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鬼作「ええぇ?鬼作めを軽音部の顧問にでございますかぁ?」 その2
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 00:51:45.77 ID:Xpclb2gb0 [1/44]
スレ立ったら書こうかな。
第四話
~日曜日 某所~
スピーカー「キャッキャ ウフフ」
鬼作「…………」
スピーカー「クリスマスカイヤルゾー パンガフタツデパンツー」
鬼作「ネタ探しにと思ってよぉ、音楽室に試験的に盗聴器を仕掛けたのはいいが」
鬼作「ガールズトークしか録音されてねぇじゃねえか」
鬼作「ちっくしょう、こちとらグータン見てるわけじゃねえんだぞぉ?」
スピーカー「ジャアユインチシューゴー キャアキャア」
スレ立ったら書こうかな。
第四話
~日曜日 某所~
スピーカー「キャッキャ ウフフ」
鬼作「…………」
スピーカー「クリスマスカイヤルゾー パンガフタツデパンツー」
鬼作「ネタ探しにと思ってよぉ、音楽室に試験的に盗聴器を仕掛けたのはいいが」
鬼作「ガールズトークしか録音されてねぇじゃねえか」
鬼作「ちっくしょう、こちとらグータン見てるわけじゃねえんだぞぉ?」
スピーカー「ジャアユインチシューゴー キャアキャア」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 00:57:00.85 ID:Xpclb2gb0
>>2ただいま。
さわちゃん「きさ……ご主人様、それって盗聴ってやつですか? しかも軽音部の」
鬼作「そうだよ、悪いかぁ?」
さわちゃん「趣味は悪いかと……」
鬼作「趣味じゃねえ、実益なんだよぉ」
さわちゃん「そ、そうなんですか……」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:01:04.50 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「…………」ソワソワ
鬼作「…………?」
さわちゃん「…………」ソワソワ
鬼作「なんだぁ、妊娠でもしたか? それなら腹蹴ってやるからこっち来い」
さわちゃん「ち、違います! というか色々とおかしい!!」
鬼作「ああぁ? じゃあなんだってんだ。」
さわちゃん「あの……その……」
さわちゃん「そろそろ、クリスマスですよね?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:04:16.70 ID:Xpclb2gb0
鬼作「クリトリスぅ? そろそろも何もそこにあるじゃねえか」
さわちゃん「もう! だから色々おかしいってばー!」
さわちゃん「そろそろクリスマスねって言ったの!」
鬼作「それがどぉした? 一般人が公然とハメハメできる、ただそれだけの日じゃねえか」
さわちゃん「……もう突っ込まないです。で、その日にですね」
さわちゃん「デートとか、しませんか?」モジモジ
鬼作「……………………」
鬼作「もういっぺん、言ってみろ」
さわちゃん「だから、その……デートとか、しましょ」モジモジ
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:10:19.72 ID:Xpclb2gb0
>>そうなの? 今までスレをまたいだことないから知らなかった。落ちても仕方ないか、な?
鬼作「……前から、思ってたんだがよ」
さわちゃん「?」
鬼作「さわ子。お前ぁ、俺の何なんだ?」
さわちゃん「え…………恋人、でしょ? 特殊性癖なおじさんの、彼女」
鬼作「……」
鬼作「俺としたことが、ミスを犯しちまってたみてぇだなぁ、おい」
さわちゃん「………………?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:14:44.49 ID:Xpclb2gb0
鬼作「コミュニケーションの基本は会話だってこと、すっかり忘れてたぜ」
鬼作「言わなくても分かって当たり前だと思ってた」
鬼作「以心伝心なんてのは信じちゃいねえが、確かに言葉足らずだったみてぇだなぁ」
さわちゃん「…………?」
鬼作「わかってねぇようだから言ってやる。さわ子、よく聞け」
鬼作「お前は俺の肉壺であって、他の、何物でも、ない」
さわちゃん「…………!」
鬼作「わかったかぁ? 復唱してみるかぁ?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:17:25.60 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「……え」
さわちゃん「………………」
鬼作「わかったか? わかったならそれに相応しい振る舞いしろってんだ」
さわちゃん「そ…………」
さわちゃん「そんな言い方、ない……じゃない」
鬼作「…………」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:21:28.04 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「そ、そりゃあ鬼作さん……なんとなくクリスマスとかのイベントとか、嫌いだって、分かるわ」
さわちゃん「でも、そんな言い方、ないじゃない……!」
さわちゃん「強引に迫ってきたくせに! 私の性癖も大丈夫って言ってくれたくせに!」
鬼作(言ってねえよ)
さわちゃん「なんで!? わたしに飽きちゃった!?」
さわちゃん「どうしたらいいの!? わたし、なんでもする!」
鬼作「何もしなくていいんだよてめぇは。だからデートなんて言い出すんじゃねえっつってんだ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:25:29.13 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「でもでも!」
さわちゃん「プレゼントだってもう買ってあるのに!! お祝いくらい!!」
鬼作「そんなモンいらねぇよ。めでてぇ日でもねえのに何がお祝いだ」
鬼作「それからもう一度だけ言うがな、俺ぁお前の彼氏じゃねえんだぞ」
さわちゃん「~~~~~~~!!!!!」
さわちゃん「ば………」
鬼作「『ば』ぁ?」
さわちゃん「ばかぁーーーーーーーーっっっ!!!!!!」
ガチャリ バターン!!
鬼作「…………ケッ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:28:05.92 ID:Xpclb2gb0
~商店街~
鬼作「ブラブラ徘徊してたら商店街に着いちまった」
鬼作「別におセンチな気分になったってわけじゃねえぞ? お前ら一般人なんかと一緒にすんなよ」
鬼作「肉壺1号が失踪しちまったからよぉ。新しいネタを探しているってわけよ」
鬼作「お前らなんかよりよっぽどマシな休日利用だぜぇ」
鬼作「わかったかぁ?」
鬼作「わかったら黙って見てろってんだ。いちいち騒ぐんじゃねえぞ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:31:46.47 ID:Xpclb2gb0
スタスタスタ
鬼作「全国でシャッター街が増加中って聞くが、なんでここは盛況してんだろうなぁ」
スタスタスタ
鬼作「ん?」
鬼作「あれは馬鹿ガキ……唯お嬢様じゃねえか」
鬼作「そんなに足早で何処に……雑貨屋に入って行きやがった」
鬼作「………」
鬼作(とりあえずデジカメスタンバイして、ついてくか……くっくっく)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:35:32.97 ID:Xpclb2gb0
~雑貨屋~
鬼作「馬鹿ガキの奴、学校の外じゃあ、髪ぃ結んでやがるのか……」
鬼作「寒さのせいか馬鹿そうなツラも多少は締まって見えやがる」
鬼作「キーホルダー売り場……かぁ? なにしてやがんだぁ?」
唯?「……………」ジー
唯?「……うーん……」ジーー
鬼作「おやおや、まさかぁ……?」
唯?「………うー……」ジー
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:43:17.55 ID:Xpclb2gb0
鬼作「これはこれは、もしかするかもしれないぜ? あの悩むような唸り声はよぉ」
鬼作「ありゃあ万引きしちまうかもしれねえな。俺が言うんだから間違いねぇ」
唯?「うーんうーん」ソワソワ
鬼作「それにホレ、見てみろ。あのキーホルダー。女子高生受けしそうな見た目、買うにしては微妙な値段」
鬼作「そもそもからして盗んでくださいといってるようなもんじゃねえか」
鬼作「まさに罠よ罠ぁ。ベトコンもびっくりだぜぇ」
鬼作「……意外たぁ意外だな。でも、もしちゃんと万引きできたならよぉ、唯お嬢様」
鬼作「くっくっく、このカメラでしっかり撮って差し上げますぜぇ?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:46:24.46 ID:Xpclb2gb0
唯?「どうしようかなぁ~」
唯?「お姉ちゃん、これ気に入ってくれるかなぁ~?」フフフ
唯?「急に『キーホルダー欲しい』なんて呟くから、考えないうちに買いに来ちゃったじゃない」
唯?「やっぱり一緒に来るべきだったな~」
唯?「あ、これなんか……」
鬼作(………………)ジロリ
唯?「これも~」
鬼作(………………)ジロジロリ
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:54:16.74 ID:Xpclb2gb0
唯?「あ、これなんかも良さそう」
唯?「でも、せめて何に使うか、聞いてくるべきだったな~」
唯?「ふふふ、私ったら」エヘヘ
鬼作(おろ、おろろ……商品、戻しちまいやがった)
唯?「良く考えたらお財布忘れちゃったし、帰ろうっと」
鬼作(おおおおおおおおおおおおい、帰るのかよ)
鬼作「なにがしたかったんだよお前はぁ」
鬼作「…………ん?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:59:02.77 ID:Xpclb2gb0
店長「あー、きみきみ」
唯?「はい?」
店長「さっきから、少し様子がおかしいと思っていたんだが」
唯?「は、はあ……」
店長「言わなくても分かると思うんだけどね? ちょっとスタッフルームまで来なさい」
唯?「え? え……?」
店長「いいから! くるんだ!!」グイッ
唯?「ひいっ!」
鬼作「…………」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:04:48.44 ID:Xpclb2gb0
鬼作(おいおいおい、こりゃあ本物の万引きと間違われたんじゃねえか? ザマァミロ)
鬼作(万引きして俺に写真とられねぇから、こんな目に会うんだ)
鬼作(まさに自業自得ってやつよぉ、くっくっく)
唯?「ま、待って下さい! 困ります……!」
店長「そのバッグも持って、黙ってついて来なさい! 話は向こうで聞くから」グイグイ
唯?「でも……でも……」
鬼作(万引きしなかったことをじっくり反省してきやがれってんだ)
店長「ほら……来なさいって……!」スッ
鬼作「……!?」パシャリ
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:10:24.67 ID:Xpclb2gb0
鬼作「あの店員、やりやがったなぁ?」
鬼作「馬鹿ガキの鞄に、キーホルダー入れちまいやがった」
鬼作「なんつう小悪党ぶりだ、ホ~レボレするぜぇ……。思わずその瞬間を写真で撮っちまった」
唯?「やめて! やめてください……!!」
店長「この万引き娘めっ! 今までの盗みもお前なんだろう!!」
唯?「ち、ちがいますっ! はなしてくださいっ!」
ズルズルズルズル バターン
鬼作「…………いっちまいやがった」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:16:16.53 ID:Xpclb2gb0
鬼作「どうしたもんかなぁ? もう帰っちまおうかな」
鬼作「こんだけ歩き回って、馬鹿ガキに張り付いて、なーんも収穫なし」
鬼作「…………」
鬼作「俺ぁなんだかムカムカしてきたぞ」
鬼作「なんで俺が収穫ゼロで、あのクソ店員が美味しいところをもってくんだぁ?」
鬼作「何もかもあの馬鹿ガキのせいじゃねえか」
鬼作「もう容赦ならねぇ。猫被るのもやめだぁ。あのガキに今から鬼畜道を叩きこんだらぁ」
ズカズカズカズカ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:22:07.44 ID:Xpclb2gb0
~ドア手前~
鬼作「……どれどれ、中の様子はどんじゃらほい」
ジャア コノ キーホルダーハ ナンダ! コノ ドロボウ!
ナ、ワタシ コンナノ シラナイ!! チガイマス!!
イウコト キカナイト ケーサツ ヨブカラナ!! ハアハアハア
イッ イヤァァァァァ!!!
鬼作「ほぉー……マニュアル通りと言ったところか」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:28:32.53 ID:Xpclb2gb0
鬼作「さてと、そろそろお邪魔でもいたしますかぁ?」
ドア『関係者以外立ち入り禁止』
鬼作「あぁん!? 知ったことかぁ!」
ドガァァァア
店長「!?」
唯?「!?」
鬼作「鬼作さまの、ご登場だぁ!!!!!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:32:50.29 ID:Xpclb2gb0
>>33すぐ終わるよ。
店長「だ、誰なんだね!? 君は!?」
唯?「!? た、助けてぇ…!!」
鬼作「なんでぇ、オッパイはだけさせただけじゃねえか」
店長「だから、君は誰なんだ!?!?」
鬼作「俺ぁお前なんかに用はねぇ! あるのはそこの馬鹿嬢ちゃんだぁ!」
唯?「えええええ!?!?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:35:56.86 ID:Xpclb2gb0
店長「だ、だからなんなんだね君は!! け、ケーサツ呼ぶぞ!?」
鬼作「チッ。おめぇはこれでも見て、部屋の隅で指をくわえて見てやがれ!」
デジカメ写真「デデーン」
店長「!!!!!!!」
鬼作「へっへっへ」ニヤリ
店長「ぐ…………」シュン…
唯?(!?!? いったいなんなの!?)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:39:11.54 ID:Xpclb2gb0
鬼作「おい! 馬鹿お嬢様よぉ! なんで万引きしやがらねぇんだ!!」
唯?「だから私、万引きなんてしてませ……あれぇ?」
鬼作「お前のせいで俺の大事な時間が潰れちまったじゃねえか。その時間でどんだけのネタが手に入ったと思ってやがる」
唯「え、えええ…?」
鬼作「俺の期待も時間も無駄にしやがって……どうしてくれるんだぁ?」
唯「そ、そんなぁ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:42:21.15 ID:Xpclb2gb0
鬼作「あまつさえこんな小悪党の子細工に引っかかってよ」
鬼作「あんまり俺を怒らしてっとその無い胸を抉って……」
鬼作「…………?」
唯?「……?」
鬼作「おろろ……? いつもは無いはずの胸が……あるじゃねえか」モミモミ
鬼作「おい、唯。いったいどんなクスリ飲めばこうなるんだ? その薬は発がん性がないかどうかに気をつけたかぁ?」
唯?「え……唯? 違います! わたし、妹の憂です!」
鬼作「…………」
鬼作「なんだってぇ!?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:46:31.03 ID:Xpclb2gb0
鬼作「『唯』じゃなくて、『憂』だとぉ?」
憂「はい。えっと、お姉ちゃんのお知り合いでしょうか……?」
憂(おっぱいを揉むほど親しい人なのかな、このおじさん)ドキドキ
鬼作「そりゃあ親しいっていうか、その、だなぁ……」
憂(わぁ~、誤魔化そうとしてる! もしかしてもしかして!?)
鬼作(クッソ、面倒くせえったらありゃしねぇ。人違いたぁよ……)
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:50:25.94 ID:Xpclb2gb0
憂(いきなりおっぱいさわるなんて、その……もしかして恋人さんだったりするのかなぁ!?)
憂(お姉ちゃんって同世代の男っ気が全然ないと思ってたけど、おじさま趣味だったなんて意外……)
憂(でもこの人、私を助けてくれた(?)んだし、すごくいい人なのかも)
憂(そしてお姉ちゃんはそんなところに惚れてしまったとか!? キャー///)
鬼作(どうすっかなぁ……)
鬼作(シチュエーションは既に出来上がってんだ。…………)
鬼作(…………よし、頂いちまおう)
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:53:58.85 ID:Xpclb2gb0
>>41アニメでは確か、憂のほうがあったかと。原作知らないのでアニメ基準です。申し訳ない。
鬼作「オラ、よっと!!」ズルズルッ
憂「きゃ!?」
店長「!?」
憂「え!? 助けて下さったんじゃないんですか!?」
鬼作「だぁれがそんなこと言いやがったよ」
鬼作「もともとセックスするつもりだったんだからよぉ。今さら妹だなんて遅ぇんだよ」
憂(お姉ちゃんとこの人ってえっちする程の仲ってことなの!? 高校生って、なんだかすごい!!)
憂「で、でも! おじさんにはお姉ちゃんと言う人が……!」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:58:13.83 ID:Xpclb2gb0
鬼作「何を勘違いしてるかは知らねぇが、あんな馬鹿ガキ数の一つだ」
鬼作「そしてお前もその中の一つだ」
鬼作「すぐに姉妹揃って肉壺として並べてやるからよぉ」
憂「そんなっ! そんなのって、ないですっ!」
鬼作「無いもクソもあるか。たっぷりハメ殺してやるから、覚悟するんだな」
憂「イヤですっ! やめてくださいっ!」
鬼作「黙りやがれ」ズイッ
憂「ひっ!!」ジワッ
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:00:49.99 ID:Xpclb2gb0
鬼作「くっくっく、背はあんまりだが発育はこっちの方がよさそうだなぁ?」
鬼作「さっきも思ったが、案外に揉みごたえのあるパイパイ様だぜぇ」モミモミ
憂「そ……そんな……やめて……」ボロ…
鬼作「黙りやがれって何度言わせたら分かるんだこのクソガキ」
憂「やめて下さい……」ボロボロ
鬼作「ヘッ、泣け泣け。涙で濡らした肉竿で挿入して………………………?」ズキ
鬼作「うう?」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:03:36.25 ID:Xpclb2gb0
鬼作「………………うおうううううう?」ズキッ
憂「…………?」
店長「……?」
鬼作「ぐ……う……うううううううううう」ズキン
鬼作(な、なんだぁ!?)ズキンズキン
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:08:55.43 ID:Xpclb2gb0
鬼作(あ、頭が痛ぇ!! 胸が、潰れちまいそうだ!! なん、なんなんだ!?)ズキズキ
唯『あははー』
紬『鬼作おじさま、こんにちは』ニコリ
律『即席の、歓迎パーティーだよ!』
さわちゃん『きさ……ご主人様っ』エヘッ
澪『なんだかあなた……じゃなくて鬼作おじさんのこと、少しわかった気がします』
鬼作「うううううううう……」ズキンズキン
鬼作「うう、おおお、うおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!?!?!?!?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:12:21.57 ID:Xpclb2gb0
……………
鬼作「……店、出るか」
憂「は、ハイ!」
憂「あの……大丈夫、ですか?」
鬼作「……ああ」
憂「店長さんがキーホルダー沢山くれたけど、よかったんですか?」
鬼作「……ああ」
憂「あの、わ……わたし、さっきのこと気にしてませんから!」
鬼作「…………ああ」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:14:59.13 ID:Xpclb2gb0
鬼作「憂、だったな」
憂「はい」
鬼作「もう、帰れ。どっか、いっちまえ」
憂「は……はい……」
鬼作「さっさと行かねぇか!!」ズイッ
憂い「はいっ……!」
タッタッタ……
憂「……あ…そうだ」クルッ
タッタッタ
鬼作「……?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:17:09.53 ID:Xpclb2gb0
憂「おじさん、その格好じゃ、寒いですよね?」
憂「わたしのマフラー、あげます」スッ
鬼作「! ば、馬ぁ鹿、そんなもんいらねぇ!! そもそも俺は施しは絶対ぇに受けない主義なんだ!」
憂「いいえ、あげます」ニコッ
鬼作「お、おい! てめえ……!!」
憂「じゃあまた! これからもお姉ちゃんをよろしくお願いしますね!」
鬼作「おい! おーい! ……………おーい……」
鬼作「いっちまいやがった……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:19:27.08 ID:Xpclb2gb0
鬼作「…………」トボトボ
鬼作「俺ぁ」トボ
鬼作「どうなっちまったんだ?」トボ
鬼作「俺ぁ」
女の子「変わってきてるんだよ、おじさん」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:22:15.61 ID:Xpclb2gb0
鬼作「……! お前ぁ、いつかの地縛霊のガキじゃねえか」
女の子「おじさんはね、変わってきているんだよ」
鬼作「俺様が変わってきているだとぉ? 一体どういうことだぁ」
女の子「おじさんは知ってるはずだよ」
女の子「おじさんは見てきたはずだよ」
鬼作「はぁ……?」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:24:57.81 ID:Xpclb2gb0
女の子「おじさんは見てきたはずだよ、この街で」
女の子「変わろうとしている子を」
女の子「変わろうと必死になって頑張っている子たちを」
女の子「そしてゆっくりと、変わっていく子たちを」
女の子「おじさんはずっと近くて見てきたはずだよ」
鬼作「…………」
女の子「えへへ」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:27:43.40 ID:Xpclb2gb0
女の子「おじさんもさ、その子たちとおんなじなんじゃないかな?」
鬼作「馬鹿言え、俺ぁ変わろうなんざ1ミクロンも……」
女の子「おじさんの中のおじさんもね、ずっと変わろうとしてたんだよ」
女の子「だから、おじさんも変わっていった」
女の子「それは、いいことなんじゃないかな?」
鬼作「そんなこと、あるか」
女の子「ボクはそう思うなぁ」ニッコリ
鬼作「…………」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:29:43.25 ID:Xpclb2gb0
ヒュウウウウゥゥウゥ
鬼作「おろろ、さっきまで人だかりが出来ていた商店街が、嘘みてぇに静かになっちまいやがった」
女の子「そうだね。誰もいなくなっちゃった」
女の子「静かになったらかな? なんだか、耳を澄ましたら風鈴の音がするね」
鬼作「……そうかぁ?」
女の子「ちりーん、ちりーんって」
鬼作「…………そうかもな」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:32:28.79 ID:Xpclb2gb0
女の子「ね、おじさん」
鬼作「なんだぁ?」
女の子「そろそろ、行かない?」
鬼作「次の町にかぁ?」
女の子「違うよぉ。もっと遠いとこ」
鬼作「もっと遠いとこ……ってどこだよ」
女の子「内緒」
鬼作「ケッ。鬼畜モンに内緒ごとたぁ、いい度胸じゃねえか」
女の子「へへっ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:35:08.16 ID:Xpclb2gb0
鬼作「でもなあ」
女の子「?」
鬼作「俺はまだ、鬼畜道を極めてねぇんだ」
女の子「…………へ?」
鬼作「お前の行きたいとこなんか行かねえ」
鬼作「次の町に行くぞ、俺ぁ」
女の子「……もう、それで何度目だと思ってるの?」
鬼作「何度目なんだ?」
女の子「えーと……えへっ、忘れちゃった」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:38:42.59 ID:Xpclb2gb0
女の子「懲りないよね、おじさんって」
鬼作「そりゃあ当然よぉ。鬼畜道と腰つきの基本はネチッこさなんだ」
女の子「あはは。いいよ。ボク、寄り道大好きだもん」
鬼作「へっへっへ。」
…………………
……………
………
…
鬼作「ええぇ?鬼作めを軽音部の顧問にでございますかぁ?」
もとい
「鬼作の魂を救え after」
おわり。
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:53:50.54 ID:Xpclb2gb0 [44/44]
長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
少しだけ述べさせてもらいます。
今コラボ作品を作るにあたって、一番恐れたのは人物の変化でした。
異なる世界観の交わりによって、キャラクターが崩壊していかないか、書きながらヒヤヒヤしたものです。
しかし、今作品で書き手として一番望んだものも、また同じく人物の変化でした。
関わりあうことで、変わっていく姿を捉えたかったのです。
それでも4話についてはご意見があると思われます。まあ結果として、変わってしまったからこそ世界は終わってしまったわけですし、そこは作品として中途半端だったかもしれません。
そのあたりは私の力不足として、どうかご容赦いただきたく思います。
こういう書き込み、嫌われるかな?
では、また機会があればお付き合いください。
<(_ _)>
>>2ただいま。
さわちゃん「きさ……ご主人様、それって盗聴ってやつですか? しかも軽音部の」
鬼作「そうだよ、悪いかぁ?」
さわちゃん「趣味は悪いかと……」
鬼作「趣味じゃねえ、実益なんだよぉ」
さわちゃん「そ、そうなんですか……」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:01:04.50 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「…………」ソワソワ
鬼作「…………?」
さわちゃん「…………」ソワソワ
鬼作「なんだぁ、妊娠でもしたか? それなら腹蹴ってやるからこっち来い」
さわちゃん「ち、違います! というか色々とおかしい!!」
鬼作「ああぁ? じゃあなんだってんだ。」
さわちゃん「あの……その……」
さわちゃん「そろそろ、クリスマスですよね?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:04:16.70 ID:Xpclb2gb0
鬼作「クリトリスぅ? そろそろも何もそこにあるじゃねえか」
さわちゃん「もう! だから色々おかしいってばー!」
さわちゃん「そろそろクリスマスねって言ったの!」
鬼作「それがどぉした? 一般人が公然とハメハメできる、ただそれだけの日じゃねえか」
さわちゃん「……もう突っ込まないです。で、その日にですね」
さわちゃん「デートとか、しませんか?」モジモジ
鬼作「……………………」
鬼作「もういっぺん、言ってみろ」
さわちゃん「だから、その……デートとか、しましょ」モジモジ
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:10:19.72 ID:Xpclb2gb0
>>そうなの? 今までスレをまたいだことないから知らなかった。落ちても仕方ないか、な?
鬼作「……前から、思ってたんだがよ」
さわちゃん「?」
鬼作「さわ子。お前ぁ、俺の何なんだ?」
さわちゃん「え…………恋人、でしょ? 特殊性癖なおじさんの、彼女」
鬼作「……」
鬼作「俺としたことが、ミスを犯しちまってたみてぇだなぁ、おい」
さわちゃん「………………?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:14:44.49 ID:Xpclb2gb0
鬼作「コミュニケーションの基本は会話だってこと、すっかり忘れてたぜ」
鬼作「言わなくても分かって当たり前だと思ってた」
鬼作「以心伝心なんてのは信じちゃいねえが、確かに言葉足らずだったみてぇだなぁ」
さわちゃん「…………?」
鬼作「わかってねぇようだから言ってやる。さわ子、よく聞け」
鬼作「お前は俺の肉壺であって、他の、何物でも、ない」
さわちゃん「…………!」
鬼作「わかったかぁ? 復唱してみるかぁ?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:17:25.60 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「……え」
さわちゃん「………………」
鬼作「わかったか? わかったならそれに相応しい振る舞いしろってんだ」
さわちゃん「そ…………」
さわちゃん「そんな言い方、ない……じゃない」
鬼作「…………」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:21:28.04 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「そ、そりゃあ鬼作さん……なんとなくクリスマスとかのイベントとか、嫌いだって、分かるわ」
さわちゃん「でも、そんな言い方、ないじゃない……!」
さわちゃん「強引に迫ってきたくせに! 私の性癖も大丈夫って言ってくれたくせに!」
鬼作(言ってねえよ)
さわちゃん「なんで!? わたしに飽きちゃった!?」
さわちゃん「どうしたらいいの!? わたし、なんでもする!」
鬼作「何もしなくていいんだよてめぇは。だからデートなんて言い出すんじゃねえっつってんだ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:25:29.13 ID:Xpclb2gb0
さわちゃん「でもでも!」
さわちゃん「プレゼントだってもう買ってあるのに!! お祝いくらい!!」
鬼作「そんなモンいらねぇよ。めでてぇ日でもねえのに何がお祝いだ」
鬼作「それからもう一度だけ言うがな、俺ぁお前の彼氏じゃねえんだぞ」
さわちゃん「~~~~~~~!!!!!」
さわちゃん「ば………」
鬼作「『ば』ぁ?」
さわちゃん「ばかぁーーーーーーーーっっっ!!!!!!」
ガチャリ バターン!!
鬼作「…………ケッ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:28:05.92 ID:Xpclb2gb0
~商店街~
鬼作「ブラブラ徘徊してたら商店街に着いちまった」
鬼作「別におセンチな気分になったってわけじゃねえぞ? お前ら一般人なんかと一緒にすんなよ」
鬼作「肉壺1号が失踪しちまったからよぉ。新しいネタを探しているってわけよ」
鬼作「お前らなんかよりよっぽどマシな休日利用だぜぇ」
鬼作「わかったかぁ?」
鬼作「わかったら黙って見てろってんだ。いちいち騒ぐんじゃねえぞ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:31:46.47 ID:Xpclb2gb0
スタスタスタ
鬼作「全国でシャッター街が増加中って聞くが、なんでここは盛況してんだろうなぁ」
スタスタスタ
鬼作「ん?」
鬼作「あれは馬鹿ガキ……唯お嬢様じゃねえか」
鬼作「そんなに足早で何処に……雑貨屋に入って行きやがった」
鬼作「………」
鬼作(とりあえずデジカメスタンバイして、ついてくか……くっくっく)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:35:32.97 ID:Xpclb2gb0
~雑貨屋~
鬼作「馬鹿ガキの奴、学校の外じゃあ、髪ぃ結んでやがるのか……」
鬼作「寒さのせいか馬鹿そうなツラも多少は締まって見えやがる」
鬼作「キーホルダー売り場……かぁ? なにしてやがんだぁ?」
唯?「……………」ジー
唯?「……うーん……」ジーー
鬼作「おやおや、まさかぁ……?」
唯?「………うー……」ジー
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:43:17.55 ID:Xpclb2gb0
鬼作「これはこれは、もしかするかもしれないぜ? あの悩むような唸り声はよぉ」
鬼作「ありゃあ万引きしちまうかもしれねえな。俺が言うんだから間違いねぇ」
唯?「うーんうーん」ソワソワ
鬼作「それにホレ、見てみろ。あのキーホルダー。女子高生受けしそうな見た目、買うにしては微妙な値段」
鬼作「そもそもからして盗んでくださいといってるようなもんじゃねえか」
鬼作「まさに罠よ罠ぁ。ベトコンもびっくりだぜぇ」
鬼作「……意外たぁ意外だな。でも、もしちゃんと万引きできたならよぉ、唯お嬢様」
鬼作「くっくっく、このカメラでしっかり撮って差し上げますぜぇ?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:46:24.46 ID:Xpclb2gb0
唯?「どうしようかなぁ~」
唯?「お姉ちゃん、これ気に入ってくれるかなぁ~?」フフフ
唯?「急に『キーホルダー欲しい』なんて呟くから、考えないうちに買いに来ちゃったじゃない」
唯?「やっぱり一緒に来るべきだったな~」
唯?「あ、これなんか……」
鬼作(………………)ジロリ
唯?「これも~」
鬼作(………………)ジロジロリ
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:54:16.74 ID:Xpclb2gb0
唯?「あ、これなんかも良さそう」
唯?「でも、せめて何に使うか、聞いてくるべきだったな~」
唯?「ふふふ、私ったら」エヘヘ
鬼作(おろ、おろろ……商品、戻しちまいやがった)
唯?「良く考えたらお財布忘れちゃったし、帰ろうっと」
鬼作(おおおおおおおおおおおおい、帰るのかよ)
鬼作「なにがしたかったんだよお前はぁ」
鬼作「…………ん?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 01:59:02.77 ID:Xpclb2gb0
店長「あー、きみきみ」
唯?「はい?」
店長「さっきから、少し様子がおかしいと思っていたんだが」
唯?「は、はあ……」
店長「言わなくても分かると思うんだけどね? ちょっとスタッフルームまで来なさい」
唯?「え? え……?」
店長「いいから! くるんだ!!」グイッ
唯?「ひいっ!」
鬼作「…………」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:04:48.44 ID:Xpclb2gb0
鬼作(おいおいおい、こりゃあ本物の万引きと間違われたんじゃねえか? ザマァミロ)
鬼作(万引きして俺に写真とられねぇから、こんな目に会うんだ)
鬼作(まさに自業自得ってやつよぉ、くっくっく)
唯?「ま、待って下さい! 困ります……!」
店長「そのバッグも持って、黙ってついて来なさい! 話は向こうで聞くから」グイグイ
唯?「でも……でも……」
鬼作(万引きしなかったことをじっくり反省してきやがれってんだ)
店長「ほら……来なさいって……!」スッ
鬼作「……!?」パシャリ
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:10:24.67 ID:Xpclb2gb0
鬼作「あの店員、やりやがったなぁ?」
鬼作「馬鹿ガキの鞄に、キーホルダー入れちまいやがった」
鬼作「なんつう小悪党ぶりだ、ホ~レボレするぜぇ……。思わずその瞬間を写真で撮っちまった」
唯?「やめて! やめてください……!!」
店長「この万引き娘めっ! 今までの盗みもお前なんだろう!!」
唯?「ち、ちがいますっ! はなしてくださいっ!」
ズルズルズルズル バターン
鬼作「…………いっちまいやがった」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:16:16.53 ID:Xpclb2gb0
鬼作「どうしたもんかなぁ? もう帰っちまおうかな」
鬼作「こんだけ歩き回って、馬鹿ガキに張り付いて、なーんも収穫なし」
鬼作「…………」
鬼作「俺ぁなんだかムカムカしてきたぞ」
鬼作「なんで俺が収穫ゼロで、あのクソ店員が美味しいところをもってくんだぁ?」
鬼作「何もかもあの馬鹿ガキのせいじゃねえか」
鬼作「もう容赦ならねぇ。猫被るのもやめだぁ。あのガキに今から鬼畜道を叩きこんだらぁ」
ズカズカズカズカ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:22:07.44 ID:Xpclb2gb0
~ドア手前~
鬼作「……どれどれ、中の様子はどんじゃらほい」
ジャア コノ キーホルダーハ ナンダ! コノ ドロボウ!
ナ、ワタシ コンナノ シラナイ!! チガイマス!!
イウコト キカナイト ケーサツ ヨブカラナ!! ハアハアハア
イッ イヤァァァァァ!!!
鬼作「ほぉー……マニュアル通りと言ったところか」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:28:32.53 ID:Xpclb2gb0
鬼作「さてと、そろそろお邪魔でもいたしますかぁ?」
ドア『関係者以外立ち入り禁止』
鬼作「あぁん!? 知ったことかぁ!」
ドガァァァア
店長「!?」
唯?「!?」
鬼作「鬼作さまの、ご登場だぁ!!!!!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:32:50.29 ID:Xpclb2gb0
>>33すぐ終わるよ。
店長「だ、誰なんだね!? 君は!?」
唯?「!? た、助けてぇ…!!」
鬼作「なんでぇ、オッパイはだけさせただけじゃねえか」
店長「だから、君は誰なんだ!?!?」
鬼作「俺ぁお前なんかに用はねぇ! あるのはそこの馬鹿嬢ちゃんだぁ!」
唯?「えええええ!?!?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:35:56.86 ID:Xpclb2gb0
店長「だ、だからなんなんだね君は!! け、ケーサツ呼ぶぞ!?」
鬼作「チッ。おめぇはこれでも見て、部屋の隅で指をくわえて見てやがれ!」
デジカメ写真「デデーン」
店長「!!!!!!!」
鬼作「へっへっへ」ニヤリ
店長「ぐ…………」シュン…
唯?(!?!? いったいなんなの!?)
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:39:11.54 ID:Xpclb2gb0
鬼作「おい! 馬鹿お嬢様よぉ! なんで万引きしやがらねぇんだ!!」
唯?「だから私、万引きなんてしてませ……あれぇ?」
鬼作「お前のせいで俺の大事な時間が潰れちまったじゃねえか。その時間でどんだけのネタが手に入ったと思ってやがる」
唯「え、えええ…?」
鬼作「俺の期待も時間も無駄にしやがって……どうしてくれるんだぁ?」
唯「そ、そんなぁ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:42:21.15 ID:Xpclb2gb0
鬼作「あまつさえこんな小悪党の子細工に引っかかってよ」
鬼作「あんまり俺を怒らしてっとその無い胸を抉って……」
鬼作「…………?」
唯?「……?」
鬼作「おろろ……? いつもは無いはずの胸が……あるじゃねえか」モミモミ
鬼作「おい、唯。いったいどんなクスリ飲めばこうなるんだ? その薬は発がん性がないかどうかに気をつけたかぁ?」
唯?「え……唯? 違います! わたし、妹の憂です!」
鬼作「…………」
鬼作「なんだってぇ!?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:46:31.03 ID:Xpclb2gb0
鬼作「『唯』じゃなくて、『憂』だとぉ?」
憂「はい。えっと、お姉ちゃんのお知り合いでしょうか……?」
憂(おっぱいを揉むほど親しい人なのかな、このおじさん)ドキドキ
鬼作「そりゃあ親しいっていうか、その、だなぁ……」
憂(わぁ~、誤魔化そうとしてる! もしかしてもしかして!?)
鬼作(クッソ、面倒くせえったらありゃしねぇ。人違いたぁよ……)
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:50:25.94 ID:Xpclb2gb0
憂(いきなりおっぱいさわるなんて、その……もしかして恋人さんだったりするのかなぁ!?)
憂(お姉ちゃんって同世代の男っ気が全然ないと思ってたけど、おじさま趣味だったなんて意外……)
憂(でもこの人、私を助けてくれた(?)んだし、すごくいい人なのかも)
憂(そしてお姉ちゃんはそんなところに惚れてしまったとか!? キャー///)
鬼作(どうすっかなぁ……)
鬼作(シチュエーションは既に出来上がってんだ。…………)
鬼作(…………よし、頂いちまおう)
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:53:58.85 ID:Xpclb2gb0
>>41アニメでは確か、憂のほうがあったかと。原作知らないのでアニメ基準です。申し訳ない。
鬼作「オラ、よっと!!」ズルズルッ
憂「きゃ!?」
店長「!?」
憂「え!? 助けて下さったんじゃないんですか!?」
鬼作「だぁれがそんなこと言いやがったよ」
鬼作「もともとセックスするつもりだったんだからよぉ。今さら妹だなんて遅ぇんだよ」
憂(お姉ちゃんとこの人ってえっちする程の仲ってことなの!? 高校生って、なんだかすごい!!)
憂「で、でも! おじさんにはお姉ちゃんと言う人が……!」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 02:58:13.83 ID:Xpclb2gb0
鬼作「何を勘違いしてるかは知らねぇが、あんな馬鹿ガキ数の一つだ」
鬼作「そしてお前もその中の一つだ」
鬼作「すぐに姉妹揃って肉壺として並べてやるからよぉ」
憂「そんなっ! そんなのって、ないですっ!」
鬼作「無いもクソもあるか。たっぷりハメ殺してやるから、覚悟するんだな」
憂「イヤですっ! やめてくださいっ!」
鬼作「黙りやがれ」ズイッ
憂「ひっ!!」ジワッ
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:00:49.99 ID:Xpclb2gb0
鬼作「くっくっく、背はあんまりだが発育はこっちの方がよさそうだなぁ?」
鬼作「さっきも思ったが、案外に揉みごたえのあるパイパイ様だぜぇ」モミモミ
憂「そ……そんな……やめて……」ボロ…
鬼作「黙りやがれって何度言わせたら分かるんだこのクソガキ」
憂「やめて下さい……」ボロボロ
鬼作「ヘッ、泣け泣け。涙で濡らした肉竿で挿入して………………………?」ズキ
鬼作「うう?」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:03:36.25 ID:Xpclb2gb0
鬼作「………………うおうううううう?」ズキッ
憂「…………?」
店長「……?」
鬼作「ぐ……う……うううううううううう」ズキン
鬼作(な、なんだぁ!?)ズキンズキン
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:08:55.43 ID:Xpclb2gb0
鬼作(あ、頭が痛ぇ!! 胸が、潰れちまいそうだ!! なん、なんなんだ!?)ズキズキ
唯『あははー』
紬『鬼作おじさま、こんにちは』ニコリ
律『即席の、歓迎パーティーだよ!』
さわちゃん『きさ……ご主人様っ』エヘッ
澪『なんだかあなた……じゃなくて鬼作おじさんのこと、少しわかった気がします』
鬼作「うううううううう……」ズキンズキン
鬼作「うう、おおお、うおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!?!?!?!?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:12:21.57 ID:Xpclb2gb0
……………
鬼作「……店、出るか」
憂「は、ハイ!」
憂「あの……大丈夫、ですか?」
鬼作「……ああ」
憂「店長さんがキーホルダー沢山くれたけど、よかったんですか?」
鬼作「……ああ」
憂「あの、わ……わたし、さっきのこと気にしてませんから!」
鬼作「…………ああ」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:14:59.13 ID:Xpclb2gb0
鬼作「憂、だったな」
憂「はい」
鬼作「もう、帰れ。どっか、いっちまえ」
憂「は……はい……」
鬼作「さっさと行かねぇか!!」ズイッ
憂い「はいっ……!」
タッタッタ……
憂「……あ…そうだ」クルッ
タッタッタ
鬼作「……?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:17:09.53 ID:Xpclb2gb0
憂「おじさん、その格好じゃ、寒いですよね?」
憂「わたしのマフラー、あげます」スッ
鬼作「! ば、馬ぁ鹿、そんなもんいらねぇ!! そもそも俺は施しは絶対ぇに受けない主義なんだ!」
憂「いいえ、あげます」ニコッ
鬼作「お、おい! てめえ……!!」
憂「じゃあまた! これからもお姉ちゃんをよろしくお願いしますね!」
鬼作「おい! おーい! ……………おーい……」
鬼作「いっちまいやがった……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:19:27.08 ID:Xpclb2gb0
鬼作「…………」トボトボ
鬼作「俺ぁ」トボ
鬼作「どうなっちまったんだ?」トボ
鬼作「俺ぁ」
女の子「変わってきてるんだよ、おじさん」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:22:15.61 ID:Xpclb2gb0
鬼作「……! お前ぁ、いつかの地縛霊のガキじゃねえか」
女の子「おじさんはね、変わってきているんだよ」
鬼作「俺様が変わってきているだとぉ? 一体どういうことだぁ」
女の子「おじさんは知ってるはずだよ」
女の子「おじさんは見てきたはずだよ」
鬼作「はぁ……?」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:24:57.81 ID:Xpclb2gb0
女の子「おじさんは見てきたはずだよ、この街で」
女の子「変わろうとしている子を」
女の子「変わろうと必死になって頑張っている子たちを」
女の子「そしてゆっくりと、変わっていく子たちを」
女の子「おじさんはずっと近くて見てきたはずだよ」
鬼作「…………」
女の子「えへへ」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:27:43.40 ID:Xpclb2gb0
女の子「おじさんもさ、その子たちとおんなじなんじゃないかな?」
鬼作「馬鹿言え、俺ぁ変わろうなんざ1ミクロンも……」
女の子「おじさんの中のおじさんもね、ずっと変わろうとしてたんだよ」
女の子「だから、おじさんも変わっていった」
女の子「それは、いいことなんじゃないかな?」
鬼作「そんなこと、あるか」
女の子「ボクはそう思うなぁ」ニッコリ
鬼作「…………」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:29:43.25 ID:Xpclb2gb0
ヒュウウウウゥゥウゥ
鬼作「おろろ、さっきまで人だかりが出来ていた商店街が、嘘みてぇに静かになっちまいやがった」
女の子「そうだね。誰もいなくなっちゃった」
女の子「静かになったらかな? なんだか、耳を澄ましたら風鈴の音がするね」
鬼作「……そうかぁ?」
女の子「ちりーん、ちりーんって」
鬼作「…………そうかもな」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:32:28.79 ID:Xpclb2gb0
女の子「ね、おじさん」
鬼作「なんだぁ?」
女の子「そろそろ、行かない?」
鬼作「次の町にかぁ?」
女の子「違うよぉ。もっと遠いとこ」
鬼作「もっと遠いとこ……ってどこだよ」
女の子「内緒」
鬼作「ケッ。鬼畜モンに内緒ごとたぁ、いい度胸じゃねえか」
女の子「へへっ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:35:08.16 ID:Xpclb2gb0
鬼作「でもなあ」
女の子「?」
鬼作「俺はまだ、鬼畜道を極めてねぇんだ」
女の子「…………へ?」
鬼作「お前の行きたいとこなんか行かねえ」
鬼作「次の町に行くぞ、俺ぁ」
女の子「……もう、それで何度目だと思ってるの?」
鬼作「何度目なんだ?」
女の子「えーと……えへっ、忘れちゃった」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:38:42.59 ID:Xpclb2gb0
女の子「懲りないよね、おじさんって」
鬼作「そりゃあ当然よぉ。鬼畜道と腰つきの基本はネチッこさなんだ」
女の子「あはは。いいよ。ボク、寄り道大好きだもん」
鬼作「へっへっへ。」
…………………
……………
………
…
鬼作「ええぇ?鬼作めを軽音部の顧問にでございますかぁ?」
もとい
「鬼作の魂を救え after」
おわり。
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 03:53:50.54 ID:Xpclb2gb0 [44/44]
長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
少しだけ述べさせてもらいます。
今コラボ作品を作るにあたって、一番恐れたのは人物の変化でした。
異なる世界観の交わりによって、キャラクターが崩壊していかないか、書きながらヒヤヒヤしたものです。
しかし、今作品で書き手として一番望んだものも、また同じく人物の変化でした。
関わりあうことで、変わっていく姿を捉えたかったのです。
それでも4話についてはご意見があると思われます。まあ結果として、変わってしまったからこそ世界は終わってしまったわけですし、そこは作品として中途半端だったかもしれません。
そのあたりは私の力不足として、どうかご容赦いただきたく思います。
こういう書き込み、嫌われるかな?
では、また機会があればお付き合いください。
<(_ _)>
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