スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
妹「お兄ぃ!久しぶりだねっ♪」ギュッ
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:43:31.81 ID:7DLEV8ZGP
スレが落ちてしまったので、再度立てようかと…
保守してくれた方々に多大なる感謝の意を……
今までの書き溜め分は投下しますので、よろしくお願いします
スレが落ちてしまったので、再度立てようかと…
保守してくれた方々に多大なる感謝の意を……
今までの書き溜め分は投下しますので、よろしくお願いします
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:45:16.17 ID:7DLEV8ZGP
実家に帰ると、妹は開口一番、満面の笑顔で抱きついてきた
確かに2年振りに会うのだから仕方ないのかもしれない
妹「お兄ぃ、全然連絡してくれないんだもん…。もう、帰ってこないのかと思っちゃったよ…」ギュッ
妹は兄の胸元に顔を押し付け、淋しさを紛らわす様につぶやく
兄「だから、ちゃんと電話したろ?週末には帰るって…」
妹「それにしては、いきなり過ぎるけどね!もっと早く言ってくれれば、いろいろ準備したのにぃ…」ブツブツ…
もっと早く連絡したかったのだが、本来予定していた学校行事が急に延期になった事で、2年振りに実家に戻る事になった
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:46:13.91 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ~。また背が伸びたでしょ?これで少しはモテるようになったんじゃない?」ニヤニヤ
兄「ハァ…。あのなぁ…俺の学校が男子校だって知ってて言ってるんだろうな?」
俺は高校入学と同時に一人暮らしを始めた。入学した高校が全寮制の男子校だったおかげか、両親も一人暮らしには賛成してくれた
妹「お兄ぃ♪荷物持ってあげるから、早く置いて来なよ!ママもお兄ぃに会うの楽しみにしてたんだからね♪」グイッ
妹は足元に置いてあったセカンドバックを手に取り、2階の部屋に運び込もうとする
兄「わかったから、そんなに急かすなよ…。まったく妹は変わんないなぁ…。もうちょっと大人になれよ…」
妹「だってぇ…お兄ぃに会うの楽しみだったんだもん♪それに、私だってもう子供じゃないんだからねっ」
妹に最後に会ったのは、妹が小学校卒業の春休み以降からずっと会っていない…
久しぶりに会う妹は確かに大人っぽくなっていた。
抱きつかれた時に妹からほのかに香るシャンプーの匂いが俺の鼻をくすぐったのを思い出した
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:49:26.27 ID:7DLEV8ZGP
~2階の兄の部屋~
妹「これで全部だよね?っていうか、洗濯物ばっかりじゃん。私にお土産はないの~?」
兄「そんなものあるわけないだろ…。それに、旅行に行ってたんじゃないんだから」
妹「でもさ!可愛い妹の喜ぶ顔が見たいとかなかったの?ホント、お兄ぃはケチだよねぇ」ブーブー
バッグから洗濯物を引っ張り出しながら、妹はふくれっ面で荷物の整理を手伝っている。
兄「……わかった!じゃあ、今度は何か買ってきてやるよ。それで良いだろ!」
妹「ホント??期待してるからね♪それとね、お兄ぃはいつまで学校休みなの?もう夏休みでしょ?」
兄「もともと、林間学校が延期になっただけだからな…。4日間はこっちにいるつもりだけど?いくら夏休みでも部活の練習があるから、こっちにはそんなにいられないよ」
妹「そうなの?それなら明日買い物に付き合って欲しいんだけど♪」
兄「ああ…別に良いけど、何を買いに行くんだ?」
妹「ん~と、とりあえず水着かなぁ…今度、友達とみんなでプールに行くから、学校の水着じゃ恥ずかしいじゃん」
兄「そんなもん、友達と買いに行け!何で、俺が付き合わなくっちゃいけないんだ?」
正直、女の子の水着なんか一緒に買いに行く事自体が恥ずかしい…
それも妹のなんてのはもってのほかだ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:52:05.96 ID:7DLEV8ZGP
>>4
ちょっとだけお付き合い頂ければ幸いです
妹「だって、お兄ぃに選んで欲しいんだもん…。男の子の可愛いと女の子の可愛いは違うでしょ?」
兄「あのな…そうは言っても、俺の立場を考えろよな!俺はお前の彼氏じゃないんだぞ…」
妹「じゃあ、彼氏で良いじゃん♪明日はデートしようよ♪お兄ぃが私の彼氏代わりって事で!」ニコッ
兄「バカ言ってんなよ…さっさとそれ、終わらせろよ!」ドキドキ…
妹「あれ~?お兄ぃ?ひょっとしてテレてんの~?」ニヤニヤ
兄「テレるわけないだろ!!ほら!終わったんなら下に行くぞ!」
妹「ほほ~い♪あっ!そうそう♪ママが今日の夕飯はカレーだってさ!お兄ぃも久々でしょ?ママのカレー食べるの♪」
ドタドタドタ……
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:54:09.00 ID:7DLEV8ZGP
母「お帰りなさい。結構、大変だったでしょう?帰ってくるの。連絡くれれば迎えに行ったのに…」モグモグ
兄「どうだろう?結構、途中で寝てたからなぁ…。それにお袋に迎えに来てもらう年じゃないし…」パクッ!モグモグ
父「学校の方はうまく言ってるのか?寂しくないか?部活もやってるんだろ?インラインホッケーは楽しいか?」グビッ
親父は晩酌のビールに口をつけながら、和やかに話す
兄「まぁまぁだね♪実際、最初は寂しかったけど、同じ寮のヤツラとも仲良くやってるしね。問題ないよ!今のところは部活も順調だし、後もうちょっとでレギュラーだな♪秋の大会が近いから、練習はキツイけど…」
母「レギュラーになれたら、お母さん応援に行くからね!でも、怪我だけは気をつけなさいよ?4日間は休みなんでしょ?ちょうど良かったじゃない。明後日、天神様でお祭りやるわよ?妹と行ってくれば良いじゃない?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:56:24.53 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ!一緒に行こうよ♪ママ~!私の浴衣あるよね?去年、買ったやつ♪」
この季節は毎年近所の天神様で縁日をやっている
俺は中学を卒業してからは行ってない
兄「そういえば、高校入ってからお祭りは行ってないなぁ…。よし♪妹、一緒に行くか?」
妹「うん♪お兄ぃに私の浴衣見せてあげるね♪すっごい可愛いんだよ~♪」
妹は目をキラキラ輝かせながら嬉しそうに話す
兄「あれだろ?可愛いのは買ってもらった浴衣がだろ?妹よ!そこを勘違いするなよ!」
妹「あ~!!ひっど~い!!パパぁ~!お兄ぃあんな事言ってるよ!ひどくない??」
父「ああ…大丈夫だ!お前は俺の娘だ!何を着ても可愛いよ…」グビッ…フヒヒッ
母「ほらほら、食べ終わったなら片付けて…。それと、兄!お風呂沸いてるから、先に入っちゃいなさい」
兄「ああ……ありがとう…」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:58:11.33 ID:7DLEV8ZGP
お風呂に入って一日の疲れを癒す
いろいろバタバタしていたが、やっぱりわが家が一番落ち着く…
湯舟に浸かり、のんびりしていると脱衣所から声が聞こえる
妹「お兄ぃ~!タオルここにおいて良い?」
兄「ああ…良いよ…ありがとう…」
妹「お兄ぃ~!背中流して良い?」
兄「ああ…良いよ…ありが…ちょっと待てぇ!!」ザバッ!!
妹「じゃあ、入るからね~♪♪」ガチャッ…
一瞬考えて間違いに気付いたが、既に手遅れだった…
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:01:04.35 ID:7DLEV8ZGP
兄「お前……何しに来た……」ドキドキ
手ぬぐいで股間を隠し、興奮しないように必死に堪える
妹「お兄ぃの背中を流しに来たの♪だって良いよって言ったじゃん♪」
妹はタンクトップに短パン姿で浴室に侵入してきた
まぁ、バスタオル1枚よりかははるかにマシだが…
妹「もしかして、バスタオル姿とか全裸とか期待しちゃったぁ?残念でした♪それは…ちょっとダメだよ…恥ずかしいもん…」
兄「とりあえず、お前は回れ右して風呂場から出ろよ」
妹「良いじゃん♪たまにはさ…久しぶりに兄妹の絆を深めようよ!昔は私の身体を洗ってくれたじゃん…今日はお兄ぃの背中を洗いたいの♪ホラッ、後ろ向いて」グイッ
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:06:25.35 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃの背中って意外に筋肉質なんだね?びっくりしちゃった♪」ゴシゴシ
兄「そりゃあ、部活に明け暮れてるからな!嫌でも筋肉は付くさ」
ゴシゴシ…ゴシゴシ
妹「お兄ぃが中学の時は細かったのにね~!」ジャバー
兄「あの頃とは全然変わったよ…運動量もケタ違いだしなぁ」
妹「…私ね……お兄ぃの身体って…好きだよ…」ピトッ…ギュッ
兄「……妹?…何してんだ……」
タンクトップ越しとはいえ、妹のさりげない胸元の膨らみを背中に感じる
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:10:07.34 ID:7DLEV8ZGP
>>11
抜いてもらえれば本望ですな
妹「……私だって…子供じゃないし…お兄ぃとおんなじに…いろいろ変わったよ…」ドキドキ…ドキドキ
兄「…妹…お前…」ドキドキ
妹「……お兄ぃ…ギュッ………大好き……」チュッ
妹はいきなり俺の頬にキスをすると、そのまま耳に舌を這わす
兄「……くっ…妹……」
妹「…んっ……チュッ……お兄ぃ…チュルッ…好き…んふぅ…」
いきなりの妹の舌撃に俺の息子が反応する
兄「……ちょっ…と…待て…よ…」
妹「んっ……良いよ…お兄ぃ…気持ち…良いの?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:12:33.09 ID:7DLEV8ZGP
兄「…バカな事やってないで洗ったんなら、さっさと出ろよ!」ドキドキ
妹「……何で?……嬉しくないの?…」
兄「…まぁ…嬉しくない…って言ったら……ウソになるけどな……」
妹「フフッ♪……良かったぁ♪後でお兄ぃの部屋に行ってもいい?」
兄「…ああ…別に良いけど…」
妹「じゃ、後で行くからね~♪お兄ぃに見せたい物があるから…」ガチャッ
妹はそう言うと、風呂場を後にした
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:16:07.59 ID:7DLEV8ZGP
>>14
ありがとうございます
~兄の部屋~
コンコンッ 妹「お兄ぃ~!入るよ~♪」ガチャッ
妹はニコニコしながら部屋に入ると、目の前に大きなアルバムを差し出した
兄「ん?なんだこれ?アルバムじゃんか…どうしたんだ?」
妹「去年の大掃除の時に見つけたの!私のもあるんだよ♪」
妹は表紙に俺の名前が書かれたアルバムを開く
妹「うわぁ~♪これ、お兄ぃが生まれたばっかりの時?手形と足形があるよ?ちっちゃいねぇ♪3050グラムだって♪可愛い~!!」
妹はアルバムにスタンプされた手形と病院のベッドに寝ている俺の写真を指差して微笑む
兄「なんか照れるな…。俺ってこんなにちっちゃかったんだな」
妹「ほら♪これなんか特に可愛いよ♪1歳の誕生日でしょ?」
兄「俺は覚えてないけどな……こんなんだったんだ」
ペラッ
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:17:58.13 ID:7DLEV8ZGP
妹「これは幼稚園のかな?学芸会でしょ?赤ずきんちゃんっぽいけど、お兄ぃは何の役なの?これ?」
兄「狼の腹を裂く狩人の役だ!この時は主演男優賞をもらう程の演技力だったんだぞ♪」
妹「何言ってんの?お兄ぃには無理だと思うけどねぇ…」ニヤニヤ
兄「バカにするな!俺のはもう良いから、妹のを見せろよ」
妹「いいよ♪可愛い妹の素晴らしさを堪能して下さいませ♪」スッ
妹の名前が表紙のアルバムをめくると1ページ目に赤ちゃんの時の写真が載っている
「妹6ヶ月」
ガラガラを握り締めてベビーベッドで気持ち良さそうに寝ている妹の写真
他にも、食事中の写真やバースデーの写真…
俺と同じ様に幼稚園の時の写真もあった
そんな中、一枚の写真が目に止まる
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:20:58.73 ID:7DLEV8ZGP
兄「これ…何?妹なのか?全身真っ白なんだが…」
妹「それさ……私が1歳くらいのやつでしょ?お兄ぃがいたずらしたんじゃん!!覚えてないの?全身にベビーパウダー付けたでしょ!私もこれ見てびっくりしてママに聞いたけど!」
兄「……さぁ?覚えてないなぁ…何の事やら?」
妹「…私が何も知らないのを良い事に、年上のお兄ぃに力ずくで全身くまなくまさぐられて、かすかな抵抗も空しくおもちゃにされるなんて……」シクシク
兄「その言い方やめろ!それとウソ泣きするな!」
妹「だって、本当でしょ?こんなに可愛い妹がお兄ぃの毒牙にかかっていたなんて……」
兄「他人が聞いたら勘違いする言い方すんな!明日も早いんだろ?もう、そろそろ寝るぞ」
妹「お兄ぃ…自分が都合悪くなったら、そうやってさ…」
兄「うるさい!妹も早く寝ろよ…明日、出かけるんだろ?」
妹「う~…でも、もう少しお兄ぃとおしゃべりしたいのになぁ……お兄ぃ……一緒に寝てもいい?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:23:44.63 ID:7DLEV8ZGP
兄「はぁ?何でだよ?自分の部屋があるじゃんかよ…」
妹「だってさ…淋しいんだもん……たまには……ねっ♪」ニコッ
兄「……ったく…んじゃ、お前はベッドな!俺は布団敷くからな!それで良いだろ?」ゴソゴソ
妹「…う~…お兄ぃはベッドで一緒に寝てくれないの?」モゴモゴ
兄「…うっさい!寝るぞ!おやすみ!」ファサッ
妹「お兄ぃのバカァ!!アホ!!」
兄「……(無視!無視!)」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:24:27.27 ID:7DLEV8ZGP
~翌朝~
妹「……お兄ぃ…おはよ…起きてよ……」ゴソゴソ
兄「…う…う~ん…っ!!…おまっ…何してんだ?」ガバッ
妹「うん…お兄ぃと一緒に寝てたよ…お兄ぃ、暖かくて気持ち良かった……」モゾモゾ
兄「……何もしてないよな…(まさか、妹に手を出してしまったか)」
妹「…お兄ぃに、抱きつかれて胸触られた……」ギュッ
兄「…寝ぼけてたのか…覚えてない……ゴメンな…」
妹「…うん…別にお兄ぃなら…いいよ♪」
兄「…ゴメン…着替えて出かけるか…」
妹「うん♪じゃあ、着替えてくるね!」
兄「お袋~!ちょっと妹と買い物に行ってくるわ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:25:29.30 ID:7DLEV8ZGP
妹「ママー♪行ってきまーす!」
兄「晩飯は外で食ってくるから、要らないからな」
ガチャッ
母「あらっ…珍しいわね?気をつけて行ってらっしゃい」
兄「んで、どの辺で水着を買うんだ?」
妹「去年出来たショッピングモール行こうよ♪お兄ぃは知らないでしょ?」
兄「ふーん…そんなもん出来たんだ。じゃあ、そこにするか」
二人で電車に乗り、ショッピングモールへ…
妹「お兄ぃ!ここだよ♪新しく出来たショッピングモール♪すごくない?」
兄「ほー!知らない間にこんなの出来てたんだ…すごいな……映画館もあるのか……」
妹「今日は買い物がメインだから、映画は今度行こうよ♪ほらっ!お兄ぃ~!早くぅ♪」グイッ
兄「わかったから引っ張るなって…お前の水着は逃げないんだから…」
二人で店内を散策しながら妹の目的のショップに到着
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:26:59.23 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ~♪見て見て~♪可愛い水着がいっぱいあるよ♪」ニコニコ
兄「わかったから騒ぐなよ…まったく恥ずかしいったらありゃしない……」
妹「お兄ぃはどれが良いと思う?あっ!このピンクのも可愛いね♪」
兄「着るのはお前だろ?どれでも良いんじゃないか?」
妹「お兄ぃ、冷たいよぉ…だって今日は彼氏でしょ?お兄ぃも選んでよ~」
兄「……じゃあ、さっきのピンクのやつはどうだ?ワンピースの水着なら学校のとおんなじだろ?」
妹「う~ん…可愛いんだけど、いろいろ悩んじゃうよ~」
兄「どの水着着ても、お前の小さい胸は変わらんだろうに…」
妹「ちょっとひどくない?お兄ぃだって今朝、私の胸触ったくせにぃ!!」
兄「ドキッ……バカッ…それは不可抗力だろ…しかも大きな声でそんな事言うなよ!」
妹「じゃあ、一緒に選んでよ!」グイッ
兄「……わかったよ…はぁ…」
二人で店内の水着をあれこれ選び、妹が試着室に入る
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:28:28.80 ID:7DLEV8ZGP
ゴソゴソ…
シャッ
妹「お兄ぃ♪どうかな?可愛い?」
妹は最初に選んだピンクの水着を試着している
確かに可愛いが、学校の水着とそんなに大差ないように思えた
兄「ああ、良いんじゃないかな?可愛いと思うぞ?」
妹「だよね♪でもさ、これだと胸がちっちゃく見えちゃうんだよねぇ…」
兄「それはどうやっても、物理的に無理だろ…諦めろ!」
妹「そんな事ないよ!じゃあ、こっちの水着着てみる!」シャッ
兄「どの水着着ても変わらんと思うぞ♪素直に諦めろ」
妹「そんな事ないもん!!ちょっと待ってて!!」ガサガサ
シャッ
妹「ほら♪お兄ぃ!これなら大丈夫だよね♪ちゃんと谷間もあるよ♪」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:29:41.16 ID:7DLEV8ZGP
妹は水色の可愛らしいビキニを着ていた
ビキニの部分にはパットが入っているらしく、少なからずもさっきよりかはバストアップしている
何より胸元に付いている小さな白いリボンが可愛い
ビキニっていうのが中学生には早過ぎる気はするが…
兄「おおっ!ちょっとすごいな……さっきより心なしか谷間が出来ている気がするが…」
妹「でしょ♪でしょ♪ちゃんと胸が大きくなったでしょ?エヘヘ~♪可愛い?」ニコッ
兄「それは大きくなったとは言わないだろ!でも、中学生でビキニは早いんじゃないのか?」
妹「そんな事ないもん!…あっ!ひょっとしてお兄ぃ、心配してんの?プールに行った時にナンパされるんじゃないかとか思ってる?」ニヤニヤ
兄「お前みたいな、騒がしい小娘なんかナンパしたら、相手の方がいい迷惑だろ……」
妹「ほんっとにお兄ぃは素直じゃないよね?可愛い妹に悪い虫が寄り付かない様にとか思わない?」
兄「…ん?…別に?」
妹「何なの?マジで…」ムカムカ
兄「…ウソだよ♪まぁ、ちょっとは心配だけど、俺は妹を信じてるし…変な野郎は選ばないってな」
妹「最初からそうやって言えば良いじゃん……とにかく水着はこれにするから、買ってくるね」
兄「ああ……待ってるよ……ん?………ちょっと待った!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:33:05.28 ID:7DLEV8ZGP
>>26
スローペースの方がよかとですかww
妹「ん?な~に~?どうしたの?」
兄「せっかくだから、それ買ってやるよ…お前にお土産買ってなかったから…」
妹「本当!?ホントにホントに本気で本当!?やっぱり止めたは無しだよ?」
兄「ああ…構わんよ。本気で本当だ!」
妹「やったぁ~~♪お兄ぃ~大好き!!将来、お兄ぃのお嫁さんになってあげるよ♪」ギュッ
兄「……いや…それは大丈夫ッス……良いから早く買うぞ」
店員「5800円になりま~す」
兄「じゃあ、これで…」
店員「それでは、こちら4200円のお返しですね!ありがとうございま~す」ニコッ
妹「お兄ぃ♪本当にありがとう!でも、お金大丈夫なの?」
兄「お年玉とかを貯金してるから、大丈夫!別に平気だ」
妹「あっ!そうだ!お兄ぃ、ちょっと耳貸して?」
兄「ん?どうした?」
妹「ん~とね…」ドキドキ
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:36:37.71 ID:7DLEV8ZGP
ススッ
チュッ
兄「お前!いきなり何すんだ」フキフキ
妹「や~だぁ…拭かないでよぅ…ほっぺだし、別に良いじゃん…」
兄「人前で何やってんだ!知り合いに見られたらどうするつもりだよ…」ブツブツ
妹「別に見られても良いも~ん♪だってこれは私の感謝の気持ちです!…もしかして、お兄ぃは迷惑だったの?」ギュッ
兄「そうじゃなくて人前だと……恥ずかしいだろ…」テレッ
妹「お兄ぃ、テレてんの~?兄妹なんだから、テレなくても良いのに~」
兄「ほらっ!次行くぞ!何か見たいものあるか?」
妹「お兄ぃと一緒なら、どこでも良いよ♪ねぇねぇ、手を繋いでもいい?」
兄「……お前がしたいならいいぞ…」
妹「うん♪次は雑貨屋とか行きたいなぁ」ギュッ
兄「俺はよく場所がわかんないから、妹に任せるよ」
妹「了解しました!隊長!妹二等兵!これから、雑貨屋さんで宝探しをするであります♪」ニコニコ
兄「妹は本当に元気だよなぁ…」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:39:00.38 ID:7DLEV8ZGP
ここからは書き溜めつつ投下で… ハイペースですいません
~雑貨屋にて~
着いたお店はこじんまりとしたショップだったのだが、外国製のブリキの人形や小物類が、まるでおもちゃ箱をひっくり返した様に、ところせましと並んでいた
妹は一目散に店内へと進み、品物を物色している
兄「なるほど…女の子が好きそうな品物がたくさんあるな…」
妹「ちょっと~!!お兄ぃ~!来てよ~~!これ!すごい可愛い♪」
妹が目を輝かせながら、黄色いニワトリの人形を指差す。
兄「ん?この人形か?どこが可愛いんだ?」
妹「ん~?見た目よりも鳴き声だよ♪お兄ぃ、この子の首を絞めてみて♪」
妹に言われるがままにニワトリの首を握ると
トサカ野郎「ブグヴヴェェェェェェェェ……」
何とも汚い悲鳴が店内に響き渡る
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:57:52.67 ID:7DLEV8ZGP
兄「……妹よ……」ハァ…
妹「ん?な~に~?ネッ♪可愛いでしょ♪」
兄「……お前はこれが可愛いとぬかすのか!」クワッ!
妹「面白い声で鳴くよね♪こういうニワトリって本当にいるのかなぁ…」
兄「そんな訳はない!しかも、死にかけのニワトリ人形は気味悪いだろ…」
妹「う~ん…そっかぁ…お兄ぃの好みじゃなかったんだ…ゴメンね…」ペコッ
兄「いや…別に謝らなくても…妹が欲しいなら、買うか?」
妹「大丈夫だよ♪だってニワトリよりも素敵な物を貰ってるもん♪」ギュッ
妹「それに、ちょっとしたものなら自分で買うよ♪お兄ぃ、ここ出たらご飯食べない?」
兄「ああ…そうするか」
その後、店内を二人で物色して妹はペンギンの貯金箱を買い、俺はゼンマイ仕掛けの犬のキーホルダーを買って雑貨屋を後にして、食事に向かった
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 04:24:58.29 ID:7DLEV8ZGP
妹「ご飯どうしようか~?」
兄「妹は何食べたい?それか、オススメのお店とかあるんか?」
妹「そうだな~…私のオススメは廻らないお寿司とか…」
兄「却下!!」
妹「まだ全部言ってないよ…も~、冗談に決まってでしょ!本当のオススメはラーメン屋かスパゲティー屋だね♪」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 04:31:04.74 ID:7DLEV8ZGP
明日も朝が早いので、ちょっと寝かせて頂ければと…
その部分はチャイナにまかせて
俺ちょっと仮眠を撮らせて頂ける事
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:32:59.01 ID:7DLEV8ZGP
おはようです
保守ありがとうございますさっそく、続きを
兄「それならラーメンにしない?俺さ、自炊ばっかりで店で食べるラーメンは久しぶりだからさ…」
妹「んじゃ、ラーメン屋さんにレッツラゴー♪」
妹のオススメのお店へと足を運び、それぞれに注文を済ませる
妹「お兄ぃのも味見させてよ♪」
兄「じゃあ、小さい器もらうか?すいませ~ん」
妹「お兄ぃってさ、本当に優しいよね…。何でそれで彼女出来ないんだろうね…」ズズッ…チュルッ
兄「知らんわ!俺の方が知りたいよ……ハァ…」ズズッ
妹「でも、今日は私って彼女がいるじゃん♪ねっ!お兄ぃ♪」モグモグ
兄「ああ…そうだったな……」
食事を済ませてからも二人でショッピングモールを散策して早めに家に戻る事にした
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:40:31.52 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ!今日は本当にありがとう♪」
兄「別に良いさ、普段一緒に居れるって事がないから、たまには良いだろ」
母「あら、お帰り。晩御飯は要らないんじゃなかったの?」
兄「ん~、せっかくの休みだし、少しはのんびりしようと思ってさ」
妹「ママー!これ、お兄ぃに買ってもらったの♪」
母「あら、良かったじゃない♪」
その後、夕食を済ませて早めに寝る事にした
明日は妹とお祭りの予定だ
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:51:00.50 ID:7DLEV8ZGP
妹「あれ?お兄ぃ、もう寝るの?」
兄「ああ、明日は天神祭だろ?体力を温存しておかないと、お前と一緒じゃ疲れるからな…」
妹「なんか、それ失礼じゃない?私が無神経みたいじゃん…」
兄「そんな事はないけど、まぁ似たようなもんだな」
妹「お兄ぃのバカちん…もう、知らないっ」
兄「とりあえず先に寝るよ…おやすみ」
妹「お兄ぃ!ちょっと待ってぇ」
兄「ん?何だ?」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:58:20.70 ID:7DLEV8ZGP
妹「今日もさ…一緒に寝ても良いかな…」
兄「…どうせ、断っても侵入してくるだろ?」
妹「うん♪もちろん!良いでしょ?」
兄「お前には負けたよ…。そのかわり、寝相が悪かったら叩き出すからな」
妹「大丈夫だよ~!じゃあ、後で行くからね♪」
兄「わかった!わかった!じゃあ、お袋!おやすみなさい」
母「おやすみ。明日は兄の浴衣も用意しておくわよ」
兄「そういえば、俺のもあったんだっけ?お袋頼むよ、ありがとう」
そのまま部屋に戻り、着替えてベッドに体を沈める
朝からバタバタしたせいか、いつの間にか眠りに入っていた
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:22:33.17 ID:7DLEV8ZGP
コンコン ガチャッ
妹「お兄ぃ……入るよ……」
妹「……お兄ぃ、ぐっすり寝てるなぁ……起こさない様に……」スッ ファサッ
兄「……ん……んん…なんだ……妹か…入るなら……早く入れよ…」ガサガサ
妹「ゴメン…起こしちゃった?」
兄「……別に…ちょっと、トイレ行ってくる……」
妹「うん!早く来てね…待ってるから♪」
トットットッ
階段を降りてトイレに向かう途中、リビングから話し声が聞こえる
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:25:24.16 ID:7DLEV8ZGP
父「……どうだ?妹の方は……」
母「…兄が帰ってきてから、すごい喜んでるわよ」
父「そうみたいだな…。妹は兄にべったりだろう。まぁ、無理もないがな…」
母「そうね……やっぱり間違っていなかったようね……」
父「そうだな…。兄も妹もうちの大事な家族だからな…」
兄「……」(何の事だ?)
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:28:52.79 ID:7DLEV8ZGP
ガチャッ
兄「親父達、何の話をしているんだ?」
父「どうした?うるさくて眠れなかったか?スマンな…」
兄「……いや、ちょっとトイレに行こうと思って…」
母「ほら、昔にお母さん体調崩して入院した事あるでしょう?まだ兄が小さかった時…」
兄「…ああ、何となく覚えてるよ。それがどうしたんだ?また、体調良くないんじゃ…」
父「それは、心配いらないぞ。母さんは元気100倍だぞ」
母「そうよ♪まだまだ頑張らないとね!兄、心配してくれてありがとう…お母さんは大丈夫だからね」
兄「……そっか……わかったよ。おやすみなさい」
父 母 「おやすみなさい」
ガチャッ
兄「そうか…俺の思い過ごしか……寝るか…」
ジャーッ
トットットッ
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 11:02:59.81 ID:7DLEV8ZGP
ちょっとまた書き溜めてきますね
順次投下していきます
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:01:13.74 ID:7DLEV8ZGP
兄「妹?……寝ちゃってるか…入るぞ」ファサッ
妹「んっ……お兄ぃ……お帰り…待ってたよ♪」フフッ
兄「ちょっと、そっちに行ってくれ…俺が寝れないんだが…」
妹「あっ…ごめん……」スッ
兄「あれ?お前、パジャマはどうしたんだ?」
妹「パジャマは着てないよ…お兄ぃに買ってもらった水着着てるから平気だよ♪」
兄「意味がわからん…下着姿と変わらんじゃないか…」
妹「良いの!今日はこの格好でお兄ぃと寝るんだから♪」ニコッ
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:16:03.10 ID:7DLEV8ZGP
兄「…知るか…勝手にしろ…」
妹「お兄ぃ、そんな事言って、結構嬉しいんじゃないの?」ススッ
兄「うるさい…早く寝るぞ…」ドキドキ
妹「…お兄ぃ…ギュッてしていい?」
兄「………」ドキドキ
妹「もう……いじわるしないで……」ギュッ
背中越しに妹の温もりを感じながら、妹の甘い囁きが耳元をくすぐる
妹は自分の行動を理解しているのだろうか
兄「…いじわるは…してないぞ…」
理性と必死に格闘しながらこたえる
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:34:25.56 ID:7DLEV8ZGP
妹「…ねぇ…お兄ぃ…我慢…しなくても…いいよ……」チュッ
そう言って妹は首筋にそっと唇を重ねる
兄「別に…我慢は……してない……」ドキドキ
妹「…ウソ……だってわかるもん……お兄ぃの脈拍…私に伝わってるよ…」ドキドキ
兄「………」ドキドキ
妹「お兄ぃ……こっち向いてよ…」スッ
妹は俺の肩に手を当てて、自分の方に振り向かせる
妹のサラサラした髪の毛の感触と匂いが感覚を刺激する
兄「もう…知らないぞ……」スッ
妹の前髪にそっと触れつつ、頭を撫でる
妹「……うん…いいよ…お兄ぃなら……」スッ
妹はそうつぶやくとそっと目を閉じる
これから打ち合わせに行ってきます
夜には戻ってきますね
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 15:25:56.26 ID:7DLEV8ZGP
こっそり投下します
兄「……妹………」チュッ
妹の前髪をかき上げて、狭い妹の額にゆっくりとキスをした
妹「んっ……お兄ぃ?」
兄「…お前にはこれくらいで十分だ……おやすみ……」チュッ
妹「……何で?……お兄ぃは私が嫌いなの?」
妹は半分消え入りそうな声でつぶやく
その瞳にはうっすらと涙を浮かべている
兄「そうじゃないさ…兄妹として好きだからこそ、大事にしたいんだ…わかるだろ?」
妹の頬を撫でながら優しく諭す
妹「…うん……わかった…お兄ぃ…ありがと…おやすみなさい…」チュッ
妹は頬にキスをすると、タオルケットで顔を覆い、そのまま寝てしまった
兄「……おやすみ…妹……」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 18:26:14.35 ID:7DLEV8ZGP
保守ありがとうございます
まだちょっと時間がかかりそうです
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:26:23.83 ID:7DLEV8ZGP
>>65
命懸けの保守、ありがとうございます
>>66
残念ながらパパさんですw
ニートならどんなに幸せかw
再開します
~翌朝~
兄「ほら、起きろ!妹!もう朝だぞ!」
妹「ふぁぁ……んっ……おはよ……お兄ぃ、早いね…」
兄「とりあえず、さっさと起きて着替えろよ。水着姿なんだから…」
妹「うん…お兄ぃ、ここで着替えて良いの?」
兄「いいわけないだろ…ハァ…部屋に戻って着替えてこいよ」
妹を自分の部屋に追い返して天神祭に着ていく浴衣を準備する
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:27:42.83 ID:7DLEV8ZGP
コンコン
妹「お兄ぃ~、ちょっと手伝って~」
兄「何だ?トイレなら一人で行けるだろ?」
妹「バカッ…違うの!浴衣の着付けを手伝って欲しいんだけど…帯が上手くとまんないの」
兄「女の子の着付けは知らんよ。それに、着れてないって事はすっぽんぽんじゃないだろうな?それは困るぞ」
妹「裸じゃないよ!ちゃんと下着着てるし…お兄ぃが無理ならママに手伝ってもらうよ」
兄「じゃあ、無理だ!お袋に頼めよ」
妹「う~…もう良いよ…お兄ぃには頼まないもん…ママ~!浴衣手伝ってぇ~」
兄「俺も準備するか…」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:51:28.98 ID:7DLEV8ZGP
リビングで昼飯を済ませると、妹も出かける準備をしている
妹「お兄ぃ♪どう?可愛いでしょ?」
妹は嬉しそうに薄紫の浴衣の裾をヒラヒラさせながら聞いてくる
太ももに朝顔をあしらったちょっと大人っぽい浴衣だ
兄「可愛いじゃん!馬子にも衣装とはよく言ったもんだ」
妹「お兄ぃ…それ褒め言葉じゃないよ」ムスッ
兄「冗談だよ!結構、大人っぽくて似合ってるよ」
妹「ホントに?やったぁ♪ママ~、お兄ぃが可愛いって♪」
母「そう♪良かったわね~お祭り行くんでしょ?気をつけていってらっしゃい」
兄「そろそろ行くか?妹、忘れ物は大丈夫か?」
妹「大丈夫だよ♪お兄ぃ、早く行こうよ!」
妹と二人でお祭りに向かう
妹は終始ニコニコしながら、話し掛けてくる
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 20:35:30.59 ID:7DLEV8ZGP
妹「ねぇ~、ホントに似合ってる?変じゃないかな?」
兄「大丈夫!似合ってるし、すごく可愛いよ♪」
妹「フフッ♪良かったぁ!」ギュッ
しばらく歩くと、天神祭の縁日が見えてきた
地元の人しか来ないけれども、ずいぶんと賑わっていた
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 21:33:16.47 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ♪どこ行く?私、焼きそば食べたいな~」
兄「まずは、お参りに行かないか?露店はその後でも良いだろ?」
妹「うん♪お参りしてお願い事しようよ」
賽銭箱に小銭を投げ入れ、二人でお願い事をする
チャリーン パン パン
…………………
兄「よしっ!妹、露店でも見に行くか?
妹「お兄ぃは何をお願いしたの?」
兄「ん?部活のレギュラーになれるように…かな?」
妹「なぁ~んだぁ…てっきり、「私がもっと可愛くなりますように」ってお願いしたのかなぁって思ったのに…」
兄「それはお前の希望だろ?お前は何をお願いしたんだ?」
妹「ん~……内緒♪」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 22:00:27.05 ID:7DLEV8ZGP
兄「お前、それはずるいだろ~。俺だけ言わせるなんてよ~」
妹「じゃあ、言うよ。「お兄ぃがもっともっと私を好きになりますように」…ってお願いしたの♪」
兄「その願い事ならそのうちに叶うんじゃないか?」
妹「ホント?そのうちっていつ?今日?明日?」
兄「そのうちはそのうちだ…それは妹の心構え次第だな♪」
妹「じゃあ、その日が来るまでいい子にしてるよ♪」
兄「そうだな!すなわち、「兄を敬え」って事だな♪」
妹「そうなの?ずいぶん、都合良いよね?それとね、お腹空いたんだけど…」
兄「焼きそば食べに行くか?」
妹「うん♪お兄ぃにご馳走になります!」
兄「それくらいなら、別に良いけど…じゃあ、行くか!」
露店で焼きそばを買って二人で食べる
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 22:28:49.66 ID:7DLEV8ZGP
妹「どう?久しぶりのお祭り!昔と変わんないでしょ?」
兄「そうだなぁ~そういえば、覚えるか?お前が、あんず飴で毎回すももを選んでた事…」
妹「うん♪覚えてる!あんずじゃないのに、いつもすもも選んでたね」
兄「しかも、一口食べて「これ、美味しくない」って言って、俺に押し付けてたろ」
妹「そうそう!いつもすももが美味しそうに見えちゃうの♪すっぱいの苦手なのにね!あの時はお兄ぃが何回も教えてくれたよね?」
兄「それはあんずじゃないよ。すっぱいヤツだぞって言っても「これがいいの!」ってきかないんだもんなぁ」
妹「あの時はご迷惑をおかけしました…」ペコッ
兄「まぁ、面白い思い出だよな♪」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:29:07.47 ID:7DLEV8ZGP
か→す→た→ね→つ→と完成で
>>1がカスタネットをタ・タン・タンwwww
俺、カスタネット持ってねぇや……orz
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:46:47.14 ID:7DLEV8ZGP
>>89
すまんww
つい、悪ノリしちゃったなww
続き↓
妹「お兄ぃ…後はどこ行く?」
兄「とりあえず、ぶらぶらしようか?」
その後も二人で露店を眺めながらぶらつくと
友「妹ちゃ~ん!お祭りに来てたの~?」
妹「あ~!友ちゃん♪友2ちゃんも一緒なの?」
友2「天神祭は絶対欠かせないでしょ♪」
兄「妹、友達か?こんにちは!妹の兄です」
友「こんにちは♪お兄さんですよね?前に会った事ありますよね?覚えてます?」
友2「初めまして!友2です!」
兄「ごめん…覚えてないなぁ…どこで会ったの?」
妹「前に友ちゃんが家に来たじゃん?覚えてない?」
友「ちらっとしか、会ってないもん。仕方ないよ」
妹「今日は二人だけ?一緒に遊ぼうよ♪」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:51:24.22 ID:7DLEV8ZGP
友2「大丈夫!今日はお兄さんとデートでしょ?二人で楽しみなよ♪ねっ!友?」
友「そうだよ♪邪魔しちゃ悪いもんね!」
妹「そうなの?それなら、お兄ぃと遊んでくるね。またね~♪」
友&友2「うん♪じゃあね~!」
兄「妹の友達か。同じクラスの子?」
妹「そうだよ♪いつも一緒に遊んでるの」
兄「そのうち、正式に紹介してもらうか♪」
妹「何それ?私がいるのにそんな事言うの~?」
兄「お前は妹だろ!兄の恋路を邪魔するなよ…」
妹「大丈夫だよ!お兄ぃの恋路は私につながってるもん♪」
妹は自信満々に応える
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:02:24.71 ID:GP0oDOwb0
一瞬「友・2ちゃん」と読んで悩んだ俺
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:07:04.15 ID:c0U0xEpAP
>>92
わかりづらくてすまないww
兄「そうッスね…はぁ…」
妹「どうしたの?何か不満でも?」
兄「まぁいいか!よし!今日はとことん遊ぶか♪」
妹「おお~♪」
いろんな露店を巡り、いろいろ食べて、俺は妹と縁日を楽しんだ
時折、見せる妹の無邪気な笑顔に心が癒される
(まぁ、兄妹だもんな…)
この時、俺はまだ心境の変化には気付いていなかった…
ひとしきり楽しむと辺りは日が暮れてきた
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:12:41.62 ID:c0U0xEpAP
兄「もう、夕方だな…寒くないか?」
妹「大丈夫だよ~寒くなったらお兄ぃにあっためてもらうから♪」
兄「俺は湯たんぽじゃないぞ!」
妹「あのさ、天神様の裏に行こうよ♪」
兄「天神の裏って何もないだろ?」
妹「いいから早く!間に合わないよ!」
妹に急かされながらも天神様の裏手に向かう
妹「ほらっ♪あそこ見てみなよ!すごいでしょ♪」
妹はニコニコしながら指差しをする
天神様の裏手は高台になっていて、妹の指差しした先には、大きな夕日が沈みかけていた
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:32:11.57 ID:c0U0xEpAP
>>95
ありがとうございます
兄「すげぇな!これ!昔はなかったよな?」
妹「去年の夏に高台の林を全部切っちゃったんだって…でもそのかわり、毎日きれいな夕日が見えるんだよ」
兄「そうだったんだ…全然知らなかったなぁ…こうやって町並みも変わっちゃうんだろうな…」
妹「でもね、私がお兄ぃの事を好きなのは変わらないよ…」
そうつぶやく浴衣姿の妹は心なしか寂しそうだった
叶う事のない願いに一生懸命になっている妹に…
兄としてどう接していけば良いのだろう…
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:59:01.36 ID:c0U0xEpAP
兄「町並みと人の気持ちは違うだろ…考え方次第だけどな…」
妹「……そうだね……」
兄「夕日も見えなくなったし、寒くなるからそろそろ帰るか?」
妹「ねぇ………ギュッってして……」
兄「どうした?いきなり?」
妹「…いいから……お願い……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:01:08.56 ID:c0U0xEpAP
>>97
その点は「神のみぞ知る」って事で…
兄「ああ……わかった…」ギュッ
妹「お兄ぃ…いい匂いがするよ…」チュッ
兄「さっき食べたイカ焼きの匂いか?」
妹「…バカ……そうじゃないよ……」ギュッ
兄「ハハッ♪知ってるよ……」
妹「今日ね…お兄ぃと一緒に来れて嬉しかったよ…」
兄「ああ…俺も楽しかったぞ…不覚にも、お前の浴衣にドキドキしたけどな…」
妹「不覚ってのは余計だよ…」
兄「…そうだったな…お前は可愛いよ…自慢の妹だ…」ナデナデ
妹の髪の毛を触りながら頭を撫でる
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:16:24.61 ID:c0U0xEpAP
妹「…ん~…それ…気持ち良い…もっと撫でてよ…」
兄「頭撫でられるの好きなんか?」ナデナデ
妹「…ん~…落ち着く……」
俺の胸元に顔をうずめて妹は気持ち良さげにつぶやく
兄「ほらっ!そろそろ行くぞ!暗くなってきたし…」
妹「うん♪帰ろっか…お兄ぃ…ありがとう…」
兄「…俺の方こそ、ありがとうな…」
妹と久しぶりのお祭りは懐かしさと共に色々な発見が出来た
妹と手を繋ぎ、帰る家路のなかでもお互いの絆が深まるのを感じた
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:28:11.66 ID:c0U0xEpAP
ガチャッ
兄「ただいま~!いや~疲れたよ~!」
妹「ママ~!ただいま~」
母「二人ともお帰りなさい…どう?楽しかった?」
兄「ああ…久しぶりに楽しんだよ」
妹「それは私と一緒だったからだよね~♪お兄ぃ♪」
兄「ああ…そうだな…ありがとう♪」
母「二人ともお風呂沸いてるから、先に入ってらっしゃい」
兄「お前、先に入って良いぞ」
妹「じゃあ、一緒に入ろうよ♪」
兄「それは、さすがにちょっと…」アセアセ
妹「じゃあ、良いよ!一人で入るから!」
兄「いや…そんなに怒る事じゃないぞ…」
妹「……知らない!!」ムスッ
ふくれっ面で脱衣所に向かう妹
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 02:08:34.90 ID:c0U0xEpAP
母「兄…あんまり妹を邪険にしないでね…」
兄「でもさ…中学生なら風呂くらい一緒じゃなくても良いだろ?弟ならわかるけど、妹なんだから…」
母「そうだけど…妹も兄が帰ってくるの楽しみにしてたわよ?少しは甘えさせてあげてね…」
兄「それは大丈夫だよ…今日も十分に甘やかしたしな…」
母「兄、ありがとうね…お風呂入ったらご飯にするわよ」
兄「わかった!妹が出たら、俺も入るよ」
夕食後、家族でテレビを観ながら、色々な話しをして過ごした
兄「俺さ、そろそろ寝るよ。明日の夕方には寮に戻らなきゃだし…」
母「そうね…荷物の準備は終わったの?」
兄「明日、起きたら準備するよ。妹、俺はもう寝るぞ!お前は来ないのか?」
妹に聞きながらもお袋にアイコンタクトをする
お袋も軽くウインクしてそれに応える
妹「えっ……お兄ぃと一緒に寝ても良いの?」
兄「最後の夜だろ?お前が一人ぼっちで寝れるなら、俺は構わんが?」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 02:25:21.00 ID:c0U0xEpAP
妹「…う~…お兄ぃのいじわる…一緒に寝たいよ…」
兄「なら、一緒に寝るか?ほらっ!行くぞ!お袋…ありがと!おやすみ~」トットットッ
妹「うん♪待ってよ~お兄ぃ…ママ!おやすみなさい!」トットットッ
母「二人とも、おやすみなさい」
~兄の部屋~
兄「ちゃんとパジャマに着替えてきたか?明日は朝から荷物の準備するから、マジで早めに寝るんだからな」
妹「う~…最後の夜なんだから、もうちょっと起きてようよ…」
兄「じゃあ…一緒にベッドに入るか?それなら知らない間に寝ちゃっても風邪は引かないよな?」
妹「うん♪一緒にベッドに入ろうよ♪」
兄「それならこっち来いよ…」ファサッ
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:10:16.77 ID:c0U0xEpAP
>>105
ありがとうです
妹「…お兄ぃ…お邪魔します…」
妹「フフッ♪お兄ぃ、暖かいね…」
兄「それはお前が引っ付いてるからだろ?この、くっつき虫が!」
妹「良いでしょ♪ちょっとくらい…」ギュッ
兄「まぁ、良いけどな…今夜で最後の夜なんだよなぁ」ナデナデ
妹「んっ…お兄ぃ…ギュッ…お兄ぃ…帰っちゃ……やだぁ…やだよ…」グスッ ヒック グスッ
妹は言い終わらないうちにポロポロと泣き始めた
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:19:04.29 ID:c0U0xEpAP
兄「何で泣くんだよ……またそのうち帰ってくるぞ?」ナデナデ
妹「だ…ヒッ…だってぇ…グスッ…寂しいん…ギュッ…だ…ヒック…もん…」グスッ
兄「それはわかるが、仕方がない事だ。お前だって学校があるだろう?」
妹「…だ…だってぇ…ヒック…だってぇぇ……やだぁ…グスッ」
兄「そんなに嫌なのか?」ギュッ
妹「お兄ぃ…グスッ…が…す…ヒッ…好き…だもん…」ギュッ
兄「大丈夫だ…その気持ちは痛いほど伝わってるぞ…」ナデナデ
妹「…お兄ぃ……グスッ……ホントに?…ヒック…」
兄「お前の気持ちはわかったから、泣き止めよ…最後までは楽しく過ごしたいだろ?」ポンポン ナデナデ
妹「うん…ズズッ…わかった…グスッ…頑張る…」
兄「…大丈夫か?泣き止んだか?」ススッ
俺は妹の顔を両手で撫でながら、頬に伝う涙を拭う
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:42:49.30 ID:c0U0xEpAP
妹「…んっ…お兄ぃ…ありがと…大丈夫…」ニコッ
妹は何とか泣き止んだが、その瞳にはまだ涙が滲んでる
兄「よし…いい子だな…良く出来ました…」チュッ
俺はそのまま妹の唇にキスをした
妹「んっ…何で?……お兄ぃ…」ドキドキ
兄「お前がちゃんといい子にして泣き止んだから、神様がプレゼントしたんじゃない?」ナデナデ
妹「…もっかい……もう一回…してよ…」ギュッ
兄「何で?神様のプレゼントは一回きりだろ…」ナデナデ
妹「違うもん!!だって、お兄ぃの気持ちが入ったのは、まだもらってないもん…」
兄「……プッ!…ハハハッ!!お前には負けたよ!なるほどな!」
妹「おかしくなんかないもん!」ポスッ ポスッ
兄「叩くなって♪わかった!じゃあ、これは俺の気持ちを込めた分な……」スッ チュッ
妹の頬に手を添えて、さらに優しく唇にキスをする
妹「…んんっ…チュッ……」ギュッ
妹は抱きしめながらも、それに応える様に唇を重ね合わせる
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:49:28.95 ID:c0U0xEpAP
>>108
支援ありがとうございます
今日はここまで書き溜めた&夜中なのでそろそろ寝ようかと…
最初は100レスくらいで終わらせるつもりが、書いていくうちにテンションが上がってしまい、ちょっとgdgd感を醸し出しつつも、まだ旅の途中です。
ストーリーは後半に差し掛かってますので、これに懲りずにお付き合い頂ければ幸いです。
※妹のすももストーリーのソースは俺ですww
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 10:37:44.61 ID:c0U0xEpAP
おはようございます&保守ありがとうです
兄「……これで満足だろ?…」
妹「うん…ありがとう…大好きだよ…お兄ぃ…」
兄「これ以上はまだお前には早いし、何より俺が耐え切れる自信がない…」
妹「うん…お兄ぃ…ギュッとしながらナデナデして…」ギュッ
兄「ああ…良いよ…」ギュッ ナデナデ
妹「お兄ぃ……また…帰ってくるよね…」
兄「ああ…大丈夫だ…待ってろよ…」
抱きしめながら黒髪を撫でているうちに、妹はスースーと寝息を起てて寝てしまった
やっぱり、お祭りでの疲れや泣き疲れたのもあるだろう
妹のか細い寝息を耳元に感じながらも、いつの間にか俺も眠りについていた
そして最後の夜が明けた
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 11:14:51.01 ID:c0U0xEpAP
母「兄~!!起きなくて良いの~?妹~!!起きたなら、兄を起こして~!」
妹「…んっ…くっ…ふぁぁ…お兄ぃ…起きてぇ…」チュッ
兄「……ん~っ……眠い……妹…」
妹「…大丈~夫だよ…ほら…お兄ぃ…おっきして…」ギュッ
兄「…おはよ…妹…今日はお前の方が早かったな…」チュッ
妹「…やっと起きたね♪今日はお兄ぃの方がねぼすけさんだよ?」
兄「起きて準備するか…」スッ
トットットッ
二人で朝食を済ませると荷物の準備を始める
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 11:28:46.75 ID:c0U0xEpAP
妹「お兄ぃ!持って行くのって洋服だけ?」
兄「そうだな…後は特に大丈夫だろ」
妹「今度はいつ頃帰って来れるの?」
兄「ん~、冬休みじゃないかな?とりあえず、秋の大会もあるからな…」
妹「お兄ぃ…レギュラーになれると良いね♪」
兄「だな!まぁ、俺が決める訳じゃないけどな」
荷物の準備を済ませると夕方までのんびりと妹と過ごした
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 11:35:06.42 ID:c0U0xEpAP
母「兄~!そろそろ時間じゃないの?大丈夫?」
兄「ああ…もうすぐ行くよ」グッ
準備したバックを手に持ち、寮に戻る用意をする
妹「お兄ぃ…行っちゃうの?」
兄「仕方ないだろ…ほらっ、手伝ってくれ…」
妹「う~…お兄ぃ…やだよぉ…」グイッ
妹は目に涙を浮かべながら、俺の服の裾を引っ張る
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:06:42.51 ID:c0U0xEpAP
兄「大丈夫だって♪また、帰ってくるし…」ギュッ ナデナデ
妹の身体を抱き寄せて頭を撫でる
母「荷物は大丈夫?駅まで送るわよ?」
兄「ん…大丈夫!また、冬休みにでも帰ってくるよ」
妹「お兄ぃ…気をつけてね…」ギュッ
兄「任せろ!お前こそ身体に気をつけろよ…」
妹「お兄ぃ…これ持ってって…」スッ
妹はポケットから小さな紙包みを取り出す
兄「これ…なんだ?」
紙包みを開くと中には小さなお守りが入っていた
妹「勝ち守だよ…。天神様で買ってきたの…いろんな物事に勝てるんだって…」
兄「…ありがとう…大事にするよ…」ギュッ
妹からお守りを受け取ると、そっと妹の身体を抱き寄せた
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:51:14.53 ID:c0U0xEpAP
兄「じゃあ、行ってくるよ…親父にもよろしく言っといて…」
母「また、いつでも帰って来なさいね」
妹「お兄ぃ…頑張ってね…」
そのまま家族に別れを告げ、学校の寮に戻ってきた
その後は勉強だけでなく、秋の大会へ向けて、部活にもさらに力を入れて取り組んだ
そして秋の大会のメンバー発表の日……
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:56:46.45 ID:c0U0xEpAP
顧問教師「今から、大会のメンバーを発表する。お前らも知っての通り、レギュラーは6人、補欠は3人だ」
一同「……ざわ…ざわ……」
顧問教師「レギュラーメンバーは…加藤、大貫、早乙女、笹川、奥津、立花……以上だ」
兄(レギュラーから……外れた…そんな…)
顧問教師「続いて、補欠メンバーを発表する。福本、兄、石原…以上!」
兄友「兄!お前補欠じゃん♪俺なんか、選ばれもしなかったのに…」
兄「…補欠じゃ、お前と変わらんよ…」
顧問教師「…それと、今年は補欠メンバーでも1度は試合に出すからな!!お前ら、気を抜くなよ!!」
一同「ハイ!!!」
その後も練習を重ね、秋の大会当日……
仕事中なんで、ちょっと投下が遅くなります…
隙をみて随時投下します
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 13:44:51.01 ID:c0U0xEpAP
自ら保守
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 15:55:10.81 ID:c0U0xEpAP
またまた保守
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 16:09:26.58 ID:c0U0xEpAP
>>129
シスプリはやった事ないです
兄「いよいよ大会だな……よし!!気合い入れて行くか!!」
俺達のチームは予選を順調に勝ち抜き、準々決勝まで勝ち上がった
観客席にはお袋と妹も見に来てくれている
妹「お兄ぃ~!!やっほ~!ここだよ~♪」
俺は妹の呼びかけに軽く手を振る
兄友「兄!あれ、お前の妹か?結構可愛いじゃん♪今まで隠してたのかよ!なぁ、紹介してくれよ~」
兄「お前みたいな野獣には紹介出来ん!それに妹は俺に懐いてるからな♪」
兄友「あれ?お前ってシスコンだった?」
兄「そうじゃない!お前にだけは紹介出来ねぇ!ってだけだ」
兄友「ひでーなー!親友に対して何て言い草だよ…」
兄「そんな事より試合の方が大事だろ…」
試合はうちのチームが優勢に進んでいた
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:15:36.22 ID:c0U0xEpAP
レギュラーメンバーの先輩達の動きは相手チームを翻弄して確実に試合の流れを掴んでいる
ポイントも6対4とうちのチームがリードしている
顧問「お前ら!まだまだ気を抜くなよ!ここからが正念場だ!!」
顧問はメンバーに激を飛ばす
リンクでは、選手が入り乱れてパックの奪い合いが続いている
審判「ピピー!」
その時、審判の笛が鳴り響き、メンバーの先輩が一人リンクでうずくまっている
どうやら、相手選手のホッケースティックが先輩に当たったようだ
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:17:16.41 ID:c0U0xEpAP
>>134
エロ展開はちょっとだけ悩んでますww
顧問「大丈夫か?まだいけるか?」
先輩「クッ……大丈夫ッス……」
顧問「わかった……お前はベンチに戻れ…兄!早くしろ!交代だ!」
兄「ハイ!!」
兄友「行って来いよ!!可愛い妹にカッコイイ所見せてこいよ♪」
兄「バカ言うなよ…今は試合にしか集中出来ねぇよ!」
兄友「先輩の仇を討って来いよ♪」スッ
友は握り拳を俺の前に差し出す
兄「きっちりケツ取ってやるよ!」スッ
パシッ
俺はスケートのバックルを締め直しつつ、スティックを握り、先輩からゼッケンを受け取ってリンクに上がる
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:47:33.13 ID:c0U0xEpAP
母「あらっ?あれ兄じゃないの?あの子、補欠って言ってたのにねぇ…」
妹「えっ?どこ?あ~!!ホントだ♪ママ!お兄ぃすごいね!お兄ぃ~~!!!頑張ってぇぇ♪」
妹の声援に俺はスティックを掲げてそれに応える
顧問「兄!落ち着いていけよ!絶対に無理はするなよ!」
先輩「あいつら、どつき回してこいよ!」
兄「頑張りますよ…先輩達には及びませんけどね…」
リンクに上がり、先輩のポジションに付くと、他のメンバーからアドバイスが入る
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:48:17.82 ID:c0U0xEpAP
先輩A「兄!とりあえず、お前はディフェンスにまわれ!」
先輩B「今のリードを死守しなくちゃな!ちなみに相手のキャプテンは殺っちゃっても良いぜ♪」ススッ
兄「了解です!よろしくお願いします!」
ザッ シャーッ シュッ
ガッ
ガッ
パシッ
先輩達が相手チームからパックを奪うと一気に攻め立てる
先輩C「兄!前に上がれ!!一気に行くぞ!!」
兄「了解です!」ザッ シャーッ
先輩Cの指示に合わせ、相手ゴール前に陣取ると、ホッケーパックをキープしている先輩Bから十八番のバックパスが通る
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:29:23.71 ID:c0U0xEpAP
>>144
高校生の時にやってましたよ
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:32:15.64 ID:c0U0xEpAP
先輩B「ほらよっ!!ぶちかましてやれ!!」シュッ
兄「先輩!相変わらずパスが見えにくいッスね♪」パシッ
俺はそのまま相手ゴールに向かい、外角高めにシュートを打った
ガッ バシュッッ!!
ファサッ
ピピー!!
俺の打ったシュートは狙い通りに相手ゴールの外角に突き刺さった
兄「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」
先輩A「よしっ!!これでさらに離したぞ!」
先輩B「後はキャプテンを殺っちまうだけだな…ククッ」
先輩C「よくやった!!まぐれにしては上出来だな♪」
兄「ありがとう…ハァ…ございます…ハァ…」
顧問「ぼやぼやしてないで、集中しろよ!!流れを崩すなよ!」
母「妹!今の見たでしょ?兄がシュート決めたわよ!!」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:33:06.13 ID:c0U0xEpAP
先輩B「ほらよっ!!ぶちかましてやれ!!」シュッ
兄「先輩!相変わらずパスが見えにくいッスね♪」パシッ
俺はそのまま相手ゴールに向かい、外角高めにシュートを打った
ガッ バシュッッ!!
ファサッ
ピピー!!
俺の打ったシュートは狙い通りに相手ゴールの外角に突き刺さった
兄「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」
先輩A「よしっ!!これでさらに離したぞ!」
先輩B「後はキャプテンを殺っちまうだけだな…ククッ」
先輩C「よくやった!!まぐれにしては上出来だな♪」
兄「ありがとう…ハァ…ございます…ハァ…」
顧問「ぼやぼやしてないで、集中しろよ!!流れを崩すなよ!」
母「妹!今の見たでしょ?兄がシュート決めたわよ!!」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:33:56.27 ID:c0U0xEpAP
>>148
ミスったww
連投すいません orz
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:45:09.57 ID:c0U0xEpAP
妹「ママ!!見てたよ!!すごいね!!お兄ぃ♪カッコイイ!!」
兄友「すげぇな!!あいつ、やりやがった!」
試合はそのまま流れをつかみきりうちのチームは試合に勝利した
顧問「お前らよくやった!!このまま勝ち進むぞ!!」
先輩「兄…ありがとう!よくやったな!」
兄「まぐれですよ…後は頼みましたよ」
兄友「お前の仕事はこれでおしまいかよ!」
その後、うちのチームは決勝で力及ばず負けてしまった
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 19:51:57.87 ID:c0U0xEpAP
妹「お兄ぃ…残念だったね…」
母「また来年があるんでしょ?また頑張れば良いじゃない…でも兄がゴール決めた時、お母さんびっくりしたわよ!」
妹「うん♪お兄ぃ!すっごいカッコ良かったよ♪」
兄「まあね…まぐれだけどな…また、来年頑張るか…」
妹「お兄ぃはこれからどうするの?寮に戻るの?」
兄「ああ…ちょっと戻って頭を冷やしてくるよ…」
母「じゃ…お母さん達はこれで家に帰るからね…」
妹「お兄ぃ……元気出して…」ギュッ
兄「ありがとう……俺は大丈夫だから…」ナデナデ
そのままお袋達と別れて俺は先輩達と寮に戻った
初めての試合… 初めて決めたゴール… そして初めての敗北…
シャワーを浴びながら、一人悔し涙を流した…
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 19:53:15.57 ID:c0U0xEpAP
その後は特に変化もなく学校生活を過ごした
自分の担任からの呼び出しが来るまでは……
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:09:41.44 ID:c0U0xEpAP
ガラッ
担任「兄!今すぐにお母さんに連絡しろ!」
兄「えっ?何があったんですか?」
担任「詳しい事はお母さんから聞いてくれ!今日は早退扱いにしておくから、家に戻るなら戻っても良いぞ」
兄「……わかりました……」ガラッ
寮に一度戻り、お袋の携帯に連絡を取る
母「もしもし?兄?兄でしょ?…グスッ…」
電話口のお袋は泣いてた
兄「お袋…どうしたんだ……何があったんだ……」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:14:11.80 ID:c0U0xEpAP
母「……妹が…事故に…ウウッ…」
兄「………何だよ………それ………」
母「……今は…ウッ…病院に…いるんだけど……グスッ」
兄「……妹は……無事…だよな……」
母「…妹は集中治療室にいるの…今夜…ヒック…峠だって…グスッ…」
兄「お袋……待ってろ……すぐ行くから…」
寮を飛び出し、何も持たずに実家へ向かう
実家に戻ると親父も帰ってきていた
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:37:47.04 ID:c0U0xEpAP
>>162
定番ですんません
兄「親父……妹の事…」
言いかけた所で親父が話す
親父「母さん……病院行くぞ…用意しろ…」
3人で病院に向かい、親父は担当医に妹の容態を聞いている
母「今朝ね…あの子が…学校に行く途中で…ひき逃げにあったのよ……」
兄「!!……相手は誰だ……殺してやるよ……」
母「それが…逃げたまま…まだ見つかってないの……警察には連絡したけど…」
兄「…だったら、警察より先に見つければ良いんだよな??」
親父「やめろ!!お前が行ってどうするんだ……今は妹の側に居てやれ……」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:40:01.17 ID:c0U0xEpAP
兄「…クソッ…だってよ……親父はムカつかないのかよ……妹が何したんだよ……あいつが何か悪い事したのかよ!!」ガッ
親父「ナメるな!!ガキが!!俺だってムカつかない訳ねぇだろうが!!てめぇと同じくらい……相手を探し出して、殺してやりてぇよ!!」
兄「……親父…妹はどうなんだ…」
親父「……今夜が…峠だ…頭を打ってて、意識が戻らないそうだ……」
母「…何で…あの子が……ウッ…グスッ…」
医者「今は…娘さんの体力次第です…」
親父「先生……うちの娘を…よろしくお願いします…」ペコ
親父は担当医に深々と頭を下げるとお袋の隣に座った
今からちょっと仕事で打ち合わせなので、後で投下します
ホントにごめんなさい
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:18:02.49 ID:c0U0xEpAP
打ち合わせを抜けてトイレで投下しますww
母「兄が産まれて…私があんな事になってからは……もう子供は諦めてたのに…そうじゃなくても私達は幸せだったのに…」
親父「…それは言うな…」
兄「お袋……子供を諦めるって……何だよ?」
親父「…お前には関係ない事だ…」
兄「親父には聞いてねぇよ!お袋…話してくれよ……」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:18:46.85 ID:c0U0xEpAP
母「昔、兄が保育園の時に、兄が生まれた病院の前にね、生まれたばかりの赤ちゃんが置き去りにされていたの…」
母「もちろん私は、その病院の看護婦さんに言って、その子を保護してもらったのよ」
兄「その赤ちゃんはどうなったんだ?」
母「産婦人科の先生の知り合いの保護施設で元気にしているわよ」
母「それと、前にちょっと話したわよね……私が入院した話…」
親父「………」
兄「ああ…今は大丈夫なんだろ?」
母「お母さんね…あの時入院したのは子宮に異常があったからなの…」
兄「それは…俺の責任なのか?」
母「兄に責任は何もないわよ…遺伝だったみたい…それでね、検査にも行ってて、腫瘍が大きくなっていたから、入院した時に手術したの」
親父「母さんは手術で子宮を摘出したんだよ…」
兄「じゃあ、子供は出来ないよな…」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:22:09.68 ID:c0U0xEpAP
親父「母さんが手術した後に「やっぱりもう一人欲しかった」っていつも言ってたんだ…自分はもう妊娠出来ないってわかっていたんだけどな…」
母「その時にあの赤ちゃんの事を思い出したの…」
親父「母さんは産婦人科の先生に頼み込んで、施設の場所を聞いて施設の所長さんに掛け合ってその赤ちゃんを引き取る事にしたんだ……」
母「もちろん、この事はお父さんと何回も話し合ったし、兄の事も考えたの…」
親父「やっぱり弟か妹は必要だろうってな」
兄「……それが……病室にいる…妹か…」
親父「……そうだ……」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:31:28.41 ID:c0U0xEpAP
>>175
今の俺には仕事よりもこのスレを読んでくれる人の方が大事ですよ
兄「……なんで…なんで…そんな大事な事を黙ってたんだよ…」
母「兄には高校を卒業したら話すつもりだったのよ…」
親父「お前が高校生活に打ち込んでいる姿を見たら、話しにくくてな…お前を騙すつもりはなかった…すまない…」
兄「…妹は……わかってるのか?」
母「あの子は知らない筈よ…生まれてすぐに私達が引き取る事にしたから…」
兄「……妹には……しばらく内緒にした方が良いな……」
親父「何にせよ…あの子は俺達の娘であり……お前の妹だ…」
兄(そうだよな…血の繋がりなんかは関係ない…あいつは俺にとってただ一人の妹だ……)
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:32:09.11 ID:c0U0xEpAP
兄「……親父……一発殴らせてくれないか……」
親父「手加減はするなよ…」
シュッ バキッ!!
親父「クッ…お前…強くなったな…」
兄「そろそろ親父を超えるかもな…」
親父「お前にはまだ負けねぇさ」
長い沈黙の中… 誰一人会話をしない
妹の容態が気になる
お袋も親父も一睡もしていない
そしてそのまま夜が明けた…
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:45:08.87 ID:EC70KwLAP
ススッ
治療室の扉が開き、中から担当医が出てくる
親父「先生!!娘は……娘は大丈夫なんですか??」
妹の担当医は静かに話し始める
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:46:32.98 ID:EC70KwLAP
医者「…残念ですが……娘さんの意識は戻りませんでした………」
その場にいる誰もが耳を疑う
病室にいる妹の意識は戻らなかった…
しかし担当医はそのまま言葉を続ける
医者「娘さんは「遷延性意識障害」の恐れがあります…」
親父「先生…それは…」
医者「一般的に植物状態と呼ばれる症状ですが、回復の見込みは0ではありません…」
母「娘はどうしたら回復するのですか?」
医者「それが、一般的に定義されていないのが現状です…しかしながら、娘さんは自発的に呼吸をしているので見込みはあると思います」
兄「…何だよ…それで納得しろって事かよ……」
この部分はうろ覚えなので、ツッコミは無しでお願いしますwww
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:28:34.89 ID:EC70KwLAP
>>190
もうちょっとなんですけど、まだ打ち合わせ中なので、後で見た方が良いですね… orz おやすみなさい
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:18:46.43 ID:EC70KwLAP
>>192
やっと帰ってきました
保守ありがとうございます
他の皆さんも多大なる感謝の意をこの場を借りて表したいと思います
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:21:29.26 ID:EC70KwLAP
兄「…何だよ…それで納得しろって事かよ……」
親父「兄……やめろ…」
兄「…あんた…医者だろ?俺より偉いんだろ?頭良いんだろ?」
母「兄!やめなさい!」
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 03:22:17.74 ID:EC70KwLAP
兄「なぁ!!答えろよ!!あんたは人の生き死になんて何とも思わないんだろ!!分かってたまるかよ!何も悪くない人間が死にかけて!クソみたいな犯罪者が生きてるなんてよ!!ふざけんな!!」
親父「……………」
兄「……なぁ……頼むよ……あんたにしたら…ただの患者かもしれないけど…俺らからしたらたった一人の家族なんだよ……お願いだよ……妹を……あいつを助けてくれよ……」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 03:39:27.16 ID:EC70KwLAP
医者「………お兄さんのお気持ちはよくわかります…私も何人もの患者さんの症例を見てきたので……ただ、娘さんの回復の望みはまだ0ではありません…今の私に言える事はこれだけです……」
担当医はそれだけ答えると治療室に戻っていった
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:02:25.44 ID:EC70KwLAP
~3ヶ月後~
あの後すぐに俺は高校を自主退学した
それからと言うもの毎日、妹のお見舞いに足を運んでは、身の回りの世話をしたり、妹に色々と話しかけている
その日にあった出来事や、妹が応援に来てくれた試合の話、他にも数え切れないくらいの話をした
お袋も家事の時間以外はお見舞いに来てくれる
妹はあれからずっと昏睡状態が続いている
俺は妹の髪を撫でながら話しかける
「お前はこうやって頭を撫でられるのが好きだったよなぁ…」
「お前は何にも悪くないのになぁ…神様って野郎は不公平だよな…」
218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:03:33.19 ID:EC70KwLAP
ポケットの中からお守りを取り出し、妹の手にそっと握らせる
(勝ち守だよ…。天神様で買ってきたの…いろんな物事に勝てるんだって…)
「そうだな…いろんな物事に勝てるんだったよな…」
目を閉じて妹の手を握ったままつぶやく
ファサッ
髪の毛を撫でられた様な感触が俺の五感を刺激する
「………お兄ぃ………おはよ……」
目の前にはあの時と変わらない笑顔で妹が話しかける
俺はくしゃくしゃになった笑顔で応える
「…おはよう……今日はお前の方がねぼすけさんだな……」
~fin~
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:11:34.83 ID:EC70KwLAP
長い間保守&いろんなレスをくれた方、ROM専で駄文に付き合って頂いた方、大変感謝致します
ぶっちゃけSSを書くのは初めてだったんで、ツッコミ所満載&ウザイ文章になってしまったのは申し訳ないです orz
最後がgdgdになっちゃったのは、まだ未熟な点があるんだろうなぁとか思います。
ホントに他のSSを書いている人はスゴイと思いますね!
こんなつたない駄文&長文にお付き合い頂き、ありがとうございました
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:19:07.44 ID:EC70KwLAP
>>221 >>222
お付き合い頂いてありがとうございました
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:32:07.47 ID:EC70KwLAP
>>226
~さらに2ヶ月後~
妹「お兄ぃ~!早く起きてぇ…遅れちゃうよ~?親方さんに怒られても知らないからね~」チュッ
兄「…う~ん…わかったよ…」
ゴソゴソ
母「妹~!あなたも遅れるわよ~!今日は修学旅行でしょう」
妹「ママ~!私のリュックは~?」
母「台所にあるわよ!早く持って行きなさい」
妹も無事に退院して、以前よりも元気になった様な気がする
前にも増して甘えん坊なのはちょっと困りものだけど、今はそれも心地いい
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:33:49.93 ID:EC70KwLAP
俺は近所の割烹料理店で板前見習いとして修行をしている
妹「お兄ぃがお店開いたら、エプロンしてお手伝いに行くね♪頑張ってよ!お兄ぃ♪」
兄「俺も準備するか…」
妹「お兄ぃ~!ママ~!行ってきま~す♪お土産楽しみにしててね~♪」
母「行ってらっしゃい…気をつけてね」
兄「いっぱい楽しんで来いよ…」
母「兄も急がなくて良いの?」
兄「チャリでダッシュすれば間に合うさ!お袋、行ってきます」
母「はい!行ってらっしゃい…」
ガチャ
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:35:07.42 ID:EC70KwLAP
自転車にまたがり、俺は店に向かう
修行は毎日大変だけど、妹が背中を押してくれるから頑張れる
ガラッ
兄「おはようございます!!親方!!今日もよろしくお願いします!!」
親方「おう!!すぐに着替えろ!!今日は仕込みがたくさんあるからな!気合い入れて仕事しろよ!」
兄「はいっ!」
俺と妹の「ちっちゃな出店計画」はまだ始まったばかりだ…
こんな感じで良いんですかね?
実家に帰ると、妹は開口一番、満面の笑顔で抱きついてきた
確かに2年振りに会うのだから仕方ないのかもしれない
妹「お兄ぃ、全然連絡してくれないんだもん…。もう、帰ってこないのかと思っちゃったよ…」ギュッ
妹は兄の胸元に顔を押し付け、淋しさを紛らわす様につぶやく
兄「だから、ちゃんと電話したろ?週末には帰るって…」
妹「それにしては、いきなり過ぎるけどね!もっと早く言ってくれれば、いろいろ準備したのにぃ…」ブツブツ…
もっと早く連絡したかったのだが、本来予定していた学校行事が急に延期になった事で、2年振りに実家に戻る事になった
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:46:13.91 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ~。また背が伸びたでしょ?これで少しはモテるようになったんじゃない?」ニヤニヤ
兄「ハァ…。あのなぁ…俺の学校が男子校だって知ってて言ってるんだろうな?」
俺は高校入学と同時に一人暮らしを始めた。入学した高校が全寮制の男子校だったおかげか、両親も一人暮らしには賛成してくれた
妹「お兄ぃ♪荷物持ってあげるから、早く置いて来なよ!ママもお兄ぃに会うの楽しみにしてたんだからね♪」グイッ
妹は足元に置いてあったセカンドバックを手に取り、2階の部屋に運び込もうとする
兄「わかったから、そんなに急かすなよ…。まったく妹は変わんないなぁ…。もうちょっと大人になれよ…」
妹「だってぇ…お兄ぃに会うの楽しみだったんだもん♪それに、私だってもう子供じゃないんだからねっ」
妹に最後に会ったのは、妹が小学校卒業の春休み以降からずっと会っていない…
久しぶりに会う妹は確かに大人っぽくなっていた。
抱きつかれた時に妹からほのかに香るシャンプーの匂いが俺の鼻をくすぐったのを思い出した
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:49:26.27 ID:7DLEV8ZGP
~2階の兄の部屋~
妹「これで全部だよね?っていうか、洗濯物ばっかりじゃん。私にお土産はないの~?」
兄「そんなものあるわけないだろ…。それに、旅行に行ってたんじゃないんだから」
妹「でもさ!可愛い妹の喜ぶ顔が見たいとかなかったの?ホント、お兄ぃはケチだよねぇ」ブーブー
バッグから洗濯物を引っ張り出しながら、妹はふくれっ面で荷物の整理を手伝っている。
兄「……わかった!じゃあ、今度は何か買ってきてやるよ。それで良いだろ!」
妹「ホント??期待してるからね♪それとね、お兄ぃはいつまで学校休みなの?もう夏休みでしょ?」
兄「もともと、林間学校が延期になっただけだからな…。4日間はこっちにいるつもりだけど?いくら夏休みでも部活の練習があるから、こっちにはそんなにいられないよ」
妹「そうなの?それなら明日買い物に付き合って欲しいんだけど♪」
兄「ああ…別に良いけど、何を買いに行くんだ?」
妹「ん~と、とりあえず水着かなぁ…今度、友達とみんなでプールに行くから、学校の水着じゃ恥ずかしいじゃん」
兄「そんなもん、友達と買いに行け!何で、俺が付き合わなくっちゃいけないんだ?」
正直、女の子の水着なんか一緒に買いに行く事自体が恥ずかしい…
それも妹のなんてのはもってのほかだ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:52:05.96 ID:7DLEV8ZGP
>>4
ちょっとだけお付き合い頂ければ幸いです
妹「だって、お兄ぃに選んで欲しいんだもん…。男の子の可愛いと女の子の可愛いは違うでしょ?」
兄「あのな…そうは言っても、俺の立場を考えろよな!俺はお前の彼氏じゃないんだぞ…」
妹「じゃあ、彼氏で良いじゃん♪明日はデートしようよ♪お兄ぃが私の彼氏代わりって事で!」ニコッ
兄「バカ言ってんなよ…さっさとそれ、終わらせろよ!」ドキドキ…
妹「あれ~?お兄ぃ?ひょっとしてテレてんの~?」ニヤニヤ
兄「テレるわけないだろ!!ほら!終わったんなら下に行くぞ!」
妹「ほほ~い♪あっ!そうそう♪ママが今日の夕飯はカレーだってさ!お兄ぃも久々でしょ?ママのカレー食べるの♪」
ドタドタドタ……
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:54:09.00 ID:7DLEV8ZGP
母「お帰りなさい。結構、大変だったでしょう?帰ってくるの。連絡くれれば迎えに行ったのに…」モグモグ
兄「どうだろう?結構、途中で寝てたからなぁ…。それにお袋に迎えに来てもらう年じゃないし…」パクッ!モグモグ
父「学校の方はうまく言ってるのか?寂しくないか?部活もやってるんだろ?インラインホッケーは楽しいか?」グビッ
親父は晩酌のビールに口をつけながら、和やかに話す
兄「まぁまぁだね♪実際、最初は寂しかったけど、同じ寮のヤツラとも仲良くやってるしね。問題ないよ!今のところは部活も順調だし、後もうちょっとでレギュラーだな♪秋の大会が近いから、練習はキツイけど…」
母「レギュラーになれたら、お母さん応援に行くからね!でも、怪我だけは気をつけなさいよ?4日間は休みなんでしょ?ちょうど良かったじゃない。明後日、天神様でお祭りやるわよ?妹と行ってくれば良いじゃない?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:56:24.53 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ!一緒に行こうよ♪ママ~!私の浴衣あるよね?去年、買ったやつ♪」
この季節は毎年近所の天神様で縁日をやっている
俺は中学を卒業してからは行ってない
兄「そういえば、高校入ってからお祭りは行ってないなぁ…。よし♪妹、一緒に行くか?」
妹「うん♪お兄ぃに私の浴衣見せてあげるね♪すっごい可愛いんだよ~♪」
妹は目をキラキラ輝かせながら嬉しそうに話す
兄「あれだろ?可愛いのは買ってもらった浴衣がだろ?妹よ!そこを勘違いするなよ!」
妹「あ~!!ひっど~い!!パパぁ~!お兄ぃあんな事言ってるよ!ひどくない??」
父「ああ…大丈夫だ!お前は俺の娘だ!何を着ても可愛いよ…」グビッ…フヒヒッ
母「ほらほら、食べ終わったなら片付けて…。それと、兄!お風呂沸いてるから、先に入っちゃいなさい」
兄「ああ……ありがとう…」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:58:11.33 ID:7DLEV8ZGP
お風呂に入って一日の疲れを癒す
いろいろバタバタしていたが、やっぱりわが家が一番落ち着く…
湯舟に浸かり、のんびりしていると脱衣所から声が聞こえる
妹「お兄ぃ~!タオルここにおいて良い?」
兄「ああ…良いよ…ありがとう…」
妹「お兄ぃ~!背中流して良い?」
兄「ああ…良いよ…ありが…ちょっと待てぇ!!」ザバッ!!
妹「じゃあ、入るからね~♪♪」ガチャッ…
一瞬考えて間違いに気付いたが、既に手遅れだった…
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:01:04.35 ID:7DLEV8ZGP
兄「お前……何しに来た……」ドキドキ
手ぬぐいで股間を隠し、興奮しないように必死に堪える
妹「お兄ぃの背中を流しに来たの♪だって良いよって言ったじゃん♪」
妹はタンクトップに短パン姿で浴室に侵入してきた
まぁ、バスタオル1枚よりかははるかにマシだが…
妹「もしかして、バスタオル姿とか全裸とか期待しちゃったぁ?残念でした♪それは…ちょっとダメだよ…恥ずかしいもん…」
兄「とりあえず、お前は回れ右して風呂場から出ろよ」
妹「良いじゃん♪たまにはさ…久しぶりに兄妹の絆を深めようよ!昔は私の身体を洗ってくれたじゃん…今日はお兄ぃの背中を洗いたいの♪ホラッ、後ろ向いて」グイッ
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:06:25.35 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃの背中って意外に筋肉質なんだね?びっくりしちゃった♪」ゴシゴシ
兄「そりゃあ、部活に明け暮れてるからな!嫌でも筋肉は付くさ」
ゴシゴシ…ゴシゴシ
妹「お兄ぃが中学の時は細かったのにね~!」ジャバー
兄「あの頃とは全然変わったよ…運動量もケタ違いだしなぁ」
妹「…私ね……お兄ぃの身体って…好きだよ…」ピトッ…ギュッ
兄「……妹?…何してんだ……」
タンクトップ越しとはいえ、妹のさりげない胸元の膨らみを背中に感じる
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:10:07.34 ID:7DLEV8ZGP
>>11
抜いてもらえれば本望ですな
妹「……私だって…子供じゃないし…お兄ぃとおんなじに…いろいろ変わったよ…」ドキドキ…ドキドキ
兄「…妹…お前…」ドキドキ
妹「……お兄ぃ…ギュッ………大好き……」チュッ
妹はいきなり俺の頬にキスをすると、そのまま耳に舌を這わす
兄「……くっ…妹……」
妹「…んっ……チュッ……お兄ぃ…チュルッ…好き…んふぅ…」
いきなりの妹の舌撃に俺の息子が反応する
兄「……ちょっ…と…待て…よ…」
妹「んっ……良いよ…お兄ぃ…気持ち…良いの?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:12:33.09 ID:7DLEV8ZGP
兄「…バカな事やってないで洗ったんなら、さっさと出ろよ!」ドキドキ
妹「……何で?……嬉しくないの?…」
兄「…まぁ…嬉しくない…って言ったら……ウソになるけどな……」
妹「フフッ♪……良かったぁ♪後でお兄ぃの部屋に行ってもいい?」
兄「…ああ…別に良いけど…」
妹「じゃ、後で行くからね~♪お兄ぃに見せたい物があるから…」ガチャッ
妹はそう言うと、風呂場を後にした
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:16:07.59 ID:7DLEV8ZGP
>>14
ありがとうございます
~兄の部屋~
コンコンッ 妹「お兄ぃ~!入るよ~♪」ガチャッ
妹はニコニコしながら部屋に入ると、目の前に大きなアルバムを差し出した
兄「ん?なんだこれ?アルバムじゃんか…どうしたんだ?」
妹「去年の大掃除の時に見つけたの!私のもあるんだよ♪」
妹は表紙に俺の名前が書かれたアルバムを開く
妹「うわぁ~♪これ、お兄ぃが生まれたばっかりの時?手形と足形があるよ?ちっちゃいねぇ♪3050グラムだって♪可愛い~!!」
妹はアルバムにスタンプされた手形と病院のベッドに寝ている俺の写真を指差して微笑む
兄「なんか照れるな…。俺ってこんなにちっちゃかったんだな」
妹「ほら♪これなんか特に可愛いよ♪1歳の誕生日でしょ?」
兄「俺は覚えてないけどな……こんなんだったんだ」
ペラッ
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:17:58.13 ID:7DLEV8ZGP
妹「これは幼稚園のかな?学芸会でしょ?赤ずきんちゃんっぽいけど、お兄ぃは何の役なの?これ?」
兄「狼の腹を裂く狩人の役だ!この時は主演男優賞をもらう程の演技力だったんだぞ♪」
妹「何言ってんの?お兄ぃには無理だと思うけどねぇ…」ニヤニヤ
兄「バカにするな!俺のはもう良いから、妹のを見せろよ」
妹「いいよ♪可愛い妹の素晴らしさを堪能して下さいませ♪」スッ
妹の名前が表紙のアルバムをめくると1ページ目に赤ちゃんの時の写真が載っている
「妹6ヶ月」
ガラガラを握り締めてベビーベッドで気持ち良さそうに寝ている妹の写真
他にも、食事中の写真やバースデーの写真…
俺と同じ様に幼稚園の時の写真もあった
そんな中、一枚の写真が目に止まる
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:20:58.73 ID:7DLEV8ZGP
兄「これ…何?妹なのか?全身真っ白なんだが…」
妹「それさ……私が1歳くらいのやつでしょ?お兄ぃがいたずらしたんじゃん!!覚えてないの?全身にベビーパウダー付けたでしょ!私もこれ見てびっくりしてママに聞いたけど!」
兄「……さぁ?覚えてないなぁ…何の事やら?」
妹「…私が何も知らないのを良い事に、年上のお兄ぃに力ずくで全身くまなくまさぐられて、かすかな抵抗も空しくおもちゃにされるなんて……」シクシク
兄「その言い方やめろ!それとウソ泣きするな!」
妹「だって、本当でしょ?こんなに可愛い妹がお兄ぃの毒牙にかかっていたなんて……」
兄「他人が聞いたら勘違いする言い方すんな!明日も早いんだろ?もう、そろそろ寝るぞ」
妹「お兄ぃ…自分が都合悪くなったら、そうやってさ…」
兄「うるさい!妹も早く寝ろよ…明日、出かけるんだろ?」
妹「う~…でも、もう少しお兄ぃとおしゃべりしたいのになぁ……お兄ぃ……一緒に寝てもいい?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:23:44.63 ID:7DLEV8ZGP
兄「はぁ?何でだよ?自分の部屋があるじゃんかよ…」
妹「だってさ…淋しいんだもん……たまには……ねっ♪」ニコッ
兄「……ったく…んじゃ、お前はベッドな!俺は布団敷くからな!それで良いだろ?」ゴソゴソ
妹「…う~…お兄ぃはベッドで一緒に寝てくれないの?」モゴモゴ
兄「…うっさい!寝るぞ!おやすみ!」ファサッ
妹「お兄ぃのバカァ!!アホ!!」
兄「……(無視!無視!)」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:24:27.27 ID:7DLEV8ZGP
~翌朝~
妹「……お兄ぃ…おはよ…起きてよ……」ゴソゴソ
兄「…う…う~ん…っ!!…おまっ…何してんだ?」ガバッ
妹「うん…お兄ぃと一緒に寝てたよ…お兄ぃ、暖かくて気持ち良かった……」モゾモゾ
兄「……何もしてないよな…(まさか、妹に手を出してしまったか)」
妹「…お兄ぃに、抱きつかれて胸触られた……」ギュッ
兄「…寝ぼけてたのか…覚えてない……ゴメンな…」
妹「…うん…別にお兄ぃなら…いいよ♪」
兄「…ゴメン…着替えて出かけるか…」
妹「うん♪じゃあ、着替えてくるね!」
兄「お袋~!ちょっと妹と買い物に行ってくるわ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:25:29.30 ID:7DLEV8ZGP
妹「ママー♪行ってきまーす!」
兄「晩飯は外で食ってくるから、要らないからな」
ガチャッ
母「あらっ…珍しいわね?気をつけて行ってらっしゃい」
兄「んで、どの辺で水着を買うんだ?」
妹「去年出来たショッピングモール行こうよ♪お兄ぃは知らないでしょ?」
兄「ふーん…そんなもん出来たんだ。じゃあ、そこにするか」
二人で電車に乗り、ショッピングモールへ…
妹「お兄ぃ!ここだよ♪新しく出来たショッピングモール♪すごくない?」
兄「ほー!知らない間にこんなの出来てたんだ…すごいな……映画館もあるのか……」
妹「今日は買い物がメインだから、映画は今度行こうよ♪ほらっ!お兄ぃ~!早くぅ♪」グイッ
兄「わかったから引っ張るなって…お前の水着は逃げないんだから…」
二人で店内を散策しながら妹の目的のショップに到着
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:26:59.23 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ~♪見て見て~♪可愛い水着がいっぱいあるよ♪」ニコニコ
兄「わかったから騒ぐなよ…まったく恥ずかしいったらありゃしない……」
妹「お兄ぃはどれが良いと思う?あっ!このピンクのも可愛いね♪」
兄「着るのはお前だろ?どれでも良いんじゃないか?」
妹「お兄ぃ、冷たいよぉ…だって今日は彼氏でしょ?お兄ぃも選んでよ~」
兄「……じゃあ、さっきのピンクのやつはどうだ?ワンピースの水着なら学校のとおんなじだろ?」
妹「う~ん…可愛いんだけど、いろいろ悩んじゃうよ~」
兄「どの水着着ても、お前の小さい胸は変わらんだろうに…」
妹「ちょっとひどくない?お兄ぃだって今朝、私の胸触ったくせにぃ!!」
兄「ドキッ……バカッ…それは不可抗力だろ…しかも大きな声でそんな事言うなよ!」
妹「じゃあ、一緒に選んでよ!」グイッ
兄「……わかったよ…はぁ…」
二人で店内の水着をあれこれ選び、妹が試着室に入る
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:28:28.80 ID:7DLEV8ZGP
ゴソゴソ…
シャッ
妹「お兄ぃ♪どうかな?可愛い?」
妹は最初に選んだピンクの水着を試着している
確かに可愛いが、学校の水着とそんなに大差ないように思えた
兄「ああ、良いんじゃないかな?可愛いと思うぞ?」
妹「だよね♪でもさ、これだと胸がちっちゃく見えちゃうんだよねぇ…」
兄「それはどうやっても、物理的に無理だろ…諦めろ!」
妹「そんな事ないよ!じゃあ、こっちの水着着てみる!」シャッ
兄「どの水着着ても変わらんと思うぞ♪素直に諦めろ」
妹「そんな事ないもん!!ちょっと待ってて!!」ガサガサ
シャッ
妹「ほら♪お兄ぃ!これなら大丈夫だよね♪ちゃんと谷間もあるよ♪」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:29:41.16 ID:7DLEV8ZGP
妹は水色の可愛らしいビキニを着ていた
ビキニの部分にはパットが入っているらしく、少なからずもさっきよりかはバストアップしている
何より胸元に付いている小さな白いリボンが可愛い
ビキニっていうのが中学生には早過ぎる気はするが…
兄「おおっ!ちょっとすごいな……さっきより心なしか谷間が出来ている気がするが…」
妹「でしょ♪でしょ♪ちゃんと胸が大きくなったでしょ?エヘヘ~♪可愛い?」ニコッ
兄「それは大きくなったとは言わないだろ!でも、中学生でビキニは早いんじゃないのか?」
妹「そんな事ないもん!…あっ!ひょっとしてお兄ぃ、心配してんの?プールに行った時にナンパされるんじゃないかとか思ってる?」ニヤニヤ
兄「お前みたいな、騒がしい小娘なんかナンパしたら、相手の方がいい迷惑だろ……」
妹「ほんっとにお兄ぃは素直じゃないよね?可愛い妹に悪い虫が寄り付かない様にとか思わない?」
兄「…ん?…別に?」
妹「何なの?マジで…」ムカムカ
兄「…ウソだよ♪まぁ、ちょっとは心配だけど、俺は妹を信じてるし…変な野郎は選ばないってな」
妹「最初からそうやって言えば良いじゃん……とにかく水着はこれにするから、買ってくるね」
兄「ああ……待ってるよ……ん?………ちょっと待った!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:33:05.28 ID:7DLEV8ZGP
>>26
スローペースの方がよかとですかww
妹「ん?な~に~?どうしたの?」
兄「せっかくだから、それ買ってやるよ…お前にお土産買ってなかったから…」
妹「本当!?ホントにホントに本気で本当!?やっぱり止めたは無しだよ?」
兄「ああ…構わんよ。本気で本当だ!」
妹「やったぁ~~♪お兄ぃ~大好き!!将来、お兄ぃのお嫁さんになってあげるよ♪」ギュッ
兄「……いや…それは大丈夫ッス……良いから早く買うぞ」
店員「5800円になりま~す」
兄「じゃあ、これで…」
店員「それでは、こちら4200円のお返しですね!ありがとうございま~す」ニコッ
妹「お兄ぃ♪本当にありがとう!でも、お金大丈夫なの?」
兄「お年玉とかを貯金してるから、大丈夫!別に平気だ」
妹「あっ!そうだ!お兄ぃ、ちょっと耳貸して?」
兄「ん?どうした?」
妹「ん~とね…」ドキドキ
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:36:37.71 ID:7DLEV8ZGP
ススッ
チュッ
兄「お前!いきなり何すんだ」フキフキ
妹「や~だぁ…拭かないでよぅ…ほっぺだし、別に良いじゃん…」
兄「人前で何やってんだ!知り合いに見られたらどうするつもりだよ…」ブツブツ
妹「別に見られても良いも~ん♪だってこれは私の感謝の気持ちです!…もしかして、お兄ぃは迷惑だったの?」ギュッ
兄「そうじゃなくて人前だと……恥ずかしいだろ…」テレッ
妹「お兄ぃ、テレてんの~?兄妹なんだから、テレなくても良いのに~」
兄「ほらっ!次行くぞ!何か見たいものあるか?」
妹「お兄ぃと一緒なら、どこでも良いよ♪ねぇねぇ、手を繋いでもいい?」
兄「……お前がしたいならいいぞ…」
妹「うん♪次は雑貨屋とか行きたいなぁ」ギュッ
兄「俺はよく場所がわかんないから、妹に任せるよ」
妹「了解しました!隊長!妹二等兵!これから、雑貨屋さんで宝探しをするであります♪」ニコニコ
兄「妹は本当に元気だよなぁ…」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:39:00.38 ID:7DLEV8ZGP
ここからは書き溜めつつ投下で… ハイペースですいません
~雑貨屋にて~
着いたお店はこじんまりとしたショップだったのだが、外国製のブリキの人形や小物類が、まるでおもちゃ箱をひっくり返した様に、ところせましと並んでいた
妹は一目散に店内へと進み、品物を物色している
兄「なるほど…女の子が好きそうな品物がたくさんあるな…」
妹「ちょっと~!!お兄ぃ~!来てよ~~!これ!すごい可愛い♪」
妹が目を輝かせながら、黄色いニワトリの人形を指差す。
兄「ん?この人形か?どこが可愛いんだ?」
妹「ん~?見た目よりも鳴き声だよ♪お兄ぃ、この子の首を絞めてみて♪」
妹に言われるがままにニワトリの首を握ると
トサカ野郎「ブグヴヴェェェェェェェェ……」
何とも汚い悲鳴が店内に響き渡る
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 03:57:52.67 ID:7DLEV8ZGP
兄「……妹よ……」ハァ…
妹「ん?な~に~?ネッ♪可愛いでしょ♪」
兄「……お前はこれが可愛いとぬかすのか!」クワッ!
妹「面白い声で鳴くよね♪こういうニワトリって本当にいるのかなぁ…」
兄「そんな訳はない!しかも、死にかけのニワトリ人形は気味悪いだろ…」
妹「う~ん…そっかぁ…お兄ぃの好みじゃなかったんだ…ゴメンね…」ペコッ
兄「いや…別に謝らなくても…妹が欲しいなら、買うか?」
妹「大丈夫だよ♪だってニワトリよりも素敵な物を貰ってるもん♪」ギュッ
妹「それに、ちょっとしたものなら自分で買うよ♪お兄ぃ、ここ出たらご飯食べない?」
兄「ああ…そうするか」
その後、店内を二人で物色して妹はペンギンの貯金箱を買い、俺はゼンマイ仕掛けの犬のキーホルダーを買って雑貨屋を後にして、食事に向かった
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 04:24:58.29 ID:7DLEV8ZGP
妹「ご飯どうしようか~?」
兄「妹は何食べたい?それか、オススメのお店とかあるんか?」
妹「そうだな~…私のオススメは廻らないお寿司とか…」
兄「却下!!」
妹「まだ全部言ってないよ…も~、冗談に決まってでしょ!本当のオススメはラーメン屋かスパゲティー屋だね♪」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 04:31:04.74 ID:7DLEV8ZGP
明日も朝が早いので、ちょっと寝かせて頂ければと…
その部分はチャイナにまかせて
俺ちょっと仮眠を撮らせて頂ける事
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:32:59.01 ID:7DLEV8ZGP
おはようです
保守ありがとうございますさっそく、続きを
兄「それならラーメンにしない?俺さ、自炊ばっかりで店で食べるラーメンは久しぶりだからさ…」
妹「んじゃ、ラーメン屋さんにレッツラゴー♪」
妹のオススメのお店へと足を運び、それぞれに注文を済ませる
妹「お兄ぃのも味見させてよ♪」
兄「じゃあ、小さい器もらうか?すいませ~ん」
妹「お兄ぃってさ、本当に優しいよね…。何でそれで彼女出来ないんだろうね…」ズズッ…チュルッ
兄「知らんわ!俺の方が知りたいよ……ハァ…」ズズッ
妹「でも、今日は私って彼女がいるじゃん♪ねっ!お兄ぃ♪」モグモグ
兄「ああ…そうだったな……」
食事を済ませてからも二人でショッピングモールを散策して早めに家に戻る事にした
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:40:31.52 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ!今日は本当にありがとう♪」
兄「別に良いさ、普段一緒に居れるって事がないから、たまには良いだろ」
母「あら、お帰り。晩御飯は要らないんじゃなかったの?」
兄「ん~、せっかくの休みだし、少しはのんびりしようと思ってさ」
妹「ママー!これ、お兄ぃに買ってもらったの♪」
母「あら、良かったじゃない♪」
その後、夕食を済ませて早めに寝る事にした
明日は妹とお祭りの予定だ
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:51:00.50 ID:7DLEV8ZGP
妹「あれ?お兄ぃ、もう寝るの?」
兄「ああ、明日は天神祭だろ?体力を温存しておかないと、お前と一緒じゃ疲れるからな…」
妹「なんか、それ失礼じゃない?私が無神経みたいじゃん…」
兄「そんな事はないけど、まぁ似たようなもんだな」
妹「お兄ぃのバカちん…もう、知らないっ」
兄「とりあえず先に寝るよ…おやすみ」
妹「お兄ぃ!ちょっと待ってぇ」
兄「ん?何だ?」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 09:58:20.70 ID:7DLEV8ZGP
妹「今日もさ…一緒に寝ても良いかな…」
兄「…どうせ、断っても侵入してくるだろ?」
妹「うん♪もちろん!良いでしょ?」
兄「お前には負けたよ…。そのかわり、寝相が悪かったら叩き出すからな」
妹「大丈夫だよ~!じゃあ、後で行くからね♪」
兄「わかった!わかった!じゃあ、お袋!おやすみなさい」
母「おやすみ。明日は兄の浴衣も用意しておくわよ」
兄「そういえば、俺のもあったんだっけ?お袋頼むよ、ありがとう」
そのまま部屋に戻り、着替えてベッドに体を沈める
朝からバタバタしたせいか、いつの間にか眠りに入っていた
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:22:33.17 ID:7DLEV8ZGP
コンコン ガチャッ
妹「お兄ぃ……入るよ……」
妹「……お兄ぃ、ぐっすり寝てるなぁ……起こさない様に……」スッ ファサッ
兄「……ん……んん…なんだ……妹か…入るなら……早く入れよ…」ガサガサ
妹「ゴメン…起こしちゃった?」
兄「……別に…ちょっと、トイレ行ってくる……」
妹「うん!早く来てね…待ってるから♪」
トットットッ
階段を降りてトイレに向かう途中、リビングから話し声が聞こえる
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:25:24.16 ID:7DLEV8ZGP
父「……どうだ?妹の方は……」
母「…兄が帰ってきてから、すごい喜んでるわよ」
父「そうみたいだな…。妹は兄にべったりだろう。まぁ、無理もないがな…」
母「そうね……やっぱり間違っていなかったようね……」
父「そうだな…。兄も妹もうちの大事な家族だからな…」
兄「……」(何の事だ?)
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:28:52.79 ID:7DLEV8ZGP
ガチャッ
兄「親父達、何の話をしているんだ?」
父「どうした?うるさくて眠れなかったか?スマンな…」
兄「……いや、ちょっとトイレに行こうと思って…」
母「ほら、昔にお母さん体調崩して入院した事あるでしょう?まだ兄が小さかった時…」
兄「…ああ、何となく覚えてるよ。それがどうしたんだ?また、体調良くないんじゃ…」
父「それは、心配いらないぞ。母さんは元気100倍だぞ」
母「そうよ♪まだまだ頑張らないとね!兄、心配してくれてありがとう…お母さんは大丈夫だからね」
兄「……そっか……わかったよ。おやすみなさい」
父 母 「おやすみなさい」
ガチャッ
兄「そうか…俺の思い過ごしか……寝るか…」
ジャーッ
トットットッ
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 11:02:59.81 ID:7DLEV8ZGP
ちょっとまた書き溜めてきますね
順次投下していきます
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:01:13.74 ID:7DLEV8ZGP
兄「妹?……寝ちゃってるか…入るぞ」ファサッ
妹「んっ……お兄ぃ……お帰り…待ってたよ♪」フフッ
兄「ちょっと、そっちに行ってくれ…俺が寝れないんだが…」
妹「あっ…ごめん……」スッ
兄「あれ?お前、パジャマはどうしたんだ?」
妹「パジャマは着てないよ…お兄ぃに買ってもらった水着着てるから平気だよ♪」
兄「意味がわからん…下着姿と変わらんじゃないか…」
妹「良いの!今日はこの格好でお兄ぃと寝るんだから♪」ニコッ
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:16:03.10 ID:7DLEV8ZGP
兄「…知るか…勝手にしろ…」
妹「お兄ぃ、そんな事言って、結構嬉しいんじゃないの?」ススッ
兄「うるさい…早く寝るぞ…」ドキドキ
妹「…お兄ぃ…ギュッてしていい?」
兄「………」ドキドキ
妹「もう……いじわるしないで……」ギュッ
背中越しに妹の温もりを感じながら、妹の甘い囁きが耳元をくすぐる
妹は自分の行動を理解しているのだろうか
兄「…いじわるは…してないぞ…」
理性と必死に格闘しながらこたえる
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:34:25.56 ID:7DLEV8ZGP
妹「…ねぇ…お兄ぃ…我慢…しなくても…いいよ……」チュッ
そう言って妹は首筋にそっと唇を重ねる
兄「別に…我慢は……してない……」ドキドキ
妹「…ウソ……だってわかるもん……お兄ぃの脈拍…私に伝わってるよ…」ドキドキ
兄「………」ドキドキ
妹「お兄ぃ……こっち向いてよ…」スッ
妹は俺の肩に手を当てて、自分の方に振り向かせる
妹のサラサラした髪の毛の感触と匂いが感覚を刺激する
兄「もう…知らないぞ……」スッ
妹の前髪にそっと触れつつ、頭を撫でる
妹「……うん…いいよ…お兄ぃなら……」スッ
妹はそうつぶやくとそっと目を閉じる
これから打ち合わせに行ってきます
夜には戻ってきますね
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 15:25:56.26 ID:7DLEV8ZGP
こっそり投下します
兄「……妹………」チュッ
妹の前髪をかき上げて、狭い妹の額にゆっくりとキスをした
妹「んっ……お兄ぃ?」
兄「…お前にはこれくらいで十分だ……おやすみ……」チュッ
妹「……何で?……お兄ぃは私が嫌いなの?」
妹は半分消え入りそうな声でつぶやく
その瞳にはうっすらと涙を浮かべている
兄「そうじゃないさ…兄妹として好きだからこそ、大事にしたいんだ…わかるだろ?」
妹の頬を撫でながら優しく諭す
妹「…うん……わかった…お兄ぃ…ありがと…おやすみなさい…」チュッ
妹は頬にキスをすると、タオルケットで顔を覆い、そのまま寝てしまった
兄「……おやすみ…妹……」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 18:26:14.35 ID:7DLEV8ZGP
保守ありがとうございます
まだちょっと時間がかかりそうです
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:26:23.83 ID:7DLEV8ZGP
>>65
命懸けの保守、ありがとうございます
>>66
残念ながらパパさんですw
ニートならどんなに幸せかw
再開します
~翌朝~
兄「ほら、起きろ!妹!もう朝だぞ!」
妹「ふぁぁ……んっ……おはよ……お兄ぃ、早いね…」
兄「とりあえず、さっさと起きて着替えろよ。水着姿なんだから…」
妹「うん…お兄ぃ、ここで着替えて良いの?」
兄「いいわけないだろ…ハァ…部屋に戻って着替えてこいよ」
妹を自分の部屋に追い返して天神祭に着ていく浴衣を準備する
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:27:42.83 ID:7DLEV8ZGP
コンコン
妹「お兄ぃ~、ちょっと手伝って~」
兄「何だ?トイレなら一人で行けるだろ?」
妹「バカッ…違うの!浴衣の着付けを手伝って欲しいんだけど…帯が上手くとまんないの」
兄「女の子の着付けは知らんよ。それに、着れてないって事はすっぽんぽんじゃないだろうな?それは困るぞ」
妹「裸じゃないよ!ちゃんと下着着てるし…お兄ぃが無理ならママに手伝ってもらうよ」
兄「じゃあ、無理だ!お袋に頼めよ」
妹「う~…もう良いよ…お兄ぃには頼まないもん…ママ~!浴衣手伝ってぇ~」
兄「俺も準備するか…」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:51:28.98 ID:7DLEV8ZGP
リビングで昼飯を済ませると、妹も出かける準備をしている
妹「お兄ぃ♪どう?可愛いでしょ?」
妹は嬉しそうに薄紫の浴衣の裾をヒラヒラさせながら聞いてくる
太ももに朝顔をあしらったちょっと大人っぽい浴衣だ
兄「可愛いじゃん!馬子にも衣装とはよく言ったもんだ」
妹「お兄ぃ…それ褒め言葉じゃないよ」ムスッ
兄「冗談だよ!結構、大人っぽくて似合ってるよ」
妹「ホントに?やったぁ♪ママ~、お兄ぃが可愛いって♪」
母「そう♪良かったわね~お祭り行くんでしょ?気をつけていってらっしゃい」
兄「そろそろ行くか?妹、忘れ物は大丈夫か?」
妹「大丈夫だよ♪お兄ぃ、早く行こうよ!」
妹と二人でお祭りに向かう
妹は終始ニコニコしながら、話し掛けてくる
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 20:35:30.59 ID:7DLEV8ZGP
妹「ねぇ~、ホントに似合ってる?変じゃないかな?」
兄「大丈夫!似合ってるし、すごく可愛いよ♪」
妹「フフッ♪良かったぁ!」ギュッ
しばらく歩くと、天神祭の縁日が見えてきた
地元の人しか来ないけれども、ずいぶんと賑わっていた
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 21:33:16.47 ID:7DLEV8ZGP
妹「お兄ぃ♪どこ行く?私、焼きそば食べたいな~」
兄「まずは、お参りに行かないか?露店はその後でも良いだろ?」
妹「うん♪お参りしてお願い事しようよ」
賽銭箱に小銭を投げ入れ、二人でお願い事をする
チャリーン パン パン
…………………
兄「よしっ!妹、露店でも見に行くか?
妹「お兄ぃは何をお願いしたの?」
兄「ん?部活のレギュラーになれるように…かな?」
妹「なぁ~んだぁ…てっきり、「私がもっと可愛くなりますように」ってお願いしたのかなぁって思ったのに…」
兄「それはお前の希望だろ?お前は何をお願いしたんだ?」
妹「ん~……内緒♪」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 22:00:27.05 ID:7DLEV8ZGP
兄「お前、それはずるいだろ~。俺だけ言わせるなんてよ~」
妹「じゃあ、言うよ。「お兄ぃがもっともっと私を好きになりますように」…ってお願いしたの♪」
兄「その願い事ならそのうちに叶うんじゃないか?」
妹「ホント?そのうちっていつ?今日?明日?」
兄「そのうちはそのうちだ…それは妹の心構え次第だな♪」
妹「じゃあ、その日が来るまでいい子にしてるよ♪」
兄「そうだな!すなわち、「兄を敬え」って事だな♪」
妹「そうなの?ずいぶん、都合良いよね?それとね、お腹空いたんだけど…」
兄「焼きそば食べに行くか?」
妹「うん♪お兄ぃにご馳走になります!」
兄「それくらいなら、別に良いけど…じゃあ、行くか!」
露店で焼きそばを買って二人で食べる
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 22:28:49.66 ID:7DLEV8ZGP
妹「どう?久しぶりのお祭り!昔と変わんないでしょ?」
兄「そうだなぁ~そういえば、覚えるか?お前が、あんず飴で毎回すももを選んでた事…」
妹「うん♪覚えてる!あんずじゃないのに、いつもすもも選んでたね」
兄「しかも、一口食べて「これ、美味しくない」って言って、俺に押し付けてたろ」
妹「そうそう!いつもすももが美味しそうに見えちゃうの♪すっぱいの苦手なのにね!あの時はお兄ぃが何回も教えてくれたよね?」
兄「それはあんずじゃないよ。すっぱいヤツだぞって言っても「これがいいの!」ってきかないんだもんなぁ」
妹「あの時はご迷惑をおかけしました…」ペコッ
兄「まぁ、面白い思い出だよな♪」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:29:07.47 ID:7DLEV8ZGP
か→す→た→ね→つ→と完成で
>>1がカスタネットをタ・タン・タンwwww
俺、カスタネット持ってねぇや……orz
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:46:47.14 ID:7DLEV8ZGP
>>89
すまんww
つい、悪ノリしちゃったなww
続き↓
妹「お兄ぃ…後はどこ行く?」
兄「とりあえず、ぶらぶらしようか?」
その後も二人で露店を眺めながらぶらつくと
友「妹ちゃ~ん!お祭りに来てたの~?」
妹「あ~!友ちゃん♪友2ちゃんも一緒なの?」
友2「天神祭は絶対欠かせないでしょ♪」
兄「妹、友達か?こんにちは!妹の兄です」
友「こんにちは♪お兄さんですよね?前に会った事ありますよね?覚えてます?」
友2「初めまして!友2です!」
兄「ごめん…覚えてないなぁ…どこで会ったの?」
妹「前に友ちゃんが家に来たじゃん?覚えてない?」
友「ちらっとしか、会ってないもん。仕方ないよ」
妹「今日は二人だけ?一緒に遊ぼうよ♪」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:51:24.22 ID:7DLEV8ZGP
友2「大丈夫!今日はお兄さんとデートでしょ?二人で楽しみなよ♪ねっ!友?」
友「そうだよ♪邪魔しちゃ悪いもんね!」
妹「そうなの?それなら、お兄ぃと遊んでくるね。またね~♪」
友&友2「うん♪じゃあね~!」
兄「妹の友達か。同じクラスの子?」
妹「そうだよ♪いつも一緒に遊んでるの」
兄「そのうち、正式に紹介してもらうか♪」
妹「何それ?私がいるのにそんな事言うの~?」
兄「お前は妹だろ!兄の恋路を邪魔するなよ…」
妹「大丈夫だよ!お兄ぃの恋路は私につながってるもん♪」
妹は自信満々に応える
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:02:24.71 ID:GP0oDOwb0
一瞬「友・2ちゃん」と読んで悩んだ俺
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:07:04.15 ID:c0U0xEpAP
>>92
わかりづらくてすまないww
兄「そうッスね…はぁ…」
妹「どうしたの?何か不満でも?」
兄「まぁいいか!よし!今日はとことん遊ぶか♪」
妹「おお~♪」
いろんな露店を巡り、いろいろ食べて、俺は妹と縁日を楽しんだ
時折、見せる妹の無邪気な笑顔に心が癒される
(まぁ、兄妹だもんな…)
この時、俺はまだ心境の変化には気付いていなかった…
ひとしきり楽しむと辺りは日が暮れてきた
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:12:41.62 ID:c0U0xEpAP
兄「もう、夕方だな…寒くないか?」
妹「大丈夫だよ~寒くなったらお兄ぃにあっためてもらうから♪」
兄「俺は湯たんぽじゃないぞ!」
妹「あのさ、天神様の裏に行こうよ♪」
兄「天神の裏って何もないだろ?」
妹「いいから早く!間に合わないよ!」
妹に急かされながらも天神様の裏手に向かう
妹「ほらっ♪あそこ見てみなよ!すごいでしょ♪」
妹はニコニコしながら指差しをする
天神様の裏手は高台になっていて、妹の指差しした先には、大きな夕日が沈みかけていた
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:32:11.57 ID:c0U0xEpAP
>>95
ありがとうございます
兄「すげぇな!これ!昔はなかったよな?」
妹「去年の夏に高台の林を全部切っちゃったんだって…でもそのかわり、毎日きれいな夕日が見えるんだよ」
兄「そうだったんだ…全然知らなかったなぁ…こうやって町並みも変わっちゃうんだろうな…」
妹「でもね、私がお兄ぃの事を好きなのは変わらないよ…」
そうつぶやく浴衣姿の妹は心なしか寂しそうだった
叶う事のない願いに一生懸命になっている妹に…
兄としてどう接していけば良いのだろう…
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 00:59:01.36 ID:c0U0xEpAP
兄「町並みと人の気持ちは違うだろ…考え方次第だけどな…」
妹「……そうだね……」
兄「夕日も見えなくなったし、寒くなるからそろそろ帰るか?」
妹「ねぇ………ギュッってして……」
兄「どうした?いきなり?」
妹「…いいから……お願い……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:01:08.56 ID:c0U0xEpAP
>>97
その点は「神のみぞ知る」って事で…
兄「ああ……わかった…」ギュッ
妹「お兄ぃ…いい匂いがするよ…」チュッ
兄「さっき食べたイカ焼きの匂いか?」
妹「…バカ……そうじゃないよ……」ギュッ
兄「ハハッ♪知ってるよ……」
妹「今日ね…お兄ぃと一緒に来れて嬉しかったよ…」
兄「ああ…俺も楽しかったぞ…不覚にも、お前の浴衣にドキドキしたけどな…」
妹「不覚ってのは余計だよ…」
兄「…そうだったな…お前は可愛いよ…自慢の妹だ…」ナデナデ
妹の髪の毛を触りながら頭を撫でる
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:16:24.61 ID:c0U0xEpAP
妹「…ん~…それ…気持ち良い…もっと撫でてよ…」
兄「頭撫でられるの好きなんか?」ナデナデ
妹「…ん~…落ち着く……」
俺の胸元に顔をうずめて妹は気持ち良さげにつぶやく
兄「ほらっ!そろそろ行くぞ!暗くなってきたし…」
妹「うん♪帰ろっか…お兄ぃ…ありがとう…」
兄「…俺の方こそ、ありがとうな…」
妹と久しぶりのお祭りは懐かしさと共に色々な発見が出来た
妹と手を繋ぎ、帰る家路のなかでもお互いの絆が深まるのを感じた
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:28:11.66 ID:c0U0xEpAP
ガチャッ
兄「ただいま~!いや~疲れたよ~!」
妹「ママ~!ただいま~」
母「二人ともお帰りなさい…どう?楽しかった?」
兄「ああ…久しぶりに楽しんだよ」
妹「それは私と一緒だったからだよね~♪お兄ぃ♪」
兄「ああ…そうだな…ありがとう♪」
母「二人ともお風呂沸いてるから、先に入ってらっしゃい」
兄「お前、先に入って良いぞ」
妹「じゃあ、一緒に入ろうよ♪」
兄「それは、さすがにちょっと…」アセアセ
妹「じゃあ、良いよ!一人で入るから!」
兄「いや…そんなに怒る事じゃないぞ…」
妹「……知らない!!」ムスッ
ふくれっ面で脱衣所に向かう妹
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 02:08:34.90 ID:c0U0xEpAP
母「兄…あんまり妹を邪険にしないでね…」
兄「でもさ…中学生なら風呂くらい一緒じゃなくても良いだろ?弟ならわかるけど、妹なんだから…」
母「そうだけど…妹も兄が帰ってくるの楽しみにしてたわよ?少しは甘えさせてあげてね…」
兄「それは大丈夫だよ…今日も十分に甘やかしたしな…」
母「兄、ありがとうね…お風呂入ったらご飯にするわよ」
兄「わかった!妹が出たら、俺も入るよ」
夕食後、家族でテレビを観ながら、色々な話しをして過ごした
兄「俺さ、そろそろ寝るよ。明日の夕方には寮に戻らなきゃだし…」
母「そうね…荷物の準備は終わったの?」
兄「明日、起きたら準備するよ。妹、俺はもう寝るぞ!お前は来ないのか?」
妹に聞きながらもお袋にアイコンタクトをする
お袋も軽くウインクしてそれに応える
妹「えっ……お兄ぃと一緒に寝ても良いの?」
兄「最後の夜だろ?お前が一人ぼっちで寝れるなら、俺は構わんが?」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 02:25:21.00 ID:c0U0xEpAP
妹「…う~…お兄ぃのいじわる…一緒に寝たいよ…」
兄「なら、一緒に寝るか?ほらっ!行くぞ!お袋…ありがと!おやすみ~」トットットッ
妹「うん♪待ってよ~お兄ぃ…ママ!おやすみなさい!」トットットッ
母「二人とも、おやすみなさい」
~兄の部屋~
兄「ちゃんとパジャマに着替えてきたか?明日は朝から荷物の準備するから、マジで早めに寝るんだからな」
妹「う~…最後の夜なんだから、もうちょっと起きてようよ…」
兄「じゃあ…一緒にベッドに入るか?それなら知らない間に寝ちゃっても風邪は引かないよな?」
妹「うん♪一緒にベッドに入ろうよ♪」
兄「それならこっち来いよ…」ファサッ
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:10:16.77 ID:c0U0xEpAP
>>105
ありがとうです
妹「…お兄ぃ…お邪魔します…」
妹「フフッ♪お兄ぃ、暖かいね…」
兄「それはお前が引っ付いてるからだろ?この、くっつき虫が!」
妹「良いでしょ♪ちょっとくらい…」ギュッ
兄「まぁ、良いけどな…今夜で最後の夜なんだよなぁ」ナデナデ
妹「んっ…お兄ぃ…ギュッ…お兄ぃ…帰っちゃ……やだぁ…やだよ…」グスッ ヒック グスッ
妹は言い終わらないうちにポロポロと泣き始めた
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:19:04.29 ID:c0U0xEpAP
兄「何で泣くんだよ……またそのうち帰ってくるぞ?」ナデナデ
妹「だ…ヒッ…だってぇ…グスッ…寂しいん…ギュッ…だ…ヒック…もん…」グスッ
兄「それはわかるが、仕方がない事だ。お前だって学校があるだろう?」
妹「…だ…だってぇ…ヒック…だってぇぇ……やだぁ…グスッ」
兄「そんなに嫌なのか?」ギュッ
妹「お兄ぃ…グスッ…が…す…ヒッ…好き…だもん…」ギュッ
兄「大丈夫だ…その気持ちは痛いほど伝わってるぞ…」ナデナデ
妹「…お兄ぃ……グスッ……ホントに?…ヒック…」
兄「お前の気持ちはわかったから、泣き止めよ…最後までは楽しく過ごしたいだろ?」ポンポン ナデナデ
妹「うん…ズズッ…わかった…グスッ…頑張る…」
兄「…大丈夫か?泣き止んだか?」ススッ
俺は妹の顔を両手で撫でながら、頬に伝う涙を拭う
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:42:49.30 ID:c0U0xEpAP
妹「…んっ…お兄ぃ…ありがと…大丈夫…」ニコッ
妹は何とか泣き止んだが、その瞳にはまだ涙が滲んでる
兄「よし…いい子だな…良く出来ました…」チュッ
俺はそのまま妹の唇にキスをした
妹「んっ…何で?……お兄ぃ…」ドキドキ
兄「お前がちゃんといい子にして泣き止んだから、神様がプレゼントしたんじゃない?」ナデナデ
妹「…もっかい……もう一回…してよ…」ギュッ
兄「何で?神様のプレゼントは一回きりだろ…」ナデナデ
妹「違うもん!!だって、お兄ぃの気持ちが入ったのは、まだもらってないもん…」
兄「……プッ!…ハハハッ!!お前には負けたよ!なるほどな!」
妹「おかしくなんかないもん!」ポスッ ポスッ
兄「叩くなって♪わかった!じゃあ、これは俺の気持ちを込めた分な……」スッ チュッ
妹の頬に手を添えて、さらに優しく唇にキスをする
妹「…んんっ…チュッ……」ギュッ
妹は抱きしめながらも、それに応える様に唇を重ね合わせる
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:49:28.95 ID:c0U0xEpAP
>>108
支援ありがとうございます
今日はここまで書き溜めた&夜中なのでそろそろ寝ようかと…
最初は100レスくらいで終わらせるつもりが、書いていくうちにテンションが上がってしまい、ちょっとgdgd感を醸し出しつつも、まだ旅の途中です。
ストーリーは後半に差し掛かってますので、これに懲りずにお付き合い頂ければ幸いです。
※妹のすももストーリーのソースは俺ですww
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 10:37:44.61 ID:c0U0xEpAP
おはようございます&保守ありがとうです
兄「……これで満足だろ?…」
妹「うん…ありがとう…大好きだよ…お兄ぃ…」
兄「これ以上はまだお前には早いし、何より俺が耐え切れる自信がない…」
妹「うん…お兄ぃ…ギュッとしながらナデナデして…」ギュッ
兄「ああ…良いよ…」ギュッ ナデナデ
妹「お兄ぃ……また…帰ってくるよね…」
兄「ああ…大丈夫だ…待ってろよ…」
抱きしめながら黒髪を撫でているうちに、妹はスースーと寝息を起てて寝てしまった
やっぱり、お祭りでの疲れや泣き疲れたのもあるだろう
妹のか細い寝息を耳元に感じながらも、いつの間にか俺も眠りについていた
そして最後の夜が明けた
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 11:14:51.01 ID:c0U0xEpAP
母「兄~!!起きなくて良いの~?妹~!!起きたなら、兄を起こして~!」
妹「…んっ…くっ…ふぁぁ…お兄ぃ…起きてぇ…」チュッ
兄「……ん~っ……眠い……妹…」
妹「…大丈~夫だよ…ほら…お兄ぃ…おっきして…」ギュッ
兄「…おはよ…妹…今日はお前の方が早かったな…」チュッ
妹「…やっと起きたね♪今日はお兄ぃの方がねぼすけさんだよ?」
兄「起きて準備するか…」スッ
トットットッ
二人で朝食を済ませると荷物の準備を始める
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 11:28:46.75 ID:c0U0xEpAP
妹「お兄ぃ!持って行くのって洋服だけ?」
兄「そうだな…後は特に大丈夫だろ」
妹「今度はいつ頃帰って来れるの?」
兄「ん~、冬休みじゃないかな?とりあえず、秋の大会もあるからな…」
妹「お兄ぃ…レギュラーになれると良いね♪」
兄「だな!まぁ、俺が決める訳じゃないけどな」
荷物の準備を済ませると夕方までのんびりと妹と過ごした
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 11:35:06.42 ID:c0U0xEpAP
母「兄~!そろそろ時間じゃないの?大丈夫?」
兄「ああ…もうすぐ行くよ」グッ
準備したバックを手に持ち、寮に戻る用意をする
妹「お兄ぃ…行っちゃうの?」
兄「仕方ないだろ…ほらっ、手伝ってくれ…」
妹「う~…お兄ぃ…やだよぉ…」グイッ
妹は目に涙を浮かべながら、俺の服の裾を引っ張る
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:06:42.51 ID:c0U0xEpAP
兄「大丈夫だって♪また、帰ってくるし…」ギュッ ナデナデ
妹の身体を抱き寄せて頭を撫でる
母「荷物は大丈夫?駅まで送るわよ?」
兄「ん…大丈夫!また、冬休みにでも帰ってくるよ」
妹「お兄ぃ…気をつけてね…」ギュッ
兄「任せろ!お前こそ身体に気をつけろよ…」
妹「お兄ぃ…これ持ってって…」スッ
妹はポケットから小さな紙包みを取り出す
兄「これ…なんだ?」
紙包みを開くと中には小さなお守りが入っていた
妹「勝ち守だよ…。天神様で買ってきたの…いろんな物事に勝てるんだって…」
兄「…ありがとう…大事にするよ…」ギュッ
妹からお守りを受け取ると、そっと妹の身体を抱き寄せた
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:51:14.53 ID:c0U0xEpAP
兄「じゃあ、行ってくるよ…親父にもよろしく言っといて…」
母「また、いつでも帰って来なさいね」
妹「お兄ぃ…頑張ってね…」
そのまま家族に別れを告げ、学校の寮に戻ってきた
その後は勉強だけでなく、秋の大会へ向けて、部活にもさらに力を入れて取り組んだ
そして秋の大会のメンバー発表の日……
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:56:46.45 ID:c0U0xEpAP
顧問教師「今から、大会のメンバーを発表する。お前らも知っての通り、レギュラーは6人、補欠は3人だ」
一同「……ざわ…ざわ……」
顧問教師「レギュラーメンバーは…加藤、大貫、早乙女、笹川、奥津、立花……以上だ」
兄(レギュラーから……外れた…そんな…)
顧問教師「続いて、補欠メンバーを発表する。福本、兄、石原…以上!」
兄友「兄!お前補欠じゃん♪俺なんか、選ばれもしなかったのに…」
兄「…補欠じゃ、お前と変わらんよ…」
顧問教師「…それと、今年は補欠メンバーでも1度は試合に出すからな!!お前ら、気を抜くなよ!!」
一同「ハイ!!!」
その後も練習を重ね、秋の大会当日……
仕事中なんで、ちょっと投下が遅くなります…
隙をみて随時投下します
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 13:44:51.01 ID:c0U0xEpAP
自ら保守
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 15:55:10.81 ID:c0U0xEpAP
またまた保守
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 16:09:26.58 ID:c0U0xEpAP
>>129
シスプリはやった事ないです
兄「いよいよ大会だな……よし!!気合い入れて行くか!!」
俺達のチームは予選を順調に勝ち抜き、準々決勝まで勝ち上がった
観客席にはお袋と妹も見に来てくれている
妹「お兄ぃ~!!やっほ~!ここだよ~♪」
俺は妹の呼びかけに軽く手を振る
兄友「兄!あれ、お前の妹か?結構可愛いじゃん♪今まで隠してたのかよ!なぁ、紹介してくれよ~」
兄「お前みたいな野獣には紹介出来ん!それに妹は俺に懐いてるからな♪」
兄友「あれ?お前ってシスコンだった?」
兄「そうじゃない!お前にだけは紹介出来ねぇ!ってだけだ」
兄友「ひでーなー!親友に対して何て言い草だよ…」
兄「そんな事より試合の方が大事だろ…」
試合はうちのチームが優勢に進んでいた
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:15:36.22 ID:c0U0xEpAP
レギュラーメンバーの先輩達の動きは相手チームを翻弄して確実に試合の流れを掴んでいる
ポイントも6対4とうちのチームがリードしている
顧問「お前ら!まだまだ気を抜くなよ!ここからが正念場だ!!」
顧問はメンバーに激を飛ばす
リンクでは、選手が入り乱れてパックの奪い合いが続いている
審判「ピピー!」
その時、審判の笛が鳴り響き、メンバーの先輩が一人リンクでうずくまっている
どうやら、相手選手のホッケースティックが先輩に当たったようだ
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:17:16.41 ID:c0U0xEpAP
>>134
エロ展開はちょっとだけ悩んでますww
顧問「大丈夫か?まだいけるか?」
先輩「クッ……大丈夫ッス……」
顧問「わかった……お前はベンチに戻れ…兄!早くしろ!交代だ!」
兄「ハイ!!」
兄友「行って来いよ!!可愛い妹にカッコイイ所見せてこいよ♪」
兄「バカ言うなよ…今は試合にしか集中出来ねぇよ!」
兄友「先輩の仇を討って来いよ♪」スッ
友は握り拳を俺の前に差し出す
兄「きっちりケツ取ってやるよ!」スッ
パシッ
俺はスケートのバックルを締め直しつつ、スティックを握り、先輩からゼッケンを受け取ってリンクに上がる
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:47:33.13 ID:c0U0xEpAP
母「あらっ?あれ兄じゃないの?あの子、補欠って言ってたのにねぇ…」
妹「えっ?どこ?あ~!!ホントだ♪ママ!お兄ぃすごいね!お兄ぃ~~!!!頑張ってぇぇ♪」
妹の声援に俺はスティックを掲げてそれに応える
顧問「兄!落ち着いていけよ!絶対に無理はするなよ!」
先輩「あいつら、どつき回してこいよ!」
兄「頑張りますよ…先輩達には及びませんけどね…」
リンクに上がり、先輩のポジションに付くと、他のメンバーからアドバイスが入る
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:48:17.82 ID:c0U0xEpAP
先輩A「兄!とりあえず、お前はディフェンスにまわれ!」
先輩B「今のリードを死守しなくちゃな!ちなみに相手のキャプテンは殺っちゃっても良いぜ♪」ススッ
兄「了解です!よろしくお願いします!」
ザッ シャーッ シュッ
ガッ
ガッ
パシッ
先輩達が相手チームからパックを奪うと一気に攻め立てる
先輩C「兄!前に上がれ!!一気に行くぞ!!」
兄「了解です!」ザッ シャーッ
先輩Cの指示に合わせ、相手ゴール前に陣取ると、ホッケーパックをキープしている先輩Bから十八番のバックパスが通る
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:29:23.71 ID:c0U0xEpAP
>>144
高校生の時にやってましたよ
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:32:15.64 ID:c0U0xEpAP
先輩B「ほらよっ!!ぶちかましてやれ!!」シュッ
兄「先輩!相変わらずパスが見えにくいッスね♪」パシッ
俺はそのまま相手ゴールに向かい、外角高めにシュートを打った
ガッ バシュッッ!!
ファサッ
ピピー!!
俺の打ったシュートは狙い通りに相手ゴールの外角に突き刺さった
兄「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」
先輩A「よしっ!!これでさらに離したぞ!」
先輩B「後はキャプテンを殺っちまうだけだな…ククッ」
先輩C「よくやった!!まぐれにしては上出来だな♪」
兄「ありがとう…ハァ…ございます…ハァ…」
顧問「ぼやぼやしてないで、集中しろよ!!流れを崩すなよ!」
母「妹!今の見たでしょ?兄がシュート決めたわよ!!」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:33:06.13 ID:c0U0xEpAP
先輩B「ほらよっ!!ぶちかましてやれ!!」シュッ
兄「先輩!相変わらずパスが見えにくいッスね♪」パシッ
俺はそのまま相手ゴールに向かい、外角高めにシュートを打った
ガッ バシュッッ!!
ファサッ
ピピー!!
俺の打ったシュートは狙い通りに相手ゴールの外角に突き刺さった
兄「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」
先輩A「よしっ!!これでさらに離したぞ!」
先輩B「後はキャプテンを殺っちまうだけだな…ククッ」
先輩C「よくやった!!まぐれにしては上出来だな♪」
兄「ありがとう…ハァ…ございます…ハァ…」
顧問「ぼやぼやしてないで、集中しろよ!!流れを崩すなよ!」
母「妹!今の見たでしょ?兄がシュート決めたわよ!!」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:33:56.27 ID:c0U0xEpAP
>>148
ミスったww
連投すいません orz
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:45:09.57 ID:c0U0xEpAP
妹「ママ!!見てたよ!!すごいね!!お兄ぃ♪カッコイイ!!」
兄友「すげぇな!!あいつ、やりやがった!」
試合はそのまま流れをつかみきりうちのチームは試合に勝利した
顧問「お前らよくやった!!このまま勝ち進むぞ!!」
先輩「兄…ありがとう!よくやったな!」
兄「まぐれですよ…後は頼みましたよ」
兄友「お前の仕事はこれでおしまいかよ!」
その後、うちのチームは決勝で力及ばず負けてしまった
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 19:51:57.87 ID:c0U0xEpAP
妹「お兄ぃ…残念だったね…」
母「また来年があるんでしょ?また頑張れば良いじゃない…でも兄がゴール決めた時、お母さんびっくりしたわよ!」
妹「うん♪お兄ぃ!すっごいカッコ良かったよ♪」
兄「まあね…まぐれだけどな…また、来年頑張るか…」
妹「お兄ぃはこれからどうするの?寮に戻るの?」
兄「ああ…ちょっと戻って頭を冷やしてくるよ…」
母「じゃ…お母さん達はこれで家に帰るからね…」
妹「お兄ぃ……元気出して…」ギュッ
兄「ありがとう……俺は大丈夫だから…」ナデナデ
そのままお袋達と別れて俺は先輩達と寮に戻った
初めての試合… 初めて決めたゴール… そして初めての敗北…
シャワーを浴びながら、一人悔し涙を流した…
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 19:53:15.57 ID:c0U0xEpAP
その後は特に変化もなく学校生活を過ごした
自分の担任からの呼び出しが来るまでは……
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:09:41.44 ID:c0U0xEpAP
ガラッ
担任「兄!今すぐにお母さんに連絡しろ!」
兄「えっ?何があったんですか?」
担任「詳しい事はお母さんから聞いてくれ!今日は早退扱いにしておくから、家に戻るなら戻っても良いぞ」
兄「……わかりました……」ガラッ
寮に一度戻り、お袋の携帯に連絡を取る
母「もしもし?兄?兄でしょ?…グスッ…」
電話口のお袋は泣いてた
兄「お袋…どうしたんだ……何があったんだ……」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:14:11.80 ID:c0U0xEpAP
母「……妹が…事故に…ウウッ…」
兄「………何だよ………それ………」
母「……今は…ウッ…病院に…いるんだけど……グスッ」
兄「……妹は……無事…だよな……」
母「…妹は集中治療室にいるの…今夜…ヒック…峠だって…グスッ…」
兄「お袋……待ってろ……すぐ行くから…」
寮を飛び出し、何も持たずに実家へ向かう
実家に戻ると親父も帰ってきていた
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:37:47.04 ID:c0U0xEpAP
>>162
定番ですんません
兄「親父……妹の事…」
言いかけた所で親父が話す
親父「母さん……病院行くぞ…用意しろ…」
3人で病院に向かい、親父は担当医に妹の容態を聞いている
母「今朝ね…あの子が…学校に行く途中で…ひき逃げにあったのよ……」
兄「!!……相手は誰だ……殺してやるよ……」
母「それが…逃げたまま…まだ見つかってないの……警察には連絡したけど…」
兄「…だったら、警察より先に見つければ良いんだよな??」
親父「やめろ!!お前が行ってどうするんだ……今は妹の側に居てやれ……」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:40:01.17 ID:c0U0xEpAP
兄「…クソッ…だってよ……親父はムカつかないのかよ……妹が何したんだよ……あいつが何か悪い事したのかよ!!」ガッ
親父「ナメるな!!ガキが!!俺だってムカつかない訳ねぇだろうが!!てめぇと同じくらい……相手を探し出して、殺してやりてぇよ!!」
兄「……親父…妹はどうなんだ…」
親父「……今夜が…峠だ…頭を打ってて、意識が戻らないそうだ……」
母「…何で…あの子が……ウッ…グスッ…」
医者「今は…娘さんの体力次第です…」
親父「先生……うちの娘を…よろしくお願いします…」ペコ
親父は担当医に深々と頭を下げるとお袋の隣に座った
今からちょっと仕事で打ち合わせなので、後で投下します
ホントにごめんなさい
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:18:02.49 ID:c0U0xEpAP
打ち合わせを抜けてトイレで投下しますww
母「兄が産まれて…私があんな事になってからは……もう子供は諦めてたのに…そうじゃなくても私達は幸せだったのに…」
親父「…それは言うな…」
兄「お袋……子供を諦めるって……何だよ?」
親父「…お前には関係ない事だ…」
兄「親父には聞いてねぇよ!お袋…話してくれよ……」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:18:46.85 ID:c0U0xEpAP
母「昔、兄が保育園の時に、兄が生まれた病院の前にね、生まれたばかりの赤ちゃんが置き去りにされていたの…」
母「もちろん私は、その病院の看護婦さんに言って、その子を保護してもらったのよ」
兄「その赤ちゃんはどうなったんだ?」
母「産婦人科の先生の知り合いの保護施設で元気にしているわよ」
母「それと、前にちょっと話したわよね……私が入院した話…」
親父「………」
兄「ああ…今は大丈夫なんだろ?」
母「お母さんね…あの時入院したのは子宮に異常があったからなの…」
兄「それは…俺の責任なのか?」
母「兄に責任は何もないわよ…遺伝だったみたい…それでね、検査にも行ってて、腫瘍が大きくなっていたから、入院した時に手術したの」
親父「母さんは手術で子宮を摘出したんだよ…」
兄「じゃあ、子供は出来ないよな…」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:22:09.68 ID:c0U0xEpAP
親父「母さんが手術した後に「やっぱりもう一人欲しかった」っていつも言ってたんだ…自分はもう妊娠出来ないってわかっていたんだけどな…」
母「その時にあの赤ちゃんの事を思い出したの…」
親父「母さんは産婦人科の先生に頼み込んで、施設の場所を聞いて施設の所長さんに掛け合ってその赤ちゃんを引き取る事にしたんだ……」
母「もちろん、この事はお父さんと何回も話し合ったし、兄の事も考えたの…」
親父「やっぱり弟か妹は必要だろうってな」
兄「……それが……病室にいる…妹か…」
親父「……そうだ……」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:31:28.41 ID:c0U0xEpAP
>>175
今の俺には仕事よりもこのスレを読んでくれる人の方が大事ですよ
兄「……なんで…なんで…そんな大事な事を黙ってたんだよ…」
母「兄には高校を卒業したら話すつもりだったのよ…」
親父「お前が高校生活に打ち込んでいる姿を見たら、話しにくくてな…お前を騙すつもりはなかった…すまない…」
兄「…妹は……わかってるのか?」
母「あの子は知らない筈よ…生まれてすぐに私達が引き取る事にしたから…」
兄「……妹には……しばらく内緒にした方が良いな……」
親父「何にせよ…あの子は俺達の娘であり……お前の妹だ…」
兄(そうだよな…血の繋がりなんかは関係ない…あいつは俺にとってただ一人の妹だ……)
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:32:09.11 ID:c0U0xEpAP
兄「……親父……一発殴らせてくれないか……」
親父「手加減はするなよ…」
シュッ バキッ!!
親父「クッ…お前…強くなったな…」
兄「そろそろ親父を超えるかもな…」
親父「お前にはまだ負けねぇさ」
長い沈黙の中… 誰一人会話をしない
妹の容態が気になる
お袋も親父も一睡もしていない
そしてそのまま夜が明けた…
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:45:08.87 ID:EC70KwLAP
ススッ
治療室の扉が開き、中から担当医が出てくる
親父「先生!!娘は……娘は大丈夫なんですか??」
妹の担当医は静かに話し始める
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:46:32.98 ID:EC70KwLAP
医者「…残念ですが……娘さんの意識は戻りませんでした………」
その場にいる誰もが耳を疑う
病室にいる妹の意識は戻らなかった…
しかし担当医はそのまま言葉を続ける
医者「娘さんは「遷延性意識障害」の恐れがあります…」
親父「先生…それは…」
医者「一般的に植物状態と呼ばれる症状ですが、回復の見込みは0ではありません…」
母「娘はどうしたら回復するのですか?」
医者「それが、一般的に定義されていないのが現状です…しかしながら、娘さんは自発的に呼吸をしているので見込みはあると思います」
兄「…何だよ…それで納得しろって事かよ……」
この部分はうろ覚えなので、ツッコミは無しでお願いしますwww
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:28:34.89 ID:EC70KwLAP
>>190
もうちょっとなんですけど、まだ打ち合わせ中なので、後で見た方が良いですね… orz おやすみなさい
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:18:46.43 ID:EC70KwLAP
>>192
やっと帰ってきました
保守ありがとうございます
他の皆さんも多大なる感謝の意をこの場を借りて表したいと思います
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:21:29.26 ID:EC70KwLAP
兄「…何だよ…それで納得しろって事かよ……」
親父「兄……やめろ…」
兄「…あんた…医者だろ?俺より偉いんだろ?頭良いんだろ?」
母「兄!やめなさい!」
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 03:22:17.74 ID:EC70KwLAP
兄「なぁ!!答えろよ!!あんたは人の生き死になんて何とも思わないんだろ!!分かってたまるかよ!何も悪くない人間が死にかけて!クソみたいな犯罪者が生きてるなんてよ!!ふざけんな!!」
親父「……………」
兄「……なぁ……頼むよ……あんたにしたら…ただの患者かもしれないけど…俺らからしたらたった一人の家族なんだよ……お願いだよ……妹を……あいつを助けてくれよ……」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 03:39:27.16 ID:EC70KwLAP
医者「………お兄さんのお気持ちはよくわかります…私も何人もの患者さんの症例を見てきたので……ただ、娘さんの回復の望みはまだ0ではありません…今の私に言える事はこれだけです……」
担当医はそれだけ答えると治療室に戻っていった
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:02:25.44 ID:EC70KwLAP
~3ヶ月後~
あの後すぐに俺は高校を自主退学した
それからと言うもの毎日、妹のお見舞いに足を運んでは、身の回りの世話をしたり、妹に色々と話しかけている
その日にあった出来事や、妹が応援に来てくれた試合の話、他にも数え切れないくらいの話をした
お袋も家事の時間以外はお見舞いに来てくれる
妹はあれからずっと昏睡状態が続いている
俺は妹の髪を撫でながら話しかける
「お前はこうやって頭を撫でられるのが好きだったよなぁ…」
「お前は何にも悪くないのになぁ…神様って野郎は不公平だよな…」
218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:03:33.19 ID:EC70KwLAP
ポケットの中からお守りを取り出し、妹の手にそっと握らせる
(勝ち守だよ…。天神様で買ってきたの…いろんな物事に勝てるんだって…)
「そうだな…いろんな物事に勝てるんだったよな…」
目を閉じて妹の手を握ったままつぶやく
ファサッ
髪の毛を撫でられた様な感触が俺の五感を刺激する
「………お兄ぃ………おはよ……」
目の前にはあの時と変わらない笑顔で妹が話しかける
俺はくしゃくしゃになった笑顔で応える
「…おはよう……今日はお前の方がねぼすけさんだな……」
~fin~
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:11:34.83 ID:EC70KwLAP
長い間保守&いろんなレスをくれた方、ROM専で駄文に付き合って頂いた方、大変感謝致します
ぶっちゃけSSを書くのは初めてだったんで、ツッコミ所満載&ウザイ文章になってしまったのは申し訳ないです orz
最後がgdgdになっちゃったのは、まだ未熟な点があるんだろうなぁとか思います。
ホントに他のSSを書いている人はスゴイと思いますね!
こんなつたない駄文&長文にお付き合い頂き、ありがとうございました
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 11:19:07.44 ID:EC70KwLAP
>>221 >>222
お付き合い頂いてありがとうございました
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:32:07.47 ID:EC70KwLAP
>>226
~さらに2ヶ月後~
妹「お兄ぃ~!早く起きてぇ…遅れちゃうよ~?親方さんに怒られても知らないからね~」チュッ
兄「…う~ん…わかったよ…」
ゴソゴソ
母「妹~!あなたも遅れるわよ~!今日は修学旅行でしょう」
妹「ママ~!私のリュックは~?」
母「台所にあるわよ!早く持って行きなさい」
妹も無事に退院して、以前よりも元気になった様な気がする
前にも増して甘えん坊なのはちょっと困りものだけど、今はそれも心地いい
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:33:49.93 ID:EC70KwLAP
俺は近所の割烹料理店で板前見習いとして修行をしている
妹「お兄ぃがお店開いたら、エプロンしてお手伝いに行くね♪頑張ってよ!お兄ぃ♪」
兄「俺も準備するか…」
妹「お兄ぃ~!ママ~!行ってきま~す♪お土産楽しみにしててね~♪」
母「行ってらっしゃい…気をつけてね」
兄「いっぱい楽しんで来いよ…」
母「兄も急がなくて良いの?」
兄「チャリでダッシュすれば間に合うさ!お袋、行ってきます」
母「はい!行ってらっしゃい…」
ガチャ
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:35:07.42 ID:EC70KwLAP
自転車にまたがり、俺は店に向かう
修行は毎日大変だけど、妹が背中を押してくれるから頑張れる
ガラッ
兄「おはようございます!!親方!!今日もよろしくお願いします!!」
親方「おう!!すぐに着替えろ!!今日は仕込みがたくさんあるからな!気合い入れて仕事しろよ!」
兄「はいっ!」
俺と妹の「ちっちゃな出店計画」はまだ始まったばかりだ…
こんな感じで良いんですかね?
<<秀吉「……明久よ、お主今日も昼食は塩だけなのか?」 | ホーム | 美琴「ああ、そっか」>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |