スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
古泉「本当に申し訳ありませんでした……」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 00:56:37.58 ID:9MuLIl+e0 [1/16]
キョン「……」
古泉「反省しています……」
キョン「……反省すりゃいいってもんじゃねえだろうが」
古泉「すみません……」
ガチャ
ハルヒ「みくるちゃん、保健室で何とか落ち着かせたわ。今は有希がついてる」
キョン「そうか……」
「なあ、なんで朝比奈さんをレイプなんかしたんだ?」
古泉「全く申し訳ありません」
キョン「勃起させながら言う言葉じゃねえだろ!」
バキッ!
キョン「……」
古泉「反省しています……」
キョン「……反省すりゃいいってもんじゃねえだろうが」
古泉「すみません……」
ガチャ
ハルヒ「みくるちゃん、保健室で何とか落ち着かせたわ。今は有希がついてる」
キョン「そうか……」
「なあ、なんで朝比奈さんをレイプなんかしたんだ?」
古泉「全く申し訳ありません」
キョン「勃起させながら言う言葉じゃねえだろ!」
バキッ!
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 00:58:21.26 ID:9MuLIl+e0
ハルヒ「それよりも……古泉君」
古泉「はい」
ハルヒ「その……中に、出しちゃったの?」
古泉「そりゃあもう、どくどくと。気持ち良かったですよ」
キョン「古泉ぃぃぃぃぃっ!」
ガッ!
ハルヒ「……今日中に、病院に連れて行かないといけないわね」
キョン「病院?」
ハルヒ「洗浄と、ピルを飲ませないと……」
キョン「糞っ……」
古泉「裸で正座はもう勘弁してもらえませんかね?」
キョン「お前には何かを望む資格は無い」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:02:11.95 ID:9MuLIl+e0
キョン「ハルヒ、長門に電話を」
ハルヒ「うん」prrr……
キョン「……お前、何を笑ってんだよ」
古泉「僕ですか?」
キョン「何でそんな笑ってられんだよっ!」
古泉「もう一発やりたかったです」
キョン「おらあっ!」
ゴスッ
古泉「顔に蹴りは止めてくださいよ」
キョン「お前が朝比奈さんにした事に比べりゃ、屁の様なもんだろが」
古泉「強姦ですもんね、ぬっふ」
キョン「てめえ……」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:07:04.17 ID:9MuLIl+e0
ハルヒ「……うん、うん。え、鶴屋さんが? そう」
ハルヒ「キョン。鶴屋さんが、病院まで連れて行ってくれるって」
キョン「そうか。……古泉は、どうする? 警察に突き出すか?」
古泉「それはちょっと勘弁してくださいよ」
キョン「うるせえ!」
ハルヒ「でも、みくるちゃんの気持ちが大切だし、ね? キョン」
キョン「……ああ。とりあえず、このまま縛ったまま連れて行くか」
古泉「そんなプレイまでして頂けるとは! 一樹、感激です!」
キョン「お前の人生、詰んでるの分かってんのか?」
古泉「ふふ……人生というゲームも弱いほうだったんですね、僕は」
キョン「お前の頭はおかしい」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:11:43.06 ID:9MuLIl+e0
―校舎裏―
鶴屋「みくる、歩けるかい?」
みくる「……」コクッ
鶴屋「手、握ってるからね」
キョン「すみません、鶴屋さん」
鶴屋「別にそんな……」
古泉「申し訳ありませんね、鶴屋さん」
鶴屋「……古泉、くん」
ハルヒ「みくるちゃんの意思もちゃんと聞いてから、通報しようと思うの」
鶴屋「そうかい。でも同じ車には乗せられないよ」
キョン「はい。後部バンパーにロープでつないでください」
古泉「そんな、若手芸人じゃないんですから! ふふふ」
ハルヒ「……結んだわ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:28:18.39 ID:9MuLIl+e0
ブロロロロロ……
ガッ ゴッ ガッ
古泉「いたっいたたた……」
古泉「こんな目に会うとは……」
古泉「まあ、自業自得ですけど」
古泉「あの時の、朝比奈さんの表情……」
古泉「たまりませんでしたね」
古泉「……股間を道路に押し付けたら気持ち良さそうですね」
ガガガガガガガ
古泉「あだだだだだだだだだっ!」
古泉「ち、血まみれですよ」
古泉「……おや、病院に着いたようですね」
キィッ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:32:43.47 ID:9MuLIl+e0
―鶴屋病院―
鶴屋「裏口から入るのがいいね」
キョン「朝比奈さん、さあ……」
みくる「ゃっ!」ビクッ
キョン「あ……その」
ハルヒ「キョン。悪いけど、みくるちゃんには女の子だけしか触らないほうがいいわね」
キョン「だな。すみません、朝比奈さん」
みくる「……」フルフル
キョン「俺、あいつを見張っておくから」
ハルヒ「うん、お願い。あたしたちはみくるちゃんについてるから」
長門「貴方は古泉一樹を担当して」
みくる「ぁっ」ビクッ
ハルヒ「有希。その名前は今は出さないで」
長門「……御免なさい」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:36:59.42 ID:9MuLIl+e0
―車の後ろ―
古泉「やあ、お久しぶりです。なぁんて」
ドスッ!
古泉「……いきなり蹴るなんて酷いじゃありませんか」
キョン「お前のやったことのほうがよっぽど酷いだろうが」
古泉「強姦ですもんね、んっんっんっ」
キョン「……一体、どうしちまったんだよ」
古泉「貴方は、本当に僕が強姦したと思うのですか?」
キョン「……何? まさか」
古泉「したんですけどね、んっんっんっ」
古泉「ちょっ、レンガは止めて下さい、死にますから」
キョン「……殺してえ」
ガツンッ!
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:40:55.18 ID:9MuLIl+e0
―病院内―
鶴屋「女医さんと女性看護士さんだけだから、安心しなよ?」
みくる「……」コクッ
看護士「膣洗浄の準備、できました」
鶴屋「私もついてていいですか?」
看護士「どうぞ」
ハルヒ「あたしたち、は……待ってるから」
みくる『……ぅうえっ、ひっぐ、ひっ』
鶴屋『みくる……』
ハルヒ「みくるちゃん……」
長門「泣いている……」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:46:54.59 ID:9MuLIl+e0
女医「病理検査は異常無し。薬はさっき飲んだのと、もう一度、規定の時間に飲んでくださいね」
鶴屋「大丈夫さ、二十四時間以内だから……その、心配は無いと思うから」
みくる「……」
女医「必要ならカウンセリングをお勧めしますが?」
みくる「……」フルフル
鶴屋「まあ、今すぐじゃなくてもいいよ。みくるが受けたい時に受けたらいいさ」
ハルヒ「……みくるちゃん」ギュッ
ハルヒ「こんな……こんな目に合わせて御免ね……」
ハルヒ「団長の、あたしの責任だよね……」
鶴屋「それは違うよ、ハルにゃん」
長門「そう。……あの男が悪い」
ハルヒ「……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:52:13.65 ID:9MuLIl+e0
―駐車場・人目につかない場所―
古泉「こんな所に引っ張ってきて……まさかレイプするつもりじゃないでしょうね!」
古泉「あは、あは、あはは!」
キョン「……なあ、お前。本当にどうしちまったんだよ」
古泉「朝比奈さんを強姦したことですか?」
キョン「……なんか、理由があんのか」
古泉「……機関の命令で、身近にいる未来人に適度なショックを与え」
古泉「その行動能力をいちじるしく低下させる」
キョン「そんな事が!?」
古泉「そんな命令はありませんでしたよ」
古泉「僕は、僕自身の意思で朝比奈さんを犯したのです」
古泉「意思というより、本能でしょうか。んっんっんっ」
キョン「お前……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:57:08.12 ID:9MuLIl+e0
古泉「ところで僕の身体は車に引きずられて怪我だらけです」
古泉「特に股間が血まみれです」
古泉「幸いここは病院です。治療をしてはいただけないでしょうか?」
キョン「……」
古泉「確かに僕は犯罪を犯しました」
古泉「しかし、貴方達のしているこれもまた犯罪行為に当たりますよ」
キョン「ぐっ……」
prrr……
キョン「はい。……ハルヒか」
キョン「え? 朝比奈さんが?」
キョン「しかし、まだ……ついさっきの事だぞ?」
キョン「……分かった」ピッ
キョン「朝比奈さんが、お前と話をしたいそうだ」
古泉「……おやおや」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:01:30.14 ID:9MuLIl+e0
―病院内・個室―
キョン「連れてきた」
古泉「どうも、古泉です」
ハルヒ「……」
長門「服は、着せないの?」
鶴屋「みくるは、そのまま連れて来てほしいって言ってたよ」
古泉「せめて股間の治療くらいはしてほしいですねえ」
ドスッ!
古泉「鳩尾に膝蹴りですか、涼宮さん」
ハルヒ「……みくるちゃんの気持ち、分かってんの!?」
古泉「僕に分かるわけないじゃないですか。んっふっふ」
ハルヒ「この……!」
キョン「止めとけハルヒ。今のこいつには、何も通じない」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:06:51.57 ID:9MuLIl+e0
鶴屋「カーテン、開けるよ、みくる?」
みくる『……は……い』
シャアアアアアア……
古泉「どうもー! 貴方を犯した、古泉一樹です!」
キョン「こいずみゃぁーっ!」
ハルヒ「この外道がぁぁぁああっ!」
長門「静まって」
キョン「長門!? 離せ、こいつを殺す!」
ハルヒ「粗末なブツを千切ってやる!」
長門「……朝比奈みくるの判断に従うのが筋。そう貴方達は言った」
キョン「うっ」
ハルヒ「……そうね」
鶴屋「……みくる、話せるかい?」
みくる「……はい」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:13:06.41 ID:9MuLIl+e0
みくる「……まず……は、皆さんにも、成り行きを知っていてもらいたい、です……」
古泉「僕が朝比奈さんを強姦した、一部始終を、ですね!」
鶴屋「みくる、大丈夫かい!?」
みくる「はい……皆さんには、知っていてほしいから……」
古泉「朝比奈さんは精神的露出狂ですねぇ!」
ハルヒ「んがが……!」
キョン「耐えろ、ハルヒ……!」
鶴屋「……じゃあ、話してもらえるかな」ギュ
みくる「……はい」
古泉「あれはですね、ちょうど僕が団室のノックをした時から始まりました!」
キョン「お前黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!」
みくる「……た、確かに、その時が、始まり、です……」
ハルヒ「みくるちゃん!?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:19:55.21 ID:9MuLIl+e0
~みくるの証言~
みくる「……着替えてる最中、ドアがノックされました」
みくる「わたしは、ちょっと待ってください、とドアの向こうへ声をかけました」
みくる「すると、いきなりドアが開いて、全裸の古泉君が入ってきたんです」
みくる「そ、そしていきなり、押し倒されて……」
みくる「着替えの途中だった、服を無理矢理脱がされて……」
みくる「叫ぼうとしたんですけど、声も出なくって……」
みくる「古泉、君は……ずっと笑顔で……」
みくる「……そして、……されて」
みくる「その、すぐ後、涼宮さんと、キョン君が団室に来て……」
みくる「キョン君が、古泉君を殴って、そして」
みくる「……それからは、あまり覚えてません」
キョン(……どこか、不自然なところがあるな?)
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:26:38.02 ID:9MuLIl+e0
キョン「朝比奈さん。古泉は、全裸で入ってきたんですか?」
みくる「は、はい……」
古泉「それは間違いありません。僕は全裸で登校してきましたから」
キョン(……ここじゃない、か)
ハルヒ「みくるちゃんは、抵抗はしなかったの?」
みくる「しましたけど、腕力では……」
ハルヒ「叫ぶ事も、できなかったの?」
みくる「声が、出なかったんです……」
ハルヒ(いつもあたしが揉んだりしてる時は、きゃきゃあ叫んでたけど……)
鶴屋「話すのは、辛くないかい、みくる。もうやめとくかい?」
みくる「いえ、大丈夫、です。ありがとうございます……鶴屋さん」
キョン(やっぱり何か引っかかる……)
キョン「古泉。お前の方の話も聞こうか」
ハルヒ「そうね。みくるちゃん……大丈夫?」
みくる「……はい」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:31:36.90 ID:9MuLIl+e0
~古泉の証言~
古泉「いつも道理に団活に向かいました」
古泉「ドアをノックして、朝比奈さんが着替えの最中だと分かりました」
古泉「ノブを回してみると、何と鍵がかかってなかったんです!」
古泉「これはもう、誘ってるとしか思えませんよね?」
古泉「僕は、思い切ってドアを開け、朝比奈さんに襲い掛かりました」
古泉「もうね、興奮しまくりでしたよ」
古泉「キャーキャー喚いてましてね」
古泉「その悲鳴が、またたまらなく股間にきたんですよ」
古泉「で、一発やり終えたその時に、貴方と涼宮さんがきて……」
古泉「このように縛られてしまったわけなんですがね」
ハルヒ(やっぱり変……!)
キョン(ムジョンしている……?)
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:39:01.22 ID:9MuLIl+e0
キョン「古泉。朝比奈さんは、泣き叫んだんだな?」
古泉「ええ。その声で、僕はより興奮して勃起したのですから」
古泉「今、思い出しても勃起します……いたたっ!」
ハルヒ(みくるちゃんは『叫んでいない』……ここが、違う!)
ハルヒ「みくるちゃん。本当に、声は出なかったの?」
みくる「そのはず、です……わたし自身の耳には、自分の声が聞こえませんでしたから……」
キョン(ショックで記憶違いをしているのか? いや……)
ハルヒ「みくるちゃんは声を出していたのよ!
ハルヒ「でもみくるちゃんはあまりの事で自分の声が聞こえなかった!」
ハルヒ「……古泉君の強姦は確定ね」
キョン(そこじゃない! 第三者の影が見えてきたぞ……!)
キョン「鶴屋さん。貴方は誰からこの事件を聞いたんですか?」
鶴屋「廊下を歩いてて、保健室の前を通った時に、ゆきんこに呼び止められたのさ」
鶴屋「まさか、みくるがこんな目に遭っていたなんて……」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:43:29.60 ID:9MuLIl+e0
「異議有り!」バンッ!
ハルヒ「!」
鶴屋「!」
みくる「!」
長門「!」
古泉「!」
おばちゃん「!」
キョン「今の全員の証言を聞いてると、決定的な矛盾が見つかった!」
ハルヒ「ど、どういう事、キョン?」
鶴屋「矛盾ってなんだい?」
古泉「強姦したのは認めてるんですよ? んっふ」
キョン「この事件に大きく関わっていて、表に出ていない人物がいる!」
キョン「そいつの証言を要求する!」
ハルヒ「だ、誰なのよ……!?」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:50:51.39 ID:9MuLIl+e0
キョン「……長門! お前の、事件当時の行動を証言してもらう!」
長門「……! 分かった」
~長門の証言~
長門「私はいつも通り、一番早く団室に入った」
長門「そして、読みかけの本を取り、読書を始めた」
長門「すると、朝比奈みくるがやってきて、鍵をかけ、着替えを始めた」
長門「ノックの音がして、朝比奈みくるは返事をした」
長門「ドアは開かれ、全裸の古泉一樹が侵入してきた」
長門「そして、朝比奈みくるに襲い掛かった」
長門「私は、本の途中だったので読書に戻った」
長門「そして、しばらくして涼宮ハルヒと貴方がやってきて」
長門「古泉一樹を、縛り上げた」
長門「これで、私の話は終わり」
キョン(長門……)
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:59:26.01 ID:9MuLIl+e0
鶴屋「じゃ、じゃあ、ゆきんこは、一部始終を見ていたのかい!?」
長門「そうなる」
ハルヒ「何で止めなかったの!?」
長門「……そういう、プレイの可能性もあった」
おばちゃん「そんな訳、ないんじゃないのかい?」
キョン「……問題は、そこじゃない」
ハルヒ「どういう事?」
キョン「勿論、強姦を目の当たりにして、止めるなり通報なりしなかった長門にも問題はある」
キョン「しかし! 長門はこう証言した!」
キョン「『すると、朝比奈みくるがやってきて、鍵をかけ、着替えを始めた』」
キョン「朝比奈さんは、いつも通りに、鍵をかけていたんだ!」
キョン「団室の鍵は、団室の中にしか無かったはず! じゃあ、古泉は、どうやって中に入ったんだ?」
キョン「……そう、内部から鍵が開くほか、入る術は無い!」
長門「!」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 03:06:33.14 ID:9MuLIl+e0
キョン「長門は、そのステルス性能の高い体型で、着替え中の朝比奈さんの目をすり抜けた!」
キョン「そして、団室の『鍵』を内側から開けた!」
キョン「朝比奈さんが声を出さなかったというのは本当だろう」
キョン「しかし、古泉は泣き叫ぶ声を聞いている」
キョン「だが……その声は、朝比奈さんのモノではなかった!」
キョン「長門! お前の声色だったんだ!」
長門「……そんな証拠は、どこにもない」ペラ……ペラ……
長門「全て……貴方の推測に過ぎない……」ペラ……ペラ……
キョン(長門が動揺している! ここは一気に片をつける!)
キョン「証拠なら、ここにある!」
ドンッ!
ハルヒ「これは?」
鶴屋「マイクロレコーダーってやつだね。映像と音声が撮れる品物だよ」
キョン「俺は朝比奈さんの着替えを、毎回これに録画していた!」
キョン「そして今日の分もばっちりだ! ……再生してみるか?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 03:14:11.06 ID:9MuLIl+e0
長門「あ……あ……」ペラ……ペラ……ペラ……ペラ……グシャッ!
長門「……その、必要は無い……」
ハルヒ「有希! あんた、何で!」
長門「私は……朝比奈みくるが着替えを覗かれて恥をかけばいいと思った」
長門「乳がでかいだけでいつもちやほやされて……」
長門「しかし、強姦されるまでは思わなかった……」
長門「本当に、申し訳ない。朝比奈みくる……」ポロポロ
みくる「長門さん……」
古泉「僕も、鍵が閉まっていれば、強姦なんて出来なかったでしょう」
古泉「しかし、何の因果か、僕が全裸の時に鍵は『開けられて』いた……」
古泉「どうしようもなかった事とはいえ、本当に申し訳ありませんでした。朝比奈さん……」
みくる「古泉、君……」
キョン「一件落着、だな」
ハルヒ「……あんた、なに盗撮なんかしてんのよ?」
キョン「そ、そんな些細な事をきにするなよ」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 03:29:16.12 ID:9MuLIl+e0
おばちゃん「さて……判決を下そうかね」
おばちゃん「古泉一樹、強姦罪で有罪!」
おばちゃん「長門有希、犯罪幇助で有罪!」
おばちゃん「キョン、盗撮罪で有罪! 以上をもって審議を終了するよ!」カンカンッ
キョン(俺たちは、それぞれが少しづつ間違っていた)
キョン(それは、誰にも分からない綻びだった)
キョン(しかし、その綻びは、ついに破れるところまでになってしまっていたんだ)
キョン(朝比奈さんは、現在、心療内科に入院しているそうだ)
キョン(俺、長門、古泉は、それぞれの罪で服役中)
キョン(あの団室には、ハルヒ一人だけ……)
キョン(いつか、また。SOS団が揃うことがあるのだろうか……)
ハルヒ「卒業までに、みんな帰ってくるかなぁ……」
鶴屋(……それは無理っぽいね、ハルにゃん)
【Bad End】
81 :南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY :2010/08/17(火) 03:30:12.60 ID:9MuLIl+e0
逆転裁判~甦る逆転~をやってるせいか、こうなりました。
新作出ないかなぁと、1・2・3・4順繰りにやってます。
簡単ながらに良く出来たゲームですよアレは。
みくるは自分の愛人です(2号さん)。本妻は朝倉です。以上、お疲れ様でした。
ハルヒ「それよりも……古泉君」
古泉「はい」
ハルヒ「その……中に、出しちゃったの?」
古泉「そりゃあもう、どくどくと。気持ち良かったですよ」
キョン「古泉ぃぃぃぃぃっ!」
ガッ!
ハルヒ「……今日中に、病院に連れて行かないといけないわね」
キョン「病院?」
ハルヒ「洗浄と、ピルを飲ませないと……」
キョン「糞っ……」
古泉「裸で正座はもう勘弁してもらえませんかね?」
キョン「お前には何かを望む資格は無い」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:02:11.95 ID:9MuLIl+e0
キョン「ハルヒ、長門に電話を」
ハルヒ「うん」prrr……
キョン「……お前、何を笑ってんだよ」
古泉「僕ですか?」
キョン「何でそんな笑ってられんだよっ!」
古泉「もう一発やりたかったです」
キョン「おらあっ!」
ゴスッ
古泉「顔に蹴りは止めてくださいよ」
キョン「お前が朝比奈さんにした事に比べりゃ、屁の様なもんだろが」
古泉「強姦ですもんね、ぬっふ」
キョン「てめえ……」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:07:04.17 ID:9MuLIl+e0
ハルヒ「……うん、うん。え、鶴屋さんが? そう」
ハルヒ「キョン。鶴屋さんが、病院まで連れて行ってくれるって」
キョン「そうか。……古泉は、どうする? 警察に突き出すか?」
古泉「それはちょっと勘弁してくださいよ」
キョン「うるせえ!」
ハルヒ「でも、みくるちゃんの気持ちが大切だし、ね? キョン」
キョン「……ああ。とりあえず、このまま縛ったまま連れて行くか」
古泉「そんなプレイまでして頂けるとは! 一樹、感激です!」
キョン「お前の人生、詰んでるの分かってんのか?」
古泉「ふふ……人生というゲームも弱いほうだったんですね、僕は」
キョン「お前の頭はおかしい」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:11:43.06 ID:9MuLIl+e0
―校舎裏―
鶴屋「みくる、歩けるかい?」
みくる「……」コクッ
鶴屋「手、握ってるからね」
キョン「すみません、鶴屋さん」
鶴屋「別にそんな……」
古泉「申し訳ありませんね、鶴屋さん」
鶴屋「……古泉、くん」
ハルヒ「みくるちゃんの意思もちゃんと聞いてから、通報しようと思うの」
鶴屋「そうかい。でも同じ車には乗せられないよ」
キョン「はい。後部バンパーにロープでつないでください」
古泉「そんな、若手芸人じゃないんですから! ふふふ」
ハルヒ「……結んだわ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:28:18.39 ID:9MuLIl+e0
ブロロロロロ……
ガッ ゴッ ガッ
古泉「いたっいたたた……」
古泉「こんな目に会うとは……」
古泉「まあ、自業自得ですけど」
古泉「あの時の、朝比奈さんの表情……」
古泉「たまりませんでしたね」
古泉「……股間を道路に押し付けたら気持ち良さそうですね」
ガガガガガガガ
古泉「あだだだだだだだだだっ!」
古泉「ち、血まみれですよ」
古泉「……おや、病院に着いたようですね」
キィッ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:32:43.47 ID:9MuLIl+e0
―鶴屋病院―
鶴屋「裏口から入るのがいいね」
キョン「朝比奈さん、さあ……」
みくる「ゃっ!」ビクッ
キョン「あ……その」
ハルヒ「キョン。悪いけど、みくるちゃんには女の子だけしか触らないほうがいいわね」
キョン「だな。すみません、朝比奈さん」
みくる「……」フルフル
キョン「俺、あいつを見張っておくから」
ハルヒ「うん、お願い。あたしたちはみくるちゃんについてるから」
長門「貴方は古泉一樹を担当して」
みくる「ぁっ」ビクッ
ハルヒ「有希。その名前は今は出さないで」
長門「……御免なさい」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:36:59.42 ID:9MuLIl+e0
―車の後ろ―
古泉「やあ、お久しぶりです。なぁんて」
ドスッ!
古泉「……いきなり蹴るなんて酷いじゃありませんか」
キョン「お前のやったことのほうがよっぽど酷いだろうが」
古泉「強姦ですもんね、んっんっんっ」
キョン「……一体、どうしちまったんだよ」
古泉「貴方は、本当に僕が強姦したと思うのですか?」
キョン「……何? まさか」
古泉「したんですけどね、んっんっんっ」
古泉「ちょっ、レンガは止めて下さい、死にますから」
キョン「……殺してえ」
ガツンッ!
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:40:55.18 ID:9MuLIl+e0
―病院内―
鶴屋「女医さんと女性看護士さんだけだから、安心しなよ?」
みくる「……」コクッ
看護士「膣洗浄の準備、できました」
鶴屋「私もついてていいですか?」
看護士「どうぞ」
ハルヒ「あたしたち、は……待ってるから」
みくる『……ぅうえっ、ひっぐ、ひっ』
鶴屋『みくる……』
ハルヒ「みくるちゃん……」
長門「泣いている……」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:46:54.59 ID:9MuLIl+e0
女医「病理検査は異常無し。薬はさっき飲んだのと、もう一度、規定の時間に飲んでくださいね」
鶴屋「大丈夫さ、二十四時間以内だから……その、心配は無いと思うから」
みくる「……」
女医「必要ならカウンセリングをお勧めしますが?」
みくる「……」フルフル
鶴屋「まあ、今すぐじゃなくてもいいよ。みくるが受けたい時に受けたらいいさ」
ハルヒ「……みくるちゃん」ギュッ
ハルヒ「こんな……こんな目に合わせて御免ね……」
ハルヒ「団長の、あたしの責任だよね……」
鶴屋「それは違うよ、ハルにゃん」
長門「そう。……あの男が悪い」
ハルヒ「……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:52:13.65 ID:9MuLIl+e0
―駐車場・人目につかない場所―
古泉「こんな所に引っ張ってきて……まさかレイプするつもりじゃないでしょうね!」
古泉「あは、あは、あはは!」
キョン「……なあ、お前。本当にどうしちまったんだよ」
古泉「朝比奈さんを強姦したことですか?」
キョン「……なんか、理由があんのか」
古泉「……機関の命令で、身近にいる未来人に適度なショックを与え」
古泉「その行動能力をいちじるしく低下させる」
キョン「そんな事が!?」
古泉「そんな命令はありませんでしたよ」
古泉「僕は、僕自身の意思で朝比奈さんを犯したのです」
古泉「意思というより、本能でしょうか。んっんっんっ」
キョン「お前……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:57:08.12 ID:9MuLIl+e0
古泉「ところで僕の身体は車に引きずられて怪我だらけです」
古泉「特に股間が血まみれです」
古泉「幸いここは病院です。治療をしてはいただけないでしょうか?」
キョン「……」
古泉「確かに僕は犯罪を犯しました」
古泉「しかし、貴方達のしているこれもまた犯罪行為に当たりますよ」
キョン「ぐっ……」
prrr……
キョン「はい。……ハルヒか」
キョン「え? 朝比奈さんが?」
キョン「しかし、まだ……ついさっきの事だぞ?」
キョン「……分かった」ピッ
キョン「朝比奈さんが、お前と話をしたいそうだ」
古泉「……おやおや」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:01:30.14 ID:9MuLIl+e0
―病院内・個室―
キョン「連れてきた」
古泉「どうも、古泉です」
ハルヒ「……」
長門「服は、着せないの?」
鶴屋「みくるは、そのまま連れて来てほしいって言ってたよ」
古泉「せめて股間の治療くらいはしてほしいですねえ」
ドスッ!
古泉「鳩尾に膝蹴りですか、涼宮さん」
ハルヒ「……みくるちゃんの気持ち、分かってんの!?」
古泉「僕に分かるわけないじゃないですか。んっふっふ」
ハルヒ「この……!」
キョン「止めとけハルヒ。今のこいつには、何も通じない」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:06:51.57 ID:9MuLIl+e0
鶴屋「カーテン、開けるよ、みくる?」
みくる『……は……い』
シャアアアアアア……
古泉「どうもー! 貴方を犯した、古泉一樹です!」
キョン「こいずみゃぁーっ!」
ハルヒ「この外道がぁぁぁああっ!」
長門「静まって」
キョン「長門!? 離せ、こいつを殺す!」
ハルヒ「粗末なブツを千切ってやる!」
長門「……朝比奈みくるの判断に従うのが筋。そう貴方達は言った」
キョン「うっ」
ハルヒ「……そうね」
鶴屋「……みくる、話せるかい?」
みくる「……はい」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:13:06.41 ID:9MuLIl+e0
みくる「……まず……は、皆さんにも、成り行きを知っていてもらいたい、です……」
古泉「僕が朝比奈さんを強姦した、一部始終を、ですね!」
鶴屋「みくる、大丈夫かい!?」
みくる「はい……皆さんには、知っていてほしいから……」
古泉「朝比奈さんは精神的露出狂ですねぇ!」
ハルヒ「んがが……!」
キョン「耐えろ、ハルヒ……!」
鶴屋「……じゃあ、話してもらえるかな」ギュ
みくる「……はい」
古泉「あれはですね、ちょうど僕が団室のノックをした時から始まりました!」
キョン「お前黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!」
みくる「……た、確かに、その時が、始まり、です……」
ハルヒ「みくるちゃん!?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:19:55.21 ID:9MuLIl+e0
~みくるの証言~
みくる「……着替えてる最中、ドアがノックされました」
みくる「わたしは、ちょっと待ってください、とドアの向こうへ声をかけました」
みくる「すると、いきなりドアが開いて、全裸の古泉君が入ってきたんです」
みくる「そ、そしていきなり、押し倒されて……」
みくる「着替えの途中だった、服を無理矢理脱がされて……」
みくる「叫ぼうとしたんですけど、声も出なくって……」
みくる「古泉、君は……ずっと笑顔で……」
みくる「……そして、……されて」
みくる「その、すぐ後、涼宮さんと、キョン君が団室に来て……」
みくる「キョン君が、古泉君を殴って、そして」
みくる「……それからは、あまり覚えてません」
キョン(……どこか、不自然なところがあるな?)
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:26:38.02 ID:9MuLIl+e0
キョン「朝比奈さん。古泉は、全裸で入ってきたんですか?」
みくる「は、はい……」
古泉「それは間違いありません。僕は全裸で登校してきましたから」
キョン(……ここじゃない、か)
ハルヒ「みくるちゃんは、抵抗はしなかったの?」
みくる「しましたけど、腕力では……」
ハルヒ「叫ぶ事も、できなかったの?」
みくる「声が、出なかったんです……」
ハルヒ(いつもあたしが揉んだりしてる時は、きゃきゃあ叫んでたけど……)
鶴屋「話すのは、辛くないかい、みくる。もうやめとくかい?」
みくる「いえ、大丈夫、です。ありがとうございます……鶴屋さん」
キョン(やっぱり何か引っかかる……)
キョン「古泉。お前の方の話も聞こうか」
ハルヒ「そうね。みくるちゃん……大丈夫?」
みくる「……はい」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:31:36.90 ID:9MuLIl+e0
~古泉の証言~
古泉「いつも道理に団活に向かいました」
古泉「ドアをノックして、朝比奈さんが着替えの最中だと分かりました」
古泉「ノブを回してみると、何と鍵がかかってなかったんです!」
古泉「これはもう、誘ってるとしか思えませんよね?」
古泉「僕は、思い切ってドアを開け、朝比奈さんに襲い掛かりました」
古泉「もうね、興奮しまくりでしたよ」
古泉「キャーキャー喚いてましてね」
古泉「その悲鳴が、またたまらなく股間にきたんですよ」
古泉「で、一発やり終えたその時に、貴方と涼宮さんがきて……」
古泉「このように縛られてしまったわけなんですがね」
ハルヒ(やっぱり変……!)
キョン(ムジョンしている……?)
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:39:01.22 ID:9MuLIl+e0
キョン「古泉。朝比奈さんは、泣き叫んだんだな?」
古泉「ええ。その声で、僕はより興奮して勃起したのですから」
古泉「今、思い出しても勃起します……いたたっ!」
ハルヒ(みくるちゃんは『叫んでいない』……ここが、違う!)
ハルヒ「みくるちゃん。本当に、声は出なかったの?」
みくる「そのはず、です……わたし自身の耳には、自分の声が聞こえませんでしたから……」
キョン(ショックで記憶違いをしているのか? いや……)
ハルヒ「みくるちゃんは声を出していたのよ!
ハルヒ「でもみくるちゃんはあまりの事で自分の声が聞こえなかった!」
ハルヒ「……古泉君の強姦は確定ね」
キョン(そこじゃない! 第三者の影が見えてきたぞ……!)
キョン「鶴屋さん。貴方は誰からこの事件を聞いたんですか?」
鶴屋「廊下を歩いてて、保健室の前を通った時に、ゆきんこに呼び止められたのさ」
鶴屋「まさか、みくるがこんな目に遭っていたなんて……」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:43:29.60 ID:9MuLIl+e0
「異議有り!」バンッ!
ハルヒ「!」
鶴屋「!」
みくる「!」
長門「!」
古泉「!」
おばちゃん「!」
キョン「今の全員の証言を聞いてると、決定的な矛盾が見つかった!」
ハルヒ「ど、どういう事、キョン?」
鶴屋「矛盾ってなんだい?」
古泉「強姦したのは認めてるんですよ? んっふ」
キョン「この事件に大きく関わっていて、表に出ていない人物がいる!」
キョン「そいつの証言を要求する!」
ハルヒ「だ、誰なのよ……!?」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:50:51.39 ID:9MuLIl+e0
キョン「……長門! お前の、事件当時の行動を証言してもらう!」
長門「……! 分かった」
~長門の証言~
長門「私はいつも通り、一番早く団室に入った」
長門「そして、読みかけの本を取り、読書を始めた」
長門「すると、朝比奈みくるがやってきて、鍵をかけ、着替えを始めた」
長門「ノックの音がして、朝比奈みくるは返事をした」
長門「ドアは開かれ、全裸の古泉一樹が侵入してきた」
長門「そして、朝比奈みくるに襲い掛かった」
長門「私は、本の途中だったので読書に戻った」
長門「そして、しばらくして涼宮ハルヒと貴方がやってきて」
長門「古泉一樹を、縛り上げた」
長門「これで、私の話は終わり」
キョン(長門……)
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 02:59:26.01 ID:9MuLIl+e0
鶴屋「じゃ、じゃあ、ゆきんこは、一部始終を見ていたのかい!?」
長門「そうなる」
ハルヒ「何で止めなかったの!?」
長門「……そういう、プレイの可能性もあった」
おばちゃん「そんな訳、ないんじゃないのかい?」
キョン「……問題は、そこじゃない」
ハルヒ「どういう事?」
キョン「勿論、強姦を目の当たりにして、止めるなり通報なりしなかった長門にも問題はある」
キョン「しかし! 長門はこう証言した!」
キョン「『すると、朝比奈みくるがやってきて、鍵をかけ、着替えを始めた』」
キョン「朝比奈さんは、いつも通りに、鍵をかけていたんだ!」
キョン「団室の鍵は、団室の中にしか無かったはず! じゃあ、古泉は、どうやって中に入ったんだ?」
キョン「……そう、内部から鍵が開くほか、入る術は無い!」
長門「!」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 03:06:33.14 ID:9MuLIl+e0
キョン「長門は、そのステルス性能の高い体型で、着替え中の朝比奈さんの目をすり抜けた!」
キョン「そして、団室の『鍵』を内側から開けた!」
キョン「朝比奈さんが声を出さなかったというのは本当だろう」
キョン「しかし、古泉は泣き叫ぶ声を聞いている」
キョン「だが……その声は、朝比奈さんのモノではなかった!」
キョン「長門! お前の声色だったんだ!」
長門「……そんな証拠は、どこにもない」ペラ……ペラ……
長門「全て……貴方の推測に過ぎない……」ペラ……ペラ……
キョン(長門が動揺している! ここは一気に片をつける!)
キョン「証拠なら、ここにある!」
ドンッ!
ハルヒ「これは?」
鶴屋「マイクロレコーダーってやつだね。映像と音声が撮れる品物だよ」
キョン「俺は朝比奈さんの着替えを、毎回これに録画していた!」
キョン「そして今日の分もばっちりだ! ……再生してみるか?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 03:14:11.06 ID:9MuLIl+e0
長門「あ……あ……」ペラ……ペラ……ペラ……ペラ……グシャッ!
長門「……その、必要は無い……」
ハルヒ「有希! あんた、何で!」
長門「私は……朝比奈みくるが着替えを覗かれて恥をかけばいいと思った」
長門「乳がでかいだけでいつもちやほやされて……」
長門「しかし、強姦されるまでは思わなかった……」
長門「本当に、申し訳ない。朝比奈みくる……」ポロポロ
みくる「長門さん……」
古泉「僕も、鍵が閉まっていれば、強姦なんて出来なかったでしょう」
古泉「しかし、何の因果か、僕が全裸の時に鍵は『開けられて』いた……」
古泉「どうしようもなかった事とはいえ、本当に申し訳ありませんでした。朝比奈さん……」
みくる「古泉、君……」
キョン「一件落着、だな」
ハルヒ「……あんた、なに盗撮なんかしてんのよ?」
キョン「そ、そんな些細な事をきにするなよ」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/17(火) 03:29:16.12 ID:9MuLIl+e0
おばちゃん「さて……判決を下そうかね」
おばちゃん「古泉一樹、強姦罪で有罪!」
おばちゃん「長門有希、犯罪幇助で有罪!」
おばちゃん「キョン、盗撮罪で有罪! 以上をもって審議を終了するよ!」カンカンッ
キョン(俺たちは、それぞれが少しづつ間違っていた)
キョン(それは、誰にも分からない綻びだった)
キョン(しかし、その綻びは、ついに破れるところまでになってしまっていたんだ)
キョン(朝比奈さんは、現在、心療内科に入院しているそうだ)
キョン(俺、長門、古泉は、それぞれの罪で服役中)
キョン(あの団室には、ハルヒ一人だけ……)
キョン(いつか、また。SOS団が揃うことがあるのだろうか……)
ハルヒ「卒業までに、みんな帰ってくるかなぁ……」
鶴屋(……それは無理っぽいね、ハルにゃん)
【Bad End】
81 :南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY :2010/08/17(火) 03:30:12.60 ID:9MuLIl+e0
逆転裁判~甦る逆転~をやってるせいか、こうなりました。
新作出ないかなぁと、1・2・3・4順繰りにやってます。
簡単ながらに良く出来たゲームですよアレは。
みくるは自分の愛人です(2号さん)。本妻は朝倉です。以上、お疲れ様でした。
<<ハルヒ「襲われたいなぁ…」 | ホーム | 梓「やっぱり唯先輩が好き!」憂「応援するよ!」>>
コメント
No title
救いようがねえなあ
古泉の
「朝から全裸だった」「部室のドアを開けた時点で全裸だった」
と
「いつも通り団活に向かった」
は矛盾してね?
「朝から全裸だった」「部室のドアを開けた時点で全裸だった」
と
「いつも通り団活に向かった」
は矛盾してね?
No title
「古泉=服を着ている」がブラフ
古泉が普段から全裸で登校していると考えれば成立する
「いつも通り”朝から”全裸で、団活に向かい、”ドアを開けた時点”も全裸だった」
古泉は常習的露出狂=朝比奈さんは精神的~
のに当てはまる
ってバカ! 色んな意味でバカ!
古泉が普段から全裸で登校していると考えれば成立する
「いつも通り”朝から”全裸で、団活に向かい、”ドアを開けた時点”も全裸だった」
古泉は常習的露出狂=朝比奈さんは精神的~
のに当てはまる
ってバカ! 色んな意味でバカ!
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |