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渚「うわぁ、朋也くんって包茎さんだったんですねー」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 11:55:12.92 ID:ovsuyOs00
渚「意外です、朋也くんのオチンチンってもっと大きいんだと思ってましたw」
朋也「ば、バカっ! 何言ってんだよクソ…」
渚「うふふ、朋也くん顔真っ赤です。
女の子みたいでかわいいですw」
朋也(死にてぇ…)
閲覧注意
渚「意外です、朋也くんのオチンチンってもっと大きいんだと思ってましたw」
朋也「ば、バカっ! 何言ってんだよクソ…」
渚「うふふ、朋也くん顔真っ赤です。
女の子みたいでかわいいですw」
朋也(死にてぇ…)
閲覧注意
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 11:59:54.64 ID:ovsuyOs00
渚「朋也くん、今度から私のことを子供扱いできないですね」
朋也「ああ… そうだな
…もう好きにしてくれ」
渚「えっ? 朋也くんちょっと素っ気ないです
朋也くんにリードしてもらいたいです」
朋也「おまえがリードしてくれよ…
年上なんだしさ」
渚「えっ…」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:06:58.10 ID:ovsuyOs00
渚「それは仕返しのつもりですか?
包茎の分際で偉そうですよ、朋也くん」
朋也「これ以上包茎って言葉を出さないでくれないか…」
朋也(ああ…昔の大人しかった渚はどこに行ってしまったんだ…)
渚「包茎、しかもそんな小チンじゃ気持ち良くなれそうもないです
朋也くんばっかり気持ち良くなるのはずるいです」
渚「でも、朋也くんが気持ち良くなれるのなら私は幸せです」ニコッ
朋也「…」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:18:43.72 ID:ovsuyOs00
渚「ちゅ、れろ……れろ……れろ……んぁ……あ、
はぁっ……ちゅちゅう……んちゅぅっ……ちゅぷるっ……」
朋也(なんだこれ、うますぎるだろ…)
朋也「渚…俺もうイキそう…」
渚「えっ…もう、ですか?
包茎で早漏だなんてしょうがないですね…
そんなオチンチンじゃ嫌われちゃいますよ?」
朋也(ためらいもなくオチンチンなんて言葉を使わない欲しいんだが…)
渚「フフッ、いいですよ♪
好きなところに出してくださいね」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:31:23.07 ID:ovsuyOs00
朋也「じゃあ…顔に出してもいいか?」
渚「はいっ!」
――――――――
朋也「ふぅ…」
渚「朋也くん…その…」
朋也(なんか急にいつもの渚に戻ったような)
渚「話したいことがあるんです」
朋也「ん?なんだ?」
渚「私…実は春原さんと付き合ってるんです!」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:40:45.96 ID:ovsuyOs00
朋也「えっ」
渚「ごめんなさい。私はもう朋也さんのものじゃないんです」
朋也「おい、ちょっと何言ってるんだよ…」
渚「今までずっといつ言おうか悩んでたんですけど…」
渚「今日のエッチのおかげで決心がついたんです」
渚「私、オチンチンが小さい男の人は好きじゃないんです、えへへ」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:48:56.80 ID:ovsuyOs00
渚「それでは岡崎さん。今までありがとうございました」
朋也「え、ちょm…」
朋也「嘘だっ!!!」
朋也「そんな、春原に彼女を奪われるなんて…あのバカ春原に…」
朋也「あの野郎のどこに惹かれたっていうんだよ…」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:55:17.16 ID:ovsuyOs00
――――――春原の部屋
朋也「おい、バカ春原」
春原「入ってくるなりバカ呼ばわりはないでしょうよ…」
杏「あ、朋也じゃん。 どしたの?」
朋也「どしたの、って…。
おまえこそ何で春原の部屋にいるんだよ?」
杏「いや、暇だから寄っただけなんだけど…」
春原「で、僕になんか用かい?
まぁ用がなくても来るのが岡崎なんだけどねwww」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:02:15.73 ID:ovsuyOs00
朋也「おい春原。今日は大事な話があるから来たんだよ。
悪いが杏は外で待っててくれないか」
杏「えー!何よそれ…。
あとから来たのにそれはないんじゃない?」
朋也「頼む」
春原「はははw まぁあの岡崎がこんなに真剣なんだからさ
言う事聞いてあげようよ、ね?」
杏「そうね… 陽平の言うことなら仕方ないわね
さっさと話、済ましちゃってよねー」
朋也(どうなってるんだ)
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:07:23.67 ID:ovsuyOs00
朋也「なんかおまえと杏、仲よすぎじゃね?」
春原「ん、そうかな?
まあ僕たちは昔から友達だしね、はははwwwww」
朋也「いや、お前のこと生ゴミ呼ばわりしてたし、
自分からおまえの部屋にするなんてありえないと思うんだがな」
春原「生ゴミとか本人の前で言うことじゃないですよね…」
春原「んで何… 大事な話っていうのは、渚のことかい?」
朋也「渚? おまえそんなふうに呼んでたっけ」
36 :部屋にするなんて→部屋にくるなんて:2010/05/18(火) 13:14:44.03 ID:ovsuyOs00
春原「まぁ、恋人同士ならそう呼んでもオカシクないんじゃない?
岡崎だってそう呼んでたじゃんwww」
朋也「恋人同士って… 他人の彼女を勝手に奪っておいて何をいいやがる!」
春原「奪うなんて人聞きの悪い…
渚が僕に惚れたんだよ」
朋也「そんなバカなことがあるか!
誰がおまえみたいな屑に…」
春原「おい、岡崎…
僕はいつおまえと縁を切っても構わないんだぜ?」
岡崎「な…」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:23:20.23 ID:ovsuyOs00
朋也「上等だ!」
朋也「人の彼女を奪うような奴と誰がつるむか」
春原「奪ったんじゃないっつってんだろ… 出てけよ!」
朋也「言われなくても出てってやるよ!」
―――――――――――――――
朋也(くっそ… なんでこうなってしまったんだよ)
杏「あっ、朋也。
…なにかあったの?」
朋也「別におまえには関係のないことだ」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:30:50.99 ID:ovsuyOs00
杏「関係なくないわよ…
あんたのヘコんでる顔なんて見たくないのよ」
朋也「何言ってんだ…
そんなの慰めにもならねぇよ」
杏「…大切なものを失いすぎて疲れてるのね」
朋也「えっ」
杏「私にはわかるのよ
でも、私はいなくなったりしないから…
その…」
朋也「杏…」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:38:33.29 ID:ovsuyOs00
朋也「おまえちょっと太ったよな」
杏「は!?」
朋也「いや、気のせいかな。きっと目の錯覚、うん、そ…ん?」
杏「朋也…
あんたの命も失わせてあげようか!?」
朋也「おまえが言うとシャレにならないからやめろ」
杏「もう信じられない… せっかく真面目な話をしてたのに」
朋也「お前にはそういうムードが似あわなかったんでな」
杏「何それ…」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:44:21.88 ID:ovsuyOs00
朋也「つーか、お前も春原に何か用があるんじゃないの?
何の理由もなくあいつの部屋に行ったりしないだろ?」
杏「えっ、あっ! アンタのせいで忘れるところだったじゃない!」
朋也「おまえバカだろ」
杏「んー?なんか聞こえたんだけど?」
朋也「気のせいだろ」
杏「まあいいわ。 じゃあね!
盗み聞きなんかしたらぶっ殺すわよ!」
朋也「なんのためらいもなく物騒なこと言うな」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:49:18.13 ID:ovsuyOs00
――――――――――――――
朋也(一瞬春原と杏がデキてるんだと思ったが)
朋也(俺の杞憂だったようだ)
朋也(何で俺はこんなにも安心してるんだろうか)
朋也(しかし、暇潰しの場所が無くなっちまったことは痛いな…)
朋也(家に帰って寝るか…)
智代「おーい!朋也ー!」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:58:55.94 ID:ovsuyOs00
朋也「ん、智代か」
智代「どうした。元気が無いようだが…」
朋也「やっぱりそう見られるのかね…
今日はちょっと運がないんだ」
智代「そうか…
まぁ人間なら誰だってそういう日に出くわすこともある」
朋也「ところでお前は買い物の帰りか?
荷物が多くて大変そうだが」
智代「ん、あぁ。 これは料理の材料だ」
朋也「料理?おまえ料理すんの?」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:02:29.17 ID:ovsuyOs00
智代「…なんか意外だ、と言いたげだな」
朋也「まぁ実際そう思ってるしな」
智代「失礼な奴だな…
これでも旨いと評判なんだぞ!」
朋也「へー、誰かに食べさせたりしてるの」
智代「え、ああ、一応な…」
朋也「? ふーん」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:12:09.26 ID:ovsuyOs00
智代「お前にも食べさせてあげたいところだが…
今日はちょっとムリなんだ」
朋也「そうなのか」
智代「ああ、悪いな。
また機会があったら」
朋也「おう。楽しみにしてる」
智代「そう言ってくれると嬉しい」ニコッ
―――――――――――
朋也(うーん、智代の手料理ねぇ)
朋也(食べてみたかった気もする)
朋也(誰か男に作ってやったりするのか)
朋也(まぁあいつに彼氏なんていそうにないな…結構可愛いと思うが)
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:21:19.11 ID:ovsuyOs00
朋也「今日は色々とあったな…」
朋也「寝るか…」
―――――――――――――――――――
その頃、春原の部屋...
美佐枝「おーい!春原ー!妹さんから電話―――
って、いない…」
『兄はいないんですか?』
美佐枝「ごめんね~、そうなのよ
全くあいつは何処に行ったのやら」
『そんなあ… あさって行ってもいいか聞きたかったのに…』
美佐枝「あら、こっちに来るの?
いらっしゃいな!きっとアンタのお兄ちゃんも待ってるよ」
『そうですかね… じゃあ明後日兄の様子を見に来ていいんですね?』
美佐枝「もちろん!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:29:57.49 ID:ovsuyOs00
次の日...
朋也(また昼休みに登校したわけだが)
ざわざわ
朋也(なんか教室が騒がしいんだけど…)
ガラッ
生徒A「春原、おまえすげぇよ!」
生徒B「どんな魔法使ったんだ?」
春原「いやぁwww魔法だなんてwwwそんなwww
生まれ持った素質っつーやつだよwww」
朋也(ああ、そうか…)
朋也(こいつ、渚と付き合ってるんだったな)
朋也(認めたくないが…)
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:34:09.83 ID:ovsuyOs00
春原「おー!岡崎ー!
今日も遅刻だなんてさすがっす先輩www」
朋也「…お前とはもう縁を切ったハズだ」
春原「何言ってんだよ! 僕たちは親友じゃないか!」
朋也「なんかいいことでもあったのか」
春原「ん、まあね。
明後日の祝日、田舎から妹が来るんだよ!」
朋也「妹って誰の」
春原「僕の!」
朋也「なん…だと…
お前に妹なんているのか?!」
春原「そこまで驚くこと無いと思いますよ…」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:41:13.57 ID:ovsuyOs00
朋也「お前は妹が大好きなのか…」
春原「うん!」
朋也(こんなロリコンに渚を奪われたと思うと…)
春原「まぁ、嬉しいのはそれだけじゃないんですけどね!」
朋也「どうせ彼女と仲良くやってんだろ…
はぁ…」
春原「うん!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:48:29.42 ID:ovsuyOs00
渚「陽平さん♪」
春原「お、渚あああああああああああ!
待ってたよおおおおおおおおお」
渚「遅れてしまってごめんなさいです。
ちょっと係の仕事がありまして…」
春原「ううん、全然いいよ!
さ、一緒にお弁当食べに行こうか!」
渚「はいっ! 私、春原さんのためにお弁当作ってきたんです!
お母さんにも少し手伝ってもらいましたけど、えへへ」
朋也「渚…」
渚「あ、岡崎さんもいらしたんですね。こんにちは」
春原「こんな奴ほっといていこうか、渚
はやく二人きりになりたいんだよ」
渚「そんな…恥ずかしいです///」
朋也(ふざけやがって…)
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:01:04.75 ID:ovsuyOs00
朋也(俺だって渚の手料理なんて食べた事ないのに…)
杏「あっれー?朋也ひとり?
あのバカと一緒じゃないの?」
朋也「杏か… 何の用だよ」
杏「いや、私は椋と一緒にお弁当を食べるだけよ
なにか勘違いしてない?」
朋也「別にしてねぇけど」
椋「あ、あの… もしよかったら岡崎さんも一緒に食べませんか?」
杏「! 椋が自分から誘うなんて珍しいじゃない!
こりゃアンタは断れないわね」
朋也「お前と二人きりってのがイヤなだけなんじゃねーの」
杏「あんた、次言ったら死んでもらうから」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:08:22.83 ID:ovsuyOs00
もぐもぐ
朋也「そういえば、委員長とこうやってメシ食うのは初めてだよな」
椋「は、はい… 男の人と机をくっつけてご飯を食べるのは初めてなんです」
杏「ってことは処女確定ですな」
朋也「おまえは発想がオッサン臭いんだよ」
朋也「でも委員長、気になっている男くらいはいるんじゃないのか?」
椋「は、はい… 実はこのクラスに…」
杏「え、いるの!? 誰!誰!?」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:15:22.57 ID:ovsuyOs00
椋「実は私…春原さんのことが好きなんです!!!!!!」
朋也「」
杏「」
ざわ… ざわ…
朋也(こんな…こんなことってないよ…)
杏「あ、あんな奴の何処が好きなのよ!?」
椋「え、えーと…全部です
しいて言えば…」
椋「オチンチンが大きいところ…です///」
朋也「ぶっ!!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:22:40.92 ID:ovsuyOs00
朋也(なにこれデジャヴ)
杏「ちょっとね! わたしだって小さいのは嫌だけど、
いくらなんでも…その、ア、アソコの大きさで男を選ぶことはないでしょう!」
杏「ていうか、なんであんたがそんな事知ってるのよ…」
椋「えっ、お姉ちゃんはわからないんですか?
あのお方の逞しさを…」
杏「し、しらないわよ!
椋がこんな娘だったなんて…」
朋也「…」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:31:48.30 ID:ovsuyOs00
朋也「でもさ、あいつ、春原には彼女がいるんだよ…」
杏「えっ」
椋「そ、それは本当なんですかっ!?」
朋也(あんなに騒ぎになってたじゃないか)
杏「ちょっとそれどういうことよ」
朋也「何でお前まで突っかかるんだよ」
杏「いいから教えなさいよ!」
朋也「あんまり言いたくないんだがな…
実は昨日お前に会う前に渚…古河に告げられたんだよ
『自分は春原と付き合ってる』ってさ」
椋「渚ちゃんが…」
杏「嘘…
じゃあなんで…」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:46:24.70 ID:ovsuyOs00
椋「お姉ちゃん…?」
杏「許せない…」
朋也「あ?」
杏「ちょっと朋也! さっさとあのバカ金髪のところに連れていきなさい!」
朋也「え、ちょ」
椋「お姉ちゃん!」
朋也「予想だけど、中庭にいるんじゃないか?」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:55:45.02 ID:ovsuyOs00
杏「中庭ね!行くわよ朋也!」
朋也「俺もかよ!」
椋「わ、私は…」
春原「あれ?みんなで仲良く何処に行くの?」
杏「中庭よ!暇ならアンタもついてk…」
朋也「ってお前… 渚と一緒じゃなかったのか!」
春原「ん、まぁね
ちょっと僕用事があるんだ」
朋也「用事…?」
杏「あんたねぇ
一体何の真似よ!」
春原「え? 僕なんかしたっけ?」
杏「とぼけるなあああああああ!!!!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:04:22.82 ID:ovsuyOs00
春原「ああ、思い出した」
春原「でもさぁ… 杏、僕のチンコおいしそうに咥えてたよねw
僕に彼女がいても、気持ちよかったんならそれでいいじゃん」
朋也「えっ」
杏「…」
椋「お姉ちゃんも…そんな…」
春原「いやー、モテる男って大変だよねー」
朋也(嘘だろ…)
春原「でも何でバレたんだろ。 僕に彼女がいるって」
春原「あー…なるほどね」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:15:14.84 ID:ovsuyOs00
朋也「おい、渚を返せよ…」
春原「あー、それは無理なんだよねぇ。
渚ちゃんが一番エッチは上手いし…」
春原「岡崎、お前に絶望を与えるにはこれが一番手っ取り早いんだよ」
岡崎「…は?」
春原「前から思ってたんだよ。
お前の周りばかり女が集まりやがって…」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:21:22.28 ID:ovsuyOs00
春原「だからさ、そいつらを全員僕の虜にしようとしたわけ」
春原「そしたらさwww なんかうまくいっちゃって、
今や渚ちゃんは僕無しでは生きて行けなくなってるじゃないかなw」
朋也「…やめろ」
春原「あー、ちなみにわかってると思うけど、
お前が邪魔しなければ、そこにいる藤林姉妹も僕の…ぎゃふっ!」
椋「おねーちゃん…」
杏「渚ちゃんを朋也に返しなさい…
じゃないとマジで殺すわよ」
92 :>>90 すまん:2010/05/18(火) 16:28:16.49 ID:ovsuyOs00
春原「なんだよ… 渚ちゃんがそんなこと望んでる訳ないじゃん」
杏「アンタみたいな非道な奴と一緒にいるよりも、
朋也といたほうが幸せになれるに決まってるじゃない!」
春原「へっ…
僕のチンコを喜んでしゃぶってたやつが言っても説得力ないんですけど」
杏「なっ…」
朋也「杏、もうやめろ!
渚はもう戻ってこないんだから」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:37:39.54 ID:ovsuyOs00
――――――――昼休み終了後、5限目
朋也(春原の奴、授業も出ずに何処に行ったんだ…)
教師「岡崎」
岡崎「はい?」
教師「春原の奴を探してきてくれないか。
お前ならどこにいるかわかりそうだからな」
朋也「はあ、わかりました」
朋也(どこか適当な教室で寝るか…)
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:46:00.56 ID:ovsuyOs00
朋也「資料室…?」
朋也「この学校に資料室なんてあったのか」
ガチャッ
有紀寧「あら、いらっしゃいませー」
朋也「えっ」
有紀寧「あ、初めての方ですね。
私、2年の宮沢有紀寧と申します」
朋也「はぁ、どうも
岡崎っす」
有紀寧「岡崎さんですね。よろしくお願いします」
朋也「どうやらサボり仲間ができちまったようだな」
有紀寧「クスッ、そうですね」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:51:34.97 ID:ovsuyOs00
―――――――――
朋也「お前はいつも此処にいるのか?」
有紀寧「はい、ここで本を読んでますね」
朋也「本?」
有紀寧「はい、ここには没収されてしまった本などが置いてあったりするんです。
さしずめ第二の図書館といったところでしょうか」
朋也「へぇ…」
有紀寧「岡崎さんは、授業をサボってるときは何をなさってるんですか?」
朋也「え、いや、俺は授業中は寝てるからな…
実は人探しを頼まれてるんだ」
有紀寧「そうですか…」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:56:28.30 ID:ovsuyOs00
朋也「ここに金髪頭の奴来なかったか?」
有紀寧「いえ、来てませんが…」
有紀寧「それって、もしかして春原さんのことでしょうか?」
朋也「! 春原を知っているのか?」
有紀寧「はい。
この学校で金髪なんて珍しいのでよく覚えています。
3日ほど前にこちらにいらっしゃったんです。
それっきり来てませんが…」
朋也「そ、そのとき何かされなかったか?」
有紀寧「いえ何も…
本を1冊借りられただけです」
朋也「そうか、よかった…」
朋也(あいつが借りる本っていったら、どうせエッチな本とかだろうな)
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:03:13.71 ID:ovsuyOs00
キーンコーンカーンコーン
有紀寧「あ、チャイムがなりましたね」
朋也「そうだな… いい暇つぶしになったよ。
ありがとう」
有紀寧「いえいえ」
有紀寧「もしよかったら、その…また来てくれますか?」
朋也「あ、ああ…」
―――――――――――――――
朋也(なんであの娘は授業をサボってまであんな所にいたのだろう)
智代「あ、岡崎ー!」
朋也「ん、智代か」
智代「あえてよかった。
探したんだぞ」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:06:45.96 ID:ovsuyOs00
朋也「別に探されるようなことをした覚えはないが…」
智代「なんだその言い方は。
まるで私がお前を叱るために探してたように聞こえるじゃないか」
朋也「そんなこと言ってないが
で、なんの用だ」
智代「ああ、これを食べて欲しいんだ」
朋也「これは…クッキー?」
智代「ああ、手作りなんだ。
ちょっと感想を聞かせてくれないか」
朋也「あ、ああ…」
もぐもぐ
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:12:59.82 ID:ovsuyOs00
朋也「普通にうまいじゃないか」
智代「ほんとか!?
お世辞とかはいらないぞ?」
朋也「おれは嘘はつかないからな」
智代「そうだったな。
嘘をつかないのがお前の良さだよな」
朋也「しかし智代って料理うまかったんだな…」
智代「ああ、料理には少し自信がある
そのクッキーだってお前に食べてもらうために作ったんだからな」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:20:23.25 ID:ovsuyOs00
朋也「え…そうなのか?」
智代「ああ…朋也、真剣に聞いてくれるか?」
朋也「なんだ」
智代「その…私と付き合ってくれないか?」
朋也「えっ…」
智代「わ、私は真剣なんだ!
嫌ならキッパリと断ってくれてもいいんだぞ!」
朋也「別にいやではないが… 少し時間をくれないか?
こういうのは即断で決めていいものじゃないと思うからさ」
智代「そうか… そうだよな
わかった、私待ってるよ」
朋也「すまない
智代は…何処にも行かないよな?」
智代「? ああ、もちろんだ」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:32:53.50 ID:ovsuyOs00
智代「じゃあ、そろそろ6限目が始まるから」
朋也「ああ、俺も戻らなきゃな」
――――――――――――――――――――――
教室
春原「何処行ってたんだよ岡崎」
朋也「…」
春原「ははは、もう口も聞いてもらえないか」
朋也(当然だ)
春原「あのさー、僕渚ちゃんと別れたんだ」
朋也「は?」
春原「いや、厳密に言うと、フラれちゃったんだ」
春原「遊びすぎちゃってたのがバレちゃったみたい」
春原「ははは、バカだよ僕は」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:39:46.57 ID:ovsuyOs00
朋也「で?」
朋也「そんな見え透いた嘘つくなよ。
急にバレる訳ないだろ」
春原「ちっ、やっぱり岡崎は賢いね。
そうだよ、今でも僕は渚ちゃんとラブラブだよ
ああいう嘘でもつかない限り口を聞いてくれそうになかったからさ」
朋也「そんなに俺と話したいのかよ、気持ち悪い奴だな」
春原「頼みがあるんだよ」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:49:31.56 ID:ovsuyOs00
朋也「どの面下げて頼みごとなんてするんだ」
春原「今まで俺がしてきたことについては謝る
だから、な?この通り」
朋也「はあ。 まぁ、頼みくらいは聞いてやるよ
言っておくが承諾するとは限らない
というか承諾する確率は限りなく低いことを忘れるな」
春原「なに、簡単なことよ。
あさってぼくの妹が来るって言ってたろ?
その時にさー、お前にも来て欲しいんだよ」
朋也「なんか企んでるだろ」
春原「なんで疑うんだよ。
いくら僕でも実の妹の前ではしたない事はしないよ
な、頼むよ」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:54:47.17 ID:ovsuyOs00
朋也「考えておく。まあ期待するな」
春原「さすがですアニキ!」
朋也「ところでお前、5限目にいなかったようだが」
春原「ああ、図書室に行ってたんだ」
朋也「図書室? 何でお前が」
春原「読書以外に何があるんだよ
あそこには確かいつも一ノ瀬ことみがいるが、
あいにくタイプじゃないんでね」
朋也「読書ねぇ」
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:06:24.59 ID:ovsuyOs00
――――――――――放課後
朋也(暇潰しになる場所は…)
朋也(資料室にいってみるか)
ガチャッ
朋也「ちーっす」
有紀寧「あ、岡崎さん。
また来てくれたんですね」
朋也「暇人なんでな
おまえはあれからずっといるの?」
有紀寧「そうですねー」
朋也「授業に出なくていいのか?」
有紀寧「…待ってるんです」
朋也「誰を」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:08:16.78 ID:ovsuyOs00
ガラッ
春原「ち~っす! ゆきねぇひさしぶり!!」
有紀寧「春原さん、お待ちしておりました」
朋也「えっ」
春原「ありがとねー、この本!
最高だったよ!」
有紀寧「それはよかったです」
春原「じゃあ僕は彼女が待ってるんで!ばいばい!」
有紀寧「さようなら」
朋也「…」
朋也(あいつは終始俺に気づかなかったようだが)
朋也「待ってたって…あいつを?」
有紀寧「いえ… 私が待っていたのはこの本です」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:18:24.60 ID:ovsuyOs00
朋也「何これ」
有紀寧「『おまじないの本』です」
有紀寧「…しかしこの本は強力すぎるのです」
朋也「よく意味がわからないんだけど」
有紀寧「3日前の放課後、春原さんがここにいらしたんです」
有紀寧「その時に私が見せたのがこの『おまじないの本』でした」
有紀寧「この本には金運アップのおまじない、健康運アップのおまじないなど色々載ってるんですが」
有紀寧「春原さんが選んだのは『恋愛運アップのおまじない』です」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:29:26.12 ID:ovsuyOs00
朋也「別におまじないがよく効くのは悪いことじゃないと思うんだが」
有紀寧「いや、ここに書かれてるおまじないを使うと大変なことになるんです」
朋也「…というと」
有紀寧「そのおまじないを使うと死んでしまうんです」
朋也「デスノートかよ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
朋也「…というお話を創立者祭でやったらどうだろう」
渚「ダメですよ!こんなエッチなお話は!」
朋也「はっはっは、渚でも一応これくらいはわかるんだな」
渚「いつまでも子供扱いしないでください!」
おっさん「おーい、ふたりともー。
野球してくるから、店番頼むわ」
渚「はーい♪」
完 ご清聴ありがとうございました
渚「朋也くん、今度から私のことを子供扱いできないですね」
朋也「ああ… そうだな
…もう好きにしてくれ」
渚「えっ? 朋也くんちょっと素っ気ないです
朋也くんにリードしてもらいたいです」
朋也「おまえがリードしてくれよ…
年上なんだしさ」
渚「えっ…」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:06:58.10 ID:ovsuyOs00
渚「それは仕返しのつもりですか?
包茎の分際で偉そうですよ、朋也くん」
朋也「これ以上包茎って言葉を出さないでくれないか…」
朋也(ああ…昔の大人しかった渚はどこに行ってしまったんだ…)
渚「包茎、しかもそんな小チンじゃ気持ち良くなれそうもないです
朋也くんばっかり気持ち良くなるのはずるいです」
渚「でも、朋也くんが気持ち良くなれるのなら私は幸せです」ニコッ
朋也「…」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:18:43.72 ID:ovsuyOs00
渚「ちゅ、れろ……れろ……れろ……んぁ……あ、
はぁっ……ちゅちゅう……んちゅぅっ……ちゅぷるっ……」
朋也(なんだこれ、うますぎるだろ…)
朋也「渚…俺もうイキそう…」
渚「えっ…もう、ですか?
包茎で早漏だなんてしょうがないですね…
そんなオチンチンじゃ嫌われちゃいますよ?」
朋也(ためらいもなくオチンチンなんて言葉を使わない欲しいんだが…)
渚「フフッ、いいですよ♪
好きなところに出してくださいね」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:31:23.07 ID:ovsuyOs00
朋也「じゃあ…顔に出してもいいか?」
渚「はいっ!」
――――――――
朋也「ふぅ…」
渚「朋也くん…その…」
朋也(なんか急にいつもの渚に戻ったような)
渚「話したいことがあるんです」
朋也「ん?なんだ?」
渚「私…実は春原さんと付き合ってるんです!」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:40:45.96 ID:ovsuyOs00
朋也「えっ」
渚「ごめんなさい。私はもう朋也さんのものじゃないんです」
朋也「おい、ちょっと何言ってるんだよ…」
渚「今までずっといつ言おうか悩んでたんですけど…」
渚「今日のエッチのおかげで決心がついたんです」
渚「私、オチンチンが小さい男の人は好きじゃないんです、えへへ」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:48:56.80 ID:ovsuyOs00
渚「それでは岡崎さん。今までありがとうございました」
朋也「え、ちょm…」
朋也「嘘だっ!!!」
朋也「そんな、春原に彼女を奪われるなんて…あのバカ春原に…」
朋也「あの野郎のどこに惹かれたっていうんだよ…」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 12:55:17.16 ID:ovsuyOs00
――――――春原の部屋
朋也「おい、バカ春原」
春原「入ってくるなりバカ呼ばわりはないでしょうよ…」
杏「あ、朋也じゃん。 どしたの?」
朋也「どしたの、って…。
おまえこそ何で春原の部屋にいるんだよ?」
杏「いや、暇だから寄っただけなんだけど…」
春原「で、僕になんか用かい?
まぁ用がなくても来るのが岡崎なんだけどねwww」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:02:15.73 ID:ovsuyOs00
朋也「おい春原。今日は大事な話があるから来たんだよ。
悪いが杏は外で待っててくれないか」
杏「えー!何よそれ…。
あとから来たのにそれはないんじゃない?」
朋也「頼む」
春原「はははw まぁあの岡崎がこんなに真剣なんだからさ
言う事聞いてあげようよ、ね?」
杏「そうね… 陽平の言うことなら仕方ないわね
さっさと話、済ましちゃってよねー」
朋也(どうなってるんだ)
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:07:23.67 ID:ovsuyOs00
朋也「なんかおまえと杏、仲よすぎじゃね?」
春原「ん、そうかな?
まあ僕たちは昔から友達だしね、はははwwwww」
朋也「いや、お前のこと生ゴミ呼ばわりしてたし、
自分からおまえの部屋にするなんてありえないと思うんだがな」
春原「生ゴミとか本人の前で言うことじゃないですよね…」
春原「んで何… 大事な話っていうのは、渚のことかい?」
朋也「渚? おまえそんなふうに呼んでたっけ」
36 :部屋にするなんて→部屋にくるなんて:2010/05/18(火) 13:14:44.03 ID:ovsuyOs00
春原「まぁ、恋人同士ならそう呼んでもオカシクないんじゃない?
岡崎だってそう呼んでたじゃんwww」
朋也「恋人同士って… 他人の彼女を勝手に奪っておいて何をいいやがる!」
春原「奪うなんて人聞きの悪い…
渚が僕に惚れたんだよ」
朋也「そんなバカなことがあるか!
誰がおまえみたいな屑に…」
春原「おい、岡崎…
僕はいつおまえと縁を切っても構わないんだぜ?」
岡崎「な…」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:23:20.23 ID:ovsuyOs00
朋也「上等だ!」
朋也「人の彼女を奪うような奴と誰がつるむか」
春原「奪ったんじゃないっつってんだろ… 出てけよ!」
朋也「言われなくても出てってやるよ!」
―――――――――――――――
朋也(くっそ… なんでこうなってしまったんだよ)
杏「あっ、朋也。
…なにかあったの?」
朋也「別におまえには関係のないことだ」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:30:50.99 ID:ovsuyOs00
杏「関係なくないわよ…
あんたのヘコんでる顔なんて見たくないのよ」
朋也「何言ってんだ…
そんなの慰めにもならねぇよ」
杏「…大切なものを失いすぎて疲れてるのね」
朋也「えっ」
杏「私にはわかるのよ
でも、私はいなくなったりしないから…
その…」
朋也「杏…」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:38:33.29 ID:ovsuyOs00
朋也「おまえちょっと太ったよな」
杏「は!?」
朋也「いや、気のせいかな。きっと目の錯覚、うん、そ…ん?」
杏「朋也…
あんたの命も失わせてあげようか!?」
朋也「おまえが言うとシャレにならないからやめろ」
杏「もう信じられない… せっかく真面目な話をしてたのに」
朋也「お前にはそういうムードが似あわなかったんでな」
杏「何それ…」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:44:21.88 ID:ovsuyOs00
朋也「つーか、お前も春原に何か用があるんじゃないの?
何の理由もなくあいつの部屋に行ったりしないだろ?」
杏「えっ、あっ! アンタのせいで忘れるところだったじゃない!」
朋也「おまえバカだろ」
杏「んー?なんか聞こえたんだけど?」
朋也「気のせいだろ」
杏「まあいいわ。 じゃあね!
盗み聞きなんかしたらぶっ殺すわよ!」
朋也「なんのためらいもなく物騒なこと言うな」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:49:18.13 ID:ovsuyOs00
――――――――――――――
朋也(一瞬春原と杏がデキてるんだと思ったが)
朋也(俺の杞憂だったようだ)
朋也(何で俺はこんなにも安心してるんだろうか)
朋也(しかし、暇潰しの場所が無くなっちまったことは痛いな…)
朋也(家に帰って寝るか…)
智代「おーい!朋也ー!」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 13:58:55.94 ID:ovsuyOs00
朋也「ん、智代か」
智代「どうした。元気が無いようだが…」
朋也「やっぱりそう見られるのかね…
今日はちょっと運がないんだ」
智代「そうか…
まぁ人間なら誰だってそういう日に出くわすこともある」
朋也「ところでお前は買い物の帰りか?
荷物が多くて大変そうだが」
智代「ん、あぁ。 これは料理の材料だ」
朋也「料理?おまえ料理すんの?」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:02:29.17 ID:ovsuyOs00
智代「…なんか意外だ、と言いたげだな」
朋也「まぁ実際そう思ってるしな」
智代「失礼な奴だな…
これでも旨いと評判なんだぞ!」
朋也「へー、誰かに食べさせたりしてるの」
智代「え、ああ、一応な…」
朋也「? ふーん」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:12:09.26 ID:ovsuyOs00
智代「お前にも食べさせてあげたいところだが…
今日はちょっとムリなんだ」
朋也「そうなのか」
智代「ああ、悪いな。
また機会があったら」
朋也「おう。楽しみにしてる」
智代「そう言ってくれると嬉しい」ニコッ
―――――――――――
朋也(うーん、智代の手料理ねぇ)
朋也(食べてみたかった気もする)
朋也(誰か男に作ってやったりするのか)
朋也(まぁあいつに彼氏なんていそうにないな…結構可愛いと思うが)
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:21:19.11 ID:ovsuyOs00
朋也「今日は色々とあったな…」
朋也「寝るか…」
―――――――――――――――――――
その頃、春原の部屋...
美佐枝「おーい!春原ー!妹さんから電話―――
って、いない…」
『兄はいないんですか?』
美佐枝「ごめんね~、そうなのよ
全くあいつは何処に行ったのやら」
『そんなあ… あさって行ってもいいか聞きたかったのに…』
美佐枝「あら、こっちに来るの?
いらっしゃいな!きっとアンタのお兄ちゃんも待ってるよ」
『そうですかね… じゃあ明後日兄の様子を見に来ていいんですね?』
美佐枝「もちろん!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:29:57.49 ID:ovsuyOs00
次の日...
朋也(また昼休みに登校したわけだが)
ざわざわ
朋也(なんか教室が騒がしいんだけど…)
ガラッ
生徒A「春原、おまえすげぇよ!」
生徒B「どんな魔法使ったんだ?」
春原「いやぁwww魔法だなんてwwwそんなwww
生まれ持った素質っつーやつだよwww」
朋也(ああ、そうか…)
朋也(こいつ、渚と付き合ってるんだったな)
朋也(認めたくないが…)
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:34:09.83 ID:ovsuyOs00
春原「おー!岡崎ー!
今日も遅刻だなんてさすがっす先輩www」
朋也「…お前とはもう縁を切ったハズだ」
春原「何言ってんだよ! 僕たちは親友じゃないか!」
朋也「なんかいいことでもあったのか」
春原「ん、まあね。
明後日の祝日、田舎から妹が来るんだよ!」
朋也「妹って誰の」
春原「僕の!」
朋也「なん…だと…
お前に妹なんているのか?!」
春原「そこまで驚くこと無いと思いますよ…」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:41:13.57 ID:ovsuyOs00
朋也「お前は妹が大好きなのか…」
春原「うん!」
朋也(こんなロリコンに渚を奪われたと思うと…)
春原「まぁ、嬉しいのはそれだけじゃないんですけどね!」
朋也「どうせ彼女と仲良くやってんだろ…
はぁ…」
春原「うん!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 14:48:29.42 ID:ovsuyOs00
渚「陽平さん♪」
春原「お、渚あああああああああああ!
待ってたよおおおおおおおおお」
渚「遅れてしまってごめんなさいです。
ちょっと係の仕事がありまして…」
春原「ううん、全然いいよ!
さ、一緒にお弁当食べに行こうか!」
渚「はいっ! 私、春原さんのためにお弁当作ってきたんです!
お母さんにも少し手伝ってもらいましたけど、えへへ」
朋也「渚…」
渚「あ、岡崎さんもいらしたんですね。こんにちは」
春原「こんな奴ほっといていこうか、渚
はやく二人きりになりたいんだよ」
渚「そんな…恥ずかしいです///」
朋也(ふざけやがって…)
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:01:04.75 ID:ovsuyOs00
朋也(俺だって渚の手料理なんて食べた事ないのに…)
杏「あっれー?朋也ひとり?
あのバカと一緒じゃないの?」
朋也「杏か… 何の用だよ」
杏「いや、私は椋と一緒にお弁当を食べるだけよ
なにか勘違いしてない?」
朋也「別にしてねぇけど」
椋「あ、あの… もしよかったら岡崎さんも一緒に食べませんか?」
杏「! 椋が自分から誘うなんて珍しいじゃない!
こりゃアンタは断れないわね」
朋也「お前と二人きりってのがイヤなだけなんじゃねーの」
杏「あんた、次言ったら死んでもらうから」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:08:22.83 ID:ovsuyOs00
もぐもぐ
朋也「そういえば、委員長とこうやってメシ食うのは初めてだよな」
椋「は、はい… 男の人と机をくっつけてご飯を食べるのは初めてなんです」
杏「ってことは処女確定ですな」
朋也「おまえは発想がオッサン臭いんだよ」
朋也「でも委員長、気になっている男くらいはいるんじゃないのか?」
椋「は、はい… 実はこのクラスに…」
杏「え、いるの!? 誰!誰!?」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:15:22.57 ID:ovsuyOs00
椋「実は私…春原さんのことが好きなんです!!!!!!」
朋也「」
杏「」
ざわ… ざわ…
朋也(こんな…こんなことってないよ…)
杏「あ、あんな奴の何処が好きなのよ!?」
椋「え、えーと…全部です
しいて言えば…」
椋「オチンチンが大きいところ…です///」
朋也「ぶっ!!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:22:40.92 ID:ovsuyOs00
朋也(なにこれデジャヴ)
杏「ちょっとね! わたしだって小さいのは嫌だけど、
いくらなんでも…その、ア、アソコの大きさで男を選ぶことはないでしょう!」
杏「ていうか、なんであんたがそんな事知ってるのよ…」
椋「えっ、お姉ちゃんはわからないんですか?
あのお方の逞しさを…」
杏「し、しらないわよ!
椋がこんな娘だったなんて…」
朋也「…」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:31:48.30 ID:ovsuyOs00
朋也「でもさ、あいつ、春原には彼女がいるんだよ…」
杏「えっ」
椋「そ、それは本当なんですかっ!?」
朋也(あんなに騒ぎになってたじゃないか)
杏「ちょっとそれどういうことよ」
朋也「何でお前まで突っかかるんだよ」
杏「いいから教えなさいよ!」
朋也「あんまり言いたくないんだがな…
実は昨日お前に会う前に渚…古河に告げられたんだよ
『自分は春原と付き合ってる』ってさ」
椋「渚ちゃんが…」
杏「嘘…
じゃあなんで…」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:46:24.70 ID:ovsuyOs00
椋「お姉ちゃん…?」
杏「許せない…」
朋也「あ?」
杏「ちょっと朋也! さっさとあのバカ金髪のところに連れていきなさい!」
朋也「え、ちょ」
椋「お姉ちゃん!」
朋也「予想だけど、中庭にいるんじゃないか?」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 15:55:45.02 ID:ovsuyOs00
杏「中庭ね!行くわよ朋也!」
朋也「俺もかよ!」
椋「わ、私は…」
春原「あれ?みんなで仲良く何処に行くの?」
杏「中庭よ!暇ならアンタもついてk…」
朋也「ってお前… 渚と一緒じゃなかったのか!」
春原「ん、まぁね
ちょっと僕用事があるんだ」
朋也「用事…?」
杏「あんたねぇ
一体何の真似よ!」
春原「え? 僕なんかしたっけ?」
杏「とぼけるなあああああああ!!!!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:04:22.82 ID:ovsuyOs00
春原「ああ、思い出した」
春原「でもさぁ… 杏、僕のチンコおいしそうに咥えてたよねw
僕に彼女がいても、気持ちよかったんならそれでいいじゃん」
朋也「えっ」
杏「…」
椋「お姉ちゃんも…そんな…」
春原「いやー、モテる男って大変だよねー」
朋也(嘘だろ…)
春原「でも何でバレたんだろ。 僕に彼女がいるって」
春原「あー…なるほどね」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:15:14.84 ID:ovsuyOs00
朋也「おい、渚を返せよ…」
春原「あー、それは無理なんだよねぇ。
渚ちゃんが一番エッチは上手いし…」
春原「岡崎、お前に絶望を与えるにはこれが一番手っ取り早いんだよ」
岡崎「…は?」
春原「前から思ってたんだよ。
お前の周りばかり女が集まりやがって…」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:21:22.28 ID:ovsuyOs00
春原「だからさ、そいつらを全員僕の虜にしようとしたわけ」
春原「そしたらさwww なんかうまくいっちゃって、
今や渚ちゃんは僕無しでは生きて行けなくなってるじゃないかなw」
朋也「…やめろ」
春原「あー、ちなみにわかってると思うけど、
お前が邪魔しなければ、そこにいる藤林姉妹も僕の…ぎゃふっ!」
椋「おねーちゃん…」
杏「渚ちゃんを朋也に返しなさい…
じゃないとマジで殺すわよ」
92 :>>90 すまん:2010/05/18(火) 16:28:16.49 ID:ovsuyOs00
春原「なんだよ… 渚ちゃんがそんなこと望んでる訳ないじゃん」
杏「アンタみたいな非道な奴と一緒にいるよりも、
朋也といたほうが幸せになれるに決まってるじゃない!」
春原「へっ…
僕のチンコを喜んでしゃぶってたやつが言っても説得力ないんですけど」
杏「なっ…」
朋也「杏、もうやめろ!
渚はもう戻ってこないんだから」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:37:39.54 ID:ovsuyOs00
――――――――昼休み終了後、5限目
朋也(春原の奴、授業も出ずに何処に行ったんだ…)
教師「岡崎」
岡崎「はい?」
教師「春原の奴を探してきてくれないか。
お前ならどこにいるかわかりそうだからな」
朋也「はあ、わかりました」
朋也(どこか適当な教室で寝るか…)
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:46:00.56 ID:ovsuyOs00
朋也「資料室…?」
朋也「この学校に資料室なんてあったのか」
ガチャッ
有紀寧「あら、いらっしゃいませー」
朋也「えっ」
有紀寧「あ、初めての方ですね。
私、2年の宮沢有紀寧と申します」
朋也「はぁ、どうも
岡崎っす」
有紀寧「岡崎さんですね。よろしくお願いします」
朋也「どうやらサボり仲間ができちまったようだな」
有紀寧「クスッ、そうですね」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:51:34.97 ID:ovsuyOs00
―――――――――
朋也「お前はいつも此処にいるのか?」
有紀寧「はい、ここで本を読んでますね」
朋也「本?」
有紀寧「はい、ここには没収されてしまった本などが置いてあったりするんです。
さしずめ第二の図書館といったところでしょうか」
朋也「へぇ…」
有紀寧「岡崎さんは、授業をサボってるときは何をなさってるんですか?」
朋也「え、いや、俺は授業中は寝てるからな…
実は人探しを頼まれてるんだ」
有紀寧「そうですか…」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 16:56:28.30 ID:ovsuyOs00
朋也「ここに金髪頭の奴来なかったか?」
有紀寧「いえ、来てませんが…」
有紀寧「それって、もしかして春原さんのことでしょうか?」
朋也「! 春原を知っているのか?」
有紀寧「はい。
この学校で金髪なんて珍しいのでよく覚えています。
3日ほど前にこちらにいらっしゃったんです。
それっきり来てませんが…」
朋也「そ、そのとき何かされなかったか?」
有紀寧「いえ何も…
本を1冊借りられただけです」
朋也「そうか、よかった…」
朋也(あいつが借りる本っていったら、どうせエッチな本とかだろうな)
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:03:13.71 ID:ovsuyOs00
キーンコーンカーンコーン
有紀寧「あ、チャイムがなりましたね」
朋也「そうだな… いい暇つぶしになったよ。
ありがとう」
有紀寧「いえいえ」
有紀寧「もしよかったら、その…また来てくれますか?」
朋也「あ、ああ…」
―――――――――――――――
朋也(なんであの娘は授業をサボってまであんな所にいたのだろう)
智代「あ、岡崎ー!」
朋也「ん、智代か」
智代「あえてよかった。
探したんだぞ」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:06:45.96 ID:ovsuyOs00
朋也「別に探されるようなことをした覚えはないが…」
智代「なんだその言い方は。
まるで私がお前を叱るために探してたように聞こえるじゃないか」
朋也「そんなこと言ってないが
で、なんの用だ」
智代「ああ、これを食べて欲しいんだ」
朋也「これは…クッキー?」
智代「ああ、手作りなんだ。
ちょっと感想を聞かせてくれないか」
朋也「あ、ああ…」
もぐもぐ
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:12:59.82 ID:ovsuyOs00
朋也「普通にうまいじゃないか」
智代「ほんとか!?
お世辞とかはいらないぞ?」
朋也「おれは嘘はつかないからな」
智代「そうだったな。
嘘をつかないのがお前の良さだよな」
朋也「しかし智代って料理うまかったんだな…」
智代「ああ、料理には少し自信がある
そのクッキーだってお前に食べてもらうために作ったんだからな」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:20:23.25 ID:ovsuyOs00
朋也「え…そうなのか?」
智代「ああ…朋也、真剣に聞いてくれるか?」
朋也「なんだ」
智代「その…私と付き合ってくれないか?」
朋也「えっ…」
智代「わ、私は真剣なんだ!
嫌ならキッパリと断ってくれてもいいんだぞ!」
朋也「別にいやではないが… 少し時間をくれないか?
こういうのは即断で決めていいものじゃないと思うからさ」
智代「そうか… そうだよな
わかった、私待ってるよ」
朋也「すまない
智代は…何処にも行かないよな?」
智代「? ああ、もちろんだ」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:32:53.50 ID:ovsuyOs00
智代「じゃあ、そろそろ6限目が始まるから」
朋也「ああ、俺も戻らなきゃな」
――――――――――――――――――――――
教室
春原「何処行ってたんだよ岡崎」
朋也「…」
春原「ははは、もう口も聞いてもらえないか」
朋也(当然だ)
春原「あのさー、僕渚ちゃんと別れたんだ」
朋也「は?」
春原「いや、厳密に言うと、フラれちゃったんだ」
春原「遊びすぎちゃってたのがバレちゃったみたい」
春原「ははは、バカだよ僕は」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:39:46.57 ID:ovsuyOs00
朋也「で?」
朋也「そんな見え透いた嘘つくなよ。
急にバレる訳ないだろ」
春原「ちっ、やっぱり岡崎は賢いね。
そうだよ、今でも僕は渚ちゃんとラブラブだよ
ああいう嘘でもつかない限り口を聞いてくれそうになかったからさ」
朋也「そんなに俺と話したいのかよ、気持ち悪い奴だな」
春原「頼みがあるんだよ」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:49:31.56 ID:ovsuyOs00
朋也「どの面下げて頼みごとなんてするんだ」
春原「今まで俺がしてきたことについては謝る
だから、な?この通り」
朋也「はあ。 まぁ、頼みくらいは聞いてやるよ
言っておくが承諾するとは限らない
というか承諾する確率は限りなく低いことを忘れるな」
春原「なに、簡単なことよ。
あさってぼくの妹が来るって言ってたろ?
その時にさー、お前にも来て欲しいんだよ」
朋也「なんか企んでるだろ」
春原「なんで疑うんだよ。
いくら僕でも実の妹の前ではしたない事はしないよ
な、頼むよ」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 17:54:47.17 ID:ovsuyOs00
朋也「考えておく。まあ期待するな」
春原「さすがですアニキ!」
朋也「ところでお前、5限目にいなかったようだが」
春原「ああ、図書室に行ってたんだ」
朋也「図書室? 何でお前が」
春原「読書以外に何があるんだよ
あそこには確かいつも一ノ瀬ことみがいるが、
あいにくタイプじゃないんでね」
朋也「読書ねぇ」
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:06:24.59 ID:ovsuyOs00
――――――――――放課後
朋也(暇潰しになる場所は…)
朋也(資料室にいってみるか)
ガチャッ
朋也「ちーっす」
有紀寧「あ、岡崎さん。
また来てくれたんですね」
朋也「暇人なんでな
おまえはあれからずっといるの?」
有紀寧「そうですねー」
朋也「授業に出なくていいのか?」
有紀寧「…待ってるんです」
朋也「誰を」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:08:16.78 ID:ovsuyOs00
ガラッ
春原「ち~っす! ゆきねぇひさしぶり!!」
有紀寧「春原さん、お待ちしておりました」
朋也「えっ」
春原「ありがとねー、この本!
最高だったよ!」
有紀寧「それはよかったです」
春原「じゃあ僕は彼女が待ってるんで!ばいばい!」
有紀寧「さようなら」
朋也「…」
朋也(あいつは終始俺に気づかなかったようだが)
朋也「待ってたって…あいつを?」
有紀寧「いえ… 私が待っていたのはこの本です」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:18:24.60 ID:ovsuyOs00
朋也「何これ」
有紀寧「『おまじないの本』です」
有紀寧「…しかしこの本は強力すぎるのです」
朋也「よく意味がわからないんだけど」
有紀寧「3日前の放課後、春原さんがここにいらしたんです」
有紀寧「その時に私が見せたのがこの『おまじないの本』でした」
有紀寧「この本には金運アップのおまじない、健康運アップのおまじないなど色々載ってるんですが」
有紀寧「春原さんが選んだのは『恋愛運アップのおまじない』です」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/18(火) 18:29:26.12 ID:ovsuyOs00
朋也「別におまじないがよく効くのは悪いことじゃないと思うんだが」
有紀寧「いや、ここに書かれてるおまじないを使うと大変なことになるんです」
朋也「…というと」
有紀寧「そのおまじないを使うと死んでしまうんです」
朋也「デスノートかよ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
朋也「…というお話を創立者祭でやったらどうだろう」
渚「ダメですよ!こんなエッチなお話は!」
朋也「はっはっは、渚でも一応これくらいはわかるんだな」
渚「いつまでも子供扱いしないでください!」
おっさん「おーい、ふたりともー。
野球してくるから、店番頼むわ」
渚「はーい♪」
完 ご清聴ありがとうございました
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