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姉「甘えちゃっても……いいかな?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/04(日) 02:39:08.12 ID:Dwv+e+Hc0
 
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 04:58:52.01 ID:HWEg8eWY0 [1/15]
弟「部屋帰って寝ろ」

姉「ふぇぇ……。お、弟君がいじわるだよぅ」

弟「早朝5時前に叩き起こされて優しくなれるか!?」

姉「5時過ぎだったら優しくしてくれたの?」

弟「そういうことじゃねぇよ」

姉「じゃあ、6時前なら……」

弟「そういうことじゃねぇよ!」

姉「むぅ。だったら、弟君はいつおねーちゃんに甘えさせてくれるの!」

弟「ねーちゃんが寝て起きた後、かな」

姉「む、むぅー。だったら寝るよ寝てくるよ!」

弟「はいはいおやすみおやすみ」

姉「5分後に起きてくるから待っててね弟君!」

弟「ほんっとに何も分かってねーなうちの姉は!?」

姉「寝過ごしたら……起こして、ね?」

弟「そのまま朝まで寝入ってしまえ!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:09:16.36 ID:HWEg8eWY0 [2/15]
弟「……5分経った」

弟「ねーちゃんこねーぞ」

弟「……寝ちまったのか?」

弟「……」

弟「え、ほんとに寝たの? え、マジで?」

弟「いやいやいやいや、この展開こそを待ち望んでいたわけで」

弟「今日は日曜だしねーちゃんにはゆっくり寝ててもらうか」

弟「どうせ寝ておきたらさっきのことなんて忘れてるだろうしな」

弟「……わ、忘れてるのk」

姉「おっとうとくーん! ちょっと遅れたけどおねーちゃん来たよー!」

弟「うわばかノックも無しに部屋に踏み込んでくるんじゃねぇよばか!?」

姉「あ……。そうだよね、ごめんね弟君……」

弟「オイなんでそんな落ち込む!? そこまで物分りの良いキャラじゃないだろ!?」

姉「弟君だってオトコノコだもんね……。おねーちゃんに見られたくないこと、シテたりするんだよね……?」

弟「オイ黙れオイ顔を赤らめるな違うからそういうことじゃないからぁ!?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:22:11.79 ID:HWEg8eWY0 [3/15]
姉「弟君は大きいおっぱいが好きなんだよね……?」

弟「ち、違っ! ……くもない、け、ど」

姉「うんうん♪ いついかなる時もおねーちゃんに嘘つかないから弟君好きだよー♪」

弟「自分のバカさ加減が恨めしい……」

姉「弟君ってバカなの?」

弟「それを当人に真顔で聞くなよ!?」

姉「お、弟君って馬鹿なの……?」

弟「やめてぇっ!? 深刻な顔してそーゆーセリフを言わないでぇ!?」

姉「えへへー弟君かわいいー♪」

弟「くっそう。なんで朝っぱらからからかわれるなきゃいかんのだ……」

姉「……あれ? そういえば、おねーちゃんって何しに来たんだっけ?」

弟「……はは。うちのおねーちゃんはバカだなぁ」

姉「やった弟君とおそろいっ」

弟「そこ喜ぶところじゃないよねぇ!?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:31:56.54 ID:HWEg8eWY0 [4/15]
弟「まったく。甘えに来たんだろ、ねーちゃん」

姉「……」

弟「あ」

姉「ふっふふー。覚えてくれてたんだね弟君♪」

弟「しまった、ハメられたぁっ!?」

姉「えっへん!」

弟「……いくら胸張っても無いもんは強調されないって」

姉「お、弟君がいじめるよぅ……」

弟「せめてもの反撃です。うん」

姉「ふぇぇ。甘えさせてくれるって言ったのにー!」

弟「言ったね、確かに言ったけどね!」

姉「なんで弟君はおねーちゃんに冷たいの!」

弟「そ、そんなことねーよ?」

姉「おねーちゃんのおっぱいが小さいせい!? でも好きで小さいんじゃないんだよう!?」

弟「あの、でっかくなっても態度変わんないからね? 勘違いしないでね?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:38:49.16 ID:HWEg8eWY0 [5/15]
書き溜めとか無い突発だからすげー遅い、ごめんね。

姉「いいもん。いいもん! 甘えてやるんだもん! ごろにゃん!」

弟「うわっぷ!? 突っ込んでくんな危ないだろう!?」

姉「大丈夫だよ!」

弟「何を根拠に言いやがりますかこの口は受け止めたからいいものを!」

姉「だからだよ?」

弟「う、うん……?」

姉「弟君はおねーちゃんのことを受け止めてくれるもん」

弟「う……うん。ま、まあ、そうだけど」

姉「だから何の心配もいらないんだよーだ」

弟「そこまで全幅の信頼を置かれると反応に困るわけで」

姉「なんでー?」

弟「……ヘタレだから、かな」

姉「……おねーちゃんの胸で泣いていいよ?」

弟「……うん。3秒だけお願い」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:47:07.73 ID:HWEg8eWY0 [6/15]
弟「よし復活!」

姉「もっとおねーちゃんに甘えててもいいんだよ……?」

弟「いやいいよ、恥ずかしいし」

姉「おねーちゃんは恥ずかしくないよ!」

弟「この歳になって姉に甘やかされてる弟が恥ずかしいって理解してぇ!?」

姉「む、むぅー」

弟「はい意見があるなら3秒以内にどうぞ」

姉「弟君の言ってることがむずかしくてよくわかんない!」

弟「なんでや!?」

姉「ともあれ!」

弟「うん?」

姉「おねーちゃん2度寝する前に恐い夢を見たんだよー!」

弟「あー、慰めて欲しかったの?」

姉「うん。弟君にぎゅーっっっっっって抱きしめてもらって、なでなでーっっっってしてもらいたかったの!」

弟「しかたないなあ。ほら、おいでおねーちゃん」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:52:34.72 ID:HWEg8eWY0 [7/15]
弟「ぎゅーっ」

姉「ぎゅーっ」

弟「抱きしめるってこれくらいの強さでいいの?」

姉「全然ダメだよー。あと2ぎゅうぎゅうくらい足りないよー」

弟「何その不思議単位初耳なんだけど」

姉「あははっ。弟君、勉強不足だぞっ♪」

弟「すっげー理不尽なものを感じる……」

姉「弟くぅーん」

弟「んー?」

姉「ぎゅうぎゅうしてくれないの……?」

弟「……」

姉「ふぇぇ。弟君、おねーちゃんのことキライ……?」

弟「う……」

姉「弟君はおねーちゃんに嘘つかない、よね?」

弟「う、う、……」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 05:59:06.45 ID:HWEg8eWY0 [8/15]
姉「うー?」

弟「嘘……つきたい。恥ずかしいから本音は口にしたくないですお姉様」

姉「おねーちゃん、弟君の言うことは何でも信じちゃうよ? だから嘘も本気にしちゃうよ」

弟「分かってるよ面倒だなちくしょう!?」

姉「でもね弟君!」

弟「な、何!?」

姉「弟君がこれから言うことは全部嘘だって言うなら、おねーちゃん、弟君が口にしたことと反対のことが本当なんだなって思うようにするよ」

弟「それは解決策になってるのか……?」

姉「だからね弟君!」

弟「う、うん?」

姉「弟君の言葉が嘘だってわかってたら、おねーちゃんは弟君に嫌いだって言われても泣かないから……!」

弟「これから口にすることは嘘です。姉貴なんて大嫌いだ」

姉「…………ふぇぇ」

弟「泣くんじゃん!? あー、もー! あー、もーっ!?」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:06:24.32 ID:HWEg8eWY0 [9/15]
姉「ひっく……。だいじょうぶ……ぐすん……おねーちゃん、泣いてないよ……? ふぇぇ」

弟「ちっくしょー反則だよねーちゃん!?」

姉「こんなおねーちゃんでごめんね……。めんどくさいおねえちゃんでごめんね、弟君……」

弟「ああもう!? 謝るなバカ!」

姉「ふぇっ!? な、なんで!? どうして……?」

弟「ねーちゃんは確かにめんどくさい人だけど、でも、迷惑じゃないから」

姉「う、嘘だあ。だって弟君、いつもおねーちゃんに冷たいもん!」

弟「そ、それは照れくさくてだねぇ!?」

姉「なんで照れるの!?」

弟「そこは理解していただきたい!?」

姉「全然わっかんないよ弟君!?」

弟「なら聞け姉君! 弟君はですね、おねーちゃんのことが好きなわけですよ」

姉「あ……。えへへ。えへへ」

弟「……泣いたり笑ったり忙しい人だよなあ、うちの姉は。さておき」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:12:07.04 ID:HWEg8eWY0 [10/15]
弟「思春期の男子としては女性との触れあいは照れるものがあるのです」

姉「弟君、思春期なの?」

弟「思春期なの」

姉「青春、してるの?」

弟「おねーちゃんのおかげで意外と青春させていただいておりますです、はい」

姉「おねーちゃんおっぱい小さいけど、いいの?」

弟「……それは忘れてくれないかなぁ」

姉「弟君、照れ隠しにおねーちゃんに冷たくしちゃうの?」

弟「……まあ、間違ってはいない」

姉「好きな子にいじわるしちゃうタイプ?」

弟「そうだねそういうことだね!? もうそれでいいよ!」

姉「その好きな子が、おねーちゃん?」

弟「それ聞くの!? ああ、いや。うん、好きだよおねーちゃん」

姉「その好きな子が、おねーちゃん!」

弟「す、すっげぇ笑顔になった……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:19:04.85 ID:HWEg8eWY0 [11/15]
弟「……くっそう。何この新手の拷問」

姉「おねーちゃんも弟君のこと好きだよ!」

弟「はいはいそうだねそうですね」

姉「真っ赤になった弟君かわいくて好きー♪」

弟「……はいはいそうだね、そうですね。くっそうなんだよほんとこの拷問」

姉「生まれた時からずっとおねーちゃんと一緒にいてくれた弟君だから大好きなんだよー?」

弟「んなコケでも生えそうな時間一緒にいたらむしろ嫌いになりそうなもんだけどなあ」

姉「なんでー?」

弟「相手の嫌いなとこ、すげーいっぱい見つかるだろう?」

姉「そだね。おねーちゃんだって、弟君の嫌いなところはあるよー」

弟「え゛。初耳なんだけど」

姉「ふふふ。でもね、いいんだよ♪」

弟「え、えぇー?」

姉「弟君の嫌いなところもね、好きなんだもん」

弟「な、何それわけわかんないんだけどー……?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:26:26.59 ID:HWEg8eWY0 [12/15]
姉「ふっふふー。これでいいのだー♪」

弟「意味不明なんだけど解説求めるよ姉君様!?」

姉「だーってね?」

弟「自信満々の顔しやがって納得できない答えだったら酷いぞ!」

姉「ふふん! だって、おねーちゃんは、弟君のお姉ちゃんなんだもん!」

弟「……えと」

姉「お姉ちゃんはね? 弟の嫌いなところを見つけても嫌いにならないんだよ。だってそれも大好きな弟のことなんだもん。だから、嫌いなところも好き」

弟「よくわからないよ!?」

姉「むぅー……。じゃ、じゃあ、弟君はどうなの!」

弟「どうと言われましても!?」

姉「おねーちゃんの嫌いなところを挙げてみて!」

弟「かまってちゃんめんどくさい」

姉「……ふぇぇ」

弟「な、泣いたー!?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:32:42.14 ID:HWEg8eWY0 [13/15]
姉「ぐっすん。で、でもでも、かまってちゃんなおねーちゃんは嫌い……?」

弟「あ、いや。う、うーん? ……うっわぁ」

姉「弟君?」

弟「いや改めて思い返すと好きかもしれないって思って、その」

姉「ふふふ。おねーちゃんの言ってること、わかったかなー? わかっちゃったかなー?」

弟「ああもう笑ってやがる!? ……ええい分かったよ分かりましたよ!」

姉「ぶいっ!」

弟「ったく。朝っぱらから何をしてるんだろう。すげー疲れた……」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:34:15.20 ID:HWEg8eWY0 [14/15]
姉「ねーねー、弟君。ねーねー」

弟「何ですか大好きなおねーちゃん」

姉「うんおねーちゃんも弟君大好きー♪ だから、だからね?」

弟「うんうん」

姉「あのね、ぎゅーはしてもらったけどね。撫で撫でがまだだからね?」

弟「ま、まだ続いてたのか!?」

姉「うん。だから、ね?」



 甘えちゃっても……いいかな?



end

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/04(日) 06:38:43.18 ID:HWEg8eWY0 [15/15]
こんな朝っぱらにお付き合いありがとうw
SS投下するの初めてですげー緊張した。
しかし姉スレと思うと居ても立ってもいられなくなったんだ……。

いいよなおねーちゃん、なぁ!? 姉はいいものだよな!?

ツリ目なきっついお姉さまも、タレ目のほんわかおねーちゃんも大好きです。

支援ありがとうっ。おやすみなさいっ。

Tag : 姉スレ

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