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ラムザ「アルマーーーーーーーーーッッッ!!!!」次
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 00:54:35.03 ID:vTnzN+iJO [1/30]
悪漢「頼む!金なら払うからもっとやってくれぇぇぇ!!」
クラウド「アホに付き合っている暇はない。宿に帰るぞ」
労働八号「モウ ジュウブン ダロ? オッサン…」
悪漢「………わかった!行けよ!ありがとうな!!」
クラウド「意外とあきらめがいいんだな」
悪漢「天国を見せてもらっちまったからな………」
労働八号「ニンム カンリョウ」
クラウド「さぁ、帰るぞ!」
悪漢「頼む!金なら払うからもっとやってくれぇぇぇ!!」
クラウド「アホに付き合っている暇はない。宿に帰るぞ」
労働八号「モウ ジュウブン ダロ? オッサン…」
悪漢「………わかった!行けよ!ありがとうな!!」
クラウド「意外とあきらめがいいんだな」
悪漢「天国を見せてもらっちまったからな………」
労働八号「ニンム カンリョウ」
クラウド「さぁ、帰るぞ!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 00:58:29.85 ID:vTnzN+iJO
メリア「アグリアスはどこに………?」ダダダダ
労働八号「メリアドール ハッケン」
クラウド「よう」
メリア「アグリアス見なかった?」
クラウド「こっちには来てないが?」
メリア「なら、森だ………森に行こう!」ダダダダ
労働八号「ナニガ アッタンダ?」
クラウド「とりあえずメリアドールを追うぞ!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:00:10.76 ID:vTnzN+iJO
メリア「…実は正気を失ったラムザがアグリアスを除名してしまったんだ。そのショックで行方不明に…」
労働八号「ヒトリデ イク モリハ カナリ キケン」
クラウド「そうだな………強力なモンスターがウジャウジャいたぞ」
メリア「早く見つけてあげないと!!!」
労働八号「アグリアス ノ モノ ラシキ アシアトヲ ハッケン!」
クラウド「あっちだ!急ぐぞ!」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:05:20.15 ID:vTnzN+iJO
アグ「死ねッ!」ビュン
赤チョコボ「グエッ」グサリ
アグ「喰らえッ!」シュバ
赤チョコボ「ギャッ」ザクリ
アグ「こんなところで…死んで…たまるかものか…」
赤チョコボ「チョコ………メテオ!」ゴォォ
アグ「きゃあああああああああああああああああああ!!!」ドォン
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:11:31.89 ID:vTnzN+iJO
労働八号「アグリアス ハッケン!」
メリア「アグリアーーーーース!!!!!!」
労働八号「ワワワ! アカチョコボノ ムレモ ハッケン! カナリ キョウテキ!! キケン!!」
クラウド「メリアドール、アグリアスはッ!?」
メリア「今から手当てをすれば間に合うけど、ひどいケガよ………」
クラウド「頭に来たぞ………蹴散らしてやる………!!」
労働八号「ショリ スル!」
クラウド「桜華狂咲!!」
メリア「氷天の砕け落ち、嵐と共に葬り去る滅びの呼び声を聞け!咬撃氷狼破!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:19:56.84 ID:vTnzN+iJO
労働八号「ナントカ ニゲダセタ………」
メリア「まともに相手をすれば勝てなかったわ………」
クラウド「アグリアスは気を失ったままか?」
メリア「ええ。宿に連れて行きましょう。私が運ぶわ」
クラウド「助かって良かった」
労働八号「ピピ ニンム カンリョウ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:25:56.94 ID:vTnzN+iJO
労働八号「ヤドニ トウチャク」
メリア「アグリアスを運んで、向こうの部屋で寝かせてあげようと思う………」
クラウド「その方がいい………頼んだ」
労働八号「クラウド! オトコノ ヘヤニ イドウ シヨウ」
クラウド「………嫌な予感がするな」
メリア「ラムザをよろしくね………」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:30:20.33 ID:vTnzN+iJO
メリア「ただいま………」
風水士「アグリアス!?」
踊り子「一体どうしたの?」
竜騎士「意識がないみたいですけど………」
メリア「気を失っているだけよ」
ベイオ「よ、良かった………」
レーゼ「かわいそうなアグリアス………」
メリア「看病したいから、みんなは部屋の外に行っててね」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:35:28.47 ID:vTnzN+iJO
アグ「うぅ………ん」
メリア「アグリアス………」
アグ「メリアドール………ここは………?」
メリア「ここは宿よ。みんなには部屋の外に出て行ってもらってるわ」
アグ「………………」
メリア「アグリアス………?」
アグ「一人に………させてくれないか………?」
メリア「………うん。わかった。私はアグリアスを信じてる………」
アグ「すまない………………」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:40:52.36 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「さて、このルートを通ってアルマを探し、別の街でアルマの目撃情報を………」
シド「ラムザ、さっきからアルマの事しか出ていないぞ!」
風水士「ぜんぜんまともな作戦になってないわ!」
クラウド「とてもじゃないが冷静な指揮とは思えない………」
ラムザ「うるさいぞ!!僕がリーダーなんだ!!!」
メリア「何を騒いでいるの?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:46:21.43 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「なんだ、メリアドールじゃないか。僕の作戦会議にも来ないで何してたんだ?」
メリア「………アグリアスを看病してたのよ」
ラムザ「アグリアスだって!?除名した人間をどうして看病する必要があるんだ!!」
話術士「そんな言い方ないでしょう!!」
ムスタ「そうだぞ!お前、いい加減にしろよな!!」
ラムザ「黙れ黙れッ!!」
メリア「ラムザ、ごめんなさい!!!!!!!!!!」バキィ!!!
ラムザ「うぐっ………」ドサッ
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:50:51.18 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「………………」
踊り子「ラムザには頭に来ちゃうわ!アグリアスを除名だなんて許せない!」
算術士「ラムザめ、このままボコボコにしてやるぞ!!」
メリア「待って!!!!ラムザも悪いけど、私達も悪いのよ!!そう思わない?」
シド「どういう意味かね?メリアドール………」
メリア「本当のラムザは心優しい人だって皆は知ってるでしょ?でも、今のラムザは別人だわ………」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:58:38.19 ID:vTnzN+iJO
メリア「ラムザは貴族の地位も家族も捨てて戦ってきているわ。さらには私達のリーダーまでやっているの」
シド「聖石も無事に手に入っている。ラムザのリーダーとしての功労はとても大きい」
メリア「ええ。だからラムザはきっとこの中で一番苦労しているのよ。それを常に我慢して来たはずだわ」
ムスタ「そうか………………」
メリア「でも私達はラムザに甘えすぎていたの。だからラムザは妹のアルマに甘えざるを得なかった。違う?」
レーゼ「そうかもしれないわ…私だってベイオウーフがいなければ、プレッシャーに押し潰されているもの」
メリア「その甘えられる唯一の家族を失ってしまう状況に、耐えられる訳がないわ…気が狂っても不思議じゃない…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:04:24.93 ID:vTnzN+iJO
メリア「ラムザ…うぅ………ぐすっ………ごめんねラムザ……辛かったよね…………」
ムスタ「ラムザは実の兄まで殺しているんだよな………………」
シド「力ない自分が情けない………」
風水士「ひっく………ぐすっ………うぇぇ」
ラムザ「………うぅーーん………あれ?………みんな?」
メリア「ラ、ラムザッ!!」
ラムザ「こんばんは」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:12:26.02 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「なんでみんな泣いてるの?」
ムスタ「へ、へへっ!こいつ、いまさら治りやがったな!!メリアドールの一発が効いたか?」
ラムザ「???」
メリア「フフ………やめてよムスタディオ……ぐすっ………」
ラムザ「変なの!」
ムスタ「ずっとそうやって元気でいろよバカ!泣いて損したぜ畜生!ラムザなんか、き、嫌いだ!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:19:49.77 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「ふーん。ねぇ、それより今日は何日?」
シド「今日は7月1日だぞ」
ラムザ「げげ!僕はだいぶ寝てたのかな………全然記憶が………あれ?アグリアスは??」
メリア「そ、それが部屋に一人で閉じこもってしまって、誰とも会おうとしないの………」
ラムザ「ふーん。僕が見てくるよ」タタタ…
侍「ラ、ラムザ殿!」
ムスタ「行かせてやるんだ!今のラムザにならきっとできる!」
メリア「私ですら部屋から出されてしまった。でも、ラムザなら………」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:27:04.82 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「えーっと、どうしようかな………?」ウロウロ
エアリス「すみませーん」コンコン
ラムザ「はいはい。どなた?」
エアリス「あの、このプレゼントを届けに来たの」
ラムザ「プレゼント?………うわぁ、綺麗な花だね!!誰に?」
エアリス「さぁ………?この宿に届けるようにしか言われてないから………」
ラムザ「とりあえず受け取るよ!ありがとう」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:32:16.29 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「おや?可愛い小ビンが花で包んであるけど………」
エアリス「やっぱり気付いた?すごく良い薫りのする香水なのよ!」
ラムザ「こ、こ、これはセッティエムソンじゃないか!!売れば30000ギルの超高級品だよ!?」
エアリス「実は私、大きな額の借金を抱えていたから、それを売って返済しようとしていたの」
ラムザ「う、うん。それで………?」
エアリス「でも、見ず知らずのロボットさんに助けてもらったから、お金は必要なくなったのよ!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:35:31.12 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「へぇー!珍しいロボットもいるんだね………」
エアリス「自分を犠牲にして、ただの花売りの私を助けてくれたわ………本当に嬉しかった……」
ラムザ「会ってみたいなぁ………」
エアリス「すっごく優しい子だったのに、私のせいで………帰ってから大泣きしちゃった………」
ラムザ「そのロボットが、どうしてこの宿に花を?」
エアリス「理由はわからないの………でも、きっと自分を犠牲にしてまで花を届けたかった理由があったのよ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:40:12.48 ID:vTnzN+iJO
エアリス「その花だけじゃ助けてもらったお礼にしてはあまりにも安いから、その香水も貰って!お願いよ」
ラムザ「わかった。遠慮なく君のプレゼントを受け取るよ」
エアリス「ありがとう!もしそのロボットさんに会う事がったら、花売りが本当に感謝していたと伝えて!」
ラムザ「………必ず伝えるよ」
エアリス「よろしくね。それじゃあ行くわ………」
ラムザ「さよなら………」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:45:07.67 ID:vTnzN+iJO
労働八号「ピピ」
ラムザ「労働八号!いつからそんな所にコソコソと隠れていたんだ?」
労働八号「ナイショ」
ラムザ「それより聞いたかい?盗み聞きするような君とは違って、素晴らしいロボットがいたんだよ!」
労働八号「フーン」
ラムザ「でもどうしてそんなロボットがこの宿に花を………?」
労働八号「サアネェ… ニンム ナンジャ ネーノカ?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:50:08.28 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「この花と香水どうしよう………僕が貰っていいかな?」
労働八号「………………………モラッテ ドウスル?」
ラムザ「決まってるよ!一番相応しい人にプレゼントするのさ!」
労働八号「ソレガ イイ ハナガ スキデ ニオイデ コマッテル ヒトニ ワタセ」
ラムザ「そういう事!ところでアグリアスの部屋を知らないかい?」
労働八号「アノ ヘヤダ」
ラムザ「ありがとう!じゃあね!」タタタタ…
労働八号「ニンム カンリョウ」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:56:21.32 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「アグリアス?僕だよ」コンコンコン
アグ「ラムザ………ラムザなのか?」
ラムザ「そうだよ。だから部屋に入れてよ」
アグ「………どうぞ」
ラムザ「アグリアス………」ガチャ
アグ「ラムザ………ラムザだ………!!」
ラムザ「そうだよ。ラムザ・ベオルブだよ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:00:06.64 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「実は僕、知らない間に自分を見失っていたみたいなんだ」
アグ「知っている………」
ラムザ「だから、皆にもたくさん迷惑をかけたと思う」
アグ「そうだ………本当に迷惑だったぞ………」
ラムザ「ごめんね?アグリアス………」
アグ「………」
ラムザ「アグリアス?」
アグ「………………」
ラムザ「どうして泣いているの?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:05:50.68 ID:vTnzN+iJO
アグ「………ひっく…ひっく……」
ラムザ「みんなも泣いていたんだよ。変なんだ」
アグ「ラムザ………良かった………!」
ラムザ「ねぇ、アグリアスが閉じこもってた理由、僕は知っているよ」
アグ「……ぐすっ……………え……?」
ラムザ「今日はもう7月1日だけど6月22日、イヴァリース歴で巨蟹の月1日は君の誕生日だったんだよね」
アグ「ラムザ………」
ラムザ「誰も祝ってくれなかったから、すねちゃってたんでしょ?だからこのプレゼントをあげるよ!はい!」
アグ「ラ………ラムザァァァァァァァァ!!うえええええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:07:42.45 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「ど、どうしてそんなに泣くのさ?」
アグ「嬉しくて………誰も私の誕生日なんか………祝ってくれなくて…ぐすっ……」
ラムザ「ひどい仲間達だね!」
アグ「でも………ラムザが祝って…くれたから…ひっく……もういいんだ………」
ラムザ「そんなに泣いて、みっともないなぁ」
アグ「うえぇぇぇん………」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:12:15.08 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「君はいつも一人で頑張りすぎるんだよ。何でも一人で背負い込んでしまっている」
アグ「ひっく………そんなことない……それはラムザの方だ…………」
ラムザ「アグリアスだよ。この部屋のチョコボの血の臭い、相当な数を斬らなきゃここまで臭くならない」
アグ「ラムザ……………」
ラムザ「一人で街を守るために戦っていたんでしょ?ここまでひどいと、何をしても臭いは取れないよね」
アグ「血の臭いは、洗ってもずっと取れないままなんだ………」
ラムザ「………プレゼントは花と香水だよ。二つの香りが合わさって、素晴らしい香りになるはずだ」
アグ「……………ぐすっ…………ありがとう。私はもう………大丈夫だ、ラムザ。もう戦える………ぐすっ」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:17:42.13 ID:vTnzN+iJO
アグ「私は部屋から出る。出て、騎士に戻る。またアルマを助ける旅に出よう………」
ラムザ「ありがとうアグリアス………でもね………そうだ、今から二人でこっそり出かけようよ!」
アグ「二人で………?」
ラムザ「そう!アグリアスの誕生日を忘れる人達なんて放っておいてさ!」
アグ「わかった………ラムザに任せる………」
ラムザ「せっかくだ、このセッティエムソンの透明効果を使おうよ」
アグ「ああ………」シュッシュッ
ラムザ「素敵な香りだね」
アグ「本当に素敵な香り………」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:22:17.58 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「ここまで来れば見つからないかな。あ!ほら見て!月が綺麗だ!」
アグ「夜風も気持ち良い………」
ラムザ「落ち着くなぁ………」
アグ「ラムザ………アルマは心配じゃないのか?」
ラムザ「実はね、アルマが夢に出て来たんだ」
アグ「本当か?」
ラムザ「僕が可愛がりすぎて、物凄く嫌われる夢だったけどさ………」
アグ「フフ………」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 03:30:42.30 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「すっごく可愛かったなーっ!夢の中のアルマ………」
アグ「それは………良かったな」
ラムザ「この宿の夢だった。一緒に本を読んだり看病したり。でもなぜかアグリアスはいなかった…ごめんね」
アグ「フフフ………」
ラムザ「それとねアグリアス、僕は夢の中でアビリティを一つ見つけたんだ!」
アグ「なんだ?アビリティって――――うわっ!?」
ラムザ「肩車だよッ!move+2さ!!」
Chapter 1 (THE MEAGER) finished.
Thank you for reading this stupid story.
Move on to chapter 2.
I present another little tales for dear vipper.
Coming soon. See you. Good bye.
メリア「アグリアスはどこに………?」ダダダダ
労働八号「メリアドール ハッケン」
クラウド「よう」
メリア「アグリアス見なかった?」
クラウド「こっちには来てないが?」
メリア「なら、森だ………森に行こう!」ダダダダ
労働八号「ナニガ アッタンダ?」
クラウド「とりあえずメリアドールを追うぞ!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:00:10.76 ID:vTnzN+iJO
メリア「…実は正気を失ったラムザがアグリアスを除名してしまったんだ。そのショックで行方不明に…」
労働八号「ヒトリデ イク モリハ カナリ キケン」
クラウド「そうだな………強力なモンスターがウジャウジャいたぞ」
メリア「早く見つけてあげないと!!!」
労働八号「アグリアス ノ モノ ラシキ アシアトヲ ハッケン!」
クラウド「あっちだ!急ぐぞ!」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:05:20.15 ID:vTnzN+iJO
アグ「死ねッ!」ビュン
赤チョコボ「グエッ」グサリ
アグ「喰らえッ!」シュバ
赤チョコボ「ギャッ」ザクリ
アグ「こんなところで…死んで…たまるかものか…」
赤チョコボ「チョコ………メテオ!」ゴォォ
アグ「きゃあああああああああああああああああああ!!!」ドォン
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:11:31.89 ID:vTnzN+iJO
労働八号「アグリアス ハッケン!」
メリア「アグリアーーーーース!!!!!!」
労働八号「ワワワ! アカチョコボノ ムレモ ハッケン! カナリ キョウテキ!! キケン!!」
クラウド「メリアドール、アグリアスはッ!?」
メリア「今から手当てをすれば間に合うけど、ひどいケガよ………」
クラウド「頭に来たぞ………蹴散らしてやる………!!」
労働八号「ショリ スル!」
クラウド「桜華狂咲!!」
メリア「氷天の砕け落ち、嵐と共に葬り去る滅びの呼び声を聞け!咬撃氷狼破!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:19:56.84 ID:vTnzN+iJO
労働八号「ナントカ ニゲダセタ………」
メリア「まともに相手をすれば勝てなかったわ………」
クラウド「アグリアスは気を失ったままか?」
メリア「ええ。宿に連れて行きましょう。私が運ぶわ」
クラウド「助かって良かった」
労働八号「ピピ ニンム カンリョウ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 01:25:56.94 ID:vTnzN+iJO
労働八号「ヤドニ トウチャク」
メリア「アグリアスを運んで、向こうの部屋で寝かせてあげようと思う………」
クラウド「その方がいい………頼んだ」
労働八号「クラウド! オトコノ ヘヤニ イドウ シヨウ」
クラウド「………嫌な予感がするな」
メリア「ラムザをよろしくね………」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:30:20.33 ID:vTnzN+iJO
メリア「ただいま………」
風水士「アグリアス!?」
踊り子「一体どうしたの?」
竜騎士「意識がないみたいですけど………」
メリア「気を失っているだけよ」
ベイオ「よ、良かった………」
レーゼ「かわいそうなアグリアス………」
メリア「看病したいから、みんなは部屋の外に行っててね」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:35:28.47 ID:vTnzN+iJO
アグ「うぅ………ん」
メリア「アグリアス………」
アグ「メリアドール………ここは………?」
メリア「ここは宿よ。みんなには部屋の外に出て行ってもらってるわ」
アグ「………………」
メリア「アグリアス………?」
アグ「一人に………させてくれないか………?」
メリア「………うん。わかった。私はアグリアスを信じてる………」
アグ「すまない………………」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:40:52.36 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「さて、このルートを通ってアルマを探し、別の街でアルマの目撃情報を………」
シド「ラムザ、さっきからアルマの事しか出ていないぞ!」
風水士「ぜんぜんまともな作戦になってないわ!」
クラウド「とてもじゃないが冷静な指揮とは思えない………」
ラムザ「うるさいぞ!!僕がリーダーなんだ!!!」
メリア「何を騒いでいるの?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:46:21.43 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「なんだ、メリアドールじゃないか。僕の作戦会議にも来ないで何してたんだ?」
メリア「………アグリアスを看病してたのよ」
ラムザ「アグリアスだって!?除名した人間をどうして看病する必要があるんだ!!」
話術士「そんな言い方ないでしょう!!」
ムスタ「そうだぞ!お前、いい加減にしろよな!!」
ラムザ「黙れ黙れッ!!」
メリア「ラムザ、ごめんなさい!!!!!!!!!!」バキィ!!!
ラムザ「うぐっ………」ドサッ
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:50:51.18 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「………………」
踊り子「ラムザには頭に来ちゃうわ!アグリアスを除名だなんて許せない!」
算術士「ラムザめ、このままボコボコにしてやるぞ!!」
メリア「待って!!!!ラムザも悪いけど、私達も悪いのよ!!そう思わない?」
シド「どういう意味かね?メリアドール………」
メリア「本当のラムザは心優しい人だって皆は知ってるでしょ?でも、今のラムザは別人だわ………」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 01:58:38.19 ID:vTnzN+iJO
メリア「ラムザは貴族の地位も家族も捨てて戦ってきているわ。さらには私達のリーダーまでやっているの」
シド「聖石も無事に手に入っている。ラムザのリーダーとしての功労はとても大きい」
メリア「ええ。だからラムザはきっとこの中で一番苦労しているのよ。それを常に我慢して来たはずだわ」
ムスタ「そうか………………」
メリア「でも私達はラムザに甘えすぎていたの。だからラムザは妹のアルマに甘えざるを得なかった。違う?」
レーゼ「そうかもしれないわ…私だってベイオウーフがいなければ、プレッシャーに押し潰されているもの」
メリア「その甘えられる唯一の家族を失ってしまう状況に、耐えられる訳がないわ…気が狂っても不思議じゃない…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:04:24.93 ID:vTnzN+iJO
メリア「ラムザ…うぅ………ぐすっ………ごめんねラムザ……辛かったよね…………」
ムスタ「ラムザは実の兄まで殺しているんだよな………………」
シド「力ない自分が情けない………」
風水士「ひっく………ぐすっ………うぇぇ」
ラムザ「………うぅーーん………あれ?………みんな?」
メリア「ラ、ラムザッ!!」
ラムザ「こんばんは」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:12:26.02 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「なんでみんな泣いてるの?」
ムスタ「へ、へへっ!こいつ、いまさら治りやがったな!!メリアドールの一発が効いたか?」
ラムザ「???」
メリア「フフ………やめてよムスタディオ……ぐすっ………」
ラムザ「変なの!」
ムスタ「ずっとそうやって元気でいろよバカ!泣いて損したぜ畜生!ラムザなんか、き、嫌いだ!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:19:49.77 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「ふーん。ねぇ、それより今日は何日?」
シド「今日は7月1日だぞ」
ラムザ「げげ!僕はだいぶ寝てたのかな………全然記憶が………あれ?アグリアスは??」
メリア「そ、それが部屋に一人で閉じこもってしまって、誰とも会おうとしないの………」
ラムザ「ふーん。僕が見てくるよ」タタタ…
侍「ラ、ラムザ殿!」
ムスタ「行かせてやるんだ!今のラムザにならきっとできる!」
メリア「私ですら部屋から出されてしまった。でも、ラムザなら………」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:27:04.82 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「えーっと、どうしようかな………?」ウロウロ
エアリス「すみませーん」コンコン
ラムザ「はいはい。どなた?」
エアリス「あの、このプレゼントを届けに来たの」
ラムザ「プレゼント?………うわぁ、綺麗な花だね!!誰に?」
エアリス「さぁ………?この宿に届けるようにしか言われてないから………」
ラムザ「とりあえず受け取るよ!ありがとう」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:32:16.29 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「おや?可愛い小ビンが花で包んであるけど………」
エアリス「やっぱり気付いた?すごく良い薫りのする香水なのよ!」
ラムザ「こ、こ、これはセッティエムソンじゃないか!!売れば30000ギルの超高級品だよ!?」
エアリス「実は私、大きな額の借金を抱えていたから、それを売って返済しようとしていたの」
ラムザ「う、うん。それで………?」
エアリス「でも、見ず知らずのロボットさんに助けてもらったから、お金は必要なくなったのよ!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:35:31.12 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「へぇー!珍しいロボットもいるんだね………」
エアリス「自分を犠牲にして、ただの花売りの私を助けてくれたわ………本当に嬉しかった……」
ラムザ「会ってみたいなぁ………」
エアリス「すっごく優しい子だったのに、私のせいで………帰ってから大泣きしちゃった………」
ラムザ「そのロボットが、どうしてこの宿に花を?」
エアリス「理由はわからないの………でも、きっと自分を犠牲にしてまで花を届けたかった理由があったのよ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:40:12.48 ID:vTnzN+iJO
エアリス「その花だけじゃ助けてもらったお礼にしてはあまりにも安いから、その香水も貰って!お願いよ」
ラムザ「わかった。遠慮なく君のプレゼントを受け取るよ」
エアリス「ありがとう!もしそのロボットさんに会う事がったら、花売りが本当に感謝していたと伝えて!」
ラムザ「………必ず伝えるよ」
エアリス「よろしくね。それじゃあ行くわ………」
ラムザ「さよなら………」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:45:07.67 ID:vTnzN+iJO
労働八号「ピピ」
ラムザ「労働八号!いつからそんな所にコソコソと隠れていたんだ?」
労働八号「ナイショ」
ラムザ「それより聞いたかい?盗み聞きするような君とは違って、素晴らしいロボットがいたんだよ!」
労働八号「フーン」
ラムザ「でもどうしてそんなロボットがこの宿に花を………?」
労働八号「サアネェ… ニンム ナンジャ ネーノカ?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:50:08.28 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「この花と香水どうしよう………僕が貰っていいかな?」
労働八号「………………………モラッテ ドウスル?」
ラムザ「決まってるよ!一番相応しい人にプレゼントするのさ!」
労働八号「ソレガ イイ ハナガ スキデ ニオイデ コマッテル ヒトニ ワタセ」
ラムザ「そういう事!ところでアグリアスの部屋を知らないかい?」
労働八号「アノ ヘヤダ」
ラムザ「ありがとう!じゃあね!」タタタタ…
労働八号「ニンム カンリョウ」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 02:56:21.32 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「アグリアス?僕だよ」コンコンコン
アグ「ラムザ………ラムザなのか?」
ラムザ「そうだよ。だから部屋に入れてよ」
アグ「………どうぞ」
ラムザ「アグリアス………」ガチャ
アグ「ラムザ………ラムザだ………!!」
ラムザ「そうだよ。ラムザ・ベオルブだよ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:00:06.64 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「実は僕、知らない間に自分を見失っていたみたいなんだ」
アグ「知っている………」
ラムザ「だから、皆にもたくさん迷惑をかけたと思う」
アグ「そうだ………本当に迷惑だったぞ………」
ラムザ「ごめんね?アグリアス………」
アグ「………」
ラムザ「アグリアス?」
アグ「………………」
ラムザ「どうして泣いているの?」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:05:50.68 ID:vTnzN+iJO
アグ「………ひっく…ひっく……」
ラムザ「みんなも泣いていたんだよ。変なんだ」
アグ「ラムザ………良かった………!」
ラムザ「ねぇ、アグリアスが閉じこもってた理由、僕は知っているよ」
アグ「……ぐすっ……………え……?」
ラムザ「今日はもう7月1日だけど6月22日、イヴァリース歴で巨蟹の月1日は君の誕生日だったんだよね」
アグ「ラムザ………」
ラムザ「誰も祝ってくれなかったから、すねちゃってたんでしょ?だからこのプレゼントをあげるよ!はい!」
アグ「ラ………ラムザァァァァァァァァ!!うえええええええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:07:42.45 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「ど、どうしてそんなに泣くのさ?」
アグ「嬉しくて………誰も私の誕生日なんか………祝ってくれなくて…ぐすっ……」
ラムザ「ひどい仲間達だね!」
アグ「でも………ラムザが祝って…くれたから…ひっく……もういいんだ………」
ラムザ「そんなに泣いて、みっともないなぁ」
アグ「うえぇぇぇん………」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:12:15.08 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「君はいつも一人で頑張りすぎるんだよ。何でも一人で背負い込んでしまっている」
アグ「ひっく………そんなことない……それはラムザの方だ…………」
ラムザ「アグリアスだよ。この部屋のチョコボの血の臭い、相当な数を斬らなきゃここまで臭くならない」
アグ「ラムザ……………」
ラムザ「一人で街を守るために戦っていたんでしょ?ここまでひどいと、何をしても臭いは取れないよね」
アグ「血の臭いは、洗ってもずっと取れないままなんだ………」
ラムザ「………プレゼントは花と香水だよ。二つの香りが合わさって、素晴らしい香りになるはずだ」
アグ「……………ぐすっ…………ありがとう。私はもう………大丈夫だ、ラムザ。もう戦える………ぐすっ」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:17:42.13 ID:vTnzN+iJO
アグ「私は部屋から出る。出て、騎士に戻る。またアルマを助ける旅に出よう………」
ラムザ「ありがとうアグリアス………でもね………そうだ、今から二人でこっそり出かけようよ!」
アグ「二人で………?」
ラムザ「そう!アグリアスの誕生日を忘れる人達なんて放っておいてさ!」
アグ「わかった………ラムザに任せる………」
ラムザ「せっかくだ、このセッティエムソンの透明効果を使おうよ」
アグ「ああ………」シュッシュッ
ラムザ「素敵な香りだね」
アグ「本当に素敵な香り………」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 03:22:17.58 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「ここまで来れば見つからないかな。あ!ほら見て!月が綺麗だ!」
アグ「夜風も気持ち良い………」
ラムザ「落ち着くなぁ………」
アグ「ラムザ………アルマは心配じゃないのか?」
ラムザ「実はね、アルマが夢に出て来たんだ」
アグ「本当か?」
ラムザ「僕が可愛がりすぎて、物凄く嫌われる夢だったけどさ………」
アグ「フフ………」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 03:30:42.30 ID:vTnzN+iJO
ラムザ「すっごく可愛かったなーっ!夢の中のアルマ………」
アグ「それは………良かったな」
ラムザ「この宿の夢だった。一緒に本を読んだり看病したり。でもなぜかアグリアスはいなかった…ごめんね」
アグ「フフフ………」
ラムザ「それとねアグリアス、僕は夢の中でアビリティを一つ見つけたんだ!」
アグ「なんだ?アビリティって――――うわっ!?」
ラムザ「肩車だよッ!move+2さ!!」
Chapter 1 (THE MEAGER) finished.
Thank you for reading this stupid story.
Move on to chapter 2.
I present another little tales for dear vipper.
Coming soon. See you. Good bye.
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