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長門「あなたは死ぬべき」 別人ver
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 07:16:44.05 ID:7BH3CXEh0 [1/7]
長門「あなたは死ぬべき」
キョン「……」
キョン「……え?」
長門「あなたの人間性は正直肯定しがたい。死ぬべき」
キョン「ちょ、ちょっと待った!なんだいきなり!俺何か怒らせるしたか?」
長門「否。正確には『してきた』」
キョン「な、なんのことだ?お前に何かした心当たりなんかないぞ?」
長門「私だけじゃない。あなたはあなたの周囲に対し、あまりに配慮が足りない」
長門「あなたは死ぬべき」
キョン「……」
キョン「……え?」
長門「あなたの人間性は正直肯定しがたい。死ぬべき」
キョン「ちょ、ちょっと待った!なんだいきなり!俺何か怒らせるしたか?」
長門「否。正確には『してきた』」
キョン「な、なんのことだ?お前に何かした心当たりなんかないぞ?」
長門「私だけじゃない。あなたはあなたの周囲に対し、あまりに配慮が足りない」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 07:32:36.79 ID:7BH3CXEh0 [2/7]
長門「まず例を挙げるとしたら、ナンパ好きなあなたの友人」
キョン「谷口か?谷口なんかに気を使っても仕方ないだろ」
長門「あなたは気を使ってもらっているのに?」
キョン「は?俺がいつ……」
長門「あなたはクラスで話す友人はいる?」
キョン「そりゃまぁ国木田とか谷口とか……」
長門「他には?」
キョン「えーっと……」
長門「……」
キョン「いやまているぞ⁉ただパッとでてこないだけでクラスの奴らと話すことだってあるし!」
長門「……」
キョン「そりゃまぁ自分から率先して話しかける訳じゃないけど……」
長門「朝倉涼子の報告では、あなたは二人と話す以外は机に突っ伏しているかボンヤリしているのが大半」
キョン「……騒ぐのとか、苦手でね」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 07:52:01.61 ID:7BH3CXEh0 [3/7]
長門「それ」
キョン「……なんだよ」
長門「あなたがクラスで話す友人が少ないのは正にそういった態度が大きい」
キョン「は?」
長門「友人同士の会話で重視されるのはテンション。多少興味を引かない話題でも、楽しそうに話してくれたり此方に合わせた相槌をうってくれればこちらも楽しい」
長門「あなたは逆」
長門「常に低いテンション。批評家気取りで上から目線で相槌をうつ。話しているとテンションが下がる」
キョン「……つまらない話なら仕方ないだろ」
長門「あなたの話は聞いてもらっているのに?」
キョン「誰もそんなこと頼んじゃいない。つまらなければ俺みたいにすりゃいいだろう」
長門「それはあなたの都合。それを良しとするのはあなただけ。共同体に属しているならば周りに合わせることも必要」
キョン「好きでいる訳じゃねぇよ」
長門「ならば辞めればいい」
キョン「そんな訳にいくか!」
長門「ならば合わせるしかない。周りはあなたの肉親ではないのだから」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 08:09:27.02 ID:7BH3CXEh0 [4/7]
長門「話がそれた」
長門「あなたの友人はそれでもあなたに話しかけてくれている。それは感謝するべき事」
キョン「なんで俺が……」
長門「あなたの友人は交友が広い」
キョン「……は?」
長門「自分から率先して人と話そうとしないあなたが、クラスメートとの関係を持っているのは彼の影響が大きい」
長門「あなたの友人の知り合いだから。それが取っ掛かりとなって関係を持てた」
長門「無論、それが無くても関わりはあったかもしれない。しかし今あなたがクラスメートとの交友があるのはあなたの友人のおかげ」
長門「あなたの友人は意図してやった訳ではないかもしれない。しかし、彼がいなければあなたのクラスでの位置はきっと今と同じではない」
キョン「……ただの女好きのナンパ野郎だよあいつは」
長門「それはいけない事?」
キョン「は?」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 08:53:52.48 ID:7BH3CXEh0 [5/7]
長門「男性が女性に惹かれるのは自然な事。私はおかしいとは思わない」
キョン「いや、あいつのはおかしいだろ。女子のランク付けとかしてるんだぜ?」
長門「……それは確かに褒められた行為ではないかもしれない」
キョン「だろ?」
長門「しかし彼が女性にアプローチをかけている事は悪い事ではないと思う」
キョン「なんでだよ。軽いだろそんなの。なんか誠意みたいなものが感じられん」
長門「大切なのは出会い方だけではない。それからどうするか。彼は自分の求めているものを得ようと邁進している。それが悪い事とは思えない」
長門「人に好かれたいからまず自分の好意を伝える。合理的であるし、誠意もあるのでは?」
長門「少なくとも、ただ愚痴を言うだけより建設的」
キョン「あーもう面倒くせーな」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 09:22:31.84 ID:7BH3CXEh0 [6/7]
長門「あなたは基本的に人を見下す癖がある」
キョン「あぁ?」
長門「古泉一樹についてもそう。あなたの彼に対する態度は横柄すぎると感じる」
キョン「別にそんなつもりはないけどな。あいつは機関の人間で俺は巻き込まれた一般人だ。なんで下手にでなきゃならん」
キョン「そーだよ俺は巻き込まれただけなんだ。気がついたらハルヒの奴に……」
長門「それはあなただけじゃない」
長門「私達や古泉一樹も一緒。特に古泉一樹はあなたと同じ境遇で今の状況に置かれている。文句も言わずに」
キョン「それは……。でもあいつにゃ超能力とかいうデタラメな力があるじゃないか」
長門「そして閉鎖空間で神人と闘うことになった。命をかけて」
キョン「……」
長門「彼も望んで今の位置にいる訳じゃない。ただ受け入れただけ。あなたと違うのは、そこだけ」
長門「閉鎖空間外での彼は普通の男子高校生。それがあなたを気遣い、涼宮ハルヒを気遣い、衝突を調整し、その後始末をしている」
長門「あなたはそれに、自分は巻き込まれただけだ、お前らの責任だろうと愚痴や文句を言うだけ」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 09:46:52.34 ID:7BH3CXEh0 [7/7]
キョン「俺に何ができるってんだよ」
長門「なにも」
キョン「……」
長門「あなたは何もできない。特別学力に秀でている訳でも、運動能力が優れている訳でもない。コミュニケーション能力が高い訳でもなければ意欲がある訳でもない。それなのに何故人を見下せる?」
キョン「……」
長門「あなたが人を上から評価できる要素などないのに、何故あなたは偉そうなの?」
長門「人には求めておいて自分が求められると怒り狂う」
キョン「……」
長門「私があなたに言いたいのは一つ。私はあなたを死ぬ程軽蔑している」
キョン「……」
長門「それじゃ」パタン
キョン「……」
キョン「……ちくしょう」
おわり。
荒らしすら来なくてワロタ
長門「まず例を挙げるとしたら、ナンパ好きなあなたの友人」
キョン「谷口か?谷口なんかに気を使っても仕方ないだろ」
長門「あなたは気を使ってもらっているのに?」
キョン「は?俺がいつ……」
長門「あなたはクラスで話す友人はいる?」
キョン「そりゃまぁ国木田とか谷口とか……」
長門「他には?」
キョン「えーっと……」
長門「……」
キョン「いやまているぞ⁉ただパッとでてこないだけでクラスの奴らと話すことだってあるし!」
長門「……」
キョン「そりゃまぁ自分から率先して話しかける訳じゃないけど……」
長門「朝倉涼子の報告では、あなたは二人と話す以外は机に突っ伏しているかボンヤリしているのが大半」
キョン「……騒ぐのとか、苦手でね」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 07:52:01.61 ID:7BH3CXEh0 [3/7]
長門「それ」
キョン「……なんだよ」
長門「あなたがクラスで話す友人が少ないのは正にそういった態度が大きい」
キョン「は?」
長門「友人同士の会話で重視されるのはテンション。多少興味を引かない話題でも、楽しそうに話してくれたり此方に合わせた相槌をうってくれればこちらも楽しい」
長門「あなたは逆」
長門「常に低いテンション。批評家気取りで上から目線で相槌をうつ。話しているとテンションが下がる」
キョン「……つまらない話なら仕方ないだろ」
長門「あなたの話は聞いてもらっているのに?」
キョン「誰もそんなこと頼んじゃいない。つまらなければ俺みたいにすりゃいいだろう」
長門「それはあなたの都合。それを良しとするのはあなただけ。共同体に属しているならば周りに合わせることも必要」
キョン「好きでいる訳じゃねぇよ」
長門「ならば辞めればいい」
キョン「そんな訳にいくか!」
長門「ならば合わせるしかない。周りはあなたの肉親ではないのだから」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 08:09:27.02 ID:7BH3CXEh0 [4/7]
長門「話がそれた」
長門「あなたの友人はそれでもあなたに話しかけてくれている。それは感謝するべき事」
キョン「なんで俺が……」
長門「あなたの友人は交友が広い」
キョン「……は?」
長門「自分から率先して人と話そうとしないあなたが、クラスメートとの関係を持っているのは彼の影響が大きい」
長門「あなたの友人の知り合いだから。それが取っ掛かりとなって関係を持てた」
長門「無論、それが無くても関わりはあったかもしれない。しかし今あなたがクラスメートとの交友があるのはあなたの友人のおかげ」
長門「あなたの友人は意図してやった訳ではないかもしれない。しかし、彼がいなければあなたのクラスでの位置はきっと今と同じではない」
キョン「……ただの女好きのナンパ野郎だよあいつは」
長門「それはいけない事?」
キョン「は?」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 08:53:52.48 ID:7BH3CXEh0 [5/7]
長門「男性が女性に惹かれるのは自然な事。私はおかしいとは思わない」
キョン「いや、あいつのはおかしいだろ。女子のランク付けとかしてるんだぜ?」
長門「……それは確かに褒められた行為ではないかもしれない」
キョン「だろ?」
長門「しかし彼が女性にアプローチをかけている事は悪い事ではないと思う」
キョン「なんでだよ。軽いだろそんなの。なんか誠意みたいなものが感じられん」
長門「大切なのは出会い方だけではない。それからどうするか。彼は自分の求めているものを得ようと邁進している。それが悪い事とは思えない」
長門「人に好かれたいからまず自分の好意を伝える。合理的であるし、誠意もあるのでは?」
長門「少なくとも、ただ愚痴を言うだけより建設的」
キョン「あーもう面倒くせーな」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 09:22:31.84 ID:7BH3CXEh0 [6/7]
長門「あなたは基本的に人を見下す癖がある」
キョン「あぁ?」
長門「古泉一樹についてもそう。あなたの彼に対する態度は横柄すぎると感じる」
キョン「別にそんなつもりはないけどな。あいつは機関の人間で俺は巻き込まれた一般人だ。なんで下手にでなきゃならん」
キョン「そーだよ俺は巻き込まれただけなんだ。気がついたらハルヒの奴に……」
長門「それはあなただけじゃない」
長門「私達や古泉一樹も一緒。特に古泉一樹はあなたと同じ境遇で今の状況に置かれている。文句も言わずに」
キョン「それは……。でもあいつにゃ超能力とかいうデタラメな力があるじゃないか」
長門「そして閉鎖空間で神人と闘うことになった。命をかけて」
キョン「……」
長門「彼も望んで今の位置にいる訳じゃない。ただ受け入れただけ。あなたと違うのは、そこだけ」
長門「閉鎖空間外での彼は普通の男子高校生。それがあなたを気遣い、涼宮ハルヒを気遣い、衝突を調整し、その後始末をしている」
長門「あなたはそれに、自分は巻き込まれただけだ、お前らの責任だろうと愚痴や文句を言うだけ」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 09:46:52.34 ID:7BH3CXEh0 [7/7]
キョン「俺に何ができるってんだよ」
長門「なにも」
キョン「……」
長門「あなたは何もできない。特別学力に秀でている訳でも、運動能力が優れている訳でもない。コミュニケーション能力が高い訳でもなければ意欲がある訳でもない。それなのに何故人を見下せる?」
キョン「……」
長門「あなたが人を上から評価できる要素などないのに、何故あなたは偉そうなの?」
長門「人には求めておいて自分が求められると怒り狂う」
キョン「……」
長門「私があなたに言いたいのは一つ。私はあなたを死ぬ程軽蔑している」
キョン「……」
長門「それじゃ」パタン
キョン「……」
キョン「……ちくしょう」
おわり。
荒らしすら来なくてワロタ
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正論過ぎて何も言い返せないのに笑った
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人を見下すのに資格なんかいらないんだ!
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