スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
マミ「暁美さんが私のおっぱいで遊んでる……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 14:52:10.49 ID:1dzBzPXy0 [1/37]
マミ「暁美さんが私のおっぱいで遊んでたの!」
杏子「……ゴメン、そういうのはいいから、おやつは?」
マミ「何よ『そういうの』って!」
マミ「これでも食べてちゃんと聞きなさい!」カタッ
杏子「やったぁ」
マミ「つい昨日のことよ…… 暁美さんに呼び出されて」
マミ「絶対一人で来て、なんて念を押すから、おかしいと思ったのよ」
杏子「んで、おっぱい触りたいって?
マミ「いきなりガシッとこられたわ……」
マミ「暁美さんが私のおっぱいで遊んでたの!」
杏子「……ゴメン、そういうのはいいから、おやつは?」
マミ「何よ『そういうの』って!」
マミ「これでも食べてちゃんと聞きなさい!」カタッ
杏子「やったぁ」
マミ「つい昨日のことよ…… 暁美さんに呼び出されて」
マミ「絶対一人で来て、なんて念を押すから、おかしいと思ったのよ」
杏子「んで、おっぱい触りたいって?
マミ「いきなりガシッとこられたわ……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 14:58:16.40 ID:1dzBzPXy0 [2/37]
杏子「相変わらず、よくわかんないことするヤツだなぁ」
マミ「そういえば、何か言おうとしてたみたいだったわ」
杏子「今度会ったら聞いてみようか」
マミ「そっとしておいた方がいいんじゃないかしら……」
——数日前のほむホーム——
ほむら(ただいま~)グッタリ
ほむら(ワルプルギスの夜を倒してから、見た事無い魔女ばかり出てくるようになった……)
ほむら(慣れてきたけど、やっぱり疲れるわね……)
ほむら(シャワー浴びて寝ちゃいましょう。宿題は明日の朝やれば間に合うわね)
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 14:59:50.08 ID:1dzBzPXy0
スルスルッ
ほむら(ふぅっ)
ほむら(? 思わず出ちゃったけど、なによ今の『ふぅっ』は?)
ほむら(…服を脱いだから? キツかったのかしら)
ほむら(そうね、背も伸びる時期なんだし)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:01:36.58 ID:1dzBzPXy0
フシャァーーー……
ほむら(? 違う…?)
ほむら(背が伸びた、というか)モニッ
ほむら(胸がキツくなってた… のかな)
ほむら(触ってもあんまりわからないわね。でも周りはブラの跡がくっきり)
ほむら(いや、別に驚く事じゃないのよ! そういう時期なんだから! ただ…)サッ
ほむら(こっちももうちょっとは育てばいいのに……)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:06:40.15 ID:1dzBzPXy0
——翌日——
ほむら(新しいブラを買ってきたから、早速着替えてみるとしましょう)
スルリスルリ
ほむら(おお…… これはラクだわ……)
ほむら(今まで気に留めなかったけど、ちゃんとしたのを選べば違うものなのね)
ほむら(明日、洗い替えにもう何着か買ってこようっと)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:09:40.43 ID:1dzBzPXy0
——二日後——
まどか「おはよう、ほむらちゃん!」
ほむら「おはよう」
さやか「ほむら~! 数学の宿題教えて!」
ほむら「お昼休みでいい?」
さやか「やった! ありがとう!」
まどか(ほむらちゃん今日は機嫌良さそうだなぁ)ニコニコ
ほむら(? まどかが笑ってる……?)
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:13:36.92 ID:1dzBzPXy0
——教室——
男子生徒「暁美さん、俺次の授業の教科書忘れちゃったんだ。見せてもらってもいいかな?」
ほむら「じゃあ机をつけておきましょうか」
男子生徒「助かったよ」ズルズル
まどか(ほむらちゃんが男の子と話してる…)ざわ…
さやか(今日はどうしたんだろ?)ざわ……
ほむら(何か、妙に視線を感じるわね)
ハッ!!
ほむら(まさか……!)
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:19:22.04 ID:1dzBzPXy0
ほむら(前にマミとさやかが言っていた… 胸ばっかり見られて困るって)
ほむら(あの時はひがんでロクに聞かなかったけど、これが……)
ほむら(それにしても、ちょっと胸が育ったくらいでこんなに来るなんて)
ほむら(みんな意外としっかりチェックしてるのね)
男子生徒「危なかったよ。今日は俺が当てられる番だったからさぁ」
ほむら(彼もおそらく… いや、間違いないわ!)
ほむら「あ、あら… そうなの……」プイッ
男子生徒(俺、嫌われてんの?)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:23:45.50 ID:1dzBzPXy0
ほむら(いけない… みんな怪しく思えてくる……)キョロキョロ
まどか(ほむらちゃん、何をそわそわしてるんだろ?)
さやか(おしっこ我慢してんのかな)
ほむら(前からは見られないとして、後ろからは防ぎようがないわね)
ほむら(大丈夫? 透けてないかな……?)
ほむら(ハァ… あの二人が毎日こんなキツい目に遭っていたなんて)
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:33:08.32 ID:1dzBzPXy0
——昼休み——
ほむら「そこまで出来たら、次の問題は応用で何とかなるわ」
さやか「よっし、じゃあちょっと自力でやってみる!」
まどか「あ…… わたしのと答え違う…」
ほむら「どっちかが間違ってたのかしら」
まどか「よくわからないままやってたから、たぶんこっちが間違いかな」
まどか「ほむらちゃん、わたしにも教えて!」
さやか「ならあたしと席かわろう。ほむらの隣がいいでしょ」
まどか「うん、ありがとう」
ほむら「ノートを並べて、どこからズレたのか、比較してみましょう」
まどか「え~っと……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:39:55.86 ID:1dzBzPXy0
ほむら(この構図……)
ほむら(まどかが自分のと私のノートを比較してる訳なんですが)
まどか「ここまでは一緒なんだ」チラッ
ほむら(たまに… ノートから視線が逸れてるような…)
まどか「あ、次の式が違ってるよ!」
ほむら「ここは落とし穴ね」
まどか「やっぱりわたしのが間違ってたんだね」
ほむら(私のも気のせいなんでしょうか)
まどか「じゃあ今のうちに直しちゃおう。ありがとう、ほむらちゃん!」
ほむら(おそらく気のせいでは済まないわ…)
ほむら(だって、私とまどかは、クラスで最下位を争った仲だもの)
ほむら(きっと裏切り者の私を許しておかないはず!)
ほむら(ごめんなさい、まどか… あなたより一歩先へ抜け駆けしてしまったわ)
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:44:43.37 ID:1dzBzPXy0
——放課後——
まどか「ほむらちゃん、一緒に」
ほむら「ごめんなさい、今日は寄り道しないでまっすぐ帰りたいの」
まどか「もしかして、魔女?」
ほむら「そうじゃないのだけど… ちょっと用事があって」
ほむら(胸ばかり見られて疲れたから、なんて言えないわ……)
ほむら(そんな当てつけみたいなこと)
さやか「ほむらにもついに春の訪れが」
ほむら「……残念だけど、それはないわ……」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:01:32.65 ID:1dzBzPXy0
ほむら「危ない所だったわね」
男子生徒「あの…… あ、ありがとうございました!」
ほむら「その制服、あなたも見滝原中ね」
男子生徒「は、はい! えと、一年生の」
ほむら「見ない顔だものね。では気をつけて帰りなさい」
男子生徒「えと…… さっきの… 変なのは?」
ほむら「あれは魔女よ。怖かったけど、もう大丈夫よ」
男子生徒「お、お礼に… 何か、こう」
ほむら「いいのよ、お礼なんて」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:07:05.00 ID:1dzBzPXy0
男子生徒「でででも、助けてもらっ……」
ほむら(やけに拘るわね)
ハッ!
ほむら(いけない、今は魔女に襲われたばかりで気が動転しているけど)
ほむら(この子も一年生の男の子… しかもさっき魔女と戦う時、わりと激しく動き回ってたから)
ほむら(そうか、それでちゃっかり味をしめて、お近づきになろうとしたのね)カァァ…
男子生徒「そそそうだ、近くに新し…」
ほむら「もう私のことは忘れなさい!」ダッ!
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:12:39.08 ID:1dzBzPXy0
ほむら(ふぅ…… 思わず逃げて来たけど、これからどうしよう)
ほむら(今まで考えもしなかったから、無防備だったわね)
チラッ
ほむら(首のところから見えちゃう… かな……)
ほむら(さっきの子みたいに、おかしなこと考えさせちゃうのも悪いし)
ほむら(……思い出したら、恥ずかしくなってきたわ……///)
ほむら(でもあの四人の誰かに相談しても)
『その程度でブラチラが気になるとか10センチ早いっつーの』
『ほむらちゃんのそんなこれ見よがしな悩み、聞きたくないなぁ~』
ほむら(確実にこのどっちかになるわね……)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:20:08.66 ID:1dzBzPXy0
ほむら(しかし幸いにもココはいつものショッピングモール!)ビシッ
ほむら(探せば何か、こういう時に便利なモノを売ってるはず!)
ほむら(……まずは服を買いに行きましょうか)
ほむら(今の私服は入院する前に買ったのばかりだから、ちょっと子供っぽいし)
ほむら(それにしても、服を選ぶ時まで気にしなきゃいけないなんて)
ほむら(胸なんていざ大きくなってみると、いいことなんて一つもないわ)
ほむら(私もついに、そんな悩みを抱えるようになったのね)
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:24:38.22 ID:1dzBzPXy0
——ほむホーム——
ほむら(意外と簡単に見つかったわ)フフッ
ほむら(これさえあれば、もう悩まなくて済むのね!)
ほむら(ちょっと着けてみましょう)スルリ
ほむら(携帯で動画を…… 斜め上から撮ってみて……)
ほむら(再生、と)ポチッ
ほむら(み、見えてない!? コレはいい買い物したわ……)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:31:12.17 ID:1dzBzPXy0
——翌日——
ほむら(またもや強い視線を感じるわ……)
まどか(……??)
杏子(何だアレ……?)
ほむら(でも仕方ないわね、この二人じゃあ)
杏子「あ、あのさぁ、ほむら…… ちょっと聞いていいかな」
ほむら「何かしら?」
杏子「あの… 答えにくかったらいいんだけどさ」
まどか(杏子ちゃん、頑張って!)
杏子「……胸元から出てるコレ、何なの?」
まどか「そ、そう! わたしも気になってたの」
ほむら「ああ、コレのことね?」ヒラヒラ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:42:34.33 ID:1dzBzPXy0
ほむら「これは胸元ラインカバーっていうのよ」
杏子「ほ、ほぉ」
まどか「変わったの着けてるね……」
ほむら(他にないの!?)
杏子「いや、あたしはてっきりそういう下着なのかと」
まどか「いくらほむらちゃんでも、そんな堂々と出しっ放しはないよね~」
ほむら(あれっ…?)
ほむら「な、何を言ってるのよ。これはむしろ、中が見えないように…」
杏子「」プッ
まどか「シーッ!!」
ほむら「え……」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:50:23.23 ID:1dzBzPXy0
杏子「見えないようにったってさぁ」
まどか「やめなさいって…」
杏子「それじゃ常に見えてるようなもんじゃない」
ほむら「……」
杏子「何それ?『見えちゃったらどうしよう!?』とか悩んでますよ~ってアピール?」
杏子「余計恥ずかしくない?」
ほむら(その発想はなかった……!)
杏子「もぅ~ ほむらもけっこう可愛いトコあるなぁ」ナデナデ
まどか「やめて杏子ちゃん… ほむらちゃん泣いちゃうから……」
ほむら(……)プルプル
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:54:09.30 ID:1dzBzPXy0
トゥルルルル トゥルルルル
マミ「はい巴です」
ほむら『もしもし? 今一人かしら?』ヒック
マミ「そうだけど… 何かあったの?」
ほむら『な、何でもないわ… 何でもないけど、ちょっと来てほしいの』
マミ「え、ええ……」
ほむら『いい? 一人で来てよ! くれぐれも誰かと一緒になんて考えないで!』
マミ「…深刻な話みたいね。わかった。一人で行くわ」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:57:57.38 ID:1dzBzPXy0
ピンポーン
ほむら「あいてるわ。上がってきて」
マミ「はい。おじゃましま~す」
ほむら「……待ってたわ」
マミ「あ、暁美さん? やっぱり泣いてたんじゃない?」
マミ「しかも散らかってるわね、何これ? 破いたの……?」
ほむら「それはね、胸元ラインカバー…… だったものよ」
マミ「あ、ああ……」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:02:25.38 ID:1dzBzPXy0
ほむら「あなたも持ってないの?」
マミ「着けてみようかな~ とは思ったけど」
マミ「出しっ放しみたいで、ちょっとね……」
ほむら「!!」キッ
マミ(え、何!? 地雷踏んだの!?)
ほむら「巴マミ…… どうしてあなたは平気でいられるのよ!!」
マミ(よくわからないけど、まずいわね……)
ほむら「こんなに… こんなに目立ってるくせに!」ガシッ
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:08:22.46 ID:1dzBzPXy0
まどか「携帯なってる!」
杏子「誰から!?」
まどか「ほむらちゃんだ! 出るよ!」
ポチッ
まどか「もしもし、ほむらちゃん?」
ほむら『まどか……』
まどか「あの、さっきはゴメンね、杏子ちゃんが…」
杏子「あたしのせいかよ~」
まどか「ホントのことでしょ!」
ほむら『もう… いいのよ、まどか…… 私、わかったの』
まどか「?」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:09:05.44 ID:1dzBzPXy0
ほむら『もういいわ… 胸なんて、どうでも良くなったの……』
まどか「? ああ、うん…… いいよね……」
ほむら『まどか… 私たち、ずっとこのままでいいよね!』
まどか「う、うん! いいと思うよ!」
ピッ
まどか「あっ… 切れちゃった」
杏子「ほむらなんて?」
まどか「よくわかんない……」
杏子「いつも通りってことか」
まどか「……だね」
完
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:13:30.93 ID:1dzBzPXy0
胸元ラインカバーがもっと人気出たらいいのに
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:24:17.41 ID:1dzBzPXy0
マミ「暁美さんは何が言いたかったのかしら…」
杏子「よくわかんないよね」
マミ「それに、部屋がすごく散らかってたの」
マミ「胸元ラインカバーって知ってる? あれを破いてたみたいで」
杏子「」ギクッ
マミ「どうしちゃったのかしら」
杏子「……ほむらもあれだ… いろいろ難しい年頃なんだよ……」
マミ「私たちと同年代でしょう」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:32:27.69 ID:1dzBzPXy0
——帰り道——
杏子(胸元ラインカバー、か……)
杏子(そんなに気になるもんかな?)
コロコロ……
男の子「おねえちゃん、ボールとってぇ~!」
杏子(公園で遊んでたのか)ヨイショ
杏子「あんまり遠く飛ばさないようにな~」ヒョイ
父親「ありがとうございます。ほら、お姉ちゃんにありがとうは?」
男の子「ありがと~!!」
杏子「どういたしまし……」ハッ!
杏子(もしかして、今かがんだ時に…///)
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:37:40.13 ID:1dzBzPXy0
杏子(この服、古くなって伸びちゃってるから、見えやすいのかも……)
杏子(いや大丈夫だろ!)
杏子(どうせ大して見えてない…… よね?)
杏子(いや、ちょっとならいいってもんでもないんだけど)
杏子(気になりだしたらキリがないな……)
杏子(…透けたりしてないよね? 人がいない所で試してみよう)
ピトッ
杏子(おわあぁぁ……!!!)
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:41:18.03 ID:1dzBzPXy0
杏子(どうすんの? これじゃ普通に歩いて帰るのも……)
杏子(最低でもここから帰るまではずっとこのままって事じゃん!)
杏子(近くに何か…… そうだ!)
・
・
・
杏子(ふぅ、どうにか人通りの少ない道を選んでここまでたどり着いたぞ)
ピンポーン
ほむら『は~い』
杏子「この間はごめん!」
ほむら『……まぁ、入りなさい』
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:47:17.41 ID:1dzBzPXy0
杏子「お、おじゃまします」
杏子(部屋片付いてんのね)
ほむら「よく来られたわね」
杏子「それがさ… あたしも、ほら… 気になりだしちゃって」
杏子「良かったら… 一緒に服買いに行こうかなって…」ハハ…
ほむら「!!」
杏子「!? ご、ごめんなさいっ!!」
ほむら「」ガシッ
杏子「ひぃっ! ど、ドコ触ってんだよ!」
ほむら「静かに」モニモニ
杏子「う、うん…」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:51:58.39 ID:1dzBzPXy0
杏子(よく考えたら、人が気になりだしたって言ってんのに、ナニやってんだこいつは)
モニモニ
杏子(そろそろ止めてくれないかな……)イラッ
ほむら「いいわ! 合格よ」
杏子「何がよ?」
ほむら「私たちはちょうど同じくらいtみたわ。サイズ的な意味で」
杏子「そう… なのかな? あんま測ったことないけど」
ほむら「まどかは仲間はずれみたいで可哀想だけど、一緒に乗り切りましょう!」
杏子「お、おう」
ほむら「そうとなったら買い出しに行くわよ!」
杏子「でもあたし、この格好じゃあ」
ほむら「気になるというなら上着を貸してあげるわ」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:56:49.45 ID:1dzBzPXy0
——数日後——
まどか(ほむらちゃんの機嫌が直ったみたい)
まどか(よかったぁ~ もうどうなるか心配しちゃったよ)
ほむら(仲間が増えればなにも怖くない! と思ったけど……)
ほむら(学校では一人になっちゃうのね)
さやか「今日の体育、マラソンだってさ」
まどか「えぇ~」
さやか「キツいけどサボる訳にもいかないし、着替えよっか」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:00:24.09 ID:1dzBzPXy0
——更衣室——
まどか(ほむらちゃんは)チラッ
まどか(あ、またアレ着けてる……)
まどか(制服なら見えないのに、気に入ったのかな)
さやか「あれ、ほむら何それ?」
まどか(!!)
ほむら「フフッ これはね、胸元ラインカバーよ」
さやか「あ~… 杏子が何か言ってた気がする。コレのことか!」
ほむら「きっとそうね。彼女も一緒に買いに行ったの」
まどか(さやかちゃんが余計な事しませんように……)
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:04:56.70 ID:1dzBzPXy0
さやか「杏子もだけどさぁ、あんたらホントにそれ必要なの?」
ほむら「そう言われると困るんだけど… 気に入ってるから着けてるだけっていうのもあるわね」
まどか(ホッ……)
さやか「そういうもんかぁ」
ほむら「あなたも一緒にどう? あればあったで、意外と安心するわよ」
さやか「あたしはいいや。どうせ誰も見てないっしょ」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:12:12.39 ID:1dzBzPXy0
——病院——
さやか「……なんてのを着けてる子がいてさぁ」
上条「へぇ、流行ってるの?」
さやか「まさか! 気にしすぎなんだって」
上条「そうだね……」
さやか「大体そんなのじっくり見てる人なんて、いたらすぐわかっちゃうよね」
上条「え、わかるものなの!?」ビクッ
さやか「」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:13:47.62 ID:1dzBzPXy0 [37/37]
ほむら「メールが… さやかからだわ」
杏子「なんだろ?」
パカッ
さやか『さっきはゴメン』
パカッ
ほむら「……」
ほむら「美樹さやか……」
ほむら「仲間が増えたわ!」
杏子「やったね!」
おわり
抽出レス数:37
杏子「相変わらず、よくわかんないことするヤツだなぁ」
マミ「そういえば、何か言おうとしてたみたいだったわ」
杏子「今度会ったら聞いてみようか」
マミ「そっとしておいた方がいいんじゃないかしら……」
——数日前のほむホーム——
ほむら(ただいま~)グッタリ
ほむら(ワルプルギスの夜を倒してから、見た事無い魔女ばかり出てくるようになった……)
ほむら(慣れてきたけど、やっぱり疲れるわね……)
ほむら(シャワー浴びて寝ちゃいましょう。宿題は明日の朝やれば間に合うわね)
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 14:59:50.08 ID:1dzBzPXy0
スルスルッ
ほむら(ふぅっ)
ほむら(? 思わず出ちゃったけど、なによ今の『ふぅっ』は?)
ほむら(…服を脱いだから? キツかったのかしら)
ほむら(そうね、背も伸びる時期なんだし)
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:01:36.58 ID:1dzBzPXy0
フシャァーーー……
ほむら(? 違う…?)
ほむら(背が伸びた、というか)モニッ
ほむら(胸がキツくなってた… のかな)
ほむら(触ってもあんまりわからないわね。でも周りはブラの跡がくっきり)
ほむら(いや、別に驚く事じゃないのよ! そういう時期なんだから! ただ…)サッ
ほむら(こっちももうちょっとは育てばいいのに……)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:06:40.15 ID:1dzBzPXy0
——翌日——
ほむら(新しいブラを買ってきたから、早速着替えてみるとしましょう)
スルリスルリ
ほむら(おお…… これはラクだわ……)
ほむら(今まで気に留めなかったけど、ちゃんとしたのを選べば違うものなのね)
ほむら(明日、洗い替えにもう何着か買ってこようっと)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:09:40.43 ID:1dzBzPXy0
——二日後——
まどか「おはよう、ほむらちゃん!」
ほむら「おはよう」
さやか「ほむら~! 数学の宿題教えて!」
ほむら「お昼休みでいい?」
さやか「やった! ありがとう!」
まどか(ほむらちゃん今日は機嫌良さそうだなぁ)ニコニコ
ほむら(? まどかが笑ってる……?)
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:13:36.92 ID:1dzBzPXy0
——教室——
男子生徒「暁美さん、俺次の授業の教科書忘れちゃったんだ。見せてもらってもいいかな?」
ほむら「じゃあ机をつけておきましょうか」
男子生徒「助かったよ」ズルズル
まどか(ほむらちゃんが男の子と話してる…)ざわ…
さやか(今日はどうしたんだろ?)ざわ……
ほむら(何か、妙に視線を感じるわね)
ハッ!!
ほむら(まさか……!)
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:19:22.04 ID:1dzBzPXy0
ほむら(前にマミとさやかが言っていた… 胸ばっかり見られて困るって)
ほむら(あの時はひがんでロクに聞かなかったけど、これが……)
ほむら(それにしても、ちょっと胸が育ったくらいでこんなに来るなんて)
ほむら(みんな意外としっかりチェックしてるのね)
男子生徒「危なかったよ。今日は俺が当てられる番だったからさぁ」
ほむら(彼もおそらく… いや、間違いないわ!)
ほむら「あ、あら… そうなの……」プイッ
男子生徒(俺、嫌われてんの?)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:23:45.50 ID:1dzBzPXy0
ほむら(いけない… みんな怪しく思えてくる……)キョロキョロ
まどか(ほむらちゃん、何をそわそわしてるんだろ?)
さやか(おしっこ我慢してんのかな)
ほむら(前からは見られないとして、後ろからは防ぎようがないわね)
ほむら(大丈夫? 透けてないかな……?)
ほむら(ハァ… あの二人が毎日こんなキツい目に遭っていたなんて)
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:33:08.32 ID:1dzBzPXy0
——昼休み——
ほむら「そこまで出来たら、次の問題は応用で何とかなるわ」
さやか「よっし、じゃあちょっと自力でやってみる!」
まどか「あ…… わたしのと答え違う…」
ほむら「どっちかが間違ってたのかしら」
まどか「よくわからないままやってたから、たぶんこっちが間違いかな」
まどか「ほむらちゃん、わたしにも教えて!」
さやか「ならあたしと席かわろう。ほむらの隣がいいでしょ」
まどか「うん、ありがとう」
ほむら「ノートを並べて、どこからズレたのか、比較してみましょう」
まどか「え~っと……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:39:55.86 ID:1dzBzPXy0
ほむら(この構図……)
ほむら(まどかが自分のと私のノートを比較してる訳なんですが)
まどか「ここまでは一緒なんだ」チラッ
ほむら(たまに… ノートから視線が逸れてるような…)
まどか「あ、次の式が違ってるよ!」
ほむら「ここは落とし穴ね」
まどか「やっぱりわたしのが間違ってたんだね」
ほむら(私のも気のせいなんでしょうか)
まどか「じゃあ今のうちに直しちゃおう。ありがとう、ほむらちゃん!」
ほむら(おそらく気のせいでは済まないわ…)
ほむら(だって、私とまどかは、クラスで最下位を争った仲だもの)
ほむら(きっと裏切り者の私を許しておかないはず!)
ほむら(ごめんなさい、まどか… あなたより一歩先へ抜け駆けしてしまったわ)
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 15:44:43.37 ID:1dzBzPXy0
——放課後——
まどか「ほむらちゃん、一緒に」
ほむら「ごめんなさい、今日は寄り道しないでまっすぐ帰りたいの」
まどか「もしかして、魔女?」
ほむら「そうじゃないのだけど… ちょっと用事があって」
ほむら(胸ばかり見られて疲れたから、なんて言えないわ……)
ほむら(そんな当てつけみたいなこと)
さやか「ほむらにもついに春の訪れが」
ほむら「……残念だけど、それはないわ……」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:01:32.65 ID:1dzBzPXy0
ほむら「危ない所だったわね」
男子生徒「あの…… あ、ありがとうございました!」
ほむら「その制服、あなたも見滝原中ね」
男子生徒「は、はい! えと、一年生の」
ほむら「見ない顔だものね。では気をつけて帰りなさい」
男子生徒「えと…… さっきの… 変なのは?」
ほむら「あれは魔女よ。怖かったけど、もう大丈夫よ」
男子生徒「お、お礼に… 何か、こう」
ほむら「いいのよ、お礼なんて」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:07:05.00 ID:1dzBzPXy0
男子生徒「でででも、助けてもらっ……」
ほむら(やけに拘るわね)
ハッ!
ほむら(いけない、今は魔女に襲われたばかりで気が動転しているけど)
ほむら(この子も一年生の男の子… しかもさっき魔女と戦う時、わりと激しく動き回ってたから)
ほむら(そうか、それでちゃっかり味をしめて、お近づきになろうとしたのね)カァァ…
男子生徒「そそそうだ、近くに新し…」
ほむら「もう私のことは忘れなさい!」ダッ!
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:12:39.08 ID:1dzBzPXy0
ほむら(ふぅ…… 思わず逃げて来たけど、これからどうしよう)
ほむら(今まで考えもしなかったから、無防備だったわね)
チラッ
ほむら(首のところから見えちゃう… かな……)
ほむら(さっきの子みたいに、おかしなこと考えさせちゃうのも悪いし)
ほむら(……思い出したら、恥ずかしくなってきたわ……///)
ほむら(でもあの四人の誰かに相談しても)
『その程度でブラチラが気になるとか10センチ早いっつーの』
『ほむらちゃんのそんなこれ見よがしな悩み、聞きたくないなぁ~』
ほむら(確実にこのどっちかになるわね……)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:20:08.66 ID:1dzBzPXy0
ほむら(しかし幸いにもココはいつものショッピングモール!)ビシッ
ほむら(探せば何か、こういう時に便利なモノを売ってるはず!)
ほむら(……まずは服を買いに行きましょうか)
ほむら(今の私服は入院する前に買ったのばかりだから、ちょっと子供っぽいし)
ほむら(それにしても、服を選ぶ時まで気にしなきゃいけないなんて)
ほむら(胸なんていざ大きくなってみると、いいことなんて一つもないわ)
ほむら(私もついに、そんな悩みを抱えるようになったのね)
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:24:38.22 ID:1dzBzPXy0
——ほむホーム——
ほむら(意外と簡単に見つかったわ)フフッ
ほむら(これさえあれば、もう悩まなくて済むのね!)
ほむら(ちょっと着けてみましょう)スルリ
ほむら(携帯で動画を…… 斜め上から撮ってみて……)
ほむら(再生、と)ポチッ
ほむら(み、見えてない!? コレはいい買い物したわ……)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:31:12.17 ID:1dzBzPXy0
——翌日——
ほむら(またもや強い視線を感じるわ……)
まどか(……??)
杏子(何だアレ……?)
ほむら(でも仕方ないわね、この二人じゃあ)
杏子「あ、あのさぁ、ほむら…… ちょっと聞いていいかな」
ほむら「何かしら?」
杏子「あの… 答えにくかったらいいんだけどさ」
まどか(杏子ちゃん、頑張って!)
杏子「……胸元から出てるコレ、何なの?」
まどか「そ、そう! わたしも気になってたの」
ほむら「ああ、コレのことね?」ヒラヒラ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:42:34.33 ID:1dzBzPXy0
ほむら「これは胸元ラインカバーっていうのよ」
杏子「ほ、ほぉ」
まどか「変わったの着けてるね……」
ほむら(他にないの!?)
杏子「いや、あたしはてっきりそういう下着なのかと」
まどか「いくらほむらちゃんでも、そんな堂々と出しっ放しはないよね~」
ほむら(あれっ…?)
ほむら「な、何を言ってるのよ。これはむしろ、中が見えないように…」
杏子「」プッ
まどか「シーッ!!」
ほむら「え……」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:50:23.23 ID:1dzBzPXy0
杏子「見えないようにったってさぁ」
まどか「やめなさいって…」
杏子「それじゃ常に見えてるようなもんじゃない」
ほむら「……」
杏子「何それ?『見えちゃったらどうしよう!?』とか悩んでますよ~ってアピール?」
杏子「余計恥ずかしくない?」
ほむら(その発想はなかった……!)
杏子「もぅ~ ほむらもけっこう可愛いトコあるなぁ」ナデナデ
まどか「やめて杏子ちゃん… ほむらちゃん泣いちゃうから……」
ほむら(……)プルプル
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:54:09.30 ID:1dzBzPXy0
トゥルルルル トゥルルルル
マミ「はい巴です」
ほむら『もしもし? 今一人かしら?』ヒック
マミ「そうだけど… 何かあったの?」
ほむら『な、何でもないわ… 何でもないけど、ちょっと来てほしいの』
マミ「え、ええ……」
ほむら『いい? 一人で来てよ! くれぐれも誰かと一緒になんて考えないで!』
マミ「…深刻な話みたいね。わかった。一人で行くわ」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 16:57:57.38 ID:1dzBzPXy0
ピンポーン
ほむら「あいてるわ。上がってきて」
マミ「はい。おじゃましま~す」
ほむら「……待ってたわ」
マミ「あ、暁美さん? やっぱり泣いてたんじゃない?」
マミ「しかも散らかってるわね、何これ? 破いたの……?」
ほむら「それはね、胸元ラインカバー…… だったものよ」
マミ「あ、ああ……」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:02:25.38 ID:1dzBzPXy0
ほむら「あなたも持ってないの?」
マミ「着けてみようかな~ とは思ったけど」
マミ「出しっ放しみたいで、ちょっとね……」
ほむら「!!」キッ
マミ(え、何!? 地雷踏んだの!?)
ほむら「巴マミ…… どうしてあなたは平気でいられるのよ!!」
マミ(よくわからないけど、まずいわね……)
ほむら「こんなに… こんなに目立ってるくせに!」ガシッ
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:08:22.46 ID:1dzBzPXy0
まどか「携帯なってる!」
杏子「誰から!?」
まどか「ほむらちゃんだ! 出るよ!」
ポチッ
まどか「もしもし、ほむらちゃん?」
ほむら『まどか……』
まどか「あの、さっきはゴメンね、杏子ちゃんが…」
杏子「あたしのせいかよ~」
まどか「ホントのことでしょ!」
ほむら『もう… いいのよ、まどか…… 私、わかったの』
まどか「?」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:09:05.44 ID:1dzBzPXy0
ほむら『もういいわ… 胸なんて、どうでも良くなったの……』
まどか「? ああ、うん…… いいよね……」
ほむら『まどか… 私たち、ずっとこのままでいいよね!』
まどか「う、うん! いいと思うよ!」
ピッ
まどか「あっ… 切れちゃった」
杏子「ほむらなんて?」
まどか「よくわかんない……」
杏子「いつも通りってことか」
まどか「……だね」
完
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:13:30.93 ID:1dzBzPXy0
胸元ラインカバーがもっと人気出たらいいのに
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:24:17.41 ID:1dzBzPXy0
マミ「暁美さんは何が言いたかったのかしら…」
杏子「よくわかんないよね」
マミ「それに、部屋がすごく散らかってたの」
マミ「胸元ラインカバーって知ってる? あれを破いてたみたいで」
杏子「」ギクッ
マミ「どうしちゃったのかしら」
杏子「……ほむらもあれだ… いろいろ難しい年頃なんだよ……」
マミ「私たちと同年代でしょう」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:32:27.69 ID:1dzBzPXy0
——帰り道——
杏子(胸元ラインカバー、か……)
杏子(そんなに気になるもんかな?)
コロコロ……
男の子「おねえちゃん、ボールとってぇ~!」
杏子(公園で遊んでたのか)ヨイショ
杏子「あんまり遠く飛ばさないようにな~」ヒョイ
父親「ありがとうございます。ほら、お姉ちゃんにありがとうは?」
男の子「ありがと~!!」
杏子「どういたしまし……」ハッ!
杏子(もしかして、今かがんだ時に…///)
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:37:40.13 ID:1dzBzPXy0
杏子(この服、古くなって伸びちゃってるから、見えやすいのかも……)
杏子(いや大丈夫だろ!)
杏子(どうせ大して見えてない…… よね?)
杏子(いや、ちょっとならいいってもんでもないんだけど)
杏子(気になりだしたらキリがないな……)
杏子(…透けたりしてないよね? 人がいない所で試してみよう)
ピトッ
杏子(おわあぁぁ……!!!)
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:41:18.03 ID:1dzBzPXy0
杏子(どうすんの? これじゃ普通に歩いて帰るのも……)
杏子(最低でもここから帰るまではずっとこのままって事じゃん!)
杏子(近くに何か…… そうだ!)
・
・
・
杏子(ふぅ、どうにか人通りの少ない道を選んでここまでたどり着いたぞ)
ピンポーン
ほむら『は~い』
杏子「この間はごめん!」
ほむら『……まぁ、入りなさい』
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:47:17.41 ID:1dzBzPXy0
杏子「お、おじゃまします」
杏子(部屋片付いてんのね)
ほむら「よく来られたわね」
杏子「それがさ… あたしも、ほら… 気になりだしちゃって」
杏子「良かったら… 一緒に服買いに行こうかなって…」ハハ…
ほむら「!!」
杏子「!? ご、ごめんなさいっ!!」
ほむら「」ガシッ
杏子「ひぃっ! ど、ドコ触ってんだよ!」
ほむら「静かに」モニモニ
杏子「う、うん…」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:51:58.39 ID:1dzBzPXy0
杏子(よく考えたら、人が気になりだしたって言ってんのに、ナニやってんだこいつは)
モニモニ
杏子(そろそろ止めてくれないかな……)イラッ
ほむら「いいわ! 合格よ」
杏子「何がよ?」
ほむら「私たちはちょうど同じくらいtみたわ。サイズ的な意味で」
杏子「そう… なのかな? あんま測ったことないけど」
ほむら「まどかは仲間はずれみたいで可哀想だけど、一緒に乗り切りましょう!」
杏子「お、おう」
ほむら「そうとなったら買い出しに行くわよ!」
杏子「でもあたし、この格好じゃあ」
ほむら「気になるというなら上着を貸してあげるわ」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 17:56:49.45 ID:1dzBzPXy0
——数日後——
まどか(ほむらちゃんの機嫌が直ったみたい)
まどか(よかったぁ~ もうどうなるか心配しちゃったよ)
ほむら(仲間が増えればなにも怖くない! と思ったけど……)
ほむら(学校では一人になっちゃうのね)
さやか「今日の体育、マラソンだってさ」
まどか「えぇ~」
さやか「キツいけどサボる訳にもいかないし、着替えよっか」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:00:24.09 ID:1dzBzPXy0
——更衣室——
まどか(ほむらちゃんは)チラッ
まどか(あ、またアレ着けてる……)
まどか(制服なら見えないのに、気に入ったのかな)
さやか「あれ、ほむら何それ?」
まどか(!!)
ほむら「フフッ これはね、胸元ラインカバーよ」
さやか「あ~… 杏子が何か言ってた気がする。コレのことか!」
ほむら「きっとそうね。彼女も一緒に買いに行ったの」
まどか(さやかちゃんが余計な事しませんように……)
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:04:56.70 ID:1dzBzPXy0
さやか「杏子もだけどさぁ、あんたらホントにそれ必要なの?」
ほむら「そう言われると困るんだけど… 気に入ってるから着けてるだけっていうのもあるわね」
まどか(ホッ……)
さやか「そういうもんかぁ」
ほむら「あなたも一緒にどう? あればあったで、意外と安心するわよ」
さやか「あたしはいいや。どうせ誰も見てないっしょ」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:12:12.39 ID:1dzBzPXy0
——病院——
さやか「……なんてのを着けてる子がいてさぁ」
上条「へぇ、流行ってるの?」
さやか「まさか! 気にしすぎなんだって」
上条「そうだね……」
さやか「大体そんなのじっくり見てる人なんて、いたらすぐわかっちゃうよね」
上条「え、わかるものなの!?」ビクッ
さやか「」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/03(日) 18:13:47.62 ID:1dzBzPXy0 [37/37]
ほむら「メールが… さやかからだわ」
杏子「なんだろ?」
パカッ
さやか『さっきはゴメン』
パカッ
ほむら「……」
ほむら「美樹さやか……」
ほむら「仲間が増えたわ!」
杏子「やったね!」
おわり
抽出レス数:37
<<伊織「やよいをブチギレさせてやろうじゃないの!」 | ホーム | あかり「わぁいうずしお あかりうずしお大好き」>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |