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サーナイト「人肌恋しい」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:30:48.81 ID:jy3c0WFj0 [2/30]
サーナイト「…………うーん……なんだか寝つけない」
「寝つきの良さに定評のある私が眠れないとは」
「お外はあんなに真っ暗だし、微かな眠気も確かに在るのだけど」
「眠れないというかなんというか……」
「人肌恋しい」
サーナイト「…………うーん……なんだか寝つけない」
「寝つきの良さに定評のある私が眠れないとは」
「お外はあんなに真っ暗だし、微かな眠気も確かに在るのだけど」
「眠れないというかなんというか……」
「人肌恋しい」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:33:04.17 ID:jy3c0WFj0 [3/30]
「なんだろうなあ、本当はすやすや眠りたいのに」
「何か物足りないと言うか」
「なんというか」
「…………。」
「……マスターはもう寝てるのかな」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:35:43.67 ID:jy3c0WFj0 [4/30]
「マースター?」
「……うわ、ぐっすりじゃないですか」
「こんにゃろめ、私はモンスターボールだというのに自分はふかふかベッドとは」
「マスターの風上にも置けませんね」
「……むう」
「なんか無性に腹が立ってきましたコレ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:38:25.75 ID:jy3c0WFj0
「うりゃ」プニ
「うりうりうり」プニプニプニ
「……ふっ、ほっぺつんつんされても起きないとは……」
「マスターもまだまだ子供というわけですね」
「もしこれが毒突きだったらマスター死んでますよ」
「まあ私毒突き使えないんですがね」
「とりゃ」プニ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:41:18.83 ID:jy3c0WFj0
「……うーん」
「私は眠れないのにマスターはぐっすり」
「この差はいったい……」
「…………。」
「……ベッドか」
「そのベッドがマスターの安眠を約束しているのですね」
「そうに違いない。私がそう言うのだからそうに決まっているのだ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:44:32.31 ID:jy3c0WFj0
「というわけで失礼しますね」
「よいしょ」
「…………あったかい」
「ほう、これは良いものですね」
「これほど暖かいのならそりゃあ気持ちよく眠れるってもんですよ」
「ここでマスターをベッドから追い出さないのは私の優しいところですな」
「ぬくぬく」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:47:45.87 ID:jy3c0WFj0
「しかし、こうして近くで見ると」
「マスターも結構可愛い顔してるじゃないですか」
「いつもは“行け!”とか“戻れ!”とか喧しいけれど」
「まるで別人みたいに可愛いですねえ」
「うりうり」プニプニ
「これがギャップ萌ですね」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:51:04.95 ID:jy3c0WFj0
「…………。」プニプニ
「……反応が無い」
「私一人でマスターをプニプニしてるだけって……」
「馬鹿みたいじゃないですか!」
「…………。」プニ
「どうせ寝てるのなら……もう少し大胆にしてもバレませんよね」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:54:02.58 ID:jy3c0WFj0
「例えば……」
「……抱きついてみたり?」
「…………。」
「じ、自分で言って恥ずかしい……///」
「むむむ……」チラッ
「…………このっこのっ!」プニプニ
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:57:13.72 ID:jy3c0WFj0
「そ、そういえばこのベッド……二人で入るにはちょっぴり狭いですね」
「もっとお互いにくっつかないと背中がはみ出てしまいます」
「だ、だ、だから仕方ないのです。不可抗力です」
「…………。」
「……起きませんように」ギュッ...
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:02:07.04 ID:jy3c0WFj0
「…………!」
「そういえば、マスターって小柄な方でしたね」
「まだ小さな子供なのに過酷な冒険に出て……」
「一緒に洞窟を探検したり火山に登ったり……」
「色々あったなあ……」
「…………。」ギュウッ...
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:06:40.81 ID:jy3c0WFj0
「しかし、冷静になってみると……」
「この状況、マスターが目を覚ましたら色々とマズいのでは」
「顔、近いし」
「息が顔にかかるレベルですよ」
「……うん、タガが外れる前に一旦撤収すべきですねコレは」
「それでは、一時撤退……」
「ひぁっ!?」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:09:19.69 ID:jy3c0WFj0
「マ、マスター……起きていらしたんですか」
「あ、私の胸の赤いのが当たって痛かったんですね」
「それは失礼しました」
「……え?なんでベッドに居るのかって?」
「……えー、あー……それは…アレですよ、アレがああしてこうなって……」
「あの…その……」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:12:14.30 ID:jy3c0WFj0
「ま、まあいいじゃないですか私の事は」
「ほらほら、そんなことより明日も早いんでしょう?」
「私もボールに戻りますから、マスターもお休みになられてください」
「ではでは、さよーなr」
「きゃん!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:15:20.14 ID:jy3c0WFj0
「マ、マスター!?そんな、突然抱きつくなんて……!!」
「へ?これでおあいこ?」
「ちょっ……いつから起きてたんですか!?」
「ベッドに入って来た時から……?」
「な、な、な、な、なあああ!?」
「や、やだなあ!それならそうと早く言ってくださいよ!」
「恥ずかし……!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:19:13.68 ID:jy3c0WFj0
「ああもう、顔真っ赤ですよ私……」
「えっ?ドキドキしてるですって?私が?」
「あ、こら、胸に耳を当てないでください!」
「うう……仕方ないでしょう」
「マスターのせいなんですからね……」
「私のせいではないのです。断じて!決して!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:22:30.44 ID:jy3c0WFj0
「……そういう、マスターはどうなんですか!?」
「あー、今ギク!ってしましたね?」
「抵抗しても無駄ですよ、もう逃げられませんからね!」
「えいっ!」ピトッ
「…………うわぁ」
「ドキドキ、してますね……マスターも…」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:26:22.95 ID:jy3c0WFj0
「わ、私でドキドキしてくれているんですか……?」
「うん……って、頷かないでくださいよ恥ずかしい!」
「私が聞いたから?……そりゃ、そうですけど」
「…………。」
「……なんか、変な空気になっちゃいましたね」
「寝ましょ寝ましょ、もう寝ましょ!」
「気にしない気にしない!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:29:21.68 ID:jy3c0WFj0
「…………。」
「…………。」
「……余計に眠れない」
「逆に、目が冴えてきた……」
「……マスター?」チラッ
「寝てるし……何この寝つきの良さ」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:32:41.60 ID:jy3c0WFj0
「なんなの……なんで寝れるのこの人……」
「さっきあれだけ心臓バックバクだったのに……」
「えっ、何?変に意識してたの私だけ?」
「ドキドキってアレ?寝起きドッキリ的なドキドキだったんですか?」
「うわぁ……」
「馬鹿か私は……私は馬鹿か……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:34:57.43 ID:jy3c0WFj0
「…………。」
「……マスター?」
「マスター、本当は起きてるんでしょう?」
「寝たふりでしょう、それ。私には分かってるんですよ?」
「マースター?」
「…………。」
「……起きないとチューしちゃいますよー」ボソッ
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:37:11.69 ID:jy3c0WFj0
「…………。」
「……ごー、よーん、さーん、にーい……」
「……いーち」
「…………。」
「ぜ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:41:12.45 ID:jy3c0WFj0
「おはようございます」
「やっぱり起きてたんですねーマスターったら」
「寝たふりなんてしちゃってぇ、このっこのっ」
「チューしてほしかったんですか?ん?ん?」
「駄目です。だーめーでーす」
「んふふ、そんな可愛い顔しても駄目ですよ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:44:02.23 ID:jy3c0WFj0
「あはは、顔真っ赤ですよマスター」
「……え?私も?」
「いや、これはベッドが暑すぎるからですよ。ええ」
「私が本気でマスターにドキドキするわけないじゃないですか」
「さっきのは、マスターをからかってただけですって」
「嘘じゃありませんー。本当ですからー」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:47:13.21 ID:jy3c0WFj0
「分かったらさっさと寝ましょー?はいはい、もうおねむの時間で……」
「あ、ちょっ!な、泣かなくたっていいじゃないですか!」
「あ、えと、マ、マスター!マスター?」
「すみませんって!冗談です冗談!」
「だから泣きやんでくださいよー……」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:51:05.25 ID:jy3c0WFj0
「本当のことを言え?」
「ぇあ、ええー……い、言わなくたって、い、いいじゃないですか……」
「ああもう!分かりましたからその涙目やめてください!」
「……一回しか言いません、からね」
「す、す、す…………」
「す……」
「………………好き、です、よ」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:53:59.92 ID:jy3c0WFj0
「ううー……////」
「なんてことを言わせるんですかぁ……!」
「さっきと今ではテンションが違うんです!!」
「あーいやだ!あーやだ!」
「もう二度と言いません。何があろうと金輪際言いません」
「絶対言いません!!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:56:24.67 ID:jy3c0WFj0 [29/30]
「……ほら、マスターの番ですよ」
「何が?ですって?」
「もしかして、私にだけ言わせるつもりだったんですか?」
「そうはゼブライカの金隠し」
「世の中は平等に出来ているんです」
「私だけ言ってはいオシマイ、とはいかないのですよ」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:59:06.30 ID:jy3c0WFj0 [30/30]
「ほらほらぁ、はやくはやく!」
「言えないんですか?そうなんですか?」
「だったら早く言ってくださいよ。私を待たせないでください」
「…………。」
「…………ん」
「……ありがとうございます」
「なんか、こっちが照れくさいですね……」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 00:02:52.96 ID:cdd4TvhO0 [1/3]
「ふぁぁ……」
「もうこんな時間……流石に眠くなってきましたね」
「寝ましょ寝ましょ、って、これ言うのも今夜で何回目ですかね」
「明日はいよいよチャンピオンロードに挑むんでしょう?」
「寝不足だー、なんて言ったって知りませんからね」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 00:06:32.20 ID:cdd4TvhO0 [2/3]
「だったらハイ、お目目閉じてー、お休み!」
「……分かってますよ。頑張りましょうね」
「そのためにも、今はゆっくり休みましょう」
「大丈夫です。私たちならきっとやれます」
「ええ……それでは」
「……おやすみなさい、マスター」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 00:08:33.18 ID:cdd4TvhO0 [3/3]
⊂ ⊂ヽ、 /)/)
c、 `っ( ヽ
( v)c、 `っ
V''V ( v) / ̄`⊃
V''V | ⊃
( v) ハ,,ハ
V''V (・ω・ )
⊂⊂ ヽ
> )
(/(/ 寝る
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
「なんだろうなあ、本当はすやすや眠りたいのに」
「何か物足りないと言うか」
「なんというか」
「…………。」
「……マスターはもう寝てるのかな」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:35:43.67 ID:jy3c0WFj0 [4/30]
「マースター?」
「……うわ、ぐっすりじゃないですか」
「こんにゃろめ、私はモンスターボールだというのに自分はふかふかベッドとは」
「マスターの風上にも置けませんね」
「……むう」
「なんか無性に腹が立ってきましたコレ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:38:25.75 ID:jy3c0WFj0
「うりゃ」プニ
「うりうりうり」プニプニプニ
「……ふっ、ほっぺつんつんされても起きないとは……」
「マスターもまだまだ子供というわけですね」
「もしこれが毒突きだったらマスター死んでますよ」
「まあ私毒突き使えないんですがね」
「とりゃ」プニ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:41:18.83 ID:jy3c0WFj0
「……うーん」
「私は眠れないのにマスターはぐっすり」
「この差はいったい……」
「…………。」
「……ベッドか」
「そのベッドがマスターの安眠を約束しているのですね」
「そうに違いない。私がそう言うのだからそうに決まっているのだ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:44:32.31 ID:jy3c0WFj0
「というわけで失礼しますね」
「よいしょ」
「…………あったかい」
「ほう、これは良いものですね」
「これほど暖かいのならそりゃあ気持ちよく眠れるってもんですよ」
「ここでマスターをベッドから追い出さないのは私の優しいところですな」
「ぬくぬく」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:47:45.87 ID:jy3c0WFj0
「しかし、こうして近くで見ると」
「マスターも結構可愛い顔してるじゃないですか」
「いつもは“行け!”とか“戻れ!”とか喧しいけれど」
「まるで別人みたいに可愛いですねえ」
「うりうり」プニプニ
「これがギャップ萌ですね」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:51:04.95 ID:jy3c0WFj0
「…………。」プニプニ
「……反応が無い」
「私一人でマスターをプニプニしてるだけって……」
「馬鹿みたいじゃないですか!」
「…………。」プニ
「どうせ寝てるのなら……もう少し大胆にしてもバレませんよね」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:54:02.58 ID:jy3c0WFj0
「例えば……」
「……抱きついてみたり?」
「…………。」
「じ、自分で言って恥ずかしい……///」
「むむむ……」チラッ
「…………このっこのっ!」プニプニ
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 22:57:13.72 ID:jy3c0WFj0
「そ、そういえばこのベッド……二人で入るにはちょっぴり狭いですね」
「もっとお互いにくっつかないと背中がはみ出てしまいます」
「だ、だ、だから仕方ないのです。不可抗力です」
「…………。」
「……起きませんように」ギュッ...
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:02:07.04 ID:jy3c0WFj0
「…………!」
「そういえば、マスターって小柄な方でしたね」
「まだ小さな子供なのに過酷な冒険に出て……」
「一緒に洞窟を探検したり火山に登ったり……」
「色々あったなあ……」
「…………。」ギュウッ...
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:06:40.81 ID:jy3c0WFj0
「しかし、冷静になってみると……」
「この状況、マスターが目を覚ましたら色々とマズいのでは」
「顔、近いし」
「息が顔にかかるレベルですよ」
「……うん、タガが外れる前に一旦撤収すべきですねコレは」
「それでは、一時撤退……」
「ひぁっ!?」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:09:19.69 ID:jy3c0WFj0
「マ、マスター……起きていらしたんですか」
「あ、私の胸の赤いのが当たって痛かったんですね」
「それは失礼しました」
「……え?なんでベッドに居るのかって?」
「……えー、あー……それは…アレですよ、アレがああしてこうなって……」
「あの…その……」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:12:14.30 ID:jy3c0WFj0
「ま、まあいいじゃないですか私の事は」
「ほらほら、そんなことより明日も早いんでしょう?」
「私もボールに戻りますから、マスターもお休みになられてください」
「ではでは、さよーなr」
「きゃん!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:15:20.14 ID:jy3c0WFj0
「マ、マスター!?そんな、突然抱きつくなんて……!!」
「へ?これでおあいこ?」
「ちょっ……いつから起きてたんですか!?」
「ベッドに入って来た時から……?」
「な、な、な、な、なあああ!?」
「や、やだなあ!それならそうと早く言ってくださいよ!」
「恥ずかし……!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:19:13.68 ID:jy3c0WFj0
「ああもう、顔真っ赤ですよ私……」
「えっ?ドキドキしてるですって?私が?」
「あ、こら、胸に耳を当てないでください!」
「うう……仕方ないでしょう」
「マスターのせいなんですからね……」
「私のせいではないのです。断じて!決して!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:22:30.44 ID:jy3c0WFj0
「……そういう、マスターはどうなんですか!?」
「あー、今ギク!ってしましたね?」
「抵抗しても無駄ですよ、もう逃げられませんからね!」
「えいっ!」ピトッ
「…………うわぁ」
「ドキドキ、してますね……マスターも…」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:26:22.95 ID:jy3c0WFj0
「わ、私でドキドキしてくれているんですか……?」
「うん……って、頷かないでくださいよ恥ずかしい!」
「私が聞いたから?……そりゃ、そうですけど」
「…………。」
「……なんか、変な空気になっちゃいましたね」
「寝ましょ寝ましょ、もう寝ましょ!」
「気にしない気にしない!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:29:21.68 ID:jy3c0WFj0
「…………。」
「…………。」
「……余計に眠れない」
「逆に、目が冴えてきた……」
「……マスター?」チラッ
「寝てるし……何この寝つきの良さ」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:32:41.60 ID:jy3c0WFj0
「なんなの……なんで寝れるのこの人……」
「さっきあれだけ心臓バックバクだったのに……」
「えっ、何?変に意識してたの私だけ?」
「ドキドキってアレ?寝起きドッキリ的なドキドキだったんですか?」
「うわぁ……」
「馬鹿か私は……私は馬鹿か……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:34:57.43 ID:jy3c0WFj0
「…………。」
「……マスター?」
「マスター、本当は起きてるんでしょう?」
「寝たふりでしょう、それ。私には分かってるんですよ?」
「マースター?」
「…………。」
「……起きないとチューしちゃいますよー」ボソッ
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:37:11.69 ID:jy3c0WFj0
「…………。」
「……ごー、よーん、さーん、にーい……」
「……いーち」
「…………。」
「ぜ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:41:12.45 ID:jy3c0WFj0
「おはようございます」
「やっぱり起きてたんですねーマスターったら」
「寝たふりなんてしちゃってぇ、このっこのっ」
「チューしてほしかったんですか?ん?ん?」
「駄目です。だーめーでーす」
「んふふ、そんな可愛い顔しても駄目ですよ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:44:02.23 ID:jy3c0WFj0
「あはは、顔真っ赤ですよマスター」
「……え?私も?」
「いや、これはベッドが暑すぎるからですよ。ええ」
「私が本気でマスターにドキドキするわけないじゃないですか」
「さっきのは、マスターをからかってただけですって」
「嘘じゃありませんー。本当ですからー」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:47:13.21 ID:jy3c0WFj0
「分かったらさっさと寝ましょー?はいはい、もうおねむの時間で……」
「あ、ちょっ!な、泣かなくたっていいじゃないですか!」
「あ、えと、マ、マスター!マスター?」
「すみませんって!冗談です冗談!」
「だから泣きやんでくださいよー……」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:51:05.25 ID:jy3c0WFj0
「本当のことを言え?」
「ぇあ、ええー……い、言わなくたって、い、いいじゃないですか……」
「ああもう!分かりましたからその涙目やめてください!」
「……一回しか言いません、からね」
「す、す、す…………」
「す……」
「………………好き、です、よ」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:53:59.92 ID:jy3c0WFj0
「ううー……////」
「なんてことを言わせるんですかぁ……!」
「さっきと今ではテンションが違うんです!!」
「あーいやだ!あーやだ!」
「もう二度と言いません。何があろうと金輪際言いません」
「絶対言いません!!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:56:24.67 ID:jy3c0WFj0 [29/30]
「……ほら、マスターの番ですよ」
「何が?ですって?」
「もしかして、私にだけ言わせるつもりだったんですか?」
「そうはゼブライカの金隠し」
「世の中は平等に出来ているんです」
「私だけ言ってはいオシマイ、とはいかないのですよ」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/18(火) 23:59:06.30 ID:jy3c0WFj0 [30/30]
「ほらほらぁ、はやくはやく!」
「言えないんですか?そうなんですか?」
「だったら早く言ってくださいよ。私を待たせないでください」
「…………。」
「…………ん」
「……ありがとうございます」
「なんか、こっちが照れくさいですね……」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 00:02:52.96 ID:cdd4TvhO0 [1/3]
「ふぁぁ……」
「もうこんな時間……流石に眠くなってきましたね」
「寝ましょ寝ましょ、って、これ言うのも今夜で何回目ですかね」
「明日はいよいよチャンピオンロードに挑むんでしょう?」
「寝不足だー、なんて言ったって知りませんからね」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 00:06:32.20 ID:cdd4TvhO0 [2/3]
「だったらハイ、お目目閉じてー、お休み!」
「……分かってますよ。頑張りましょうね」
「そのためにも、今はゆっくり休みましょう」
「大丈夫です。私たちならきっとやれます」
「ええ……それでは」
「……おやすみなさい、マスター」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/19(水) 00:08:33.18 ID:cdd4TvhO0 [3/3]
⊂ ⊂ヽ、 /)/)
c、 `っ( ヽ
( v)c、 `っ
V''V ( v) / ̄`⊃
V''V | ⊃
( v) ハ,,ハ
V''V (・ω・ )
⊂⊂ ヽ
> )
(/(/ 寝る
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