2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

唯「メール!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:24:26.08 ID:0ci3VQw80
――澪の家


澪「うーん……」

澪「新しい歌詞が浮かばないな…」

澪「なにかこう、ドキュンってくるフレーズがほしいなあ」

澪「うーん……」

澪「しょうがない、律に聞いてみよう」カチッ

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:27:29.60 ID:0ci3VQw80
――律の家

~~♪

律「うおっ、誰からかな~?」ピッ

律「澪か」


件名:力を貸して!!

今日書くって言った歌の歌詞なんだけど…
いいフレーズが思いつかないんだ
だからなにかいいフレーズ考えてくれないか?

お願いします


律「はあ?なんで私があんな甘甘な歌詞考えないといけないんだよ!」

律「う~ん…澪のことだから恋愛系の歌詞だよな…」

律「だめだ!まったく思いつかん!澪に無理って送ろう…」

律「いや、待てよ…思いつかないなんて送ったらバカにされそうだ!」

律「う~~ん、よし!こうなりゃムギに聞いてみよう!」カチッ



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:31:05.48 ID:0ci3VQw80
――紬の家

~~~♪

紬「あら?誰かしら?」ピッ

紬「りっちゃんからだ。なにかしら」


件名:頼む!

澪から新しい歌詞のフレーズ考えてって言われたんだけど…
わたしじゃ思いつかないからムギ、なんかいいアドバイスくれよ!

あっ このことは澪に内緒な♪


紬「あらあら、りっちゃんったら…わたしなんかに…///」テレッ

紬「でも、澪ちゃんの書く歌詞って…恋愛系よね」

紬「わたしの理想を澪ちゃんの歌詞にのっけるのはまずいわね」

紬「でもせっかく頼られたんだし…」ウーン

紬「多分 澪→律 って感じにメールしたのよね」

紬「じゃあ…唯ちゃんに聞いてみよう」カチッ



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:34:26.06 ID:0ci3VQw80
――平沢家

~~~~♪

唯「うん?メールが来た。誰だろう」ピッ

唯「ムギちゃんだ!」


件名:夜分遅くすみません

唯ちゃんにお尋ねしたいことがあるのですが
唯ちゃんの恋の価値観ってどんな感じなのでしょうか?
簡潔でいいのでお教えください

よろしくお願いします


唯「? かちかん?かん……何て読むんだろう?」

唯「あんまり意味が分かんないや」

唯「でも恋って書いてあるし…」

唯「ムギちゃん、恋でもしたのかなあ?」

唯「だとしたら、応援しなきゃ!!」カチッ



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:38:11.71 ID:0ci3VQw80
――梓の家

~~~~~♪

梓「うん?誰だろう?」ピッ

梓「! 唯先輩からだ!」


件名:がんばれ!!

よくわからないけど恋でもしたの?
だとしたら私応援するよ!
明日、話そうね!!


梓「えっ?」

梓「どういうこと?わたしそんなこと言ってないし」

梓「それに唯先輩から来たってことは…」

梓「わたしのことは恋愛対象ではないってこと……!?」

梓「そんなあ…あんまりだよ……」





10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:41:15.86 ID:0ci3VQw80
梓「わたし…まだ伝えてないのに…」

梓「明日からどうすればいいんだろ?」

梓「こういうときは…澪先輩に」カチッ


澪「律…おそいなあ」

澪「もう寝たのかなあ」

~♪

澪「! きた!」ピッ

澪「あれ?梓からだ」


件名:助けてください!

夜遅くからすみません
澪先輩は好きな人から
「恋愛対象にみえない」って言われたらどうしますか?
簡単でもいいので教えてください



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:45:30.94 ID:0ci3VQw80
澪「なんだこれ?梓は誰かにフラれたのか?」

澪「いま歌詞書いてるし…律から返事ないし…」

澪「それに急に聞かれても、そんな経験ないしな…」

澪「そうだ!和に聞いてみよう!」カチッ


――和の家

~~~~~~♪

和「あら?誰だろう?」ピッ

和「澪?…メールだ」


件名:遅くにスマン

和は好きな人に「恋愛対象にみえない」って言われたことある?
梓が言われたらしいんだけど…わたしにはよくわからなくて…
どうすればいいかアドバイスをくれないか?



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 19:54:17.31 ID:0ci3VQw80
和「…アドバイスねえ」

和「こういうのって他人に黙っとくもんじゃないのかしら」

和「それにフラれたことなんてわたしにあるわけないじゃない」

和「告白されたこともないし…」

和「…わたしには無理だわ。誰か他にいないかしら」

和「律なんかそういう経験ありそうね。聞いてみよう」カチッ


律「おっそいなあ、ムギの奴」

律「まあ、頼ってる身だからあーだこーだ言えないんだけど」

~~♪

律「おっきたきた!」ピッ



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:00:11.06 ID:0ci3VQw80
律「ありゃ?和からか」


件名:ちょっといい?

澪から梓がフラれたって聞いたんだけど
律はそういう経験ないかしら?
梓がどうしたらいいかってアドバイスを求めたらしいの
だから律からいいアドバイスくれない?

返事、ちょうだいね


律「はあ?なんだそりゃ?梓がフラれたって誰に?」

律「それになんで梓がフラれたって澪が知ってるんだ?」

律「第一、歌詞はいいのかよ」

律「それにわたしはフラれたことなんてねーー!」ダー

律「はあはあ、突っ込みどころ満載だな」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:04:39.71 ID:0ci3VQw80
律「まてよ?梓が好きなのってもしかして……唯か?」

律「だとしたら大変だ!軽音部が険悪なムードになっちまう!!」

律「ここは部長としてガツンと唯に言ってやろう!」カチッ


唯「ムギちゃんおそいなあ」

唯「もしかして間違って送ったのかな?」

~~~~♪

唯「おおっ、きたぞ~!」ピッ

唯「ありゃ、りっちゃんからだ」


件名:おい唯!

梓をふったってどういうことだ!
お前は梓のことすきなんじゃないのか!?
簡単にあきらめるんじゃねえ!

ひとりで抱え込むなよな



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:09:43.02 ID:0ci3VQw80
唯「ほえ?わたしがあずにゃんをふったってどゆこと?」

唯「わたしあずにゃんのこと好きだよ~~!?」

唯「はっ…もしかして!」

唯「あああ!やっぱり!ムギちゃんへの返信、あずにゃんにやってる~~!」

唯「ああ、どうしよう。応援するなんて書いちゃってるよ…」

唯「返信がないってことは、そうとう怒ってるんだよね……」

唯「どうしよう、どうやってあやまろう…?」

唯「う~~~ん、ここはムギちゃんに聞こう!なんかいい方法知ってそうだし」カチッ


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:13:11.08 ID:0ci3VQw80
紬「う~ん、唯ちゃんどうしたのかしら?」

紬「眠っちゃったのかな?」

~~~♪

紬「ようやくきましたわ!」ピッ


件名:どうしよう

わたし、間違ってムギちゃんへのメールをあずにゃんに送っちゃった…
ムギちゃんの恋を応援するって送ったんだけど、あずにゃん、フラれたって勘違いしちゃって怒ってるみたい…
こんなとき、どうやってあやまればいいのかな……?


紬「こ、こ、これは……!」

紬「なにやらわたしの知らない間におもしろい…ちがった、ややこしいことになってるわね」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:17:52.41 ID:0ci3VQw80
紬「というより、わたしは恋の価値観について聞いたのに…どうやったらわたしの恋を応援するっていう答えになるんだろう?」

紬「それは置いといて……こういうのは普通に返信する相手を間違えたってあやまればいいのよ!」

紬「ついでに、梓ちゃんのことが好きと付け加えさせて…」

紬「よし!これで完璧!これで唯ちゃんと梓ちゃんは……うふふふふ!楽しくなりそうね!」ピッ


――平沢家

~~~~~~~♪

憂「? こんな遅くから誰だろう?」ピッ



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:29:42.72 ID:0ci3VQw80
憂「紬さんからだ…めずらしいな」


件名:大丈夫よ!

唯ちゃんはただ間違えただけでしょ?
なら、普通にあやまればいいだけ。
そのあとに、唯ちゃんが梓ちゃんに好きってことをつたえればいいのよ!

がんばって!!


憂「なに…これ?」ガタッ

憂「お姉ちゃんが梓ちゃんのことが好き…?」

憂「紬さんはなんでわたしにこんなメールを……?」

憂「はっ!わかった!紬さんはわたしにお姉ちゃんの危機を伝えたかったんだ!」

憂「あの泥棒猫の魔の手からの…ね!」フフフ

憂「そうとわかれば……あの子猫ちゃんにお仕置きしなきゃ!」カチッ



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:39:51.09 ID:0ci3VQw80
さっきからパソコンが固まる…


梓「澪先輩、おそいなあ」ハア

梓「やっぱり、こういうことは自分で解決すべきだったのかな…」

~~~~~♪

梓「! きた!」ピッ

梓「へ?憂からだ」

件名:タイトルなし

梓ちゃん、お姉ちゃんから聞いたんだけど、お姉ちゃんのこと好きなんだって?
残念だけど…お姉ちゃんは梓ちゃんのこと、なんとも思ってないよ?
ごめんね、こんなこといっちゃって…でも、梓ちゃんも早く忘れて、新しい恋でもしなよ?
梓ちゃんならきっといい人見つかるよ!!

わたし応援するね?



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:44:09.42 ID:0ci3VQw80
梓「えっ……なん…で」ポロッ

梓「なんで憂がこのこと知ってるの?」

梓「唯先輩が話しちゃったの?」

梓「唯先輩はわたしの気持ち知ってたの?」

梓「知ってて、わたしの恋を応援するなんて言ったの?」

梓「ひどいよ…」グスッ

梓「唯先輩なんか大っきらいだっ!!」ウワアアアン



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:50:26.36 ID:0ci3VQw80

澪「う~~~ん」

澪「歌詞を考えるよりも、梓のことが気になって仕方ない」

澪「ああもう!こんなんで歌詞が書けるかあ!」

澪「和はまだか?やっぱ寝たのかなあ」

澪「う~ん、やっぱ律に聞いてみよう」カチッ


律「唯、うまくいったかなあ」

律「っていうか歌詞のことはいいのかな」

律「まあいいよな。さあ眠ろう!」

~~♪

律「おわっ!寝ようと思ったらこれかよ…」ピッ

律「うわ、澪からだ…やっぱ怒ってんのかな」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 20:56:58.67 ID:0ci3VQw80
件名:歌詞はもういいよ

梓のことなんだけどさ、どうやら好きな人にフラれたそうなんだ
それでどうしようってことなんだけど…
律、なにかいいアイデアないか?


律「あれ?なんで澪はこのこと知ってんだ?」

律「さては唯はまだ何もやってないな!」

律「まったく!!今度はきつく言ってやる!!」カチッ



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:02:18.88 ID:0ci3VQw80
唯「はあ…おそいなあムギちゃん……」

唯「やっぱり、自分でやるべきだったのかなあ」ハア

~~~~♪

唯「あ!きたきた!」ピッ

唯「ありゃりゃ、またりっちゃんからだ」


件名:おい唯!2

まだ梓にあやまってないな!
はやくあやまれ!なんでもいいからあやまれ!
梓もどうすればいいかって助けを求めてるんだぞ!?

部長命令だ!あ・や・ま・れ!


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:07:18.96 ID:0ci3VQw80
唯「うわ…ばれちゃってたよ…」

唯「あずにゃんも困ってるんだ……はやくあやまろう!」

唯「でも、ムギちゃんからアドバイス教えてもらってないし……」

唯「でもでも、はやくあやまらないとあずにゃんに怒られちゃうし……」

唯「どうしよう…」

唯「…やっぱりムギちゃんからのメールを待とう!」

唯「中途半端じゃ絶対あずにゃんが許さないよ…」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:12:04.94 ID:0ci3VQw80

紬「う~~ん、唯ちゃん、うまくいったかしら?」

~~~♪

紬「きたわね!」ピッ

紬「へっ!?憂ちゃんから?」

件名:ありがとうございました

お姉ちゃんの危機を伝えてくださってどうもありがとうございました
おかげでお姉ちゃんも無事です!
お姉ちゃんはわたしが面倒みますので安心してください!

では、おやすみなさい


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:16:24.55 ID:0ci3VQw80
紬「??」

紬「唯ちゃんの危機っていったい何かしら?」

紬「それをわたしが伝えたってことは……もしかして!」

紬「なんてこと…!唯ちゃんへのメールを憂ちゃんに送っちゃってる!」

紬「あわわわわわ…どうしましょう…唯ちゃんが無事ってどういうこと?」

紬「きっと、唯ちゃん好きな憂ちゃんは梓ちゃんに対して何かしらの制裁をしたってことね……恐ろしい子…」ブルブル

紬「平沢姉妹もいいけど…ここは梓ちゃんの恋を応援するわ!」

紬「そうと決まれば梓ちゃんの誤解を解かなければ…」カチッ



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:24:14.59 ID:0ci3VQw80

梓「……グス」

~~~~~♪

梓「! だれから!?」ピッ

梓「ムギ先輩だ…いったいなんだろう?」


件名:安心して

唯ちゃんから来たメールはわたしへのメールだったの
それを唯ちゃんが間違って梓ちゃんに送っちゃった……と、いうわけなの
だから唯ちゃんは梓ちゃんが嫌いじゃないよ

それから憂ちゃんのは気にしないでね




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:27:24.62 ID:0ci3VQw80
ちょっとごはん食べてくるー

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:45:48.25 ID:0ci3VQw80
梓「……」

梓「そうだったんだ…いや、頭がこんがらがってイマイチ理解できない」

梓「整理してみると……まず、唯先輩がムギ先輩に恋の応援するよってメールをしようとした…」

梓「でもそれが間違って私のところへと来たんだ…」

梓「それでわたしは勘違いしちゃって…でもそれは嘘で…」

梓「そうだったんだ…よかったあ」パアア

梓「でもなんでムギ先輩は憂からメール来たって知ってるんだろう?」

梓「まあいいか。それに澪先輩に送らなきゃ!」カチッ




48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:52:21.24 ID:0ci3VQw80

澪「律も和もおそいなあ…」

澪「わたしにメール返すの嫌なのかなあ…」

澪「梓、どうなったかなあ」

~♪

澪「おおやっと来た!」ピッ

澪「って、また梓?ヤバい…返信してないの怒ったのかな」


件名:すみませんでした

さっきのは誤解だったみたいでそんなことありませんでした
澪先輩に迷惑かけてしまったみたいです
なのでさっきのは忘れてくださいね

心配掛けてすみませんでした



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 21:56:09.11 ID:0ci3VQw80
澪「なんだそりゃ?」

澪「はあ~~、心配して損したよ~」

澪「よーし!梓のことも終わったし歌詞作りがんばるか!」

澪「……」カキカキ

澪「でも…梓が誤解した相手って誰だろう?」

澪「ダメだ!歌詞なんて書けない!」

澪「気になる……誰かに聞いてみよう」カチッ



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:01:26.79 ID:0ci3VQw80

憂「ふ~~。一仕事したあとはつかれるな~~」ノビー

~~~~~~~♪

憂「あれ?今度は誰だろう?」ピッ

憂「澪さんだ…今日はなんだかいろんな人からメールが来るなあ」


件名:ちょっといいかな?

憂ちゃんは梓の好きなやつ知ってるか?
ちょっと歌詞作りに参考しようと思って…
憂ちゃんは梓のクラスメイトだし
知ってる範囲でいいから教えてちょうだい!



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:06:51.21 ID:0ci3VQw80

憂「! これは!」

憂「もしかしてもしかすると…澪さんは梓ちゃんのことを好きなんじゃ…」

憂「そうだよね!ベタな言い訳でごまかそうとするところが澪さんっぽいよ!」

憂「それに……梓ちゃんもいま、失恋のショックで寂しいはず!」

憂「ここはわたしがくっつかせなきゃ!まずは梓ちゃんに……」カチッ


梓「はあ、よかったよ。あれが嘘で」

梓「それにしても……あの憂からのメールはいったい何だったんだろう?」

梓「憂も唯先輩のこと…好きだから、じゃましようとしたのかなあ」

梓「だとしても、私だって唯先輩のこと好きなんだもん!負けらんないよ!」

~~~~~♪

梓「うわっ!びっくりした~。誰だろう?」ピッ



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:12:42.27 ID:0ci3VQw80
梓「ヒッ!また憂からだ…」


件名:いい情報だよ♪

なんだか澪さんが梓ちゃんのこと好きみたいだよ!
前に、澪さんのことお姉ちゃんだったらいいなあって言ってたよね!
この際、澪さんとお付き合いしてみたらどうかな?

わたしはお似合いだとおもうよ!!


梓「どういうことだろ…これ」

梓「澪先輩がわたしのことを好き?」

梓「また憂の作戦なのかなあ」

梓「でも…もし本当だったら…///」

梓「いや!だめだ!わたしには唯先輩がいるんだ!」

梓「でも…澪先輩もかっこいいし……///」

梓「どうしよう…こうなったら、律先輩に聞いてみよう」カチッ



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:16:47.98 ID:0ci3VQw80
律「唯の奴…うまくいったかなあ」

律「あそこまで言ってやらないやつはいないと思うけどな」

律「でも…唯だしなあ」

~~♪

律「うおっ、メールだ!」ピッ

律「あ、梓だ」


件名:重要な話です

相談なんですが…
澪先輩がわたしのことを好きなんだそうです
でも、わたしは唯先輩のことが好きなんです!

律先輩はどうしたらいいと思いますか?



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:22:15.79 ID:0ci3VQw80
律「ぶはっ!な、なんだってー!」

律「澪が梓のことが好き…だと?」

律「う、うそだ!信じられるかこんなもん!」

律「…でもほんとうだったら……」

律「澪が…とられちゃうよ……」

律「そんなのいやだ!絶対やだ!」

律「梓に『唯の方がいいよ』なんて送ったら…わたしが澪のこと好きってばれちゃいそうだし…」

律「ここは唯に告白させよう!!」カチッ



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:27:22.36 ID:0ci3VQw80

唯「おそいなあ~~~~ムギちゃん」

唯「こんなんじゃあずにゃんに嫌われちゃうよ…」

唯「それはイヤだ!!やっぱあずにゃんにメールを…」

~~~~♪

唯「うわあ!メールだ!ムギちゃんからかな?」ピッ

唯「ありゃりゃりゃ、またまたりっちゃんからだ」


件名:おい唯!3

梓にはあやまったか?
でもそんなもんどうでもいい!早いとこ梓に告れ!
きっと梓も唯のことが好きなはずだ!

がんばれよ!!

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:31:19.48 ID:0ci3VQw80

唯「ほえ?わたしがあずにゃんに告る??」

唯「……」ボンッ

唯「だ、だめだよ~、まだ心の準備が…///」

唯「それにあずにゃん、いま怒ってるっぽいし…」

唯「いや!だめだよ、そんな弱気じゃ!さっきまでずっとなにもしなかったじゃないか!」

唯「こうなりゃやってやる!やってやるぞ!」カチッ



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:36:20.48 ID:0ci3VQw80

梓「律先輩、おそいなあ」

~~~~~♪

梓「! やっときた!」ピッ

梓「!!!!! 唯先輩だ…」


件名:メールでごめんね

今日はあんなメール送ってごめんね
わたし間違ってメール送っちゃったみたい…
ほんとうにごめんね




それでね、こんなわたしでよければ
どうか付き合ってください!!!
お願いします!!



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/01/13(水) 22:38:57.39 ID:0ci3VQw80

梓「……」

梓「……」

梓「嘘…」

梓「夢みたい…」ニギッ

梓「イタッ…夢じゃないんだ…ほんとうなんだ」

梓「やった~~~~~!!!」ウワアアアン



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:42:09.19 ID:0ci3VQw80
>>67ほんとうにごめんね!!

翌日


澪「ふ~ん、じゃあ昨日で唯と梓は付き合うことになったんだ」

唯「そうなんだ~。最初は勘違いだったんだけど、最終的にはこうなっちゃった!」エヘヘ

律「な~にが、こうなっちゃった!、だよ!わたしのサポートがあったからこそ付き合うことができたんだぞ!」

梓「律先輩、ありがとうございました!」

律「な~に、当然のことをしたまでよ~」ナハハ



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:44:55.91 ID:0ci3VQw80

梓「その…澪先輩、形的に澪先輩をふっちゃうことになって……すみませんでした」

澪「? なんのことだ?」

律「なにって…み、澪はその……梓のことがすきなんじゃ…」

澪「な、なにをいいい言ってんだ!別に梓のことは好きじゃない!」

律「本当か!よかった!!」

澪「な、なに喜んでんだ、バカ律///」

律「へへへ~なんでもない!」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:48:25.36 ID:0ci3VQw80
紬「うふふ…それよりも梓ちゃん、憂ちゃんとはどうなったの?」

梓「憂は…『お姉ちゃんの方が好きっていったなら仕方ないよ』って言ってました」

紬(それだけであきらめるとは思えないわね)

紬「でも、よかったわ!メールから生まれる恋ってあるのねえ~」

澪「! それだ!」

律「なにがだよ」

澪「これを今度の新曲の歌詞にする!」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:51:13.98 ID:0ci3VQw80
律「へえ。で、タイトルはどうするんだ?」

澪「タイトルは…『メールでキュン☆キュン』!でどうかな?」

律「却下」

澪「え~?なんでだよ?」

律「もっとましなタイトルをつけろよ!」

紬「うふふふふふふふふ」ニコニコ


唯「これからもよろしくね、あずにゃん!」

梓「はい!せんぱい!」




GOOD END




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/13(水) 22:55:44.70 ID:0ci3VQw80
支援ありがとうございました

もっと続けたかったけどこっちも意味が分からなくなっちゃって早めに終わりました


みんなはメールで告白しちゃだめだぞ!!

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)