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梓「ぱいぱんとろろ?」

1 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:36:25.15 ID:59K+o2q90 [1/14]
梓「ぱいぱんとろろ?」
唯「あずにゃん知らないの?おっくれってるぅ~」
梓「馬鹿にしないで下さい先輩!それぐらい分かりますから!」
唯「ほーぅ?」

2 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:38:37.95 ID:59K+o2q90 [2/14]
梓「そういう唯先輩はしってるんですか?」
唯「常識だよねのどかちゃん?」
和「ん?・・・・まぁ」
和「ぱいぱんとろろとは、~というわけよ」
和「わかった?」
唯「こういう訳なのだよあずにゃん」
梓(絶対わかってなかった)

4 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:40:58.33 ID:59K+o2q90
唯「あずにゃんのぱいぱんとろろ・・・」
梓「ふぇっ!?」
唯「たべてみたいなー」じゅるり
梓「ちょ、ちょっと待ってくださいよ」

5 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:43:34.88 ID:59K+o2q90
梓「たすけてくださーい、澪先輩」
澪「え?」
唯「澪ちゃんもあずにゃんの、ぱいぱんとろろたべたいよね?」
澪「え、ま、まあ」
梓「え?」

6 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:48:49.90 ID:59K+o2q90
梓(澪先輩まで…)
唯「澪ちゃんもこういってるし」
唯「あずにゃん覚悟しなよ」
唯「ね?」
紬(ハァハァ)
梓「( ゚д゚ )」

7 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:53:19.78 ID:59K+o2q90
ガララッ
律「オイーッス」
律「ムギ、今日のおかしは?」
紬(ハァ、ハァ)
律「おーい、ムギ?」
律「ハハーン、わかったぞ」

8 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:56:52.89 ID:59K+o2q90
律「みんなで梓のぱいぱん醤油をたべるつもりだったんだろ?」
唯「りっちゃん、違うよ」
澪「唯が梓のぱいぱんとろろをたべようっていってきかないんだ」
梓「律先輩ー、たすけてくださいよー」
律「唯、やめるんだ」
律「ぱいぱん醤油にしとけ」

9 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 21:59:51.84 ID:59K+o2q90
唯「えー、やだやだ」
律「おまえには、憂ちゃんのぱいぱんとろろがあるだろ?」
唯「そうだね、そうだったよ」
唯「りっちゃん隊長、私が間違ってたよ」
ガシッ
律「わかればいいんだよ、わかれば」


10 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:05:24.11 ID:59K+o2q90
唯「りっちゃん…」
梓(今のうちに一人で帰れば助かるかもしれない)
ソローリソローリ
澪「どこ行くんだ、梓」
梓「ちょ、ちょっとトイレに」
澪「それなら、私もいくよ」
澪「私もいきたかったところだし」
梓(死んだ、私の人生終わった……)

11 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:15:35.70 ID:59K+o2q90
唯「じゃありっちゃんと二人きりだねえ~」
律「やめろ気持ち悪い」
和(私の存在って…)
(沢庵略)

12 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:16:50.97 ID:59K+o2q90
 所変わって・・・
梓「・・・」
澪「梓、唯から逃げたいんだろ?」
梓「まぁ・・・」
澪「そこの窓からなら裏口から誰にも見られずに帰れるぞ」
梓「でも届か・・・」
澪「肩車してやらあ」

13 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:18:50.99 ID:59K+o2q90
ヌサッ
梓「!?」
梓「澪先輩どこ触ってるんですか!??」
澪「ぱいぱんとろろハアハア」
梓(一瞬でも信用した私が馬鹿だった)


16 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:22:09.13 ID:59K+o2q90
梓「ちょっ…離してっ……ください」
澪「ごめん、くすぐったかったか?」
梓「ぇえ、まあ…」
澪「どこか怪我してないか?」
梓(目が怖いよ目が…)

17 名前: ◆AYIrz90oWA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:27:13.43 ID:59K+o2q90 [14/14]
澪「梓…ハァハァ」
梓「先輩……」
澪「梓、やらないか?ハァハァ」
梓「>>1が風呂に行くらしいのでそれからで」
澪「ちぇー」

21 名前: ◆En8ux8lEvA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:56:09.74 ID:0JhsFwxe0 [1/6]
澪「梓、パンツの中ケガしてないか見てやる」
澪「パンツの中毛が生えてないかもみてやる」
澪「ほら早く、早く」
梓(こんなことなら帰ろうとしなけりゃよかった)
梓「澪先輩なんか嫌いですっ」
梓「こんなことになるんなら軽音部なんか入らなきゃよかった」
澪「梓…」


22 名前: ◆En8ux8lEvA [] 投稿日:2010/04/24(土) 22:58:33.55 ID:0JhsFwxe0 [2/6]
そのころ!
律「梓と澪おそいなー」
律「澪が梓のぱいぱんとろろたべてるかもな」
唯「えー、澪ちゃんずるい」
律「そうときまったわけじゃないって」
律「まあ、みにいってみるか」
唯「うん!」

23 名前: ◆En8ux8lEvA [] 投稿日:2010/04/24(土) 23:02:21.77 ID:0JhsFwxe0 [3/6]
ガチャ
唯「あれー、トイレにいないねー」
律「ほんとだな」
紬「唯ちゃん、りっちゃん、あそこに二人がいるわ」
律唯(沢庵いたのかよ)
唯「あずにゃん、澪ちゃん!!」

25 名前: ◆En8ux8lEvA [] 投稿日:2010/04/24(土) 23:11:38.68 ID:0JhsFwxe0 [4/6]
唯「二人でお楽しみ中なんて許さないよ!ぷんすか」
梓「そんなんじゃありませんって」
さわ子「みんななんでこんなところに?」
梓「先生助けてください」
さわ子「なにから?」
梓「先輩たちからですよ!!!」
梓「このままじゃ私のぱいぱんとろろがたべられちゃいます!!!」

26 名前: ◆En8ux8lEvA [] 投稿日:2010/04/24(土) 23:15:13.74 ID:0JhsFwxe0 [5/6]
さわこ「そうねえ」
さわこ「私にいい案があるわ」
梓「なんですか?」
さわこ「みんなもう今日の部活は終わって梓ちゃんの
ぱいぱんとろろを食べましょう」
唯澪律紬「いっただきまーす!!!」
梓「キャーーーーーーーー」
放課後の校舎に少女の悲鳴が響いた


おわり!

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:01:26.00 ID:uHqLKd140
梓「ばいばいんけふぃあ?」

唯「そうだよ。路地裏の怪しげな露店で格安で売ってたんだよ♪」

律「怪しげっておい」

澪「だ、大丈夫なのか? それ」

紬「まあ。ケフィアって…たしか美容に良いって聞いてるけど、どうなのかしら」

律「ほう。ちょっと唯それをよこしなさい」

澪「ず、ずるいぞ律! …私だって…食べたい」

律「ひ、一口だけだって」

梓「でも、そんなちっちゃい容器じゃ一口食べたら終わっちゃいそうですね」

唯「それがねぇ…これ魔法のケフィアで、いくら食べても減らないんだって!」

律「ははっわろす」

澪「なわけないだろ」

梓「うわぁ…唯先輩…」

唯「あぁ!? 信じてないね? …そりゃちょっと…さすがの私でもさ…あれだなあとは思うけどさ…
 でもこの魔法はみんなが信じないと駄目なんだっていってたんだよぉ。
 でも信じてくれないなら意味ないよねぇ。いいや、私一人で食べちゃおっと」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:04:43.39 ID:BspqDY3J0 [1/2]
紬「私、信じるわ唯ちゃん。そういう夢みたいなものを信じる心って、大事だと思うの」

唯「ムギちゃん!?」

澪「…そうだな。詞を作るにしても曲にしても、純粋さは必要なんだよな。
 まあ、騙されたと思ってやってみてもいいんじゃないかな。
 …ところで、賞味期限は大丈夫なんだろうな?」

唯「大丈夫だよ!」

梓「澪先輩がそういうなら…私も信じてみます。演奏するにしても曲や詞の雰囲気を理解することが大切だと思いますし」

律「な、なんか私だけ仲間外れ?」

澪「そういうことみたいだな。さあ唯、とりあえず開けて様子をみてみよう」

紬「じゃあこのお皿ね。大きいから増えても大丈夫よ」

梓「なんだか、わくわくしますね」

律「わ、わかったよ! 私も信じるー!」

唯「りっちゃんそんなに食べたいんだぁ」

律「わ、悪いか! 私だってケフィアを食べてキラキラしたい!」

唯「じゃあ開けるね!」

ぺりっ

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:09:10.54 ID:BspqDY3J0 [2/2]
どろどろ

澪「見た目はヨーグルトっぽいな」

梓「どろどろしてますね」

紬「伝統的なヨーグルトらしいから、市販品とちがってあんまり固まってないんじゃないかしら」

律「で、これがどう増えるっていうんだ?」

唯「5分待ったら2倍に増えるっていってたよ!」

澪「5分か。結構長いな」

紬「私、お茶淹れてくるわね」

梓「トンちゃんに餌でもあげますか」

律「あ、私も!」

唯「ふんふふーん♪ ふえろふえろ♪ …あ!」

澪「?」

唯「ふ…増えた!?」

澪「え!? まだ1分くらいしか…ほ、ほんとだ。増えてる…気がする」

唯「増えてるよ!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:13:32.27 ID:wUuOkeMd0
梓「ほ、本当に増えたんですか?」

律「マジかよ。…とかいって、こっそり別の容器から足したんじゃないのかー?」

澪「うーん、そこは見てないけど…」

唯「ほんとだって!」

梓「…ゆ、唯先輩、ケフィアが…なんだかぷるぷるしてます…あっ!?」

唯「ね! いったとおりでしょ?」

律「なんと」

澪「ふ…増えた…」

紬「お茶入ったけど…あらあら、どうしたの?」

律「増えた」

紬「まあ。さすがは唯ちゃんが買ってきた魔法のケフィアだわ」

梓「でも、5分で2倍の筈じゃ…まだ2分くらいしか経ってないと思うんですが」

唯「きっと5人いるから5倍速く増えるんだよ!」

律「単純だなー」

紬「もうちょっとあると全員分になるわね」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:18:54.54 ID:eirxUdDp0
梓「5分で2倍になるのが1分で2倍だから、今2分とたら4倍ですから少し足りませんね」

唯「じゃああと1分待てばまた増えるからちょうど5人分になるね!」

律「いやそれは違うだろ。にのしの…8倍かー」

紬「まあ。人数分以上だけど、元があんまりないからそのくらいは食べちゃえるわね」

唯「あっ…増えたよー!」

梓「…1分って結構速いですね」

澪「おい、次は16倍になる計算なんだけど…その次は32倍、64倍…いくらなんでも食べきれなくなるぞ!?」

律「じゃ速く食べよーぜ!」

紬「お茶配るわね」

唯「いただきま…う…」

澪「…な、なんか…変な臭いがしないか?」

梓「…このケフィア、ですかね?」

紬「…この臭い…漂白剤みたいな…うーん、何かしら」

律「…どこかで嗅いだような…うっ…だんだん臭いが変わってきた…気のせいか…聡の部屋のゴミ箱の臭いのような…」

唯「ひょ、ひょっとして…痛んじゃったのかなぁ!?」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:23:48.75 ID:twMLCuu20
澪「さっき開けたばかりだし、そんな速くは痛まないと思うけど…。開けた時は変な臭いはしなかったし」

梓「それより…速く食べないと」

律「そ、そうだな…。こうしてる間にも倍々で…また増えた!?」

唯「~~~~!」ぱくっ

紬「唯ちゃん、お味…どう?」

唯「うぇー。なんか、苦くてしょっぱいよー」

紬「…」ぱくっ

澪「…ムギは?」

紬「…美味しいとは言い難い味だわ」

律「えーい、ままよ!」ごくん

澪「…どうだ?」

律「一気に飲んだから味なんてわかんないよ」

梓(ううっ…この味…の、飲み込めないです…)

律「み、澪…そのスプーン…」

澪「? す、スプーンの上で増えてる!?」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:28:06.59 ID:M8yLGn4r0
律「速く、速く食べないと!」

澪「そ、そんな事言ったって…うぅぅ…」ぱくっ

梓(ひぃぃ…口の中で増えてる…飲みこまないと駄目なのかな?)ごくんっ

澪「…うっ…ひ、酷い味だ」

梓「お、美味しくないですね…。でも、食べてしまえばそれ以上は増えないみたいです」

唯「…ごめん。私のせいだね…。せきにん上、私一人で食べるよ!」ずるずるーっ

梓「ゆ、唯先輩!?」

澪「おいやめろ!? そんなに一気に食べたら身体に…」

紬「あら?」

律「? どうしたムギ?」

紬「…唯ちゃんの顔…気のせいか…つやつやキラキラしてるような…」

澪「…たしかに。…なんだか艶が出てるな」

梓「大人の雰囲気を漂わせてますね。…あんな食べ方してるのに」

律「わ、わたしも食べる!」じゅるじゅる

澪「り、律!?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:33:24.90 ID:u659FbvH0
梓「私だって…大人に…なりたいですっ!」ちゅるちゅる

澪「梓…。ちょ…わ、私の分も!」

紬「あらあら。まあ、どんどん増えてるから十分あると思うわ。…私ももう少し頂こうかしら」



唯「ぶひぃー」

律「も、もう入らない」

梓「律先輩、口から変な臭いがします」

澪「梓、おまえもな」

紬「…困ったわね。まだ残ってるわ。あ、増えた」

律「どーすんだよこれ」

唯「…すてちゃおう!」

澪「はぁ…最初からそうしてればよかった」

梓「ま、まあ綺麗になった気がすることですし」

紬「…増えないかしら」

律「えっ? そ、そうか…でも、どうしたら…」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:38:03.17 ID:jgRMWwg30 [1/2]
澪「食べたら…増えなくなるんだよな?」

梓「はい。それがなにか?」

澪「変質させればいいんだ」

唯「へんしつ?」

澪「例えば…熱を加えるとか」

律「なるほど。それから捨てればいいのか」

紬「じゃあお鍋があるからそれに移して、こっちのコンロで煮ちゃうわ」

梓「私がいれますね…あっ。…机にすこしこぼしちゃったみたいです…」

唯「…増えてるね…」

紬「お皿に残ったのもだわ。これも一緒にお鍋にいれちゃうけど、机のは…拭くわけにもいかないし…」

梓「わ、私、舐めます」

澪「梓?」

梓「私の責任です。私が舐めて綺麗にします」ぺろぺろっ

唯「あずにゃん、私も手伝うよ」ぺろぺろっ

梓「ん…唯先輩…」ぺろぺろっ

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:42:42.85 ID:cMItgOh60
紬「それじゃ、コンロの火をつけて…あれ?」

澪「どうしたムギ?」

紬「な、なんだか変なの。急に増えるときみたいにぷるぷるぷるぷるしだして…」

律「も、もしかして暖めたら反応が速まるとか…はは…」

澪「まずい、盛り上がって…わぁっ!?」

どぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷっ

紬「きゃっ…熱っ…!?」

唯「む、ムギちゃん!?」

紬「だ、大丈夫。火傷するほどじゃないわ。お湯みたいだし」

梓「ひっ…む、ムギ先輩…ケフィアまみれですよ…」

律「へ、変質したのか?」

澪「…だめだ…床に落ちたのもどんどん増えて…わっ…足が…」

唯「ひぇぇぇ…き、きもちわるい」

梓「なんか…さっきまでのどろどろよりも…さらさらになって…ぬ、ぬるぬるしますぅぅ」

紬「やだ…髪の毛まで…」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:47:27.13 ID:ZhMt2d+B0 [1/2]
律「うっ…こ、この臭い間違いない…聡のあれだ」

澪「うわっ…膝ちかくまで来てる…あれって…なんだよ?」

律「…せ、精液だよ!」

澪「精液って…えぇっ!?」

紬「これが…精…液?」

唯「せーえき?」

梓「せ、精液って…ま、まずいじゃないですか!? き、危険が…危ないですよ!」

律「? そりゃ、良くは無いだろうが…危険?」

梓「妊娠です! 赤ちゃん、できちゃいます!」

澪「なっ…ひっ…ひぃっ!?」

紬「えっ!? きゃぁっ!?」

律「はぁ? …お、おいおい!?」

唯「あかちゃん? なんで?」

梓「このまま万が一この…せ、精液が…その…じょ、女性器の中に入ったらですね…排卵日にさしかかっていた場合…」

澪「…受精…してしまう」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:51:21.60 ID:ZhMt2d+B0 [2/2]
律「や、やだーっ!?」

紬「…排卵日は…生理のだいたい2週間前って言われてるけど…」

唯「あ、わたしちょうど2週間前生理だったよ?」

梓「つまり…もしこの状況で唯先輩が転んで…せ、精液がその…ち、膣を経由して子宮にまで達したら…」

唯「りっちゃんの中を?」

律「りつじゃなくてち・つだろ!」

唯「でへへ」

澪「笑いごとじゃないぞ…このどこの誰のものとも知らない精液で…唯が妊娠してしまうことになる…」

唯「妊娠って…あ、赤ちゃんができるの!?」

紬「そうよ」

唯「家族が増えるね。やったねムギちゃん!」

紬「おい」

唯「ご、ごめん。つい…」

梓「と、とりあえずこの場を離れないと…他に…その…危険日に該当する人は、唯先輩と…私以外に…」

澪「…そういえば私もだ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:56:14.35 ID:ARULImwz0
律「うん、私も」

紬「私もだわ。…生理周期って似て来るって言ってたけど…」

唯「み、みんな危険なんだね…」

澪「とりあえずドアを開ければ精…水位が下がると思う。ぬるぬる滑るからゆっくり歩いて行こう」

梓「結構遠いですよね」

紬「もう膝を越えたわ。今の増殖速度が1分かどうかわからないけど…あんまり時間はないわね」

唯「…ね、ねえ。そういえばさ、さっきまで私達が」

澪「唯それ以上言わないでくれたのむ」

梓「ゆ、唯先輩…気にしないようにしてたのに…」

律「ん? 私達が?」

唯「食べてたのって、せいえき?」

紬「うっぷ」

律「うあぁぁぁぁ」

澪「む、ムギしっかりしろ…」

梓「ムギ先輩しっかり…そ、そうだ。何か楽しい事を思い浮かべると楽になれますよ」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 00:59:58.22 ID:7EMTv65C0 [1/2]
紬「た、楽しい…? そうね…梓ちゃんと唯ちゃんが…こぼれた精液を一生懸命舐める…うふふふふ」

梓「ひぃっ…」

唯「?」

澪「そ、それより速くしないと…もう…まずい、ふとももまで来てる!?」

律「ひえぇぇぇぇ…この年でシングルマザーはいやだぁぁぁ!?」

梓「わ、わたし走ります!」

澪「お、おい梓、こけでもしたら!?」

梓「こ、ここで全員一緒に妊娠するよりはましです!」

唯「あずにゃん、わたしが走るよ」

梓「唯先輩?」

唯「もとはといえば、私の責任なんだし…もしころんで妊娠しちゃっても…憂といっしょに…頑張って育てるよ」

澪(憂ちゃんも大変だな)

紬(唯ちゃんの子かぁ。それもありね)

梓「そんな! 唯先輩だけに危険な目には…」

律「おいそんなこといってる間に…わぁぁ…す、スカートが…ヤバい!!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 01:03:58.01 ID:7EMTv65C0 [2/2]
澪「まずい…背の低い律と梓…そこの椅子に乗るんだ!」

梓「ひぃぃ!」

律「うわっ…す、すべるっ」

紬「…もう…間に合わないかもしれない…。みんな、机に乗りましょう」

唯「わかったよ。澪ちゃん、ムギちゃん、わたしが支えてるから速く!」

澪「あ、ああ」

紬「ありがとう。さ、唯ちゃんも」

唯「うん。…えっ!?」つるっ

さわ子「ふんふふーん。ころせころせ♪ 今日のお菓子は何かなー? …なんか…変な臭い…部室? これって…」

澪「ゆ、唯!?」

梓「ああ!? ゆ、唯先輩が…せ、精液の海に!?」

紬「ゆ、唯ちゃん…子供の名前…何がいいかしら…」

律「おいムギしっかりしろ!?」

さわ子「んっ…ドア…固いわね…よいしょっ…とぉ!?」

どっぱぁぁぁぁぁぁあんっ

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 01:09:00.28 ID:XbkmvFrb0 [1/2]
どどどどどどどどどどどどろろろっ
どさっ

唯「ほえ?」

澪「ドアが? た、たすかった…」

律「ふにゃぁ…よかった」

梓「唯先輩…間一髪でしたね…」

紬「!? あれは…さわ子先生!?」

さわ子「…ぷふー」

唯「さわちゃん? だ、大丈夫? せーえきだらけ…に、妊娠しちゃう!?」

さわ子「…精液…ははは…そうね、これは。…一体、どういう事なの? ていうか妊娠?」

澪「だ、大丈夫ですか!? そ、その…せ、精液が…身体の中に…」

さわ子「? …あー、それはまだ大丈夫よ私は」

律「ほう。更年…いてっ」

紬「その…魔法の…せ、精液が…増えちゃって…」

さわ子「ま、魔法? …まあ、こんなことになってるんだし、信じざるを得ないんだけど…」

梓「あ、あの…流れた…その…せ、精液…また、増えちゃったら…」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 01:12:58.95 ID:XbkmvFrb0 [2/2]
さわ子「…ふーん、なるほど。まあきっと心配ないわよ」

唯「ほんと!?」

澪「で、でも…」

さわ子「現にその辺に残った精液、増えてないでしょ?」

律「そ、そういえば…なんで?」

さわ子「この酷い臭い…もう腐敗が始まってるのよ。変質したってこと」

梓「そ、そうなんですか…」

さわ子「精子そのものは数日間は生きてるらしいけど、増殖とは関係ないみたいね」

澪「なるほど…」

紬「ってことは…お鍋にいれて火にかけなくても…」

律「ほっとけばよかったってことか…」

さわ子「そ。まあ、空気に触れるように広げたほうがいいかもね。それはともかく掃除掃除。こんな精液臭い部室が女子高にあるなんて、バレたら大目玉よ!」

唯紬律澪梓「はーい!」

…一般成人男性が一回に放出する精液の量はおよそ2ミリリットル。1日1回365日とするとそれは730ミリリットルにもなる。
かつてどれほどの精液が彼女達のために絞り取られ無惨に朽ちていったのだろうか。
これはそうした非業の最後を遂げた精子たちの執念の物語…なのかもしれない。
fin.

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