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インデックス「歩く教会」 ブラボー「シルバースキン」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:28:19.23 ID:qnU1QET30 [1/24]
美琴(ああ…またか…)

常盤台中学に通う学園都市の【超能力者(レベル5)】
第3位の称号を持つ御坂美琴は嘆いていた

ちんぴらA「へぇ~~結構可愛いじゃん」

ちんぴらB「常盤台のお嬢様ってだけはあるよなぁ~~」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:31:51.70 ID:qnU1QET30 [2/24]
完全下校時刻前、二人の友人を送り届け
寮に帰る際に、近道をするつもりで通った路地裏で
今 日 も ま た 無駄に絡まれていた
本人はそこまで意識していないものの
傍から見れば確かに容姿端麗な少女
釣られる男も決して少なくは無い

??「おい、何やってんだ!」

美琴(で、こういうときに必ず現れるのよね…アイツは)

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:37:59.67 ID:qnU1QET30 [3/24]
無防備たる由縁か
御坂美琴が裏路地で不良どもに絡まれる事は少なくない
そのたびに火の粉を自身の超能力で振り払う事も多いが
時として、ヒーローが現れる事もあった

美琴(全く…無能力者の癖にいっつも出しゃばって…)

ちんぴらA「ああ?何だテメェは!」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:43:38.85 ID:qnU1QET30 [4/24]
そのヒーローは学生服を身にまといツンツン頭で特徴も無い平凡な男
でも、ピンチに駆けつけては誰彼構わず救おうとする男
今日もまたそんな感じに助けに来た…そう思った

??「俺か?俺は…」

確かにツンツン頭で学生服をまとった男が立っている
だが、普段とは違う姿に御坂美琴は目を疑った

カズキ「俺の名前は武藤カズキ。何を隠そう通信空手の達人だ!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:46:02.44 ID:qnU1QET30
上条「……不幸だ」

ベランダに布団の変わりに干されていた
変なシスターと変なおっさん

シスターが腹が減ったと喚き続け
結果、昨日臨時収入で購入した食材をあらかた食い尽くされる始末

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:48:44.53 ID:qnU1QET30
ブラボー「いや、済まんな。俺まで御馳走になって」

インデックス「まだ足りないけど我慢するんだよ!」

上条「で、なんなんですか。あんたらは」

インデックス「私の名前はね、インデックスって言うんだよ?」

ブラボー「キャプテンブラボーだ」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:54:55.59 ID:qnU1QET30
上条「二人して偽名で、上条さんを馬鹿にしてませんか?」

インデックス「私は本名なんだよ!」

ブラボー「本名は秘密!何故なら」その方がカッコイイから!!

インデックス「………」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:56:02.40 ID:qnU1QET30
上条「…で、一体お二人はベランダになぜ引っかかってたんでせうか?」

インデックス「追っ手から逃げようと屋根から飛び移ろうとして失敗して…力尽きたんだよ」

ブラボー「秘密。何故ならその方が」カッコイイから!

上条「いや、行き倒れは全然カッコよくない…」

インデックス(どうしよう。完全に飲まれちゃってるんだよ…)


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:58:58.57 ID:qnU1QET30
ブラボー「それはそれとして、追っ手って何かしたのか?誰に追われているんだ?」

インデックス「私の持っている10万3000冊の魔道書が目当ての魔術結社にだよ」

ブラボー「魔術結社?」

上条「あのー…」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 21:59:55.07 ID:qnU1QET30
インデックス「うん。マジックキャバル。魔術師たちに追われていたんだよ!」

ブラボー「魔術師??そんなものが実在するわけがない…ホムンクルスの間違いだろう?」

インデックス「む!信じてないんだね?」

ブラボー「魔術なんてものが本当に存在したらブラボーだ」

上条「あのー…もしもーし」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:02:15.39 ID:qnU1QET30
インデックス「なーにがブラボーなんだよ!変なカッコしてるくせに!」

ブラボー「何処が変な格好だ?俺のシルバースキンはかっこいいだろう」

インデックス「カッコよくなんかないんだよ!歩く教会の足元にも及ばないんだよ!」

ブラボー「歩く教会?教会が歩く?そいつはブラボーな教会だな」

インデックス「ムキー!この修道服の事なんだよ!あらゆる攻撃を防ぐように魔術で作られた最高衣なんだよ!」」

ブラボー「ほう、それは面白いな。シルバースキンそっくりだ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:05:17.63 ID:qnU1QET30
上条「あのですね!!」

インデックス「何?今話している最中なんだよ!」

ブラボー「どうした少年。そんな大きい声で」

上条「どうしたもこうしたもねーよ!なんなんですか、あんたら!」

上条「人んちのベランダにぶら下がっているわ、名前は言わないわ、挙句に魔術だ10万3000冊だ。そんなもんねーじゃねーか!」

上条「その上、人の家の中でなんでケンカおっぱじめてるんですか!!」

上条「ハァ…ハァ…」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:08:05.02 ID:qnU1QET30
インデックス「う、嘘なんか言ってないもん!魔術はあるんだよ!」

上条「本当に修道服が魔術で出来てるってなら俺の右手で消せるよなぁ!」ポンッ

………パァン

インデックス「…」

上条「…あれ?」

インデックス「キャアアアアアアアアアアアア!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:10:34.31 ID:qnU1QET30
ブラボー「なるほど、その右手で触ると異能の力は何でも消せるのか…」

上条「はい…そうです…スイマセン」

インデックス「ガジガジ」

ブラボー「俺がもう一つ核金を持っていたからATが作れたけれども、女の子の服を引きちぎるのはちょっとな…」

上条「け、けしてわざとではなく…」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:11:49.27 ID:qnU1QET30

インデックス「男として最低なんだよ!!」ガブリ

上条「ギャーーーーーッ!」

ブラボー「ほら、その辺にしてあげなさい」

インデックス「それにしても…ダサいんだよ。これ」

上条「お前、もらっておいて失礼なシスターだな…」

ブラボー「いや、あげたわけじゃないんだが…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:16:27.83 ID:qnU1QET30
>>26
直ってなかったノーネ
修正ミスだぜい


インデックス「やっぱりこっちのほうがいいかも!これは返すんだよ!ぶらぼう」

上条「クリップで止めるとか前衛的過ぎだと上条さんは思うわけですが…」

ブラボー「やれやれ、似合っていたのに」パキィン

上条「ブラボーさんはブラボーさんで変な力使っているわけだし…やっぱりそれも秘密ですか?」

ブラボー「武装錬金は錬金術の一つだよ」

インデックス「そんな錬金術聞いた事もないかも」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:18:09.08 ID:qnU1QET30
上条「錬金術??んー…よくわからないけど…」

ブラボー「判らないままの方が良いさ。さてと、世話になったね」

インデックス「ぶらぼうも行くの?なら私も行くんだよ」

上条「行くって…お前は追われてたんだろ?しばらくここで隠れてたらどうだ?」

インデックス「ありがとう、でもあなた達に迷惑がかかるんだよ…巻き込むわけにもいかないんだよ」

インデックス「それじゃあ、バイバイ」パタン

ブラボー「………」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:27:22.73 ID:qnU1QET30
---路地裏
ホムンクルス「ハァ…ハァ…こ、ここまでくれば」

パピヨン「ここまで来れば…なんだい?」

ホムンクルス「くそっ!ハァ…お前もホムンクルスだろ!何故錬金の戦士側につく!」

ホムンクルス「我々の同盟に何の恨みがあるんだ!」

パピヨン「恨みなんか無いけど…ね!」パチン

---ニアデス・ハピネス!---

ホムンクルス「あ…ガガ…」ドサッ

パピヨン「全く…武藤もこんな雑魚を取り逃がすなんて…相変わらずの甘ちゃんだな」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:32:18.68 ID:qnU1QET30
パピヨン「学園都市か…話に聞いている以上には発展してないな…ツマラン」

黒子「ジャッジメントですの!コレは一体何の騒ぎですの?!」

パピヨン「…ん?」

ホムンクルス「た…助け…」

黒子「ひっ!そ、その方は…」

パピヨン「おっと…章印をぶち抜いてなかったな…」ドガッ

ホムンクルス「あが…」ボシュゥゥゥ

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:38:45.24 ID:qnU1QET30
黒子「!…私の前で殺人とは…貴方を拘束いたしますわ!」ヒュッ

言うや否や黒子の姿が消え、パピヨンの後ろに現れる
そのまま、パピヨンの手にAIMジャマーつきの手錠がつけられる

パピヨン「なるほど…サイキックか…」

黒子「このまま…アンチスキルが来るまで大人しくしていていただきます!」

パピヨンの体がテレポートされ宙を舞う
が、その体が地面に落ちることはない

パピヨン「子供の遊びならどこか余所でやってくれないか?」

黒子「え?」

バキンと音を立て、手錠を破壊する。

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 22:42:26.55 ID:qnU1QET30
黒子「そんな…能力は封じているはずですのに…」

驚いている黒子を尻目にスタスタとその場から離れようとするパピヨン

黒子「お、お待ちなさい…!」

いつものように針をテレポートする
逃がさないために足を貫くように
確かに足は貫かれた…
が、歩みを止めるどころか苦痛の一言すら洩らさず変態は振り返る

パピヨン「しつこいね…少し大人しくしていてもらおうかな」

バァンと耳元で大きな音が鳴る
その瞬間…黒子は猛烈な吐き気と共に意識を失った

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 23:51:52.27 ID:qnU1QET30 [23/24]
-二時間後、違う路地裏-

インデックス「ハァ…ハァ…」

神裂「手荒な手段は好みません、インデックス。こちらに来てください」

インデックス「い、いやに決まってるんだよ…」ダッシュ

神裂「仕方ありませんね…なら強硬手段に…七閃!」

インデックス「あぐッッ!」ズバッ

ステイル「なッ…!馬鹿な…『歩く教会』が機能していないなんて!」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/03(木) 23:59:03.51 ID:qnU1QET30 [24/24]
インデックス「うぐぅ…」ヨロヨロ

神裂「ま、待ちなさいインデックス!」

ブラボー「待つのは君たちのほうだ」

神裂「…ッ、何者です?!」

ブラボー「ホムンクルスではないとはいえ、一方的な暴力を見過ごすわけには行かないな」

ブラボー「しかも、それが知っている顔相手なら尚更だ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:02:12.32 ID:KR+m11IE0 [1/12]
神裂「(魔術師??)…ここは私が引き付けます。ステイルはあの子を」

ステイル「判ったよ、こっちは任せたまえ」

ブラボー「行かせると思うか??」ザッ

神裂(早い…一瞬でステイルの前に出るとは…)

ステイル「な、何なんだお前は…」

ブラボー「キャプテンブラボー」

神裂/ステイル(怪しい奴!)


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:10:29.91 ID:KR+m11IE0 [2/12]
ブラボー「君たちが彼女の言っていた『追っ手』か?ならここで倒させてもらう」

神裂(どこの所属か?と聞かないところを見ると…魔術とは無関係のようですね)

ステイル「やれるものならやってみろ!吸血殺しの紅十字!」

神裂「ステイル!一般人に魔術は!」

ステイル「そんなことを言っている場合でもないだろう!!殺らねば殺られる!」

神裂「しかし…無関係の一般人を殺すなど…ッ」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:14:43.63 ID:KR+m11IE0 [3/12]
ブラボー「なるほど、これが魔術とやらか…」

ステイル「ば…馬鹿な…なぜ死んでいない…?」

ブラボー「この程度の炎ならシルバースキンには通じない…」

神裂「なるほど…その変な防護服は伊達ではないというわけですね」

ブラボー「変とは失礼だな。君こそ年相応の服装にすべきだと思うぞ」

神裂(ピクッ)「い、一応聞きますが、年相応とはいくつ位でしょうか??」

ブラボー「25~6くらいだろう?レディ…そのように太ももをさらけ出すような格好は…」

神裂「私はまだ18歳だァァァァ!!」

ブラボー「ん、それは失礼した」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:23:31.30 ID:KR+m11IE0 [4/12]
ステイル「舐めるなよ…もう一度…今度は3000度の炎で!」

ブラボー「3000度??火渡よりも低いな…それではこのシルバースキンは退けられないぞ」

神裂「このウドが!さっさと行きなさい!!この男は私が相手をします!!」

ブラボー「だから、行かせると思わないほうが…ッ」

ブラボー(…このレディ、隙がないな。二人同時に対応は無理か)

ステイル(神裂が…キているな、こりゃ)

ステイル「そ、それじゃあここは任せるよ、神裂君」ダッシュ

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:33:48.33 ID:KR+m11IE0 [5/12]
カズキ「な……」

インデックス「…」

カズキ「お、おい…しっかりしろ…大丈夫か??」ヌルッ

カズキ「これ…血か??誰にやられた?!」

インデックス「……あ、の…アパー…トに…」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:36:26.84 ID:KR+m11IE0 [6/12]
カズキ「あのアパート??あそこか??あそこに連れて行けばいいんだな??」

インデックス「…」コクッ

カズキ「待ってろ…今連れて行ってやるからな…」カツギアゲ

上条「おい…お前何やってんだ…?」

カズキ「ん?」

上条「その子を放せ…」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:43:12.60 ID:KR+m11IE0 [7/12]
カズキ「いきなり放せって言われてもなぁ…」

上条「放せって言ってんだよッ!!」

カズキ「………出来ないな。お前の言葉に従うワケにはいかない」

上条「そうか…それなら、力づくでもその子を放してもらう!」

カズキ「そうはさせるもんか…!」レンキン!

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:45:24.73 ID:KR+m11IE0 [8/12]
上条「!…良いぜ、その異能の力で好き勝手できると思っているのなら!」

上条「まずはその幻想をぶち殺す!」

カズキ「殺す?そんな軽口で殺すやら死ねやら…」

カズキ「人間にはな、死んでもやっちゃいけないコトと…」

カズキ「死んでもやらなきゃならないコトがあるんだ!」

上条/カズキ「「うおおおおおッ!」」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:53:41.39 ID:KR+m11IE0 [9/12]
カズキ(くそ…ッこの子を背負ったままじゃ…全力で攻撃できない…)

上条(くっ…コイツ強い…!さっきから…一発も殴れねぇ!)

カズキ「倒れ…ろッ!」バキッ

上条「ぐはっ…」ヨロヨロ

カズキ「いい加減にしろよ…この子をこれ以上どうするつもりなんだ!」

上条「お前こそ…その子が苦しんでるじゃねーか!」ハァハァ

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 00:58:22.42 ID:KR+m11IE0 [10/12]
カズキ「だからこそ!お前になんか渡すわけには行かないんだ!!」

上条「ふざけんな!その子を苦しめる事がどれだけ悪い事か、お前にはわからねーのか!」

カズキ「原因を作ってるのはお前だろうが!!」

上条(ぐっ…確かにその子の『歩く教会』を破壊したのは俺だ…)

インデックス「と…うま…?」

上条「インデックス!!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 01:03:32.72 ID:KR+m11IE0 [11/12]
カズキ「何が理由かは知らない…でも!人を意味もなく傷つけていいことなんてあるもんか!」

上条「当たり前だ!お前のような悪にその子をどうこうする資格なんてない!」

カズキ「善でも悪でも!最後まで貫き通した信念に偽りなど何一つ無い!」

上条「その子を守る為なら俺は何だってやってやる!」

カズキ「この子を守る為なら俺は悪にだってなってやる!」

上条/カズキ「「…え?」」ピタリ

ステイル「ようやく見つけた…その子をこちらに渡してもらおうか」

上条/カズキ「「え??」」フリムキ

ステイル「…ん?」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:10:50.25 ID:8AazfKVs0 [1/20]
ステイル「ぐっ…馬鹿な…イノケンティウスごと僕を貫くなんて…」ドサァ

カズキ「ハァ…ハァ…」コゲッ

上条「すげぇ…俺でも消せなかったデカブツをぶち抜いちまった」

インデックス『…警告----肉体の損傷に伴い、ヨハネのペンを起動します』

上条「はっ!い、インデックス!大丈夫か!!救急車を!」





181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:23:03.70 ID:8AazfKVs0 [2/20]
カズキ「動いちゃダメだ!傷口は…背中か」ビリッ


インデックス『肉体の再生を行う為の魔術を…』


上条「って、服をイキナリ引き裂いて何を!」


カズキ「いいからいいから…えーっと…あったあった」


インデックス『話を聞いてください…肉体の再生を行う為の…』ゴボッ

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:32:54.94 ID:8AazfKVs0 [4/20]
ポケットから取り出した核鉄をインデックスの背中に押し当てる


カズキ「一つ借りておいたのは良いけど……くそ…血は止まらないか」


上条「な、何をしているんだ??」


カズキ「核鉄を使っての応急処置。せめてもう一つあれば…」


インデックス『話を聞けよ、ダブルうに頭…』

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:37:10.55 ID:8AazfKVs0 [5/20]
パピヨン「ようやく見つけたぞ、武藤ーーーォ!」



空から大声と共に
明らかに大きすぎる「蝶」が舞い降りてくる



上条「ギャァァァァアァ!へ、変態がーーーッ!!!じ、風紀委員!!アンチスキル!!白井ーーー!」



インデックス『どなたか知りませんが、この二人に私の話を聞くように促してください…』


190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:42:21.08 ID:8AazfKVs0 [6/20]
カズキ「蝶野!いいところに!核鉄貸してくれ!」


パピヨン「ん?イキナリ何を……………ああ、そういうことか、そら」


パピヨン「パピヨン印のスペシャル核鉄だ」



インデックス『そこの変態。無視をしないでください』


191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:44:32.88 ID:8AazfKVs0 [7/20]
股間からもう一つの核鉄を取り出し
カズキに投げつける
受け取るや否や二つ目の核鉄を傷口に当てる

カズキ「サンキュー!」

上条「どっから出したーーーッ!!」


193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:46:29.95 ID:8AazfKVs0 [8/20]
インデックス『…肉体の修復開始を確認。生命維持に異常なし。ヨハネのペンを終了します』



カズキ「おし、出血が収まったな」


上条「な、何なんだお前ら…一体…?」



カズキ「詳しい話は後だ。あのアパートに行くぞ」ダキカカエ

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:52:51.78 ID:8AazfKVs0 [9/20]
ブラボー「流星!ブラボー脚!」
神裂「唯閃!」


ブラボー「やるな…シルバースキンをこうも簡単に爆ぜるとは…」パキィン


神裂「そう言いながらもノーダメージではないですか…」


神裂(七閃は一切通用しない…唯閃でもあの程度。まるで『歩く教会』のようですね…)


ブラボー「どうやら…本気でやらねばならないようだな…」


202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 22:58:57.23 ID:8AazfKVs0 [10/20]
ブラボー「行くぞ、レディ!…武装!錬金!!」


---シルバースキン・アナザータイプ!---


神裂「もう一枚の防護服ですか…それを盾にでもするつもりですか?」


ブラボー「いや…これを着てもらおう………裏向きでな」


ブラボーがバッと手をかざすと瞬時にシルバースキンATが分解され
神裂の体へと纏わりつく

神裂「何を…ッ」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:07:19.62 ID:8AazfKVs0 [11/20]
ブラボー「シルバースキン・リバース…」

ブラボー「外部からの攻撃をシャットアウトする防護服も裏返せば特性ごと逆転する」


神裂「この程度がどうだと言うんです??…唯閃!」



ビシィィっと音が立つ…振り切ろうとした刃が途中で遮られる



神裂「こ、これは…!」

ブラボー「外部への攻撃をシャットアウトする拘束衣…それがシルバースキン・リバースだ…」



ブラボー「さて、あの子を付け狙う理由について、ゆっくりと吐いてもらおうかな」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:16:48.13 ID:8AazfKVs0 [12/20]
カズキ「え?ブラボーに会ったのか?」


上条「やっぱり…ブラボーさんと同じ石を持っているから知り合いだと思ったよ」


インデックス「…ムグムグ…錬金術なんて…ムグムグ…ゴクン…存在しないんだよ」


インデックス「錬金と言う名の魔術は存在するけども…」


インデックス「科学基礎としては過去に失敗した技術に過ぎないんだよ」


インデックス「そのくらい私だって知っているかも!」


213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:21:11.96 ID:8AazfKVs0 [13/20]
インデックス「ましてやそのかくがね?とか言うのは魔力も感じないし」アーン


カズキ「それはえっと…確か常識の中の話で」


カズキ「二つだけ、超常の成功を収めたんだって」


カズキ「そのうちの一つがこの武装錬金」


カズキ「で、俺とブラボーと蝶野はもう一つのコトを追ってこの街に来たんだ」


223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:31:23.26 ID:8AazfKVs0 [14/20]
パピヨン「大体魔術だなんていう眉唾物信頼できるか」


カズキ「でも、本当のことだぜ?さっき戦ったし」

インデックス「マユツバって酷いんだよ!ぶらぼうと同じようなかっこうしてるくせに!」モグモグ




上条「ところで、さっきから何を食べてるんですか?インデックスさん」


インデックス「え?そこにパンがあったから(ムグムグ)」

上条「それ…俺の夕飯………」

インデックス「10万3000冊のために脳に栄養が必要なんだよ!」フンス

カズキ「(ヴィルルルル)ん?電話??…もしもし??ブラボー??」

上条「………不幸だ」



230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:42:39.98 ID:8AazfKVs0 [15/20]
神裂「…と、言うわけです」



ブラボー「だ、そうだ」



パピヨン「魔術だとか右手だとかワケがわからん」



インデックス「…だ、だから追いかけてきてたって言うの?信じられないかも!」


233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:47:06.23 ID:8AazfKVs0 [16/20]
ステイル「いまさら嘘などつくわけ無かろう…こんなに」


二人の魔術師の周りにシルバースキン・リバースが纏わりつく


ステイル「完全に拘束されるなんて…初めてだ…くそっ」



神裂「後…3日あります…しかし、3日しかありません」

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:51:26.19 ID:8AazfKVs0 [17/20]
カズキ「ブラボー。記憶だけ抑えるような武装錬金はないの?」


ブラボー「そんなものあるわけないだろう…魔術とやらは俺たちの専門外だ…」


ブラボー「暴れられたら困るから拘束させてもらってはいるが…」


上条「俺たちに…出来ることは…!ここは学園都市だぞ!脳医学やらなんやらなら!」


パピヨン「………馬鹿か?お前ら」


カズキ「蝶野?」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:55:38.13 ID:8AazfKVs0 [18/20]
パピヨン「完全記憶能力が脳を圧迫?そんなことありえるわけがないだろう」



パピヨン「完全記憶能力障害と言うのはシナプスの繋がりが衰えないと言うことに過ぎない」



神裂「……え?」



パピヨン「そもそも『忘れる』というシステムを勘違いしているやつは多いけどな…」



パピヨン「人間の脳みそは物理的に破損しない限り、一度覚えたものを『忘れる』事は『出来ない』」



パピヨン「9つを20秒しか保持できない短期記憶じゃあるまいし」


241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:56:58.77 ID:8AazfKVs0 [19/20]
ステイル「ど、どういうことだ??言っている意味が…」


パピヨン「20秒以上経過しても記憶してた時点でそれは既に短期記憶から長期記憶にデータ移送済みの証明になる」


パピヨン「長期記憶にデータ移行すれば『誰であろうと』脳から記憶が 失 わ れ る こ と な ん て 無 い」


パピヨン「ただ『思い出せないだけ』だ。脳みそに入りっぱなしなんだよ」


243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/04(金) 23:57:39.37 ID:8AazfKVs0 [20/20]
パピヨン「大体人間の脳みそは意味記憶領域だけで1000兆項目を記憶するんだぞ?」


パピヨン「一冊1000ページ。一ページあたり500文字を項目とみなし一言一句で覚えたとしてもだ」





パピヨン「たかが10万冊。500億項目。脳みそから見れば歯糞にもならん」


248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:00:17.76 ID:y7VvXBaY0 [1/25]
カズキ「ブラボー!!」


ブラボー「心眼!ブラボーアイ!!」キュピーン


ブラボー「見極めたッ!…口の中に何かがあるぞ!」


上条「な、何の能力ですか?!透視系の能力?」


ブラボー「否!これは鍛え抜かれた自身の眼力!!」

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:04:21.56 ID:y7VvXBaY0 [2/25]

インデックス「く、口の中??」


ブラボー「さぁ、アーンしなさい、アーン」


インデックス「う、うん…アーン……」


ステイル「こ、これは…ルーンの刻印?圧迫していたのは記憶ではなく…本当に魔術だったのか!」


パピヨン「そら…答えが出たぞ……おい、うに頭。お前の『右手』の出番だ」


上条「すげぇ!眼力を鍛えるとこんなもんを見つけられるんだ!ブラボーさん!俺に教えてください!」


ブラボー「これは俺にしか出来ない。何故ならブラボー技だから!」



269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:08:40.31 ID:y7VvXBaY0 [3/25]
神裂「こ、こんな簡単に…私たちが苦しんで来た事を否定できるなんて…あなたたちは一体」


ブラボー「キャプテンブラボー」


パピヨン「蝶人パピ・ヨン♪」


カズキ「錬金の戦士」


上条「えっと…幻想殺し」


ステイル「はは…これは夢だ…きっと夢なんだ…僕たちの苦悩は一体なんだったんだ…」

インデックス「か、帰って来るんだよ。すている…」

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:12:14.59 ID:y7VvXBaY0 [4/25]

上条「えーっと…じゃあ壊すぞ。口あけろ、インデックス」


インデックス「アーン…」パキィン






-----『警告』

上条「うわっ!」

カズキ「な、なんだ??」

インデックス『【禁書目録】の首輪に異常を確認しました』

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:17:29.90 ID:y7VvXBaY0 [5/25]

ステイル「ま、魔力?!馬鹿な…『魔術が使えない』。それすらも嘘だったというのか!!」


インデックス『第一級異常事態と判断し、基本意識覚醒を中断。ヨハネのペンを起動します』


上条「おい、魔術師!どうなってる!!」


277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:20:16.08 ID:y7VvXBaY0 [6/25]
インデックス『第一層から第三層までの結界の破壊を確認。破壊魔術の逆算による再生…検索不能』



インデックス『非魔術に基づく結界の破壊と断定。新規首輪の作成を開始…失敗』



インデックス『再演算の結果…首輪の自動再生は不可と断定。これより優先順位を変更』



インデックス『一時防衛魔術作成を優先順位一位に変更。一時的な防衛魔術の演算開始………』

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:25:51.18 ID:y7VvXBaY0 [7/25]

パピヨン「おい、露出狂女。何が起きているか説明しろ」



神裂「ろしゅ!…だ、誰が露出狂ですか!!この変態仮面!」



パピヨン「何を言う。今にでも舞踏会に駆けつけられるような素敵な一張羅だろう」



ステイル「神裂!そんな事を言い合っている場合じゃあないだろう」



ブラボー「で、どうなっているんだ?かなりやばそうな雰囲気がビリビリ伝わってくるが」



ステイル「魔術の防衛機能だ…おそらく…僕たちを『排除』するための!」




286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:31:31.03 ID:y7VvXBaY0 [8/25]

インデックス『…成功。…これより10万3000冊の【書庫】保護の為』


インデックス『侵入者の迎撃を優先順位一位に変更。迎撃準備を開始します…』


パピヨン「排除とは…随分な物言いだな…ま、確かにやばそうだ…」


インデックス『防衛魔術【聖ジョージの聖域】並びに【竜王の殺息】の発動を宣言…』ビシィィィッ


太い光の束があたりを包み込む


上条「うおおおおおッ!」


292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:35:49.37 ID:y7VvXBaY0 [9/25]
※ここから先、すぐじゃないけど若干完全オリジナル混じります
何故ならその方がカッコいいから!が苦手な人はゴメンなさい




その瞬間、上条当麻が光の束を右手で抑える
が、抑えきれずに右手が裂け始める…



インデックス『【竜王の殺息】による攻撃への抵抗を確認……続行します』


神裂「無茶だ!幾ら魔術無効能力でもそれ一つでは!!」


ステイル「右手が【竜王の殺息】に飲み込まれたらおしまいだぞ!!」


上条「じゃあ、この状況どうすればいいんだよ!答えろ魔術師!!」


300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:40:52.05 ID:y7VvXBaY0 [10/25]
>>290
和月先生は最高だから!!



ブラボー「自分の身を省みず前に出る…まるでどこかの誰かだな…ブラボーだ!」


神裂「魔力が尽きるまで防衛魔術は止まりません…壊すべきは先に【聖ジョージの聖域】です!」


ステイル「異能者!【竜王の殺息】はこちらで抑える!お前は右手で【聖域】を破壊しろ!」

神裂「ステイル!!その羽に触れてはなりません!!」


ヒラヒラと舞い落ちる【竜王の殺息】の余波がステイルの頭に触れる




刹那、バギンバギンと音を立て、ステイルが吹き飛ばされた

神裂「ステイルーーーッ!!」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:48:59.52 ID:y7VvXBaY0 [11/25]

パピヨン「騒がしいなぁ、全く…一人死んだ程度で。あの傷女といい、これだから女は…」


神裂「なん…だと…!きっさまァァァーーー」


カズキ「蝶野!!」


パピヨン「がなるなよ…手伝ってやるからさ…」


---武装錬金!---


パピヨン「【黒色火薬(ニアデスハピネス)】で爆破し続けて威力を相殺してやればいいんだろ?」

火薬の蝶が光の束に飛び込み断続的に爆発を繰り返す!!
確かに威力は弱まっているが…


320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:54:16.90 ID:y7VvXBaY0 [12/25]

パピヨン「…とんでもないエネルギーだな…このペースじゃニアデスハピネスが尽きるまで1分が精々じゃあないか」

パピヨン「しかも…チッ。爆破のたびにヤバそうな羽が飛び散って…」




インデックス『新たなる敵兵勢力の確認…優先順位の変更…無し。標的は最も危険な上条当麻を選択します』

インデックス『同時に優先順位第二位、蝶人パピヨンに対する効果的な撃退魔術を検索…成功』



インデックス『幻影魔術【神よ。迷える子羊に救いの手を(アリスインワンダーランド)】の発動を---」

パピヨン「ふん!クソヒイヒイジジイを思い出させる良い名前の魔術とやらだな!」


上条「くっそ…打つ手なしかよ…」

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 00:59:14.32 ID:y7VvXBaY0 [13/25]

カズキ「なあ、魔術師さん…あの結界って物理的に破壊できないのか?」

神裂「出来ない事はありませんが…途方もない力は必要になります。実質不可能といっても…」

カズキ「よし、出来ないことはないんだな!ブラボー!!」

ブラボー「蝶野攻爵!そのまま1分粘ってくれ!」



上条「ふ、二人とも下がって!!羽が!」

パピヨン「その名で呼ぶな!呼んでいいのは武藤カズキだけだ!」




ブラボー「行くぞ!戦士カズキ!!羽に気をつけろ!」パキィィン

カズキ「大丈夫!放出エネルギーでガードする!!エネルギーーー全開ッ!!」ゴオッ


329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:05:29.74 ID:y7VvXBaY0 [14/25]

インデックス『新たなる敵兵勢力の確認…【竜王の殺息】に相当するエネルギー出力を感知』


インデックス『優先順位を上条当麻より武藤カズキに変更…』

ブラボー「させん!」

--- 一・撃・必・殺!ブラボー正拳!!



インデックス『結界損傷1.3%…修復成功…優先順位を武藤カズキよりキャプテンブラボーに…』

カズキ「うおおおおおおッ!!!」ガギィィン



インデックス『結界損傷1.8%…修復成功…優先順位をキャプテンブラボーより武藤カズキに…』

カズキ/ブラボー「「おおおおおおおおおっ!!」」



--- 粉砕! ブラボラッシュ!!
--- 連撃! カズキラッシュ!!

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:11:34.94 ID:y7VvXBaY0 [15/25]

インデックス『結界損傷3%…修復成功…結界損傷4%…修復成功』



インデックス『警告…敵兵勢力の増大により迎撃方式の変更…』


インデックス『結界修復を停止、対上条当麻の為【竜王の殺息】を継続し…』




インデックス『これより…【竜神の殺息(ゴッドブレス)】の発動を宣言。術式完成まで30…29…28…』




神裂「む、無茶です…30秒で【聖ジョージの聖域】を破壊するなんて…出来るわけがない」


344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:20:44.71 ID:y7VvXBaY0 [16/25]

上条「無茶であきらめたら何も出来ねぇ!コイツを救う為には今しかねーんだ!諦めてんじゃねぇぞ!魔術師!!」


ブラボー「諦め悪く…最後までちゃんと強き意志で戦い抜く事!それこそブラボーだ!」


神裂「このままではみんな死んでしまう…!怖くないんですか!あなたたちは!」



カズキ「オマエの言う通り死ぬのは恐い…オレは二度死んだからわかる…だから!誰にも味わわせたくない!」


パピヨン「選択肢なんてものは自らの手で作り出していくもの…ま、臨死の恍惚を味わってみるのもいいぞ?意外と病み付きになる」


インデックス『結界損傷72%……結界損傷75%…【竜神の殺息】術式完成まで10…9…』

カズキ「助けたいなら…立ち向かうんだ…戦うんだ…戦え……戦え!!!」ドクン

神裂「ちっくしょぉぉぉぉおおお!! 【Salvere000】!!」

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:28:39.72 ID:y7VvXBaY0 [17/25]

インデックス『結界損傷88%…89%…90%…【竜神の殺息】術式完成まで5…4…』


ブラボー「くっ…破壊して、押さえ込むには僅かに間に合わないか…」


インデックス『……【竜神の殺息】術式……完成』


神裂「もはや…これまで…」













???「顕現せよ!!!!!」

突如現れた巨大な炎の塊が結界へぶつかり…
ヒビの内部から…結界を砕いた

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:32:40.32 ID:y7VvXBaY0 [18/25]

ステイル「イノケンティウス!!」


神裂「ステイル?!無事だったんですか!」


ブラボー「俺がリバースを解除し忘れると思うか?」


ステイル「この服が守ってくれたんでね…」




インデックス『…結界の破壊を確認…再生…失敗。これより【竜神の殺息】を発…』


361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:38:50.42 ID:y7VvXBaY0 [19/25]


カズキ「させるかァァァ!!」バキィィン!

ブラボー「カズキ?!」



---バシュン!バシュン!!バシュン!!!---



パピヨン「俺の白い核鉄の出力を上回ったのかッ…!」

カズキの体が赤銅色になるとともに
【竜王の殺息】とあたりに舞い散る余波の羽が 全 て 消滅する…
ともに、インデックスの体ががくんと崩れ落ちる

インデックス『魔力の完全な消失を確認…【竜神の殺息】発動失敗…首輪…再生…不可…不可…』



ステイル「異能者!今だ!貴様の右手でヨハネのペンを破壊しろ!」


上条「うおおおぉぉぉっ!」

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:47:36.90 ID:y7VvXBaY0 [20/25]

照星「………で?」


カズキ「はい?」


照星「例の残党組織壊滅はパピヨンが行ったからよかったものの…」


照星「貴方は敵を逃してしまった挙句に」


照星「ワケのわからないものに巻き込まれて」


照星「あまつさえ最後にはヴィクター化までしてしまった、と」

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 01:54:25.40 ID:y7VvXBaY0 [21/25]

カズキ「アハ…アハハ…」

ブラボー「まぁ、やむを得なかったと言うことしか言えないんだが…」

照星「………二人ともこちらへ」

ブラボー「大戦士長!パピヨンの白い核鉄で第3段階も押さえ込めてい…」

カズキ「こ、今回のヴィクター化はむしろ被害が収まったコトを踏まえて穏便に…」



ギャァァァァアアアァァ!!HAHAHAHAHAHAHA!!



パピヨン「確かに…最後に武藤がヴィクター化しなければあの羽が消える事もなく、全員やられていたわけだしな」

斗貴子「全く…私が居ないと無茶をする…ともあれ無事でよかった」



かさりと落ちる手紙
そこには英語で長々と文章が書かれていた…
……いや、ここは口頭に変えさせてもらおう

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 02:00:38.44 ID:y7VvXBaY0 [22/25]

とうまもかおりもすているも
みんなげんきなんだよ
とうまはあのあとえいようしっちょうっていうので
ちょっとにゅういんしちゃったけど

ぶらぼう、かずき、ぱっぴー
みんなをたすけてくれて
わたしをたすけてくれて
ほんとうにありがとうなんだよ…

ぴーえす
しるばーすきん、ダサいとか言ってゴメンね
歩く教会に負けないくらい
ものすっごく!かっこよかったんだよ!



お わ り 

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 02:04:36.52 ID:y7VvXBaY0 [23/25]
というわけで今回のお話はおしまい

長々とお付き合いくださりありがとうございました

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