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女騎士「この胸当ての下は 実はパットを詰めているんだ・・・」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 05:31:46.62 ID:fbx3h8wM0 [1/16]
女騎士「お、お前も胸は大きい方がいいのか」

男「あ? ど、どうしたんだ急に」

女騎士「い、いいからあっち向いたまま答えてくれ。お前は胸が大きいのと小さいのとではどちらが好みなのだ?」

男「ま、まぁ……大きい方がいいかもな……まぁ……」

女騎士「そ、そうか」

男(……うーん……こいつムネでけーからなー)

女騎士(し、死んでしまいたい!)


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 05:41:19.71 ID:fbx3h8wM0 [2/16]
女騎士「し、しかしあんまり大きいのも考えものだろう?」

男「なんで?」

女騎士「お、重くて肩も凝りやすくなるし……武器を振り回すときも邪魔になるし……」

男「そんなことで肩凝るほどヤワな鍛え方してないだろ? だいいち戦闘中は鎧着てるし」

女騎士「そ、それでも、邪魔になるかも、しれないじゃないか」

男「まぁお前が邪魔になるってのと俺の好みは別の話だけどな」

女騎士「や、やはり胸は大きい方がいいのか」

男「う、うるせーなーさっき答えただろ。ほら行くぞ」

女騎士「ま、待ってくれっ」

女騎士(待ってくれ……あと……5年くらい……)

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 06:04:34.91 ID:fbx3h8wM0
女騎士「なぁ女弓兵」

女弓兵「はい?」

女騎士「お前はどうしてそんなに胸が大きいのだ」

女弓兵「エッ! こっ、これは好きで大きくなったんじゃないんです」

女騎士「好きで大きくなりたい者もいるかもしれないではないか!」

女弓兵「あっ、はっ、はいっ、えっあれ? えっと」

女騎士「なにかこう、毎日習慣付けていることとか……胸をどうこうするとか」

女弓兵「と、特にはないですけど……けど」

女騎士「けどっ!?」

女弓兵「えっ、あ、あのその、女騎士さんはもうその、そんな心配いらないんじゃないですか」

女騎士「……。うむ。その通りだ。声を荒げてすまなかった。失礼する」

女弓兵「あっ、女騎士さん?」

女弓兵(……私も早く女騎士さんくらい大きくなりたいナー)

女騎士(あ、危なかった。バレてしまってはおしまいだ。全てがおしまいだ)

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 06:20:02.58 ID:fbx3h8wM0
男「どうした女弓兵? ケガか?」

女弓兵「あっ男さん。べ、別にケガとかじゃないです。ちょっと胸当てが……」

男「見せてみろ。ああ、弓を射るとき強く当たったのか」

女弓兵「は、はい。初歩的なミスなのに私ぼーっとしちゃって」

男「胸当て、外せるか。簡単に繕っておこう」

女弓兵「い、いえ大丈夫です、また新しいのに変えます」

男「それだと勿体ないだろう。いいからほら」

女弓兵「あ……じゃ、じゃあ、お願いします……」

女弓兵(はぁ……男さん、優しいなぁ……)

男(な、なんでこの隊の女の子はみんな胸が大きいんだ……)



女騎士(あっあれは男と女弓兵! うー)

女騎士(あっ)

女騎士(あっほらまたっ目が胸にいってる! ううう~)


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[眠い] 投稿日:2010/12/10(金) 06:30:48.42 ID:fbx3h8wM0
女騎士(5年どころではない……もはやなりふり構っていられないぞ……)

女騎士(し、しかし。胸を大きくする方法が分からない!)

女騎士(街の図書館にはそんな本は無かったし)

女騎士(さすがに誰かに打ち明けるしかないか……)

女騎士(しかし真摯にこの悩みを打ち明けられそうな相手なんて)

シスター「あら女騎士さん、こんなところで何を」

女騎士(あっ胸の大きさが貧乳水準のシスター! お産もこなせるシスターならっ)

女騎士「シスター、私はいま悩みがある!」

シスター「どうされました? 神と共に心のしがらみを取り払」

女騎士「早急に胸を大きくできないだろうか」

シスター「えっ?」

女騎士「実はこの胸、パットを詰めていたのだ」 ポロポロ

シスター「えっ? えっ??」

14 名前:おやすみ[] 投稿日:2010/12/10(金) 06:44:44.26 ID:fbx3h8wM0
シスター「――なるほど話は伺いました。その悩み、他ならぬわたくしこそ強く共感できましょう」

女騎士「そうかシスターも」

シスター「結論から言えば、胸を大きくできるかもしれない方法ならあります」

女騎士「そっ、その方法とは」

シスター「意中の殿方に胸を揉んでいただくのです」

女騎士「ぶほっは」

シスター「まだ未確認ですが、より女らしい体つきになれる何かが作用するそうですよ」

女騎士「ほ、他にっ! なにかその、他の方法は」

シスター「あるならわたくしがすでに飛びついています!!」

女騎士「す、すまない!」

シスター「し、失礼しました。とにかく、なるべく高い頻度で胸をマッサージしてもらうこと。いいですね」

女騎士「と、とりあえずは情報提供感謝する。では」

シスター「頑張ってくださいね。男さんは非常に競争率が高いですから」

女騎士「何」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 17:18:36.69 ID:fbx3h8wM0
そうか……お前ら……

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 18:20:46.93 ID:fbx3h8wM0
(シスター『意中の殿方に胸を揉んでいただくのです』)

女騎士(できるわけなかろうっ! それでは何のために胸を大きくするのか分からん)

女騎士(うう~パッドが恨めしい。この膨らみがそのまま我が肉になれば……)

女輸送兵「あっ女騎士ちゃんやっほー」

女騎士「誰だっ。輸送兵かっ」

輸送兵「この前こっそり届けたパッドはどうだい?」

女騎士「バッ馬鹿者、声が大きい……」

輸送兵「遅かれ早かれバレちゃうと思うけどねぇー」

女騎士「まさか吹聴して回ってはないだろうな」

輸送兵「ちゃんと約束は守るよ? あ怖いってその顔。にゃはは」

女騎士「ふん。元から胸が大きい奴にはこの悩みは分かるまい」

輸送兵「いやー弓兵ちゃんには負けるけどねー」

女騎士「どうすればそんなに大きくなる」

輸送兵「そりゃやっぱ揉んでもらったらいいにょ」

女騎士「にょっ!?」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 18:33:51.12 ID:fbx3h8wM0
女騎士「ど、どういうことだ」

輸送兵「だからーオトコの人にモミモミしてもらうの」

女騎士「馬鹿な。誰に?」

輸送兵「そっ、それは言えないよぉー」

女騎士「まさか男か!?」

輸送兵「ち、違……なんでそこで男さん?」

女騎士「い、いや例えばの話だ。別に隊長でも軍長でも構わんのだが」

輸送兵「いやいや上の人にそんなことやってもらうなんて。あでもありそうな話ダナー」

女騎士「はぐらかすな。誰に胸を揉んでもらったのだ」

輸送兵「だ、誰でもいーでしょー」

女騎士「そこを何とか! 頼む! そこを何とか! 私の卒倒がかかっているのだ!」

輸送兵「卒倒!?」

女騎士「騎士の名誉にかけて誰にも言わないからどうか教えてくれ!」

輸送兵「……うにゅー仕方ないなー。お得意さんだから特別だよ?」

女騎士「恩にきる。あ、あとパッドの替えもいつも通り頼む」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 18:45:46.96 ID:fbx3h8wM0
女騎士「結局相手は男性ではなかったという」

女衛生兵「あらいらっしゃい。今日はどこを怪我したのかしら」

女騎士「い、いや……強いて言うなら……我が魂……」

衛生兵「あら心の病? 珍しいわね。私でよければ相談に乗るわ」

女騎士「じ、実は輸送兵に話を聞いて」

衛生兵「あらあら。まさかあなたそれ以上胸を大きくしたいの?」

女騎士「ああいやこれは……その……」

衛生兵「?」

女騎士「こっ、こういうことだ!」 ぽろん ぽと

衛生兵「まぁ素敵なパッド」

女騎士「た、頼む。胸を大きくしてくれ」

衛生兵「ふふ……あなた結構固い性分だと思っていたけど、意外な一面もあるのね」

女騎士「い、いくらでも茶化してくれていいから、早く胸を大きくしてくれ」

衛生兵「あらずいぶん必死なのね」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 21:21:02.59 ID:fbx3h8wM0
衛生兵「それじゃあ肌着を脱いで」

女騎士「何」

衛生兵「マッサージしてあげるわ。輸送兵の子も毎日通い続けてああなったのよ」

女騎士「じ、直じゃなくても良かろう」

衛生兵「それだとあまり効果はないわ。身体をより女性に近づけるには素肌への刺激が一番なのよ」

女騎士「て、適当なことを言って好奇心を通そうとしているのだろう」

衛生兵「あら、嫌ならいいのよ。私もいつもヒマって訳じゃないし。ちょっぴり残念だけどね」

女騎士「むう……」

女騎士(誰にも見せたことのない私の貧しい胸……ここで晒していいものかどうか……)

衛生兵「そろそろ検診の時間だけど、どうするの?」

女騎士「わ、分かった、仕方なかろう、頼む」

衛生兵「そう♪」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 21:21:49.18 ID:fbx3h8wM0
衛生兵「では後ろ向きに座って」

女騎士「う、うむ」

衛生兵「じゃあ脱いで」

女騎士「う、うう。どうしてもか」

衛生兵「じゃあ試しに服の上からやってみる?」 もみ

女騎士「ひゃんっ! や、やめろおっ」

衛生兵「! あ、あなた」

衛生兵「本当に胸ないのね……」

女騎士「余計なお世話だ!」

衛生兵「これをどのくらい大きくしたいの?」

女騎士「え? えと……だいたい……弓兵の奴と同じぐらい……」

衛生兵「ああ、あの子も豊かよね。えっ、でもあなたそれだと10年はかかるわよ」

女騎士「10年!?」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 21:23:00.91 ID:fbx3h8wM0
女騎士「10年もかかるだと! それでは皆異動か退役した後だ!」

衛生兵「でもあなた、その年でまだ膨らみかけですもの。どうしても時間はかかるわ」

女騎士「どうしてこんなことに……」

衛生兵「鍛錬で養った筋力が胸部の成長を阻害していたのね。あと重い鎧で押さえつけられていたから」

女騎士「騎士の道を選んだがゆえに災いしたというのか。ああ、私は最初の一歩から誤っていたというのか……」

衛生兵「落ち着いて、まだ希望はあるわ。あなた、さっきの嬌声――感じやすいんでしょう?」

女騎士「感じる?」

衛生兵「胸に触ったとき、可愛い声あげてたじゃない」

女騎士「あ、あれは単にくすぐったかっただけで」

衛生兵「敏感ということは、それだけ女性としての素質が濃いということよ」

女騎士「つ、つまり?」

衛生兵「10年もかからないかもしれない。5年、うまくいけば3年で済むかも」

女騎士「3年……それでも長すぎるのだが……」

衛生兵「何もしないよりはマシよ。どうするの?」

女騎士「お前はただ私の胸を触りたいだけだろう!」 衛「そうよ」


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 22:28:46.53 ID:fbx3h8wM0
衛生兵「結局どうするの」

女騎士「ぐぐ」

衛生兵「胸を大きくしたい理由は聞かないけど、あなたにとって大事なことなのでしょう?」

女騎士「それは間違いないのだが……」

衛生兵「現状を打破したいとは思わないの? 考えているだけでは時間は過ぎていくわ」

女騎士「ぐぐぐ。胸を触りたいだけの分際で説得されてしまう……」

衛生兵「さ。腕を少し浮かせて。優しくしてあげる」

女騎士「こ、こら! 袖の下に手を入れるな!」

衛生兵「暴れないで。すぐ終わるから」 わきわき

女騎士「だ、だってこんな……ひゃうっ」 もにゅ

衛生兵「ふふ、可愛い声出しちゃって。あなたの身体好きよ、スベスベしてる」 さわさわ

女騎士「ひゃっ……や、やめっ……ふぅ……んん……」

バタン

男「すまん、衛生兵いるか?」

女騎士「 」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 23:51:15.19 ID:fbx3h8wM0
衛生兵「あらー男君どうしたの?」

男「きょ、今日の担当はお前か。演習で負傷者が出たから来てくれ」

衛生兵「分かったわ。すぐ支度するから待ってて」

男「ん、女騎士もいるのか。お前もどこか怪我をしたのか」

女騎士「は……はわ……」

男「どうした? ちょっとこっち見せてみろ」

女騎士「やっやめろっ!」

男「? だ、大丈夫なのか」

女騎士「わわ私のことは構わなくていい。は、早く出て行ってくれ」

男「お、おう。くれぐれも無理はするなよ」

女騎士「そ、それこそ無理なのだが……」

男「?」

衛生兵「はーい準備できたわ。行きましょ、男君」 たゆん

男「あ。う。じゃ、じゃあまたな、女騎士」 バタン

女騎士「うむ。………………うう……私もあんな風に胸を気にされたい……」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 23:58:29.91 ID:fbx3h8wM0 [16/16]
女騎士「それにしても危なかった。パッドを付けてない胸を見られたら」

女騎士「危うく昇天するところだった」

女騎士「この特製パッドを」

女騎士「この」

女騎士「どこだっ!?」



男「ありがとう衛生兵、おかげで大事に至らなくて済んだ」

女槍兵「……ありがと」

衛生兵「大したケガじゃなかったから良かったけど、あまり無理しちゃだめよ」

男「だってさ。気をつけろよ、女槍兵」

女槍兵「うん……。あれ、せんせ、それなに?」

衛生兵「あらパッドね。さっき気づかない間に持ってきちゃったかしら」

男「パッド!?」

女槍兵「ぱっど……?」

衛生兵「あらまずいわね」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 00:10:15.10 ID:YcNjLOQR0 [1/12]
女槍兵「ぱっどってなぁに……?」

衛生兵「ふふ、あなたには必要ないものよ」

男「こ、こら、なんでそんなもの持ち歩いているんだ」

衛生兵「なにをそんなに焦っているの? これがそんなに恥ずかしいものかしら」

男「や、やめろ。早くしまえ」

衛生兵「あら赤くなっちゃって。どこか具合悪くなった?」

男「悪くない、もう用は済んだ。さっさと持ち場に戻れって」

衛生兵「パッドくらいで興奮しちゃってウブねぇ。可愛いわ」 にじり

男「は、離れろ色情魔!」

女槍兵「んっ」 ぐいっ

衛生兵「あら?」

女槍兵「だめ……男、嫌がってる……」

衛生兵「ふふ、ヤキモチ焼いちゃった? 冗談よ、ごめんなさいね」

男「い、いや俺と女槍兵は別にそんなんじゃ……」

女槍兵「…………」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 00:17:28.65 ID:YcNjLOQR0 [2/12]
しまった。自分がイメージしていたものは衛生兵じゃなくて軍医が正しいぽい
これから女衛生兵は軍医的位置づけで補完して

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 00:28:38.07 ID:YcNjLOQR0 [3/12]
女騎士「まずい……パッドがない……さては衛生兵の奴、もっていったな」

女騎士「なにか代わりになりそうなものは……だめだ、ここには医術の道具しかない」

女騎士「衛生兵が戻ってくるまでここで待つか……」

バタン

衛生兵「ただいまー」

女騎士「おお、早かったな、よくぞ帰ってきてくれた」

衛生兵「追い返されちゃったのよ。女槍兵ちゃんに」

女騎士「女槍兵? 怪我したというのは彼女か」

衛生兵「大したケガじゃなかったけど、男君って優しいわね。あれは女槍兵ちゃんじゃなくても惚れるわ」

女騎士「なっ…………くっ、パッド、パッドを早く渡せ!」

衛生兵「分かってるわよ。……あら? あらあら? ないわ」

女騎士「なんだと」

衛生兵「さっき悪ふざけしたときそのまま忘れてきちゃったのね。ごめんなさいね」

女騎士「わざとだ! 絶対わざとだろう! 何という仕打ち! 酷いではないか!」

衛生兵「あら、涙目のあなたも可愛いわねぇ」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 00:41:34.21 ID:YcNjLOQR0 [4/12]
女騎士(鎧でごまかしてはいるが……やはりパッドを付けていないと違和感が……)

女騎士(結局演習場には無かった……パッドはいずこに……)

女騎士(と、とりあえず宿舎に着くまでに誰にも会いませんように……)

女騎士「! あれはっ……」


男「もうホントに大丈夫なんだろ。平気なんだろ」

女槍兵「うん……」

男「な、ならそろそろ放してくれないか? こ、こんなとこ誰かに見られたら」

女槍兵「ん……もうちょっとだけ……」

男「こ、困ったな」

男(こ、この子最年少なのにやけに胸のボリュームあるんだよな……)


女騎士「な……な……」

女騎士(じ、時間がないっ。早くパッドを……パッドさえあれば……)


79 名前:おやすみ[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 02:23:47.49 ID:YcNjLOQR0 [5/12]
女騎士「つ、着いた。良かった誰もいないみたいだ……」

輸送兵「やほー」

女騎士「殺気!?」

輸送兵「きゃああっ」

女騎士「あっ……す、すまない。輸送兵だったか」

輸送兵「わ、私戦う人じゃないんだから気を付けてよ!」

女騎士「悪かった。パッドを失くして焦っていたのだ」

輸送兵「ええっ失くしちゃったの!?」

女騎士「う、うむ、すまない……」

輸送兵「あれ特注の余り在庫だからそうそう用意できないよ?」

女騎士「ぐぐ。困った……」

輸送兵「あ。衛生兵さんはどうだった?」

女騎士「ああ、お前はよくあの色情魔に付き合えたな」

輸送兵「えっ……気持ちよかったでしょ?」

女騎士「顔を赤らめるな!」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 20:50:53.51 ID:YcNjLOQR0 [6/12]
輸送兵「で、結局どうするの」

女騎士「一緒にパッドを探してもらおうか」

輸送兵「ええーやだよなんで私が。失くしたの自分じゃんかー」

女騎士「じゃ、じゃあ何か代わりになるようなものはないか」

輸送兵「ええー? バックラー(小手盾)でも付けておけば?」

女騎士「その手があったか!」

輸送兵「な、ないよ! 無理が通ったとしても爆乳になっちゃう」

女騎士「じゃあどうすればいいのだ。あまり時間ないのだ……」

輸送兵「なにをそんなに慌ててるの? 次の発注まで鎧で隠し通せばいーじゃん」

女騎士「い、いや、私じゃなくてだな。いや私なのだが、私自身のことは間接的な問題で……」

輸送兵「?」

女騎士「と、とにかく一刻も早く元のボリュームを取り戻さなければならん」

輸送兵「由緒正しき騎士様が必死に偽りのおっぱいを……」

女騎士「恥など最初にパッドを付けたときからとうに捨てている!」

輸送兵「『とうに捨てている』の使い方かっこ悪いよ……」


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 21:00:25.72 ID:YcNjLOQR0 [7/12]
女弓兵「シスター」

シスター「どうかしました?」

女弓兵「私決めました。男さんに想いを伝えます」

シスター「決心がついたのですね」

女弓兵「はい。男さんと一緒だと身体が熱くなって……胸がどきどきして……」

シスター「胸ですか……」

女弓兵「はい。あ、あの、嘘か本当か知りませんけど、男さん、胸の大きな人が好きらしいんです」

シスター「まぁ」

女弓兵「だ、だから私にもチャンスがあるかなって。えへへ」

シスター「いいえ、人の気持ちは外見では決まりませんよ。胸の大きさなどは関係ないのです」

女弓兵「あ、は、はいっ、そうですよね。あはは、何言ってんだろ私」

シスター「いいですか女弓兵さん。人の気持ちを決めるのは」

女弓兵「はい」

シスター「胸の大きさなどではないのです」

女弓兵「えっ? そ、それはさっきも聞きましたけど……」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 21:11:38.27 ID:YcNjLOQR0 [8/12]
――

輸送兵「だからさー。なんでそんなに胸を大きくする必要があるの?」

女騎士「う。それは。お、大きくしたほうが見栄えがいいからだ」

輸送兵「で。時間がないってのは?」

女騎士「そ。それは……」

輸送兵「それは!?」

女騎士「それはぁ……」

輸送兵「男さんが他の子とくっついちゃうから?」

女騎士「そうなのだ。えっ違!」

輸送兵「はー。そんなこったろーと思ったな」

女騎士「いいいやいやいや男は関係なくてだな。これはそのパッドがあればその」

輸送兵「無理して隠さなくてもいいよ。大体男さんを気にかけてるの最初からバレバレだし」

女騎士「違うっ違うのだ……気にかけてるというか……これはその……違う……」

輸送兵「ほんとに違う? 騎士の名に誓って?」

女騎士「うう……ち……違……ううー……。あっ、今のはその、違うとかではなくて……」  輸「」キュン

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 21:25:35.79 ID:YcNjLOQR0 [9/12]
輸送兵「女騎士ちゃんは、男さんのことが好きなんだね」

女騎士「す、好き?」

輸送兵「それが恋ってやつなのサ」

女騎士「これがあの? ど、どうすればいいのだ、教えてくれ」

輸送兵「え、いやどうしろって言われても……」

女騎士「私は騎士道と戦いのことしか分からないのだ。初めてなのだ、こんな気持ちは……」

輸送兵「わぁ顔赤くしてもじもじしちゃってー。女騎士ちゃんってばそんな表情もできるんだねー」

女騎士「いくらでも茶化してくれて構わない、た、頼む、どうすればいいのか教えてくれ」

輸送兵「どうするもこうするも、男さんに自分の気持ちを伝えたらいいと思うよ?」

女騎士「そっ! それは無理だ、きっと閉口されてしまう」

輸送兵「でも自分で動かないでモタモタしていたら、男さんは別の子と結ばれちゃうかもよ?」

女騎士「そっ、それも嫌だ……」

輸送兵「じゃあ行くしかないっしょ」

女騎士「だって…………む、胸が……胸がぁ……」

輸送兵「えっここで泣くの」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 21:42:15.71 ID:YcNjLOQR0 [10/12]
輸送兵「――『胸の大きい方が好き』ねー。男さんってばそんな好みが……」

女騎士「噂でそんなこと聞いて……でも私はこんなだったから……お前からパッドを買って……」

女騎士「そこで先日、本人に確かめてみたら……うわさはホントで……」

女騎士「この隊には素で胸の大きい女性が何人もいて……引け目を感じていて……」

女騎士「気がついたら皆が男を見ているのだ……男も皆の胸ばかり見てて……」

女騎士「ここに至って私はどうすればいいのだ……」

輸送兵「あのね、女騎士ちゃん。輜重しかできない私が言うのもなんだけどね」

輸送兵「戦う前から負けちゃったら、結局何も得られないよ?」

女騎士「戦う……?」

輸送兵「恋は先手必勝! 待つだけじゃダメ。他の女の子がその気になる前に行動しなきゃ!」

女騎士「それは……そうだろうが……」

輸送兵「分かったら行く!」

女騎士「い、今からか? ま、まだパッドが」

輸送兵「今から行くの! ほら! 今まで逃がしてきたチャンスがまた逃げちゃうよ!」

女騎士「パッドがぁ……」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 21:55:55.82 ID:YcNjLOQR0 [11/12]
――

女槍兵「せんせ」

衛生兵「あらっ、どうしたの? 怪我の具合が悪くなったかしら?」

女槍兵「んーん……そうじゃなくて」

衛生兵「なぁに?」

女槍兵「せんせは、あの人のこと、好き?」

衛生兵「ああ、男君のこと? もちろん好きよ」

女槍兵「!」

衛生兵「でもあなたのことも好き。私はこの隊にいる皆が好き」

女槍兵「えっ……」

衛生兵「別におかしいことじゃないのよ。皆を愛さなくて、どうして心のこもった治療ができるのかしら」

女槍兵「ん……」

衛生兵「納得いった?」

女槍兵「んーん……」

衛生兵「あら?」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/11(土) 22:06:30.36 ID:YcNjLOQR0 [12/12]
衛生兵「つまりあなたは、どんな形であれ『男君のことが好き』という部分が気に障っちゃうわけね」

女槍兵「…………うん……」

衛生兵「確かあなたは、男君を生き別れた兄さんに見立てているのよね」

女槍兵「うん……昔と……おんなじにおいがする……」

衛生兵「だから男君に近づく女性は誰であれ、強い抵抗を示すのね」

女槍兵「…………うん……」

衛生兵「でもそれじゃあはっきり言って男君にも迷惑よ」

女槍兵「えっ!」

衛生兵「だってあなたまだ男君に自分の気持ちを伝えてないのでしょう?」

女槍兵「えっ……」

衛生兵「ちゃんとそばにいたいです、ずっと一緒にいたいです、て伝えなきゃ」

女槍兵「そ、それは……」

衛生兵「じゃないとただのお節介になっちゃうわ。そういうことは一度きちんと区切りをつけるべきよ」

女槍兵「ん……んんー……」 もじもじ

衛生兵(やだこの子可愛いわね。揉ませてくれないかしら)

116 名前:ねむい朝勤いやだ[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 00:30:40.01 ID:ylaTCYP20 [1/2]
女槍兵「……せんせ」

衛生兵「なに?」

女槍兵「ありがと」

衛生兵「どういたしまして。……そう、今から伝えに行くのね」

女槍兵「うん」

衛生兵「あなたは意志の強い子。その槍のように自分の想いを貫き通してね」

女槍兵「うん」

衛生兵「その胸のように大らかな気持ちを忘れずにね」

女槍兵「うん。うん……?」

衛生兵「この……胸のように」 もみ

女槍兵「やっ……せん……せ……!」

衛生兵「男君もこういうの好きなのよ? 良かったわね」 もみもみ

女槍兵「せんせ!」 どんっ

衛生兵「ごめんなさい、冗談よ。ふふ、続きは男君にしてもらってね」

女槍兵「うん。……エッ!?」

118 名前:無理して保守しなくていいんだよ![sage] 投稿日:2010/12/12(日) 00:46:41.32 ID:ylaTCYP20 [2/2]
女槍兵「じゃ、せんせ、また」

衛生兵「ええ。良い知らせを楽しみにしているわ」

女槍兵「うん。ありがと……じゃ……」 バタン

衛生兵「ふふ」

衛生兵(楽しみにするまでもないわ)

衛生兵(生き別れた兄と生き別れた妹)

衛生兵(あなたたちの絆は例えお互いを知らなくても、すでに強く結ばれたものなのよ)

衛生兵(……それにしても)

衛生兵(男君……どうしてあんなに魅力的なのかしら)

衛生兵(いつか独り占めして、存分に骨抜きにしてあげたかったわ)

衛生兵(これもある意味で恋になるのかしら)

衛生兵(もし、奇跡的に男君がフリーになるようなことがあれば、その時は)

衛生兵(頂いちゃおうかしら。ふふ)

衛生兵「うふふっ――」

――

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 16:38:42.29 ID:LPLIISFL0 [2/18]
自分用設定まとめ

男=普通の歩兵
女騎士=不器用鉄板
女弓兵=一途巨乳
シスター=相談役貧乳
女輸送兵=お調子者巨乳
女軍医(衛生兵)=好色熟女巨乳
女槍兵=ロリ妹巨乳

221 名前:>>118~[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 16:45:00.52 ID:LPLIISFL0 [3/18]
――

シスター「どうしても想いを伝えに行くのですか。それも今から」

女弓兵「はい。本物なんです、この気持ちは。もう抑えきれないくらいに……」

シスター「抑えきれないのはその想いだけですか?」

女弓兵「シ、シスター! 胸の話はもういいじゃないですかっ!」

シスター「男さんにいつも盗み見されている自慢の胸なのでしょう?」

女弓兵「も、もうっ、好きでこんなになったんじゃありませんっ」

シスター「神よ! あなたが創造した不平等な世の中に畏敬を禁じえません!」

女弓兵「シスター私もう行きますからねっ」

シスター「待ちなさい」

女弓兵「なんですかっ」

シスター「情愛の徒となったうら若き乙女に、良き縁あらんことを」

女弓兵「えっ」

シスター「全ては神の導きのままに。結ばれた暁には是非に祝福させてくださいまし」

女弓兵「シスター……。はい、ありがとうございます。では行ってきます!」


222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 16:52:50.62 ID:LPLIISFL0 [4/18]
――

輸送兵「まーだうじうじ悩んでいるのかね」

女騎士「やはりこんな胸では無理だ……何か……何かで膨らませないと……」

輸送兵「いいじゃないぺったんこでも。恋なんてもんは胸の大きさなんかじゃ決まらないと思うよ」

女騎士「しかし……あいつは胸が大きい方が好きだと」

輸送兵「あのねー。それはあくまで身体の一部分を指しているのであって、人一人が好きだ嫌いだって話じゃないんだよ?」

女騎士「そ、そうなのか?」

輸送兵「恋愛以前の問題じゃん。女騎士ちゃんは胸が小さいってだけで全否定されるような存在なの?」

女騎士「しかし……しかし……」

輸送兵「パッドはなし! 男さんに会いに行く! いまから!」

女騎士「あああ駄目だ駄目だ、まだこの辺の準備が」

輸送兵「それって胸の準備? 心の準備? どっちもいらないよ。ほら、しゃきっと立って」

女騎士「や、やめろっ」

輸送兵「ほらっ立って!」 くに

女騎士「や、やめ! 胸を触るなああっ!」


223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 16:59:23.29 ID:LPLIISFL0 [5/18]
女騎士「押さなくていいっ自分でっ自分で歩ける!」

輸送兵「ほらドアの前まで来たよ、開けた開けた」

女騎士「わ、分かっている。分かっているから尻に触れるな!」

輸送兵「よしここまで」

女騎士「なにっ?」

輸送兵「私が背中を押してあげるのはここまで。ここから先は自分の足で行って」

女騎士「お、おいっ」

パタン

輸送兵「……」

輸送兵「ふぅー…………。……んー。男さんか」

輸送兵(実はこの隊で一番最初に好きになったの私なんだけどなー)

輸送兵(一番最初に玉砕したのも私なんだけど)

輸送兵(女騎士ちゃんは本当に良い子だから応援してあげたいな)

輸送兵(男さんも絶対女騎士ちゃんを大事にしてくれると思うけどな)

輸送兵(神様、どうかあの二人が幸せになれますよーにっと)


224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 17:10:32.47 ID:LPLIISFL0 [6/18]
――

男(今日の演習も疲れたな。軽く仮眠でも取ろう)

女弓兵「男さん!」

男「ん。女弓兵」

女弓兵「あっ……今から休憩室で寝るんですか?」

男「そうだけど。ま、まさかお前も?」

女弓兵「い、いえ、あの……私は男さんに用があって……」

男「よ、用ってなんだ?」

女弓兵「用というのは……えと……」

男(うっ……胸の上に手を乗せるとボリュームが引き立ってえろい)

女弓兵「えと……ここだとなんですから、中で話しませんか?」

男「そっ。そんなに大事な用なのか?」

女弓兵「……はい……はい! 大事な話なんです!」

男「わ、分かった」 ドキドキ

女弓兵(よ、よし、頑張るんだ私!) ドキドキ


225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 17:20:46.83 ID:LPLIISFL0 [7/18]
バタン

男(う……ベッドのある部屋で男女二人きり……)

女弓兵「男さん」

男「な、なんだ」

女弓兵「あの私、ずっと………………」

男「…………。  ……?」

女弓兵(ダメ……声が出ない……せっかくシスターも応援してくれたのに……私……)

男「おい?」

女弓兵「はいっ。は……あ……その……」

男「か、顔熱っぽいけど大丈夫か? ちょうどいい場所だし、いったんベッドで休んで……」

女弓兵「えっ」

男「あっも、もちろん俺はすぐに出て行くから大丈夫」

女弓兵(違っ、待って、あ……行ってしまう……行かないで……私……!)

女弓兵「男さん、ずっと好きでした! こ、こ、恋人にしてください!!」

男「!?」


226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 17:33:14.89 ID:LPLIISFL0 [8/18]
女弓兵(い、言えた……言った……私、言っちゃったよぉ……)

男(は、初めて女の子に告白されてしまった。そ、それも俺好みの巨乳のカワイイ娘に……!)

女弓兵「……」ドキドキ

男「……」バクンバクン

女弓兵「…………?」

男「あ、ああすまん。えと……なんで俺を?」

女弓兵「は、はい。男さん、いつも優しくて、繕い物してくれたり、弓の稽古も手伝ってくれたりで、あの」

女弓兵「気がついたら……好き……になってました……」

男「そ、そうか……」

女弓兵「その……あの……もしよろしければの話で……その……」

男「お、俺は…………」

バタンッ

女槍兵「!!」

女弓兵「あっ」

男「あっ」


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 18:09:17.84 ID:LPLIISFL0 [9/18]
女槍兵「だめっ」 ドンッ

女弓兵「きゃっ」

男「お、おい! 何するんだっ!」

女槍兵「あ……ご、ごめ……ごめなさ……」

男「だ、大丈夫か?」

女弓兵「は、はい、ベッドあったので私はなんとも……」

男「あのな女槍兵。俺はいま女弓兵と、その、大事な話をしてたんだ。悪いが今は出て行ってくれ」

女槍兵「いや」

男「ん、今日は素直じゃないな。後で好きにわがまま聞いてやるから、今だけは聞き入れてくれないか」

女槍兵「いや! 話なら……私もある……」

男「あのな。 !?」

ぎゅうう

女弓兵「!?」

女槍兵「ずっと……」

女槍兵「そばにいさせて……」


231 名前:ごめん[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 18:34:31.86 ID:LPLIISFL0 [10/18]
男「ばばばばか離れろ」(豊満な胸が俺の腕を押しつぶしてくる!)

女弓兵「え……あ……」アワアワ

女槍兵「男……ううん、お兄ちゃん……ずっとそばにいさせて……」 すりすり

女弓兵「お兄さん!?」

男「し、知らん! 聞いてないぞ! こら離れろっ!」

女槍兵「お兄ちゃん……」

女槍兵「お兄ちゃんなら、私なんだって……」 むにゅ

男「――!!」

女弓兵「あぁっ!」

女槍兵「知ってる……お兄ちゃん……おっぱいが大好き……」 むにゅむにゅ

男「あ……か……」

女弓兵「ちょっ……ちょっとやめ、やめてください!」

女槍兵「いや。……ね、どう? お兄ちゃん……」 もにゅもにゅ

男「あ……あはは……」

女弓兵「そっそっ、そのくらい……私だって!」


235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 19:38:10.40 ID:LPLIISFL0 [11/18]
ごめんちょっと待ってください

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 20:50:08.02 ID:LPLIISFL0 [12/18]
――

女騎士(うう……まだ誰にも見られていないからいいものを……)

女騎士(いきなりこんなに胸が縮んでしまっては驚かれるどころではないぞ……)

女騎士(それにしても……輸送兵から発破をかけてもらったはいいが、肝心の男はどこにいるのだ……)

女騎士(ああ不安だ。そもそも偽りない自分を晒してこんな曖昧な気持ちを伝えるなど……正気の沙汰では……)

女弓兵『どっ、どうですかっ、男さん!』

女騎士「!?」 びくっ

女槍兵『お兄ちゃん私の方が』

女騎士(なんだ? 休憩室か?)

男『ふ、二人ともやめ、やめ、や――うおおおっ』

女騎士(男の声だ! な、何をしているんだ!?)

女騎士(……盗み聞きなど騎士道に反するが、男のこととあってはやむを得まい) ススス

女弓兵『男さん、いつも男さんが覗いていた胸ですっ、ぞ、存分にどうぞっ』

女槍兵『お兄ちゃん、私の胸……だんだん熱くなってきた……』

女騎士「!? ……!?」


240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 20:59:06.67 ID:LPLIISFL0 [13/18]
男『ふ、二人ともエスカレートしすぎ……』

女弓兵『お、男さん、もっ、もっと強く握っても、いいんですよっ』

女槍兵『お兄ちゃん……もう……我慢できないよぉ……』

女騎士「――あ……ああ……」 ズルズル

女騎士(駄目だ……先を越された……)

女騎士(しかも……よりによって私などより幾倍胸が大きくて……)

女騎士(私などよりよっぽど女らしいあの二人に……)

女騎士「う……うう……駄目だぁ……」 ポロポロ

女弓兵『男さん……私、最初に会ったときから一目惚れだったんです……本当に本気で……』

女槍兵『お兄ちゃん、本当は本当にお兄ちゃんなんでしょ……? ……大好き……』

男『…………』

女騎士「!」

女騎士(ダイスキ……か……。私の気持ちは……私は……)

女騎士(私は男が……好きなのか?)

女騎士(私は……こんな小さな胸に……どんな想いが詰まっているというのだ……?)


242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 21:10:27.22 ID:LPLIISFL0 [14/18]
女弓兵「男さん、好きです」 ぎゅう

女槍兵「お兄ちゃん、好き」 きゅう

男「ま、待て。どうして……どうしてこうなったんだ……」

女弓兵「男さん、手を……」 スッ

男「えっ、まっ、ちょっそこはっ!」 むにん

女弓兵「ど、どうですか。わ、私男さんのためなら素肌で触られても平気なんです……」 むにんむにん

女槍兵「お兄ちゃん、私の胸のここ……」 

男「おおおお前そこ胸の先っぽの」

女槍兵「もっと指で……くりくりして……ん……きもち……」 くりくり

男「おい頼むちょっと待ってくれ! 俺のこと、その、好きってことは分かったが、これはその、なんか違うだろっ!」

女弓兵「でっ、でも男さん、満更でもないんですよねっ?」 むにむに

女槍兵「お兄ちゃん、途中でやめちゃやだ……」 くりくりくり

バタン!

「「!!」」

女騎士「…………」


245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 21:56:52.56 ID:LPLIISFL0 [15/18]
女弓兵「あ……女騎士さん……」

女槍兵「お兄ちゃんもっとしてぇ……」

男「ば、ばかっ! 違う女騎士これは……その……」

女騎士「……」 ツカツカ

男「だ、だからこれはあの……その……あ、あれ? お前胸は」

女騎士「……」 ぐいっ

男「ひっ」(お、俺の手を……?)

女騎士「……」 ぺたん

男「あ。な、ない……?」

女弓兵「……!?」

女槍兵「……」

女騎士「………………男」

女騎士「ほ、本当の私の胸はこれほどまでに小さい。し、しかしこれでも」

女騎士「お、お前にかける気持ちが! は、はち切れんばかりに……詰まっているのだ……」

女騎士「男……も、もしお前さえよければ……私の……私のそばに――――」


247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 22:10:11.97 ID:LPLIISFL0 [16/18]
女騎士「………………」

男「……女弓兵。女槍兵。……本当にすまない」

女弓兵「えっ?」

女槍兵「お兄ちゃん?」

男「俺は女騎士のことが好きだ」

「「!!」」

女騎士「――」

女弓兵「あ……は……はい……お、男さんが……ひくっ……そういうなら……」

女槍兵「いや。いや。ぜったいいや」

男「頼むよ。俺の……俺の決めた女性は、もう決まってたんだ」

女槍兵「だ、だって。お兄ちゃんは胸のおおきい方が好きって」

女騎士「……!」ピクッ

男「それは……その……もちろん巨乳は大好きだ。だが異性としての好きはやっぱり別なんだよ……」

女騎士「……」

男「女弓兵。女槍兵。気持ちはしっかり受け取った。だが応えてやれなくて本当にすまない……出て行ってくれ」


250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 22:24:42.78 ID:LPLIISFL0 [17/18]
パタン――

女騎士「男……」

男「……ずっと昔、訓練で俺と初めて一騎打ちしたときのことを憶えているか」

女騎士「えっ? い、いや……」

男「まぁその時の俺は新米で、今よりずいぶん外見も違ったしな」

女騎士「そ、そうか」 ホッ

男「お前は強かった。俺の男としての矜持をねじ伏せられた。完敗だ。一本も取れなかった」

女騎士「そっそうだったか?」

男「勝負が決着したとき、ヒザをついた俺はお前を睨みあげた。するとそこには――」

男「巨乳があった。世界が変わった気がした」

女騎士「あ、ああ……しかしそれは……」

男「分かっている、詰め物だったのだろう。だが関係なかった」

男「お前の魅力はそんなところには無かった。お前の気持ちを聞かされて初めて気づいたんだ」

女騎士「男……」

男「だから……その……良かったらその……お、お前の胸をもう一度揉ませてくれ!」  女「えっ?」


253 名前:またちょっと待ってて[sage] 投稿日:2010/12/15(水) 22:49:30.61 ID:LPLIISFL0 [18/18]
女騎士「い、いま、ここでか?」

男「ああ。もう今日は予定はないし……もう俺とお前は恋人同士だ」

女騎士「こっ……。ば……馬鹿者……」

男「そこのベッドに座ってくれ。俺が後ろから揉む」

女騎士「だっ、だから! 私の胸は全然――」

男「大きかろうが小さかろうが関係ない。俺はお前を肌で感じたいんだ」

女騎士「そっ、そんなことは必要あるのか」

男「ある。お前言ったよな。そこには俺への気持ちが詰まっていると。頼む、触らせてくれ」

女騎士「し、しかし私は……うう……分かった……」

男「そこに……そう。…………手をどかしてくれないか」

女騎士「な、なぁ。やっぱり」

さわっ

女騎士「ひゃっ!?」

男「ちょ、ちょっと触っただけだぞ? お前すごい感度なんだな」 さわさわ

女騎士「ちょ……ま……くふ……んっ……んんっ……」

268 名前:眠いおやすみ[sage] 投稿日:2010/12/16(木) 04:18:41.50 ID:bUSSkGmx0
 ――休憩室には、二人分の甘い吐息が満ちていた。
 並んだベッドのうちのたった一つが、かすかゆえに鮮烈に誇張される軋みをあげる。

 男は大股を開いてベッドに腰掛け、その目前に女騎士がおずおずと座った体勢。
 その位置からでは女騎士は容易に背後を振り返ることができず、男にしてみれば征服感の強いポジションだった。

「じゃ、じゃあ……触るぞ?」

 男が躊躇いがちに、細毛のブロンドに隠れた耳へとささやいた。
 すると女騎士は、羞恥に塗れた赤面のまま「もう触っているだろう」と同じ声量でぞんざいに返した。
 男は相手に悟られないよう小さな音で生唾を飲み込み、女騎士の胸元――薄いサラシへと手を伸ばした。
 彼女の脇の下から、背後から抱きかかえるように両手で胸部を覆う。

「んっ……んんっ」

 触れると同時に漏れはじめた艶やかな声。
 きつめに目を瞑り、両手で口元を押さえ、体中に波打つ電信を精一杯にこらえる。

(すごい……)

 男はゆっくりとマッサージを施しながら、改めてその感度の高さ――そして感触に息を飲んだ。
 先刻なりゆきで女弓兵と女槍兵の豊満な胸を揉みしだいたが、それらとは一線を画す揉み心地だった。
 なんて小さく控えめな山。やや筋肉質な上体に、こんもりした乳房が隠れているようだ。
 しかしながら手のひらに確かに伝わる肉感。間違いなく存在する弾力。
 一度みとめてしまえば異様に目立つ、小さく屹立した頂点の性感帯。
 
「ひゃ……ふっ……んんっ……」
 
 本当に口を押さえているのか疑いたくなるほどのとめどない喘ぎ。
 男の興奮は徐々に増していき、それに伴い胸をまさぐる動きも加速していった。

329 名前:>>268~[sage] 投稿日:2010/12/18(土) 00:24:53.46 ID:wXPyAwwN0 [1/5]
「あうっ……ひゃう……んんっ……」

 発育の乏しい胸部への愛撫はなおも続く。
 女騎士の普段からは考えられない切り立った嬌声が、惜しげなく休憩室に響き渡る。

(あの女騎士が……こんなに近くに……)

 男は身の内で湧き上がる途方もない興奮に翻弄されていた。
 訓練では無類の強さを誇っていた、たくましくも優美な魅力をもつあの女騎士。
 自分の目標であり、憧れであり、いつしか意中の人となった女騎士。
 それがいま目の前に密着しており、自分のされるがままに胸を揉みしだかれている。

「あっ……はぁっ……やっ……」

 女騎士は片時も小さな痙攣を止めず、くどいほどに感度の高ぶりを露にする。
 そのため両足でしっかり彼女の位置を固定しないとベッドから飛び出しかねない。
 上体はすっかり後ろから羽交い絞めにする格好で、男の顔も女騎士のほてった首隣に乗せている。
 
 男の鼻腔を満たすのは、香水をつけることを知らない女騎士の肉肌のにおい。
 訓練の最中であれば汗臭さもあるだろうが今日は休みだったらしい。
 しかし無臭ではない女の生々しいにおいは、男の高揚を更にかきたてるには十分だった。
 
 男はぽつりと彼女の名をつぶやくと――

「んっ……はうっん……ひゃっ!? あっ! やああっ!」

 猛烈な勢いで胸をこね回し始めた。
 力まかせに貧乳の造形を崩す、乱暴な所作。
 女騎士は悶えながら抵抗し逃れようとするが、男の腕力に押さえつけられ身動きは取れない。
 そして男は女騎士の嫌がるさまに、さらなる野生的な衝動を駆り立てられるのだった。

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/18(土) 00:31:30.80 ID:wXPyAwwN0 [2/5]
「男……や、やめないか……」

 女騎士は間隔の短くなったあえぎ声の合間に、かろうじて男に伝えた。
 しかし男は一言「断る」と告げただけで、あとは胸のこね回しに没頭していた。

 筋肉質の張りぼった上体で、とつぜん柔らかみが感じられるオアシスのような乳房。
 その量感は片手で片乳を覆えてしまうほどにとぼしく、揉みごたえも非常に浅い。
 しかし手に吸い付くような心地よい弾力は、いつまで揉んでいても飽きがこない。
 くるわけがない。これはあの女騎士の胸だった。

 ――手に任せるままに揉み方も変えてみる。
 持ち上げるように揉み、指で押しつぶすように揉み、手のひらでこすりまわすように揉む。
 そのどれもが目まぐるしい速度で、子供じみたように直情的な勢いだった。

「あっ!? やっ、やめっ!!」

 不意に女騎士の声色に変化が生じる。
 これまでの喘ぎとは違い、なにかが真に迫ったかのような小さな叫び。

「な、何かっ……くる……! くるからっ……やめろっ!」

 男は漠然とその意味を知っていたが、無論やめるわけがない。
 どころか増して握力を加え、女騎士に生じている何かを遂げさせようとする。

「お、お願いだっ……なにか……ヘンなのだっ……や、やめ…………」
 
 嘆願するように中断を呼びかける女騎士。限界はすぐそこのようだ。男は再び生唾を飲み込む。
 おそらくこれは色事に疎い女騎士がこれまで一度も体感したことのない生理現象。
 それをたった今から自分の手で無理やりに成就させてやるのだ。興奮しないわけがない。
 男はここを頃合いとみて――強引に乳房の小豆をつまみあげた。

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/18(土) 00:33:41.41 ID:wXPyAwwN0 [3/5]
「あっ!? ああああああッ! んんッ!!」

 切なくなるような高いトーンの嬌声。美しいセミロングの金髪が妖艶に乱れ、玉汗が宙に散る。
 同時に女騎士は弓なりにのけぞると、紫電が走ったかのようにひときわ大きく身体を波打たせた。
 男も力を入れてそれを押さえつけ、女騎士の激しい所作を肌身で感じる。
 熱い。身体中に上気した熱が渦巻いていく。
 
「……ああっ……はっ……はあぁっ……」

 女騎士の絶頂はすぐに終わった。いやようやくと言うべきか。
 余勢の荒い呼吸がいやらしく男の耳にこびりつく。
 男はねぎうかのように、その白い首筋をやさしく食んだ。

「はっ……はぁっ……い、今のは……?」

 女騎士は薄目のまま、うわ言のように呟いた。
 深く短い呼吸はなかなか収まりそうにない。

「女ってのは最高に気持ちよくなると、そうなるらしいぞ」

 男はかじっていた知識を女騎士に伝えた。
 男のほうも実際に目の当たりにするのは初めてだった。
 
「そ、そうか……」

 女騎士は恥ずかしそうな笑みをこぼした。
 ただでさえ熱っぽかった顔色が、またいっそう朱に染め上げられていく。

 男は心なしか嬉しくなり、また首筋にキスを落とした。
 女騎士は「よ、よせ」と口先では拒んだものの、さしたる抵抗もなくそれを受け入れていた。

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/18(土) 00:35:44.17 ID:wXPyAwwN0 [4/5]
「――こ、これを続けていれば私の胸も大きくなるのだろうか?」

 身体を縮め、もじもじしながら女騎士が言う。
 男はそんな彼女を軽く抱き寄せた。

「別に大きくならなくてもいい。俺はお前ならなんでもいいんだ」
「ば、馬鹿者……ぬけぬけと……」
「よかったな。もうパッドなんか詰める必要もないぞ」
「そ、その話は別にもういいだろう」

 ――女騎士は強く思う。自分は果報者だと。
 最初から小細工な女弓兵は、こちらが焦るほどに一途に男を想っていた。
 理由は分からないが女槍兵は男を兄と呼び、この上なく慕っていた。
 彼女たちだけではなく、他にも男に気が合った女性は隊に多くいたのかもしれない。
 その中で男は、ただ一人自分を選んでくれた。夢ではないだろうか。

 また彼女らに対して申し訳ない思いも心を引き締める。
 結果的に自分は運が良かっただけだ。たまたま男が自分の外面に魅せられていただけで――
 
「何を考え込んでいる」
「えっ? い、いや……」 

 反射的に顔を背ける。男の顔が直視できない。

「なぁ、女騎士――」

 拒む暇もあればこそ、不意の口づけに女騎士はなす術もなかった。
 男の片手は、始終その貧乳をつかんだままだった。

 end

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/18(土) 00:38:32.01 ID:wXPyAwwN0 [5/5]
保守してくれてありがとう
適当だけどこれで終わりのつもり。みんな乙でした

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