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旅に出るから
479 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:31:50.16 ID:7qnNF9M0 [1/15]
5レスほどもらいます
カップリングはギリギリ上琴? むしろイン←上←琴?
5レスほどもらいます
カップリングはギリギリ上琴? むしろイン←上←琴?
480 名前:旅に出るから[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:32:34.69 ID:7qnNF9M0 [2/15]
大きな荷物を背負って、夜の街を歩く
慣れ親しんだこの道とも今日でお別れ
眠りについた街に名残惜しさも感じるけど
これが一番いいと思うから
大切なあの子に手紙を一枚残して抜け出した
「上条当麻……」
上条「おう、お前らか」
交差点に立つのは見慣れた影
年下の大男と、浮かび上がる
一方「本当に行っちまうのかァ」
上条「ああ。後の事いろいろ頼む」
ステイル「……あの子には話したのか」
上条「いいや、手紙は書いたけどな」
幻想殺しの奥にあった力
それを学園都市の暗部と世界中の魔術師
に知られてしまった
いや、中には最初から知っていて
待っていたような連中もいるかもしれない
481 名前:旅に出るからその2[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:33:24.25 ID:7qnNF9M0 [3/15]
上条「インデックスの事頼むな」
だから、大切な人たちの為に離れよう
自分を狙ってくれば
みんな安全になるはずだから
上条「みんなによろしくな」
それだけ言って二人と離れる
これ以上いたら余計な事まで言ってしまうから
上条「いろいろあったな」
この街での思い出は多すぎて
必要なものだけ持っていくつもりだったのに
随分と大荷物になってしまった
483 名前:旅に出るからその3[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:34:15.99 ID:7qnNF9M0 [4/15]
「ちょっと待ちなさいよ」
ふりむくと、やっぱり
大切な腐れ縁の少女で
上条「……御坂」
美琴「随分と大荷物じゃない」
上条「お前こそ」
そう、美琴も上条のように
大きな荷物を背負っている
彼女も、これからどこかに行くかのように
美琴「どこいくのよ?」
上条「わかんねぇ、特に決めてない」
美琴「アバウトね」
上条「別にいいだろ、じゃあな。お前にも世話になった」
あまり話していると
この街にいたくなってしまう
だから、強引に話を切り
美琴に背を向けて歩き出す
484 名前:旅に出るからその3[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:35:21.27 ID:7qnNF9M0 [5/15]
上条「……」
美琴「……」
上条「……」
美琴「……」
上条「いつまでついてくるんだよ」
ずっと上条の後を一定の間隔をあけて
美琴がついてくる
美琴「いつまでかしらね」
上条「はぁ、俺これからこの街でるんだけど」
美琴「そうなの」
上条「わかってんのか」
美琴「この街にも飽きてきたところだしね」
上条「危険なんだぞ」
美琴「知ってる」
上条「だったら!」
美琴「アンタだって危険じゃない」
上条「俺は別にいいんだよ」
美琴「別に良くないからついてくの」
485 名前:旅に出るからその5[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:35:58.43 ID:7qnNF9M0 [6/15]
上条「いいの」
美琴「良くない」
上条「何で良くないんだよ」
美琴「アンタがこの街を出てくのと、同じ理由よ」
上条「……俺は狙われてるんだぞ」
美琴「知ってるわよ」
上条「だったら!」
美琴「アンタを守りたいって思っちゃいけないの」
「アンタは勝手にみんなを守ってるのに、アンタを守るのに許可が必要なの?」
上条「ぐぅ」
美琴「置いてっても追いかけるからね」
上条「……はぁ、しかたねぇ、ついてこいよ」
美琴「これからよろしくね」
そういう彼女の笑顔に
寂しさが少しだけ薄れて
上条「じゃ、いくぞ」
これからの旅路がほんの少しだけ
楽しみになった
了
487 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:38:03.55 ID:7qnNF9M0 [7/15]
以上です
なんか、空気壊すような話ですいません
お目汚し失礼しました
大きな荷物を背負って、夜の街を歩く
慣れ親しんだこの道とも今日でお別れ
眠りについた街に名残惜しさも感じるけど
これが一番いいと思うから
大切なあの子に手紙を一枚残して抜け出した
「上条当麻……」
上条「おう、お前らか」
交差点に立つのは見慣れた影
年下の大男と、浮かび上がる
一方「本当に行っちまうのかァ」
上条「ああ。後の事いろいろ頼む」
ステイル「……あの子には話したのか」
上条「いいや、手紙は書いたけどな」
幻想殺しの奥にあった力
それを学園都市の暗部と世界中の魔術師
に知られてしまった
いや、中には最初から知っていて
待っていたような連中もいるかもしれない
481 名前:旅に出るからその2[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:33:24.25 ID:7qnNF9M0 [3/15]
上条「インデックスの事頼むな」
だから、大切な人たちの為に離れよう
自分を狙ってくれば
みんな安全になるはずだから
上条「みんなによろしくな」
それだけ言って二人と離れる
これ以上いたら余計な事まで言ってしまうから
上条「いろいろあったな」
この街での思い出は多すぎて
必要なものだけ持っていくつもりだったのに
随分と大荷物になってしまった
483 名前:旅に出るからその3[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:34:15.99 ID:7qnNF9M0 [4/15]
「ちょっと待ちなさいよ」
ふりむくと、やっぱり
大切な腐れ縁の少女で
上条「……御坂」
美琴「随分と大荷物じゃない」
上条「お前こそ」
そう、美琴も上条のように
大きな荷物を背負っている
彼女も、これからどこかに行くかのように
美琴「どこいくのよ?」
上条「わかんねぇ、特に決めてない」
美琴「アバウトね」
上条「別にいいだろ、じゃあな。お前にも世話になった」
あまり話していると
この街にいたくなってしまう
だから、強引に話を切り
美琴に背を向けて歩き出す
484 名前:旅に出るからその3[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:35:21.27 ID:7qnNF9M0 [5/15]
上条「……」
美琴「……」
上条「……」
美琴「……」
上条「いつまでついてくるんだよ」
ずっと上条の後を一定の間隔をあけて
美琴がついてくる
美琴「いつまでかしらね」
上条「はぁ、俺これからこの街でるんだけど」
美琴「そうなの」
上条「わかってんのか」
美琴「この街にも飽きてきたところだしね」
上条「危険なんだぞ」
美琴「知ってる」
上条「だったら!」
美琴「アンタだって危険じゃない」
上条「俺は別にいいんだよ」
美琴「別に良くないからついてくの」
485 名前:旅に出るからその5[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:35:58.43 ID:7qnNF9M0 [6/15]
上条「いいの」
美琴「良くない」
上条「何で良くないんだよ」
美琴「アンタがこの街を出てくのと、同じ理由よ」
上条「……俺は狙われてるんだぞ」
美琴「知ってるわよ」
上条「だったら!」
美琴「アンタを守りたいって思っちゃいけないの」
「アンタは勝手にみんなを守ってるのに、アンタを守るのに許可が必要なの?」
上条「ぐぅ」
美琴「置いてっても追いかけるからね」
上条「……はぁ、しかたねぇ、ついてこいよ」
美琴「これからよろしくね」
そういう彼女の笑顔に
寂しさが少しだけ薄れて
上条「じゃ、いくぞ」
これからの旅路がほんの少しだけ
楽しみになった
了
487 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/08(水) 16:38:03.55 ID:7qnNF9M0 [7/15]
以上です
なんか、空気壊すような話ですいません
お目汚し失礼しました
Tag : とあるSS総合スレ
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