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御坂「じゅーでんー」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 18:22:46.92 ID:4yEnTm0c0 [1/27]
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           厶イ:::::::::ーヘ            ´/ノ.::::::\_/.::::::/イ  }
            ノイ::/i:::ハ          {:::::::::::::::::::::::::::∧丿
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                  x≦ハ| ::\     ー‐.:::::::::::::::::::/                 ゆっくりしていってね
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5 名前:流れが分からない人用[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 18:32:08.54 ID:4yEnTm0c0
美琴「お風呂出たわよー」

当麻「おー」

美琴「当麻」

当麻「ハイ」

美琴「お座り」

当麻「……ハイ」

ぎゅ

美琴「じゅーでんー」

9 名前:ゆっくりやるから気長に待っててくれ[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 18:45:29.21 ID:4yEnTm0c0
美琴「んー……」

当麻「なんすかそのちょっと違うなーって微妙そうな顔は」

美琴「これもいいんだけどさー……なんか違うのよね」
美琴「やっぱりいつもの」

当麻「へいへい……どうぞ」

美琴「よろしい」

とさ

美琴「んー♪ やっぱりこっちの方が落ち着くなー」

当麻「上条さんは落ち着かんのですが」

美琴「充電器は黙ってホールドしてなさい」

当麻「はひ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 18:53:38.47 ID:4yEnTm0c0
美琴「なんかねー、背中から当麻の音が聞こえるの」
美琴「とくん、とくん、って」

当麻「っ」

美琴「あ、早くなった」

当麻「み、美琴がそんな事言うからですね……!?」

美琴「電圧、上がっちゃう?」

当麻「――っ!」

美琴「普段アンタが吐くセリフには負けると思うけどなー」

当麻「……おい」

美琴「何よ、充電器は静かにし――」



「」


39 名前:前スレ790みたいな感じ?お膝抱っこ実際やると結構腿が厳しい[] 投稿日:2010/02/05(金) 20:46:12.83 ID:4yEnTm0c0
当麻「……なあ美琴」

美琴「んー?」

当麻「なんか最近、頻度多くね?」

美琴「そーお?」
美琴「でもほら、あったかくていいでしょ?」

当麻「そりゃまあ……」

美琴「それにあたし、これ好き」
美琴「ぎゅーってされるの、嫌いな女の子いないわよ?」

当麻「」

42 名前:デレデレでもビリデレでもない、せいぜいピリテレールガン[] 投稿日:2010/02/05(金) 20:56:22.54 ID:4yEnTm0c0
当麻「……」

美琴「……」

当麻「……、……」

美琴「……」

当麻「…………!」

美琴「……」

当麻「……! ……! ……!!」

44 名前:らーらーらー ららーらー[] 投稿日:2010/02/05(金) 20:58:31.85 ID:4yEnTm0c0
美琴「当麻ー」

当麻「な、なんすか!」

美琴「暖房器具、いる?」

当麻「はい?」

美琴「あたし、別にいらないかなー、なんて」

当麻「――! ――――!!」

46 名前:なんか方向性決まった[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 21:05:32.80 ID:4yEnTm0c0
美琴「うおー、さむっ」

美琴「マフラー持ってきといてよかったー」

美琴「さっきまで暖かかったから余計寒く感じるのよねー」

美琴「……」

美琴「寒いと電池の消耗って激しくなるのよねー」

美琴「……」

美琴「ぅゎぁぁぁ」

53 名前:>>47 気力と愛情充電的なイメージ[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 21:21:09.10 ID:4yEnTm0c0
美琴「しっかし当麻ってば妙にそわそわしてたわね……」

美琴「じっとしてろって言ってんのに……」

美琴「……」

美琴「…………」

美琴「………………あ」

美琴「ああああうわあああ」

美琴「そうか……そういう事か……」

55 名前:こういうこと[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:30:02.24 ID:4yEnTm0c0
美琴「そうよね、当麻もオトコノコだものねぇ……」

美琴「よく考えたら……キスはするけど……」

美琴「それ以上は……」

美琴「あー、うー」

美琴「でもやっぱり……」

美琴「その……怖いし……」

美琴「そ、そりゃあ嫌じゃないけど!」

美琴「……」

美琴「…………」

美琴「…………ふにゃー……」

59 名前:もう佐天さんタメ語でいいや[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:37:30.47 ID:4yEnTm0c0
涙子「どしたの、急に呼び出したり」

美琴「いやえーとそのあの」

飾利「その様子だとまた上条さんの事ですか」

涙子「かーっ、お暑いこって。もう冬だってのに暖房いらなくて便利ですねー」

美琴「っっっ」

飾利「何かツボに入りましたか」

美琴「なんでも! なんでもないから!」

飾利「いえいえ、ちょっと詳しく事情を聞かせていただきましょうかー」

涙子「そうねー。きっちりしっかり吐いてもらおうかなー」

飾利「なぜか白井さんには秘密でって念押しされてますし」

涙子「ほらほらー、さっさとゲロった方が楽だよー」

美琴「あうあうあうあう」

61 名前:初春+ぶっちゃけ+エロ耐性=外道 耐えれない方はお帰りください[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:50:53.78 ID:4yEnTm0c0
涙子「ほー」

飾利「なるほどー」

美琴「ううう……」

涙子「とうとう御坂先生もヤる気になりましたか」

美琴「なんかアクセントが!?」

飾利「まあまあ佐天さん。そんな直接的な言い方は」
飾利「で、どうしましょう。御坂さんの散華計画」

美琴「そっちの方がなんか嫌なんですけど!?」

飾利「やっぱりシチュエーションは大事ですよねー」

涙子「そうねー。ベタだけど無難なところでクリスマスかなー」

飾利「ベタですけど無難ですねー」

美琴「なんか本人置いてけぼりで話が進んでる!」

涙子「だってそれだと話進まないじゃん」

美琴「」

69 名前:このパターンの描写多すぎる[] 投稿日:2010/02/05(金) 22:10:50.63 ID:4yEnTm0c0
美琴「……」

美琴「…………」

美琴「………………よし」

美琴「いや……しかし……!」

美琴「……ううー」

美琴「よ、よく考えたらあたし制服じゃない!」

美琴「仮に買いに行ったとしても、どう考えても売ってくれないわよね!」

美琴「うん、帰ろう!」

美琴「いや、でも……」

美琴「避妊は……避妊だけはきっちり……」





当麻「お前こんなとこで何やってるんだよ」

美琴「ぴぃ!?」

76 名前:オイオイ>>68、俺は>>65ほど外道じゃないぜ?(米笑)[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 22:23:55.72 ID:4yEnTm0c0
当麻「なに腹すかせた熊みたいにうろうろしてるんだよ」

美琴「な、何よ失礼ね」

当麻「ん? 薬局?」

美琴「う」

当麻「何か薬買うのか?」

美琴「そ、そう! 薬!」
美琴「寒くなってきたし、風邪薬ちゃんと買っとかないとと思って!」

当麻「さすがにこの前ので懲りたからなー。ちゃんと買っておいたぜ?」

美琴「じゃあもう用はないわね! ほら帰るわよ!」

当麻「おい、ちょ、ひっぱるなって。……???」

81 名前:以下明らかに虚数学区[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 22:48:12.43 ID:4yEnTm0c0
美琴「……あ!」

当麻「ん? どうした?」

美琴「いいから、アンタはちょっとここで待ってなさい!」

当麻「?」

美琴「いいから動くな! 絶対動かないでよ!」
美琴「動いたら電離するわよ! プラズマにするわよ!?」

当麻「わ、分かったよ」
当麻「……ったく、なんなんだ一体?」



美琴「路地裏の自販機……! 噂には聞いてたけど実在するとは……!」

美琴「だ、誰もいないわよね……?」

美琴「何よこれ、お札入らないじゃない! 小銭小銭……」



当麻「何やってたんだよ」

美琴「えへへー、なんでもないわよー」

当麻「???」

97 名前:こうですか[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 23:15:08.72 ID:4yEnTm0c0
当麻「美琴さっきから何読んでるんだ?」

美琴「当麻ー、冬休みどっか行かない?」

当麻「どっかって……」

美琴「りょこー」

当麻「」

美琴「温泉とかいいなー」

当麻「」

美琴「それだと箱根か草津? 熱海もいいなー」

当麻「」

109 名前:経済的事情により全額御坂さん負担[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 23:48:10.69 ID:4yEnTm0c0
当麻「なんか……男として凄くやるせないんですが」

美琴「じゃあツケとくからそのうち返して」

当麻「」

美琴「たまにはのんびり鈍行の旅ってのもいいわねー。このレトロ感がたまらないわ」
美琴「そろそろお昼だし、駅弁食べよっか」

当麻「……」

美琴「ん? どしたのよ」

当麻「そのうちって……」

美琴「……」

当麻「……」

美琴「ふ、深い意味はないんだからね!」

当麻「お、おう。俺バカだから深い意味とか考えれないわー」

美琴「そうよね! アンタバカだもんね!」

当麻「そんなに大きな声で断言しなくてもいいじゃないですか……」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 00:24:13.17 ID:C9SMNi5r0 [1/49]
カタン……カタン……

当麻「……」

とん

当麻「お?」

美琴「……すぅ」

当麻「寝ちゃったか……」

当麻「ふぁ……」

当麻「俺も……なんか眠く……」

116 名前:こういうまったり感が好き[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 00:29:12.03 ID:C9SMNi5r0 [2/49]
当麻「まだかかるしタイマーセットして寝ちゃうかな」

当麻「携帯携帯……ん?」

当麻「――ったく」

当麻「そんなにしっかり掴まなくても上条さんは逃げませんよー」

117 名前:どあっぷ[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 00:33:21.22 ID:C9SMNi5r0 [3/49]
美琴「……ん」

美琴「あれ……寝ちゃったか……」

美琴「っ!」

美琴「びっ……くりしたー……」

美琴「アンタも寝ちゃったの?」

美琴「バカっぽい寝顔しちゃってさー」

美琴「……ぁ」

美琴「手……握っててくれたんだ」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 00:47:16.10 ID:C9SMNi5r0 [4/49]
美琴「……」

美琴「よく見るとアンタまつげ長いのねー」

美琴「……」

美琴「そういえば前、寝込み襲おうとしてくれた事があったわよね」

美琴「あたしだけってなんか、不公平じゃない?」

美琴「……」

美琴「風邪もひいてないし……」

美琴「た、たまには……仕返ししてもいいわよね……」

122 名前:と、上条さんはキメ顔で(ry[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 00:53:37.26 ID:C9SMNi5r0 [5/49]
ピピピピピピピピピピピピ

美琴「ぴぃ!?」

当麻「うお!?」

美琴「……」

当麻「お? お、おー。そろそろ着くか」

美琴「……ふ」

当麻「ん、おはよう美琴。よく寝れたか?」

美琴「不公平だあああ!」

当麻「なんだか分からんけど理不尽だあああ!?」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 01:03:43.05 ID:C9SMNi5r0 [7/49]
当麻「殴られた……彼女に、しかもぐーで顔面を……」

美琴「だからごめんって言ってるじゃないー」

当麻「上条さん心に深い傷を負いましたー」

美琴「いつまでもメソメソするな女々しいっ」

当麻「……逆ギレされたぁ」

美琴「あーもうごめんってばー」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 01:08:56.75 ID:C9SMNi5r0 [8/49]
当麻「うう寒い……心が寒い……」

美琴「あーもう!」

ぎゅ

美琴「……これで少しはあったかくなった?」

当麻「……はい」

美琴「――あ! 見て見て!」

当麻「ん?」

美琴「雪! 雪降ってる!」
美琴「積もるかなー」

当麻「やけに寒いと思ったらこれか」

美琴「積もるかなー」





美琴「積もったらホワイトクリスマスだね!」

221 名前:>>128続き[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 14:22:09.07 ID:C9SMNi5r0 [36/49]
美琴「とーちゃくー」

当麻「うおお……豪華だ……」
当麻「さすがブル、スケールが庶民と違うぜ……」

美琴「へ、部屋取れたのがここだけだったのよ!」

当麻「さすがにイベント日は予約ぎっしりだろうなー」

美琴「大変だったんだからね。ちょっとは感謝しなさいよ」

当麻「ん、ありがとうな美琴」

美琴「――、ほら、寒いから早く入ろ!」

当麻「おう、そうだな」





10032「いらっしゃいませ、ようこそお出で下さいました、と、ミサカは平然とお出迎えします」

美琴「」

当麻「」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 14:32:39.51 ID:C9SMNi5r0 [37/49]
美琴「なな、何やってんのよアンタはー!」

10032「はて、なんのことやら、と、ミサカはしらばっくれてみます」

美琴「どうしてアンタがここにいるのかって聞いてんのよ!」

10032「お姉さまが大胆にも温泉お泊りデートをすると伺ったので居ても立ってもいられず、と、ミサカはぶっちゃけます」

美琴「どうしてアンタがそれを知ってんのよ!」

10032「情報の出所に関しては黙秘権を行使させていただきます、と、ミサカは貝のように口を噤みます」
10032「ちなみに今日はなぜか学園関係者の皆様が多数いらっしゃっているのであまり大きな声を出すと、と、ミサカは親切に忠告します」

美琴「……ナンデスト?」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 14:42:38.83 ID:C9SMNi5r0 [38/49]
美琴「……」

当麻「……」

美琴「せっかく温泉に来たってのに部屋から身動きできないってどういうことよー!」

当麻「先生に見つかるとまずいしなあ……お前有名人だし」

美琴「それはさすがにまずいわよねえ……」

当麻「まずいとかいうレベルじゃないよなあ……」

美琴「うーん」

当麻「……ま、俺は別にお前がいればいいけどさ」

美琴「だからなんでアンタはそういう恥ずかしい事言えるかなぁ」

当麻「? 事実だろ?」

美琴「――バカ」

当麻「ん? なんだこれ――お、いいもんあったぞ」

美琴「なになに?」

当麻「ほら、これ。家族風呂だってよ」

美琴「――っ!?」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 15:02:06.37 ID:C9SMNi5r0 [39/49]
10032『はい、そう来ると思って既に準備はできております、と、ミサカは有能さを誇示します』
10032『なお場所もお部屋のすぐ裏を確保しております。どうぞごゆっくり、と、ミサカは色々期待を滲ませます』

当麻「よかったな、温泉入れるぞ」

美琴「あ、アンタ家族風呂ってどんなものか知ってて言ってるの!?」

当麻「要するにプライベート温泉だろ? 邪魔が入らなくていいじゃん」
当麻「せっかく来たのに温泉入らないなんてもったいないしなー」

美琴「っ――」

当麻「ほら、さっさと行ってこいよ」

美琴「……は?」

当麻「雪まで降って寒いしな。ゆっくり暖まってこいよー」

美琴「アンタは……」

当麻「はい?」

美琴「な――、っ、なんで一緒に入るって選択肢が出てこないのよバカっ!」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 15:17:26.67 ID:C9SMNi5r0 [40/49]
当麻「……」

美琴「は、入るわよ……」

当麻「お、おう」

美琴「うう……やっぱり恥ずかしい……」

当麻「うう……やっぱりタオルですよね……」

美琴「あああ当たり前じゃない!」

当麻「少しくらい期待したっていいじゃないですか!」

美琴「バカ! スケベ! 脳レベルゼロ! へちっ」

当麻「ほらほら、露天風呂なんだから風引くぞ」

美琴「アンタはあっち向いてなさい!」

当麻「ぇー」

美琴「い・い・か・ら――!」

当麻「分かった! 分かったから水場で電撃は!」

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 15:57:46.10 ID:C9SMNi5r0 [41/49]
美琴「……」

当麻「……」

美琴「……なんで微妙に距離取ってるのよ」

当麻「いやあのその」

美琴「……ばーか」

――とん

美琴「雪降ってるんだから、くっついてた方があったかいでしょ」

当麻「ええとやっぱり上条さん健全な男子高生でして」

美琴「ふーん」

当麻「ふーんて……」

美琴「何をいまさら遠慮してるのよ」
美琴「前に一緒にお風呂入った時はもっと引っ付いてたじゃない」

当麻「あの時は狭かったしそもそも水着だったしでですね」

美琴「細かい事ぐちぐち言わないの。雪見ながらお風呂とかめったにないわよ」

当麻「……はい」

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 16:07:35.10 ID:C9SMNi5r0 [42/49]
美琴「んー、いいお湯だったー」

当麻「ほら、もたもたしてると誰かに見つかるぞ」

美琴「慌しいわねえ……」

打止「お風呂上りはやっぱりコーヒー牛乳ー、ってミサカはミサカはダッシュするー」

美琴「」

当麻「」

美琴「なんか今見覚えのあるちびっ子が走ってったような」

一方「コラ! まだ浴衣の帯ちゃンと結べてねェだろうが――」

美琴「」

当麻「」

一方「」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 16:14:41.37 ID:C9SMNi5r0 [43/49]
美琴「……えーと」

当麻「その……お前らも来てたのか」

がっ

美琴「っ」

一方「オマエらは何も見なかった何も見てないそうだなあァ?」

当麻「お、おう……」

美琴「そ、そうね。その方がお互いのためよね……」

一方「――なンかゲロったらコロス」



当麻「あいつら仲いいな」

美琴「これだからコイツは……」

265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 20:51:06.75 ID:D6NJRbdA0 [4/20]
美琴「あー、おいしかったー」
美琴「もう毎日これでもいいわー」

当麻「料理までクオリティがっぱねえっすよ美琴さん……」

美琴「なによー。奮発したってのに文句あるの」

当麻「いや、すげー美味かったんだけど」

美琴「だけど?」

当麻「たまにはこういうのもいいけどさ」

美琴「あ、なんか次に言うセリフが想像付いた」

当麻「毎日これじゃ美琴の料理が食べられなくて困るなー、って」

美琴「はいはい……ありがと」

268 名前:どうも鯖がアタックくらってるらしい。大規模くるかもしれない[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:00:36.24 ID:D6NJRbdA0 [5/20]
当麻「さーて、飯も食った事だし……」

美琴「テレビでも見る?」

当麻「上条さんちょっと疲れちゃいましたー」

美琴「……で?」

当麻「じゅーでん」

美琴「……要するにベタベタしたいわけね」

当麻「ぶっちゃけると」

美琴「まったくアンタは……」

当麻「イヤ?」

美琴「――そんな事言ってないじゃない」

当麻「美琴は可愛いなー」

美琴「バカ」

270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:12:46.51 ID:D6NJRbdA0 [6/20]
当麻「いやー、やっぱり落ち着くなー」

美琴「人にとやかく言うけどアンタもこれ好きなんじゃない」

当麻「いやー町中でバカップル見るたびにイチャイチャしやがって呪われろチクショウって思ってたけどさ」
当麻「今なら分かる。確かにこれは中毒性高い」

美琴「アンタそれ今言われる側だって事自覚しなさいよ……」

当麻「もうこれなしには上条さん生きていけませんわー」

美琴「――せいぜい逃がさないように頑張りなさいよ」

当麻「努力します」

美琴「ん、よろしい」

276 名前:その辺あんまりよく分からないからぼすけて[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:27:45.21 ID:D6NJRbdA0 [7/20]
当麻「なあ……キスしていい?」

美琴「っ……! バカっ! いつもいきなりしてくるクセに急に改まって訊くな!」

当麻「それはOKってことでいいんですかね?」

美琴「言わせるなバ……」

















スパーン

10032「はいご飯終わりましたか食器下げさせていただきますねー、と、ミサカは唐突に乱入します」

美琴「ぴぃ!?」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 21:39:39.70 ID:D6NJRbdA0 [8/20]
美琴「アンタいいとこで邪魔しにきてんじゃないわよ!」

10032「いえいえ滅相もない、ただミサカは仲居の仕事を、と、ミサカはしらばっくれてみます」

美琴「確信犯か、確信犯なのか……!」ガクガク

10032「このタイミングを逃すとそのままくんずほぐれつ大運動会な展開になりそうなので、と、ミサカは本音をこぼします」

美琴「監視カメラか! どこなの吐きなさい!」

10032「そのような無粋な真似はしません、と、ミサカは否定します」

美琴「じゃあ何よ……!」

10032「お姉さまのバッグに、と、ミサカは指差します」

美琴「何を入れたー!?」





小さいの『ビリビリー』

10032「学園都市の科学力を結集させた、その名もミニミサカです、と、ミサカは誇らしげに胸を反らします」






おまけ?

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 03:58:26.12 ID:C9SMNi5r0 [16/49]
美琴「……」

美琴「さすがにゴディバはやりすぎたか……」

美琴「あんまり高いのあげて引かれても……」

美琴「やっぱり手作りよね、うん」

美琴「これは自分で食べちゃおっと」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:11:56.64 ID:C9SMNi5r0 [17/49]
美琴「ううー、寒いー」

美琴「とりあえずスーパーに……」

『まことに申し訳ありませんがチョコレート系商品は売り切れました』

美琴「」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:16:30.79 ID:C9SMNi5r0 [18/49]
美琴「だーっ! どこも品切れってどういうことよー!」

美琴「スーパーにもコンビニにもないじゃない! どういう嫌がらせよこれは!」

美琴「もう外から取り寄せても間に合わないし」

美琴「ゴディバどうして食べたあたし! 美味しかったけど!」

美琴「チョコ上げないと当麻絶対へそ曲げるしなあ……」

美琴「残るはここだけか……どうせないんだろうけど」

美琴「ここになかったら諦めて別のものにしよ……」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:19:12.09 ID:C9SMNi5r0 [19/49]
美琴「うー、何あげよ……」

美琴「バレンタインに他にあげるものー……」



『プレゼントはあ・た・し☆ミ』

『ゴチになりますいただきます!』



美琴「いやいやいやいや!」

美琴「いくらなんでもそれはないでしょ!?」

美琴「うーん……」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:24:33.62 ID:C9SMNi5r0 [20/49]
美琴「――あ、あああ」

美琴「あった最後の一個!」

美琴「やっぱり日頃の行いよねー。当麻だったら絶対にこうは――」

当麻「ん? 俺がなんだって?」

美琴「」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:33:57.65 ID:C9SMNi5r0 [21/49]
美琴「ななな、何やってるのよアンタ!」

当麻「何って、見ての通りお買い物ですけど」
当麻「補修で第五学区の方まで行かされてさー。いやまいったほんと」

美琴「そ、そうなんだー。いつものとこと違うからびっくりしちゃったーあははー」

当麻「いやー、やっぱ疲れたときは甘いものだよなー」

美琴「あ」

当麻「やらんぞー? 上条さんの至福のひと時を邪魔しないでくださいよー?」

美琴「べ、別にチョコじゃなくても――」

当麻「なんか今日は無性にチョコな気分なんですよ」

美琴「――! ――!!」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:45:46.00 ID:C9SMNi5r0 [22/49]
美琴「空気! 読め! バカ当麻!!」

黒子「お姉さまー。もう夜なんですから近所迷惑ですのよー」
黒子「あと枕を殴るのも結構ですけどあまりやりすぎるとぺちゃんこになりますわよ」

美琴「はぁ……はぁ……」
美琴「あーでもどうしよー! 結局そのまま家直行で買う暇なかったわよー!」

黒子「たびたび申し上げますけれどあまり電磁波を放射しないでくださいまし」
黒子「この髪を維持するのも結構大変ですのよー」

美琴「くーろーこーたーすーけーてー」

黒子「はぁ……仕方ありませんわね……」
黒子「私からお姉さまに差し上げる分がなくなりますけれど……他ならぬお姉さまの頼みですものね」

美琴「黒子ー! 愛してるー!」

黒子「凄く嬉しいですけれど凄く複雑ですのよ!」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:52:40.91 ID:C9SMNi5r0 [23/49]
美琴「と、当麻」

当麻「お、おう、なんだ」

美琴「これ、その、バレンタインだから」

当麻「……生きててよかった」

美琴「そこまで言うか……」

当麻「いや、やっぱり好きな女の子に貰うチョコはですねぇ!」

美琴「ちょっ、泣くなバカ!」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:54:50.02 ID:C9SMNi5r0 [24/49]
当麻「……食っていいの?」

美琴「まさかアンタそのまま化石にでもするつもりなの」

当麻「なんかもったいなくて」

美琴「いくらでも作ってあげるわよバカ。さっさと食べちゃいなさい」

当麻「それじゃ遠慮なく」

美琴「あ、味の保障はしないからね!」

当麻「ん、美味い」

美琴「そ、そう。よかったわね」

当麻「いやマジで美味いぞこれ」

美琴(うー、黒子のだから複雑だわ……)

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 04:57:59.50 ID:C9SMNi5r0 [25/49]
当麻「……う」

美琴「え」

当麻「なんか……体が……」

美琴「ちょっと、大丈夫!?」

当麻「いや……なんか体が妙に……」

美琴「妙に?」

当麻「熱い」

美琴「はい?」

当麻「……すまん美琴、上条さん辛抱堪りません!」

美琴「ちょ、ま、黒子あんた何入れたのよおおお!」

197 名前:>>186アナザー[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:15:47.33 ID:C9SMNi5r0 [27/49]
当麻「みーこーとー」

美琴「な、何よ……」

当麻「そういえば今日」

美琴「ただの平日ね、ただの」

当麻「」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:23:39.87 ID:C9SMNi5r0 [28/49]
美琴「だってアンタにあげる分のチョコ取ったのアンタじゃん!」

当麻「上条さん寂しくて死んでしまいそうです……」

美琴「ウサギかアンタは!」

当麻「ううう……」

美琴「ご、ごめんね……?」

当麻「しくしく……」

美琴「あー、えーっと……その……」

美琴(うわー、どーしよ……)

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:29:03.22 ID:C9SMNi5r0 [29/49]
美琴「と、当麻ー」

当麻「……」

美琴「えと……その……」

当麻「なんすか……」

美琴「あたしが、プレゼントじゃ……だめ……?」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:31:13.17 ID:C9SMNi5r0 [30/49]
当麻「……美琴」

美琴「……あれ?」

当麻「気持ちは嬉しいけどさ――」

美琴「え?」

当麻「俺、そういう理由でお前を抱きたくない」

美琴「人がせっかく恥ずかしいの我慢してやってんのに我侭言ってんじゃないわよバカあああああ!!」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:34:01.38 ID:C9SMNi5r0 [31/49]
という夢を見た
こっちが正解

202 名前:>>198続き[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:41:43.46 ID:C9SMNi5r0 [32/49]
当麻「……ああ、そうだ」

美琴「な、何よ」

当麻「ほれ」

美琴「あれ、これ昨日の……」
美琴「アンタ食べてなかったの?」

当麻「逆チョコだっけ? 男があげてもいいんだろ」

美琴「っ――」

当麻「え、ちょ、なんでお前が泣くんだよ!?」

美琴「泣いて、なんか、な、いもん……」

当麻「ったく……これじゃ逆じゃねえか……」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 05:48:08.48 ID:C9SMNi5r0 [33/49]
当麻「甘い物食べて機嫌直せ。な?」

美琴「ううー」

当麻「ほら、あーん」

美琴「あむ……あまいー……」

当麻「そりゃチョコなんだから甘いだろ普通」

美琴「……当麻、もっとー」

当麻「……ぱく」

美琴「――あ」



「」



当麻「――確かに、甘いなこれ」

美琴「……当麻」

当麻「ん?」

美琴「味、分かんなかったからもう一回」





247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 17:10:52.15 ID:C9SMNi5r0 [46/49]
理后「すまっしゅ」

仕上「うおおおだがリターン!」

理后「甘い」

仕上「ちくしょー、また取られた」

理后「はまづら、よわい」

仕上「お前が強すぎるんだよ!」

理后「意外な才能」

仕上「ああ意外だよ意外以外の何物でもねえよ!」

理后「……おやじぎゃぐ?」

仕上「意図してねえよ!」

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 17:17:07.41 ID:C9SMNi5r0 [47/49]
仕上「っつってもなんでまた卓球なんだよ。もうちょっとこう……」

理后「温泉といえば卓球」

仕上「その理屈は分からんでもないが温泉入ってからにしようぜ!?」
仕上「しかも浴衣にわざわざ着替えて……」

理后「これが正式ユニフォーム」

仕上「色々と見えそうで見えなかったりして集中力がだな……」

理后「わざとやってる」

仕上「ああちくしょうそうだと思ったよ!」

理后「汗かいちゃった」

仕上「一応周りの眼も気にしろよ! 俺は嬉しいけど!」

理后「はまづらも、おっきい声ばっかり出して忙しそう」

仕上「誰のせいだよ!」

理后「おふろ、一緒に入る?」

仕上「――! ――――!!」

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