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禁書「……『幻想物語』?」5

648 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 1/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:21:13.02 ID:6toG6lY0 [2/10]

上条「前回の騒ぎから一週間、いろいろ大変だったけど上条さんは元気です」

上条「竜王の竜ちゃんも言うこと聞いてくれるから、ちょっとしたペット感覚です。
   普段は腕に擬態してくれるんですよ」

上条「幻の超能力者第八位とか噂が大きくなったけど、上条さんは大丈夫です」



一方「誰に話しかけてンだよ、三下?」

上条「一方通行! この間は世話になったな」

一方「……俺はただ、オマエをぶん殴っただけだ。 感謝されるいわれはねェよ……」

一方「それより、もう大丈夫なのか?」

上条「みんなには心配かけて悪かったと思う。 もう我を忘れて暴れたりしないよ。 俺には、
   支えてくれる竜ちゃんとお前たちがいるからな」

竜王「がうがう!」

一方「……三下」ニッ

通行人A「お前! 『竜王を宿す者』じゃないか!」

通行人B「なんだと! あの第一位すら下した幻の超能力者の!?」

通行人C「『雷の神に祝福されし皇女』や『魔術を司りし巫女』、さらには『銀髪灼眼の討ち手』
    すら手篭めにしたっていうやつ?」

通行人D「カッコイイ! サイン下さい!!」

上条「」

一方「うっとォしいヤツラだ……三下?」

上条「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

竜王「がぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

一方「三下ァァァァァァァァァ!?」

A B C D「「「「ヒィィィィィィィィィ!」」」」



649 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 2/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:21:46.42 ID:6toG6lY0 [3/10]


上条「ごめんなさい」

一方「面倒かけンじゃねェよ。 辛ェのは分かるが、ところ構わず暴れるのはよせ。
   大体、竜ちゃンはもう制御できるンじゃないンですかァ?」

上条「いや、我を忘れるとつい……スイマセン」

竜王「がぉぅ」シュン

一方「少しは冷静になれよォ。 ……オマエの強さはそンなもンじゃねェだろ」ボソ

上条「面目ないです。 あ、学校に遅刻するからもう行くな」タッタッタ

一方「……チッ」




小萌「上条ちゃん、からかっちゃってごめんなさい」

土御門「悪かったぜよ。 かみやん」

青ピ「堪忍してェな、かみやん」

吹寄「私も調子に乗りすぎた……すまない」

上条「みんな……もういいんだ。 謝ってくれて嬉しいよ」



650 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 3/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:22:37.65 ID:6toG6lY0 [4/10]

姫神「これで一件落着。 上条くん。 えらい」

青ピ「さっすが『竜王を宿す者』やな! 太っ腹やで!」ポン

上条「」

青ピ「?」



上条「キシャーーーーッ!!」

竜王「がぉーーーーっ!!」



「一体なんなんですかー!?」

「や、やめて! ボクなんておいしくないでっ……イヤーーーー!!」

「青ピが竜に食われたぜよー!!」

「上条くん……大胆。 ぽっ」

「や、やめろ貴様っ! 放せっ!!」

「大変だー! 姫神と吹寄が連れていかれるぞーっ!」

一方「三下ァァァァァ!!」ガシャーン





651 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 4/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:23:27.25 ID:6toG6lY0 [5/10]




上条「申し訳ありません」

一方「一言あの単語言われたくらいで暴走しないでくれませんかァ。 大丈夫大丈夫って全然
   ダメじゃねェか。 いっぺん入院して療養しますかァ?」

一方「ンで竜ちゃン。 オマエも三下と一緒に暴走すンな。 そういうときこそ三下を支えて
   やらなきゃだろォ」

竜王「がぉ」シュン

一方「おら青いの。 なァに人の心の傷抉るようなことしてくれるンですかァ。 冗談でも言
   っていいことと悪いことがあるって、小学校で習わなかったンですかァ?」

青ピ「ホンマ、申し開きもございません」

一方「謝る相手が違ェだろうが」

青ピ「かみやん、ホンマすまんかった」

上条「いや……俺もあのくらいのことで暴走しちまって……ごめん」

モブ「……やっぱ封印が」

一方「なンか言いましたかァ」ギロッ

モブ「……っ!」フルフル

一方「よーし、これで一件落着だァ。 オマエら、今日からあのことは忘れろよォ」

クラスメイト『ハーイ』

上条「みんな、一方通行……ありがとう」

竜王「がうがう」ニパー

美琴「アンタ、大丈夫!?」バン



652 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 5/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:24:06.95 ID:6toG6lY0 [6/10]

一方(やべェ、めンどくさいヤツが来た)

上条「御坂!? とうしてここに?」

美琴「竜ちゃんの光線が見えたから、何かあったと思って……」

美琴「だ、だからって、アンタのことが心配になった訳じゃぁ、ないんだけど」アセアセ

上条「わざわざ来てくれたのか。 ありがとな」

美琴「う……ど、どういたしまして///」

美琴(そんな……来るに決まっているでしょ。 私とアンタ、『雷の神に祝福されし皇女』
   と『竜王を宿す者』は恋人同士なんだし///)

美琴「……あら一方通行、いたの?」

一方「……ォォ」

美琴(コイツがアイツを助けてくれたのか。 ……でも待って)

美琴(確かネットの噂で、『竜王を宿す者』と『銀髪灼眼の討ち手』が付き合ってるってのが
   あったような)

美琴(一方通行って見た目男か女かわかんないし、最近アイツとよく一緒にいるのよね……)

美琴(そんなまさか。 あれはあくまでも噂であって、一方通行も男のはずだし……でも
   万が一ってことが……!)



653 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 6/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:24:39.81 ID:6toG6lY0 [7/10]

一方「三下、よく見たら血が出てるぞ」

上条「え、どこ?」

一方「額だよ。 髪で隠れてたのか。 こりゃァ傷は浅いな」ピト

美琴「! ダメッ『竜王を宿す者』の恋人は『雷の神に祝福されし皇女』なのよ!」

一方 上条「「!!」」

美琴「あ」

一方「何やってくれるンですかァァァ!? オリジナル!!」

上条「う、うぉぉ……っ」

子萌「みんな、避難するんですよー!」

竜王「がおーーーー!」



654 名前:禁書「……『幻想物語』?」5 7/7[] 投稿日:2010/12/18(土) 18:25:12.58 ID:6toG6lY0 [8/10]

一方「竜ちゃン!?」

美琴「竜ちゃんがアイツの体に巻きついて、頭に頬ずりを始めるなんて」

竜王「がーお、かーお」スリスリ

上条「あ……。 竜、ちゃん」

一方「三下ァ、正気を取り戻したのか!」

子萌「上条ちゃん、竜ちゃん……美しい友情なのですよぉ」グス

青ピ「あかん、こんなん反則やわぁ」グス

吹寄「くぅ、いい話じゃないか」グス

上条「みんな……俺、もう大丈夫だよ」

美琴「アンタ、おめでとう」

一方「オリジナル、オマエは後で説教だ」

美琴「」




土御門「……」

土御門(【『雷の神に祝福されし皇女』と『銀髪灼眼の討ち手』が『竜王を宿す者』をめぐって
    痴話喧嘩。 そこに竜王が美少女メイドになって光臨】っと)カコカコ

土御門(こんなもんかにゃー。 掲示板に書き込み完了っと)



655 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/18(土) 18:25:41.80 ID:6toG6lY0 [9/10]

以上です

今回は友情をテーマにしてみました

ありがとうございます

Tag : とあるSS総合スレ

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