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古泉「言いましたよね?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:39:24.43 ID:zzZHemIx0 [1/37]
バァン!

ハルヒ「みんな!NGワードゲームをやるわよ!}

古泉「NGワードゲーム…ですか?テレビゲームではなさそうですが、一体どのようなゲームでしょう?」

キョン(ハルヒが考えたゲームだ、ろくでもないものに決まってる…)

ハルヒ「ちょっと、キョン、何不満そうな顔してるのよ!この間テレビで観たんだけどね、すっごい面白そう

なゲームなの!道具はあたしが用意してきたから、ちょっとやってみましょ!とりあえずテーブルを囲むよう

に座ってちょうだい!」

がたがた

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:41:47.57 ID:zzZHemIx0
席の位置…ハルヒから時計周りに、長門、古泉、みくる、キョン

ハルヒ「はい、このカードを一枚ずつとって!」

キョン「カードったって、白紙じゃないか。これでどうやってゲームするんだ?」

ハルヒ「人の話は最後まで聞きなさい!これに、そうね…とりあえず右隣りの人に、その人の口癖とか言いそ

うなことを書いてカードを渡します。何書いたかは見せちゃだめだからね。で受け取った人はそのカードを見

ないようにして頭につけるの!ずっと手に持ってるのも大変だから、カードホルダーを作ってきたわ!」

ハルヒが取り出したのは、カチューシャのてっぺんにコの字の開いた方を上に向けたような部品が付いたもの

だった。ここにカードをはめるだろう。まったく用意のいいやつだ。

ハルヒ「じゃあ書きましょ!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:45:58.52 ID:zzZHemIx0
古泉(長門さんの口癖ですか…。そもそも彼女はあまりしゃべらないですからね…困ったものです。)

(「情報統合思念体」とか書いちゃいましょうかねw あっでも誰が書いたのかは分かるんでした。)

(ポアされるのは嫌ですからね。無難なとこにしときましょうか…) ふんもっふ!


長門のNGワード…「ユニーク」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:48:49.73 ID:zzZHemIx0
みくる(ふえぇ…古泉君の口癖ですかあ。う~ん…「やらないか」とかかな?)

(でもこれは違う人だったような…よく分かりませ~ん。適当でいいかなあ…)キュッキュッ
古泉のNGワード…「んっふ」

キョン(朝比奈さんのNGワードか…ん…待てよ…?あの人なら案外簡単にひっかかるかもしれん!)カキカキ

みくるのNGワード…「禁則事項」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:52:59.90 ID:zzZHemIx0
ハルヒ(キョンのNGワードねぇ…。言ってほしいことならいっぱいあるんだけど。「似合ってるぞ」とか「抱

きしめていいか?」とか…キャ///)

(ってそんなこと考えてる場合じゃないわ。う~ん…やっぱりこれかしら?)カキキカキキ

キョンのNGワード…「やれやれ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:57:19.59 ID:zzZHemIx0
長門(情報操作を行えば「涼宮ハルヒがNGワードを言った」記憶を全員に植え付けることができる。が、この

ゲームが人間の行動に及ぼす影響を観察することは興味深いので今回は使わない。)

(涼宮ハルヒの性格からして次のラウンドでは「敗者が勝者の命令を何でも聞く」などの罰ゲームを提案する

と考えられる。)

(おそらくそれは彼と涼宮ハルヒがデイトをするなどの好ましくない結果になるはず。)

(あんなビッチに彼を渡すわけにはいかない。よって今回は彼女が本当に言いそうなことは書くべきではない

。本命は次回に回すべき)モニュモニュ

ハルヒのNGワード…「びっくりするほどユートピア!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 17:58:58.49 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「さあ、みんな頭にカードをつけてちょうだい!それではゲームを始めます!」

キョン「おいおい、まだルールの説明も受けてないんだが…」

ハルヒ「んもう!鈍いわね!自分が付けてる言葉を言ったら負けなの!」

古・キョ・み「え…?ええ?!」

ハルヒ「な、何よ?みんなして私を見て…。有希、そんな変なこと書いたの?」

長門 フルフル

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 18:02:15.10 ID:zzZHemIx0
古泉「変と言うか…いや、これは変以外の何物でもないですね」

みくる「長門さんがこんなこと書くなんてちょっと意外ですぅ…」


ハルヒ「き、気になるわね…」

1分後

シーン…

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 18:03:25.51 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「ちょっと、みんな何かしゃべらないとゲームにならないじゃない!」

キョン「おいおい、NGワードを言ったら負けなんだろ?なら何もしゃべらなきゃいいじゃないか。」

古泉「かといって何も会話がなければゲームになりませんからね。どうでしょう?テーマを設けて、一人ずつ

順番に話していくのは?」

キョン(余計なことをェ…)

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 18:05:40.30 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「さっすが古泉君!副団長にはもったいないくらいだわ!素晴らしいわ!!」

古泉「んっふ、お褒めにあずかり光栄です」

ハ・キョ・み・長「!!!」

キョン「古泉、アウトだ」

みくる「古泉君、ご、ごめんなさ~い」

古泉「んっふ、まさか一番に負けてしまうとは、残念です。僕はどのような口癖の持ち主だと思われていたの

でしょう?」

ハ・キョ・み・長(また言った…)

古泉「こ、これは…「んっふ」ですか…よ、予想もしませんでしたね」

古泉(こ…の…ホルスタインがぁぁぁぁぁ!!!「んっふ」が口癖?むしろ言語ですらねぇだろうがぁぁぁ…

!!!!)

(明日から俺が「んっふ」って言う度に周りの皆が「あ…また言った…」みたいな反応するだろうがぁぁぁぁ

!!!)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 18:51:56.72 ID:zzZHemIx0
ただいま

ハルヒ「ちょっと古泉君、怖い顔してどうしたの?まだ練習だから、そんな落ち込まないでよ」

古泉「いえんっふいえ、落ち込んでんっふなんかいませんよ?んっふ落ちんっふ込んでなんかいるもんんっふですか!!ふんもっふ!もふもっふ!させさせ、まさせー!!」

キョン「こ、古泉…ちょっと落ちつけよ…」

みくる「ふぇ…」

古泉「はっ!僕としたことがすいません、取り乱してしまいました。どうぞゲームを続けて下さい。」

長門(…うるせ)

ハルヒ「最初に負けておしまいじゃかわいそうだし、ゲームに負けた人も会話には参加できることにしましょ!」

古泉(ニヤリ…何としてでも朝比奈さんだけは同じ土俵に落としたいですね…)

古泉(…そうだ!)

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 18:55:10.70 ID:zzZHemIx0
古泉「涼宮さん、失礼ですが後ろを向いていてもらえますか?実は面白いものを持ってきたんですよ。」

ハルヒ「あら、そうなの?一応ゲーム中なんだけど…仕方ないわね」クルリ

古泉「あのー朝比奈さん?」チョイチョイ

みくる「ふぇ?何ですかあ?」

ダッ!ヌギヌギ…

古泉「見さらせ!僕のマグナムをっ!!」ボロロン!!

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:00:12.21 ID:zzZHemIx0
みくる「きゃーー!!!古泉君、何してるんですかあ~!!」

ハルヒ「ちょっとみくるちゃんどうしたの!?」

みくる「こ、古泉君の禁則事項があ~…」キューン パタッ

ハルヒ「あっ!みくるちゃん、アウトよ!」

キョン(俺がやろうとしてた作戦を先取りするとは…やはり天才か…)

ハルヒ「それにしてもキョン、よくこんな変なワード思いついたわね!みくるちゃんこんなこと言ってたっけ?」

キョン「あ、ああ、いや、なんも思いつかなかったんで、この間読んだ本に書いてあるのを書いただけなんだが…(やべー!)」

ハルヒ「ふーん…。まあいいわ、残るはあたしとキョンと有希だけね!負けないわよ~!」

ハルヒ「で、古泉君が言ってた面白いものって結局なによ?」

古泉「んっふふ、それはまたの機会に取っておきましょう(なによ?っていうか、ナニなんですけどね…ふふ)」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:05:03.38 ID:zzZHemIx0
長門(…今回彼が負けた場合、次回のゲームでは彼は負けをおそれて寡黙になると考えられる。ここは彼を一位にして油断させるべき。)

(…そして次回で私が一位に、彼が最下位になり図書館に連れて行ってもらう///)

(…よって今だけ統合思念体の力を借りる)

長門「あrpぐはえprgは@れあhrh@いgh」

キョン(例の超高速早口!?いや、気のせいだよな…)

すっく!


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:10:48.05 ID:zzZHemIx0
遅いですかね; 書き溜めはしてあるので、速度あげますね。

キョン「? いきなり立ち上がってどうした?」

ハルヒ「びっくりするほどユートピア!!びっくりするほどユートピア!!Oh!!It's suprisingly Utopia!!」バンバン!バンバン!

みくる「ふぇぇ…涼宮さん、どうしたんですかあ?」

古泉「す、涼宮さん、まずは落ち着かれてはいかがでしょうか?」

ハルヒ「びっくりするほどユートピア!!びっくりするほどユートピア!!」パンパン!パンパン!

4分後

ハルヒ「びっくりするほ…ハッ! なんで立ち上がってるのかしら…。どうしたのよみんな?変な顔して…」

長門「涼宮ハルヒはNGワードを発言したため負け」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:13:38.22 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「え?ええ?? な、何よこのNGワード!言った覚えもないし!有希、どういうつもり?(びっくりするほどユートピアかあ…なんかしっくりくるわね…)」

長門「ユニーク」

ハルヒ「有希、悪いけどあんたもアウトよ。見てみなさい」

くるり

長門「…うかつ(…計画通り)」

キョン「残ったのは俺だけか。俺のはなんだったんだ?」

くるり

キョン「やれやれ…か。(ハルヒ何事にもやる気のない人間だと思われてるってことか?なんか悔しいな)」

ハルヒ「さっ!練習も終わったことだし、次からは本気でやるわよ!」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:16:26.80 ID:zzZHemIx0
キョン「ハルヒ、まさかとは思うが罰ゲームなんか設けるつもりじゃないだろうな…」

みくる(キョン君…なんで自分から言うんですか…)

ハルヒ「真剣勝負なんだし罰ゲームは当たり前でしょ!そうね…ビリの人は優勝者の命令を何でも聞くこと!いいわねっ!(これでキョンがビリになってあたしが優勝すればあんなことやこんなことを…キャ///)

長門「…計画通り!」

ハルヒ「? 有希、計画がどうかした?」

長門「なんでもnothing」

ハルヒ「そ、そう…(何か今日の有希は変ね…)」

ハルヒ「じゃあ今度は左隣りの人にしましょ!」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:20:26.62 ID:zzZHemIx0
キョン(ハルヒがいいそうなことなあ…。あいつに口癖なんてあったっけ?う~む…無難なとこにしとくか)キュキュ

ハルヒのNGワード…「死刑だから!」

ハルヒ(有希かぁ…ユニークはもうでちゃったし……あ!これがいいわ!)キュ

長門のNGワード…「そう」

長門(前回のゲームにより「んっふ」は生存権を奪われた。ここは追い打ちにより彼のSOS団におけるアイデンティティーを奪うべき)

古泉のNGワード…「お察しのとおり、ガチホモです。そう呼んだ方がいいでしょう」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:24:10.48 ID:zzZHemIx0

みくる(まじこのゲームツマンネ…ガチホモからは謎の敵意を感じるし…キョン君でしゅかあ…)キュキュ

キョンのNGワード…「普通は偉大だって 学んだ自分褒めよう(やるじゃん♪)」


古泉(恨みハラさでオくべきか、恨みはらさデおくべキかぁぁぁ!「んっふ」を社会的に抹殺した朝比奈みくる!貴様の罪は万死に値するっ!)

古泉(いけませんね、ついつい熱くなってしまって…しかし彼女にはそれなりの罰を与えなくてはなりませんね。)


古泉(さて…どうしたものか…と言いたいところですが、さすがは用意周到な男No.1の古泉一樹、ちゃんと準備してあります)

古泉「涼宮さん、ちょっとお手洗いに行ってきてよろしいでしょうか?」

ハルヒ「いいけど…早く戻ってくるのよ!」

古泉「かしこまりました」パタン

みくる「あのー私もお手洗いに…」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:27:54.14 ID:zzZHemIx0
男子トイレ個室にて

古泉「さてここに取り出しましたるは…」

みくる(ふぇ…?男子トイレから古泉君の声が聞こえますぅ)

古泉「アロンアルファっ!これをカチューシャの内側にぬりぬり…っと」

みくる(…!!)

古泉「カードには「おまんちんびろーん」と…このチョイス!」

古泉「これを付けて取れなくなった朝比奈さんの狼狽ぶりが目に浮かびますね…フヒヒw」

古泉「「ふえぇぇ!おまんちんびろーんて何なんでしゅかぁ!?」的なww」

みくる(ひ、ひどいですぅ…でも…)

みくる(テラバカスwwwww)

古泉「さて、戻りますか」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:31:05.95 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「古泉君遅かったじゃないの!みくるちゃんも戻ってきたわね!じゃあカードをつけるわよ!」

古泉(ん…何かおかしい…)

みくる「古泉く~ん、カード、まだですかぁ?」

古泉(ここでカードをホルスタに渡す、カチューシャはそのまま、長門さんからもらったカードを今ここにあるカチューシャに付けてかぶる…カチューシャにはアロ…ン…ア…ル…ファ…)

古泉(しまったぁぁぁぁぁ!)

ハルヒ「古泉君、早くみくるちゃんにカード渡さないとゲームできないじゃないの!」

古泉(悔しいのうww悔しいのうwww策士策に溺れるとはまさにこのことwwwテラ孔明ww)

古泉「は…はい…」

古泉(頼みますよ長門さん…くれぐれも変なワードは…)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:34:54.93 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「みんな付けたわね!…って…」

みくる「ふぇえ…」

キョン「こ…古泉…それはちょっと」

長門「これはひどい」

古泉「え?な、何がですか?何が書いてあるんですか??」

ハルヒ「そ、そんなこと私の口から言えるわけないでしょ!!とりあえずそれ取りなさい!!」

古泉「は、はい…」

古泉「ふん!ふんもっふ!!」グイグイ

古泉「はは…取れませんね…」

ツカツカ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:40:13.25 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「ふざけないでよ!取れないわけ……んぃっ!!…と、取れないわ…」

ハルヒ「こんな状況でゲームなんてできるわけないわっ!今日は解散!!」プンスカ

古泉(なんてこったい…おまけに携帯も鳴りっぱなしです…)


ハルヒ帰宅後の部室

キョン「おい、古泉…本当に取れないのか?」

古泉「え、ええ…どうやらそのようです…(言えない…朝比奈さんを陥れようとして自分が罠にはまったなんて…)」

みくる「かわいそうですぅ…(テラ自業自得www古泉の不幸でめしがうまいwww)

キョン「長門…いつも頼りっぱなしで悪いんだが、何か知ってるか?」

長門(…当初の計画を修正する必要がある…計算中…計算中…ルート3-Kに変更)

長門「…現在何者かが古泉一樹のカチューシャにプロテクトをかけている。おそらく、我々とは異なる
生命体」

キョン「この間の天蓋なんとかみたいなやつか…。で、どうすれば治るんだ?俺達でできることはないのか?」

長門「ある。それは…


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:44:06.16 ID:zzZHemIx0
ここから長門の妄想↓

…わたしと図書館に行けばよい」

キョン「そうか…長門がそういうならそうなんだろうな。よし、明日にでも行くか」

図書館にて

長門「高いところにある本に手がとどかないので抱きかかえてほしい」

キョン「そうか、分かったぞ。それっ」ダキッ

キョン「ば、バランスが…うわっ!!」フラフラ…ドテーン

キョン「す、すまん…。…!!  な、長門…」

長門「なに」

キョン「顔が近いぞ…」

長門「いい 私という個体は…あなたと…///」

キョン「俺もだ…」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:46:23.12 ID:zzZHemIx0
キョン「…がと、長門!おい、長門!しっかりしろ!!」

長門「ハッ!! 大丈夫。解決する方法はある。それは、上にある本をとること」

キョン「ほ、本、本が関係あるのか?」

長門「間違えた。解決方法は、私とあなたが図書館に行くこと」

みくる「ふぇえっ!」

キョン「そうか…長門がそういうならそうなんだろうな。よし、明日にでも行くか。すまんガチ…い、いや、古泉、明日まで待ってくれ」

古泉「(今ガチって言った…何?ガチムチ?)…ええ、仕方ありません。わざわざ僕のためにありがとうございます。」

みくる「わ、私にも何かできることがあれば…」

長門 「あなたは古泉一樹を見守っていてほしい。図書館は私と彼の二人で行くことが望ましい」

みくる「ふぇ…分かりましたあ…(チッうっせーなー)」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:49:14.09 ID:zzZHemIx0
チュンチュン ~翌日~

キョン「で、俺達は何をすればいいんだ?」

長門「あそこにある本。高いところにあり手がとどかないので抱きかかえてほしい」

キョン「そうか、分かったぞ。それっ」ダキッ

キョン「ば、バランスが…うわっ!!」ドテーン

キョン「す、すまん…。…!!  な、長門…」

長門「なに」

キョン「顔が近いぞ…」

ハルヒ「…」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:50:42.03 ID:zzZHemIx0
長門「いい 私という個体は…あなたと…///」

キョン「ああ、俺m……って、ハルヒ!?な、なぜここに…?」

ハルヒ「なぜここに?図書館で寝転がって抱き合ってるカップルに言われたくないわね!!」

キョン「ち、違うんだ!!誤解で 長門「邪魔しないでほしい」

ハルヒ「有希!?きょ、キョンに無理やり押し倒されたんでしょ?そうよね?」

長門「違う。これは私の意思。」

ハルヒ「っ…!! もう知らない!!」ダッ

キョン「なんてこったい…長門、なんであんなこと言ったんだ?」

長門「…駄目?」ウルウル

キョン「いや、駄目ではないが…しかし…」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:53:13.58 ID:zzZHemIx0

その頃部室では

みくる「古泉くぅん…」

古泉「何でしょうか?」

みくる「自分がしかけた罠に自分がかかったときってどんな気持ち?ねぇ。どんな気持ち?
ア ロ ン ア ル ファ 君?」

古泉(な、なん…だと…)

古泉(あの作業は男子トイレの個室で行ったはず。バレるはずが…)

古泉「な、なぜそれを…」

みくる「あら?あたしはあなたが今どんな気持ちか聞いたんですよ?質問に答えていません。」

みくる「それとも涼宮さんにバラしちゃおうかなあ。涼宮さん怒るでしょうねえ。「うちのみくるちゃんになんてことしようとしてくれたのよ!!」って。」

みくる「そしたら古泉君また神人さん倒さなくちゃいけませんねえ?」

古泉(悪魔だ…)

コンコン


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:55:28.44 ID:zzZHemIx0
???「やっほーみくるぅ!教室に教科書忘れてるっさ!届けにきたよ!」

みくる『鶴屋さん!ありがとうございますぅ~(ちっ)」

鶴屋「古泉君?その頭のはどうしたんだい?「お察しのとおり、ガチホモです。そう呼んだ方が言いでしょう」…あはははっ!またハルにゃんの考えた罰ゲームかい?」

古泉「え、ええ、そうなんですが、カチューシャが取れなくなってしまって…」

鶴屋「そりゃ大変っさ!とりあえず、そのカードだけでも取ったらどうだい?そのカード付けて歩くのは恥ずかしいよ!」ヒョイ

古泉「カードが…取れてる…。うおおおお!あなた、天才ですか!その発想はありませんでした!!!!感謝いたします!!!」

鶴屋「そんな大げさだなあ…(こいつ馬鹿だ…)じゃあ私は用事があるからまたね!ばいばいっ!」タッタッタッ

古泉「ふうー助かりました。これで恥ずかしい思いをしないですみます。」

古泉「カチューシャとカードをはめる枠はとれてないですけどね…」

バンッ!!

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:57:12.37 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「あーもー腹立つ!古泉君、何まだカチューシャつけてんのよ!早くとりなさい」

古泉「それが先ほど申し上げた通り取れないんですよ。まったく、困ったものです。」

ハルヒ「ちょっと頭貸しなさい!こ…ん…な…も…のおぉぉぉぉぉ!!!」

古泉「あんぎゃあぁぁぁぁぁ!!!痛いです涼宮さん!!!」

ハルヒ「ちょっと!!みくるちゃんも一緒に引っ張って!!」

みくる「イェッサー!!」

ハルヒ&みくる「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


ブチィッ!!

古泉「」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 19:58:42.30 ID:zzZHemIx0
ハルヒ「ぜぇ…ぜぇ…やっと取れたわ…」

みくる「古泉君…カチューシャ型にハゲちゃいましたあ…」

ハルヒ「全く、こんなことで団長の手をわずらわせるなんて副団長失格だわ!古泉君、一週間飲み物おごりね!!」


古泉「え…?」

ハルヒ「何か文句でもあるの!?団長に逆らったら死刑だから!!」

古泉「涼宮さん。アウトです。」

ハルヒ「な、何が?」

古泉「あなたのNGワード「死刑だから」ですよね?だからアウトですよね?」

ハルヒ「も、もうあのゲームは終わったの!今さらよ!」

古泉「でもNGワード「死刑だから」ですよね?」

古泉「言いましたよね?」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 20:00:06.78 ID:zzZHemIx0
古泉「あなたのワード「死刑だから」ですよね?」

古泉「ですよね?」

古泉「涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト
涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト涼宮ハルヒはアウト」

みくる「古泉君がこわれちゃいましたぁ…」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 20:03:16.50 ID:zzZHemIx0
一週間後

キョン「元気にやってるかなぁ…あいつ…」

ハルヒ「知りあいが良い精神病院を紹介してくれたはずだし、大丈夫じゃないの?」

キョン「そうだといいがな。何しろこいず…」

クラス一同 ざわざわ…

谷口「おいキョン!!」

国木田「キョン、その先はだめだよ」

キョン「あ、ああ…すまん。

皮肉なものだな…北高のNGワードが「古泉」になっちまうなんて… 完


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/04(火) 20:07:22.13 ID:LUFkBIyP0 [1/2]
完・・・だと・・・?
まさかIDみたいに寝てるんじゃないだろうな・・・

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 20:09:27.03 ID:zzZHemIx0
>>64
起きてますけど完です笑 以外とすぐ終わっちゃいました…

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/04(火) 20:13:35.58 ID:LUFkBIyP0 [2/2]
>>65
個人的にはガチホモの紙を頭につけたままの小泉が
長門とキョンの図書館を発見したハルヒによってできた閉鎖空間の神人を倒しに行って
森さんにメイド+ハイヒールの装備でマグナムをふみふみされながらどういう事情か尋問されているストーリーを見たかった

次回作に期待

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 20:17:01.92 ID:zzZHemIx0 [36/37]
>>68
それいいですね…

ガチホモカード付けたまま閉鎖空間に行って、神人にまでドン引きされる
古泉は考えたんですが、盛り込めませんでした笑

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/04(火) 20:28:42.08 ID:zzZHemIx0 [37/37]
ちなみに次回作は
長門「小悪魔的な痴女っ子で、男を誘惑する10の方法…?」
の予定です。ではさようなら~

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