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一方通行「おいクソ姉貴」鈴科「なンだよ愚弟」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 00:54:37.83 ID:+aA80NGr0
一方「オマエさっきから何やってンだよ」
鈴科「あァ? ……まァ、ちょっとな」
一方「鏡の前で百面相して、にらめっこの練習ですかァ?」
鈴科「うるせェよ。つーかオマエ人の部屋で何してンだよ」
一方「漫画読みに来ただけだよ……ン、携帯鳴ってンぞ」
鈴科「!」
一方「はァい? もしもしィ」
鈴科「ああああああ!? 何勝手に人の携帯出てンですかァァああ!?」
一方「…………おいコラちょっと待て。なンでオマエが百合子に用があるンだよ」
鈴科「返せ! 出て行け! そして死ねェェええええ!!」
未完です
一方「オマエさっきから何やってンだよ」
鈴科「あァ? ……まァ、ちょっとな」
一方「鏡の前で百面相して、にらめっこの練習ですかァ?」
鈴科「うるせェよ。つーかオマエ人の部屋で何してンだよ」
一方「漫画読みに来ただけだよ……ン、携帯鳴ってンぞ」
鈴科「!」
一方「はァい? もしもしィ」
鈴科「ああああああ!? 何勝手に人の携帯出てンですかァァああ!?」
一方「…………おいコラちょっと待て。なンでオマエが百合子に用があるンだよ」
鈴科「返せ! 出て行け! そして死ねェェええええ!!」
未完です
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:03:09.43 ID:+aA80NGr0
一方「なンだよアイツ。あンなに慌てて……」
一方「しかしどォしてあのクソ野郎が百合子に電話なンか……」
一方「ってかいつの間に電話するよォな仲になったンだァ?」
一方「……」
一方「…………」
一方「………………待て、待て俺」
一方「いや、まさか、そンな」
一方「ははは、ありえねェって。いくらなンでもそれはねェよ」
一方「…………」
一方「いや……あの一級建築士の事だ。いつの間にかフラグ建てていてもおかしくは……」
一方「……」
一方「…………」
一方「………………」
一方「百合子ォォおおおお!?」
鈴科『うるせェ電話中だドア叩くンじゃねェドアホ!!』
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:13:53.44 ID:+aA80NGr0
一方「何が……アイツら一体何があったってンだよ……」
打止「あ、おかえりー。お邪魔してまーす、ってミサカはミサカはベッドの上に寝転がりながら漫画片手にポテチ頬張ってみてたり」
一方「…………あァ、打ち止めかァ……」
打止「……どうしたの? ってミサカはミサカはいつになく覇気が感じられないあなたに不安を隠せなかったり」
一方「………………百合子が」
打止「が?」
一方「………………上条と電話してやがる」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:19:20.93 ID:+aA80NGr0
打止「それで? ってミサカはミサカは続きを促してみる」
一方「…………え?」
打止「うゆ? ってミサカはミサカは可愛らしく首を傾げてみたり」
一方「……驚かねェの?」
打止「それのどこにびっくりする要素があるんだろう、ってミサカはミサカは若干真剣に悩んでみる」
一方「あれ? おかしいの俺の方なのか?」
打止「最近仲いいよあの二人、ってミサカはミサカは一応教えておいてみたり」
一方「なン……だと……」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:31:30.74 ID:+aA80NGr0
鈴科「――あァはいはい。分かったよ」
鈴科「――そォじゃなくてだな。いいだろそれくらい。たまには付き合いやがれ」
鈴科「――うるせェなァ、ったく。昼飯くらいオゴってやっからよォ。それでいいだろォ」
鈴科「――現金な奴だなァ、オマエ」
鈴科「――だー、うるせェ。グチグチ語ってンじゃねェよ。オマエの不幸自慢なンか聞きたくねェよ」
鈴科「――は?」
鈴科「――いきなり何言ってンだよオマエ」
鈴科「――うるせェ。馬鹿。死ね」
鈴科「――あァ。それじゃァ十時にな」
鈴科「――」
鈴科「……」
鈴科「……いきなり妙な事言ってくるンじゃねェよ。調子狂うじゃねェか、クソ」
鈴科「……あー……明日何着てくかなァ」
鈴科「……チッ、めンどくせェ」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:51:38.81 ID:+aA80NGr0
打止「…………能力の無駄使いだよね、ってミサカはミサカは苦笑いしてみる」
一方「うるせェ今それどころじゃねェンだよ」
打止「明日十時、第四学区駅前噴水広場、ってミサカはミサカは呟いてみる」
一方「なンでオマエが知ってるンだよ」
打止「ミサカネットワーク舐めてもらっちゃ困りますぜお客さん、ってミサカはミサカはにやり笑いしてみたり」
一方「…………打ち止め」
打止「うん。言わなくても分かってるよ、ってミサカはミサカはあなたの理解者である事を提示してみる」
一方「ふ、ふふふ……明日十時なァ……もし百合子に妙な真似しやがったらどォなるか分かってンだろォなァ三下ァ……」
打止「ミサカももちろんついていくよ、ってミサカはミサカはここぞとばかりに自己主張してみたり」
一方「正直クソ姉貴のお守りなンざしたくねェがアイツが絡ンでくるなら仕方ねェよなァ」
打止「あなたって結構シスコンだよね、ってミサカはミサカはぼそりと呟いてみる」
一方「もしアイツが誰得な展開を考えてるってンなら――」
打止「その愛情を少しくらいミサカに向けてくれても……ってミサカはミサカは自らの願望を述べてみたり」
一方「あのクソ馬鹿をブチ殺す……!!」
打止「うわー実力行使で行く気満々だー、そして聞いてないー、ってミサカはミサカは若干の不安を隠し切れずにいてみたり」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:06:22.52 ID:+aA80NGr0
鈴科「……」
鈴科「……さ、さすがにこの時間だとまだ来てねェよなァ」
鈴科「……」
鈴科「……そォだよなァ、アイツが早く来るとか殊勝な事するはずがねェもンなァ」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……ううう」
一方「なァ、打ち止め」
打止「なんでしょう、ってミサカはミサカは周りの目を少し気にしながらもゴーグルを装着してみたり」
一方「もしかしてアイツ結構張り切ってる?」
打止「えー、普通じゃない? ってミサカはミサカはしらを切ってみたり」
一方「おい、しらってなンだよしらって」
打止「このニブチン、ってミサカはミサカは呆れ返ってみる」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:17:38.72 ID:+aA80NGr0
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「来やしねェ……!!」
一方「アイツを待たせるなンていい度胸してるじゃねェか三下ァ……」
打止「まだ九時半ですけど、ってミサカはミサカは思わず時計を確認してみる」
一方「それとこれとは別だろォが!」
打止「どうしてそんなに必死なんだろう、ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」
一方「俺は……俺は絶対に……」
打止「絶対に? ってミサカはミサカは繰り返してみる」
一方「アイツだけは義兄と呼びたくねェ……!」
打止「いくらなんでも飛躍しすぎだと思う、ってミサカはミサカはレベル5の思考力に戦慄を隠せずにいてみたり……!」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:30:07.33 ID:+aA80NGr0
鈴科「……さっきからなンか妙に視線を感じるなァ」
鈴科「アルビノがそンなに珍しいかァ……?」
鈴科「……」
鈴科「お、おかしな格好はしてねェと思うが……」
鈴科「……いや、しかし」
鈴科「ううむ……」
鈴科「…………ぐあァァ」
打止「今日の服はどうでしょう、ってミサカはミサカは話を振ってみたり」
一方「いつもより気合いは入ってンなァ」
打止「そうだよねー。いつもはあんまり気にしてないもんね、ってミサカはミサカは同意してみる」
一方「アイツほっとくとジャージで出歩くしなァ……」
打止「いくらなんでもそれは年頃の乙女としてどうなの!? ってミサカはミサカは思わずツッコミを入れてみたり!」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:43:42.66 ID:+aA80NGr0
鈴科「…………」
鈴科「い、一応ファッション誌とか参考にしたンだが……」
鈴科「やっぱりダメか……」
鈴科「愚弟のはさすがに参考にならねェか……アレは参考にしちゃァダメだよなァ……」
一方「やっぱりアイツ俺の読んでンじゃねェかァあああ!?」
打止「せめて女性用のを見ようよ、ってミサカはミサカはあの格好にようやく合点がいってみたり」
一方「よく見たらあのシャツ俺のじゃねェか!?」
打止「あー、通りで見覚えがあると思った、ってミサカはミサカはようやくもやもやが晴れてすっきりしてみる」
一方「くっそォ……後で貸出量請求してやる……」
打止「どうせコーヒーで済んじゃうんだろうけどね、ってミサカはミサカは先読みしてみる」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:58:20.64 ID:+aA80NGr0
結標「あれ? もしかして姉の方? 似たような格好してるから分かんなかったわよ」
鈴科「なンだオマエ、こンなとこで珍しいな」
結標「最近料理に目覚めちゃってね。エスニックとか挑戦してみようと思って」
鈴科「はァ、そりゃァまた熱心な事で」
結標「そういうアンタは?」
鈴科「……別になンだっていいだろォ」
結標「あ、もしかしてデート?」
鈴科「ちげェよ!?」
結標「そのムキになるところがあやしーんですけどー。で? 相手は誰よ。ちょっと教えなさいよ」
鈴科「何勝手に決め付けてンだよォ!?」
一方「うわァ、まためンどくせェのが……なンでアイツらあンなに仲良さそうなンだよ」
打止「あなたが思ってるより結構交友関係広いかも、ってミサカはミサカは暗にあなたももう少し社交的になるべきだと示唆してみる」
一方「」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:09:55.49 ID:+aA80NGr0
結標「へー、ふーん、ほー、上条ねぇ」
鈴科「何か文句あるのかよォ」
結標「いいええ? なんだ、アンタもやるじゃない」
鈴科「だからちげェっつってンだろォ!?」
結標「状況証拠は揃ってるわよ!」
鈴科「物証を用意しろよォ!」
そろそろ展開に詰まってきたので>>21
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/05/19(水) 03:24:18.34 ID:2VonyXNu0
空気読まずに上条さん参上
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:32:42.52 ID:+aA80NGr0
結標「で? その彼は一体全体どこにいるのよ」
鈴科「……まだ来てねェよ」
結標「待ち合わせしてるんでしょ?」
鈴科「十時」
結標「まだちょっとあるじゃない」
鈴科「そォだな。いいからアイツが来る前にオマエはどっか行け」
結標「えー」
鈴科「えーじゃねェよ! なンでオマエがそこで嫌そうな顔するンだよ!?」
結標「だってからかえないじゃない」
鈴科「オマエ性格悪いって言われねェか!?」
結標「あ、噂をすれば」
鈴科「!?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:44:12.57 ID:+aA80NGr0
上条「おーす、なんだよオマエら騒がしいな」
鈴科「おせェよっ!」
上条「いでぇっ!? 珍しく時間より早く来てんのになんで蹴られなきゃならねえんですか!?」
鈴科「うるせェ、いっぺン死ね」
結標「ほらほら、女の子がそんな物騒な言葉使わないの。彼に嫌われちゃうわよ」
鈴科「誰の事だそれは」
上条「もしかして俺の事?」
結標「他に誰がいるのよ」
上条「あっははー、オマエ冗談のセンスあるなー。なんで俺が鈴科みてぇな物騒なヤツと」
鈴科「――――死ねェっ!」
上条「ぎゃああああ腿の裏に突き刺さるような一撃がああああ!!」
結標「いいわねー、人目もはばからずイチャイチャできて……。はぁ……私も彼氏欲しい……」
鈴科「だから違うっつってンだろォ!?」
結標「はいはいごちそーさま」
鈴科「――! ――!!」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:56:17.41 ID:+aA80NGr0
一方「ちょっとあの馬鹿ブチ殺してくる」
打止「待って堪えてちゃんと蹴られたからそれでチャラにしてー! ってミサカはミサカは必死に制止してみるー!」
一方「クソ……何和気藹々としてンだよアイツらァ……」
打止「……もしかして混ざりたい? ってミサカはミサカはぼそりと呟いてみたり」
一方「馬鹿言え。なンで俺が仲良しこよしオママゴトしなきゃならねェンだよ」
打止「それにしては最近帰りが遅いけど、放課後一体何してるんだろ、ってミサカはミサカは分かってるけど聞いてみる」
一方「ばっ、あれはアイツらが無理矢理……!」
打止「断り切れないのがいい証拠だよね、ってミサカはミサカはやれやれだぜ、って首を振ってみたり」
結標「…………あなたたち何やってんの」
一方「」
打止「」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 04:09:14.76 ID:+aA80NGr0
結標「ロリコンでシスコンでストーカーとかもう救いようがないわよね」
打止「抑えてー! 堪えてー! ってミサカはミサカは全力でしがみついてみるー!」
一方「オマエいきなりこっちに出てくるンじゃねェよ!?」
結標「だって邪魔しちゃ悪いでしょ。それくらいは空気読むわよ」
一方「そのままブチ壊してこいよ使えねェなァ!」
結標「嫌よ。なんでこんな面白いイベントを」
一方「…………は?」
結標「ニヤニヤしながら監視するに決まってるでしょ! よし、そうと決まれば、っと。めるめる」
一方「……おい、何してやがる」
結標「こんな時の相互補助関係よ」
一方「…………まさか」
土御門「呼ばれて飛び出てにゃにゃにゃにゃーん」
海原「やあ皆さんお揃いで」
一方「」
打止「案の定カオスな展開に、ってミサカはミサカは毎度の事だけど呆れ返ってみる」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 04:24:06.69 ID:+aA80NGr0
土御門「シスコンは仕方ないぜぃ、なぜならそれは遺伝子に組み込まれた宿命だから!」
一方「オマエはデコメイドとヨロシクヤってろ!」
土御門「しっかしなんだいこの展開は。誰得ー」
海原「自分は得しますが」
一方「あァ?」
海原「このまま上手く行けば! 御坂さんに近付く脅威が一つ減るという訳で!」
一方「ほォ……オマエ、俺に敵対するってのか……」
海原「この際それも辞さない覚悟です」(キリッ
一方「御坂御坂って、オマエあの義妹はどォした!」
海原「ですから彼女とは師弟関係のようなものだと何度言えば……!」
土御門「にゃー、それでも義妹には違いないんだぜぃ」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 04:31:54.74 ID:+aA80NGr0
結標「あー……今絶望的な事に気付いたわ」
打止「どうしたの? ってミサカはミサカは男性陣から微妙に距離を取りつつ尋ねてみたり」
結標「……全員ロリコンで……しかもその上シスコンだわ」
男共「「「ショタコンに言われたくねェよ!」ぜぃ!」です!」
結標「よし、そろそろ誰がチームリーダーか決めましょうか……!」
一方「上等じゃねェか。オマエはよっぽど連敗記録伸ばしてェみたいだなァ……!」
海原「御坂さんの為なら世界を敵に回しても構いません……!」
土御門「うおおおおお!! 今こそ俺の固有結界『メイド・イン・ヘヴン』の封印を解く時ぃいいい!!」
打止「……ところで馬鹿やってる間にどっかいっちゃったんだけど、ってミサカはミサカは一人蚊帳の外を決め込んでみる」
ここでスレ落ち
一方「なンだよアイツ。あンなに慌てて……」
一方「しかしどォしてあのクソ野郎が百合子に電話なンか……」
一方「ってかいつの間に電話するよォな仲になったンだァ?」
一方「……」
一方「…………」
一方「………………待て、待て俺」
一方「いや、まさか、そンな」
一方「ははは、ありえねェって。いくらなンでもそれはねェよ」
一方「…………」
一方「いや……あの一級建築士の事だ。いつの間にかフラグ建てていてもおかしくは……」
一方「……」
一方「…………」
一方「………………」
一方「百合子ォォおおおお!?」
鈴科『うるせェ電話中だドア叩くンじゃねェドアホ!!』
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:13:53.44 ID:+aA80NGr0
一方「何が……アイツら一体何があったってンだよ……」
打止「あ、おかえりー。お邪魔してまーす、ってミサカはミサカはベッドの上に寝転がりながら漫画片手にポテチ頬張ってみてたり」
一方「…………あァ、打ち止めかァ……」
打止「……どうしたの? ってミサカはミサカはいつになく覇気が感じられないあなたに不安を隠せなかったり」
一方「………………百合子が」
打止「が?」
一方「………………上条と電話してやがる」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:19:20.93 ID:+aA80NGr0
打止「それで? ってミサカはミサカは続きを促してみる」
一方「…………え?」
打止「うゆ? ってミサカはミサカは可愛らしく首を傾げてみたり」
一方「……驚かねェの?」
打止「それのどこにびっくりする要素があるんだろう、ってミサカはミサカは若干真剣に悩んでみる」
一方「あれ? おかしいの俺の方なのか?」
打止「最近仲いいよあの二人、ってミサカはミサカは一応教えておいてみたり」
一方「なン……だと……」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:31:30.74 ID:+aA80NGr0
鈴科「――あァはいはい。分かったよ」
鈴科「――そォじゃなくてだな。いいだろそれくらい。たまには付き合いやがれ」
鈴科「――うるせェなァ、ったく。昼飯くらいオゴってやっからよォ。それでいいだろォ」
鈴科「――現金な奴だなァ、オマエ」
鈴科「――だー、うるせェ。グチグチ語ってンじゃねェよ。オマエの不幸自慢なンか聞きたくねェよ」
鈴科「――は?」
鈴科「――いきなり何言ってンだよオマエ」
鈴科「――うるせェ。馬鹿。死ね」
鈴科「――あァ。それじゃァ十時にな」
鈴科「――」
鈴科「……」
鈴科「……いきなり妙な事言ってくるンじゃねェよ。調子狂うじゃねェか、クソ」
鈴科「……あー……明日何着てくかなァ」
鈴科「……チッ、めンどくせェ」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 01:51:38.81 ID:+aA80NGr0
打止「…………能力の無駄使いだよね、ってミサカはミサカは苦笑いしてみる」
一方「うるせェ今それどころじゃねェンだよ」
打止「明日十時、第四学区駅前噴水広場、ってミサカはミサカは呟いてみる」
一方「なンでオマエが知ってるンだよ」
打止「ミサカネットワーク舐めてもらっちゃ困りますぜお客さん、ってミサカはミサカはにやり笑いしてみたり」
一方「…………打ち止め」
打止「うん。言わなくても分かってるよ、ってミサカはミサカはあなたの理解者である事を提示してみる」
一方「ふ、ふふふ……明日十時なァ……もし百合子に妙な真似しやがったらどォなるか分かってンだろォなァ三下ァ……」
打止「ミサカももちろんついていくよ、ってミサカはミサカはここぞとばかりに自己主張してみたり」
一方「正直クソ姉貴のお守りなンざしたくねェがアイツが絡ンでくるなら仕方ねェよなァ」
打止「あなたって結構シスコンだよね、ってミサカはミサカはぼそりと呟いてみる」
一方「もしアイツが誰得な展開を考えてるってンなら――」
打止「その愛情を少しくらいミサカに向けてくれても……ってミサカはミサカは自らの願望を述べてみたり」
一方「あのクソ馬鹿をブチ殺す……!!」
打止「うわー実力行使で行く気満々だー、そして聞いてないー、ってミサカはミサカは若干の不安を隠し切れずにいてみたり」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:06:22.52 ID:+aA80NGr0
鈴科「……」
鈴科「……さ、さすがにこの時間だとまだ来てねェよなァ」
鈴科「……」
鈴科「……そォだよなァ、アイツが早く来るとか殊勝な事するはずがねェもンなァ」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……ううう」
一方「なァ、打ち止め」
打止「なんでしょう、ってミサカはミサカは周りの目を少し気にしながらもゴーグルを装着してみたり」
一方「もしかしてアイツ結構張り切ってる?」
打止「えー、普通じゃない? ってミサカはミサカはしらを切ってみたり」
一方「おい、しらってなンだよしらって」
打止「このニブチン、ってミサカはミサカは呆れ返ってみる」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:17:38.72 ID:+aA80NGr0
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「……」
鈴科「来やしねェ……!!」
一方「アイツを待たせるなンていい度胸してるじゃねェか三下ァ……」
打止「まだ九時半ですけど、ってミサカはミサカは思わず時計を確認してみる」
一方「それとこれとは別だろォが!」
打止「どうしてそんなに必死なんだろう、ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」
一方「俺は……俺は絶対に……」
打止「絶対に? ってミサカはミサカは繰り返してみる」
一方「アイツだけは義兄と呼びたくねェ……!」
打止「いくらなんでも飛躍しすぎだと思う、ってミサカはミサカはレベル5の思考力に戦慄を隠せずにいてみたり……!」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:30:07.33 ID:+aA80NGr0
鈴科「……さっきからなンか妙に視線を感じるなァ」
鈴科「アルビノがそンなに珍しいかァ……?」
鈴科「……」
鈴科「お、おかしな格好はしてねェと思うが……」
鈴科「……いや、しかし」
鈴科「ううむ……」
鈴科「…………ぐあァァ」
打止「今日の服はどうでしょう、ってミサカはミサカは話を振ってみたり」
一方「いつもより気合いは入ってンなァ」
打止「そうだよねー。いつもはあんまり気にしてないもんね、ってミサカはミサカは同意してみる」
一方「アイツほっとくとジャージで出歩くしなァ……」
打止「いくらなんでもそれは年頃の乙女としてどうなの!? ってミサカはミサカは思わずツッコミを入れてみたり!」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:43:42.66 ID:+aA80NGr0
鈴科「…………」
鈴科「い、一応ファッション誌とか参考にしたンだが……」
鈴科「やっぱりダメか……」
鈴科「愚弟のはさすがに参考にならねェか……アレは参考にしちゃァダメだよなァ……」
一方「やっぱりアイツ俺の読んでンじゃねェかァあああ!?」
打止「せめて女性用のを見ようよ、ってミサカはミサカはあの格好にようやく合点がいってみたり」
一方「よく見たらあのシャツ俺のじゃねェか!?」
打止「あー、通りで見覚えがあると思った、ってミサカはミサカはようやくもやもやが晴れてすっきりしてみる」
一方「くっそォ……後で貸出量請求してやる……」
打止「どうせコーヒーで済んじゃうんだろうけどね、ってミサカはミサカは先読みしてみる」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 02:58:20.64 ID:+aA80NGr0
結標「あれ? もしかして姉の方? 似たような格好してるから分かんなかったわよ」
鈴科「なンだオマエ、こンなとこで珍しいな」
結標「最近料理に目覚めちゃってね。エスニックとか挑戦してみようと思って」
鈴科「はァ、そりゃァまた熱心な事で」
結標「そういうアンタは?」
鈴科「……別になンだっていいだろォ」
結標「あ、もしかしてデート?」
鈴科「ちげェよ!?」
結標「そのムキになるところがあやしーんですけどー。で? 相手は誰よ。ちょっと教えなさいよ」
鈴科「何勝手に決め付けてンだよォ!?」
一方「うわァ、まためンどくせェのが……なンでアイツらあンなに仲良さそうなンだよ」
打止「あなたが思ってるより結構交友関係広いかも、ってミサカはミサカは暗にあなたももう少し社交的になるべきだと示唆してみる」
一方「」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:09:55.49 ID:+aA80NGr0
結標「へー、ふーん、ほー、上条ねぇ」
鈴科「何か文句あるのかよォ」
結標「いいええ? なんだ、アンタもやるじゃない」
鈴科「だからちげェっつってンだろォ!?」
結標「状況証拠は揃ってるわよ!」
鈴科「物証を用意しろよォ!」
そろそろ展開に詰まってきたので>>21
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/05/19(水) 03:24:18.34 ID:2VonyXNu0
空気読まずに上条さん参上
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:32:42.52 ID:+aA80NGr0
結標「で? その彼は一体全体どこにいるのよ」
鈴科「……まだ来てねェよ」
結標「待ち合わせしてるんでしょ?」
鈴科「十時」
結標「まだちょっとあるじゃない」
鈴科「そォだな。いいからアイツが来る前にオマエはどっか行け」
結標「えー」
鈴科「えーじゃねェよ! なンでオマエがそこで嫌そうな顔するンだよ!?」
結標「だってからかえないじゃない」
鈴科「オマエ性格悪いって言われねェか!?」
結標「あ、噂をすれば」
鈴科「!?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:44:12.57 ID:+aA80NGr0
上条「おーす、なんだよオマエら騒がしいな」
鈴科「おせェよっ!」
上条「いでぇっ!? 珍しく時間より早く来てんのになんで蹴られなきゃならねえんですか!?」
鈴科「うるせェ、いっぺン死ね」
結標「ほらほら、女の子がそんな物騒な言葉使わないの。彼に嫌われちゃうわよ」
鈴科「誰の事だそれは」
上条「もしかして俺の事?」
結標「他に誰がいるのよ」
上条「あっははー、オマエ冗談のセンスあるなー。なんで俺が鈴科みてぇな物騒なヤツと」
鈴科「――――死ねェっ!」
上条「ぎゃああああ腿の裏に突き刺さるような一撃がああああ!!」
結標「いいわねー、人目もはばからずイチャイチャできて……。はぁ……私も彼氏欲しい……」
鈴科「だから違うっつってンだろォ!?」
結標「はいはいごちそーさま」
鈴科「――! ――!!」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 03:56:17.41 ID:+aA80NGr0
一方「ちょっとあの馬鹿ブチ殺してくる」
打止「待って堪えてちゃんと蹴られたからそれでチャラにしてー! ってミサカはミサカは必死に制止してみるー!」
一方「クソ……何和気藹々としてンだよアイツらァ……」
打止「……もしかして混ざりたい? ってミサカはミサカはぼそりと呟いてみたり」
一方「馬鹿言え。なンで俺が仲良しこよしオママゴトしなきゃならねェンだよ」
打止「それにしては最近帰りが遅いけど、放課後一体何してるんだろ、ってミサカはミサカは分かってるけど聞いてみる」
一方「ばっ、あれはアイツらが無理矢理……!」
打止「断り切れないのがいい証拠だよね、ってミサカはミサカはやれやれだぜ、って首を振ってみたり」
結標「…………あなたたち何やってんの」
一方「」
打止「」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 04:09:14.76 ID:+aA80NGr0
結標「ロリコンでシスコンでストーカーとかもう救いようがないわよね」
打止「抑えてー! 堪えてー! ってミサカはミサカは全力でしがみついてみるー!」
一方「オマエいきなりこっちに出てくるンじゃねェよ!?」
結標「だって邪魔しちゃ悪いでしょ。それくらいは空気読むわよ」
一方「そのままブチ壊してこいよ使えねェなァ!」
結標「嫌よ。なんでこんな面白いイベントを」
一方「…………は?」
結標「ニヤニヤしながら監視するに決まってるでしょ! よし、そうと決まれば、っと。めるめる」
一方「……おい、何してやがる」
結標「こんな時の相互補助関係よ」
一方「…………まさか」
土御門「呼ばれて飛び出てにゃにゃにゃにゃーん」
海原「やあ皆さんお揃いで」
一方「」
打止「案の定カオスな展開に、ってミサカはミサカは毎度の事だけど呆れ返ってみる」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 04:24:06.69 ID:+aA80NGr0
土御門「シスコンは仕方ないぜぃ、なぜならそれは遺伝子に組み込まれた宿命だから!」
一方「オマエはデコメイドとヨロシクヤってろ!」
土御門「しっかしなんだいこの展開は。誰得ー」
海原「自分は得しますが」
一方「あァ?」
海原「このまま上手く行けば! 御坂さんに近付く脅威が一つ減るという訳で!」
一方「ほォ……オマエ、俺に敵対するってのか……」
海原「この際それも辞さない覚悟です」(キリッ
一方「御坂御坂って、オマエあの義妹はどォした!」
海原「ですから彼女とは師弟関係のようなものだと何度言えば……!」
土御門「にゃー、それでも義妹には違いないんだぜぃ」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/05/19(水) 04:31:54.74 ID:+aA80NGr0
結標「あー……今絶望的な事に気付いたわ」
打止「どうしたの? ってミサカはミサカは男性陣から微妙に距離を取りつつ尋ねてみたり」
結標「……全員ロリコンで……しかもその上シスコンだわ」
男共「「「ショタコンに言われたくねェよ!」ぜぃ!」です!」
結標「よし、そろそろ誰がチームリーダーか決めましょうか……!」
一方「上等じゃねェか。オマエはよっぽど連敗記録伸ばしてェみたいだなァ……!」
海原「御坂さんの為なら世界を敵に回しても構いません……!」
土御門「うおおおおお!! 今こそ俺の固有結界『メイド・イン・ヘヴン』の封印を解く時ぃいいい!!」
打止「……ところで馬鹿やってる間にどっかいっちゃったんだけど、ってミサカはミサカは一人蚊帳の外を決め込んでみる」
ここでスレ落ち
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