌒}l.:.:.:.:.:{ '. 「幸せっていうのは…
| :八. :|lハ:ヽ汽抃∨ `〉ノノ.:l .:.: ト: ',
乂: \{小.:ゝ、)沙, 、_,イ.:.:l| .:.:| '、 j
/ヽ∧ ` /| /l.:.:.小 .:.:| |│ 案外身近にあるものなのよ!」
(⌒\ / .:./ ∧ tァ フ ' j/ノ|.:/.:| :!.:.:| !/
丶 ヽ ノイ .:;'.:/.:.:,ゝ ー ´ / _厶八j : |.:j.:. |乂
\f^ヽ_´ |.:.:|.:.:.:./ .:.:/> 、__∠ニ二._ ノ∨j/.:.:.{
/`\.::`ヽ.|.:.:|.:.:/′:;'.:.:/_レ/ `ヽxく八:{∧
,r'┴、 マ´::ヘ.: {.:{ {.:.:.|.: 「 / -―― Vハ
r' ー 、.:`く:⌒ ∨八 \{Ⅵ / / \Yハ
{ーッ、.:::}__人: } \ ,ノ レ \}
ヽ::::.`´ j: />┤ \}
\:. ′__∠/: : {{. \ \
`} {/ー‐'´: : : : {{ \ \
|: /: : : : : : : :\∧ 丶 ヽ
おまけ
889 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:28:53.16 ID:7B/1NK2o [59/63]
こういうセリフ書けるあたり二人とも頭いいキャラでよかったヽ(゜▽、゜)ノ
>>890
890 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:29:39.35 ID:LeJ8iiMo [1/3]
| ∧ ∧
|/ ヽ ./ .∧
| `、 / ∧
|  ̄ ̄ ̄ ヽ
| ̄ ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- / やあ
|:: \___/ /
|::::::: \/ /
891 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:30:02.74 ID:wuJewhEP [6/6]
美女と野獣ごっこ
892 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:30:39.71 ID:LeJ8iiMo [2/3]
誤爆すまん
893 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:13.89 ID:g8kNmV60 [2/2]
とんでもない位置で誤爆しやがった!
894 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:16.28 ID:Ls6ARDk0 [2/3]
これはwww
895 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:27.80 ID:dGFISIQo [6/9]
酷すぎる誤爆を見た
896 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:34:59.80 ID:Ls6ARDk0 [3/3]
ある意味精密爆撃www
897 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:36:14.74 ID:FqCPikAO [23/25]
これはひどいwwwwww
898 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 23:36:54.62 ID:QeAgtkY0 [4/5]
週末はイチャイチャ出来たから週あけて通学で離れるのが嫌って意味か
899 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:37:55.50 ID:LeJ8iiMo [3/3]
なんつーか・・・すまない。だからレールガンはかんb(ry
900 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:38:45.18 ID:aIkM9MAO [3/3]
>>899
毎日月曜日の刑
901 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/02/14(日) 23:39:21.69 ID:7B/1NK2o [60/63]
君ら読みたいのか読みたくないのかどっちなんだwww
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コメント
インスピレーションさん…
No title
黒子ルートはいらなかった
No title
たしかに黒子ルートはいらなかった
No title
黒子大事だろ
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