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キョン「佐々木が犬になった?!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 08:11:32.49 ID:Rrn6J43bi [1/13]
ハルヒ「……」イライラ

古泉「こ、これは…」

キョン「それが、今朝からずっとこの調子でな…」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

みくる「わぁ、尻尾が可愛らしいですねぇ」

ハルヒ「……チッ」

古泉「長門さん、あの尻尾は…」ボソッ

長門「本物」

古泉「やはりですか…」

キョン「まぁ、尻尾については特に疑問だったんだが…佐々木にも願望実現能力が芽生えたってことなのか?」

長門「わからない。しかしなんらかの力が働いているのは確実」

佐々木「……」ジッ

古泉「手、止まってますよ」

キョン「ん、おぉ悪い佐々木」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 08:25:56.93 ID:Rrn6J43bi
ハルヒ「キョン!いつまでそいつと一緒にいるのよ!てかなんでそんな変なコスプレしてんのその女!」

キョン「そうは言ってもなぁ…撫でてないとすごいガン見されるし」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

古泉「……では今朝から今までの経緯を教えてくれませんか?今朝、なにから始まったことなのか」

キョン「あぁ…そうだな」
~~

キョン「ふぁぁぁ…朝か…」

ペロペロ

キョン「平日に妹より早く起きるとは、珍しいな…」

ペロペロ

キョン「……なんか、指に違和感が」

佐々木「……」ペロペロ

キョン「うぉ?!さ、佐々木?!」

佐々木「……」フリフリ

キョン「な、なんだその尻尾……耳も」

佐々木「……?」ピョコン

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 08:30:45.54 ID:Rrn6J43bi
教室

ハルヒ「……」じとーっ

佐々木「……」ジッ

キョン「あーまぁなんだその…仲良く、な…」ナデナデ

ハルヒ「キョン」

キョン「はい」ナデナデ

ハルヒ「なに、この女」

佐々木「……」ジッ

キョン「いやまぁ…友人というか、犬というか…」ナデナデ

ハルヒ「わけわかんないけど、とりあえず話してる時くらい撫でるのやめなさいよ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 08:37:41.10 ID:Rrn6J43bi
ハルヒ「……」イライライライラ

キョン「と、言うわけでな…授業中もずっとこうだったってわけさ」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

古泉「そ…そうですか」

佐々木「……」ガバッ

キョン「うわっ!」ダキッ

ハルヒ「?!」

キョン「さ、佐々木、ちょ、恥ずかしいから膝の上から降りてくれ///」

佐々木「……」ジッ

キョン「そ、そんな至近距離で見つめられても…」ドキドキ

ハルヒ「……」ギリギリギリギリギリギリ

みくる「(涼宮さんの歯ぎしりうるさいなぁ…)」

佐々木「……」ジッ

キョン「…はぁ。わかったよ。」ナデナデ

無理だ、はよだれかはよ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 08:43:33.85 ID:Rrn6J43bi
佐々木「……」ジッ

ハルヒ「な、なによ…」

佐々木「……」ジッ

キョン「ん、なにかハルヒについてるのか?」ナデナデ

佐々木「……フッ」ニヤリ

ハルヒ「?!?!」ガタッ

キョン「どうしたハルヒ…」

ハルヒ「き、キョン!いまそいつ笑った!私見てあざ笑いやがったわ!」

佐々木「…?」ピョコン

キョン「…は?佐々木はいま犬なんだから、そんなことできねぇだろ」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

ハルヒ「いやでもさっきそいつ…!くぅぅぅぅぅ!!!」ギリギリギリギリギリギリ

だれかマジでおながいします

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 08:50:13.23 ID:Rrn6J43bi
ハルヒ「キョン…その女絶対わざとやってるわよ…」イライラ

キョン「は?わざとにしてもやる意味がないだろ」ナデナデ

佐々木「……」ペロッ

キョン「わっ、急に顔舐めるなよ…びっくりするなぁ」ナデナデ

古泉「おやおや」prrrrrrrrrrr

みくる「ふぇぇ…」

ハルヒ「っこの……!!!」ギリギリギリギリ

古泉「…すみませんそろそろバイト行ってきます」prrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr

キョン「あ、あぁ……すまんな」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

おいだれかはよ

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 09:06:32.95 ID:Rrn6J43bi
ハルヒ「……」

キョン「……(く、空気が重い…)」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

橘「こんにちわ」ガチャ

キョン「?!」

ハルヒ「…なに、お客さん?悪いけど取り込み中だから帰ってくれる?」

橘「いえ…私たちの神様がどんな調子か、ちょっと様子を見にきただけなのです」

キョン「おまえ…よくも俺たちの前にむざむざ顔を出せたな…」

みくる「…っ」フルフル

橘「今日はなにもする気はありませんよ」

キョン「今日は、ね…」

橘「ふふっ…そんなに警戒してくれなくても」

キョン「…帰れ」

橘「わかりました…今日のところは帰りましょう。私たちの神様をよろしくお願いしますね」

橘「では。ごきげんよう」ガチャ

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 09:11:31.77 ID:Rrn6J43bi
キョン「…ったく」

ハルヒ「キョン、あの女も知り合いなの?なんか険悪だったけど」

キョン「知り合いというか…まぁそんなところだな」

ハルヒ「ふーん…女の子の知り合いがいっぱいいるのね、キョンって」

キョン「いっぱいってほどでもないがな」

佐々木「……」ジッ

キョン「っと、悪い悪い」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

てかiPhoneだから遅筆ってレベルじゃねぇわ
結構真剣にだれかにお願いしたいんだけど…ダメかな…(上目遣い)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 09:35:38.82 ID:Rrn6J43bi
夜、キョン宅
キョン「ふぅ……今日は一段と疲れたな…」ナデナデ

佐々木「……」フリフリ

キョン「明日には治ってるといいな、佐々木」ナデナデ

佐々木「………」

キョン「っと、もうこんな時間か。もう寝よう。おやすみ、佐々木…」

佐々木「……」

佐々木「キョン…どうやら僕は精神病に罹ってしまったようだ」

佐々木「九曜さんに頼んでまでこんなことをするなんて…まったく、僕らしくない」

佐々木「それも全部…君のせいだよ、キョン」

佐々木「ははっ…そんなこと言うなんてまったく、本当に僕らしくない…」

佐々木「九曜さんが掛けてくれた操作はもう後数分で切れるけど…」

佐々木「それでも、君は今日のことをすべて洗い流して、僕の親友で居てくれるのかな」

佐々木「治ってるといいな、か……」

佐々木「……このままずっと、魔法に罹っていたいよ…」

佐々木「キョン…さよなら。また明日…。」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/02(土) 09:41:04.72 ID:Rrn6J43bi
キョン妹「キョ~ンくーん!おっきろー!!」ドスッ

キョン「…んぉ?!」

キョン妹「おかあさんがごはんだって呼んでるよ、キョンくん」

キョン「妹よ…毎朝ボディブローで起こすのはいいかげん…?佐々木はどうした?」

キョン妹「え?なにいってるのキョンくん」

キョン「え、あいや…」

キョン妹「へんなキョンくん、ねーシャミ」

キョン「……」

~~
教室

キョン「よぉ、おはようハル…」

キョン「……」

ハルヒ「…っ、に、にゃあ////」

キョン「……」

ハルヒ「////」

終わり

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