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上条「お前、死のうとしてるんだな」 美琴「はぁ?」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 00:14:14.78 ID:gd/yxjGE0 [1/16]
上条「やめろよ」
美琴「…アンタ、ここがどこで何をしてるか自分で分かってんの?」
上条「お前こそ、自分が何をしてるのか分かってるのかよ!お前、何やってんだよ!!」
美琴「……何って、ここはウチの寮のバスルームで」 ビリッ!
美琴「アンタは、どうやって入ってきたのか知らないけどココにいる…」 バチッ!
上条「………そうか、お前は」
美琴「これがどういう意味で、私がこれからアンタに何をするかは分かってるわよねぇ…!」 バチン!!!
上条「魔術師に操られてるんだな!?」
美琴「いいから、とっとと風呂から出ていけ!!この馬鹿ぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
上条「やめろよ」
美琴「…アンタ、ここがどこで何をしてるか自分で分かってんの?」
上条「お前こそ、自分が何をしてるのか分かってるのかよ!お前、何やってんだよ!!」
美琴「……何って、ここはウチの寮のバスルームで」 ビリッ!
美琴「アンタは、どうやって入ってきたのか知らないけどココにいる…」 バチッ!
上条「………そうか、お前は」
美琴「これがどういう意味で、私がこれからアンタに何をするかは分かってるわよねぇ…!」 バチン!!!
上条「魔術師に操られてるんだな!?」
美琴「いいから、とっとと風呂から出ていけ!!この馬鹿ぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 00:27:12.16 ID:gd/yxjGE0
◯ -――-
/:/: : : : :、: :\ ○
o/〔∨ / :/: :j ト、ヽ: :ヽ
′∨:/ :/|: /|:| ヽ : : O
| レ^{/|:X_,|/、j/ |: : :∧ 「私が出るまで大人しく外で
{:/∨/////リ'´} :∧ 待ってなさいよ!?いいわね!」
〃 /: :{ / ̄ ⌒ヽ ノ:/:ハ
(\ 〃 /イ: 个 {_____ノY⌒¨ ̄}――--、
/ヽ ー、__ /⌒Y下、_>rく___ノ∨ |ー―--、 \
〈ヽ\と____ ̄} ∨ i ∨|∨ i 廴_」 \ \
// ̄ ̄ // \フ } i Ⅵノ i { { 、〉
{{ ' / >、 / :i ∨ 〔†〕}  ̄
/ xく_レヘ :i i |
ヽ丶 {{ // } i i |
⊂ニ'⌒´ r' _ハ :i i ト、
└‐とノ\ 〈 ハ i i | 〉
\ 人-=i i l 〈
〈 =ニ孑 -=孑 〉 〉
∧二ニiニニ三三i,//\
バタン!!
上条「うぅ…不幸だぁ…」
黒子「あら、あなたはお姉様の…って、何で殿方がここにいるんですの!?」
上条「白井!御坂が危ないんだ!!協力してくれ!」
黒子「どういうことですの?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 00:41:00.77 ID:gd/yxjGE0
上条「かくかくしかじか」
黒子「……はぁ、何となく事情は理解できましたが」
黒子「ですが本当にお姉様がそんなことに?今日はずっと一緒にいましたけど、いつものお姉様でしたのよ」
上条「白井、お前もか」
黒子「あ、いえ。別にあなたを疑ってる訳じゃありませんの」 ニッコリ
黒子「でも、この目で確信しない事にはお姉様に軽はずみな行動をするつもりはありませんのよ?」
上条「そうか…しょうがないな。だったら御坂が風呂から出たらその証拠を見せてやる」
上条「それで、協力してくれるか?」
黒子「結構ですの。もっとも、それが本当に真実だったらですけどね。おほほほほほほ」
上条「俺は絶対に御坂を救ってみせるからな……覚悟しろ、魔術士!!!」
prrrrrrr
黒子「……もしもし、初春ですの?頭がおかしいお猿さんがいるので警備員に連絡をお願いしますの」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:04:32.84 ID:gd/yxjGE0
上条「どうしたんだ、白井」
黒子「いえいえ、何でもありませんの」 ニッコリ
上条「しかし遅いな。もしかして風呂場で奴らに襲われてるんじゃ……」
黒子「仮にそうだとしても、お姉様はレベル5。そう簡単に手篭めにはされませんわよ」
上条「だといいんだが…」
黒子「いつまでもそんな顔をしていたら肝心のお姉様に心配をかけてしますのよ?」
黒子「お茶とお菓子を用意しますので、それでも召し上がってお待ちになってくださいな」
上条「悪いな、白井」
黒子「いえいえ、お気になさらず」
黒子「………(わたくしの素敵媚薬コレクションが役に立つときがついにきましたわね)」 カチャカチャ…
黒子「………(幸い、男性には誘淫効果が薄いものの睡眠薬に近い効果があるものが…) サラサラ…
黒子「お待たせしましたの。ささ、冷めないうちにどうぞですの」
上条「スーパーで売ってるのとは全然違うケーキがさりげなく出された事に上条さんは驚きですよ!?」
黒子「そうですの?まだたくさんありますから、おかわりもしてくださいな」 ニヤニヤ
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:15:45.15 ID:gd/yxjGE0
上条「それじゃ遠慮なく頂くとしますかね」
黒子「……一応、わたくしはお姉様の様子を見てきますから、あなたはここで待機してもらえます?」
上条「そうだな、あいつも女の子だもんな。俺が一緒にいたら恥ずかしいだろうし」
黒子「こういう時に限って空気が読めるというか何というか…」
上条「御坂のこと頼んだぞー」
ガチャ
黒子「……お姉様?事情は把握しておりますの。ここはわたくしに任せて………」
美琴「えへへ…お湯に浮かぶゲコ太ぁ…かわいいよぉ…えへ…えへへへへへへへへへへへへへ」
黒子「………」
バタン…
黒子「おのれ…魔術師!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:27:30.36 ID:gd/yxjGE0
上条「どうだった?」
黒子「上条さんと言いましたわね。あなたの言った事を信じますの。いいえ、これが信じずにいられましょうか!!」
上条「!? 何があったんだ!」
黒子「お姉様が……お姉様が…」
上条「悪ぃ、無理に話す必要はないぜ。くそっ!俺があの時、一緒に風呂に入っていれば!!」
黒子「……それはそれで嫌ですの」
上条「こうしちゃいられねぇ!!御坂、お前とお前の周りの世界は俺が守る!!」
ガチャッ!
上条「みさk……」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:32:21.09 ID:gd/yxjGE0
. . -―‐- .
/ . . : : : : . . `ー 、
/ :/ , . :/ . : : . . く:. .ヽ
/. :《./ / /,i:{ : :i :〈 ヽ.'l
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/.イ.:i /イ/l_lムレ}八}/リ }!:i|
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ノイ 人ハN'´⌒`` r=ミy/l/}′
/:/i:.:.`ヘ ''' , ,,, ,小 「それ、ゲコ太を沈めちゃうぞ~」
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,r<く`ー‐く {ハ:イ/} :}>`ー_' . イ}:イ从 _
〈ヽ ∨´ ̄|下、 /廴:|ム--、 rー'⌒‘ー' 〉
` ̄ 丁´| ハ } `ヽ r‐ ヘヽ ハ ! rー‐ ′
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| ! //Oi/ l v ミ 、{_ | | 「ゲコ太ぁ…えへへ…」
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ヽ _ノ ‘ー-く⌒^ー’⌒'^ーく,、__,爪. ノ
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上条「お前、何やってんだよ」
美琴「な!?なななななんで、アンタがここにいるのよ!?ていうか大人しく外で待ってろっていったじゃない!」
上条「風呂に入るのに水着を着るなんて、おかしいだろ!やっぱりお前は操られ…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:52:40.48 ID:gd/yxjGE0
美琴「あー……なに、またその話?アンタが何を考えてるのかさっぱりなんだけど…」
上条「さっきお前が俺を風呂場から追い出したのも、本当のお前じゃなかったんだな」
美琴「意味が分からないわよ」
上条「だが今度こそ俺は迷わない!俺はお前を助けるって決めたんだよ!」
美琴「きゃっ!ちょっ、いきなりどこ触って…ん、嫌っ、やめて…よぉっ…グスン…」
上条「ちょっと身体に手を触れただけでこんなになるなんて!魔術師め、姑息な手を使いやがって!!」
美琴「だからっ…ン…違うって、言ってる…でしょ…ひゃぅっ!?」
上条「水着でわざわざ隠すなんて怪しいだろ、俺の目はごまかせても俺の右手はごまかせないぜ!」
エロ展開どうしよ…まぁいいか。結局、他人のふんどしを借りてクンクンしてハァハァしてるようなもんだし。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 02:18:45.19 ID:gd/yxjGE0
美琴「……いい加減に…しな、さいよ」
上条「安心しろよ、御坂。俺がお前を必ず守ってるやるから…」 チュッ
美琴「ぁ……ふ、いや…こんなの…嫌、だよ」
上条「!?」
美琴「キスしてくれて嬉しい、けど……こんな風にされるの、嫌だよ…クスン」
上条「……美琴」
上条「ごめんな、俺は何か大切なものを忘れていたみたいだ…」
美琴「……」
上条「たとえ操られていようが、美琴であることに違いはないんだよな」
美琴「…ばか、気づくのが遅いのよ」
上条「だから、お前とキスするにしても…もっとちゃんとしなきゃ駄目だよな」 チュゥ…
美琴「……ん、………ふ」
バタン!!!!
黒子「ジャッジメントですの!!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 02:29:59.61 ID:gd/yxjGE0
美琴「黒子!?」
上条「白井、今回の件は俺が間違ってたよ。巻き込もうとして悪かったな」
黒子「わたくしは騙されませんの!二人して魔術師に操られるなんて…黒子は、黒子は見損ないましたの!!」
上条「いや、だからな、それは俺の勘違い……」
ヒュンッ!!
黒子「ク・シ・ザ・シ 確定ですわ」
上条「不幸だ…」
美琴「黒子、こいつの話を聞いてなかったの!?そりゃ最初はおかしいにも程があったけど今は誤解と……」
黒子「お黙りなさい、魔術師。お姉様のふりをしてわたくしを誑かそうとしても無駄ですのよ」
美琴「……黒子?」
上条「…逃げろ、美琴。今の白井は本気だ…さっきまで俺もそうだったから…分かる」
黒子「…………」
美琴「じ、冗談よね?黒子が私をそんな事をする訳がな………」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 02:52:07.30 ID:gd/yxjGE0
黒子「お姉様…黒子はもう我慢できませんの…」 ユラァ…
美琴「ひっ!?」
黒子「魔術師なんて本当はどうでも…黒子はお姉様と身も心も一つになれればそれで…」 ピト
美琴「は、離れなさいよっ!気味が悪いっていうか、私はそういう趣味はないんだから…」
黒子「あらあら、口ではそういっても上条さんにキスをされて下のお口も求めてるようです け・れ・ど?」
美琴「っ……、こ…ら…手を入れるなぁ…」
黒子「うふふ…お姉様の弱い所はすべて存じておりますのよ」
上条「……なぁ、白井。やっぱり魔術師のせいだよな、うんそうに違いない、違いねぇよ!!」
美琴「アンタまで何をっ…ンッ、ァ…いやぁ…」
上条「くっ…あんな声を出すなんて普通じゃないっ!!危うく同じ過ちを繰り返すところだった!」
上条「間違いない!美琴がおかしくなってるのは……」
ガチャ!!!!
初春「そうです、魔術師の仕業です!!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 03:10:55.11 ID:gd/yxjGE0
上条「その声は!初春ちゃんか!!」
初春「はい!!白井さんから状況を説明されて警備員に通報しろと言われたんですけど…」
初春「すぐにピンと来たんです。これはいつかの魔術師の仕業なんじゃないかって!!」
上条「さすがは初春ちゃんだ!そうだよ、その通りだよ、その通りなんですよ!」
美琴「初春さん、まさかあなたまで…?」
黒子「まったく、連絡をしてから何分経過してると思ってるんですの初春?」
初春「すいません白井さん…でも安心してください!!私と上条さんがいればもう魔術師なんて怖くありませんから」
黒子「ふふ…安心するのはそちらの方ですのよ。レベル4のわたくしを仲間はずれにするつもりですの?」
初春「白井さんも協力してくれれば百人力ですよ。そうですよね上条さん」
上条「そうだな。白井、俺からも頼む!美琴を助けるのを手伝ってくれ!!」
黒子「言われなくても、そのつもりですのよ」
美琴「………私をどうするつもりなのよ、アンタ達は」
上条「決まってんだろ!お前を狙ったセコい魔術師の幻想をぶち壊すんだよ!!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 03:28:10.95 ID:gd/yxjGE0
美琴「……もしも、私にそれだけの価値がなかったら?」
上条「……」
美琴「アンタは私にキスしてくれた。それはほんの気まぐれで…、
ううん、きっとアンタはその魔術師から私を救うために、仕方なくしてくれたんだろうけど…、
───私はそれでも嬉しかった」
黒子「えっ?」
美琴「きっとね。私はアンタにしてほしいんだと思う。でもそれは叶わない願いだったの。……ついさっきまでは」
初春「えっ?」
美琴「口では強がりを言っていても、本当の私はそんな強い人間じゃない。アンタが思ってるほど、私は……」
上条「その幻想をぶち壊す!!」 チュッ!
美琴「っ、……とう…ま?」
上条「そんなつまんねぇ台詞で俺が諦めると思ってるなら、まずはその間違った思い込みを壊すって言ってんだ!!」
黒子「類人猿め…ですの…」 ギリッ!
初春「まさか、そんな…上条さんが魔術師に敗れた…!?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 03:40:22.46 ID:gd/yxjGE0
美琴「………じゃあ、キス…してもいいの?…もう酷いこと、しない…?」
上条「当たり前だろ、俺はそのためにここにいるんだから」
美琴「う……ヒック…、とうまぁ……怖かったよぉ……グスン…」
上条「よしよし、もう大丈夫だからな…俺がずっと傍にいてやるから…」
黒子「キーー!!いくらお姉様が認めた殿方とはいえ調子に乗りすぎですの!!」
初春「お、落ち着いてください白井さん!!上条さんがそう簡単にやられる訳がありません!!」
黒子「ではあのイケメンフェイスは何だと言うんですの!これは明らかにラブラブチュッチュ五秒前ではありませんの!!」
初春「……私は信じてます。上条さんはきっと理由があってあんな態度を…」
美琴「……お願い、とうま。何でもするから…あなたとずっと一緒にいさせて……」
上条「分かった……でも、その前にやらなきゃいけない事があるんだ…」
美琴「えへ…いいよ?とうまがしたいのなら…キスどころかエッt」
上条「美琴の水着の下に隠されている魔術師がつけたルーンを確かめさせてくれ!!!」
初春「やっぱり!!!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 04:02:27.88 ID:gd/yxjGE0 [16/16]
書き溜めもないのにVIPでスレを立てるもんじゃないですね。
魔術師ネタは扱いが難しいというのが理解してもらえたと思う。いろんな意味で。製作はやく復活してくれ……おのれ魔術師…!
おやすみ。
◯ -――-
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o/〔∨ / :/: :j ト、ヽ: :ヽ
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バタン!!
上条「うぅ…不幸だぁ…」
黒子「あら、あなたはお姉様の…って、何で殿方がここにいるんですの!?」
上条「白井!御坂が危ないんだ!!協力してくれ!」
黒子「どういうことですの?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 00:41:00.77 ID:gd/yxjGE0
上条「かくかくしかじか」
黒子「……はぁ、何となく事情は理解できましたが」
黒子「ですが本当にお姉様がそんなことに?今日はずっと一緒にいましたけど、いつものお姉様でしたのよ」
上条「白井、お前もか」
黒子「あ、いえ。別にあなたを疑ってる訳じゃありませんの」 ニッコリ
黒子「でも、この目で確信しない事にはお姉様に軽はずみな行動をするつもりはありませんのよ?」
上条「そうか…しょうがないな。だったら御坂が風呂から出たらその証拠を見せてやる」
上条「それで、協力してくれるか?」
黒子「結構ですの。もっとも、それが本当に真実だったらですけどね。おほほほほほほ」
上条「俺は絶対に御坂を救ってみせるからな……覚悟しろ、魔術士!!!」
prrrrrrr
黒子「……もしもし、初春ですの?頭がおかしいお猿さんがいるので警備員に連絡をお願いしますの」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:04:32.84 ID:gd/yxjGE0
上条「どうしたんだ、白井」
黒子「いえいえ、何でもありませんの」 ニッコリ
上条「しかし遅いな。もしかして風呂場で奴らに襲われてるんじゃ……」
黒子「仮にそうだとしても、お姉様はレベル5。そう簡単に手篭めにはされませんわよ」
上条「だといいんだが…」
黒子「いつまでもそんな顔をしていたら肝心のお姉様に心配をかけてしますのよ?」
黒子「お茶とお菓子を用意しますので、それでも召し上がってお待ちになってくださいな」
上条「悪いな、白井」
黒子「いえいえ、お気になさらず」
黒子「………(わたくしの素敵媚薬コレクションが役に立つときがついにきましたわね)」 カチャカチャ…
黒子「………(幸い、男性には誘淫効果が薄いものの睡眠薬に近い効果があるものが…) サラサラ…
黒子「お待たせしましたの。ささ、冷めないうちにどうぞですの」
上条「スーパーで売ってるのとは全然違うケーキがさりげなく出された事に上条さんは驚きですよ!?」
黒子「そうですの?まだたくさんありますから、おかわりもしてくださいな」 ニヤニヤ
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:15:45.15 ID:gd/yxjGE0
上条「それじゃ遠慮なく頂くとしますかね」
黒子「……一応、わたくしはお姉様の様子を見てきますから、あなたはここで待機してもらえます?」
上条「そうだな、あいつも女の子だもんな。俺が一緒にいたら恥ずかしいだろうし」
黒子「こういう時に限って空気が読めるというか何というか…」
上条「御坂のこと頼んだぞー」
ガチャ
黒子「……お姉様?事情は把握しておりますの。ここはわたくしに任せて………」
美琴「えへへ…お湯に浮かぶゲコ太ぁ…かわいいよぉ…えへ…えへへへへへへへへへへへへへ」
黒子「………」
バタン…
黒子「おのれ…魔術師!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:27:30.36 ID:gd/yxjGE0
上条「どうだった?」
黒子「上条さんと言いましたわね。あなたの言った事を信じますの。いいえ、これが信じずにいられましょうか!!」
上条「!? 何があったんだ!」
黒子「お姉様が……お姉様が…」
上条「悪ぃ、無理に話す必要はないぜ。くそっ!俺があの時、一緒に風呂に入っていれば!!」
黒子「……それはそれで嫌ですの」
上条「こうしちゃいられねぇ!!御坂、お前とお前の周りの世界は俺が守る!!」
ガチャッ!
上条「みさk……」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:32:21.09 ID:gd/yxjGE0
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上条「お前、何やってんだよ」
美琴「な!?なななななんで、アンタがここにいるのよ!?ていうか大人しく外で待ってろっていったじゃない!」
上条「風呂に入るのに水着を着るなんて、おかしいだろ!やっぱりお前は操られ…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 01:52:40.48 ID:gd/yxjGE0
美琴「あー……なに、またその話?アンタが何を考えてるのかさっぱりなんだけど…」
上条「さっきお前が俺を風呂場から追い出したのも、本当のお前じゃなかったんだな」
美琴「意味が分からないわよ」
上条「だが今度こそ俺は迷わない!俺はお前を助けるって決めたんだよ!」
美琴「きゃっ!ちょっ、いきなりどこ触って…ん、嫌っ、やめて…よぉっ…グスン…」
上条「ちょっと身体に手を触れただけでこんなになるなんて!魔術師め、姑息な手を使いやがって!!」
美琴「だからっ…ン…違うって、言ってる…でしょ…ひゃぅっ!?」
上条「水着でわざわざ隠すなんて怪しいだろ、俺の目はごまかせても俺の右手はごまかせないぜ!」
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20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 02:18:45.19 ID:gd/yxjGE0
美琴「……いい加減に…しな、さいよ」
上条「安心しろよ、御坂。俺がお前を必ず守ってるやるから…」 チュッ
美琴「ぁ……ふ、いや…こんなの…嫌、だよ」
上条「!?」
美琴「キスしてくれて嬉しい、けど……こんな風にされるの、嫌だよ…クスン」
上条「……美琴」
上条「ごめんな、俺は何か大切なものを忘れていたみたいだ…」
美琴「……」
上条「たとえ操られていようが、美琴であることに違いはないんだよな」
美琴「…ばか、気づくのが遅いのよ」
上条「だから、お前とキスするにしても…もっとちゃんとしなきゃ駄目だよな」 チュゥ…
美琴「……ん、………ふ」
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黒子「ジャッジメントですの!!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 02:29:59.61 ID:gd/yxjGE0
美琴「黒子!?」
上条「白井、今回の件は俺が間違ってたよ。巻き込もうとして悪かったな」
黒子「わたくしは騙されませんの!二人して魔術師に操られるなんて…黒子は、黒子は見損ないましたの!!」
上条「いや、だからな、それは俺の勘違い……」
ヒュンッ!!
黒子「ク・シ・ザ・シ 確定ですわ」
上条「不幸だ…」
美琴「黒子、こいつの話を聞いてなかったの!?そりゃ最初はおかしいにも程があったけど今は誤解と……」
黒子「お黙りなさい、魔術師。お姉様のふりをしてわたくしを誑かそうとしても無駄ですのよ」
美琴「……黒子?」
上条「…逃げろ、美琴。今の白井は本気だ…さっきまで俺もそうだったから…分かる」
黒子「…………」
美琴「じ、冗談よね?黒子が私をそんな事をする訳がな………」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 02:52:07.30 ID:gd/yxjGE0
黒子「お姉様…黒子はもう我慢できませんの…」 ユラァ…
美琴「ひっ!?」
黒子「魔術師なんて本当はどうでも…黒子はお姉様と身も心も一つになれればそれで…」 ピト
美琴「は、離れなさいよっ!気味が悪いっていうか、私はそういう趣味はないんだから…」
黒子「あらあら、口ではそういっても上条さんにキスをされて下のお口も求めてるようです け・れ・ど?」
美琴「っ……、こ…ら…手を入れるなぁ…」
黒子「うふふ…お姉様の弱い所はすべて存じておりますのよ」
上条「……なぁ、白井。やっぱり魔術師のせいだよな、うんそうに違いない、違いねぇよ!!」
美琴「アンタまで何をっ…ンッ、ァ…いやぁ…」
上条「くっ…あんな声を出すなんて普通じゃないっ!!危うく同じ過ちを繰り返すところだった!」
上条「間違いない!美琴がおかしくなってるのは……」
ガチャ!!!!
初春「そうです、魔術師の仕業です!!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 03:10:55.11 ID:gd/yxjGE0
上条「その声は!初春ちゃんか!!」
初春「はい!!白井さんから状況を説明されて警備員に通報しろと言われたんですけど…」
初春「すぐにピンと来たんです。これはいつかの魔術師の仕業なんじゃないかって!!」
上条「さすがは初春ちゃんだ!そうだよ、その通りだよ、その通りなんですよ!」
美琴「初春さん、まさかあなたまで…?」
黒子「まったく、連絡をしてから何分経過してると思ってるんですの初春?」
初春「すいません白井さん…でも安心してください!!私と上条さんがいればもう魔術師なんて怖くありませんから」
黒子「ふふ…安心するのはそちらの方ですのよ。レベル4のわたくしを仲間はずれにするつもりですの?」
初春「白井さんも協力してくれれば百人力ですよ。そうですよね上条さん」
上条「そうだな。白井、俺からも頼む!美琴を助けるのを手伝ってくれ!!」
黒子「言われなくても、そのつもりですのよ」
美琴「………私をどうするつもりなのよ、アンタ達は」
上条「決まってんだろ!お前を狙ったセコい魔術師の幻想をぶち壊すんだよ!!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 03:28:10.95 ID:gd/yxjGE0
美琴「……もしも、私にそれだけの価値がなかったら?」
上条「……」
美琴「アンタは私にキスしてくれた。それはほんの気まぐれで…、
ううん、きっとアンタはその魔術師から私を救うために、仕方なくしてくれたんだろうけど…、
───私はそれでも嬉しかった」
黒子「えっ?」
美琴「きっとね。私はアンタにしてほしいんだと思う。でもそれは叶わない願いだったの。……ついさっきまでは」
初春「えっ?」
美琴「口では強がりを言っていても、本当の私はそんな強い人間じゃない。アンタが思ってるほど、私は……」
上条「その幻想をぶち壊す!!」 チュッ!
美琴「っ、……とう…ま?」
上条「そんなつまんねぇ台詞で俺が諦めると思ってるなら、まずはその間違った思い込みを壊すって言ってんだ!!」
黒子「類人猿め…ですの…」 ギリッ!
初春「まさか、そんな…上条さんが魔術師に敗れた…!?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 03:40:22.46 ID:gd/yxjGE0
美琴「………じゃあ、キス…してもいいの?…もう酷いこと、しない…?」
上条「当たり前だろ、俺はそのためにここにいるんだから」
美琴「う……ヒック…、とうまぁ……怖かったよぉ……グスン…」
上条「よしよし、もう大丈夫だからな…俺がずっと傍にいてやるから…」
黒子「キーー!!いくらお姉様が認めた殿方とはいえ調子に乗りすぎですの!!」
初春「お、落ち着いてください白井さん!!上条さんがそう簡単にやられる訳がありません!!」
黒子「ではあのイケメンフェイスは何だと言うんですの!これは明らかにラブラブチュッチュ五秒前ではありませんの!!」
初春「……私は信じてます。上条さんはきっと理由があってあんな態度を…」
美琴「……お願い、とうま。何でもするから…あなたとずっと一緒にいさせて……」
上条「分かった……でも、その前にやらなきゃいけない事があるんだ…」
美琴「えへ…いいよ?とうまがしたいのなら…キスどころかエッt」
上条「美琴の水着の下に隠されている魔術師がつけたルーンを確かめさせてくれ!!!」
初春「やっぱり!!!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/15(木) 04:02:27.88 ID:gd/yxjGE0 [16/16]
書き溜めもないのにVIPでスレを立てるもんじゃないですね。
魔術師ネタは扱いが難しいというのが理解してもらえたと思う。いろんな意味で。製作はやく復活してくれ……おのれ魔術師…!
おやすみ。
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