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憂「梓ちゃ~ん!!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:00:28.00 ID:wdaXqJs+0
唯「うい~」
憂「なあに、お姉ちゃん」
唯「ういはあずにゃんと仲いいの?」
憂「もっちろんだよ!私と梓ちゃんの仲は切っても切れないよ!」
唯「そうかあ」
唯「うい~」
憂「なあに、お姉ちゃん」
唯「ういはあずにゃんと仲いいの?」
憂「もっちろんだよ!私と梓ちゃんの仲は切っても切れないよ!」
唯「そうかあ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:07:25.41 ID:wdaXqJs+0
憂「なんでそんなこと聞くの?」
唯「いやあ、あずにゃんと今日ね、ういの話をしたんだ~」
憂「それで!?梓ちゃんはなんて!?」
唯「えっ!?えっと…ういはかわいいですよねって」
憂「よっしゃああ!!」
唯「う、うい!?」ビクウ
憂「うれしいなあ、梓ちゃんがそんなこと言ってくれるなんて…私、今死んでもいいよ!」
唯「し、死ぬのはやめて!」
唯(どうしよう…本当はうっとうしいですって言ってたんだけど…まあいいか)
憂「楽しみだなあ!明日梓ちゃんに会うの!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:12:58.29 ID:wdaXqJs+0
私の名前は平沢憂
どこにでもいる普通の女子高生だ
そして、私には今、気になる娘がいる
その娘は……
ーー学校
ガラッ
憂「おはよう」
純「おはよう、憂」
憂「今日も寒いね」
純「うん、まあね」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:18:01.50 ID:wdaXqJs+0
憂「あれ?梓ちゃんは?」
純「ああ、トイレに行ってるよ」
憂「! そう…」ツカツカ
純「あっ、憂、どこ行くの?」
憂「ちょっとトイレに…」スタスタ
純「目が怖かったな……梓、がんばれよ」
……
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:22:56.50 ID:wdaXqJs+0
梓「……」
梓「はあ…今日も大変だな…」
梓「唯先輩はまだやさしいスキンシップだってのに…憂はなんであんなに激しいんだろう?」
憂「それは梓ちゃんが好きだからだよ」
梓「……うわあっ!?う、うい!?」
憂「やあ」
梓「やあじゃないよ!なんでトイレにいるってわかったの!?」
憂「まあ、あんなひとりごとしてたらね」
梓「し、しまった……」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:28:41.94 ID:wdaXqJs+0
憂「ひとりごと垂れ流しな梓ちゃんも好きだよ!」
梓「う、うるさいっ!いいから見ないで!」
憂「わかったよ」
梓「もう…油断するとすぐこれだからな……」
スーーッ…
梓「ん?……ひいっ!?」
カシャッ!
梓「う、憂!!下からケータイで写メするのやめて!」
憂「あ、ごめん、つい」
梓「ついじゃないよ!これ下手したら訴えることができるパターンだよ!!」
憂「まあまあ、いいじゃない」
梓「くそっ!なんでそんなに冷静なの!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:33:21.56 ID:wdaXqJs+0
梓「これは没収します!」ヒョイ
憂「ああん!梓ちゃんの鬼畜!」
梓「うるさい!」
憂「まあ、SDに保存したので大丈夫ですけどね」
梓「なっ!?」
憂「ごちそうさまでした」
梓「いやだあああああっ!」
……
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:38:50.24 ID:wdaXqJs+0
梓「はあ…疲れたよ…」
律「どうしたんだ?生理か?」
梓「違います!憂のことですよ…」
律「憂ちゃん?」
梓「そうですよ…今日も人がトイレに入ってるときに覗いてきたり、写メしたりしてきたんです…」
律「えっ?それぐらい普通じゃん」
梓「あっすんません、ド変態の律先輩にはこれぐらい普通でしたね」
律「へっ!私の守備範囲に男と幼女は含まれておりません!」
梓「それが異常って言うんですよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:43:27.34 ID:wdaXqJs+0
律「まあ、憂ちゃんはいい子だと思うんだけどな」
梓「私も最初はそう思ったんですけど…日にちがたつにつれて変態的になっていくんです」
律「そりゃあ憂ちゃんが梓のことが好きなんだろ」
梓「あれが好きって言うのはおかしいと思います」
律「そうかなあ」
梓「そうですよ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:47:38.88 ID:wdaXqJs+0
梓「そういえば澪先輩はどうしたんですか?」
律「ああ、澪はまた骨折したよ」
梓「またですか…」
律「澪は世界で一番の不幸体質だからな…骨折は仕方ない」
梓「そんな設定聞いたことないです」
律「そういう一面もあるってことだよ」
梓「部活でもあんまり見たことないし…どんな人だったか忘れかけてますよ」
律「おいおい、澪は梓のことかわいがってるんだから、少しは心配しとけよ?」
梓「そうですね」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:51:24.29 ID:wdaXqJs+0
ガチャ
紬「こんにちは」
律「おー!ムギ!来たか!」
紬「遅れてごめんね?掃除が忙しくて…」
梓「いいですよ。でも唯先輩はまだなんですか?」
紬「うん。もうちょっと時間がかかりそうね」
梓「そうなんですか……」
律「なんだあ?梓は唯のことが待ちきれないのか?」
梓「ち、違いますよ!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:55:40.38 ID:wdaXqJs+0
紬「正直になった方がいいこともあるのよ?梓ちゃん」
梓「もう!ちがいますってば!!」
律「ムギ…こいつは一回素直にさせた方がいいんじゃないか?」
紬「そうね…」スッ
梓「えっ…ちょ、何するんですか…?」
紬「喰らいなさい!!ムギフィンガー!」バスン
梓「あうっ!?」
律「説明しよう!ムギはあらゆる『ツボ』を熟知しているのだ!!」
紬「うふふ…梓ちゃんには『素直になるツボ』を押してあげたわ」
梓「くっ…なんてことを…」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:59:55.45 ID:wdaXqJs+0
紬「では…梓ちゃんは唯ちゃんのことが待ちきれないの?」
梓「あっ…くっ…」
梓(言いたい…本当は待ちきれないって言いたい…!)
梓(でも言ったら、この変態達の仲間になってしまう…!)
梓(女同士は……世間体的に無理なんだよっ!!)
紬「それは違うわ梓ちゃん」
梓「ひ、人の心を勝手に読むな!」
紬「あら、すんません」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:05:32.39 ID:wdaXqJs+0
律「ほら、言っちゃいなよ~」
梓「あ…わ、わたしは…唯先輩が…」
紬「よしきた」●REC
梓(ダメだ…口が勝手に…!)
梓「私は…唯先輩が…」
ガチャ
唯「やっほー!」
梓「唯先輩が待ちきれないんです!!」
唯「えっ……」
梓「あっ」
紬「GOOD!」●REC
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:10:54.85 ID:wdaXqJs+0
唯「あっ…あずにゃんごめんね…私はその…女の子同士って言うのは…」
梓「ち、違うんです!!唯先輩のマッチが切れないんですよ!!」
唯「えっ?」
律「苦しいな」
紬「very much!」●REC
……
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:15:31.70 ID:wdaXqJs+0
唯「なんだ~、私が待ちきれないって言うのは早くお茶が飲みたかったからか~」
梓「そうですよ!そうなんですよ!」
律「くくくっ…」
紬「むぎぎっ…」
梓(くそっ…笑いやがって…)
唯「まったく、あずにゃんはかわいいなあもう!」ダキッ
梓「あうっ///」
律(これで女の子同士は無理って言うんだからおもしれえよな)
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:20:33.81 ID:wdaXqJs+0
唯「ところで澪ちゃんは?」
律「骨折」
唯「またか」
梓「ほんとうに澪先輩って大丈夫なんですか?」
唯「心配しても無駄だよあずにゃん。いくら心配したって澪ちゃんはケガしちゃうんだから」
梓「何気にひどいですね…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:25:16.13 ID:wdaXqJs+0
紬「話は変わるけど…唯ちゃん、憂ちゃんにこれ渡してほしいの」
唯「ん?なにこれ?」
紬「秘密よ」
唯「ちぇー」
梓(なんだろう…なにか怪しいもののような気がする…)
紬「別に怪しいものじゃないわよ?」
梓「だから人の心を読まないでください!」
……
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:30:03.65 ID:wdaXqJs+0
律「じゃあな」
紬「唯ちゃん、憂ちゃんによろしくね」
唯「うん、わかった!」
梓「さよならです」
唯「なんなんだろうねこれ」
梓「さあ…でもムギ先輩が渡すぐらいだから何か怪しいものじゃないかと」
唯「そうかなあ」
憂「おねえちゃあん!あずさちゃあん!」タタタ
梓「げえっ!憂!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:35:25.09 ID:wdaXqJs+0
唯「あっうい~!どうしたの?」
憂「えへへっ、買い物の帰りだったんだ!」
梓「あ、そう…」
唯(あずにゃんのテンションががくっとさがった!)
憂「梓ちゃんもお家に来る?」
梓「いや、明日も学校だからいいよ…」
憂「そう言わずに!」サワ
梓「サラッとセクハラすんな!」
唯「まあまあ、次に来ればいいじゃん」
梓「唯先輩…」
憂「まあお姉ちゃんが言うなら仕方ないか」サワ
梓「だからセクハラすんな!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:40:14.63 ID:wdaXqJs+0
唯「じゃあねえあずにゃん」
梓「また明日です!」
憂「愛してるよ~!」
梓「唯先輩、さようなら~!」
憂「あ~ん!でも無視する梓ちゃんも素敵!」
……
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:45:33.09 ID:wdaXqJs+0
――平沢家
唯「あっそうだ。うい~」
憂「なあに、お姉ちゃん」
唯「これね、ムギちゃんからなんだけど」
憂「ああ、あれだね。ありがとね!」
唯「それ何が入ってるの?」
憂「世の中には知らない方がいいこともあるんだよ?お姉ちゃん」
唯「は、はい…」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:50:17.39 ID:wdaXqJs+0
――憂の部屋
憂「ふふふ…これはもしや…」
憂「やはりか…紬さんも恐ろしい人だ」
憂「これさえあれば…梓ちゃんも…」
憂「くくく…楽しみだなあ…」
憂「あはは、あははは、あははははっ」
唯「ういー?うるさいよ」
憂「あっ、すんません」
……
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:55:19.44 ID:wdaXqJs+0
――翌日
純「梓、今日のテスト、勉強してきた?」
梓「うん、まあね」
純「まあ梓は勉強できる方だからね、心配しなくてもいいのか」
梓「それほどでも~」テヘヘ
憂「梓ちゃん!私がカンニングさせてあげようか?」
梓「いいよ!今の話聞いてなかったの?」
憂「梓ちゃんを網膜に焼きつけるのに忙しくて」
梓「ああそうですか」
純「あんたら仲良しだね」
梓「断じて違う!」 憂「そうだよ!」
純「ここまで正反対だとおもろいわ」
……
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:01:13.81 ID:wdaXqJs+0
憂「梓ちゃん、今日の部活に私も行っていい?」
梓「ダメ」
憂「えーいいよね?」
梓「ダメ」
憂「お願い!私にどうかチャンスを!」
梓「ダメ」
憂「もう!梓ちゃんの意地悪!」
梓「はいそうですね」
憂(くくく…これぐらいであきらめる私じゃないよ、梓ちゃん!)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:04:50.66 ID:wdaXqJs+0
ちょっと30分ぐらい席空けます
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:48:22.56 ID:wdaXqJs+0
――軽音部部室
唯「あずにゃ~ん、ネコ耳つけて~」
梓「いやです!」
律「いつもどおりだな」
紬「ええ、でも普通ならこの後になにか事件が起こるものよね」
律「そだな」
ガチャ
憂「しつれいしまーす!」
紬「そら来た!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:53:12.36 ID:wdaXqJs+0
梓「憂!?」
唯「どうしたのうい?」
憂「えへへ、私も軽音部に入ろうかなと思って」
唯「えっそうなの?」
律「そうかあ!いいぞいいぞ!座って!」
梓「憂!来るなって言ったのに…なんで来たの!?」ヒソヒソ
憂「どうしても梓ちゃんに会いたくなって」
梓「あーもう!最悪だ…」
紬(これはこれは…楽しそうなことになりそうです…)ムギギ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:58:39.11 ID:wdaXqJs+0
憂「よっこいしょ」
梓「あの…憂?」
憂「なあに?梓ちゃん」
梓「私の上に座るのはどうしてかな…?」
憂「えっ?だって座れって言われたから」
梓「憂は!ここに!座りなさい!」ガシッストン
憂「やーん!梓ちゃん大胆!」
梓「もううっさい!」
律「それで、憂ちゃん、軽音部に入りたいって本当?」
憂「あっ嘘です」
唯「えっ」
梓「嘘なのかよ!」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:05:29.03 ID:wdaXqJs+0
紬「じゃあなんで来たの?」
憂「軽音部のみなさん、(特に梓ちゃん)がどうしてるか気になっちゃって」
梓「気にならなくていいよ!?」
律「まあ憂ちゃんはいつでも歓迎するから、来たいときには言ってくれよな?」
憂「はい!」
梓(ああ、部長の公認がでたよ…終わった)
紬「これからが始まりよ、梓ちゃん!」
梓「ちゃんと会話しましょうよ」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:11:53.34 ID:wdaXqJs+0
憂「あっ、私がお茶いれますよ、紬さん」
紬「そう?じゃあお願いね」
憂「はい!」
梓(む…これはあやしい…)
律「はあ、憂ちゃんはほんと、何でもできていいなあ」
唯「えっへへ~、いいでしょ?」
梓「唯先輩が自慢する事じゃないですよ」
憂「はい、みなさんどうぞ」コト
唯「わーい!」
律「サンキュな」
紬「ありがとね」
梓「……」
梓(絶対、何か入ってるだろうなこれ)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:21:53.71 ID:wdaXqJs+0
憂「…梓ちゃん、飲まないの?」
梓「いやあ、あんまりのどが乾いてないっていうか」
憂「まあそう言わずに」グイッ
梓「ちょ、押し付けないでよ…!」
憂「ほーれ、飲め飲め!」グイッ
梓「やめなさいっ…こら!」
唯「うい、あずにゃん嫌がってるよ?」
憂「私にはそう見えない」グイッ
梓「見えろ!」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:27:09.27 ID:wdaXqJs+0
紬「そう!そこよ憂ちゃん!あと少し!」●REC
律「あははっ、最近の芸人つまんねー」
唯「りっちゃん、テレビ見てないであずにゃんを助けてあげて!」
憂「ええい!これがネコ型ロボットの実力というのか…!」
梓「誰がドラえもんじゃ!」
憂「かくなる上は…!んぐっ!」
梓「なっ!まさか…」
憂「んんんんんっー!(口移しだよー!)」バッ
梓「や、やめろーーっ!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:32:03.37 ID:wdaXqJs+0
唯「けんかはやめてええ!」バッ
憂「んぐ」
唯「むぐ」
ズキューーーーン!!
唯「…ゴクン」
梓「あああっ!!?唯先輩!!」
紬「やっちまったわね!」●REC
律「あははっ、風船割れちまったよ!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:37:31.84 ID:wdaXqJs+0
唯「……」
憂「お、お姉ちゃん!?」
梓「憂!あれには何を入れたの!」
憂「えーっと…」
紬「あの紅茶には飲むと淫乱になっちゃう薬が入ってるのよね?憂ちゃん」
梓「な、なんてもの渡してるんだこの沢庵!」
紬「てへっ☆」
梓「てへっじゃねえ!」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:43:08.02 ID:wdaXqJs+0
梓「唯先輩!起きてくださいよ!」ユサユサ
唯「んー…?」
梓「あっ起きた」
唯「……あずにゃん?」
梓「はい、あずにゃんですよ」
唯「あずにゃ~ん!」ダキツキ
梓「ふにゃあっ!?」
紬「ひゃっほう!」●REC
憂「ああ!?私の梓ちゃんが!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:48:07.31 ID:wdaXqJs+0
唯「ぬふふ~!もう離さないよっ!」ギュー
梓「せ、せんぱい…苦しい…///」
唯「大好きだよ…あずにゃん…」
梓「///」カアア
紬「こうかはばつぐんね!」●REC
憂「どうしよう…寝とられるのもいいのかも…」ハアハア
律「ぎゃははっ!そこで割れるなよっ!おっさん出たよっ!」
……
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:53:50.27 ID:wdaXqJs+0
唯「~♪」スリスリ
梓「あ、あの…これはいつ切れるんですか?」
紬「あと3時間ちょいってところかしら」
梓「3時間も!?」
紬「よかったじゃない。唯ちゃんとあんなことやこんなこともできるのよ」
梓「よくないです!」
紬「それにしても唯ちゃんにはあまり影響がないのね」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:06:39.29 ID:wdaXqJs+0
唯「あずにゃ~ん♪」ギュー
梓「あうっ…///」
憂「……梓ちゃんが…とられた…」
律「まあそんなに落ち込むなって」
憂「変態には言われたくないです」
律「憂ちゃんほどじゃないけどな」
……
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:12:09.60 ID:wdaXqJs+0
唯「ごめんね…なんか私、おかしくなってたみたい」
梓「いいんですよ。憂が悪いんですから」
憂「ああ!憂は悪い子です!どうぞお仕置きを…」
梓「反省しろ!」
憂「反省」サッ
唯「えへへっ、まああずにゃんと憂が仲直りしてよかったよ」
梓「別にケンカをしてたわけじゃ…」
憂「そうだよ!あれは私たちの愛情表現なの!」
梓「反省は?」
憂「反省」サッ
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:18:23.63 ID:wdaXqJs+0
律「そろそろ帰るぞー!」
唯「はーい!」
梓「憂!今日もみたいなことはもう許さないからね!」
憂「逆に許されないでいたい!」
紬「うふふ…今日もいい画がとれたわ!」ヤッタネ
……
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:24:13.30 ID:wdaXqJs+0
――翌日
梓「こんにちは」
澪「よう梓」
梓「あっ…………………………………澪先輩…?」
澪「なんでそんなに時間がかかったんだよ」
梓「すみません、長い間見てなかったので」
澪「ああそうか。ごめんな」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:30:03.48 ID:wdaXqJs+0
梓「いいですよ。それより骨折したところは大丈夫なんですか?」
澪「ああ!もう全快だよ!ほらこの通り!」ブンブン
梓「早いですね」
澪「私は怪我が治るのが早いんだ」
梓「もうケガしないでくださいよ?」
澪「わかった!」
ガシャン!
梓「うわっ!?ボールが!」
ゴシュ
澪「グヘッ!?」
梓「澪先輩!?」
……
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:35:07.21 ID:wdaXqJs+0
律「ボ、ボ、ボールが窓をぶち破って、み、澪に当たっただって~!」アヒャヒャ
梓「笑い事じゃないです!結構大きなたんこぶ出来たんですから」
唯「大丈夫?澪ちゃん」
澪「ああ、もう心配ないよ」
紬「包帯だらけね」
律「ショータイムされそうだな」
唯「あずにゃん、不器用だね」
梓「うっ…」
澪「いや、梓がやってくれて助かったよ!ありがとな」
梓「は、はい…」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:40:28.10 ID:wdaXqJs+0
律「澪もそろったことだし、練習するか!」
唯「り、りっちゃん!?」
梓「頭がおかしくなったんですか!?」
紬「大丈夫?」
律「だあっ!うっせえ!」
澪「あっ!待って律!」
律「どうした?」
澪「実は…ベースをなくしちゃって…」
律「はあ?これで何回目だよ!」
澪「ううっ…教室に置いといたら無くなっちゃって…」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:45:50.57 ID:wdaXqJs+0
唯「じゃあみんなで探そうか」
梓「そうですね」
紬「私も手伝うよ」
澪「みんな…」ウルウル
律「もう、どんだけ不幸なんだよ」
澪「律ぅ…」
律「わかったわかった!お礼におっぱい揉ましてくれよ」
澪「それはいやだ!」
ガチャン
和「ちょっといい?」
唯「あっ和ちゃん!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:52:14.26 ID:wdaXqJs+0
澪「どうしたの?」
和「あんた誰?」
澪「包帯だらけの澪です」
和「あっ澪、ほら、これあんたのベースでしょ?教室に置いてあったわよ」
澪「わー!エリザベス!」
紬「どこにあったの?」
和「私の机の上にあったの」
澪「ありがどう…のどがああ…!」ウワアアン
和「はいはい…今度からはなくさないでね」
澪「うん!」
紬「りっちゃん、澪ちゃんがとられそうよ?」
律「私はこういうシチュエーションのほうが燃えます!」
紬「筋金入りの変態ね」
……
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:58:34.86 ID:wdaXqJs+0
唯「ねえねえ、今度みんなで遊びに行こうよ!」
律「いいぜ!でもどこに?」
唯「鼠遊園地!」
澪「でも混んでるんじゃないか?」
紬「私に任せて!」
梓(ムギ先輩のことだから貸し切りにするんだろうな)
紬「さすがにそこまではしないわよ」
梓「心を読むな!」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:03:30.73 ID:wdaXqJs+0
唯「和ちゃんと…憂も誘っていいよね?」
梓「どうしてもですか?」
唯「う、うん…さすがに仲間はずれはかわいそうだよ」
梓「そうですね」
澪「さわ子先生はどうすんの?」
律「別にいいだろ、最近来ねえし」
唯「そうだねえ」
梓(案外ひどいな唯先輩)
紬(梓ちゃんもよ)
……
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:08:49.61 ID:wdaXqJs+0
――平沢家
唯「うい!今度の休みにあそびに行くんだけど…行くよね?」
憂「梓ちゃんは!?梓ちゃんも来るの!?」
唯「えっ!?ま、まあ」
憂「行く行く!もちろん行くよ!」
唯「そ、そう…」
憂「えへへ…いろいろ考えないとな…楽しみだ…」
唯(ごめんねあずにゃん、憂は本気だよ…)
……
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:15:18.44 ID:wdaXqJs+0
――鼠遊園地
唯「おー!ここが鼠遊園地…!」
律「人がいっぱいだな」
紬(ふふふ…この人たちはすべて我がコトブキグループの社員…安心していただいて結構!)
和「それにしても私が来てよかったの?軽音部じゃないのに」
澪「何言ってるんだよ!和は私たちの友達じゃないか!」
和「澪……」
紬「もう戦いは始まってるの!?」ハアハア
梓「誰と戦ってんですか…」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:20:42.63 ID:wdaXqJs+0
憂「梓ちゃん!今日はよろしくね!」
梓「う、うん…ちょっと離れてくれる?」
憂「無理」
梓「近いよ!3センチもないよ!」
憂「近くで梓ちゃんを見ておきたいから」
梓「憂に言われたら最悪な気分だよ」
唯「そいじゃレッツゴー!」
……
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:25:36.39 ID:wdaXqJs+0
唯「わあ!鼠ちゃんだ!」
鼠 ヒャッハー!
梓「リアルですね」
憂「この鼠遊園地はリアルさを追求してるらしいよ」
梓「いらない努力だね」
澪「わあ!かわいい!」
犬 ヒーハー!
律「澪は変なセンスしてるな」
和「まあいいじゃない、まるで子供のようよ」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:30:08.37 ID:wdaXqJs+0
澪「犬さん!こんにちは!」
犬 ワッショイ!
澪「かわいいっ!」ダキッ
犬「……おい」
澪「…えっ」
犬「暑いんだよ…」
澪「犬が…しゃべった…」アワワワ
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:35:52.04 ID:wdaXqJs+0
犬「私を誰だと思ってるの!!」ヌギン
律「ああっ!!」
梓「あなたは!!」
さわ子「私でえす!」
梓「さわ子先生!」
さわ子「まったく!私を置いていくなんてどういうつもりよ!」
律「悪い悪い!けっして忘れてたわけじゃないよ?」
さわ子「嘘おっしゃい!わたしにはわかってるんですからね!」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:40:21.79 ID:wdaXqJs+0
和「それよりも澪が…」
澪「あ…犬から…人が…出てきた……?」
律「あーあ、澪の夢が壊されたな」
唯「嘘…なんで…?」
律「お前もか!」
梓「さわ子先生、やりすぎでしたね」
さわ子「てへっ☆」
……
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:46:11.47 ID:wdaXqJs+0
澪唯「……」ズーン
和「すっかりダウンしたわね」
憂「お姉ちゃん、大丈夫だよ!」
唯「犬…犬…犬から…人」
澪「これが進化ってやつか…はは、ははは…」
律「ショックが大きすぎたみたいだな」
紬「じゃあ、唯ちゃんと澪ちゃん以外で、2人づつに分かれて行きましょうか」
梓「そうです…」
梓(はっ!待てよ…このままでは律先輩と和先輩、ムギ先輩とさわ子先生、そして私と憂って組み合わせになるんじゃ…)
憂「ニヤリ」
梓(はかりやがったなあああ!!)
憂(勝てばよかろうなのだよ梓ちゃん)
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:51:16.16 ID:wdaXqJs+0
律「じゃあわたしは…」
梓「律先輩!私と行きましょう!」
律「えっ?なんで梓と行かなきゃいけないんだよ」
梓「いいですから!さあ!」
律「私は和と行くの!じゃあな」
和「仕方ないわね」
梓「ああ…」
紬「じゃあ私は…」
梓「ムギ先輩!!」
紬「この二人を見とくから…さわ子先生と梓ちゃんと憂ちゃんの3人でいってらっしゃい」
梓「なん…だと…!」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:56:36.98 ID:wdaXqJs+0
梓(でもさわ子先生がいるからまだましか)
さわ子「あー私は一人で行くからあんたたちで行きなさい」
梓「なぜ!!!?」
さわ子「がきんちょにかまってる暇なんてないの」
梓「さわ子先生~、いっしょに行きましょうよ~」
さわ子「さらばだ!」シュバッ
梓(希望…ついえる…)
憂「ふふふ…さあ行こうか、梓ちゃん」
梓「はい……」
紬「うふふ、がんばってね!」
……
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:01:34.98 ID:wdaXqJs+0
憂「梓ちゃん!これ行こうよ!!」
梓「なにこれ?獅子王?」
憂「なにやらライオンさんが戦う話みたいだね」
梓「なんか怖そうだな…」
憂「あれ?怖いの苦手なの?」
梓「むっ!そんなことないよ!」
憂「じゃあ行こうか」
梓「やってやるです!」
……
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:07:14.59 ID:wdaXqJs+0
梓「これに乗るのか…」
憂「ライオンの乗り物だね」
梓「いったい何があるというのか…?」
ゴウンゴウン…
梓「始まったよ…」
ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!
梓「へっ!?なに!?」
獅子王「うおーー!ファイナル!フューージョンッ!」
獅子王「ガオッ!ガイッ!ガーッ!」バーン
梓「何これ!!?」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:12:30.93 ID:wdaXqJs+0
憂「何言ってるの?ガオガイガーだよ」
梓「はあ?」
憂「宇宙から来たゾンダーを、サイボーグとなった獅子王凱がガオガイガーにファイナルフュージョンして倒すお話だよ」
梓「なにそれ!?鼠遊園地に関係ないよね!?」
憂「あっ!ゾンダーが来る!」
ゾンダー「ゾンダアアアッ!」
獅子王「うおおおおっ!ブロウクン!マグナアアム!!」ドヒュン
ゾンダー「ゾンダアアアッ!!」ドガン
梓「うわっ!」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:17:24.60 ID:wdaXqJs+0
憂「行くよっ梓ちゃん!」
梓「へっ?何を?」
憂「ゴルディオンハンマー!発動承認!」ガチャン
梓「えっ!?えっと…了解!ゴルディオンハンマー!セイフティーデバイス!リリーヴッ!」ピンコーン
獅子王「よっしゃあああ!!ハンマーコネクトッ!」ガキン
獅子王「ゴルディオンハンマー!!」
梓「な、なにこれ…」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:22:24.84 ID:wdaXqJs+0
獅子王「ハンマーヘル!」ドンッ
獅子王「ハンマーヘブン!」ズバン
ゾンダー「ゾンダアアアアア!?」
獅子王「光になれえええええええっ!!」
憂「光になれえええええっ!」
キュイイイイイン
憂「勝ったよおお!梓ちゃん!」
梓「えええっ…」
……
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:28:41.84 ID:wdaXqJs+0
律「のどかあ、どこ行くの?」
和「さあ…特に決めてないわ」
律「そうですか…」
律(むふふ…和はほんとにやらしい体してるなあ…)
律(澪もいいけど…和も素晴らしい…!)
律(さわさわしていいかな?いいよね?)
律(あーもういいや!さわろさわろさわろー!)ソウサワロー
ガシッ
律「なにい!?」
和「甘いわよ律。私のおしりをさわるのは100年早いわ!」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:33:51.13 ID:wdaXqJs+0
律「くっ!一生のお願いだあ!さわさわさせてください!!」
和「ダメよ。あんたには澪がいるじゃない」
律「澪もいいけど和もいいんだよ!」
和「そうやって浮気するのね」
律「ああそうだとも!」
和「この変態」
律「ああっ!もっと!」ビクン
和「糞虫」
律「ふううっ!」ビクビク
和「デコ頭」
律「さいこおおおおっ!!」ビックーン
……
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:39:13.61 ID:wdaXqJs+0
唯「そろそろ行こうか、澪ちゃん」
澪「うん、そうだな」
紬「私はまだやることがあるから、先に行ってて」
唯「そう?じゃあ行こう!」タタタ
澪「あっ待ってよ~」タタタ
紬「さて、編集しなきゃ…」カタカタ
……
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:44:24.41 ID:wdaXqJs+0
唯「澪ちゃん!ここに行こうよ!」
澪「なになに…恐怖住宅!?」
唯「ダメ?」
澪「ぜったああいダメ!!」
唯「えーっ!楽しそうじゃん!」
澪「怖いのはダメなの!」
唯(自分に降りかかる不幸の方が私的には怖いと思うけど)
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:51:58.17 ID:wdaXqJs+0
唯「じゃあ澪ちゃんがそんなに怖がるんなら…」
奴隷「あっ!こちら空いてますよ!」
澪「ひいぃっ!?誰だ!」
唯「この遊園地の人かな?」
奴隷「鼠遊園地で働いてる奴隷という設定です」
唯「なんかシビアな設定だね」
奴隷「さささ、こっちへ」
澪「い、いやああ!!」
……
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:57:14.54 ID:wdaXqJs+0
――恐怖住宅
澪「ううぅ…怖いよ…」
唯「大丈夫だよ澪ちゃん、私が付いてるから」
澪「唯…」
キャアアアアアアッ
澪「ひいいいいっ!!?」
唯「ただの悲鳴だよ」
澪「そ、それが怖いんだよ!」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:03:34.02 ID:5GdFst6j0
アオオオン
澪「犬ううううぅっ!!?」
唯「ただの遠吠えだよ澪ちゃん」
澪「だから怖いんだって!」
ギョギョギョーッ
澪「さかなぁぁっ!!?」
唯「ただのさかなくんだよ澪ちゃん」
澪「さかなくんがこんなところにいない!」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:08:50.85 ID:5GdFst6j0
~~~~~♪
唯「あっなんかライブやってるっぽいよ!」
澪「えっ…ほんとだ」
唯「行ってみよう!」
澪「あっちょ、唯!」
唯「ここだね…」
澪「うぅぅ…やっぱ帰ろうよ」
唯「だってギターがすごいうまいんだよ!行かなきゃ損だよ!」
澪「じゃあ、唯から入ってよ…」
唯「うん!」
ガチャ
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:14:21.62 ID:5GdFst6j0
お前らが来るのを待っていたぁ……
澪「ひいいいいいぃやああぁぁっ!!?」
唯「あ、あれは……!」
キャサリン「SATSUGAIするぞ!!」
唯「さわちゃん先生!」
キャサリン「我の名はキャサリン…さわ子ではない」
唯「でもさわちゃんだよね?」
キャサリン「シャラ~~ップ!!」
唯「はーい!」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:19:37.30 ID:5GdFst6j0
キャサリン「今宵の生贄は誰だ……」
澪「あわわわわわわわ…」
キャサリン「貴様だ!!」
澪「わ、わわわたし!!?」
唯「澪ちゃんがんばって!」
?「コフーー…」ガシッ
澪「な、なんだ!このクー・クラックス・クランは!?」
?「コフーー…」
澪「や、やめろー!!」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:25:49.64 ID:5GdFst6j0
キャサリン「ようこそ…われわれのサバトへ……」
澪「せ、先生…?や、ややややめましょうよ…」
キャサリン「ダメだ」
澪「こんなのあの優しいさわ子先生じゃない!!」
キャサリン「黙れ小娘!!」
澪「ひいいいっ!!?」ビクウ
キャサリン「では…これより儀式を行う…」
唯「儀式ってなんだろ?」
?「コフーー…」ガシッ
澪「や、やめろ…はなせ!」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:31:12.57 ID:5GdFst6j0
キャサリン「では…今宵の生贄よ……汝の罪を悔い改めよ…」
澪「つ、罪なんてないよ!」
キャサリン「その胸か…心得た」
澪「む、胸!?」
キャサリン「すべての生物よ!胸が無き生物よ!汝の胸に幸あれ!」
むにむにむにっ
いやああああああああああああああああああっ!!?
唯「おお!やわらかおっぱいだあ!」
……
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:36:54.32 ID:5GdFst6j0
憂「さて次は……」
梓(あれ…?今日は何もしてこないなあ…)
梓(まあ平和が一番だよね)
憂「あそこに行こうよ!」
梓「ボート乗り場…?」
憂「うん!普通のボートだよ!」
梓「じゃあ行こうか」
憂(くくく…何もしないと思っているな…?)
憂(安心したウサギほど狩りやすいものはいないよ…?梓ちゃん…)
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:43:18.75 ID:5GdFst6j0
――池
憂「誰もいないね」
梓「うん。こういう静かな場所もいいもんだ」
憂「そう…だね」
憂(そろそろ実行するかな…)
ボゴンッ
梓「なに?今の音は?」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:47:27.76 ID:5GdFst6j0
憂「大変だよ!ボートに穴が…!」
梓「ええっ!?」
憂「このままじゃ沈んじゃうよ!!」
梓「待って!私泳げないよ!?」
憂「そうなんだ…」ニヤリ
梓「はっ!?憂…まさか…!?」
憂「気づくのが遅いよ梓ちゃん」
梓「はかったなあああ!」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:52:21.21 ID:5GdFst6j0
憂「さあ私が岸まで運ぶから、私に抱きついておいで!!」
梓「イヤだ!」
憂「でもそうしないと溺れちゃうよ?」
梓「くっ…こんなのって…」
憂「さあ!一緒に愛の逃避行を!」
梓「だ、誰がするかっ!」ザパン
憂「ああっ!?梓ちゃん!?」
梓「へへへっ…これで憂の思い通りにはいかないね…!」
憂「梓ちゃん、溺れちゃうよ!」
梓「はははっ…やっぱ助けて…」ブクブク
憂「あずさちゃあん!!」ザパン
……
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:58:12.53 ID:5GdFst6j0
梓「……」
憂「ふう…なんとか助け出したけど…梓ちゃん、水を一杯飲んじゃったな」
梓「……」
憂「はやく人工呼吸しなきゃ…」
憂「いや待て…これはキスのチャンスでは…!?」
憂「いやいやいや!これはただの人工呼吸だよ!そう!人工呼吸!」
憂「でも……」
梓「……」
憂「…ゴクリ」
憂「梓ちゃん…こんな私でよければ…」
憂「チュッチュしてください!」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:03:14.05 ID:5GdFst6j0
梓「……ダメ!」バッ
憂「なっ!?」
梓「ハア…ハア…危なかった…」
憂「惜しかった…!!」
梓「惜しかったじゃないよ!危うく死にかけたんだよ!」
憂「申し訳ない…」
梓「もう!」
憂(うぅぅ…やっぱり嫌われた…)
梓(……なんだかんだいって憂は助けてくれる…)
梓(ダ、ダメだ!元はと言えば憂がしてきたんだ!)
梓(……あーもう!)
……
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:08:27.64 ID:5GdFst6j0
紬「みんな楽しかった?」
梓「まあまあです」
憂「楽しかったです…」
和「ほら、お座り」
律「わおーん!」
唯「コフーー…」
澪「死にたい…」
紬「…色々あったみたいね」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:13:55.52 ID:5GdFst6j0
紬「それじゃあラストのイベントに行きましょう!」
梓「何をやるんですか?」
紬「もちろん!パレードよ!」
澪「パレードかあ!楽しみだな!」
律「いや、こんな遊園地じゃ期待するだけ無駄だと思うけど」
唯「あっ!始まるよ!」
鼠「やあみんな!僕らのパレードにようこそ!」
犬「たのしいたのしいパレードが始まるよー!」
家鴨「カメラの準備はいいかい?」
鼠「それじゃあレッツゴー!!」
タンタラタンタンタンタラタンタンタ~♪
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:18:05.62 ID:5GdFst6j0
唯「おお!奴隷が担いでる台の上で鼠さんたちが踊ってるよ!!」
紬「まさに社会の縮図ね」
梓「最悪なパレードですね」
澪「わ~!鼠さーん!こっちこっち!」
律「おい澪!そんなに乗り出すと…」
奴隷「わっせいわっせい!」
澪「うわっ…!ちょ…!私は違うよ!う、うわーーっ!!」
和「持ってかれちゃったわね」
律「どこまで不幸なんだよ」
憂「きれいだなあ……」
梓「憂…」
梓(黙ってればかわいいんだけどなあ…)
……
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:23:05.82 ID:5GdFst6j0
唯「あー!今日は楽しかったね!」
憂「うん!」
律「あれ?さわちゃんは?」
唯「さわちゃん先生はライブで忙しいから先帰っていいって!」
和「そう」
澪「もうここはまっぴらごめんだ!」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:28:01.99 ID:5GdFst6j0
唯「ねえねえ!みんなで私の家に泊まりに来ない?」
律「私はいいぜ!」
澪「私も…」
和「ごめんなさい、私は家の用事があるから」
紬「私は大丈夫よ」
梓「私は……」
憂「梓ちゃんは…こないよね…」
梓「えっ!?なんで?」
憂「だって…私がいるから…」
梓「そ、そんなことないよ!私だって行くよ!」
憂「えっ…?」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:33:01.45 ID:5GdFst6j0
梓「別にさっきのこと怒ってないよ」
憂「ほんとう!?」
梓「うん」
憂「や、やったー!!梓ちゃん大好き!!」ダキッ
梓「うわっちょっと憂!抱きつくなって!」
唯「えへへ…」
紬(今夜も忙しくなりそうね…)ムギギ
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:38:42.04 ID:5GdFst6j0
――平沢家
唯「ふー、いっぱい食ったね!」
梓「はい!」
律「憂ちゃんは料理がうまいな!」
憂「そんな…みなさん(特に梓ちゃん)のために作っただけですよ」
紬「そろそろお風呂の時間ね!」
唯「一人一人入ってたら時間が無いから…ここは三人ずつに分かれようか?」
梓「それでいいですよ」
梓(二人ずつなら憂が何してくるかわからないし…)
律「じゃあ私たちから先に入って来るか」
澪「そうだな」
紬「じゃあお風呂借りるね!」
梓(もうメンバーは決まっていたのか…)
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:43:18.91 ID:5GdFst6j0
――お風呂
律「……」ジー
澪「ムギ、最近痩せて来てないか?」
紬「そうかしら?あんまりごはん食べてないからかも」
澪「いいなあ。私も痩せたいよ…」
紬「澪ちゃんの体はモチモチしていいと思うけど」
澪「そ、そうかな?」
紬「そうよ。ほら」ムニムニ
澪「ひゃあっ!?ム、ムギ!揉むな!」
紬「ほ~れ!」モミモミ
澪「はうんっ…!ダ、ダメ…!」
律「……エロい」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:48:09.13 ID:5GdFst6j0
梓「律先輩たち、長いな」
憂「じゃあその間にこれしとこうよ!」
梓「ぷよぷよか…いいよ!受けて立とう!」
憂「じゃあ負けたら勝った方の好きにされるルールね」
梓「な、何よそのルールは!」
憂「ほら始まったよ!」
梓「くっ…負けられねえ」
……
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:00:14.45 ID:5GdFst6j0
律「澪、大丈夫か?石鹸で転んで頭打つなんておいしすぎるぞ」
澪「マジでいたい」
律「ほら、手当てするからこっち来い」
澪「うん…」
紬(やはり律澪はすばらしいな)●REC
ばよえ~ん ばよえ~ん
梓「なっ…10連鎖だと…!」
憂「はい!勝った!」
梓「い、今のはなしだよ!」
憂「うふふ…観念しなさい…」
梓「あわわわわわ…」
唯「ういー!あずにゃーん!お風呂入るよ!」
梓「は、はーい!」ドヒュー
憂「ちっ…」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:05:59.44 ID:5GdFst6j0
唯「ごっしごし♪ごっしごし♪」
梓「ふう…生き返る…」
憂「……」ジー
憂(ここは天国だろうか…?)
憂(梓ちゃんのその未熟な身体…甘いボイス…たまらん!!)
憂「たまらんっ!!」エンッ
梓「う、うい!?」
唯「頭の先から足の先まで~♪」
……
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:12:50.31 ID:5GdFst6j0
梓「憂、大丈夫?」
憂「うん…ちょっと興奮して頭に血が昇っただけだよ…」
梓「そ、そう…」
梓(誰で興奮したかは聞かないでおこう…)
憂「あ、梓ちゃん。見せたいものがあるから私の部屋にこない?」
梓「何もしない?」
憂「しないよ~」
梓「嘘だな」
憂「しないってば~」
梓「こら、目を見て話せ」
憂「ほら行こうよ!」グイッ
梓「やっぱりこうなるのか…」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:18:01.19 ID:5GdFst6j0
――憂の部屋
ガチャン
紬「いらっしゃい」
梓「なんでムギ先輩がいるんですか!?」
紬「特別ゲストです」
梓「はあっ?」
紬「ちょっと梓ちゃん怖いわ」
憂「さあ、始めようか梓ちゃん」
梓「な、なにを…!?」
憂「私たちの愛のしるしをこの地に刻みつけよう!」
梓「いやだああ!」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:24:30.36 ID:5GdFst6j0
憂「ほらあ!遠慮しないで!」ガシッ
梓「やめて!離して!」
憂「はあはあ、梓ちゃんの腕、かわいい!」
梓「目がおかしいことになってる!」
紬「そうそこだ!行け!行くんだ憂!」●REC
憂「もうぺろぺろしちゃう!」
梓「ひいっ!やめてえええっ!!?」
やめてええっ…
やめてえっ…
やめて…
……
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:30:47.43 ID:5GdFst6j0
紬「大人の都合で省略よ!」
梓「うぅぅ…もうお嫁にいけない…」
憂「ふう!満足!」ツヤツヤ
憂「梓ちゃん…かわいかったよ?」
梓「もういや…」
憂「えっ?」
梓「少しは優しいところもあるんだと思ってたのに…」
梓「憂のばか!大っきらい!!」ダッ
憂「えっ、ちょ…」
バタン
憂「梓ちゃん…」
紬「oh…」
……
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:36:03.68 ID:5GdFst6j0
梓「……グス」
梓(憂なんて…憂なんて…!)
唯「どうしたの?あずにゃん」
梓「唯先輩…」
唯「…憂のことかな?」
梓「……」
唯「……憂はね、感情を表現するのが苦手なんだ」
梓「えっ…」
唯「昔から私に付きっきりだったから、私以外の人に接するのが苦手なの」
梓「あの憂が…」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:42:05.66 ID:5GdFst6j0
唯「だから、初めて好きになった人に対してどういう風に接していいかわからないんだと思う…」
梓「私にはそういう風には思えないです…」
唯「えへへっ、それもそうだね」
唯「でもね…憂だって悪気はないんだよ?」
梓「……」
唯「だから…憂のこと、許してくれないかな…?」
梓「…そんなの、許せないにきまってます!」
唯「あずにゃん…」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:47:59.52 ID:5GdFst6j0
梓「いつもいつも私が困るようなことばっかりしてきて…」
唯「……」
梓「でも…それでも憂のことが憎めないんです…」
唯「あずにゃん…!」
梓「大丈夫です!私はもう怒りませんよ」
唯「じゃあ憂のこと許してくれる?」
梓「それは本人の口からじゃないと…」
唯「そりゃそうか」
……
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:54:19.77 ID:5GdFst6j0
憂「ううぅ…梓ちゃんに…梓ちゃんに嫌われちゃったよ…」
憂「ひっく……どうすればいいのかな…ぐす」
紬「憂ちゃん…」
憂「紬さん…」
紬「梓ちゃんと仲直りしたい?」
憂「は、はい…」
紬「うふふ…それならとっておきの言葉を教えてあげる」
憂「とっておきの言葉…?」
紬「そう。それはね……」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 03:00:25.66 ID:5GdFst6j0
梓「憂、やっぱ落ち込んでますかね」
唯「うん。相当だと思うよ」
梓「や、やっぱり私が……」
憂「あずさちゃ~~ん!!!」ダッ
梓「う、うい!?」
憂「あのね梓ちゃん……」
梓「う、うん…」ドキドキ
唯(がんばれ…憂!)
憂「私をめちゃくちゃにしてください!!」
梓「えっ」
唯「えっ」
憂「えっ」
紬「oh…」
……
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 03:04:08.14 ID:5GdFst6j0
――翌日
律「結局、憂ちゃんとは仲直りしたの?」
梓「まあ一応は…」
澪「う、憂ちゃんも結構大胆なんだな…///」
梓「あれはムギ先輩の入れ知恵ですから憂のせいじゃないですよ」
唯「まあ仲直りしてよかったよ!」
梓「わ、私はまだ完全に許したわけでは…」
律「素直じゃないなあ、梓も」
梓「うるさいです」
ガチャン
憂「こんにちは!」
律「おっ、噂をすれば」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 03:10:30.61 ID:5GdFst6j0
梓「どうしたの?憂」
憂「私も軽音部に入ろうかなーっと」
唯「本当!?」
梓「嘘ですよ」
憂「うっ…」
梓「もう…素直に入ってきたらいいんだから、嘘なんかついたらだめ!」
憂「わかりました…」
律「いいコンビだな」
澪「あははっ、ほほえましいじゃない」
唯「うふふっ、よかったね憂!」
憂「梓ちゃん!大好き!」
梓「いきなり言うな!」
紬「ういあず最高!!」
おわり
憂「なんでそんなこと聞くの?」
唯「いやあ、あずにゃんと今日ね、ういの話をしたんだ~」
憂「それで!?梓ちゃんはなんて!?」
唯「えっ!?えっと…ういはかわいいですよねって」
憂「よっしゃああ!!」
唯「う、うい!?」ビクウ
憂「うれしいなあ、梓ちゃんがそんなこと言ってくれるなんて…私、今死んでもいいよ!」
唯「し、死ぬのはやめて!」
唯(どうしよう…本当はうっとうしいですって言ってたんだけど…まあいいか)
憂「楽しみだなあ!明日梓ちゃんに会うの!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:12:58.29 ID:wdaXqJs+0
私の名前は平沢憂
どこにでもいる普通の女子高生だ
そして、私には今、気になる娘がいる
その娘は……
ーー学校
ガラッ
憂「おはよう」
純「おはよう、憂」
憂「今日も寒いね」
純「うん、まあね」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:18:01.50 ID:wdaXqJs+0
憂「あれ?梓ちゃんは?」
純「ああ、トイレに行ってるよ」
憂「! そう…」ツカツカ
純「あっ、憂、どこ行くの?」
憂「ちょっとトイレに…」スタスタ
純「目が怖かったな……梓、がんばれよ」
……
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:22:56.50 ID:wdaXqJs+0
梓「……」
梓「はあ…今日も大変だな…」
梓「唯先輩はまだやさしいスキンシップだってのに…憂はなんであんなに激しいんだろう?」
憂「それは梓ちゃんが好きだからだよ」
梓「……うわあっ!?う、うい!?」
憂「やあ」
梓「やあじゃないよ!なんでトイレにいるってわかったの!?」
憂「まあ、あんなひとりごとしてたらね」
梓「し、しまった……」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:28:41.94 ID:wdaXqJs+0
憂「ひとりごと垂れ流しな梓ちゃんも好きだよ!」
梓「う、うるさいっ!いいから見ないで!」
憂「わかったよ」
梓「もう…油断するとすぐこれだからな……」
スーーッ…
梓「ん?……ひいっ!?」
カシャッ!
梓「う、憂!!下からケータイで写メするのやめて!」
憂「あ、ごめん、つい」
梓「ついじゃないよ!これ下手したら訴えることができるパターンだよ!!」
憂「まあまあ、いいじゃない」
梓「くそっ!なんでそんなに冷静なの!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:33:21.56 ID:wdaXqJs+0
梓「これは没収します!」ヒョイ
憂「ああん!梓ちゃんの鬼畜!」
梓「うるさい!」
憂「まあ、SDに保存したので大丈夫ですけどね」
梓「なっ!?」
憂「ごちそうさまでした」
梓「いやだあああああっ!」
……
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:38:50.24 ID:wdaXqJs+0
梓「はあ…疲れたよ…」
律「どうしたんだ?生理か?」
梓「違います!憂のことですよ…」
律「憂ちゃん?」
梓「そうですよ…今日も人がトイレに入ってるときに覗いてきたり、写メしたりしてきたんです…」
律「えっ?それぐらい普通じゃん」
梓「あっすんません、ド変態の律先輩にはこれぐらい普通でしたね」
律「へっ!私の守備範囲に男と幼女は含まれておりません!」
梓「それが異常って言うんですよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:43:27.34 ID:wdaXqJs+0
律「まあ、憂ちゃんはいい子だと思うんだけどな」
梓「私も最初はそう思ったんですけど…日にちがたつにつれて変態的になっていくんです」
律「そりゃあ憂ちゃんが梓のことが好きなんだろ」
梓「あれが好きって言うのはおかしいと思います」
律「そうかなあ」
梓「そうですよ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:47:38.88 ID:wdaXqJs+0
梓「そういえば澪先輩はどうしたんですか?」
律「ああ、澪はまた骨折したよ」
梓「またですか…」
律「澪は世界で一番の不幸体質だからな…骨折は仕方ない」
梓「そんな設定聞いたことないです」
律「そういう一面もあるってことだよ」
梓「部活でもあんまり見たことないし…どんな人だったか忘れかけてますよ」
律「おいおい、澪は梓のことかわいがってるんだから、少しは心配しとけよ?」
梓「そうですね」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:51:24.29 ID:wdaXqJs+0
ガチャ
紬「こんにちは」
律「おー!ムギ!来たか!」
紬「遅れてごめんね?掃除が忙しくて…」
梓「いいですよ。でも唯先輩はまだなんですか?」
紬「うん。もうちょっと時間がかかりそうね」
梓「そうなんですか……」
律「なんだあ?梓は唯のことが待ちきれないのか?」
梓「ち、違いますよ!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:55:40.38 ID:wdaXqJs+0
紬「正直になった方がいいこともあるのよ?梓ちゃん」
梓「もう!ちがいますってば!!」
律「ムギ…こいつは一回素直にさせた方がいいんじゃないか?」
紬「そうね…」スッ
梓「えっ…ちょ、何するんですか…?」
紬「喰らいなさい!!ムギフィンガー!」バスン
梓「あうっ!?」
律「説明しよう!ムギはあらゆる『ツボ』を熟知しているのだ!!」
紬「うふふ…梓ちゃんには『素直になるツボ』を押してあげたわ」
梓「くっ…なんてことを…」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 17:59:55.45 ID:wdaXqJs+0
紬「では…梓ちゃんは唯ちゃんのことが待ちきれないの?」
梓「あっ…くっ…」
梓(言いたい…本当は待ちきれないって言いたい…!)
梓(でも言ったら、この変態達の仲間になってしまう…!)
梓(女同士は……世間体的に無理なんだよっ!!)
紬「それは違うわ梓ちゃん」
梓「ひ、人の心を勝手に読むな!」
紬「あら、すんません」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:05:32.39 ID:wdaXqJs+0
律「ほら、言っちゃいなよ~」
梓「あ…わ、わたしは…唯先輩が…」
紬「よしきた」●REC
梓(ダメだ…口が勝手に…!)
梓「私は…唯先輩が…」
ガチャ
唯「やっほー!」
梓「唯先輩が待ちきれないんです!!」
唯「えっ……」
梓「あっ」
紬「GOOD!」●REC
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:10:54.85 ID:wdaXqJs+0
唯「あっ…あずにゃんごめんね…私はその…女の子同士って言うのは…」
梓「ち、違うんです!!唯先輩のマッチが切れないんですよ!!」
唯「えっ?」
律「苦しいな」
紬「very much!」●REC
……
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:15:31.70 ID:wdaXqJs+0
唯「なんだ~、私が待ちきれないって言うのは早くお茶が飲みたかったからか~」
梓「そうですよ!そうなんですよ!」
律「くくくっ…」
紬「むぎぎっ…」
梓(くそっ…笑いやがって…)
唯「まったく、あずにゃんはかわいいなあもう!」ダキッ
梓「あうっ///」
律(これで女の子同士は無理って言うんだからおもしれえよな)
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:20:33.81 ID:wdaXqJs+0
唯「ところで澪ちゃんは?」
律「骨折」
唯「またか」
梓「ほんとうに澪先輩って大丈夫なんですか?」
唯「心配しても無駄だよあずにゃん。いくら心配したって澪ちゃんはケガしちゃうんだから」
梓「何気にひどいですね…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:25:16.13 ID:wdaXqJs+0
紬「話は変わるけど…唯ちゃん、憂ちゃんにこれ渡してほしいの」
唯「ん?なにこれ?」
紬「秘密よ」
唯「ちぇー」
梓(なんだろう…なにか怪しいもののような気がする…)
紬「別に怪しいものじゃないわよ?」
梓「だから人の心を読まないでください!」
……
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:30:03.65 ID:wdaXqJs+0
律「じゃあな」
紬「唯ちゃん、憂ちゃんによろしくね」
唯「うん、わかった!」
梓「さよならです」
唯「なんなんだろうねこれ」
梓「さあ…でもムギ先輩が渡すぐらいだから何か怪しいものじゃないかと」
唯「そうかなあ」
憂「おねえちゃあん!あずさちゃあん!」タタタ
梓「げえっ!憂!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:35:25.09 ID:wdaXqJs+0
唯「あっうい~!どうしたの?」
憂「えへへっ、買い物の帰りだったんだ!」
梓「あ、そう…」
唯(あずにゃんのテンションががくっとさがった!)
憂「梓ちゃんもお家に来る?」
梓「いや、明日も学校だからいいよ…」
憂「そう言わずに!」サワ
梓「サラッとセクハラすんな!」
唯「まあまあ、次に来ればいいじゃん」
梓「唯先輩…」
憂「まあお姉ちゃんが言うなら仕方ないか」サワ
梓「だからセクハラすんな!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:40:14.63 ID:wdaXqJs+0
唯「じゃあねえあずにゃん」
梓「また明日です!」
憂「愛してるよ~!」
梓「唯先輩、さようなら~!」
憂「あ~ん!でも無視する梓ちゃんも素敵!」
……
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:45:33.09 ID:wdaXqJs+0
――平沢家
唯「あっそうだ。うい~」
憂「なあに、お姉ちゃん」
唯「これね、ムギちゃんからなんだけど」
憂「ああ、あれだね。ありがとね!」
唯「それ何が入ってるの?」
憂「世の中には知らない方がいいこともあるんだよ?お姉ちゃん」
唯「は、はい…」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:50:17.39 ID:wdaXqJs+0
――憂の部屋
憂「ふふふ…これはもしや…」
憂「やはりか…紬さんも恐ろしい人だ」
憂「これさえあれば…梓ちゃんも…」
憂「くくく…楽しみだなあ…」
憂「あはは、あははは、あははははっ」
唯「ういー?うるさいよ」
憂「あっ、すんません」
……
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 18:55:19.44 ID:wdaXqJs+0
――翌日
純「梓、今日のテスト、勉強してきた?」
梓「うん、まあね」
純「まあ梓は勉強できる方だからね、心配しなくてもいいのか」
梓「それほどでも~」テヘヘ
憂「梓ちゃん!私がカンニングさせてあげようか?」
梓「いいよ!今の話聞いてなかったの?」
憂「梓ちゃんを網膜に焼きつけるのに忙しくて」
梓「ああそうですか」
純「あんたら仲良しだね」
梓「断じて違う!」 憂「そうだよ!」
純「ここまで正反対だとおもろいわ」
……
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:01:13.81 ID:wdaXqJs+0
憂「梓ちゃん、今日の部活に私も行っていい?」
梓「ダメ」
憂「えーいいよね?」
梓「ダメ」
憂「お願い!私にどうかチャンスを!」
梓「ダメ」
憂「もう!梓ちゃんの意地悪!」
梓「はいそうですね」
憂(くくく…これぐらいであきらめる私じゃないよ、梓ちゃん!)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:04:50.66 ID:wdaXqJs+0
ちょっと30分ぐらい席空けます
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:48:22.56 ID:wdaXqJs+0
――軽音部部室
唯「あずにゃ~ん、ネコ耳つけて~」
梓「いやです!」
律「いつもどおりだな」
紬「ええ、でも普通ならこの後になにか事件が起こるものよね」
律「そだな」
ガチャ
憂「しつれいしまーす!」
紬「そら来た!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:53:12.36 ID:wdaXqJs+0
梓「憂!?」
唯「どうしたのうい?」
憂「えへへ、私も軽音部に入ろうかなと思って」
唯「えっそうなの?」
律「そうかあ!いいぞいいぞ!座って!」
梓「憂!来るなって言ったのに…なんで来たの!?」ヒソヒソ
憂「どうしても梓ちゃんに会いたくなって」
梓「あーもう!最悪だ…」
紬(これはこれは…楽しそうなことになりそうです…)ムギギ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 19:58:39.11 ID:wdaXqJs+0
憂「よっこいしょ」
梓「あの…憂?」
憂「なあに?梓ちゃん」
梓「私の上に座るのはどうしてかな…?」
憂「えっ?だって座れって言われたから」
梓「憂は!ここに!座りなさい!」ガシッストン
憂「やーん!梓ちゃん大胆!」
梓「もううっさい!」
律「それで、憂ちゃん、軽音部に入りたいって本当?」
憂「あっ嘘です」
唯「えっ」
梓「嘘なのかよ!」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:05:29.03 ID:wdaXqJs+0
紬「じゃあなんで来たの?」
憂「軽音部のみなさん、(特に梓ちゃん)がどうしてるか気になっちゃって」
梓「気にならなくていいよ!?」
律「まあ憂ちゃんはいつでも歓迎するから、来たいときには言ってくれよな?」
憂「はい!」
梓(ああ、部長の公認がでたよ…終わった)
紬「これからが始まりよ、梓ちゃん!」
梓「ちゃんと会話しましょうよ」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:11:53.34 ID:wdaXqJs+0
憂「あっ、私がお茶いれますよ、紬さん」
紬「そう?じゃあお願いね」
憂「はい!」
梓(む…これはあやしい…)
律「はあ、憂ちゃんはほんと、何でもできていいなあ」
唯「えっへへ~、いいでしょ?」
梓「唯先輩が自慢する事じゃないですよ」
憂「はい、みなさんどうぞ」コト
唯「わーい!」
律「サンキュな」
紬「ありがとね」
梓「……」
梓(絶対、何か入ってるだろうなこれ)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:21:53.71 ID:wdaXqJs+0
憂「…梓ちゃん、飲まないの?」
梓「いやあ、あんまりのどが乾いてないっていうか」
憂「まあそう言わずに」グイッ
梓「ちょ、押し付けないでよ…!」
憂「ほーれ、飲め飲め!」グイッ
梓「やめなさいっ…こら!」
唯「うい、あずにゃん嫌がってるよ?」
憂「私にはそう見えない」グイッ
梓「見えろ!」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:27:09.27 ID:wdaXqJs+0
紬「そう!そこよ憂ちゃん!あと少し!」●REC
律「あははっ、最近の芸人つまんねー」
唯「りっちゃん、テレビ見てないであずにゃんを助けてあげて!」
憂「ええい!これがネコ型ロボットの実力というのか…!」
梓「誰がドラえもんじゃ!」
憂「かくなる上は…!んぐっ!」
梓「なっ!まさか…」
憂「んんんんんっー!(口移しだよー!)」バッ
梓「や、やめろーーっ!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:32:03.37 ID:wdaXqJs+0
唯「けんかはやめてええ!」バッ
憂「んぐ」
唯「むぐ」
ズキューーーーン!!
唯「…ゴクン」
梓「あああっ!!?唯先輩!!」
紬「やっちまったわね!」●REC
律「あははっ、風船割れちまったよ!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:37:31.84 ID:wdaXqJs+0
唯「……」
憂「お、お姉ちゃん!?」
梓「憂!あれには何を入れたの!」
憂「えーっと…」
紬「あの紅茶には飲むと淫乱になっちゃう薬が入ってるのよね?憂ちゃん」
梓「な、なんてもの渡してるんだこの沢庵!」
紬「てへっ☆」
梓「てへっじゃねえ!」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:43:08.02 ID:wdaXqJs+0
梓「唯先輩!起きてくださいよ!」ユサユサ
唯「んー…?」
梓「あっ起きた」
唯「……あずにゃん?」
梓「はい、あずにゃんですよ」
唯「あずにゃ~ん!」ダキツキ
梓「ふにゃあっ!?」
紬「ひゃっほう!」●REC
憂「ああ!?私の梓ちゃんが!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:48:07.31 ID:wdaXqJs+0
唯「ぬふふ~!もう離さないよっ!」ギュー
梓「せ、せんぱい…苦しい…///」
唯「大好きだよ…あずにゃん…」
梓「///」カアア
紬「こうかはばつぐんね!」●REC
憂「どうしよう…寝とられるのもいいのかも…」ハアハア
律「ぎゃははっ!そこで割れるなよっ!おっさん出たよっ!」
……
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 20:53:50.27 ID:wdaXqJs+0
唯「~♪」スリスリ
梓「あ、あの…これはいつ切れるんですか?」
紬「あと3時間ちょいってところかしら」
梓「3時間も!?」
紬「よかったじゃない。唯ちゃんとあんなことやこんなこともできるのよ」
梓「よくないです!」
紬「それにしても唯ちゃんにはあまり影響がないのね」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:06:39.29 ID:wdaXqJs+0
唯「あずにゃ~ん♪」ギュー
梓「あうっ…///」
憂「……梓ちゃんが…とられた…」
律「まあそんなに落ち込むなって」
憂「変態には言われたくないです」
律「憂ちゃんほどじゃないけどな」
……
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:12:09.60 ID:wdaXqJs+0
唯「ごめんね…なんか私、おかしくなってたみたい」
梓「いいんですよ。憂が悪いんですから」
憂「ああ!憂は悪い子です!どうぞお仕置きを…」
梓「反省しろ!」
憂「反省」サッ
唯「えへへっ、まああずにゃんと憂が仲直りしてよかったよ」
梓「別にケンカをしてたわけじゃ…」
憂「そうだよ!あれは私たちの愛情表現なの!」
梓「反省は?」
憂「反省」サッ
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:18:23.63 ID:wdaXqJs+0
律「そろそろ帰るぞー!」
唯「はーい!」
梓「憂!今日もみたいなことはもう許さないからね!」
憂「逆に許されないでいたい!」
紬「うふふ…今日もいい画がとれたわ!」ヤッタネ
……
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:24:13.30 ID:wdaXqJs+0
――翌日
梓「こんにちは」
澪「よう梓」
梓「あっ…………………………………澪先輩…?」
澪「なんでそんなに時間がかかったんだよ」
梓「すみません、長い間見てなかったので」
澪「ああそうか。ごめんな」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:30:03.48 ID:wdaXqJs+0
梓「いいですよ。それより骨折したところは大丈夫なんですか?」
澪「ああ!もう全快だよ!ほらこの通り!」ブンブン
梓「早いですね」
澪「私は怪我が治るのが早いんだ」
梓「もうケガしないでくださいよ?」
澪「わかった!」
ガシャン!
梓「うわっ!?ボールが!」
ゴシュ
澪「グヘッ!?」
梓「澪先輩!?」
……
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:35:07.21 ID:wdaXqJs+0
律「ボ、ボ、ボールが窓をぶち破って、み、澪に当たっただって~!」アヒャヒャ
梓「笑い事じゃないです!結構大きなたんこぶ出来たんですから」
唯「大丈夫?澪ちゃん」
澪「ああ、もう心配ないよ」
紬「包帯だらけね」
律「ショータイムされそうだな」
唯「あずにゃん、不器用だね」
梓「うっ…」
澪「いや、梓がやってくれて助かったよ!ありがとな」
梓「は、はい…」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:40:28.10 ID:wdaXqJs+0
律「澪もそろったことだし、練習するか!」
唯「り、りっちゃん!?」
梓「頭がおかしくなったんですか!?」
紬「大丈夫?」
律「だあっ!うっせえ!」
澪「あっ!待って律!」
律「どうした?」
澪「実は…ベースをなくしちゃって…」
律「はあ?これで何回目だよ!」
澪「ううっ…教室に置いといたら無くなっちゃって…」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:45:50.57 ID:wdaXqJs+0
唯「じゃあみんなで探そうか」
梓「そうですね」
紬「私も手伝うよ」
澪「みんな…」ウルウル
律「もう、どんだけ不幸なんだよ」
澪「律ぅ…」
律「わかったわかった!お礼におっぱい揉ましてくれよ」
澪「それはいやだ!」
ガチャン
和「ちょっといい?」
唯「あっ和ちゃん!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:52:14.26 ID:wdaXqJs+0
澪「どうしたの?」
和「あんた誰?」
澪「包帯だらけの澪です」
和「あっ澪、ほら、これあんたのベースでしょ?教室に置いてあったわよ」
澪「わー!エリザベス!」
紬「どこにあったの?」
和「私の机の上にあったの」
澪「ありがどう…のどがああ…!」ウワアアン
和「はいはい…今度からはなくさないでね」
澪「うん!」
紬「りっちゃん、澪ちゃんがとられそうよ?」
律「私はこういうシチュエーションのほうが燃えます!」
紬「筋金入りの変態ね」
……
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 21:58:34.86 ID:wdaXqJs+0
唯「ねえねえ、今度みんなで遊びに行こうよ!」
律「いいぜ!でもどこに?」
唯「鼠遊園地!」
澪「でも混んでるんじゃないか?」
紬「私に任せて!」
梓(ムギ先輩のことだから貸し切りにするんだろうな)
紬「さすがにそこまではしないわよ」
梓「心を読むな!」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:03:30.73 ID:wdaXqJs+0
唯「和ちゃんと…憂も誘っていいよね?」
梓「どうしてもですか?」
唯「う、うん…さすがに仲間はずれはかわいそうだよ」
梓「そうですね」
澪「さわ子先生はどうすんの?」
律「別にいいだろ、最近来ねえし」
唯「そうだねえ」
梓(案外ひどいな唯先輩)
紬(梓ちゃんもよ)
……
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:08:49.61 ID:wdaXqJs+0
――平沢家
唯「うい!今度の休みにあそびに行くんだけど…行くよね?」
憂「梓ちゃんは!?梓ちゃんも来るの!?」
唯「えっ!?ま、まあ」
憂「行く行く!もちろん行くよ!」
唯「そ、そう…」
憂「えへへ…いろいろ考えないとな…楽しみだ…」
唯(ごめんねあずにゃん、憂は本気だよ…)
……
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:15:18.44 ID:wdaXqJs+0
――鼠遊園地
唯「おー!ここが鼠遊園地…!」
律「人がいっぱいだな」
紬(ふふふ…この人たちはすべて我がコトブキグループの社員…安心していただいて結構!)
和「それにしても私が来てよかったの?軽音部じゃないのに」
澪「何言ってるんだよ!和は私たちの友達じゃないか!」
和「澪……」
紬「もう戦いは始まってるの!?」ハアハア
梓「誰と戦ってんですか…」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:20:42.63 ID:wdaXqJs+0
憂「梓ちゃん!今日はよろしくね!」
梓「う、うん…ちょっと離れてくれる?」
憂「無理」
梓「近いよ!3センチもないよ!」
憂「近くで梓ちゃんを見ておきたいから」
梓「憂に言われたら最悪な気分だよ」
唯「そいじゃレッツゴー!」
……
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:25:36.39 ID:wdaXqJs+0
唯「わあ!鼠ちゃんだ!」
鼠 ヒャッハー!
梓「リアルですね」
憂「この鼠遊園地はリアルさを追求してるらしいよ」
梓「いらない努力だね」
澪「わあ!かわいい!」
犬 ヒーハー!
律「澪は変なセンスしてるな」
和「まあいいじゃない、まるで子供のようよ」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:30:08.37 ID:wdaXqJs+0
澪「犬さん!こんにちは!」
犬 ワッショイ!
澪「かわいいっ!」ダキッ
犬「……おい」
澪「…えっ」
犬「暑いんだよ…」
澪「犬が…しゃべった…」アワワワ
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:35:52.04 ID:wdaXqJs+0
犬「私を誰だと思ってるの!!」ヌギン
律「ああっ!!」
梓「あなたは!!」
さわ子「私でえす!」
梓「さわ子先生!」
さわ子「まったく!私を置いていくなんてどういうつもりよ!」
律「悪い悪い!けっして忘れてたわけじゃないよ?」
さわ子「嘘おっしゃい!わたしにはわかってるんですからね!」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:40:21.79 ID:wdaXqJs+0
和「それよりも澪が…」
澪「あ…犬から…人が…出てきた……?」
律「あーあ、澪の夢が壊されたな」
唯「嘘…なんで…?」
律「お前もか!」
梓「さわ子先生、やりすぎでしたね」
さわ子「てへっ☆」
……
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:46:11.47 ID:wdaXqJs+0
澪唯「……」ズーン
和「すっかりダウンしたわね」
憂「お姉ちゃん、大丈夫だよ!」
唯「犬…犬…犬から…人」
澪「これが進化ってやつか…はは、ははは…」
律「ショックが大きすぎたみたいだな」
紬「じゃあ、唯ちゃんと澪ちゃん以外で、2人づつに分かれて行きましょうか」
梓「そうです…」
梓(はっ!待てよ…このままでは律先輩と和先輩、ムギ先輩とさわ子先生、そして私と憂って組み合わせになるんじゃ…)
憂「ニヤリ」
梓(はかりやがったなあああ!!)
憂(勝てばよかろうなのだよ梓ちゃん)
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:51:16.16 ID:wdaXqJs+0
律「じゃあわたしは…」
梓「律先輩!私と行きましょう!」
律「えっ?なんで梓と行かなきゃいけないんだよ」
梓「いいですから!さあ!」
律「私は和と行くの!じゃあな」
和「仕方ないわね」
梓「ああ…」
紬「じゃあ私は…」
梓「ムギ先輩!!」
紬「この二人を見とくから…さわ子先生と梓ちゃんと憂ちゃんの3人でいってらっしゃい」
梓「なん…だと…!」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:56:36.98 ID:wdaXqJs+0
梓(でもさわ子先生がいるからまだましか)
さわ子「あー私は一人で行くからあんたたちで行きなさい」
梓「なぜ!!!?」
さわ子「がきんちょにかまってる暇なんてないの」
梓「さわ子先生~、いっしょに行きましょうよ~」
さわ子「さらばだ!」シュバッ
梓(希望…ついえる…)
憂「ふふふ…さあ行こうか、梓ちゃん」
梓「はい……」
紬「うふふ、がんばってね!」
……
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:01:34.98 ID:wdaXqJs+0
憂「梓ちゃん!これ行こうよ!!」
梓「なにこれ?獅子王?」
憂「なにやらライオンさんが戦う話みたいだね」
梓「なんか怖そうだな…」
憂「あれ?怖いの苦手なの?」
梓「むっ!そんなことないよ!」
憂「じゃあ行こうか」
梓「やってやるです!」
……
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:07:14.59 ID:wdaXqJs+0
梓「これに乗るのか…」
憂「ライオンの乗り物だね」
梓「いったい何があるというのか…?」
ゴウンゴウン…
梓「始まったよ…」
ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!
梓「へっ!?なに!?」
獅子王「うおーー!ファイナル!フューージョンッ!」
獅子王「ガオッ!ガイッ!ガーッ!」バーン
梓「何これ!!?」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:12:30.93 ID:wdaXqJs+0
憂「何言ってるの?ガオガイガーだよ」
梓「はあ?」
憂「宇宙から来たゾンダーを、サイボーグとなった獅子王凱がガオガイガーにファイナルフュージョンして倒すお話だよ」
梓「なにそれ!?鼠遊園地に関係ないよね!?」
憂「あっ!ゾンダーが来る!」
ゾンダー「ゾンダアアアッ!」
獅子王「うおおおおっ!ブロウクン!マグナアアム!!」ドヒュン
ゾンダー「ゾンダアアアッ!!」ドガン
梓「うわっ!」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:17:24.60 ID:wdaXqJs+0
憂「行くよっ梓ちゃん!」
梓「へっ?何を?」
憂「ゴルディオンハンマー!発動承認!」ガチャン
梓「えっ!?えっと…了解!ゴルディオンハンマー!セイフティーデバイス!リリーヴッ!」ピンコーン
獅子王「よっしゃあああ!!ハンマーコネクトッ!」ガキン
獅子王「ゴルディオンハンマー!!」
梓「な、なにこれ…」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:22:24.84 ID:wdaXqJs+0
獅子王「ハンマーヘル!」ドンッ
獅子王「ハンマーヘブン!」ズバン
ゾンダー「ゾンダアアアアア!?」
獅子王「光になれえええええええっ!!」
憂「光になれえええええっ!」
キュイイイイイン
憂「勝ったよおお!梓ちゃん!」
梓「えええっ…」
……
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:28:41.84 ID:wdaXqJs+0
律「のどかあ、どこ行くの?」
和「さあ…特に決めてないわ」
律「そうですか…」
律(むふふ…和はほんとにやらしい体してるなあ…)
律(澪もいいけど…和も素晴らしい…!)
律(さわさわしていいかな?いいよね?)
律(あーもういいや!さわろさわろさわろー!)ソウサワロー
ガシッ
律「なにい!?」
和「甘いわよ律。私のおしりをさわるのは100年早いわ!」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:33:51.13 ID:wdaXqJs+0
律「くっ!一生のお願いだあ!さわさわさせてください!!」
和「ダメよ。あんたには澪がいるじゃない」
律「澪もいいけど和もいいんだよ!」
和「そうやって浮気するのね」
律「ああそうだとも!」
和「この変態」
律「ああっ!もっと!」ビクン
和「糞虫」
律「ふううっ!」ビクビク
和「デコ頭」
律「さいこおおおおっ!!」ビックーン
……
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:39:13.61 ID:wdaXqJs+0
唯「そろそろ行こうか、澪ちゃん」
澪「うん、そうだな」
紬「私はまだやることがあるから、先に行ってて」
唯「そう?じゃあ行こう!」タタタ
澪「あっ待ってよ~」タタタ
紬「さて、編集しなきゃ…」カタカタ
……
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:44:24.41 ID:wdaXqJs+0
唯「澪ちゃん!ここに行こうよ!」
澪「なになに…恐怖住宅!?」
唯「ダメ?」
澪「ぜったああいダメ!!」
唯「えーっ!楽しそうじゃん!」
澪「怖いのはダメなの!」
唯(自分に降りかかる不幸の方が私的には怖いと思うけど)
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:51:58.17 ID:wdaXqJs+0
唯「じゃあ澪ちゃんがそんなに怖がるんなら…」
奴隷「あっ!こちら空いてますよ!」
澪「ひいぃっ!?誰だ!」
唯「この遊園地の人かな?」
奴隷「鼠遊園地で働いてる奴隷という設定です」
唯「なんかシビアな設定だね」
奴隷「さささ、こっちへ」
澪「い、いやああ!!」
……
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/16(火) 23:57:14.54 ID:wdaXqJs+0
――恐怖住宅
澪「ううぅ…怖いよ…」
唯「大丈夫だよ澪ちゃん、私が付いてるから」
澪「唯…」
キャアアアアアアッ
澪「ひいいいいっ!!?」
唯「ただの悲鳴だよ」
澪「そ、それが怖いんだよ!」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:03:34.02 ID:5GdFst6j0
アオオオン
澪「犬ううううぅっ!!?」
唯「ただの遠吠えだよ澪ちゃん」
澪「だから怖いんだって!」
ギョギョギョーッ
澪「さかなぁぁっ!!?」
唯「ただのさかなくんだよ澪ちゃん」
澪「さかなくんがこんなところにいない!」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:08:50.85 ID:5GdFst6j0
~~~~~♪
唯「あっなんかライブやってるっぽいよ!」
澪「えっ…ほんとだ」
唯「行ってみよう!」
澪「あっちょ、唯!」
唯「ここだね…」
澪「うぅぅ…やっぱ帰ろうよ」
唯「だってギターがすごいうまいんだよ!行かなきゃ損だよ!」
澪「じゃあ、唯から入ってよ…」
唯「うん!」
ガチャ
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:14:21.62 ID:5GdFst6j0
お前らが来るのを待っていたぁ……
澪「ひいいいいいぃやああぁぁっ!!?」
唯「あ、あれは……!」
キャサリン「SATSUGAIするぞ!!」
唯「さわちゃん先生!」
キャサリン「我の名はキャサリン…さわ子ではない」
唯「でもさわちゃんだよね?」
キャサリン「シャラ~~ップ!!」
唯「はーい!」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:19:37.30 ID:5GdFst6j0
キャサリン「今宵の生贄は誰だ……」
澪「あわわわわわわわ…」
キャサリン「貴様だ!!」
澪「わ、わわわたし!!?」
唯「澪ちゃんがんばって!」
?「コフーー…」ガシッ
澪「な、なんだ!このクー・クラックス・クランは!?」
?「コフーー…」
澪「や、やめろー!!」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:25:49.64 ID:5GdFst6j0
キャサリン「ようこそ…われわれのサバトへ……」
澪「せ、先生…?や、ややややめましょうよ…」
キャサリン「ダメだ」
澪「こんなのあの優しいさわ子先生じゃない!!」
キャサリン「黙れ小娘!!」
澪「ひいいいっ!!?」ビクウ
キャサリン「では…これより儀式を行う…」
唯「儀式ってなんだろ?」
?「コフーー…」ガシッ
澪「や、やめろ…はなせ!」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:31:12.57 ID:5GdFst6j0
キャサリン「では…今宵の生贄よ……汝の罪を悔い改めよ…」
澪「つ、罪なんてないよ!」
キャサリン「その胸か…心得た」
澪「む、胸!?」
キャサリン「すべての生物よ!胸が無き生物よ!汝の胸に幸あれ!」
むにむにむにっ
いやああああああああああああああああああっ!!?
唯「おお!やわらかおっぱいだあ!」
……
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:36:54.32 ID:5GdFst6j0
憂「さて次は……」
梓(あれ…?今日は何もしてこないなあ…)
梓(まあ平和が一番だよね)
憂「あそこに行こうよ!」
梓「ボート乗り場…?」
憂「うん!普通のボートだよ!」
梓「じゃあ行こうか」
憂(くくく…何もしないと思っているな…?)
憂(安心したウサギほど狩りやすいものはいないよ…?梓ちゃん…)
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:43:18.75 ID:5GdFst6j0
――池
憂「誰もいないね」
梓「うん。こういう静かな場所もいいもんだ」
憂「そう…だね」
憂(そろそろ実行するかな…)
ボゴンッ
梓「なに?今の音は?」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:47:27.76 ID:5GdFst6j0
憂「大変だよ!ボートに穴が…!」
梓「ええっ!?」
憂「このままじゃ沈んじゃうよ!!」
梓「待って!私泳げないよ!?」
憂「そうなんだ…」ニヤリ
梓「はっ!?憂…まさか…!?」
憂「気づくのが遅いよ梓ちゃん」
梓「はかったなあああ!」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:52:21.21 ID:5GdFst6j0
憂「さあ私が岸まで運ぶから、私に抱きついておいで!!」
梓「イヤだ!」
憂「でもそうしないと溺れちゃうよ?」
梓「くっ…こんなのって…」
憂「さあ!一緒に愛の逃避行を!」
梓「だ、誰がするかっ!」ザパン
憂「ああっ!?梓ちゃん!?」
梓「へへへっ…これで憂の思い通りにはいかないね…!」
憂「梓ちゃん、溺れちゃうよ!」
梓「はははっ…やっぱ助けて…」ブクブク
憂「あずさちゃあん!!」ザパン
……
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 00:58:12.53 ID:5GdFst6j0
梓「……」
憂「ふう…なんとか助け出したけど…梓ちゃん、水を一杯飲んじゃったな」
梓「……」
憂「はやく人工呼吸しなきゃ…」
憂「いや待て…これはキスのチャンスでは…!?」
憂「いやいやいや!これはただの人工呼吸だよ!そう!人工呼吸!」
憂「でも……」
梓「……」
憂「…ゴクリ」
憂「梓ちゃん…こんな私でよければ…」
憂「チュッチュしてください!」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:03:14.05 ID:5GdFst6j0
梓「……ダメ!」バッ
憂「なっ!?」
梓「ハア…ハア…危なかった…」
憂「惜しかった…!!」
梓「惜しかったじゃないよ!危うく死にかけたんだよ!」
憂「申し訳ない…」
梓「もう!」
憂(うぅぅ…やっぱり嫌われた…)
梓(……なんだかんだいって憂は助けてくれる…)
梓(ダ、ダメだ!元はと言えば憂がしてきたんだ!)
梓(……あーもう!)
……
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:08:27.64 ID:5GdFst6j0
紬「みんな楽しかった?」
梓「まあまあです」
憂「楽しかったです…」
和「ほら、お座り」
律「わおーん!」
唯「コフーー…」
澪「死にたい…」
紬「…色々あったみたいね」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:13:55.52 ID:5GdFst6j0
紬「それじゃあラストのイベントに行きましょう!」
梓「何をやるんですか?」
紬「もちろん!パレードよ!」
澪「パレードかあ!楽しみだな!」
律「いや、こんな遊園地じゃ期待するだけ無駄だと思うけど」
唯「あっ!始まるよ!」
鼠「やあみんな!僕らのパレードにようこそ!」
犬「たのしいたのしいパレードが始まるよー!」
家鴨「カメラの準備はいいかい?」
鼠「それじゃあレッツゴー!!」
タンタラタンタンタンタラタンタンタ~♪
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:18:05.62 ID:5GdFst6j0
唯「おお!奴隷が担いでる台の上で鼠さんたちが踊ってるよ!!」
紬「まさに社会の縮図ね」
梓「最悪なパレードですね」
澪「わ~!鼠さーん!こっちこっち!」
律「おい澪!そんなに乗り出すと…」
奴隷「わっせいわっせい!」
澪「うわっ…!ちょ…!私は違うよ!う、うわーーっ!!」
和「持ってかれちゃったわね」
律「どこまで不幸なんだよ」
憂「きれいだなあ……」
梓「憂…」
梓(黙ってればかわいいんだけどなあ…)
……
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:23:05.82 ID:5GdFst6j0
唯「あー!今日は楽しかったね!」
憂「うん!」
律「あれ?さわちゃんは?」
唯「さわちゃん先生はライブで忙しいから先帰っていいって!」
和「そう」
澪「もうここはまっぴらごめんだ!」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:28:01.99 ID:5GdFst6j0
唯「ねえねえ!みんなで私の家に泊まりに来ない?」
律「私はいいぜ!」
澪「私も…」
和「ごめんなさい、私は家の用事があるから」
紬「私は大丈夫よ」
梓「私は……」
憂「梓ちゃんは…こないよね…」
梓「えっ!?なんで?」
憂「だって…私がいるから…」
梓「そ、そんなことないよ!私だって行くよ!」
憂「えっ…?」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:33:01.45 ID:5GdFst6j0
梓「別にさっきのこと怒ってないよ」
憂「ほんとう!?」
梓「うん」
憂「や、やったー!!梓ちゃん大好き!!」ダキッ
梓「うわっちょっと憂!抱きつくなって!」
唯「えへへ…」
紬(今夜も忙しくなりそうね…)ムギギ
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:38:42.04 ID:5GdFst6j0
――平沢家
唯「ふー、いっぱい食ったね!」
梓「はい!」
律「憂ちゃんは料理がうまいな!」
憂「そんな…みなさん(特に梓ちゃん)のために作っただけですよ」
紬「そろそろお風呂の時間ね!」
唯「一人一人入ってたら時間が無いから…ここは三人ずつに分かれようか?」
梓「それでいいですよ」
梓(二人ずつなら憂が何してくるかわからないし…)
律「じゃあ私たちから先に入って来るか」
澪「そうだな」
紬「じゃあお風呂借りるね!」
梓(もうメンバーは決まっていたのか…)
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:43:18.91 ID:5GdFst6j0
――お風呂
律「……」ジー
澪「ムギ、最近痩せて来てないか?」
紬「そうかしら?あんまりごはん食べてないからかも」
澪「いいなあ。私も痩せたいよ…」
紬「澪ちゃんの体はモチモチしていいと思うけど」
澪「そ、そうかな?」
紬「そうよ。ほら」ムニムニ
澪「ひゃあっ!?ム、ムギ!揉むな!」
紬「ほ~れ!」モミモミ
澪「はうんっ…!ダ、ダメ…!」
律「……エロい」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 01:48:09.13 ID:5GdFst6j0
梓「律先輩たち、長いな」
憂「じゃあその間にこれしとこうよ!」
梓「ぷよぷよか…いいよ!受けて立とう!」
憂「じゃあ負けたら勝った方の好きにされるルールね」
梓「な、何よそのルールは!」
憂「ほら始まったよ!」
梓「くっ…負けられねえ」
……
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:00:14.45 ID:5GdFst6j0
律「澪、大丈夫か?石鹸で転んで頭打つなんておいしすぎるぞ」
澪「マジでいたい」
律「ほら、手当てするからこっち来い」
澪「うん…」
紬(やはり律澪はすばらしいな)●REC
ばよえ~ん ばよえ~ん
梓「なっ…10連鎖だと…!」
憂「はい!勝った!」
梓「い、今のはなしだよ!」
憂「うふふ…観念しなさい…」
梓「あわわわわわ…」
唯「ういー!あずにゃーん!お風呂入るよ!」
梓「は、はーい!」ドヒュー
憂「ちっ…」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:05:59.44 ID:5GdFst6j0
唯「ごっしごし♪ごっしごし♪」
梓「ふう…生き返る…」
憂「……」ジー
憂(ここは天国だろうか…?)
憂(梓ちゃんのその未熟な身体…甘いボイス…たまらん!!)
憂「たまらんっ!!」エンッ
梓「う、うい!?」
唯「頭の先から足の先まで~♪」
……
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:12:50.31 ID:5GdFst6j0
梓「憂、大丈夫?」
憂「うん…ちょっと興奮して頭に血が昇っただけだよ…」
梓「そ、そう…」
梓(誰で興奮したかは聞かないでおこう…)
憂「あ、梓ちゃん。見せたいものがあるから私の部屋にこない?」
梓「何もしない?」
憂「しないよ~」
梓「嘘だな」
憂「しないってば~」
梓「こら、目を見て話せ」
憂「ほら行こうよ!」グイッ
梓「やっぱりこうなるのか…」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:18:01.19 ID:5GdFst6j0
――憂の部屋
ガチャン
紬「いらっしゃい」
梓「なんでムギ先輩がいるんですか!?」
紬「特別ゲストです」
梓「はあっ?」
紬「ちょっと梓ちゃん怖いわ」
憂「さあ、始めようか梓ちゃん」
梓「な、なにを…!?」
憂「私たちの愛のしるしをこの地に刻みつけよう!」
梓「いやだああ!」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:24:30.36 ID:5GdFst6j0
憂「ほらあ!遠慮しないで!」ガシッ
梓「やめて!離して!」
憂「はあはあ、梓ちゃんの腕、かわいい!」
梓「目がおかしいことになってる!」
紬「そうそこだ!行け!行くんだ憂!」●REC
憂「もうぺろぺろしちゃう!」
梓「ひいっ!やめてえええっ!!?」
やめてええっ…
やめてえっ…
やめて…
……
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:30:47.43 ID:5GdFst6j0
紬「大人の都合で省略よ!」
梓「うぅぅ…もうお嫁にいけない…」
憂「ふう!満足!」ツヤツヤ
憂「梓ちゃん…かわいかったよ?」
梓「もういや…」
憂「えっ?」
梓「少しは優しいところもあるんだと思ってたのに…」
梓「憂のばか!大っきらい!!」ダッ
憂「えっ、ちょ…」
バタン
憂「梓ちゃん…」
紬「oh…」
……
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:36:03.68 ID:5GdFst6j0
梓「……グス」
梓(憂なんて…憂なんて…!)
唯「どうしたの?あずにゃん」
梓「唯先輩…」
唯「…憂のことかな?」
梓「……」
唯「……憂はね、感情を表現するのが苦手なんだ」
梓「えっ…」
唯「昔から私に付きっきりだったから、私以外の人に接するのが苦手なの」
梓「あの憂が…」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:42:05.66 ID:5GdFst6j0
唯「だから、初めて好きになった人に対してどういう風に接していいかわからないんだと思う…」
梓「私にはそういう風には思えないです…」
唯「えへへっ、それもそうだね」
唯「でもね…憂だって悪気はないんだよ?」
梓「……」
唯「だから…憂のこと、許してくれないかな…?」
梓「…そんなの、許せないにきまってます!」
唯「あずにゃん…」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:47:59.52 ID:5GdFst6j0
梓「いつもいつも私が困るようなことばっかりしてきて…」
唯「……」
梓「でも…それでも憂のことが憎めないんです…」
唯「あずにゃん…!」
梓「大丈夫です!私はもう怒りませんよ」
唯「じゃあ憂のこと許してくれる?」
梓「それは本人の口からじゃないと…」
唯「そりゃそうか」
……
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 02:54:19.77 ID:5GdFst6j0
憂「ううぅ…梓ちゃんに…梓ちゃんに嫌われちゃったよ…」
憂「ひっく……どうすればいいのかな…ぐす」
紬「憂ちゃん…」
憂「紬さん…」
紬「梓ちゃんと仲直りしたい?」
憂「は、はい…」
紬「うふふ…それならとっておきの言葉を教えてあげる」
憂「とっておきの言葉…?」
紬「そう。それはね……」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 03:00:25.66 ID:5GdFst6j0
梓「憂、やっぱ落ち込んでますかね」
唯「うん。相当だと思うよ」
梓「や、やっぱり私が……」
憂「あずさちゃ~~ん!!!」ダッ
梓「う、うい!?」
憂「あのね梓ちゃん……」
梓「う、うん…」ドキドキ
唯(がんばれ…憂!)
憂「私をめちゃくちゃにしてください!!」
梓「えっ」
唯「えっ」
憂「えっ」
紬「oh…」
……
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 03:04:08.14 ID:5GdFst6j0
――翌日
律「結局、憂ちゃんとは仲直りしたの?」
梓「まあ一応は…」
澪「う、憂ちゃんも結構大胆なんだな…///」
梓「あれはムギ先輩の入れ知恵ですから憂のせいじゃないですよ」
唯「まあ仲直りしてよかったよ!」
梓「わ、私はまだ完全に許したわけでは…」
律「素直じゃないなあ、梓も」
梓「うるさいです」
ガチャン
憂「こんにちは!」
律「おっ、噂をすれば」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/17(水) 03:10:30.61 ID:5GdFst6j0
梓「どうしたの?憂」
憂「私も軽音部に入ろうかなーっと」
唯「本当!?」
梓「嘘ですよ」
憂「うっ…」
梓「もう…素直に入ってきたらいいんだから、嘘なんかついたらだめ!」
憂「わかりました…」
律「いいコンビだな」
澪「あははっ、ほほえましいじゃない」
唯「うふふっ、よかったね憂!」
憂「梓ちゃん!大好き!」
梓「いきなり言うな!」
紬「ういあず最高!!」
おわり
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