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ロボ「ルッカ、そこで何をしているのデスカ?」 ルッカ「……!!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:40:30.21 ID:WIP94NvM0
ルッカ「べ……べつに、なにも」
ロボ「そうデスカ? 何か呻き声が聞こえたノデ」
ルッカ「部屋に勝手に入ってこないでよ! もう……!」
ロボ「すみまセン……でも、ルッカ」
ルッカ「な、なによ」
ロボ「体調が悪いのではないデスカ? 顔が赤いし、息も上がっていマスよ」
ルッカ「っ……別に、大丈夫だから! ロボはあっちの部屋でオイルでも飲んでなさいっ!!」
ロボ「?」
ルッカ「べ……べつに、なにも」
ロボ「そうデスカ? 何か呻き声が聞こえたノデ」
ルッカ「部屋に勝手に入ってこないでよ! もう……!」
ロボ「すみまセン……でも、ルッカ」
ルッカ「な、なによ」
ロボ「体調が悪いのではないデスカ? 顔が赤いし、息も上がっていマスよ」
ルッカ「っ……別に、大丈夫だから! ロボはあっちの部屋でオイルでも飲んでなさいっ!!」
ロボ「?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:41:53.49 ID:WIP94NvM0
ガチャッ
ルッカ「はぁ……はぁっ……びっくりした」
ルッカ「ロボでよかった……他の人だったら、バレてたかもしれないわ……」
ルッカ(こんな大層なバイブでオナニーしてたなんて……知られたらもう生きてけないもの)
ルッカ(……戸締りを忘れてたなんて……抜かったわね)
ルッカ「……」
ルッカ「続き……しよっかな」カチッ
ルッカ「……んっ」ヴヴヴヴヴヴ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:46:18.27 ID:WIP94NvM0
ロボ(明らかに何か隠していまシタ……一体なにがあったのでショウ?)
ロボ(もしかしタラ……人に言えない程の酷い病気を患ってしまったトカ……!)
カエル「よう、どうしたロボ」
ロボ「カエルサン……」
カエル「何か悩み事でもあるのか? ボーっとしてて」
ロボ「実はルッカが……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:51:37.84 ID:WIP94NvM0
カエル「ほう……」
ロボ「病気なのかもしれまセン……心配デス」
カエル「ああ、それは心配だな……どれ、俺が聞いてきてやろうか」
ロボ「いや……ワタシにでさえ言ってくれなかったのデスから、他の人もきっと」
カエル「そういうのって親しすぎると返って言いづらくなっちまうもんだぜ?」
ロボ「そうでしょうカ……」
カエル「俺が聞いてきてやるよ」
ロボ「ありがトウございマス……」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:56:57.58 ID:WIP94NvM0
ルッカ「はぁっ……あっ、んぁ……!」ヴヴヴヴヴヴ
ルッカ「クロノっ……! あっ……イクっ……」ヴヴヴヴヴヴ
ルッカ「んんっ……!!」
カエル「おーいルッカ?」ドンドン
ルッカ「!?(この声は……カエル!?)」
カエル「入ってもいいかー?」
ルッカ「い、今はちょっと……後にしてくれる?」
カエル「そうか?」
ルッカ(なんで今日はこんなに人が来るのよ……!)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:01:19.39 ID:WIP94NvM0
カエル「まったく……どうしたってんだ?」
エイラ「カエル!」
カエル「うわっ!! びっくりした……エイラか」
エイラ「どうした! 何か、考えごとか?」
カエル「そうだな……実はかくかくしかじか」
エイラ「!? ルッカが、元気ない!?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:04:41.44 ID:WIP94NvM0
カエル「見に行ったんだが……部屋にも入れてくれなくてさ」
エイラ「エイラ、お見舞いに行く!!」
カエル「えっ?」
エイラ「栄養のあるもの、いっぱい持っていく!」
カエル「おい、ちょっ」
ドドドドド……
カエル「行っちまった……やれやれ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:08:39.41 ID:WIP94NvM0
ルッカ「ふぅ……このバイブ最高ね……買ってよかったわ」
ルッカ「改造すればもっとすごくなるかも……」
ルッカ「……うふふ」ドキドキ
エイラ「ルッカ!!!」バターン!
ルッカ「!?」
エイラ「大丈夫か!? これ食って治せ!!」
ルッカ「ちょ……なんで、エイラ!?」
エイラ「んっ? それなんだ?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:13:03.71 ID:WIP94NvM0
ルッカ「うわああっ……!! こ、これは」
エイラ「??? また新しく、何か作ったのか??」
ルッカ「…………」
ルッカ(そうだわ……このまま上手く誤魔化せば、どうってことない)
ルッカ(エイラなんて余裕でだませるもの……!)
エイラ「なんだこれ?? 武器か?」
ヴイイイイン
エイラ「!? 動いた!?」
ルッカ「ちょっ……勝手にスイッチ入れないで!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:17:07.22 ID:WIP94NvM0
エイラ「すごい! すごい武器だ!!」
ルッカ「……そう。これは新しい……武器よ」
エイラ「ロボ用か!?」
ルッカ「え?」
エイラ「形的に、ロボが腕につける武器だろう!? そうだろう!!」
ルッカ「そ、そうね。ロボの新しい武器を開発したのよ」
エイラ「ちょっとチンチンに似てるな!!」
ルッカ「な!? エイラっ……何を言うのよっ!」
エイラ「あははは!! ルッカ、顔まっか!!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:21:47.88 ID:WIP94NvM0
ルッカ(よかった……なんとかなりそうね)ドキドキドキ
エイラ「ルッカ、体調悪いって聞いた」
ルッカ「え?」
エイラ「きっと、ずっとこれ作ってたから、体調悪くしたに違いない!」
ルッカ「え……ええ、そう……ね(適当に合わせておいた方がいいかな)」
エイラ「これ食え! フルーツに、酒! いっぱい持ってきた!!」
ルッカ「わぁ! ありがとう!」
エイラ「たくさん食べて、元気出せ!」
ルッカ(なんか変な事になっちゃったけど、まあいっか)
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:29:07.61 ID:WIP94NvM0
◇ ◇ ◇
エイラ「あははは! ルッカもなかなか、いける口だな!」
ルッカ「それでねぇ、もうクロノったらサイッテー! わらしの事なんて何にも考えてらいんだからぁ」
エイラ「ルッカはクロノのこと好きなのか!?」
ルッカ「ふえっ!? べ、べつに、なんれあたしがアイツなんか……」
エイラ「あははは! 照れるな照れるな!」
ルッカ「もう……酷いわよぉ」
エイラ「もっと飲め!!」
ルッカ「ううっ……」グビグビグビ
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:57:51.20 ID:WIP94NvM0
>>41訂正
×「ルッカはクロノのこと~ ○「ルッカはクロのこと~
呼び方とか若干うろ覚え 突っ込みどころあってもスルーしてください
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:00:18.53 ID:WIP94NvM0
ルッカ「エイラはとんでもないわね……潰れる兆しなんて全然無いわぁ……」
エイラ「うん! エイラは鍛え方が違うからな!」
ルッカ「あらしもうダメ……のめらい……」
エイラ「あははは! でろでろだー」
ルッカ「…………」
エイラ「ルッカ?」
ルッカ「すー……すー……」
エイラ「寝ちゃった」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:02:54.84 ID:WIP94NvM0
エイラ「思ってたよりルッカ元気そう。よかったよかった」
エイラ「……そうだ」
エイラ「これ、ロボに届けてやろう! ルッカはここで寝てろ!」
ルッカ「すー……すー……」
エイラ「新しい武器! ロボ、きっと喜ぶ!」
ドドドドドドド……
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:08:08.67 ID:WIP94NvM0
ロボ「はぁ……」
エイラ「ロボー!!」
ロボ「エイラサン! どうしまシタ?」
エイラ「ルッカが、ロボの新しい武器作った!」
ロボ「えっ……ルッカが?」
エイラ「ルッカ、きっと夜なべして作った! だから元気無かったと思う!」
ロボ「そうだったのデスか……なんてありガタイ話なんでショウ……」
エイラ「ロボ、ルッカに感謝する!」
ロボ「ううっ……アイセンサーからオイルが」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:12:58.72 ID:WIP94NvM0
エイラ「これ!」
ロボ「おお……これは」
エイラ「エイラ、機械はよく分からん! ロボにまかせる!」
ロボ「なかなか変わった武器ですネ……トリッキーな形をしていマス」
エイラ「装備してみて!」
ロボ「わかりまシタ……よいしょ」
ガシィィィン!!
ロボ「オオ!!」
エイラ「かっこいい!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:16:19.80 ID:WIP94NvM0
ロボ「すばらシイ。さっそく実戦で試してみたいデスね」
エイラ「そうだな!」
ロボ「ルッカ……ワタシにこんなプレゼントをしてくれるなんて」
エイラ「ロボは幸せものだな!!」
ロボは『バイブアーム』を手に入れた!!
デレッデレッ デレッデレッ デッデッ♪ (アイテム入手音)
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:21:00.48 ID:WIP94NvM0
ルッカ「……ぅ……ん」
ルッカ「寝ちゃってたのかしら……ん……頭痛い」
ルッカ「エイラが来て……お酒飲んでたのよね」
ルッカ「その前は…………そうだ、バイブを見つけられそうになって……」
ルッカ「……!? あれ……? どこいったの……? 私のバイブ!!」
ルッカ「まさか……寝てた時誰かに持ち出された……!?」
ルッカ「……考えすぎかしら」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:26:54.67 ID:WIP94NvM0
ロボ「~♪」
カエル「ようロボ、ルッカは……」
ロボ「カエルサン! ルッカは大丈夫デス。ワタシ用の武器を作っていただけデ……」
カエル「そうだったのか……泣かせるじゃねえか」
ロボ「見て下サイ! この新武器ヲ!」ジャキィィーン
カエル「おおっ……」
カエル(……気のせいだよな? 何か形が……随分とアレだが)
ロボ「これから外へ出テ、モンスター相手に実戦してきマス!」
カエル「そ、そうか。頑張れな……」
ロボ「~♪」
カエル(……どう見ても、アレなおもちゃだよなぁ……)
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:32:39.45 ID:WIP94NvM0
【ガルディアの森】
ロボ「モンスターあまりいないデスネ……」
ロボ「せっかく実戦しにきたとイウのに……」
ロボ「……ン?」
魔王「……なんだ、貴様か」
ロボ「魔王……」
魔王「ふん、一人で静かに修行していたいのだがな」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:36:24.52 ID:WIP94NvM0
ロボ「修行デスカ……偉いですネ」
魔王「ここいらの雑魚はとうに俺が倒したさ……他を当たれ」
ロボ「わかりまシタ……」
ロボ「……」
ロボ(イヤ……よく考えたら、雑魚を相手に実戦するのもつまらナイ。強い人と戦った方が身のためになるのデハ……?)
魔王「どうした、さっさとここから去れ」
ロボ「……魔王、ワタシと一戦、勝負してくれまセンか?」
魔王「何……?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:40:35.03 ID:WIP94NvM0
ロボ「実はかくかくしかじか……」
魔王「ほう……新しい武器の実戦か」
ロボ「ハイ。練習と言ってはナンですガ」
魔王「俺を実験台にしようと言うのか」
ロボ「別に、そんなつもりデハ」
魔王「ふん……本気か貴様? 俺はそんなに甘くないぞ……」
ロボ「本気でかかってキテ結構デスヨ!」
魔王「舐められたものだな……行くぞ!!」
ロボ「ヨシ! 戦闘モードオン!!」ジャキィィーン
魔王「!!?」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:45:59.49 ID:WIP94NvM0
魔王(あれが新しい武器だと!? ふざけるな! どう見ても大人用玩具ではないか!)
ロボ「隙を見せましたネ!!」
魔王「はっ!?」
ロボ「ロケットパーンチ!!」ボグゥ
魔王「ぐはッ……!」
ロボ「どうしまシタ……動きが随分と鈍いデスヨ!」
魔王(バイブで殴られるなんて……こんな屈辱、初めてだ……!!)
魔王「貴様……!! 死にたいようだな……!!」
ロボ「そうこなくっチャ!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:51:16.67 ID:WIP94NvM0
魔王「はぁ……はぁ……」
ロボ「流石、魔王デスネ……強いデス」
魔王(俺は回復技を持っていないんだ……こういう長期戦は苦手なのに……!)
ロボ「ヒールビーム」キラリーン
魔王「糞っ……」
ロボ「とどめデス!! マシンガンパーンチ!!」ドドドドドドド
魔王「うああああああああ!!!」
ロボ「ふぅ……」
魔王「……」ビクン ビクンッ
ロボ「回復技がある差と言ったところでショウか……今回はワタシの勝ちデスネ」
魔王(バイブに負けてしまった……死にたい……)
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:58:54.27 ID:WIP94NvM0
ロボ「これは中々強いデスネ!」
魔王「…………」
ロボ「オヤ? どちらへ行くのデスカ?」
魔王「修行のやり直しだ……少し旅に出てくる」
ロボ「そんな! 待って下サイ、いきなりソンナ」
魔王「黙れぇ!!」
ロボ「行ってシマッタ……余程ショックだったのでしょうカ」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:04:28.56 ID:WIP94NvM0
ロボ「魔王のプライドをいたずらに傷付けてシマッタ……ああ、ワタシは酷いロボットデス」
マール「おーい!」
ロボ「オヤ?」
マール「ロボー! 何してるのー?」
ロボ「マールですカ。いや、さっきまで魔王と練習で戦ってたのデスガ……」
マール「えっ? 魔王ならさっき、泣きそうな顔しながら城の向こうへ飛び去ってったけど……」
ロボ「そうデスカ……早く帰って来てくれるといいデスネ」
マール「どうしてまた戦ったりしたの?」
ロボ「実はルッカが新しい武器を作ってくれたのデスヨ」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:08:52.06 ID:WIP94NvM0
マール「えっ本当? 見せて見せて!!」
ロボ「フフフ……ルッカがワタシにプレゼントしてくれたのデス」
マール「わあー、あなた達って本当に仲が良いのね!」
ロボ「ワタシとルッカの仲デスカラ……これデス!」ジャキィィーン
マール「っ!?」
ロボ「フフフ、ルッカに後でお礼を言わなくてハ……こんなに素晴らしいモノをプレゼントしてくれたのデスカラ」
マール「こ、これって……ロボ……!?」
ロボ「ジュウブン実戦で使えるモノですヨ」
マール「じ、実践!?」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:16:26.65 ID:WIP94NvM0
ロボ「ええ……実戦でネ」
マール(ど、どういうこと!? ルッカからプレゼントされたって……まさか……!)
マール(ルッカとロボって……そんな関係にまで発展してたなんて……!!)
ロボ「早くこれを使ってみたいデスヨ……」
マール「そっ……そんなこと、人前で言うことじゃないよロボ!!」
ロボ「どうしまシタ? 顔が真っ赤デスヨ?」
マール「と、ともかくっ! それは人前に出すようなもんじゃありませんっ!」
ロボ「??? 物騒だからという意味デスカ?」
マール「あー……なんかショックだよ、ルッカとロボがそこまで行ってたなんてね」
ロボ「???」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:26:17.42 ID:WIP94NvM0
マール(私とクロノだってそこまで行ってないのに……いや、普通のエッチさえしてないのに……)
ロボ「アノ、どういう意味デスカ」
マール「いい! 言わなくていいわ、全部分かったから……」
ロボ「???」
マール「この話は心の中に留めておくから……安心してちょうだい」
ロボ「ハァ……」
マール「……そうだ、これからみんなで集まってお茶しようと思ってたんだけど」
ロボ「オオ! それはいいデスネ」
マール「先に村に行ってるから!!(ルッカに問いただしてやるんだからっ)」
ロボ「ちょ、ちょっト……」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:31:52.84 ID:WIP94NvM0
◇ ◇ ◇
ルッカ「無い! どうしよう……探しても見つからないよぉ……」
ルッカ「どこ行っちゃったんだろう……」
エイラ「ルッカ! 起きたか」ガチャッ
カエル「おお元気になったなぁ」
ルッカ「エイラ……カエル……」
カエル「もう体調は全快か?」
ルッカ「う、うん……ありがとね……」
エイラ「ロボ、喜んでた! ルッカ、嬉しい!!」
ルッカ「……え? どういう事?」
エイラ「? ロボの武器! エイラ、ロボに届けた!」
ルッカ「………………」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:36:16.48 ID:WIP94NvM0
ルッカ「うわああああああああああああああああ!!!」
エイラ「!?」
カエル「ちょっ、どうしたルッカ!? どこ行くんだ!?」
ルッカ(何でこんなことに……!! 最悪の事態だわ……!!)
エイラ「ルッカ、病みあがり!! 走る、ダメ!!」
ルッカ「うるさいっ!!」
ダダダダダダダ……
カエル「……どうしたんだあいつ?」
エイラ「??? エイラ、よく分からない」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:41:26.39 ID:WIP94NvM0
ルッカ(ロボに発信機を付けておいてよかったわ……!!)
ルッカ(今のロボの場所は……まずい、森から村へ向かってる!?)
ルッカ(あんなもん付けたまま往来を歩かれたら大変だわ!!)
ルッカ「はぁっ……はぁっ……急げ!! 急ぐのよルッカ!!」
ドシーン!!
ルッカ「きゃっ!」
クロノ「いてて……」
ルッカ「!? クロノ!?」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:46:38.80 ID:WIP94NvM0
クロノ「いってーな……って、なんだルッカか」
ルッカ「なな、なんでアンタがここに!?」
クロノ「なんでって……村に俺がいちゃいけないってのか」
ルッカ「ごめん、話してる暇は無いの!!またあとで!!」
クロノ「おい待てって……マールがみんなでお茶会しようって言ってたぞー」
クロノ「……聞いてねーな」
ルッカ「はっ……はっ……」
ルッカ(ついさっきまでクロノのこと考えてオナニーしてたのに……いきなり顔合わせたらそりゃ戸惑うっての!)
ルッカ「はぁっ……はぁっ……急げっ……」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:50:59.42 ID:WIP94NvM0
マール「ああー!! ルッカいたー!」
ルッカ「マール!?」
マール「ちょっと、いろいろと聞きたい事がたくさんあるんだけどー!!」
ルッカ「今それどころじゃないの!!」
マール「ええー」
ルッカ「またあとでー!!」ダダダダダダ……
マール「何よもうー」
クロノ「はぁ……はぁ……あいつ意外に足速いな」
マール「クロノ!」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:54:39.78 ID:WIP94NvM0
クロノ「お茶会だから集まれっつったのに、全く……」
マール「そうね……クロノ、ルッカ連れ戻して来てくれない?」
クロノ「ええー……」
マール「私はあっちで準備とかしないといけないから、お願いっ」
クロノ「しょうがねえなぁ」
マール(気になるけど、後でのお楽しみという事で……たくさん聞かせてもらおうっと)
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:58:51.67 ID:WIP94NvM0
ロボ「サテ……一人でここにいるのもあれデスシ、そろそろ帰りますカネ」
ドドドドドドド……
ロボ「……ン?」
ルッカ「ロボぉぉぉぉぉ!!!」ドドドドドドド
ロボ「!? ルッカ!?」
ルッカ「あんたぁ!!なんてもんを、なんてもんを腕に付けてんだぁぁぁ!!!」
ロボ「エエッ!? ちょ、ナニ!? 何の事デスカ!?」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:03:20.47 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ「外しなさいっ!!今すぐ外しなさいっ!!」
ロボ「イテテテテ!! そんな、いきなり何を言うのデスカ!!」
ルッカ「これが何だかアンタ分かってんの!?」
ロボ「新しい武器じゃないんデスカ!?」
ルッカ「武器なわけあるか!! こんなもん振り回してたら変態だっての!!」
ロボ「……??? よく分からナイ。何かワタシのメモリーと食い違っているようデスネ」
ルッカ「とにかくっ……これは私が預かるから……」
クロノ「……ルッカ、お前……何持ってんだ?」
ルッカ「!!??」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:07:09.10 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ「いやあああああああああああああああああ―――!!」
クロノ「ちょっ……何を、何してんだルッカ!?」
ロボ「ゲートホルダー!?」
ブゥゥゥー……ン
クロノ「おい……何を」
ルッカ「捨ててやるこんなもんー!!!」
ロボ「アア!! ワタシの武器……!!」
ルッカ「消えちまえー!!!」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:12:18.32 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ「はぁっ……はぁっ……」
クロノ「……あのー……ルッカさん?」
ルッカ「…………」
クロノ「ワームホールん中に何か捨てましたよね……? もしもーし?」
ルッカ「何も見てないわね?」
クロノ「は?」
ルッカ「アンタは何も見てないわね……? 私は始めから、何も持っていなかったし……何も捨ててないわよね……?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
クロノ(うっ……これは、逆らったら……殺される……っ!!)
クロノ「…………わかった、わかりました」
ルッカ「……」
ロボ「アア……勿体ないデス……」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:16:21.01 ID:ZFPQ9jLO0
こうしてルッカのバイブは時を越えて、遥かなる時空の彼方へと消え去ったのです
ジャキ「なんだろうこれ……」
ジャキ「うわっ……面白い」ヴヴヴヴヴヴヴ
サラ「!? ちょっ……なんてもので遊んでるんですか!!」
<終>
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:20:55.28 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ大好きなので書いた。反省はしていない
途中で言われてたけど、クロノの口調は反省会エンドを参考
こんなにアホなSSを読んでくれてありがとう
ガチャッ
ルッカ「はぁ……はぁっ……びっくりした」
ルッカ「ロボでよかった……他の人だったら、バレてたかもしれないわ……」
ルッカ(こんな大層なバイブでオナニーしてたなんて……知られたらもう生きてけないもの)
ルッカ(……戸締りを忘れてたなんて……抜かったわね)
ルッカ「……」
ルッカ「続き……しよっかな」カチッ
ルッカ「……んっ」ヴヴヴヴヴヴ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:46:18.27 ID:WIP94NvM0
ロボ(明らかに何か隠していまシタ……一体なにがあったのでショウ?)
ロボ(もしかしタラ……人に言えない程の酷い病気を患ってしまったトカ……!)
カエル「よう、どうしたロボ」
ロボ「カエルサン……」
カエル「何か悩み事でもあるのか? ボーっとしてて」
ロボ「実はルッカが……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:51:37.84 ID:WIP94NvM0
カエル「ほう……」
ロボ「病気なのかもしれまセン……心配デス」
カエル「ああ、それは心配だな……どれ、俺が聞いてきてやろうか」
ロボ「いや……ワタシにでさえ言ってくれなかったのデスから、他の人もきっと」
カエル「そういうのって親しすぎると返って言いづらくなっちまうもんだぜ?」
ロボ「そうでしょうカ……」
カエル「俺が聞いてきてやるよ」
ロボ「ありがトウございマス……」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:56:57.58 ID:WIP94NvM0
ルッカ「はぁっ……あっ、んぁ……!」ヴヴヴヴヴヴ
ルッカ「クロノっ……! あっ……イクっ……」ヴヴヴヴヴヴ
ルッカ「んんっ……!!」
カエル「おーいルッカ?」ドンドン
ルッカ「!?(この声は……カエル!?)」
カエル「入ってもいいかー?」
ルッカ「い、今はちょっと……後にしてくれる?」
カエル「そうか?」
ルッカ(なんで今日はこんなに人が来るのよ……!)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:01:19.39 ID:WIP94NvM0
カエル「まったく……どうしたってんだ?」
エイラ「カエル!」
カエル「うわっ!! びっくりした……エイラか」
エイラ「どうした! 何か、考えごとか?」
カエル「そうだな……実はかくかくしかじか」
エイラ「!? ルッカが、元気ない!?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:04:41.44 ID:WIP94NvM0
カエル「見に行ったんだが……部屋にも入れてくれなくてさ」
エイラ「エイラ、お見舞いに行く!!」
カエル「えっ?」
エイラ「栄養のあるもの、いっぱい持っていく!」
カエル「おい、ちょっ」
ドドドドド……
カエル「行っちまった……やれやれ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:08:39.41 ID:WIP94NvM0
ルッカ「ふぅ……このバイブ最高ね……買ってよかったわ」
ルッカ「改造すればもっとすごくなるかも……」
ルッカ「……うふふ」ドキドキ
エイラ「ルッカ!!!」バターン!
ルッカ「!?」
エイラ「大丈夫か!? これ食って治せ!!」
ルッカ「ちょ……なんで、エイラ!?」
エイラ「んっ? それなんだ?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:13:03.71 ID:WIP94NvM0
ルッカ「うわああっ……!! こ、これは」
エイラ「??? また新しく、何か作ったのか??」
ルッカ「…………」
ルッカ(そうだわ……このまま上手く誤魔化せば、どうってことない)
ルッカ(エイラなんて余裕でだませるもの……!)
エイラ「なんだこれ?? 武器か?」
ヴイイイイン
エイラ「!? 動いた!?」
ルッカ「ちょっ……勝手にスイッチ入れないで!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:17:07.22 ID:WIP94NvM0
エイラ「すごい! すごい武器だ!!」
ルッカ「……そう。これは新しい……武器よ」
エイラ「ロボ用か!?」
ルッカ「え?」
エイラ「形的に、ロボが腕につける武器だろう!? そうだろう!!」
ルッカ「そ、そうね。ロボの新しい武器を開発したのよ」
エイラ「ちょっとチンチンに似てるな!!」
ルッカ「な!? エイラっ……何を言うのよっ!」
エイラ「あははは!! ルッカ、顔まっか!!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:21:47.88 ID:WIP94NvM0
ルッカ(よかった……なんとかなりそうね)ドキドキドキ
エイラ「ルッカ、体調悪いって聞いた」
ルッカ「え?」
エイラ「きっと、ずっとこれ作ってたから、体調悪くしたに違いない!」
ルッカ「え……ええ、そう……ね(適当に合わせておいた方がいいかな)」
エイラ「これ食え! フルーツに、酒! いっぱい持ってきた!!」
ルッカ「わぁ! ありがとう!」
エイラ「たくさん食べて、元気出せ!」
ルッカ(なんか変な事になっちゃったけど、まあいっか)
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:29:07.61 ID:WIP94NvM0
◇ ◇ ◇
エイラ「あははは! ルッカもなかなか、いける口だな!」
ルッカ「それでねぇ、もうクロノったらサイッテー! わらしの事なんて何にも考えてらいんだからぁ」
エイラ「ルッカはクロノのこと好きなのか!?」
ルッカ「ふえっ!? べ、べつに、なんれあたしがアイツなんか……」
エイラ「あははは! 照れるな照れるな!」
ルッカ「もう……酷いわよぉ」
エイラ「もっと飲め!!」
ルッカ「ううっ……」グビグビグビ
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:57:51.20 ID:WIP94NvM0
>>41訂正
×「ルッカはクロノのこと~ ○「ルッカはクロのこと~
呼び方とか若干うろ覚え 突っ込みどころあってもスルーしてください
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:00:18.53 ID:WIP94NvM0
ルッカ「エイラはとんでもないわね……潰れる兆しなんて全然無いわぁ……」
エイラ「うん! エイラは鍛え方が違うからな!」
ルッカ「あらしもうダメ……のめらい……」
エイラ「あははは! でろでろだー」
ルッカ「…………」
エイラ「ルッカ?」
ルッカ「すー……すー……」
エイラ「寝ちゃった」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:02:54.84 ID:WIP94NvM0
エイラ「思ってたよりルッカ元気そう。よかったよかった」
エイラ「……そうだ」
エイラ「これ、ロボに届けてやろう! ルッカはここで寝てろ!」
ルッカ「すー……すー……」
エイラ「新しい武器! ロボ、きっと喜ぶ!」
ドドドドドドド……
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:08:08.67 ID:WIP94NvM0
ロボ「はぁ……」
エイラ「ロボー!!」
ロボ「エイラサン! どうしまシタ?」
エイラ「ルッカが、ロボの新しい武器作った!」
ロボ「えっ……ルッカが?」
エイラ「ルッカ、きっと夜なべして作った! だから元気無かったと思う!」
ロボ「そうだったのデスか……なんてありガタイ話なんでショウ……」
エイラ「ロボ、ルッカに感謝する!」
ロボ「ううっ……アイセンサーからオイルが」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:12:58.72 ID:WIP94NvM0
エイラ「これ!」
ロボ「おお……これは」
エイラ「エイラ、機械はよく分からん! ロボにまかせる!」
ロボ「なかなか変わった武器ですネ……トリッキーな形をしていマス」
エイラ「装備してみて!」
ロボ「わかりまシタ……よいしょ」
ガシィィィン!!
ロボ「オオ!!」
エイラ「かっこいい!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:16:19.80 ID:WIP94NvM0
ロボ「すばらシイ。さっそく実戦で試してみたいデスね」
エイラ「そうだな!」
ロボ「ルッカ……ワタシにこんなプレゼントをしてくれるなんて」
エイラ「ロボは幸せものだな!!」
ロボは『バイブアーム』を手に入れた!!
デレッデレッ デレッデレッ デッデッ♪ (アイテム入手音)
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:21:00.48 ID:WIP94NvM0
ルッカ「……ぅ……ん」
ルッカ「寝ちゃってたのかしら……ん……頭痛い」
ルッカ「エイラが来て……お酒飲んでたのよね」
ルッカ「その前は…………そうだ、バイブを見つけられそうになって……」
ルッカ「……!? あれ……? どこいったの……? 私のバイブ!!」
ルッカ「まさか……寝てた時誰かに持ち出された……!?」
ルッカ「……考えすぎかしら」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:26:54.67 ID:WIP94NvM0
ロボ「~♪」
カエル「ようロボ、ルッカは……」
ロボ「カエルサン! ルッカは大丈夫デス。ワタシ用の武器を作っていただけデ……」
カエル「そうだったのか……泣かせるじゃねえか」
ロボ「見て下サイ! この新武器ヲ!」ジャキィィーン
カエル「おおっ……」
カエル(……気のせいだよな? 何か形が……随分とアレだが)
ロボ「これから外へ出テ、モンスター相手に実戦してきマス!」
カエル「そ、そうか。頑張れな……」
ロボ「~♪」
カエル(……どう見ても、アレなおもちゃだよなぁ……)
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:32:39.45 ID:WIP94NvM0
【ガルディアの森】
ロボ「モンスターあまりいないデスネ……」
ロボ「せっかく実戦しにきたとイウのに……」
ロボ「……ン?」
魔王「……なんだ、貴様か」
ロボ「魔王……」
魔王「ふん、一人で静かに修行していたいのだがな」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:36:24.52 ID:WIP94NvM0
ロボ「修行デスカ……偉いですネ」
魔王「ここいらの雑魚はとうに俺が倒したさ……他を当たれ」
ロボ「わかりまシタ……」
ロボ「……」
ロボ(イヤ……よく考えたら、雑魚を相手に実戦するのもつまらナイ。強い人と戦った方が身のためになるのデハ……?)
魔王「どうした、さっさとここから去れ」
ロボ「……魔王、ワタシと一戦、勝負してくれまセンか?」
魔王「何……?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:40:35.03 ID:WIP94NvM0
ロボ「実はかくかくしかじか……」
魔王「ほう……新しい武器の実戦か」
ロボ「ハイ。練習と言ってはナンですガ」
魔王「俺を実験台にしようと言うのか」
ロボ「別に、そんなつもりデハ」
魔王「ふん……本気か貴様? 俺はそんなに甘くないぞ……」
ロボ「本気でかかってキテ結構デスヨ!」
魔王「舐められたものだな……行くぞ!!」
ロボ「ヨシ! 戦闘モードオン!!」ジャキィィーン
魔王「!!?」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:45:59.49 ID:WIP94NvM0
魔王(あれが新しい武器だと!? ふざけるな! どう見ても大人用玩具ではないか!)
ロボ「隙を見せましたネ!!」
魔王「はっ!?」
ロボ「ロケットパーンチ!!」ボグゥ
魔王「ぐはッ……!」
ロボ「どうしまシタ……動きが随分と鈍いデスヨ!」
魔王(バイブで殴られるなんて……こんな屈辱、初めてだ……!!)
魔王「貴様……!! 死にたいようだな……!!」
ロボ「そうこなくっチャ!」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:51:16.67 ID:WIP94NvM0
魔王「はぁ……はぁ……」
ロボ「流石、魔王デスネ……強いデス」
魔王(俺は回復技を持っていないんだ……こういう長期戦は苦手なのに……!)
ロボ「ヒールビーム」キラリーン
魔王「糞っ……」
ロボ「とどめデス!! マシンガンパーンチ!!」ドドドドドドド
魔王「うああああああああ!!!」
ロボ「ふぅ……」
魔王「……」ビクン ビクンッ
ロボ「回復技がある差と言ったところでショウか……今回はワタシの勝ちデスネ」
魔王(バイブに負けてしまった……死にたい……)
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:58:54.27 ID:WIP94NvM0
ロボ「これは中々強いデスネ!」
魔王「…………」
ロボ「オヤ? どちらへ行くのデスカ?」
魔王「修行のやり直しだ……少し旅に出てくる」
ロボ「そんな! 待って下サイ、いきなりソンナ」
魔王「黙れぇ!!」
ロボ「行ってシマッタ……余程ショックだったのでしょうカ」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:04:28.56 ID:WIP94NvM0
ロボ「魔王のプライドをいたずらに傷付けてシマッタ……ああ、ワタシは酷いロボットデス」
マール「おーい!」
ロボ「オヤ?」
マール「ロボー! 何してるのー?」
ロボ「マールですカ。いや、さっきまで魔王と練習で戦ってたのデスガ……」
マール「えっ? 魔王ならさっき、泣きそうな顔しながら城の向こうへ飛び去ってったけど……」
ロボ「そうデスカ……早く帰って来てくれるといいデスネ」
マール「どうしてまた戦ったりしたの?」
ロボ「実はルッカが新しい武器を作ってくれたのデスヨ」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:08:52.06 ID:WIP94NvM0
マール「えっ本当? 見せて見せて!!」
ロボ「フフフ……ルッカがワタシにプレゼントしてくれたのデス」
マール「わあー、あなた達って本当に仲が良いのね!」
ロボ「ワタシとルッカの仲デスカラ……これデス!」ジャキィィーン
マール「っ!?」
ロボ「フフフ、ルッカに後でお礼を言わなくてハ……こんなに素晴らしいモノをプレゼントしてくれたのデスカラ」
マール「こ、これって……ロボ……!?」
ロボ「ジュウブン実戦で使えるモノですヨ」
マール「じ、実践!?」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:16:26.65 ID:WIP94NvM0
ロボ「ええ……実戦でネ」
マール(ど、どういうこと!? ルッカからプレゼントされたって……まさか……!)
マール(ルッカとロボって……そんな関係にまで発展してたなんて……!!)
ロボ「早くこれを使ってみたいデスヨ……」
マール「そっ……そんなこと、人前で言うことじゃないよロボ!!」
ロボ「どうしまシタ? 顔が真っ赤デスヨ?」
マール「と、ともかくっ! それは人前に出すようなもんじゃありませんっ!」
ロボ「??? 物騒だからという意味デスカ?」
マール「あー……なんかショックだよ、ルッカとロボがそこまで行ってたなんてね」
ロボ「???」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:26:17.42 ID:WIP94NvM0
マール(私とクロノだってそこまで行ってないのに……いや、普通のエッチさえしてないのに……)
ロボ「アノ、どういう意味デスカ」
マール「いい! 言わなくていいわ、全部分かったから……」
ロボ「???」
マール「この話は心の中に留めておくから……安心してちょうだい」
ロボ「ハァ……」
マール「……そうだ、これからみんなで集まってお茶しようと思ってたんだけど」
ロボ「オオ! それはいいデスネ」
マール「先に村に行ってるから!!(ルッカに問いただしてやるんだからっ)」
ロボ「ちょ、ちょっト……」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:31:52.84 ID:WIP94NvM0
◇ ◇ ◇
ルッカ「無い! どうしよう……探しても見つからないよぉ……」
ルッカ「どこ行っちゃったんだろう……」
エイラ「ルッカ! 起きたか」ガチャッ
カエル「おお元気になったなぁ」
ルッカ「エイラ……カエル……」
カエル「もう体調は全快か?」
ルッカ「う、うん……ありがとね……」
エイラ「ロボ、喜んでた! ルッカ、嬉しい!!」
ルッカ「……え? どういう事?」
エイラ「? ロボの武器! エイラ、ロボに届けた!」
ルッカ「………………」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:36:16.48 ID:WIP94NvM0
ルッカ「うわああああああああああああああああ!!!」
エイラ「!?」
カエル「ちょっ、どうしたルッカ!? どこ行くんだ!?」
ルッカ(何でこんなことに……!! 最悪の事態だわ……!!)
エイラ「ルッカ、病みあがり!! 走る、ダメ!!」
ルッカ「うるさいっ!!」
ダダダダダダダ……
カエル「……どうしたんだあいつ?」
エイラ「??? エイラ、よく分からない」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:41:26.39 ID:WIP94NvM0
ルッカ(ロボに発信機を付けておいてよかったわ……!!)
ルッカ(今のロボの場所は……まずい、森から村へ向かってる!?)
ルッカ(あんなもん付けたまま往来を歩かれたら大変だわ!!)
ルッカ「はぁっ……はぁっ……急げ!! 急ぐのよルッカ!!」
ドシーン!!
ルッカ「きゃっ!」
クロノ「いてて……」
ルッカ「!? クロノ!?」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:46:38.80 ID:WIP94NvM0
クロノ「いってーな……って、なんだルッカか」
ルッカ「なな、なんでアンタがここに!?」
クロノ「なんでって……村に俺がいちゃいけないってのか」
ルッカ「ごめん、話してる暇は無いの!!またあとで!!」
クロノ「おい待てって……マールがみんなでお茶会しようって言ってたぞー」
クロノ「……聞いてねーな」
ルッカ「はっ……はっ……」
ルッカ(ついさっきまでクロノのこと考えてオナニーしてたのに……いきなり顔合わせたらそりゃ戸惑うっての!)
ルッカ「はぁっ……はぁっ……急げっ……」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:50:59.42 ID:WIP94NvM0
マール「ああー!! ルッカいたー!」
ルッカ「マール!?」
マール「ちょっと、いろいろと聞きたい事がたくさんあるんだけどー!!」
ルッカ「今それどころじゃないの!!」
マール「ええー」
ルッカ「またあとでー!!」ダダダダダダ……
マール「何よもうー」
クロノ「はぁ……はぁ……あいつ意外に足速いな」
マール「クロノ!」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:54:39.78 ID:WIP94NvM0
クロノ「お茶会だから集まれっつったのに、全く……」
マール「そうね……クロノ、ルッカ連れ戻して来てくれない?」
クロノ「ええー……」
マール「私はあっちで準備とかしないといけないから、お願いっ」
クロノ「しょうがねえなぁ」
マール(気になるけど、後でのお楽しみという事で……たくさん聞かせてもらおうっと)
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:58:51.67 ID:WIP94NvM0
ロボ「サテ……一人でここにいるのもあれデスシ、そろそろ帰りますカネ」
ドドドドドドド……
ロボ「……ン?」
ルッカ「ロボぉぉぉぉぉ!!!」ドドドドドドド
ロボ「!? ルッカ!?」
ルッカ「あんたぁ!!なんてもんを、なんてもんを腕に付けてんだぁぁぁ!!!」
ロボ「エエッ!? ちょ、ナニ!? 何の事デスカ!?」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:03:20.47 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ「外しなさいっ!!今すぐ外しなさいっ!!」
ロボ「イテテテテ!! そんな、いきなり何を言うのデスカ!!」
ルッカ「これが何だかアンタ分かってんの!?」
ロボ「新しい武器じゃないんデスカ!?」
ルッカ「武器なわけあるか!! こんなもん振り回してたら変態だっての!!」
ロボ「……??? よく分からナイ。何かワタシのメモリーと食い違っているようデスネ」
ルッカ「とにかくっ……これは私が預かるから……」
クロノ「……ルッカ、お前……何持ってんだ?」
ルッカ「!!??」
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:07:09.10 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ「いやあああああああああああああああああ―――!!」
クロノ「ちょっ……何を、何してんだルッカ!?」
ロボ「ゲートホルダー!?」
ブゥゥゥー……ン
クロノ「おい……何を」
ルッカ「捨ててやるこんなもんー!!!」
ロボ「アア!! ワタシの武器……!!」
ルッカ「消えちまえー!!!」
158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:12:18.32 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ「はぁっ……はぁっ……」
クロノ「……あのー……ルッカさん?」
ルッカ「…………」
クロノ「ワームホールん中に何か捨てましたよね……? もしもーし?」
ルッカ「何も見てないわね?」
クロノ「は?」
ルッカ「アンタは何も見てないわね……? 私は始めから、何も持っていなかったし……何も捨ててないわよね……?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
クロノ(うっ……これは、逆らったら……殺される……っ!!)
クロノ「…………わかった、わかりました」
ルッカ「……」
ロボ「アア……勿体ないデス……」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:16:21.01 ID:ZFPQ9jLO0
こうしてルッカのバイブは時を越えて、遥かなる時空の彼方へと消え去ったのです
ジャキ「なんだろうこれ……」
ジャキ「うわっ……面白い」ヴヴヴヴヴヴヴ
サラ「!? ちょっ……なんてもので遊んでるんですか!!」
<終>
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:20:55.28 ID:ZFPQ9jLO0
ルッカ大好きなので書いた。反省はしていない
途中で言われてたけど、クロノの口調は反省会エンドを参考
こんなにアホなSSを読んでくれてありがとう
<<後輩女「大好きですっ!! 先輩っ!!!」 | ホーム | ( ^ω^)ブーンは誤字を待つようです>>
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