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パワプロくん「聖ちゃん……オレの肩は、もう壊れてるんだよ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:57:38.45 ID:A3iCwNVjO
県大会決勝、夏の甲子園に出れるか否か
9回表1ー2、一死一三塁

聖の目から見てもこの日のパワプロはおかしかった
2失点はあったもののそれ以外はほぼ彼のできる満点のピッチング、
負けているのは彼の力投に答えられない野手の責任であるといっても過言ではなかった
当然球数も少なかった
しかしパワプロはダブルヘッダーをこなした後のような息の上がりようだ

聖はそんな彼の様子を感じ取ってマウンドに駆け寄った

聖「どうしたパワプロ、お前なんかおかしいぞ」

パ「…ぅん…」

聖「おいっ!」

聞いてるか聞いてないのか分からない返答に業を煮やした聖がおもわず肩をつかむ
そのとき閃光が走るかのような痛みがパワプロの思考を蹂躙した

パ「…ぃっ…」

彼女と立てた誓いに縛られている彼は出そうになる声を押さえ込もうとする

しかし部活以外でも、それこそ四六時中一緒にいる聖は
その声とも吐息ともつかない呻きを聞き逃さなかった
聖「お前…肩どうした…」

16 名前:書いてたものが一回消えたwwwww[] 投稿日:2010/06/16(水) 01:00:35.09 ID:i6h1I58hO [2/18]
この目をした聖に嘘は通じない
通じない以前に曇りのないその目に嘘はつきたくなかった

パ「実はもう…投げるなって…」

この時聖の脳裏に二文字の言葉が浮かぶ

パ「医s…
聖「もういい、もう…いいんだ…」
聖の胸に黒い霞がかかる

―――
こいつはいつも負けた試合の後は
練習試合だったときですら近くの神社で投げ込みをしてたって聞いた

私のリードミスで競り負けた試合もあった

そんな時に限って次の日目の下にくま作って学校にくるんだ

こいつはそういう奴だ
私がふがいないばっかりにいつもこいつに無理させて…

今日だって私がシュートを投げさせてなかったら…

17 名前:>>15なんだこれワロチwwwww[] 投稿日:2010/06/16(水) 01:04:03.98 ID:i6h1I58hO [3/18]
聖「…」

パ「先輩、俺、投げます」
聖のうつむいた顔を見て決断する

それはちょうど聖が彼を下がらせようと決めた時だった

パ「チームの柱をそんな顔でベンチに帰すわけには、次の打席に立たせるわけには…いきませんから」


俺はもうあの時みたいなこの人のこんな顔、見たくない

ありがちな言葉だけど
―――その為なら俺はこの右腕と心中する

聖が顔をあげると彼の包み込むような笑顔と自分の視線が交錯する

―――そっか、私はこの顔によわいんだな…

彼女の嘲笑が審判のプレイの声とともに虚空に消えた

19 名前:聖はせい?ひじり?[] 投稿日:2010/06/16(水) 01:30:38.99 ID:i6h1I58hO [4/18]
主審「プレイ!」

パワプロの肩も気がかりだがとりあえず目の前の打者に集中する
彼の思いを無駄にするわけにはいかない

打者(俺への初球への入り方は二打席ともインハイ高めにストレート
俺の苦手なコースだ…だからそこを徹底してきた。この局面むざむざストライクをやるわけにはいかない
妙に間をとったのが気がかりだが次こそ打たせてもらう!)

聖「…」

聖がサインをだす
彼は内心少し驚くが素直にしたがい振りかぶる

パ「…っ!…」

痛みを打ち払うかのように球を放つ

打(ほぅらwきたきたストレーt
パ聖(かわせ!)
打(曲がっt
パ聖(いっけぇ!!)
打(バット止まれぇ!!)

球場にミットとボールがぶつかる音だけが響く

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 02:19:08.03 ID:i6h1I58hO [5/18]
打「…」

パ「…」

聖「…」

実際には一瞬の出来事だった
だが特に聖にとってはその時間は長く感じた

主「ボール!」

聖はおもわず立ち上がり主審を見る

それは睨みつけるという行為に近かった

主審は聖に反感を持ちながら首を横にふる

次に聖は三塁の方を見る

塁審の手は大きく横に広げられていた

誰から見ても、それは味方から見てもバットは回ってなかった

それが分からなくなっていた聖は
おもわず手に持っていたキャッチャーマスクを地面に打ち付けようとする


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 02:21:06.99 ID:i6h1I58hO [6/18]
パ「先輩!!」

そんなことをすれば当然退場である、高校野球ならなおさらだ
だからパワプロは止めた

聖は不満を残しながら位置に戻る

必死だった
それこそ振ったか振らなかったかすら分からないほどに

動かさずとも触れられるだけで痛む肩
もう数球ともたない
ちょっとでも楽にしてやりたい

しかしもうこうなったら切り替えていくしかない
聖はマスクをかぶりなおす


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 02:58:35.00 ID:i6h1I58hO [7/18]
パワプロの目の端に敵監督のサインがうつる

聖「…」

聖のサインを見る

パ(なにかしてくるなら一球様子見たいんだけど、まぁノーワンだしここは…)

素直に首を縦に振るパワプロ

打(なるほどねぇ…確かにwwwなんか勝手にキャッチャー動揺してるしwwwww)

早く終われとパワプロは大きく目一杯振りかぶる

パ「…ぐっ…ぁ!…」

パワプロの肩に一層の痛みが走ったその時打者が動き出した

聖(バント…!スクイズか!しまった…投げさせたのは枠内だ!)

しかし球は聖の予想を裏切った動きをする

聖(失投…!?)
打(ボールか…)


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 03:00:39.86 ID:i6h1I58hO [8/18]
高く上ずったボールだから後ろにそらすようなことはないだろう
打者はバットを引く

その時バントの構えで見えなかったフィールド上が初めて見えるようになる
走り出している一塁走者

聖(盗塁の方か…!間に合え!…間に合え!)

一人分だけでも!あいつを…楽に!
私の肩はどうなってもいい!あいつの肩はこんなもんじゃないんだから!

聖は肩がはち切れんばかりの送球をする

聖「だからっ…!」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 03:19:43.51 ID:i6h1I58hO [9/18]
二塁の塁上で球をつかんだグラブと一塁から走ってきた走者がぶつかり合う

塁審の強く握られてた拳が縦に振られる

審「アウト!」

静まりかえっていた観客席に歓声が響く
女だと思ってたかをくくっていた相手校ベンチに動揺が走る

結果として彼の失投が聖を立ちあがらせ
ウェストと同じ効果を生み
結果として二塁を刺せたのである

パ「…ぅぐっ…!」

一息ついた聖の耳にうめき声が届く

振り返るとそこには
送球の邪魔にならないよいにしゃがみ込んだのだろうと思っていたパワプロが
そのままマウンド上に倒れ込んでいる

パ「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!」

結果として二塁を刺せたあの失投は『爆発』したことによる失投だった

聖「パワプロ!」

パ「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 03:44:58.70 ID:i6h1I58hO [10/18]
マウンド上に内野手、審判、そして聖が駆け寄ってくる

聖「パワプロ!…パワプロ!」

パ「……!…!」

息が震えて声が出なかった
しかしタンカの姿を見るやいなや
ふらふらになりながらも
何事もなかったような顔をして立ち上がる

パ「大丈夫です…立てます。一旦ベンチ戻ります」

審「一旦って君、もうその肩じゃ…」

パ「大丈夫ですから!」

思わず声に力がこもる
額には嫌な汗がびっしり滲んでいる
ベンチに向かって歩きだす
聖が付き添うように後を追う
もうその顔にいつもの男勝りな表情はない

一歩一歩地に足をつける度に鈍い痛みが音のように身体中に響く
しかし顔にはまったくださない
観客席に泣き崩れる母の姿が見える
だがそれも気にしない

彼は、そして彼女も幼い日の誓いを思い出していた


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 04:03:56.70 ID:i6h1I58hO [11/18]
聖(幼少期)「パーくん!パーくん!」

パ(幼少期)「なぁに?ひじりちゃん!」

幼聖「こーこーせーになったら、ひじりといっしょに、こーしえんいこ!」

幼パ「こーしえん?」

幼聖「うん!もしいけたら…ひじりと…けっこんしてくれる?」

幼パ「!…うん!わかった!こーしえんいく!」

幼聖「やくそくだからね!」

幼パ「うん!やくそくー!」

―――

ベンチに戻ると仲間達と監督、それに白衣を着た人が心配そうにまっていた

おそらく手当てをしてこのまま交代させる気だろう

しかし男として一つ腹に決めた事があった
絶対に曲げられない事が

包帯を巻こうとする手を制止して言い放つ

パ「テーピングにしてください。…あと監督、監督の左利き用のグラブ…貸してください。」

聖「!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 04:26:53.54 ID:i6h1I58hO [12/18]
監督が止める前に聖が止める

聖「お前っ!なに考えてるんだ!いくら腕かえたって…」

パ「大丈夫だから…」

聖「なっ…!…大丈夫なわけないだろ!」

彼のあまりにも穏やかな顔に一瞬言葉がつまる

パ「大丈夫…大丈夫だから…」


いつもいつもそうだ
お前はいつだって自分をないがしろにする
でも…私は…そんなお前が…

聖「…大っ嫌ぃ…」

そのうちにパワプロは自分でテーピングを巻き上げてしまう
もう巻くだけで気絶してしまうはずなのに

そして立ち上がりベンチを見渡す

パ「監督、みんな…今一度みんなの夢を僕にください…お願いします!」

ただただ真っ直ぐに頭を下げる


34 名前:高校野球は教育の側面があるから絶対にこんなことはさせないけどね[] 投稿日:2010/06/16(水) 05:05:36.81 ID:i6h1I58hO [13/18]
監督は彼を見た

チームを見た

そして聖を見て、今一度彼を見た

やれやれと息をつくとパワプロに一言言い放つ

監「勝てよ」

この時やっとパワプロは顔をあげた

パ「負けるつもりでマウンドに立った事なんて一度もありませんよ」

そういってマウンドに踵を返す

パワプロが一歩踏み出そうとしたとき
ふっと体に手が回る
それこそ、肩に響かないようにふわりと包み込む


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 05:06:34.96 ID:i6h1I58hO [14/18]
聖「もう…いいの…もう、いいのパーくん、だからもうそれ以上傷つかないで…私のためにボロボロにならないで…」

視界に靄がかかり水っぽくなった自分の声だけが耳に帰ってくる
その声の後を追うように彼の声が聞こえてくる

パ「聖ちゃん……オレの肩は、もう壊れてるんだよ。でも不思議と、負ける気がしないんだよね」

聖が彼の背中につけていたおでこを上に向けると
彼が満面の笑みでこっちを向く
それはあの日あの時みたあの笑顔とまったくいっしょだった

パ「オレは大丈夫だよ、大丈夫だから。だから一緒に甲子園に行こう。」

彼の指が聖の目に浮かぶ物を拭う

パ「そしたらマウンド上以外も、ずっとずっと一緒にいてよ」

聖「…」

聖は大きく鼻をすする
そして彼に負けない笑顔を返す

聖「プロポーズのつもりか?それでは今とかわらないではないか」

パワプロは思わずガクッとくる
それを見ると聖はクスッと笑ってダイヤモンドに向かって走り出す

聖「ほら、行くぞ!マウンド上でも一緒にいるんだろ!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 05:39:28.86 ID:i6h1I58hO [15/18]
県大会決勝、夏の甲子園に出れるか否か
9回表1ー2、二死三塁、ボールカウントノーツー

一球だけ投球練習してみた感じでは
激痛ではあるものの右で投げるよりも痛くはない
枠に入らない球でもなかった

しかし勝負できるような球ではない上に球種もこれ一つ
はっきり言って勝てるわけがなかった
誰もがそう思っていた

審「プレイ!」

だがそれでも二人は笑っていた

打(やっぱなんど見ても左手で構えてるよな…
投手でスイッチできるやつなんて聞いたことねぇぞ…
とりあえず一球様子みるか、笑顔はハッタリだろう)

セットポジションから大きく振りかぶる

そして左手からボールを放つ

放たれたボールは大きくアウトコースに外れる

審「ボール!」

球場の電光掲示板が
ボールカウントノースリーを示す


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 06:17:09.22 ID:i6h1I58hO [16/18]
なにくわぬ顔で聖から返ってくる球をキャッチするが
激痛の度に足が地面の感覚を忘れ
目の前が白む

打(やはり付け焼き刃か…右腕は怪我かなんかか?
さっさと試合決めてやっ方がこいつの為だろうが
ここは素直に自爆を待つか…)

聖(こいつは確実に待ってくる)
パ(ならど真ん中でもいいから入れれば…)

パ「いいんだ…ろっ!」

制球に気をつけて左手を振る

審「ストライク!」

胸元高めいっぱいにきまる
聖「よしっ!!」

思わず声を出してしまう

しかしパワプロにはよろこぶ余裕などなかった


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 07:07:39.07 ID:i6h1I58hO [17/18]
打(決まったか…しかもインハイ…
じゃあ一球目は外れたんじゃなくて外した…?
いや投球練習見てた感じでは明らかにその場しのぎ、しかし…)

聖(いい所に決まったな…しかもインハイ!
これはラッキーだ…仕掛けるならここだな!)

聖は一つの策と共にサインを送る

パ(!…このサインは!ま、勝つにはこれしかないか…)

左手を思いっきり振りだす

打(もうなんでもいいから打つ!)

打者が打つ気でバットを構える

パ(…行け!)
打(これは…!スローボール!しかもまたインハイ!)
聖(…行け!)
打(もうちょっと待て!もうちょっと待て!)

パ・聖(行ける!)

しかし次の瞬間バットとボールがぶつかる音と共に打球がライト方向に伸びる


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 07:39:45.48 ID:i6h1I58hO [18/18]
聖は立ち上がり打球の行方を見守る

思いが通じたのか打球は右に切れファールスタンドに消えて行く

聖(危なかった物のなんとかフルカウント…しかしもうこの手は使えない。
これしかサインをだせないのが歯がゆいが…)

打(やっべー!タイミングずれたー!
ホームラン行けたのに!…まあ次で終わりだ…)


聖・打(次はもうストレートしかない!)


しかしもう彼にはサインは届かなかった
かろうじてぼんやり打者と主審がいる方がわかるだけで
痛みはもうとうに限界を越えていて視界どころか全身の感覚ですらほとんどなくなっていた

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/16(水) 08:25:12.27 ID:i6h1I58hO
当然手の先にも感覚はない

そのままセットポジションをとろうとする

聖(あいつ…!)「パワプロ!…タイム!」

パワプロに駆け寄っていく聖

パ「聖ちゃん?どうしたの?」

パワプロが、彼だけがこのタイミングでタイムをとる意味がわからなかった

聖「!…バカッ…」

聖がその場でしゃがみこむ姿が見える

聖「パーくん…ボール…落としてる…」

パ「!」

聖は自分の声がちゃんと声になっていないのを聞き
さらに涙が止まらなくなる


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/16(水) 08:26:01.32 ID:i6h1I58hO
パ「…」

聖はユニフォームの袖で顔を拭い顔がどろだらけになる
それもいとわずにパワプロの手に手を添えてボールを握らせようとする

聖「しっかりしろ!ボールはここだ!……甲子園にいくんでしょ
…ずっと一緒にいるんでしょ…だったらちゃんとその手でしっかり掴んで…最後まで投げきろうよ」

聖の手にはボールをにぎった彼の手が握られていた

聖(捕手失格だな…私は…)

しかし聖は、もうやめようとは言わなかった

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/16(水) 09:59:48.58 ID:i6h1I58hO
再びセットポジションをとるパワプロ
その手にはしっかりとボールが捕まれている

審「プレイ!」

再び構えるパワプロと聖

相対する打者

パ(オレは…この一球に全てをこめる!)

聖(私はあいつのどんな球だって受け止めて見せる)

パワプロは目一杯大きく振りかぶる

パ「…っ!…ああぁぁぁぁああああああっっっ!!!」

叫びとも咆哮ともとれない声をボールと共に放つ



49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/16(水) 10:01:29.28 ID:i6h1I58hO
全身の感覚はもうなくなって
オーバースローがスリークォーター気味になる
それでも全力でボールを放つ

しかし、だからこそ手元が狂う

パ(しまっ…!)

ボールはアウトローに向かって飛んでいく

バットはもう回り初めている

打(この回転…!)
聖(これは…!)

手元が狂ったからこそ予期せぬ回転がかかる


アウトローに向かって

シュートが飛んでいく

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/16(水) 10:34:16.36 ID:i6h1I58hO
ここから先の記憶はオレにはない

だけどタンカに運ばれる前
確かにオレはオレに向けられた歓声と
いつもそばにあった温もりに包まれたのを感じたんだ



「行ってくるね」

「うん。初先発、初勝利のお祝いつくってまってるからね」

そして俺は今新たなマウンドに向かおうとしている

社会人からの遅咲きのルーキーとして
左利き、シュートが決め玉のスリークォーターの投手して

大切な人を守る為に

終わり


52 : ◆VXVvXVX1/g :2010/06/16(水) 10:43:31.87 ID:i6h1I58hO
終わり!
乗っ取りスマン
相変わらず遅筆杉ワロタwwwww
スローボール投げる頃に「痛み止めの注射」という物の存在に気づいたのは内緒だ


お前らも投げたい球を見つけたら最後までちゃんと全力で投げきれよ!
ということでまたどこかのスレで会おう

ノシ

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