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とある魔法の悪魔使い

463 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 00:51:06.17 ID:B5TPptAo [1/12]
突然ですがウィザーズブレインと禁書のクロスオーバーって需要ある?
まだ書き終わってない&それなりに長くなりそうなんだけど、本スレに投下して許されるのって何レスくらいなんだろ

470 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:24:22.25 ID:B5TPptAo [2/12]
んー、どうすべきかな、とりあえず冒頭ちょっとだけ投下してみます

472 名前:とある魔法の悪魔使い[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:25:16.90 ID:B5TPptAo [3/12]
──転送システムの準備シーケンスを開始。

転送対象個体を周囲百キロより探査。

……成功。『アリス』の存在を確認。シーケンスを継続。

──エラー。『アリス』の識別に矛盾発生。二個体の『アリス』を同時に確認。整合性を要請。

………………エラー回避。目標両個体を共に『アリス』と認定。全プロセスの最終チェック。

……「同乗者」三名を確認。転送対象として設定。

──終了。

転送システム、起動。

──エラー。二個体の『アリス』の相対座標を誤差範囲内に修正要請。

………………エラー回避不能。転送シーケンスを中断。

……要請が解決次第、転送を再開。表層時間を停止して待機。

──サスペンドモードに移行。


473 名前:とある魔法の悪魔使い[saga] 投稿日:2010/05/18(火) 02:26:03.73 ID:B5TPptAo [4/12]
とあるビルの屋上に、サクラは倒れていた。

目を開いて最初に目に映ったのは、雲ひとつ無い、澄み渡った空。

ぼやける意識をかき集め、ゆっくりと覚醒して──

「!?」ガバッ

「空……太陽……?」

とある魔法士は、生まれて初めて、空を見た。



とある公園のベンチに、錬は寝かされていた。

目を開いて最初に目に映ったのは、雲ひとつ無い、澄み渡った空。

──ではなく。

「はぁ、いい加減に目を覚ましてくださいまし」

「……え?」

見知らぬ少女の、困り果てた顔だった。



──魔法と科学が交差する時、物語は始まる。

        ウィザーズ・ブレイン
『とある魔法の 悪 魔 使 い』


474 名前:とある魔法の悪魔使い[saga] 投稿日:2010/05/18(火) 02:27:05.32 ID:B5TPptAo [5/12]
不良A「ようお嬢ちゃん可愛いねぇ、お兄さんと遊ばない?」

サクラ「何だ、貴方たちは」

不良B「イイねぇ、そうやって怯える表情も一段と可愛いじゃねえの」

不良A「お前ロリコンだったのかよwww」

サクラ「怯えたつもりは無いが……何の用だ?」

上条「あー悪い悪い、こんなところにいたのかー、ほら行くぞー?」

サクラ「え?(誰だ?)」

不良AB「あ? なんだテメーは?」

上条「ほら、早くしないとかなみん始まっちゃうぞ?」グイッ

サクラ「いや、貴方も誰だ? かなみんとは何の事だ?」パシッ

不良A「おいィ! 明らかに知り合いでもなんでもねえじゃねえか!」

不良B「てめーに邪魔されたストレスのおかげで俺の寿命がマッハなんだが!?」

上条「うわぁい、すこしくらいは話合わせてくれたっていいんじゃないかなぁとか」

サクラ「話が見えないのだが」

不良AB「問答無用じゃボケー!!」

上条「くっ! いいぜ、お前らがその子を好き勝手にしようっていうなら……──」


475 名前:とある魔法の悪魔使い[saga] 投稿日:2010/05/18(火) 02:28:09.79 ID:B5TPptAo [6/12]
不良AB「ぐはあっ! お、おぼえてろよー!」ダバダバダー

上条「ふぅ、なんとか追い払えたか……おぜうさん、お怪我はありませんか?」

サクラ「無論だ。それで、貴方はどうしてケンカなどを始めたのだ?」

上条「ぬああ!? 報われないのはいつもの事だけど、それはさすがの上条さんも傷つきますよ!?」

サクラ「何か無礼があったのなら謝るが、何かおかしいところがあったのだろうか」

上条「はぁ、いや、まぁ無事なら良いんですよ、ええ……」シクシク

サクラ「その様子では良いという事はあるまい。納得行く説明を要求する」

上条(なにこの子めんどくさい)

上条「いやぁ、ああいう手合いに絡まれて困ってるんだと勘違いした上条さんがバカだったという、それだけの話ですよ」

サクラ「なるほど、つまり貴方は見当違いな状況判断とはいえ、私を助けようとしてくれたわけだな」

上条「そのド直球な物言いが上条さんのガラスのハートに突き刺さるっ!」

サクラ「なるほど、そう考えると確かに失礼な態度だった。申し訳ない。そして、改めて礼を言わせてくれ」

上条「へ? ああ、いや別に礼なんか……」

サクラ「そういうわけには……ああ、では失礼ついでに訪ねたい事があるのだが……」

476 名前:とある魔法の悪魔使い[saga] 投稿日:2010/05/18(火) 02:29:28.34 ID:B5TPptAo [7/12]
美琴「はぁ、アンタまた人助けでもしたわけ?」

上条「げーっ! ビリビリ!?」

美琴「私ビリビリじゃないって言ってるでしょうが!」ビリビリ

上条「だあああ! 早まるな御坂!」パシュン

サクラ(情報制御も無しに発電!? しかも打ち消した!?)

上条「その子に当たったらどうするんだよ、まったく」

サクラ(I-ブレインは正常……情報制御も──運動係数制御、起動。──……終了。……いや、知覚系に違和感?)

美琴「あ、アンタがビリビリ言うから悪いのよ!」

サクラ(情報制御の感知範囲が100mまで落ちている……しかし精度は変わらず。では先程の現象は一体……?)

美琴「で、今度は何に首を突っ込んだわけ?」

上条「首を突っ込んだとは失礼な! ただの勘違いですよ! ……済まん、今のは無しで」

サクラ「いや、勘違いには違いないが、私が困っていると思って助けてくれたのだ」

上条「ああ、そこは否定してくれないのね」

美琴「へえ。勘違いでそんなボロボロになるなんてアンタらしいわね」プークスクス

上条「ちょっとくらいは心配してくれてもよくねえ!?」

美琴「はっはーん、この学園都市のレベル5、第三位の御坂美琴を退けるような奴にする心配なんて無いわよ」

サクラ「ああそうだ、聞きたいことはそれだ。ここは一体どこなのだ?」

上琴「えっ」

477 名前:とある魔法の悪魔使い[saga] 投稿日:2010/05/18(火) 02:30:57.02 ID:B5TPptAo [8/12]
黒子「ようやくお目覚めですのね」

錬(日本語……? ──言語パターンを日本語に設定──完了)

錬「ええと、ここは、どこ?」

黒子「ここは第七学区のとある公園ですの」

錬「……第七学区?」

黒子「まだ呆けてらっしゃいますの?」

錬「いや、大丈夫。その、ここは……日本、なんだよね?」

黒子「……重症ですわね」

錬「待って、僕は真面目に」

佐天「しっらいさーん、さっきのイケメンは……おおー、目を覚ましたんですねっ」

錬「」


478 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:31:43.70 ID:B5TPptAo [9/12]
黒子「佐天さん、一応これも仕事なんですのよ?」

佐天「あっははー、固いこと言わない言わない。それで君、名前は? 年は?」

錬「え、と。天樹錬、14歳(本当は9歳だけど、まぁいいよね)……そういえば、君たちは?」

黒子「風紀委員第一七七支部所属、白井黒子ですの」

佐天「私は佐天涙子、柵川中学の1年生だよっ(ていうかこの顔で2つも年上なんだこの子……)」

黒子「貴方が立ち入り禁止の芝生保護区域に倒れていたので、ベンチまで運びましたの」

錬「……ごめん、どうも状況が把握できないんだけど……え?」ガタッ

黒子「どうかしましたの? 上に何か──きゃっ!?」

錬「空……太陽も……え? なに、これ……?」

黒子「……?」

佐天「ビビッと来ましたよ~、これは事件の香りがプンプンしますね!」

黒子「佐天さん、あまりふざけないでくださいまし」

錬「……夢じゃ、ないかぁ」ギューッ

佐天(うわ、夢じゃないか確かめる為に自分のほっぺをつねる人なんて初めて見た)

錬「……驚かないで聞いて欲しいんだけど」


479 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:32:14.67 ID:B5TPptAo [10/12]
錬「僕、目を覚ます直前は北極にいたんだ」

黒天「」

錬「そこで、戦争中に何かが起きて、光に飲み込まれて……気付いたらここに」

黒子「……病院に見せた方がよろしいかもしれませんわね」

錬「待って待って! 体にも以上は無いし、記憶の連続性もその一点以外は問題無いんだよ。
 これでも魔法士だから体調に異常があればすぐに分かるしさ」

佐天「魔法士と来ましたよ、こりゃ重症だね」

黒子「お話になりませんわね」

錬「え? 魔法士を知らないの?」

佐天「能力者ならこの街の特産だけど、魔法士なんて聞いた事無いよ?」

黒子「特産って、別に生産しているわけではないのですから……。
 とにかく、この学園都市にそんな胡散臭いものは存在しませんの」

錬「いやほら、こういう力を使う人間の事だよ」

錬(分子運動制御デーモン常駐──極小出力で「氷盾」を起動)キィン

黒子「あら、貴方は氷使いの能力者ですのね」

佐天「おおー、すごいすごい」

錬「え? ……じ、じゃあこれは?」

錬(仮想性身体制御デーモン「チューリング」常駐──「ゴーストハック」を起動)ニョキ

黒天「!?」

佐天「すごいよ白井さん! ベンチから手が生えたよ!」

黒子「佐天さん、驚く所が違いますの」

錬「えっと、信じてもらえたかな?」

黒子「多重能力者なんてものが本当に存在するとは思いませんでしたの」

錬「……あれ?」


480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:33:15.57 ID:B5TPptAo [11/12]
とりあえず冒頭(?)は以上で
おやすみなさい

481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:33:17.28 ID:RGxO/FAo [2/2]
いくつレスがあって今何レス分の何レス消化したかは名前欄にかかねーとダメよ?

482 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 02:52:20.12 ID:B5TPptAo [12/12]
>>481
すいません、不慣れで忘れていました、申し訳ありません
多分50レス↑はいくと思いますがとりあえず

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