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姫子「今日もバイトか…」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:19:33.54 ID:dm97GQOy0 [1/11]
姫子「え?」
男「だから、もう別れようっていってんの」
姫子「え、ちょ、え、なんでなんで? 意味わかんないんですけど」
男「俺さ、こないだから教習所で会った子と遊んでてさ。本気になっちゃったんだよね」
姫子「は?」
男「おまえ見た目と違ってしっかりしてるし、すぐ男見つかるって。じゃな」
姫子「あ、突然バイト先に来ておいて、ちょっと! ねえ!! あ……」
姫子「ふられた?」
姫子「え?」
男「だから、もう別れようっていってんの」
姫子「え、ちょ、え、なんでなんで? 意味わかんないんですけど」
男「俺さ、こないだから教習所で会った子と遊んでてさ。本気になっちゃったんだよね」
姫子「は?」
男「おまえ見た目と違ってしっかりしてるし、すぐ男見つかるって。じゃな」
姫子「あ、突然バイト先に来ておいて、ちょっと! ねえ!! あ……」
姫子「ふられた?」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:27:29.89 ID:dm97GQOy0
姫子(ふられた)
唯「なんか元気ないね、姫ちゃん」
姫子「え、あ、唯」
唯「何か悩みがあるなら私が相談にのりましょう!」フンス!
姫子「うーん、唯にはたして相談できたものか」
唯「えー! なんでなんでー! 私だってできるよー。えっと、ほら、キャンセル?」
姫子「カウンセリングでしょ。それにちょっと違うし」
唯「はあ、カウンセリング」
姫子(唯はかわいいなぁ。この子とつきあうと退屈しないだろうね。いや、つきあうってもちろん男がだけど……)
唯「キャンセル昇龍!」ビシッ
姫子「唯はかわいいなぁ」
唯「え?」
姫子「ああ、いや、変な意味じゃなくて」
唯「でへへへ~。姫ちゃんデートする? ムチュウ~」
姫子「……」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:36:14.31 ID:dm97GQOy0
姫子「今日もバイトか……」
姫子「いらっしゃいませこんにちわー」
唯「あれー? 姫ちゃんではありませんか」
姫子「あ、唯」
唯「なにー? なんで姫ちゃんいるのー?」
姫子「そりゃバイトしてるからだよ」
唯「そっかーバイトかー」
姫子「部活の帰り?」
唯「うん! 今ね、指スマで負けた人がジュースおごるっていうのやってて」
姫子「唯が負けたんだね」
唯「いやーあはは、それほどでも」
姫子「いいねー軽音部楽しそうで」
唯「楽しいよ! 姫ちゃんもやるといい!」フンス!
姫子「それは面白そうだけど、私ソフト部だからねぇ」
唯「あれま」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:44:19.92 ID:dm97GQOy0
先生「今日の体育はバスケ、6人組作ってー」
姫子(ヤクルト連勝か……)
唯「ねえねえ、一緒にやろうよ」
姫子「うん。いいけど、澪とかと組まないの?」
唯「今日はりっちゃんたちと勝負するんだ。ついに決着の時がっ!」
姫子「そりゃーおもしろそうだ」
唯「私ね、シュートがうまく入らないんだ」
姫子「こう……左手は添えるだけ。ほっ」ポスッ!
唯「す、すごーい!! こんな遠くから! ねえどうやったのー!?」
姫子「左手は添えるだけ」ポスッ
唯「左手は添えるだけ。むんっ」
唯「あう……全然届かない」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:51:20.63 ID:dm97GQOy0
紬「ヘーイッ! りっちゃんパース!」
律「おお!」
唯「むんっ」
律「おっと、唯がディフェンスか。でも、このりっちゃんを止められるかな~」
唯「桜木くん、技を借りるぜぇ! 秘技・フンフンディフェンス!」フンフンフンフンフンフンフン
律「おお、こ、これは伝説のっ……! でもトロすぎだぜ! ムギにパース!」シュバッ
唯「ああ! だ、だめだよー」
姫子「ほっ」パシッ
律「なっ! パスカットされた!」
姫子「あれだけオーバーアクションしてればねぇ」
唯「すごいよ姫ちゃん! ヤフーー!!」
姫子「よっ」レイアップ
唯「姫ちゃんかっこいいー!」
紬「……」ショボン
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:58:21.03 ID:dm97GQOy0
唯「ねえねえ、ごはん一緒に買いにいかない?」
姫子「いいよ。今日はパンなの?」
唯「うん、今日はパンな気分だから昨日憂にお弁当いらないって言っておいたんだ。あ、憂っていうのは私の妹!」
姫子「へ~」
憂「あ、お姉ちゃん」
唯「あ、うい~」
憂「お昼買いにきたの。偶然だねー」
唯「いもうと~」ギュッ
姫子「さっき言ってた妹?」
唯「うん!」
憂「初めまして、妹の憂です」
姫子「クラスメイトの立花です。ふむ……」ジッ→胸
憂「?」
姫子「唯、あんた負けてるねー」
唯「へ?」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:10:50.05 ID:dm97GQOy0
姫子「ふぅ、ボール集めも楽じゃない」
唯「はい、ボール」
姫子「ありがとう。あ、唯」
唯「姫ちゃんユニフォームだねぇ。カッコイイよ」
姫子「ふふ、ありがと。もうそっちも部活おしまい?」
唯「うん。ねえ一緒に帰ろうよ」
姫子「ごめんね、私このあとバイトなんだ。後片付けとか着替えたりもあるし。他の人もいるんでしょ。もう行きな」
唯「そっかぁ。残念」
姫子「ボール拾ってくれてありがとね。じゃ、また明日」
唯「ばいばい」
姫子(今日はパートの鈴木さんと一緒のシフトか。まだあの人入ったばっかりだから教えながら……)
唯「姫ちゃーん!」
姫子「ん?」
唯「また明日ねー!!」ブンブン
姫子(……あんなに手をふっちゃって。かわいい)ブンブン
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:21:53.12 ID:dm97GQOy0
姫子「ただいまー」
姫子「ふう、今日は疲れた……」
姫子(あいつからメールきてる……立つ鳥跡を濁さずって知らないのか)
姫子(こんなメール送ってきたって、どうせ今頃新しい彼女よろしくやってる。ムカツクなぁ)
姫子(あーあ)
姫子「……なんで涙出てくるの。もうヤダ」
姫子「あ、メール。唯だ」
唯『ねえねえ 動物をナデナデしてるおじさん誰だっけ? ダイゴロウ?』
姫子「それはムツゴロウだろ。ダイゴロウは人生楽ありゃ~のほうだよ」
姫子「プッ。なんかバカバカしい」
姫子『ムツゴロウだよ よーしよしよしよし!』コチコチ
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:33:34.32 ID:dm97GQOy0
姫子「あ、返信きた」
唯『3個…イヤしんぼめ!』
姫子「……なにかのネタかな」
姫子『おいしんぼ?』
唯『このメールを書いたのは誰だー!』
姫子『わたしです』
唯『姫ちゃん漫画とか読むー?』
姫子『うーん あんまり読まないなぁ まずい! みんなに置いてかれちゃう><』
唯『僕は…姫子を見捨てたりしないっ!』
姫子「……ちょっとキュンときた」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:49:03.11 ID:dm97GQOy0
唯「ロミオ役、姫ちゃんにも票入ってたねー」
姫子「そうだねー。私は残念で悔しくて涙の雨がザーザーです」
唯「あははー。でもさでもさ、姫ちゃんはジュリエットだよね」
姫子「そうかな?」
唯「だって“姫子”ちゃんだよ! 生まれながらのジュリエットだよ!」
姫子「あーそうだねー(本当はこの名前ちょっと大げさで好きじゃないんだよね)」
唯「ああ、ジュリエット! あなたはどうしてジュリエットなの~」
姫子「おお、ロミ夫、あなたがどうしてロミ夫なの~?」
唯「オホン! それはのう、私のお家は緑茶栽培の農家で」
姫子「あはははは! ロミ夫誰だよー」
唯「畑は緑。お茶を飲んで身体もグリーン。ヴォーグモデルだった女房も今ではしまむら」
姫子「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
エリ「姫子……どしたの?」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:59:19.14 ID:dm97GQOy0
唯「ねえねえ、姫ちゃん、木の役ってどうやって練習したらいいんだろう?」
姫子「そうだねー、外の木を観察してみるとか?」
唯「というわけで、学校の桜の木を見に来ました」
姫子「花が咲いてるわけないし、参考になるのかな。なんかもう秋なんだなぁ」
唯「ねえねえ」
姫子「うん? どうしたの?」
唯「あの木陰のところ、誰かいるよ」
姫子「3年と1年かな?(あそこの二人組、妙に距離近いな……)」
唯「わ、抱き合った」
唯「あ、キスしてるよ」
唯「あ、すごいすごい、なんか3年生の子のほうが1年生の子のスカートの中に手を」
姫子「見ちゃいけません!」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:09:09.50 ID:3Adjwqxz0 [1/11]
唯「さっきの何やってたんだろ、あの後どうなったのかな~?」
姫子「どうなったんだろうね?(学校でやるかフツー。いや、それよりあの手のを初めて見てしまった……)」
唯「姫ちゃんさ、キスしたことある?」
姫子「へっ、キス? あ、ああ……うん、ある」
唯「そっかぁ、なんだか大人だなぁ。私まだしたことないよ。カレシとしたの?」
姫子「……うん、そうだよ」
唯「カレシかぁ」
姫子「唯は男の子に興味ないの?」
唯「うーん、普段会う人少ないからなぁ。りっちゃんの弟にこのあいだ会ってー、お父さんとこないだ会ってー」
唯「あはは、毎日会うの女の子ばっかりだ。女子高だしねっ!」
唯「でさー、さっきの人たちって何なんだろ?」
姫子「さっきのはね……」
梓「あ、唯先輩」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:20:30.65 ID:3Adjwqxz0 [2/11]
唯「あずにゃーん!」ヒシッ
梓「うわっ! もう、廊下で抱きつかないでくださいよー」
姫子「(そのわりには嬉しそう)軽音部の子?」
唯「うん! あずにゃんだよー」
梓「あ、中野です」
姫子「立花です。よろしくね、あずにゃん」
梓(あずにゃんで通っちゃってる!)
唯「あずにゃん文化祭なにやるのー?」
梓「喫茶店ですよ。用意するものが多くてたいへんです」
姫子「へーいいなぁ。ウチも喫茶店がよかったかも」
唯「あ、私メイド喫茶やりたい! 姫ちゃんに着せたい!」
姫子「へーメイドねぇ」
梓(普通はやりたくないよね。もう騙されないんだから)
姫子「面白そう。お帰りなさいませ、ご主人さまっ」
梓(アレ!? やっぱり一般的なの!?)
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:31:29.05 ID:3Adjwqxz0 [3/11]
さわ子「それじゃ、ホームルーム終わり。みんな、文化祭の準備もいいけど、あまり遅くまで残らないようにねー」
さわ子「日直の人は黒板消して、日誌持ってきてね」
しずか「あ、はい」
しずか「うんしょ、うんしょ」キュッキュッ
しずか「うんっ……ふっ!」キューッ キューッ
姫子(小動物的なかわいさ……ジャンプしても上まで届いてない)
しずか「んー! んー!」ピョンピョン
姫子(うーん、助けに入りたいけどもう少し見てたい)
信代「ボーっと見てないで助けてやんなよ」バシッ
姫子「あいたっ!」
信代「ほれ、上はアタシがやるから。しずかは小さいなー。ガハハハ!」
しずか「あ、ありがとう」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:46:57.74 ID:3Adjwqxz0 [4/11]
紬「はい、今日はロミオとジュリエットが愛を語らうシーンよ」ホクホク
律「ああ、ロミオ」
澪「ジュリエット」ヒシッ
紬「カーット! りっちゃんセリフ棒読み! 澪ちゃん体が硬いよ」
律「えーっ、だってはぁずかしくてさぁ」
澪「うん……それに、人前で抱擁って……」
紬「唯ちゃん、お手本見せてあげて!」
唯「へ? なになにー?」
紬「誰か女の子を抱きしめて」フンスフンス!
唯「姫ちゃ~ん」テテテ
姫子「ん? 何……え、あ」
唯「おお、ロミオ~」ギュー
姫子(うわ)
紬「ほら、ふらひほほ、ああやうほほ!」
律「ムギ……鼻血」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:50:58.71 ID:3Adjwqxz0 [5/11]
しずかちゃんはあの鬼太郎ヘアのちっちゃい子
木下しずか
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:01:41.56 ID:3Adjwqxz0 [6/11]
姫子(なんかドキドキしてしまった)
唯「ねえねえ」
姫子「うおっ! ど、どうしたの」
唯「この木G変じゃない?」
姫子「うん、変じゃないよ。怖いくらい変じゃないよ」
唯「私は木! 今から木になりきります」
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」
唯「……」
姫子「木だね」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:09:03.74 ID:3Adjwqxz0 [7/11]
姫子「木にならしゃべってもいいかな」
唯「……」
姫子「このあいだ彼氏と別れてさ」
唯「……」
姫子「ふられちゃったんだ」
唯「……」
姫子「今考えるとどこがよかったのかわかんないけど。でも好きだったんだ」
唯「……」
姫子「それでこのあいだ少し落ち込んでたんだ。でも、唯見てたらちょっと楽になったよ。ありがとね」
唯「……」
姫子「あ、これってカウンセリングみたいだね。唯も相談役に……」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:15:51.18 ID:3Adjwqxz0 [8/11]
唯「よしよし」
姫子「……」
唯「私は、カレシとかってよくわかんないけど、でも姫ちゃんはすごいし、カッコイイよ」
姫子「……」
唯「いっつも弱ってるとことか見せないし、ソフト部だし、バイトやってるし、なんだか大人だなぁって思ってたんだ」
姫子「……」
唯「なんか、変だけど、姫ちゃんがしゃべってくれて嬉しかったよ」
姫子「……」
唯「あはは、姫ちゃんが木Gだね、何かしゃべろうよ~」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:23:45.70 ID:3Adjwqxz0 [9/11]
姫子(そういえば初めて会ったときも……)
唯「あのう」
姫子「うん?」
唯「教科書を見せてはいただけないでしょうか」
姫子「ああ、いいよ。じゃあ、もうちょっと机くっつけようか」
唯「でへへ、すいやせん」
唯「わあ、ノートきれいにまとまってる! 字もキレイ!」
姫子「そ? ありがとう」
唯「あー! そのシャーペンかわいいね~」
姫子「これはロフトで買ったやつ」
唯「ねえねえ、もっとしゃべろうよ~。私は」
さわ子「平沢さーん、うるさーい」
唯「あ、はい! ごめんなさいさわちゃん先生! うるさい唯です!」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:28:43.83 ID:3Adjwqxz0 [10/11]
姫子「ねえ、木G」
唯「ほい?」
姫子「今度遊びにいこっか」
唯「うん、行こう行こう! どうするなにするー?」
姫子「とりあえず、シャーペン買いに行こうか」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:45:22.50 ID:7HAFiOVv0 [1/37]
姫子「いらっしゃいませこんにちはー」
パート「立花さん休憩どうぞー」
姫子「あ、はい」
姫子(バイトそろそろやめようかな。学校あと半年もないのか)
姫子(唯、やらかくて気持ちよかったな……)
姫子(いやいや、おかしいって。私変だ)
姫子「ああ、返本もあとでやらなきゃ」
姫子(今日は漫画雑誌多いなぁ。ああ、そういえば唯は漫画読むみたいだったな)パラパラ
姫子(百合姫……? 成人向けかな。それにしては少女漫画みたいな絵)
姫子(女の子しか出てこない)
姫子(え、ちょっと待ってよ、なんでカラミのシーンが)
姫子(うわ、うわ、うわ)
姫子(えー!? そんなことまでしちゃうのー!?)フンスフンス!
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:51:56.26 ID:7HAFiOVv0 [2/37]
唯「じ~んせ~いら~くあ~りゃくぅ~もぉ~ある~」
律「ええい、この者は唯の名を語る偽物じゃー!」
唯「澪さん、ムギさん、やっておしまいっ」
ちか「あはは、なにそれー」
姫子「……」ムラムラムラムラムラムラムラムラ
唯「ねえねえ、姫ちゃん」
姫子「へっ?」
唯「じ~んせ~い~はムツゴロウさんだっけ?」
姫子「え、ああ、そ、それはダイゴローじゃなかった? 乳母車押してる……」
風子「人生~は水戸黄門だよ」
唯・姫「あれ?」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:01:13.34 ID:7HAFiOVv0 [3/37]
姫子(うう……なんか唯とまともにしゃべれない。昨日の女の子の漫画がちらつく)
エリ「和ってカッコイイよねー。しっかりしてるし」
和「そう? 別に普通だけど」
エリ「こないだのロミオ投票にね、和に入れたの私なんだぁ」
あかね「そうだったの?」
エリ「なんかーメガネ男子っぽくない? ショートカットだからちょっと中性的だし。ほら」フサフサ
和「うーん」
あかね「エリ」
エリ「あはは、妬くな妬くな」
紬「イエスだと思いますっ!!」
エリ「わっ、ビックリした!」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:09:28.85 ID:7HAFiOVv0 [4/37]
先生「じゃあ、今日は小テストをやるぞー。はじめ」
姫子(授業やってると少し気が紛れる……唯は)チラ
唯「えう~ふむ~えふ~ぐぬぬぬ(わかんないよ~わっかんないよ~)」
姫子(ああっ! 困ってる! テストじゃなかったら教えてあげれるのにっ!)
唯(もういーや。適当に書こ)スラスラ
姫子(あっ! 解き始めた! 唯はやればできる子だと思ってたよ!)
唯「(今日のムギちゃんのお菓子はなんだろな~)えへ、えへへ、ぐへへへ」
姫子(笑ってる。きっと会心の出来なんだね。かわいいなぁ)
先生「ほらそこ、隣チラチラ見ない」
姫子「す、すみません」ショボン
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:21:08.86 ID:7HAFiOVv0 [5/37]
紬「今日は衣装合わせよ」
唯「おぉ~……澪ちゃんロミオだねぇ~ロミオの中のロミオだねぇ~」
澪「うぅ……これで舞台に立つのか」
唯「いいなぁ、私も着たいなぁ」
律「唯は木Gだろー」
唯「こういうカッコイイのが着たいんだよー」
エリ「唯着てみるー? 私のだけど」
唯「えっ、いいのー!?」
エリ「ただしあとでコーラをおごるのだ」
唯「おごるよおごるよ~。えへへ、それじゃあ遠慮なく」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:28:31.04 ID:7HAFiOVv0 [6/37]
唯「おお……」
律「まあなんか普通だな」
唯「これなんかオナカきつい」
エリ「悪かったな! 山中先生がちゃんと採寸計ってくれたんだよチクショー!」
唯「おお、ロミオ~」
澪「いや、エリは下人の役」
律「ウチのロミオに手を出さないでくれるザマス~?」
和「過保護なジュリエット……」
唯「うーん……あ、そうだ」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:34:32.33 ID:7HAFiOVv0 [7/37]
唯「迎えにきたよー!」ドンッ
姫子「わっ」
唯「おぉ……姫」
信代「確かに名前はね」
唯「長い眠りからその目を覚まさせてあげよう! ムチュウ~」
ちか「いいぞいいぞー」
姫子「ちょっ……わあ!」バシッ
唯「……いたい」
姫子「あ、ごめん」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:43:38.87 ID:7HAFiOVv0 [8/37]
姫子(叩いちゃった……)
信代「あ、部活?」
唯「うん! こっちも練習しないとね!」
佐々木「秋山さん、頑張ってね」
澪「うん、ありがとう」
佐々木「ほぅ……」
姫子「あ、ゆ……」
唯「ムギちゃん、今日のお菓子はー?」
紬「あ、ごめん、今日忘れちゃった!」
唯「はぁっ!!」ガーン
紬「ごめんね、うっかりしてて」
唯「ううん、しょうながないよ……」ショボン
律「ならあからさまに落ち込むなよ」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:52:32.44 ID:7HAFiOVv0 [9/37]
姫子「音楽室こっちだよね。あ、なんかじゃんじゃか聴こえてきた」
姫子(あ、中見える)
唯「ふわふわ時間~♪」
姫子「やってるやってる」
姫子(すごい楽しそう……唯)
姫子(さっきのこともう一度謝ろうかと思ったけど、やっぱり邪魔しちゃ悪いよね)
姫子(……もう少し見ていこ)
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:04:10.85 ID:7HAFiOVv0 [10/37]
唯「ふぁ~。私ちょっとトイレ行ってくるよ」
律「おー行ってこーい。あち~」
唯「髪の毛ムレる~。ピン邪魔だからとっちゃお。ふぅ。あれ」
姫子「……」
唯「あれまー姫ちゃんでおますな」
姫子「(見つかる前に帰ろうと思ったのに)あ、うん、練習?」
唯「そうだよー。今とっても暑いっ! ところでなんで姫ちゃんがここに?」
姫子「えーっと、その、さっきのことなんだけど」
唯「さっき?」
姫子「ほら、唯をはたいちゃったでしょ」
唯「あはは、姫ちゃんビンタ初体験だったよ~」
姫子「もう一度ちゃんと謝ろうと思って。ごめんね」
唯「いいよいいよー。全然気にすることないよ。むしろあれで気合い入れてもらったよ! もっと熱くなれよっ!」」
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:11:12.43 ID:7HAFiOVv0 [11/37]
姫子「プッ。あっははは。やっぱり唯おもしろーい!」
唯「あー!」
姫子「どしたの?」
唯「トイレ行こうとしてたんだった……うぅ、もれちゃう」
姫子「ちょ! はやくはやく!」
唯「うえ~」
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トイレ
唯「いやいや、間に合いましたよ」
姫子「それはよかった」
唯「……姫ちゃん、やっぱりメイクするんだねー」
姫子「んー? まぁねー」
唯「わぁ、私ボサボサだ。うーん」サッサッ
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:19:58.96 ID:7HAFiOVv0 [12/37]
姫子「ああ、唯はね、こうして……ちょっとワックスつけてー」ゴソゴソ
唯「イイニオイするー」スンスン
姫子「前髪をもう少し下ろしてあげるとセクシーだよ」サッサッ
唯「うおっ! しずかちゃんとかアカネちゃんみたい!」
姫子(なんだこれ……)
姫子(え、なんか急に別人になっちゃったんですけど。元がいいのかそれとも私が唯を意識してるからなのか)
姫子(いやいやいやいや、唯を意識してるってなによ。私たち女子だし)
唯「姫ちゃん」
唯「すっごいね! 将来はスタイリスターとかだね!」
姫子「(うう、いつもと同じなのになんか違う!)スタイリストね」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:31:29.53 ID:7HAFiOVv0 [13/37]
唯「いいじゃん、いいじゃん、ノリノリでいいんじゃな~い♪」
姫子(そういえばこの間読んだ女の子漫画では、放課後の誰もいない教室でってシチュエーションだったな)
唯「今日はどこの教室も人いっぱいだね~」
姫子(ダメだ。って人気のないところで何するつもりなの私)
姫子「あのさー木の練習しない?」
唯「へ? 木って木G?」
姫子「うん。ほら、こないだの桜の木を見てさ」
唯「私は木! あ、でも音楽室戻らなきゃ」
姫子「唯、お菓子あげよう。森永のクッキー」
唯「え、いいのー!?」
姫子(釣れた)
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:47:30.99 ID:7HAFiOVv0 [14/37]
唯「もう外で作業してた人は帰っちゃったみたいだねー」
姫子「けっこう涼しくなってきたから」
唯「でも、まだあっついや。ボタン1個とっちゃお」プチン
姫子「……ゴクリ」
唯「あ!」
姫子「ど、どうしたの?」
唯「ほら! またあそこにいるよ! あの木陰のとこ!」
姫子「ホントだ」
姫子(ちょ、今日はそこ開けておいてよ~)
唯「今日は胸揉んでるねー」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:01:33.72 ID:7HAFiOVv0 [15/37]
姫子(結局図書館に来てしまった)
唯「ここだけ静かだね」
姫子(うーん、引っぱりまわしたけど、やっぱり音楽室に返してあげたほうが)
唯「よし! やるよー。私は木!」
唯「……」
姫子「あはは、うまいうまい」
唯「ねえねえ、姫ちゃん」
姫子「ん?」
唯「何かまた悩み事あるの?」
姫子「え……」
唯「だって姫ちゃんが音楽室まで来たの初めてだよね」
姫子「えーと……そう、ロミオとジュリエットって悲しいなーと思って」
唯「?」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:08:43.04 ID:7HAFiOVv0 [16/37]
姫子「ほら、二人は周りから恋をすることを禁止されてるでしょ。それでちょっとね」
唯「そっかぁ」
姫子「障害があると恋は盛り上がるなんて言うけど、なんで二人が恋をしちゃいけないんだろうとか」
唯「うーん、難しいねえ」
姫子「本人が好きならいいんじゃないかな」
唯「あはは、姫ちゃん今好きな人いるんだ」
姫子「えっ!? な、なんでなんで?(なんでわかったの?まさかバレた?)」
唯「なんとなくだよー。うんうん、姫ちゃんにも春がきたかー」
姫子「……そうだよ、今好きな子がいるんだ」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:19:15.64 ID:7HAFiOVv0 [17/37]
唯「へー。ねえねえ、どういう人?」
姫子「うーん、ちょっとおバカさん」
唯「どういうとこが?」
姫子「そうだねー。いつも甘いもののことばっかり考えてるとか」
唯「え~それはしょうがないよぉ。甘いものだもん」
姫子「言葉を間違って覚えてるとか」
唯「あはは、私もよくあるある! スランプとか!」
姫子「でも、みんなに好かれてるんだよねぇ」
唯「ほほー。その人は得してますねぇ」
姫子(ひょっとしてわかって言ってるんだろうか)
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:24:28.63 ID:7HAFiOVv0 [18/37]
唯「あのさあのさ」
姫子「うん?」
唯「その人とさっきのみたいなことするの?」
姫子「さっきの……ああ、胸もんだり?」モミモミ
唯「あはは、私のさわってどうするの」
姫子「スカートに手入れたり」ピラーン
唯「きゃー」
姫子「あとは……キスとか」
唯「……」
姫子「……」
唯「……」
姫子「いきなり木Gにならないでよ」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:28:10.19 ID:7HAFiOVv0 [19/37]
唯「姫ちゃん、私で練習してるの?」
姫子「本番がいいの?」
唯「なんかすごそう」
姫子「唯、こういうことされて恐くないの?」
唯「姫ちゃんは恐くないよ?」
姫子「そう……」
姫子(意外とキレイな顔……)
梓「あー! 唯先輩!!」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:32:03.18 ID:7HAFiOVv0 [20/37]
唯「あ、あずにゃーん」
梓「にゃーんじゃないですよ! ちっとも帰ってこないかた探しにきたんですよ!」
唯「ごめんごめん~」
梓「もうっ! 学祭まで時間ないんですからちゃんと練習してください」
唯「姫ちゃんごめんね~。音楽室戻るよ」
姫子「うん、私もつきあわせてごめんね」
唯「また明日ねー」
梓「はやく行きますよ!」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:40:02.30 ID:7HAFiOVv0 [21/37]
梓(なにあれなにあれなにあれ。唯先輩と……立花先輩)
唯「じ~んせい~らくあ~りゃ~♪」
梓(絶対変だった……なにかしようとしてた)
唯「あずにゃん、足はやいよー」
梓「誰のせいだと……って唯先輩髪型違いますね」
唯「ああコレ? さっき姫ちゃんにやってもらったんだー」
梓「……鬼太郎みたいで不気味です。私のヘアゴム貸しますから」
唯「鬼太郎!? うぅ……父さんすごい意地悪です」
梓(やなカンジ)
唯「えへへ、こうやって……パイナップル!」
梓「はやく行きますよ」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:50:05.45 ID:7HAFiOVv0 [22/37]
姫子(今日はちょっとどうかしてた。あのままキスしちゃうとこだったな)
姫子「いらっしゃいませこんにちはー」
客「……」
姫子「いらっしゃいませー」ピッピッ
姫子(でも、唯いやがってなかった。もしかして……あ、このお客さん百合姫買ってる)
姫子(わ、それに快楽天ってエロ漫画だ! わ、こっちもエロ漫画!)
姫子(佐々木希表紙のananも買ってるよー! 隣のレジで買ってよー)
客(フヒヒ、どうだキモイだろう)
姫子「(ヒーーッ)Tポイントカードございますかー?」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:03:06.19 ID:7HAFiOVv0 [23/37]
姫子「百合姫、持ってきてしまった……」
姫子(私ってそういう人間だったのかなぁ)
姫子(図書館の場面が多いなぁ。これがデートスポットなのかな)
姫子(また図書館連れていってみようかな)
姫子(でも、どうするんだろう。私、あの先までするつもりなのかな)
姫子(唯となら私は……)
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:13:56.42 ID:7HAFiOVv0 [24/37]
梓「あれ? 今日は唯先輩ひとりですか?」
唯「うん。私は木の役だからここでも練習できるしねー」
梓「ってギター弾いてるじゃないですか」
唯「最近さわってあげられなかったからねぇ。オオーギー太マイスイートハート!」
梓「じゃあ、二人でちょっと練習しましょうか」
唯「うん! あずにゃんごめんね~」
梓「? なにがですか?」
唯「最近あずにゃんにもスキンシップしてないからさぁ」
梓「……いえ、いいです。今はこうして練習できるんですから」
唯「よーし、じゃあ、ゆいあず!の新曲の練習だぁ!」
梓「なんですかそれ」
梓(ちゃんと私のことも考えてくれてるんだ)
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:23:33.59 ID:7HAFiOVv0 [25/37]
姫子(唯……部室行っちゃったかな)
信代「おーい、これちょっと長さ計って切って」
姫子「あ、うん」
姫子(図書室にまた唯を呼び出すなら)
姫子(またお菓子で誘えばすぐ来るかもでも練習中だったらじゃましたくないな
そうだ今度昼休みにパン買いにいったついでにでもああでも唯は普段お弁当が多いから
いつになるかわからないな今度の休みの日に買い物につきあってもらおうかな)
姫子(……)
姫子(なんか私恐いこと考えてるな)
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:26:42.46 ID:7HAFiOVv0 [26/37]
これどうしよう
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:44:14.58 ID:7HAFiOVv0 [27/37]
オチがまったく浮かばないんだが
とりあえずご飯食べて考える
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:13:36.58 ID:7HAFiOVv0 [28/37]
姫子「唯今日は学校来るのはやいねぇ」
唯「うん、今日は朝練したんだよ」
姫子「へえ、大変だね」
唯「うん……早起きして……ねむいよぉ」
唯「……Zzz」
姫子(ヨダレたれてる)
姫子(ふいてあげとこ)
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:34:07.66 ID:7HAFiOVv0 [29/37]
梓「あの、軽音部の先輩いますか?」
姫子「あれ、あずにゃんちゃん」
梓「(あずにゃんちゃん……)あの、唯先輩は」
姫子「ああ、いるよ。ゆいー」
唯「ほいほい。あれ、あずにゃん」
梓「お昼休みも練習しましょう! 律先輩たちも呼んでください」
律「なんだよ梓ぁ、せっかくの休息を」
梓「私だってクラスの出し物の合間です。さあ、行きますよ!」
姫子「なんか大変だねぇ」
梓「そうです、大変なんですよ!」キッ
姫子(なんか睨まれた)
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:48:16.72 ID:7HAFiOVv0 [30/37]
姫子「お、帰ってきた」
唯「ただ~いま~……」
姫子「ご苦労様」
唯「へぷっ」
姫子「疲れた時は甘いものがいいらしいよ。はい、チョコレート」
唯「え!? チョコ!?」
姫子「はい、あーん」
唯「んあ……ボリボリ」
姫子(ハムスターみたい)
唯「ふにゅふにゅ。あまいね~チョコ~」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:01:09.44 ID:7HAFiOVv0 [31/37]
唯「姫ちゃん、コンビニでバイトしてるんだよね」
姫子「うん、そうだよ」
唯「難しい?」
姫子「簡単だよ。レジ打ちして、掃除して」
唯「ふむむ」
姫子「バイトしたいの?」
唯「お金がもらえれば、軽音部にも何かできるかもしれないし。弦買ったり。私でもできるかな?」
姫子「もちろん、唯にも……
唯『3万500円のお返しですっ』『宅急便わかんないよ~』『マイセン? セッタ?』
できる……んじゃないかなぁ」
唯「そっかぁ! うふふふ~今度探してみよう~」
姫子(うーん)
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:11:36.05 ID:7HAFiOVv0 [32/37]
姫子「あっ」
梓「あ……どうも」
姫子「さっきねー唯くたくたで帰ってきたよ。クラスの合間にやるの大変だね」
梓「学年も違いますから……ちょっといいですか」
姫子「なに?」
梓「このあいだ、図書室で何してたんですか?」
姫子「何って、ただのおしゃべりだよ」
梓「唯先輩は誰でも受け入れちゃう人ですけど、だからってつけこまないでください」
姫子「つけこむって……」
梓「それじゃ、失礼します」
姫子「もしかしてやきもち?」
梓「っ! どこに妬くところがあるんですかっ!」
姫子(唯はモテるんだね)
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:22:36.35 ID:7HAFiOVv0 [33/37]
姫子(ロミオとジュリエット、図書室に本あるかな)
唯「姫ちゃん、どこいくの~?」
姫子「ちょっと図書室」
唯「私はちょっとお使いなんだ。ボンド買ってくるの」
姫子「それじゃあ、ちょっとついて行こうかな」
唯「ちょっと仲間ですものね~」
姫子「ちょっとそうだね~」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:38:56.81 ID:7HAFiOVv0 [34/37]
唯「ボンドなかったからアロンアルファだけどいいよね」
姫子「他のクラスの子が買っていっちゃったんだろうね」
唯「あ~るふぁ~るふぁ~」
姫子「ああ、ロミジュリあった」
唯「大きい本だね~」
姫子「うん、ああ、あったよあそこ。『ああ、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!』」
唯「あはははは! 姫ちゃんうまーい!」
姫子「ああ、ロミオ!」ヒシッ
唯「わー。あははは」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:46:18.53 ID:7HAFiOVv0 [35/37]
姫子「……」
唯「姫ちゃん、急に木Gになっちゃってるよ」
姫子「あ、いや……」
姫子(どうしよ、つい抱きついちゃったけど)
唯「姫ちゃんって女の子のニオイするねえ」スンスン
姫子「そ、そうかな」
唯「私好きだよー」
姫子「好きって……」
姫子「唯……」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:53:44.74 ID:7HAFiOVv0 [36/37]
唯「ねえねえ、姫ちゃん」
姫子「んー?」
唯「前に見た3年生の子と1年生の子みたいに続きしないのー?」
姫子「続きって……! どういうことするかわかってる?」
唯「うーん、スカートに手を入れたりとかだっけ? でもあれって何してるの?」
姫子「あ、あのね……あのあとは」
唯「でもまあいっかー。あ、そうだ! そろそろ教室戻らなきゃ! ほら、行こっ!」
姫子「(キスまでしたのにまるで変わらない……)うぅ」
唯「ほらほらーはやく行こうよー」
姫子「ロミオっ!」ヒシッ
唯「うおっ」
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 14:32:45.38 ID:mzqRBXImO [1/50]
唯「りっちゃん見て見てー。木です!」
しずか「同じく」
律「なんかこれ以上適役がいない気がしてきたよ」
しずか「ちょっとこの体勢が苦しいんだけどね」
姫子(かわいい…)
唯「私は木!」
しずか「私も木」
唯「2人あわせて林姉妹ですっ!」
律「おお~」パチパチ
姫子(私もも入れて森三中にしてもらえないかな)
唯「ん…あ、あれ?」ギシギシ
374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 14:41:20.33 ID:mzqRBXImO [2/50]
唯「んっ!あれ、抜けなくなっちゃった!」
律「えー!ちょっと引っ張るよ」
唯「んぐぐ!いたいいたい!りっちゃん痛い!」
しずか「本当に抜けなくなっちゃった!?」
律「うーん、首にすっかりはまっちゃってるよ」
唯「ふんぎぐ…!あーん取れない~」
姫子「ゆ、唯大丈夫!?」
唯「姫ちゃ~ん」グスグス
姫子「このあとも授業あるのに」
唯「えう~…もうこのまま受けようかな」
376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 14:50:16.76 ID:mzqRBXImO [3/50]
さわ子「ひ、平沢さん?その頭は…」
唯「木Gが抜けなくなっちゃいましたっ!でもこのままで大丈夫です!」
さわ子「このままって。いつかのメイド服よりひどいわよ。いい、引っ張るわよ?」
唯「んへー!いたいいたいいたい!!」
さわ子「取れないわねぇ」
姫子「先生、このままでもいいんじゃないですか」
さわ子「でもそういうわけにも…」
姫子「わ、私が面倒見ますからっ!」
さわ子「ずっとこの頭なのもかわいそうだし」
姫子「ず、ずっと私が唯の世話でいいですからっ!」
さわ子「え…?」
唯「今日から木です!」
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:01:02.46 ID:mzqRBXImO [4/50]
唯「しずかちゃん木とっちゃったのー?」
しずか「うん。唯それ大丈夫?」
唯「平気だよ。なんか楽しくなってきた!」
風子「真実の口みたい」
澪「ああ、昔の映画にあったな」
唯「なにそれ?」
澪「嘘つきが口に手を入れると持ってかれちゃう、だったかな?」
唯「ふーん」
律「じゃあちょっとお試し。私は正直者よん!」サッ
唯「がうっがうっ」ガジガジ
律「あいたたたた!なにすんだよー」
唯「私は真実の口ですっ」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:08:26.55 ID:mzqRBXImO [5/50]
律「うへ~ヨダレついちった」
ちか「おもしろそー。次私ね!」
唯「んあ…」
ちか「おお、噛まれない」
唯「あなたは正直者です」フフン
ちか「わーい」
律「えーなんでだよー」
唯「りっちゃん、このあいだ私に秘密でムギちゃんのお菓子食べた」
律「なにっ!?気づいておったのか…」
唯「ふふん」
381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:13:05.37 ID:mzqRBXImO [6/50]
律「姫子もやってみたら?」
姫子「え!?じゃ、じゃあ…」スッ
唯「んあ…」
姫子「どうでしょう平沢サマ」
唯「合格ですっ!あなたは正直者!」
律「差別禁止ー」ブーブー
姫子(噛んでもらいたかったな…)ショボン
383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:20:13.59 ID:mzqRBXImO [7/50]
唯「姫ちゃんどこ行くの?」
姫子「本を返しに図書室に。唯それ取れないねぇ」
唯「今日はスカイツリーGだよっ」
姫子「へぇ(噛んでもらいたいなぁ…)」
梓「わっ!唯先輩なんですかそれ!?」
唯「あずにゃん!ハムハムハム~」
梓「ひゃぁっ!?み、耳たぶ噛まないでくださぃ…」
姫子「むっ…」
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:28:57.72 ID:mzqRBXImO [8/50]
唯「図書室人いないね。いつもそうなのかな?」
姫子「唯」
唯「なーに?」
姫子「その…唯は私のこと、すっ、すきなのかな」
唯「好きだよー、カッコイイし、いいニオイするし」
姫子「えっと、たぶんわかってないと思うけど、私は唯好きだよ。けっこうそういう意味で」
唯「?」
姫子「…私は立花姫子じゃないでーす」スッ
唯「! ハムっ」
姫子「っ!…あ、私はバイト未経験です」
唯「あむあむあむ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:39:18.74 ID:mzqRBXImO [9/50]
姫子「はぁ…あっ、わたし、ソフト部じゃないです」
唯「あむ」ガリガリ
姫子「あっ! 私は、唯のクラスメイトじゃないです」
唯「んむんも。ひめひゃん、うほふひらね」チュウチュウ
姫子「はぁはぁ…あっ…わっ、わたしっ…」
姫子「わたし…唯が他の子と仲良くしてると…ひゃっ…う、うれしいです」
唯「……」ピタ
390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:48:46.63 ID:mzqRBXImO [10/50]
姫子「唯が、他の子と仲良くしてると、いい子だなぁって、うれしくなります…」
唯「姫ちゃん?」
姫子「すごく、すごく、うれしいの…」
唯「あれ?な、なんかわかんなくなっちゃった。それは神の力を超えておる」
姫子「唯」
唯「なに?」
姫子「手じゃなくて、口づけだと、真実の口はどうなるの」
唯「さ、さぁ」
姫子「試してみたいな」
唯「う、あ、それは」
唯「あ、ねえ、そろそろ教室に」
唯「ひ、姫ちゃ」
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:58:25.04 ID:mzqRBXImO [11/50]
姫子(木を被ってるからうまく抵抗できてないね。ごめんね。イヤだよね)
姫子(顔が固定されてるからしやすいなぁ)
姫子(これで嫌われたかな)
姫子(舌いれちゃお。どうせ最後だし)
姫子(ごめんね、こんなの怖いよね、ごめんね)
姫子(あーもう倒しちゃえ)
姫子(あ、動かなくなった)
姫子(ついでに胸もさわっとこ)
姫子(イイニオイだなぁ、きもちいいなぁ)
姫子(……もう、やめよ)
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:05:11.64 ID:mzqRBXImO [12/50]
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」
唯「……姫ちゃん」
姫子「ごめん」
唯「姫ちゃん、怖かったの?」
姫子「唯こそ怖かったよね。ごめんね。もう仲良くしてもらえないよね」
唯「姫ちゃん、泣いてる」
姫子「ごめんね」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:14:52.53 ID:mzqRBXImO [13/50]
唯「よしよし」
姫子「変だよね」
唯「変じゃないよ」
姫子「この間まで彼氏いたのにさ、唯好きなんだ」
唯「うん」
姫子「キスしたいし、身体中さわりたいの。キモいよね。私だって自分キモいもん」
唯「キモくないよ」
姫子「じゃあ、唯変なんだよ。こんなのおかしーし」
唯「そうなのかなぁ」
姫子「ごめん、唯は変じゃないよ。かわいい」
唯「えへへ」
姫子「もう、話しかけないからさ、安心して」
唯「ヤダ」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:23:36.21 ID:mzqRBXImO [14/50]
唯「姫ちゃんとしゃべれなくなるのヤダ」
姫子「私だってヤダよ。でも、私もっとしたくなっちゃうからさ」
唯「いいよ、私イヤじゃないよ」
姫子「ダメ。唯はそうなっちゃダメ。みんなとも仲良くできなくなるかもよ」
唯「大丈夫だよ」
姫子「それに、他にも唯と仲良くしたい子がいる」
唯「それは楽しみだなぁ」
姫子「おバカ。わかってないなぁ。バカかわいい」
唯「うぅ~」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:46:55.73 ID:mzqRBXImO [15/50]
姫子「先、戻ってるね」
唯「一緒に行こうよ」
姫子「唯、わかってよ。私、つらいんだよ」
唯「だって、姫ちゃん好きなんだもん」
姫子「じゃあ、私とつきあってよ。キスもセックスもしてよ」
唯「せっ…くす?」
姫子「べろべろ舐めあったり、ちゅうちゅう吸ったり、おっぱいモミモミしたり、あそこに指突っ込んでぐちゅぐちゅしたりして、ベチョベチョになるの。唯、それでも平気?」
唯「べちょべちょ…」
姫子「イヤでしょ。だからもう私と話しちゃダメだよ」
唯「……いいよ」
姫子(やめろ)
姫子「……私とそういうことできる?(やめろ私なに言ってるんだ)」
唯「うん」
姫子「……じゃあ、放課後にまたここでね」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 17:57:18.60 ID:mzqRBXImO [17/50]
唯(放課後に練習あるの忘れてた…)
唯(途中抜け出せるかな)
唯「べちょべちょ…」ボー
梓「汗かきました?」
唯「あ、ううん。大丈夫だよっ」
梓「そんなこと言って顔すげいですよ。私のタオルでよければ」
律「おっ、あついね」ヒューヒュー
梓「なぁっ!ちがーう!」
唯「ありがとー」フキフキ
414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:01:11.18 ID:mzqRBXImO [18/50]
唯(姫ちゃん待ってるかな)
唯「ねえねえ、私…」
梓「さっ、続き始めますよ」
唯「あう…」
紬「唯ちゃん、がんばろ!」
唯「うん…」
唯(これ終わったら行こう)
416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:08:55.18 ID:mzqRBXImO [19/50]
唯(うぅ、うまく抜けられないよ)
澪「唯、調子悪いな、大丈夫か?」
唯「うん、だいじょー…」
唯「あ、あーなんかお腹痛いかも」ゴホゴホ
律「咳してるじゃん」
唯「えっ!?えーと、あっ、ノドも痛いかも。ん、んん~」
澪「今日はもう帰ったほうがいいよ」
唯「あ、うん!じゃ、じゃあそうしようかなぁ」
梓「あ、じゃあ憂残ってると思いますから連絡を」
唯「ああ!いい、いい!一人でも大丈夫だよっ」
417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:15:07.20 ID:mzqRBXImO [20/50]
梓「本当に大丈夫ですか?」
唯「大丈夫だよぉ。お見送りまでしなくても…」
唯(あうぅ、あずにゃんありがたいけど、はやく戻って~)
梓「はい、ローファーですよ。履けますか?」
唯「履けるよー。心配症だなぁ」
梓「じゃあ、気をつけてくださいね」
唯「うん、ありがとー。じゃあねー」
唯(えっと玄関から図書室へは)
唯「(あずにゃんまだ見てるっ)ばいばーい」
418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:19:49.92 ID:mzqRBXImO [21/50]
唯「な、なんとか来れた…」
唯「姫ちゃーん?」
唯「あれ…」
唯(机で寝てる)
唯「姫ちゃん、ごめんね遅れて」
唯「よく寝てらっしゃる」
唯「よしよし」
姫子「……」グイッ
唯「わあっ!?」
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:25:17.14 ID:mzqRBXImO [22/50]
姫子「すごく待った」
唯「ご、ごめんね。軽音部の練習してて」
姫子「来ないかと思った」
唯(目赤くなってる)
唯「待たせてごめんね」ナデナデ
姫子「何か言うこと聞いてほしい」
唯「うん、なんでも聞くよ」
姫子「唯からキスしてほしい」
唯「……うん」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:30:29.18 ID:mzqRBXImO [23/50]
唯「ん…」
姫子「そんなタコみたいな口しなくてもいいよ」
唯「う、うん」
姫子「いい?こうするの」
唯「ん……」
唯(姫ちゃんの口、チョンってした)
唯(あ、なんかハムハムしてる)
唯(きもちいいかも)
唯(私もハムハムしてみよ)
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:36:51.71 ID:mzqRBXImO [24/50]
姫子「うまいよ。えらいえらい」ナデナデ
唯「えへへ…」
姫子「じゃあ、もう一回するよ?」
唯「ん」
唯(はむはむ…)
唯(あ、また姫ちゃんのベロ、にゅるんてきた)
唯(歯磨きしなくていいのかな)
唯「んっ!」
唯(ちゅうちゅう吸われてる)
唯(これ、きもちー)
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:44:21.64 ID:mzqRBXImO [25/50]
姫子「唯も、舐めたり、吸ったりして?」
唯「(姫ちゃん、息荒い)うん…」
姫子「いくよ?」
唯(こ、こうかな)
唯(うわぁ、ベロってこんなにザラザラしてるんだ)
唯(あ、アイスなめるみたいにやるとよかったりして)
姫子「はぁ…ゆい…」
唯「ふぅっ!」
唯(姫ちゃん、はげしい)
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:54:44.19 ID:mzqRBXImO [26/50]
唯「んっ…んん…」
姫子「はぁ…はぁ…ん」
唯「(姫ちゃん、首筋に)…っ!」
姫子「ここ、いい?」
唯「ひめちゃ…やっ…あん!なんか…こわいよぉ」
姫子「大丈夫…私もここ好き。うれしいなぁ、唯と一緒で」
唯(なんか、体がびりびりして、怖いよ)
唯(これが続くのかな)
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:10:14.58 ID:mzqRBXImO [27/50]
姫子「じゃあ、服、脱がすよ」
唯「はぁ…はぁ…」
姫子「……」
唯「姫ちゃん」
姫子「ん?」
唯「なにかおしゃべりしながら、して? 黙ったままだと、ちょっと怖いから」
姫子「…うん。唯、かわいい」
唯「あ、あのっ…」
姫子「うん?」
唯「き…キスしてくれると、怖くない、かも」
姫子「…わかった」
430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:17:30.73 ID:mzqRBXImO [28/50]
姫子「唯、キス上手」
唯(見ないでボタン外してる。なんでわかるんだろ)
姫子「ブラ、白なんだ」
唯「へ、へん?」
姫子「ううん、似合うよ。ぴったり」
唯「…へへ」
姫子「……胸、さわるよ?」
唯「う、うんっ。あ、キス…」
姫子「あはは、はい」
唯「ん……っ」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:25:03.98 ID:mzqRBXImO [29/50]
姫子「かわい…」
唯(こんなふうにさわられたことないよ…)
姫子「ふふ」
唯「ひ、姫ちゃん…なんでっ…つんつんしてるね?」
姫子「女の子のここは乱暴しちゃダメなんだよ。心臓に近いし、子供にあげるところだし。やわらかいしね」
唯「ふーん…んっ、んん」
姫子「ゆっくり、ゆっくり、してあげれば、気持ちよくなるよ」
唯「ふあぁ…」
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:32:10.90 ID:mzqRBXImO [30/50]
姫子「下も、するね?」
唯「うん…」
姫子「唯、いつもストッキングしてるね。寒がり?」
唯「うん、冷房も暖房も苦手で…」
姫子「じゃあ、今から取っちゃうから、あたためてあげないとね」
唯(ホントは…さっきから体、あつい…)
姫子「じゃあ、脱がすよ、ストッキング」
唯「あ……ああっ」
唯(なんか、姫ちゃん、脱がし方がエッチ…)
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:39:31.98 ID:mzqRBXImO [31/50]
姫子「汚れちゃうから、パンツもとるね」
唯「あ……やっ!」
姫子「大丈夫、怖くないよ」
唯「で、でも、恥ずかしい…」
姫子「……」
唯「え、な、なにィ?」
姫子「唯も恥ずかしいとかあるんだなぁって」
唯「さっきから、すっごく恥ずかしいよぉ…」
姫子「わかるよ。でも、優しくできると思うから、安心して?」
唯「……うん、姫ちゃん信じてる」
437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:45:37.73 ID:mzqRBXImO [32/50]
姫子「あ、ぬれてる」
唯「ぬれる?」
姫子「えっと、ホントはここに男のが入るから、スベリをよくするために…」
唯「はぁ……」
姫子「まぁ、唯の体がエッチの準備をしてるってことだよ」
唯「へぇ…」
姫子「じゃあ、ここ、さわるね?」
唯「あっ! キス……」
姫子「ん…」
440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:54:10.64 ID:mzqRBXImO [33/50]
唯「……(なんかムズムズする)」
姫子「唯、ここの少ないねぇ」
唯「んっ……そうっ……かな?」
姫子「うん、なんか唯らしいね」
唯「ふっ…んんっ…」
姫子「イッパイ出てきたよ」
唯「なに…がっ……ん!(な、なんかプールの穴に引っ張られるみたいな)」
姫子「唯、すき」
441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 20:03:41.83 ID:mzqRBXImO [34/50]
唯「っ! んっ! んうっ!」
姫子「唯、口から手どけて? キスしたい」
唯「んんー! ん!」
姫子「ゆーい」
唯「やっ…ああっ! 姫ちゃっ……んむっ、はひゅっ、ぷあっ!! ああっ、ああーッ!!」
姫子「キモチイイ?」
唯「わかんないっ、あうっ、わかんなわかんないっ……うぅーッ!」
姫子「一回、いかせるね?」
唯「こわいっ! こわいこわい! 姫ちゃーん!!」
姫子「唯、大丈夫だよ、キス…」
唯「ん……んむっ」
442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 20:07:41.95 ID:mzqRBXImO [35/50]
唯「あっ、あっ、姫ちゃ、こわいっ、キスっ、あっ、あっ」
姫子「ん……」
唯「はうっ、はふっ、んっ、んっ」
姫子「ゆい…」
唯「っ! んっ、んんんーーーーーーッッ!!」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 20:58:36.86 ID:mzqRBXImO [37/50]
姫子「落ち着いた?」
唯「うん……もう大丈夫だよ」
姫子「唯」
唯「なにー?」
姫子「ゆゥい~」モゾモゾ
唯「あはは、姫ちゃん赤ちゃんみたーい」
姫子「その……痛いとことかない?」
唯「大丈夫だよ、最後ちょっと怖かったけど…姫ちゃん優しかった」
姫子「うん、私も…」
唯「今……わっ、もうこんな時間」
姫子「えっ、あ、ヤバッ、バイト!」
唯「今日バイトなの?」
姫子「うん、行かなきゃ(もう遅刻だけど)」
448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:08:00.68 ID:mzqRBXImO [38/50]
姫子「(まだ不完全燃焼だけど、もうお開きの流れだよ…)じゃあ、バイトだから」
唯「うん、気をつけてね」
姫子「唯、ちょっと髪」サッサッ
唯「あは、ありがとう」
姫子「……私こそ」
唯「ねえねえ、キスしていい?」
姫子「もちろん」
唯「ん……」
梓「……」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:15:46.85 ID:mzqRBXImO [39/50]
唯「今、音しなかった?」
姫子「そう? 唯耳いいね」
唯「でへへー、そっかなぁ」
姫子「唯、その、明日なんだけど」
唯「うん?」
姫子「えっと、ここで続きを……って何言ってんだろ」
唯「姫ちゃん、急にかわいくなっちゃったね」
姫子「な、なによそれぇ」
唯「…明日は、姫ちゃんにお返ししたいな」
姫子「っ! さ、されたいっ」
454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:34:42.89 ID:mzqRBXImO [41/50]
姫子(学校関係ってことでごまかせた。サボったことなかったし)
姫子「いらっしゃいませこんばんはー」
姫子(とうとう唯と……女の子って初めてだったけどなんとかできた)
姫子(あぁ~ゆい~)ボー
客「……」ドサッ
姫子「あ、い、いらっしゃいませ」
姫子(まだ火照りが……明日は唯が私に…)
姫子(あっ! またこの客! やっぱりanan買ってる。セックス講座……でも女用だってわかってるのかな)
客(フヒヒ)
姫子「ありがとうごさいましたー……がんばってくださいっ!」
客「フ、フヒィッ!?」
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:44:31.27 ID:mzqRBXImO [42/50]
梓(なにあれ……)
梓(唯先輩とあの人、してた…)
梓(唯先輩、最後はあんな大声で……)
梓(頭おかしいよ…図書室だよ? それ以上に女の子同士で……)
梓(唯先輩、あの人とつきあってたのかな)
梓(もしかして、しょっちゅうあそこであんなことを)
梓(だ、ダメだよ。学祭近いし、練習しなきゃだし、唯先輩)
梓「なんでェ……」
459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:50:51.75 ID:mzqRBXImO [43/50]
唯「おはよ~」
姫子「あ、おはよう」
唯「……」
姫子「……」
唯「ねえねえ!」
姫子「わっ、な、なに?」
唯「今日って体育あったっけ!?」
姫子「え、ないよ」
唯「そっかぁ」
姫子「?」
460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:58:29.30 ID:mzqRBXImO [44/50]
唯「ねえねえ!」
姫子「な、なに…?」
唯「姫ちゃん、飴ちゃん食べる!?」
姫子「あ、ありがとう。でも今はいいよ」
唯「そっかぁー」フンフン
姫子(あ、もしかして)
姫子(今さら照れてるのかな)
唯「そっかー! いらないかー!」フンス!
461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:10:50.25 ID:mzqRBXImO [45/50]
律「唯ー、体大丈夫かぁ?」
唯「あ、りっちゃん! 大丈夫だよーあそこが少し気になるけど」
律「は?」
姫子(バカー!)
唯「(はっ!)あーえーとえーと、そうノドがぁ、ウェッホン、ウ~ゲェッホン」
律「おいおい、大丈夫か? また声ガラガラでライブになっちゃうぞ」
唯「うん、ダイジョブ、明日には治るから~」
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:22:22.04 ID:mzqRBXImO [46/50]
唯「うーん」
エリ「どしたの、便秘?」
唯「なんか胸が苦しいんだぁ」
エリ「さっき律が体がどうとか言ってたけど、やっぱり体調悪いんじゃない?」
唯「うーん、そうじゃなくて、服が窮屈っていうか」
エリ「ほほー。彼氏とお盛んなんじゃないのぉ?揉むと大きくなるっていうしね」
唯「違うよー。あ、でも昨日姫ひゃんもがもが」
姫子「唯ーちょっとあっち行こーかー」
唯「ふまはー」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:29:24.10 ID:mzqRBXImO [47/50]
姫子「あのね、唯。後でまたちゃんと話さなきゃだけど、昨日みたいなことはみんなに話しちゃダメだよ」
唯「うん……いやぁ、でもなかなかショーゲキテキだったから頭から離れなくて」
姫子「ん…私だってそうだよ」
唯「ね、今近くに人いない?」
姫子「うん」
唯「えへへ、キス、しよ?」
姫子「ん……」
465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:39:53.15 ID:mzqRBXImO [48/50]
唯「あのね、私、姫ちゃんとキスするの好き」
姫子「唯…」
唯「昨日、その、下をやってるときは、ちょっと怖かったけど…でも今日もするでしょ?」
姫子「う、うん」
唯「だから、そっちも姫ちゃんとするの、好きになれたらいいなぁ」
姫子「~~っっ、かわいすぎるよコイツゥ!」ギュ
唯「わっ…えへへ」
466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:54:30.65 ID:mzqRBXImO [49/50]
唯「姫ちゃん、お昼買いに行こー」
姫子「うん、いいよ」
信代「あんたたち最近仲いいね」
唯「私たちは教室の隅の席の日陰者、ハジッコシスターズです!」
姫子「で~す」
律「いいなぁ、後ろの席。私なんて教卓目の前だぜ」
唯「いえ~い、ハジッコシスターズ!」
姫子「シスターズ!」
律「な、なにおう、コシャクなー」
澪「仲いいなぁ」
479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 00:59:34.56 ID:kw/3rSq5O [1/19]
唯「今日はメロンパンにするんだ。購買のやつはバターがちょうどイイ感じでね」
姫子「ふうん」
唯「黒糖のも食べたいけど…」
梓「唯先輩!」
唯「おやまあ、あずにゃん」
梓「昨日、大丈夫でした?」
唯「なにが……あ、あーうん。大丈夫だよ。オーライ!」
梓「そうですか、気をつけてくださいよ?」
唯「だから大丈夫だってぇ。そうだ、姫ちゃんとあずにゃんにもメロンパンを食べてもらおう。私、買ってくるよ~」
梓「いいですよー」
姫子「行っちゃったね」
梓「つけこまないでって言いましたよね」
483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:18:53.59 ID:kw/3rSq5O [2/19]
梓「唯先輩はみんなが好きなんです。誰か特別な人がいるわけじゃないんですよ」
姫子「ふうん」
梓「それに今体調崩されたら困るんですよ」
姫子「あずにゃんちゃんは唯が好きなんだね」
梓「それは先輩ですから……だからあんまり連れ回さないでください」
姫子「別に連れ回してないよ」
梓「……練習のあとに変に疲れることはしちゃダメなんですよ」
姫子(なるほどね)
姫子「あずにゃんちゃんも」
梓「?」
姫子「部活が終わったらまっすぐ帰らなきゃダメだよ」
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:29:21.06 ID:kw/3rSq5O [3/19]
唯「ほいほーい、平沢軍曹、帰還しましたっ」ビシッ
姫子「うん、ご苦労」
唯「はい、あずにゃん、ここでいっちゃんうまい、ヘビーブラックメロンパン!」
梓「…ありがとうごさいます」
姫子「これ食べられるの?」
唯「それが奥さん、これがほっぺが落ちるほどおいしいんですよ~」
梓「唯先輩!」
唯「うん?」
梓「ちゃんと練習覚えておいてくださいよ!」
唯「わかってるよ~。今度の土曜にも……ありゃ、行っちゃった」
485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:39:39.68 ID:kw/3rSq5O [4/19]
姫子「今度の土曜になに?」
唯「スタジオで練習するんだぁ。学祭もうすぐだからねっ」
姫子「そっかぁ。残念」
唯「なんで?」
姫子「土曜に唯と遊びたいなぁと思ってたんだけど」
唯「あ…」
姫子「予定があるんじゃしょうがないね」
唯「ごめん」
姫子「いいんだよ。学祭のライブ頑張ってね」
唯「うん! その日の演奏は姫ちゃんに捧げましょう」
姫子「それは嬉しいなー。ところでこのパン、異常に甘いね」
唯「そかな?」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:59:04.09 ID:kw/3rSq5O [5/19]
梓(何あの女! わかった風な言い方してさっ!)
憂「梓ちゃん、怖い顔」
梓「世界で一番気のあわない人に会ったから」
純「そんなにプンスカしてるんだから、どうせ軽音部のことでしょ」
梓「私には他に悩みがないみたいじゃん」
純「違うの?」
梓「う…」
梓(とにかく唯先輩とあの女……なんとか引き離さなきゃ)
梓(…もし、唯先輩が本当にあの女のことが好きなら、私すごくやなヤツだな)
憂「今度は暗い顔になっちゃった」
489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:10:55.45 ID:kw/3rSq5O [6/19]
梓「……ねえ憂、昨日唯先輩何時頃に帰ってきた?」
憂「うーん、7時過ぎだったかなぁ」
梓「あれぇ、おかしいな、昨日唯先輩具合悪そうだったから、もっと早く帰ったんだけど」
憂「え!? そうなの?」
梓「うん、病院にでも寄ってたのかな?」
憂「そうは見えなかったけど……そういえば少し顔赤かったかも」
梓「憂、今日も残って学祭の準備たよね」
憂「うん」
梓「今日また唯先輩の体調悪そうだったら送ってもらえるかな」
憂「わかった。何かあったら連絡して」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:21:54.39 ID:kw/3rSq5O [7/19]
梓(昨日、あの女は部活の後にたぶん唯先輩を呼び出して……)
梓(部活が終わって、すぐ憂に連れ帰ってもらえばあの女の入る余地はないよね)
梓(だいたいおかしいよ、女同士で)
梓(学祭も近いっていうのに)
梓(…私、差別する人間だったのかな)
梓(もう、ヤダ)
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:33:51.76 ID:kw/3rSq5O [8/19]
律「ああ、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!」
澪「ジュリエット!」
紬「二人ともとても良くなったわぁ」
唯「確かに」
姫子「うん、二人とも雰囲気出てきたね」
唯「なんでロミオとジュリエットは恋をしちゃいけないんだろうね」
姫子「……きっと周りの人も色々考えてのことじゃないかな」
唯「ふうん」
姫子「と、最近少し思ったの」
494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:45:10.23 ID:kw/3rSq5O [9/19]
律「ゆーいー、練習いくぞー」
唯「あ、待ってー」
唯「姫ちゃん、それじゃ昨日の、ね」ヒソヒソ
姫子「うん、また、ね」
唯「お待たせー」
律「唯、ホントに最近姫子と仲いいなぁ」
唯「ええ、いいお付き合いをさせていただいてよ」
律「まっ、この子ったら」
唯「おほほほ」
姫子(今日は軽音部の邪魔しちゃ悪い気がする。やっぱりあとで唯にメール送って帰ろうかな)
姫子(…少し待つけど)
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:47:15.36 ID:kw/3rSq5O [10/19]
ね
む
る
538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 20:53:17.41 ID:kw/3rSq5O [11/19]
唯(今日も練習途中で抜けなきゃ)
唯「んんっ、うっ、がはっウゲェアハアッ!!」
梓「だ、大丈夫ですか!?」
紬「ひどい咳…」
唯「うーん、風邪かなぁ」
澪「なにノンキ言ってるんだ。やっぱりまだ体調悪いんじゃないのか?」
律「今日も早退したら?」
唯「じゃあ、そうさせてもらおうかなぁ」
梓「あ、じゃあ憂呼びますね」
唯「い、いいよ、大丈夫だよ~」
梓「憂すごく心配してましたよ。すぐ来てくれるはずですっ」
唯(あ~…)
541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:06:45.77 ID:kw/3rSq5O [12/19]
憂「お姉ちゃん大丈夫熱はある体だるくないのど飴あるよタクシー呼んでもらおうか!?」
律「おお、速い」
唯「うい~大丈夫だよ~一人でも帰れるよ~」
憂「そんなこと言って昨日は寄り道して帰ってきたでしょ!?体調のことなんてちっとも教えてくれなかったし!」
澪「寄り道って小学生か」
梓「今日、憂と話してビックリしちゃいました。家に帰ったの7時だそうですよ」
唯「そ、それは…」
律「あのなぁ、また風邪ひいてライブ出るの嫌だろー?今日は帰って寝てろ。部長命令!」
唯「うぅ、はい、わかりました」ショボン
唯(どうしよう…)
543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:15:13.61 ID:kw/3rSq5O [13/19]
唯(とにかく、姫ちゃんにこのことメールしなきゃ)コソコソ
憂「じゃあみなさん失礼します」
律「任せたっ!」
澪「唯がフラフラしないようお願いね」
憂「はい!お姉ちゃん行こう」
唯「あっ、あうぅ…」
梓(これでなんとか…)
546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:25:54.26 ID:kw/3rSq5O [14/19]
唯「う、ういー?学祭の準備は…」
憂「お友達に頼んできたよっ」
唯「うう…」
姫子「ゆーい!」
唯「ひ…姫ちゃん!」
姫子「偶然だね~私も今帰るとこなんだぁ」
唯「あ、わたしさっきメール送ってモガモガ」
姫子「あはは~唯のホッペタやわらかーい」
唯「もひゃ…?」
憂「お姉ちゃん、お友達?」
姫子「隣の席の立花ですぅ~」
549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:40:07.14 ID:kw/3rSq5O [15/19]
姫子「唯、今日は部活早引き?具合悪いの?」
唯「もひゃもひ(これじゃ喋れないよー)」
憂「昨日からみたいで。今一緒に帰るところなんです」
姫子「そ~なんだぁ~。唯大変だねぇ」
唯「ひゃい」
姫子「私も送っていこうか?ギターとか重いでしょ」
唯「ひょんよー?」
憂「え、でも悪いですよ。風邪移っちゃうかもしれないです」
姫子「大丈夫だよ、私風邪めったにひかないし」
憂「でも…」
唯「ふんふん!」コクコク
憂「じゃあ、すみません、お願いします」
唯「ふほー」
550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:57:18.86 ID:kw/3rSq5O [16/19]
憂「ここのスーパーでスポーツドリンクとか買っていくね」
唯「ねえねえ、姫ちゃん」ヒソヒソ
姫子「ん?」
唯「さっきの姫ちゃん変だったよ」
姫子「待ち合わせしてたなんて言ったら怪しいでしょ」
唯「はっ、そうだった。でも、よく私がいるとこわかったね?」
姫子「こんなメールが来たらねぇ」パカッ
唯『さらわれる』
姫子「まったく、校内中走っちゃったよー」
唯「姫ちゃん…」
姫子「一応これでも運動部だからねー。あ、メールが来たとき最初ギャグだと思ったのは内緒!」
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 22:03:04.45 ID:kw/3rSq5O [17/19]
ふ
ろ
564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:14:36.36 ID:kw/3rSq5O [18/19]
姫子「へぇ、唯の部屋ってこんななんだー」
唯「えへへ~なんか恥ずかしいね~」
憂「お姉ちゃん、熱ないみたいだけど一応お薬。あとスポーツドリンク置いておくよ」
唯「んむ」ゴクゴク
憂「姫子さん、お茶です」
姫子「ありがとう。でもすぐ帰るから」
憂「それじゃあ下にいるからね」バタン
唯「さてさて」
姫子「あ、薬!飲んだフリだったのか」
唯「えへへへ~これ得意技なんだぁ。本当は健康だし」
566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:35:50.64 ID:kw/3rSq5O [19/19]
姫子「ギターって初めて背負ったけど重いんだね」
唯「私も初めはギー太が重くってさあ。今はどんとこいです!」
姫子「彼氏だもんねぇ」
唯「んー…こっちが彼氏かなぁ」スリスリ
姫子「女だっての」ポコ
唯「ありゃ。でもねでもね、さっき姫ちゃんカッコよかったよ」
姫子「そうかな」
唯「ね…今二人きりだよ」
姫子「でも、下に妹ちゃんいるから危ないね」
唯「んー」
姫子(積極的。まあ、前からか)
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:44:28.69 ID:U0ZzNxygO [1/45]
唯「ふぁ。なんか、部屋でキスって照れるね~」
姫子「唯はキス好きだね」
唯「うん。ねえ、昨日の…」
姫子「さっきすぐ帰るって言っちゃったから」
唯「まだ帰らないで」
姫子「…静かにしてれば大丈夫かな」
唯「憂、今ごはん作ってると思う」
姫子「あんまり長くできないからイマイチかもよ?」
唯「そんなことないよ」
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:55:52.51 ID:U0ZzNxygO [2/45]
姫子(唯、男の子とつきあったらガンガンいくタイプかも。あ、今つきあってるの私か)
姫子(昨日初めてしたわりには、すごく上手いし)
姫子(そういえば、浮かれて忘れてたけど)
唯「姫ちゃあん」
姫子「唯、私のこと好き?」
唯「好き…んん」
姫子「私たち、恋人?」
唯「うん、恋人」
唯「一緒にいてね?」
姫子「ん…」
姫子(報われた気がした)
577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:05:20.01 ID:U0ZzNxygO [3/45]
唯「じゃあ、今日は私がするね?」
姫子「うん」
唯「じゃ、じゃあボタンとるよ?」
姫子(緊張してるなぁ)
唯「んしょ…」プチプチ
姫子「あ、唯」
唯「な、なに?」
姫子「妹ちゃん来るかもだから、上着は脱がさないで?」
唯「…うん」
姫子(落ち込んでる。かわいい)
578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:16:19.10 ID:U0ZzNxygO [4/45]
唯「わぁ…姫ちゃん青だぁ。すごーい…」
姫子(一応勝負下着…)
唯「すごーい、この青すごく濃いね、ほぁ…」
姫子「ゆ、唯、あの、続けて?」
唯「あ、ごめんごめん。えっと、取るね?」
姫子(自分で言っておいてあれだけど、恥ずい…)
姫子(ブラウス着たままだからこそばゆい…)
唯「姫ちゃん、おっきい…」
姫子「そう?」
唯「うん、澪ちゃんよりおっきいよ」
姫子「そっかぁ」
唯「さわるね」
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:25:18.84 ID:U0ZzNxygO [5/45]
姫子「ん…」
唯「これくらい?」
姫子「うん、上手」ナデナデ
唯「えへへ…キス、しよ」
姫子「ん…はぁ」
姫子(唯は本当にキス上手いよ。舌の使い方とかも)
姫子(胸のほうも…昨日の私の真似してるのかな)
唯「…」
姫子「あっ」
姫子(首っ、待って待って待って、ちょっ)
姫子「っ!」
唯「姫ちゃんもここ好きなんだよね」
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:35:06.03 ID:U0ZzNxygO [6/45]
姫子(え、ウソ?なにこれなにこれ…)
姫子「はぁ…はっ…はっ」
唯「姫ちゃんの好きなとこ、いっぱいキスするね」
姫子「はっはっ……あっ……んっ」
唯「姫ちゃん、女の子の味する」
姫子(ヤダ、もう…きちゃう)
姫子「っ!」
唯「いっぱい、キス」
584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:41:09.30 ID:U0ZzNxygO [7/45]
唯「こっちにも、キス」
姫子(まってまってまってまって、私まだっ)
姫子「んんっ……ハァハァ」
唯「姫ひゃん…」
姫子(ちくびっ……あ、あたまが……)
姫子「はぁはぁ……はぁっ……ふうっ」
唯「やわらひゃい…」
585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:50:04.93 ID:U0ZzNxygO [8/45]
唯「パンツ、とっていい?」
姫子「ハァ……ハァ」コク
唯「わぁ、こっちも青」
姫子「はぁ……んっ、はぁ」
唯「……なんか、糸引いてる」
姫子「はぁ…はぁ」
唯(ホントにぬれてる…昨日の私もこうだったんだ。あ、汚しちゃうからって早くとったんだっけ)
唯「姫ちゃん、ごめん。ん…」
姫子「ん…ふぁ、んん」
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:57:12.69 ID:U0ZzNxygO [9/45]
唯「こっち、さわるね?」
姫子「ゆい…キス」
唯「ん」
姫子「ふあぁ」
唯(こうかな…昨日してもらったみたいにゆっくり、ゆっくり…)
姫子「……はぁ、はぁ」
唯(姫ちゃん、目がトロンってしてる)
唯(大丈夫かな、きもちよくなってくれてるかな)
姫子「はぁはぁ…んっ、はあっ」
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:07:58.60 ID:U0ZzNxygO [10/45]
唯(さっきから静かだなぁ、しゃべりながらしたほうが姫ちゃんも嬉しいんじゃないかな)
唯「姫ちゃん、ここ、すごいよ」
姫子「あっ!……はぁ、はぁっ!」
唯「くちゅって音してる…なんか、エッチだね」
姫子「はっ、はっ、はっ……はぁーっ、んっ」
唯「姫ちゃん、言ってたよね、あそこに指入れてぐちゅぐちゅにするのって」
唯(指、入るかな?)
姫子「っ!んっ!んんっ!」
唯「ゆび、入ったよ」
589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:17:29.21 ID:U0ZzNxygO [11/45]
唯(指入れたけどどうしよ。ホントは男の人が入るって言ってたけど)
唯(…コード押さえるみたいに動かしてみよ)
姫子「あっ!んっ、はぁっ、はぁっ、あっ」
唯「きもちいい?」
姫子「はぁっ……はぁはぁはぁはぁ!」
唯(いいのかな?)
唯(でも、さっきから姫ちゃんすごく苦しそう…)
唯(すっごく息荒いし)
唯(目も今はぎゅってつむってるし)
唯(なんか、ぞくぞくする)
590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:26:18.01 ID:U0ZzNxygO [12/45]
唯(そうだ)
唯「下も、キス、するね?」
姫子「はぁ…はぁ…はぁ」
唯(ここにキスってなんかすげいけど…えいっ!)
姫子「ひっ!」
唯「ん…んふっ、んん~…」
姫子「っ!やっ……はっ、はーっ」
唯(なめたり、吸ったり)
姫子「はっ!んんっ…んあっ!はぁはぁはぁ」
唯「ひめひゃん…」
唯(…なんかコリコリしてるのが)
592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:36:53.21 ID:U0ZzNxygO [13/45]
唯(弾いてみたりして)
姫子「ひゃっ!?」
唯「姫ちゃん、べちゃべちゃになるのがせっくす、って言ってたよね。今、私たち、せっくすしてるよ」
姫子「はぁ!はぁ!くっ……はぁはぁ!」
唯(なんか、すごく苦しそう)
唯(首ぶんぶん振ってるし)
唯(シーツ、すごく握ってるし)
唯(なんか…)
唯(もっと見たい、姫ちゃんのこんな顔)
憂「お姉ちゃーん?」
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:46:32.56 ID:U0ZzNxygO [14/45]
唯「なに?」
憂「ちょっとバタバタ音が…あれ、姫子さん寝てるの?」
唯「う、うん!なんか、学祭の準備で疲れてたみたい。だから横になったらって」
憂「ふふっ、お姉ちゃんはもういいの、体?」
唯「え、あ、あああ、うん、大丈夫だよ~」
憂「もうすぐご飯できるからね」バタン
唯「ふぅーっ、危機一髪、憂に見えてるのが姫ちゃんの背中のほうだからよかった…」
595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:53:02.21 ID:U0ZzNxygO [15/45]
唯「姫ちゃん」
姫子「はぁ……はぁ……」
唯「大丈夫?」
姫子「はぁ……はぁ……」
唯「ど、どこかに変なことしちゃったのかな、ど、どうしよ、姫ちゃん、姫ちゃん!」
姫子「…ゆい」
唯「姫ちゃん!」
姫子「……はぁ」
唯「よかったよー!どこか痛いとこない!?」
姫子「ちょっと…息、整え、させて」
597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 03:00:57.88 ID:U0ZzNxygO [16/45]
姫子「…」ボー
唯「ごめんね、私が下手だから姫ちゃんに苦しい思いを…」
姫子「唯」
唯(あ…キスしてくれた)
姫子「すっごく、気持ちよかったよ」
唯「ホントに?」
姫子「うん、途中意識とんじゃったよ」
唯「い、意識がっ!?」
姫子「あー…それくらいよかったってことだよ」
唯「そっかぁ」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 03:09:53.04 ID:U0ZzNxygO [17/45]
姫子「何回もいっちゃったし…」
唯「どこに?」
姫子「あ、えっと、いくっていうのはね、昨日唯が怖いって言ってたけど」
唯「なんか渦に引き込まれるみたいだった」
姫子「うん、体がふわってして、ぎゅうううってくるよね。それがいくってこと」
唯「ふうん…姫ちゃん、いっぱいいけてよかった?」
姫子「えっ、う、うん、よかったよ(恥ずかしい…)」
唯「そっかー!じゃあ、せっくすはいくのがイイんだねっ!」
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 19:22:55.98 ID:U0ZzNxygO [19/45]
姫子(まだちょっとボーッとすり)
姫子「唯、トイレ借りるね」
唯「うん、どうぞー」
姫子(うーん、まさかあんなにすごいとは…前の彼氏だってあんなのなかったのに)
姫子(変な意味でハマっちゃいそう…)
姫子「ここかな。広い家だなー」
姫子(下着、冷たい…)
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 19:36:23.53 ID:U0ZzNxygO [20/45]
姫子(ふぅー。そろそろおいとましないと。あ、唯。着替えたのかな)
姫子「(…ちょっとさっきの仕返ししてやろ)ゆーいー」
「わっ!?」
姫子「さっきはよくもやってくれたなーしかえしっ」
「あ、あのっ!ちょっと!」
674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 19:38:23.58 ID:U0ZzNxygO [21/45]
姫子「ほれほれ、胸もんじゃうぞ~」
「ひゃあっ!?」
姫子「ん~?唯、大きくなってる?学校でもそんなこと言ってたけど」
「あっ…ああっ」
姫子「まあいいや。やっぱり唯感じやすいね…かわい」
「んっ…や、やめて…」
姫子「あ、いつのまにそんなセリフ覚えたの。そんな子は首にチュウしてやるっ」
「やあっ!」
姫子「ふふーん、ふふーん♪」
「あっ…あ、あの、姫子さん…」
姫子「…姫子さん?」
682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:03:05.84 ID:U0ZzNxygO [22/45]
憂「あのぅ…」
姫子「アレー唯だよねぇ…?」
憂「憂です…」
姫子「え、だって髪型が…」
憂「今ヘアゴムとってて…」
姫子「あ、あーそうなんだー」
憂「…ごめんなさい」
姫子(いや、謝られても)
憂「あの…よかったら夕飯を…」
姫子「あ、いや、もう帰るから、おかまいなくー。うん、ありがとね」
姫子「そ、それじゃあ、部屋に戻るかなあ~」
姫子「いやぁ、そっくりだなー姉妹。いいなー」フラフラ
683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:11:47.73 ID:U0ZzNxygO [23/45]
唯「姫ちゃんおかえりー。ねえねえ、ご飯食べていきなよ」
姫子「あ、いや、もう帰るよー」
唯「えー」ブーブー
姫子「ゆ、唯」
唯「んー?ねえ、一緒にご飯しようよー」
姫子「い、妹ちゃん、そっくりだね」
唯「そうかな?あ、でもでも、お隣のおばあちゃんが二人並ぶと見分けつかないって言ってた!お風呂あがりにっ」
姫子「ああ、だろうねぇ」
姫子(どうしよ…)
687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:19:15.16 ID:U0ZzNxygO [24/45]
憂「…」ガチャ
唯「あ、ういー」
姫子(来た…)
憂「…よかったら、食べていってください」
唯「ほらー憂もこう言ってるしさー」
姫子「で、でも…」
憂「お姉ちゃん、具合はどう?」
唯「え、ぐあい?ああ、姫ちゃんとおしゃべりしてたらすっかりよくなったよー」
憂「そう…」
唯「いっぱい汗かいちゃったなぁ」
姫子(わああああ!)
憂「…そう」
憂「ご飯、できてますから、二人とも」バタン
姫子「どうしよう…」
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:26:34.19 ID:U0ZzNxygO [25/45]
唯「わぁ、今日はうどんだぁ」
憂「…消化しやすいものにしたの」
姫子「…」
唯「おいしー!憂、天才!」
憂「…」
姫子(き、きまずい…おいしいけど…)
唯「あのねー今日あずにゃんがねー」
憂「そう…」
姫子(どうしよ…でも、おいしいです、ほんとに…これ)
694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:41:13.75 ID:U0ZzNxygO [26/45]
憂「…姫子さん」
姫子(キタ)
憂「お姉ちゃんとはどういう関係なんでしょう」
姫子「え、えーとぉ、と、とっても仲良くさせてもらってる、かなっ?」
唯「仲良しだもんねー」
憂「…そう。ところで、さっき私をお姉ちゃんと間違えましたよね」
唯「あーそれで姫ちゃんあんなこと言ってたのかぁ」
姫子「う、後ろ姿がとーっても似てたからねー」
憂「…私を抱き締めておっぱい揉んで首筋にキスしましたよねお姉ちゃんには普段からあんなことしてるんですか?」
唯「えー!姫ちゃん、憂のおっぱいもんだの?浮気者!」
姫子「(ちょっ、唯余計なこと言わないで!)いや~それは」
憂「…お姉ちゃん?さっき、部屋で何してたの?」
697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:53:18.15 ID:U0ZzNxygO [27/45]
唯「姫ちゃんとせっくすしてた」
姫子「ちょー!?」
唯「ごめんなさい、具合悪いっていうのは嘘ついてたんだ」
姫子「唯っ」
唯「姫ちゃん、憂には嘘つきたくないんだ。ごめん」
憂「…」
唯「ういー?」
憂「ふっ…ううっ…ぐすっ」ガタ
姫子(台所に…?)
憂「うっ、うっ、ぐすっ、ふっ」プルプルプルプル
姫子(ホーチョーーーーッッ!!?)
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:03:51.45 ID:U0ZzNxygO [28/45]
憂「も、もう死ぬーーっ!!」
姫子「(なんだ刺されるのかと)ってエエエーーッ!?」
憂「お姉ちゃんいなくなっちゃったら生きててもしょうがないよー!」
唯「う、ういー」アワワワ
姫子「う、憂ちゃん落ち着いて!」
憂「お姉ちゃんとらないでよーー!」
姫子「ま、まずは包丁下ろして、ねっ?」
憂「来ないでよーー!!」ブンブン
唯・姫「わあっ!!」
憂「うわああああああああんっっっ!!!」
703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:13:11.86 ID:U0ZzNxygO [29/45]
憂「ごめんね、お姉ちゃん、最後のご飯がうどんで。もっといいもの食べさせてあげたかった…」
唯「じゃ、じゃあカレー!カレー食べたいから!」
憂「ありがとう、お姉ちゃん…」グッ
姫子「待ちなよ!こんなかわいいお姉ちゃん置いて死ぬ気!?」
唯「ういー、姫ちゃんとのせっくすも当分しないから」
憂「死にます」グッ
姫子「おバカ!」
唯「アレェ…?」
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:22:21.80 ID:U0ZzNxygO [30/45]
憂「お姉ちゃん、私、お姉ちゃんの妹でホントに楽しかったよ…でも、それももうおしまい…」
唯「憂、ダメだよぉ」
憂「ごめんね…今までありがとう…ばいばい」グッ
姫子「きゃあああ!」
唯「待って憂!私と姫ちゃんが結婚すれば姫ちゃんも憂のお姉ちゃんだよ!!」
憂「え…?」ピタ
姫子「へ…?」
唯「私と姫ちゃんが結婚すれば私と姫ちゃん二人がお姉ちゃんだよっ!」
唯「憂にもうひとりお姉ちゃんができるんだよっ!」
唯「そしたら三人仲良く暮らしてハッピーだよっ!」
708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:32:28.61 ID:U0ZzNxygO [31/45]
姫子(その発想はなかった…って、え?)
憂「お姉ちゃん…ホントに?」
唯「うん!姫ちゃん!」
姫子「は、はい」
唯「結婚しようっ!」
姫子「けっ…こん、って私まだ高校生だし、自立もしてないし、お金もバイト収入しかないし、女だし…」
姫子(あ、あれ?なんか変なことに)
唯「大丈夫!私たちの思いがあればっ!」
憂「お姉ちゃん…」
唯「一緒になってください!」
姫子「(唯…)は…い…」
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:42:53.71 ID:U0ZzNxygO [32/45]
唯「さぁ、これでみんなハッピーだよっ!」
憂「うん…ぐす」
唯「ほら!改めて自己紹介自己紹介!握手握手!」
憂「妹の憂です、ごめんなさい、お恥ずかしいところを」
姫子「立花姫子です…あの、包丁持ったままじゃ握手…」
憂「あ、ああっ、ごめんなさい!えへへへ」コトン
唯「唯ですっ!」
姫子「知ってるよ」
憂「あの、これからよろしくお願いします…姫子お姉ちゃん」ポッ
姫子「うん、あはは」
姫子(変な姉妹…)
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:50:01.78 ID:U0ZzNxygO [33/45]
姫子「いやぁ、ヒヤヒヤしたよ…唯の部屋が安息の地のよう…」
唯「姫ちゃん」
姫子「うん?」
唯「…」ギュ
姫子「唯?」
唯「どしたー?(泣いてる…)」
唯「…ほんとにっ…ずっど…グスッ…いっじょにいでぐでどぅ?」
716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:57:38.23 ID:U0ZzNxygO [35/45]
姫子「唯…?」
唯「もうずぐっ…卒業しぢゃうっ…みんなにもっ、あえなぐなっぢゃうっ…」
唯「げいおんぶもっ…ぐらずのみんだもっ…ぜんぜいもっ…」
唯「ひめじゃっ…すぎっ…なのに…お別れ…うぅっ…ヤダッ…」
姫子「唯…」
717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:02:49.88 ID:U0ZzNxygO [36/45]
唯「それにっ…あずにゃん…わだしだぢ卒業じだらっ…ひとりぼっぢになっじゃうっ…」
姫子「…」
唯「もっど…みんなといたいっ…お別れっ…さびじいよぉ…っ…うぅ」
姫子「優しい子」
唯「う、ううぅ、うあ、ああああああああああんんああんっ!!」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:09:09.29 ID:U0ZzNxygO [37/45]
姫子(もうすぐお別れ…)
姫子(唯の言う通りさみしいけど、私はちょっとくやしいのだ)
姫子(唯は、私ひとりのものじゃないのだ)
姫子(あの子の言ってたように…唯はみんなが大好きなのだ)
姫子(それが、ちょっとくやしいのだ)
姫子(私は、やな女だ)
719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:18:05.47 ID:U0ZzNxygO [38/45]
姫子「ごめんね、遅くまで」
唯「いいよいいよ~。また来てね」
姫子「あ、憂ちゃん、ごちそうさま。おいしかったよ」
憂「ありがとうございます」
唯「姫ちゃ~ん、おやすみのキス~。ンチュ~」
姫子「えー。憂ちゃんいるのに…はいっ…ん」
唯「…ぷあっ。えへへへ。おやすみ、気をつけてね」
姫子「うん、おやすみ」
憂「あ、姫子…お姉ちゃん!」
姫子「うん?」
憂「こ、今度…私にも…キスしてくれますか?」ヒソヒソ
姫子(…やっぱ変わってる)
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:25:33.22 ID:U0ZzNxygO [39/45]
唯「おはよ~」
姫子「おはよう。今日はギリギリだね」
唯「いやぁ、昨日のでちょっと腰が。うふふふ」
姫子「それはこっちのセリフ」ポコ
唯「ありゃ。ねえねえ、今日は練習出たいんだ」
姫子「うん。今日は私もバイトあるし」
唯「そっか。姫ちゃん、さみしい~?でへへへ」
姫子「チョーシにのらないっ」ポコ
唯「あてっ!」
726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:33:27.03 ID:U0ZzNxygO [40/45]
姫子「あっ」
梓「あっ…どうも」
姫子「学祭のライブもうすぐだねぇ。頑張ってね、楽しみにしてるよ」
梓「なんでわざわざ私に言うんですか?言われなくても頑張りますよ」
姫子「…ナマイキ」
梓「それじゃっ」
姫子「あぁ、練習も頑張ってねー」
梓「だから何なんですかー!?」
姫子「別に~。頑張ってね~」
姫子(今日は譲るからさ)
729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:43:01.16 ID:U0ZzNxygO [41/45]
紬「澪ちゃん!もっと抱き締めるときは寄って!寄って!」
澪「こ、これくらい?」
紬「もっとですー!りっちゃんが引きちぎれるくらい!」フンス!
律「おいおい…」
唯「ねえねえ、しずかちゃん、舞台に出たら笑ってるほうがいいのかな?それとめ無表情?」
しずか「うーん、無表情でいいと思うけど」
姫子「ニコニコしてたほうがいいよ。お客さんにも受けがいいから」
唯「じゃあ、それで!」
しずか「笑う木かぁ…」
730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:49:22.38 ID:U0ZzNxygO [42/45]
さわ子「そろそろ帰りなさいよー」
エリ「山中先生、けっこうおかたーい」
和「立場上はああ言わなきゃね」
エリ「うわぁ、和オトナ~」
アカネ「エリ」
エリ「はいはい、妬くなって」
律「ゆーいー!練習行くじょー」
唯「待ってジョー!」
澪「ジョー誰?」
唯「姫ちゃん、姫ちゃん」
733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:56:59.19 ID:U0ZzNxygO [43/45]
唯「今日はもう部活行くね」
姫子「悲しいよぉ寂しいよぉ」
唯「え、だだだ、だってぇ…」
姫子「冗談だよ。頑張ってね」
唯「うん!えへへ…」
唯「姫子愛してるぞ~」ヒソヒソ
姫子「そっかぁ」
唯「軽く流されたっ!?」ガーン
姫子「私もだよ」
唯「…えへへ。じゃあね!また明日!」
姫子「また明日ね」
姫子「ふぅ…」
姫子「今日もバイトか…」
おわり!
740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 23:01:00.10 ID:U0ZzNxygO [44/45]
おいおい百合エロシーンもやったし
わかるだろ?
れっつふぃにっしゅ!
747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 23:10:34.41 ID:U0ZzNxygO [45/45]
あと俺>>1じゃないからね
姫子(ふられた)
唯「なんか元気ないね、姫ちゃん」
姫子「え、あ、唯」
唯「何か悩みがあるなら私が相談にのりましょう!」フンス!
姫子「うーん、唯にはたして相談できたものか」
唯「えー! なんでなんでー! 私だってできるよー。えっと、ほら、キャンセル?」
姫子「カウンセリングでしょ。それにちょっと違うし」
唯「はあ、カウンセリング」
姫子(唯はかわいいなぁ。この子とつきあうと退屈しないだろうね。いや、つきあうってもちろん男がだけど……)
唯「キャンセル昇龍!」ビシッ
姫子「唯はかわいいなぁ」
唯「え?」
姫子「ああ、いや、変な意味じゃなくて」
唯「でへへへ~。姫ちゃんデートする? ムチュウ~」
姫子「……」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:36:14.31 ID:dm97GQOy0
姫子「今日もバイトか……」
姫子「いらっしゃいませこんにちわー」
唯「あれー? 姫ちゃんではありませんか」
姫子「あ、唯」
唯「なにー? なんで姫ちゃんいるのー?」
姫子「そりゃバイトしてるからだよ」
唯「そっかーバイトかー」
姫子「部活の帰り?」
唯「うん! 今ね、指スマで負けた人がジュースおごるっていうのやってて」
姫子「唯が負けたんだね」
唯「いやーあはは、それほどでも」
姫子「いいねー軽音部楽しそうで」
唯「楽しいよ! 姫ちゃんもやるといい!」フンス!
姫子「それは面白そうだけど、私ソフト部だからねぇ」
唯「あれま」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:44:19.92 ID:dm97GQOy0
先生「今日の体育はバスケ、6人組作ってー」
姫子(ヤクルト連勝か……)
唯「ねえねえ、一緒にやろうよ」
姫子「うん。いいけど、澪とかと組まないの?」
唯「今日はりっちゃんたちと勝負するんだ。ついに決着の時がっ!」
姫子「そりゃーおもしろそうだ」
唯「私ね、シュートがうまく入らないんだ」
姫子「こう……左手は添えるだけ。ほっ」ポスッ!
唯「す、すごーい!! こんな遠くから! ねえどうやったのー!?」
姫子「左手は添えるだけ」ポスッ
唯「左手は添えるだけ。むんっ」
唯「あう……全然届かない」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:51:20.63 ID:dm97GQOy0
紬「ヘーイッ! りっちゃんパース!」
律「おお!」
唯「むんっ」
律「おっと、唯がディフェンスか。でも、このりっちゃんを止められるかな~」
唯「桜木くん、技を借りるぜぇ! 秘技・フンフンディフェンス!」フンフンフンフンフンフンフン
律「おお、こ、これは伝説のっ……! でもトロすぎだぜ! ムギにパース!」シュバッ
唯「ああ! だ、だめだよー」
姫子「ほっ」パシッ
律「なっ! パスカットされた!」
姫子「あれだけオーバーアクションしてればねぇ」
唯「すごいよ姫ちゃん! ヤフーー!!」
姫子「よっ」レイアップ
唯「姫ちゃんかっこいいー!」
紬「……」ショボン
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 22:58:21.03 ID:dm97GQOy0
唯「ねえねえ、ごはん一緒に買いにいかない?」
姫子「いいよ。今日はパンなの?」
唯「うん、今日はパンな気分だから昨日憂にお弁当いらないって言っておいたんだ。あ、憂っていうのは私の妹!」
姫子「へ~」
憂「あ、お姉ちゃん」
唯「あ、うい~」
憂「お昼買いにきたの。偶然だねー」
唯「いもうと~」ギュッ
姫子「さっき言ってた妹?」
唯「うん!」
憂「初めまして、妹の憂です」
姫子「クラスメイトの立花です。ふむ……」ジッ→胸
憂「?」
姫子「唯、あんた負けてるねー」
唯「へ?」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:10:50.05 ID:dm97GQOy0
姫子「ふぅ、ボール集めも楽じゃない」
唯「はい、ボール」
姫子「ありがとう。あ、唯」
唯「姫ちゃんユニフォームだねぇ。カッコイイよ」
姫子「ふふ、ありがと。もうそっちも部活おしまい?」
唯「うん。ねえ一緒に帰ろうよ」
姫子「ごめんね、私このあとバイトなんだ。後片付けとか着替えたりもあるし。他の人もいるんでしょ。もう行きな」
唯「そっかぁ。残念」
姫子「ボール拾ってくれてありがとね。じゃ、また明日」
唯「ばいばい」
姫子(今日はパートの鈴木さんと一緒のシフトか。まだあの人入ったばっかりだから教えながら……)
唯「姫ちゃーん!」
姫子「ん?」
唯「また明日ねー!!」ブンブン
姫子(……あんなに手をふっちゃって。かわいい)ブンブン
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:21:53.12 ID:dm97GQOy0
姫子「ただいまー」
姫子「ふう、今日は疲れた……」
姫子(あいつからメールきてる……立つ鳥跡を濁さずって知らないのか)
姫子(こんなメール送ってきたって、どうせ今頃新しい彼女よろしくやってる。ムカツクなぁ)
姫子(あーあ)
姫子「……なんで涙出てくるの。もうヤダ」
姫子「あ、メール。唯だ」
唯『ねえねえ 動物をナデナデしてるおじさん誰だっけ? ダイゴロウ?』
姫子「それはムツゴロウだろ。ダイゴロウは人生楽ありゃ~のほうだよ」
姫子「プッ。なんかバカバカしい」
姫子『ムツゴロウだよ よーしよしよしよし!』コチコチ
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:33:34.32 ID:dm97GQOy0
姫子「あ、返信きた」
唯『3個…イヤしんぼめ!』
姫子「……なにかのネタかな」
姫子『おいしんぼ?』
唯『このメールを書いたのは誰だー!』
姫子『わたしです』
唯『姫ちゃん漫画とか読むー?』
姫子『うーん あんまり読まないなぁ まずい! みんなに置いてかれちゃう><』
唯『僕は…姫子を見捨てたりしないっ!』
姫子「……ちょっとキュンときた」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:49:03.11 ID:dm97GQOy0
唯「ロミオ役、姫ちゃんにも票入ってたねー」
姫子「そうだねー。私は残念で悔しくて涙の雨がザーザーです」
唯「あははー。でもさでもさ、姫ちゃんはジュリエットだよね」
姫子「そうかな?」
唯「だって“姫子”ちゃんだよ! 生まれながらのジュリエットだよ!」
姫子「あーそうだねー(本当はこの名前ちょっと大げさで好きじゃないんだよね)」
唯「ああ、ジュリエット! あなたはどうしてジュリエットなの~」
姫子「おお、ロミ夫、あなたがどうしてロミ夫なの~?」
唯「オホン! それはのう、私のお家は緑茶栽培の農家で」
姫子「あはははは! ロミ夫誰だよー」
唯「畑は緑。お茶を飲んで身体もグリーン。ヴォーグモデルだった女房も今ではしまむら」
姫子「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
エリ「姫子……どしたの?」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 23:59:19.14 ID:dm97GQOy0
唯「ねえねえ、姫ちゃん、木の役ってどうやって練習したらいいんだろう?」
姫子「そうだねー、外の木を観察してみるとか?」
唯「というわけで、学校の桜の木を見に来ました」
姫子「花が咲いてるわけないし、参考になるのかな。なんかもう秋なんだなぁ」
唯「ねえねえ」
姫子「うん? どうしたの?」
唯「あの木陰のところ、誰かいるよ」
姫子「3年と1年かな?(あそこの二人組、妙に距離近いな……)」
唯「わ、抱き合った」
唯「あ、キスしてるよ」
唯「あ、すごいすごい、なんか3年生の子のほうが1年生の子のスカートの中に手を」
姫子「見ちゃいけません!」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:09:09.50 ID:3Adjwqxz0 [1/11]
唯「さっきの何やってたんだろ、あの後どうなったのかな~?」
姫子「どうなったんだろうね?(学校でやるかフツー。いや、それよりあの手のを初めて見てしまった……)」
唯「姫ちゃんさ、キスしたことある?」
姫子「へっ、キス? あ、ああ……うん、ある」
唯「そっかぁ、なんだか大人だなぁ。私まだしたことないよ。カレシとしたの?」
姫子「……うん、そうだよ」
唯「カレシかぁ」
姫子「唯は男の子に興味ないの?」
唯「うーん、普段会う人少ないからなぁ。りっちゃんの弟にこのあいだ会ってー、お父さんとこないだ会ってー」
唯「あはは、毎日会うの女の子ばっかりだ。女子高だしねっ!」
唯「でさー、さっきの人たちって何なんだろ?」
姫子「さっきのはね……」
梓「あ、唯先輩」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:20:30.65 ID:3Adjwqxz0 [2/11]
唯「あずにゃーん!」ヒシッ
梓「うわっ! もう、廊下で抱きつかないでくださいよー」
姫子「(そのわりには嬉しそう)軽音部の子?」
唯「うん! あずにゃんだよー」
梓「あ、中野です」
姫子「立花です。よろしくね、あずにゃん」
梓(あずにゃんで通っちゃってる!)
唯「あずにゃん文化祭なにやるのー?」
梓「喫茶店ですよ。用意するものが多くてたいへんです」
姫子「へーいいなぁ。ウチも喫茶店がよかったかも」
唯「あ、私メイド喫茶やりたい! 姫ちゃんに着せたい!」
姫子「へーメイドねぇ」
梓(普通はやりたくないよね。もう騙されないんだから)
姫子「面白そう。お帰りなさいませ、ご主人さまっ」
梓(アレ!? やっぱり一般的なの!?)
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:31:29.05 ID:3Adjwqxz0 [3/11]
さわ子「それじゃ、ホームルーム終わり。みんな、文化祭の準備もいいけど、あまり遅くまで残らないようにねー」
さわ子「日直の人は黒板消して、日誌持ってきてね」
しずか「あ、はい」
しずか「うんしょ、うんしょ」キュッキュッ
しずか「うんっ……ふっ!」キューッ キューッ
姫子(小動物的なかわいさ……ジャンプしても上まで届いてない)
しずか「んー! んー!」ピョンピョン
姫子(うーん、助けに入りたいけどもう少し見てたい)
信代「ボーっと見てないで助けてやんなよ」バシッ
姫子「あいたっ!」
信代「ほれ、上はアタシがやるから。しずかは小さいなー。ガハハハ!」
しずか「あ、ありがとう」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:46:57.74 ID:3Adjwqxz0 [4/11]
紬「はい、今日はロミオとジュリエットが愛を語らうシーンよ」ホクホク
律「ああ、ロミオ」
澪「ジュリエット」ヒシッ
紬「カーット! りっちゃんセリフ棒読み! 澪ちゃん体が硬いよ」
律「えーっ、だってはぁずかしくてさぁ」
澪「うん……それに、人前で抱擁って……」
紬「唯ちゃん、お手本見せてあげて!」
唯「へ? なになにー?」
紬「誰か女の子を抱きしめて」フンスフンス!
唯「姫ちゃ~ん」テテテ
姫子「ん? 何……え、あ」
唯「おお、ロミオ~」ギュー
姫子(うわ)
紬「ほら、ふらひほほ、ああやうほほ!」
律「ムギ……鼻血」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 00:50:58.71 ID:3Adjwqxz0 [5/11]
しずかちゃんはあの鬼太郎ヘアのちっちゃい子
木下しずか
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:01:41.56 ID:3Adjwqxz0 [6/11]
姫子(なんかドキドキしてしまった)
唯「ねえねえ」
姫子「うおっ! ど、どうしたの」
唯「この木G変じゃない?」
姫子「うん、変じゃないよ。怖いくらい変じゃないよ」
唯「私は木! 今から木になりきります」
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」
唯「……」
姫子「木だね」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:09:03.74 ID:3Adjwqxz0 [7/11]
姫子「木にならしゃべってもいいかな」
唯「……」
姫子「このあいだ彼氏と別れてさ」
唯「……」
姫子「ふられちゃったんだ」
唯「……」
姫子「今考えるとどこがよかったのかわかんないけど。でも好きだったんだ」
唯「……」
姫子「それでこのあいだ少し落ち込んでたんだ。でも、唯見てたらちょっと楽になったよ。ありがとね」
唯「……」
姫子「あ、これってカウンセリングみたいだね。唯も相談役に……」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:15:51.18 ID:3Adjwqxz0 [8/11]
唯「よしよし」
姫子「……」
唯「私は、カレシとかってよくわかんないけど、でも姫ちゃんはすごいし、カッコイイよ」
姫子「……」
唯「いっつも弱ってるとことか見せないし、ソフト部だし、バイトやってるし、なんだか大人だなぁって思ってたんだ」
姫子「……」
唯「なんか、変だけど、姫ちゃんがしゃべってくれて嬉しかったよ」
姫子「……」
唯「あはは、姫ちゃんが木Gだね、何かしゃべろうよ~」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:23:45.70 ID:3Adjwqxz0 [9/11]
姫子(そういえば初めて会ったときも……)
唯「あのう」
姫子「うん?」
唯「教科書を見せてはいただけないでしょうか」
姫子「ああ、いいよ。じゃあ、もうちょっと机くっつけようか」
唯「でへへ、すいやせん」
唯「わあ、ノートきれいにまとまってる! 字もキレイ!」
姫子「そ? ありがとう」
唯「あー! そのシャーペンかわいいね~」
姫子「これはロフトで買ったやつ」
唯「ねえねえ、もっとしゃべろうよ~。私は」
さわ子「平沢さーん、うるさーい」
唯「あ、はい! ごめんなさいさわちゃん先生! うるさい唯です!」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 01:28:43.83 ID:3Adjwqxz0 [10/11]
姫子「ねえ、木G」
唯「ほい?」
姫子「今度遊びにいこっか」
唯「うん、行こう行こう! どうするなにするー?」
姫子「とりあえず、シャーペン買いに行こうか」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:45:22.50 ID:7HAFiOVv0 [1/37]
姫子「いらっしゃいませこんにちはー」
パート「立花さん休憩どうぞー」
姫子「あ、はい」
姫子(バイトそろそろやめようかな。学校あと半年もないのか)
姫子(唯、やらかくて気持ちよかったな……)
姫子(いやいや、おかしいって。私変だ)
姫子「ああ、返本もあとでやらなきゃ」
姫子(今日は漫画雑誌多いなぁ。ああ、そういえば唯は漫画読むみたいだったな)パラパラ
姫子(百合姫……? 成人向けかな。それにしては少女漫画みたいな絵)
姫子(女の子しか出てこない)
姫子(え、ちょっと待ってよ、なんでカラミのシーンが)
姫子(うわ、うわ、うわ)
姫子(えー!? そんなことまでしちゃうのー!?)フンスフンス!
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 15:51:56.26 ID:7HAFiOVv0 [2/37]
唯「じ~んせ~いら~くあ~りゃくぅ~もぉ~ある~」
律「ええい、この者は唯の名を語る偽物じゃー!」
唯「澪さん、ムギさん、やっておしまいっ」
ちか「あはは、なにそれー」
姫子「……」ムラムラムラムラムラムラムラムラ
唯「ねえねえ、姫ちゃん」
姫子「へっ?」
唯「じ~んせ~い~はムツゴロウさんだっけ?」
姫子「え、ああ、そ、それはダイゴローじゃなかった? 乳母車押してる……」
風子「人生~は水戸黄門だよ」
唯・姫「あれ?」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:01:13.34 ID:7HAFiOVv0 [3/37]
姫子(うう……なんか唯とまともにしゃべれない。昨日の女の子の漫画がちらつく)
エリ「和ってカッコイイよねー。しっかりしてるし」
和「そう? 別に普通だけど」
エリ「こないだのロミオ投票にね、和に入れたの私なんだぁ」
あかね「そうだったの?」
エリ「なんかーメガネ男子っぽくない? ショートカットだからちょっと中性的だし。ほら」フサフサ
和「うーん」
あかね「エリ」
エリ「あはは、妬くな妬くな」
紬「イエスだと思いますっ!!」
エリ「わっ、ビックリした!」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:09:28.85 ID:7HAFiOVv0 [4/37]
先生「じゃあ、今日は小テストをやるぞー。はじめ」
姫子(授業やってると少し気が紛れる……唯は)チラ
唯「えう~ふむ~えふ~ぐぬぬぬ(わかんないよ~わっかんないよ~)」
姫子(ああっ! 困ってる! テストじゃなかったら教えてあげれるのにっ!)
唯(もういーや。適当に書こ)スラスラ
姫子(あっ! 解き始めた! 唯はやればできる子だと思ってたよ!)
唯「(今日のムギちゃんのお菓子はなんだろな~)えへ、えへへ、ぐへへへ」
姫子(笑ってる。きっと会心の出来なんだね。かわいいなぁ)
先生「ほらそこ、隣チラチラ見ない」
姫子「す、すみません」ショボン
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:21:08.86 ID:7HAFiOVv0 [5/37]
紬「今日は衣装合わせよ」
唯「おぉ~……澪ちゃんロミオだねぇ~ロミオの中のロミオだねぇ~」
澪「うぅ……これで舞台に立つのか」
唯「いいなぁ、私も着たいなぁ」
律「唯は木Gだろー」
唯「こういうカッコイイのが着たいんだよー」
エリ「唯着てみるー? 私のだけど」
唯「えっ、いいのー!?」
エリ「ただしあとでコーラをおごるのだ」
唯「おごるよおごるよ~。えへへ、それじゃあ遠慮なく」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:28:31.04 ID:7HAFiOVv0 [6/37]
唯「おお……」
律「まあなんか普通だな」
唯「これなんかオナカきつい」
エリ「悪かったな! 山中先生がちゃんと採寸計ってくれたんだよチクショー!」
唯「おお、ロミオ~」
澪「いや、エリは下人の役」
律「ウチのロミオに手を出さないでくれるザマス~?」
和「過保護なジュリエット……」
唯「うーん……あ、そうだ」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:34:32.33 ID:7HAFiOVv0 [7/37]
唯「迎えにきたよー!」ドンッ
姫子「わっ」
唯「おぉ……姫」
信代「確かに名前はね」
唯「長い眠りからその目を覚まさせてあげよう! ムチュウ~」
ちか「いいぞいいぞー」
姫子「ちょっ……わあ!」バシッ
唯「……いたい」
姫子「あ、ごめん」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:43:38.87 ID:7HAFiOVv0 [8/37]
姫子(叩いちゃった……)
信代「あ、部活?」
唯「うん! こっちも練習しないとね!」
佐々木「秋山さん、頑張ってね」
澪「うん、ありがとう」
佐々木「ほぅ……」
姫子「あ、ゆ……」
唯「ムギちゃん、今日のお菓子はー?」
紬「あ、ごめん、今日忘れちゃった!」
唯「はぁっ!!」ガーン
紬「ごめんね、うっかりしてて」
唯「ううん、しょうながないよ……」ショボン
律「ならあからさまに落ち込むなよ」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 16:52:32.44 ID:7HAFiOVv0 [9/37]
姫子「音楽室こっちだよね。あ、なんかじゃんじゃか聴こえてきた」
姫子(あ、中見える)
唯「ふわふわ時間~♪」
姫子「やってるやってる」
姫子(すごい楽しそう……唯)
姫子(さっきのこともう一度謝ろうかと思ったけど、やっぱり邪魔しちゃ悪いよね)
姫子(……もう少し見ていこ)
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:04:10.85 ID:7HAFiOVv0 [10/37]
唯「ふぁ~。私ちょっとトイレ行ってくるよ」
律「おー行ってこーい。あち~」
唯「髪の毛ムレる~。ピン邪魔だからとっちゃお。ふぅ。あれ」
姫子「……」
唯「あれまー姫ちゃんでおますな」
姫子「(見つかる前に帰ろうと思ったのに)あ、うん、練習?」
唯「そうだよー。今とっても暑いっ! ところでなんで姫ちゃんがここに?」
姫子「えーっと、その、さっきのことなんだけど」
唯「さっき?」
姫子「ほら、唯をはたいちゃったでしょ」
唯「あはは、姫ちゃんビンタ初体験だったよ~」
姫子「もう一度ちゃんと謝ろうと思って。ごめんね」
唯「いいよいいよー。全然気にすることないよ。むしろあれで気合い入れてもらったよ! もっと熱くなれよっ!」」
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:11:12.43 ID:7HAFiOVv0 [11/37]
姫子「プッ。あっははは。やっぱり唯おもしろーい!」
唯「あー!」
姫子「どしたの?」
唯「トイレ行こうとしてたんだった……うぅ、もれちゃう」
姫子「ちょ! はやくはやく!」
唯「うえ~」
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トイレ
唯「いやいや、間に合いましたよ」
姫子「それはよかった」
唯「……姫ちゃん、やっぱりメイクするんだねー」
姫子「んー? まぁねー」
唯「わぁ、私ボサボサだ。うーん」サッサッ
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:19:58.96 ID:7HAFiOVv0 [12/37]
姫子「ああ、唯はね、こうして……ちょっとワックスつけてー」ゴソゴソ
唯「イイニオイするー」スンスン
姫子「前髪をもう少し下ろしてあげるとセクシーだよ」サッサッ
唯「うおっ! しずかちゃんとかアカネちゃんみたい!」
姫子(なんだこれ……)
姫子(え、なんか急に別人になっちゃったんですけど。元がいいのかそれとも私が唯を意識してるからなのか)
姫子(いやいやいやいや、唯を意識してるってなによ。私たち女子だし)
唯「姫ちゃん」
唯「すっごいね! 将来はスタイリスターとかだね!」
姫子「(うう、いつもと同じなのになんか違う!)スタイリストね」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:31:29.53 ID:7HAFiOVv0 [13/37]
唯「いいじゃん、いいじゃん、ノリノリでいいんじゃな~い♪」
姫子(そういえばこの間読んだ女の子漫画では、放課後の誰もいない教室でってシチュエーションだったな)
唯「今日はどこの教室も人いっぱいだね~」
姫子(ダメだ。って人気のないところで何するつもりなの私)
姫子「あのさー木の練習しない?」
唯「へ? 木って木G?」
姫子「うん。ほら、こないだの桜の木を見てさ」
唯「私は木! あ、でも音楽室戻らなきゃ」
姫子「唯、お菓子あげよう。森永のクッキー」
唯「え、いいのー!?」
姫子(釣れた)
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 17:47:30.99 ID:7HAFiOVv0 [14/37]
唯「もう外で作業してた人は帰っちゃったみたいだねー」
姫子「けっこう涼しくなってきたから」
唯「でも、まだあっついや。ボタン1個とっちゃお」プチン
姫子「……ゴクリ」
唯「あ!」
姫子「ど、どうしたの?」
唯「ほら! またあそこにいるよ! あの木陰のとこ!」
姫子「ホントだ」
姫子(ちょ、今日はそこ開けておいてよ~)
唯「今日は胸揉んでるねー」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:01:33.72 ID:7HAFiOVv0 [15/37]
姫子(結局図書館に来てしまった)
唯「ここだけ静かだね」
姫子(うーん、引っぱりまわしたけど、やっぱり音楽室に返してあげたほうが)
唯「よし! やるよー。私は木!」
唯「……」
姫子「あはは、うまいうまい」
唯「ねえねえ、姫ちゃん」
姫子「ん?」
唯「何かまた悩み事あるの?」
姫子「え……」
唯「だって姫ちゃんが音楽室まで来たの初めてだよね」
姫子「えーと……そう、ロミオとジュリエットって悲しいなーと思って」
唯「?」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:08:43.04 ID:7HAFiOVv0 [16/37]
姫子「ほら、二人は周りから恋をすることを禁止されてるでしょ。それでちょっとね」
唯「そっかぁ」
姫子「障害があると恋は盛り上がるなんて言うけど、なんで二人が恋をしちゃいけないんだろうとか」
唯「うーん、難しいねえ」
姫子「本人が好きならいいんじゃないかな」
唯「あはは、姫ちゃん今好きな人いるんだ」
姫子「えっ!? な、なんでなんで?(なんでわかったの?まさかバレた?)」
唯「なんとなくだよー。うんうん、姫ちゃんにも春がきたかー」
姫子「……そうだよ、今好きな子がいるんだ」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:19:15.64 ID:7HAFiOVv0 [17/37]
唯「へー。ねえねえ、どういう人?」
姫子「うーん、ちょっとおバカさん」
唯「どういうとこが?」
姫子「そうだねー。いつも甘いもののことばっかり考えてるとか」
唯「え~それはしょうがないよぉ。甘いものだもん」
姫子「言葉を間違って覚えてるとか」
唯「あはは、私もよくあるある! スランプとか!」
姫子「でも、みんなに好かれてるんだよねぇ」
唯「ほほー。その人は得してますねぇ」
姫子(ひょっとしてわかって言ってるんだろうか)
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:24:28.63 ID:7HAFiOVv0 [18/37]
唯「あのさあのさ」
姫子「うん?」
唯「その人とさっきのみたいなことするの?」
姫子「さっきの……ああ、胸もんだり?」モミモミ
唯「あはは、私のさわってどうするの」
姫子「スカートに手入れたり」ピラーン
唯「きゃー」
姫子「あとは……キスとか」
唯「……」
姫子「……」
唯「……」
姫子「いきなり木Gにならないでよ」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:28:10.19 ID:7HAFiOVv0 [19/37]
唯「姫ちゃん、私で練習してるの?」
姫子「本番がいいの?」
唯「なんかすごそう」
姫子「唯、こういうことされて恐くないの?」
唯「姫ちゃんは恐くないよ?」
姫子「そう……」
姫子(意外とキレイな顔……)
梓「あー! 唯先輩!!」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:32:03.18 ID:7HAFiOVv0 [20/37]
唯「あ、あずにゃーん」
梓「にゃーんじゃないですよ! ちっとも帰ってこないかた探しにきたんですよ!」
唯「ごめんごめん~」
梓「もうっ! 学祭まで時間ないんですからちゃんと練習してください」
唯「姫ちゃんごめんね~。音楽室戻るよ」
姫子「うん、私もつきあわせてごめんね」
唯「また明日ねー」
梓「はやく行きますよ!」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:40:02.30 ID:7HAFiOVv0 [21/37]
梓(なにあれなにあれなにあれ。唯先輩と……立花先輩)
唯「じ~んせい~らくあ~りゃ~♪」
梓(絶対変だった……なにかしようとしてた)
唯「あずにゃん、足はやいよー」
梓「誰のせいだと……って唯先輩髪型違いますね」
唯「ああコレ? さっき姫ちゃんにやってもらったんだー」
梓「……鬼太郎みたいで不気味です。私のヘアゴム貸しますから」
唯「鬼太郎!? うぅ……父さんすごい意地悪です」
梓(やなカンジ)
唯「えへへ、こうやって……パイナップル!」
梓「はやく行きますよ」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 18:50:05.45 ID:7HAFiOVv0 [22/37]
姫子(今日はちょっとどうかしてた。あのままキスしちゃうとこだったな)
姫子「いらっしゃいませこんにちはー」
客「……」
姫子「いらっしゃいませー」ピッピッ
姫子(でも、唯いやがってなかった。もしかして……あ、このお客さん百合姫買ってる)
姫子(わ、それに快楽天ってエロ漫画だ! わ、こっちもエロ漫画!)
姫子(佐々木希表紙のananも買ってるよー! 隣のレジで買ってよー)
客(フヒヒ、どうだキモイだろう)
姫子「(ヒーーッ)Tポイントカードございますかー?」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:03:06.19 ID:7HAFiOVv0 [23/37]
姫子「百合姫、持ってきてしまった……」
姫子(私ってそういう人間だったのかなぁ)
姫子(図書館の場面が多いなぁ。これがデートスポットなのかな)
姫子(また図書館連れていってみようかな)
姫子(でも、どうするんだろう。私、あの先までするつもりなのかな)
姫子(唯となら私は……)
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:13:56.42 ID:7HAFiOVv0 [24/37]
梓「あれ? 今日は唯先輩ひとりですか?」
唯「うん。私は木の役だからここでも練習できるしねー」
梓「ってギター弾いてるじゃないですか」
唯「最近さわってあげられなかったからねぇ。オオーギー太マイスイートハート!」
梓「じゃあ、二人でちょっと練習しましょうか」
唯「うん! あずにゃんごめんね~」
梓「? なにがですか?」
唯「最近あずにゃんにもスキンシップしてないからさぁ」
梓「……いえ、いいです。今はこうして練習できるんですから」
唯「よーし、じゃあ、ゆいあず!の新曲の練習だぁ!」
梓「なんですかそれ」
梓(ちゃんと私のことも考えてくれてるんだ)
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:23:33.59 ID:7HAFiOVv0 [25/37]
姫子(唯……部室行っちゃったかな)
信代「おーい、これちょっと長さ計って切って」
姫子「あ、うん」
姫子(図書室にまた唯を呼び出すなら)
姫子(またお菓子で誘えばすぐ来るかもでも練習中だったらじゃましたくないな
そうだ今度昼休みにパン買いにいったついでにでもああでも唯は普段お弁当が多いから
いつになるかわからないな今度の休みの日に買い物につきあってもらおうかな)
姫子(……)
姫子(なんか私恐いこと考えてるな)
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:26:42.46 ID:7HAFiOVv0 [26/37]
これどうしよう
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 19:44:14.58 ID:7HAFiOVv0 [27/37]
オチがまったく浮かばないんだが
とりあえずご飯食べて考える
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:13:36.58 ID:7HAFiOVv0 [28/37]
姫子「唯今日は学校来るのはやいねぇ」
唯「うん、今日は朝練したんだよ」
姫子「へえ、大変だね」
唯「うん……早起きして……ねむいよぉ」
唯「……Zzz」
姫子(ヨダレたれてる)
姫子(ふいてあげとこ)
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:34:07.66 ID:7HAFiOVv0 [29/37]
梓「あの、軽音部の先輩いますか?」
姫子「あれ、あずにゃんちゃん」
梓「(あずにゃんちゃん……)あの、唯先輩は」
姫子「ああ、いるよ。ゆいー」
唯「ほいほい。あれ、あずにゃん」
梓「お昼休みも練習しましょう! 律先輩たちも呼んでください」
律「なんだよ梓ぁ、せっかくの休息を」
梓「私だってクラスの出し物の合間です。さあ、行きますよ!」
姫子「なんか大変だねぇ」
梓「そうです、大変なんですよ!」キッ
姫子(なんか睨まれた)
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 21:48:16.72 ID:7HAFiOVv0 [30/37]
姫子「お、帰ってきた」
唯「ただ~いま~……」
姫子「ご苦労様」
唯「へぷっ」
姫子「疲れた時は甘いものがいいらしいよ。はい、チョコレート」
唯「え!? チョコ!?」
姫子「はい、あーん」
唯「んあ……ボリボリ」
姫子(ハムスターみたい)
唯「ふにゅふにゅ。あまいね~チョコ~」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:01:09.44 ID:7HAFiOVv0 [31/37]
唯「姫ちゃん、コンビニでバイトしてるんだよね」
姫子「うん、そうだよ」
唯「難しい?」
姫子「簡単だよ。レジ打ちして、掃除して」
唯「ふむむ」
姫子「バイトしたいの?」
唯「お金がもらえれば、軽音部にも何かできるかもしれないし。弦買ったり。私でもできるかな?」
姫子「もちろん、唯にも……
唯『3万500円のお返しですっ』『宅急便わかんないよ~』『マイセン? セッタ?』
できる……んじゃないかなぁ」
唯「そっかぁ! うふふふ~今度探してみよう~」
姫子(うーん)
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:11:36.05 ID:7HAFiOVv0 [32/37]
姫子「あっ」
梓「あ……どうも」
姫子「さっきねー唯くたくたで帰ってきたよ。クラスの合間にやるの大変だね」
梓「学年も違いますから……ちょっといいですか」
姫子「なに?」
梓「このあいだ、図書室で何してたんですか?」
姫子「何って、ただのおしゃべりだよ」
梓「唯先輩は誰でも受け入れちゃう人ですけど、だからってつけこまないでください」
姫子「つけこむって……」
梓「それじゃ、失礼します」
姫子「もしかしてやきもち?」
梓「っ! どこに妬くところがあるんですかっ!」
姫子(唯はモテるんだね)
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:22:36.35 ID:7HAFiOVv0 [33/37]
姫子(ロミオとジュリエット、図書室に本あるかな)
唯「姫ちゃん、どこいくの~?」
姫子「ちょっと図書室」
唯「私はちょっとお使いなんだ。ボンド買ってくるの」
姫子「それじゃあ、ちょっとついて行こうかな」
唯「ちょっと仲間ですものね~」
姫子「ちょっとそうだね~」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:38:56.81 ID:7HAFiOVv0 [34/37]
唯「ボンドなかったからアロンアルファだけどいいよね」
姫子「他のクラスの子が買っていっちゃったんだろうね」
唯「あ~るふぁ~るふぁ~」
姫子「ああ、ロミジュリあった」
唯「大きい本だね~」
姫子「うん、ああ、あったよあそこ。『ああ、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!』」
唯「あはははは! 姫ちゃんうまーい!」
姫子「ああ、ロミオ!」ヒシッ
唯「わー。あははは」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:46:18.53 ID:7HAFiOVv0 [35/37]
姫子「……」
唯「姫ちゃん、急に木Gになっちゃってるよ」
姫子「あ、いや……」
姫子(どうしよ、つい抱きついちゃったけど)
唯「姫ちゃんって女の子のニオイするねえ」スンスン
姫子「そ、そうかな」
唯「私好きだよー」
姫子「好きって……」
姫子「唯……」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:53:44.74 ID:7HAFiOVv0 [36/37]
唯「ねえねえ、姫ちゃん」
姫子「んー?」
唯「前に見た3年生の子と1年生の子みたいに続きしないのー?」
姫子「続きって……! どういうことするかわかってる?」
唯「うーん、スカートに手を入れたりとかだっけ? でもあれって何してるの?」
姫子「あ、あのね……あのあとは」
唯「でもまあいっかー。あ、そうだ! そろそろ教室戻らなきゃ! ほら、行こっ!」
姫子「(キスまでしたのにまるで変わらない……)うぅ」
唯「ほらほらーはやく行こうよー」
姫子「ロミオっ!」ヒシッ
唯「うおっ」
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 14:32:45.38 ID:mzqRBXImO [1/50]
唯「りっちゃん見て見てー。木です!」
しずか「同じく」
律「なんかこれ以上適役がいない気がしてきたよ」
しずか「ちょっとこの体勢が苦しいんだけどね」
姫子(かわいい…)
唯「私は木!」
しずか「私も木」
唯「2人あわせて林姉妹ですっ!」
律「おお~」パチパチ
姫子(私もも入れて森三中にしてもらえないかな)
唯「ん…あ、あれ?」ギシギシ
374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 14:41:20.33 ID:mzqRBXImO [2/50]
唯「んっ!あれ、抜けなくなっちゃった!」
律「えー!ちょっと引っ張るよ」
唯「んぐぐ!いたいいたい!りっちゃん痛い!」
しずか「本当に抜けなくなっちゃった!?」
律「うーん、首にすっかりはまっちゃってるよ」
唯「ふんぎぐ…!あーん取れない~」
姫子「ゆ、唯大丈夫!?」
唯「姫ちゃ~ん」グスグス
姫子「このあとも授業あるのに」
唯「えう~…もうこのまま受けようかな」
376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 14:50:16.76 ID:mzqRBXImO [3/50]
さわ子「ひ、平沢さん?その頭は…」
唯「木Gが抜けなくなっちゃいましたっ!でもこのままで大丈夫です!」
さわ子「このままって。いつかのメイド服よりひどいわよ。いい、引っ張るわよ?」
唯「んへー!いたいいたいいたい!!」
さわ子「取れないわねぇ」
姫子「先生、このままでもいいんじゃないですか」
さわ子「でもそういうわけにも…」
姫子「わ、私が面倒見ますからっ!」
さわ子「ずっとこの頭なのもかわいそうだし」
姫子「ず、ずっと私が唯の世話でいいですからっ!」
さわ子「え…?」
唯「今日から木です!」
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:01:02.46 ID:mzqRBXImO [4/50]
唯「しずかちゃん木とっちゃったのー?」
しずか「うん。唯それ大丈夫?」
唯「平気だよ。なんか楽しくなってきた!」
風子「真実の口みたい」
澪「ああ、昔の映画にあったな」
唯「なにそれ?」
澪「嘘つきが口に手を入れると持ってかれちゃう、だったかな?」
唯「ふーん」
律「じゃあちょっとお試し。私は正直者よん!」サッ
唯「がうっがうっ」ガジガジ
律「あいたたたた!なにすんだよー」
唯「私は真実の口ですっ」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:08:26.55 ID:mzqRBXImO [5/50]
律「うへ~ヨダレついちった」
ちか「おもしろそー。次私ね!」
唯「んあ…」
ちか「おお、噛まれない」
唯「あなたは正直者です」フフン
ちか「わーい」
律「えーなんでだよー」
唯「りっちゃん、このあいだ私に秘密でムギちゃんのお菓子食べた」
律「なにっ!?気づいておったのか…」
唯「ふふん」
381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:13:05.37 ID:mzqRBXImO [6/50]
律「姫子もやってみたら?」
姫子「え!?じゃ、じゃあ…」スッ
唯「んあ…」
姫子「どうでしょう平沢サマ」
唯「合格ですっ!あなたは正直者!」
律「差別禁止ー」ブーブー
姫子(噛んでもらいたかったな…)ショボン
383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:20:13.59 ID:mzqRBXImO [7/50]
唯「姫ちゃんどこ行くの?」
姫子「本を返しに図書室に。唯それ取れないねぇ」
唯「今日はスカイツリーGだよっ」
姫子「へぇ(噛んでもらいたいなぁ…)」
梓「わっ!唯先輩なんですかそれ!?」
唯「あずにゃん!ハムハムハム~」
梓「ひゃぁっ!?み、耳たぶ噛まないでくださぃ…」
姫子「むっ…」
385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:28:57.72 ID:mzqRBXImO [8/50]
唯「図書室人いないね。いつもそうなのかな?」
姫子「唯」
唯「なーに?」
姫子「その…唯は私のこと、すっ、すきなのかな」
唯「好きだよー、カッコイイし、いいニオイするし」
姫子「えっと、たぶんわかってないと思うけど、私は唯好きだよ。けっこうそういう意味で」
唯「?」
姫子「…私は立花姫子じゃないでーす」スッ
唯「! ハムっ」
姫子「っ!…あ、私はバイト未経験です」
唯「あむあむあむ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:39:18.74 ID:mzqRBXImO [9/50]
姫子「はぁ…あっ、わたし、ソフト部じゃないです」
唯「あむ」ガリガリ
姫子「あっ! 私は、唯のクラスメイトじゃないです」
唯「んむんも。ひめひゃん、うほふひらね」チュウチュウ
姫子「はぁはぁ…あっ…わっ、わたしっ…」
姫子「わたし…唯が他の子と仲良くしてると…ひゃっ…う、うれしいです」
唯「……」ピタ
390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:48:46.63 ID:mzqRBXImO [10/50]
姫子「唯が、他の子と仲良くしてると、いい子だなぁって、うれしくなります…」
唯「姫ちゃん?」
姫子「すごく、すごく、うれしいの…」
唯「あれ?な、なんかわかんなくなっちゃった。それは神の力を超えておる」
姫子「唯」
唯「なに?」
姫子「手じゃなくて、口づけだと、真実の口はどうなるの」
唯「さ、さぁ」
姫子「試してみたいな」
唯「う、あ、それは」
唯「あ、ねえ、そろそろ教室に」
唯「ひ、姫ちゃ」
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 15:58:25.04 ID:mzqRBXImO [11/50]
姫子(木を被ってるからうまく抵抗できてないね。ごめんね。イヤだよね)
姫子(顔が固定されてるからしやすいなぁ)
姫子(これで嫌われたかな)
姫子(舌いれちゃお。どうせ最後だし)
姫子(ごめんね、こんなの怖いよね、ごめんね)
姫子(あーもう倒しちゃえ)
姫子(あ、動かなくなった)
姫子(ついでに胸もさわっとこ)
姫子(イイニオイだなぁ、きもちいいなぁ)
姫子(……もう、やめよ)
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:05:11.64 ID:mzqRBXImO [12/50]
姫子「……」
唯「……」
姫子「……」
唯「……姫ちゃん」
姫子「ごめん」
唯「姫ちゃん、怖かったの?」
姫子「唯こそ怖かったよね。ごめんね。もう仲良くしてもらえないよね」
唯「姫ちゃん、泣いてる」
姫子「ごめんね」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:14:52.53 ID:mzqRBXImO [13/50]
唯「よしよし」
姫子「変だよね」
唯「変じゃないよ」
姫子「この間まで彼氏いたのにさ、唯好きなんだ」
唯「うん」
姫子「キスしたいし、身体中さわりたいの。キモいよね。私だって自分キモいもん」
唯「キモくないよ」
姫子「じゃあ、唯変なんだよ。こんなのおかしーし」
唯「そうなのかなぁ」
姫子「ごめん、唯は変じゃないよ。かわいい」
唯「えへへ」
姫子「もう、話しかけないからさ、安心して」
唯「ヤダ」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:23:36.21 ID:mzqRBXImO [14/50]
唯「姫ちゃんとしゃべれなくなるのヤダ」
姫子「私だってヤダよ。でも、私もっとしたくなっちゃうからさ」
唯「いいよ、私イヤじゃないよ」
姫子「ダメ。唯はそうなっちゃダメ。みんなとも仲良くできなくなるかもよ」
唯「大丈夫だよ」
姫子「それに、他にも唯と仲良くしたい子がいる」
唯「それは楽しみだなぁ」
姫子「おバカ。わかってないなぁ。バカかわいい」
唯「うぅ~」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 16:46:55.73 ID:mzqRBXImO [15/50]
姫子「先、戻ってるね」
唯「一緒に行こうよ」
姫子「唯、わかってよ。私、つらいんだよ」
唯「だって、姫ちゃん好きなんだもん」
姫子「じゃあ、私とつきあってよ。キスもセックスもしてよ」
唯「せっ…くす?」
姫子「べろべろ舐めあったり、ちゅうちゅう吸ったり、おっぱいモミモミしたり、あそこに指突っ込んでぐちゅぐちゅしたりして、ベチョベチョになるの。唯、それでも平気?」
唯「べちょべちょ…」
姫子「イヤでしょ。だからもう私と話しちゃダメだよ」
唯「……いいよ」
姫子(やめろ)
姫子「……私とそういうことできる?(やめろ私なに言ってるんだ)」
唯「うん」
姫子「……じゃあ、放課後にまたここでね」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 17:57:18.60 ID:mzqRBXImO [17/50]
唯(放課後に練習あるの忘れてた…)
唯(途中抜け出せるかな)
唯「べちょべちょ…」ボー
梓「汗かきました?」
唯「あ、ううん。大丈夫だよっ」
梓「そんなこと言って顔すげいですよ。私のタオルでよければ」
律「おっ、あついね」ヒューヒュー
梓「なぁっ!ちがーう!」
唯「ありがとー」フキフキ
414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:01:11.18 ID:mzqRBXImO [18/50]
唯(姫ちゃん待ってるかな)
唯「ねえねえ、私…」
梓「さっ、続き始めますよ」
唯「あう…」
紬「唯ちゃん、がんばろ!」
唯「うん…」
唯(これ終わったら行こう)
416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:08:55.18 ID:mzqRBXImO [19/50]
唯(うぅ、うまく抜けられないよ)
澪「唯、調子悪いな、大丈夫か?」
唯「うん、だいじょー…」
唯「あ、あーなんかお腹痛いかも」ゴホゴホ
律「咳してるじゃん」
唯「えっ!?えーと、あっ、ノドも痛いかも。ん、んん~」
澪「今日はもう帰ったほうがいいよ」
唯「あ、うん!じゃ、じゃあそうしようかなぁ」
梓「あ、じゃあ憂残ってると思いますから連絡を」
唯「ああ!いい、いい!一人でも大丈夫だよっ」
417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:15:07.20 ID:mzqRBXImO [20/50]
梓「本当に大丈夫ですか?」
唯「大丈夫だよぉ。お見送りまでしなくても…」
唯(あうぅ、あずにゃんありがたいけど、はやく戻って~)
梓「はい、ローファーですよ。履けますか?」
唯「履けるよー。心配症だなぁ」
梓「じゃあ、気をつけてくださいね」
唯「うん、ありがとー。じゃあねー」
唯(えっと玄関から図書室へは)
唯「(あずにゃんまだ見てるっ)ばいばーい」
418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:19:49.92 ID:mzqRBXImO [21/50]
唯「な、なんとか来れた…」
唯「姫ちゃーん?」
唯「あれ…」
唯(机で寝てる)
唯「姫ちゃん、ごめんね遅れて」
唯「よく寝てらっしゃる」
唯「よしよし」
姫子「……」グイッ
唯「わあっ!?」
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:25:17.14 ID:mzqRBXImO [22/50]
姫子「すごく待った」
唯「ご、ごめんね。軽音部の練習してて」
姫子「来ないかと思った」
唯(目赤くなってる)
唯「待たせてごめんね」ナデナデ
姫子「何か言うこと聞いてほしい」
唯「うん、なんでも聞くよ」
姫子「唯からキスしてほしい」
唯「……うん」
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:30:29.18 ID:mzqRBXImO [23/50]
唯「ん…」
姫子「そんなタコみたいな口しなくてもいいよ」
唯「う、うん」
姫子「いい?こうするの」
唯「ん……」
唯(姫ちゃんの口、チョンってした)
唯(あ、なんかハムハムしてる)
唯(きもちいいかも)
唯(私もハムハムしてみよ)
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:36:51.71 ID:mzqRBXImO [24/50]
姫子「うまいよ。えらいえらい」ナデナデ
唯「えへへ…」
姫子「じゃあ、もう一回するよ?」
唯「ん」
唯(はむはむ…)
唯(あ、また姫ちゃんのベロ、にゅるんてきた)
唯(歯磨きしなくていいのかな)
唯「んっ!」
唯(ちゅうちゅう吸われてる)
唯(これ、きもちー)
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:44:21.64 ID:mzqRBXImO [25/50]
姫子「唯も、舐めたり、吸ったりして?」
唯「(姫ちゃん、息荒い)うん…」
姫子「いくよ?」
唯(こ、こうかな)
唯(うわぁ、ベロってこんなにザラザラしてるんだ)
唯(あ、アイスなめるみたいにやるとよかったりして)
姫子「はぁ…ゆい…」
唯「ふぅっ!」
唯(姫ちゃん、はげしい)
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 18:54:44.19 ID:mzqRBXImO [26/50]
唯「んっ…んん…」
姫子「はぁ…はぁ…ん」
唯「(姫ちゃん、首筋に)…っ!」
姫子「ここ、いい?」
唯「ひめちゃ…やっ…あん!なんか…こわいよぉ」
姫子「大丈夫…私もここ好き。うれしいなぁ、唯と一緒で」
唯(なんか、体がびりびりして、怖いよ)
唯(これが続くのかな)
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:10:14.58 ID:mzqRBXImO [27/50]
姫子「じゃあ、服、脱がすよ」
唯「はぁ…はぁ…」
姫子「……」
唯「姫ちゃん」
姫子「ん?」
唯「なにかおしゃべりしながら、して? 黙ったままだと、ちょっと怖いから」
姫子「…うん。唯、かわいい」
唯「あ、あのっ…」
姫子「うん?」
唯「き…キスしてくれると、怖くない、かも」
姫子「…わかった」
430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:17:30.73 ID:mzqRBXImO [28/50]
姫子「唯、キス上手」
唯(見ないでボタン外してる。なんでわかるんだろ)
姫子「ブラ、白なんだ」
唯「へ、へん?」
姫子「ううん、似合うよ。ぴったり」
唯「…へへ」
姫子「……胸、さわるよ?」
唯「う、うんっ。あ、キス…」
姫子「あはは、はい」
唯「ん……っ」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:25:03.98 ID:mzqRBXImO [29/50]
姫子「かわい…」
唯(こんなふうにさわられたことないよ…)
姫子「ふふ」
唯「ひ、姫ちゃん…なんでっ…つんつんしてるね?」
姫子「女の子のここは乱暴しちゃダメなんだよ。心臓に近いし、子供にあげるところだし。やわらかいしね」
唯「ふーん…んっ、んん」
姫子「ゆっくり、ゆっくり、してあげれば、気持ちよくなるよ」
唯「ふあぁ…」
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:32:10.90 ID:mzqRBXImO [30/50]
姫子「下も、するね?」
唯「うん…」
姫子「唯、いつもストッキングしてるね。寒がり?」
唯「うん、冷房も暖房も苦手で…」
姫子「じゃあ、今から取っちゃうから、あたためてあげないとね」
唯(ホントは…さっきから体、あつい…)
姫子「じゃあ、脱がすよ、ストッキング」
唯「あ……ああっ」
唯(なんか、姫ちゃん、脱がし方がエッチ…)
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:39:31.98 ID:mzqRBXImO [31/50]
姫子「汚れちゃうから、パンツもとるね」
唯「あ……やっ!」
姫子「大丈夫、怖くないよ」
唯「で、でも、恥ずかしい…」
姫子「……」
唯「え、な、なにィ?」
姫子「唯も恥ずかしいとかあるんだなぁって」
唯「さっきから、すっごく恥ずかしいよぉ…」
姫子「わかるよ。でも、優しくできると思うから、安心して?」
唯「……うん、姫ちゃん信じてる」
437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:45:37.73 ID:mzqRBXImO [32/50]
姫子「あ、ぬれてる」
唯「ぬれる?」
姫子「えっと、ホントはここに男のが入るから、スベリをよくするために…」
唯「はぁ……」
姫子「まぁ、唯の体がエッチの準備をしてるってことだよ」
唯「へぇ…」
姫子「じゃあ、ここ、さわるね?」
唯「あっ! キス……」
姫子「ん…」
440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 19:54:10.64 ID:mzqRBXImO [33/50]
唯「……(なんかムズムズする)」
姫子「唯、ここの少ないねぇ」
唯「んっ……そうっ……かな?」
姫子「うん、なんか唯らしいね」
唯「ふっ…んんっ…」
姫子「イッパイ出てきたよ」
唯「なに…がっ……ん!(な、なんかプールの穴に引っ張られるみたいな)」
姫子「唯、すき」
441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 20:03:41.83 ID:mzqRBXImO [34/50]
唯「っ! んっ! んうっ!」
姫子「唯、口から手どけて? キスしたい」
唯「んんー! ん!」
姫子「ゆーい」
唯「やっ…ああっ! 姫ちゃっ……んむっ、はひゅっ、ぷあっ!! ああっ、ああーッ!!」
姫子「キモチイイ?」
唯「わかんないっ、あうっ、わかんなわかんないっ……うぅーッ!」
姫子「一回、いかせるね?」
唯「こわいっ! こわいこわい! 姫ちゃーん!!」
姫子「唯、大丈夫だよ、キス…」
唯「ん……んむっ」
442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 20:07:41.95 ID:mzqRBXImO [35/50]
唯「あっ、あっ、姫ちゃ、こわいっ、キスっ、あっ、あっ」
姫子「ん……」
唯「はうっ、はふっ、んっ、んっ」
姫子「ゆい…」
唯「っ! んっ、んんんーーーーーーッッ!!」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 20:58:36.86 ID:mzqRBXImO [37/50]
姫子「落ち着いた?」
唯「うん……もう大丈夫だよ」
姫子「唯」
唯「なにー?」
姫子「ゆゥい~」モゾモゾ
唯「あはは、姫ちゃん赤ちゃんみたーい」
姫子「その……痛いとことかない?」
唯「大丈夫だよ、最後ちょっと怖かったけど…姫ちゃん優しかった」
姫子「うん、私も…」
唯「今……わっ、もうこんな時間」
姫子「えっ、あ、ヤバッ、バイト!」
唯「今日バイトなの?」
姫子「うん、行かなきゃ(もう遅刻だけど)」
448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:08:00.68 ID:mzqRBXImO [38/50]
姫子「(まだ不完全燃焼だけど、もうお開きの流れだよ…)じゃあ、バイトだから」
唯「うん、気をつけてね」
姫子「唯、ちょっと髪」サッサッ
唯「あは、ありがとう」
姫子「……私こそ」
唯「ねえねえ、キスしていい?」
姫子「もちろん」
唯「ん……」
梓「……」
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:15:46.85 ID:mzqRBXImO [39/50]
唯「今、音しなかった?」
姫子「そう? 唯耳いいね」
唯「でへへー、そっかなぁ」
姫子「唯、その、明日なんだけど」
唯「うん?」
姫子「えっと、ここで続きを……って何言ってんだろ」
唯「姫ちゃん、急にかわいくなっちゃったね」
姫子「な、なによそれぇ」
唯「…明日は、姫ちゃんにお返ししたいな」
姫子「っ! さ、されたいっ」
454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:34:42.89 ID:mzqRBXImO [41/50]
姫子(学校関係ってことでごまかせた。サボったことなかったし)
姫子「いらっしゃいませこんばんはー」
姫子(とうとう唯と……女の子って初めてだったけどなんとかできた)
姫子(あぁ~ゆい~)ボー
客「……」ドサッ
姫子「あ、い、いらっしゃいませ」
姫子(まだ火照りが……明日は唯が私に…)
姫子(あっ! またこの客! やっぱりanan買ってる。セックス講座……でも女用だってわかってるのかな)
客(フヒヒ)
姫子「ありがとうごさいましたー……がんばってくださいっ!」
客「フ、フヒィッ!?」
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:44:31.27 ID:mzqRBXImO [42/50]
梓(なにあれ……)
梓(唯先輩とあの人、してた…)
梓(唯先輩、最後はあんな大声で……)
梓(頭おかしいよ…図書室だよ? それ以上に女の子同士で……)
梓(唯先輩、あの人とつきあってたのかな)
梓(もしかして、しょっちゅうあそこであんなことを)
梓(だ、ダメだよ。学祭近いし、練習しなきゃだし、唯先輩)
梓「なんでェ……」
459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:50:51.75 ID:mzqRBXImO [43/50]
唯「おはよ~」
姫子「あ、おはよう」
唯「……」
姫子「……」
唯「ねえねえ!」
姫子「わっ、な、なに?」
唯「今日って体育あったっけ!?」
姫子「え、ないよ」
唯「そっかぁ」
姫子「?」
460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 21:58:29.30 ID:mzqRBXImO [44/50]
唯「ねえねえ!」
姫子「な、なに…?」
唯「姫ちゃん、飴ちゃん食べる!?」
姫子「あ、ありがとう。でも今はいいよ」
唯「そっかぁー」フンフン
姫子(あ、もしかして)
姫子(今さら照れてるのかな)
唯「そっかー! いらないかー!」フンス!
461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:10:50.25 ID:mzqRBXImO [45/50]
律「唯ー、体大丈夫かぁ?」
唯「あ、りっちゃん! 大丈夫だよーあそこが少し気になるけど」
律「は?」
姫子(バカー!)
唯「(はっ!)あーえーとえーと、そうノドがぁ、ウェッホン、ウ~ゲェッホン」
律「おいおい、大丈夫か? また声ガラガラでライブになっちゃうぞ」
唯「うん、ダイジョブ、明日には治るから~」
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:22:22.04 ID:mzqRBXImO [46/50]
唯「うーん」
エリ「どしたの、便秘?」
唯「なんか胸が苦しいんだぁ」
エリ「さっき律が体がどうとか言ってたけど、やっぱり体調悪いんじゃない?」
唯「うーん、そうじゃなくて、服が窮屈っていうか」
エリ「ほほー。彼氏とお盛んなんじゃないのぉ?揉むと大きくなるっていうしね」
唯「違うよー。あ、でも昨日姫ひゃんもがもが」
姫子「唯ーちょっとあっち行こーかー」
唯「ふまはー」
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:29:24.10 ID:mzqRBXImO [47/50]
姫子「あのね、唯。後でまたちゃんと話さなきゃだけど、昨日みたいなことはみんなに話しちゃダメだよ」
唯「うん……いやぁ、でもなかなかショーゲキテキだったから頭から離れなくて」
姫子「ん…私だってそうだよ」
唯「ね、今近くに人いない?」
姫子「うん」
唯「えへへ、キス、しよ?」
姫子「ん……」
465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:39:53.15 ID:mzqRBXImO [48/50]
唯「あのね、私、姫ちゃんとキスするの好き」
姫子「唯…」
唯「昨日、その、下をやってるときは、ちょっと怖かったけど…でも今日もするでしょ?」
姫子「う、うん」
唯「だから、そっちも姫ちゃんとするの、好きになれたらいいなぁ」
姫子「~~っっ、かわいすぎるよコイツゥ!」ギュ
唯「わっ…えへへ」
466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 22:54:30.65 ID:mzqRBXImO [49/50]
唯「姫ちゃん、お昼買いに行こー」
姫子「うん、いいよ」
信代「あんたたち最近仲いいね」
唯「私たちは教室の隅の席の日陰者、ハジッコシスターズです!」
姫子「で~す」
律「いいなぁ、後ろの席。私なんて教卓目の前だぜ」
唯「いえ~い、ハジッコシスターズ!」
姫子「シスターズ!」
律「な、なにおう、コシャクなー」
澪「仲いいなぁ」
479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 00:59:34.56 ID:kw/3rSq5O [1/19]
唯「今日はメロンパンにするんだ。購買のやつはバターがちょうどイイ感じでね」
姫子「ふうん」
唯「黒糖のも食べたいけど…」
梓「唯先輩!」
唯「おやまあ、あずにゃん」
梓「昨日、大丈夫でした?」
唯「なにが……あ、あーうん。大丈夫だよ。オーライ!」
梓「そうですか、気をつけてくださいよ?」
唯「だから大丈夫だってぇ。そうだ、姫ちゃんとあずにゃんにもメロンパンを食べてもらおう。私、買ってくるよ~」
梓「いいですよー」
姫子「行っちゃったね」
梓「つけこまないでって言いましたよね」
483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:18:53.59 ID:kw/3rSq5O [2/19]
梓「唯先輩はみんなが好きなんです。誰か特別な人がいるわけじゃないんですよ」
姫子「ふうん」
梓「それに今体調崩されたら困るんですよ」
姫子「あずにゃんちゃんは唯が好きなんだね」
梓「それは先輩ですから……だからあんまり連れ回さないでください」
姫子「別に連れ回してないよ」
梓「……練習のあとに変に疲れることはしちゃダメなんですよ」
姫子(なるほどね)
姫子「あずにゃんちゃんも」
梓「?」
姫子「部活が終わったらまっすぐ帰らなきゃダメだよ」
484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:29:21.06 ID:kw/3rSq5O [3/19]
唯「ほいほーい、平沢軍曹、帰還しましたっ」ビシッ
姫子「うん、ご苦労」
唯「はい、あずにゃん、ここでいっちゃんうまい、ヘビーブラックメロンパン!」
梓「…ありがとうごさいます」
姫子「これ食べられるの?」
唯「それが奥さん、これがほっぺが落ちるほどおいしいんですよ~」
梓「唯先輩!」
唯「うん?」
梓「ちゃんと練習覚えておいてくださいよ!」
唯「わかってるよ~。今度の土曜にも……ありゃ、行っちゃった」
485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:39:39.68 ID:kw/3rSq5O [4/19]
姫子「今度の土曜になに?」
唯「スタジオで練習するんだぁ。学祭もうすぐだからねっ」
姫子「そっかぁ。残念」
唯「なんで?」
姫子「土曜に唯と遊びたいなぁと思ってたんだけど」
唯「あ…」
姫子「予定があるんじゃしょうがないね」
唯「ごめん」
姫子「いいんだよ。学祭のライブ頑張ってね」
唯「うん! その日の演奏は姫ちゃんに捧げましょう」
姫子「それは嬉しいなー。ところでこのパン、異常に甘いね」
唯「そかな?」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 01:59:04.09 ID:kw/3rSq5O [5/19]
梓(何あの女! わかった風な言い方してさっ!)
憂「梓ちゃん、怖い顔」
梓「世界で一番気のあわない人に会ったから」
純「そんなにプンスカしてるんだから、どうせ軽音部のことでしょ」
梓「私には他に悩みがないみたいじゃん」
純「違うの?」
梓「う…」
梓(とにかく唯先輩とあの女……なんとか引き離さなきゃ)
梓(…もし、唯先輩が本当にあの女のことが好きなら、私すごくやなヤツだな)
憂「今度は暗い顔になっちゃった」
489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:10:55.45 ID:kw/3rSq5O [6/19]
梓「……ねえ憂、昨日唯先輩何時頃に帰ってきた?」
憂「うーん、7時過ぎだったかなぁ」
梓「あれぇ、おかしいな、昨日唯先輩具合悪そうだったから、もっと早く帰ったんだけど」
憂「え!? そうなの?」
梓「うん、病院にでも寄ってたのかな?」
憂「そうは見えなかったけど……そういえば少し顔赤かったかも」
梓「憂、今日も残って学祭の準備たよね」
憂「うん」
梓「今日また唯先輩の体調悪そうだったら送ってもらえるかな」
憂「わかった。何かあったら連絡して」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:21:54.39 ID:kw/3rSq5O [7/19]
梓(昨日、あの女は部活の後にたぶん唯先輩を呼び出して……)
梓(部活が終わって、すぐ憂に連れ帰ってもらえばあの女の入る余地はないよね)
梓(だいたいおかしいよ、女同士で)
梓(学祭も近いっていうのに)
梓(…私、差別する人間だったのかな)
梓(もう、ヤダ)
492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:33:51.76 ID:kw/3rSq5O [8/19]
律「ああ、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!」
澪「ジュリエット!」
紬「二人ともとても良くなったわぁ」
唯「確かに」
姫子「うん、二人とも雰囲気出てきたね」
唯「なんでロミオとジュリエットは恋をしちゃいけないんだろうね」
姫子「……きっと周りの人も色々考えてのことじゃないかな」
唯「ふうん」
姫子「と、最近少し思ったの」
494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:45:10.23 ID:kw/3rSq5O [9/19]
律「ゆーいー、練習いくぞー」
唯「あ、待ってー」
唯「姫ちゃん、それじゃ昨日の、ね」ヒソヒソ
姫子「うん、また、ね」
唯「お待たせー」
律「唯、ホントに最近姫子と仲いいなぁ」
唯「ええ、いいお付き合いをさせていただいてよ」
律「まっ、この子ったら」
唯「おほほほ」
姫子(今日は軽音部の邪魔しちゃ悪い気がする。やっぱりあとで唯にメール送って帰ろうかな)
姫子(…少し待つけど)
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 02:47:15.36 ID:kw/3rSq5O [10/19]
ね
む
る
538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 20:53:17.41 ID:kw/3rSq5O [11/19]
唯(今日も練習途中で抜けなきゃ)
唯「んんっ、うっ、がはっウゲェアハアッ!!」
梓「だ、大丈夫ですか!?」
紬「ひどい咳…」
唯「うーん、風邪かなぁ」
澪「なにノンキ言ってるんだ。やっぱりまだ体調悪いんじゃないのか?」
律「今日も早退したら?」
唯「じゃあ、そうさせてもらおうかなぁ」
梓「あ、じゃあ憂呼びますね」
唯「い、いいよ、大丈夫だよ~」
梓「憂すごく心配してましたよ。すぐ来てくれるはずですっ」
唯(あ~…)
541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:06:45.77 ID:kw/3rSq5O [12/19]
憂「お姉ちゃん大丈夫熱はある体だるくないのど飴あるよタクシー呼んでもらおうか!?」
律「おお、速い」
唯「うい~大丈夫だよ~一人でも帰れるよ~」
憂「そんなこと言って昨日は寄り道して帰ってきたでしょ!?体調のことなんてちっとも教えてくれなかったし!」
澪「寄り道って小学生か」
梓「今日、憂と話してビックリしちゃいました。家に帰ったの7時だそうですよ」
唯「そ、それは…」
律「あのなぁ、また風邪ひいてライブ出るの嫌だろー?今日は帰って寝てろ。部長命令!」
唯「うぅ、はい、わかりました」ショボン
唯(どうしよう…)
543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:15:13.61 ID:kw/3rSq5O [13/19]
唯(とにかく、姫ちゃんにこのことメールしなきゃ)コソコソ
憂「じゃあみなさん失礼します」
律「任せたっ!」
澪「唯がフラフラしないようお願いね」
憂「はい!お姉ちゃん行こう」
唯「あっ、あうぅ…」
梓(これでなんとか…)
546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:25:54.26 ID:kw/3rSq5O [14/19]
唯「う、ういー?学祭の準備は…」
憂「お友達に頼んできたよっ」
唯「うう…」
姫子「ゆーい!」
唯「ひ…姫ちゃん!」
姫子「偶然だね~私も今帰るとこなんだぁ」
唯「あ、わたしさっきメール送ってモガモガ」
姫子「あはは~唯のホッペタやわらかーい」
唯「もひゃ…?」
憂「お姉ちゃん、お友達?」
姫子「隣の席の立花ですぅ~」
549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:40:07.14 ID:kw/3rSq5O [15/19]
姫子「唯、今日は部活早引き?具合悪いの?」
唯「もひゃもひ(これじゃ喋れないよー)」
憂「昨日からみたいで。今一緒に帰るところなんです」
姫子「そ~なんだぁ~。唯大変だねぇ」
唯「ひゃい」
姫子「私も送っていこうか?ギターとか重いでしょ」
唯「ひょんよー?」
憂「え、でも悪いですよ。風邪移っちゃうかもしれないです」
姫子「大丈夫だよ、私風邪めったにひかないし」
憂「でも…」
唯「ふんふん!」コクコク
憂「じゃあ、すみません、お願いします」
唯「ふほー」
550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 21:57:18.86 ID:kw/3rSq5O [16/19]
憂「ここのスーパーでスポーツドリンクとか買っていくね」
唯「ねえねえ、姫ちゃん」ヒソヒソ
姫子「ん?」
唯「さっきの姫ちゃん変だったよ」
姫子「待ち合わせしてたなんて言ったら怪しいでしょ」
唯「はっ、そうだった。でも、よく私がいるとこわかったね?」
姫子「こんなメールが来たらねぇ」パカッ
唯『さらわれる』
姫子「まったく、校内中走っちゃったよー」
唯「姫ちゃん…」
姫子「一応これでも運動部だからねー。あ、メールが来たとき最初ギャグだと思ったのは内緒!」
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 22:03:04.45 ID:kw/3rSq5O [17/19]
ふ
ろ
564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:14:36.36 ID:kw/3rSq5O [18/19]
姫子「へぇ、唯の部屋ってこんななんだー」
唯「えへへ~なんか恥ずかしいね~」
憂「お姉ちゃん、熱ないみたいだけど一応お薬。あとスポーツドリンク置いておくよ」
唯「んむ」ゴクゴク
憂「姫子さん、お茶です」
姫子「ありがとう。でもすぐ帰るから」
憂「それじゃあ下にいるからね」バタン
唯「さてさて」
姫子「あ、薬!飲んだフリだったのか」
唯「えへへへ~これ得意技なんだぁ。本当は健康だし」
566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:35:50.64 ID:kw/3rSq5O [19/19]
姫子「ギターって初めて背負ったけど重いんだね」
唯「私も初めはギー太が重くってさあ。今はどんとこいです!」
姫子「彼氏だもんねぇ」
唯「んー…こっちが彼氏かなぁ」スリスリ
姫子「女だっての」ポコ
唯「ありゃ。でもねでもね、さっき姫ちゃんカッコよかったよ」
姫子「そうかな」
唯「ね…今二人きりだよ」
姫子「でも、下に妹ちゃんいるから危ないね」
唯「んー」
姫子(積極的。まあ、前からか)
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:44:28.69 ID:U0ZzNxygO [1/45]
唯「ふぁ。なんか、部屋でキスって照れるね~」
姫子「唯はキス好きだね」
唯「うん。ねえ、昨日の…」
姫子「さっきすぐ帰るって言っちゃったから」
唯「まだ帰らないで」
姫子「…静かにしてれば大丈夫かな」
唯「憂、今ごはん作ってると思う」
姫子「あんまり長くできないからイマイチかもよ?」
唯「そんなことないよ」
575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:55:52.51 ID:U0ZzNxygO [2/45]
姫子(唯、男の子とつきあったらガンガンいくタイプかも。あ、今つきあってるの私か)
姫子(昨日初めてしたわりには、すごく上手いし)
姫子(そういえば、浮かれて忘れてたけど)
唯「姫ちゃあん」
姫子「唯、私のこと好き?」
唯「好き…んん」
姫子「私たち、恋人?」
唯「うん、恋人」
唯「一緒にいてね?」
姫子「ん…」
姫子(報われた気がした)
577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:05:20.01 ID:U0ZzNxygO [3/45]
唯「じゃあ、今日は私がするね?」
姫子「うん」
唯「じゃ、じゃあボタンとるよ?」
姫子(緊張してるなぁ)
唯「んしょ…」プチプチ
姫子「あ、唯」
唯「な、なに?」
姫子「妹ちゃん来るかもだから、上着は脱がさないで?」
唯「…うん」
姫子(落ち込んでる。かわいい)
578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:16:19.10 ID:U0ZzNxygO [4/45]
唯「わぁ…姫ちゃん青だぁ。すごーい…」
姫子(一応勝負下着…)
唯「すごーい、この青すごく濃いね、ほぁ…」
姫子「ゆ、唯、あの、続けて?」
唯「あ、ごめんごめん。えっと、取るね?」
姫子(自分で言っておいてあれだけど、恥ずい…)
姫子(ブラウス着たままだからこそばゆい…)
唯「姫ちゃん、おっきい…」
姫子「そう?」
唯「うん、澪ちゃんよりおっきいよ」
姫子「そっかぁ」
唯「さわるね」
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:25:18.84 ID:U0ZzNxygO [5/45]
姫子「ん…」
唯「これくらい?」
姫子「うん、上手」ナデナデ
唯「えへへ…キス、しよ」
姫子「ん…はぁ」
姫子(唯は本当にキス上手いよ。舌の使い方とかも)
姫子(胸のほうも…昨日の私の真似してるのかな)
唯「…」
姫子「あっ」
姫子(首っ、待って待って待って、ちょっ)
姫子「っ!」
唯「姫ちゃんもここ好きなんだよね」
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:35:06.03 ID:U0ZzNxygO [6/45]
姫子(え、ウソ?なにこれなにこれ…)
姫子「はぁ…はっ…はっ」
唯「姫ちゃんの好きなとこ、いっぱいキスするね」
姫子「はっはっ……あっ……んっ」
唯「姫ちゃん、女の子の味する」
姫子(ヤダ、もう…きちゃう)
姫子「っ!」
唯「いっぱい、キス」
584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:41:09.30 ID:U0ZzNxygO [7/45]
唯「こっちにも、キス」
姫子(まってまってまってまって、私まだっ)
姫子「んんっ……ハァハァ」
唯「姫ひゃん…」
姫子(ちくびっ……あ、あたまが……)
姫子「はぁはぁ……はぁっ……ふうっ」
唯「やわらひゃい…」
585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:50:04.93 ID:U0ZzNxygO [8/45]
唯「パンツ、とっていい?」
姫子「ハァ……ハァ」コク
唯「わぁ、こっちも青」
姫子「はぁ……んっ、はぁ」
唯「……なんか、糸引いてる」
姫子「はぁ…はぁ」
唯(ホントにぬれてる…昨日の私もこうだったんだ。あ、汚しちゃうからって早くとったんだっけ)
唯「姫ちゃん、ごめん。ん…」
姫子「ん…ふぁ、んん」
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 01:57:12.69 ID:U0ZzNxygO [9/45]
唯「こっち、さわるね?」
姫子「ゆい…キス」
唯「ん」
姫子「ふあぁ」
唯(こうかな…昨日してもらったみたいにゆっくり、ゆっくり…)
姫子「……はぁ、はぁ」
唯(姫ちゃん、目がトロンってしてる)
唯(大丈夫かな、きもちよくなってくれてるかな)
姫子「はぁはぁ…んっ、はあっ」
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:07:58.60 ID:U0ZzNxygO [10/45]
唯(さっきから静かだなぁ、しゃべりながらしたほうが姫ちゃんも嬉しいんじゃないかな)
唯「姫ちゃん、ここ、すごいよ」
姫子「あっ!……はぁ、はぁっ!」
唯「くちゅって音してる…なんか、エッチだね」
姫子「はっ、はっ、はっ……はぁーっ、んっ」
唯「姫ちゃん、言ってたよね、あそこに指入れてぐちゅぐちゅにするのって」
唯(指、入るかな?)
姫子「っ!んっ!んんっ!」
唯「ゆび、入ったよ」
589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:17:29.21 ID:U0ZzNxygO [11/45]
唯(指入れたけどどうしよ。ホントは男の人が入るって言ってたけど)
唯(…コード押さえるみたいに動かしてみよ)
姫子「あっ!んっ、はぁっ、はぁっ、あっ」
唯「きもちいい?」
姫子「はぁっ……はぁはぁはぁはぁ!」
唯(いいのかな?)
唯(でも、さっきから姫ちゃんすごく苦しそう…)
唯(すっごく息荒いし)
唯(目も今はぎゅってつむってるし)
唯(なんか、ぞくぞくする)
590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:26:18.01 ID:U0ZzNxygO [12/45]
唯(そうだ)
唯「下も、キス、するね?」
姫子「はぁ…はぁ…はぁ」
唯(ここにキスってなんかすげいけど…えいっ!)
姫子「ひっ!」
唯「ん…んふっ、んん~…」
姫子「っ!やっ……はっ、はーっ」
唯(なめたり、吸ったり)
姫子「はっ!んんっ…んあっ!はぁはぁはぁ」
唯「ひめひゃん…」
唯(…なんかコリコリしてるのが)
592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:36:53.21 ID:U0ZzNxygO [13/45]
唯(弾いてみたりして)
姫子「ひゃっ!?」
唯「姫ちゃん、べちゃべちゃになるのがせっくす、って言ってたよね。今、私たち、せっくすしてるよ」
姫子「はぁ!はぁ!くっ……はぁはぁ!」
唯(なんか、すごく苦しそう)
唯(首ぶんぶん振ってるし)
唯(シーツ、すごく握ってるし)
唯(なんか…)
唯(もっと見たい、姫ちゃんのこんな顔)
憂「お姉ちゃーん?」
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:46:32.56 ID:U0ZzNxygO [14/45]
唯「なに?」
憂「ちょっとバタバタ音が…あれ、姫子さん寝てるの?」
唯「う、うん!なんか、学祭の準備で疲れてたみたい。だから横になったらって」
憂「ふふっ、お姉ちゃんはもういいの、体?」
唯「え、あ、あああ、うん、大丈夫だよ~」
憂「もうすぐご飯できるからね」バタン
唯「ふぅーっ、危機一髪、憂に見えてるのが姫ちゃんの背中のほうだからよかった…」
595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 02:53:02.21 ID:U0ZzNxygO [15/45]
唯「姫ちゃん」
姫子「はぁ……はぁ……」
唯「大丈夫?」
姫子「はぁ……はぁ……」
唯「ど、どこかに変なことしちゃったのかな、ど、どうしよ、姫ちゃん、姫ちゃん!」
姫子「…ゆい」
唯「姫ちゃん!」
姫子「……はぁ」
唯「よかったよー!どこか痛いとこない!?」
姫子「ちょっと…息、整え、させて」
597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 03:00:57.88 ID:U0ZzNxygO [16/45]
姫子「…」ボー
唯「ごめんね、私が下手だから姫ちゃんに苦しい思いを…」
姫子「唯」
唯(あ…キスしてくれた)
姫子「すっごく、気持ちよかったよ」
唯「ホントに?」
姫子「うん、途中意識とんじゃったよ」
唯「い、意識がっ!?」
姫子「あー…それくらいよかったってことだよ」
唯「そっかぁ」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 03:09:53.04 ID:U0ZzNxygO [17/45]
姫子「何回もいっちゃったし…」
唯「どこに?」
姫子「あ、えっと、いくっていうのはね、昨日唯が怖いって言ってたけど」
唯「なんか渦に引き込まれるみたいだった」
姫子「うん、体がふわってして、ぎゅうううってくるよね。それがいくってこと」
唯「ふうん…姫ちゃん、いっぱいいけてよかった?」
姫子「えっ、う、うん、よかったよ(恥ずかしい…)」
唯「そっかー!じゃあ、せっくすはいくのがイイんだねっ!」
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 19:22:55.98 ID:U0ZzNxygO [19/45]
姫子(まだちょっとボーッとすり)
姫子「唯、トイレ借りるね」
唯「うん、どうぞー」
姫子(うーん、まさかあんなにすごいとは…前の彼氏だってあんなのなかったのに)
姫子(変な意味でハマっちゃいそう…)
姫子「ここかな。広い家だなー」
姫子(下着、冷たい…)
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 19:36:23.53 ID:U0ZzNxygO [20/45]
姫子(ふぅー。そろそろおいとましないと。あ、唯。着替えたのかな)
姫子「(…ちょっとさっきの仕返ししてやろ)ゆーいー」
「わっ!?」
姫子「さっきはよくもやってくれたなーしかえしっ」
「あ、あのっ!ちょっと!」
674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 19:38:23.58 ID:U0ZzNxygO [21/45]
姫子「ほれほれ、胸もんじゃうぞ~」
「ひゃあっ!?」
姫子「ん~?唯、大きくなってる?学校でもそんなこと言ってたけど」
「あっ…ああっ」
姫子「まあいいや。やっぱり唯感じやすいね…かわい」
「んっ…や、やめて…」
姫子「あ、いつのまにそんなセリフ覚えたの。そんな子は首にチュウしてやるっ」
「やあっ!」
姫子「ふふーん、ふふーん♪」
「あっ…あ、あの、姫子さん…」
姫子「…姫子さん?」
682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:03:05.84 ID:U0ZzNxygO [22/45]
憂「あのぅ…」
姫子「アレー唯だよねぇ…?」
憂「憂です…」
姫子「え、だって髪型が…」
憂「今ヘアゴムとってて…」
姫子「あ、あーそうなんだー」
憂「…ごめんなさい」
姫子(いや、謝られても)
憂「あの…よかったら夕飯を…」
姫子「あ、いや、もう帰るから、おかまいなくー。うん、ありがとね」
姫子「そ、それじゃあ、部屋に戻るかなあ~」
姫子「いやぁ、そっくりだなー姉妹。いいなー」フラフラ
683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:11:47.73 ID:U0ZzNxygO [23/45]
唯「姫ちゃんおかえりー。ねえねえ、ご飯食べていきなよ」
姫子「あ、いや、もう帰るよー」
唯「えー」ブーブー
姫子「ゆ、唯」
唯「んー?ねえ、一緒にご飯しようよー」
姫子「い、妹ちゃん、そっくりだね」
唯「そうかな?あ、でもでも、お隣のおばあちゃんが二人並ぶと見分けつかないって言ってた!お風呂あがりにっ」
姫子「ああ、だろうねぇ」
姫子(どうしよ…)
687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:19:15.16 ID:U0ZzNxygO [24/45]
憂「…」ガチャ
唯「あ、ういー」
姫子(来た…)
憂「…よかったら、食べていってください」
唯「ほらー憂もこう言ってるしさー」
姫子「で、でも…」
憂「お姉ちゃん、具合はどう?」
唯「え、ぐあい?ああ、姫ちゃんとおしゃべりしてたらすっかりよくなったよー」
憂「そう…」
唯「いっぱい汗かいちゃったなぁ」
姫子(わああああ!)
憂「…そう」
憂「ご飯、できてますから、二人とも」バタン
姫子「どうしよう…」
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:26:34.19 ID:U0ZzNxygO [25/45]
唯「わぁ、今日はうどんだぁ」
憂「…消化しやすいものにしたの」
姫子「…」
唯「おいしー!憂、天才!」
憂「…」
姫子(き、きまずい…おいしいけど…)
唯「あのねー今日あずにゃんがねー」
憂「そう…」
姫子(どうしよ…でも、おいしいです、ほんとに…これ)
694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:41:13.75 ID:U0ZzNxygO [26/45]
憂「…姫子さん」
姫子(キタ)
憂「お姉ちゃんとはどういう関係なんでしょう」
姫子「え、えーとぉ、と、とっても仲良くさせてもらってる、かなっ?」
唯「仲良しだもんねー」
憂「…そう。ところで、さっき私をお姉ちゃんと間違えましたよね」
唯「あーそれで姫ちゃんあんなこと言ってたのかぁ」
姫子「う、後ろ姿がとーっても似てたからねー」
憂「…私を抱き締めておっぱい揉んで首筋にキスしましたよねお姉ちゃんには普段からあんなことしてるんですか?」
唯「えー!姫ちゃん、憂のおっぱいもんだの?浮気者!」
姫子「(ちょっ、唯余計なこと言わないで!)いや~それは」
憂「…お姉ちゃん?さっき、部屋で何してたの?」
697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 20:53:18.15 ID:U0ZzNxygO [27/45]
唯「姫ちゃんとせっくすしてた」
姫子「ちょー!?」
唯「ごめんなさい、具合悪いっていうのは嘘ついてたんだ」
姫子「唯っ」
唯「姫ちゃん、憂には嘘つきたくないんだ。ごめん」
憂「…」
唯「ういー?」
憂「ふっ…ううっ…ぐすっ」ガタ
姫子(台所に…?)
憂「うっ、うっ、ぐすっ、ふっ」プルプルプルプル
姫子(ホーチョーーーーッッ!!?)
701 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:03:51.45 ID:U0ZzNxygO [28/45]
憂「も、もう死ぬーーっ!!」
姫子「(なんだ刺されるのかと)ってエエエーーッ!?」
憂「お姉ちゃんいなくなっちゃったら生きててもしょうがないよー!」
唯「う、ういー」アワワワ
姫子「う、憂ちゃん落ち着いて!」
憂「お姉ちゃんとらないでよーー!」
姫子「ま、まずは包丁下ろして、ねっ?」
憂「来ないでよーー!!」ブンブン
唯・姫「わあっ!!」
憂「うわああああああああんっっっ!!!」
703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:13:11.86 ID:U0ZzNxygO [29/45]
憂「ごめんね、お姉ちゃん、最後のご飯がうどんで。もっといいもの食べさせてあげたかった…」
唯「じゃ、じゃあカレー!カレー食べたいから!」
憂「ありがとう、お姉ちゃん…」グッ
姫子「待ちなよ!こんなかわいいお姉ちゃん置いて死ぬ気!?」
唯「ういー、姫ちゃんとのせっくすも当分しないから」
憂「死にます」グッ
姫子「おバカ!」
唯「アレェ…?」
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:22:21.80 ID:U0ZzNxygO [30/45]
憂「お姉ちゃん、私、お姉ちゃんの妹でホントに楽しかったよ…でも、それももうおしまい…」
唯「憂、ダメだよぉ」
憂「ごめんね…今までありがとう…ばいばい」グッ
姫子「きゃあああ!」
唯「待って憂!私と姫ちゃんが結婚すれば姫ちゃんも憂のお姉ちゃんだよ!!」
憂「え…?」ピタ
姫子「へ…?」
唯「私と姫ちゃんが結婚すれば私と姫ちゃん二人がお姉ちゃんだよっ!」
唯「憂にもうひとりお姉ちゃんができるんだよっ!」
唯「そしたら三人仲良く暮らしてハッピーだよっ!」
708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:32:28.61 ID:U0ZzNxygO [31/45]
姫子(その発想はなかった…って、え?)
憂「お姉ちゃん…ホントに?」
唯「うん!姫ちゃん!」
姫子「は、はい」
唯「結婚しようっ!」
姫子「けっ…こん、って私まだ高校生だし、自立もしてないし、お金もバイト収入しかないし、女だし…」
姫子(あ、あれ?なんか変なことに)
唯「大丈夫!私たちの思いがあればっ!」
憂「お姉ちゃん…」
唯「一緒になってください!」
姫子「(唯…)は…い…」
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:42:53.71 ID:U0ZzNxygO [32/45]
唯「さぁ、これでみんなハッピーだよっ!」
憂「うん…ぐす」
唯「ほら!改めて自己紹介自己紹介!握手握手!」
憂「妹の憂です、ごめんなさい、お恥ずかしいところを」
姫子「立花姫子です…あの、包丁持ったままじゃ握手…」
憂「あ、ああっ、ごめんなさい!えへへへ」コトン
唯「唯ですっ!」
姫子「知ってるよ」
憂「あの、これからよろしくお願いします…姫子お姉ちゃん」ポッ
姫子「うん、あはは」
姫子(変な姉妹…)
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:50:01.78 ID:U0ZzNxygO [33/45]
姫子「いやぁ、ヒヤヒヤしたよ…唯の部屋が安息の地のよう…」
唯「姫ちゃん」
姫子「うん?」
唯「…」ギュ
姫子「唯?」
唯「どしたー?(泣いてる…)」
唯「…ほんとにっ…ずっど…グスッ…いっじょにいでぐでどぅ?」
716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 21:57:38.23 ID:U0ZzNxygO [35/45]
姫子「唯…?」
唯「もうずぐっ…卒業しぢゃうっ…みんなにもっ、あえなぐなっぢゃうっ…」
唯「げいおんぶもっ…ぐらずのみんだもっ…ぜんぜいもっ…」
唯「ひめじゃっ…すぎっ…なのに…お別れ…うぅっ…ヤダッ…」
姫子「唯…」
717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:02:49.88 ID:U0ZzNxygO [36/45]
唯「それにっ…あずにゃん…わだしだぢ卒業じだらっ…ひとりぼっぢになっじゃうっ…」
姫子「…」
唯「もっど…みんなといたいっ…お別れっ…さびじいよぉ…っ…うぅ」
姫子「優しい子」
唯「う、ううぅ、うあ、ああああああああああんんああんっ!!」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:09:09.29 ID:U0ZzNxygO [37/45]
姫子(もうすぐお別れ…)
姫子(唯の言う通りさみしいけど、私はちょっとくやしいのだ)
姫子(唯は、私ひとりのものじゃないのだ)
姫子(あの子の言ってたように…唯はみんなが大好きなのだ)
姫子(それが、ちょっとくやしいのだ)
姫子(私は、やな女だ)
719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:18:05.47 ID:U0ZzNxygO [38/45]
姫子「ごめんね、遅くまで」
唯「いいよいいよ~。また来てね」
姫子「あ、憂ちゃん、ごちそうさま。おいしかったよ」
憂「ありがとうございます」
唯「姫ちゃ~ん、おやすみのキス~。ンチュ~」
姫子「えー。憂ちゃんいるのに…はいっ…ん」
唯「…ぷあっ。えへへへ。おやすみ、気をつけてね」
姫子「うん、おやすみ」
憂「あ、姫子…お姉ちゃん!」
姫子「うん?」
憂「こ、今度…私にも…キスしてくれますか?」ヒソヒソ
姫子(…やっぱ変わってる)
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:25:33.22 ID:U0ZzNxygO [39/45]
唯「おはよ~」
姫子「おはよう。今日はギリギリだね」
唯「いやぁ、昨日のでちょっと腰が。うふふふ」
姫子「それはこっちのセリフ」ポコ
唯「ありゃ。ねえねえ、今日は練習出たいんだ」
姫子「うん。今日は私もバイトあるし」
唯「そっか。姫ちゃん、さみしい~?でへへへ」
姫子「チョーシにのらないっ」ポコ
唯「あてっ!」
726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:33:27.03 ID:U0ZzNxygO [40/45]
姫子「あっ」
梓「あっ…どうも」
姫子「学祭のライブもうすぐだねぇ。頑張ってね、楽しみにしてるよ」
梓「なんでわざわざ私に言うんですか?言われなくても頑張りますよ」
姫子「…ナマイキ」
梓「それじゃっ」
姫子「あぁ、練習も頑張ってねー」
梓「だから何なんですかー!?」
姫子「別に~。頑張ってね~」
姫子(今日は譲るからさ)
729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:43:01.16 ID:U0ZzNxygO [41/45]
紬「澪ちゃん!もっと抱き締めるときは寄って!寄って!」
澪「こ、これくらい?」
紬「もっとですー!りっちゃんが引きちぎれるくらい!」フンス!
律「おいおい…」
唯「ねえねえ、しずかちゃん、舞台に出たら笑ってるほうがいいのかな?それとめ無表情?」
しずか「うーん、無表情でいいと思うけど」
姫子「ニコニコしてたほうがいいよ。お客さんにも受けがいいから」
唯「じゃあ、それで!」
しずか「笑う木かぁ…」
730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:49:22.38 ID:U0ZzNxygO [42/45]
さわ子「そろそろ帰りなさいよー」
エリ「山中先生、けっこうおかたーい」
和「立場上はああ言わなきゃね」
エリ「うわぁ、和オトナ~」
アカネ「エリ」
エリ「はいはい、妬くなって」
律「ゆーいー!練習行くじょー」
唯「待ってジョー!」
澪「ジョー誰?」
唯「姫ちゃん、姫ちゃん」
733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 22:56:59.19 ID:U0ZzNxygO [43/45]
唯「今日はもう部活行くね」
姫子「悲しいよぉ寂しいよぉ」
唯「え、だだだ、だってぇ…」
姫子「冗談だよ。頑張ってね」
唯「うん!えへへ…」
唯「姫子愛してるぞ~」ヒソヒソ
姫子「そっかぁ」
唯「軽く流されたっ!?」ガーン
姫子「私もだよ」
唯「…えへへ。じゃあね!また明日!」
姫子「また明日ね」
姫子「ふぅ…」
姫子「今日もバイトか…」
おわり!
740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 23:01:00.10 ID:U0ZzNxygO [44/45]
おいおい百合エロシーンもやったし
わかるだろ?
れっつふぃにっしゅ!
747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 23:10:34.41 ID:U0ZzNxygO [45/45]
あと俺>>1じゃないからね
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