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通行止めっぽく2ネタ連続
453 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 02:58:31.71 ID:7FQh1f20 [1/7]
仔犬と戯れる姿和む。
通行止めっぽく2ネタ連続投下。5レスお借りします。
①ロシア編ネタ 打ち止め+番外個体
②通行止めで6年後くらい。
よろしくお願いします。
仔犬と戯れる姿和む。
通行止めっぽく2ネタ連続投下。5レスお借りします。
①ロシア編ネタ 打ち止め+番外個体
②通行止めで6年後くらい。
よろしくお願いします。
454 名前:①地の文だけがプロポーズじゃねェ[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 02:59:33.27 ID:7FQh1f20 [2/7]
「ねえねえ、ミサカがロシアで気を失ってる間の出来事を感覚共有して欲しいなって、ミサカはミサカは上位個体権限をチラつかせながら番外個体にお願いしてみたり」
「ミサカのトラウマを抉り出そうとするなんて、性格悪すぎんじゃないの・・・。まあいいや。まずはアナタと第一位と初めてあった場面からね」
『オマエは誰だ』
「これが最初の「わっひゃー! あの人がミサカをお姫様だっこしてるよ! ってミサカはミサカははしゃいでみたり! ずっとだっこしてもらってたのはわかってるんだけ
ど、こうやって画像としてみるとこれまたテンション駄々上りってミサカはミサカはキャー!/////」バンバン
「う、うん・・・。それでまあこんな感じでミサカが第一位と闘ってたんだけど」
「・・・・・・」
「あー、あの時はミサカの目的は第一位の処分だったから。うん。一応謝っとくよ? でもね、この後、第一位が物凄い勢いで暴走してくんだよねー」
『もォ抑えらンねェよ!! あのガキの笑顔だけじゃ止まンねェンだよォ!! ぎゃは!! ぎゃはははは!!」
「この辺はマジでミサカのトラウ「ねえねえねえ! 今のあの人の言葉聞いた?! ってミサカはミサカは思わず確認してみたり! これって『ミサカの笑顔』があの人にと
って大事ってことだよね! 『ミサカの笑顔』で大抵の艱難辛苦は乗り越えられるってことだよね! どうしよう、ニヤニヤを抑えようとしても止まらないよってミサカはミ
サカはニヤニヤしてみたり/////」クネクネ
「・・・ミサカはカラスとか黒い羽を見るとトラウマが蘇るんだけどねって聞いてねぇなこのクソ上位個体。で、ここで噂のヒーローさんが出てくるんだけど」
『何で誰もあのガキを助けてくれねェンだよ!!』
「あなたはいつもミサカのことを助けてくれたよって、ミサカはミサカはあなたのその思考を否定してみる」
「真剣だね。ま、これであの第一位の頭が冷えたみたいだし結果オーライじゃない?」
「・・・何だかヒーローさんからあの人への影響力が大きすぎて、ミサカはミサカはちょっぴり嫉妬してみたり」
「大丈夫よ、ヒーローにいろいろ言われてちょっと冷静になっただけで、そげぶ前もそげぶ後も基本アナタのことしか考えてないから、このクソ第一位」
「えへへ~」テレテレ
455 名前:①地の文だけがプロポーズじゃねェ[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:00:52.66 ID:7FQh1f20 [3/7]
「・・・・・・それでエリザリーナ独立共和国にはいったの」
『ガキを預けるとすりゃ、綺麗さっぱりクリーンな環境を整えなくちゃならねェよな』
「こういった理由でスパイを「もう、ミサカに対して相変わらず過保護なのね、ってミサカはミサカはちょっぴり物騒なあなたに注意してみる/////」フフフフフ
「ちょっぴりどころじゃない物騒さだと思うけどねって、無駄だと思いつつミサカはつっこむよ。で、ミサカと第一位は共同戦線を張るわけだね」
『ミサカもそうだけどさ。こんな風に他人の手を握るなんて、これが初めてなんじゃないの?』
『・・・・・・、いいや。今までだって、たくさンあった。オマエと良く似た顔つきの、憎たらしいガキとならな』
「で、「あの人ったら、ミサカと手を繋いだときに『うぜェ』とか『離せ』とか『邪魔だ』とか『うろちょろするからしかたなくだろクソガキ』とかいろいろ言ってたけど、
内心は嬉しかったんだねって、ミサカはミサカはあの人のツンデレなところを再確認してみたり。また手を繋いでデートするんだって、ミサカはミサカは未来の計画をたてて
みる//////」キャッキャ
「・・・それで天使?との戦いになってくわけだけど」
「ミサカのためなら天使だって敵に回しちゃう、そんなあなたが大好きだよって、ミサカはミサカは大胆告白をしてみたり/////」ゴロゴロ
「・・・生死の境をさまよってたアナタに言えた義理じゃないけど、そんなメルヘンは通用しないレベルでミサカたちの命の危機だったんだよこれ。でもその天使のおかげで『歌
』に活路を見出せたんだけどね」
「この『歌』がミサカを救ってくれたんだよねって、ミサカはミサカは涙ぐんでみる。こんなボロボロになっちゃったんだねってミサカはミサカはあなたのミサカへの愛を噛
み締めるよ」グスッ
「・・・もう勝手に噛み締めれば良いんじゃないかな。この後の展開は知っての通りだと思うけど」
「うん、『良かった』からのぎゅ、とか、『俺も、ずっと一緒にいたかった』のときの笑顔とか、ミサカはミサカはミサミサ動画スーパープレミアム上位個体のみ閲覧可能動
画『あの人とミサカ~ロシア編最終章~』を確認してみたり。このミサカしか閲覧していないのに再生回数が半端ないよだってエンドレスリピート状態なんだもん☆って、ミ
サカはミサカは一人でノリツッコミしてみる。それにしてもあの人が素敵すぎるのって、ミサカはミサカはあの人が大好きです結婚してくださいこんちくしょうめ!ってこと
をここに宣言!」キャー
「ミサカにはロシア編の第一位がプロポーズと惚気垂れ流し野郎にしかみえなくなってきたんだけどね。ところで職場の環境とか上司に困ったときはオー人事・オー人事で良
いのかなって、ミサカは携帯を握り締めつつ質問しちゃうよ」
456 名前:②ほのぼの通行止め[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:02:16.68 ID:7FQh1f20 [4/7]
2ネタ目! 6年後くらいです。一方通行21歳・打ち止め16歳くらいで。
「疲れた。だりィ」
「お帰りなさいって、ミサカはミサカはお出迎えしてみる。大丈夫?」
疲労困憊した様子で帰宅した一方通行を、打ち止めは出迎える。一方通行は現在大学に籍を置き、医師免許取得を目指しつつ、複数の研究機関に所属して多方面に才能を発揮
し、ついでに冥土帰しの勤務する病院に助っ人として借り出されるという生活を送っていた。大学に関してはほぼレポートで単位取得しているためそこまで負担ではないとい
う話だが、この他にも学園都市第一位という看板も手伝っていろいろと多忙な様子である。
ソファーにぐでりと腰を下ろした一方通行。一昨日発生した某開発局での事故の後処理で、化学物質の流出を止めるための措置やら怪我人の手当てやらと手伝いに借り出され
た結果、彼はほとんど不眠不休だった。動きたくない。寝たい。しかし。
「あー、充電しねェと・・・」
ダウナーな彼であっても、チョーカーのバッテリーが残り僅かである事実を優先させたいらしい。必要な道具を取り出そうと、一方通行はのろのろと動き出す。と、そこに。
「あ、そうだ、ってミサカはミサカはナイスアイディア!」
疲れた恋人を観察していた打ち止めは、ぴょこんと一方通行の足の間に座り込む。そしてシートベルトを締める要領で、一方通行の腕を自分に回す。
「・・・何してンだ、オマエ」
「充電だよってミサカはミサカは簡潔に答えてみる」
確かに打ち止めが生み出す微弱な電流がチョーカーに向かっているのがわかる。大能力者に成長した彼女にとっては、このくらいお手の物なのだろう。
457 名前:②ほのぼの通行止め[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:03:04.20 ID:7FQh1f20 [5/7]
「そしてもう一つサービスしてみたり」
「お?」
チョーカーに向かうもの以外に、もう一つ電流が生まれる。
「あなたの生態電気を操作して乳酸の分解と筋肉の弛緩を促すことで、簡単即席電気マッサージだよって、ミサカはミサカは自分の能力を有効活用してみたり」
自分の体内で起こっていることを極めて正確に理解している一方通行は、打ち止めの行なっていることも正確に把握していた。ゆるゆると糸が解けるように、強張った身体が
ほんの少しずつだが楽になっていっているように感じる。ぐでりと力を抜きつつ一方通行は打ち止めを抱えなおし、より効率的に効果が出るような体勢に移行する。つまりは
密着状態。・・・あの第一位が身体の主導権の大部分を他者に預けて和んでいる光景は、大部分の人間なら目を疑うような光景だが、現実に起こっている光景なのだから認めるし
かない。
「気持ち良い? ってミサカはミサカはあなたに確認をとってみる」
「・・・良い」
「ホントに? ってミサカはミサカは大満足!」
ぐりぐりと頭を撫でられて、えへへ、と満足そうに笑いながら、打ち止めは自分に凭れてきた一方通行の頭を逆に撫でる。さらさらとした髪の毛は、癖のない綺麗な白銀の髪
。こてんと肩口に預けられた頭。何だか甘えられているように思えて、打ち止めの気分は現在進行形でふわふわと急浮上中だ。
「・・・寝そォ」
「寝ても良いよーって、ミサカはミサカはサービス精神大発揮してみる」
「うン・・・」
体温のやや低めな一方通行からすれば、自分と比して体温の高い打ち止めの温もりにどうにも眠気を誘われる。そして、スレンダーでモデルに近い体型で、女の子から憧れら
れるスタイルに成長したオリジナルと違い、身長はそこまで伸びきらず、女性らしい柔らかさとまろみを適度に帯びた体型かつ巨乳という男性受けするスタイルに育った打ち
止めの抱き心地は抜群だ。ほっこり温かい可愛い愛しい抱き枕が腕の中にあって、疲労困憊中の彼に眠るなということは無理な話である。
脱線するが、男性受けするタイプの打ち止めが『受けたい男性』と思う相手は世界でたった一人。それ以外の男性は目に入っていないというある意味鈍感街道を突き進む彼女
は、現在無防備が服を着て歩いていると言って過言ではない状態だ。しかし、その無防備を徹底的にガードする恋人がいるので全く問題はない。彼女の通った後には、愉快な
オブジェが散乱するただそれだけのことなのだ。さらに言えば、彼女の恋人も世間的に言えばもてる部類に入らないわけではない。しかし彼もまた、恋人である彼女以外基本
的に目に入らない性格のため、絶賛フラグクラッシャー中である。そんな二人を、一部の人間は『バカップル』と定義し、ある人は「砂糖吐きそう」と評価する。
458 名前:②ほのぼの通行止め[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:03:31.79 ID:7FQh1f20 [6/7]
閑話休題。恋人を後ろから抱き締めながら、一方通行はとろとろとした睡魔の侵食に身を任せた。呼吸するたびに、打ち止めの髪や肌から仄かに立ち昇る甘い匂いに満たされ
る。意識が落ちていく中で、心地良さだけが後に残った。
「あなたが寝てる間に充電とマッサージは終らせるからねってミサカはミサカは小さな声で告げてみる。起きたらご褒美にキスしてくれたら嬉しいなって、ミサカはミサカは
おねだりしてみたり」
「ン、・・・りょー・・・か、ィ・・・・・」
「おやすみなさい、お疲れ様って、ミサカはミサカは大好きなあなたを労わってみるよ」
規則的に首筋を擽る寝息にこそばゆさを覚えながら、打ち止めは柔らかい笑みを浮かべた。
なお、この日から第一位のチョーカーの充電方法が変化したことを、蛇足として記しておく。
459 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:04:26.64 ID:7FQh1f20 [7/7]
以上!
①ロシア編を読んでの感想として、ある意味間違っていないと信じています。
②通行止めでほのぼの甘甘いちゃいちゃちゅっちゅっが大好きです。でも通行止めなら大抵いけます。
・・・さて、脳内ですれ違い上琴ネタが止まらないんだが・・・誰かどうにかしてくれ。
ではではノシ
「ねえねえ、ミサカがロシアで気を失ってる間の出来事を感覚共有して欲しいなって、ミサカはミサカは上位個体権限をチラつかせながら番外個体にお願いしてみたり」
「ミサカのトラウマを抉り出そうとするなんて、性格悪すぎんじゃないの・・・。まあいいや。まずはアナタと第一位と初めてあった場面からね」
『オマエは誰だ』
「これが最初の「わっひゃー! あの人がミサカをお姫様だっこしてるよ! ってミサカはミサカははしゃいでみたり! ずっとだっこしてもらってたのはわかってるんだけ
ど、こうやって画像としてみるとこれまたテンション駄々上りってミサカはミサカはキャー!/////」バンバン
「う、うん・・・。それでまあこんな感じでミサカが第一位と闘ってたんだけど」
「・・・・・・」
「あー、あの時はミサカの目的は第一位の処分だったから。うん。一応謝っとくよ? でもね、この後、第一位が物凄い勢いで暴走してくんだよねー」
『もォ抑えらンねェよ!! あのガキの笑顔だけじゃ止まンねェンだよォ!! ぎゃは!! ぎゃはははは!!」
「この辺はマジでミサカのトラウ「ねえねえねえ! 今のあの人の言葉聞いた?! ってミサカはミサカは思わず確認してみたり! これって『ミサカの笑顔』があの人にと
って大事ってことだよね! 『ミサカの笑顔』で大抵の艱難辛苦は乗り越えられるってことだよね! どうしよう、ニヤニヤを抑えようとしても止まらないよってミサカはミ
サカはニヤニヤしてみたり/////」クネクネ
「・・・ミサカはカラスとか黒い羽を見るとトラウマが蘇るんだけどねって聞いてねぇなこのクソ上位個体。で、ここで噂のヒーローさんが出てくるんだけど」
『何で誰もあのガキを助けてくれねェンだよ!!』
「あなたはいつもミサカのことを助けてくれたよって、ミサカはミサカはあなたのその思考を否定してみる」
「真剣だね。ま、これであの第一位の頭が冷えたみたいだし結果オーライじゃない?」
「・・・何だかヒーローさんからあの人への影響力が大きすぎて、ミサカはミサカはちょっぴり嫉妬してみたり」
「大丈夫よ、ヒーローにいろいろ言われてちょっと冷静になっただけで、そげぶ前もそげぶ後も基本アナタのことしか考えてないから、このクソ第一位」
「えへへ~」テレテレ
455 名前:①地の文だけがプロポーズじゃねェ[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:00:52.66 ID:7FQh1f20 [3/7]
「・・・・・・それでエリザリーナ独立共和国にはいったの」
『ガキを預けるとすりゃ、綺麗さっぱりクリーンな環境を整えなくちゃならねェよな』
「こういった理由でスパイを「もう、ミサカに対して相変わらず過保護なのね、ってミサカはミサカはちょっぴり物騒なあなたに注意してみる/////」フフフフフ
「ちょっぴりどころじゃない物騒さだと思うけどねって、無駄だと思いつつミサカはつっこむよ。で、ミサカと第一位は共同戦線を張るわけだね」
『ミサカもそうだけどさ。こんな風に他人の手を握るなんて、これが初めてなんじゃないの?』
『・・・・・・、いいや。今までだって、たくさンあった。オマエと良く似た顔つきの、憎たらしいガキとならな』
「で、「あの人ったら、ミサカと手を繋いだときに『うぜェ』とか『離せ』とか『邪魔だ』とか『うろちょろするからしかたなくだろクソガキ』とかいろいろ言ってたけど、
内心は嬉しかったんだねって、ミサカはミサカはあの人のツンデレなところを再確認してみたり。また手を繋いでデートするんだって、ミサカはミサカは未来の計画をたてて
みる//////」キャッキャ
「・・・それで天使?との戦いになってくわけだけど」
「ミサカのためなら天使だって敵に回しちゃう、そんなあなたが大好きだよって、ミサカはミサカは大胆告白をしてみたり/////」ゴロゴロ
「・・・生死の境をさまよってたアナタに言えた義理じゃないけど、そんなメルヘンは通用しないレベルでミサカたちの命の危機だったんだよこれ。でもその天使のおかげで『歌
』に活路を見出せたんだけどね」
「この『歌』がミサカを救ってくれたんだよねって、ミサカはミサカは涙ぐんでみる。こんなボロボロになっちゃったんだねってミサカはミサカはあなたのミサカへの愛を噛
み締めるよ」グスッ
「・・・もう勝手に噛み締めれば良いんじゃないかな。この後の展開は知っての通りだと思うけど」
「うん、『良かった』からのぎゅ、とか、『俺も、ずっと一緒にいたかった』のときの笑顔とか、ミサカはミサカはミサミサ動画スーパープレミアム上位個体のみ閲覧可能動
画『あの人とミサカ~ロシア編最終章~』を確認してみたり。このミサカしか閲覧していないのに再生回数が半端ないよだってエンドレスリピート状態なんだもん☆って、ミ
サカはミサカは一人でノリツッコミしてみる。それにしてもあの人が素敵すぎるのって、ミサカはミサカはあの人が大好きです結婚してくださいこんちくしょうめ!ってこと
をここに宣言!」キャー
「ミサカにはロシア編の第一位がプロポーズと惚気垂れ流し野郎にしかみえなくなってきたんだけどね。ところで職場の環境とか上司に困ったときはオー人事・オー人事で良
いのかなって、ミサカは携帯を握り締めつつ質問しちゃうよ」
456 名前:②ほのぼの通行止め[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:02:16.68 ID:7FQh1f20 [4/7]
2ネタ目! 6年後くらいです。一方通行21歳・打ち止め16歳くらいで。
「疲れた。だりィ」
「お帰りなさいって、ミサカはミサカはお出迎えしてみる。大丈夫?」
疲労困憊した様子で帰宅した一方通行を、打ち止めは出迎える。一方通行は現在大学に籍を置き、医師免許取得を目指しつつ、複数の研究機関に所属して多方面に才能を発揮
し、ついでに冥土帰しの勤務する病院に助っ人として借り出されるという生活を送っていた。大学に関してはほぼレポートで単位取得しているためそこまで負担ではないとい
う話だが、この他にも学園都市第一位という看板も手伝っていろいろと多忙な様子である。
ソファーにぐでりと腰を下ろした一方通行。一昨日発生した某開発局での事故の後処理で、化学物質の流出を止めるための措置やら怪我人の手当てやらと手伝いに借り出され
た結果、彼はほとんど不眠不休だった。動きたくない。寝たい。しかし。
「あー、充電しねェと・・・」
ダウナーな彼であっても、チョーカーのバッテリーが残り僅かである事実を優先させたいらしい。必要な道具を取り出そうと、一方通行はのろのろと動き出す。と、そこに。
「あ、そうだ、ってミサカはミサカはナイスアイディア!」
疲れた恋人を観察していた打ち止めは、ぴょこんと一方通行の足の間に座り込む。そしてシートベルトを締める要領で、一方通行の腕を自分に回す。
「・・・何してンだ、オマエ」
「充電だよってミサカはミサカは簡潔に答えてみる」
確かに打ち止めが生み出す微弱な電流がチョーカーに向かっているのがわかる。大能力者に成長した彼女にとっては、このくらいお手の物なのだろう。
457 名前:②ほのぼの通行止め[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:03:04.20 ID:7FQh1f20 [5/7]
「そしてもう一つサービスしてみたり」
「お?」
チョーカーに向かうもの以外に、もう一つ電流が生まれる。
「あなたの生態電気を操作して乳酸の分解と筋肉の弛緩を促すことで、簡単即席電気マッサージだよって、ミサカはミサカは自分の能力を有効活用してみたり」
自分の体内で起こっていることを極めて正確に理解している一方通行は、打ち止めの行なっていることも正確に把握していた。ゆるゆると糸が解けるように、強張った身体が
ほんの少しずつだが楽になっていっているように感じる。ぐでりと力を抜きつつ一方通行は打ち止めを抱えなおし、より効率的に効果が出るような体勢に移行する。つまりは
密着状態。・・・あの第一位が身体の主導権の大部分を他者に預けて和んでいる光景は、大部分の人間なら目を疑うような光景だが、現実に起こっている光景なのだから認めるし
かない。
「気持ち良い? ってミサカはミサカはあなたに確認をとってみる」
「・・・良い」
「ホントに? ってミサカはミサカは大満足!」
ぐりぐりと頭を撫でられて、えへへ、と満足そうに笑いながら、打ち止めは自分に凭れてきた一方通行の頭を逆に撫でる。さらさらとした髪の毛は、癖のない綺麗な白銀の髪
。こてんと肩口に預けられた頭。何だか甘えられているように思えて、打ち止めの気分は現在進行形でふわふわと急浮上中だ。
「・・・寝そォ」
「寝ても良いよーって、ミサカはミサカはサービス精神大発揮してみる」
「うン・・・」
体温のやや低めな一方通行からすれば、自分と比して体温の高い打ち止めの温もりにどうにも眠気を誘われる。そして、スレンダーでモデルに近い体型で、女の子から憧れら
れるスタイルに成長したオリジナルと違い、身長はそこまで伸びきらず、女性らしい柔らかさとまろみを適度に帯びた体型かつ巨乳という男性受けするスタイルに育った打ち
止めの抱き心地は抜群だ。ほっこり温かい可愛い愛しい抱き枕が腕の中にあって、疲労困憊中の彼に眠るなということは無理な話である。
脱線するが、男性受けするタイプの打ち止めが『受けたい男性』と思う相手は世界でたった一人。それ以外の男性は目に入っていないというある意味鈍感街道を突き進む彼女
は、現在無防備が服を着て歩いていると言って過言ではない状態だ。しかし、その無防備を徹底的にガードする恋人がいるので全く問題はない。彼女の通った後には、愉快な
オブジェが散乱するただそれだけのことなのだ。さらに言えば、彼女の恋人も世間的に言えばもてる部類に入らないわけではない。しかし彼もまた、恋人である彼女以外基本
的に目に入らない性格のため、絶賛フラグクラッシャー中である。そんな二人を、一部の人間は『バカップル』と定義し、ある人は「砂糖吐きそう」と評価する。
458 名前:②ほのぼの通行止め[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:03:31.79 ID:7FQh1f20 [6/7]
閑話休題。恋人を後ろから抱き締めながら、一方通行はとろとろとした睡魔の侵食に身を任せた。呼吸するたびに、打ち止めの髪や肌から仄かに立ち昇る甘い匂いに満たされ
る。意識が落ちていく中で、心地良さだけが後に残った。
「あなたが寝てる間に充電とマッサージは終らせるからねってミサカはミサカは小さな声で告げてみる。起きたらご褒美にキスしてくれたら嬉しいなって、ミサカはミサカは
おねだりしてみたり」
「ン、・・・りょー・・・か、ィ・・・・・」
「おやすみなさい、お疲れ様って、ミサカはミサカは大好きなあなたを労わってみるよ」
規則的に首筋を擽る寝息にこそばゆさを覚えながら、打ち止めは柔らかい笑みを浮かべた。
なお、この日から第一位のチョーカーの充電方法が変化したことを、蛇足として記しておく。
459 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/27(月) 03:04:26.64 ID:7FQh1f20 [7/7]
以上!
①ロシア編を読んでの感想として、ある意味間違っていないと信じています。
②通行止めでほのぼの甘甘いちゃいちゃちゅっちゅっが大好きです。でも通行止めなら大抵いけます。
・・・さて、脳内ですれ違い上琴ネタが止まらないんだが・・・誰かどうにかしてくれ。
ではではノシ
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