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佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編
上条が居残りを終え、ふらふらのよろよろで帰ると、そこには驚愕の光景が待っていた。
「ぐしゅぐしゅ…」
「どうしたっていうんだインデックス!?どこかの魔術師にでも虐められたっていうのか!?」
まぁ、しかし、まずはインデックス(上条の趣味でニーソ)の涙を拭くことが先決である。涙目インデックスとかご褒美だけど!!
しかし、残念なことに上条は現在拭くものを持っていなかった。ティッシュなどという使い捨ての紙など持っての他、タオルは洗面所にしかない。
そこまで取りにいってる間に更にインデックス(絶賛涙目)の涙が溢れ出もしたらエライこっただ、ならばどうする?どうするんだ上条当麻!!
舌で舐め取るしかないじゃねぇ?と自問自答即完了。自問と自答の間には一瞬の感覚も無い。それ即ち最初からわかりきっている答え。自明の理ということになる。ならば後は実行のみ。
ぺろんちょぺろんちょしてやれいとばかりに上条式房中術の一つ『ルパンダイブ』の体勢に入ったところでインデックス(白いワンピース)の手の中のタマネギに気付く。
「ゴメンね、とーま。心配かけちゃった?」
涙をエプロンの裾で拭うインデックス(ポニテとか誰得?上得)の前には確かに美味しそうな香りを漂わせるクリームシチューの鍋。
そうかそうか、なるほど得心行った、チィッ、気付くんじゃなかったとばかりに上条さんは頷く。ルパンダイブの体勢のまま。
「今日はお外が凄く冷えるんだよ。舞歌がジャガイモとタマネギお裾分けしてくれたから作ってたんだよ」
「な~るほど。ついに上条さんの手伝いなしに料理を作るようになったわけですな。インデックス……大したヤツだ」
「えへへへへ~」
駄目シスターの汚名返上に余念が無いインデックスは、上条の言葉に素直に頬を染めはにかむ。しかし、ふと上条が未だにルパンダイブの体勢を解いていない事に気付く。
378 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:17:59.84 ID:2vRzWxw0 [5/12]
「あれ…?どーまどうしたの?どうして上条式房中術の一つルパンダイブの体勢になってるの?」
目尻に涙を浮かべたままのインデックスがこてん、と可愛らしく小首を傾げる。これで確信犯じゃないってんだから恐ろしいものである。
「インデックスさん。上条さんはてっきりインデックスさんが誰かに泣かされたんじゃないかと思ったのですよ。それで色々考えて考えて、考えた挙句に、ルパンダイブしかないと思ったわけです」
「その理屈はおかしいんだよ」
まったくもって正論極まりないインデックスのツッコミ。
しかし、道理を無理で押し通すのが上条クォリティー。
言ってること視野狭窄なのに正しいことのように聞こえるのが上条クォリティー。
「ふぉぉぉぉぉぉーーーー!!!無理じゃ~~~!!無理なんですよ。上条は急に止まれない!!」
「きゃぁああーーー!!」
「大丈夫、シチューは時間を開けた方が美味しくなるから!!」
ルパンダイブの体勢から獣と化した上条、否、上獣が無垢な銀髪腹ペコシスターに襲い掛かる。
379 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:22:24.32 ID:2vRzWxw0 [6/12]
「っていうことがあってさ。まったくインデックスには困ったもんだ」
「そォか。かく言う俺も今すげェ困ってるンだがなァ…」
ずるずるとジンジャーエールをストローで啜りながら一方通行は溜息一つ。友達に飯に誘われて来てみれば惚気という名の猥談をされれば溜息だって出る。
何せ上条の話は生々しい。語彙こそ脳みそ的に貧相な上条であるが、それを補う情熱、相手に伝えようとする気迫に満ちている。
結果、団鬼六先生がいらっしゃれば唸らずにはおれぬであろう猥談が繰り広げられ、周囲にいる男客は前かがみに、女客は虫けらを見る目でそれを見るという実に正しい光景が展開されている。
「それにしてもインデックスのあの食欲はどこから来るんだろうな。やっぱり性よ「言わせねェよ」」
空になったグラスの底で上条の額を小突く。空っぽ同士故に、実にいい音がする。
ふと、空になった皿を下げに来たウエイトレスと目が合う。
「あ、すいませン。この子ちょっとかわいそうな子なんです。いや、ホントいつもご迷惑おかけしてます」
「い、いえ、気になさらないで下さい」
引きつりながらも懸命に営業スマイルを浮かべるウェイトレスのお姉さん。プロぱねぇ。マジでぱねぇ。光の世界の住人すげェ。
「何だよ。一方通行も話せばいいじゃねーか。彼女さんとのアレコレ。三人もいればエピソード満載だろ?」
「うっせ、いきなり振るんじゃねェ。ってか三人って何だ。三人って」
「え?」
「え?じゃねェよ。何で確定事項みたいに言ってンだよ。一人だよ、一人しかいねェだろ」
「お前プレゼント上げてたじゃねーか」
「あのなァ。流石に俺も世話になってるヤツらに何もやらねェ程不義理になっちゃいねェ。そういう義理人情を重んじてこその真の悪党ってェもンだ」
「でも指輪上げたんじゃ…」
「示し合わせたようにおンなじモンねだってきやがってよォ。一辺に済むから楽でいいンだけどよ」
「ちなみに指輪の種類は?」
「あァ?確かダイヤだかプラチナだったか忘れた。つーかその程度なンでもねェンだよ。第一位の財力舐めんな」
「………まぁいいさ、レベル5って確か多重婚出来るんだもんな。優秀な遺伝子を残すとかいう理由で」
「競走馬かっていう話なンだが一応そうなっちゃいるなァ。あって無い様なもンだが」
「じゃあいいじゃねぇの?」
「アホか。ンなもン、女に失礼だろうが」
ずずとジンジャーエールを飲み干す一方通行。女性関係には基本真面目である。
「まぁ、真面目って言っても中学生に手を出してるロリコン野郎なんですがね~」
「ウッセ!!てめェだって似たようなモンだろうが!!」
「違います~インデックスは中学生じゃないもん!!」
「年齢不詳って便利な設定だなコラァ!!」
「あのお客様お静かに…」
380 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:26:08.36 ID:2vRzWxw0 [7/12]
その夜の上条宅にて。
「インデックス何やってるんだ?」
風呂から出ると、インデックスが鼻歌を歌っている。それ自体は珍しいことでもなんでもない。
上条も明日が何も無いお休みだと上機嫌で鼻歌を歌ったりするし。
もっとテンションが上がっていればオンリーマイイマジンブレイカー(上条さんは英語変換できません)を歌ったりもしよう。
何せ、翌日休みっていうことは何処までも無茶だったり苦茶だったりなことを出来るし、要求できるし、受けて立てるのだから。(意味深)
上条式房中術だって平日においては僅か13式しか出せないが、翌日が休みであれば30式まで挑戦できる。
ちなみに上条流房中術は父、刀夜から授けられた48式に加えて、様々な死闘の中で(魔術関係であったり科学関係であったり、学園生活であったり、ベッドの上であったり)
上条自身が編み出した52式を加えた計100式から構成される。
「あ、とーま。お風呂掃除してくれた?」
「おう、ばっちりだ。で、何見てたんだ?」
上条が先ほどから気になったのが『それ』であった。インデックスが上機嫌で鼻歌を歌っていること自体は珍しいことではない。
上条が気になったのは彼女の手の中にあるもの。A4サイズの紙の束である。
嬉しそうな顔で上条の隣りに身を寄せると、インデックスは上条に見えるように束を見せる。
「小萌がね、私も学校に通えるように取り計らってくれたんだよ」
「へぇ~ってお前IDは?」
「ふっふっふ~実は内緒にしてたけど…ジャーン!!」
そう言ってインデックスが上条の眼前に突き出したのは学園都市おなじみのIDカード。
しかし、以前と異なるのはシスター姿の偽造とは異なり、私服の少女がにこやかに写ったもの。『上条 インデックス』と記されている。
「上条…インデックスって」
「しいなが後見人になってくれたんだよ」
お父さんの存在をするっとスルーしたことをスルーして上条はマジマジとカードを見る。
「本当に本物っぽいな……ってことはこれでインデックスも学校に?」
「うん!」
頬を朱に染めて頷くインデックス。
頬を染めた理由が嬉しさ以外に『上条インデックスって、とーまと結婚したみたいなんだよ』とか乙女チックなことを思っているなどということにこの愚鈍、朴念仁、鈍感の名を
ほしいままにする男にはわからないし、言ってはいけない。多分、それを言った瞬間に萌えた上条が上条流房中術の一つ、『三日殺し』を放ちかねない。
381 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:27:43.16 ID:2vRzWxw0 [8/12]
「いやっほー!!これでインデックスと放課後教室制服プレーが出来るンバ!!!」
(コレでインデックスも普通の女の子として青春を謳歌出来るってことだな)
「いやだよーとーまってば。本音と建前が逆なんだよー」
正解:『コロンビア』のごときハイテンション且痛々しいリアクションにさえインデックスは恥ずかしそうに頬を抑える。マジ恋って盲目だ。
しかし、直後にインデックスは申し訳無さそうにしゅんと肩を落とす。
「でもね、とーま。残念だけど放課後制服プレーは出来ないんだよ」
「なんだってーーーー!!ど、どどどどどどどどど、どういうことなんでせうかインデックスさん?あ、もしかして土御門とか青ピに見られるんじゃってそういう心配をなさっていたり?
それでしたら火急的速やかに始末して…」
物騒なことを口走ろうとする上条を制するように首を振るインデックス。
「だったら制服が破れたり汚れたりすることが心配で?だったら気をつけるから。善処するから!!」
決してしないとは言わないあたり、正直な男である。しかし、それに対してもインデックスはふるふると首を振る。
それにしてもこの上条必死過ぎである。
「じゃ、じゃあ、何で?どうしてそんな残酷なことを!?」
「だってね…とーまとインデックスじゃ学校が違うんだよ」
「違う…まさか中学とかいうオチじゃ…」
そう言いかけて上条は初めてインデックスの後ろにあるモノの存在に気付く。
新品のテッカテカに輝く眩きアイテム。目に痛い程の眩い『赤』
「ランドセル……だと……?」
カタカタと震える上条。
382 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:29:50.84 ID:2vRzWxw0 [9/12]
「インデックスさん…?貴方確か以前白井に『自分より年下のくせに』とかなんとか…」
「うん、日本人って以外と年齢の割に顔が老けて見えるでしょ。かおりとか…」
「アレが特殊なんです!!」
スゲェの比較対象にもってきたよこの子は、と思いつつも、最初に見たのが神裂だったりステイルだったり実年齢詐欺な連中である。
インデックスの価値観が歪んでしまうのも無理は無いのかもしれないが、最早上条にとってはそんなところはどうでも良かったりする。
問題は、それによって上条クンが一体どういう立場になってしまうのかということ。
小学生である。上条クンが守ると誓った少女は、大切に思っていた少女は、上条流房中術の全てをぶつけていたのは、上獣を解き放っていたのは、まだ小学生の少女なのである。
「とーま?どーしたの?」
そう言って心配そうに上条を覗き込む少女。否、幼女。
そうだ、そうなのだ。仮にインデックスが15歳前後の少女であればあのぺったんこはあり得ないはずなのである。
おそらく大きくなったらローラ・スチュアートばりのわがままバディになるインデックスが、そんな成長期の後半に差し掛かった段階でアレな筈がないのである。
そんな簡単な答えにどうして気付かなかったのだ上条当麻。お前、本当は気付きかけていたのではないか?
インデックスが打ち止めとタメ年っぽさで喋ってる場面に出くわした時とか、気付くきっかけは山ほどあっただろう。気付いてたんじゃないのか?気づいていて気付かぬフリをしていたんじゃないのか?
どうなんだ、ええ?上条当麻。
「とーま、とーまってば…」
「インデックス…俺は…俺は…俺は!!」
「という衝撃の新事実がありまして…って何か引き気味じゃね?一方通行」
「ンなことねェよ。おめでとうございますゥ。良かったじゃネェか彼女に普通の生活させてやれてよォ、ロリ条クゥゥゥンン」
ぱちぱちぱちと心がすげぇ篭ってない拍手を打つ一方通行さん。
ロリ疑惑払拭運動に取り組んでいた努力は無駄じゃなかった。積極的に年上やらおっぱいに恵まれた子と行動を共にしていて良かった。
「ロリ条とかマジで止めて!!御坂とかに知られたらビリビリってされちゃう!!アイツのことだから」
「なンだ…お前超電磁砲が(嫉妬で)怒るって知ってるのかァ?」
「おう、きっと(正義感ゆえに)怒るだろう。俺が許せないだろうことくらい」
「じゃあ、もしかして…お前アイツがお前の事を(恋愛対象として)想ってるってことも」
「勿論。アイツが俺のことを(気の置けないダチ公として)思ってるってわかってる」
「まったく……テメェもヒデェ野郎だ…」
ズズっとチェリオを啜る一方通行。
それでも尚インデックスを選ぶというのか。そこまで決断しているというのか。
御坂美琴を陰ながら守ることを誓っている一方通行としては嘗て上条が彼女と結ばれることを望んでいたが、肝心なのは両者の合意だ。
第三者がお似合いだからだとか、結ばれるべきだとかごちゃごちゃ言うものではない。
383 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:32:52.76 ID:2vRzWxw0 [10/12]
(それもまた……縁ってヤツなんだろうなァ)
人生ままならない。人の関係もままならない。
だからこそ尊いのだ。一方通行はしみじみと思う。
今日は久しぶりに黄泉川と芳川の顔を見に行こう。
打ち止めはすっかり親離れしてしまったのか、会う度に避けてくるだろうが。
先日も嘗てのように飛び込んで纏わり付いてくると思えば部屋に引き返されてしまった。
『ミサカはミサカは五ヵ年計画成就の為に今はあえて貴方にダイブしたい衝動を太ももにピンを突き刺すことで堪えてみる…グゥゥ!!』
『打ち止めァァァ!?』
五ヵ年計画とは一体なんなのだろうか。
今度20000号あたりに聞いてみよう。報酬は多分使用済みのシャツあたりでいいだろう。
「で、結局どうしたんだァその後はァ?」
「その後?ああ、インデックス衝撃の小学生発覚の後な。あの後は ―――― 」
「裏切ったな!!上条さんの心を裏切ったんだ!!」
「とーま!?ゴメン。とーまはてっきりインデックスの年齢を知っててビーストモードになるペド野郎だと思ってたんだよ」
「ばっきゃろー!!上条さんはなァ、上条さんはなァ、インデックスだから『裏コード・THE BEAST』を使ったんだよ!!」
「とーま…ッ」
「いつの日か、インデックスがローラ並のけしからんアグレッシブボディーになる日を楽しみにしながら、まぁ、今は今で出荷前の果実もいいんじゃね?的な感じで頑張ってきたんだ」
お前はお前だ。ロリとかペドとか関係ないんだよ。
上条が熱く檄を飛ばす。全ては愛ゆえに、愛ゆえに全てを受け入れようと。インデックスは上条の想いをしかと受け取り、そして涙を流す。
そう、彼女は不安だったのだ。ロリだったらどうしようかと。見下げ果てたペド野郎だったらどうしようと。
コラじゃなくて、本当に『中学生はババァなんだよ』だったらどうしようと。
「じゃあ、小さい子には興味無いんだね」
「いや、あるけどね」(キリッ
「でも、今更だけど犯罪なんだよとーま。ほんと今更だけど」
しかし、インデックスはわかっていなかった。
今の会話の間にも、上条の脳内で赤いランドセルを背負ったインデックスの姿が映像化されていたということを。
イメージトレーニングは完了しているということを。
天使上条『駄目だよ当麻君!!インデックスが幼女だってわかった以上ムチャなプレイを要求するとか鬼畜の所存なんだよ?』
悪魔上条『ハァ?幼女だからいいんだろうが!一方通行の野郎が中学生コマしたって聞いたとき、正直羨ましかっただろう?』
天使上条『だからって、だからって幼女には合意に基づいた正常位までだって源氏物語には』
悪魔上条『バッカ。寧ろそういう幼女にムチャぶりすることが興奮するんだろうが!!
萌えないか?ランドセルに黄色い帽子のインデックスとか!』
天使上条『!?』
悪魔上条『俺は萌えるし燃えるね。その為に蛆虫のチンカス野郎だって罵られようとも!!』
駄天使上条『そうだね。寧ろ蛆虫のチンカス野郎って小萌先生とかに罵られたらご褒美だしね』
悪魔上条『お前って天才って言われね?』
384 名前:佐天「嫁にして下さい」一方通行「ゴメン、ちょっと待って」超番外編[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:38:07.84 ID:2vRzWxw0 [11/12]
以上の悪魔と天使の熾烈な議論を0.02秒の間に終了させることで上条は計108に渡る魔術拘束具を破壊する。
全てを解放し、『竜王の顎』が起動する。
「と、とーま…そ、その構えは…」
「いいぜ、お前がそうやって上条さんの思春期を炸裂させないっていうなら、何でもさせてくれないっていうなら……まずは…」
「上条流房中術…最終奥義…『一人アテナエクスクラメーション』!?」
「そのふざけた現実からぶち[ピーーー]!!」
その日、衛星軌道上から一つの衛星が消失した。
「お前今すぐヒーロー返上しろよコラァ!」
「何だよ!お前だって本当は羨ましいんだろ?彼女相手にランドセルプレイしてるんだろう?わかっているのですよ上条さんは」
「するか!!」
「またまた~御坂妹の話じゃ彼女に赤いランドセル背負わせて、先生の縦ぶ「言わせねぇよ!!」」
悪びれていないのが尚更悪い。
既に周囲でひそひそとした内緒話が始まっているのが不味い。
「ランドセルとかあとスモックとか…」
「してねぇー!!せいぜいナースとチャイナくらいだァ!!……ってしまったァ!」
「ああ、ベタだな」
「あの…お客様…ちょっとそういうお話はボリュームの方を…」
「すいませン!!ホントすいませン!!」
その頃とあるカフェ。
「でさぁ…私どうやったらアイツにもっと素直になれるんだろう。わかってるのよ?ツンツンしてばっかりじゃ、可愛げのない女だって思われかねないって。でも…」
「御坂さん~そのお話コレで129回目ですよ~って佐天さん?誰とメールしてるんです?」
「ん?内緒♪初春にはまだ早~い」(ナース服が好評だったから…『今度はメイド服用意しますね ハート』っと)
385 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/07(火) 22:40:23.15 ID:2vRzWxw0 [12/12]
投下は以上で終了。
上条さんマジ天使。マジ駄天使。
上琴はジャスティスですよね。ただ、正義がいつも勝つとは限らないのが世の常ですが。
Tag : とあるSS総合スレ
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