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上条「美琴、本当に俺の事好きなのか・・・?」

1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 16:38:35.99 ID:0XGaAsU0 [1/33]
上条「なあ、美琴。」

美琴「なによ。」

上条「好きだ。」

美琴「わ、分かってるわよ。そんな事////」

美琴「いきなり変な事言わないでよね。」

上条「・・・・・」

美琴(ああ、もう!恥ずかしい!なんでコイツは真顔でこんな事言えんのよ///)

上条(なんだよ・・・その素っ気無い反応は・・・)

2 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 16:45:51.43 ID:0XGaAsU0

次の日。


美琴「~~~♪」

美琴(今日はアイツの家にご飯作りに行こっかな~♪)

美琴「あれ?あれって・・・」




黒子「・・・・のはずですわ!そんなこと有りえませんの!」

上条「そっか・・・そうだよな・・・」

上条「ありがとう、白井。」

黒子「・・・ええ。」



美琴(あれ?もう話終わったんだ。)

美琴「当麻~!」タッタッタ






3 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 16:55:07.65 ID:0XGaAsU0

上条「ああ、美琴。今から帰りか?」

美琴「うん。一緒に帰ろ?今日は私がご飯作ってあげるから。」

上条「美琴が作るメシは美味いからな~。助かるよ。」

美琴「ほ、褒めたって何も出ないわよ?」

美琴(えへへ・・・////)

美琴「ほら、行くわよ。どーせアンタの冷蔵庫にはロクな食材が無いだろうから、まずは買出しね。」

12 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 19:51:52.52 ID:0XGaAsU0

数時間後。

上条「あー美味かった!ごちそうさま!」

美琴「えへへ///また作りに来てあげるわよ。」

上条「ああ。また頼むよ!」

上条(やっぱり、思い過ごしだったんだよな・・・)

美琴「あ!」

美琴「もうすぐ門限だ・・・」アセアセ

上条「わ、悪い・・・俺がゆっくりしてたから・・・」

美琴「いいの。とにかく、早く帰らないと・・・」

13 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 19:55:05.67 ID:0XGaAsU0
美琴「じゃあね!また明日!」ガチャッ

上条「あ、ちょっと待て!」ガシッ

美琴「なによ!」クルッ

美琴「え・・・?」

上条「・・・・」チュッ

美琴「」


14 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:01:01.48 ID:0XGaAsU0
美琴「あ・・・」

上条「今日の分、まだだったろ?」

美琴「あ、うん・・・」

美琴「・・・じゃあ、私急いでるからもう行くね・・・?」

上条「あ、ああ・・・」

美琴「・・・・・」ダッ



上条「・・・・・」ポツン

16 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:05:17.81 ID:0XGaAsU0

美琴「・・・・」タッタッタッ

美琴(あああああああああ!!恥ずかしかったあああああああ!!!)カァァァ

美琴(あのバカ、いきなりキスするなんて・・・///)

美琴「確かに、毎日してって言ったのは私だけど・・・」

美琴(私、ヘンな反応してなかったわよね・・・?)

17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:09:42.94 ID:0XGaAsU0

上条「美琴、付き合い始めた頃はもっと照れたり、反応したりしてくれたよな・・・」


上条「俺、飽きられたのかな・・・」

上条「そもそも、美琴から好きって言われた事自体、ほとんど無いよな・・・」

上条「美琴・・・」ハァ・・・

19 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:16:31.18 ID:0XGaAsU0

美琴「なんとか間に合った・・・」グッタリ

黒子「お帰りなさいですのお姉さま!」トビカカル

美琴「ああああああ!!暑苦しい!」フリハラウ

黒子「こんな遅くまで・・・またあの殿方の所ですの?」ジトー

美琴「な、なによ・・・何か文句でもある訳?」

黒子「いえ?別になにも?」



黒子(どう見てもいつも通りのお姉さまですの・・・)

黒子(やっぱり、類人猿の考え過ぎだったみたいですわね・・・)

20 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:20:47.33 ID:0XGaAsU0

黒子(それにしても、類人猿の分際でお姉さまの愛を疑うとは・・・許せませんの・・・・)ギリギリ

美琴「黒子歯ぎしりうるさい」


ジンセイヲサユウスル、ジュウヨウナメールガトドキマシタ

美琴「あ、メールだ。」

21 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:26:45.65 ID:0XGaAsU0

From:当麻

Title:none

無事に帰れたかー?



美琴(えへへ///心配してくれてたんだ・・・///)

美琴(ギリギリだったけど、なんとか無事よっと・・・)


ジンセイヲサユウスル、ジュウヨ(ry


From:当麻

Title:Re:2

そうか、よかった。

なぁ、次の日曜って空いてるか?

22 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:32:30.37 ID:0XGaAsU0

美琴(あ・・・その日は佐天さん達と約束が・・・)

美琴(ごめんね・・・その日は約束があるの・・・、送信っと)




30分後。


美琴(メール、帰って来ないなぁ・・・)ファ・・・

美琴(当麻、寝ちゃったのかな・・・)ウトウト

美琴(私ももう寝よっかな・・・)

美琴(おやすみ、当麻・・・)


23 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:38:19.00 ID:0XGaAsU0

そして週末。


イン「おはようなんだよ!とーま!」

上条「ああ、今日は早起きなんだな、インデックス。」

イン「当たり前なんだよ!だって今日はこもえやあいさも来てくれる特別な日なんだよ!」

イン「こんな日に頑張らない訳には行かないんだよ!!」

上条「ははは・・・ありがとう・・・インデックス・・・」グスッ

イン「とーま・・・」

24 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:44:37.38 ID:0XGaAsU0

佐天「それで、どうなんですかぁ?御坂さーん?」

美琴「どう、ってなにがよ・・・」

初春「決まってるじゃないですか!」

佐天「か・み・じ・ょ・う・さ・ん!」

佐天「なにか進展は有ったんですか?」

美琴「進展って・・・」


美琴(当麻、今ごろなにしてるんだろ・・・)

25 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:52:56.64 ID:0XGaAsU0


イン「誕生日おめでとうなんだよ!とーま!」

子萌「いやあーめでたいのですー。」

姫神「SSで。ついに。私の出番。」

子萌「豪華な食事にケーキ!今日は夜まで祝い尽くすのですー!」

上条「子萌先生、まだ朝です。」

土御門「彼女が来れなくて物足りないカミやんのために、イギリスのメンツを呼んどいたぜい。」

上条「全員家の中に収まり切るのか・・・?」



26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 21:06:25.20 ID:0XGaAsU0

数時間後。

神裂「か、上条当麻・・・コップをこちらに・・・私が注ぎます。」

五和「おしぼりどうぞ!」

上条(こりゃ誕生日会ってより宴会だな・・・)


御坂妹「・・・・」

上条「美琴・・・!?って妹の方か・・・」

御坂妹「お姉さまで無くて申し訳ありませんでした、とミサカはため息混じりに謝罪します。」

上条「いや・・・そんなつもりで言ったんじゃないんだよ・・・悪かった。」

御坂妹「いえ、お気になさらずとミサカは・・・」



ゼッテェーイヤダ!!オレハイカネェゾ!

ジャアミサカヒトリデイッテクルッテミサカハミサカハインターホンニテヲノバシテミタリ!!

マテクソガキィ!!

御坂妹「外が騒がしいですね、とミサカはため息混じりに様子を見て来る事を腹に決めます。」

上条「お、おう・・・」

29 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:19:57.64 ID:0XGaAsU0

そんなこんなで次の日


美琴「えへへ・・・♪」

美琴(映画のチケット買っちゃった♪しかもカップル席///)

美琴「この前断っちゃったから、埋め合わせしないとね♪」


美琴(そういえば、自分からデートに誘うのって始めてね・・・・)

美琴(ちゃんと誘えるかな・・・)ドキドキ

30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:24:17.38 ID:0XGaAsU0

美琴「あ、当麻!」

上条「・・・・・・御坂か。」

美琴「あ、あのさ!今度の週末・・・」モジモジ

上条「・・・ちょうど良かった。俺からも話があるんだ。」

美琴「え?なに?」








上条「別れよう。」

32 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:29:38.63 ID:0XGaAsU0

美琴「・・・・は?」

美琴「今、何て・・・」

上条「・・・・・・」

美琴「ねえ、嘘でしょ・・・?」

上条「・・・・・・」

美琴「どうして何も言ってくれないのよ・・・」

美琴「何かの冗談なんでしょ?ねえ・・・」

上条「・・・じゃあな。」スタスタ

美琴「ま、待ってよ!!何で?どうして!?」

33 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 22:33:43.63 ID:0XGaAsU0

上条「どうしても何も、お前・・・」

上条「俺の事好きじゃねえだろ?」



それだけ言い捨てて、上条当麻は去って行った。




美琴「うそ・・・嘘よこんなの・・・」グスッ

美琴「やだよぅ・・・とうまぁ・・・」ボロボロ

35 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 22:41:08.79 ID:0XGaAsU0

黒子「お帰りなさいませお姉さ、ま・・・・・・?」

美琴「・・・・・」ボスン

黒子(何も言わずにベッドに倒れ込んだ・・・)

黒子「・・・何かあったんですの?」

黒子(まさかとは思いますが・・・)

黒子「あの殿方と何か・・・」

美琴「・・・・こ」

黒子「?」

美琴「くろこおおおおおおおおおお!!!!」ギュウッ

黒子「お、おおおおおお姉さま落ち着いくださいまし!!」

黒子(ああ・・・お姉さまの素肌がこんなに近くに・・・!)

36 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 22:47:58.03 ID:0XGaAsU0

黒子「それで・・・別れを告げられた、と?」

美琴「うん・・・私、嫌われるような事したのかな・・・」

黒子「心当たりは無いんですの?」

美琴「昨日、当麻の誘いを断っちゃったくらいしか・・・」

美琴「でも、私、ちゃんと埋め合わせしようと思って・・・」

黒子「しかし、どう考えてもそれがスイッチですわね・・・」

黒子「その日が、前から約束していた日だったとか、大切な日だったとか・・・」

美琴「・・・大切な日?」

40 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 22:51:47.26 ID:0XGaAsU0

美琴「私、最低だ・・・」

美琴「当麻の誕生日を忘れるなんて・・・」

黒子「えええええええええ!?」

黒子(こ、これはフォローしようが・・・)

美琴「ははは・・・それじゃあ、フラれて当然ね」

黒子(お姉さま・・・・こうなってはもう言ってしまうしか・・・)



黒子「お姉さま。」

42 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 23:00:51.48 ID:0XGaAsU0

黒子「数日前、わたくし、あの殿方に相談されましたの。」




~回想~


上条「なあ白井、分かる範囲でいいから、教えてくれないか・・・?」

上条「美琴は、本当に俺の事が好きなのかな・・・?」

黒子「何を言ってますの?そんな事、よっぽど鈍感な誰か以外は皆知ってますわ。」

上条「でもな、白井。アイツ、まだ一回も俺の事好きって言ってくれた事無いんだぜ?」

黒子「はぁ・・・」

黒子「お姉さまは照れ屋さんですの。恥ずかしくて言い出せないだけですの!」

上条「そうなのか?本当は告白した俺に気を遣って・・・」

黒子「そんなハズはありませんの!」

黒子「いいですの?貴方はわたくしがお姉さまに相応しいと認めた唯一の殿方。その貴方がお姉さまを信じてやれなくてどうするんですの!」

43 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:11:00.15 ID:0XGaAsU0

上条「そっか、そうだよな。ありがとう、白井。」

黒子「・・・ええ。」







黒子「と、言う訳ですの。」

美琴「あ・・・あ・・・・」ボロボロ

黒子「あの殿方はきっと、今のお姉さまの気持ちを伝えれば許してくれるはずですわ。」

黒子「考えてもみなさいな。あの殿方が誕生日を忘れたくらいで、好きな人を嫌いになれるとお思い?」

美琴「黒子・・・私、私・・・!」

黒子「今のお姉さまの気持ちはどうですの?」

美琴「わ、私は・・・」

美琴「私はアイツが・・・当麻が、大好き!」

44 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:13:55.43 ID:0XGaAsU0

黒子「なら、やるべき事は一つですわよね?」

美琴「うんっ!私、行かなきゃ!」

ガチャッ

美琴「黒子、行ってくる!」





黒子「さて、私も仕事ですわね・・・」





45 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:16:19.25 ID:0XGaAsU0

寮監「待て御坂!こんな時間に何処へ行くつもりだ!?」

美琴(まずい・・・見つかった・・・!)ダッ








美琴(あれ・・・?追いかけてこない・・・?)

46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:20:33.71 ID:0XGaAsU0

寮監「何のマネだ?白井・・・」

黒子「ここから先へは通す訳には参りませんの!」

寮監「ほう・・・そこまでして御坂の片棒を継ぐか・・・何故だ?」

黒子「ロマンス、ですの!」

寮監「ほう・・・面白い。」

寮監「後悔するなよ、白井。」ゴゴゴゴゴゴ・・・・



黒子(お姉さま、頑張って下さいですの!)

49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:39:40.91 ID:0XGaAsU0

美琴「はぁっ・・・はぁっ・・・」ダダダダッ



『アイツ、一回も俺の事好きって言ってくれた事無いんだよ』

『美琴・・・好きだ。』




美琴(私・・・本当にバカだ・・・)

美琴(当麻から気持ちを貰うばかりで、当麻の事なんて何も考えて無かった・・・)




『美琴、本当に俺の事好きなのかな・・・』




美琴「好き、だよ・・・とうまっ!」



早く伝えないと。


こんな自分を好きで居てくれた彼に。


世界で1番大好きな彼に。

50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 23:43:02.47 ID:0XGaAsU0

美琴「もう、少し・・・!」ダダダダッ







時が、止まった。








「え・・・?」ピタッ









パッパー!! ゴッシャーン!!

51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 23:50:44.79 ID:0XGaAsU0




「え?なになに?交通事故?うわぁ~・・・アレ、絶対死んでますよ」

「どーでもいいだろ・・・」

「ひっどーいwwwちょっとくらい関心持ってあげてもいいじゃないですかww
よく見たらアレ、常盤台の制服着てますよ?案外知り合いだったりして!」

「ほら、早く行くぞ。言う事聞かねえと抱いてやらねえからな。」

「上条さんてば、そうやって何人の女の子たぶらかして来たんですかwwww」






「人なんて、信じる方がバカなんだよ。」



53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 23:53:47.84 ID:0XGaAsU0





視界が薄れて行く。なぜ自分が地面に這いつくばっているのか分からない。




でもその先に・・・





「やっと会えた・・・」




伝えよう。





「大好きだよ、当麻。」










57 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 23:57:24.47 ID:0XGaAsU0 [33/33]
と、言う訳で完結です。
納得行かない方も多数だと思いますが、自分の脳内妄想はこれで終了です。
スレもまだまだ使えるので、はっぴーえんど書くなり、好きに使ってください。

お付き合い頂き、ありがとうございました

コメント

No title

とってつけたようなバッドエンドだ…

No title

絹旗でも車引かれて死なないから、Lv5が引かれる可能性0に近いと思うけどね
二次創作にケチつけるのもなんだが

ゲス条ェ…

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