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リーネ「芳佳ちゃん・・この戦争が終わったら、私と一緒に」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:44:33.80 ID:ZmZhDx2HO [1/57]
リーネ「きゃあああ」
ドカーン
ペリーヌ「リーネさん!」
坂本「リーネーェェェ!!」
芳佳「うわああああああああリーネちゃあああん!」
リーネ「きゃあああ」
ドカーン
ペリーヌ「リーネさん!」
坂本「リーネーェェェ!!」
芳佳「うわああああああああリーネちゃあああん!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:47:20.57 ID:ZmZhDx2HO [2/57]
芳佳「リーネちゃん!今すぐ私の魔法で」
リーネ「う・・芳佳・・ちゃ」
芳佳「癒す!治す!ぷにぷにすらから!」
リーネ「もう・・ダメだよ・・」
芳佳「そんなことない!」
リーネ「自分の身体のことだから分かるの」
リーネ「ごめんね芳佳ちゃん」
芳佳「リーネちゃん!リーネちゃん!」
リーネ「約束・・守れなかっ・・」
芳佳「リーネちゃああああん」
その日、宮藤芳佳の治療むなしくリネット・ビショップは死んだ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:49:15.24 ID:ZmZhDx2HO
数日後
芳佳「ネウロイだ!」
ペリーヌ「小型ですが強力なビームを撃つようですわ!」
シャーリー「ふん、あんなトロそうな奴、私のスピードで翻弄してやるさ!」
ルッキーニ「さっさと出撃してパパッと倒してお風呂入ろうよ~!」
シャーリー「おう!」ドルンドルン
シャーリー(ん?なんだ?右脚のエンジンの調子が・・?)ドルンドルン
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:51:35.46 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「どうかしたんですかシャーリーさん?」
シャーリー「ん?あ~いや、何でもない」
ルッキーニ「シャーリー、早く行こうよ~」
シャーリー「おう、シャーロット・イェーガー!出る!」
シャーリー(ま、一回の出撃くらいは大丈夫だろう)
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:53:59.16 ID:ZmZhDx2HO
シャーリー「くっ・・あのネウロイ、案外やるな」
シャーリー「それにやはりエンジンの調子がおかしい・・」
芳佳「どうしたんだろうシャーリーさん・・調子悪いみたい」
シャーリー「このポンコツ・・帰ったらメンテナンスしてやらなくちゃな」
ネウロイ「ズビー」
ルッキーニ「シャーリーあぶない!!」
シャーリー「え」
こうしてシャーロット・E・イェーガーは、ネウロイビームの直撃を受け、死亡した
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:56:50.38 ID:ZmZhDx2HO
ルッキーニ「うわあああんシャーリーィィうわああああん」
芳佳「うう・・シャーリーさん・・」
ゲルト「馬鹿者め・・油断するからだ・・」グスッ
坂本「リーネ達の死は残念だが我々はまだ戦わねばならん」
ペリーヌ「そうですわね・・」
芳佳「そんな・・」
坂本「それが死んでしまった二人のためでもあるんだ」
芳佳「はい!私、リーネちゃんやシャーリーさんの分も戦います!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:01:27.22 ID:ZmZhDx2HO
夜
サーニャ「きーみーとなーらー♪」
サーニャ「~♪~♪」
サーニャ「今日は北斗七星がよく見える・・」
サーニャ「そのわきで輝く小さな星までも」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:03:45.54 ID:ZmZhDx2HO
翌朝
坂本「ふっ!は!」
芳佳「坂本さん!訓練ですか?」
坂本「ハァ・・ハァ・・ああ、まあな。気を引き締めていた」
芳佳「私も付き合います!」
坂本「そうか、お前にしてはいい心がけ・・ゴホッゴホッ」
芳佳「坂本さん?」
坂本「ゴホッ・・ゴホッ・・」
坂本「ハァ・・ハァ・・何でもない、気にするな」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:06:55.66 ID:ZmZhDx2HO
坂本「ゴホッ・・ゴホッ」
ミーナ「美緒、本当に大丈夫なの?」
坂本「心配いらん、ただの風邪だろう・・それで、話の続きだが」
ミーナ「それが・・最近、軍上層部で妙な動きがあるの」
坂本「妙・・とは?」
ミーナ「詳しくは分からないのだけど・・」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:10:05.18 ID:ZmZhDx2HO
坂本「またウォーロックのような新兵器か?」
ミーナ「それが・・完成したそうなのだけど・・運用される気配どころか、何の情報も入ってこないのよ」
坂本「ゴホッゴホッ・・ふむ、それはまた妙だな」
坂本「兵器なだけに平気、とはいくまい」
ミーナ「・・・・」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:12:28.41 ID:ZmZhDx2HO
ミーナ「確実に情報の隠蔽が行われているわ」
坂本「それを直接出向いて調べに行く・・か」
ミーナ「ええ、それで美緒それで私がいない間この部隊をお願いできるかしら」
坂本「もちろんだ。まかせてくれ・・ゴホッゴホッ」
ミーナ「・・・・」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:18:36.98 ID:ZmZhDx2HO
翌日
エーリカ「仕方ないけど、最近隊全体が暗いなぁ」
エーリカ「ミヤフジやルッキーニの空元気も、見てて痛々しいし・・」
エーリカ「うーん・・・・」
エーリカ「死・・・かぁ」
ウルスラ「こんにちは姉さま」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:19:53.61 ID:ZmZhDx2HO
エーリカ「うわお!ウルスラ!?どうしてこんな所に」
ウルスラ「また新兵器のテストで来たのですが」
エーリカ「そうかー、ん?あ、ちょーどよかった」
ウルスラ「?」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:25:21.83 ID:ZmZhDx2HO
エーリカ「はいこれはウルスラにプレゼント!」
ウルスラ「帽子?ありがとうございます」
ウルスラ「姉さまにプレゼントを貰うのは、初めてかもしれませんね」
エーリカ「えへへー」
エーリカ「それと、これもお願い」
ウルスラ「これは・・柏葉騎士鉄十字章?一体どうしたんです?」
エーリカ「故郷の父さまや母さまに会うことがあったらこれ渡して伝えといてくれるかな」
エーリカ「お宅のエーリカちゃんは頑張ってますよ心配いりませんよ、って」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:26:49.66 ID:ZmZhDx2HO
ウルスラ「でしたらご自分でお渡しになれば良いのでは」
エーリカ「あはは、このまま私の部屋に置いといてもどんどん汚れてくだけだし」
エーリカ「それに、なんとなく」
ウルスラ「?」
エーリカ「しばらく会えなくなる気がするから」
翌日のネウロイとの戦いで、エーリカ・ハルトマンは死亡した
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:29:20.21 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「フラウ・・そんなバカな・・」
坂本「まさかハルトマンまでやられるとは・・」
坂本「出向中のミーナに合わせる顔がない・・ゴホッゴホッ」
隊員「坂本少佐、ロマーニャ軍本部のミーナ中佐より連絡が入っています」
坂本「・・そうか、分かった」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:37:08.34 ID:ZmZhDx2HO
ミーナ『そう・・フラウが・・』
坂本「すまん・・」
ミーナ『あなたの責任じゃないわ・・それで、例の調査の件なのだけれど』
坂本「何か進展があったか?」
ミーナ『大変な事が分かったの・・軍司令部は・・』
ミーナ『いえ、盗聴の危険性もあるから詳しくは帰ってから話すわ』
坂本「ああ、分かった」
ガチャン
ミーナ「ふぅ・・一刻も早く基地に帰らないと」
コンコン
「あら、こんな時間に誰かしら?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:40:25.46 ID:ZmZhDx2HO
基地
エイラ「ふむ・・」ペラ
芳佳「エイラさん、何してるんですか?」
エイラ「何って占いだよ・・見りゃ分かるだろー」
サーニャ「そんな言い方はよくないわエイラ、それで何を占っていたの?」
エイラ「この部隊の未来を、ちょっとな・・」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:42:40.58 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「そ、それで結果は!?」
エイラ「まだ終わってないって、ちょっとくらい待ってろよなー」パラパラ
エイラ「んでこのカードをめくって・・」ペラ
エイラ「っ!!」
エイラ「・・・・」
サーニャ「エイラ・・?どうだったの?」
エイラ「いや・・これは」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:48:28.58 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「教えてくださいエイラさん!」
エイラ「な、なんてことない結果だったよ!」
エイラ「やっぱ占いなんてアテにしすぎるのもよくないな!」
エイラ「そんなことより気晴らしにサウナに行こう!な、サーニャ、ついでに宮藤も!」バタバタ
サーニャ「ちょっとエイラ・・引っ張らないで・・」ドタバタ
芳佳「待ってくださいエイラさん、サーニャちゃ~ん」
ヒラッ
芳佳「あ、風でタロットが!」
芳佳「これは・・エイラさんが最後にめくったカード・・・」ペラッ
芳佳「死神」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:51:47.36 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「それじゃあ、夜間哨戒行ってくるわねエイラ」
エイラ「ああ・・」
エイラ「あの・・サーニャ、やっぱり今夜は私もついていくよ!」
サーニャ「駄目よ。エイラは今日はずっと起きてて疲れてるでしょ?」
サーニャ「夜間哨戒は長時間魔力を消耗するからエイラが倒れてしまうわ」
エイラ「けど・・」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:54:44.86 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「平気よエイラ、私はいつも通りちゃんと帰ってくるから」
エイラ「ああ・・そうだ、お菓子!サーニャの好きなお菓子たくさん用意して待ってるから!明日一緒に食べよう!」
サーニャ「ありがとう」
サーニャ「とても楽しみ」
サーニャ「それじゃあ行くね」
エイラ「うん・・」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:57:01.76 ID:ZmZhDx2HO
空
サーニャ「~♪~♪」
サーニャ「うーんーめいっせーん♪」
サーニャ「っ!」
サーニャ「北東の空に反応が・・」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:02:51.17 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「すごく大きい・・」
サーニャ「もうすぐ見えるはず・・」
サーニャ「!!」
サーニャ「そんな・・あれは」
サーニャ「いけない、早く帰って皆に知らせ・・」
その晩、サーニャ・V・リトヴャクが基地に帰ることはなかった
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:05:11.31 ID:ZmZhDx2HO
坂本「サーニャが帰っていない!?一体どういうことだ!」
ペリーヌ「まさか脱走・・じゃありませんわよね」
エイラ「サーニャがそんなことするもんか!」
芳佳「エイラさん落ち着いて!」
ペリーヌ「すみません、失言でしたわ」
エイラ「ああ・・サーニャ・・サーニャぁぁ」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:12:40.65 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「はぁ・・サーニャちゃん・・どうして帰って来ないんだろう・・」
ペリーヌ「ここにいらしたのね」
芳佳「ペリーヌさん・・」
ペリーヌ「サーニャさんのことは最悪のケースを覚悟しておくべきですわ」
芳佳「そんな・・」
ペリーヌ「気持ちは分かりますが、仕方ありませんでしょう」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:16:28.99 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「私、もうイヤです!」
ペリーヌ「宮藤さん・・」
芳佳「リーネちゃんも、シャーリーさんもハルトマンさんも死んで、ミーナ隊長もサーニャちゃんも帰って来ない!」
芳佳「みんないなくなっちゃう!もうこんなのイヤ!私扶桑に帰りたい!」
ペリーヌ「軟弱者!」パシーン
芳佳「痛い!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:20:14.80 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「まったく・・前向きだけが取り柄のあなたらしくもない」
芳佳「ペリーヌさん・・」
ペリーヌ「今までウィッチとして坂本少佐から一体何を学んできたんですの!?」
芳佳「坂本さんから・・ウィッチとして」
ペリーヌ「あなたは私のライバルなんですから、張り合いがなくては困りますわ!」
芳佳「ペリーヌさん・・」
ペリーヌ「それに私」
ペリーヌ「あなたのひたむきな姿、それほど嫌いじゃありませんわ」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:22:02.41 ID:ZmZhDx2HO
夜
坂本「ゴホッゴホッ」
芳佳「坂本さん・・最近、咳がよく出ますね」
坂本「ああ・・ゴホッ」
芳佳「もしかして・・何かよくない病気なんじゃ」
坂本「なあに、ただの風邪だ心配いらん」
芳佳「それでも一日くらい休んだ方が・・ミーナ隊長がいなくなってから負担も増える一方だし・・」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:24:17.31 ID:ZmZhDx2HO
坂本「我々はウィッチだ。欠員が出た分尚更働かねばならん」
坂本「それに、まだまだ心配なひよっこの面倒を見なければならんしな」
芳佳「坂本さん!私、坂本さんがお休みでいなくたって戦ってみせます!」
芳佳「坂本さんに鍛えてもらって、私だって少しは隊の役に立てるようになりました!」
坂本「・・そうだな、お前はすっかり一人前のウィッチになった」
芳佳「え・・」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:27:04.95 ID:ZmZhDx2HO
坂本「もう、私がお前に教えられることはないのかもしれないな」
芳佳「そ、そんなことありません!まだまだ坂本さんに教えてもらい」
坂本「はっはっは!さっきの台詞と矛盾しているぞ」
坂本「よし、ならば明日の訓練は一段と厳しくしてやろう!はっはっは!」
芳佳「え、えええ~!」
坂本「ゴホッゴホッ・・さあ、明日も早い・・そろそろ自室に戻れ」
芳佳「はい・・おやすみなさい坂本さん」
坂本「ああ」
坂本「おやすみ、宮藤」
坂本美緒はこの日、安らかに息を引き取った
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:34:11.81 ID:ZmZhDx2HO
同日 夜
エイラ「サーニャ・・」
エイラ「どうして私はあの時・・サーニャについて行かなかったんだ・・」
エイラ「私が・・私がついていってやれば・・うぇっ」
エイラ「ううぅ・・うぇっ・・サーニャぁ」グスッ
エイラ「サーニャのいない世界なんて・・」グスッ
エイラ「私には何の意味もない」
66 名前:バサラ見てた[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:59:08.50 ID:ZmZhDx2HO
翌朝
ペリーヌ「少佐・・坂本少佐うわああああん」
芳佳「坂本さん・・」グスッ
ゲルト「そんな・・こんな事が・・」
ルッキーニ「あれ・・エイラは?」
ゲルト「あいつめ・・こんな日に寝坊か・・」
エイラ・イルマタル・ユーティライネンは、自室で首を吊って死んでいた
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:02:25.51 ID:ZmZhDx2HO
ブオーンブオーン
ゲルト「警報・・!?」
ルッキーニ「ネウロイ!」
芳佳「こんな時に・・」
ゲルト「宮藤、ペリーヌ、ルッキーニ出撃だ!」
一同「了解!」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:04:48.38 ID:ZmZhDx2HO
基地上空
ペリーヌ「なんですの・・あれ・・」
ゲルト「なんて巨大なネウロイだ」
芳佳「あのときの赤城かそれ以上の・・戦艦型・・」
ペリーヌ「まさかサーニャさんはアレに!?」
ルッキーニ「あんなの勝てっこないよー!」
ゲルト「ぐ・・しかし我々が退けば、あれをロマーニャに侵入させることになる」
ルッキーニ「そんなのヤダー!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:09:33.26 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「もはや我々には坂本少佐の魔眼も、ミーナの指示も無い・・」
ゲルト「しかしやるしかない!」
ペリーヌ「坂本少佐の眼もなしにあれのコアを探すのは・・」
芳佳「そうだ!きっと赤城同様船体内部ですよ!」
ペリーヌ「そんな単純な・・」
ゲルト「一理あるな・・」
ゲルト「それに普通に戦っていたのではまず勝ち目はない・・ここは賭けに出るしか・・」
ペリーヌ「はぁ・・仕方ありませんわね・・付き合いましょう」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:12:48.86 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「あのサイズにあれだけの量の砲門・・この突入、厳しいものになるな・・」
芳佳「覚悟は出来ています!」
ゲルト「宮藤、ペリーヌ、ルッキーニ・・突入する前にひとつだけ言っておきたいことがある」
芳佳「え?」
ルッキーニ「ウジュ?」
ゲルト「私は、もしこの戦いでお前達が危険な目にあったり負傷しても助けないつもりでいる」
ペリーヌ「・・・!」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:16:34.49 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「冷酷な発想だが我々はネウロイを倒すために戦うんだ・・」
ゲルト「お前たちの方も、私がやられたりしても私を助けようとしないことを約束しろ」
ルッキーニ「・・・・」
ゲルト「自分の安全を第一に考えるんだ・・一人を助けようとして 全滅してしまうのは避けなくてはならない」
芳佳「はい・・」
ペリーヌ「了解しましたわ」
ルッキーニ「わかったよ!」
ゲルト「では、全員で隊列を組みネウロイ内部に侵入を試みる!行くぞ!」
一同「了解!」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:23:27.01 ID:ZmZhDx2HO
ネウロイ「ズビー」
芳佳「わ!凄い!」
ペリーヌ「まったく・・呆れる程の弾幕ですわね」
ルッキーニ「あ!あそこに入れそうな入口があるよ!」
ゲルト「よし!向かうぞ!」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:24:56.76 ID:ZmZhDx2HO
ネウロイ「ズビー」
芳佳「私がシールドを張って先行します!」
ゲルト「助かる、頼む宮藤」
ペリーヌ「あなたのバカでかいシールドが今はありがたいですわね」
芳佳「えへへ、ありがとうペリーヌさん」
ネウロイ「ズビー」
ペリーヌ「宮藤さん!横からビームが!」
芳佳「え」
芳佳(しまった・・!シールドが間に合わない!当たる!)
ドカーン
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:32:55.86 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「っ・・!!」
芳佳「・・あれ?」
芳佳「私・・生きてる」
ペリーヌ「バルクホルン大尉!」
芳佳「え・・あ・・ああ・・」
ゲルト「無事か・・宮藤」
芳佳「なんで・・なんで・・助けないって、言ったのに!」
ゲルト「はは・・そのつもりだったんだがな・・体が勝手に動いてしまった」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:35:29.33 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「バルクホルンさん・・バルクホルンさん!」
ゲルト「さあ行け宮藤・・ネウロイを倒・・」ガクッ
ゲルト(フフ・・一度くらい宮藤に・・・・と呼んでもらいたかったな・・)
ヒュー ポチャン
芳佳「バルクホルンさ~ん!」
ゲルトルート・バルクホルン・死亡
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:38:25.29 ID:ZmZhDx2HO
ネウロイ内部
ルッキーニ「ウジュァー!」
ペリーヌ「ふう・・どうにか突入成功ですわ」
芳佳「奥を目指しましょう!」
ルッキーニ「これで・・終わるんだ」
芳佳「ルッキーニちゃん?」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:43:06.39 ID:ZmZhDx2HO
ルッキーニ「私、故郷に帰ったら学校行くよ・・」
ぺリーヌ「ルッキーニさん・・」
ルッキーニ「頭悪いって他の子にバカにされるのも結構いいかもな・・アツアツのピッツァも食べたい!」
ルッキーニ「ナラの木の薪で焼いた故郷の本物なマルガリータ!ボルチーニ茸ものっけてもらおう!」
3分後
芳佳「ルッキーニちゃあああん!」
フランチェスカ・ルッキーニ・死亡
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:01:58.72 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「あの奥の部屋!あそこにコアがある!」
ペリーヌ「急ぎましょう!」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
芳佳「小型のネウロイがたくさん!」
ペリーヌ「この土壇場で・・!」
芳佳「全然当たらない!」ズダダダ
芳佳「あ!弾切れ!」カシュッカシュッ
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:07:25.21 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「トネール!」ビリビリ
芳佳「ペリーヌさん!」
ペリーヌ「頼りにならない味方ですこと・・どうやらここは私が適任のようですわね」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
ペリーヌ「宮藤さん、ここは私に任せて貴方は先にお行きなさい」
芳佳「でも・・!」
ペリーヌ「バルクホルン大尉の言葉を忘れたの?さっさと行きなさい!」
芳佳「は、はい!」ビューン
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:11:49.43 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「まったく・・我ながら損な役周りですわ」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
ペリーヌ「トネール!」ビリビリ
ペリーヌ「お聞きなさいネウロイ、ここから先へは一匹足りとも通しませんわ!」
ペリーヌ「この先にいるの人は」
ペリーヌ「私の大切な友人なのですから」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:16:19.46 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「はあああ!」ズダダダ
ペリーヌ「ふぅ・・これであらかた片付き・・」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
ペリーヌ「ッ!次から次へと・・!」
小ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャ)
ペリーヌ「え」
小ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ)
ペリーヌ「ちょっと・・嘘でしょ、こんな数・・」
ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ)
ペリーヌ「あ・・あ・・あああ・・ああああああああああ」
ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ)
ぺリーヌ・クロステルマン・死亡
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:21:25.13 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「ようやく辿り着いた!コアだ!」
芳佳「今すぐ壊して・・」
カシュッ カシュッ
芳佳「しまった・・弾切れなんだ!」
芳佳「どうしよう・・あと一歩なのに!」
坂本(宮藤・・)
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:25:42.66 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「頭に響くようなこの声は一体・・!?」
坂本(宮藤・・)
芳佳「坂本少佐!?」
坂本(宮藤)
坂本(私の命を吸え)
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:29:34.96 ID:ZmZhDx2HO
坂本(ウィッチは人の想いを吸い込んで力に出来る)
芳佳「そんなこと」
坂本(できる・・そして戦いを終わらせる。それをお前がやるんだ)
芳佳「・・わかりました、坂本少佐」
ルッキーニ(いっけーヨシカー!)
ペリーヌ(しくじるんじゃありませんわよ宮藤さん)
エイラ(ミヤフジ、サーニャの仇だ)
ゲルト(やるんだ宮藤)
エーリカ(ミヤフジー!)
ミーナ(頑張って、宮藤さん)
リーネ(芳佳ちゃん・・!)
芳佳「私の体を、みんなに貸します!」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:33:17.68 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「と思ったけど」
芳佳「赤城みたいに普通にストライカーで破壊できそうかも」
芳佳「えい」
パリーン
芳佳「やった!」
芳佳「みなさん、私やりました!ありがとうございました!」
完
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:39:17.20 ID:ZmZhDx2HO
エピローグ
超巨大ネウロイとの戦いを終え、基地に戻った芳佳を一人のウィッチが出迎えた
芳佳「あれは・・」
サーニャ「おかえりなさい芳佳ちゃん」
芳佳「サーニャちゃん!無事だったんだ!」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:42:52.80 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「夜間哨戒中にあのネウロイと遭遇したとき、ストライカーを壊されてしまって」
サーニャ「どうにか不時着したんだけど、ようやくさっき基地に戻る事ができたの」
芳佳「そうなんだ・・とにかく無事でよかった!」
芳佳「エイラさんも、生きてたらきっと喜んでたよ」
サーニャ「え」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:46:11.52 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「かくかくしかじか」
エイラ「そんな・・エイラが」
エイラ「嘘・・嘘よそんなの・・」
芳佳「本当なんだよサーニャちゃん」
エイラ「エイラ・・うぅ・・エイラぁ・・」グスッ
芳佳「サーニャちゃん・・」
エイラ「エイラのいない世界なんて」
エイラ「私には何の意味もない」
完
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:48:28.80 ID:ZmZhDx2HO
ご愛読ありがとうございました
152 名前:ぐだぐだやでほんま[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:52:08.07 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「かくかくしかじか」
サーニャ「そんな・・エイラが」
サーニャ「嘘・・嘘よそんなの・・」
芳佳「本当なんだよサーニャちゃん」
サーニャ「エイラ・・うぅ・・エイラぁ・・」グスッ
芳佳「サーニャちゃん・・」
サーニャ「エイラのいない世界なんて」
サーニャ「私には何の意味もない」
完
芳佳「リーネちゃん!今すぐ私の魔法で」
リーネ「う・・芳佳・・ちゃ」
芳佳「癒す!治す!ぷにぷにすらから!」
リーネ「もう・・ダメだよ・・」
芳佳「そんなことない!」
リーネ「自分の身体のことだから分かるの」
リーネ「ごめんね芳佳ちゃん」
芳佳「リーネちゃん!リーネちゃん!」
リーネ「約束・・守れなかっ・・」
芳佳「リーネちゃああああん」
その日、宮藤芳佳の治療むなしくリネット・ビショップは死んだ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:49:15.24 ID:ZmZhDx2HO
数日後
芳佳「ネウロイだ!」
ペリーヌ「小型ですが強力なビームを撃つようですわ!」
シャーリー「ふん、あんなトロそうな奴、私のスピードで翻弄してやるさ!」
ルッキーニ「さっさと出撃してパパッと倒してお風呂入ろうよ~!」
シャーリー「おう!」ドルンドルン
シャーリー(ん?なんだ?右脚のエンジンの調子が・・?)ドルンドルン
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:51:35.46 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「どうかしたんですかシャーリーさん?」
シャーリー「ん?あ~いや、何でもない」
ルッキーニ「シャーリー、早く行こうよ~」
シャーリー「おう、シャーロット・イェーガー!出る!」
シャーリー(ま、一回の出撃くらいは大丈夫だろう)
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:53:59.16 ID:ZmZhDx2HO
シャーリー「くっ・・あのネウロイ、案外やるな」
シャーリー「それにやはりエンジンの調子がおかしい・・」
芳佳「どうしたんだろうシャーリーさん・・調子悪いみたい」
シャーリー「このポンコツ・・帰ったらメンテナンスしてやらなくちゃな」
ネウロイ「ズビー」
ルッキーニ「シャーリーあぶない!!」
シャーリー「え」
こうしてシャーロット・E・イェーガーは、ネウロイビームの直撃を受け、死亡した
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 15:56:50.38 ID:ZmZhDx2HO
ルッキーニ「うわあああんシャーリーィィうわああああん」
芳佳「うう・・シャーリーさん・・」
ゲルト「馬鹿者め・・油断するからだ・・」グスッ
坂本「リーネ達の死は残念だが我々はまだ戦わねばならん」
ペリーヌ「そうですわね・・」
芳佳「そんな・・」
坂本「それが死んでしまった二人のためでもあるんだ」
芳佳「はい!私、リーネちゃんやシャーリーさんの分も戦います!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:01:27.22 ID:ZmZhDx2HO
夜
サーニャ「きーみーとなーらー♪」
サーニャ「~♪~♪」
サーニャ「今日は北斗七星がよく見える・・」
サーニャ「そのわきで輝く小さな星までも」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:03:45.54 ID:ZmZhDx2HO
翌朝
坂本「ふっ!は!」
芳佳「坂本さん!訓練ですか?」
坂本「ハァ・・ハァ・・ああ、まあな。気を引き締めていた」
芳佳「私も付き合います!」
坂本「そうか、お前にしてはいい心がけ・・ゴホッゴホッ」
芳佳「坂本さん?」
坂本「ゴホッ・・ゴホッ・・」
坂本「ハァ・・ハァ・・何でもない、気にするな」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:06:55.66 ID:ZmZhDx2HO
坂本「ゴホッ・・ゴホッ」
ミーナ「美緒、本当に大丈夫なの?」
坂本「心配いらん、ただの風邪だろう・・それで、話の続きだが」
ミーナ「それが・・最近、軍上層部で妙な動きがあるの」
坂本「妙・・とは?」
ミーナ「詳しくは分からないのだけど・・」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:10:05.18 ID:ZmZhDx2HO
坂本「またウォーロックのような新兵器か?」
ミーナ「それが・・完成したそうなのだけど・・運用される気配どころか、何の情報も入ってこないのよ」
坂本「ゴホッゴホッ・・ふむ、それはまた妙だな」
坂本「兵器なだけに平気、とはいくまい」
ミーナ「・・・・」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:12:28.41 ID:ZmZhDx2HO
ミーナ「確実に情報の隠蔽が行われているわ」
坂本「それを直接出向いて調べに行く・・か」
ミーナ「ええ、それで美緒それで私がいない間この部隊をお願いできるかしら」
坂本「もちろんだ。まかせてくれ・・ゴホッゴホッ」
ミーナ「・・・・」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:18:36.98 ID:ZmZhDx2HO
翌日
エーリカ「仕方ないけど、最近隊全体が暗いなぁ」
エーリカ「ミヤフジやルッキーニの空元気も、見てて痛々しいし・・」
エーリカ「うーん・・・・」
エーリカ「死・・・かぁ」
ウルスラ「こんにちは姉さま」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:19:53.61 ID:ZmZhDx2HO
エーリカ「うわお!ウルスラ!?どうしてこんな所に」
ウルスラ「また新兵器のテストで来たのですが」
エーリカ「そうかー、ん?あ、ちょーどよかった」
ウルスラ「?」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:25:21.83 ID:ZmZhDx2HO
エーリカ「はいこれはウルスラにプレゼント!」
ウルスラ「帽子?ありがとうございます」
ウルスラ「姉さまにプレゼントを貰うのは、初めてかもしれませんね」
エーリカ「えへへー」
エーリカ「それと、これもお願い」
ウルスラ「これは・・柏葉騎士鉄十字章?一体どうしたんです?」
エーリカ「故郷の父さまや母さまに会うことがあったらこれ渡して伝えといてくれるかな」
エーリカ「お宅のエーリカちゃんは頑張ってますよ心配いりませんよ、って」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:26:49.66 ID:ZmZhDx2HO
ウルスラ「でしたらご自分でお渡しになれば良いのでは」
エーリカ「あはは、このまま私の部屋に置いといてもどんどん汚れてくだけだし」
エーリカ「それに、なんとなく」
ウルスラ「?」
エーリカ「しばらく会えなくなる気がするから」
翌日のネウロイとの戦いで、エーリカ・ハルトマンは死亡した
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:29:20.21 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「フラウ・・そんなバカな・・」
坂本「まさかハルトマンまでやられるとは・・」
坂本「出向中のミーナに合わせる顔がない・・ゴホッゴホッ」
隊員「坂本少佐、ロマーニャ軍本部のミーナ中佐より連絡が入っています」
坂本「・・そうか、分かった」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:37:08.34 ID:ZmZhDx2HO
ミーナ『そう・・フラウが・・』
坂本「すまん・・」
ミーナ『あなたの責任じゃないわ・・それで、例の調査の件なのだけれど』
坂本「何か進展があったか?」
ミーナ『大変な事が分かったの・・軍司令部は・・』
ミーナ『いえ、盗聴の危険性もあるから詳しくは帰ってから話すわ』
坂本「ああ、分かった」
ガチャン
ミーナ「ふぅ・・一刻も早く基地に帰らないと」
コンコン
「あら、こんな時間に誰かしら?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:40:25.46 ID:ZmZhDx2HO
基地
エイラ「ふむ・・」ペラ
芳佳「エイラさん、何してるんですか?」
エイラ「何って占いだよ・・見りゃ分かるだろー」
サーニャ「そんな言い方はよくないわエイラ、それで何を占っていたの?」
エイラ「この部隊の未来を、ちょっとな・・」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:42:40.58 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「そ、それで結果は!?」
エイラ「まだ終わってないって、ちょっとくらい待ってろよなー」パラパラ
エイラ「んでこのカードをめくって・・」ペラ
エイラ「っ!!」
エイラ「・・・・」
サーニャ「エイラ・・?どうだったの?」
エイラ「いや・・これは」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:48:28.58 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「教えてくださいエイラさん!」
エイラ「な、なんてことない結果だったよ!」
エイラ「やっぱ占いなんてアテにしすぎるのもよくないな!」
エイラ「そんなことより気晴らしにサウナに行こう!な、サーニャ、ついでに宮藤も!」バタバタ
サーニャ「ちょっとエイラ・・引っ張らないで・・」ドタバタ
芳佳「待ってくださいエイラさん、サーニャちゃ~ん」
ヒラッ
芳佳「あ、風でタロットが!」
芳佳「これは・・エイラさんが最後にめくったカード・・・」ペラッ
芳佳「死神」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:51:47.36 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「それじゃあ、夜間哨戒行ってくるわねエイラ」
エイラ「ああ・・」
エイラ「あの・・サーニャ、やっぱり今夜は私もついていくよ!」
サーニャ「駄目よ。エイラは今日はずっと起きてて疲れてるでしょ?」
サーニャ「夜間哨戒は長時間魔力を消耗するからエイラが倒れてしまうわ」
エイラ「けど・・」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:54:44.86 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「平気よエイラ、私はいつも通りちゃんと帰ってくるから」
エイラ「ああ・・そうだ、お菓子!サーニャの好きなお菓子たくさん用意して待ってるから!明日一緒に食べよう!」
サーニャ「ありがとう」
サーニャ「とても楽しみ」
サーニャ「それじゃあ行くね」
エイラ「うん・・」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 16:57:01.76 ID:ZmZhDx2HO
空
サーニャ「~♪~♪」
サーニャ「うーんーめいっせーん♪」
サーニャ「っ!」
サーニャ「北東の空に反応が・・」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:02:51.17 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「すごく大きい・・」
サーニャ「もうすぐ見えるはず・・」
サーニャ「!!」
サーニャ「そんな・・あれは」
サーニャ「いけない、早く帰って皆に知らせ・・」
その晩、サーニャ・V・リトヴャクが基地に帰ることはなかった
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:05:11.31 ID:ZmZhDx2HO
坂本「サーニャが帰っていない!?一体どういうことだ!」
ペリーヌ「まさか脱走・・じゃありませんわよね」
エイラ「サーニャがそんなことするもんか!」
芳佳「エイラさん落ち着いて!」
ペリーヌ「すみません、失言でしたわ」
エイラ「ああ・・サーニャ・・サーニャぁぁ」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:12:40.65 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「はぁ・・サーニャちゃん・・どうして帰って来ないんだろう・・」
ペリーヌ「ここにいらしたのね」
芳佳「ペリーヌさん・・」
ペリーヌ「サーニャさんのことは最悪のケースを覚悟しておくべきですわ」
芳佳「そんな・・」
ペリーヌ「気持ちは分かりますが、仕方ありませんでしょう」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:16:28.99 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「私、もうイヤです!」
ペリーヌ「宮藤さん・・」
芳佳「リーネちゃんも、シャーリーさんもハルトマンさんも死んで、ミーナ隊長もサーニャちゃんも帰って来ない!」
芳佳「みんないなくなっちゃう!もうこんなのイヤ!私扶桑に帰りたい!」
ペリーヌ「軟弱者!」パシーン
芳佳「痛い!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:20:14.80 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「まったく・・前向きだけが取り柄のあなたらしくもない」
芳佳「ペリーヌさん・・」
ペリーヌ「今までウィッチとして坂本少佐から一体何を学んできたんですの!?」
芳佳「坂本さんから・・ウィッチとして」
ペリーヌ「あなたは私のライバルなんですから、張り合いがなくては困りますわ!」
芳佳「ペリーヌさん・・」
ペリーヌ「それに私」
ペリーヌ「あなたのひたむきな姿、それほど嫌いじゃありませんわ」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:22:02.41 ID:ZmZhDx2HO
夜
坂本「ゴホッゴホッ」
芳佳「坂本さん・・最近、咳がよく出ますね」
坂本「ああ・・ゴホッ」
芳佳「もしかして・・何かよくない病気なんじゃ」
坂本「なあに、ただの風邪だ心配いらん」
芳佳「それでも一日くらい休んだ方が・・ミーナ隊長がいなくなってから負担も増える一方だし・・」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:24:17.31 ID:ZmZhDx2HO
坂本「我々はウィッチだ。欠員が出た分尚更働かねばならん」
坂本「それに、まだまだ心配なひよっこの面倒を見なければならんしな」
芳佳「坂本さん!私、坂本さんがお休みでいなくたって戦ってみせます!」
芳佳「坂本さんに鍛えてもらって、私だって少しは隊の役に立てるようになりました!」
坂本「・・そうだな、お前はすっかり一人前のウィッチになった」
芳佳「え・・」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:27:04.95 ID:ZmZhDx2HO
坂本「もう、私がお前に教えられることはないのかもしれないな」
芳佳「そ、そんなことありません!まだまだ坂本さんに教えてもらい」
坂本「はっはっは!さっきの台詞と矛盾しているぞ」
坂本「よし、ならば明日の訓練は一段と厳しくしてやろう!はっはっは!」
芳佳「え、えええ~!」
坂本「ゴホッゴホッ・・さあ、明日も早い・・そろそろ自室に戻れ」
芳佳「はい・・おやすみなさい坂本さん」
坂本「ああ」
坂本「おやすみ、宮藤」
坂本美緒はこの日、安らかに息を引き取った
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:34:11.81 ID:ZmZhDx2HO
同日 夜
エイラ「サーニャ・・」
エイラ「どうして私はあの時・・サーニャについて行かなかったんだ・・」
エイラ「私が・・私がついていってやれば・・うぇっ」
エイラ「ううぅ・・うぇっ・・サーニャぁ」グスッ
エイラ「サーニャのいない世界なんて・・」グスッ
エイラ「私には何の意味もない」
66 名前:バサラ見てた[] 投稿日:2010/08/15(日) 17:59:08.50 ID:ZmZhDx2HO
翌朝
ペリーヌ「少佐・・坂本少佐うわああああん」
芳佳「坂本さん・・」グスッ
ゲルト「そんな・・こんな事が・・」
ルッキーニ「あれ・・エイラは?」
ゲルト「あいつめ・・こんな日に寝坊か・・」
エイラ・イルマタル・ユーティライネンは、自室で首を吊って死んでいた
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:02:25.51 ID:ZmZhDx2HO
ブオーンブオーン
ゲルト「警報・・!?」
ルッキーニ「ネウロイ!」
芳佳「こんな時に・・」
ゲルト「宮藤、ペリーヌ、ルッキーニ出撃だ!」
一同「了解!」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:04:48.38 ID:ZmZhDx2HO
基地上空
ペリーヌ「なんですの・・あれ・・」
ゲルト「なんて巨大なネウロイだ」
芳佳「あのときの赤城かそれ以上の・・戦艦型・・」
ペリーヌ「まさかサーニャさんはアレに!?」
ルッキーニ「あんなの勝てっこないよー!」
ゲルト「ぐ・・しかし我々が退けば、あれをロマーニャに侵入させることになる」
ルッキーニ「そんなのヤダー!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:09:33.26 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「もはや我々には坂本少佐の魔眼も、ミーナの指示も無い・・」
ゲルト「しかしやるしかない!」
ペリーヌ「坂本少佐の眼もなしにあれのコアを探すのは・・」
芳佳「そうだ!きっと赤城同様船体内部ですよ!」
ペリーヌ「そんな単純な・・」
ゲルト「一理あるな・・」
ゲルト「それに普通に戦っていたのではまず勝ち目はない・・ここは賭けに出るしか・・」
ペリーヌ「はぁ・・仕方ありませんわね・・付き合いましょう」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:12:48.86 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「あのサイズにあれだけの量の砲門・・この突入、厳しいものになるな・・」
芳佳「覚悟は出来ています!」
ゲルト「宮藤、ペリーヌ、ルッキーニ・・突入する前にひとつだけ言っておきたいことがある」
芳佳「え?」
ルッキーニ「ウジュ?」
ゲルト「私は、もしこの戦いでお前達が危険な目にあったり負傷しても助けないつもりでいる」
ペリーヌ「・・・!」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:16:34.49 ID:ZmZhDx2HO
ゲルト「冷酷な発想だが我々はネウロイを倒すために戦うんだ・・」
ゲルト「お前たちの方も、私がやられたりしても私を助けようとしないことを約束しろ」
ルッキーニ「・・・・」
ゲルト「自分の安全を第一に考えるんだ・・一人を助けようとして 全滅してしまうのは避けなくてはならない」
芳佳「はい・・」
ペリーヌ「了解しましたわ」
ルッキーニ「わかったよ!」
ゲルト「では、全員で隊列を組みネウロイ内部に侵入を試みる!行くぞ!」
一同「了解!」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:23:27.01 ID:ZmZhDx2HO
ネウロイ「ズビー」
芳佳「わ!凄い!」
ペリーヌ「まったく・・呆れる程の弾幕ですわね」
ルッキーニ「あ!あそこに入れそうな入口があるよ!」
ゲルト「よし!向かうぞ!」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:24:56.76 ID:ZmZhDx2HO
ネウロイ「ズビー」
芳佳「私がシールドを張って先行します!」
ゲルト「助かる、頼む宮藤」
ペリーヌ「あなたのバカでかいシールドが今はありがたいですわね」
芳佳「えへへ、ありがとうペリーヌさん」
ネウロイ「ズビー」
ペリーヌ「宮藤さん!横からビームが!」
芳佳「え」
芳佳(しまった・・!シールドが間に合わない!当たる!)
ドカーン
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:32:55.86 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「っ・・!!」
芳佳「・・あれ?」
芳佳「私・・生きてる」
ペリーヌ「バルクホルン大尉!」
芳佳「え・・あ・・ああ・・」
ゲルト「無事か・・宮藤」
芳佳「なんで・・なんで・・助けないって、言ったのに!」
ゲルト「はは・・そのつもりだったんだがな・・体が勝手に動いてしまった」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:35:29.33 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「バルクホルンさん・・バルクホルンさん!」
ゲルト「さあ行け宮藤・・ネウロイを倒・・」ガクッ
ゲルト(フフ・・一度くらい宮藤に・・・・と呼んでもらいたかったな・・)
ヒュー ポチャン
芳佳「バルクホルンさ~ん!」
ゲルトルート・バルクホルン・死亡
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:38:25.29 ID:ZmZhDx2HO
ネウロイ内部
ルッキーニ「ウジュァー!」
ペリーヌ「ふう・・どうにか突入成功ですわ」
芳佳「奥を目指しましょう!」
ルッキーニ「これで・・終わるんだ」
芳佳「ルッキーニちゃん?」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 18:43:06.39 ID:ZmZhDx2HO
ルッキーニ「私、故郷に帰ったら学校行くよ・・」
ぺリーヌ「ルッキーニさん・・」
ルッキーニ「頭悪いって他の子にバカにされるのも結構いいかもな・・アツアツのピッツァも食べたい!」
ルッキーニ「ナラの木の薪で焼いた故郷の本物なマルガリータ!ボルチーニ茸ものっけてもらおう!」
3分後
芳佳「ルッキーニちゃあああん!」
フランチェスカ・ルッキーニ・死亡
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:01:58.72 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「あの奥の部屋!あそこにコアがある!」
ペリーヌ「急ぎましょう!」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
芳佳「小型のネウロイがたくさん!」
ペリーヌ「この土壇場で・・!」
芳佳「全然当たらない!」ズダダダ
芳佳「あ!弾切れ!」カシュッカシュッ
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:07:25.21 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「トネール!」ビリビリ
芳佳「ペリーヌさん!」
ペリーヌ「頼りにならない味方ですこと・・どうやらここは私が適任のようですわね」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
ペリーヌ「宮藤さん、ここは私に任せて貴方は先にお行きなさい」
芳佳「でも・・!」
ペリーヌ「バルクホルン大尉の言葉を忘れたの?さっさと行きなさい!」
芳佳「は、はい!」ビューン
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:11:49.43 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「まったく・・我ながら損な役周りですわ」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
ペリーヌ「トネール!」ビリビリ
ペリーヌ「お聞きなさいネウロイ、ここから先へは一匹足りとも通しませんわ!」
ペリーヌ「この先にいるの人は」
ペリーヌ「私の大切な友人なのですから」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:16:19.46 ID:ZmZhDx2HO
ペリーヌ「はあああ!」ズダダダ
ペリーヌ「ふぅ・・これであらかた片付き・・」
小ネウロイ(ウジャウジャ)
ペリーヌ「ッ!次から次へと・・!」
小ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャ)
ペリーヌ「え」
小ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ)
ペリーヌ「ちょっと・・嘘でしょ、こんな数・・」
ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ)
ペリーヌ「あ・・あ・・あああ・・ああああああああああ」
ネウロイ(ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ)
ぺリーヌ・クロステルマン・死亡
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:21:25.13 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「ようやく辿り着いた!コアだ!」
芳佳「今すぐ壊して・・」
カシュッ カシュッ
芳佳「しまった・・弾切れなんだ!」
芳佳「どうしよう・・あと一歩なのに!」
坂本(宮藤・・)
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:25:42.66 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「頭に響くようなこの声は一体・・!?」
坂本(宮藤・・)
芳佳「坂本少佐!?」
坂本(宮藤)
坂本(私の命を吸え)
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:29:34.96 ID:ZmZhDx2HO
坂本(ウィッチは人の想いを吸い込んで力に出来る)
芳佳「そんなこと」
坂本(できる・・そして戦いを終わらせる。それをお前がやるんだ)
芳佳「・・わかりました、坂本少佐」
ルッキーニ(いっけーヨシカー!)
ペリーヌ(しくじるんじゃありませんわよ宮藤さん)
エイラ(ミヤフジ、サーニャの仇だ)
ゲルト(やるんだ宮藤)
エーリカ(ミヤフジー!)
ミーナ(頑張って、宮藤さん)
リーネ(芳佳ちゃん・・!)
芳佳「私の体を、みんなに貸します!」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:33:17.68 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「と思ったけど」
芳佳「赤城みたいに普通にストライカーで破壊できそうかも」
芳佳「えい」
パリーン
芳佳「やった!」
芳佳「みなさん、私やりました!ありがとうございました!」
完
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:39:17.20 ID:ZmZhDx2HO
エピローグ
超巨大ネウロイとの戦いを終え、基地に戻った芳佳を一人のウィッチが出迎えた
芳佳「あれは・・」
サーニャ「おかえりなさい芳佳ちゃん」
芳佳「サーニャちゃん!無事だったんだ!」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:42:52.80 ID:ZmZhDx2HO
サーニャ「夜間哨戒中にあのネウロイと遭遇したとき、ストライカーを壊されてしまって」
サーニャ「どうにか不時着したんだけど、ようやくさっき基地に戻る事ができたの」
芳佳「そうなんだ・・とにかく無事でよかった!」
芳佳「エイラさんも、生きてたらきっと喜んでたよ」
サーニャ「え」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:46:11.52 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「かくかくしかじか」
エイラ「そんな・・エイラが」
エイラ「嘘・・嘘よそんなの・・」
芳佳「本当なんだよサーニャちゃん」
エイラ「エイラ・・うぅ・・エイラぁ・・」グスッ
芳佳「サーニャちゃん・・」
エイラ「エイラのいない世界なんて」
エイラ「私には何の意味もない」
完
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:48:28.80 ID:ZmZhDx2HO
ご愛読ありがとうございました
152 名前:ぐだぐだやでほんま[] 投稿日:2010/08/15(日) 19:52:08.07 ID:ZmZhDx2HO
芳佳「かくかくしかじか」
サーニャ「そんな・・エイラが」
サーニャ「嘘・・嘘よそんなの・・」
芳佳「本当なんだよサーニャちゃん」
サーニャ「エイラ・・うぅ・・エイラぁ・・」グスッ
芳佳「サーニャちゃん・・」
サーニャ「エイラのいない世界なんて」
サーニャ「私には何の意味もない」
完
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コメント
No title
死亡フラグビンビンだな
さて昼飯でも食べてくるか……今日は餅だったな
さて昼飯でも食べてくるか……今日は餅だったな
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にしてもひどい雨だな・・・ちょっと船流されてないか見てくるわ