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唯「かきふらいおとーさん!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:25:27.02 ID:XZ4etbHu0 [1/41]
唯「ねえ、せっかくの夏休みだしかきふらいおとーさんの所に遊びに行こうよー!」

律「そうだなー、たまには遊びに行きたいよな」

澪「急に押しかけても大丈夫かな…」

梓「こんな大人数で行って仕事のジャマにならないでしょうか」

律「なにいってんだ、こんだけかわいい娘達が会いに行ってやるんだぜ。仕事なんて後回しだよ」

紬「じゃあ私はお菓子を用意するわ」

澪「なあ唯、この格好で大丈夫かなー!?」

唯「澪ちゃん凄いはりきってるし…」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:30:59.36 ID:XZ4etbHu0
澪「だって、私達の産みの親だぞ、失礼があったらまずいだろ」

律「いやいや、そこまで硬くならなくてもいいんじゃないか」

唯「お土産は何にしようかなー」

律「澪のしましまぱんつでいいだろ」

澪「ふざけるな」ゴツンッ

律「いたい」


梓「お父さんは漫画家ですから、そういう類のものを持っていけばいいんじゃないですか?」

唯「えっちなまんが?」

梓「ちょっと黙って」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:35:22.76 ID:XZ4etbHu0
紬「私達だけが贈れるものがいいんじゃないかしら」

唯「じゃあ私のヘアピンとか…」

律「いやそんなもの貰ってもうれしくないだろ…」

唯「じゃあ澪ちゃんのベース」

澪「ぜったいだめだ!」

唯「あずにゃん!」

梓「私まるごとですかー!?」

唯「うい?」

律「それは私がほしい」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:38:44.69 ID:XZ4etbHu0
律「手紙とか書けばいいんじゃないか?」

律「娘からの手紙なんて親は感涙もんだぞー」

唯「おー、りっちゃん冴えてるー」

澪「ポエムか、それなら私の得意分野だなっ」

律「いや手紙だから」

梓「じゃあさっそく文章作成に取り掛かりましょう」

紬「わあ♪」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:44:08.67 ID:XZ4etbHu0
梓「拝啓、かきふらい様
  この暑い中いかかがお過ごしでしょうか…」カキカキ

律「ビジネス文書かよっ」

紬「お父さんへ、いつも私たちをかわいく書いてくれてありがとう
  これからも私達をかわいく書いて印税で楽しく過ごしてください…」カキカキ

律「ちょっ、なんか嫌みったらしくないか!?ムギの場合天然なんだろうけど」

澪「あなたの描く、ふわふわわんだーらんど☆
  私にあまいあまい時間をくれるの☆」カキカキ

律「予想はしてたけど、こりゃひどい」

唯「わたしはゆいだよーおとーさんげんきー?
  (以下、ラクガキ)」

律「もっとまじめにやれー!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:49:40.92 ID:XZ4etbHu0
唯「んもうっそういうりっちゃんはどんなの書いたのさー」

律「えっ…」

唯「人のにけちをつけるぐらいなんだから、すごいんだよね?」

律「え、えーと…」

律「はずかしーし…」///

唯「きもい!」

梓(律先輩ってこういうところで乙女なんだな…)

紬「無理やり奪っちゃえー!」

律「おいやめろ!!!」

澪「律の弱点はこちょこちょだ!」

律「アッ言ったなこいつ!」

唯「こちょこちょこちょーっ」

律「あはははは、や、やめてええ」ゲラゲラ

紬「いまよ!」サッ

律「ムギ、おまっ…ひゃーーッ」ゲラゲラッ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 14:59:32.66 ID:XZ4etbHu0
唯「ム、ムギちゃん…」

唯「私がりっちゃんをくすぐってる間に、それを読み上げて!」

梓「なんで、私にかまわずはやく行け~みたいな雰囲気で言ってるんですか…」

紬「いえっさー」キリッ

律「おまえらあああ、ひいいい」ゲラゲラ


かきふらいお父さんへ
私は楽しく系音部をしています
大好きな仲間達と元気に過ごしています
これも私達を生み出してくれたかきふらいお父さんのおかげです

大好きなお父さん、これからも病気をすることなくけいおんを描いて行って下さい





唯「あー…うん…」

律「///」

唯「りっちゃんらしくないし、案外普通でつまんない」

律「ああぁぁっ!!だから見せるの嫌だったんだよーー!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:04:00.64 ID:XZ4etbHu0
梓「つーか、軽音のけいの字まちがえてますよ」

澪「部長だろ…」

律「うっせ!」

律「もうグレたし!てやんでーだし!」ケッ

律「…」キュッキュッ

紬(顔にマジックで傷を書き出した)

澪「子供かお前は…」

律「無視だからっもうお前ら無視だからっ」


唯「大好きなお父さん、これからも…」

律「あーっうそうそ!恥ずかしいから声に出して読まないで!!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:08:51.61 ID:XZ4etbHu0
律「手紙はやめだ…私達じゃうまく書けない」ビリビリッ

梓「私も無理です…」ビリビリッ

澪「えっ…私はいいのが書けたんだけど…」

律「びりっ」

澪「なにすんだあー!」


唯「せっかく4コマ漫画描いたのにー」

紬「見たい!」キラキラッ

唯「えーどうしよっかなー」チラッ

紬「みせてみせてー!」

唯「そんじや特別だよっ!」フンスッ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:15:58.17 ID:XZ4etbHu0
唯「わたしはゆいとらまんだぞー」わっはっはっー

憂「おねーちゃん、怪じゅーだよーっ」 唯「なんとー」

梓「あずせいじんだぞー」にゃおー  憂「お姉ちゃんどうたたかうのー」

唯「ぎゅううー♪」 梓「ごろにゃん♪」  憂「わあーかいじゅうをかいじゅうしたー」



唯「ね、面白いでしょー」

唯「怪獣と懐柔を掛けたんだよー(漢字がわからなかったけど)」

律(つ、つまんねー…)

澪(私のポエム…)シュン

梓(この怪獣、私がモデル!?)

紬「くすくすっ♪」

唯「あっムギちゃんが笑ってる!」

唯「まあ、私もお父さんの才能を受け継いでるってことですな!」

紬(絵がへたくそで面白いわー)クスクス

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:23:08.38 ID:XZ4etbHu0
唯「ちなみにこのネタを以前、和ちゃんに話したら腹を抱えて笑い転げたんだよー」

律「和…」


紬「とりあえず、私のお菓子と唯ちゃんの4コマはありなんじゃないかしら」


澪「わ、わたしのポエムもーっ」ペタペタ

梓(セロハンテープで修復してる…)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:31:20.73 ID:XZ4etbHu0
澪「継ぎ接ぎだらけの私のポエム…あなたのテープで修復するの…」ペタペタ

梓(なにこの投げやりな暗い工作…)

律「私は、決めた」

梓「何をですか?」

律「向こうでハンバーグを振舞う!りっちゃんの手料理だ」

律「それをお土産代わりにする!」

紬「あー、案外いいかもねー」

澪「たしかに手料理って言うのはうれしいもんな」

律「へへへっ」

唯「りっちゃんらしくないよー!」

律「うるせーし」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:34:43.28 ID:XZ4etbHu0
律「漫画家ってろくなもん食べてないイメージだしなー」

律「まあ、みんなで晩飯を食べるのもいいんじゃねーか」

唯「わあ、たのしそー」

澪「晩飯のときだけ他の皆も呼ぶか」

紬「みんなでお父さんに接待ねー♪」

唯「いつものお茶会の延長だねっ」

紬「りっちゃんのハンバーグ、おいしかったからもう一度食べたかったのー」

律「おいおい、私の手料理にそこまで期待すんなよっ」///



梓「みなさん、もうプレゼントが決まっちゃった…」

梓「私はどうしよう…」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:37:35.75 ID:XZ4etbHu0
梓「私からあげられるようなものは何も…」チラッ

トンちゃん「…」

梓「トンちゃんどうすればいいかな…」

トンちゃん「…」

梓「…」

梓(やっぱりあれをやるしか…)

トンちゃん「こくんっ」

梓(トンちゃんが首を縦に…)

梓(これはもう覚悟を決めろって事なの…)

トンちゃん「…」

梓(もうあれしかないよね…)


梓「わ、私も決めました!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:41:46.95 ID:XZ4etbHu0
律「ほー、何を土産として差し出すんで?」

梓「え、えーと…」

梓「恥ずかしいから当日まで内緒です…」///

唯「りっちゃんのまね?」

律「まあ、気持ちはわかるわ、これ以上詮索するのはやめよう」

唯「りっちゃん、さっきのことがあるから人の痛みがわかる子になっちゃったんだね…」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:43:05.95 ID:XZ4etbHu0
紬「それじゃこれで全員決定ね!」

澪「楽しみだっ」

律「明日あたり出向くとするかー」

おーっ


唯「ちょーっとまってー」

律「?」

唯「これだけじゃこころもたないよー」

紬「そうかしら?」

律「でも、これ以上なにをやればいいんだよー」



唯「私にいい考えがあるんだ」





23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:46:48.11 ID:XZ4etbHu0

----------

そして当日、私達はかきふらいおとーさんの家にまで押しかけたのでした





26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:49:39.39 ID:XZ4etbHu0
澪「き、緊張するなあー…」

唯「へんじょーしんだよっ澪ちゃんっ」

律「ほーれみおっへんがおーっ」バァー

澪「ぷくくっ…」

紬「そろそろお邪魔しましょう」

梓「じゅんびおっけーですっ」



トントンッ


「「「「「おじゃましまーすっ」」」」」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:53:03.47 ID:XZ4etbHu0
私達のお父さんはとても優しい顔で出迎えてくれました

唯「これは私の書いた4コマ漫画だよーっ」

4コマ漫画を渡すと、お父さんは苦笑いしてくれました
きっと自分の才能に近づきつつある娘に恐れを抱いたんだねっ

澪「え、えーと…」

澪「私はポエムを読みます」

次に澪ちゃんのポエム
お父さんは最初は背中を掻いていましたが、いい唄だねって澪ちゃんを褒めました
とってもうれしそうでした

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 15:56:32.12 ID:XZ4etbHu0
律「次梓だぞーっ」

紬「わくわくっ」


あずにゃんの番ですっ
私達も何をプレゼントするのか聞かされていなかったので、私達も期待に胸が躍りますっ


梓「い、いきますっ!」///


ゴクリッ


梓「にゃあ~…」





30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:00:12.77 ID:XZ4etbHu0
梓「あ、ありがとうございましたーっ」///



唯澪律紬「「「「ズコーッ!」」」」

ネコ耳をつけてにゃあ~と鳴いたあずにゃん


梓「しょ、しょうがないじゃないですかァーっ」

梓「私はこんな事しかできませんよ~」///


どうやらそれがあずにゃんの精一杯ののプレゼントだったようです
私達はちょっと意外でびっくりしましたが
お父さんは可愛かった、目の保養になった、ありがとうとあずにゃんにいいました
あずにゃんは顔が真っ赤でしたがとてもうれしそうでした

ああ、そういえばあずにゃんのにゃあ~は私にとっても目の保養だった!
もっとじっくり目に焼き付けておけばよかった~…

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:06:43.46 ID:XZ4etbHu0
律「そんじゃ、私ハンバーグの支度をするから台所借りるぜ~」

紬「そのあとは私のお菓子をデザートに♪」

りっちゃんは台所に買ってきておいた材料を持って入っていきました
晩御飯楽しみだな~


唯「和ちゃんや、憂、さわちゃんも呼んだからもうすぐ来るよー」

唯「さわちゃんはお酒を一緒に飲みたがってたよ、お父さんはお酒大丈夫だよね?」



梓「いちおう純も呼びました」

澪「聡くんや、曽我部先輩、その他の人にも一応声はかけたんだけど、忙しいらしくって」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:10:33.97 ID:XZ4etbHu0
ピンポーン

和「おじゃましまーすっ」

唯「わあ、和ちゃん!ってなにそのお土産!?」

和「かきふらいよ」

唯「発想が安易だよ~、大体お父さんはかきふらいはあんまり好きじゃないのに…」

和「そう、じゃあ私が食べるわ」

唯「なんのためにもってきたのっ!?」


和ちゃんは相変わらずマイペースです


和「あ、お父さん、お邪魔します」

和「いつもいつもお世話になって、本当に感謝してます」

和「これからもよろしくお願いしますね」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:14:04.57 ID:XZ4etbHu0
ピンポーン

憂「おじゃましますっ」

唯「う~い~」

憂「お父さん、お姉ちゃんや軽音部のみんながお世話になってます」

唯「ういは何を持ってきたの~?」

憂「かきふらいだよ、お姉ちゃん」

唯「ヘコーッ!」


私達のやり取りを見てみんなは笑いました
お父さんもすごく楽しそうです

お父さんはかきふらいは最近食べらられるようになったらしいので食べてくれるといいました
とっても優しいです

でもなんで苦手な食べ物をペンネームにしたんだろ~?

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:18:13.82 ID:XZ4etbHu0
ピンポーン

唯「あっまた誰か来た」


純「えへへ、どうもどうも」

梓「純!」

純「いやーみなさんおそろいで…」

あずにゃんのお友達の純ちゃん
さすがに3年生が多いこの雰囲気でちょっと気まずいらしいです

唯「で、ちなみにそのお土産はなに?」

純「唯先輩、こんばんは」

純「これはドーナツですよ」

唯「わあい♪」


なんだか晩御飯はおなかいっぱいになっちゃいそうだな
どんどん人も集まってきて賑やかになってきました
りっちゃんもそろそろ晩御飯ができるといっています

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:25:02.94 ID:XZ4etbHu0
ピンポーン


そして最後のお客です


さわ子「お前ら~!!ノってるか~!?」

梓(なんかワイルドな衣装の人が来た)

紬「…」

憂「…」

唯「…」

純「…」

澪「…」

唯「…」

和「…」

さわ子「あれ…外したかしら…」


仮面の服装をしたさわ子先生です
この登場にはみんな絶句、お父さんもフォローできず
さわちゃん…その格好でここまで来たの?

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:30:32.31 ID:XZ4etbHu0
律「おうっ、晩飯できたぞー」

唯「わあい♪」

みんなで食卓に並びます
全部で9人、まるで宴会です



「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」

さわ子「おうおうかきふらいセンセーッ私に彼氏ができない扱いはひどすぎるんじゃねーっ?」

梓「酒癖悪すぎですよ!?」

和「このかきふらいおいしいわ」

唯「ちょっ、私の食べかけとらないで!?」

純「いただきます…」オズオズ

紬「おいしいわ~」

律「えへへっありがとなっ」

憂「あとで作り方教えてください」

澪「私のポエムよかったでしょ?まだ他に10作位作ってきたんだけどパパ、聞きたい?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:34:15.95 ID:XZ4etbHu0
和「しょうがないわね、私の食べかけあげるわよ」

唯「いらないよ!?」

さわ子「大体、なんで私だけ扱い酷いのさ…ウック…」

梓「泣き上戸…」

純「ねえ梓、私としゃべらない?」オズオズ

澪「あなたのペン先から生まれる世界☆」

律「きいてないからやめろ!」

憂「へえ、お父さんって大学時代にバンドしてたんだー」

紬「すごいわー♪」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:39:32.48 ID:XZ4etbHu0
さわ子「もう怒ったわ、澪ちゃんを傷物にしてやる」ヒック

澪「なんでそうなるんですかー!?」

純「お父さん、そこの醤油とってください」

梓「失礼だよ!」

律「おかわりあるからなー」

和「じゃあ私が口をつけてないこれをあげる」

唯「ってそれ野菜じゃん」

憂「私の口をつけたかきふらいでいいなら、お姉ちゃんにあげる」

紬「お父さん、お酌いたします♪」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:47:39.38 ID:XZ4etbHu0
とっても賑やかです
りっちゃんのハンバーグ、とってもおいしいです
憂や和ちゃんのかきふらいも美味です



さわちゃん先生はお酒の入った会話でお父さんと盛り上がっています

さわ子「オトナって大変よね~、この子たちはお気楽で羨ましいですね」ヒック

若干、絡み酒ですが


そして私達もお父さんと晩御飯が食べられてとっても楽しいです
お父さんもとても楽しそうです


会いにきてよかった~


紬「それじゃ皆さん、そろそろデザートを配りま~す」

純「あ、私の持ってきたドーナツも配るね」

「「「「「「「「お~っ」」」」」」」


デザートの時間です、が

私達はデザートを食べる前にやる事があるんです!

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 16:53:29.34 ID:XZ4etbHu0
唯「みんな、行くよ」

律「おうっ」

梓「はいですっ」

紬「はいな~」

澪「よしっ」



憂「どうしたのかな?」

純「ふふ、楽器を持ってるんだよ?やること一つだよ」

憂「?」

和「あのギターで私にお礼参りをするつもりかしら…」

純「会長…」

さわ子「おっ、なんだなんだーっ!?」ヒャッホーイ


目を丸くして見開く皆、お父さんも何事かと驚いています

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:00:43.91 ID:XZ4etbHu0
唯「えーと、みなさんはデザートを楽しみながら聞いてください」

唯「私達は、お父さんに生み出されたHTTです」

唯「だからお父さんに恩返しするなら、どんなプレゼントをしたらいいのか考えてました」

澪「そこで私のポエム…」ムグッ

律「唯、続けて」

唯「私達はただの高校生だから高価なものは買えません」

唯「お手紙も苦手です」

唯「でも…私達にしかできないプレゼントがありました」ジャラララーン

律「」デンデコデゴデン 澪「」ベンベンベーン 梓「」ジャラララ 紬「」ポロポロロローン


さわ子「いいぞォーヒッヤハァァァ」

憂「お姉ちゃん」キラキラ

純「かっこいい…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:07:20.47 ID:XZ4etbHu0
唯「音楽です!」



唯「かきふらいおとーさん!」

唯「そしてこの場に集まってきてくれたみんなー!」

唯「私達の演奏を聴いてください!」



これが不器用な私達にできる精一杯の恩返し

お父さんのおかげで、素敵な出会い、部活、生活を送ることができた

りっちゃん、みおちゃん、むぎちゃん、あずにゃん
みんなと出会えた私は本当に幸せモノです

感謝の気持ちを込めて…


唯「曲は…」

唯「Utauyo!!MIRACLE!!」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:09:35.21 ID:XZ4etbHu0
みんなが大好きっ!!

延々続行 ルララ Miracle Sing Time

歌って 歌って 愛伝える最強手段

つたない曲でも 微妙な歌詞でも

届けたい 精一杯のsoulを

どうしよう オートマティックに決められてる

時間割じゃ追っつかないの

夢無限 したいこと怒涛 廊下もダッシュで集まるよ


お行儀悪かったらsorry! でもなりふりも構わずに

どっぷりハマっちゃうplay キラリって もしやこれが青春

ever ever・・・Forever Shine

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:10:25.29 ID:XZ4etbHu0



大好き 大好き 大好きをありがとう 

歌うよ 歌うよ 心こめて今日も歌うよ

大好き 大好き 大好きをありがとう 

歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ





51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:13:50.63 ID:XZ4etbHu0
唯「わあー♪」ジャカジャンッ♪


大盛り上がりでした

途中でさわちゃんによる曲のリズムにのっての腹踊りや合いの手が入りましたが、おおむね演奏は成功

純「えへへ…」

純「みんなデザート一口も食べてないね…」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:16:49.98 ID:XZ4etbHu0
唯「あ、お父さんどうしたの?」

紬「お父さん?」

お父さんが顔を抑えてる
どうしたのかな、気分が悪いのかな…


さわ子「そっとしておいてあげなさい」

唯「え?」

さわ子「子供に情けない顔を見せられないのは、教師だけじゃないって事ね」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:21:25.31 ID:XZ4etbHu0
梓(さわ子先生の情けない姿なら散々見ましたが)




お父さんは顔をあげて言いました、たくさんの感謝の言葉を
私達も感謝の言葉をいっぱい言いました

今日のパーティは大成功だね!




和「ところで唯の持ってきた4コマが気になってしょうがないのだけれど」

和「あ、これなの?ちょっと読ませてもらうわね」

ペラッ


和「!!!」

和「かいじゅーをかいじゅー…」

和「かいじゅうをかいじゅうってww」

和「かいじゅうをwwwかいじゅうwww」クスクス

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:30:41.16 ID:XZ4etbHu0
紬「それ、唯ちゃんの描いた絵がシュールで面白いのよね」クスクス

和「かいじゅうをかいじゅうwwうふふふ、あははははww」クスクス


ちなみに後日、和ちゃんは時折この事を思い出しては思い出し笑いをするようになりました

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:32:48.34 ID:XZ4etbHu0
唯「もういっかーい♪」ジャカジャカジャーン


「「「「「「「「おーっ」」」」」」」」


唯澪紬律梓憂純さ和「「「「「「「「大好き 大好き 大好きをありがとう 

                   歌うよ 歌うよ 心こめて今日も歌うよ

                   大好き 大好き 大好きをありがとう 

                   歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ」」」」」」」」



お父さん♪
私達を産んでくれて本当にありがとう♪


おしまい

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/03(火) 17:33:27.32 ID:XZ4etbHu0
律「澪、もうポエムを読むのはあきらめろよ。な?」

澪「むうっ!」

ペラッ

澪「好きなお父さん、これからも病気をすることなく!」

律「おい!?なぜそれを修復して持ってきている!?」

澪「けいおんを描いて行って下さい、by田井中律!」

律「大声で読むのはやめろおおおお!!」///

唯「あははー」


本当におしまい♪

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かきふらい男だったんだ……

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