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オリジナル「はじめまして劣化模造品」美琴「…え?」 後日談
933 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:25:07.10 ID:pQQVAq.0 [13/19]
オリジナル「はじめまして劣化模造品」美琴「…え?」の後日談風補足説明なんだが、
投下していいか?4レスぐらいなんだが
あと燃え展開もシリアスパートも山もないただのgdgdっぽいんだが
934 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:32:08.16 ID:pQQVAq.0 [14/19]
誰も居ない…?
つまりさっさとおいてけksってことか!
んじゃ行きます!
オリジナル「はじめまして劣化模造品」美琴「…え?」の後日談風補足説明なんだが、
投下していいか?4レスぐらいなんだが
あと燃え展開もシリアスパートも山もないただのgdgdっぽいんだが
934 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:32:08.16 ID:pQQVAq.0 [14/19]
誰も居ない…?
つまりさっさとおいてけksってことか!
んじゃ行きます!
935 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:32:36.35 ID:pQQVAq.0 [15/19]
「痛ってぇぇぇええええ!!」
上条当麻朝の第一声である。
彼にそう叫ばせたのは少し前まで居候していた某大食いシスターではない。
無論、魔術師攻撃でそうなったわけでもない。
「ハイハイさっさと顔洗ってくる!今日は学校あるんでしょ?」
エプロン装備でフライパンを構えた『元』御坂美琴である。
ちなみにテーブルには芸術品レベルに美しい彼女手作りの朝食が並んでいたりする。
「へえ…あの材料でこれだけ作れるのか。やっぱお前すげえよなー」
洗面所から戻った上条が料理を食べ進める。
その左頬にご飯粒が付いているのはご愛嬌だ。
「ふふーん。ほめても何も出ないわよ?それに私の分の奨学金が手に入ればもっと豪華になるわよー?」
ここで説明しておくと、彼女は『御坂美琴』ではなくなったが、レベル5であることに変わりはない。
彼女が学園都市に敵対すれば甚大な被害が出る。
そして『幻想殺し』を始めとする多くの人物が彼女に加担するだろう。
そうなってしまえば、学園都市など簡単につぶされてしまう。
そうならないために、統括理事会は彼女の権利はそのままに、義務を減らしたのだ。
説明しているうちに身支度が終ったらしく、上条が玄関に歩を進める。
「んじゃ、行ってくるなー」
「あ、ちょっと待って!」
上条が疑問に思っていると彼女の顔が近づいてくる。
ぺろり。
「―――ッ!?」
「ご飯粒ついてたわよ。……それじゃ、行ってらっしゃい」
「い、行ってきます……」
……今までと立場は逆転しているらしい。
上条は逃げるように高校に向かった。
936 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:33:16.51 ID:pQQVAq.0 [16/19]
「ふう…朝から嫌な予感がする…」
上条は今の状況を訝しんでいた。
鳥のフンは避けることができたし、野良犬に追われることもなかった。
それが不幸体質の上条にとっては不思議でならなかった。
「ふっふっふ…カミやん、その予感は的中やで~」
青髪ピアスがいやな笑顔で迫ってくる。
「カ~ミ~や~ん~……朝晩メシを作ってくれて、弁当も準備してくれる娘と同棲なんていい度胸だにゃ~?」
土御門と共にクラスの男子が迫ってくる。
「とりあえず貴様は制裁を受けるべきだわ」
「フラグ立てるだけじゃなく。回収するなんて。君はちょっと痛い目を見ないと」
吹寄と姫神にも見捨てられた。
彼は自分の代名詞となったあの言葉を叫ぶ。
「なんでみんな知ってるんだよ!ああもう不幸だぁぁぁあああああああああ!!!」
「「「「待てえええええ!!」」」」
死に物狂いの追いかけっこが始まる。
しかしここで一言。
「グスン…先生の授業はそんなにつまらないのですか…?」
それだけで、クラスの暴動はいとも簡単におさまった。
937 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:33:46.24 ID:pQQVAq.0 [17/19]
「うーん今夜はカレーにしよっかな…」
『御坂美琴』だった少女は街を歩いていた。
ちなみに常盤台は退学になってしまったので私服を着用している。
しかし短パンをはいているところは変わっていない。
「そういやアイツ何が好きなんだろ…朝のありあわせで作ったやつもおいしそうに食べてたけどな…」
ところで彼女がやけに素直であることに疑問を感じる人は居ないだろうか。
彼女が素直になった理由は至極単純である。
1つ目は、『超電磁砲』としての責任から解放され、余計なプライドが無くなったこと。
2つ目は、『彼』が他の誰でもなく、自分を守るため駆けつけてくれたこと。ただその2つだ。
それだけかと言われても、事実そうなのだから仕方無い。
「んーっ…明日は休日だし、デートにでも誘って―――」
「お姉さまぁぁぁぁあああああああ!!」
何か人型のものが飛んできたので反射的に避けた。
「ああぁぁぁん!されるがままのお姉さまもいいですが、この冷たい態度のお姉さまもいいですわあああああ!」
「……ちょっと待って黒子。されるがままって何?それにアンタ、やけにツヤツヤしてる気が……」
「ふっふっふ……お姉さま、『あちら』のお姉さまは無防備でしたのよ」
美琴であった少女は何となくわかってしまったが、とりあえず聞いておいた。
「それってどういうこと?」
黒子がこれ以上にないほど爽やかな笑みを浮かべる。
「……おいしくいただきましたの♪」
次の瞬間、少女の怒号と共に雷鳴が迸った。
938 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:34:21.15 ID:pQQVAq.0 [18/19]
「ハア…不幸だ…」
帰宅した上条は随分とやつれていた。
授業中は子萌先生によって追いかけっこは中止したものの、
放課後にはたっぷりと追いかけられたのだ。
「ただいま……」
「おかえり!ご飯にする?お風呂にする?そっ…それとも―――」
「あ、じゃあメシで」
「……ハア」
「なに残念がってんだ?」
「なんでもないわよ…」
いくら素直だろうと中学生に3択の3つ目は恥ずかしいらしい。
そして上条の鈍感っぷりも絶好調である。
「おおっ…こ、これはカレー!こんな豪華な食事は久しぶりだぜー!」
「アンタ…どれだけ貧しい生活してたのよ…」
「持ち前の不幸体質と某シスターの底のない胃袋がな…」
「ああ、なるほど…」
上条がうれしそうにカレーを食べ進める。
少女はそれだけで、かつてないほど幸せな気持ちになった。
「……ねえ、明日出かけない?」
少女の問いに誰も答えない。
上条はすでにカレーを完食し、床で眠り始めていた。
「まったく……まあいっか。後で言えばいいし」
そう言って少女は上条の頭を膝に乗せた。
「ふふっ…かわいい寝顔」
彼の寝顔を見ていると自分も眠くなってきたのか、少女の意識もまどろんでいく。
彼女は眠る前に一言だけつぶやいた。
「……ホント、幸せったらありゃしないわ」
939 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:36:34.98 ID:pQQVAq.0 [19/19]
これで終わり。
あ、タイトルはまんま「後日談」って感じで。
美琴だった少女の私服はロシア服の上着無しで脳内補完どうぞ
では失礼
「痛ってぇぇぇええええ!!」
上条当麻朝の第一声である。
彼にそう叫ばせたのは少し前まで居候していた某大食いシスターではない。
無論、魔術師攻撃でそうなったわけでもない。
「ハイハイさっさと顔洗ってくる!今日は学校あるんでしょ?」
エプロン装備でフライパンを構えた『元』御坂美琴である。
ちなみにテーブルには芸術品レベルに美しい彼女手作りの朝食が並んでいたりする。
「へえ…あの材料でこれだけ作れるのか。やっぱお前すげえよなー」
洗面所から戻った上条が料理を食べ進める。
その左頬にご飯粒が付いているのはご愛嬌だ。
「ふふーん。ほめても何も出ないわよ?それに私の分の奨学金が手に入ればもっと豪華になるわよー?」
ここで説明しておくと、彼女は『御坂美琴』ではなくなったが、レベル5であることに変わりはない。
彼女が学園都市に敵対すれば甚大な被害が出る。
そして『幻想殺し』を始めとする多くの人物が彼女に加担するだろう。
そうなってしまえば、学園都市など簡単につぶされてしまう。
そうならないために、統括理事会は彼女の権利はそのままに、義務を減らしたのだ。
説明しているうちに身支度が終ったらしく、上条が玄関に歩を進める。
「んじゃ、行ってくるなー」
「あ、ちょっと待って!」
上条が疑問に思っていると彼女の顔が近づいてくる。
ぺろり。
「―――ッ!?」
「ご飯粒ついてたわよ。……それじゃ、行ってらっしゃい」
「い、行ってきます……」
……今までと立場は逆転しているらしい。
上条は逃げるように高校に向かった。
936 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:33:16.51 ID:pQQVAq.0 [16/19]
「ふう…朝から嫌な予感がする…」
上条は今の状況を訝しんでいた。
鳥のフンは避けることができたし、野良犬に追われることもなかった。
それが不幸体質の上条にとっては不思議でならなかった。
「ふっふっふ…カミやん、その予感は的中やで~」
青髪ピアスがいやな笑顔で迫ってくる。
「カ~ミ~や~ん~……朝晩メシを作ってくれて、弁当も準備してくれる娘と同棲なんていい度胸だにゃ~?」
土御門と共にクラスの男子が迫ってくる。
「とりあえず貴様は制裁を受けるべきだわ」
「フラグ立てるだけじゃなく。回収するなんて。君はちょっと痛い目を見ないと」
吹寄と姫神にも見捨てられた。
彼は自分の代名詞となったあの言葉を叫ぶ。
「なんでみんな知ってるんだよ!ああもう不幸だぁぁぁあああああああああ!!!」
「「「「待てえええええ!!」」」」
死に物狂いの追いかけっこが始まる。
しかしここで一言。
「グスン…先生の授業はそんなにつまらないのですか…?」
それだけで、クラスの暴動はいとも簡単におさまった。
937 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:33:46.24 ID:pQQVAq.0 [17/19]
「うーん今夜はカレーにしよっかな…」
『御坂美琴』だった少女は街を歩いていた。
ちなみに常盤台は退学になってしまったので私服を着用している。
しかし短パンをはいているところは変わっていない。
「そういやアイツ何が好きなんだろ…朝のありあわせで作ったやつもおいしそうに食べてたけどな…」
ところで彼女がやけに素直であることに疑問を感じる人は居ないだろうか。
彼女が素直になった理由は至極単純である。
1つ目は、『超電磁砲』としての責任から解放され、余計なプライドが無くなったこと。
2つ目は、『彼』が他の誰でもなく、自分を守るため駆けつけてくれたこと。ただその2つだ。
それだけかと言われても、事実そうなのだから仕方無い。
「んーっ…明日は休日だし、デートにでも誘って―――」
「お姉さまぁぁぁぁあああああああ!!」
何か人型のものが飛んできたので反射的に避けた。
「ああぁぁぁん!されるがままのお姉さまもいいですが、この冷たい態度のお姉さまもいいですわあああああ!」
「……ちょっと待って黒子。されるがままって何?それにアンタ、やけにツヤツヤしてる気が……」
「ふっふっふ……お姉さま、『あちら』のお姉さまは無防備でしたのよ」
美琴であった少女は何となくわかってしまったが、とりあえず聞いておいた。
「それってどういうこと?」
黒子がこれ以上にないほど爽やかな笑みを浮かべる。
「……おいしくいただきましたの♪」
次の瞬間、少女の怒号と共に雷鳴が迸った。
938 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:34:21.15 ID:pQQVAq.0 [18/19]
「ハア…不幸だ…」
帰宅した上条は随分とやつれていた。
授業中は子萌先生によって追いかけっこは中止したものの、
放課後にはたっぷりと追いかけられたのだ。
「ただいま……」
「おかえり!ご飯にする?お風呂にする?そっ…それとも―――」
「あ、じゃあメシで」
「……ハア」
「なに残念がってんだ?」
「なんでもないわよ…」
いくら素直だろうと中学生に3択の3つ目は恥ずかしいらしい。
そして上条の鈍感っぷりも絶好調である。
「おおっ…こ、これはカレー!こんな豪華な食事は久しぶりだぜー!」
「アンタ…どれだけ貧しい生活してたのよ…」
「持ち前の不幸体質と某シスターの底のない胃袋がな…」
「ああ、なるほど…」
上条がうれしそうにカレーを食べ進める。
少女はそれだけで、かつてないほど幸せな気持ちになった。
「……ねえ、明日出かけない?」
少女の問いに誰も答えない。
上条はすでにカレーを完食し、床で眠り始めていた。
「まったく……まあいっか。後で言えばいいし」
そう言って少女は上条の頭を膝に乗せた。
「ふふっ…かわいい寝顔」
彼の寝顔を見ていると自分も眠くなってきたのか、少女の意識もまどろんでいく。
彼女は眠る前に一言だけつぶやいた。
「……ホント、幸せったらありゃしないわ」
939 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/05/24(月) 22:36:34.98 ID:pQQVAq.0 [19/19]
これで終わり。
あ、タイトルはまんま「後日談」って感じで。
美琴だった少女の私服はロシア服の上着無しで脳内補完どうぞ
では失礼
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