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上条「Zさん、学園都市の寮監に復帰しましたよ」
1 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 22:57:20.63 ID:arSV70.o [1/3]
四スレ目↓
上条「寮監……Zさんやる?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1268052545/
三スレ目↓
上条「常盤台女子寮の代理ですか・・・」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267855702/
http://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02190
二スレ目↓
上条「寮監…ですか」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267624842/l50
http://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02187
初代スレ↓
上条「寮監……ですか」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267119197/l50
http://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02186
四スレ目↓
上条「寮監……Zさんやる?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1268052545/
三スレ目↓
上条「常盤台女子寮の代理ですか・・・」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267855702/
http://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02190
二スレ目↓
上条「寮監…ですか」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267624842/l50
http://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02187
初代スレ↓
上条「寮監……ですか」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267119197/l50
http://dat.vip2ch.com/read.php?dat=02186
5 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 23:11:05.79 ID:arSV70.o [2/3]
あらすじ
右方のフィアンマを打ち破った上条は学園都市に舞い戻って常磐台中学校の女子寮の寮監を勤めることに
しかし魔術サイドの上層部の都合によりイギリスに拉致られてしまった!
だがそれも一週間の間だけ!土御門くんの活躍により、全ては丸く収まったのである!
そんなわけで再び常盤台女子寮の寮監を務めることになりました!!お待たせモブキャラ!!!
登場人物(メイン)↓
上条さん:再び常盤台中学校女子寮の寮監になりました。そげぶ
御坂さん:言わずと知れたビリデレな方。多分正ヒロイン
イン○○:上条さんと無事再会。多分このスレではいい子になります。多分妾
科学サイド↓
白井さん:ババア声だろうと可愛いもんは可愛い。御坂さん一筋……のはず
源蔵 : 常磐台学生寮料理長。ムキムキの坊主頭。青ピとフラグ成立済み
青ピ : パン食を増やす際にバイトとして雇われる。基本的に朝晩の料理の準備に参加。休日は昼も
舞夏 : 時々出没するメイド見習い
寮監 : 只今出張中。ゲコ太趣味。上条さんが気になっちゃう、行き遅れたお姉さん
A : 一年生。金縛りの念動能力者。お慕いしてますわ上条先生。意外に強か
B : 一年生。ウワサ好き女子。影が薄い
C : 三年生。Dと仲良い真面目系女子。影が薄い
D : 三年生。レベル4の発火能力者。大好きです上条先生。サバサバしてる。意外に臆病で泣き虫
EFG : あれこれ有らぬ予想をする腐女子ども
Z : 二年生。原石の念動能力者。ドMで年齢を無視した変態性。折檻してください上条先生。策士だがバカ野郎
魔術サイド↓
神裂さん:おっぱい。堕天使エロメイドがハイパー堕天使ドエロメイドになるのかならないのか。洗濯機が友達
五和さん:多分その内出てくる。大人気
その他、希望と気分により追加あるかも
51 名前:すまんこちょっと色々あった ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 15:27:35.27 ID:ehs1cIAO [2/9]
常磐台中学女子寮
上条「あー……常磐台の女子寮……たった一週間ぶりだけど、随分と懐かしい気がする……」
美琴「こっちからしたら『たった』じゃないわよ。……さ、早く入って、みんなに会いましょ」
上条「………………」
美琴「……なに立ち止まってんのよ……もしかして、怖いの?」
上条「……正直」
美琴「……アンタ、もしかして私が言ったこと本気にしてんの?……アンタらしくないわね」
上条「……俺は、この一週間……みんなの気持ちも知らないで、一人でヘラヘラ過ごしていたんだぞ…………今さら、どんな顔して会えば良いのか分からなくなっちまって……」
美琴「……アンタは、ただ笑ってただいまって言えば良いのよ。皆が見たいのはアンタのそんな辛気臭い顔じゃないわ」
上条「…………でも、よ」
美琴「男のクセにうじうじうっさいわねー。成り行きで一週間の休暇貰ったと思って開き直ればいいじゃない!」
上条「……皆、怒ってねえかな」
美琴「そんなワケないでしょ!……ええい、もうまどろっこしいわね!さっさといきなさい!」ドンッ!
上条「ぐェッ!?」ゴチン!
美琴「……大丈夫?」
上条「大丈夫なワケあるか!思いきり鼻面を扉にぶつけたんだぞ!」ヒリヒリ
美琴「……鼻血は出てないし大丈夫ね、うん」
上条「目をそらすな目をっ!」
ガチャ
黒子「……上条、先生ですの?」
54 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:25:42.90 ID:ehs1cIAO [3/9]
上条「……白井」
黒子「……おかえりなさいませ、上条先生。皆様お待ちですの」
上条「……お、おう……」
黒子「では只今より夕食ですので、後ほど食堂にいらしてくださいまし」
上条「……あ、ああ……」
黒子「では、また後ほど」スッ
カツ、コツ、カツ、コツ……
上条「…………」
上条「……ん?」
美琴「ね、あっさりしてるでしょ」
上条「……あっさりしすぎてるっつーか…………ん?」
美琴「予想と違いすぎるからって度肝を抜かれてんじゃないわよ?ほら、皆待ってんだから鼻面撫でてないで立った立った!」グイグイ
上条「おいおい引っ張んなよ!」
美琴「アンタがちんたらしてんのが悪いのよ!ほら、さっさと食堂へ行く!」
上条「わ、分かったよ!」
上条「……というわけで、えーと……」
上条「皆さん、本当にご迷惑をおかけしました」
美琴「……違うでしょ!」ボソ
上条「えっと皆さん……ただいま!」
「「「おかえりなさい!上条先生っ!!」」」
55 名前:眠い……というかやや寝かけ ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:43:01.79 ID:ehs1cIAO [4/9]
ワイワイ ガヤガヤ
A「先生、大丈夫ですの?お体になにか差し障りは?」アワアワ
上条「だ、大丈夫だから、そんなに泣きそうな顔しないでくれ……」
D「せーんせーっ!会いたかったです!心配したんですよっ!?」ダキッ
上条「ぐェッ!?後ろから急に飛びかかるなっ!」
B「先生!綺麗な女性二人がかりで拉致されたって噂があるんですが本当ですか!?」
上条「[禁則事項です]!」
C「先生がご不在の間、皆協力して寮を護ってたんですよ」
上条「皆、本当に迷惑かけてごめんな」
E「先生、肉体改造とかされてませんか!?性転換とか!」
F「二本に増えてたり!」
G「まさか……ふた○り!?」
上条「どれもありえねえよ!」
Z「先生っ!早速私と合た」
上条「お前はいつもと変わんねえな!」
ワイワイ キャーキャー
黒子「……大人気ですわね」
美琴「当たり前、っていいたいけど、なんか複雑ね……」
56 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:53:49.97 ID:ehs1cIAO [5/9]
黒子「それは、頑張ったのはお姉様だからですの?……まあ、お姉様はそのような性格ではございませんが」
美琴「……なにが言いたいのよ」
黒子「……それとも、あの方を他の方々に奪われたからですの?と思いまして」
美琴「ばっ、バカ言わないでよ!そんなワケ………………ちょっとは、あるけど……」
黒子「……はぁ、だったら素直にあの輪の中に混ざればよろしいですのに」
美琴「……それは……」
「御坂さん!」
「ほら、功労者が混ざらないでどうするんですかー!」
「一緒にお祝いしましょうよっ!」
「っていうか聞きたいこと山ほどあるんだからねー?」
黒子「……行って差し上げたらいかがですの?」
美琴「……アンタも来なさいよ」
黒子「私はここでご様子を眺めていますわ。それで満足ですもの」
美琴「……まったく、アンタもひねくれてるわよね」ギュッ
黒子「……お姉様」
美琴「ほら、一緒に混ざるわよ!」
黒子「わわわお姉様、そんなに強くお手を引っ張らないで下さいまし!あぁ~、ごむたいな~……」
ワイワイ キャーキャー
源蔵「やっぱ、この学生寮はこうでなくっちゃな。なあ青髪?」
青ピ「…………ええなぁ上やん………あんなにチヤホヤされよって…………ええなぁ……」ブツブツ
源蔵「………」
源蔵「チヤホヤされてえんなら俺がしてやらあ!オラオラオラ!」ムギュギュギュ!
青ピ「ほぎゃあああっ!ヘッドロックは堪忍なぁ!タップ!ターップ!」ペシペシ!
60 名前:投下遅くてすまん ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 18:29:32.57 ID:ehs1cIAO [6/9]
寮監室
上条「だはぁ~……すっげえくたびれたぞ……」ボフッ
上条「……でも、なんか幸せだな」
pi pi pi……
上条「……はい」ピッ
寮監『もしもし、上条くんかね』
上条「……寮監さん」
寮監『……無事、戻ってきたようだな』
上条「……はい。ご迷惑をおかけしました」
寮監『なぜ君が謝るんだ?君は被害者だろう』
上条「……でも、俺は仕事を放棄して……寮の人たちにも迷惑をかけて……」
寮監『……ふむ、なるほど。……そうだな、ならば罰則が必要だろう』
上条「…………」
寮監『……これからは、寮生や私に心配をかけるようなことは慎むこと。それが罰則だ』
上条「……!……あ、あの、それだけですか?…………って、私?」
寮監『なにをいう。今回のようなイレギュラーな出来事がいつ起こるか分からんのだぞ?非常に難しい罰則だ』
上条「言われてみれば……っていうか、こんな質問失礼なんですが、さっきの『私』って……」
寮監『…………と、とにかく、無事に戻ってきて良かった。これからの奮闘に期待している』
上条「え?あ、ああ、頑張ります」
寮監『…………』
上条「…………」
寮監『……さ、さっきのは、私も上条のことが心配だったということだ!い、言わせるなっ、バカッ!』
ガチャン!!
上条「いっ!………うう、耳がキーンとする…………」
上条「……まあ、怒ってないみたいだしよかったのか?」
64 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 19:16:49.85 ID:ehs1cIAO [7/9]
うーむこの後どうすりゃいいのか分からん
ということで気分転換にショート安価だしますか
20巻以外のキャラでたのんます>>68
Zさんの妄想全開なんたらはまた後ほど
68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/03(土) 19:35:04.32 ID:KL4AWYE0 [1/3]
復帰祝いに上条さんとの一日デート券をかけたビンゴ大会
69 名前:常磐台関係ない安価でもいいのに。でもお前らグッジョブ! ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 19:57:07.67 ID:ehs1cIAO [8/9]
ビンゴ大会
Z「えー食堂にお集まりの常磐台中学女子寮の皆さん!燃えてますかぁー!?」
「「「「いぇーあ!!」」」」
Z「上条先生とデートに行きたいですかぁー!?」
「「「「おおーっ!!」」」」
Z「上条先生とにゅーよーくしに行きたいですかぁー!?」
「「「「おおーっ!!」」」」
Z「温泉宿の宿泊券は自前で購入しなきゃありませーん!!」
「「「「Oh――……」」」」
Z「というわけで上条先生おかえり記念!常磐台中学女子寮ビンゴ大会を開催いたします!皆さん拍手―――っ!!」
わーっ!パチパチパチパチ………
上条「なんなんだこのマエセツ…………」
Z「えーちなみに司会進行は私、歌って踊れておしゃべりもおしゃぶりも上手な中学二年生のZがお送りさせていただきます!」
上条「さっそく下ネタかよ!」
Z「さて、ビンゴのルールは皆さんご存知でしょうから省かせていただきます!」
上条「無視かよ!」
Z「賞品はあがった方から自由に選ぶことが出来ます!なお、今回の目玉賞品はこちら!『上条先生との一日デート券』です!」
「「「「「うおお――――っ!!!」」」」」
上条「なんだこの異常な盛り上がり!?」
70 名前:飯行きます ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 20:24:35.54 ID:ehs1cIAO [9/9]
上条「っていうか、なんで目玉賞品が上条さんとのデート券なんでせうか…………ま、まさか上条さんにたかる気ですか……!?」オロオロ
黒子「そんなワケないですわよ。ここの寮生の皆さんは、確実に貴方より財力がありますもの」
上条「……じゃあ、なんでだよ」
黒子「……本気で言ってますの?……ま、貴方のような唐変木には分かりませんわね」ハァ
上条「なんだか物凄くバカにされたんですが」
美琴「っていうかアンタはイマイチ乗り気じゃなさそうね?」
上条「だって不幸の申し子上条さんですよ?ビンゴなんて当たるわけないじゃないですか」
美琴「あら、いつもしぶといアンタにしては諦めムードね。……お食事券なんてアンタがいかにも喜びそうなのに」
Z「それじゃあビンゴ大会始めましょー!」
「「「「おおーっ!」」」」
上条「うおおーっ!」
美琴「いきなり目の色変えやがったわ」
黒子「仕方がありませんわ。主夫の鑑ですもの」
美琴「どうせ揃わずに不幸だーとかいいながらしょげるんだろうけど」
黒子「目に見えてますわね。……お姉様も、デート券を逃しても落ち込まないで下さいまし?」
美琴「ばっ、だ、大丈夫よ!……それより、黒子は何狙ってるわけ?」
黒子「一応、同じくデート券ですわ。……お姉様の手に渡すことはどうしても避けたいので」
美琴「……思わぬ伏兵ね」
92 名前:88正確には俺が書き出したのは2スレ目からっす。ちなみに正真正銘9スレも書いてる猛者もいます ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:02:34.50 ID:AtyjHzko [1/16]
美琴「……ねえ、黒子。もし」
黒子「私がデート券を得たとしても、お姉さまには渡しませんの。それを阻止するために狙っているのですから」
美琴「……だよね。いいわ、絶対にゲットしてやるんだから!」
黒子「望むところですの。……それにしても、意外でしたわね」
美琴「なにが?」
黒子「Zさんですの。あの方がビンゴ大会に参加者としてでなく、司会者として参加するだなんて」
美琴「……絶対になんか裏があるわね」
Z「というわけでまず一つ目の番号です!だららららららららららrrrrrrrrr…」
上条「すごい巻き舌だな」
Z「じゃん!9!!」
「やったぁー!」「あ、ない!」「いいなー」「まだだ!まだ終わらんよ!」
美琴「黒子あった?」
黒子「ありましたの。幸先の良いスタートですわね」
上条「……ねえなー」
Z「さあ、次に行きましょう!次の番号は……」
上条「あ、巻き舌やめた」
Z「じゃん!6!!」
「やったぁ!」「二桁きなさいよ、二桁!!」「当たらなければどうということはない!」「それ、この状況じゃダメじゃない?」
黒子「あ、またですの」
美琴「えっ!?黒子すごくない!?」
上条「……ねえなー」
93 名前:湾内泡浮ペアは、正直どっちかどっちか分からないのでキツイです。アニメはあすなろまでしか見てないし ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:26:40.33 ID:AtyjHzko [2/16]
Z「さあて、皆さん悲喜交々といった感じですが、容赦なくいって参りましょう!!次の番号は!!えー……5!!!」
「キタ―――(゚∀゚)――――!!」「コネ―――(´A')――――」「上条は私の父になるかもしれなかった人だ!」「ユメだよそれは!」
上条「Z、とうとう無駄を省きやがった……って、またねえよ……」
美琴「あ、やったあったあった!!」
黒子「あら……また、ですの?」
美琴「……え、なに、それ……え?」
黒子「え?」
D「え?」
A「なにそれこわい」
Z「さあ、次ので初リーチが出るのか否か!いってみましょう!………おおっと、初の二桁です!10!!」
「よっしゃあ二桁きたぜええええええ!!」「なんで11じゃないのよおおおお!!」「見える、私にも見えるぞ!」「真ん中以外の穴がか。よかったじゃない」
美琴「やった!二連勝!!」
黒子「……四連勝、ですの」
美琴「へ?」
黒子「リーチですの!!」
美琴「ええ―――っ!?」
Z「さあ、来ましたよ初リーチ!!なんと白井さん単独トップ!このまま下位をぶっちぎってビンゴするのか!さあ、運命の五回目です!!」
黒子
101 名前:なんか最後に黒子はいってたけど気にしない ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:46:12.83 ID:AtyjHzko [3/16]
Z「さあ、いってみましょー五回目れえす!!かみまみた」
上条「ちくしょーいいなあ白井……まだ一個もきてねえよ」
美琴「……まさか……まさかよね」
絹保「御坂様、そのお言葉は……」
万彬「……いわゆる、死亡フラグ、ですわね……」
Z「えー五回目の番号は……26!!」
上条「おっしゃああああああああああきたああああああああああああああ」
黒子「あら、ビンゴですの」
上条「は?」
美琴「へ?」
A・D「 」
Z「な、な、な、なーんと!!最短です!!最速です!!なんといきなり白井黒子さんがビンゴしてしまいましたぁぁぁああああ!!!」
「「「「「ええええええええ―――――!!!?」」」」」
源蔵「おっ、俺もリーチきたぜ」
青ピ「ボクなんてまだ一度もきてへんよ」
102 名前:98ちょwww当てんなwwwwww ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:55:36.51 ID:AtyjHzko [4/16]
Z「さあ、白井さん。どの賞品にしますか?」
黒子「決まっていますわ。……これですの!」
Z「おおーっと!一番選ぶ可能性が低そうだった『デート券』を選びました!!これは意外です!!」
黒子「いただきましたのー」
Z「デート券は裏面にある注意事項をきちんと熟読してご使用ください!!では、次の番号に参ります!!」
美琴「……うう……」
黒子「残念でしたわね。この券は私が責任を持って使わせていただきますの」
美琴「……え、使うの?」
黒子「はいですの。折角いただいたのに、使わないなんて勿体無いお化けがでますわ」
美琴「……ううー………」
黒子「さて、裏面の……『使用上の注意』」
黒子「『本券は、ビンゴ大会参加者に一切邪魔されることなく、心行くまでデートを楽しめる券である。効力は使用時から24時間。なお、邪魔をした生徒には罰則を与えることが出来る』
……なかなかにサドっ気のある券ですのね。これ、つまりデート中に遭遇しただけで罰則を与えられるってことじゃありませんの?」
美琴「……ううー……なんにもできない……」
黒子「ご安心なさいませ、なにもしませんのよ」
その後
上条「おっしゃあああああああああああ!!」
Z「なんと二人目のビンゴは上条先生です!選んだのは……」
このときが、人生の絶頂期だった、と後に上条当麻は語る。
107 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 01:07:41.11 ID:AtyjHzko [5/16]
そんな感じでビンゴ大会おわり
というか、まさか見破られるとは
ちなみに26は風呂じゃないです。違う意味がこめられてます
あと、上条さんはこの瞬間のみを回想してるだけです、という補足
んじゃ、また気分転換にZさんの妄想全開コーナーいってみますか。お代plz>>110
110 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 01:13:25.52 ID:FExAV8M0
兄妹
114 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 01:16:50.52 ID:AtyjHzko [6/16]
__η
/i_} }ソ} ___
〃 >'`/ ´ `丶
/ _/ ./::/::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
/ / /::/::.::.:/:|::.::.::.::.::.::ヽ:Z.:ヽ
/ '::.:|i::.i::.j| |::.ヽ :|i:.::.::|::::::::::ヽ
/ / i::.::|i::.ト八|\j斗\::|:::::::::::|
/ / |::.::|iYf:心 ィ卞。7.::j|::.::|
. / / :|:.:リハゝ::リ 、_;,じイ|/)::│ ふふ。Zです。
/ 人. ∨|::.:: ' ,_ イ::.::.| どうせまたこの1レスにしかAAは使われません
丶、 \____ | i人 _ /::.::|::.::.:| 兄妹。良い響きです。
\ │ 勹ー|::∨ :.:...、__. イ::/::.i|::.::.:| 私は兄萌え、というより年上萌えなのですが、
\ | ∨厂|::.::./r} ∨::.::i|::.::.:| 妹キャラを演じるのは
{.\| ∨/::.:/:卜─__/!::.::八::.: | やぶさかでもありませんね
\ノ /::|i::.∧ 「 o/ノ│:/ \|
 ̄ ̄∨::::|i::ハ. | o//η |厶イ⌒ヘ
,:::::: : λι ` ノ/ ',
{:::::: ∨ } }
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/\二二二ニニ=-ヘ | }
/ { | l ] }::ハ } l
115 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/04(日) 01:41:42.30 ID:AtyjHzko [7/16]
Z「例えば、そう。やはり朝、兄を起こす際の妹の挙動。これは、男性にかなり印象付けることの出来る瞬間です」
Z「いくつかの場合を考えて見ましょう。兄は、仰向けであると想定します」
Z「『おにいちゃ~ん、あ・さ・だ・よ!おーきーろーっ!!』とか言いながらボディプレス。これは、体の小さい方にしか出来ない難度の高い技です」
Z「成功すれば、兄に可愛い無邪気な妹を植えつけることが出来ます。これは兄にベタベタするためには必要な技術です。
しかし、体重のかけ方・ジャンプの角度・布団の上から予測される着地地点、これらの項目をすべてベストにしなければ、兄に朝一番から痛烈な記憶を植えつけることになります」
Z「逆に、大人しい妹キャラ。そういうタイプの場合、普通に揺さぶって起こしましょう『お兄様……あさですよ。学校に遅刻してしまいます』。あ、兄の呼び方についてはイメージですので置きになさらず」
Z「そして、そういう妹には兄は甘えがちです。きっと、少し目を開けてから寝なおすでしょう。そこからが、大人しめ妹キャラの特権です。『……お兄様、起きないのでしたら……』」
Z「そして、頬にキス。これは究極の妹萌えを引き出します。お兄さんが起きていた場合、きっとただでさえ元気なご子息がなおさら元気になるでしょうね。自分と兄両方が満足できる技です」
Z「さて、それ以外の妹はどうすべきなのか。とてもシンプルです。これは、すべての妹キャラに使えますが、出来る限り無個性・つまりプレーンな妹キャラのほうが効果的です」
Z「『おにー、朝なんだけどー』……そうして、兄のすぐそばまで寄ってください。そこからが、重要です。……兄の下腹部、つまり、[ピーーー]があるところに跨ってやりましょう」
Z「そして、兄は起き上がり、驚きながらこう言うでしょう。『お、おい!降りろ降りろ!!』……このとき、妹は確実に兄の男を感じていますが、おくびにも出しません。女とはそういうものです」
Z「『えー、なんでよー』。これは、ちょっと含んだ言い方をしてみるといいでしょう。『い、いや……その…………重いし』。兄は照れ隠しというか、兄の威厳を守るためにこうのたまいます。ほぼ確実です」
Z「そして、第二撃を当ててやりましょう。『えー!おにいデリカシーない!私重くないしー!!』そして、目の前にある兄の胸板に抱きついてください。出来る限り胸を押し付けることを忘れずに」
Z「とどめの一言。『……ね?重くないでしょ?』。パーフェクトです。マーヴェラスです。ここまで出来れば、もはや兄は陥落寸前。素晴らしいいちゃいちゃライフを過ごせるでしょうね」
Z「まあ、私ならそのまま[らめぇぇっ!]を握って、[ピーーー]して[ピーーー]を[ピーーー]して[禁則事項です]が[禁則事項です]に[禁則事項です]るまで[禁則事項です]。そしたらもう後は本能のままに
以下、検閲が間に合わなくなったため削除。
116 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 01:46:53.41 ID:AtyjHzko [8/16]
うん、妄想終了。酷い。酷すぎる
じゃあショート安価いきますか。ストーリーに直接関係なくてもおっけいです
出来る限りマイナーキャラとアニメキャラは避けてくれるとありがたい。あとは登場回数の少ないキャラとか、最新刊のキャラとか
うん、制約だらけな気がするけど、要は安価取ったもん勝ちなわけで
ってことでよろしこ>>121
121 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 01:53:26.49 ID:Qtse7mM0 [2/2]
kskst
122 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 01:56:31.49 ID:zYanQOw0 [2/2]
青ピ
124 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:16:57.49 ID:AtyjHzko [9/16]
緊急対談!青髪ピアスvsZ 『巨乳』について熱く語る!!
「まずは、学園都市が生んだ闇、現実社会の歪みの象徴・青髪ピアス(仮名)さんです」
青ピ「よろしくお願いするわぁ」
「続いて、このスレが生んだ光、仮想世界の希望の象徴・Z(仮名?)さんです」
Z「よろしくお願いします」
「早速ですが、近頃……」
青ピ「まず言いたいことが一つあんねんけど。なんやねん『巨乳』って。貧乳も重要な要素やぞ!!」
Z「それは同意見ですね。貧乳をないがしろにするという行為、それは真性のおっぱい星人にとって許しがたき所業です」
「……はあ」
青ピ「だいたいや、近頃の二次元における『おっぱいが大きけりゃいいや』的な風潮は断じて許せんねや!しかも貧乳は貧乳で極端やし!おかげで、近頃は本物の『普乳』が見れんのや!!」
Z「まあ、私はそのことにとやかく言える立場でもなさそうですが……。ですが、二次元における『標準』の大きさが替わりつつあることには同感です」
青ピ「ええか?いくら二次絵のバランスが三次元のバランスとちゃう言うてもな、基本の構造が変わらん限り乳の大きさもそう変わらんねん!」
Z「つまり、巨乳が描かれ過ぎた事によって、二次元におけるおっぱいの巨大化は進み、三次元で『巨乳』を呼ばれるものが二次元の『普乳』、三次元の『爆乳』と呼ばれるものが、二次元の『巨乳』になっている。由々しき事態です」
青ピ「こういうことを言うと、『二次元と三次元混ぜて考えんなksが』とか言いよる輩が出てくんねん。しかしなあようく聞けや。俺みたく三次元と二次元の両方に生きようと考える人間はなあ、二次元にリアルを持ち込みたいねんで!!」
Z「つまり、三次元の枠でありながら、二次元的イベントがある世界。そこに意義があるというわけです」
「…………はあ」
125 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:30:24.13 ID:AtyjHzko [10/16]
青ピ「……ふう、少しヒートアップしすぎたわ。つまりやな、おっぱいはおっぱいでええねんけど、あきらかに異常なサイズのを平常と捉えるのはやめろや、と」
Z「まあ、こんなこと書きつつ>>1は二次元の巨大おっぱい大好きなんですが。おっと口が滑った」
青ピ「あーそうそう、許せんものがもう一つ。『ロリ巨乳』ってあるやんか」
Z「ありますね。それがどうかしましたか?」
青ピ「なんでロリ属性に巨乳属性付け足すんや!アホちゃうか!?ロリと貧乳がワンセットやろうが!せめて、ちょっと発育が良いにとどめんかい!!」
Z「それは聞き捨てなりませんね。ロリ巨乳は決して悪ではないんですよ。いいですか、そもそもロリ巨乳は『ロリ』がベースなのか『巨乳』がベースなのかわかりますか?」
青ピ「『ロリ』とちゃうのんか?」
Z「いいえ、違います。『巨乳』がベースなんです。巨乳好きな方々が、大きなおっぱいがロリという小さい体についてたらアンバランスでエロいんじゃね?と考えた結果がロリ巨乳なんですよ」
青ピ「だからどないしたんや」
Z「つまりですね、ロリがベースである場合は、貧乳という属性が正統ですので矛盾だといいたいのも分かるんです。ですが、あくまでベースは巨乳。巨乳に正統もなにもありませんから、ロリ愛好家が切れるのはお門違いだというんです」
青ピ「なんやその理論は!ええか?そもそもロリという属性が……
以下、オンエア枠を軽々十倍は超えてしまったため、この企画はなくなりました
126 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:31:31.40 ID:AtyjHzko [11/16]
Zさんの熱弁を聞きたいという意見があったので、青ピとZさんに語っていただきました
それじゃ次安価>>131
131 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/04(日) 02:50:08.79 ID:e2MYG2.o
ここらで上条さんと美琴のふつうのいちゃいちゃ見たいです
132 名前:自分で出した安価なのにレス番勘違いしてボーっとしてたすまん ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 03:32:18.46 ID:AtyjHzko [12/16]
>>102続き
寮監室
上条「さーて……お食事券ゲットできたし……とりあえず、たまってる寮監の仕事片付けなきゃやベーか?」
コンコン ガチャ
美琴「……今、大丈夫?」
上条「んー、寮監の仕事しようと思ってたところだ」
美琴「ああ、ならちょうどよかった。そのことで来たの」
少し前・美琴と黒子の部屋
黒子「……ですからお姉様、そんなに凹まないでくださいまし」
美琴「ううー………だって、映画見た後のお買い物だって満足に出来なかったんだもん……」
黒子「……まあ、それは確かにお気の毒様ですけれど」
美琴「……いいわよ。楽しんでくれば良いじゃないー……」グスッ
黒子「……はぁ。仕方がありませんわね」
美琴「えっ……く、くれるの?」バッ
黒子「いいえ、差し上げませんわ。でも、代わりの案はございますの」
133 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 03:43:53.21 ID:AtyjHzko [13/16]
美琴「黒子がアンタが不在の間の寮監の仕事を代行してたらしくて、その進行状況とかをアイツの代わりに伝えに来たのよ」
上条「なんで白井が来ないんだよ」
美琴「えっ?……えーと……ああ、黒子は風紀委員とかの仕事で疲れてるから、寝たいんだってさ!」
上条「それなら仕方がねーか。それじゃあ、頼むぜ御坂」
美琴「う、うん」
上条「……とその前に、時間だし消灯の見回りしてくる。御坂はここで待ってろよ」
美琴「あ、いいの?寮則違反だけど……」
上条「一応、寮監代理の代理の代理ってことだしな。いいんじゃねえか?今夜くらい」
美琴「そうよね……じゃあ、待ってる」
上条「おう」
ガチャ
バタン
美琴「…………」
美琴「こ、これってなんか色々チャンスよね……二人っきりだし邪魔が入る可能性もないし」
美琴「……ありがと黒子~っ!」
134 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 04:32:39.68 ID:AtyjHzko [14/16]
美琴「……って、浮かれている場合じゃないわ!」
美琴「とりあえず、黒子に言われたとおりに……」ガサゴソ
ガチャ
上条「待たせた」
美琴「あ、大丈夫よ。作業しやすいように準備しておいたから」
上条「サンキュー。気が利くな、助かるぜ」
美琴「じゃあ、ここに座って。説明するわね」
上条「おう」ストン
美琴「えっと、まずこの書類がー」
上条「うんうん」
上条(……うーん……これは、気が散るな……。そりゃ、この方が説明はしやすそうだけど)
美琴(うう……自分でやっときながら、恥ずかしくなってきた……黒子の入れ知恵とはいえ……うぅ……)
上条・美琴(どー考えても、近い……)
148 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 00:13:49.82 ID:GKMQt9Yo [1/14]
上条「……なあ、御坂」
美琴「……へ?あ、うん、何?」アセアセ
上条「……あー、アレだ、ほら、その……ち、ちょっと近すぎやしませんか」
美琴「……そ、そうかしら?この方が説明はしやすいんだけど……そ、それとも……いや?」
上条「いえいえ!め、滅相もございませんよ!?……たださ、ホラ、上条さんも年頃のヲトコノコなわけでして、その……やっぱ可愛い女の子にあんま近づかれっと、気が散るというか……」
美琴「ふぇっ?い、い、い、いいいい今、今今なんて言ったのっ!?」
上条「え、だからその……可愛い女の子に近づかれると、気が散るって……」
美琴「かっ!?かわ、かわかわわわ……っ!!!」ワタワタ
上条「ど、ど、ど、どうした御坂!?」アセアセ
美琴「……ふにゃー」バチッ バチッ
上条「うおおおおおおおい!漏電してる!漏電してるって!!こんな近距離で漏電は死ぬ!死ねますよ御坂さん!?」バキィィィン!
美琴「……うっ、うっ、うっ……」プルプル
上条「し、正気に戻られましたか御坂さん……?」
美琴「……う、うっさいわね!アンタなんかに可愛いっていわれても嬉しくなんか全っ然ないんだから!このバカぁ!!」ズバーン!
上条「えええええええっ!?なんか理不尽にキレられた!?」
美琴「あうううううううっ!!」ポカポカ
上条「いてっ!?いててててなんだなんだ情緒不安定なオトシゴロですかこの中学生は!?」
154 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 00:39:58.27 ID:GKMQt9Yo [3/14]
美琴「…………」ペタペタ
上条「…………」カリカリ
美琴(ううううううう!なによ私のバカバカバカバカバカバカ!!コイツの言うことにテンパってなんかわけわかんないことしちゃったしーっ!)
美琴(結局あれから説明だけした後ずっと無言だし……なんで黙ってハンコ押してるのよ私は……ってあれ?デジャヴ?……)
美琴(……やっぱり、謝ったほうがいいわよね……?)チラ
上条「…………」カリカリ
美琴「…………」ペタペタ
上条「…………」カリカリ
美琴「……」ペタペタ
美琴(……なんか話しかけづらいー……)ガクッ
美琴(やっぱ怒ってるかな……?……でも、このまま沈黙もやだし……)
美琴(…………謝らないより、謝るほうがいいわよね……)
美琴「……あ、あのさ」
上条「……ん?な、なんでせうか?」
美琴「あの……さっきは、その、ごめんね?」
上条「あー……いや、アレは俺が悪かったって!」
美琴「……なんでよ」
上条「だってお前、俺に可愛いって言われたのが気に障ったんだろ?そりゃ、そういう台詞はもっとイケメンな奴に言われたいもんな。女の子だし」ウンウン
美琴(……なんでそうなるのよおおおおおおおおおおっ!!)
156 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 00:59:02.75 ID:GKMQt9Yo [4/14]
美琴(ありえないわよその発想!そりゃ、私も嬉しくないとか口走っちゃったけど!!)
美琴(う、う、う、嬉しいに決まってるじゃない!……恥ずかしすぎて口に出してなんて言えないけど……)
美琴「……ち、ち、違うわよ!!」
上条「ん?なにが?」
美琴「……べ、別に嫌じゃないわよ……その、か、可愛いって言われるの……」モジモジ
上条「ああ、それならよかった。……ん?じゃあなんで怒ってたんだ?」
美琴「……それは、その……ほ、ホラ!折角可愛いらしい美少女の御坂美琴様が近距離にいるんだから?嫌がんないで感謝しなさいっていうか?オーッホッホッホ!」
美琴(私は何キャラだああああああああああああああああああっ!!)
上条「……そ、それは失礼いたしました御坂様」
美琴「く、くるしゅうないわ?」
美琴(……う、うわああああああああん!!!)
美琴(これ絶対ドン引きしてるわよーっ!!またテンパってなにミスしてんのよ馬鹿ぁーっ!!)
美琴(……うう……もーサイアク……これ絶対再起不能よ……)
美琴(さよなら、純粋な私…………こんにちは、女王様な私……)シクシク
上条(……さっきから御坂が変だな。……なんでだ?いつもと違う理由…………あ、なるほど)
上条「……あのさ、御坂。……なんか、ごめんな」
美琴「………ふぇ?」
159 名前:いちゃらぶ……あえて言おう、無理であると ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 01:46:51.51 ID:GKMQt9Yo [5/14]
上条「多分だけどさ……俺がイギリスに行ったから、俺との距離感掴み損ねてんだろ?ほら、脱出のときも俺、渋っちゃったしさ」
美琴「……(当たらずとも……遠からじ)」
上条「……大丈夫だ。俺は、一週間前と変わってねえよ。学園都市が好きだし、もちろん向こうだって好きだ。それは、前からかわらない」
美琴「……」
上条「だからさ、お前も変に気を使うなよ?いつも通り接してくれれば上条さんは嬉しいです」
美琴「……」
美琴(……なんか凄くカッコいい勘違いしてる……けど)
美琴「……うん。そうね、変な気を使わないで、普通に接すればいいのよね」
上条「そうそう。そのほうが上条さんも気が楽ってもんですよ」
美琴「じゃ、ちゃっちゃと作業しちゃいましょ?この美琴様に手伝わせてるんだから、キビキビ働きなさいよー?」
上条「分かってるっての。あ、眠かったらいつでも戻って良いからな?」
美琴「ふふ、ありがとね。……あ、そうだ」
上条「?」
美琴「言おうと思って忘れてたんだけど……おかえり」
上条「……ただいま」
168 名前:166今のこの二人の関係じゃそんなの出来ねえええええっ!と自分の妄想力不足をシチュのせいにしてみたり ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 03:47:44.19 ID:GKMQt9Yo [8/14]
上条「…………」カリカリ
美琴「……ねえ」ペタペタ
上条「……んー?」カリカリ
美琴「イギリスでさ、背の高い女の人いたでしょ。あの、腰から刀ぶら下げてた人」
上条「ああ、神裂か」
美琴「あとさ、その他にアンタとよく一緒にいたシスターと、いつだったか学園都市にきてたきょ……ショートヘアの女の子と、他にも結構いたでしょ」
上条「ショートヘア……あ、五和か。他にも結構いたな。向こうでも女子寮代理してたし」
美琴「……で?」
上条「ん?」
美琴「……一体、どの子が……その……アンタにとって大切な人なわけ?」ドキドキ
上条「んー……誰っていわれてもな……皆大事だぞ?」
美琴「ふーん……」
美琴(ってことは、向こうの連中とはまだ何もない?……いや、こいつの性格的に、たとえ決まった人がいても皆平等に扱いかねないわね……)ウーン
美琴「……ねえ、向こうでなんか特別なこととかあった?」
上条「うーん、そうだな……」
169 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 04:16:53.73 ID:GKMQt9Yo [9/14]
上条(うーん……インデックスに会えたのは嬉しかったけど……そうするとクーデターの事とか全部話す羽目になるしな……)
上条「とくにねーかな」
美琴「へぇー……」
美琴(……特別なことはなかった、と。……ってちょっと待った!!そんなわけないじゃない!)
美琴(あの写真!膝枕されてたアレ!あれが特別なことじゃない……?そんなわけないわ!)
美琴(これって……何か隠してる?)
上条(特別なこと……第二王女に会ったりするのってやっぱ特別か?あ、でも無理だ)
美琴「……ねえ、本当に特別なことってなかった?」
上条「うーん……やっぱ特にねえなー」
美琴「……膝枕」ボソ
上条「ひざまくら?…………あっ」
美琴「……その様子じゃ、やっぱり何かあったのね?」
上条「い、いや!てっきり特別なことってのは、こう、思い出に残るような出来事のことかと!」アセアセ
美琴「ほーう……つまり、アンタにとって膝枕ってのは思い出に残らないような日常的なことだと……へぇ」バチッ バチッ
上条「い、いや、そういうワケでは……」
美琴「……じゃ、イギリスで何があったか洗いざらい話してもらえるかしら?」ニコニコ
上条「……はい」
200 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 23:00:15.71 ID:GKMQt9Yo [12/14]
上条「えー……まず膝枕の件なんですが」
美琴「はい」
上条「スーパーで何故かメロンに襲われまして」
美琴「…………そんな与太話に私が納得するとでも?」
上条「い、いやマジなんですって!なぜかスーパーなのにメロンが頭めがけて飛んできたんだよ!!」
美琴「……それで?」
上条「で、その時にはまだギリギリ意識があったんだけど、直後にジャイアントスイングを掛けられたときみたいなGが襲い掛かってきて、シャツの首のところで息が出来なくなった」
美琴「……ごめん、全然意味が分からないんだけど」
上条「俺もそう思うが事実だ。……で、いつの間にか意識を失ってて、気がついたら公園で膝枕されてた」
美琴「……で、アンタはそれを甘んじて、あの女の子のひざの感触にうつつを抜かしてたの?」
上条「いやいやいや!紳士な上条さんに限ってそんな……ことは、多分……ないんじゃないで…せうか」ダラダラ
美琴「……あからさまに動揺してんじゃないわよバカ。で?他には何かあった?」
上条「うーん……ああ、朝起きたらメルヘン過ぎる光景が……いや、なんでもない」
美琴「そこまで言ったら遅いっての。詳しく教えなさい」
上条「……えー……バッファローが部屋におりました」
美琴「バレバレの嘘つくなバカ」
上条「……申し訳ございません」
201 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 23:16:27.22 ID:GKMQt9Yo [13/14]
上条「えーと……メイドが二人と……妖精さんが三人ほど、添い寝してました」
美琴「ほう、妖精さんとメイドさんね……まだ間に合うかもしれないから、ちょっと頭にショック療法試してみる?」バチン!
上条「いやいやいや今度はマジなんだって!俺にもあの状況はさっぱり理解できませんでしてよ!?でも事実は事実なんですよ!」
美琴「……まあいいわ。多分、全部聞いたら私は警備員に連行されるハメになるだろうから。殺人とかで」
上条「……俺が送られるのはとうとう病院じゃなくて死体安置所ですか」
美琴「よかったわね、アンタ自身が幻想にならなくて済んで。……で、向こうでなんか危険な目にあったりとかした?」
上条「いやー、別にねえな。最後のアレは危なかったけど」
美琴「まあ、アレはアンタ狙いじゃなくて私狙いだったし。じゃあ、向こうで普通に暮らしてたのね」
上条「そうだな。特に不自由はなかったぞ。せいぜい、街の人に言葉が通じないくらいかな」
美琴「そ。……あのテロリストたち、結局何が目的だったのかしら」
上条「あのな……アイツら、別にテロリストでもなんでもないからな」
美琴「だって学園都市を力ずくで突破して、アンタを拉致していったじゃない」
上条「うーん……立場上そうせざるを得なかったんだけど、ホントはやりたくなかった……んじゃねえかな。多分」
美琴「なによそれ。結局、実行してんだからテロリストはテロリストよ。……まあ、アンタがそういうなら悪い人たちじゃないんでしょうけど」
上条「一応知り合いだしな。戦友って言っても良い。……まあ、あの赤髪不良神父はそう思ってねーだろうけど」
美琴「……なんか複雑ね」
207 名前:スルーしないよ。慌てない慌てない ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 23:55:52.31 ID:GKMQt9Yo [14/14]
美琴「……でも、そっか。よかった」
上条「ん?……へ」
ギュッ
美琴「……アンタ、いっつも一人で無茶ばっかやってんだもん。今回だって、アンタが無事なのか凄く心配だったんだから」
上条「え、おい、御坂……」
美琴「いいじゃない。少しくらい、アンタが無事だっていうのを感じるくらい……私だって、恥ずかしいんだから」ギュゥ
上条「御坂…………はは、お前って頭良いんだかバカなんだか」
美琴「ちょっと、何よそれ」
上条「俺はここにいんだろ。お前のそばにいて、こうしてくだらないこと喋って、寮監やってる。わざわざ、こんな事しなくても俺は消えやしねえよ」
美琴「……そんなこと分かんないじゃない。人なんて簡単に死んじゃうのよ?」
上条「でも、今生きてるだろ。こうして、お互いに存在を分かってるじゃねえか。……しばらくは妙なことも起きないだろうし、上条さんはどこにも行きませんよ」
美琴「…………」
上条「まあ、また消えたときは探してくれよ。無責任かもしれねえけど」
美琴「……ホント無責任ね。なんで私がアンタを探さなきゃなんないわけ?」
上条「なんでだろうな。……戦友っつーか、切っても切れない腐れ縁だから?」
美琴「……腐れ縁ね。そんな理由で見つかる保証もない探し物するハメになるなんて、こんなことならアンタなんかに会うんじゃなかったわ」
上条「それは酷くないでせうか……?……まあ、人と人との縁なんてなかなか切れるもんじゃないしな。きっと、必ず見つかる。……そういえば、イギリスで人探ししてた人に会ったな」
美琴「人探し?」
209 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 00:10:40.98 ID:VZVpY32o [1/3]
上条「ああ。何でも大切な人を探してるって。恋人じゃないんだけど、大切な人らしくてさ」
美琴「ふーん……(どっかで聞いたようなフレーズね……)」
上条「壁越しに会話しただけだったけど、あの人がどれだけ探してる人を大事に思ってるかってのは、すげーよく分かったんだ。後半は愚痴のオンパレードだったけど、それだけその人のことを思ってるってことだし」
美琴「……壁越し?……愚痴?」
上条「その人とはほんの少しの間しか会話しなかったけど、きっと探してる人とその人の間には強いつながりがあるんだろうなって思ったんだよ」
美琴(……ま、ま、まままままさか)プルプル
上条「きっと、そういう繋がりって一生なくならねーと思うんだ。……だから、きっとあの人は探してた人に出会えたんじゃねえかな」
美琴「……そそそそそうね、出会えてるわよきっと」
上条「?……どうしたんだ御坂。急に震えだして、もしかして寒いのか?」
美琴「そそそそそそそうね、寒いわねきっと」
上条「……ま、マジでどうしたんでせうか御坂さん……?」
美琴「なっ、なっ、なっ、なんでもないわよ!?ホント、なんでもないの!!」バッ
上条「……あ、あれか。夜中のテンションか。夜中って急にテンション上がるよなー」
美琴「……っ」プルプル
上条「御坂さん?顔を真っ赤にして……暑いのか?」
美琴「このっ……バカぁぁぁぁぁああああっ!!!」バチバチバチィ!
上条「ぎゃああああああああああ!」バキィィィン
213 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 00:21:51.49 ID:VZVpY32o [2/3]
美琴(なによ!なんなのよ!まさか、まさかあの時の人がコイツだったなんて!!)ワタワタ
美琴(あわわわわわ……ってことは私、コイツにコイツのこと相談してたってこと!?)
美琴(なによそれ!し、し、し、しかも好きってことまで言った記憶が……!)ボフッ!
美琴(っていうか、なんでアイツ自分の事って気がつかないのよ!しかもあんなにご高説語ったくせに実際はこんなだし!!)
美琴(……でも、アイツ、そういうふうに思われるのって幸せ……って言ってたわよね……)ニヘラ
美琴(し、し、し、しかも今、強い繋がりがあるとか……)
美琴(そういう繋がりは一生なくならないとか……って、もしかしてコイツ、本当は気がついてる!?)ハッ!
美琴(そうよ、そうよね、そうじゃなきゃこんな話題振らないわよフツー!)ウンウン!
美琴(……ってことは、もしかして今の……告白!?)
美琴(ど、ど、ど、ど、どーしよー…………って、ちょっと待ちなさい私)フルフル
美琴(……どう考えても、そんなわけないじゃない……よく考えたらその前に話題振ったの私だし……冷静になりなさい御坂美琴。はい、しんこきゅー)スーハー
美琴(うん、よし。でも、コイツが私の好意を悪く思うことはないってことは、多分今ので確認できた。これは大いなる一歩よ!)グッ
美琴(大丈夫。これから、これから距離を詰めれば良いのよ……頑張れ私!!)
上条(さっきから御坂が情緒不安定で忙しいな……そっとしておいた方がいいのでしょうか)
235 名前:時に225、暗部編とはどのようなものをお望みか ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 02:51:08.00 ID:GpujlxUo [2/11]
上条「……御坂」パサ
美琴「ふぇ?……な、なによこの毛布」
上条「疲れてんだろ?そこのソファで横になってろよ。適当に起こすから」
美琴「……べ、別に疲れてなんかないわよ。私も手伝うって」
上条「まだ大丈夫だって。どうしても手伝って欲しいときには起こすからさ」
美琴「……じゃあ、寝ないで見てる」
上条「なんじゃそりゃ。……遠慮はしなくて良いからな」
美琴「……うん」モゾ
上条(……とりあえず、後は御坂が寝るだけか?)
上条(全く……テンションおかしくなるくらい疲れてんなら無理すんなっての)
上条(どうせ、部屋に戻れって言っても聞く耳持たないだろうしな)
上条(寝たら部屋まで運ぼう。……本当に、世話の焼けるお嬢さんですよ)
美琴(……うう、なんでこんなときに優しくするのよ)モゾ
美琴(毛布……あったかいじゃない)
236 名前:233クソワロタwwアンテナ動かすなwwwというか愛されてますなあZさん ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:00:03.23 ID:GpujlxUo [3/11]
上条「……」カリカリ
美琴「……」じー
上条「……」カリカリ
美琴「……」じー
上条「……」カリカリ
美琴「……ねえ、そこのコーヒー飲んでも良い?」
上条「コーヒーよりココアのほうが良いんじゃないか?」カリカリ
美琴「それじゃ目が覚めないじゃない。……勝手に淹れるわよ」
上条「仕方ねえなー……せめて砂糖くらい入れとけよ」カリカリ
美琴「入れなきゃ飲んでらんないわよ、こんな苦いの」コポコポ
上条「世の中にはコンビニのブラックコーヒーを在庫切れ起こすまで買い占める人間もいるってのに」
美琴「なによそれ?」
上条「俺の寮で語られてる噂。まあ土御門経由なんだけど」
美琴「……信憑性と胡散臭さが見事に混在する噂ね」
上条「でも、実際にたまーにブラックコーヒーだけが綺麗になくなってるし、案外マジなのかも。いいなあ大人買い。上条さんもやってみたいですよ」
美琴「アンタの着眼点はそこか」
238 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:18:08.25 ID:GpujlxUo [4/11]
上条「きっと、こんな風に寮監のバイトをせかせかやってる上条さんとは生活が大きく違うんだろうなあ、そういう奴ってさ」
美琴「あら、寮監のバイトがそんなに不満なわけ?」
上条「いえいえ決して、そういうわけじゃあございませんが。ただ、やっぱ自由に深く考えずに使えるようなお金が欲しいです」
美琴「煩悩の塊ね、アンタ。ま、愚痴ってる暇があったらせかせか働くことね、貧乏学生さん」
上条「くそう……学園都市第三位のお嬢様に言われると傷つくのを通り越して投げ出したくなるぜ」
美琴「ふふ、お嬢様はお嬢様で苦労だらけなのよ?まあそれはそれとして、そんなアンタに、はいこれ」スッ
上条「ん……コーヒー?」
美琴「いつかのお礼。ほら、スッキリさせて仕事がんばれ」
上条「サンキュー御坂……ってこれブラックじゃねーか。謀ったな?」ズズ
美琴「そのほうが目覚め良いでしょ」
上条「まあな。どうせ、上条さんはブラックも飲めるので大して問題ないですしー」ズズ
美琴「なによ、つまんないの」ズズー
上条「やっぱそういう目的か。とっとと寝ちまえビリビリ」
美琴「あっ!ちょっと、その名前で呼ぶなって何度も言ってるでしょうが!!」
上条「ブラックのお返しですよっと。さーて、上条さんはキビキビ仕事しますよ」カリカリ
美琴「ちょっと、スルーの体勢に入ろうとすんな!おい、こら!」
239 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:29:26.88 ID:GpujlxUo [5/11]
上条「……」カリカリ
美琴「……」ズズー
上条「……」カリカリ
美琴「……」モゾモゾ
上条「……へぶし」
美琴「……なに、寒いの?」
上条「うーん、そろそろ暖かくなってきた頃だと思うんだけどな」
美琴「……よーし、それじゃあまた美琴サマが暖めてあげましょー」
パサ
上条「毛布は俺が貸したんだけどな」
美琴「みみっちい男ね。美少女の美琴サマにくっついて貰えるんだから感謝しなさいよ」
上条「いつまで引っ張る気だよそのキャラ。……まあ、あったかいのは認めるけどよ」
美琴「作業しづらい?」
上条「純粋無垢な純情男子高校生の上条さんには少々刺激的でございましてよ」
美琴「慣れよ、慣れ。……私だって、そりゃちょっとは気恥ずかしいし」
上条「じゃあやんなきゃ良いのに」
美琴「風邪引きそうな奴を目の前にして、見捨てるような女じゃないのよ、私は」
上条「おやさしーですねみさかさま」
美琴「……なんかムカつくわね」
240 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:35:31.96 ID:GpujlxUo [6/11]
上条「……」カリカリ
美琴「……」
上条「……」カリカリ
美琴「……」コテン
上条「……御坂?」
美琴「……」
上条「……御坂さーん」
美琴「……すー……くー……」
上条「……まったく、人の肩の上で寝んなっつーの。これじゃ部屋に運べねえじゃねえか」
美琴「……くー……くー」
上条「……はあ、すやすや気持ちよさそうに寝やがって……こりゃ起こすにも起こせねえよなあ」
美琴「……くー……」
上条「……仕方ねえな。このまま朝まで枕代わりになってやるよ」
美琴「……すー…」
上条「……おやすみ、御坂」
上条「……ぐかー」
美琴「……くー」
翌日、寮内は夜伽の噂で持ちきりだったという
306 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 02:49:24.21 ID:ee4qwJgo [1/15]
おまた
相も変わらず書き溜めなんて洒落たものはないけれど、ちょっと番外編へ寄り道
題して「一方通行ちゃんの誰得男子寮寮監代理」
308 名前:少しは書けるかと思ったら即行詰まった ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 03:37:48.00 ID:ee4qwJgo [2/15]
一方「畜生、土御門の野郎……」
一方「なンで俺がこんな事しなきゃなンねェんだよ……」
一方「寮監代理だァ?」
土御門「だにゃー。上からの要請だぜい。詳しい事情は省くけどな」
一方「どこの寮だ?っつゥか、突然すぎて意味がわからねェぞ」
土御門「俺のいる寮だにゃ。なんでも、これからちょっとした仕事が入るから、その下準備だそうだにゃ」
一方「ハァ?なンでお前の住む寮で一つ屋根の下過ごさなきゃなンねェんですかァ?」
土御門「命令違反はいかんぜよ?……カミやんの部屋、今なら空いてるぜよ」
一方「……な、なンの話だよ?」
土御門「寮監代理になれば、カミやんの部屋を漁り放題だにゃ。寮の管理にかこつけてとか」
一方「……それが俺のなンの得になるってンだ?」
土御門「……カミやんの趣味が特定できたり、その他色々だにゃ。カミやんの部屋の管理のことの相談とかいう名目で、会うことも可能だにゃ」
一方「……」
土御門「今までのガサツな印象を払拭するチャンスぜよ。それに、まだ自分の性別バラしてないんだろ?」
一方「……それは……」
309 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 03:55:25.29 ID:ee4qwJgo [3/15]
土御門「同じ寮にいれば、お前のサポートもしやすくなるってもんだぜい。もちろん、仕事としての意味合いも含めるけどな」
一方「……しかたねェ、仕事だったら逆らえねェしな」
土御門「それがいい判断だにゃー。んじゃ、早速行こうか」
一方「ハァ?荷物とかはどォすンだよ?」
土御門「既に搬入済みだぜい。お前の今の同居人たちの許可も得ている」
一方「……根回しの早ェこって」
土御門「流石は土御門元春サマだぜい?……ま、色々あるだろうが頑張るんだにゃー」
一方「おゥ」
一方「それがまさか……ハァ」
一方「肝心の三下は行方不明。俺は俺で部屋に立ち入る勇気も出ず……」
一方「これじゃァフツーに上の言うことをヘイコラ聞いてるだけじゃねェか。畜生、思惑通りにはいかねェってか」
一方「……俺に、もう少しばかりの勇気がありゃァな……」
一方「……とりあえず、寮監代理の業務に勤しむかァ。細けェこと考えてっと気が滅入るぜ」
一方「……うう、三下ァ……」グス
310 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 04:19:33.70 ID:ee4qwJgo [4/15]
――……カツカツカツ
一方「……あン?」チラ
――ガシャコ
――ギィ
一方「監視カメラのモニター画質悪ィな……って、コイツ女かァ?」
一方「男子寮だってのに女が来ンのはおかしいだろフツー……」
一方「注意したほうが良いのかァ?」
――バタン
一方「この階のこの位置は……あン?土御門の部屋か」
一方「そォいや、妹が来るとかなンとか言ってたっけか?……ってことは、コイツがその妹ってワケか」
一方「……じゃ、面倒臭ェし注意しなくていいよなァ」
一方「ハァ……三下、どこにいンだよ……」
311 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 04:39:19.99 ID:ee4qwJgo [5/15]
その後
土御門「おい、一方通行。仕事だ」
一方「あン?寮監代理の仕事ともおさらばかァ?」
土御門「いや、それとは別件だ。お前と俺の大好きな上条当麻の奪還任務だ。もちろん、協力するな?」
一方「……当たり前だろォ?なンだよ、もっと早く見つけて来いってンだっつゥの」
土御門「あ、参考までに言っとくが、カミやんを直接助けるのはお前じゃねえぞ。お前は一応の控えとか」
一方「……なんだよツマンネェ……」
土御門「そう言うな。この作戦じゃないと、スムーズにカミやんを奪還できないんだ」
一方「……仕方がねェ」
土御門「それから……もう一つ。俺の部屋に入ったか?」
一方「あン?女なら入ってたぜ。お前の妹なんじゃねェの?」
土御門「……そうか。ならいいんだ」
一方「……なンかあんのか?」
土御門「いや、物の配置が変わっていたから気になっただけだ。……じゃ、次の具体的な指示が飛ぶまで待ってろ」
一方「あいよ」
319 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 20:21:25.11 ID:ee4qwJgo [7/15]
えっとスマン
日中に来るつもりがいつの間にかこんな時間に……
とりあえず、妄想エンジン掛けるために安価だしますね
一方さんサイドであれこれとか、魔術サイドであれこれとか、好きにぷりーず
>>324
324 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 20:27:33.75 ID:UzdUdsoo [1/2]
Zさんの全開妄想コーナー ぱーとさん
329 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 20:53:20.85 ID:ee4qwJgo [11/15]
__η
/i_} }ソ} ___
〃 >'`/ ´ `丶
/ _/ ./::/::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
/ / /::/::.::.:/:|::.::.::.::.::.::ヽ:Z.:ヽ
/ '::.:|i::.i::.j| |::.ヽ :|i:.::.::|::::::::::ヽ
/ / i::.::|i::.ト八|\j斗\::|:::::::::::|
/ / |::.::|iYf:心 ィ卞。7.::j|::.::|
. / / :|:.:リハゝ::リ 、_;,じイ|/)::│ どうも。やっと作者の中で設定の固まったZです
/ 人. ∨|::.:: ' ,_ イ::.::.| ふふふ、私の秘密が語られるのは、
丶、 \____ | i人 _ /::.::|::.::.:| もう少し先になりますが……
\ │ 勹ー|::∨ :.:...、__. イ::/::.i|::.::.:| とにかく、『逆レイプ』です
\ | ∨厂|::.::./r} ∨::.::i|::.::.:| いいですよね、逆レイプ。
{.\| ∨/::.:/:卜─__/!::.::八::.: | 普通なら考えられないシチュエーションです。
\ノ /::|i::.∧ 「 o/ノ│:/ \| 弱者であるはずの女性が、逆転して男性をいたぶる
 ̄ ̄∨::::|i::ハ. | o//η |厶イ⌒ヘ それは、現実的には少ないのではないでしょうか
,:::::: : λι ` ノ/ ',
{:::::: ∨ } }
:::::: ∨ ∧
∧:::::: 、 !
/:::: /| 〉
,′ ∨└┬ー┬'′
〈_ | { |
└r- ,,_____」 l |
/\二二二ニニ=-ヘ | }
/ { | l ] }::ハ } l
331 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:30:41.34 ID:ee4qwJgo [12/15]
Z「現実では、というより、二次元の創作物中においても少ないですね。エロゲとかは別として、一般の漫画でレイプされる女性、レイプによって心に傷を負う女性はいても、その逆はなかなかいない。というのも、やはり逆レイプというジャンルの現実感のなさゆえでしょうか」
Z「通常なら、腕力のある男性が女性を力づくで犯すのがレイプ。が、腕力の乏しい女性が男性を逆にレイプするというのは、男性側としては屈辱の極みでしょうね。そういう趣味ならそれはそれですが」
Z「軍隊出のマッチョな女性ならまだしも、普通の女性が逆レイプを行うためには、それなりの準備が必要になります。主に、薬物や縄、手錠など、動きを拘束する物品が基本となります。まあ、学園都市では四肢の動きを抑えられる程度の念動能力者はざらにいますから、割に手軽に逆レイプを行いやすい状況ではありますね。私もその一人ですし」
Z「ですが、逆レイプはやはり好いた男性に行わねば意味がない。どんな男性相手でも股を開けるような淫乱牝豚ならまだしも、私はそうではありません。上条先生でなければ、濡れることも勃つこともありません」
Z「そうすると、一つ問題が。上条先生は、能力では拘束できません。全て、あの右手が打ち消してしまいます。ということは、やはり物質的な拘束手段に頼るしかないということですね」
Z「睡眠薬で眠らせた後、縄等で自由を奪い、美味しくいただくと。……そして、重要なのは手順ですね」
Z「私はか弱い女子中学生です。上条先生に抵抗されたら、成す術がない。ということは、四肢をの自由を奪ったままでことに及ぶ必要があります」
Z「が、服を着せたまま四肢の自由を奪うと、服を脱がすことが出来なくなる。半脱ぎもエロいことはエロいですが、繋がるときにズボンとパンツは邪魔です」
Z「ということは、最低限ズボンとパンツは脱がす必要があるんです。シャツ一枚で縛られて気絶している上条先生。もちろん[らめぇぇっ!]は萎んだまま丸出し。なんとも間抜けな絵面ではありますが、起きた後に期待ですね」
Z「ふへへへ……おっと、失礼。涎が……」ジュルリ
Z「そして、準備が整ったらとうとうお目覚めの時間です。もうその後はあれやらこれやらし放題です。自慢のテク(未使用)で上条先生を見事に篭絡させて見せますとも、ええ」
Z「……え?お前ドMなのに逆レイプありなのって?何を言ってるんですか」
Z「当然、上条先生は私の好意を良しとしないでしょうね。上条先生に罵られながら、淡々と事を進める。いいじゃないですか」
Z「その後の展開によっては、上条先生に性的に責めてもらえる可能性もあるわけですしね」
Z「ふふ、萌えてきました……あ、燃えてきました!!」
Z「お、偶然にもこんなところに睡眠薬と手錠が二つ。……仕方がないですね。今すぐ実行してみますか。待っててくださいね、上条先生……ふふふ」
この後、Zさんは美琴さんに優しく粛清されました。
338 名前:飯ば食ってくると ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 22:29:43.16 ID:ee4qwJgo [15/15]
上条「へ?資料ですか?」
寮監『そうだ。中身については守秘義務があるので言えないが、君に持ってきて欲しい』
上条「そんなものを俺が持ってきても良いんですか?」
寮監『原則では不味いが、君なら構わないだろう。信頼に足る男だからな。なにぶん、生徒に頼むわけにもいかない資料でね』
上条「……そういわれると断れませんけど……その資料の中身が分からないと、持ってくることも出来ないんですが」
寮監『あー……緑色のA4サイズの封筒に入っている書類だ。中学の事務室で、コードを言えば渡してもらえるはずだ』
上条「はあ、なるほど」
寮監『学び舎の園に入るのにもコードがいる。私から話はつけておくから、君は入り口でT007112の者です、といえば大丈夫だ』
上条「……なんか厳重すぎて気後れしそうなんですが」
寮監『大丈夫だ、君ならなんとかなるだろう』
上条「……不安ですね」
349 名前:348やめてえええとは言わないからな? ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 00:32:13.72 ID:0.bEX.oo [2/6]
上条「というわけで門まで来たは良いが……」
上条「やっぱただっ広いなー……」
上条「同じ第七学区とはいえ、なかなかこっち来ねーし……」
上条「……塀の先が見えねーもんなあ、ここ」
上条「さーて、とりあえず入らなきゃ始まんねえよな。さっさと入るか」
上条「……迷わずに常盤台にたどり着けるかは疑問だが」
上条「あの、T007112の者ですが」
門番「えー……あ、はい確認しました。それじゃ、このパスカードを首からぶら下げてください」
上条「はい」スチャ
門番「それを園内で無くされると、園内各所に設置されたレーザーに撃ち抜かれますのでお気をつけください。それから、園内でおかしな行動をとられるようなことがあった場合は、警護員の者と共に地下へ向かうことになっておりますので、お気をつけください」
上条「…………はい」
上条(ヤバイ所に来てしまった……)
上条「さて、常盤台はどっちかなーっと」
「ねえ、アレ」ヒソヒソ
「やっぱり?」ヒソヒソ
350 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 01:09:44.27 ID:0.bEX.oo [3/6]
D「上条せんせー♪」
C「上条先生、こんなところで何を?」
上条「お、二人とも奇遇だな……って、そうでもないか?」
D「上条先生が学舎の園の中にいることが驚きですよー」
上条「ちょっとした書類を取りに来たんだ。始めて中に入ったけど、すっげー広いのなここ」
C「まあ、五つの学校が合同で同じ敷地を使ってますからね。ただでさえ日本の中で異色な文化を築きあげている学園都市の中の、更に異色な場所ですから」
上条「入ったとき外国かと思ったもん。標識までデザイン違うんだなー」
D「無駄に凝ってるんですよねー。……で、上条せんせ?もう仕事は終わりました?」
上条「いや、まだだ。今から常盤台に行こうと思っててさ」
C「そうですか。場所は分かりますか?」
上条「……恥ずかしながら、早速迷いかけてます」
D「じゃあ、私たちが案内しますよ?もう放課後ですし、暇なんですよねー」
C「暇って言うか、私たちは一応受験生でしょ……。まあ、正直あまり関係はありませんけど」
上条「それじゃあ、頼めるか?」
D「まっかせてください♪」
351 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 01:42:56.22 ID:0.bEX.oo [4/6]
D「とーりあーえずー、こっちこっち!」グイグイ
上条「お、おい、引っ張るなよD」ヨタヨタ
C「あ、あれDちゃん」
D「シッ!!」
C「……こっちって、常盤台と間逆よね?」ヒソヒソ
D「いいのいいの!折角上条先生に会えたのよ?ここは一つ、出来る限り長引かせて、親交を深めるべし!!」ヒソヒソ
C「……知らないわよ、色々と」
D「……とりあえず、出来る限り遠回りなルートを通るわ。それなら、御坂さんたちに会う確立も減るでしょ、多分」
C「……勝手にしなさい」
C「上条先生、私は用事があるのでこれで」
上条「え、そうなのか?」
C「はい。Dがしっかり案内しますので、どうぞごゆっくり」
上条「そっか、ありがとな」
D「ささ、上条先生こっちですよー!(ナイスよ、C!!)」グイグイ
上条「うおおっ!ひっぱんなって!」
上条(……ごゆっくり?)
396 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[保守ネタ] 投稿日:2010/04/11(日) 00:09:35.43 ID:hhTIx6o0 [1/9]
~上条先生のお悩み相談室~
上条「始めに、◆BE/7vZkX1k氏に無許可でやることを謝罪させていただきます。ごめんなさい」
上条「ぶっちゃけID:m71grQQ0の妄想垂れ流しに過ぎませんので、どうか生暖かい目で見守ってやって下さい」
上条「それではメタな話はこれ位にして、早速お悩み相談に移りたいと思います!」
上条「さて、一通目のお便りは……」
~上条先生に相談です。
突然ですが私には好きな人がいます。
しかしその人は超がつくほどの鈍感で、私の気持ちに全く気付いてくれません。
たまに勇気を振り絞って好意を示してみたりするのですが、彼は当然のように悪い方へ勘違いしてしまうのです。
そのせいで私はイライラして、彼に酷いことを言ったり電撃を放ったりしてしまいます。
彼を振り向かせるためにはどうしたら良いのでしょうか?
上条先生でしたらどうされたら気付くと思いますか?
あと出来れば先生の好みのタイプとか教えて貰えると嬉しいです。
407 名前:403まあまあそう目くじらを立てずに。別にry――ある司教の言葉 ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:41:36.33 ID:P7aCtMAO [2/10]
朝
上条「ふああ…………今、何時だ?……5時か」
上条「……このソファ、やっぱりなんか魔術かかってんだろ。こんな時間に起きるなんて久しぶりだぞ」
上条「……玄関前は昨日の夜に御坂に罰として掃かせちゃったし……」
上条「やることねー」うだー
スタスタスタ スタ
黒子「上条先生?」
上条「んあ?白井か」
黒子「朝からだらしないですわね。ソファに手足を投げ出して寝転がっているだなんて」
上条「むしろ早朝だから普通じゃねえ?っていうか、白井こそ珍しいな。こんな時間に起きてくるなんて」
黒子「諸事情ございまして。……時に上条先生、今日はなにかご予定はございまして?」
上条「いや、とくにねえな。寮監としての引き継ぎ作業もある程度消化できたし」
黒子「あら、それは好都合。…………上条先生、今日は、私とお付き合いしていただけませんこと?」
上条「……お付き合い?」
黒子「はいですの。こちらの券を使わせていただけますわ」ピラ
上条「……デート券か。俺の意思を無視して作られた」
黒子「そうおっしゃらないでくださいな。ビンゴ大会を盛り上げる良い火種になりましたわ」
上条「それで盛り上がれる意味が分からないけどな」
黒子「女の子はこういう物に弱いんですの。それではご不満?」
上条「いや、上条さんは女の子よく分かんねえし、それで良いんじゃね?」
408 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:00:35.61 ID:P7aCtMAO [3/10]
黒子「それで?」
上条「へ?」
黒子「今日はお付き合いしていただけるんですの?まったく、女性にこのような事を二度も言わせるものじゃございませんのよ」
上条「ああ、悪い悪い。別に大丈夫だぞ」
黒子「それは良かった。それじゃあ、今日はしっかりエスコートしてくださいまし」
上条「え?白井が行きたいところに行くんじゃないのか?」
黒子「それではデートになりませんわ。こういう事は殿方がリードしていくものです」
上条「そうかなあ……?」
黒子「まあ、個人の嗜好によりけり、ではありますけど。今日は私の嗜好に合わせていただけません?」
上条「まあ、デート券持ってんのは白井だし、分かったけど……上条さんはデートなんてしたことねえし、どこ行きゃいいのかとか分かんねえぞ?」
黒子「それを必死に考えるのが殿方のお役目ですわ。頑張って下さいませ」
上条「…………ぐう、朝からとんだ無理難題を言い付けられたぜ」
黒子「弱音を吐くだなんて、まったく殿方の風上にも置けませんわね」
上条「上条さんはどうせヘタレですよー……」
黒子「いつか私を助けに来たときの男気はどうされたんですの?ほら、しっかりなさいな」ペチペチ
上条「おでこ叩くな」
410 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:20:53.77 ID:P7aCtMAO [4/10]
上条「そういや」
黒子「なんですの?」
上条「こうして髪を下ろしてる姿を見るの、新鮮だな」
黒子「確かに、普段は寝る直前まで髪を結ってますものね。寝間着姿などは、殿方に見せるものではございませんから」
上条「俺もスケスケのネグリジェなんて見たくないからなあ」
黒子「あら、失礼ですわね。私に魅力は無いと?」
上条「そういうわけじゃないけど。見たあと気まずそうだし」
黒子「それは否めませんわね。……それで?」
上条「ん?」
黒子「髪を下ろしていることに対する感想、まさかそれだけですの?」
上条「なんでだ?」
黒子「……はあ。普通、そういうときには『髪を下ろしても可愛いな』とか気の効いたセリフをいうべきですのよ」
上条「トレンディドラマの見すぎだろ。いつの時代の人間だお前」
黒子「随分な言いぐさですのね。黒子泣いてしまいますわ。およよ~……」
上条「わざとらしすぎるだろその嘘泣き。っていうか、俺に言われたって大して嬉しくもないクセに」
黒子「あら、バレてしまいましたの?まあ、誉められて嬉しくない女性はいませんでしてよ」
上条「相手が俺でも?」
黒子「ですの。それに、貴方のことは別に嫌っておりませんわ。昔ほどは」
上条「やっぱまだ嫌いなんじゃ……」
411 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:35:25.62 ID:P7aCtMAO [5/10]
黒子「乙女心は複雑ですの。ま、こうしてデートにお誘いしていることからお察し下さいな」
上条「……デートの最中にこの世とサヨナラなんてサスペンスはありませんよね?」
黒子「……それ以上おっしゃるなら、本当にそうしますけど?」
上条「じ、冗談です!……嫌ってるワケじゃないと受けとります」
黒子「それが懸命ですわね。……では、朝食後に寮監室へ参りますわ。後の話はその時に」
上条「デートプランのタイムリミットはそこか……」
黒子「頑張って下さいまし?期待してますわよ」スタスタ
上条「プレッシャーが………………あ、白井」
黒子「なんですの?」ピタ
上条「髪下ろしても、大人っぽくて似合ってるよ。別にお前に言われたからじゃなくて、本心だからな?」
黒子「……まったく、言うのが遅すぎますわ」ハァ
上条「……すみません」
黒子「今日のデートで挽回して下さいませ。では、後ほど」
スタスタ
上条「……さーて、デートどうしよう」
416 名前:安価というか、気に入った意見片っ端から取り入れたい ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 03:02:37.33 ID:P7aCtMAO [7/10]
寮監室
上条「くそう、学園都市のデートスポットなんてどうやったら調べられんだ……?」
上条「学園都市のLAN回線に繋げば意外になんとかなんのかな」
カチャカチャ
ブゥーン
上条「えーと……デートスポットっと」カタカタ
上条「おー、結構特集ページあるもんだな。もっと教師とかの検閲とかに消されてるかと思ったけど」
上条「片っ端からページ見てくか」カチカチ
上条「公園……まあ定番か。ボートで池を遊覧ねえ」
上条「なんか古くさいな。……いや、白井はこのくらいが好みか?」カリカリ
上条「他には……ふうん、水族館か」
上条「なるほど、水産関連の研究施設の一部を改造してアミューズメントの一環にしたわけか。研究費も稼げて一石二鳥と」カリカリ
上条「この手の施設なら結構ありそうだな。水産以外は……普通に生物学とかか?」カタカタ
上条「やっぱりだ。屋内型動物園……ふうん。屋内レジャーは探せば探すほど出てくるな」カチカチ
上条「これなら案外イケるか?……問題は白井の期待に添えられるかだけど」
上条「なるようになれ、だな」カチカチ
420 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 03:26:33.15 ID:P7aCtMAO [8/10]
数時間後・朝食前
上条「ある程度候補は決まったな。後は……女の子の意見も取り入れるべきか?」
上条「なあ、御坂」
美琴「あらおはよう。なに?」
上条「もし、デートに行くならどこがいい?」
美琴「どこって言われても……って、でっ―――!?」カァァ
美琴(い、い、今コイツもしデートに行くならって言ったわよね!?言ったわね!絶対に言ったわよ!!え?コレってもしかしてもしかするとデートのお誘い的なカンジなの!?いやでもそんなイキナリ誘われても心の準備が―――)アセアセ
上条「……御坂?」
美琴(でもコイツが行きたいなら行くしかないわよね!?うん、断るなんて失礼よ!そうよ、コイツの男を立ててやる為にも、デートのお誘いは受けなきゃ!ああ、でも、でも、でも、デートの時ってやっぱり緊張しちゃうって!あうう、絶対に変なコトしちゃう……)ワタワタ
上条「おーい、御坂さーん……?」
美琴(あ!っていうか、デートって何時まで!?まさか夜までだったりとか!?あ、あり得る……男ってやっぱり狼だし、コイツになら食べられても――って何考えてるのよ私っ!)モンモン
上条「……他をあたるか」
美琴(ああっ、ってことはやっぱり用意した方がいいのかな!?コンビニとか行くべきかしら!?やっぱり薄い方が良いのかしら……?)
美琴「ね、ねえ、やっぱり薄い方が―――って、いない!?」ガーン
美琴「うえええん、なんなのよお~~~っ!!」
C(御坂さんがいきなり泣き出した……っていうか、薄いって何がかしら?)
422 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 04:01:02.60 ID:P7aCtMAO [9/10]
上条「あ、Aちゃん」
A「あら、上条先生。おはようございますわ」
上条「おはよう。あのさ、もしデートするならどこ行きたい?」
A「デート……ですか?」
上条「うん、デート」
A(……恐らく、言い方が紛らわしいだけで、これは私をデートに誘う旨の発言ではありませんわね)
A(大方、白井さんからデートプランを決めるよう言われたのでしょう…………ならば)
A「そうですわね……私なら、テーマパークに行きますわ」
上条「テーマパーク?」
A「最近、ラブリー・ミトンのテーマパークがオープンしたそうですの。そちらに行かれてみては?」
上条「ラブリー・ミトンって、あのカエルとかウサギのキャラのヤツか。……白井ってそういうの好きなのか?」
A「女の子の大半は、可愛いものに目がありませんの」
上条「ふうん。そっか、ありがとう。参考になった」
A「お力になれて光栄ですわ」
A(ふふ、上条先生は純粋ですわね。可愛らしいですわ)
A(白井先輩がキャラもののテーマパークが好きなわけがございません。……これで、少しでも二人の距離が離れれば重畳)
A(出る杭は打たねば……ね)
A「オホホ……オホホホホホホホホホホホ!!」
C(Aさんが悪役みたいな高笑いを…………怖い)
424 名前:すまんラーメン作ってた ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 04:47:41.33 ID:P7aCtMAO [10/10]
上条「Dさん」
D「あ、上条先生、おはようございます♪」
上条「おはよう。あのさ、もしデートに行くなら、どこに行きたい?」
D「で、デートですか?」
上条「ああ。参考にしようと思って」
D(こ、これは私を誘うための事前調査!?い、いや、そう考えるにはまだ早いわ。まだ、参考にする、としか言っていないワケだし)
D(ここは、無難に私が行きたいような場所を言うべきよね)
D「そうですね、やっぱりショッピング?」
上条「ショッピングか」
D「何かを買わなくても、色んな商品を見てるだけで楽しいんですよね」
上条「あー、なんとなく分かる」
D「やっぱり、そういう無難なセンが女の子は喜びますね」
上条「サンキュー、かなり参考になった」
D「いえいえ♪」
D(さて、こっから踏み込むべきかしら……?一体なんのための事前調査なのか、それが知りたいのよね……)
D(これが他の誰かを誘うためのだったら、私立ち直れそうにないけど……)
D(いちか、ばちか!)
D「ところで上条先生、今の質問―――って、いない!」
D「なによそれえ―――っ!!」
C(……今日はやたらと知り合いが叫んでる……怖い)
425 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/11(日) 05:12:35.87 ID:4DumgY.o [1/2]
上条「さて、まあこんなもんかな。結構参考になる意見が多くて助かったぜ」
Z「ちょっとちょっとちょっと、ナチュラルにスルーしないでください上条先生。濡れますよ」
上条「あーはいはい、今上条さんは忙しいのでまた後でね」
Z「いくらなんでも酷すぎませんか?あまり打たれ過ぎると立ち直れませんよ」
上条「……なんでせうか?」
Z「(優しさに付け込むのって楽ですね……)私からも、ささやかな意見をと」
上条「……聞くだけ聞きます」
Z「やっぱり、おもちゃ屋でしょうね」
上条「おもちゃ屋?」
Z「ええ。こけしとか、最近はいいモデルも出てますし。若いカップルなら大盛り上がりですよ」
上条「おもちゃ屋でこけしって……いつの時代だよ。っていうか盛り上がれるか?」
Z「そりゃもう。男性のほうは、その夜を考えて別のところも盛り上がっちゃいますね」
上条「……なあ、それっておもちゃ屋?」
Z「はい」
上条「……うん、まあいいや。深入りはやめとく」
Z「えー」
426 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/11(日) 05:27:42.62 ID:4DumgY.o [2/2]
朝食後・寮監室
コンコン
上条「はい」
ガチャ
黒子「失礼いたしますの」
上条「おう、白井か」
黒子「お約束どおり、この時間にやってまいりましたの。……貴方のほうは、約束は守れそうですの?」
上条「多分な。期待にそえられるかはわからねーけど」
黒子「一生懸命に壁を乗り越えようとする姿勢こそが美徳なのですのよ。内容の良し悪しなどは二の次ですの」
上条「そういうもんなのか」
黒子「ですの。もちろん、その上で内容もよければ満点ですのよ」
上条「せいぜい及第点までは頑張ります」
黒子「期待してますわよ」
上条「……ところでさ、白井」
黒子「なんですの?」
上条「今日は髪、結わないのか?」
黒子「……たまには、こういう日もございますの」
続きます
あらすじ
右方のフィアンマを打ち破った上条は学園都市に舞い戻って常磐台中学校の女子寮の寮監を勤めることに
しかし魔術サイドの上層部の都合によりイギリスに拉致られてしまった!
だがそれも一週間の間だけ!土御門くんの活躍により、全ては丸く収まったのである!
そんなわけで再び常盤台女子寮の寮監を務めることになりました!!お待たせモブキャラ!!!
登場人物(メイン)↓
上条さん:再び常盤台中学校女子寮の寮監になりました。そげぶ
御坂さん:言わずと知れたビリデレな方。多分正ヒロイン
イン○○:上条さんと無事再会。多分このスレではいい子になります。多分妾
科学サイド↓
白井さん:ババア声だろうと可愛いもんは可愛い。御坂さん一筋……のはず
源蔵 : 常磐台学生寮料理長。ムキムキの坊主頭。青ピとフラグ成立済み
青ピ : パン食を増やす際にバイトとして雇われる。基本的に朝晩の料理の準備に参加。休日は昼も
舞夏 : 時々出没するメイド見習い
寮監 : 只今出張中。ゲコ太趣味。上条さんが気になっちゃう、行き遅れたお姉さん
A : 一年生。金縛りの念動能力者。お慕いしてますわ上条先生。意外に強か
B : 一年生。ウワサ好き女子。影が薄い
C : 三年生。Dと仲良い真面目系女子。影が薄い
D : 三年生。レベル4の発火能力者。大好きです上条先生。サバサバしてる。意外に臆病で泣き虫
EFG : あれこれ有らぬ予想をする腐女子ども
Z : 二年生。原石の念動能力者。ドMで年齢を無視した変態性。折檻してください上条先生。策士だがバカ野郎
魔術サイド↓
神裂さん:おっぱい。堕天使エロメイドがハイパー堕天使ドエロメイドになるのかならないのか。洗濯機が友達
五和さん:多分その内出てくる。大人気
その他、希望と気分により追加あるかも
51 名前:すまんこちょっと色々あった ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 15:27:35.27 ID:ehs1cIAO [2/9]
常磐台中学女子寮
上条「あー……常磐台の女子寮……たった一週間ぶりだけど、随分と懐かしい気がする……」
美琴「こっちからしたら『たった』じゃないわよ。……さ、早く入って、みんなに会いましょ」
上条「………………」
美琴「……なに立ち止まってんのよ……もしかして、怖いの?」
上条「……正直」
美琴「……アンタ、もしかして私が言ったこと本気にしてんの?……アンタらしくないわね」
上条「……俺は、この一週間……みんなの気持ちも知らないで、一人でヘラヘラ過ごしていたんだぞ…………今さら、どんな顔して会えば良いのか分からなくなっちまって……」
美琴「……アンタは、ただ笑ってただいまって言えば良いのよ。皆が見たいのはアンタのそんな辛気臭い顔じゃないわ」
上条「…………でも、よ」
美琴「男のクセにうじうじうっさいわねー。成り行きで一週間の休暇貰ったと思って開き直ればいいじゃない!」
上条「……皆、怒ってねえかな」
美琴「そんなワケないでしょ!……ええい、もうまどろっこしいわね!さっさといきなさい!」ドンッ!
上条「ぐェッ!?」ゴチン!
美琴「……大丈夫?」
上条「大丈夫なワケあるか!思いきり鼻面を扉にぶつけたんだぞ!」ヒリヒリ
美琴「……鼻血は出てないし大丈夫ね、うん」
上条「目をそらすな目をっ!」
ガチャ
黒子「……上条、先生ですの?」
54 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:25:42.90 ID:ehs1cIAO [3/9]
上条「……白井」
黒子「……おかえりなさいませ、上条先生。皆様お待ちですの」
上条「……お、おう……」
黒子「では只今より夕食ですので、後ほど食堂にいらしてくださいまし」
上条「……あ、ああ……」
黒子「では、また後ほど」スッ
カツ、コツ、カツ、コツ……
上条「…………」
上条「……ん?」
美琴「ね、あっさりしてるでしょ」
上条「……あっさりしすぎてるっつーか…………ん?」
美琴「予想と違いすぎるからって度肝を抜かれてんじゃないわよ?ほら、皆待ってんだから鼻面撫でてないで立った立った!」グイグイ
上条「おいおい引っ張んなよ!」
美琴「アンタがちんたらしてんのが悪いのよ!ほら、さっさと食堂へ行く!」
上条「わ、分かったよ!」
上条「……というわけで、えーと……」
上条「皆さん、本当にご迷惑をおかけしました」
美琴「……違うでしょ!」ボソ
上条「えっと皆さん……ただいま!」
「「「おかえりなさい!上条先生っ!!」」」
55 名前:眠い……というかやや寝かけ ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:43:01.79 ID:ehs1cIAO [4/9]
ワイワイ ガヤガヤ
A「先生、大丈夫ですの?お体になにか差し障りは?」アワアワ
上条「だ、大丈夫だから、そんなに泣きそうな顔しないでくれ……」
D「せーんせーっ!会いたかったです!心配したんですよっ!?」ダキッ
上条「ぐェッ!?後ろから急に飛びかかるなっ!」
B「先生!綺麗な女性二人がかりで拉致されたって噂があるんですが本当ですか!?」
上条「[禁則事項です]!」
C「先生がご不在の間、皆協力して寮を護ってたんですよ」
上条「皆、本当に迷惑かけてごめんな」
E「先生、肉体改造とかされてませんか!?性転換とか!」
F「二本に増えてたり!」
G「まさか……ふた○り!?」
上条「どれもありえねえよ!」
Z「先生っ!早速私と合た」
上条「お前はいつもと変わんねえな!」
ワイワイ キャーキャー
黒子「……大人気ですわね」
美琴「当たり前、っていいたいけど、なんか複雑ね……」
56 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:53:49.97 ID:ehs1cIAO [5/9]
黒子「それは、頑張ったのはお姉様だからですの?……まあ、お姉様はそのような性格ではございませんが」
美琴「……なにが言いたいのよ」
黒子「……それとも、あの方を他の方々に奪われたからですの?と思いまして」
美琴「ばっ、バカ言わないでよ!そんなワケ………………ちょっとは、あるけど……」
黒子「……はぁ、だったら素直にあの輪の中に混ざればよろしいですのに」
美琴「……それは……」
「御坂さん!」
「ほら、功労者が混ざらないでどうするんですかー!」
「一緒にお祝いしましょうよっ!」
「っていうか聞きたいこと山ほどあるんだからねー?」
黒子「……行って差し上げたらいかがですの?」
美琴「……アンタも来なさいよ」
黒子「私はここでご様子を眺めていますわ。それで満足ですもの」
美琴「……まったく、アンタもひねくれてるわよね」ギュッ
黒子「……お姉様」
美琴「ほら、一緒に混ざるわよ!」
黒子「わわわお姉様、そんなに強くお手を引っ張らないで下さいまし!あぁ~、ごむたいな~……」
ワイワイ キャーキャー
源蔵「やっぱ、この学生寮はこうでなくっちゃな。なあ青髪?」
青ピ「…………ええなぁ上やん………あんなにチヤホヤされよって…………ええなぁ……」ブツブツ
源蔵「………」
源蔵「チヤホヤされてえんなら俺がしてやらあ!オラオラオラ!」ムギュギュギュ!
青ピ「ほぎゃあああっ!ヘッドロックは堪忍なぁ!タップ!ターップ!」ペシペシ!
60 名前:投下遅くてすまん ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 18:29:32.57 ID:ehs1cIAO [6/9]
寮監室
上条「だはぁ~……すっげえくたびれたぞ……」ボフッ
上条「……でも、なんか幸せだな」
pi pi pi……
上条「……はい」ピッ
寮監『もしもし、上条くんかね』
上条「……寮監さん」
寮監『……無事、戻ってきたようだな』
上条「……はい。ご迷惑をおかけしました」
寮監『なぜ君が謝るんだ?君は被害者だろう』
上条「……でも、俺は仕事を放棄して……寮の人たちにも迷惑をかけて……」
寮監『……ふむ、なるほど。……そうだな、ならば罰則が必要だろう』
上条「…………」
寮監『……これからは、寮生や私に心配をかけるようなことは慎むこと。それが罰則だ』
上条「……!……あ、あの、それだけですか?…………って、私?」
寮監『なにをいう。今回のようなイレギュラーな出来事がいつ起こるか分からんのだぞ?非常に難しい罰則だ』
上条「言われてみれば……っていうか、こんな質問失礼なんですが、さっきの『私』って……」
寮監『…………と、とにかく、無事に戻ってきて良かった。これからの奮闘に期待している』
上条「え?あ、ああ、頑張ります」
寮監『…………』
上条「…………」
寮監『……さ、さっきのは、私も上条のことが心配だったということだ!い、言わせるなっ、バカッ!』
ガチャン!!
上条「いっ!………うう、耳がキーンとする…………」
上条「……まあ、怒ってないみたいだしよかったのか?」
64 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 19:16:49.85 ID:ehs1cIAO [7/9]
うーむこの後どうすりゃいいのか分からん
ということで気分転換にショート安価だしますか
20巻以外のキャラでたのんます>>68
Zさんの妄想全開なんたらはまた後ほど
68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/03(土) 19:35:04.32 ID:KL4AWYE0 [1/3]
復帰祝いに上条さんとの一日デート券をかけたビンゴ大会
69 名前:常磐台関係ない安価でもいいのに。でもお前らグッジョブ! ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 19:57:07.67 ID:ehs1cIAO [8/9]
ビンゴ大会
Z「えー食堂にお集まりの常磐台中学女子寮の皆さん!燃えてますかぁー!?」
「「「「いぇーあ!!」」」」
Z「上条先生とデートに行きたいですかぁー!?」
「「「「おおーっ!!」」」」
Z「上条先生とにゅーよーくしに行きたいですかぁー!?」
「「「「おおーっ!!」」」」
Z「温泉宿の宿泊券は自前で購入しなきゃありませーん!!」
「「「「Oh――……」」」」
Z「というわけで上条先生おかえり記念!常磐台中学女子寮ビンゴ大会を開催いたします!皆さん拍手―――っ!!」
わーっ!パチパチパチパチ………
上条「なんなんだこのマエセツ…………」
Z「えーちなみに司会進行は私、歌って踊れておしゃべりもおしゃぶりも上手な中学二年生のZがお送りさせていただきます!」
上条「さっそく下ネタかよ!」
Z「さて、ビンゴのルールは皆さんご存知でしょうから省かせていただきます!」
上条「無視かよ!」
Z「賞品はあがった方から自由に選ぶことが出来ます!なお、今回の目玉賞品はこちら!『上条先生との一日デート券』です!」
「「「「「うおお――――っ!!!」」」」」
上条「なんだこの異常な盛り上がり!?」
70 名前:飯行きます ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/03(土) 20:24:35.54 ID:ehs1cIAO [9/9]
上条「っていうか、なんで目玉賞品が上条さんとのデート券なんでせうか…………ま、まさか上条さんにたかる気ですか……!?」オロオロ
黒子「そんなワケないですわよ。ここの寮生の皆さんは、確実に貴方より財力がありますもの」
上条「……じゃあ、なんでだよ」
黒子「……本気で言ってますの?……ま、貴方のような唐変木には分かりませんわね」ハァ
上条「なんだか物凄くバカにされたんですが」
美琴「っていうかアンタはイマイチ乗り気じゃなさそうね?」
上条「だって不幸の申し子上条さんですよ?ビンゴなんて当たるわけないじゃないですか」
美琴「あら、いつもしぶといアンタにしては諦めムードね。……お食事券なんてアンタがいかにも喜びそうなのに」
Z「それじゃあビンゴ大会始めましょー!」
「「「「おおーっ!」」」」
上条「うおおーっ!」
美琴「いきなり目の色変えやがったわ」
黒子「仕方がありませんわ。主夫の鑑ですもの」
美琴「どうせ揃わずに不幸だーとかいいながらしょげるんだろうけど」
黒子「目に見えてますわね。……お姉様も、デート券を逃しても落ち込まないで下さいまし?」
美琴「ばっ、だ、大丈夫よ!……それより、黒子は何狙ってるわけ?」
黒子「一応、同じくデート券ですわ。……お姉様の手に渡すことはどうしても避けたいので」
美琴「……思わぬ伏兵ね」
92 名前:88正確には俺が書き出したのは2スレ目からっす。ちなみに正真正銘9スレも書いてる猛者もいます ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:02:34.50 ID:AtyjHzko [1/16]
美琴「……ねえ、黒子。もし」
黒子「私がデート券を得たとしても、お姉さまには渡しませんの。それを阻止するために狙っているのですから」
美琴「……だよね。いいわ、絶対にゲットしてやるんだから!」
黒子「望むところですの。……それにしても、意外でしたわね」
美琴「なにが?」
黒子「Zさんですの。あの方がビンゴ大会に参加者としてでなく、司会者として参加するだなんて」
美琴「……絶対になんか裏があるわね」
Z「というわけでまず一つ目の番号です!だららららららららららrrrrrrrrr…」
上条「すごい巻き舌だな」
Z「じゃん!9!!」
「やったぁー!」「あ、ない!」「いいなー」「まだだ!まだ終わらんよ!」
美琴「黒子あった?」
黒子「ありましたの。幸先の良いスタートですわね」
上条「……ねえなー」
Z「さあ、次に行きましょう!次の番号は……」
上条「あ、巻き舌やめた」
Z「じゃん!6!!」
「やったぁ!」「二桁きなさいよ、二桁!!」「当たらなければどうということはない!」「それ、この状況じゃダメじゃない?」
黒子「あ、またですの」
美琴「えっ!?黒子すごくない!?」
上条「……ねえなー」
93 名前:湾内泡浮ペアは、正直どっちかどっちか分からないのでキツイです。アニメはあすなろまでしか見てないし ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:26:40.33 ID:AtyjHzko [2/16]
Z「さあて、皆さん悲喜交々といった感じですが、容赦なくいって参りましょう!!次の番号は!!えー……5!!!」
「キタ―――(゚∀゚)――――!!」「コネ―――(´A')――――」「上条は私の父になるかもしれなかった人だ!」「ユメだよそれは!」
上条「Z、とうとう無駄を省きやがった……って、またねえよ……」
美琴「あ、やったあったあった!!」
黒子「あら……また、ですの?」
美琴「……え、なに、それ……え?」
黒子「え?」
D「え?」
A「なにそれこわい」
Z「さあ、次ので初リーチが出るのか否か!いってみましょう!………おおっと、初の二桁です!10!!」
「よっしゃあ二桁きたぜええええええ!!」「なんで11じゃないのよおおおお!!」「見える、私にも見えるぞ!」「真ん中以外の穴がか。よかったじゃない」
美琴「やった!二連勝!!」
黒子「……四連勝、ですの」
美琴「へ?」
黒子「リーチですの!!」
美琴「ええ―――っ!?」
Z「さあ、来ましたよ初リーチ!!なんと白井さん単独トップ!このまま下位をぶっちぎってビンゴするのか!さあ、運命の五回目です!!」
黒子
101 名前:なんか最後に黒子はいってたけど気にしない ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:46:12.83 ID:AtyjHzko [3/16]
Z「さあ、いってみましょー五回目れえす!!かみまみた」
上条「ちくしょーいいなあ白井……まだ一個もきてねえよ」
美琴「……まさか……まさかよね」
絹保「御坂様、そのお言葉は……」
万彬「……いわゆる、死亡フラグ、ですわね……」
Z「えー五回目の番号は……26!!」
上条「おっしゃああああああああああきたああああああああああああああ」
黒子「あら、ビンゴですの」
上条「は?」
美琴「へ?」
A・D「 」
Z「な、な、な、なーんと!!最短です!!最速です!!なんといきなり白井黒子さんがビンゴしてしまいましたぁぁぁああああ!!!」
「「「「「ええええええええ―――――!!!?」」」」」
源蔵「おっ、俺もリーチきたぜ」
青ピ「ボクなんてまだ一度もきてへんよ」
102 名前:98ちょwww当てんなwwwwww ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 00:55:36.51 ID:AtyjHzko [4/16]
Z「さあ、白井さん。どの賞品にしますか?」
黒子「決まっていますわ。……これですの!」
Z「おおーっと!一番選ぶ可能性が低そうだった『デート券』を選びました!!これは意外です!!」
黒子「いただきましたのー」
Z「デート券は裏面にある注意事項をきちんと熟読してご使用ください!!では、次の番号に参ります!!」
美琴「……うう……」
黒子「残念でしたわね。この券は私が責任を持って使わせていただきますの」
美琴「……え、使うの?」
黒子「はいですの。折角いただいたのに、使わないなんて勿体無いお化けがでますわ」
美琴「……ううー………」
黒子「さて、裏面の……『使用上の注意』」
黒子「『本券は、ビンゴ大会参加者に一切邪魔されることなく、心行くまでデートを楽しめる券である。効力は使用時から24時間。なお、邪魔をした生徒には罰則を与えることが出来る』
……なかなかにサドっ気のある券ですのね。これ、つまりデート中に遭遇しただけで罰則を与えられるってことじゃありませんの?」
美琴「……ううー……なんにもできない……」
黒子「ご安心なさいませ、なにもしませんのよ」
その後
上条「おっしゃあああああああああああ!!」
Z「なんと二人目のビンゴは上条先生です!選んだのは……」
このときが、人生の絶頂期だった、と後に上条当麻は語る。
107 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 01:07:41.11 ID:AtyjHzko [5/16]
そんな感じでビンゴ大会おわり
というか、まさか見破られるとは
ちなみに26は風呂じゃないです。違う意味がこめられてます
あと、上条さんはこの瞬間のみを回想してるだけです、という補足
んじゃ、また気分転換にZさんの妄想全開コーナーいってみますか。お代plz>>110
110 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 01:13:25.52 ID:FExAV8M0
兄妹
114 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 01:16:50.52 ID:AtyjHzko [6/16]
__η
/i_} }ソ} ___
〃 >'`/ ´ `丶
/ _/ ./::/::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
/ / /::/::.::.:/:|::.::.::.::.::.::ヽ:Z.:ヽ
/ '::.:|i::.i::.j| |::.ヽ :|i:.::.::|::::::::::ヽ
/ / i::.::|i::.ト八|\j斗\::|:::::::::::|
/ / |::.::|iYf:心 ィ卞。7.::j|::.::|
. / / :|:.:リハゝ::リ 、_;,じイ|/)::│ ふふ。Zです。
/ 人. ∨|::.:: ' ,_ イ::.::.| どうせまたこの1レスにしかAAは使われません
丶、 \____ | i人 _ /::.::|::.::.:| 兄妹。良い響きです。
\ │ 勹ー|::∨ :.:...、__. イ::/::.i|::.::.:| 私は兄萌え、というより年上萌えなのですが、
\ | ∨厂|::.::./r} ∨::.::i|::.::.:| 妹キャラを演じるのは
{.\| ∨/::.:/:卜─__/!::.::八::.: | やぶさかでもありませんね
\ノ /::|i::.∧ 「 o/ノ│:/ \|
 ̄ ̄∨::::|i::ハ. | o//η |厶イ⌒ヘ
,:::::: : λι ` ノ/ ',
{:::::: ∨ } }
:::::: ∨ ∧
∧:::::: 、 !
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└r- ,,_____」 l |
/\二二二ニニ=-ヘ | }
/ { | l ] }::ハ } l
115 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/04(日) 01:41:42.30 ID:AtyjHzko [7/16]
Z「例えば、そう。やはり朝、兄を起こす際の妹の挙動。これは、男性にかなり印象付けることの出来る瞬間です」
Z「いくつかの場合を考えて見ましょう。兄は、仰向けであると想定します」
Z「『おにいちゃ~ん、あ・さ・だ・よ!おーきーろーっ!!』とか言いながらボディプレス。これは、体の小さい方にしか出来ない難度の高い技です」
Z「成功すれば、兄に可愛い無邪気な妹を植えつけることが出来ます。これは兄にベタベタするためには必要な技術です。
しかし、体重のかけ方・ジャンプの角度・布団の上から予測される着地地点、これらの項目をすべてベストにしなければ、兄に朝一番から痛烈な記憶を植えつけることになります」
Z「逆に、大人しい妹キャラ。そういうタイプの場合、普通に揺さぶって起こしましょう『お兄様……あさですよ。学校に遅刻してしまいます』。あ、兄の呼び方についてはイメージですので置きになさらず」
Z「そして、そういう妹には兄は甘えがちです。きっと、少し目を開けてから寝なおすでしょう。そこからが、大人しめ妹キャラの特権です。『……お兄様、起きないのでしたら……』」
Z「そして、頬にキス。これは究極の妹萌えを引き出します。お兄さんが起きていた場合、きっとただでさえ元気なご子息がなおさら元気になるでしょうね。自分と兄両方が満足できる技です」
Z「さて、それ以外の妹はどうすべきなのか。とてもシンプルです。これは、すべての妹キャラに使えますが、出来る限り無個性・つまりプレーンな妹キャラのほうが効果的です」
Z「『おにー、朝なんだけどー』……そうして、兄のすぐそばまで寄ってください。そこからが、重要です。……兄の下腹部、つまり、[ピーーー]があるところに跨ってやりましょう」
Z「そして、兄は起き上がり、驚きながらこう言うでしょう。『お、おい!降りろ降りろ!!』……このとき、妹は確実に兄の男を感じていますが、おくびにも出しません。女とはそういうものです」
Z「『えー、なんでよー』。これは、ちょっと含んだ言い方をしてみるといいでしょう。『い、いや……その…………重いし』。兄は照れ隠しというか、兄の威厳を守るためにこうのたまいます。ほぼ確実です」
Z「そして、第二撃を当ててやりましょう。『えー!おにいデリカシーない!私重くないしー!!』そして、目の前にある兄の胸板に抱きついてください。出来る限り胸を押し付けることを忘れずに」
Z「とどめの一言。『……ね?重くないでしょ?』。パーフェクトです。マーヴェラスです。ここまで出来れば、もはや兄は陥落寸前。素晴らしいいちゃいちゃライフを過ごせるでしょうね」
Z「まあ、私ならそのまま[らめぇぇっ!]を握って、[ピーーー]して[ピーーー]を[ピーーー]して[禁則事項です]が[禁則事項です]に[禁則事項です]るまで[禁則事項です]。そしたらもう後は本能のままに
以下、検閲が間に合わなくなったため削除。
116 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 01:46:53.41 ID:AtyjHzko [8/16]
うん、妄想終了。酷い。酷すぎる
じゃあショート安価いきますか。ストーリーに直接関係なくてもおっけいです
出来る限りマイナーキャラとアニメキャラは避けてくれるとありがたい。あとは登場回数の少ないキャラとか、最新刊のキャラとか
うん、制約だらけな気がするけど、要は安価取ったもん勝ちなわけで
ってことでよろしこ>>121
121 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 01:53:26.49 ID:Qtse7mM0 [2/2]
kskst
122 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 01:56:31.49 ID:zYanQOw0 [2/2]
青ピ
124 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:16:57.49 ID:AtyjHzko [9/16]
緊急対談!青髪ピアスvsZ 『巨乳』について熱く語る!!
「まずは、学園都市が生んだ闇、現実社会の歪みの象徴・青髪ピアス(仮名)さんです」
青ピ「よろしくお願いするわぁ」
「続いて、このスレが生んだ光、仮想世界の希望の象徴・Z(仮名?)さんです」
Z「よろしくお願いします」
「早速ですが、近頃……」
青ピ「まず言いたいことが一つあんねんけど。なんやねん『巨乳』って。貧乳も重要な要素やぞ!!」
Z「それは同意見ですね。貧乳をないがしろにするという行為、それは真性のおっぱい星人にとって許しがたき所業です」
「……はあ」
青ピ「だいたいや、近頃の二次元における『おっぱいが大きけりゃいいや』的な風潮は断じて許せんねや!しかも貧乳は貧乳で極端やし!おかげで、近頃は本物の『普乳』が見れんのや!!」
Z「まあ、私はそのことにとやかく言える立場でもなさそうですが……。ですが、二次元における『標準』の大きさが替わりつつあることには同感です」
青ピ「ええか?いくら二次絵のバランスが三次元のバランスとちゃう言うてもな、基本の構造が変わらん限り乳の大きさもそう変わらんねん!」
Z「つまり、巨乳が描かれ過ぎた事によって、二次元におけるおっぱいの巨大化は進み、三次元で『巨乳』を呼ばれるものが二次元の『普乳』、三次元の『爆乳』と呼ばれるものが、二次元の『巨乳』になっている。由々しき事態です」
青ピ「こういうことを言うと、『二次元と三次元混ぜて考えんなksが』とか言いよる輩が出てくんねん。しかしなあようく聞けや。俺みたく三次元と二次元の両方に生きようと考える人間はなあ、二次元にリアルを持ち込みたいねんで!!」
Z「つまり、三次元の枠でありながら、二次元的イベントがある世界。そこに意義があるというわけです」
「…………はあ」
125 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:30:24.13 ID:AtyjHzko [10/16]
青ピ「……ふう、少しヒートアップしすぎたわ。つまりやな、おっぱいはおっぱいでええねんけど、あきらかに異常なサイズのを平常と捉えるのはやめろや、と」
Z「まあ、こんなこと書きつつ>>1は二次元の巨大おっぱい大好きなんですが。おっと口が滑った」
青ピ「あーそうそう、許せんものがもう一つ。『ロリ巨乳』ってあるやんか」
Z「ありますね。それがどうかしましたか?」
青ピ「なんでロリ属性に巨乳属性付け足すんや!アホちゃうか!?ロリと貧乳がワンセットやろうが!せめて、ちょっと発育が良いにとどめんかい!!」
Z「それは聞き捨てなりませんね。ロリ巨乳は決して悪ではないんですよ。いいですか、そもそもロリ巨乳は『ロリ』がベースなのか『巨乳』がベースなのかわかりますか?」
青ピ「『ロリ』とちゃうのんか?」
Z「いいえ、違います。『巨乳』がベースなんです。巨乳好きな方々が、大きなおっぱいがロリという小さい体についてたらアンバランスでエロいんじゃね?と考えた結果がロリ巨乳なんですよ」
青ピ「だからどないしたんや」
Z「つまりですね、ロリがベースである場合は、貧乳という属性が正統ですので矛盾だといいたいのも分かるんです。ですが、あくまでベースは巨乳。巨乳に正統もなにもありませんから、ロリ愛好家が切れるのはお門違いだというんです」
青ピ「なんやその理論は!ええか?そもそもロリという属性が……
以下、オンエア枠を軽々十倍は超えてしまったため、この企画はなくなりました
126 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:31:31.40 ID:AtyjHzko [11/16]
Zさんの熱弁を聞きたいという意見があったので、青ピとZさんに語っていただきました
それじゃ次安価>>131
131 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/04(日) 02:50:08.79 ID:e2MYG2.o
ここらで上条さんと美琴のふつうのいちゃいちゃ見たいです
132 名前:自分で出した安価なのにレス番勘違いしてボーっとしてたすまん ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 03:32:18.46 ID:AtyjHzko [12/16]
>>102続き
寮監室
上条「さーて……お食事券ゲットできたし……とりあえず、たまってる寮監の仕事片付けなきゃやベーか?」
コンコン ガチャ
美琴「……今、大丈夫?」
上条「んー、寮監の仕事しようと思ってたところだ」
美琴「ああ、ならちょうどよかった。そのことで来たの」
少し前・美琴と黒子の部屋
黒子「……ですからお姉様、そんなに凹まないでくださいまし」
美琴「ううー………だって、映画見た後のお買い物だって満足に出来なかったんだもん……」
黒子「……まあ、それは確かにお気の毒様ですけれど」
美琴「……いいわよ。楽しんでくれば良いじゃないー……」グスッ
黒子「……はぁ。仕方がありませんわね」
美琴「えっ……く、くれるの?」バッ
黒子「いいえ、差し上げませんわ。でも、代わりの案はございますの」
133 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 03:43:53.21 ID:AtyjHzko [13/16]
美琴「黒子がアンタが不在の間の寮監の仕事を代行してたらしくて、その進行状況とかをアイツの代わりに伝えに来たのよ」
上条「なんで白井が来ないんだよ」
美琴「えっ?……えーと……ああ、黒子は風紀委員とかの仕事で疲れてるから、寝たいんだってさ!」
上条「それなら仕方がねーか。それじゃあ、頼むぜ御坂」
美琴「う、うん」
上条「……とその前に、時間だし消灯の見回りしてくる。御坂はここで待ってろよ」
美琴「あ、いいの?寮則違反だけど……」
上条「一応、寮監代理の代理の代理ってことだしな。いいんじゃねえか?今夜くらい」
美琴「そうよね……じゃあ、待ってる」
上条「おう」
ガチャ
バタン
美琴「…………」
美琴「こ、これってなんか色々チャンスよね……二人っきりだし邪魔が入る可能性もないし」
美琴「……ありがと黒子~っ!」
134 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 04:32:39.68 ID:AtyjHzko [14/16]
美琴「……って、浮かれている場合じゃないわ!」
美琴「とりあえず、黒子に言われたとおりに……」ガサゴソ
ガチャ
上条「待たせた」
美琴「あ、大丈夫よ。作業しやすいように準備しておいたから」
上条「サンキュー。気が利くな、助かるぜ」
美琴「じゃあ、ここに座って。説明するわね」
上条「おう」ストン
美琴「えっと、まずこの書類がー」
上条「うんうん」
上条(……うーん……これは、気が散るな……。そりゃ、この方が説明はしやすそうだけど)
美琴(うう……自分でやっときながら、恥ずかしくなってきた……黒子の入れ知恵とはいえ……うぅ……)
上条・美琴(どー考えても、近い……)
148 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 00:13:49.82 ID:GKMQt9Yo [1/14]
上条「……なあ、御坂」
美琴「……へ?あ、うん、何?」アセアセ
上条「……あー、アレだ、ほら、その……ち、ちょっと近すぎやしませんか」
美琴「……そ、そうかしら?この方が説明はしやすいんだけど……そ、それとも……いや?」
上条「いえいえ!め、滅相もございませんよ!?……たださ、ホラ、上条さんも年頃のヲトコノコなわけでして、その……やっぱ可愛い女の子にあんま近づかれっと、気が散るというか……」
美琴「ふぇっ?い、い、い、いいいい今、今今なんて言ったのっ!?」
上条「え、だからその……可愛い女の子に近づかれると、気が散るって……」
美琴「かっ!?かわ、かわかわわわ……っ!!!」ワタワタ
上条「ど、ど、ど、どうした御坂!?」アセアセ
美琴「……ふにゃー」バチッ バチッ
上条「うおおおおおおおい!漏電してる!漏電してるって!!こんな近距離で漏電は死ぬ!死ねますよ御坂さん!?」バキィィィン!
美琴「……うっ、うっ、うっ……」プルプル
上条「し、正気に戻られましたか御坂さん……?」
美琴「……う、うっさいわね!アンタなんかに可愛いっていわれても嬉しくなんか全っ然ないんだから!このバカぁ!!」ズバーン!
上条「えええええええっ!?なんか理不尽にキレられた!?」
美琴「あうううううううっ!!」ポカポカ
上条「いてっ!?いててててなんだなんだ情緒不安定なオトシゴロですかこの中学生は!?」
154 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 00:39:58.27 ID:GKMQt9Yo [3/14]
美琴「…………」ペタペタ
上条「…………」カリカリ
美琴(ううううううう!なによ私のバカバカバカバカバカバカ!!コイツの言うことにテンパってなんかわけわかんないことしちゃったしーっ!)
美琴(結局あれから説明だけした後ずっと無言だし……なんで黙ってハンコ押してるのよ私は……ってあれ?デジャヴ?……)
美琴(……やっぱり、謝ったほうがいいわよね……?)チラ
上条「…………」カリカリ
美琴「…………」ペタペタ
上条「…………」カリカリ
美琴「……」ペタペタ
美琴(……なんか話しかけづらいー……)ガクッ
美琴(やっぱ怒ってるかな……?……でも、このまま沈黙もやだし……)
美琴(…………謝らないより、謝るほうがいいわよね……)
美琴「……あ、あのさ」
上条「……ん?な、なんでせうか?」
美琴「あの……さっきは、その、ごめんね?」
上条「あー……いや、アレは俺が悪かったって!」
美琴「……なんでよ」
上条「だってお前、俺に可愛いって言われたのが気に障ったんだろ?そりゃ、そういう台詞はもっとイケメンな奴に言われたいもんな。女の子だし」ウンウン
美琴(……なんでそうなるのよおおおおおおおおおおっ!!)
156 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 00:59:02.75 ID:GKMQt9Yo [4/14]
美琴(ありえないわよその発想!そりゃ、私も嬉しくないとか口走っちゃったけど!!)
美琴(う、う、う、嬉しいに決まってるじゃない!……恥ずかしすぎて口に出してなんて言えないけど……)
美琴「……ち、ち、違うわよ!!」
上条「ん?なにが?」
美琴「……べ、別に嫌じゃないわよ……その、か、可愛いって言われるの……」モジモジ
上条「ああ、それならよかった。……ん?じゃあなんで怒ってたんだ?」
美琴「……それは、その……ほ、ホラ!折角可愛いらしい美少女の御坂美琴様が近距離にいるんだから?嫌がんないで感謝しなさいっていうか?オーッホッホッホ!」
美琴(私は何キャラだああああああああああああああああああっ!!)
上条「……そ、それは失礼いたしました御坂様」
美琴「く、くるしゅうないわ?」
美琴(……う、うわああああああああん!!!)
美琴(これ絶対ドン引きしてるわよーっ!!またテンパってなにミスしてんのよ馬鹿ぁーっ!!)
美琴(……うう……もーサイアク……これ絶対再起不能よ……)
美琴(さよなら、純粋な私…………こんにちは、女王様な私……)シクシク
上条(……さっきから御坂が変だな。……なんでだ?いつもと違う理由…………あ、なるほど)
上条「……あのさ、御坂。……なんか、ごめんな」
美琴「………ふぇ?」
159 名前:いちゃらぶ……あえて言おう、無理であると ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 01:46:51.51 ID:GKMQt9Yo [5/14]
上条「多分だけどさ……俺がイギリスに行ったから、俺との距離感掴み損ねてんだろ?ほら、脱出のときも俺、渋っちゃったしさ」
美琴「……(当たらずとも……遠からじ)」
上条「……大丈夫だ。俺は、一週間前と変わってねえよ。学園都市が好きだし、もちろん向こうだって好きだ。それは、前からかわらない」
美琴「……」
上条「だからさ、お前も変に気を使うなよ?いつも通り接してくれれば上条さんは嬉しいです」
美琴「……」
美琴(……なんか凄くカッコいい勘違いしてる……けど)
美琴「……うん。そうね、変な気を使わないで、普通に接すればいいのよね」
上条「そうそう。そのほうが上条さんも気が楽ってもんですよ」
美琴「じゃ、ちゃっちゃと作業しちゃいましょ?この美琴様に手伝わせてるんだから、キビキビ働きなさいよー?」
上条「分かってるっての。あ、眠かったらいつでも戻って良いからな?」
美琴「ふふ、ありがとね。……あ、そうだ」
上条「?」
美琴「言おうと思って忘れてたんだけど……おかえり」
上条「……ただいま」
168 名前:166今のこの二人の関係じゃそんなの出来ねえええええっ!と自分の妄想力不足をシチュのせいにしてみたり ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 03:47:44.19 ID:GKMQt9Yo [8/14]
上条「…………」カリカリ
美琴「……ねえ」ペタペタ
上条「……んー?」カリカリ
美琴「イギリスでさ、背の高い女の人いたでしょ。あの、腰から刀ぶら下げてた人」
上条「ああ、神裂か」
美琴「あとさ、その他にアンタとよく一緒にいたシスターと、いつだったか学園都市にきてたきょ……ショートヘアの女の子と、他にも結構いたでしょ」
上条「ショートヘア……あ、五和か。他にも結構いたな。向こうでも女子寮代理してたし」
美琴「……で?」
上条「ん?」
美琴「……一体、どの子が……その……アンタにとって大切な人なわけ?」ドキドキ
上条「んー……誰っていわれてもな……皆大事だぞ?」
美琴「ふーん……」
美琴(ってことは、向こうの連中とはまだ何もない?……いや、こいつの性格的に、たとえ決まった人がいても皆平等に扱いかねないわね……)ウーン
美琴「……ねえ、向こうでなんか特別なこととかあった?」
上条「うーん、そうだな……」
169 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 04:16:53.73 ID:GKMQt9Yo [9/14]
上条(うーん……インデックスに会えたのは嬉しかったけど……そうするとクーデターの事とか全部話す羽目になるしな……)
上条「とくにねーかな」
美琴「へぇー……」
美琴(……特別なことはなかった、と。……ってちょっと待った!!そんなわけないじゃない!)
美琴(あの写真!膝枕されてたアレ!あれが特別なことじゃない……?そんなわけないわ!)
美琴(これって……何か隠してる?)
上条(特別なこと……第二王女に会ったりするのってやっぱ特別か?あ、でも無理だ)
美琴「……ねえ、本当に特別なことってなかった?」
上条「うーん……やっぱ特にねえなー」
美琴「……膝枕」ボソ
上条「ひざまくら?…………あっ」
美琴「……その様子じゃ、やっぱり何かあったのね?」
上条「い、いや!てっきり特別なことってのは、こう、思い出に残るような出来事のことかと!」アセアセ
美琴「ほーう……つまり、アンタにとって膝枕ってのは思い出に残らないような日常的なことだと……へぇ」バチッ バチッ
上条「い、いや、そういうワケでは……」
美琴「……じゃ、イギリスで何があったか洗いざらい話してもらえるかしら?」ニコニコ
上条「……はい」
200 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 23:00:15.71 ID:GKMQt9Yo [12/14]
上条「えー……まず膝枕の件なんですが」
美琴「はい」
上条「スーパーで何故かメロンに襲われまして」
美琴「…………そんな与太話に私が納得するとでも?」
上条「い、いやマジなんですって!なぜかスーパーなのにメロンが頭めがけて飛んできたんだよ!!」
美琴「……それで?」
上条「で、その時にはまだギリギリ意識があったんだけど、直後にジャイアントスイングを掛けられたときみたいなGが襲い掛かってきて、シャツの首のところで息が出来なくなった」
美琴「……ごめん、全然意味が分からないんだけど」
上条「俺もそう思うが事実だ。……で、いつの間にか意識を失ってて、気がついたら公園で膝枕されてた」
美琴「……で、アンタはそれを甘んじて、あの女の子のひざの感触にうつつを抜かしてたの?」
上条「いやいやいや!紳士な上条さんに限ってそんな……ことは、多分……ないんじゃないで…せうか」ダラダラ
美琴「……あからさまに動揺してんじゃないわよバカ。で?他には何かあった?」
上条「うーん……ああ、朝起きたらメルヘン過ぎる光景が……いや、なんでもない」
美琴「そこまで言ったら遅いっての。詳しく教えなさい」
上条「……えー……バッファローが部屋におりました」
美琴「バレバレの嘘つくなバカ」
上条「……申し訳ございません」
201 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 23:16:27.22 ID:GKMQt9Yo [13/14]
上条「えーと……メイドが二人と……妖精さんが三人ほど、添い寝してました」
美琴「ほう、妖精さんとメイドさんね……まだ間に合うかもしれないから、ちょっと頭にショック療法試してみる?」バチン!
上条「いやいやいや今度はマジなんだって!俺にもあの状況はさっぱり理解できませんでしてよ!?でも事実は事実なんですよ!」
美琴「……まあいいわ。多分、全部聞いたら私は警備員に連行されるハメになるだろうから。殺人とかで」
上条「……俺が送られるのはとうとう病院じゃなくて死体安置所ですか」
美琴「よかったわね、アンタ自身が幻想にならなくて済んで。……で、向こうでなんか危険な目にあったりとかした?」
上条「いやー、別にねえな。最後のアレは危なかったけど」
美琴「まあ、アレはアンタ狙いじゃなくて私狙いだったし。じゃあ、向こうで普通に暮らしてたのね」
上条「そうだな。特に不自由はなかったぞ。せいぜい、街の人に言葉が通じないくらいかな」
美琴「そ。……あのテロリストたち、結局何が目的だったのかしら」
上条「あのな……アイツら、別にテロリストでもなんでもないからな」
美琴「だって学園都市を力ずくで突破して、アンタを拉致していったじゃない」
上条「うーん……立場上そうせざるを得なかったんだけど、ホントはやりたくなかった……んじゃねえかな。多分」
美琴「なによそれ。結局、実行してんだからテロリストはテロリストよ。……まあ、アンタがそういうなら悪い人たちじゃないんでしょうけど」
上条「一応知り合いだしな。戦友って言っても良い。……まあ、あの赤髪不良神父はそう思ってねーだろうけど」
美琴「……なんか複雑ね」
207 名前:スルーしないよ。慌てない慌てない ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/05(月) 23:55:52.31 ID:GKMQt9Yo [14/14]
美琴「……でも、そっか。よかった」
上条「ん?……へ」
ギュッ
美琴「……アンタ、いっつも一人で無茶ばっかやってんだもん。今回だって、アンタが無事なのか凄く心配だったんだから」
上条「え、おい、御坂……」
美琴「いいじゃない。少しくらい、アンタが無事だっていうのを感じるくらい……私だって、恥ずかしいんだから」ギュゥ
上条「御坂…………はは、お前って頭良いんだかバカなんだか」
美琴「ちょっと、何よそれ」
上条「俺はここにいんだろ。お前のそばにいて、こうしてくだらないこと喋って、寮監やってる。わざわざ、こんな事しなくても俺は消えやしねえよ」
美琴「……そんなこと分かんないじゃない。人なんて簡単に死んじゃうのよ?」
上条「でも、今生きてるだろ。こうして、お互いに存在を分かってるじゃねえか。……しばらくは妙なことも起きないだろうし、上条さんはどこにも行きませんよ」
美琴「…………」
上条「まあ、また消えたときは探してくれよ。無責任かもしれねえけど」
美琴「……ホント無責任ね。なんで私がアンタを探さなきゃなんないわけ?」
上条「なんでだろうな。……戦友っつーか、切っても切れない腐れ縁だから?」
美琴「……腐れ縁ね。そんな理由で見つかる保証もない探し物するハメになるなんて、こんなことならアンタなんかに会うんじゃなかったわ」
上条「それは酷くないでせうか……?……まあ、人と人との縁なんてなかなか切れるもんじゃないしな。きっと、必ず見つかる。……そういえば、イギリスで人探ししてた人に会ったな」
美琴「人探し?」
209 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 00:10:40.98 ID:VZVpY32o [1/3]
上条「ああ。何でも大切な人を探してるって。恋人じゃないんだけど、大切な人らしくてさ」
美琴「ふーん……(どっかで聞いたようなフレーズね……)」
上条「壁越しに会話しただけだったけど、あの人がどれだけ探してる人を大事に思ってるかってのは、すげーよく分かったんだ。後半は愚痴のオンパレードだったけど、それだけその人のことを思ってるってことだし」
美琴「……壁越し?……愚痴?」
上条「その人とはほんの少しの間しか会話しなかったけど、きっと探してる人とその人の間には強いつながりがあるんだろうなって思ったんだよ」
美琴(……ま、ま、まままままさか)プルプル
上条「きっと、そういう繋がりって一生なくならねーと思うんだ。……だから、きっとあの人は探してた人に出会えたんじゃねえかな」
美琴「……そそそそそうね、出会えてるわよきっと」
上条「?……どうしたんだ御坂。急に震えだして、もしかして寒いのか?」
美琴「そそそそそそそうね、寒いわねきっと」
上条「……ま、マジでどうしたんでせうか御坂さん……?」
美琴「なっ、なっ、なっ、なんでもないわよ!?ホント、なんでもないの!!」バッ
上条「……あ、あれか。夜中のテンションか。夜中って急にテンション上がるよなー」
美琴「……っ」プルプル
上条「御坂さん?顔を真っ赤にして……暑いのか?」
美琴「このっ……バカぁぁぁぁぁああああっ!!!」バチバチバチィ!
上条「ぎゃああああああああああ!」バキィィィン
213 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 00:21:51.49 ID:VZVpY32o [2/3]
美琴(なによ!なんなのよ!まさか、まさかあの時の人がコイツだったなんて!!)ワタワタ
美琴(あわわわわわ……ってことは私、コイツにコイツのこと相談してたってこと!?)
美琴(なによそれ!し、し、し、しかも好きってことまで言った記憶が……!)ボフッ!
美琴(っていうか、なんでアイツ自分の事って気がつかないのよ!しかもあんなにご高説語ったくせに実際はこんなだし!!)
美琴(……でも、アイツ、そういうふうに思われるのって幸せ……って言ってたわよね……)ニヘラ
美琴(し、し、し、しかも今、強い繋がりがあるとか……)
美琴(そういう繋がりは一生なくならないとか……って、もしかしてコイツ、本当は気がついてる!?)ハッ!
美琴(そうよ、そうよね、そうじゃなきゃこんな話題振らないわよフツー!)ウンウン!
美琴(……ってことは、もしかして今の……告白!?)
美琴(ど、ど、ど、ど、どーしよー…………って、ちょっと待ちなさい私)フルフル
美琴(……どう考えても、そんなわけないじゃない……よく考えたらその前に話題振ったの私だし……冷静になりなさい御坂美琴。はい、しんこきゅー)スーハー
美琴(うん、よし。でも、コイツが私の好意を悪く思うことはないってことは、多分今ので確認できた。これは大いなる一歩よ!)グッ
美琴(大丈夫。これから、これから距離を詰めれば良いのよ……頑張れ私!!)
上条(さっきから御坂が情緒不安定で忙しいな……そっとしておいた方がいいのでしょうか)
235 名前:時に225、暗部編とはどのようなものをお望みか ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 02:51:08.00 ID:GpujlxUo [2/11]
上条「……御坂」パサ
美琴「ふぇ?……な、なによこの毛布」
上条「疲れてんだろ?そこのソファで横になってろよ。適当に起こすから」
美琴「……べ、別に疲れてなんかないわよ。私も手伝うって」
上条「まだ大丈夫だって。どうしても手伝って欲しいときには起こすからさ」
美琴「……じゃあ、寝ないで見てる」
上条「なんじゃそりゃ。……遠慮はしなくて良いからな」
美琴「……うん」モゾ
上条(……とりあえず、後は御坂が寝るだけか?)
上条(全く……テンションおかしくなるくらい疲れてんなら無理すんなっての)
上条(どうせ、部屋に戻れって言っても聞く耳持たないだろうしな)
上条(寝たら部屋まで運ぼう。……本当に、世話の焼けるお嬢さんですよ)
美琴(……うう、なんでこんなときに優しくするのよ)モゾ
美琴(毛布……あったかいじゃない)
236 名前:233クソワロタwwアンテナ動かすなwwwというか愛されてますなあZさん ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:00:03.23 ID:GpujlxUo [3/11]
上条「……」カリカリ
美琴「……」じー
上条「……」カリカリ
美琴「……」じー
上条「……」カリカリ
美琴「……ねえ、そこのコーヒー飲んでも良い?」
上条「コーヒーよりココアのほうが良いんじゃないか?」カリカリ
美琴「それじゃ目が覚めないじゃない。……勝手に淹れるわよ」
上条「仕方ねえなー……せめて砂糖くらい入れとけよ」カリカリ
美琴「入れなきゃ飲んでらんないわよ、こんな苦いの」コポコポ
上条「世の中にはコンビニのブラックコーヒーを在庫切れ起こすまで買い占める人間もいるってのに」
美琴「なによそれ?」
上条「俺の寮で語られてる噂。まあ土御門経由なんだけど」
美琴「……信憑性と胡散臭さが見事に混在する噂ね」
上条「でも、実際にたまーにブラックコーヒーだけが綺麗になくなってるし、案外マジなのかも。いいなあ大人買い。上条さんもやってみたいですよ」
美琴「アンタの着眼点はそこか」
238 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:18:08.25 ID:GpujlxUo [4/11]
上条「きっと、こんな風に寮監のバイトをせかせかやってる上条さんとは生活が大きく違うんだろうなあ、そういう奴ってさ」
美琴「あら、寮監のバイトがそんなに不満なわけ?」
上条「いえいえ決して、そういうわけじゃあございませんが。ただ、やっぱ自由に深く考えずに使えるようなお金が欲しいです」
美琴「煩悩の塊ね、アンタ。ま、愚痴ってる暇があったらせかせか働くことね、貧乏学生さん」
上条「くそう……学園都市第三位のお嬢様に言われると傷つくのを通り越して投げ出したくなるぜ」
美琴「ふふ、お嬢様はお嬢様で苦労だらけなのよ?まあそれはそれとして、そんなアンタに、はいこれ」スッ
上条「ん……コーヒー?」
美琴「いつかのお礼。ほら、スッキリさせて仕事がんばれ」
上条「サンキュー御坂……ってこれブラックじゃねーか。謀ったな?」ズズ
美琴「そのほうが目覚め良いでしょ」
上条「まあな。どうせ、上条さんはブラックも飲めるので大して問題ないですしー」ズズ
美琴「なによ、つまんないの」ズズー
上条「やっぱそういう目的か。とっとと寝ちまえビリビリ」
美琴「あっ!ちょっと、その名前で呼ぶなって何度も言ってるでしょうが!!」
上条「ブラックのお返しですよっと。さーて、上条さんはキビキビ仕事しますよ」カリカリ
美琴「ちょっと、スルーの体勢に入ろうとすんな!おい、こら!」
239 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:29:26.88 ID:GpujlxUo [5/11]
上条「……」カリカリ
美琴「……」ズズー
上条「……」カリカリ
美琴「……」モゾモゾ
上条「……へぶし」
美琴「……なに、寒いの?」
上条「うーん、そろそろ暖かくなってきた頃だと思うんだけどな」
美琴「……よーし、それじゃあまた美琴サマが暖めてあげましょー」
パサ
上条「毛布は俺が貸したんだけどな」
美琴「みみっちい男ね。美少女の美琴サマにくっついて貰えるんだから感謝しなさいよ」
上条「いつまで引っ張る気だよそのキャラ。……まあ、あったかいのは認めるけどよ」
美琴「作業しづらい?」
上条「純粋無垢な純情男子高校生の上条さんには少々刺激的でございましてよ」
美琴「慣れよ、慣れ。……私だって、そりゃちょっとは気恥ずかしいし」
上条「じゃあやんなきゃ良いのに」
美琴「風邪引きそうな奴を目の前にして、見捨てるような女じゃないのよ、私は」
上条「おやさしーですねみさかさま」
美琴「……なんかムカつくわね」
240 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/07(水) 03:35:31.96 ID:GpujlxUo [6/11]
上条「……」カリカリ
美琴「……」
上条「……」カリカリ
美琴「……」コテン
上条「……御坂?」
美琴「……」
上条「……御坂さーん」
美琴「……すー……くー……」
上条「……まったく、人の肩の上で寝んなっつーの。これじゃ部屋に運べねえじゃねえか」
美琴「……くー……くー」
上条「……はあ、すやすや気持ちよさそうに寝やがって……こりゃ起こすにも起こせねえよなあ」
美琴「……くー……」
上条「……仕方ねえな。このまま朝まで枕代わりになってやるよ」
美琴「……すー…」
上条「……おやすみ、御坂」
上条「……ぐかー」
美琴「……くー」
翌日、寮内は夜伽の噂で持ちきりだったという
306 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 02:49:24.21 ID:ee4qwJgo [1/15]
おまた
相も変わらず書き溜めなんて洒落たものはないけれど、ちょっと番外編へ寄り道
題して「一方通行ちゃんの誰得男子寮寮監代理」
308 名前:少しは書けるかと思ったら即行詰まった ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 03:37:48.00 ID:ee4qwJgo [2/15]
一方「畜生、土御門の野郎……」
一方「なンで俺がこんな事しなきゃなンねェんだよ……」
一方「寮監代理だァ?」
土御門「だにゃー。上からの要請だぜい。詳しい事情は省くけどな」
一方「どこの寮だ?っつゥか、突然すぎて意味がわからねェぞ」
土御門「俺のいる寮だにゃ。なんでも、これからちょっとした仕事が入るから、その下準備だそうだにゃ」
一方「ハァ?なンでお前の住む寮で一つ屋根の下過ごさなきゃなンねェんですかァ?」
土御門「命令違反はいかんぜよ?……カミやんの部屋、今なら空いてるぜよ」
一方「……な、なンの話だよ?」
土御門「寮監代理になれば、カミやんの部屋を漁り放題だにゃ。寮の管理にかこつけてとか」
一方「……それが俺のなンの得になるってンだ?」
土御門「……カミやんの趣味が特定できたり、その他色々だにゃ。カミやんの部屋の管理のことの相談とかいう名目で、会うことも可能だにゃ」
一方「……」
土御門「今までのガサツな印象を払拭するチャンスぜよ。それに、まだ自分の性別バラしてないんだろ?」
一方「……それは……」
309 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 03:55:25.29 ID:ee4qwJgo [3/15]
土御門「同じ寮にいれば、お前のサポートもしやすくなるってもんだぜい。もちろん、仕事としての意味合いも含めるけどな」
一方「……しかたねェ、仕事だったら逆らえねェしな」
土御門「それがいい判断だにゃー。んじゃ、早速行こうか」
一方「ハァ?荷物とかはどォすンだよ?」
土御門「既に搬入済みだぜい。お前の今の同居人たちの許可も得ている」
一方「……根回しの早ェこって」
土御門「流石は土御門元春サマだぜい?……ま、色々あるだろうが頑張るんだにゃー」
一方「おゥ」
一方「それがまさか……ハァ」
一方「肝心の三下は行方不明。俺は俺で部屋に立ち入る勇気も出ず……」
一方「これじゃァフツーに上の言うことをヘイコラ聞いてるだけじゃねェか。畜生、思惑通りにはいかねェってか」
一方「……俺に、もう少しばかりの勇気がありゃァな……」
一方「……とりあえず、寮監代理の業務に勤しむかァ。細けェこと考えてっと気が滅入るぜ」
一方「……うう、三下ァ……」グス
310 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 04:19:33.70 ID:ee4qwJgo [4/15]
――……カツカツカツ
一方「……あン?」チラ
――ガシャコ
――ギィ
一方「監視カメラのモニター画質悪ィな……って、コイツ女かァ?」
一方「男子寮だってのに女が来ンのはおかしいだろフツー……」
一方「注意したほうが良いのかァ?」
――バタン
一方「この階のこの位置は……あン?土御門の部屋か」
一方「そォいや、妹が来るとかなンとか言ってたっけか?……ってことは、コイツがその妹ってワケか」
一方「……じゃ、面倒臭ェし注意しなくていいよなァ」
一方「ハァ……三下、どこにいンだよ……」
311 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 04:39:19.99 ID:ee4qwJgo [5/15]
その後
土御門「おい、一方通行。仕事だ」
一方「あン?寮監代理の仕事ともおさらばかァ?」
土御門「いや、それとは別件だ。お前と俺の大好きな上条当麻の奪還任務だ。もちろん、協力するな?」
一方「……当たり前だろォ?なンだよ、もっと早く見つけて来いってンだっつゥの」
土御門「あ、参考までに言っとくが、カミやんを直接助けるのはお前じゃねえぞ。お前は一応の控えとか」
一方「……なんだよツマンネェ……」
土御門「そう言うな。この作戦じゃないと、スムーズにカミやんを奪還できないんだ」
一方「……仕方がねェ」
土御門「それから……もう一つ。俺の部屋に入ったか?」
一方「あン?女なら入ってたぜ。お前の妹なんじゃねェの?」
土御門「……そうか。ならいいんだ」
一方「……なンかあんのか?」
土御門「いや、物の配置が変わっていたから気になっただけだ。……じゃ、次の具体的な指示が飛ぶまで待ってろ」
一方「あいよ」
319 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 20:21:25.11 ID:ee4qwJgo [7/15]
えっとスマン
日中に来るつもりがいつの間にかこんな時間に……
とりあえず、妄想エンジン掛けるために安価だしますね
一方さんサイドであれこれとか、魔術サイドであれこれとか、好きにぷりーず
>>324
324 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 20:27:33.75 ID:UzdUdsoo [1/2]
Zさんの全開妄想コーナー ぱーとさん
329 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 20:53:20.85 ID:ee4qwJgo [11/15]
__η
/i_} }ソ} ___
〃 >'`/ ´ `丶
/ _/ ./::/::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
/ / /::/::.::.:/:|::.::.::.::.::.::ヽ:Z.:ヽ
/ '::.:|i::.i::.j| |::.ヽ :|i:.::.::|::::::::::ヽ
/ / i::.::|i::.ト八|\j斗\::|:::::::::::|
/ / |::.::|iYf:心 ィ卞。7.::j|::.::|
. / / :|:.:リハゝ::リ 、_;,じイ|/)::│ どうも。やっと作者の中で設定の固まったZです
/ 人. ∨|::.:: ' ,_ イ::.::.| ふふふ、私の秘密が語られるのは、
丶、 \____ | i人 _ /::.::|::.::.:| もう少し先になりますが……
\ │ 勹ー|::∨ :.:...、__. イ::/::.i|::.::.:| とにかく、『逆レイプ』です
\ | ∨厂|::.::./r} ∨::.::i|::.::.:| いいですよね、逆レイプ。
{.\| ∨/::.:/:卜─__/!::.::八::.: | 普通なら考えられないシチュエーションです。
\ノ /::|i::.∧ 「 o/ノ│:/ \| 弱者であるはずの女性が、逆転して男性をいたぶる
 ̄ ̄∨::::|i::ハ. | o//η |厶イ⌒ヘ それは、現実的には少ないのではないでしょうか
,:::::: : λι ` ノ/ ',
{:::::: ∨ } }
:::::: ∨ ∧
∧:::::: 、 !
/:::: /| 〉
,′ ∨└┬ー┬'′
〈_ | { |
└r- ,,_____」 l |
/\二二二ニニ=-ヘ | }
/ { | l ] }::ハ } l
331 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:30:41.34 ID:ee4qwJgo [12/15]
Z「現実では、というより、二次元の創作物中においても少ないですね。エロゲとかは別として、一般の漫画でレイプされる女性、レイプによって心に傷を負う女性はいても、その逆はなかなかいない。というのも、やはり逆レイプというジャンルの現実感のなさゆえでしょうか」
Z「通常なら、腕力のある男性が女性を力づくで犯すのがレイプ。が、腕力の乏しい女性が男性を逆にレイプするというのは、男性側としては屈辱の極みでしょうね。そういう趣味ならそれはそれですが」
Z「軍隊出のマッチョな女性ならまだしも、普通の女性が逆レイプを行うためには、それなりの準備が必要になります。主に、薬物や縄、手錠など、動きを拘束する物品が基本となります。まあ、学園都市では四肢の動きを抑えられる程度の念動能力者はざらにいますから、割に手軽に逆レイプを行いやすい状況ではありますね。私もその一人ですし」
Z「ですが、逆レイプはやはり好いた男性に行わねば意味がない。どんな男性相手でも股を開けるような淫乱牝豚ならまだしも、私はそうではありません。上条先生でなければ、濡れることも勃つこともありません」
Z「そうすると、一つ問題が。上条先生は、能力では拘束できません。全て、あの右手が打ち消してしまいます。ということは、やはり物質的な拘束手段に頼るしかないということですね」
Z「睡眠薬で眠らせた後、縄等で自由を奪い、美味しくいただくと。……そして、重要なのは手順ですね」
Z「私はか弱い女子中学生です。上条先生に抵抗されたら、成す術がない。ということは、四肢をの自由を奪ったままでことに及ぶ必要があります」
Z「が、服を着せたまま四肢の自由を奪うと、服を脱がすことが出来なくなる。半脱ぎもエロいことはエロいですが、繋がるときにズボンとパンツは邪魔です」
Z「ということは、最低限ズボンとパンツは脱がす必要があるんです。シャツ一枚で縛られて気絶している上条先生。もちろん[らめぇぇっ!]は萎んだまま丸出し。なんとも間抜けな絵面ではありますが、起きた後に期待ですね」
Z「ふへへへ……おっと、失礼。涎が……」ジュルリ
Z「そして、準備が整ったらとうとうお目覚めの時間です。もうその後はあれやらこれやらし放題です。自慢のテク(未使用)で上条先生を見事に篭絡させて見せますとも、ええ」
Z「……え?お前ドMなのに逆レイプありなのって?何を言ってるんですか」
Z「当然、上条先生は私の好意を良しとしないでしょうね。上条先生に罵られながら、淡々と事を進める。いいじゃないですか」
Z「その後の展開によっては、上条先生に性的に責めてもらえる可能性もあるわけですしね」
Z「ふふ、萌えてきました……あ、燃えてきました!!」
Z「お、偶然にもこんなところに睡眠薬と手錠が二つ。……仕方がないですね。今すぐ実行してみますか。待っててくださいね、上条先生……ふふふ」
この後、Zさんは美琴さんに優しく粛清されました。
338 名前:飯ば食ってくると ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 22:29:43.16 ID:ee4qwJgo [15/15]
上条「へ?資料ですか?」
寮監『そうだ。中身については守秘義務があるので言えないが、君に持ってきて欲しい』
上条「そんなものを俺が持ってきても良いんですか?」
寮監『原則では不味いが、君なら構わないだろう。信頼に足る男だからな。なにぶん、生徒に頼むわけにもいかない資料でね』
上条「……そういわれると断れませんけど……その資料の中身が分からないと、持ってくることも出来ないんですが」
寮監『あー……緑色のA4サイズの封筒に入っている書類だ。中学の事務室で、コードを言えば渡してもらえるはずだ』
上条「はあ、なるほど」
寮監『学び舎の園に入るのにもコードがいる。私から話はつけておくから、君は入り口でT007112の者です、といえば大丈夫だ』
上条「……なんか厳重すぎて気後れしそうなんですが」
寮監『大丈夫だ、君ならなんとかなるだろう』
上条「……不安ですね」
349 名前:348やめてえええとは言わないからな? ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 00:32:13.72 ID:0.bEX.oo [2/6]
上条「というわけで門まで来たは良いが……」
上条「やっぱただっ広いなー……」
上条「同じ第七学区とはいえ、なかなかこっち来ねーし……」
上条「……塀の先が見えねーもんなあ、ここ」
上条「さーて、とりあえず入らなきゃ始まんねえよな。さっさと入るか」
上条「……迷わずに常盤台にたどり着けるかは疑問だが」
上条「あの、T007112の者ですが」
門番「えー……あ、はい確認しました。それじゃ、このパスカードを首からぶら下げてください」
上条「はい」スチャ
門番「それを園内で無くされると、園内各所に設置されたレーザーに撃ち抜かれますのでお気をつけください。それから、園内でおかしな行動をとられるようなことがあった場合は、警護員の者と共に地下へ向かうことになっておりますので、お気をつけください」
上条「…………はい」
上条(ヤバイ所に来てしまった……)
上条「さて、常盤台はどっちかなーっと」
「ねえ、アレ」ヒソヒソ
「やっぱり?」ヒソヒソ
350 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 01:09:44.27 ID:0.bEX.oo [3/6]
D「上条せんせー♪」
C「上条先生、こんなところで何を?」
上条「お、二人とも奇遇だな……って、そうでもないか?」
D「上条先生が学舎の園の中にいることが驚きですよー」
上条「ちょっとした書類を取りに来たんだ。始めて中に入ったけど、すっげー広いのなここ」
C「まあ、五つの学校が合同で同じ敷地を使ってますからね。ただでさえ日本の中で異色な文化を築きあげている学園都市の中の、更に異色な場所ですから」
上条「入ったとき外国かと思ったもん。標識までデザイン違うんだなー」
D「無駄に凝ってるんですよねー。……で、上条せんせ?もう仕事は終わりました?」
上条「いや、まだだ。今から常盤台に行こうと思っててさ」
C「そうですか。場所は分かりますか?」
上条「……恥ずかしながら、早速迷いかけてます」
D「じゃあ、私たちが案内しますよ?もう放課後ですし、暇なんですよねー」
C「暇って言うか、私たちは一応受験生でしょ……。まあ、正直あまり関係はありませんけど」
上条「それじゃあ、頼めるか?」
D「まっかせてください♪」
351 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 01:42:56.22 ID:0.bEX.oo [4/6]
D「とーりあーえずー、こっちこっち!」グイグイ
上条「お、おい、引っ張るなよD」ヨタヨタ
C「あ、あれDちゃん」
D「シッ!!」
C「……こっちって、常盤台と間逆よね?」ヒソヒソ
D「いいのいいの!折角上条先生に会えたのよ?ここは一つ、出来る限り長引かせて、親交を深めるべし!!」ヒソヒソ
C「……知らないわよ、色々と」
D「……とりあえず、出来る限り遠回りなルートを通るわ。それなら、御坂さんたちに会う確立も減るでしょ、多分」
C「……勝手にしなさい」
C「上条先生、私は用事があるのでこれで」
上条「え、そうなのか?」
C「はい。Dがしっかり案内しますので、どうぞごゆっくり」
上条「そっか、ありがとな」
D「ささ、上条先生こっちですよー!(ナイスよ、C!!)」グイグイ
上条「うおおっ!ひっぱんなって!」
上条(……ごゆっくり?)
396 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[保守ネタ] 投稿日:2010/04/11(日) 00:09:35.43 ID:hhTIx6o0 [1/9]
~上条先生のお悩み相談室~
上条「始めに、◆BE/7vZkX1k氏に無許可でやることを謝罪させていただきます。ごめんなさい」
上条「ぶっちゃけID:m71grQQ0の妄想垂れ流しに過ぎませんので、どうか生暖かい目で見守ってやって下さい」
上条「それではメタな話はこれ位にして、早速お悩み相談に移りたいと思います!」
上条「さて、一通目のお便りは……」
~上条先生に相談です。
突然ですが私には好きな人がいます。
しかしその人は超がつくほどの鈍感で、私の気持ちに全く気付いてくれません。
たまに勇気を振り絞って好意を示してみたりするのですが、彼は当然のように悪い方へ勘違いしてしまうのです。
そのせいで私はイライラして、彼に酷いことを言ったり電撃を放ったりしてしまいます。
彼を振り向かせるためにはどうしたら良いのでしょうか?
上条先生でしたらどうされたら気付くと思いますか?
あと出来れば先生の好みのタイプとか教えて貰えると嬉しいです。
407 名前:403まあまあそう目くじらを立てずに。別にry――ある司教の言葉 ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:41:36.33 ID:P7aCtMAO [2/10]
朝
上条「ふああ…………今、何時だ?……5時か」
上条「……このソファ、やっぱりなんか魔術かかってんだろ。こんな時間に起きるなんて久しぶりだぞ」
上条「……玄関前は昨日の夜に御坂に罰として掃かせちゃったし……」
上条「やることねー」うだー
スタスタスタ スタ
黒子「上条先生?」
上条「んあ?白井か」
黒子「朝からだらしないですわね。ソファに手足を投げ出して寝転がっているだなんて」
上条「むしろ早朝だから普通じゃねえ?っていうか、白井こそ珍しいな。こんな時間に起きてくるなんて」
黒子「諸事情ございまして。……時に上条先生、今日はなにかご予定はございまして?」
上条「いや、とくにねえな。寮監としての引き継ぎ作業もある程度消化できたし」
黒子「あら、それは好都合。…………上条先生、今日は、私とお付き合いしていただけませんこと?」
上条「……お付き合い?」
黒子「はいですの。こちらの券を使わせていただけますわ」ピラ
上条「……デート券か。俺の意思を無視して作られた」
黒子「そうおっしゃらないでくださいな。ビンゴ大会を盛り上げる良い火種になりましたわ」
上条「それで盛り上がれる意味が分からないけどな」
黒子「女の子はこういう物に弱いんですの。それではご不満?」
上条「いや、上条さんは女の子よく分かんねえし、それで良いんじゃね?」
408 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:00:35.61 ID:P7aCtMAO [3/10]
黒子「それで?」
上条「へ?」
黒子「今日はお付き合いしていただけるんですの?まったく、女性にこのような事を二度も言わせるものじゃございませんのよ」
上条「ああ、悪い悪い。別に大丈夫だぞ」
黒子「それは良かった。それじゃあ、今日はしっかりエスコートしてくださいまし」
上条「え?白井が行きたいところに行くんじゃないのか?」
黒子「それではデートになりませんわ。こういう事は殿方がリードしていくものです」
上条「そうかなあ……?」
黒子「まあ、個人の嗜好によりけり、ではありますけど。今日は私の嗜好に合わせていただけません?」
上条「まあ、デート券持ってんのは白井だし、分かったけど……上条さんはデートなんてしたことねえし、どこ行きゃいいのかとか分かんねえぞ?」
黒子「それを必死に考えるのが殿方のお役目ですわ。頑張って下さいませ」
上条「…………ぐう、朝からとんだ無理難題を言い付けられたぜ」
黒子「弱音を吐くだなんて、まったく殿方の風上にも置けませんわね」
上条「上条さんはどうせヘタレですよー……」
黒子「いつか私を助けに来たときの男気はどうされたんですの?ほら、しっかりなさいな」ペチペチ
上条「おでこ叩くな」
410 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:20:53.77 ID:P7aCtMAO [4/10]
上条「そういや」
黒子「なんですの?」
上条「こうして髪を下ろしてる姿を見るの、新鮮だな」
黒子「確かに、普段は寝る直前まで髪を結ってますものね。寝間着姿などは、殿方に見せるものではございませんから」
上条「俺もスケスケのネグリジェなんて見たくないからなあ」
黒子「あら、失礼ですわね。私に魅力は無いと?」
上条「そういうわけじゃないけど。見たあと気まずそうだし」
黒子「それは否めませんわね。……それで?」
上条「ん?」
黒子「髪を下ろしていることに対する感想、まさかそれだけですの?」
上条「なんでだ?」
黒子「……はあ。普通、そういうときには『髪を下ろしても可愛いな』とか気の効いたセリフをいうべきですのよ」
上条「トレンディドラマの見すぎだろ。いつの時代の人間だお前」
黒子「随分な言いぐさですのね。黒子泣いてしまいますわ。およよ~……」
上条「わざとらしすぎるだろその嘘泣き。っていうか、俺に言われたって大して嬉しくもないクセに」
黒子「あら、バレてしまいましたの?まあ、誉められて嬉しくない女性はいませんでしてよ」
上条「相手が俺でも?」
黒子「ですの。それに、貴方のことは別に嫌っておりませんわ。昔ほどは」
上条「やっぱまだ嫌いなんじゃ……」
411 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:35:25.62 ID:P7aCtMAO [5/10]
黒子「乙女心は複雑ですの。ま、こうしてデートにお誘いしていることからお察し下さいな」
上条「……デートの最中にこの世とサヨナラなんてサスペンスはありませんよね?」
黒子「……それ以上おっしゃるなら、本当にそうしますけど?」
上条「じ、冗談です!……嫌ってるワケじゃないと受けとります」
黒子「それが懸命ですわね。……では、朝食後に寮監室へ参りますわ。後の話はその時に」
上条「デートプランのタイムリミットはそこか……」
黒子「頑張って下さいまし?期待してますわよ」スタスタ
上条「プレッシャーが………………あ、白井」
黒子「なんですの?」ピタ
上条「髪下ろしても、大人っぽくて似合ってるよ。別にお前に言われたからじゃなくて、本心だからな?」
黒子「……まったく、言うのが遅すぎますわ」ハァ
上条「……すみません」
黒子「今日のデートで挽回して下さいませ。では、後ほど」
スタスタ
上条「……さーて、デートどうしよう」
416 名前:安価というか、気に入った意見片っ端から取り入れたい ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 03:02:37.33 ID:P7aCtMAO [7/10]
寮監室
上条「くそう、学園都市のデートスポットなんてどうやったら調べられんだ……?」
上条「学園都市のLAN回線に繋げば意外になんとかなんのかな」
カチャカチャ
ブゥーン
上条「えーと……デートスポットっと」カタカタ
上条「おー、結構特集ページあるもんだな。もっと教師とかの検閲とかに消されてるかと思ったけど」
上条「片っ端からページ見てくか」カチカチ
上条「公園……まあ定番か。ボートで池を遊覧ねえ」
上条「なんか古くさいな。……いや、白井はこのくらいが好みか?」カリカリ
上条「他には……ふうん、水族館か」
上条「なるほど、水産関連の研究施設の一部を改造してアミューズメントの一環にしたわけか。研究費も稼げて一石二鳥と」カリカリ
上条「この手の施設なら結構ありそうだな。水産以外は……普通に生物学とかか?」カタカタ
上条「やっぱりだ。屋内型動物園……ふうん。屋内レジャーは探せば探すほど出てくるな」カチカチ
上条「これなら案外イケるか?……問題は白井の期待に添えられるかだけど」
上条「なるようになれ、だな」カチカチ
420 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 03:26:33.15 ID:P7aCtMAO [8/10]
数時間後・朝食前
上条「ある程度候補は決まったな。後は……女の子の意見も取り入れるべきか?」
上条「なあ、御坂」
美琴「あらおはよう。なに?」
上条「もし、デートに行くならどこがいい?」
美琴「どこって言われても……って、でっ―――!?」カァァ
美琴(い、い、今コイツもしデートに行くならって言ったわよね!?言ったわね!絶対に言ったわよ!!え?コレってもしかしてもしかするとデートのお誘い的なカンジなの!?いやでもそんなイキナリ誘われても心の準備が―――)アセアセ
上条「……御坂?」
美琴(でもコイツが行きたいなら行くしかないわよね!?うん、断るなんて失礼よ!そうよ、コイツの男を立ててやる為にも、デートのお誘いは受けなきゃ!ああ、でも、でも、でも、デートの時ってやっぱり緊張しちゃうって!あうう、絶対に変なコトしちゃう……)ワタワタ
上条「おーい、御坂さーん……?」
美琴(あ!っていうか、デートって何時まで!?まさか夜までだったりとか!?あ、あり得る……男ってやっぱり狼だし、コイツになら食べられても――って何考えてるのよ私っ!)モンモン
上条「……他をあたるか」
美琴(ああっ、ってことはやっぱり用意した方がいいのかな!?コンビニとか行くべきかしら!?やっぱり薄い方が良いのかしら……?)
美琴「ね、ねえ、やっぱり薄い方が―――って、いない!?」ガーン
美琴「うえええん、なんなのよお~~~っ!!」
C(御坂さんがいきなり泣き出した……っていうか、薄いって何がかしら?)
422 名前: ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 04:01:02.60 ID:P7aCtMAO [9/10]
上条「あ、Aちゃん」
A「あら、上条先生。おはようございますわ」
上条「おはよう。あのさ、もしデートするならどこ行きたい?」
A「デート……ですか?」
上条「うん、デート」
A(……恐らく、言い方が紛らわしいだけで、これは私をデートに誘う旨の発言ではありませんわね)
A(大方、白井さんからデートプランを決めるよう言われたのでしょう…………ならば)
A「そうですわね……私なら、テーマパークに行きますわ」
上条「テーマパーク?」
A「最近、ラブリー・ミトンのテーマパークがオープンしたそうですの。そちらに行かれてみては?」
上条「ラブリー・ミトンって、あのカエルとかウサギのキャラのヤツか。……白井ってそういうの好きなのか?」
A「女の子の大半は、可愛いものに目がありませんの」
上条「ふうん。そっか、ありがとう。参考になった」
A「お力になれて光栄ですわ」
A(ふふ、上条先生は純粋ですわね。可愛らしいですわ)
A(白井先輩がキャラもののテーマパークが好きなわけがございません。……これで、少しでも二人の距離が離れれば重畳)
A(出る杭は打たねば……ね)
A「オホホ……オホホホホホホホホホホホ!!」
C(Aさんが悪役みたいな高笑いを…………怖い)
424 名前:すまんラーメン作ってた ◆BE/7vZkX1k[] 投稿日:2010/04/11(日) 04:47:41.33 ID:P7aCtMAO [10/10]
上条「Dさん」
D「あ、上条先生、おはようございます♪」
上条「おはよう。あのさ、もしデートに行くなら、どこに行きたい?」
D「で、デートですか?」
上条「ああ。参考にしようと思って」
D(こ、これは私を誘うための事前調査!?い、いや、そう考えるにはまだ早いわ。まだ、参考にする、としか言っていないワケだし)
D(ここは、無難に私が行きたいような場所を言うべきよね)
D「そうですね、やっぱりショッピング?」
上条「ショッピングか」
D「何かを買わなくても、色んな商品を見てるだけで楽しいんですよね」
上条「あー、なんとなく分かる」
D「やっぱり、そういう無難なセンが女の子は喜びますね」
上条「サンキュー、かなり参考になった」
D「いえいえ♪」
D(さて、こっから踏み込むべきかしら……?一体なんのための事前調査なのか、それが知りたいのよね……)
D(これが他の誰かを誘うためのだったら、私立ち直れそうにないけど……)
D(いちか、ばちか!)
D「ところで上条先生、今の質問―――って、いない!」
D「なによそれえ―――っ!!」
C(……今日はやたらと知り合いが叫んでる……怖い)
425 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/11(日) 05:12:35.87 ID:4DumgY.o [1/2]
上条「さて、まあこんなもんかな。結構参考になる意見が多くて助かったぜ」
Z「ちょっとちょっとちょっと、ナチュラルにスルーしないでください上条先生。濡れますよ」
上条「あーはいはい、今上条さんは忙しいのでまた後でね」
Z「いくらなんでも酷すぎませんか?あまり打たれ過ぎると立ち直れませんよ」
上条「……なんでせうか?」
Z「(優しさに付け込むのって楽ですね……)私からも、ささやかな意見をと」
上条「……聞くだけ聞きます」
Z「やっぱり、おもちゃ屋でしょうね」
上条「おもちゃ屋?」
Z「ええ。こけしとか、最近はいいモデルも出てますし。若いカップルなら大盛り上がりですよ」
上条「おもちゃ屋でこけしって……いつの時代だよ。っていうか盛り上がれるか?」
Z「そりゃもう。男性のほうは、その夜を考えて別のところも盛り上がっちゃいますね」
上条「……なあ、それっておもちゃ屋?」
Z「はい」
上条「……うん、まあいいや。深入りはやめとく」
Z「えー」
426 名前: ◆BE/7vZkX1k[saga] 投稿日:2010/04/11(日) 05:27:42.62 ID:4DumgY.o [2/2]
朝食後・寮監室
コンコン
上条「はい」
ガチャ
黒子「失礼いたしますの」
上条「おう、白井か」
黒子「お約束どおり、この時間にやってまいりましたの。……貴方のほうは、約束は守れそうですの?」
上条「多分な。期待にそえられるかはわからねーけど」
黒子「一生懸命に壁を乗り越えようとする姿勢こそが美徳なのですのよ。内容の良し悪しなどは二の次ですの」
上条「そういうもんなのか」
黒子「ですの。もちろん、その上で内容もよければ満点ですのよ」
上条「せいぜい及第点までは頑張ります」
黒子「期待してますわよ」
上条「……ところでさ、白井」
黒子「なんですの?」
上条「今日は髪、結わないのか?」
黒子「……たまには、こういう日もございますの」
続きます
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