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固法「せ、先輩…？」 等々
1 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/13(土) 23:27:00.50 ID:6pnsjTCUP
ｶﾞｼｶﾞｼｯ
-「やめてくれよ！やめてくれよ！！」
-「うるせー、無能力者の雑魚は大人しく殴られてればいいんだよ」
ﾊﾞｷｯ
ｶﾞｼｶﾞｼｯ
-「やめてくれよ！やめてくれよ！！」
-「うるせー、無能力者の雑魚は大人しく殴られてればいいんだよ」
ﾊﾞｷｯ
-「無能力者のどこがいけないんだ…よ…」
-「うっせーぞ」
ﾄﾞﾝｯ
「ちょっと、誰か風紀委員に通報たほうが」
-「能力者は偉いのかよ…」
ｹﾞｼｹﾞｼ
-「偉いに決まってるんだろ？ターコ」
ﾄﾞｺﾞﾄﾞｺﾞｯ
-「ど、どうしてこんなことするんだよ」
-「無能力者は黙って能力者に意見するんじゃねぇ…よっ！！」
ﾄﾞｺﾞｯ
2 名前：p2でたつとは思わなかった[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:28:30.05 ID:6pnsjTCUP
prrrrrrrr
-「はい、こちら第177支部です。はい…判りました直ちに急行します」
pi
ｶﾀｶﾀ
-「これですね…」
-「固法先輩、第○学区西の路地にて複数による学生一人への暴行が確認されました」
-「急行をお願いします」
ｶﾀｶﾀ
-「了解、大至急向かうわ」
………
-「か、金ならやるだから！」
ﾊﾟｼｯ
-「コイツは貰っておく…だがな…」
ﾎﾞｺｯ
-「これとそれは別だからな…」
3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:29:54.03 ID:6pnsjTCUP
ｶﾂｯ
-「誰だ！」
-「はぁ……ビリビリ避けてこの道選んだら、こういうイベントですか…」
-「テメェ風紀委員か！？」
-「いやいやただの通りすがりの学生ですよ」
-「へっ…脅かせやがって…」
-「巻き込まれたくなければ、さっさと消えな！」
-「それはありがとう、といいたいところだけど…こういうの見ちまったら…」
-「やるっていうのか？この人数相手に」
-「もしかして能力者か？」
-「ただの無料力者だけど…」
-「無能力者なら能力者の前ではﾍﾟｺﾍﾟｺしてりゃいいんだよ！」
ｼｭｯ
-「ただね……俺の右手はちぃっとばかり特別製だから、歯ァ食いしばっとけよぉ」
ｷｭｰｲﾝ
4 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:30:35.68 ID:6pnsjTCUP
固法「通報にあった場所はこの辺りね」ｷｮﾛｷｮﾛ
固法「初春さん！」
-初春「その突き当りを右にいったところです」
固法「判ったわ」
ﾀﾀﾀﾀｯ
固法「ここね！！」
固法「え？」
-「ただね……俺の右手はちぃっとばかり特別製だから、歯ァ食いしばっとけよぉ」
ｷｭｰｲﾝ
-「なっ、なんだと…能力が消えた…！？」
ﾊﾞｷｯ
-「ぐあぁぁ」
固法「せ、先輩…？」
-「次はどいつが相手してくれるんだって？」
-「まぐれで調子に乗りやがってぇ…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ
5 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:31:56.17 ID:6pnsjTCUP
ﾍﾞｷｯ
-「うごぉぉ」ｽﾞｻー
固法（先輩じゃ…ないわよね…そんなはずはないもの…）ﾌﾙﾌﾙ
-「なっ、なんだ貴様、無能力者じゃなかったのか！？」
-「無能力者っていってんだろ…？能力者能力者偉そうにしやがって…てめぇら何様だとおもってるんだよ！」
ﾊﾞｷｯ
-「ぐげぇ…」ﾊﾞﾀｯ
固法「…！？、そこまでよ！ジャッジメントです大人しくしなさい！」
-「やれやれやっと登場か…」
固法「全員、傷害の現行犯で拘束します」
-「げっ…」
-「ま、まって！」
固法「ん？」
-「彼は…ただ僕を助けてくれただけで…」
固法「え？そうなの…？」
6 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:33:01.15 ID:6pnsjTCUP
-「たはははは…」ｱｾｱｾ
固法「で、でも今のを見る限り一応事情を聞かせてもらわないことには」
-「みつけたわよ！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
-「！？」
-「今日こそ決着つけさせてもらうんだから！！」
-「じゃ、じゃぁ…そういうことで…」
ﾋﾞｭｰｰｰｰﾝ
-「ちくしょーまた逃げられたわ！」ﾀﾞﾝｯ
固法「御坂さん？」
御坂「固法先輩？」
………
……
…
固法「へぇ…そういうことなの…」
御坂「そうなんです、アイツ…上条当麻っていうんですけど…」
7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:33:46.64 ID:6pnsjTCUP
固法「上条当麻…」
初春「えーっとですね」
ｶﾀｶﾀ
初春「第7学区の学生寮に住む、高校生ですね」
固法「高校生…」
初春「えーっとレベルは…0ですね」
固法「え…？」
初春「どうかしましたか？」
固法「な、なんでもないわ…」
固法（レベル0なのに…能力者複数相手に挑むなんて……まるで…）
初春「先輩、先輩？どうかしましたか？」
固法「いえ……そういえば御坂さん、上条さんのこと詳しく聞かせてくれるかしら？」
御坂「えーと…」
固法（あの口ぶり……まるで先輩だった…）
固法（……先輩はもう…いないはずなのに…）
9 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:36:25.05 ID:6pnsjTCUP
-翌週-
ﾎﾞﾜｯ
-「オラオラ、さっさと金だせや！」
-「ひぃぃ」
-「ひぃい、じゃねーんだよ」
上条「はぁ……なんで毎度毎度この道通るとこういう場面に遭遇しますかね…」
-「見せ物じゃねーぞ！さっさと消えやがれ！」
上条「いい年した男が学生一人に能力みせつけて金騙し取ろうとしてる場面みてちゃ…見逃せってのが難しいでしょ…」
-「やるっていうのか……俺の能力を甘く見てるんじゃないだろうな…」
上条「いんや…べつに？」
-「それが甘くみてるってってんだよ！」
ﾊﾞｼｭｯ
上条「ただの火の玉の1つくらい…」
ｷｭｰｲﾝ
-「てめぇ…何しやがった…」
10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:37:31.93 ID:6pnsjTCUP
ｶﾞﾀｯ
固法「ジャッジメントです！」
-「ﾁｯ…」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀ
固法「待ちなさい！…え？」
上条「…あっ…」
固法「アナタは…」
上条「や、やぁ…」ｱｾｱｾ
ﾀﾞｯﾀﾀ
固法「ま、待ちなさい！」
上条「そういわれて待つヤツなんかいないだろ！」
固法「……」
上条「じゃあ、そういうことで！」
固法「待ってください、上条さん」
上条「え…？」ﾋﾟﾀｯ
12 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:38:52.78 ID:6pnsjTCUP
固法「……」
上条「どうして俺の名前を…？」
固法「あ…ぁぁの…御坂さんから…」
上条「御坂…？あぁビリビリか」
固法「びりびり？」
上条「ほらアイツいっつもこんな顔してびりびり電気だしてるだろ？」
固法「……」
上条「だからびりびり」
ｸｽｯ
上条「ん？」
固法「あはは」ｸｽｸｽ
上条「そんな面白かったか？」
固法「だ、だって…あの御坂さんにそんなこと言う人なんてはじめてだから」ｸｽｸｽ
上条「はぁ？アイツだってだたの中学生だろ」
固法「彼女みたいなLV5をただの能力者だなんて、アナタとても珍しい方ですね｣ｸｽｸｽ
13 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:39:48.67 ID:6pnsjTCUP
上条「…そうか？まぁいいや」
固法「失礼しました、名乗るのが遅くなりましたね」
固法「私は固法、固法美偉、風紀委員をやっています」
上条「ど、どうも…上条当麻です…ただの学生です」
固法「ごめんなさいね、急に笑ってしまって、先週の件といい今のといい、アナタは彼等を守ってくれただけなのに」
上条「守ったってほどでもないんだけど…」
固法「そうだ、今お暇ですか？」
上条「んー？帰るだけだから暇っちゃ暇だけど…なにか？」
固法「お暇でしたら…」
上条「ま、まさか拘束されるのか！？」
固法「違いますよ、この前のお礼もいいたいですし、そこでお茶でもどうですか？」
上条「え？喫茶店」
固法「無理にとはいいませんよ」
ぐぅ～
上条「///」
14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:40:53.21 ID:6pnsjTCUP
固法「！？」
上条「あははっは…そのご、ご馳走になります…///」
固法「うふふ」ｸｽｸｽ
上条「///」
………
……
…
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
店員「いらっしゃいませ、2名様でしょうか、こちらの席へどうぞ」
固法「どうかしましたか？」
上条「///」
固法「あぁー、女性ばかりですからね。この店は」
上条「あはははは///」
固法「この店はケーキでとっても有名なんですよ」
上条「ど、どうりで…///」
15 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:41:45.08 ID:6pnsjTCUP
固法「お腹もすいてる様子ですし、どうぞたくさん召し上がってくださいね」
上条「す、すみません///」
固法「すみませーん、注文いいですか？」
………
……
…
ｺﾄｯ、ｺﾄｯ
店員「ごゆっくりどうぞ」
上条「あの…ほ、ホントにこんなに頼んでよかったんですか？」
固法「いいんですよ、私が誘ったんですから」
上条「そ、そうですか…では…いただきます」
ｶﾞﾂｶﾞﾂ
上条「そういえば、固法さん？」
固法「はい？」
上条「固法さんはそのミルクだけなんですか？」
16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:42:32.70 ID:6pnsjTCUP
固法「えぇ」
上条「女性でこういう場所で、甘いものとか食べない人って珍しいですよね」
固法「そうかしら？」
上条「いや、深い意味はないんですよ、ただ…」
上条（うちの居候だったら、有無も言わさず全種頼むだろうし…）
固法「ただ？」
上条「な、なんでもないですよ」
固法「そう？」
………
……
…
固法「ところで上条さん」
上条「ふぁい？」
固法「口のなかのもの飲み込んでからでいいですよ」
ｺﾞｯｸﾝｯ
17 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:43:13.20 ID:6pnsjTCUP
上条「はい、なんですか？」
固法「上条さんて、いつもああいうことしてるんですか？」
上条「ああいうことって？」
固法「先ほどのような」
上条「あぁ…」
固法「してるんですか？」
上条「あー、なんていうか偶々なんですよ」
固法「偶々？」
上条「なんか、ああいうトラブルに巻き込まれやすい体質らしくて」
固法「はぁ…」
上条「だからいつのまにか巻き込まれるんでそれで」
固法「なるほど」
上条「ただ…能力者だからって無能力者だからって差別するやつとかは…嫌いですけどね｣ﾆｶｯ
固法「！？」
上条「まぁ偉そうなこといってるけど、ただの喧嘩ですよね」
18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:44:28.02 ID:6pnsjTCUP
固法（に、似てる…？）
上条「同じ人間なんだから、そりゃもっと仲良く、できればみんなで楽しく過ごせればいいとおもってるだけで」
固法（考え方とか…先輩に…）
上条「どうかしたのか？」
固法「え？ええ」ﾋﾞｸｯ
上条「さっきからぼーっとしちゃって」
固法「なんでもありません」
上条「そっか？」
固法「と、とにかく、ああいうことは危険ですので、次からは風紀委員に連絡を」
上条「あぁ…できるかぎりそうするわ」
固法「…ｯ」
上条「ん？」
固法「携帯かしてください」
上条「ん？なんで」
固法「いいから！」
20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:45:08.28 ID:6pnsjTCUP
上条「！？」ﾋﾞｸｯ
固法「携帯」
上条「は、はい…」すぅー
ﾊﾟｼｯ
固法「……」pipipipipi
固法「はい」
ﾊﾟｼｯ
上条「ん？」
固法「……」pi
上条「？」
prrrrrrrrr
上条「おわっ！？」
pi
固法「私の番号いれておきましたから、必ず次からは連絡してくださいね」
上条「え？え？」
22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:47:03.23 ID:6pnsjTCUP
固法「いいですね？」
上条「は、はい…」
ｶﾞﾀｯ
固法「それでは私はまだやることがありますので」
ｽｸｯ
固法「ここの会計はすませておきますので、ごゆっくりどうぞ」
上条「あ、あぁ…」
固法「では」
上条「ご馳走様、固法さん」
ﾊﾞﾀﾝｯ
上条（良く考えたら……先生以外の女の子の番号ってはじめてじゃ…）
上条「よっしゃぁあ！」
上条（で、でもジャッジメントで支給された番号かも知れないし…）
上条「まぁ、女の子の番号にはかわりないな」
上条「深く考えるのはやめよう、あー、ケーキうめぇ」
24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:48:00.01 ID:6pnsjTCUP
ﾀﾞｯﾀﾀﾀ
固法（私何してるのかしら…）
固法（ちょっといわれたくらいでむきになっちゃって…）
固法（あの人が風紀委員を信頼してなさそうだから？）
固法（あの人が…先輩に似てるから…？）
固法（違う…ただの私の周りでまた居なくない人を一人もだしたくないだけ…）
固法（LV0であんなことするなんて無茶だもの…）
固法（先輩のことは…）
固法「あっ、いけない」
ﾋﾟﾀｯ
固法「さっきの番号…私のプライベート用携帯だった…」
固法「こっちの風紀委員用のと間違えちゃった…」
固法「……」
固法「まぁいいか…かけてこなそうだし…」
固法「きっと…そうよ…」
25 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:49:50.24 ID:6pnsjTCUP
あとはちんたらとやっていきます
ちょっと強い上条さんですがそのあたりはスルーで…orz
27 名前：>>26 いつも通り眠くなるまで…[] 投稿日：2010/02/13(土) 23:56:44.22 ID:6pnsjTCUP
上条「…はぁなんでこう高確率でエンカウントするんでしょうか…」
-「なんだテメェ…こいつの仲間かよ！？」
上条「まぁ違うっていっても、逃がしてくれる状況じゃないよね…」
-「顔見られてそのまま返すはずがないだろ！！」
上条「……不幸だ」
-「ごちゃごちゃいってないでとっとと寝とけや！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「うぉ！？」
-「避けるんじゃねぇよ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「いやー、普通避けるでしょ…」
-「ふ、ふざけんなぁああ」
ﾌﾞﾝｯ、ﾌﾞﾝｯ
上条「でも流石に大振りすぎるんだよね…」
ｺﾞｼｭｯ
30 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:02:42.74 ID:I8N1xdVPP
-「あがぁぁぁぁっ」
上条「振り回してるだけなら、俺みたいな素人でもよけられるわけで…」
-「余裕こいてんじゃねぇよ！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
上条「うほっ！」
ｷｭｰｲﾝ
-「消えた！？」
上条「びりびり一派以外で電撃使うやつははじめてだな！」
-「てめぇ！能力者か！」
上条「ちがうっていっても……信じてくれる状況じゃないよな…」
-「そこまでですわ！」
上条「ふぅ…今日は結構早かったな…」
黒子「また貴方ですの…、はぁこのままやられるまで知らん振りすればよかったですの…」
上条「おいおい、白井…それがジャッジメントのいうセリフかよ…」
黒子「冗談ですの…とりあえずその…」ｷｯ
-「な、なんだよガキじゃねーか…」
32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:08:45.30 ID:I8N1xdVPP
黒子「お姉さまと違ってとても下品な方を…」
ｼｭﾝ
黒子「拘束させていただきますの」
-「テレポーターだと！？」
ｶｯｶｯｶｯ
-「…ｸｯ」
黒子「さて……まさか貴方も…この暴漢の仲間ということは…？」
上条「…どうみても、巻き込まれただけだろ…」
黒子「ﾁｯ」
上条「おい！今舌打ちしなかったか！？」
黒子「気のせいですの、貴方を逮捕できればお姉さまの邪念がきえるとはこれっぽっちもおもってませんの」
上条「……」
黒子「こちら白井、暴漢3名拘束いたしましたわ」
-「了解です、4,5分で車が向かいますので、それまでお願いします」
黒子「了解ですの。初春今日もご苦労様ですの」
33 名前：猿さんくらったら止まりますけど[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:14:41.50 ID:I8N1xdVPP
上条「さすがに白井は手際がいいな…」
黒子「お褒めいただいてもなにもでませんことよ」
上条「いや…期待してねーし……」
黒子「それで貴方はどうしてここに？」
上条「まぁいつものことで……気がついたらこれに巻き込まれてたと…」
黒子「はぁ……助けて相手が男性だったから良いものの、これが女性だったらまた…」
上条「女性だったらなんだ？」
黒子「なんでもありませんの」
黒子（無自覚フラグメイカーが！！）
上条「そういやこの範囲今日はお前なんだな」
黒子「といいますと？」
上条「この前は固法さんだっけ？あの眼鏡の人だったからさ」
黒子「あぁ…固法先輩ですわね……って貴方は…」
上条「な、なんかやばいこといったかな？」ｱｾｱｾ
黒子「そのときも……巻き込まれた現場をうろつくとは、自殺志願者ですの！？」
34 名前：そもそも何故こんな短時間に特定されてるんだろう…[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:21:43.43 ID:I8N1xdVPP
上条「仕方ねーだろ！ビリビリがあまり通らないコースを選ぶとココしかないんだから！」
黒子「お姉さま…？まぁ仕方ありませんわね……」
上条「なんだ？」
黒子（お姉さまもお姉さまですわ！なぜこの様な下品な殿方を…）
上条「と、とりあえず……もういいか？」
黒子「そうはいきませんの……理由があろうと無かろうと暴力を振るったことにはかわりありませんので」
上条「……とかいってビリビリのは見逃してるんだろ？」
黒子「当然ですの！」
上条「即答かよ……」
黒子「お姉さまは特別ですの！七人のLV5の第3位なのですから…」ｸﾄﾞｸﾄﾞ
上条（…いまだ…）
黒子「まったく貴方のような類人猿とお姉さまと一緒にすることが間違いですの！」ｸﾄﾞｸﾄﾞ
ﾋﾟｭｰﾝ
黒子「きいてますの？」
黒子「むきー！あの類人猿あとでピーして差し上げますわ！」
36 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:27:54.69 ID:I8N1xdVPP
上条「はぁはぁはぁ…」
上条「ったくこっちは巻き込まれただけの被害者だっていうのに…」
上条「あっ…のんびりしてると特売が売り切れちまう」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀﾀ
………
……
…
固法「白井さんお疲れさま」
黒子「固法先輩」
固法「あれ？白井さん一人？」
黒子「一人ですか……なにかありますのですか？」
固法「いや、な、なんでもないんだけど」
黒子「まぁ先ほどまで類人猿の上条当麻という方ならいらっしゃいましたが…」
固法「え？彼がいたの？」
黒子｢先輩…まさか上条当麻しってますの？」
37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:33:03.34 ID:I8N1xdVPP
固法「いや……」
黒子「……」
黒子（まさか固法先輩までもがフラグを…）
固法「そう、御坂さんから聞いたのよ」
黒子「お姉さまが？」
固法「うちの支部に来たとき、色々話してくれてね」
黒子「それは…」
黒子（それで……ｲﾗｯとしますの）
固法「だ、だから何かあるってわけじゃないんだけど」
固法「話にきくとトラブルに巻き込まれやすい体質ってきいたから…」
黒子「はぁ…お姉さまがそこまで先輩にお話を…」
固法「そ、そうなのよ…」
黒子「まぁそうですの……」
固法「で、その上条さんは怪我とか何もなかったの？」
黒子「無傷でとっくにげましたのですが…なにか？」
38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:39:28.61 ID:I8N1xdVPP
固法「そうなんだ…」
固法（やっぱり連絡してこないのね……まぁ怪我がなくてよかったけど…）
固法（って私は何を考えて…）
黒子「それで先輩、何故ここに…？」
固法「白井さんの応援に…」
黒子「まだ先輩の中では私は見習いの頃のイメージなんですわね…」ｼｮﾎﾞｰﾝ
固法「そういう意味じゃないのよ」
黒子「まぁ黒子はこの悲しみをお姉さまに慰めてもらいますわ…」
pi
黒子「初春、そこにお姉さまいらっしゃいますか？」
-初春「白井さんよくわかりますね！かわりましょうか？」
黒子「お願いしますの」
-御坂「黒子！あんたそこでアイツ見なかった？」
黒子「………」
御坂｢アイツ最近そこ通ってるらしいのよ！見かけたら教えてよね」
40 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:46:35.16 ID:I8N1xdVPP
黒子「はぁ…皆さん、口を開けばあの方のことばかり…」
-御坂「べ、別に私は…」
黒子「お姉さまもお姉さまですの！黒子ががんばっているところに、一言、ただ一言の労いの言葉でもいただければ…」
-御坂「なによー」
黒子「黒子は、黒子は24時間でも、365日でも休まず働けますの！」
-御坂「あんたがいうと嘘に聞こえないから怖いわ…」
黒子「まぁまぁお姉さま、私がお姉さまに嘘などつくはずがありませんの…」
-御坂「どーだか…」
黒子「！？」
-御坂「とりあえず、アイツ見かけたら連絡頂戴ね」
黒子「……」
御坂「きいてんの？」
黒子「…わかりましたの、初春にかわってくれませんか？」
-御坂「ちょっとまってね、初春さんかわってって」
-初春「はい白井さんかわりましたよ」
41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:54:21.39 ID:I8N1xdVPP
黒子「ちょっと最近能力者の暴漢が増えすぎてませんか？」
-初春「そうですねー」
-ｶﾀｶﾀ
-初春「今月だけで8件、うち5件は…あぁ、毎週ですね！あの上条さんが解決しちゃってますけど…」
黒子「……あの方は…」
-初春「ただ、実際の被害報告がないことには実数がわかりませんので、もっと多いかもしれません」
黒子「そうですの、ありがとう初春」
-初春「白井さんも気をつけてね」
pi
黒子「さて……車もきたようですし」
………
……
…
売り切れ
上条「不幸だ…」
44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:03:55.00 ID:I8N1xdVPP
上条「はぁ……特売買いそびれて、インデックスに噛み付かれるとは…アイツが買い物くらいしてくれてもいいのに」
上条「オマケにこの前ケーキ食べて帰ったのがばれて、それをかってこないとまた噛むよとか…どっちが居候なのか…」
上条「…あれ？」
上条「確かあの人は固法さんだっけ」
固法「ん？」
上条「あ、こっちに気がついたかな？」
上条「固法さーん」
固法「上条さん、どうしてここに」
上条「えーっと…ケーキを……」
固法「え？ケーキ？」
上条「この前美味しかったのでケーキを買って帰ろうかなと」
固法「あなた一人で…？」
上条「変ですか？」
固法「あの女性ばかりの店にくる男性客なんてめったにいないわよ」
上条「たしかに…」
45 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:09:26.48 ID:I8N1xdVPP
固法「あの中に入るの恥ずかしくない？」
上条「…ちょっと恥ずかしいです///」
固法「どれが欲しいの？買ってきてあげようか？」
上条「そこまでしてもらうのは…」
固法「いいわよ、私が奨めた店だもの、ちょっとうれしいじゃない」
上条「そうですか、じゃあ」
固法「ok、ちょっとまっててね」
上条「お願いします」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
上条（この人って見た目はきつそうだけど、優しい人なのかな）
………
……
…
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
固法「お待たせ上条さん」
48 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:14:13.57 ID:I8N1xdVPP
上条「ありがとうございます」
固法「中味確認してもらえる？いわれたもの買ってきたけど」
上条「えーっと…全部ありますね」
固法「そう」
上条「えーっとこれは、固法さんの分です」
固法「え？」
上条「買ってきてもらったお礼です」
固法「でも」
上条「あ……手でもっていくわけにもいかないですね…参ったな」
固法「うふふふ」ｸｽｸｽ
固法「ちょっとまっててね、箱もう1つ貰ってくるから」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
固法「これに入れてもらえる？」
上条「はい」ｽｯ
49 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:17:48.44 ID:I8N1xdVPP
固法「ご馳走様ね」
上条「いえいえ、あの中にはいって買う勇気はちょっとなかったですから」
固法「そうよね、あははは」ｸｽｸｽ
上条「ところで固法さんはどうしてここへ？」
固法「あっ、それはね」
固法「この前もその前も、さらにその前も…上条さんそこの路地付近で暴漢と遭遇してるでしょ？」
上条「ま、まぁ…」
固法「だからこのエリアを重点的に巡回してるのよ」
上条「なるほど…」
固法「ところで上条さん？」
上条「はい？」
固法「この前白井さんとあったとき…連絡くれませんでしたね…」
上条「あっ…」
固法「危ないですから必ず私達に任せるようにしてくださいよ」
上条「あはははは…」
51 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:22:44.59 ID:I8N1xdVPP
固法「もぉ、何かあってからでは遅いんですからね！」
上条「は、はい…」
固法「怪我もなかったからいいものの…」
上条「…」
固法「あっ、ごめんなさい、ここまでいうつもりじゃなかったんですが…」
上条「気にしないでください、警告きいてない俺も俺ですし」
固法（なんで、この人にこんなにいっちゃうんだろ…）
固法（やっぱり先輩に似てるから…でも顔とかは…別に）ジー
上条「？」
固法（似てないのよね、でも雰囲気とかそういうのが…）
上条「どうかしましたか？」
固法「なんでもないわ」
上条「それじゃこの後も？」
固法「ケーキもったまま巡回する風紀委員ってのも間抜けですけどね」
上条「まぁ…」
52 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:27:05.37 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
固法「でも、私一人で巡回してるときに限って…何もないんですけどね」
上条「何もない平凡を幸せに感じないと…」
固法「あははは、それなんですか？」ｸｽｸｽ
上条「俺の不幸を体感してみれば…わかりますよ」
固法「諦めないでがんばってください」
上条「は、はい」
固法「ただ……そこまでいわれると上条さんとあるいてたら、遭遇しちゃったり…」
-「きゃぁー誰か！」
上条「まじかよ！」
固法「！？」
ﾀﾞﾀｯﾀﾀ
-「た、助けて！」
-「ﾁｯ…もうジャッジメントの到着かよ！」
固法「ジャッジメントです！大人しくしなさい！」
54 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:33:09.02 ID:I8N1xdVPP
-「う、動くんじゃねーぞ！」
上条「うわ…女の人の服が…///」
固法「上条さん！あんまりみないで！」
上条「は、はい///」
固法「婦女暴行の現行犯ね…」
-「て、てめぇら、下がりやがれ！」
固法（みたところ右手のナイフ以外は…）
ｶｯ
固法（左ポケットに……何かの瓶…？）
-「下がれっていってんだろ！」
ﾌﾞﾝｯ、ﾋﾞｼｬｯ
固法「液体？この匂いガソリン！」
-「ここで俺の能力があわされば」ﾎﾞﾜｯ
固法「し、しまった…」
-「ほらほら、丸こげになっちまいなぁ」ﾊﾞｼｭｯ
57 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:39:14.01 ID:I8N1xdVPP
ｽｯ
ﾎﾞﾜｧ
上条「くぅ…」
ｷｭｰｲﾝ
固法「え！私をかばって…！」
-「てめぇこの前の！？」
ﾌﾟｽﾌﾟｽ
-「俺の炎がほとんど効いていないだと！？」
上条「いやさすがに服はこげてるよ…」
-「俺の炎はその程度じゃすまないはずなんだぞ！」
上条「まぁ……調子が悪いんだろ…？」
-「そ、そんなはずは…！？」
上条「とりあえず、レイ○未遂犯はさっさとくたばっちまいな」
ｺﾞｽｯ
-「うごぁ…」
58 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:44:09.47 ID:I8N1xdVPP
上条「あちちちち」
固法「上条さん！」
上条「固法さん大丈夫でしたか？」
固法「私はかばっていただきましたから大丈夫でしたけど…」
上条「ならよかった」ﾆｺｯ
固法「で、でもなんで私を…」
上条「だってほら…女の子が危ないときは…」
固法「でも私は風紀委員ですよ？」
上条「そんなこと関係あるか？風紀委員だろうが能力者だろうが、女の子は男がかばって当然だろ」
固法「…でも」
上条「そんなことより、そこの子なんとかしてやれよ」
-「…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
固法「…」
上条「あぁ…ケーキぐしゃぐしゃだな…アイツ…まぁいいか…これでも食うだろ」
固法「ま、まってください」
59 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:48:29.57 ID:I8N1xdVPP
上条「それじゃ俺は、急ぐから」
固法「上条さんまって！」
ﾀﾞﾀﾀﾀﾀッ
固法「上条さん…」
………
……
…
固法（私がジャッジメントに入ってから……この腕章をつけて…）
固法（あんな風にかばってもらったこと初めてかもしれない…）
固法（……女の子に能力者も風紀委員もあるかか…）
固法（……上条さん…やっぱり…）
prrrrrrr
固法「え？この番号って」
pi
固法「もしもし」
60 名前：寝ます[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:53:58.19 ID:I8N1xdVPP
-上条「さっきは急にかえっちゃってごめん」
固法「いえ、こちらこそかばってもらっちゃってありがとうございます」
-上条「まぁそれは…どうでもいいんだけど」
固法「そんな、どうでもいいだなんて」
-上条「じゃぁ1つ貸しってことで、その貸しなんだけどさ」
固法「はい？」
-上条「また、今度あのケーキ代わりにかってもらえないかな？」
固法「あの喫茶店のですか？」
-上条「そうそう、帰ったらやっぱりぐちゃぐちゃで、人にあげる予定だったんだけど…」
固法「あははっはは」ｸｽｸｽ
-上条「わ、笑わなくても」
固法「いいですよ、それくらいいつでもお引き受けしますよ」
-上条「たすかったぁ…」
固法「もっと何か要求されるのかと思ってましたので、ケーキ買ってってのがおかしくて」
-上条「俺にはあの店で買い物することの方が、さっきのことよりよっぽどきついんだよ！」
75 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:36:37.62 ID:I8N1xdVPP
固法「わかりました、いつがよろしいです？」
-上条「えーっと……いてぇぇぇえ！噛むな噛むんじゃねぇよ！」
固法「上条さん？」
-上条「ご、ごめんなさい、うちの居候が噛み付きまして」
固法「居候？犬か猫でもかってるの？」
-上条「まぁ似たようなものを…」
固法「あれ？学生寮って、ペット可だっけ…？」
-上条「ｷﾞｸｯ…」
固法「まぁいいわ、聞かなかったことにしてあげる」
-上条「ど、どうもです」
固法「話戻るわよ、いつがいいのかしら？」
-上条「あ、明日なんてどうですか？」
固法「明日か…えーっと午前中に制服クリーニングだすから…」
-上条「あっ、ガソリンかかりましたしね」
固法「午後でいいかな？
76 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:42:01.03 ID:I8N1xdVPP
-上条「わかりました、では3時頃あのお店の前で」
固法「了解」
pi
固法「ペットか……何を飼ってるのかしら」
………
上条「電話中に噛むやつがいるか！」
禁書「電話中も話中もなにもないんだよ！」
上条「今、頼んでた人は風紀委員だから、ばれたら最悪お前強制送還だぞ？」
禁書「！？」
上条「こっちも何かしら処罰あるかもな……」
禁書「私、大丈夫かな？帰らせられないよね？」
上条「まぁ、今のでばれたとはおもえないけど…」
禁書「よかった…」
上条「とにかく電話中とか、外に声が漏れる可能性があるときは慎むように」
禁書「だったら……今はいいんだよね」ｷﾗﾝｯ
77 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:47:17.67 ID:I8N1xdVPP
上条「ｷﾞｸｯ…」
禁書「ぐちゃぐちゃのケーキもって帰ってきた罪は重いんだよ！」
ｶﾞﾌﾞﾘｯ
上条「ぎゃあぁぁぁ」
………
……
…
固法「早く着きすぎちゃったかな…」ｷｮﾛｷｮﾛ
固法「それにしても昨日は驚いたなぁ…」
固法「LV0で能力者の攻撃の前に立ちふさがるんだもの…」
固法「まるで能力を恐れていないっていうか…」
-「何の話ですか？」
固法「！？」
上条「こんにちは」
固法「上条さん！あっ、こんにちは」
78 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:55:33.19 ID:I8N1xdVPP
上条「わざわざすみませんね、こんなこと頼んじゃって」
固法「いいのよ、別に」
上条「あれ？制服クリーニングだしたんじゃ？」
固法「あっ…流石に昨日のじゃないわよ？これは予備」
上条「そうなんですか」
固法「風紀委員で動いてるときは、いっつもこれだからね、予備は何着かあるわよ」
上条「俺みたいにワイシャツと制服のずぼんって訳じゃないのに、お金かかりそうですね…」
固法「ん？そうかしら？」
上条「まぁ…いっつも同じ格好の俺が言うことじゃないですが…」
固法「確かに、見かけるといつも同じ格好よね」ｼﾞﾛｼﾞﾛ
上条「……」
固法「それじゃお店に」
上条「昨日と同じヤツお願いします」
固法「あっ…三時だしお茶しない？」
上条「え？」
79 名前：固法誰得とか言われると思ったのに、大丈夫そうですね[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:00:14.94 ID:I8N1xdVPP
固法「別に他意はないわよ？ちょっとお茶したいなって思っただけで」
上条「それじゃ、付き合ってもらったお礼に」
固法「入りましょうか」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
店員「いらっしゃいませ、2名様でしょうか？」
固法「はい」
店員「そちらの席へどうぞ」
ﾃｸﾃｸ
上条「それにしても…」ﾁﾗｯ
ｷｬｯｷｬｯ
上条「ここは女性ばかりですよね」
固法「そうね」
固法「あのすみません注文いいですか？」
店員「はい、ただいまお伺いします」
81 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:05:55.66 ID:I8N1xdVPP
初春「ねーねー佐天さん」
佐天「なーに？初春？」
初春「せっかくこの学区まできたんですから、この前のお店よりません？」
佐天「あーあの…御坂さんたちといった」
初春「そうです、そうそう」
佐天「うーん…」
初春「ダメですか？」
佐天「冗談よ、いこっか」
初春「はい！」
ﾃｸﾃｸ
佐天「あちゃぁ…混んでるわね」
初春「あれだけ美味しいお店ですから……」
佐天「席あいてるかしら…」ｷｮﾛｷｮﾛ
初春「空いてるといいですよね」
佐天「あっ、あれって固法先輩じゃない？」
82 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:14:39.78 ID:I8N1xdVPP
初春「本当ですねぇ～」
佐天「あれ誰かと一緒じゃない？」
初春「あれ…あの人って」
佐天「彼氏かな…くぅ～うらやましい～」
初春（この前の確か、上条さんだったかな…）
佐天「私たちは女二人きりで色気より食い気で動いてるのに…」ｶﾞｸｯ
初春「いいじゃないですかぁ！食い気だって！」
佐天「私は、潤いがほしいんですよ…」
初春「えー？私佐天さんと来て楽しいですよ？」
佐天「初春に潤いがあるのは……」ｸﾞｲｯ
初春「な、なんですか？」
佐天「この花のおかげかな」ｸﾞｲｸﾞｲｯ
初春「やめてください、佐天さん！」
佐天「やめてといわれると、もっとしたくなっちゃうんだよね、あっははは」ｹﾗｹﾗ
初春「もぉ！」
83 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:18:52.29 ID:I8N1xdVPP
佐天「それじゃ固法先輩の邪魔しちゃ悪いし、別の店にしよっか」
初春「えーっ！どうしてですかぁ！」
佐天「初春はこういうのが判らないのかなー」
初春「なにがですか！」
佐天「まぁ…初春のようなお子様にはわからないわよね、あっはははは」ｹﾗｹﾗ
初春「もぉー！佐天さんだって同い年じゃないですか！」
佐天「私はそんなパンツ履かないもん」
初春「！？」
佐天「クマさんとか…ねぇ～」ﾆﾔｯ
初春「み、みたんですか！佐天さん！///」
佐天「ありゃ…本当にクマさんだったか…」
初春「ち、違いますよ！///」
佐天「それじゃ……」
ｶﾞﾊﾞｯ
佐天「チェーｯク！！」
84 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:22:51.12 ID:I8N1xdVPP
初春「はへ…？」
佐天「確かにクマさんパンツだね」ﾆｶｯ
初春「…！？」
佐天「初春も白井さんを見習えとはいわないけどさ、もうちょっと中学生らしいのをさ」
初春「ひぃっ！？」
佐天「聞いてるの、初春」
初春「な、なんでこんなことするんですぁ！！///」
佐天「え？友達のファッションチェックするのが私の日課だし」
初春「だ、だからってこんな街中でしないでもいいじゃないですかぁ///」
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
佐天「だって、初春が…ってちょっと痛いってば」
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
初春「佐天さんてば///」
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
佐天「初春、ごめん、ごめんてば」
85 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:27:23.96 ID:I8N1xdVPP
-店内-
上条「それにしても…」ﾁﾗｯ
固法「ん？」
上条「固法さんはいつもそれ飲んでいるんですね」
固法「あぁ…ミルク？」
上条「しかもショートケーキだなんて…ミルク尽くしじゃないですか…」
固法「ここはね、武蔵野牛乳つかってるの」
上条「武蔵野牛乳？」
固法「そう、とっても身体にいいんだから！」
上条「身体に…」ｼﾞｰ
固法「健康や美容にいいのよ？」
上条「なるほど…」ｼﾞｰ
固法「！？」
上条「納得ですね」ｼﾞｰ
固法「ど、どこみてるのよ///」
86 名前：飯とか洗濯とか掃除とかでちょっと…[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:32:39.27 ID:I8N1xdVPP
上条「え？あぁ…///」
固法「上条さんって、ちょっとエッチ？///」
上条「そ、そんなんじゃないですよ……肌が綺麗だなぁって」
固法「き、綺麗だなんて…///」
上条（そりゃ…そっちにも視線がいっちゃいましたけど…///）
固法「そっか、そういう意識せずさらりというところも…似てるわね…」ﾎﾟﾂﾘｯ
上条「はい？誰にですか？」
固法「あっ、なんでもないわ、独り言よ」
上条「ん？」
固法「ごめんね、気にしないで」
上条「まぁ、いいですけど…」
固法「ほら、せっかくここにいるんだし、食べましょう」
上条「そうですね」
ｶﾁｬｯ、ﾊﾞｸﾊﾞｸ
固法（私なに意識してるのかしら…///）
90 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 10:50:21.05 ID:I8N1xdVPP
上条「そういえば、最近この辺り物騒ですよね」
固法「私一人で回ってるときはあんまり見かけないんだけどね…」
上条「……不幸だ」
固法「上条さんがなにかそういうの引き寄せるものあるのかしら？」
上条「身に覚えがありすぎる…」
固法「冗談よ」ｸｽｸｽ
上条「俺の場合冗談じゃないからなぁ…」
固法「そんなに？」
上条「実は…ここに来るまでにも2回ほど…」
固法「え？」
上条「まぁ…なんとかなったので気にはしてないんですけど…いや別の意味で気にしてますけど…」
固法「なんで？」
上条「そりゃ…この不幸体質とか…」
固法「違う！ダメじゃないの連絡してくれなきゃ！」ｶﾞﾀｯ
「なに？今の」「痴話喧嘩かな？」ｻﾞﾜｻﾞﾜｯ
92 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 10:54:57.29 ID:I8N1xdVPP
上条「こ、固法さん？」ｱｾｱｾ
固法「あっ…」
上条「落ち着いてくださいよ、固法さん」
固法「ごめんなさい…」
上条「いえ…」
固法「でも、そのために私たち風紀委員がいるのですから…」
上条「呼んでる間にケリついちゃうかなって…」
固法「ダメですよ！何かあったらどうするんですか！」
上条「なにかって…？」
固法「怪我とか…」
上条「あぁ…まぁそうです……ね」
固法「せっかく私の番号教えたのに……こんなことにしか使ってくれないなんて」ﾎﾟﾂﾘｯ
上条「いやー、その…すみません」ﾍﾟｺｯ
固法「え？別にあやまらなくても…」
上条「わかってはいるんですけど、その考えるより身体が先に動いちゃって…俺ﾊﾞｶなんですよね」
94 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:01:08.78 ID:I8N1xdVPP
固法「……」
上条「それに理由もなしに、女の子に電話するってのも…」
固法「ケーキのために電話してきたのに？」ｸｽｸｽ
上条「いや、そのこれは緊急自体だったというか…」ﾃﾚﾃﾚ
固法「そういえば電話でいってたわよね？飼ってるのは猫？犬？」
上条「猫1匹と……犬みたいなやつです…」
固法「それでその手の噛みあとはその犬が？」
上条「あっ…」ｻｯ
固法「今さら隠さなくったって」
上条「いやぁ…」
固法「でもケーキ食べる犬ってのも珍しいわね」
上条「犬っていうか…」
固法「でも人の食べ物はだめよ？砂糖と塩とか動物にはあまり好ましくないんだから」
上条「そ、そうですね…」
固法「そうだ！ちゃんとペットフード買いに行きましょう」
96 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:05:22.90 ID:I8N1xdVPP
上条「はぃい？」
固法「ケーキは犬にはよくないし、ちゃんとペットフードを与えなくちゃね」
上条「だ、だから…」
上条（今更……うちの犬みたいな居候が人だとは…いえないな…）
固法「大丈夫よ、犬の餌なんてケーキよりかは安いんだから！」
上条「そ、そうではなくてですね…」
上条「そうそう、固法さんだってこの後、予定あるんでしょ？」
固法「今日は非番ですけど…？」
上条「……なるほど」
固法「そのかわり、今度そのペット見せてくれる？」
上条「……あははは」
固法「黙っててあげてるんですから、それくらいしてくれても」
上条「こ、今度ですね…」
固法「それじゃいこうか」
上条「は、はい…」
98 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:11:09.60 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
上条（インデックスにどう説明すればいいかな…）
固法「どうかしたの？」
上条「い、いえ…」
上条（まぁアイツなら犬の餌でも大丈夫だよな…）
固法「そういえば久しぶりね、誰かとこう出かけるなんて」
上条「そうなんですか？」
固法「うん、いっつも風紀委員主体にして動いてるからね」
上条「へぇ～大変なんですね」
固法「大変ってほどでもないけど、私も好きでやってるからね」
上条「なるほど…」
固法「あっ…」
固法（やだ、考え無しに誘っちゃったけど、こえってデートじゃないのかしら…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「センブンスミストって便利ですよね、大抵のものそろってるから」
固法「そ、そうね」ﾁﾗｯ
99 名前：参考画像…？レールガンの公式ページでもあるんじゃないかな[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:15:19.31 ID:I8N1xdVPP
固法（周りには誰もいないわね…）
固法「ふぅ…」
上条「どうしたんですか？ため息なんかついちゃって」
固法「な、なんでもないわよ」
固法（なに私は考えてるの、意識しすぎでしょ///）
固法（で、でも……これってデートよね…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「……」
固法「……」
ﾃｸﾃｸ
上条「つきましたね」
固法「うん…」
上条「で犬の餌はと…」
固法「ペットショップは○階だから…」
上条「なるほど、さすがに詳しいんですね」
固法「一応風紀委員としてこのあたりの地理は把握しておかないといけませんので」
101 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:20:45.12 ID:I8N1xdVPP
-店内-
上条「じ、実はあんまり入ったことがないんですよね」
固法「どうして？学園都市にいれば誰だってつかってるでしょ？」
上条「その……男一人でくると…とても……むなしい気分になりかねないので」
固法「なんで？」
上条「周りをみてください…」
固法「周り？」ｷｮﾛｷｮﾛ
上条「……」
固法「家族連れや、女の子…カップルもかな」
上条「男一人っていないでしょ？」
固法「確かに…」
上条「そういうことなんです…」
固法「でも今日は私と一緒じゃないですか？」
上条「え？」
固法「あっ…！」
102 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:26:27.44 ID:I8N1xdVPP
上条「あの…」
固法（し、しまった…///）
固法「べ、別に深い意味はないですよ///」
上条「……」
固法「こ、こうやって買い物くらい知り合いならするでしょうし…」
上条「そうですね」
固法「ふぅ…」
上条「だっから、今日は形だけ、デート気分を味わせていただきましょうか」ﾆｺｯ
固法「！？」
上条「まぁ、固法さんは彼氏と散々ここにきてそうですからあれですけど…」
固法「べ、別に私は…」
上条「こんな綺麗な人と一緒に歩ける気分だけでも、今日は十分ですよ」
固法「綺麗だなんて…///」
上条「それじゃいきましょうか」
固法「はい…///」
104 名前：ttp://www.project-railgun.net/core_sys/images/contents/00000073/base/001.gif?1265682397.gif[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:41:55.32 ID:I8N1xdVPP
-エレベーター-
ﾌﾞｰﾝ
固法（だ、だめよ、意識なんかしちゃ…）
上条「……」
固法（いくら、先輩と似てるって言ったって別人なんだし…）ﾁﾗｯ
上条「……」
固法「…///」
固法（それに今は私は、ただ買い物につきあってあげてるだけで…）
固法.｡oO（デート気分を味わせていただきましょうか）
固法「…///」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
上条「どうしたんですか？虫でもいます？そんな手を振り回しちゃって」
固法「そ、そうなのよ、いやよねこういう密室でだと」
上条「そうですか、刺されないように気をつけてくださいね」
固法「うん、ありがとう」
上条「そろそろかな」
106 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:48:00.78 ID:I8N1xdVPP
-案内板前-
上条「えーっと、このフロアの…」ｷｮﾛｷｮﾛ
固法「ここですね」ﾄﾝｯ
上条「えっと今ここだから」
固法「このまままっすぐいったところの突き当たりです」
上条「そっか」
ﾃｸﾃｸ
上条「そういえば固法さんって犬とか好きなの？」
固法「嫌いじゃないですけど、その…」
上条「そっか、寮やその類だと変えませんしね」
固法「それもあるけど、私友達と二人で生活してるから」
上条「相手が苦手だったら大変ですしね」
固法「そうなのよね…」
ﾜﾝﾜﾝｯ
108 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:51:21.14 ID:I8N1xdVPP
固法「わぁぁ」
ﾜﾝﾜﾝﾜﾝﾜｯ、ﾊｯﾊｯﾊｯ
上条「おぉー」
固法｢ｶﾜｲｲ…」
ｸｩ～ﾝ、ﾌﾘﾌﾘ
上条「尻尾振ってる」
固法「わぁぁ…」
上条「うちのインデックスもこれくらい愛嬌あればな…」
固法「インデックス？犬の名前なの？」
上条「あっ……まぁそんなもんで」
固法「変わった名前ね……？」
上条「あはははは」
固法「それにその噛み跡からみるかぎり、大型犬？」
上条「ちっちゃいけど、良く飯は食うというか…」
固法「それだと、どんなものがいいのかしら…」
111 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:00:17.06 ID:I8N1xdVPP
へくちっ
禁書「うー」ｽﾞﾙｯ
禁書「誰かうわさでもしてるのかな？」
禁書「まさか！次回からヒロインに返り咲きなのかな！きっとそうなんだよ！」
………
……
…
店員「そうですねー、それくらいの大きさともなると」
ｶﾞｻｯ
店員「こちらのものがよろしいかと」
固法「なるほど……でも結構するんですね」
店員「まぁ…聞くところ、日本の犬ではなく、イメージ的に牧羊犬のような感じですので」
上条（…献身的な子羊が、牧羊犬ね……まぁイメージ的には）
ﾌﾟｯ
固法「上条さん？」
114 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:06:21.35 ID:I8N1xdVPP
上条「ごめんなさい、つい」
固法「？」
上条（インデックス顔のイヌを想像したら…）ｸｽｸｽ
固法「それじゃこれと…あと猫いるんだっけ？」
上条「あ、はい」
固法「種類は？」
上条「三毛なんでたぶん雑種で子猫ですね」
固法「子猫だと…」
上条「まぁ子猫とは思えないような食いっぷりで、そのインデックスに張り合う感じですので」
店員「最近多いですね、犬と猫を一緒に飼われる方が」
上条「そうなんですか？」
店員「大型犬と猫という組み合わせなんかよくききますよ」
上条「へぇー」
店員「しっかりしつけされた犬だと、猫をいじめたりもしませんし、猫も小さい頃から一緒に生活させれば」
店員「犬にもなつきますからね」
116 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:11:19.21 ID:I8N1xdVPP
上条「うちの場合、犬になつくんじゃなくて、犬が猫になついてるってかんじなんですよね…」
固法「面白そうね、今度絶対写真でもとらなくちゃ！」
上条「あはははは」ｱｾｱｾ
固法「大丈夫よ、誰にもいったりしないからね」ﾆｺｯ
上条「あははっはは」ｱｾｱｾ
店員「でしたら、犬が食べても大丈夫なように、こういった餌のほうがよろしいですね」
上条「え？ちがうんですか？」
店員「まぁ犬は本来、猫の餌を食べても大丈夫なんでしょうけど、まぁ…念のため」
上条「はぁ…」
固法「さて、合計でおいくらでしょうか」
店員「えーと、―――になります」
上条「結構たかいんですね」
固法「そう？ケーキよりかは安いんじゃないの？」
上条「確かに…」
固法「犬にケーキ食べさせるなんて、ちょっと贅沢すぎますよ」
117 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:15:09.47 ID:I8N1xdVPP
へくちっ
禁書「うー、またなんだよ」
禁書「あっ！今度は私を中心に描いた劇場版だね！」
禁書「きっとそうなんだよ！」
禁書「スフィンクス？私が有名になってもずっと一緒だからね！」
スフィンクス「ふにゃぁ～」
………
……
…
上条「今日はありがとうございました」
固法「いいですよ、私も楽しかったですし」
上条「これからどうするんです？」
固法「えーっと、結構時間あまったわね」
上条「でしたら、店内ぐるっと見て回りません？」
固法「え？でも」
119 名前：それじゃちょっと休憩します[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:19:03.64 ID:I8N1xdVPP
上条「餌はそんな慌てないでも大丈夫ですし、勝手に自分であるもの食べますから」
固法「ずいぶん変わったしつけしてあるのね」
上条「まぁ……」
固法「それじゃもうすこしだけまわりましょうか」
上条「デート再開ですね」ﾆｺｯ
固法「なっ…///」
上条「失礼しました、デート気分の再開ですね」
固法「///」
上条「それじゃ固法さん、いきましょうか」
固法「う、うん…」
………
……
…
-洋服売り場-
上条「うへぇ…たけぇ…」
125 名前：ごめんなさい、そこまで変わってますか？上条さんは基本だとしても・・・[徐々に直さないと…] 投稿日：2010/02/14(日) 14:06:20.72 ID:I8N1xdVPP
上条「こんなシャツに…いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん…って」
固法「有名なブランドじゃないのかな～」
上条「だとしても…この街は学生が主なのに…」
固法「お嬢様とか、そういう学生もいますから」
上条「はぁ……ビリビリみたいなもんかな」
固法「そうね、御坂さんは常盤台ですものね」
上条「ただあいつも制服しかみたことないんだよなぁ…」
固法「…たしかに」
上条「まぁいっか…」
ﾃｸﾃｸ
上条「おっ、この皮ジャンいいな…」
固法「あっ…」
上条「値段はまぁ…結構するけど、さっきのシャツほど理不尽じゃないし…」
固法「……」
上条「ちょっと、羽織ってみるかな…」ｽｯ
126 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:11:23.50 ID:I8N1xdVPP
上条「どうです？似合います？」
固法「先輩…」
上条「ん？どうかしましたか？」
固法「な、なんでもないわ、似合ってると思うわよ」
上条「そうですか！？買っちゃおうかな……」
固法「……」
固法（ただの革ジャンじゃないの…）
上条「おっ、これ固法さんに似合いそうじゃないですか？」
固法「赤い革ジャン…？」
上条「なんとなく赤が似合うかなって…」
固法「そ、そう？」
上条「俺は……そうおもいますけどね」
固法「……」
-「似合ってるぞ、美偉」
固法「え？」ｷｮﾛｷｮﾛ
127 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:18:55.61 ID:I8N1xdVPP
上条「あっ…彼氏でもないのに似合うとかそういうのをいうのは失礼でしたね」
固法「べ、別に気にはしてないですけど…」
固法（いま……いや…気のせいよね）
上条「これ買ってきますね」
固法「う、うん…」
………
……
…
上条「なんか俺ばっかり買い物してますよね？」
固法「いいですよ、私は気に入ったのがなかっただけですし」
上条「うーん…」
prrrrrr
上条「携帯？」
固法「あ、私の…」
ｽｯ、ｶｼｬ、pi
129 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:23:23.90 ID:I8N1xdVPP
固法「はい、固法です。はい、はい、わかりました…」
pi
上条「急用でも入りました？」
固法「ごめん、そうみたい」
上条「そうですか、デートゴッコもここまでですね」
固法「あっ…」
上条「それにその携帯この前と違いますね、それがプライベート用ですか？」
固法「これ……あー、これが支給されたものですよ？」
上条「え？この前のは？」
固法「この前のが個人のものですから…」
上条「え？じゃあ、俺は…」
固法「別にいいわよ」
上条「それならあんまり掛けないほうがいいですよね」
固法「まぁこっちの携帯に私用で連絡されるよりはましですし…」
上条「番号けしておきましょうか？」
131 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:26:36.76 ID:I8N1xdVPP
固法「いいの…そのままにしておいてもらえます？」
上条「で、でも…」
固法「だって…、今度犬みせてくれるんでしょ？」
上条「あっ…」
上条（や、やべぇ…）
固法「別にちょっとした事で連絡してくれてもいいのよ」
上条「え…？」
固法「たとえば、ケーキを代わりにかってとか…」
固法「今日みたいに出かけようとか…そういう誘いでも…」
上条「それって…」
固法「わ、私、呼ばれたからこれで///」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
上条「……えーっと」
上条「べ、別に深い意味はないよな…」
上条（やべぇ…意識しちまう…///）
133 名前：インデックスの飯が当面犬の餌になりましたので[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:33:56.23 ID:I8N1xdVPP
-第177支部-
ｶﾞﾁｬｯ
初春「固法先輩」
佐天「お邪魔してまーっす」
固法「貴方達、またここを溜まり場にして…」
御坂「すみません、固法先輩」
黒子「あれ？固法先輩、今日はお休みではなかったのでしょうか？」
固法「あー、さっきね連絡うけて、調べてもらっていたことがわかったって」
黒子「なるほど…」
固法「それで、その資料に目を通しておこうかなと」
黒子「お休みなのに大変ですわね」
初春「佐天さん、ダメですよぉ…」
佐天「え～いいじゃないのぉ？」
固法「ん？どうかしたの？」
佐天「さっき外でですね…」
134 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:38:46.75 ID:I8N1xdVPP
初春「佐天さん、ダメですってプライベートに干渉しちゃ！」
佐天「さっき喫茶店に先輩いませんでした？」
固法「え…、いたけど…？」
佐天「やっぱりー」ﾆｶｯ
固法「まさか…」
佐天「あの人が固法先輩の彼氏さんですかー？」
初春「だ、だめですってばぁ」
固法「あ……」
佐天「やっぱりあの人が彼氏さんなんですね！」
黒子「え！？」
御坂「なっ！？」
固法「あ、あのね…///」
佐天「固法先輩そんな雰囲気いままでなかったかｒ
ﾄﾞﾝｯ
御坂「ど、どんな人なんですか！相手は！」
136 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:45:29.29 ID:I8N1xdVPP
固法「み、御坂さん…？」ﾀｼﾞﾀｼﾞ
御坂「私たちのしってる人なんですか？この支部の人なんですか！」
佐天「それがですね、実ｈ、もがもが」
初春「それ以上は絶対だめですよ！」ﾎﾞｿｯ
御坂「佐天さん誰かしってるの？」
初春「な、なんでもないですよ」ｱｾｱｾ
佐天「もがもがもが」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
御坂「…ん～？」
黒子「まぁいいじゃありませんの」
御坂「黒子なによ…」
黒子「先輩は風紀委員のお仕事も、学業の方もすばらしい方ですの」
黒子「そして容姿がこれですから…むしろ居ないほうがおかしいくらいでしたの」
固法「…白井さん？」ｱｾｱｾ
黒子「まぁ……固法先輩にはそれなりの相手が望ましいと…私個人は思いますけどね」
御坂「なによー、黒子偉そうにしちゃって」
137 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:50:33.46 ID:I8N1xdVPP
黒子「お姉さまもお姉さまですわよ？」ｷｯ
御坂「へ？」
黒子「あのような類人猿など追いかけないでいただけると…」
御坂「べ、別にアイツはそんなんじゃないわよ！///」
黒子「それが本当だったらよろしいのですが…」
御坂「あんたねぇー、な、なにか勘違いしてるんじゃないかしら」ｱｾｱｾ
黒子「まぁ、そういうことにしておきますの」
御坂「……///」ﾌﾟｽﾌﾟｽ
佐天「あーぁ、私も彼氏ほしぃー！」
初春「私は別に…///」
佐天「初春はせめてそのクマさんどうにかしないとね…」ﾆｶｯ
初春「もぉ！」
御坂「クマさん？」
佐天「初春がですね、今日クマさん柄のパンツを」ﾆﾔﾆﾔ
初春「さ、佐天さん！！！///」
138 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:54:45.00 ID:I8N1xdVPP
御坂「クマさんパンツのどこがおかしいの？」
佐天「！？」
黒子「！？」
御坂「別にかわいいのならいいじゃないの、ねー？初春さん」
初春「あ、あのその///」
佐天「まさか…御坂さん…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ
黒子「お姉さま…？」
御坂「わ、私は違うわよ！？」ｱｾｱｾ
佐天「短パンさえなければ…今すぐにでも確認してるのに…」
黒子「私がテレポートで…」ｼﾞｭﾙﾘｯ
御坂「あ、あんた達！変なことしようとしないで！」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ
黒子「じょ、冗談ですの」ﾋﾞｸｯ
佐天「そうです、冗談ですよ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
御坂「もぉ…どうだか…それにしても…彼氏か…」
固法「だ、だから！///」
139 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:04:17.58 ID:I8N1xdVPP
黒子「私はお姉さまがいるから彼氏なんて不要ですの」
御坂「そ、そういうのやめてもらえる？」
黒子「なんでですの？お姉さまは私の、私のこの純愛が…ダメだとでもいうのですか！？」
御坂「完璧アウトだから…」
黒子「そんなっ！？」ﾌﾞﾜｯ
御坂「はいはい、それで近寄ったら抱きついてくるんでしょ？」
黒子「ﾁｯ…」
佐天「流石に白井さんの感覚には、ちょっとついてはいけないね…」
初春「そ、そうですね…」
固法（彼氏か……もういいわよね………先輩…）
………
……
…
禁書「とーま、これはどういうことなのかな？」
上条「いや、これには深いわけがあってだな…」ｱｾｯ
141 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:11:18.51 ID:I8N1xdVPP
禁書「ケーキ頼んだのになんで、犬の餌なのかな？」
上条「だから…」
禁書「しかも…スフィンクスの餌の方が高級品なんだよ！？」
スフィンクス「にゃ～ん♪」
禁書「どうしてなのかな？どう間違えると、ケーキがこれにかわるのかな？」
上条「説明すると長いような、短いような…」ｱｾｱｾ
禁書「だったらしっかり説明して欲しいんだよ！納得できないんだよ！」
上条「そ、その」ｶﾞｻｶﾞｻｯ
ﾎﾞﾄｯ
禁書「なにそれ…？」
上条「それは…」
ｶﾞｻｯ
禁書「革ジャン？とーまが買ったの？」
上条「あ…」
禁書「これ買うお金はあるのに！なんで私のケーキは買ってないのかな！」
143 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:15:17.69 ID:I8N1xdVPP
禁書「とーま！とーま！納得できる説明がほしいんだよ！」ｼﾞﾘｼﾞﾘ
上条「まて、落ち着け早まるな！」
禁書「かってこないとーまがわるいんだよ！」ｸﾞﾜｯ
ｶﾞﾌﾞｯ
上条「うぎゃぁぁぁぁあ」
………
……
…
ﾊﾟﾘﾎﾟﾘ
禁書「これ味がうすいんだよ…」
スフィンクス「にゃぁ～」
上条「……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
禁書「グルメな私には向かないんじゃないかな」
上条（結局犬の餌でも食ってるじゃねーか…どこがグルメなんだ）
禁書「スフィンクスの缶詰の方がおいしそうなんだよ…」
145 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:23:47.09 ID:I8N1xdVPP
ｶﾞﾁｬｯ
固法「ただいま」
柳迫「美偉遅かったじゃないの」
固法「ちょっと支部の方によってきたから」
柳迫「お休みだったんじゃないの？」
固法「ちょっとね」
柳迫「美偉、なにかいいことあったの？」
固法「なによ急に…」
柳迫「美偉の笑ってるわよ？」
固法「えっ！？」ﾄﾞｷｯ
柳迫「ほらその、顔」
固法「…もぉ、からかわないでよ」
柳迫「あのクールな美偉が笑うなんてね…」
固法「碧美、怒るわよ！」
柳迫「はいはい」
147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:30:45.79 ID:I8N1xdVPP
柳迫「でも支部にいってたのかー、あの支部で美偉の好みの男なんていたかしら…」
固法「だから…もぉ！」
柳迫「美偉ってああいうかたっくるしい男より、もっとこう…」
固法「……」
柳迫「ごめん」
固法「いいよ、部屋いくね」
ﾃｸﾃｸ
ｶﾞﾁｬｯ、ﾊﾞﾀﾝｯ
柳迫「あちゃぁ…」
………
固法（先輩のことはもう……忘れ…）
固法（それに…上条さんだって彼氏ってわけじゃ…）
固法（ただ、一緒に何度か話したり出かけただけで…）
固法「……///」
固法「ホント私最近おかしいわね///」
149 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:35:27.67 ID:I8N1xdVPP
ｐｒｒｒｒｒｒ
固法「！？」
固法「上条さん？」
pi
固法「上条さん、何かありましたか？」
-上条「あっ、いやそういうわけじゃないんですけど」
固法「ほっ…」
-上条「今お電話大丈夫ですか？」
固法「もう自分の部屋だから大丈夫ですよ」
-上条「よかった…まだ支部の方だったらどうしようかともってましたよ」
固法「別に気にしないでも大丈夫ですよ？部外者の人も結構きてますし」
-上条「へぇーイメージと違うんですね」
固法「ところでなんの御用ですか？」
-上条「あっ、すみません、さっきのですね…お礼が言いたくて」
固法「お礼？」
151 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:41:14.83 ID:I8N1xdVPP
-上条「ほらさっき、買い物付き合ってもらったじゃないですか」
固法「それはさっき…」
-上条「ほとんどお礼の挨拶できてなかったですから」
固法「そ、そんなこといいですよ、別に」
-上条「だって、俺の買い物だけつき合わせた形になってますし」
固法「別に…」
-上条「固法さん、今日一日つきあってもらってありがとうございました」
固法「は、はい…///」
-上条「それでなんですけど、また今度一緒に買い物とかいってもらってもいいですか？」
固法「え？」
-上条「さっきそういう誘いしてもいいって、いってたので…」
固法「あ、あぁ…」
-上条「やっぱり俺みたいなやつじゃﾀﾞﾒですか？」
固法「そ、そんなことないわよ」
-上条「だったら……今度はごっこじゃなくて…その…」
152 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:44:06.44 ID:I8N1xdVPP
固法「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
-上条「俺とデートしてもらえませんか！」
固法「……」ｶｧｧ
-上条「あ、こんなこと電話で、いうのは失礼でしたね…」
固法「いいわよ…」
-上条「え？」
固法「わかりました、今度また電話かけてきてください」
-上条「それじゃ…」
固法「はい、喜んでお受けします」
-上条「よっしゃあああああああ！！」
固法「きゃぁ！」ﾋﾞｸｯ
-上条「す、すみません」
固法「急に大きな声ださないでくださいよ」
-上条「うれしくてつい…」
固法「もぉ…///」
153 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:47:44.70 ID:I8N1xdVPP
-上条「それじゃ、また電話します…今日はこれで失礼します」
固法「はい…」
-上条「では」ﾌﾟﾁｯ
ﾂｰﾂｰﾂｰ
pi
固法「上条さん、悪い人じゃないし……べ、別にもう一度くらいお付き合いしてもいいよね…」
-柳迫「美偉、電話おわった？夕飯手伝って欲しいんだけどさー」
固法「あわわわわ」
-柳迫「まだ電話中？」
固法「い、今すぐ行くわ！」
ｶﾞﾁｬｯ、ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
………
……
…
上条「よっしゃあああああああああああああああ！！」ｸﾞｯ
154 名前：またまた休憩に[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:51:39.23 ID:I8N1xdVPP
禁書「とーま、うるさいんだよ、さっきから」
上条「わ、わりぃ」
禁書「それに何かいいことあったのかな？」
上条「ま、まぁな…」
禁書「もしかして美味しいもの食べる約束とかじゃないよね？」
上条「ちげえよ」
禁書「もしそうだったら、私…とーまのこと許さないんだからね！」
上条「はいはい」
禁書「スフィンクスー」
スフィンクス「にゃ～ん？」
禁書「一緒に遊ぼうねー」
スフィンクス「にゃ～ん」
上条（だめもとで誘ってみたけど…）
上条（okもらえたって事は期待していいよな…）
上条「よし！がんばるぞ！」
162 名前：休憩して展開が固まりました[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:12:40.60 ID:I8N1xdVPP
-とある日曜日-
上条「うはぁ…緊張する」ｶﾞﾁｶﾞﾁ
上条「電話で誘ってみたものの、やっぱり土壇場で断られるんじゃないかと思うと…」
上条「ダメだダメだ！今日はネガティブ思考は全部カットするぞ！」
上条「約束の時間まで」ﾁﾗｯ
上条「あと15分…」ｿﾜｿﾜ
-「あ、上条さん」
上条「あっ！」
固法「上条さん、お待たせしましたか」
上条「いえ、今来たところですので」
上条（よし！よし！今日はついてるぞ！」
固法「その格好…」
上条「はい」ﾋﾞｼｯ
上条「この前つきあってもらったときに買ったやつですよ」
固法「……そっか」
164 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:18:36.63 ID:I8N1xdVPP
上条「あれ？似合ってません？」
固法「そういうわけじゃないですよ、似合ってますよ上条さん」
固法（……ダメ忘れなきゃ）
上条「それで、今日の予定なんですけど」
上条「また餌をかって、その後ブラブラして…いつものお店でっていうのでどうでしょうか？」
固法「わかりました、お任せします」
上条「よかったぁー」
固法「え？」
上条「今のプランもそうなんですけど、どうしても固法さん来れない、来ない事が起きるんじゃないかって…」
固法「え、そんな…私は約束は守りますよ？」
上条「それはわかるんですけど、根っからの不幸の持ち主ですので…」
固法「うふふふふ」ｸｽｸｽ
上条「…？」
固法「おっかしぃ、そこまでネガティブな人も相当珍しいですよ」ｸｽｸｽ
固法（上条さんは先輩と違うんだ…そう別人なのよ…）
167 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:25:11.58 ID:I8N1xdVPP
-ペットショップ-
ﾜﾝﾜﾝﾜﾝｯ
固法「うふふ」ﾆｺﾆｺ
上条「固法さん、本当に動物が好きなんですね」
固法「お、おかしいかしら？」ｱｾｯ
上条「いや別におかしくはないですよ、ただ雰囲気はもうちょっと堅い感じなので」
固法「そ、そう？」
上条「そのギャップがかわいいというか…」
固法「///」
上条「まぁそういう感じなんですよ」ﾆｺｯ
固法「もぉーからかわないでくださいよ///」
上条「デートなんですから、ちょっとくらいはいいですよね？」
固法「うー///」
上条「じゃ、前と同じもの電話で予約してあるんで、受け取ってきます」
固法「わかったわ、私はここで見てるから」
169 名前：美琴はチョイ役です[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:31:51.72 ID:I8N1xdVPP
上条「ではこれで」
店員「またよろしくお願いします」
上条（これでインデックスの飯代は少し浮くな」
上条「固法さん？」
上条（うぉ…）
ﾜﾝﾜﾝｯﾍﾟﾛﾍﾟﾛ
固法「やだもぉ…そんなところ舐めちゃだめよぉ」ｸｽｸｽ
上条「……」ｼﾞｰ
固法「ほらほら、そんなにそんなに、あはは」ｸｽｸｽ
上条「か、かわいい…」ﾎﾟﾂﾘｯ
固法「え？」
ﾜﾝﾜﾝﾜﾝｯ
上条「あっ、えっと、もう買い物おわりました。お待たせしました」
固法「う、うん…ところで、いつから見てたの…？///」
上条「えーっとその犬が固法さんの顔を舐めてるところから…」
170 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:36:51.85 ID:I8N1xdVPP
固法「やだ///」ｶｧｧ
上条「なんだか、すごく楽しそうでしたので…」
固法「もぉ、ちゃんと声かけてくださいよ///」
上条「ごめんなさい、つい…」
固法「///」
上条「そ、それじゃ次いきましょうか///」
固法「そうですね…///」
………
……
…
-ウィンドウショッピング-
固法「うわぁ、これみてみて、ｶﾜｲｲー」
上条「そうですねー」
固法「これもほらほら！」
上条「……」じぃー
172 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:42:10.69 ID:I8N1xdVPP
固法「うわぁー」ｷｬｯｷｬｯ
上条「……」じぃー
固法「！」
上条「……」じぃー
固法「さ、さっきから黙ってなんですか…私の事ばかりｼﾞｰｯとみて///」
上条「いや…その…///」
固法「さっきから話しかけてもずっとだんまりなんですね！」
上条「見とれてたんだ」
固法「え？」
上条「こうやって、商品みてるときの固法さんの表情が、ころころ変わる様がおもしろくて」
固法「またですか！」
上条「ごめんなさい、でもこういうのがデートなのかなーって」
固法「あっ///」
上条「それにしても、普段と今日はイメージが違いますよね」
固法「変…ですか？」
173 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:45:49.65 ID:I8N1xdVPP
上条「だからさっきもいったけど、変じゃないですよ、ｶﾜｲｲですって」
固法「///」
上条「しかも普段と違うって事は、他の人にあまり見せてない顔なんですよね？」
固法「///」
上条「そんなの俺だけがみてるとおもったら、最高じゃないですか」ﾆｺｯ
固法「もぉ、いいすぎですよ///」ｶｧｧ
上条「あっ///」
固法「聞いてるこっちがはずがしくなっちゃうじゃないの///」
上条「その///」
固法「こうなったら、とことん今日のデートを楽しませてもらわないと許しませんよ？」ﾆｺｯ
上条「が、がんばります」ﾄﾞｷｯ
固法「それなら…///」ｽｯ
上条「……///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｷﾞｭｯ
固法「…///」ﾆｺｯ
175 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:50:30.65 ID:I8N1xdVPP
初春「ねぇねぇ佐天さん、あれって」
佐天「うひょー！」
初春「なんかすごく仲よさそうですね///」
佐天「仲がいいってもんじゃないでしょ、手なんかつないじゃって」
初春「やっぱり…そうなのかな？」
佐天「完璧つきあってるでしょ！」
初春「そっか…」
佐天「どうしたのー？初春」
初春「ん、なんでもありませんよ」ﾆｺｯ
佐天「そう？」
初春（御坂さんもいっつも上条さんの話してるけど……ううん、きっとなにかの気のせいよね）
佐天「それにしても、また固法先輩がらぶらぶな一日を過ごしてるのに…」ﾁﾗｯ
初春「はい？」
佐天「私たちは…はぁ……むなしいわねぇ」ｶﾞｯｸﾘ
初春「私は佐天さんと一緒にいるの楽しいですよ！」
178 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:57:27.94 ID:I8N1xdVPP
佐天「先に行っておくけど…私はその気はないよ？」
初春「なにをいってるんですか、佐天さん！///」
佐天「いやー、初春まで白井さんみたくなっちゃったのかなと」
初春「違いますってもぉ」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
………
……
…
上条「それで、こっちの店がですね」
固法「うん」
上条「こうなってて」
固法「うん」
上条「そのときまた…」
固法（私、この人、好きなのかな…）
上条「固法さん？」
固法「は、はい？どうしたの」ｱｾｱｾ
180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:04:27.73 ID:I8N1xdVPP
上条「いや、店につきましたって話を」
固法「あっ、わわわわ」ｱﾀﾌﾀ
上条「大丈夫ですか？固法さん」
固法「だ、大丈夫です」
上条「そうですか？」
固法「中に入りましょうか」ｱｾｱｾ
ガチャ、ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
初春「中に入りましたね」
佐天「はいったねー」
初春「ここまでですよね？二人をつけるのは」
佐天「初春くん！なにをいっているのかね！」
初春「さ、佐天さん？」
佐天「固法先輩から、どうやって！彼氏をつくるのか！を、今日！今！この場！で盗みみなければならないのだよ！」
初春「佐天さん、キャラ変わってませんか？」
佐天「気のせいだよ初春くん！私は私のままだよ！」
181 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:10:13.10 ID:I8N1xdVPP
-店内-
店員「ご注文はおきまりでしょうか」
固法「えーっとこのケーキ2つと」
上条「ミルク2つで」
固法「え？」
店員「かしこまりました、少々お待ちください」ﾍﾟｺｯ
上条「固法さん、牛乳でしょ？」
固法「そ、そうですけど、上条さんは？」
上条「この前から固法さんの影響で毎日武蔵野牛乳飲んでます」ﾆｺｯ
固法「そ、そうなんだ…」
上条「おかげさまで、身体の調子がばっちり」
固法「そっか」
上条「これも固法さんのおかげだね」
固法「そ、そんな、私のおかげだなんて…」ﾃﾚｯ
上条「他の牛乳も試してみたんだけどさ、いまいちあわなくて」
183 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:15:44.85 ID:I8N1xdVPP
固法「そう？」
上条「やっぱり牛乳は武蔵野牛乳！ですね」ﾆｶｯ
固法「あっ…」ﾄﾞｷｯ
-「やっぱり牛乳は武蔵野牛乳！」
固法「……」
上条「あれ？俺なにか変なこといいました？」
固法「べ、別になにもおかしいこといってないですよ」ｱｾｱｾ
………
佐天「ねぇ、今なんていったの？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
初春「武蔵野牛乳がなんとかって」
佐天「何かの合言葉かしら…」
ｶﾀｶﾀ
初春「牛乳の商品名ですね」
佐天「牛乳の話？それが彼氏とどう関係あるのよ…」
初春「なにに関係あるんでしょうねー？」
185 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:23:08.29 ID:I8N1xdVPP
固法（この人は先輩じゃないの、でも…なんで所々で先輩のことを思い出すの…）
上条「それで、うちのインデックスなんですけど」
固法「う、うん？それで」
上条「捕まえてきたとか買ってきたとかそういうんじゃないんですよ、いつの間にか部屋に入ってきて」
固法「え？寮なのに？」
上条「うっ…まぁそ、そうなんですよ」
固法「へぇあの寮って犬が入ってくるんですか…」
上条「それで、そいつが大飯くらいで、グーたらで、家事の手伝いもしなくて…はぁ」
固法「あははは、おかしい、犬が家事するわけないじゃないの」ｸｽｸｽ
上条（まぁ犬ならそうなんだけど……つまりアイツは犬以下か…）
固法「それでそれで？」
上条「ソイツが家に転がり込んできたところから、まぁ不幸が加速したというか…」
固法「へぇー、そんなに大変なんですかぁ」
上条「男一人で住んでたところにさらに猫1匹まで追加ですからね、仕送りが毎月赤字寸前ですよ」
固法「それならなおさらあの店で一杯餌かって少しでも節約しないと大変ですね」
187 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:27:41.39 ID:I8N1xdVPP
上条「まったくそのとおりで…」ｶﾞｸｯ
固法「そんな大げさに」ｸｽｸｽ
上条「いや大げさじゃないから困ってるんですけどね…」
固法「自炊とかしないんですか？」
上条「してはいるんですけど、材料の段階でソイツが…」
固法「まぁ…」
上条「最近は餌をかってにあけてたべてるから大人しいっちゃ大人しいんですけどね」
固法「ちゃんと躾しないとダメですね」
上条「できるもんなら……」ｶﾞｸｯ
固法「今度、あわせてもらったとき私がやってみましょうか？前に本でみたことありますので」
上条「あはははは」
上条（固法さんvsインデックスか……想像したくねぇ…）
固法「これでも犬には自信あるんですよ？」
上条「ペットショップでもすごく懐かれてましたしね」
固法「またそれを///」ｶｧｧ
188 名前：上条さんの口の上手さは…[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:32:25.09 ID:I8N1xdVPP
上条「いいじゃないですか、動物に好かれるって事は」
上条「俺なんか飼い主なのに……ペットに噛まれまくりですよ…」
固法「そ、それは…」
上条「それに固法さんは後輩からも信頼されているみたいですしね」
固法「///」
上条「その真面目で優しい人柄が動物にも伝わってるんですよ」ﾆｺｯ
固法「もぉ…上手いんだから上条さんは…」
………
初春「確かに固法先輩は尊敬できる先輩の一人です！」
佐天「私は？」
初春「佐天さんは同級生ですよ！」
佐天「なーんだ尊敬されてないのか…」
初春「そ、尊敬してますよ！そのなんでも前向きな性格に！」
佐天「あんまりそれほめてないよね？」
初春「う゛ー」
190 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:42:15.38 ID:I8N1xdVPP
上条「この前まで、全くお互い知らなかったのに、今はこうやって二人で話してるって不思議ですね」
固法「そうですね、縁っていうのはどこでつながっているかわかりませんね」
上条「その、縁ってやつが本当につながっているのであれば…」
固法「はい？」
上条「これから、いや、これからもこうやって、また会ってくれますか？」
固法「えっ…」ﾄﾞｷｯ
上条「今日一日こうやって過ごせたのがすごく楽しくて、これだけで終わらせたくないんです」
固法「…はい」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「だから、これからは……次からは…」
固法「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「ただの知り合いではなく……恋人として…俺とつきあってもらえませんか？」
固法「それって…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「俺、固法さんの事、好きになってしまいました……好きなんです」
固法「…///」ｶｧｧ
固法「そ、その……あの………」
192 名前：ご飯に…[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:46:32.26 ID:I8N1xdVPP
上条（言った、言い切ったぞ…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
固法「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
………
佐天「き、きた！」
初春「///」
佐天「まだ付き合ってなかったことが意外だけど…」
初春「ど、どうなるんでしょうね///」
………
固法「……｣ｺﾞｸﾘｯ
上条「…」
固法「その…私でよろしければ……お願いします」
上条「！？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
固法「私も上条さんの事…気になっていました……きっと好きなんだと思います」
上条「いやっほぉおお！！」
「今のなに？」「叫び声？」ざわっ、ざわざわ
199 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 19:40:54.29 ID:I8N1xdVPP
固法「か、上条さん///」
上条「あっ…」
上条「す、すみません///」ｶｧｧ
固法「///」ｶｧｧ
ｸｽｸｽｸｽ
………
初春「///」
佐天「はぁうらやましいな」
初春「///」
佐天「なんで初春がそんな顔真っ赤にしてるの？」
初春「///」
佐天「この際、初春で我慢するか」
ｷﾞｭ～ｳ
初春「///」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
佐天「初春ぅ～」ぎゅぅう
201 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 19:48:38.51 ID:I8N1xdVPP
ｶﾁｬｶﾁｬ
上条「///」
固法「///」
上条「あ、あの…」
固法「あの…」
上条「///」
固法「///」
上条「こ、固法さんから…///」
固法「上条さんから///」
上条「そ、それじゃ……あの…ですね、さっそくなんですけど、今度…来週またデートしてくれませんか？///」
固法「は、はい…///」
上条「それじゃ、固法さんも…」
固法「あのですね…、できれば…名前で呼んでくれると…」
上条「え？///」
固法「その、ルームメイトとか親しい友人はみんな名前で呼んでくれてるので…」
204 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 19:55:53.80 ID:I8N1xdVPP
上条「は、はい…」
固法「だから…」
上条「そ、その…美偉さん…」
固法「///」
上条「その、まだ恥ずかしいですね///」
固法「少しずつなれてくださいね///」
上条「美偉さん…」
固法「はい…」
上条「美偉さん」
固法「はい」
………
初春「///」
佐天「飾利」ｷﾘｯ
初春「///」
佐天「飾利」ｷﾘｯ
208 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:01:48.43 ID:I8N1xdVPP
上条「あっ、もうこんな時間か…」
固法「早いですね、楽しい時間は…」ﾎﾟﾂﾘｯ
上条「///」
固法「あっ///」
………
佐天「もうこんな時間か！」ｷﾘｯ
初春「///」
佐天「飾利……今夜は帰さないよ！」ｷﾘｯ
初春「///」
佐天「何があろうとだ」ｷﾘｯ
初春「はい///」
佐天「え？」
初春「///」
佐天「…もぉ///」ぎゅぅぅ～
初春「///」ぎゅぅぅ～
210 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:06:00.15 ID:I8N1xdVPP
上条「それじゃ、えと、美偉さん…///」
美偉「///」
上条「帰りましょうか、送ります」
美偉「はい///」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
佐天「飾利」
初春「///」
佐天「…」
ﾁｭｯ
初春「！？」
佐天「んっ…」
っぱぁ
初春「佐天さん！佐天さん！なにするんですか///」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
佐天「ありゃ……最後までいけるかとおもったのに…」
初春「何のことですか///」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
213 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:10:11.90 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
上条「あの…」
固法「…はい？」
上条「…」
ｷﾞｭｯ
固法「///」
上条「///」
固法「別に断らなくてもいいですよ///」
上条「でも…///」
固法「さっきだって手つないできたじゃないですか///」
上条「あ、そっか///」
固法「そうですよ///」
………
佐天「うらやましいなぁ…」ｷﾞｭｩ
初春「///」
216 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:16:01.13 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
上条「ここ美偉さんとはじめてあった場所ですね」
固法「そうですね」
上条「ここであったときはそう…」
-「おらぁ！調子のってんじゃねーぞ！！」
上条「こんな感じで……え？」
固法「！？」
上条「まじかよ！」
ﾀﾞｯﾀﾀｯﾀ
固法「上条さんまって！」
上条「待ってる間に被害者がでますよ！」
固法「もぉ！」
ﾀﾀﾀｯﾀﾀﾀ
佐天「なにかあったのかな？」ぎゅぅ
初春「その佐天さん、手…///」
219 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:21:03.14 ID:I8N1xdVPP
-「ちょっと位勉強できるからって、金持ちだからって舐めてんじゃねぇぞ！」
-「ぼ、僕はただ！君達がマナーを守らないから注意しただけじゃないか！」ｶﾞｸｶﾞｸ
-「それが調子乗ってるって言うんだよ！」
-「ひぃい」
上条「やめろよ！」
-「あんだテメェ」
-「やんのかｵﾗｧ！」
上条「みっともないだろ、4人で１人を囲んで…」
-「うるせーんだよ！タコ！」
-「テメェからボコボコにすんぞ！？」
………
ﾀﾞﾀｯﾀﾀ
固法「上条さん、足が速すぎる…間に合って！！」
………
上条「やれるもんなら、やってみろっていうんだよ！」
223 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:24:03.45 ID:I8N1xdVPP
-「ｵﾗｧ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「おっと…」ｽｶｯ
-「氏ねｺﾞﾙｧ」
ﾋｭｯ
上条「っと」ｽｶｯ
-「てめぇ、避けるんじゃねぇよ！」
ｼｭｯ
上条「そりゃ普通よけるでしょ」ｽｶｯ
-「そこまでだ！」
上条「げっ…」
-「ひぃぃい、助けて」
-「コイツがどうなってもいいっていうのか？」
ｽﾞｻｧー
固法「ジャッジメントです！」
225 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:28:12.34 ID:I8N1xdVPP
-「ﾁｨ…だがな、今更ジャッジメントが1人来たくらいで、状況はかわらねーんだよ！」
-「動くなよ？」ﾆﾔｯ
ﾌﾞﾝｯ
上条「ごぁ…」
-「ほらほら、動くなっつってんだろ」
ﾋﾞｭﾝ
上条「ごふぅ…」
-「よろけるのも禁止だぞっ！」
ｼｭｯ
上条「うごぉ…」
固法「上条さん！」
-「テメェも動くんじゃネーヨ！」
固法「…ｯ」
上条「美偉さん、大丈夫、こんなやつらにはやられないから…」ﾊｧﾊｧ
228 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:35:22.77 ID:I8N1xdVPP
-「女の前だからって格好つけてんじゃねーぞ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「あがぁ…」ｸﾞﾗｯ
固法「上条さん！！！」
-「動くなっていってんだろうがぁあ！」
上条「てめぇらのような、人質をとらなくちゃ喧嘩もできねーやつなんかに負けるはずがねーだろ！」
-「ほざくんじゃねぇよ！てめぇなんか人質がいなくたって、負けねーよ！」
-「ﾍｯ、これだけ痛めつけてあれば…もうなにもできねーだろ？放してやれ！」
-「ﾁｯ、仕方ねーな、ｵﾗｯ」
-「ひぃい」
上条「さっさと逃げろ！」
-「ひぃいい」
ﾀﾞﾀﾀｯﾀ
-「これでお前のいうとおり、人質はいなくなったけど、まぁ4対1…あ、そこの女もいれて4対2か、ｱﾊﾊｯﾊ」
231 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:39:37.81 ID:I8N1xdVPP
固法「舐めないで、私だってジャッジメントなんですから！」ｷｯ
-「おーこえぇこえぇ」
-「ねえちゃん？どうせ攻撃できる能力じゃねーんだろ？大人しく応援でも呼んだらどうだ？」
-「誰かー助けて、彼氏がやられちゃうーってか？ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊ」
-「ｷﾞｬｯﾊﾊﾊﾊﾊ」
固法「貴方達」ｷﾞﾘｯ
上条「美偉さん、下がっててくれ」ﾊｧﾊｧ
固法「でも！」
上条「人質を解放したんだ、後はただの喧嘩だろ？」ﾊｧﾊｧ
固法「だからって」
上条「美偉！！！頼むから大人しくしていてくれ！お前を巻き込みたくないんだ」
固法「！！」ﾋﾞｸｯ
上条「すぐ済むからさ…」ﾆｺｯ
固法「せ、先輩…」
-「オラァ、別れのアイサツは済んだかよ！」
236 名前：>>235 黒妻と上条を重ねてます[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:49:08.73 ID:I8N1xdVPP
-「ｵﾗｯ」
ﾄﾞｺﾞｯ
上条「うごぉ」
ﾍﾞｷ、ﾊﾞｷｯ
上条「うがぁ…」
-「なんだもう終わりかよ、吼えた割にはたいした事ないな」
固法「…ｸｯ」ｷｯ
上条「手を出すなっていってんだろ！！！」
固法「だって上条さんが…」
上条「まってろ……美偉…」
-「余裕こいてんじゃねーぞ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「…ｯ」
ｺﾞｽｯ
-「うごぁ…」ﾊﾞﾀｯ
238 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:55:52.24 ID:I8N1xdVPP
-「て、テメェ！？」
上条「ふぅ…あと三人だな…」ｷﾞﾛｯ
-「けが人の癖に生意気なんだよ！」
ｼｭｯ
上条「何度も同じ攻撃食らえば…」
ｽｶｯ
上条「軌道くらいわかるってんだよ！」
ｯｺﾞ
-「う…」ﾊﾞﾀｯ
上条「はぁはぁはぁ、あと二人…」
-「ﾁｯ」ｽｯ
固法「え？」
ｶｯ
固法「上条さん！右の男のポケットにナイフ！」
上条「…ﾁｪｯ、結局美偉さんに手助けされちゃったなぁ…」
242 名前：レールガンの中にでてくる黒妻って人、固法さんの憧れの人で呼び方は先輩[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:01:58.59 ID:I8N1xdVPP
上条「じゃあ、さっさと片付けますか」
ﾊﾞｷｯ、ｺﾞｽｯ
ﾊﾞﾀﾝ､ﾊﾞﾀﾝ
上条「ふぅ…」
固法「上条さん！」
ﾊﾟﾝｯ
上条「えっ…」
固法「な、なんで無茶するんですか」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
上条「あ…」
固法「そうやって無茶されて何かあったら…残された人間はどうなるんですか」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
上条「ご、ごめん、美偉さん…」
美偉「謝らないでください！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
上条「でも……あいつらだって、こっちの挑発にのっただけとは言え、人質を解放して真正面からぶつかってきたんだ」
上条「だったら……それに応えるってのが男だろ……」
美偉「えっ……先輩」
244 名前：今回は行方不明のままでやってます[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:06:44.13 ID:I8N1xdVPP
上条「さっきもいってましたけど、その先輩っていうは…」
固法「ごめんなさい」
ﾀﾞﾀｯﾀﾀﾀﾀ
上条「美偉さん！」
上条「どういうことなんだ…」
上条「とにかく俺が怒らせたってことか…」
………
……
…
固法（私馬鹿だ…、振り切ったふりして、結局上条さんに先輩を重ねてみていたんだ）
固法（私は、私は…」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀﾀ
………
佐天「ビンタして帰った？」ｷﾞｭｭ
初春「あの…佐天さん…そろそろ、手を…///」
247 名前：風呂！そろそろ休憩いれないと猿さん食らうので[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:15:02.01 ID:I8N1xdVPP
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
ｶﾞﾁｬ
禁書「あ、とーま！おかえり！」
上条「……」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
禁書「ねー、とーま！その顔どうしたのかな！」
上条「……」
禁書「とーま！とーま！とーま！」
ﾄﾞｻｯ
上条「飯だ…今日は、ほっといてくれ…」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
禁書「とーま…どうしたの…」
スフィンクス「にゃぁ～？」
禁書「スフィンクス…一緒にご飯たべようね…」
スフィンクス「にゃぁ～ん♪」
253 名前：さぁラストスパート[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:53:56.15 ID:I8N1xdVPP
上条（なにがいけなかったんだ…）
上条（無茶したことか…それなら、この前の時点で）
上条（かっとなって呼び捨てにしたことか…）
上条（時々美偉さんがいってる、先輩ってのはどういう意味なんだ…）
上条「あぁーもうわかんねぇ」ｶﾞｼｶﾞｼ
上条「とりあえず、明日になったら…明日になったら電話してみよう」
………
……
…
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
上条「ふぁぁ…そのまま寝ちまったのか…」
ｷﾞｼｯ
ﾃｸﾃｸ
上条「インデックスのヤツ…こっちで寝てくれたのか…」
上条「あぁーこんなに食い散らかして」
254 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:58:09.37 ID:I8N1xdVPP
上条「とりあえず…美偉さんに」
pipipi
prrrrrrrrr,pi
上条「美偉さん！上条です、昨日のこと謝りたくて」
ﾌﾟﾁｯ、ﾂｰﾂｰﾂｰ
上条「え？」
pipipi
ｐｒｒｒｒｒｒｒｒｒ,pi
上条「美偉さん！」
ﾌﾟﾁｯ、ﾂｰﾂｰﾂｰ
上条「なんで…」
pipipi
ｐｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒ
「ｵｷｬｸｻﾏ ﾉ ｷﾎﾞｳﾆﾖﾘ ｺﾉﾃﾞﾝﾜｦ ｵﾂﾅｷﾞｽﾙｺﾄﾊ ﾃﾞｷﾏｾﾝ」
上条「なんで、なんでだよ…」ｶﾞﾝｯ
257 名前：今日のインデックスは悪意ありませんので、比較的いい子です[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:02:49.90 ID:I8N1xdVPP
禁書「…んん、とーま？」
上条「昨日は悪かったインデックス」
禁書「別に気にしてないんだよ」
上条「そうか、ちょっと出かけてくる」
禁書「え？え？朝ごはんは？」
上条「またそれくっててくれ」
禁書「うー」
上条「今度何か美味い物かってくるから！」
禁書「わぁぁ」ぱぁぁ
禁書「本当かなとーま！」
上条「あぁ、だから、すまない」
禁書「いってらっしゃいなんだよ、とーま！」
ﾊﾞﾀﾝｯ
禁書「ねー、スフィンクス、美味しいものってなんだろうね？楽しみなんだよ！」
スフィンクス「にゃぁ～」
261 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:08:09.63 ID:I8N1xdVPP
上条「確か固法さん、白井と同じ支部っていってたよな」
上条「だったら」
-常盤台中学女子寮-
ぴんぽ～ん
-「はい、どなたですの？」
上条「上条当麻といいます、白井さんはいらっしゃいますか」
-黒子「白井は私ですが？」
上条「あ、白井、ちょっと頼みがあるんだ」
-黒子「貴方の頼みですか…」
上条「頼む！」
-黒子「はぁ…わかりましたの、少々お待ちいただけますか」
上条「わかった」
-黒子「2,3分でそちらにいきますので」
上条「助かる」
ﾌﾟﾁｯ
263 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:11:12.70 ID:I8N1xdVPP
御坂「黒子～？誰だったの？」
黒子「私の知り合いですの」
御坂「そー」
黒子「ちょっと外にでてきますの」
御坂「いってらっしゃーい」ﾌﾘﾌﾘ
黒子「それではお姉さまいってきますの」
ﾊﾞﾀﾝｯ
………
……
…
黒子「それで何のようですの？」
上条「あ、白井！」
黒子「偉く…慌ててるご様子ですが…」
上条「美偉さん、いや…固法さんに話があるんだ」
黒子「固法先輩に？ですか？」
265 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:14:54.30 ID:I8N1xdVPP
上条「同じ支部ということはきいてるんだ、だからどうにか連絡とれないか？」
黒子「落ち着いてくださいですの、とにかく、私用で風紀委員の通信網を使うわけにはいきませんので」
上条「頼む！お前しか頼れるやつがいないんだ！」
黒子「なっ…」
上条「頼む、頼みを聞いてくれたらお前の頼みも聞くから！」
ｷｭﾋﾟｰﾝ
黒子「私の頼みをきいてくれますの？」ﾆﾔｯ
上条「そうだ、だからだから頼む！」
黒子「その言葉に二言はありませんね？」
上条「ない！」
黒子「わかりましたの、ただ…貴方が直接連絡を取るわけにはいきませんよ？」
上条「せめて、場所だけでもわかれば、直接会いにいくから！」
黒子「では…」
pipipi
黒子「こちら白井黒子ですの」
267 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:18:17.07 ID:I8N1xdVPP
-初春「どうしたの白井さん、今日お休みのはずじゃなかったですか？」
黒子「いえ、ちょっと気になることがありまして」
-初春「気になること？」
黒子「固法先輩の居場所はわかりまして？」
-初春「えーっとね固法先輩なら…」
黒子「なるほど、ふむふむ、わかりましたの」
-初春「固法先輩に何か御用なんですか？それなら直接呼び出せば…」
黒子「ちょっと私的な問題も絡んでますので」
-初春「そっか、それじゃ使うわけにいかないですよね」
黒子「そういうことですの、では」
-初春「またね」
ﾌﾟﾁｯ
黒子「場所はわかりましたの」
上条「ど、どこだ！」
黒子「その前に…私からの条件がありますの…」ﾆﾔｯ
272 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:23:17.89 ID:I8N1xdVPP
上条「…なんだ…」
黒子「簡単なことですの」ﾆﾔｯ
………
……
…
ﾀﾞﾀﾀｯﾀ
上条「白井のやつ、あんな簡単な条件で手伝ってくれるなんて、意外といいやつなんだな…」
上条「それよりも美偉さんだ…」
………
……
…
固法（私いやな女だなぁ…）
固法（前にあこがれてた人の面影を他の人に重ねるなんて…）
固法（電話もなんていえばいいかわからなくて、着信拒否にしちゃったし…）
固法（…上条さんのことはわすれないと……）
275 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:32:50.04 ID:I8N1xdVPP
-「キャー助けて」
固法「！？」
-「おらおら、騒ぐんじゃねーよ！」
-「騒ぐと嫌いな顔に傷が付くぞ…」
-「や、やめてぇ…」
-「そのおびえた顔も最高だな」
-「はぁはぁはぁ…たまんねーぜ…」ｼﾞｭﾙﾘｯ
-「た、た、助けて…」
ｽｻﾞ－
固法「ジャッジメントです！」
-「なっ！？」
固法「そこまでです、大人しくしなさい」
-「なんだ、女1人じゃねーか…」
-「脅かしやがって」
-「助けて…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
278 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:38:25.92 ID:I8N1xdVPP
固法「大丈夫です、今助けますから」ﾆｺｯ
-「……」ｺｸﾝｯ
-「はっ…女1人で何ができるっていうんだよ」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀ
ﾋﾞｭｯ
固法「女だからって甘く見ないでください」
ｽｶｯ
-「な…に…」
ﾊﾞｼｯ
-「ぐあぁあ…」
ﾊﾞﾀﾝｯ
-「て、てめぇ調子乗りやがって！」
ｼｭｺｫｵ
固法「能力者！」
-「なんだよ？俺らみたいなやつらに能力者がいたらおかしいかよ」
279 名前：>>277 やめてー><[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:42:58.49 ID:I8N1xdVPP
-「さっさとくたばれやぁぁああ」
ﾊﾞｼｭｯ
固法「まずい…よけきれｎ・・・・・・」
ｷｭｰｲﾝ
-「な、なんだテメェは！」
-「はぁはぁはぁ」
固法「あれ…私…」
-「テメェ、一体何の能力使いだ！」
-「だたの無能力者さ…」
-「そんなはずはねーだろ！俺の俺の攻撃を消しやがって！！」
固法「そ、そんな…」
-「LV0だけどさ……大事な人守るためならたとえLV5だろうが、関係ねーんだよ！！！！」
固法「上条さん…どうしてここに…」
上条「…白井に聞いてこの場所を」
固法「どうして！私は貴方を…」
280 名前：>>235 やめてぇー><[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:43:42.67 ID:I8N1xdVPP
-「さっさとくたばれやぁぁああ」
ﾊﾞｼｭｯ
固法「まずい…よけきれｎ・・・・・・」
ｷｭｰｲﾝ
-「な、なんだテメェは！」
-「はぁはぁはぁ」
固法「あれ…私…」
-「テメェ、一体何の能力使いだ！」
-「だたの無能力者さ…」
-「そんなはずはねーだろ！俺の俺の攻撃を消しやがって！！」
固法「そ、そんな…」
-「LV0だけどさ……大事な人守るためならたとえLV5だろうが、関係ねーんだよ！！！！」
固法「上条さん…どうしてここに…」
上条「…白井に聞いてこの場所を」
固法「どうして！私は貴方を…」
283 名前：p2の動作がおかしいorz 何故二重に[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:48:25.95 ID:I8N1xdVPP
上条「そんなことより、こいつをどうにかする方が先だろ…」
固法「…ｯ」
-「ﾃﾒｪら俺を無視していちゃいちゃするんじゃねーよ！！」
ｼｭｺｫｵｫｫ
-「俺の最大出力でぶつければ…何の能力だろうが…」
ﾊﾞｼｭｯ
上条「…くぅ」
ｷｭｰｲﾝ
-「ば、馬鹿なっ！！」
ﾀﾞﾀﾀﾀｯ
上条「さぁ、能力者だからって余裕こいてたお前の負けだぁあ」
ｺﾞｽｯ
-「うげぇ…」
ﾊﾞﾀﾝｯ
上条「はぁはぁはぁ」
285 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:53:14.44 ID:I8N1xdVPP
上条「大丈夫ですか？」
-「はい…」
固法「上条さん…」
ﾀｯ
上条「美偉さんまって！！」
固法「…ｯ」ﾋﾟﾀｯ
上条「昨日のことでお話があります、少しいいですか？」
固法「……」
………
……
…
上条「昨日はすみませんでした｣ﾍﾟｺｯ
固法「え…」
上条「俺が無謀なことして、しかもその際、美偉さんを呼び捨てなんかにしたから…美偉さんは怒ったんですよね」
固法「そ、そうじゃなくて…」
287 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:58:39.48 ID:I8N1xdVPP
上条「だったら…他に悪いところがあるですね、いってもらえば直しますだから！」
固法「違うのよ！！」
上条「！？」ﾋﾞｸｯ
固法「違うの、上条さんは悪くないの…」
上条「…」
固法「私が私が悪いの…」
上条「…どうして」
固法「私は、私は…貴方に別の人の影を重ねて…みてたの……だから…」
上条「それが先輩って人ですか？」
固法「…」
上条「その先輩って人の事を俺とかさねてたんですか？」
固法「…」ｺｸｯ
上条「でも…それだからといって」
固法「ごめんなさい、貴方を先輩としてみてたの……だから…」
上条「…」
290 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:03:54.97 ID:I8N1xdVPP
固法「私は、たぶん、先輩の面影を貴方に感じてそれを好きになっていただけなのよ…」
固法「だから、だから…私は貴方と付き合う資格なんて…」
上条「そんなの関係ない！」
固法「え？」
上条「俺がその先輩に似てる？だからなんですか！」
固法「…だから」
上条「俺は固法さん、いや美偉のことが好きだ！それは紛れもない事実」
上条「俺にその先輩の面影があるっていうなら……それでいいじゃないですか！」
固法「え…」
上条「先輩の面影に惚れてもらっても結構！上等ですよ！」
上条「俺が…そのうち……先輩が俺に似ていたんだって思わせてやりますから！」
上条「だから……先輩の面影の俺でもいいから…好きでいてください…」
上条「絶対、絶対…後悔させませんから…」
固法「上条さん…」
上条「美偉さん、俺は貴方が好きです」
292 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:08:21.73 ID:I8N1xdVPP
固法「で、でも私は…貴方のことを…」
上条「それでも構いません、俺が貴方を好きであることにはかわりがない」
固法「でも…」
上条「俺は美偉さんの本心が知りたい…」
固法「私は…私は…」
固法「先輩の面影をもっている…上条さんが好き……」
上条「…」
固法「で、でも…それよりも、上条さん、貴方自身がもっと好きです…」ﾌﾞﾜｯ
上条「…美偉さん」
固法「上条さん」
ｷﾞｭｯ
上条「絶対、絶対……後悔させませんから」
固法「その前に私が貴方を幻滅させちゃうかもしれないわよ…」
上条「そんなことはありません！だから」
固法「……」
294 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:12:21.41 ID:I8N1xdVPP
上条「俺の傍で俺をずっとみていてください」
固法「……」ｺｸﾝｯ
上条「美偉さん」
ﾁｭｯ
固法（上条さん…）ﾎﾛﾘｯ
………
……
…
上条「美偉さん、ありがとう///」
固法「こちらこそ///」
上条「えっと…次の休みの件なんですけど」
固法「あけておくわね……期待しているね///」
上条「はい///」
固法「あっ…一箇所だけその日よらせてもらっていいかな？」
上条「はい！」
297 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:17:18.92 ID:I8N1xdVPP
上条「あ…」
固法「どうしたの」
上条「インデックスに美味い物かって行く約束を…」
固法「あっ、ペットだっけ…」
上条「まぁ、そんなかんじです…」
固法「それならお勧めがあるわよ」
上条「本当ですか？」
固法「任せて」ﾆｺｯ
………
……
…
ｶﾞﾁｬｯ
上条「た、ただいま…」
禁書「！？」
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
298 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:20:54.65 ID:I8N1xdVPP
禁書「とーま、とーま！おかえりなんだよ！」
上条「い、インデックスいたのか…」
禁書「そりゃまってるんだよ！」
上条「そ、そう…」
禁書「ところで、とーま？お土産はなにかな？美味しいものっていったから期待してまっていたんだよ？」
上条「そ、それが…」
禁書「むー！まさかまた何もかってこなかったのかな…」ｶﾞﾙﾙﾙ
上条「いや、買ってくることはかってきたんだけどさ…」
禁書「だったら早くみせてほしいんだよ」
上条「……」
ｺﾄｯ
禁書「缶詰？」
上条「えっと…ペディ○リー○ャムってやつだ…」
禁書「これが美味しいの？」
上条「あぁ、高級品だぞ…（犬の餌の中では…）」
300 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:23:37.12 ID:I8N1xdVPP
禁書「そうなんだー」
ｷｺｷｺ、ｶｼｬｯ
禁書「いただきまーす」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「お肉の味がするんだよ！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「ちょっと味はうすいかな」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「でも今までより美味しいんだよ！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「とーまありがとうね！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
上条「あ、あぁ…気にするな…」
上条（すっかり犬の餌基準になれやがって…）
上条（…まぁばれてないしいいよな…）
302 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:28:12.86 ID:I8N1xdVPP
-デートの日-
上条「あ、美偉さん早いですね」
固法「そ、そうかしら…///」
上条「俺なんか、朝まで眠れなくて、飯食ってるときに居眠りしちゃいましたよ」
固法「そ、そうなの」
固法（いえない……私なんか緊張して眠ってないことを…）
上条「それでいきたいところってどこなんですか？」
固法「あっ…つくまで内緒ね」ﾆｺｯ
上条「？」
………
……
…
固法「ここよ」
上条「ここって？」
固法「まぁ入って入って」
305 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:31:59.96 ID:I8N1xdVPP
固法「あ、初春さん、白井さん、あれみんなもいるの？」
黒子「固法先輩、今日はおやすみでは？」
固法「あははは、あのね…」
佐天「まさか…」
初春「！？」
御坂「なによ？」
固法「ちょっと紹介したい人がいます、さぁ入って入って」
上条「えっとここは…」
御坂「！？」
佐天「うひょー」
初春「///」
黒子「ほほぅ…」
固法「えっとこの上条当麻さんが、私の付き合ってる彼氏です！」ﾆｺｯ
上条「え？え？」
御坂「！？」
307 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:36:22.94 ID:I8N1xdVPP
固法「その、これからここに出入りすることになるとおもうので、皆さんに紹介しておこうかと」
上条「え？出入り？」
固法「風紀委員が休みの時、以外はココにきてくれれば連絡とれるし会えることが多いわよ？」
上条「で、でも…」
固法「なによ、ずっと傍にいてくれっていってたじゃないのよ…///」
上条「あっ///」ｶｧｧ
固法「///」ｶｧｧ
佐天「ひゅーひゅー」
黒子「なるほど、そういうことでしたの」
御坂「あばばばばばばば」
ﾊﾞﾀﾝｯ
初春「御坂さん！」
黒子「まぁまぁ、お姉さま大丈夫ですか？」
上条「び、びりび」
黒子「約束…」ﾎﾞｿｯ
310 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:40:52.63 ID:I8N1xdVPP
上条「くっ…」
上条.｡oO（お姉さまに今後話しかけたりしないこと、これだけですの！）
黒子「お姉さまお姉さま私が御部屋までお送りいたしますわ」
御坂「そ、そんな」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
黒子「ではお姉さまいきますわよ」
ｼｭﾝｯ
佐天「行っちゃった…」
固法「まぁ紹介は済んだしいいわよね」
初春「固法先輩がなんか変わったかも…」
上条「あははははは」
佐天「やっぱり彼氏さんだったんですね」ﾆﾔﾆﾔ
固法「やっぱりってなによ…///」
佐天「お店での告白きいちゃいましたから」ﾆﾔﾆﾔ
固法・上条「！？」
初春「ごめんなさい///」ｶｧｧ
312 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:44:19.42 ID:I8N1xdVPP
固法「貴方達///」
佐天「ご馳走様でした」ﾆｺｯ
初春「ご、ご馳走様でした///」
固法「なっ///」ｶｧｧ
上条「///」ｶｧｧ
佐天「あっはっははは」
………
……
…
固法「さぁ、ケーキも買ったし、そろそろペットを見せてもらいにいきましょうか？」
上条「ほ、本気でうちにくるんですか？」ｱｾｱｾ
固法「見られちゃいけないものでもあるんですか？」
上条「それは…」
固法「あ、だ、大丈夫ですよ、私だって少しは理解のあるつもりなんですから…多少そういうものがあっても…///」
上条「あははははは…」ｱｾｱｾ
314 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:49:13.63 ID:I8N1xdVPP
固法「犬の名前はインデックスちゃんよね？」
上条「は、はい」
上条（性格には犬みたいなものだけど…）
固法「でもかわってるわよね、ケーキを食べる犬なんて」
上条「別にケーキなんてもっていかないでも…」ｱｾｱｾ
固法「だめですよ、せっかく上条さんと…いえ当麻さんとお付き合いしてはじめてのデートの記念なんですもの」ﾃﾚﾃﾚ
上条「あはははは、そ、そうだね」
固法「それとも、なにか別の理由でつれていきたくないわけでもあるんですか？」ｼﾞﾄｫｰ
上条「そ、そんなことはないですよ」
………
……
…
上条「…｣ｺﾞｸﾘｯ
ｶﾞﾁｬｯ
上条「た、ただいま…」
317 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:52:58.84 ID:I8N1xdVPP
スフィンクス「にゃぁ～」
固法「か、かわいい～」ふにゃ
上条「ほっ」
固法「この三毛猫なんていうんですか？」
上条「え、えっと、スフィンクス…」
固法「スフィンクス…変わった名前ですね」
スフィンクス「うにゃぁ」
固法「よしよし、おいでおいで」
スフィンクス「ｺﾞﾛｺﾞﾛ」
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
固法「お、とうとうお出ましかな？」
上条「…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
固法「インデックスちゃ～ん、ケーキかってきたわよー」
禁書「！？」
固法「くるかな？」ﾆｺﾆｺ
320 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:57:06.67 ID:I8N1xdVPP
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
禁書「ケーキ！ケーキ！」
固法「え？」
禁書「知らない声だけど、私の名前呼ぶしとーまの知り合いだね！」
ﾄﾃﾄﾃ
固法「！？」
禁書「あれ？この人だれ？とーま？」
上条「…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
固法「えっと、インデックスちゃん？」
禁書「そうなんだよ？」
固法「犬じゃないわよね？」
禁書「犬とは失礼なんだよ！とーま、この女だれかな！」
固法「えっと上条さん、説明していただけますか？」
上条「……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
322 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:00:12.57 ID:yz+a6lLcP
固法「当麻さん！？」
禁書「とーま！」
「説明してほしいかも！（ほしいですよ！）」
上条「……ごめんなちゃい」
固法「謝る前に説明を！！」
禁書「説明がほしいんだよ！！」
上条「だ、だから…」
「説明してくれないなら！」
ﾊﾟﾝｯ
ｶﾞﾌﾞﾘｯ
上条「うぎゃぁああああああああ」
………
……
…
固法「なるほど、だったらはじめから説明してくだされば…」
324 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:04:54.95 ID:yz+a6lLcP
上条「そ、そうしたかったんですが、話す機会を逃してしまして…」ﾋﾘﾋﾘ
禁書「とーま？私を犬扱いはひどいんだよ？」
上条「すみません」
上条（犬の餌をおいしそうに食べるくせに…）
固法「それで、追われていたこのインデックスさんを当麻さんがかくまってそのままと…」
上条「そうです…」
固法「それでは、ただの居候ということでよろしいのですね？」
上条「はい…」
禁書「それは聞き捨てならないかも！」
固法「え？」
禁書「私はとーまのパートナーなんだよ！」
固法「へぇ…でも私は当麻さんの彼女ですけど…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
禁書「むぅ…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
上条「ちょ、ちょっと落ち着いて二人とも…」ｱｾｱｾ
「とーま（さん）がはっきりしないからいけないん（ですよ）だよ！！」
325 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:08:49.31 ID:yz+a6lLcP
上条「仰るとおりです…」ﾌﾞﾙｯ
固法「まぁ、貴方ならやりそうなことですけどね…」
上条「え？」
固法「こういう子を見捨てる人とは思えませんし、逆に見捨ててたら、私からお断りしますわ」
上条「美偉さん…」ｳﾙｯ
固法「でも、話してくれなかったことだけは、ゆるせません」
上条「ごめんなさい」
固法「でも…これで許してあげます」ｸｲｯ
上条「え？」
ちゅっ～
禁書「！？」
っぱぁ
上条「え？え？」
固法「///」
禁書「な、なにするのかな！私のとーまに！！！」
330 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:14:41.80 ID:yz+a6lLcP
固法「なにって…」
上条「///」
固法「だって当麻さんはずっと傍にいてくれっていったんですよ？」
禁書「だったらなんなのかな？」ｼﾞﾄｫｰ
固法「ということは…一生ということで…つまりは…」ﾎﾟｯ
上条「！？」
固法「そういうことですよね///」
禁書「とーま？本当にそんなこといったかな？」
上条「あ、あぁ…｣ｱｾｱｾ
固法「そういうことですから、『私の』当麻さんに変なことしないでくださいね」ﾆｺッ
禁書「とーま！とーま！」
上条「あは、あははっはは」ｱｾｱｾ
固法「当麻さん、後悔させないんですよね？」ﾆｺｯ
禁書「…とーまのばかー！」ｶﾞﾌﾞﾘｯ
上条「うぎゃぁあああ」
おしまい
333 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:15:58.65 ID:yz+a6lLcP
無事153コマで固法先輩のお話が終わりました
337 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:18:39.43 ID:yz+a6lLcP
予定は未定です
判っていることは
火曜夜がかけないこと、水曜は夜まで出張な事くらいしょうか
携帯で多少はやろうと思えばやれますけど、変換が馬鹿なので人名でイライラして…
多分…orz
344 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:40:51.18 ID:yz+a6lLcP
魔術となると日常からかけ離れそうなので、結構難しいんですよね
ローラの口調は絶対面倒ですし
オルソラは書いてみたいけど…難しいですし
ルチアさんは魔術側で一番かきたいですけど
原作の大半を実家においてきてるんで…orz
アックアをだして、ぶち切れ五和さんってのも…なかなか
結局は文章だけでなく映像もある人たちが一番楽です
356 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 01:27:49.27 ID:yz+a6lLcP
でこDXもいいですね…でもエロに行きそう…
御坂×一方通行は…うーん
婚后さんもあの世間知らずっぽさが、上条さんの魔の手に
>>354
レールガンアニメオリジナル、眉毛書きだったかな
ということでおやすみなさい
372 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/15(月) 09:57:25.89 ID:yz+a6lLcP
>>370-371
>>25
orz
-「うっせーぞ」
ﾄﾞﾝｯ
「ちょっと、誰か風紀委員に通報たほうが」
-「能力者は偉いのかよ…」
ｹﾞｼｹﾞｼ
-「偉いに決まってるんだろ？ターコ」
ﾄﾞｺﾞﾄﾞｺﾞｯ
-「ど、どうしてこんなことするんだよ」
-「無能力者は黙って能力者に意見するんじゃねぇ…よっ！！」
ﾄﾞｺﾞｯ
2 名前：p2でたつとは思わなかった[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:28:30.05 ID:6pnsjTCUP
prrrrrrrr
-「はい、こちら第177支部です。はい…判りました直ちに急行します」
pi
ｶﾀｶﾀ
-「これですね…」
-「固法先輩、第○学区西の路地にて複数による学生一人への暴行が確認されました」
-「急行をお願いします」
ｶﾀｶﾀ
-「了解、大至急向かうわ」
………
-「か、金ならやるだから！」
ﾊﾟｼｯ
-「コイツは貰っておく…だがな…」
ﾎﾞｺｯ
-「これとそれは別だからな…」
3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:29:54.03 ID:6pnsjTCUP
ｶﾂｯ
-「誰だ！」
-「はぁ……ビリビリ避けてこの道選んだら、こういうイベントですか…」
-「テメェ風紀委員か！？」
-「いやいやただの通りすがりの学生ですよ」
-「へっ…脅かせやがって…」
-「巻き込まれたくなければ、さっさと消えな！」
-「それはありがとう、といいたいところだけど…こういうの見ちまったら…」
-「やるっていうのか？この人数相手に」
-「もしかして能力者か？」
-「ただの無料力者だけど…」
-「無能力者なら能力者の前ではﾍﾟｺﾍﾟｺしてりゃいいんだよ！」
ｼｭｯ
-「ただね……俺の右手はちぃっとばかり特別製だから、歯ァ食いしばっとけよぉ」
ｷｭｰｲﾝ
4 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:30:35.68 ID:6pnsjTCUP
固法「通報にあった場所はこの辺りね」ｷｮﾛｷｮﾛ
固法「初春さん！」
-初春「その突き当りを右にいったところです」
固法「判ったわ」
ﾀﾀﾀﾀｯ
固法「ここね！！」
固法「え？」
-「ただね……俺の右手はちぃっとばかり特別製だから、歯ァ食いしばっとけよぉ」
ｷｭｰｲﾝ
-「なっ、なんだと…能力が消えた…！？」
ﾊﾞｷｯ
-「ぐあぁぁ」
固法「せ、先輩…？」
-「次はどいつが相手してくれるんだって？」
-「まぐれで調子に乗りやがってぇ…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ
5 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:31:56.17 ID:6pnsjTCUP
ﾍﾞｷｯ
-「うごぉぉ」ｽﾞｻー
固法（先輩じゃ…ないわよね…そんなはずはないもの…）ﾌﾙﾌﾙ
-「なっ、なんだ貴様、無能力者じゃなかったのか！？」
-「無能力者っていってんだろ…？能力者能力者偉そうにしやがって…てめぇら何様だとおもってるんだよ！」
ﾊﾞｷｯ
-「ぐげぇ…」ﾊﾞﾀｯ
固法「…！？、そこまでよ！ジャッジメントです大人しくしなさい！」
-「やれやれやっと登場か…」
固法「全員、傷害の現行犯で拘束します」
-「げっ…」
-「ま、まって！」
固法「ん？」
-「彼は…ただ僕を助けてくれただけで…」
固法「え？そうなの…？」
6 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:33:01.15 ID:6pnsjTCUP
-「たはははは…」ｱｾｱｾ
固法「で、でも今のを見る限り一応事情を聞かせてもらわないことには」
-「みつけたわよ！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
-「！？」
-「今日こそ決着つけさせてもらうんだから！！」
-「じゃ、じゃぁ…そういうことで…」
ﾋﾞｭｰｰｰｰﾝ
-「ちくしょーまた逃げられたわ！」ﾀﾞﾝｯ
固法「御坂さん？」
御坂「固法先輩？」
………
……
…
固法「へぇ…そういうことなの…」
御坂「そうなんです、アイツ…上条当麻っていうんですけど…」
7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:33:46.64 ID:6pnsjTCUP
固法「上条当麻…」
初春「えーっとですね」
ｶﾀｶﾀ
初春「第7学区の学生寮に住む、高校生ですね」
固法「高校生…」
初春「えーっとレベルは…0ですね」
固法「え…？」
初春「どうかしましたか？」
固法「な、なんでもないわ…」
固法（レベル0なのに…能力者複数相手に挑むなんて……まるで…）
初春「先輩、先輩？どうかしましたか？」
固法「いえ……そういえば御坂さん、上条さんのこと詳しく聞かせてくれるかしら？」
御坂「えーと…」
固法（あの口ぶり……まるで先輩だった…）
固法（……先輩はもう…いないはずなのに…）
9 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:36:25.05 ID:6pnsjTCUP
-翌週-
ﾎﾞﾜｯ
-「オラオラ、さっさと金だせや！」
-「ひぃぃ」
-「ひぃい、じゃねーんだよ」
上条「はぁ……なんで毎度毎度この道通るとこういう場面に遭遇しますかね…」
-「見せ物じゃねーぞ！さっさと消えやがれ！」
上条「いい年した男が学生一人に能力みせつけて金騙し取ろうとしてる場面みてちゃ…見逃せってのが難しいでしょ…」
-「やるっていうのか……俺の能力を甘く見てるんじゃないだろうな…」
上条「いんや…べつに？」
-「それが甘くみてるってってんだよ！」
ﾊﾞｼｭｯ
上条「ただの火の玉の1つくらい…」
ｷｭｰｲﾝ
-「てめぇ…何しやがった…」
10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:37:31.93 ID:6pnsjTCUP
ｶﾞﾀｯ
固法「ジャッジメントです！」
-「ﾁｯ…」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀ
固法「待ちなさい！…え？」
上条「…あっ…」
固法「アナタは…」
上条「や、やぁ…」ｱｾｱｾ
ﾀﾞｯﾀﾀ
固法「ま、待ちなさい！」
上条「そういわれて待つヤツなんかいないだろ！」
固法「……」
上条「じゃあ、そういうことで！」
固法「待ってください、上条さん」
上条「え…？」ﾋﾟﾀｯ
12 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:38:52.78 ID:6pnsjTCUP
固法「……」
上条「どうして俺の名前を…？」
固法「あ…ぁぁの…御坂さんから…」
上条「御坂…？あぁビリビリか」
固法「びりびり？」
上条「ほらアイツいっつもこんな顔してびりびり電気だしてるだろ？」
固法「……」
上条「だからびりびり」
ｸｽｯ
上条「ん？」
固法「あはは」ｸｽｸｽ
上条「そんな面白かったか？」
固法「だ、だって…あの御坂さんにそんなこと言う人なんてはじめてだから」ｸｽｸｽ
上条「はぁ？アイツだってだたの中学生だろ」
固法「彼女みたいなLV5をただの能力者だなんて、アナタとても珍しい方ですね｣ｸｽｸｽ
13 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:39:48.67 ID:6pnsjTCUP
上条「…そうか？まぁいいや」
固法「失礼しました、名乗るのが遅くなりましたね」
固法「私は固法、固法美偉、風紀委員をやっています」
上条「ど、どうも…上条当麻です…ただの学生です」
固法「ごめんなさいね、急に笑ってしまって、先週の件といい今のといい、アナタは彼等を守ってくれただけなのに」
上条「守ったってほどでもないんだけど…」
固法「そうだ、今お暇ですか？」
上条「んー？帰るだけだから暇っちゃ暇だけど…なにか？」
固法「お暇でしたら…」
上条「ま、まさか拘束されるのか！？」
固法「違いますよ、この前のお礼もいいたいですし、そこでお茶でもどうですか？」
上条「え？喫茶店」
固法「無理にとはいいませんよ」
ぐぅ～
上条「///」
14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:40:53.21 ID:6pnsjTCUP
固法「！？」
上条「あははっは…そのご、ご馳走になります…///」
固法「うふふ」ｸｽｸｽ
上条「///」
………
……
…
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
店員「いらっしゃいませ、2名様でしょうか、こちらの席へどうぞ」
固法「どうかしましたか？」
上条「///」
固法「あぁー、女性ばかりですからね。この店は」
上条「あはははは///」
固法「この店はケーキでとっても有名なんですよ」
上条「ど、どうりで…///」
15 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:41:45.08 ID:6pnsjTCUP
固法「お腹もすいてる様子ですし、どうぞたくさん召し上がってくださいね」
上条「す、すみません///」
固法「すみませーん、注文いいですか？」
………
……
…
ｺﾄｯ、ｺﾄｯ
店員「ごゆっくりどうぞ」
上条「あの…ほ、ホントにこんなに頼んでよかったんですか？」
固法「いいんですよ、私が誘ったんですから」
上条「そ、そうですか…では…いただきます」
ｶﾞﾂｶﾞﾂ
上条「そういえば、固法さん？」
固法「はい？」
上条「固法さんはそのミルクだけなんですか？」
16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:42:32.70 ID:6pnsjTCUP
固法「えぇ」
上条「女性でこういう場所で、甘いものとか食べない人って珍しいですよね」
固法「そうかしら？」
上条「いや、深い意味はないんですよ、ただ…」
上条（うちの居候だったら、有無も言わさず全種頼むだろうし…）
固法「ただ？」
上条「な、なんでもないですよ」
固法「そう？」
………
……
…
固法「ところで上条さん」
上条「ふぁい？」
固法「口のなかのもの飲み込んでからでいいですよ」
ｺﾞｯｸﾝｯ
17 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:43:13.20 ID:6pnsjTCUP
上条「はい、なんですか？」
固法「上条さんて、いつもああいうことしてるんですか？」
上条「ああいうことって？」
固法「先ほどのような」
上条「あぁ…」
固法「してるんですか？」
上条「あー、なんていうか偶々なんですよ」
固法「偶々？」
上条「なんか、ああいうトラブルに巻き込まれやすい体質らしくて」
固法「はぁ…」
上条「だからいつのまにか巻き込まれるんでそれで」
固法「なるほど」
上条「ただ…能力者だからって無能力者だからって差別するやつとかは…嫌いですけどね｣ﾆｶｯ
固法「！？」
上条「まぁ偉そうなこといってるけど、ただの喧嘩ですよね」
18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:44:28.02 ID:6pnsjTCUP
固法（に、似てる…？）
上条「同じ人間なんだから、そりゃもっと仲良く、できればみんなで楽しく過ごせればいいとおもってるだけで」
固法（考え方とか…先輩に…）
上条「どうかしたのか？」
固法「え？ええ」ﾋﾞｸｯ
上条「さっきからぼーっとしちゃって」
固法「なんでもありません」
上条「そっか？」
固法「と、とにかく、ああいうことは危険ですので、次からは風紀委員に連絡を」
上条「あぁ…できるかぎりそうするわ」
固法「…ｯ」
上条「ん？」
固法「携帯かしてください」
上条「ん？なんで」
固法「いいから！」
20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:45:08.28 ID:6pnsjTCUP
上条「！？」ﾋﾞｸｯ
固法「携帯」
上条「は、はい…」すぅー
ﾊﾟｼｯ
固法「……」pipipipipi
固法「はい」
ﾊﾟｼｯ
上条「ん？」
固法「……」pi
上条「？」
prrrrrrrrr
上条「おわっ！？」
pi
固法「私の番号いれておきましたから、必ず次からは連絡してくださいね」
上条「え？え？」
22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:47:03.23 ID:6pnsjTCUP
固法「いいですね？」
上条「は、はい…」
ｶﾞﾀｯ
固法「それでは私はまだやることがありますので」
ｽｸｯ
固法「ここの会計はすませておきますので、ごゆっくりどうぞ」
上条「あ、あぁ…」
固法「では」
上条「ご馳走様、固法さん」
ﾊﾞﾀﾝｯ
上条（良く考えたら……先生以外の女の子の番号ってはじめてじゃ…）
上条「よっしゃぁあ！」
上条（で、でもジャッジメントで支給された番号かも知れないし…）
上条「まぁ、女の子の番号にはかわりないな」
上条「深く考えるのはやめよう、あー、ケーキうめぇ」
24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:48:00.01 ID:6pnsjTCUP
ﾀﾞｯﾀﾀﾀ
固法（私何してるのかしら…）
固法（ちょっといわれたくらいでむきになっちゃって…）
固法（あの人が風紀委員を信頼してなさそうだから？）
固法（あの人が…先輩に似てるから…？）
固法（違う…ただの私の周りでまた居なくない人を一人もだしたくないだけ…）
固法（LV0であんなことするなんて無茶だもの…）
固法（先輩のことは…）
固法「あっ、いけない」
ﾋﾟﾀｯ
固法「さっきの番号…私のプライベート用携帯だった…」
固法「こっちの風紀委員用のと間違えちゃった…」
固法「……」
固法「まぁいいか…かけてこなそうだし…」
固法「きっと…そうよ…」
25 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/13(土) 23:49:50.24 ID:6pnsjTCUP
あとはちんたらとやっていきます
ちょっと強い上条さんですがそのあたりはスルーで…orz
27 名前：>>26 いつも通り眠くなるまで…[] 投稿日：2010/02/13(土) 23:56:44.22 ID:6pnsjTCUP
上条「…はぁなんでこう高確率でエンカウントするんでしょうか…」
-「なんだテメェ…こいつの仲間かよ！？」
上条「まぁ違うっていっても、逃がしてくれる状況じゃないよね…」
-「顔見られてそのまま返すはずがないだろ！！」
上条「……不幸だ」
-「ごちゃごちゃいってないでとっとと寝とけや！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「うぉ！？」
-「避けるんじゃねぇよ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「いやー、普通避けるでしょ…」
-「ふ、ふざけんなぁああ」
ﾌﾞﾝｯ、ﾌﾞﾝｯ
上条「でも流石に大振りすぎるんだよね…」
ｺﾞｼｭｯ
30 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:02:42.74 ID:I8N1xdVPP
-「あがぁぁぁぁっ」
上条「振り回してるだけなら、俺みたいな素人でもよけられるわけで…」
-「余裕こいてんじゃねぇよ！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
上条「うほっ！」
ｷｭｰｲﾝ
-「消えた！？」
上条「びりびり一派以外で電撃使うやつははじめてだな！」
-「てめぇ！能力者か！」
上条「ちがうっていっても……信じてくれる状況じゃないよな…」
-「そこまでですわ！」
上条「ふぅ…今日は結構早かったな…」
黒子「また貴方ですの…、はぁこのままやられるまで知らん振りすればよかったですの…」
上条「おいおい、白井…それがジャッジメントのいうセリフかよ…」
黒子「冗談ですの…とりあえずその…」ｷｯ
-「な、なんだよガキじゃねーか…」
32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:08:45.30 ID:I8N1xdVPP
黒子「お姉さまと違ってとても下品な方を…」
ｼｭﾝ
黒子「拘束させていただきますの」
-「テレポーターだと！？」
ｶｯｶｯｶｯ
-「…ｸｯ」
黒子「さて……まさか貴方も…この暴漢の仲間ということは…？」
上条「…どうみても、巻き込まれただけだろ…」
黒子「ﾁｯ」
上条「おい！今舌打ちしなかったか！？」
黒子「気のせいですの、貴方を逮捕できればお姉さまの邪念がきえるとはこれっぽっちもおもってませんの」
上条「……」
黒子「こちら白井、暴漢3名拘束いたしましたわ」
-「了解です、4,5分で車が向かいますので、それまでお願いします」
黒子「了解ですの。初春今日もご苦労様ですの」
33 名前：猿さんくらったら止まりますけど[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:14:41.50 ID:I8N1xdVPP
上条「さすがに白井は手際がいいな…」
黒子「お褒めいただいてもなにもでませんことよ」
上条「いや…期待してねーし……」
黒子「それで貴方はどうしてここに？」
上条「まぁいつものことで……気がついたらこれに巻き込まれてたと…」
黒子「はぁ……助けて相手が男性だったから良いものの、これが女性だったらまた…」
上条「女性だったらなんだ？」
黒子「なんでもありませんの」
黒子（無自覚フラグメイカーが！！）
上条「そういやこの範囲今日はお前なんだな」
黒子「といいますと？」
上条「この前は固法さんだっけ？あの眼鏡の人だったからさ」
黒子「あぁ…固法先輩ですわね……って貴方は…」
上条「な、なんかやばいこといったかな？」ｱｾｱｾ
黒子「そのときも……巻き込まれた現場をうろつくとは、自殺志願者ですの！？」
34 名前：そもそも何故こんな短時間に特定されてるんだろう…[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:21:43.43 ID:I8N1xdVPP
上条「仕方ねーだろ！ビリビリがあまり通らないコースを選ぶとココしかないんだから！」
黒子「お姉さま…？まぁ仕方ありませんわね……」
上条「なんだ？」
黒子（お姉さまもお姉さまですわ！なぜこの様な下品な殿方を…）
上条「と、とりあえず……もういいか？」
黒子「そうはいきませんの……理由があろうと無かろうと暴力を振るったことにはかわりありませんので」
上条「……とかいってビリビリのは見逃してるんだろ？」
黒子「当然ですの！」
上条「即答かよ……」
黒子「お姉さまは特別ですの！七人のLV5の第3位なのですから…」ｸﾄﾞｸﾄﾞ
上条（…いまだ…）
黒子「まったく貴方のような類人猿とお姉さまと一緒にすることが間違いですの！」ｸﾄﾞｸﾄﾞ
ﾋﾟｭｰﾝ
黒子「きいてますの？」
黒子「むきー！あの類人猿あとでピーして差し上げますわ！」
36 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:27:54.69 ID:I8N1xdVPP
上条「はぁはぁはぁ…」
上条「ったくこっちは巻き込まれただけの被害者だっていうのに…」
上条「あっ…のんびりしてると特売が売り切れちまう」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀﾀ
………
……
…
固法「白井さんお疲れさま」
黒子「固法先輩」
固法「あれ？白井さん一人？」
黒子「一人ですか……なにかありますのですか？」
固法「いや、な、なんでもないんだけど」
黒子「まぁ先ほどまで類人猿の上条当麻という方ならいらっしゃいましたが…」
固法「え？彼がいたの？」
黒子｢先輩…まさか上条当麻しってますの？」
37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:33:03.34 ID:I8N1xdVPP
固法「いや……」
黒子「……」
黒子（まさか固法先輩までもがフラグを…）
固法「そう、御坂さんから聞いたのよ」
黒子「お姉さまが？」
固法「うちの支部に来たとき、色々話してくれてね」
黒子「それは…」
黒子（それで……ｲﾗｯとしますの）
固法「だ、だから何かあるってわけじゃないんだけど」
固法「話にきくとトラブルに巻き込まれやすい体質ってきいたから…」
黒子「はぁ…お姉さまがそこまで先輩にお話を…」
固法「そ、そうなのよ…」
黒子「まぁそうですの……」
固法「で、その上条さんは怪我とか何もなかったの？」
黒子「無傷でとっくにげましたのですが…なにか？」
38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:39:28.61 ID:I8N1xdVPP
固法「そうなんだ…」
固法（やっぱり連絡してこないのね……まぁ怪我がなくてよかったけど…）
固法（って私は何を考えて…）
黒子「それで先輩、何故ここに…？」
固法「白井さんの応援に…」
黒子「まだ先輩の中では私は見習いの頃のイメージなんですわね…」ｼｮﾎﾞｰﾝ
固法「そういう意味じゃないのよ」
黒子「まぁ黒子はこの悲しみをお姉さまに慰めてもらいますわ…」
pi
黒子「初春、そこにお姉さまいらっしゃいますか？」
-初春「白井さんよくわかりますね！かわりましょうか？」
黒子「お願いしますの」
-御坂「黒子！あんたそこでアイツ見なかった？」
黒子「………」
御坂｢アイツ最近そこ通ってるらしいのよ！見かけたら教えてよね」
40 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:46:35.16 ID:I8N1xdVPP
黒子「はぁ…皆さん、口を開けばあの方のことばかり…」
-御坂「べ、別に私は…」
黒子「お姉さまもお姉さまですの！黒子ががんばっているところに、一言、ただ一言の労いの言葉でもいただければ…」
-御坂「なによー」
黒子「黒子は、黒子は24時間でも、365日でも休まず働けますの！」
-御坂「あんたがいうと嘘に聞こえないから怖いわ…」
黒子「まぁまぁお姉さま、私がお姉さまに嘘などつくはずがありませんの…」
-御坂「どーだか…」
黒子「！？」
-御坂「とりあえず、アイツ見かけたら連絡頂戴ね」
黒子「……」
御坂「きいてんの？」
黒子「…わかりましたの、初春にかわってくれませんか？」
-御坂「ちょっとまってね、初春さんかわってって」
-初春「はい白井さんかわりましたよ」
41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 00:54:21.39 ID:I8N1xdVPP
黒子「ちょっと最近能力者の暴漢が増えすぎてませんか？」
-初春「そうですねー」
-ｶﾀｶﾀ
-初春「今月だけで8件、うち5件は…あぁ、毎週ですね！あの上条さんが解決しちゃってますけど…」
黒子「……あの方は…」
-初春「ただ、実際の被害報告がないことには実数がわかりませんので、もっと多いかもしれません」
黒子「そうですの、ありがとう初春」
-初春「白井さんも気をつけてね」
pi
黒子「さて……車もきたようですし」
………
……
…
売り切れ
上条「不幸だ…」
44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:03:55.00 ID:I8N1xdVPP
上条「はぁ……特売買いそびれて、インデックスに噛み付かれるとは…アイツが買い物くらいしてくれてもいいのに」
上条「オマケにこの前ケーキ食べて帰ったのがばれて、それをかってこないとまた噛むよとか…どっちが居候なのか…」
上条「…あれ？」
上条「確かあの人は固法さんだっけ」
固法「ん？」
上条「あ、こっちに気がついたかな？」
上条「固法さーん」
固法「上条さん、どうしてここに」
上条「えーっと…ケーキを……」
固法「え？ケーキ？」
上条「この前美味しかったのでケーキを買って帰ろうかなと」
固法「あなた一人で…？」
上条「変ですか？」
固法「あの女性ばかりの店にくる男性客なんてめったにいないわよ」
上条「たしかに…」
45 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:09:26.48 ID:I8N1xdVPP
固法「あの中に入るの恥ずかしくない？」
上条「…ちょっと恥ずかしいです///」
固法「どれが欲しいの？買ってきてあげようか？」
上条「そこまでしてもらうのは…」
固法「いいわよ、私が奨めた店だもの、ちょっとうれしいじゃない」
上条「そうですか、じゃあ」
固法「ok、ちょっとまっててね」
上条「お願いします」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
上条（この人って見た目はきつそうだけど、優しい人なのかな）
………
……
…
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
固法「お待たせ上条さん」
48 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:14:13.57 ID:I8N1xdVPP
上条「ありがとうございます」
固法「中味確認してもらえる？いわれたもの買ってきたけど」
上条「えーっと…全部ありますね」
固法「そう」
上条「えーっとこれは、固法さんの分です」
固法「え？」
上条「買ってきてもらったお礼です」
固法「でも」
上条「あ……手でもっていくわけにもいかないですね…参ったな」
固法「うふふふ」ｸｽｸｽ
固法「ちょっとまっててね、箱もう1つ貰ってくるから」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
固法「これに入れてもらえる？」
上条「はい」ｽｯ
49 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:17:48.44 ID:I8N1xdVPP
固法「ご馳走様ね」
上条「いえいえ、あの中にはいって買う勇気はちょっとなかったですから」
固法「そうよね、あははは」ｸｽｸｽ
上条「ところで固法さんはどうしてここへ？」
固法「あっ、それはね」
固法「この前もその前も、さらにその前も…上条さんそこの路地付近で暴漢と遭遇してるでしょ？」
上条「ま、まぁ…」
固法「だからこのエリアを重点的に巡回してるのよ」
上条「なるほど…」
固法「ところで上条さん？」
上条「はい？」
固法「この前白井さんとあったとき…連絡くれませんでしたね…」
上条「あっ…」
固法「危ないですから必ず私達に任せるようにしてくださいよ」
上条「あはははは…」
51 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:22:44.59 ID:I8N1xdVPP
固法「もぉ、何かあってからでは遅いんですからね！」
上条「は、はい…」
固法「怪我もなかったからいいものの…」
上条「…」
固法「あっ、ごめんなさい、ここまでいうつもりじゃなかったんですが…」
上条「気にしないでください、警告きいてない俺も俺ですし」
固法（なんで、この人にこんなにいっちゃうんだろ…）
固法（やっぱり先輩に似てるから…でも顔とかは…別に）ジー
上条「？」
固法（似てないのよね、でも雰囲気とかそういうのが…）
上条「どうかしましたか？」
固法「なんでもないわ」
上条「それじゃこの後も？」
固法「ケーキもったまま巡回する風紀委員ってのも間抜けですけどね」
上条「まぁ…」
52 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:27:05.37 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
固法「でも、私一人で巡回してるときに限って…何もないんですけどね」
上条「何もない平凡を幸せに感じないと…」
固法「あははは、それなんですか？」ｸｽｸｽ
上条「俺の不幸を体感してみれば…わかりますよ」
固法「諦めないでがんばってください」
上条「は、はい」
固法「ただ……そこまでいわれると上条さんとあるいてたら、遭遇しちゃったり…」
-「きゃぁー誰か！」
上条「まじかよ！」
固法「！？」
ﾀﾞﾀｯﾀﾀ
-「た、助けて！」
-「ﾁｯ…もうジャッジメントの到着かよ！」
固法「ジャッジメントです！大人しくしなさい！」
54 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:33:09.02 ID:I8N1xdVPP
-「う、動くんじゃねーぞ！」
上条「うわ…女の人の服が…///」
固法「上条さん！あんまりみないで！」
上条「は、はい///」
固法「婦女暴行の現行犯ね…」
-「て、てめぇら、下がりやがれ！」
固法（みたところ右手のナイフ以外は…）
ｶｯ
固法（左ポケットに……何かの瓶…？）
-「下がれっていってんだろ！」
ﾌﾞﾝｯ、ﾋﾞｼｬｯ
固法「液体？この匂いガソリン！」
-「ここで俺の能力があわされば」ﾎﾞﾜｯ
固法「し、しまった…」
-「ほらほら、丸こげになっちまいなぁ」ﾊﾞｼｭｯ
57 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:39:14.01 ID:I8N1xdVPP
ｽｯ
ﾎﾞﾜｧ
上条「くぅ…」
ｷｭｰｲﾝ
固法「え！私をかばって…！」
-「てめぇこの前の！？」
ﾌﾟｽﾌﾟｽ
-「俺の炎がほとんど効いていないだと！？」
上条「いやさすがに服はこげてるよ…」
-「俺の炎はその程度じゃすまないはずなんだぞ！」
上条「まぁ……調子が悪いんだろ…？」
-「そ、そんなはずは…！？」
上条「とりあえず、レイ○未遂犯はさっさとくたばっちまいな」
ｺﾞｽｯ
-「うごぁ…」
58 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:44:09.47 ID:I8N1xdVPP
上条「あちちちち」
固法「上条さん！」
上条「固法さん大丈夫でしたか？」
固法「私はかばっていただきましたから大丈夫でしたけど…」
上条「ならよかった」ﾆｺｯ
固法「で、でもなんで私を…」
上条「だってほら…女の子が危ないときは…」
固法「でも私は風紀委員ですよ？」
上条「そんなこと関係あるか？風紀委員だろうが能力者だろうが、女の子は男がかばって当然だろ」
固法「…でも」
上条「そんなことより、そこの子なんとかしてやれよ」
-「…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
固法「…」
上条「あぁ…ケーキぐしゃぐしゃだな…アイツ…まぁいいか…これでも食うだろ」
固法「ま、まってください」
59 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:48:29.57 ID:I8N1xdVPP
上条「それじゃ俺は、急ぐから」
固法「上条さんまって！」
ﾀﾞﾀﾀﾀﾀッ
固法「上条さん…」
………
……
…
固法（私がジャッジメントに入ってから……この腕章をつけて…）
固法（あんな風にかばってもらったこと初めてかもしれない…）
固法（……女の子に能力者も風紀委員もあるかか…）
固法（……上条さん…やっぱり…）
prrrrrrr
固法「え？この番号って」
pi
固法「もしもし」
60 名前：寝ます[] 投稿日：2010/02/14(日) 01:53:58.19 ID:I8N1xdVPP
-上条「さっきは急にかえっちゃってごめん」
固法「いえ、こちらこそかばってもらっちゃってありがとうございます」
-上条「まぁそれは…どうでもいいんだけど」
固法「そんな、どうでもいいだなんて」
-上条「じゃぁ1つ貸しってことで、その貸しなんだけどさ」
固法「はい？」
-上条「また、今度あのケーキ代わりにかってもらえないかな？」
固法「あの喫茶店のですか？」
-上条「そうそう、帰ったらやっぱりぐちゃぐちゃで、人にあげる予定だったんだけど…」
固法「あははっはは」ｸｽｸｽ
-上条「わ、笑わなくても」
固法「いいですよ、それくらいいつでもお引き受けしますよ」
-上条「たすかったぁ…」
固法「もっと何か要求されるのかと思ってましたので、ケーキ買ってってのがおかしくて」
-上条「俺にはあの店で買い物することの方が、さっきのことよりよっぽどきついんだよ！」
75 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:36:37.62 ID:I8N1xdVPP
固法「わかりました、いつがよろしいです？」
-上条「えーっと……いてぇぇぇえ！噛むな噛むんじゃねぇよ！」
固法「上条さん？」
-上条「ご、ごめんなさい、うちの居候が噛み付きまして」
固法「居候？犬か猫でもかってるの？」
-上条「まぁ似たようなものを…」
固法「あれ？学生寮って、ペット可だっけ…？」
-上条「ｷﾞｸｯ…」
固法「まぁいいわ、聞かなかったことにしてあげる」
-上条「ど、どうもです」
固法「話戻るわよ、いつがいいのかしら？」
-上条「あ、明日なんてどうですか？」
固法「明日か…えーっと午前中に制服クリーニングだすから…」
-上条「あっ、ガソリンかかりましたしね」
固法「午後でいいかな？
76 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:42:01.03 ID:I8N1xdVPP
-上条「わかりました、では3時頃あのお店の前で」
固法「了解」
pi
固法「ペットか……何を飼ってるのかしら」
………
上条「電話中に噛むやつがいるか！」
禁書「電話中も話中もなにもないんだよ！」
上条「今、頼んでた人は風紀委員だから、ばれたら最悪お前強制送還だぞ？」
禁書「！？」
上条「こっちも何かしら処罰あるかもな……」
禁書「私、大丈夫かな？帰らせられないよね？」
上条「まぁ、今のでばれたとはおもえないけど…」
禁書「よかった…」
上条「とにかく電話中とか、外に声が漏れる可能性があるときは慎むように」
禁書「だったら……今はいいんだよね」ｷﾗﾝｯ
77 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:47:17.67 ID:I8N1xdVPP
上条「ｷﾞｸｯ…」
禁書「ぐちゃぐちゃのケーキもって帰ってきた罪は重いんだよ！」
ｶﾞﾌﾞﾘｯ
上条「ぎゃあぁぁぁ」
………
……
…
固法「早く着きすぎちゃったかな…」ｷｮﾛｷｮﾛ
固法「それにしても昨日は驚いたなぁ…」
固法「LV0で能力者の攻撃の前に立ちふさがるんだもの…」
固法「まるで能力を恐れていないっていうか…」
-「何の話ですか？」
固法「！？」
上条「こんにちは」
固法「上条さん！あっ、こんにちは」
78 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 08:55:33.19 ID:I8N1xdVPP
上条「わざわざすみませんね、こんなこと頼んじゃって」
固法「いいのよ、別に」
上条「あれ？制服クリーニングだしたんじゃ？」
固法「あっ…流石に昨日のじゃないわよ？これは予備」
上条「そうなんですか」
固法「風紀委員で動いてるときは、いっつもこれだからね、予備は何着かあるわよ」
上条「俺みたいにワイシャツと制服のずぼんって訳じゃないのに、お金かかりそうですね…」
固法「ん？そうかしら？」
上条「まぁ…いっつも同じ格好の俺が言うことじゃないですが…」
固法「確かに、見かけるといつも同じ格好よね」ｼﾞﾛｼﾞﾛ
上条「……」
固法「それじゃお店に」
上条「昨日と同じヤツお願いします」
固法「あっ…三時だしお茶しない？」
上条「え？」
79 名前：固法誰得とか言われると思ったのに、大丈夫そうですね[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:00:14.94 ID:I8N1xdVPP
固法「別に他意はないわよ？ちょっとお茶したいなって思っただけで」
上条「それじゃ、付き合ってもらったお礼に」
固法「入りましょうか」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
店員「いらっしゃいませ、2名様でしょうか？」
固法「はい」
店員「そちらの席へどうぞ」
ﾃｸﾃｸ
上条「それにしても…」ﾁﾗｯ
ｷｬｯｷｬｯ
上条「ここは女性ばかりですよね」
固法「そうね」
固法「あのすみません注文いいですか？」
店員「はい、ただいまお伺いします」
81 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:05:55.66 ID:I8N1xdVPP
初春「ねーねー佐天さん」
佐天「なーに？初春？」
初春「せっかくこの学区まできたんですから、この前のお店よりません？」
佐天「あーあの…御坂さんたちといった」
初春「そうです、そうそう」
佐天「うーん…」
初春「ダメですか？」
佐天「冗談よ、いこっか」
初春「はい！」
ﾃｸﾃｸ
佐天「あちゃぁ…混んでるわね」
初春「あれだけ美味しいお店ですから……」
佐天「席あいてるかしら…」ｷｮﾛｷｮﾛ
初春「空いてるといいですよね」
佐天「あっ、あれって固法先輩じゃない？」
82 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:14:39.78 ID:I8N1xdVPP
初春「本当ですねぇ～」
佐天「あれ誰かと一緒じゃない？」
初春「あれ…あの人って」
佐天「彼氏かな…くぅ～うらやましい～」
初春（この前の確か、上条さんだったかな…）
佐天「私たちは女二人きりで色気より食い気で動いてるのに…」ｶﾞｸｯ
初春「いいじゃないですかぁ！食い気だって！」
佐天「私は、潤いがほしいんですよ…」
初春「えー？私佐天さんと来て楽しいですよ？」
佐天「初春に潤いがあるのは……」ｸﾞｲｯ
初春「な、なんですか？」
佐天「この花のおかげかな」ｸﾞｲｸﾞｲｯ
初春「やめてください、佐天さん！」
佐天「やめてといわれると、もっとしたくなっちゃうんだよね、あっははは」ｹﾗｹﾗ
初春「もぉ！」
83 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:18:52.29 ID:I8N1xdVPP
佐天「それじゃ固法先輩の邪魔しちゃ悪いし、別の店にしよっか」
初春「えーっ！どうしてですかぁ！」
佐天「初春はこういうのが判らないのかなー」
初春「なにがですか！」
佐天「まぁ…初春のようなお子様にはわからないわよね、あっはははは」ｹﾗｹﾗ
初春「もぉー！佐天さんだって同い年じゃないですか！」
佐天「私はそんなパンツ履かないもん」
初春「！？」
佐天「クマさんとか…ねぇ～」ﾆﾔｯ
初春「み、みたんですか！佐天さん！///」
佐天「ありゃ…本当にクマさんだったか…」
初春「ち、違いますよ！///」
佐天「それじゃ……」
ｶﾞﾊﾞｯ
佐天「チェーｯク！！」
84 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:22:51.12 ID:I8N1xdVPP
初春「はへ…？」
佐天「確かにクマさんパンツだね」ﾆｶｯ
初春「…！？」
佐天「初春も白井さんを見習えとはいわないけどさ、もうちょっと中学生らしいのをさ」
初春「ひぃっ！？」
佐天「聞いてるの、初春」
初春「な、なんでこんなことするんですぁ！！///」
佐天「え？友達のファッションチェックするのが私の日課だし」
初春「だ、だからってこんな街中でしないでもいいじゃないですかぁ///」
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
佐天「だって、初春が…ってちょっと痛いってば」
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
初春「佐天さんてば///」
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
佐天「初春、ごめん、ごめんてば」
85 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:27:23.96 ID:I8N1xdVPP
-店内-
上条「それにしても…」ﾁﾗｯ
固法「ん？」
上条「固法さんはいつもそれ飲んでいるんですね」
固法「あぁ…ミルク？」
上条「しかもショートケーキだなんて…ミルク尽くしじゃないですか…」
固法「ここはね、武蔵野牛乳つかってるの」
上条「武蔵野牛乳？」
固法「そう、とっても身体にいいんだから！」
上条「身体に…」ｼﾞｰ
固法「健康や美容にいいのよ？」
上条「なるほど…」ｼﾞｰ
固法「！？」
上条「納得ですね」ｼﾞｰ
固法「ど、どこみてるのよ///」
86 名前：飯とか洗濯とか掃除とかでちょっと…[] 投稿日：2010/02/14(日) 09:32:39.27 ID:I8N1xdVPP
上条「え？あぁ…///」
固法「上条さんって、ちょっとエッチ？///」
上条「そ、そんなんじゃないですよ……肌が綺麗だなぁって」
固法「き、綺麗だなんて…///」
上条（そりゃ…そっちにも視線がいっちゃいましたけど…///）
固法「そっか、そういう意識せずさらりというところも…似てるわね…」ﾎﾟﾂﾘｯ
上条「はい？誰にですか？」
固法「あっ、なんでもないわ、独り言よ」
上条「ん？」
固法「ごめんね、気にしないで」
上条「まぁ、いいですけど…」
固法「ほら、せっかくここにいるんだし、食べましょう」
上条「そうですね」
ｶﾁｬｯ、ﾊﾞｸﾊﾞｸ
固法（私なに意識してるのかしら…///）
90 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 10:50:21.05 ID:I8N1xdVPP
上条「そういえば、最近この辺り物騒ですよね」
固法「私一人で回ってるときはあんまり見かけないんだけどね…」
上条「……不幸だ」
固法「上条さんがなにかそういうの引き寄せるものあるのかしら？」
上条「身に覚えがありすぎる…」
固法「冗談よ」ｸｽｸｽ
上条「俺の場合冗談じゃないからなぁ…」
固法「そんなに？」
上条「実は…ここに来るまでにも2回ほど…」
固法「え？」
上条「まぁ…なんとかなったので気にはしてないんですけど…いや別の意味で気にしてますけど…」
固法「なんで？」
上条「そりゃ…この不幸体質とか…」
固法「違う！ダメじゃないの連絡してくれなきゃ！」ｶﾞﾀｯ
「なに？今の」「痴話喧嘩かな？」ｻﾞﾜｻﾞﾜｯ
92 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 10:54:57.29 ID:I8N1xdVPP
上条「こ、固法さん？」ｱｾｱｾ
固法「あっ…」
上条「落ち着いてくださいよ、固法さん」
固法「ごめんなさい…」
上条「いえ…」
固法「でも、そのために私たち風紀委員がいるのですから…」
上条「呼んでる間にケリついちゃうかなって…」
固法「ダメですよ！何かあったらどうするんですか！」
上条「なにかって…？」
固法「怪我とか…」
上条「あぁ…まぁそうです……ね」
固法「せっかく私の番号教えたのに……こんなことにしか使ってくれないなんて」ﾎﾟﾂﾘｯ
上条「いやー、その…すみません」ﾍﾟｺｯ
固法「え？別にあやまらなくても…」
上条「わかってはいるんですけど、その考えるより身体が先に動いちゃって…俺ﾊﾞｶなんですよね」
94 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:01:08.78 ID:I8N1xdVPP
固法「……」
上条「それに理由もなしに、女の子に電話するってのも…」
固法「ケーキのために電話してきたのに？」ｸｽｸｽ
上条「いや、そのこれは緊急自体だったというか…」ﾃﾚﾃﾚ
固法「そういえば電話でいってたわよね？飼ってるのは猫？犬？」
上条「猫1匹と……犬みたいなやつです…」
固法「それでその手の噛みあとはその犬が？」
上条「あっ…」ｻｯ
固法「今さら隠さなくったって」
上条「いやぁ…」
固法「でもケーキ食べる犬ってのも珍しいわね」
上条「犬っていうか…」
固法「でも人の食べ物はだめよ？砂糖と塩とか動物にはあまり好ましくないんだから」
上条「そ、そうですね…」
固法「そうだ！ちゃんとペットフード買いに行きましょう」
96 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:05:22.90 ID:I8N1xdVPP
上条「はぃい？」
固法「ケーキは犬にはよくないし、ちゃんとペットフードを与えなくちゃね」
上条「だ、だから…」
上条（今更……うちの犬みたいな居候が人だとは…いえないな…）
固法「大丈夫よ、犬の餌なんてケーキよりかは安いんだから！」
上条「そ、そうではなくてですね…」
上条「そうそう、固法さんだってこの後、予定あるんでしょ？」
固法「今日は非番ですけど…？」
上条「……なるほど」
固法「そのかわり、今度そのペット見せてくれる？」
上条「……あははは」
固法「黙っててあげてるんですから、それくらいしてくれても」
上条「こ、今度ですね…」
固法「それじゃいこうか」
上条「は、はい…」
98 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:11:09.60 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
上条（インデックスにどう説明すればいいかな…）
固法「どうかしたの？」
上条「い、いえ…」
上条（まぁアイツなら犬の餌でも大丈夫だよな…）
固法「そういえば久しぶりね、誰かとこう出かけるなんて」
上条「そうなんですか？」
固法「うん、いっつも風紀委員主体にして動いてるからね」
上条「へぇ～大変なんですね」
固法「大変ってほどでもないけど、私も好きでやってるからね」
上条「なるほど…」
固法「あっ…」
固法（やだ、考え無しに誘っちゃったけど、こえってデートじゃないのかしら…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「センブンスミストって便利ですよね、大抵のものそろってるから」
固法「そ、そうね」ﾁﾗｯ
99 名前：参考画像…？レールガンの公式ページでもあるんじゃないかな[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:15:19.31 ID:I8N1xdVPP
固法（周りには誰もいないわね…）
固法「ふぅ…」
上条「どうしたんですか？ため息なんかついちゃって」
固法「な、なんでもないわよ」
固法（なに私は考えてるの、意識しすぎでしょ///）
固法（で、でも……これってデートよね…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「……」
固法「……」
ﾃｸﾃｸ
上条「つきましたね」
固法「うん…」
上条「で犬の餌はと…」
固法「ペットショップは○階だから…」
上条「なるほど、さすがに詳しいんですね」
固法「一応風紀委員としてこのあたりの地理は把握しておかないといけませんので」
101 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:20:45.12 ID:I8N1xdVPP
-店内-
上条「じ、実はあんまり入ったことがないんですよね」
固法「どうして？学園都市にいれば誰だってつかってるでしょ？」
上条「その……男一人でくると…とても……むなしい気分になりかねないので」
固法「なんで？」
上条「周りをみてください…」
固法「周り？」ｷｮﾛｷｮﾛ
上条「……」
固法「家族連れや、女の子…カップルもかな」
上条「男一人っていないでしょ？」
固法「確かに…」
上条「そういうことなんです…」
固法「でも今日は私と一緒じゃないですか？」
上条「え？」
固法「あっ…！」
102 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:26:27.44 ID:I8N1xdVPP
上条「あの…」
固法（し、しまった…///）
固法「べ、別に深い意味はないですよ///」
上条「……」
固法「こ、こうやって買い物くらい知り合いならするでしょうし…」
上条「そうですね」
固法「ふぅ…」
上条「だっから、今日は形だけ、デート気分を味わせていただきましょうか」ﾆｺｯ
固法「！？」
上条「まぁ、固法さんは彼氏と散々ここにきてそうですからあれですけど…」
固法「べ、別に私は…」
上条「こんな綺麗な人と一緒に歩ける気分だけでも、今日は十分ですよ」
固法「綺麗だなんて…///」
上条「それじゃいきましょうか」
固法「はい…///」
104 名前：ttp://www.project-railgun.net/core_sys/images/contents/00000073/base/001.gif?1265682397.gif[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:41:55.32 ID:I8N1xdVPP
-エレベーター-
ﾌﾞｰﾝ
固法（だ、だめよ、意識なんかしちゃ…）
上条「……」
固法（いくら、先輩と似てるって言ったって別人なんだし…）ﾁﾗｯ
上条「……」
固法「…///」
固法（それに今は私は、ただ買い物につきあってあげてるだけで…）
固法.｡oO（デート気分を味わせていただきましょうか）
固法「…///」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
上条「どうしたんですか？虫でもいます？そんな手を振り回しちゃって」
固法「そ、そうなのよ、いやよねこういう密室でだと」
上条「そうですか、刺されないように気をつけてくださいね」
固法「うん、ありがとう」
上条「そろそろかな」
106 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:48:00.78 ID:I8N1xdVPP
-案内板前-
上条「えーっと、このフロアの…」ｷｮﾛｷｮﾛ
固法「ここですね」ﾄﾝｯ
上条「えっと今ここだから」
固法「このまままっすぐいったところの突き当たりです」
上条「そっか」
ﾃｸﾃｸ
上条「そういえば固法さんって犬とか好きなの？」
固法「嫌いじゃないですけど、その…」
上条「そっか、寮やその類だと変えませんしね」
固法「それもあるけど、私友達と二人で生活してるから」
上条「相手が苦手だったら大変ですしね」
固法「そうなのよね…」
ﾜﾝﾜﾝｯ
108 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 11:51:21.14 ID:I8N1xdVPP
固法「わぁぁ」
ﾜﾝﾜﾝﾜﾝﾜｯ、ﾊｯﾊｯﾊｯ
上条「おぉー」
固法｢ｶﾜｲｲ…」
ｸｩ～ﾝ、ﾌﾘﾌﾘ
上条「尻尾振ってる」
固法「わぁぁ…」
上条「うちのインデックスもこれくらい愛嬌あればな…」
固法「インデックス？犬の名前なの？」
上条「あっ……まぁそんなもんで」
固法「変わった名前ね……？」
上条「あはははは」
固法「それにその噛み跡からみるかぎり、大型犬？」
上条「ちっちゃいけど、良く飯は食うというか…」
固法「それだと、どんなものがいいのかしら…」
111 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:00:17.06 ID:I8N1xdVPP
へくちっ
禁書「うー」ｽﾞﾙｯ
禁書「誰かうわさでもしてるのかな？」
禁書「まさか！次回からヒロインに返り咲きなのかな！きっとそうなんだよ！」
………
……
…
店員「そうですねー、それくらいの大きさともなると」
ｶﾞｻｯ
店員「こちらのものがよろしいかと」
固法「なるほど……でも結構するんですね」
店員「まぁ…聞くところ、日本の犬ではなく、イメージ的に牧羊犬のような感じですので」
上条（…献身的な子羊が、牧羊犬ね……まぁイメージ的には）
ﾌﾟｯ
固法「上条さん？」
114 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:06:21.35 ID:I8N1xdVPP
上条「ごめんなさい、つい」
固法「？」
上条（インデックス顔のイヌを想像したら…）ｸｽｸｽ
固法「それじゃこれと…あと猫いるんだっけ？」
上条「あ、はい」
固法「種類は？」
上条「三毛なんでたぶん雑種で子猫ですね」
固法「子猫だと…」
上条「まぁ子猫とは思えないような食いっぷりで、そのインデックスに張り合う感じですので」
店員「最近多いですね、犬と猫を一緒に飼われる方が」
上条「そうなんですか？」
店員「大型犬と猫という組み合わせなんかよくききますよ」
上条「へぇー」
店員「しっかりしつけされた犬だと、猫をいじめたりもしませんし、猫も小さい頃から一緒に生活させれば」
店員「犬にもなつきますからね」
116 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:11:19.21 ID:I8N1xdVPP
上条「うちの場合、犬になつくんじゃなくて、犬が猫になついてるってかんじなんですよね…」
固法「面白そうね、今度絶対写真でもとらなくちゃ！」
上条「あはははは」ｱｾｱｾ
固法「大丈夫よ、誰にもいったりしないからね」ﾆｺｯ
上条「あははっはは」ｱｾｱｾ
店員「でしたら、犬が食べても大丈夫なように、こういった餌のほうがよろしいですね」
上条「え？ちがうんですか？」
店員「まぁ犬は本来、猫の餌を食べても大丈夫なんでしょうけど、まぁ…念のため」
上条「はぁ…」
固法「さて、合計でおいくらでしょうか」
店員「えーと、―――になります」
上条「結構たかいんですね」
固法「そう？ケーキよりかは安いんじゃないの？」
上条「確かに…」
固法「犬にケーキ食べさせるなんて、ちょっと贅沢すぎますよ」
117 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:15:09.47 ID:I8N1xdVPP
へくちっ
禁書「うー、またなんだよ」
禁書「あっ！今度は私を中心に描いた劇場版だね！」
禁書「きっとそうなんだよ！」
禁書「スフィンクス？私が有名になってもずっと一緒だからね！」
スフィンクス「ふにゃぁ～」
………
……
…
上条「今日はありがとうございました」
固法「いいですよ、私も楽しかったですし」
上条「これからどうするんです？」
固法「えーっと、結構時間あまったわね」
上条「でしたら、店内ぐるっと見て回りません？」
固法「え？でも」
119 名前：それじゃちょっと休憩します[] 投稿日：2010/02/14(日) 12:19:03.64 ID:I8N1xdVPP
上条「餌はそんな慌てないでも大丈夫ですし、勝手に自分であるもの食べますから」
固法「ずいぶん変わったしつけしてあるのね」
上条「まぁ……」
固法「それじゃもうすこしだけまわりましょうか」
上条「デート再開ですね」ﾆｺｯ
固法「なっ…///」
上条「失礼しました、デート気分の再開ですね」
固法「///」
上条「それじゃ固法さん、いきましょうか」
固法「う、うん…」
………
……
…
-洋服売り場-
上条「うへぇ…たけぇ…」
125 名前：ごめんなさい、そこまで変わってますか？上条さんは基本だとしても・・・[徐々に直さないと…] 投稿日：2010/02/14(日) 14:06:20.72 ID:I8N1xdVPP
上条「こんなシャツに…いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん…って」
固法「有名なブランドじゃないのかな～」
上条「だとしても…この街は学生が主なのに…」
固法「お嬢様とか、そういう学生もいますから」
上条「はぁ……ビリビリみたいなもんかな」
固法「そうね、御坂さんは常盤台ですものね」
上条「ただあいつも制服しかみたことないんだよなぁ…」
固法「…たしかに」
上条「まぁいっか…」
ﾃｸﾃｸ
上条「おっ、この皮ジャンいいな…」
固法「あっ…」
上条「値段はまぁ…結構するけど、さっきのシャツほど理不尽じゃないし…」
固法「……」
上条「ちょっと、羽織ってみるかな…」ｽｯ
126 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:11:23.50 ID:I8N1xdVPP
上条「どうです？似合います？」
固法「先輩…」
上条「ん？どうかしましたか？」
固法「な、なんでもないわ、似合ってると思うわよ」
上条「そうですか！？買っちゃおうかな……」
固法「……」
固法（ただの革ジャンじゃないの…）
上条「おっ、これ固法さんに似合いそうじゃないですか？」
固法「赤い革ジャン…？」
上条「なんとなく赤が似合うかなって…」
固法「そ、そう？」
上条「俺は……そうおもいますけどね」
固法「……」
-「似合ってるぞ、美偉」
固法「え？」ｷｮﾛｷｮﾛ
127 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:18:55.61 ID:I8N1xdVPP
上条「あっ…彼氏でもないのに似合うとかそういうのをいうのは失礼でしたね」
固法「べ、別に気にはしてないですけど…」
固法（いま……いや…気のせいよね）
上条「これ買ってきますね」
固法「う、うん…」
………
……
…
上条「なんか俺ばっかり買い物してますよね？」
固法「いいですよ、私は気に入ったのがなかっただけですし」
上条「うーん…」
prrrrrr
上条「携帯？」
固法「あ、私の…」
ｽｯ、ｶｼｬ、pi
129 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:23:23.90 ID:I8N1xdVPP
固法「はい、固法です。はい、はい、わかりました…」
pi
上条「急用でも入りました？」
固法「ごめん、そうみたい」
上条「そうですか、デートゴッコもここまでですね」
固法「あっ…」
上条「それにその携帯この前と違いますね、それがプライベート用ですか？」
固法「これ……あー、これが支給されたものですよ？」
上条「え？この前のは？」
固法「この前のが個人のものですから…」
上条「え？じゃあ、俺は…」
固法「別にいいわよ」
上条「それならあんまり掛けないほうがいいですよね」
固法「まぁこっちの携帯に私用で連絡されるよりはましですし…」
上条「番号けしておきましょうか？」
131 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:26:36.76 ID:I8N1xdVPP
固法「いいの…そのままにしておいてもらえます？」
上条「で、でも…」
固法「だって…、今度犬みせてくれるんでしょ？」
上条「あっ…」
上条（や、やべぇ…）
固法「別にちょっとした事で連絡してくれてもいいのよ」
上条「え…？」
固法「たとえば、ケーキを代わりにかってとか…」
固法「今日みたいに出かけようとか…そういう誘いでも…」
上条「それって…」
固法「わ、私、呼ばれたからこれで///」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
上条「……えーっと」
上条「べ、別に深い意味はないよな…」
上条（やべぇ…意識しちまう…///）
133 名前：インデックスの飯が当面犬の餌になりましたので[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:33:56.23 ID:I8N1xdVPP
-第177支部-
ｶﾞﾁｬｯ
初春「固法先輩」
佐天「お邪魔してまーっす」
固法「貴方達、またここを溜まり場にして…」
御坂「すみません、固法先輩」
黒子「あれ？固法先輩、今日はお休みではなかったのでしょうか？」
固法「あー、さっきね連絡うけて、調べてもらっていたことがわかったって」
黒子「なるほど…」
固法「それで、その資料に目を通しておこうかなと」
黒子「お休みなのに大変ですわね」
初春「佐天さん、ダメですよぉ…」
佐天「え～いいじゃないのぉ？」
固法「ん？どうかしたの？」
佐天「さっき外でですね…」
134 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:38:46.75 ID:I8N1xdVPP
初春「佐天さん、ダメですってプライベートに干渉しちゃ！」
佐天「さっき喫茶店に先輩いませんでした？」
固法「え…、いたけど…？」
佐天「やっぱりー」ﾆｶｯ
固法「まさか…」
佐天「あの人が固法先輩の彼氏さんですかー？」
初春「だ、だめですってばぁ」
固法「あ……」
佐天「やっぱりあの人が彼氏さんなんですね！」
黒子「え！？」
御坂「なっ！？」
固法「あ、あのね…///」
佐天「固法先輩そんな雰囲気いままでなかったかｒ
ﾄﾞﾝｯ
御坂「ど、どんな人なんですか！相手は！」
136 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:45:29.29 ID:I8N1xdVPP
固法「み、御坂さん…？」ﾀｼﾞﾀｼﾞ
御坂「私たちのしってる人なんですか？この支部の人なんですか！」
佐天「それがですね、実ｈ、もがもが」
初春「それ以上は絶対だめですよ！」ﾎﾞｿｯ
御坂「佐天さん誰かしってるの？」
初春「な、なんでもないですよ」ｱｾｱｾ
佐天「もがもがもが」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
御坂「…ん～？」
黒子「まぁいいじゃありませんの」
御坂「黒子なによ…」
黒子「先輩は風紀委員のお仕事も、学業の方もすばらしい方ですの」
黒子「そして容姿がこれですから…むしろ居ないほうがおかしいくらいでしたの」
固法「…白井さん？」ｱｾｱｾ
黒子「まぁ……固法先輩にはそれなりの相手が望ましいと…私個人は思いますけどね」
御坂「なによー、黒子偉そうにしちゃって」
137 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:50:33.46 ID:I8N1xdVPP
黒子「お姉さまもお姉さまですわよ？」ｷｯ
御坂「へ？」
黒子「あのような類人猿など追いかけないでいただけると…」
御坂「べ、別にアイツはそんなんじゃないわよ！///」
黒子「それが本当だったらよろしいのですが…」
御坂「あんたねぇー、な、なにか勘違いしてるんじゃないかしら」ｱｾｱｾ
黒子「まぁ、そういうことにしておきますの」
御坂「……///」ﾌﾟｽﾌﾟｽ
佐天「あーぁ、私も彼氏ほしぃー！」
初春「私は別に…///」
佐天「初春はせめてそのクマさんどうにかしないとね…」ﾆｶｯ
初春「もぉ！」
御坂「クマさん？」
佐天「初春がですね、今日クマさん柄のパンツを」ﾆﾔﾆﾔ
初春「さ、佐天さん！！！///」
138 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 14:54:45.00 ID:I8N1xdVPP
御坂「クマさんパンツのどこがおかしいの？」
佐天「！？」
黒子「！？」
御坂「別にかわいいのならいいじゃないの、ねー？初春さん」
初春「あ、あのその///」
佐天「まさか…御坂さん…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ
黒子「お姉さま…？」
御坂「わ、私は違うわよ！？」ｱｾｱｾ
佐天「短パンさえなければ…今すぐにでも確認してるのに…」
黒子「私がテレポートで…」ｼﾞｭﾙﾘｯ
御坂「あ、あんた達！変なことしようとしないで！」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ
黒子「じょ、冗談ですの」ﾋﾞｸｯ
佐天「そうです、冗談ですよ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
御坂「もぉ…どうだか…それにしても…彼氏か…」
固法「だ、だから！///」
139 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:04:17.58 ID:I8N1xdVPP
黒子「私はお姉さまがいるから彼氏なんて不要ですの」
御坂「そ、そういうのやめてもらえる？」
黒子「なんでですの？お姉さまは私の、私のこの純愛が…ダメだとでもいうのですか！？」
御坂「完璧アウトだから…」
黒子「そんなっ！？」ﾌﾞﾜｯ
御坂「はいはい、それで近寄ったら抱きついてくるんでしょ？」
黒子「ﾁｯ…」
佐天「流石に白井さんの感覚には、ちょっとついてはいけないね…」
初春「そ、そうですね…」
固法（彼氏か……もういいわよね………先輩…）
………
……
…
禁書「とーま、これはどういうことなのかな？」
上条「いや、これには深いわけがあってだな…」ｱｾｯ
141 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:11:18.51 ID:I8N1xdVPP
禁書「ケーキ頼んだのになんで、犬の餌なのかな？」
上条「だから…」
禁書「しかも…スフィンクスの餌の方が高級品なんだよ！？」
スフィンクス「にゃ～ん♪」
禁書「どうしてなのかな？どう間違えると、ケーキがこれにかわるのかな？」
上条「説明すると長いような、短いような…」ｱｾｱｾ
禁書「だったらしっかり説明して欲しいんだよ！納得できないんだよ！」
上条「そ、その」ｶﾞｻｶﾞｻｯ
ﾎﾞﾄｯ
禁書「なにそれ…？」
上条「それは…」
ｶﾞｻｯ
禁書「革ジャン？とーまが買ったの？」
上条「あ…」
禁書「これ買うお金はあるのに！なんで私のケーキは買ってないのかな！」
143 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:15:17.69 ID:I8N1xdVPP
禁書「とーま！とーま！納得できる説明がほしいんだよ！」ｼﾞﾘｼﾞﾘ
上条「まて、落ち着け早まるな！」
禁書「かってこないとーまがわるいんだよ！」ｸﾞﾜｯ
ｶﾞﾌﾞｯ
上条「うぎゃぁぁぁぁあ」
………
……
…
ﾊﾟﾘﾎﾟﾘ
禁書「これ味がうすいんだよ…」
スフィンクス「にゃぁ～」
上条「……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
禁書「グルメな私には向かないんじゃないかな」
上条（結局犬の餌でも食ってるじゃねーか…どこがグルメなんだ）
禁書「スフィンクスの缶詰の方がおいしそうなんだよ…」
145 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:23:47.09 ID:I8N1xdVPP
ｶﾞﾁｬｯ
固法「ただいま」
柳迫「美偉遅かったじゃないの」
固法「ちょっと支部の方によってきたから」
柳迫「お休みだったんじゃないの？」
固法「ちょっとね」
柳迫「美偉、なにかいいことあったの？」
固法「なによ急に…」
柳迫「美偉の笑ってるわよ？」
固法「えっ！？」ﾄﾞｷｯ
柳迫「ほらその、顔」
固法「…もぉ、からかわないでよ」
柳迫「あのクールな美偉が笑うなんてね…」
固法「碧美、怒るわよ！」
柳迫「はいはい」
147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:30:45.79 ID:I8N1xdVPP
柳迫「でも支部にいってたのかー、あの支部で美偉の好みの男なんていたかしら…」
固法「だから…もぉ！」
柳迫「美偉ってああいうかたっくるしい男より、もっとこう…」
固法「……」
柳迫「ごめん」
固法「いいよ、部屋いくね」
ﾃｸﾃｸ
ｶﾞﾁｬｯ、ﾊﾞﾀﾝｯ
柳迫「あちゃぁ…」
………
固法（先輩のことはもう……忘れ…）
固法（それに…上条さんだって彼氏ってわけじゃ…）
固法（ただ、一緒に何度か話したり出かけただけで…）
固法「……///」
固法「ホント私最近おかしいわね///」
149 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:35:27.67 ID:I8N1xdVPP
ｐｒｒｒｒｒｒ
固法「！？」
固法「上条さん？」
pi
固法「上条さん、何かありましたか？」
-上条「あっ、いやそういうわけじゃないんですけど」
固法「ほっ…」
-上条「今お電話大丈夫ですか？」
固法「もう自分の部屋だから大丈夫ですよ」
-上条「よかった…まだ支部の方だったらどうしようかともってましたよ」
固法「別に気にしないでも大丈夫ですよ？部外者の人も結構きてますし」
-上条「へぇーイメージと違うんですね」
固法「ところでなんの御用ですか？」
-上条「あっ、すみません、さっきのですね…お礼が言いたくて」
固法「お礼？」
151 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:41:14.83 ID:I8N1xdVPP
-上条「ほらさっき、買い物付き合ってもらったじゃないですか」
固法「それはさっき…」
-上条「ほとんどお礼の挨拶できてなかったですから」
固法「そ、そんなこといいですよ、別に」
-上条「だって、俺の買い物だけつき合わせた形になってますし」
固法「別に…」
-上条「固法さん、今日一日つきあってもらってありがとうございました」
固法「は、はい…///」
-上条「それでなんですけど、また今度一緒に買い物とかいってもらってもいいですか？」
固法「え？」
-上条「さっきそういう誘いしてもいいって、いってたので…」
固法「あ、あぁ…」
-上条「やっぱり俺みたいなやつじゃﾀﾞﾒですか？」
固法「そ、そんなことないわよ」
-上条「だったら……今度はごっこじゃなくて…その…」
152 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:44:06.44 ID:I8N1xdVPP
固法「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
-上条「俺とデートしてもらえませんか！」
固法「……」ｶｧｧ
-上条「あ、こんなこと電話で、いうのは失礼でしたね…」
固法「いいわよ…」
-上条「え？」
固法「わかりました、今度また電話かけてきてください」
-上条「それじゃ…」
固法「はい、喜んでお受けします」
-上条「よっしゃあああああああ！！」
固法「きゃぁ！」ﾋﾞｸｯ
-上条「す、すみません」
固法「急に大きな声ださないでくださいよ」
-上条「うれしくてつい…」
固法「もぉ…///」
153 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:47:44.70 ID:I8N1xdVPP
-上条「それじゃ、また電話します…今日はこれで失礼します」
固法「はい…」
-上条「では」ﾌﾟﾁｯ
ﾂｰﾂｰﾂｰ
pi
固法「上条さん、悪い人じゃないし……べ、別にもう一度くらいお付き合いしてもいいよね…」
-柳迫「美偉、電話おわった？夕飯手伝って欲しいんだけどさー」
固法「あわわわわ」
-柳迫「まだ電話中？」
固法「い、今すぐ行くわ！」
ｶﾞﾁｬｯ、ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
………
……
…
上条「よっしゃあああああああああああああああ！！」ｸﾞｯ
154 名前：またまた休憩に[] 投稿日：2010/02/14(日) 15:51:39.23 ID:I8N1xdVPP
禁書「とーま、うるさいんだよ、さっきから」
上条「わ、わりぃ」
禁書「それに何かいいことあったのかな？」
上条「ま、まぁな…」
禁書「もしかして美味しいもの食べる約束とかじゃないよね？」
上条「ちげえよ」
禁書「もしそうだったら、私…とーまのこと許さないんだからね！」
上条「はいはい」
禁書「スフィンクスー」
スフィンクス「にゃ～ん？」
禁書「一緒に遊ぼうねー」
スフィンクス「にゃ～ん」
上条（だめもとで誘ってみたけど…）
上条（okもらえたって事は期待していいよな…）
上条「よし！がんばるぞ！」
162 名前：休憩して展開が固まりました[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:12:40.60 ID:I8N1xdVPP
-とある日曜日-
上条「うはぁ…緊張する」ｶﾞﾁｶﾞﾁ
上条「電話で誘ってみたものの、やっぱり土壇場で断られるんじゃないかと思うと…」
上条「ダメだダメだ！今日はネガティブ思考は全部カットするぞ！」
上条「約束の時間まで」ﾁﾗｯ
上条「あと15分…」ｿﾜｿﾜ
-「あ、上条さん」
上条「あっ！」
固法「上条さん、お待たせしましたか」
上条「いえ、今来たところですので」
上条（よし！よし！今日はついてるぞ！」
固法「その格好…」
上条「はい」ﾋﾞｼｯ
上条「この前つきあってもらったときに買ったやつですよ」
固法「……そっか」
164 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:18:36.63 ID:I8N1xdVPP
上条「あれ？似合ってません？」
固法「そういうわけじゃないですよ、似合ってますよ上条さん」
固法（……ダメ忘れなきゃ）
上条「それで、今日の予定なんですけど」
上条「また餌をかって、その後ブラブラして…いつものお店でっていうのでどうでしょうか？」
固法「わかりました、お任せします」
上条「よかったぁー」
固法「え？」
上条「今のプランもそうなんですけど、どうしても固法さん来れない、来ない事が起きるんじゃないかって…」
固法「え、そんな…私は約束は守りますよ？」
上条「それはわかるんですけど、根っからの不幸の持ち主ですので…」
固法「うふふふふ」ｸｽｸｽ
上条「…？」
固法「おっかしぃ、そこまでネガティブな人も相当珍しいですよ」ｸｽｸｽ
固法（上条さんは先輩と違うんだ…そう別人なのよ…）
167 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:25:11.58 ID:I8N1xdVPP
-ペットショップ-
ﾜﾝﾜﾝﾜﾝｯ
固法「うふふ」ﾆｺﾆｺ
上条「固法さん、本当に動物が好きなんですね」
固法「お、おかしいかしら？」ｱｾｯ
上条「いや別におかしくはないですよ、ただ雰囲気はもうちょっと堅い感じなので」
固法「そ、そう？」
上条「そのギャップがかわいいというか…」
固法「///」
上条「まぁそういう感じなんですよ」ﾆｺｯ
固法「もぉーからかわないでくださいよ///」
上条「デートなんですから、ちょっとくらいはいいですよね？」
固法「うー///」
上条「じゃ、前と同じもの電話で予約してあるんで、受け取ってきます」
固法「わかったわ、私はここで見てるから」
169 名前：美琴はチョイ役です[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:31:51.72 ID:I8N1xdVPP
上条「ではこれで」
店員「またよろしくお願いします」
上条（これでインデックスの飯代は少し浮くな」
上条「固法さん？」
上条（うぉ…）
ﾜﾝﾜﾝｯﾍﾟﾛﾍﾟﾛ
固法「やだもぉ…そんなところ舐めちゃだめよぉ」ｸｽｸｽ
上条「……」ｼﾞｰ
固法「ほらほら、そんなにそんなに、あはは」ｸｽｸｽ
上条「か、かわいい…」ﾎﾟﾂﾘｯ
固法「え？」
ﾜﾝﾜﾝﾜﾝｯ
上条「あっ、えっと、もう買い物おわりました。お待たせしました」
固法「う、うん…ところで、いつから見てたの…？///」
上条「えーっとその犬が固法さんの顔を舐めてるところから…」
170 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:36:51.85 ID:I8N1xdVPP
固法「やだ///」ｶｧｧ
上条「なんだか、すごく楽しそうでしたので…」
固法「もぉ、ちゃんと声かけてくださいよ///」
上条「ごめんなさい、つい…」
固法「///」
上条「そ、それじゃ次いきましょうか///」
固法「そうですね…///」
………
……
…
-ウィンドウショッピング-
固法「うわぁ、これみてみて、ｶﾜｲｲー」
上条「そうですねー」
固法「これもほらほら！」
上条「……」じぃー
172 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:42:10.69 ID:I8N1xdVPP
固法「うわぁー」ｷｬｯｷｬｯ
上条「……」じぃー
固法「！」
上条「……」じぃー
固法「さ、さっきから黙ってなんですか…私の事ばかりｼﾞｰｯとみて///」
上条「いや…その…///」
固法「さっきから話しかけてもずっとだんまりなんですね！」
上条「見とれてたんだ」
固法「え？」
上条「こうやって、商品みてるときの固法さんの表情が、ころころ変わる様がおもしろくて」
固法「またですか！」
上条「ごめんなさい、でもこういうのがデートなのかなーって」
固法「あっ///」
上条「それにしても、普段と今日はイメージが違いますよね」
固法「変…ですか？」
173 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:45:49.65 ID:I8N1xdVPP
上条「だからさっきもいったけど、変じゃないですよ、ｶﾜｲｲですって」
固法「///」
上条「しかも普段と違うって事は、他の人にあまり見せてない顔なんですよね？」
固法「///」
上条「そんなの俺だけがみてるとおもったら、最高じゃないですか」ﾆｺｯ
固法「もぉ、いいすぎですよ///」ｶｧｧ
上条「あっ///」
固法「聞いてるこっちがはずがしくなっちゃうじゃないの///」
上条「その///」
固法「こうなったら、とことん今日のデートを楽しませてもらわないと許しませんよ？」ﾆｺｯ
上条「が、がんばります」ﾄﾞｷｯ
固法「それなら…///」ｽｯ
上条「……///」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｷﾞｭｯ
固法「…///」ﾆｺｯ
175 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:50:30.65 ID:I8N1xdVPP
初春「ねぇねぇ佐天さん、あれって」
佐天「うひょー！」
初春「なんかすごく仲よさそうですね///」
佐天「仲がいいってもんじゃないでしょ、手なんかつないじゃって」
初春「やっぱり…そうなのかな？」
佐天「完璧つきあってるでしょ！」
初春「そっか…」
佐天「どうしたのー？初春」
初春「ん、なんでもありませんよ」ﾆｺｯ
佐天「そう？」
初春（御坂さんもいっつも上条さんの話してるけど……ううん、きっとなにかの気のせいよね）
佐天「それにしても、また固法先輩がらぶらぶな一日を過ごしてるのに…」ﾁﾗｯ
初春「はい？」
佐天「私たちは…はぁ……むなしいわねぇ」ｶﾞｯｸﾘ
初春「私は佐天さんと一緒にいるの楽しいですよ！」
178 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 17:57:27.94 ID:I8N1xdVPP
佐天「先に行っておくけど…私はその気はないよ？」
初春「なにをいってるんですか、佐天さん！///」
佐天「いやー、初春まで白井さんみたくなっちゃったのかなと」
初春「違いますってもぉ」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
………
……
…
上条「それで、こっちの店がですね」
固法「うん」
上条「こうなってて」
固法「うん」
上条「そのときまた…」
固法（私、この人、好きなのかな…）
上条「固法さん？」
固法「は、はい？どうしたの」ｱｾｱｾ
180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:04:27.73 ID:I8N1xdVPP
上条「いや、店につきましたって話を」
固法「あっ、わわわわ」ｱﾀﾌﾀ
上条「大丈夫ですか？固法さん」
固法「だ、大丈夫です」
上条「そうですか？」
固法「中に入りましょうか」ｱｾｱｾ
ガチャ、ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
初春「中に入りましたね」
佐天「はいったねー」
初春「ここまでですよね？二人をつけるのは」
佐天「初春くん！なにをいっているのかね！」
初春「さ、佐天さん？」
佐天「固法先輩から、どうやって！彼氏をつくるのか！を、今日！今！この場！で盗みみなければならないのだよ！」
初春「佐天さん、キャラ変わってませんか？」
佐天「気のせいだよ初春くん！私は私のままだよ！」
181 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:10:13.10 ID:I8N1xdVPP
-店内-
店員「ご注文はおきまりでしょうか」
固法「えーっとこのケーキ2つと」
上条「ミルク2つで」
固法「え？」
店員「かしこまりました、少々お待ちください」ﾍﾟｺｯ
上条「固法さん、牛乳でしょ？」
固法「そ、そうですけど、上条さんは？」
上条「この前から固法さんの影響で毎日武蔵野牛乳飲んでます」ﾆｺｯ
固法「そ、そうなんだ…」
上条「おかげさまで、身体の調子がばっちり」
固法「そっか」
上条「これも固法さんのおかげだね」
固法「そ、そんな、私のおかげだなんて…」ﾃﾚｯ
上条「他の牛乳も試してみたんだけどさ、いまいちあわなくて」
183 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:15:44.85 ID:I8N1xdVPP
固法「そう？」
上条「やっぱり牛乳は武蔵野牛乳！ですね」ﾆｶｯ
固法「あっ…」ﾄﾞｷｯ
-「やっぱり牛乳は武蔵野牛乳！」
固法「……」
上条「あれ？俺なにか変なこといいました？」
固法「べ、別になにもおかしいこといってないですよ」ｱｾｱｾ
………
佐天「ねぇ、今なんていったの？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
初春「武蔵野牛乳がなんとかって」
佐天「何かの合言葉かしら…」
ｶﾀｶﾀ
初春「牛乳の商品名ですね」
佐天「牛乳の話？それが彼氏とどう関係あるのよ…」
初春「なにに関係あるんでしょうねー？」
185 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:23:08.29 ID:I8N1xdVPP
固法（この人は先輩じゃないの、でも…なんで所々で先輩のことを思い出すの…）
上条「それで、うちのインデックスなんですけど」
固法「う、うん？それで」
上条「捕まえてきたとか買ってきたとかそういうんじゃないんですよ、いつの間にか部屋に入ってきて」
固法「え？寮なのに？」
上条「うっ…まぁそ、そうなんですよ」
固法「へぇあの寮って犬が入ってくるんですか…」
上条「それで、そいつが大飯くらいで、グーたらで、家事の手伝いもしなくて…はぁ」
固法「あははは、おかしい、犬が家事するわけないじゃないの」ｸｽｸｽ
上条（まぁ犬ならそうなんだけど……つまりアイツは犬以下か…）
固法「それでそれで？」
上条「ソイツが家に転がり込んできたところから、まぁ不幸が加速したというか…」
固法「へぇー、そんなに大変なんですかぁ」
上条「男一人で住んでたところにさらに猫1匹まで追加ですからね、仕送りが毎月赤字寸前ですよ」
固法「それならなおさらあの店で一杯餌かって少しでも節約しないと大変ですね」
187 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:27:41.39 ID:I8N1xdVPP
上条「まったくそのとおりで…」ｶﾞｸｯ
固法「そんな大げさに」ｸｽｸｽ
上条「いや大げさじゃないから困ってるんですけどね…」
固法「自炊とかしないんですか？」
上条「してはいるんですけど、材料の段階でソイツが…」
固法「まぁ…」
上条「最近は餌をかってにあけてたべてるから大人しいっちゃ大人しいんですけどね」
固法「ちゃんと躾しないとダメですね」
上条「できるもんなら……」ｶﾞｸｯ
固法「今度、あわせてもらったとき私がやってみましょうか？前に本でみたことありますので」
上条「あはははは」
上条（固法さんvsインデックスか……想像したくねぇ…）
固法「これでも犬には自信あるんですよ？」
上条「ペットショップでもすごく懐かれてましたしね」
固法「またそれを///」ｶｧｧ
188 名前：上条さんの口の上手さは…[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:32:25.09 ID:I8N1xdVPP
上条「いいじゃないですか、動物に好かれるって事は」
上条「俺なんか飼い主なのに……ペットに噛まれまくりですよ…」
固法「そ、それは…」
上条「それに固法さんは後輩からも信頼されているみたいですしね」
固法「///」
上条「その真面目で優しい人柄が動物にも伝わってるんですよ」ﾆｺｯ
固法「もぉ…上手いんだから上条さんは…」
………
初春「確かに固法先輩は尊敬できる先輩の一人です！」
佐天「私は？」
初春「佐天さんは同級生ですよ！」
佐天「なーんだ尊敬されてないのか…」
初春「そ、尊敬してますよ！そのなんでも前向きな性格に！」
佐天「あんまりそれほめてないよね？」
初春「う゛ー」
190 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:42:15.38 ID:I8N1xdVPP
上条「この前まで、全くお互い知らなかったのに、今はこうやって二人で話してるって不思議ですね」
固法「そうですね、縁っていうのはどこでつながっているかわかりませんね」
上条「その、縁ってやつが本当につながっているのであれば…」
固法「はい？」
上条「これから、いや、これからもこうやって、また会ってくれますか？」
固法「えっ…」ﾄﾞｷｯ
上条「今日一日こうやって過ごせたのがすごく楽しくて、これだけで終わらせたくないんです」
固法「…はい」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「だから、これからは……次からは…」
固法「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「ただの知り合いではなく……恋人として…俺とつきあってもらえませんか？」
固法「それって…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
上条「俺、固法さんの事、好きになってしまいました……好きなんです」
固法「…///」ｶｧｧ
固法「そ、その……あの………」
192 名前：ご飯に…[] 投稿日：2010/02/14(日) 18:46:32.26 ID:I8N1xdVPP
上条（言った、言い切ったぞ…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
固法「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
………
佐天「き、きた！」
初春「///」
佐天「まだ付き合ってなかったことが意外だけど…」
初春「ど、どうなるんでしょうね///」
………
固法「……｣ｺﾞｸﾘｯ
上条「…」
固法「その…私でよろしければ……お願いします」
上条「！？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
固法「私も上条さんの事…気になっていました……きっと好きなんだと思います」
上条「いやっほぉおお！！」
「今のなに？」「叫び声？」ざわっ、ざわざわ
199 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 19:40:54.29 ID:I8N1xdVPP
固法「か、上条さん///」
上条「あっ…」
上条「す、すみません///」ｶｧｧ
固法「///」ｶｧｧ
ｸｽｸｽｸｽ
………
初春「///」
佐天「はぁうらやましいな」
初春「///」
佐天「なんで初春がそんな顔真っ赤にしてるの？」
初春「///」
佐天「この際、初春で我慢するか」
ｷﾞｭ～ｳ
初春「///」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
佐天「初春ぅ～」ぎゅぅう
201 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 19:48:38.51 ID:I8N1xdVPP
ｶﾁｬｶﾁｬ
上条「///」
固法「///」
上条「あ、あの…」
固法「あの…」
上条「///」
固法「///」
上条「こ、固法さんから…///」
固法「上条さんから///」
上条「そ、それじゃ……あの…ですね、さっそくなんですけど、今度…来週またデートしてくれませんか？///」
固法「は、はい…///」
上条「それじゃ、固法さんも…」
固法「あのですね…、できれば…名前で呼んでくれると…」
上条「え？///」
固法「その、ルームメイトとか親しい友人はみんな名前で呼んでくれてるので…」
204 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 19:55:53.80 ID:I8N1xdVPP
上条「は、はい…」
固法「だから…」
上条「そ、その…美偉さん…」
固法「///」
上条「その、まだ恥ずかしいですね///」
固法「少しずつなれてくださいね///」
上条「美偉さん…」
固法「はい…」
上条「美偉さん」
固法「はい」
………
初春「///」
佐天「飾利」ｷﾘｯ
初春「///」
佐天「飾利」ｷﾘｯ
208 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:01:48.43 ID:I8N1xdVPP
上条「あっ、もうこんな時間か…」
固法「早いですね、楽しい時間は…」ﾎﾟﾂﾘｯ
上条「///」
固法「あっ///」
………
佐天「もうこんな時間か！」ｷﾘｯ
初春「///」
佐天「飾利……今夜は帰さないよ！」ｷﾘｯ
初春「///」
佐天「何があろうとだ」ｷﾘｯ
初春「はい///」
佐天「え？」
初春「///」
佐天「…もぉ///」ぎゅぅぅ～
初春「///」ぎゅぅぅ～
210 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:06:00.15 ID:I8N1xdVPP
上条「それじゃ、えと、美偉さん…///」
美偉「///」
上条「帰りましょうか、送ります」
美偉「はい///」
ｶﾗﾝｶﾗ～ﾝ
佐天「飾利」
初春「///」
佐天「…」
ﾁｭｯ
初春「！？」
佐天「んっ…」
っぱぁ
初春「佐天さん！佐天さん！なにするんですか///」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
佐天「ありゃ……最後までいけるかとおもったのに…」
初春「何のことですか///」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
213 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:10:11.90 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
上条「あの…」
固法「…はい？」
上条「…」
ｷﾞｭｯ
固法「///」
上条「///」
固法「別に断らなくてもいいですよ///」
上条「でも…///」
固法「さっきだって手つないできたじゃないですか///」
上条「あ、そっか///」
固法「そうですよ///」
………
佐天「うらやましいなぁ…」ｷﾞｭｩ
初春「///」
216 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:16:01.13 ID:I8N1xdVPP
ﾃｸﾃｸ
上条「ここ美偉さんとはじめてあった場所ですね」
固法「そうですね」
上条「ここであったときはそう…」
-「おらぁ！調子のってんじゃねーぞ！！」
上条「こんな感じで……え？」
固法「！？」
上条「まじかよ！」
ﾀﾞｯﾀﾀｯﾀ
固法「上条さんまって！」
上条「待ってる間に被害者がでますよ！」
固法「もぉ！」
ﾀﾀﾀｯﾀﾀﾀ
佐天「なにかあったのかな？」ぎゅぅ
初春「その佐天さん、手…///」
219 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:21:03.14 ID:I8N1xdVPP
-「ちょっと位勉強できるからって、金持ちだからって舐めてんじゃねぇぞ！」
-「ぼ、僕はただ！君達がマナーを守らないから注意しただけじゃないか！」ｶﾞｸｶﾞｸ
-「それが調子乗ってるって言うんだよ！」
-「ひぃい」
上条「やめろよ！」
-「あんだテメェ」
-「やんのかｵﾗｧ！」
上条「みっともないだろ、4人で１人を囲んで…」
-「うるせーんだよ！タコ！」
-「テメェからボコボコにすんぞ！？」
………
ﾀﾞﾀｯﾀﾀ
固法「上条さん、足が速すぎる…間に合って！！」
………
上条「やれるもんなら、やってみろっていうんだよ！」
223 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:24:03.45 ID:I8N1xdVPP
-「ｵﾗｧ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「おっと…」ｽｶｯ
-「氏ねｺﾞﾙｧ」
ﾋｭｯ
上条「っと」ｽｶｯ
-「てめぇ、避けるんじゃねぇよ！」
ｼｭｯ
上条「そりゃ普通よけるでしょ」ｽｶｯ
-「そこまでだ！」
上条「げっ…」
-「ひぃぃい、助けて」
-「コイツがどうなってもいいっていうのか？」
ｽﾞｻｧー
固法「ジャッジメントです！」
225 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:28:12.34 ID:I8N1xdVPP
-「ﾁｨ…だがな、今更ジャッジメントが1人来たくらいで、状況はかわらねーんだよ！」
-「動くなよ？」ﾆﾔｯ
ﾌﾞﾝｯ
上条「ごぁ…」
-「ほらほら、動くなっつってんだろ」
ﾋﾞｭﾝ
上条「ごふぅ…」
-「よろけるのも禁止だぞっ！」
ｼｭｯ
上条「うごぉ…」
固法「上条さん！」
-「テメェも動くんじゃネーヨ！」
固法「…ｯ」
上条「美偉さん、大丈夫、こんなやつらにはやられないから…」ﾊｧﾊｧ
228 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:35:22.77 ID:I8N1xdVPP
-「女の前だからって格好つけてんじゃねーぞ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「あがぁ…」ｸﾞﾗｯ
固法「上条さん！！！」
-「動くなっていってんだろうがぁあ！」
上条「てめぇらのような、人質をとらなくちゃ喧嘩もできねーやつなんかに負けるはずがねーだろ！」
-「ほざくんじゃねぇよ！てめぇなんか人質がいなくたって、負けねーよ！」
-「ﾍｯ、これだけ痛めつけてあれば…もうなにもできねーだろ？放してやれ！」
-「ﾁｯ、仕方ねーな、ｵﾗｯ」
-「ひぃい」
上条「さっさと逃げろ！」
-「ひぃいい」
ﾀﾞﾀﾀｯﾀ
-「これでお前のいうとおり、人質はいなくなったけど、まぁ4対1…あ、そこの女もいれて4対2か、ｱﾊﾊｯﾊ」
231 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:39:37.81 ID:I8N1xdVPP
固法「舐めないで、私だってジャッジメントなんですから！」ｷｯ
-「おーこえぇこえぇ」
-「ねえちゃん？どうせ攻撃できる能力じゃねーんだろ？大人しく応援でも呼んだらどうだ？」
-「誰かー助けて、彼氏がやられちゃうーってか？ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊ」
-「ｷﾞｬｯﾊﾊﾊﾊﾊ」
固法「貴方達」ｷﾞﾘｯ
上条「美偉さん、下がっててくれ」ﾊｧﾊｧ
固法「でも！」
上条「人質を解放したんだ、後はただの喧嘩だろ？」ﾊｧﾊｧ
固法「だからって」
上条「美偉！！！頼むから大人しくしていてくれ！お前を巻き込みたくないんだ」
固法「！！」ﾋﾞｸｯ
上条「すぐ済むからさ…」ﾆｺｯ
固法「せ、先輩…」
-「オラァ、別れのアイサツは済んだかよ！」
236 名前：>>235 黒妻と上条を重ねてます[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:49:08.73 ID:I8N1xdVPP
-「ｵﾗｯ」
ﾄﾞｺﾞｯ
上条「うごぉ」
ﾍﾞｷ、ﾊﾞｷｯ
上条「うがぁ…」
-「なんだもう終わりかよ、吼えた割にはたいした事ないな」
固法「…ｸｯ」ｷｯ
上条「手を出すなっていってんだろ！！！」
固法「だって上条さんが…」
上条「まってろ……美偉…」
-「余裕こいてんじゃねーぞ！」
ﾌﾞﾝｯ
上条「…ｯ」
ｺﾞｽｯ
-「うごぁ…」ﾊﾞﾀｯ
238 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 20:55:52.24 ID:I8N1xdVPP
-「て、テメェ！？」
上条「ふぅ…あと三人だな…」ｷﾞﾛｯ
-「けが人の癖に生意気なんだよ！」
ｼｭｯ
上条「何度も同じ攻撃食らえば…」
ｽｶｯ
上条「軌道くらいわかるってんだよ！」
ｯｺﾞ
-「う…」ﾊﾞﾀｯ
上条「はぁはぁはぁ、あと二人…」
-「ﾁｯ」ｽｯ
固法「え？」
ｶｯ
固法「上条さん！右の男のポケットにナイフ！」
上条「…ﾁｪｯ、結局美偉さんに手助けされちゃったなぁ…」
242 名前：レールガンの中にでてくる黒妻って人、固法さんの憧れの人で呼び方は先輩[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:01:58.59 ID:I8N1xdVPP
上条「じゃあ、さっさと片付けますか」
ﾊﾞｷｯ、ｺﾞｽｯ
ﾊﾞﾀﾝ､ﾊﾞﾀﾝ
上条「ふぅ…」
固法「上条さん！」
ﾊﾟﾝｯ
上条「えっ…」
固法「な、なんで無茶するんですか」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
上条「あ…」
固法「そうやって無茶されて何かあったら…残された人間はどうなるんですか」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
上条「ご、ごめん、美偉さん…」
美偉「謝らないでください！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
上条「でも……あいつらだって、こっちの挑発にのっただけとは言え、人質を解放して真正面からぶつかってきたんだ」
上条「だったら……それに応えるってのが男だろ……」
美偉「えっ……先輩」
244 名前：今回は行方不明のままでやってます[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:06:44.13 ID:I8N1xdVPP
上条「さっきもいってましたけど、その先輩っていうは…」
固法「ごめんなさい」
ﾀﾞﾀｯﾀﾀﾀﾀ
上条「美偉さん！」
上条「どういうことなんだ…」
上条「とにかく俺が怒らせたってことか…」
………
……
…
固法（私馬鹿だ…、振り切ったふりして、結局上条さんに先輩を重ねてみていたんだ）
固法（私は、私は…」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀﾀ
………
佐天「ビンタして帰った？」ｷﾞｭｭ
初春「あの…佐天さん…そろそろ、手を…///」
247 名前：風呂！そろそろ休憩いれないと猿さん食らうので[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:15:02.01 ID:I8N1xdVPP
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
ｶﾞﾁｬ
禁書「あ、とーま！おかえり！」
上条「……」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
禁書「ねー、とーま！その顔どうしたのかな！」
上条「……」
禁書「とーま！とーま！とーま！」
ﾄﾞｻｯ
上条「飯だ…今日は、ほっといてくれ…」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
禁書「とーま…どうしたの…」
スフィンクス「にゃぁ～？」
禁書「スフィンクス…一緒にご飯たべようね…」
スフィンクス「にゃぁ～ん♪」
253 名前：さぁラストスパート[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:53:56.15 ID:I8N1xdVPP
上条（なにがいけなかったんだ…）
上条（無茶したことか…それなら、この前の時点で）
上条（かっとなって呼び捨てにしたことか…）
上条（時々美偉さんがいってる、先輩ってのはどういう意味なんだ…）
上条「あぁーもうわかんねぇ」ｶﾞｼｶﾞｼ
上条「とりあえず、明日になったら…明日になったら電話してみよう」
………
……
…
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
上条「ふぁぁ…そのまま寝ちまったのか…」
ｷﾞｼｯ
ﾃｸﾃｸ
上条「インデックスのヤツ…こっちで寝てくれたのか…」
上条「あぁーこんなに食い散らかして」
254 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 21:58:09.37 ID:I8N1xdVPP
上条「とりあえず…美偉さんに」
pipipi
prrrrrrrrr,pi
上条「美偉さん！上条です、昨日のこと謝りたくて」
ﾌﾟﾁｯ、ﾂｰﾂｰﾂｰ
上条「え？」
pipipi
ｐｒｒｒｒｒｒｒｒｒ,pi
上条「美偉さん！」
ﾌﾟﾁｯ、ﾂｰﾂｰﾂｰ
上条「なんで…」
pipipi
ｐｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒ
「ｵｷｬｸｻﾏ ﾉ ｷﾎﾞｳﾆﾖﾘ ｺﾉﾃﾞﾝﾜｦ ｵﾂﾅｷﾞｽﾙｺﾄﾊ ﾃﾞｷﾏｾﾝ」
上条「なんで、なんでだよ…」ｶﾞﾝｯ
257 名前：今日のインデックスは悪意ありませんので、比較的いい子です[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:02:49.90 ID:I8N1xdVPP
禁書「…んん、とーま？」
上条「昨日は悪かったインデックス」
禁書「別に気にしてないんだよ」
上条「そうか、ちょっと出かけてくる」
禁書「え？え？朝ごはんは？」
上条「またそれくっててくれ」
禁書「うー」
上条「今度何か美味い物かってくるから！」
禁書「わぁぁ」ぱぁぁ
禁書「本当かなとーま！」
上条「あぁ、だから、すまない」
禁書「いってらっしゃいなんだよ、とーま！」
ﾊﾞﾀﾝｯ
禁書「ねー、スフィンクス、美味しいものってなんだろうね？楽しみなんだよ！」
スフィンクス「にゃぁ～」
261 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:08:09.63 ID:I8N1xdVPP
上条「確か固法さん、白井と同じ支部っていってたよな」
上条「だったら」
-常盤台中学女子寮-
ぴんぽ～ん
-「はい、どなたですの？」
上条「上条当麻といいます、白井さんはいらっしゃいますか」
-黒子「白井は私ですが？」
上条「あ、白井、ちょっと頼みがあるんだ」
-黒子「貴方の頼みですか…」
上条「頼む！」
-黒子「はぁ…わかりましたの、少々お待ちいただけますか」
上条「わかった」
-黒子「2,3分でそちらにいきますので」
上条「助かる」
ﾌﾟﾁｯ
263 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:11:12.70 ID:I8N1xdVPP
御坂「黒子～？誰だったの？」
黒子「私の知り合いですの」
御坂「そー」
黒子「ちょっと外にでてきますの」
御坂「いってらっしゃーい」ﾌﾘﾌﾘ
黒子「それではお姉さまいってきますの」
ﾊﾞﾀﾝｯ
………
……
…
黒子「それで何のようですの？」
上条「あ、白井！」
黒子「偉く…慌ててるご様子ですが…」
上条「美偉さん、いや…固法さんに話があるんだ」
黒子「固法先輩に？ですか？」
265 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:14:54.30 ID:I8N1xdVPP
上条「同じ支部ということはきいてるんだ、だからどうにか連絡とれないか？」
黒子「落ち着いてくださいですの、とにかく、私用で風紀委員の通信網を使うわけにはいきませんので」
上条「頼む！お前しか頼れるやつがいないんだ！」
黒子「なっ…」
上条「頼む、頼みを聞いてくれたらお前の頼みも聞くから！」
ｷｭﾋﾟｰﾝ
黒子「私の頼みをきいてくれますの？」ﾆﾔｯ
上条「そうだ、だからだから頼む！」
黒子「その言葉に二言はありませんね？」
上条「ない！」
黒子「わかりましたの、ただ…貴方が直接連絡を取るわけにはいきませんよ？」
上条「せめて、場所だけでもわかれば、直接会いにいくから！」
黒子「では…」
pipipi
黒子「こちら白井黒子ですの」
267 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:18:17.07 ID:I8N1xdVPP
-初春「どうしたの白井さん、今日お休みのはずじゃなかったですか？」
黒子「いえ、ちょっと気になることがありまして」
-初春「気になること？」
黒子「固法先輩の居場所はわかりまして？」
-初春「えーっとね固法先輩なら…」
黒子「なるほど、ふむふむ、わかりましたの」
-初春「固法先輩に何か御用なんですか？それなら直接呼び出せば…」
黒子「ちょっと私的な問題も絡んでますので」
-初春「そっか、それじゃ使うわけにいかないですよね」
黒子「そういうことですの、では」
-初春「またね」
ﾌﾟﾁｯ
黒子「場所はわかりましたの」
上条「ど、どこだ！」
黒子「その前に…私からの条件がありますの…」ﾆﾔｯ
272 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:23:17.89 ID:I8N1xdVPP
上条「…なんだ…」
黒子「簡単なことですの」ﾆﾔｯ
………
……
…
ﾀﾞﾀﾀｯﾀ
上条「白井のやつ、あんな簡単な条件で手伝ってくれるなんて、意外といいやつなんだな…」
上条「それよりも美偉さんだ…」
………
……
…
固法（私いやな女だなぁ…）
固法（前にあこがれてた人の面影を他の人に重ねるなんて…）
固法（電話もなんていえばいいかわからなくて、着信拒否にしちゃったし…）
固法（…上条さんのことはわすれないと……）
275 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:32:50.04 ID:I8N1xdVPP
-「キャー助けて」
固法「！？」
-「おらおら、騒ぐんじゃねーよ！」
-「騒ぐと嫌いな顔に傷が付くぞ…」
-「や、やめてぇ…」
-「そのおびえた顔も最高だな」
-「はぁはぁはぁ…たまんねーぜ…」ｼﾞｭﾙﾘｯ
-「た、た、助けて…」
ｽｻﾞ－
固法「ジャッジメントです！」
-「なっ！？」
固法「そこまでです、大人しくしなさい」
-「なんだ、女1人じゃねーか…」
-「脅かしやがって」
-「助けて…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
278 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:38:25.92 ID:I8N1xdVPP
固法「大丈夫です、今助けますから」ﾆｺｯ
-「……」ｺｸﾝｯ
-「はっ…女1人で何ができるっていうんだよ」
ﾀﾞｯﾀﾀﾀ
ﾋﾞｭｯ
固法「女だからって甘く見ないでください」
ｽｶｯ
-「な…に…」
ﾊﾞｼｯ
-「ぐあぁあ…」
ﾊﾞﾀﾝｯ
-「て、てめぇ調子乗りやがって！」
ｼｭｺｫｵ
固法「能力者！」
-「なんだよ？俺らみたいなやつらに能力者がいたらおかしいかよ」
279 名前：>>277 やめてー><[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:42:58.49 ID:I8N1xdVPP
-「さっさとくたばれやぁぁああ」
ﾊﾞｼｭｯ
固法「まずい…よけきれｎ・・・・・・」
ｷｭｰｲﾝ
-「な、なんだテメェは！」
-「はぁはぁはぁ」
固法「あれ…私…」
-「テメェ、一体何の能力使いだ！」
-「だたの無能力者さ…」
-「そんなはずはねーだろ！俺の俺の攻撃を消しやがって！！」
固法「そ、そんな…」
-「LV0だけどさ……大事な人守るためならたとえLV5だろうが、関係ねーんだよ！！！！」
固法「上条さん…どうしてここに…」
上条「…白井に聞いてこの場所を」
固法「どうして！私は貴方を…」
280 名前：>>235 やめてぇー><[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:43:42.67 ID:I8N1xdVPP
-「さっさとくたばれやぁぁああ」
ﾊﾞｼｭｯ
固法「まずい…よけきれｎ・・・・・・」
ｷｭｰｲﾝ
-「な、なんだテメェは！」
-「はぁはぁはぁ」
固法「あれ…私…」
-「テメェ、一体何の能力使いだ！」
-「だたの無能力者さ…」
-「そんなはずはねーだろ！俺の俺の攻撃を消しやがって！！」
固法「そ、そんな…」
-「LV0だけどさ……大事な人守るためならたとえLV5だろうが、関係ねーんだよ！！！！」
固法「上条さん…どうしてここに…」
上条「…白井に聞いてこの場所を」
固法「どうして！私は貴方を…」
283 名前：p2の動作がおかしいorz 何故二重に[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:48:25.95 ID:I8N1xdVPP
上条「そんなことより、こいつをどうにかする方が先だろ…」
固法「…ｯ」
-「ﾃﾒｪら俺を無視していちゃいちゃするんじゃねーよ！！」
ｼｭｺｫｵｫｫ
-「俺の最大出力でぶつければ…何の能力だろうが…」
ﾊﾞｼｭｯ
上条「…くぅ」
ｷｭｰｲﾝ
-「ば、馬鹿なっ！！」
ﾀﾞﾀﾀﾀｯ
上条「さぁ、能力者だからって余裕こいてたお前の負けだぁあ」
ｺﾞｽｯ
-「うげぇ…」
ﾊﾞﾀﾝｯ
上条「はぁはぁはぁ」
285 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:53:14.44 ID:I8N1xdVPP
上条「大丈夫ですか？」
-「はい…」
固法「上条さん…」
ﾀｯ
上条「美偉さんまって！！」
固法「…ｯ」ﾋﾟﾀｯ
上条「昨日のことでお話があります、少しいいですか？」
固法「……」
………
……
…
上条「昨日はすみませんでした｣ﾍﾟｺｯ
固法「え…」
上条「俺が無謀なことして、しかもその際、美偉さんを呼び捨てなんかにしたから…美偉さんは怒ったんですよね」
固法「そ、そうじゃなくて…」
287 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 22:58:39.48 ID:I8N1xdVPP
上条「だったら…他に悪いところがあるですね、いってもらえば直しますだから！」
固法「違うのよ！！」
上条「！？」ﾋﾞｸｯ
固法「違うの、上条さんは悪くないの…」
上条「…」
固法「私が私が悪いの…」
上条「…どうして」
固法「私は、私は…貴方に別の人の影を重ねて…みてたの……だから…」
上条「それが先輩って人ですか？」
固法「…」
上条「その先輩って人の事を俺とかさねてたんですか？」
固法「…」ｺｸｯ
上条「でも…それだからといって」
固法「ごめんなさい、貴方を先輩としてみてたの……だから…」
上条「…」
290 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:03:54.97 ID:I8N1xdVPP
固法「私は、たぶん、先輩の面影を貴方に感じてそれを好きになっていただけなのよ…」
固法「だから、だから…私は貴方と付き合う資格なんて…」
上条「そんなの関係ない！」
固法「え？」
上条「俺がその先輩に似てる？だからなんですか！」
固法「…だから」
上条「俺は固法さん、いや美偉のことが好きだ！それは紛れもない事実」
上条「俺にその先輩の面影があるっていうなら……それでいいじゃないですか！」
固法「え…」
上条「先輩の面影に惚れてもらっても結構！上等ですよ！」
上条「俺が…そのうち……先輩が俺に似ていたんだって思わせてやりますから！」
上条「だから……先輩の面影の俺でもいいから…好きでいてください…」
上条「絶対、絶対…後悔させませんから…」
固法「上条さん…」
上条「美偉さん、俺は貴方が好きです」
292 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:08:21.73 ID:I8N1xdVPP
固法「で、でも私は…貴方のことを…」
上条「それでも構いません、俺が貴方を好きであることにはかわりがない」
固法「でも…」
上条「俺は美偉さんの本心が知りたい…」
固法「私は…私は…」
固法「先輩の面影をもっている…上条さんが好き……」
上条「…」
固法「で、でも…それよりも、上条さん、貴方自身がもっと好きです…」ﾌﾞﾜｯ
上条「…美偉さん」
固法「上条さん」
ｷﾞｭｯ
上条「絶対、絶対……後悔させませんから」
固法「その前に私が貴方を幻滅させちゃうかもしれないわよ…」
上条「そんなことはありません！だから」
固法「……」
294 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:12:21.41 ID:I8N1xdVPP
上条「俺の傍で俺をずっとみていてください」
固法「……」ｺｸﾝｯ
上条「美偉さん」
ﾁｭｯ
固法（上条さん…）ﾎﾛﾘｯ
………
……
…
上条「美偉さん、ありがとう///」
固法「こちらこそ///」
上条「えっと…次の休みの件なんですけど」
固法「あけておくわね……期待しているね///」
上条「はい///」
固法「あっ…一箇所だけその日よらせてもらっていいかな？」
上条「はい！」
297 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:17:18.92 ID:I8N1xdVPP
上条「あ…」
固法「どうしたの」
上条「インデックスに美味い物かって行く約束を…」
固法「あっ、ペットだっけ…」
上条「まぁ、そんなかんじです…」
固法「それならお勧めがあるわよ」
上条「本当ですか？」
固法「任せて」ﾆｺｯ
………
……
…
ｶﾞﾁｬｯ
上条「た、ただいま…」
禁書「！？」
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
298 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:20:54.65 ID:I8N1xdVPP
禁書「とーま、とーま！おかえりなんだよ！」
上条「い、インデックスいたのか…」
禁書「そりゃまってるんだよ！」
上条「そ、そう…」
禁書「ところで、とーま？お土産はなにかな？美味しいものっていったから期待してまっていたんだよ？」
上条「そ、それが…」
禁書「むー！まさかまた何もかってこなかったのかな…」ｶﾞﾙﾙﾙ
上条「いや、買ってくることはかってきたんだけどさ…」
禁書「だったら早くみせてほしいんだよ」
上条「……」
ｺﾄｯ
禁書「缶詰？」
上条「えっと…ペディ○リー○ャムってやつだ…」
禁書「これが美味しいの？」
上条「あぁ、高級品だぞ…（犬の餌の中では…）」
300 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:23:37.12 ID:I8N1xdVPP
禁書「そうなんだー」
ｷｺｷｺ、ｶｼｬｯ
禁書「いただきまーす」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「お肉の味がするんだよ！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「ちょっと味はうすいかな」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「でも今までより美味しいんだよ！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
禁書「とーまありがとうね！」
ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
上条「あ、あぁ…気にするな…」
上条（すっかり犬の餌基準になれやがって…）
上条（…まぁばれてないしいいよな…）
302 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:28:12.86 ID:I8N1xdVPP
-デートの日-
上条「あ、美偉さん早いですね」
固法「そ、そうかしら…///」
上条「俺なんか、朝まで眠れなくて、飯食ってるときに居眠りしちゃいましたよ」
固法「そ、そうなの」
固法（いえない……私なんか緊張して眠ってないことを…）
上条「それでいきたいところってどこなんですか？」
固法「あっ…つくまで内緒ね」ﾆｺｯ
上条「？」
………
……
…
固法「ここよ」
上条「ここって？」
固法「まぁ入って入って」
305 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:31:59.96 ID:I8N1xdVPP
固法「あ、初春さん、白井さん、あれみんなもいるの？」
黒子「固法先輩、今日はおやすみでは？」
固法「あははは、あのね…」
佐天「まさか…」
初春「！？」
御坂「なによ？」
固法「ちょっと紹介したい人がいます、さぁ入って入って」
上条「えっとここは…」
御坂「！？」
佐天「うひょー」
初春「///」
黒子「ほほぅ…」
固法「えっとこの上条当麻さんが、私の付き合ってる彼氏です！」ﾆｺｯ
上条「え？え？」
御坂「！？」
307 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:36:22.94 ID:I8N1xdVPP
固法「その、これからここに出入りすることになるとおもうので、皆さんに紹介しておこうかと」
上条「え？出入り？」
固法「風紀委員が休みの時、以外はココにきてくれれば連絡とれるし会えることが多いわよ？」
上条「で、でも…」
固法「なによ、ずっと傍にいてくれっていってたじゃないのよ…///」
上条「あっ///」ｶｧｧ
固法「///」ｶｧｧ
佐天「ひゅーひゅー」
黒子「なるほど、そういうことでしたの」
御坂「あばばばばばばば」
ﾊﾞﾀﾝｯ
初春「御坂さん！」
黒子「まぁまぁ、お姉さま大丈夫ですか？」
上条「び、びりび」
黒子「約束…」ﾎﾞｿｯ
310 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:40:52.63 ID:I8N1xdVPP
上条「くっ…」
上条.｡oO（お姉さまに今後話しかけたりしないこと、これだけですの！）
黒子「お姉さまお姉さま私が御部屋までお送りいたしますわ」
御坂「そ、そんな」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
黒子「ではお姉さまいきますわよ」
ｼｭﾝｯ
佐天「行っちゃった…」
固法「まぁ紹介は済んだしいいわよね」
初春「固法先輩がなんか変わったかも…」
上条「あははははは」
佐天「やっぱり彼氏さんだったんですね」ﾆﾔﾆﾔ
固法「やっぱりってなによ…///」
佐天「お店での告白きいちゃいましたから」ﾆﾔﾆﾔ
固法・上条「！？」
初春「ごめんなさい///」ｶｧｧ
312 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:44:19.42 ID:I8N1xdVPP
固法「貴方達///」
佐天「ご馳走様でした」ﾆｺｯ
初春「ご、ご馳走様でした///」
固法「なっ///」ｶｧｧ
上条「///」ｶｧｧ
佐天「あっはっははは」
………
……
…
固法「さぁ、ケーキも買ったし、そろそろペットを見せてもらいにいきましょうか？」
上条「ほ、本気でうちにくるんですか？」ｱｾｱｾ
固法「見られちゃいけないものでもあるんですか？」
上条「それは…」
固法「あ、だ、大丈夫ですよ、私だって少しは理解のあるつもりなんですから…多少そういうものがあっても…///」
上条「あははははは…」ｱｾｱｾ
314 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:49:13.63 ID:I8N1xdVPP
固法「犬の名前はインデックスちゃんよね？」
上条「は、はい」
上条（性格には犬みたいなものだけど…）
固法「でもかわってるわよね、ケーキを食べる犬なんて」
上条「別にケーキなんてもっていかないでも…」ｱｾｱｾ
固法「だめですよ、せっかく上条さんと…いえ当麻さんとお付き合いしてはじめてのデートの記念なんですもの」ﾃﾚﾃﾚ
上条「あはははは、そ、そうだね」
固法「それとも、なにか別の理由でつれていきたくないわけでもあるんですか？」ｼﾞﾄｫｰ
上条「そ、そんなことはないですよ」
………
……
…
上条「…｣ｺﾞｸﾘｯ
ｶﾞﾁｬｯ
上条「た、ただいま…」
317 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:52:58.84 ID:I8N1xdVPP
スフィンクス「にゃぁ～」
固法「か、かわいい～」ふにゃ
上条「ほっ」
固法「この三毛猫なんていうんですか？」
上条「え、えっと、スフィンクス…」
固法「スフィンクス…変わった名前ですね」
スフィンクス「うにゃぁ」
固法「よしよし、おいでおいで」
スフィンクス「ｺﾞﾛｺﾞﾛ」
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
固法「お、とうとうお出ましかな？」
上条「…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
固法「インデックスちゃ～ん、ケーキかってきたわよー」
禁書「！？」
固法「くるかな？」ﾆｺﾆｺ
320 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/14(日) 23:57:06.67 ID:I8N1xdVPP
ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ
禁書「ケーキ！ケーキ！」
固法「え？」
禁書「知らない声だけど、私の名前呼ぶしとーまの知り合いだね！」
ﾄﾃﾄﾃ
固法「！？」
禁書「あれ？この人だれ？とーま？」
上条「…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
固法「えっと、インデックスちゃん？」
禁書「そうなんだよ？」
固法「犬じゃないわよね？」
禁書「犬とは失礼なんだよ！とーま、この女だれかな！」
固法「えっと上条さん、説明していただけますか？」
上条「……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
322 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:00:12.57 ID:yz+a6lLcP
固法「当麻さん！？」
禁書「とーま！」
「説明してほしいかも！（ほしいですよ！）」
上条「……ごめんなちゃい」
固法「謝る前に説明を！！」
禁書「説明がほしいんだよ！！」
上条「だ、だから…」
「説明してくれないなら！」
ﾊﾟﾝｯ
ｶﾞﾌﾞﾘｯ
上条「うぎゃぁああああああああ」
………
……
…
固法「なるほど、だったらはじめから説明してくだされば…」
324 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:04:54.95 ID:yz+a6lLcP
上条「そ、そうしたかったんですが、話す機会を逃してしまして…」ﾋﾘﾋﾘ
禁書「とーま？私を犬扱いはひどいんだよ？」
上条「すみません」
上条（犬の餌をおいしそうに食べるくせに…）
固法「それで、追われていたこのインデックスさんを当麻さんがかくまってそのままと…」
上条「そうです…」
固法「それでは、ただの居候ということでよろしいのですね？」
上条「はい…」
禁書「それは聞き捨てならないかも！」
固法「え？」
禁書「私はとーまのパートナーなんだよ！」
固法「へぇ…でも私は当麻さんの彼女ですけど…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
禁書「むぅ…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
上条「ちょ、ちょっと落ち着いて二人とも…」ｱｾｱｾ
「とーま（さん）がはっきりしないからいけないん（ですよ）だよ！！」
325 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:08:49.31 ID:yz+a6lLcP
上条「仰るとおりです…」ﾌﾞﾙｯ
固法「まぁ、貴方ならやりそうなことですけどね…」
上条「え？」
固法「こういう子を見捨てる人とは思えませんし、逆に見捨ててたら、私からお断りしますわ」
上条「美偉さん…」ｳﾙｯ
固法「でも、話してくれなかったことだけは、ゆるせません」
上条「ごめんなさい」
固法「でも…これで許してあげます」ｸｲｯ
上条「え？」
ちゅっ～
禁書「！？」
っぱぁ
上条「え？え？」
固法「///」
禁書「な、なにするのかな！私のとーまに！！！」
330 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:14:41.80 ID:yz+a6lLcP
固法「なにって…」
上条「///」
固法「だって当麻さんはずっと傍にいてくれっていったんですよ？」
禁書「だったらなんなのかな？」ｼﾞﾄｫｰ
固法「ということは…一生ということで…つまりは…」ﾎﾟｯ
上条「！？」
固法「そういうことですよね///」
禁書「とーま？本当にそんなこといったかな？」
上条「あ、あぁ…｣ｱｾｱｾ
固法「そういうことですから、『私の』当麻さんに変なことしないでくださいね」ﾆｺッ
禁書「とーま！とーま！」
上条「あは、あははっはは」ｱｾｱｾ
固法「当麻さん、後悔させないんですよね？」ﾆｺｯ
禁書「…とーまのばかー！」ｶﾞﾌﾞﾘｯ
上条「うぎゃぁあああ」
おしまい
333 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:15:58.65 ID:yz+a6lLcP
無事153コマで固法先輩のお話が終わりました
337 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:18:39.43 ID:yz+a6lLcP
予定は未定です
判っていることは
火曜夜がかけないこと、水曜は夜まで出張な事くらいしょうか
携帯で多少はやろうと思えばやれますけど、変換が馬鹿なので人名でイライラして…
多分…orz
344 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 00:40:51.18 ID:yz+a6lLcP
魔術となると日常からかけ離れそうなので、結構難しいんですよね
ローラの口調は絶対面倒ですし
オルソラは書いてみたいけど…難しいですし
ルチアさんは魔術側で一番かきたいですけど
原作の大半を実家においてきてるんで…orz
アックアをだして、ぶち切れ五和さんってのも…なかなか
結局は文章だけでなく映像もある人たちが一番楽です
356 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日：2010/02/15(月) 01:27:49.27 ID:yz+a6lLcP
でこDXもいいですね…でもエロに行きそう…
御坂×一方通行は…うーん
婚后さんもあの世間知らずっぽさが、上条さんの魔の手に
>>354
レールガンアニメオリジナル、眉毛書きだったかな
ということでおやすみなさい
372 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/02/15(月) 09:57:25.89 ID:yz+a6lLcP
>>370-371
>>25
orz
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