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上条「髪が伸びてる…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 21:44:32.40 ID:5086fCP20 [1/17]
立つわけがない

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 21:45:49.78 ID:5086fCP20 [2/17]
あばばばたっちまったよちょっとかくか

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 21:50:23.26 ID:5086fCP20 [3/17]
上条「朝目が覚めたら髪が伸びていて」

上条「なんとなく声も少しだけ高くて」

上条「インデックスが部屋にいなくて」

上条「そして胸が重い。まるでおっぱいのように」

上条「あっはっはっはっはまるで女の子になったみたいだ」

上条「……不幸だああああ!」

ガラッ

木山「話は聞かせてもらったぞ上条君」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 21:56:30.54 ID:5086fCP20
上条「うわっどこから出てきてるんですか!」

木山「そこはどうでもいい。それよりも最重要なのは君が女性になっているということだ」

上条「や、やっぱりこれ女の子になってますよね!?」

木山「まあ私のせいなんだがね」

上条「い、今何て」

木山「いやなにちょっと夜ば……げふんげふん。風邪をひいていないか確かめに行ったのだが」

木山「たまたまこの間もらった性転換する薬と言うのを試してみたくなって君に投薬してみた」

木山「いやいやさすがに君でも科学の力には勝てないということがわかって安心したよ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:04:23.71 ID:5086fCP20
木山「ちなみに居候……インテグラル?」

上条「インデックスです」

木山「そうインテリジェンス君には寝ている間に段ボールに詰めて宅急便で私の家まで送ってもらっている」

上条「インデーックス!」

木山「まあ段ボールには水と食料を入れておいたから私が戻るまでは持つだろう」

上条「……どのくらいですか?」

木山「今日一日だけ送る予定だったし、多めに二日分だが?」

上条(ギリギリ持つか……な?)

上条「インデックスについてはわかりましたけど、どうして俺にわざわざ」

木山「気分だ」

上条「はあ?」

木山「なんとなくだが君のそのツンツン髪を下ろしたら似合うと思っていたのだが」

木山「男の君が下ろしても面白みもなんともないだろう。だから女性になってもらった」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:10:57.95 ID:5086fCP20
上条「そ、そんな理由で俺の体とかをいじらないでください!」

木山「体のどの辺をいじったのか言ってみてくれないか昨日は君の寝顔を見ていて寝てないんだ」

上条「(なんだこの人)髪とか……」

木山「ほう」

上条「声とか……」

神山「ふむふむ」

上条「む、胸とか」

木山「胸とか?」

上条「そ、その……」

木山「なんだね口ごもっていてはわからないよ」

上条「せ、性器……とか」

木山「ああチンコのことかどうして丁寧に性器なんていうのかね」

上条「少しは恥じらいを持つべきだと思います!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:19:01.29 ID:5086fCP20
木山「心配しなくても私が持ってる薬を飲めばすぐに元に戻ることはできる」

上条「本当に!?」

木山「だが君もわかっているだろう」

上条「何を……です?」

木山「その顔はわかっているがわかってないふりをする子供の顔だ」

木山「この世の中はギブアンドテイクで成り立っているんだ。君も買い物をするならお金を払うだろう?」

木山「つまりこの薬がほしければ私の言うことをひとつでいい、ひとつだけ言うことを聞くんだ」

上条「……」

木山「別に死ねだとか誰かを殺せだとかそんな物騒なことじゃない」

木山「今日一日私と町へ買い物に付き合ってくれるだけでいい」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:26:04.41 ID:5086fCP20
上条「……拒否したら戻らないんでしょう?」

木山「その通り。私はそんな姿の君も好きだがね」

上条「わかりましたよ。付き合いますよ買い物に」

木山「物分かりがよくて助かるよ」

上条「でも外に行くための服がないんですけど」

上条(なんか胸結構大きいし)

木山「そういえばそうだな。よし偶々偶然うっかり私の車に君のサイズとほぼ合うような服が載せてあるそれを着るといい」

上条(嘘が下手な人だ)

上条「じゃあそれをお願いします。……聞いておきたいんですけど過激な服じゃないですよね?」

木山「ピンクのネグリジェと普通のシャツにジーパンがあるが」

上条「シャツとジーパンで!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:33:33.83 ID:5086fCP20
着替え中……

木山「ところで上条君」

上条「はい」

木山「服のサイズはどうかね?」

上条「ばっちりです(不気味なくらい)胸もそんなに苦しくないし、ジーパンも……」

木山「それはいかんないかん」

上条「は?」

木山「苦しくないというのはおかしい。さあ早く私が偶々もってた新品のこの白いブラをつけたまえ」

上条「いやいいですって!」

木山「さもないと死ぬ」

上条「死ぬ!?」

木山「言葉のあやというやつだ。正確には社会的に死ぬが正しい」

上条「は、はあ」

木山「想像してみたまえ。白いシャツにピンク色の君の乳首が浮かび上がっていても歩き回る君の姿を」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:37:55.72 ID:5086fCP20
上条(想像ねえ……)


キャーナニアノヒトブラツケテナーイ

チジョジャナイノ―

ダレカオンナノヒトヨンデー

オッパイオッパイ

ネットニウpシヨウゼ―

ジャッジメントデスノー

ビリビリー


上条「うわあああああああああああ!」

木山「ほら私の言ったとおりだろう?」

上条「臭い飯はいやだああああああああ!」

木山(……どこまで想像したんだろう)

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:45:40.67 ID:5086fCP20
>>21
別人

上条「わ、わかりました……」

木山「つけ方はわかるかな? よければ私が手とり足とり教えてもいいんだが」

上条「遠慮しておきます」

木山「知っているのか!? まさか居候の子とか別の女の子に……」

上条「違いますって!」

木山「そうか、つまり君は元々女装が趣味だったのだな。よかったじゃないか本当に女の子になれて」

上条「……もう、いいです。気合で何とかします……」

木山「いやいやいいことをしたな」

上条「……」シクシク

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 22:58:30.54 ID:5086fCP20
上条「き、着れました」

木山「さて姿をみせてくれたまえ」

上条「は、はい……」

木山「やはり私の睨んだ通り君にはシンプルな服の方がよく映える」

上条「褒め言葉でいいんですよね」

木山「もちろんだとも。その黒髪をクンカクンカしたいくらいだよ」

上条(いまさらだけど涎垂らしてやばいよこの人!)

木山「そうだせっかくだからその前髪のツンツンの部分をとかしてあげよう」

上条「いいですよトレードマークみたいなものですし!」

木山「いや今の状況だとトレードマークというのがダメなんじゃないか?」

木山「想像してみたまえ顔見知りに女になったことがばれた自分の姿を」


上条「うわあああああああああああ!」

木山「ほら言ったとおりだろう」

上条「らめえええええもうはいらないよおおおおおおおお!」

木山(面白い子だ)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 23:11:07.92 ID:5086fCP20
木山「どんな気分かね?髪をとかされるというものは」

上条「なんか不思議な感じです」

木山「ならよかった私のやり方で気分を悪くしていては申し訳ないと思っていた」

上条「気持ち悪いというよりもむしろ気持ちいいです」

木山「君は髪が性感帯なのだないいことを聞いた」

上条「……いや違います」

木山「ほうではなぜ?」

上条「なんだかふわふわしてるというか……とにかくそんな感じです」

木山「そうか。いつかその気持ちがわかったらぜひとも私に教えてくれ」

木山「あと上条君と呼ぶとばれてしまうかもしれないから、外に出たら私は君のことを麻子君と呼ぶことにする」

上条「……わかりました」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 23:16:22.98 ID:5086fCP20
力尽きたもう思い浮かばねえ

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 23:27:26.11 ID:5086fCP20
需要ねーだろだれか引き継いで暴走させちゃってくれよ木山先生

木山「さて買い物リストだが……」

上条「何を買うんですか?食材なら安いところをしってますけど」

木山「いや買うのは服だよ」

上条「服ですか? いや女性らしくていいと思いますが」

木山「何言ってるんだ君の服を買いに行くんだぞ?」

上条「はい?」

木山「せっかく女性になれたんだ君も女の子の服を着てみたいと思わないのかね私は思う」

上条「いやそry」

木山「year!?そうかきみもそう思うかさあ行こう徒歩で手をつないで車のカギはさっき折れたからな」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 23:40:06.57 ID:5086fCP20
これ誰かが続きやった方がいいぜ行き当たりばったりだぜ
上条「折れた!?」

木山「ああ偶々持ってた万力に急に挟みたくなってしまってね」

木山「まあそんなことはたいしたことじゃないさ。ここからデパートまでは徒歩でもそこまでかからないさ」

上条「いや30分くらい歩きますよ!?」

木山「なあに君と一緒ならすぐに到着するさ」

木山「さあ行こうデパートへどうせだから手に接着剤を付けていこうか」

上条「遠慮しておきます」

木山「君は意外と器の小さい男だな」

上条「いやそういうことじゃないでしょう!」

木山「ああ済まないそうだな」

木山「今の君は女の子だったな麻子君」

上条(ダメだこの人)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 23:51:57.47 ID:5086fCP20
ザワザワ……

上条「よりによって今日は日曜か……」

木山「どうしたのかね麻子君」

上条「いや……人が多いなと思って」

上条(この視界にうつるすべての人が自分を見ている気がする)

木山「わからなくもないさ」

上条「何を考えたかわかるんですか?」

木山「ああなんとなくだがわかる。視線が自分に集中してるのではないかとおもってるのだろう?」

上条「……正解です」

木山「君に見とれてる人が多いんだそれくらい君は魅力的に見えているさ」

上条(一瞬だけ見直した自分がバカに思えてきた)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:01:41.00 ID:0W6lNWUp0 [1/13]
デパート内服屋

木山「さて好きな服を選ぶといい。お金は私が出そう」

上条「そう言われても……」

木山「そうだな私の見立てでは……」 ガサゴソ

上条(山積みになってる服の中に頭突っ込んでる……)

木山「これなんかいいんじゃないか?」

上条「…………」

木山「そうか言葉が出ないくらいいいか。じゃあまずこれと……」

上条「ストーップ!」

木山「おいおい抱きついてくれるのはうれしいができればベットの上が」

上条「違いますよ!それどうみてもほぼ紐しかないじゃないですか!」

木山「……最新のファッションだよ」

上条「違いますよね!? 絶対違いますよね! だって水着コーナーって書いてますよねあのワゴン!」

木山「チッ」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:06:44.56 ID:0W6lNWUp0 [2/13]
木山「ああ確かにこれは水着だ」

木山「しかしこれを誰が普通の道端で着てはならないと決めたのだ?」

木山「もし着ただけで捕まるというのならその幻想を私がぶち殺す」

上条「……色々見えますからやめましょうね」

木山「ノリが悪いな君は」

上条「あと人のセリフ言わないでください恥ずかしいです」

木山「人の振り見てわが身を直せだ我慢したまえ」

木山「さてとそろそろ本気で探すとしようか」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:17:18.04 ID:0W6lNWUp0 [3/13]

木山「やはり女性と言えばこれだろう」

上条「ワンピースですか……」

木山「やはり君には白が似合うな」

上条「あ、ありがとうございます」

木山「さてとまず一着目は決定、と」

上条(こういう服を探してる木山先生は初めて見るな)

木山「あとは白いネグリジェと」

上条(変わり者だけど綺麗だし、可愛いし)

木山「ああ紫のネグリジェも買っておこう」

上条(どうしてこんなに俺に付き合ってくれるんだろう?)

木山「麻子君買うものが決まったからレジへ行くぞ」

上条「は、はいわかりました」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:25:45.73 ID:0W6lNWUp0 [4/13]
レジ「オカイケイ3マンエンニナリマース」

上条「さ、三万!?」

木山「どうした麻子君そんなに驚いて」

上条「三万なんてうちの食費の何日分だと思ってるんですか!?」

木山「いや私は思ったより安く済んだとおもっている。私の知り合いは一度に十万円ほどの買い物をするしな」

上条「女の買い物って怖い……」 ガタガタ

木山(まあ大半がネグリジェのせいだがね)

上条「そ、そのうちお礼をさせていだたきます」

木山「そうかそれはいいことを聞いた。楽しみにすることにしよう」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:34:34.39 ID:0W6lNWUp0 [5/13]
木山「さてそろそろだと思うんだが……」

上条「なんですか?」

木山「いやなに。無性に甘いものが食べたくなってないかね?」

上条「……まあ、そう言われるとそんな感じもします」

木山「そうか薬の副作用で糖分が足りなくなるらしいと聞いていたのでね。ここはデパートだからちょうどいい」

木山「確かここの屋上にはスイーツ(笑)を売っている店があったはずだ」

上条「いいですよそんなに気を遣わなくても。別に死ぬわけでもないし」

木山「いや死ぬ」

上条「また!?」

木山「女性の姿になってから糖分をとらなかった場合体から塩分が流れ出して死ぬ……らしい」

木山「どれだけ女性が甘いものに飢えているのかがわかるな。私は違うがね」

上条(マジ女こええ)

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:42:12.02 ID:0W6lNWUp0 [6/13]
屋上

木山「じゃあ私は何か甘いものを買ってくるから適当に座って待っていてくれ」

上条「は、はい」

上条(……体から塩分が流れ出すってどんな薬なんだこれ)

上条(それにしてもどうして先生は俺に薬を投薬したんだろう)

上条(他にもいっぱいいるだろうし。気まぐれでわざわざ俺を選ぶか?)

上条(あのひとの考えてることは理解できないけど……)

上条(多分悪い人じゃないと思う……多分)

木山「おーい買ってきたぞ」

上条(笑顔で手を振ってるあの人が悪い人なわけがないさうん!)

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:48:28.06 ID:0W6lNWUp0 [7/13]
上条(前言撤回)

木山「ほら麻子君食べるといいせっかく買ってきたのだから」

上条「確かに美味しそうですクリームもいっぱいのって」

木山「だろう?チョコレートソースもたっぷりだ」

上条「それに結構量がありますね」

木山「ひとつで二人分だからね」

上条「……でもスプーンが一つっておかしくないですか?」

木山「名前が【恋人で食べるラブラブパフェ】とかいう頭のねじ抜いてそこにポッキー刺した方なネーミングセンスだからしかたないだろう」

上条「どうしてそれを買おうと思ったんですか!」

木山「やっぱり食べるなら多い方がいいだろう?値段も手ごろだったしね」もぐもぐ

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:55:31.83 ID:0W6lNWUp0 [8/13]
木山「うん思った通りこれは美味しいな。君も食べるといい」

上条「……食べないと死ぬんでしょう?」

木山「そうだったな。ハハハハハ」

上条「はぁ、食べますからスプーン貸してください」

木山「ん?どうして渡す必要があるのかね」

上条「いやそうしないと食べれないじゃないですか」

木山「君は実にバカだな。ほら口をあけたまえ食べさせてあげよう」

上条「えっ」

木山「スプーンが一つしかなくてこの名前だ。食べさせあいをしろということなのだろう」

木山「ちなみに私は君が食べてくれるまでスプーンを渡す気はない」

木山「口移しでもいいが食べないと君は死ぬ。さあ食べるといい。あーんと口をあけて」

上条(う、うう……)

店員(あれあのお客さんスプーン一本捨ててる)

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 01:03:16.49 ID:0W6lNWUp0 [9/13]
木山「どうだ美味しかったかい?」

上条「は、はい」

木山「何を恥ずかしがっているのかい?」

上条「そ、その女同士ってのはある意味恋人同士よりも……」

木山「その辺なら大丈夫。君の友人にも女同士でいちゃいちゃしてるのが数名いるはずだ」

木山「それに同性だからどうだというかね別に問題はないだろう」

木山(まあ男同士ってのは少し危険だと思ってるがね)

上条「わ、わかりました」

木山「なら今度は私に食べさせてくれないか?」

上条「拒否権は」

木山「ない。させない」

上条(不幸だ……)

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 01:09:36.22 ID:0W6lNWUp0 [10/13]
帰り道
木山「今日は楽しかったよ」

上条「そうですか」

木山「中々に珍しい体験ができたんじゃないか?」

上条「多分一生のうちにあるかないかでしょうね」

木山「それを幸運ととるか不幸ととるかは君次第だ」

上条(多分不幸にとると思います)

木山(多分不幸にとるだろうな)

上条「……まあ、色々されたけれど楽しかったです」

木山「そうかそれは何よりだ。それが君の人生の糧になってくれることを願うよ」

木山(私的には一緒に食べれたのが人生の糧になるがね)

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 01:17:38.51 ID:0W6lNWUp0 [11/13]
アパート前

木山「さて私はここで帰るとしよう」

上条「もう帰るんですか? 服のお礼に夕飯でも作ろうかと思ったんですけど」

木山「いや君の家の財政を圧迫させたくはないのでね」

上条「そうですか……」

木山「それにしてもやっぱり君は可愛いな」

上条「女だからでしょう?」

木山「いや女じゃなくても可愛いと思ってるさ」

上条「……それって俺が幼いってことですか?」

木山「いやいやそんなことはないさ」

上条「……一応褒め言葉として受け取っておきます」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 01:23:58.47 ID:0W6lNWUp0 [12/13]
木山「じゃあまたな麻子君」

上条「ちょっと待ってください!薬薬!」

木山「……忘れてなかったか」

上条「危うく話の流れ的に忘れるところだった!」

木山「チッ……仕方ない目をつぶってくれないか?」

上条「わかりましたよ。変なことしないで下さいよ?」

チュッ

上条(えっ)

木山「ふふふ」

上条「き、木山先生。今、なにをしたんでせうか」

木山「なあにセカンドキスさ」

上条「セ、セカンドって俺にとってはファースト……」

木山「君もセカンドだぞ?だって口移しで薬を飲ませたからな」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/30(火) 01:26:23.27 ID:0W6lNWUp0 [13/13]
上条「……」真っ白

木山「そうだ。服のお礼だが……」

木山「一週間ほど女性のままでいてくれ」

上条「……」パクパク

木山「ふふふそれじゃあまた会おう麻子君」

上条「……………」



上条「不幸だああああああああああああああああ!」

おわり


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