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コイバナ

589 名前:コイバナ1/5[] 投稿日:2010/12/17(金) 22:49:44.93 ID:CGth0jM0 [2/7]
美琴「ねぇ、アンタやっぱりあのシスターの事好きなんでしょ」

ステイル「ブッ―――!! ゲッホ、ゴホ」

美琴「うわっ、きたな! 気をつけなさいよ」

あの子に会いに来た久しぶりの日本、
その前に公園のベンチで休憩していると
知り合いの知り合いに声をかけられた

適当に挨拶するだけのつもりが
唐突に核心を突かれて
呑んでいたお茶を吹き出してしまう

ステイル「君がおかしな事を言うからだろ」

美琴「別におかしくないでしょ。で、どうなのよ」

楽しそうに笑いながら
御坂美琴が言う

この年頃の女の子は
本当にこういう話が好きらしい

同年代だけど


590 名前:コイバナ2/5[] 投稿日:2010/12/17(金) 22:50:18.75 ID:CGth0jM0 [3/7]
ステイル「君には関係ないだろ」

美琴「いいじゃない、教えなさいよぉ」

ステイル「言いたくないね」

美琴「仕方ないわね、じゃ、あのシスターに聞いてこよ」

ステイル「だぁー!! ちょっと待つんだ!!」

御坂美琴が立ち上がって歩き出す
それを慌てて呼び止める

美琴「じゃ、教えなさいよ」

ステイル「……ああ、そうだよ。僕はインデックスが好きだ」

美琴「おっしゃぁ!! 思った通り!!」

本当にうれしそうにガッツポーズを取っている
他人の恋愛感情のどこが面白いのだろうか


591 名前:コイバナ3/5[] 投稿日:2010/12/17(金) 22:50:56.98 ID:CGth0jM0 [4/7]
ステイル「これで満足か」

美琴「ね、ね! 告白はしないの!」

ステイル「しない」

美琴「なんで? しちゃいなさいよ」

ステイル「良いだろ別に」

美琴「しちゃいなさいよー」

しつこく食い下がってくる
多分、こっちが根負けするまで
えんえんと繰り返すのだろう

ステイル「はぁ、しかたないな」

美琴「するの!」

ステイル「しない。僕は、あの子が笑っていればそれでいいんだ」

こんなところで何を語っているのだろうか
しかし、一度動き始めた口は止まらない

ステイル「隣にいるのが僕じゃなくても、僕は彼女の幸せの為に生きているんだ」


592 名前:コイバナ4/5[] 投稿日:2010/12/17(金) 22:51:47.27 ID:CGth0jM0 [5/7]
美琴「なるほどね、それも一つの愛の形ってヤツ?」

ステイル「そんなに大層なものじゃないさ」

美琴「でも、絶対にうまくいかないわよ、それ」

ステイル「は?」

美琴「その他なりにいる奴ってアイツ……、上条当麻よね」

ステイル「ああ、それが」

美琴「だったら無理」

ステイル「どうして?」


593 名前:コイバナ5/5[] 投稿日:2010/12/17(金) 22:52:26.26 ID:CGth0jM0 [6/7]
美琴「だって、あの子から私が寝取るもの、アイツを、上条当麻を!」

自信たっぷりの笑顔で
この街の頂点レベル5の一人
超電磁砲が断言する

美琴「ん、寝取るってこの用法であってたかしら……。ま、いっか」

ステイル「いや、よくないだろ」

美琴「ま、それは置いといて、アイツの隣じゃあの子が笑えなくなるなら、どうするの」

ステイル「……僕は」

美琴「あの子の幸せのために、アイツらの仲を応援するのなら止めない」

にやりと、不敵に笑いながら

美琴「アンタごと粉砕して、アイツをあの子から奪うだけ」

美琴は力強く言い切る

美琴「じゃあね。好きにしなさい」

言いたい事だけ言って
美琴は去ってしまう

ステイル「僕は……」

あの子の為
そう思って進んできた
でも今度は
どの選択肢を選ぼうか……




594 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/17(金) 22:53:45.57 ID:CGth0jM0 [7/7]
以上です

少数派かもしれませんがステイル×インデックス派です
自家発電です

お目汚し失礼しました

Tag : とあるSS総合スレ

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