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律「やっぱ風呂上がりはパンツ一丁に限るわ」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:15:06.60 ID:b4yDEIjt0 [1/60]
澪「…おい律、今何て言った?」
律「え、だから、風呂上がりはいつもパンツ一丁でいる…って。
だってそっちの方が爽快だろ?」
唯「おおっ、なるほど!クールビズだね!」
律「特に夏場なんかさぁ、そのまま冷えたジュースをグイッと一杯…
これがたまんないんだよなぁ!」
澪「し…信じられない…///」
澪「…おい律、今何て言った?」
律「え、だから、風呂上がりはいつもパンツ一丁でいる…って。
だってそっちの方が爽快だろ?」
唯「おおっ、なるほど!クールビズだね!」
律「特に夏場なんかさぁ、そのまま冷えたジュースをグイッと一杯…
これがたまんないんだよなぁ!」
澪「し…信じられない…///」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:19:00.07 ID:b4yDEIjt0 [2/60]
律「え?何、澪は風呂上がりの一杯やらないのか?」
澪「そこじゃなくって!!
…律、お前まさかそんな格好で居間とか平然と出て行ったりするのか?」
律「あぁ、別に自分ん家の中だったらどこだろうと気兼ねする必要ないだろ。」
澪「か…家族とか部屋にいたらどうするんだよ…////」
律「いたらいたでいいだろ、よその人間じゃないんだから。
親は帰り遅いこと多いから、大体いたとしても聡くらいなもんだし」
澪「それ一番マズイ相手だろ…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:25:17.29 ID:b4yDEIjt0 [3/60]
律「あっ…まぁ、でも冬の間はさすがに寒いからさ、
ちゃんと上くらいは羽織って洗面所出るぞ。」
唯「真冬にパンツだけで出てきたらカゼひいちゃうからね。」
澪「だったらなぜ上下着て出てこない!?
…律、お前はもう18にもなる乙女なんだぞ。羞恥心ってものはないのか!?」
唯「ドンマイ ドンマイ ドンマイ ドンマイ♪泣かない~で~♪」
澪「懐かしいなおい!そっちの羞恥心じゃないって。」
律「そんな古いボケマジ勘弁wwww」
澪「それはミツバチ、ヘイ!♪」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:30:26.58 ID:b4yDEIjt0
澪「って何やらすか!」
律「澪、誰もやってくれだなんて頼んでないぞ…」
唯「あはは… あ、そういえばさぁ、さっき律っちゃん
『パンツ一丁』って言ってたけど、ブラとかも付けないままなの?」
澪「! そ、そうだ!そこ重要だ!
まさか言葉通りの意味じゃないよな…?」
律「いや、付けてないよ。だって寝るときブラしないだろ?」
ドンガラガッシャーン!!
澪「な、何ですとぉ~!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:35:34.57 ID:b4yDEIjt0
唯「あれ?もしかして澪ちゃんって寝る時もブラ付ける派?」
律「それちょっと窮屈じゃないか?
まぁ、澪なら胸に気を使うのは分かる気がするけど」
澪「だからぁ!そこの問題じゃなくてさぁ…///」
律「大丈夫大丈夫。上着てないときはちゃんと手とかタオルで隠してるから!
さすがにそこまで丸出しにはしてないわい。」
澪「何がどう大丈夫なんだよ!…か、かえってそっちの方が…///」
唯「だいじょうぶだよ。澪ちゃんのならともかく
律っちゃんの胸なら片腕でもがっちりガード出来るよ!」
律「唯…それはあたしに対するイヤミと捉えていいな?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:41:11.66 ID:b4yDEIjt0
澪「というかさぁ…律の羞恥心はともかくとして、
お前の家には弟、聡がいるんだぞ!聡はもう中学生だぞ!!」
唯「もう中学生… ためになったねぇ~」
澪「唯、もうそういう需要のないボケはいいから!…っていうかさ、
り…律はそんな格好を聡に見られても、何とも思わないわけ…?///」
律「別にぃ。弟だしなぁ…
まぁ、あいつがどう思ってるかは分からないけど」
澪「そう考えると、律のみならず聡もスゴイな…」
律「気になるところといえば、そういうときに限って
顔隠しちゃって目ェ合わせてくれないことかな。」
澪「やっぱめっちゃ気にしとるやんっ!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:46:22.16 ID:b4yDEIjt0
唯「う~ん…聡君もフクザツな年頃なんだね。」
律「思春期ってのは分からないもんだよ。
しかも聡はあたしと違って男だからねぇ…理解し辛いというか…」
澪「分からないのは律の感覚だよ!!
あぁもう聞いてるこっちが恥ずかしくなってくる/////」
律「何で澪がそんな真っ赤になるんだよ。
あっ、真っ赤になるといえばさぁ、もう何か月も前のことなんだけど…」
唯「えっ、なになに?」
律「そう…あれは38度の真夏日、夏祭りの日だった…」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:50:54.30 ID:b4yDEIjt0
澪「38度は猛暑日だぞ。」
唯「律っちゃん!もっと勉強ガンバンベー!」
律「…で、その日汗だくで外から帰ってきたあたしは、シャワーを浴びて
例のごとくパンツ一丁で出てきたわけだよ。」
唯「うんうん。っていうかパンツ一丁でも絶対暑いよね~。
わたしだったらもうスッポンポンでクーラー前に直行だよ!」
澪「アホかお前らは!///」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:56:37.39 ID:b4yDEIjt0
律「そしたらさぁ…
なんとそこに、たまたま遊びに来てた聡の友達がいたんだよ!」
唯「え、えぇ~っ!!? り、律っちゃん、だいたんっ!!///」
律「あたしもさすがに…そのときはちょっとハズかった。」
澪「///// …律、お前よく生きてられるよな。
私だったらきっとその場で自害してるよ。」
律「聡にもハジかかしちゃったからさぁ、あたしも悪いと思って
『今度からパンツ一丁になるときは気をつける』って約束したんだけど…」
澪「つーかその行為自体をすぐにやめぇぃ!!」 バシッ!!
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:03:28.57 ID:b4yDEIjt0
律「あの後、聡の友達から何故かもらえたお菓子はウマかったけどな」
澪(わざわざお詫びしに行ったんだ、その友達…)
紬「あら、なになに?おいしいお菓子の話?」
唯「あっムギちゃん!いままでどこ行ってたの~?」
紬「ごめんなさい、ちょっと掃除で遅くなってしまって。」
あれ…でも梓ちゃんがまだ来てないのね」
律「あぁ、梓はクラスの用事で少し遅れるって聞いてるよ」
澪「それより聞いてよ~。律ったら信じられないんだよ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:09:45.59 ID:b4yDEIjt0
紬「…なるほど。お風呂から上がったあと
下着姿のまま家中を歩き回るのは是か、非か、ね…」
唯「さぁ、ムギちゃんのジャッジは!?」
紬「… 想像したら興奮しちゃった/////」 ドボドボ…
律「わわっ!ムギ、鼻血鼻血!!」
紬「確かに、家族とはいえ人に自分の裸を見せるのは抵抗あるけど。
でも…いけないことと知っててやるからこそ、きっとやみつきに…///」
澪「あぁぁ…ムギに相談を持ちかけるんじゃなかった…;;;」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:16:00.08 ID:b4yDEIjt0
唯「でもでも、私もたまに着替え部屋に忘れて
スッポンポンのまま部屋まで走ってくこととかあるよ!」
律「唯、さすがにそういうときはバスタオルくらいは巻いてけよ」
澪「いやお前もだよっ!」
律「あたしは別に大丈夫だろ。だいいちさぁ、ウチの父親とか聡だって
風呂上がりに限らず夏場はしょっちゅう上半身ハダカで歩いてるぞ」
澪「いっしょの感覚で考えるな!」
紬「私は小さいころから、人前で肌を見せる事に関しては結構注意されてきたけど…
ウチってやっぱり変わってるのかなぁ。」
澪「いや、ムギの家庭は至って正常だ。」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:23:16.82 ID:b4yDEIjt0
梓「すみません遅くなりました!!
…って、ムギ先輩!どうしたんですかその鼻血!?」
紬「あっ、梓ちゃん。…大丈夫、心配しないで。
ただの気の迷いから生じたものだから」
梓「えっ…??」
澪「梓…よ、よかったぁ~!!もうお前だけが最後の良心だよぉ~」 ガバッ
梓「ちょ、いきなり抱きつかないで下さいよ唯先…
じゃなくて今日は澪先輩…?? い、一体何があったんですか!!」
律「いや、騒動の発端はどうやらあたしみたいなんだけど…
何だかなぁ、何でこんなに騒がれるのかがあたしには分からないんだ」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:29:23.58 ID:b4yDEIjt0
澪「…ということなんだ。もう私もツッコむのに疲れたよ」
唯「さぁ、あずにゃんの判決やいかに!?」
梓「/////… そんなの、ありえません!!信じられませんよ!絶対に///」
澪「梓…そうだよね。それが本来あるべき答えだよね!」
梓「家族とはいえ、男の子の前で素っ裸で歩くなんて!
そんなこと許されるのはお風呂の中だけですよ!!」
律「素っ裸じゃないやい!下着はつけてるし!!」
澪「…え?あれ…??ちょ、ちょっと待った!!梓、今の返しなんかおかしいぞ!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:35:11.65 ID:b4yDEIjt0
梓「ハッ…ちちち違いますよ!おお女の子が浴室でもない所を
裸で歩き回るなんておおおかしいってことですよ!!
べべべ別にお風呂でなら男の前でハダカでもいいとかそそそういう意味じゃ…」
澪「え、あ…そ、そうだよね。何か変なふうに聞こえちゃった、ゴメン…」
梓(し、しまったぁ~!!!つい言葉が…)
紬「どうしたの梓ちゃん?言葉がテクノリミックス調になってるわよ」
唯「というより、今の説明わざわざする必要なかったよね」
梓「あっ、い、いえ!何でもないです!」 フルフル
(今でもたま~にお父さんとお風呂に入ってるからかなぁ、つい…////)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:41:35.12 ID:b4yDEIjt0
律「だいたいさぁ、澪だってちっちゃい頃は
よくあたしと風呂にも入ってさぁ、そのあとハダカのまま走り回ってたじゃん」
澪「いつごろの話してるんだよ!
しかもハダカで走り回ってたのは律、お前だけだろ!!」
律「まぁ、そんなあたしももう走り回るほど子供じゃなくなったけど」
梓「むしろ走り回っててもいいから、ハダカからやめるべきです…」
紬「澪ちゃんはお風呂上がりにパジャマ着てから部屋行くの?」
澪「あっ当たり前でしょう!!」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:46:26.40 ID:b4yDEIjt0
律「んー…まぁ、そういう奥ゆかしいところが
澪の良さでもあるから、それも一概には否定できないけど…」
澪「これが世間一般では普通だ!
律みたいに恥も自制心もなくおっぴろげてる奴の方がおかしーし…」
律「だーかーら!ちゃんと大事な部分は隠してるから!
あとあたしの言い回しをパクるなぁ!」
梓「何なんですかその『それなら大丈夫だろう』っていう基準は!!」
紬「じゃあ今日はもう遅いからこれで解散ね。」
梓「ってまだ私達ここ来て何もしてませんよ!?」
唯「そうだよ、ケーキくらい食べて帰ろうよ~!」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:51:43.42 ID:b4yDEIjt0
―――数時間後、律の家
ザッブーン
律「ぅ…んあああっ!ちくしょい!
…ふぃーっ。やっぱ湯の温度はちょっと熱めくらいがいいねぇ…」
聡(姉ちゃんまた風呂ん中であんなジジイみたいな唸り声あげてるよ…)
律「…今日は母さんも父さんも9時過ぎまで帰ってこれないって言ってたな…。
よーし、かわいい弟のために久しぶりに夕食、腕をふるってやるか!!」
聡(姉ちゃん…そういうセリフは実声じゃなくてカッコの中で言えよ。
こっちの部屋まで一言残らず聞こえてるよ…)
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:59:09.51 ID:b4yDEIjt0
律「んひー、暑っち…風呂上がったとたんに汗だくだ…。
レシピ考えてたらのぼせちゃったな。 水、水と…」
ドタドタ…
聡「あっ姉ちゃん、やっと上がったの…かっ…」
(まただよ…/// 何でいつも服着てこねぇんだよ!!)
律「あと氷、と… あ…おっとっとっと!
あぁもう!胸押えてると片手しか使えないんだよなぁ…
ちょっと聡、これ持っててくんない?」
聡「え…えぇぇ!!いやだよ、自分でやれよぉ!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:06:48.03 ID:b4yDEIjt0
律「聡、それ。そうそう、それここに置いて。」
聡(台所で何てカッコしてるんだよぉ…)
「何やってるんだよ。りょ、両手使えばいいだろ!」
律「えっ///ちょ、バカッ!!無理に決まってるでしょこの状況で!!///」
聡(何でここに来て急に恥じるんだよ…)
「じゃあ何で上着てこないんだよ!!」
律「だって着替えこっちの部屋だしー。着てくるものないしー。」
聡「うわーうぜぇ。風呂入る前に脱衣所に置いておけばいいだろ」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:15:14.31 ID:b4yDEIjt0
律「そう思うなら脱衣所に持ってきてくれればいいのに。気の利かない弟だな」
聡「うわーますますうぜぇ。じゃあ明日から姉ちゃん出てきたとき持ってってやろうかぁ?」
律「お前は姉が裸の状態のとき洗面所に入ってくるつもりなのか。どうしようもない変態だな」
聡「うわーうぜぇうぜぇ!」
律「しかもお前にあたしの服なんて渡したら何しだすか分かったものじゃない」
聡「いい加減に俺をからかうのやめろよ!!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:20:06.25 ID:b4yDEIjt0
聡「ってゆーかいつまでそんなみっともない格好してんだよ!」
律「み…みっともないって何だよ!
あんたにはこの、うら若き乙女の肌の美しさが分からないの?」
聡「うっ…/// な、何だいそんなの!!
色気もオッパイもねぇくせに!!まるで妹の身体みたいだぜ!」
律「い… 妹の身体だと…?」
聡「そ、そうだ!だいたい高校生にもなってさぁ、は、恥ずかしいとかもなく
平気で弟の前で、そ…そんな格好でさぁ!
そんなの、み、見苦しいだけだから、やめてもらいたいんですけどっ!///」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:27:50.83 ID:b4yDEIjt0
律「顔真っ赤にしながら何言っているんだかこの子は。それに、あんたみたいな
お子ちゃまに見られたからって、何とも思いませんよーだ!」
聡「な、何だと!?オ…オレだってもう中学生なんだし
男とか女とかの…そういうことぐらい知ってるし!」
律「へー、お子様聡君が? …あーっ!もしかしてあたしの、自分の姉の身体見て
コーフンしてるの?触りたいの?うわぁ、このへんたーい!スケベ!」
聡「ぃ…///やめろよ!くっついてくんじゃねーよ!!/////」
律「バーカ、なに喜んでんだよ!家族に欲情するなんてとんだ変態少年だな!」
聡「うぅ…ふ、ふざけるなこのバカ姉貴!!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:35:18.44 ID:b4yDEIjt0
聡「変態はそっちだろ!さっきからやめろって言ってんのに
パンツ一丁でウロウロしやがって!!…恥ずかしくないのかこの変態ブス女が!!」
律「何だと…おい、もう一ぺん言ってみろ!!」
聡「ふざけやがって!…この前のことでも、オレがどれだけ
学校でハジかいたか…友達が皆にもからかわれてるか知ってんのかよ!」
律「えっ…」
聡「あのときのことウワサで広がっちゃってさぁ、俺らはクラスの女子から
変な目で見られるし、他のやつらから姉ちゃんのその…変なこといろいろ聞かれるしさぁ…
恥ずかしくて…みっともなくて…もう嫌なんだよ!姉ちゃんのせいで!!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:43:15.31 ID:b4yDEIjt0
―――数か月前、聡の周りでは…
男子A「おい、鈴木のやつこの前田井中のところに謝りに行ったんだってよ。」
男子B「えっ!?あいつ何かやらかしたのか?」
男子C「あいつ、田井中のねぇちゃんのハダカ見たんだってよ!」
女子A「うっそーっ!やだぁ、信じられなーい!!」
女子B「っていうか、ありえないでしょ普通じゃ。」
男子A「マジ覗きとかやっちまったんじゃね?」
男子B「ちょ、やべぇぜそれ!ヘタすりゃ犯罪じゃん」
女子C「田井中君も何で止めなかったのかしら。もしかして一緒に…」 ザワザワ…
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:51:37.78 ID:b4yDEIjt0
男子A「おい鈴木、どうだったんだよ。」
鈴木「えっ…な、何がだよ!?」
男子C「決まってんだろ、田井中のねぇちゃんの乳首、何色だったんだよ!」
男子B「自分だけ見てて言わないつもりか?いいのか?他の学年にも言いふらすぞ」
鈴木「や、やめろふざけんな!第一乳首なんて見えてねぇし!」
男子A「見えてないってことは、他はバッチリ見たんだな!?
おい、じゃあパンツの色教えろよ!覚えてんだろおい?言えよ!」
聡「いい加減にしろよお前ら!」
男子C「おっ、弟くんのお出ましだ!さっそくですが、お姉さんのおっぱいはどうでしたか?」
女子達「…ヒソヒソヒソ」
聡「…/////;;」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:58:02.92 ID:b4yDEIjt0
律「!… そんな事にまでなってただなんて…」
聡「もうオレ…嫌だよ。自分が姉ちゃんの弟であることがさぁ!
はっきり言って、ハダカになるよりもよっぽど恥ずかしいよ!!」
律「…えっ…さ、聡?」
聡「そんなにハダカになりたけりゃ、そのカッコで外出てみるかぁ!?
そのカッコのまま鈴木に謝ってこいよ!さぁ!!」
律「わ…悪かった、悪かったよ!…謝るから。…だから、ね?」
聡「ほらどうした!恥ずかしくないんだろ、ほら!!
街中で言ってこいよ!!『わたしは変態さんでーす』ってさぁ!」 グイッ
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:04:36.96 ID:b4yDEIjt0
律「い…いやだ!!やめろ!!///」
聡「なにいつまでも手ェ胸に当ててんだよ!
今更んなトコだけ恥ずかしがりやがって!誰もそんなペチャパイ興味ないんだよ!!」
律「お願い…やめて!!離して!!///;;」
―――その頃、律の家の外…
澪「はぁ…律のヤツ、大事な新作の歌詞と楽譜忘れていって。
…もう律の家、夕食終わってるよな…」
律「いやだぁぁ!!;;離して!離せよぉ!!;;」
澪「…え!?こ、この声は… まさかっ!!」 ダッ
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:10:13.15 ID:b4yDEIjt0
律「離せって言ってんだろ!!」 バチンッ!!
聡「! …いってーなぁ!!ふざけんなよ…この変態!!」 ドンッ!
律「痛ぅ… や、やりやがったなぁ!!」
バタンッ!!!
澪「ハァ、ハァ… 律!何があっt… いやあぁぁぁっ!!///」
律「!! あ… ぁぁ…/////」
聡「み…澪さんっ!!?
ハッ…いや、ち、違う!違うんです!!これは!!;;」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:15:14.07 ID:b4yDEIjt0
澪「聡…お…お前まさかっ!!
おいっ!律に何をしたんだ!!言え!!」 グッ
聡「ち…違うんです澪さん…オ…オレは…;;;」 ブルブル
律「違うんだ澪…き、聞いて…聡を放して…」
澪「律は服を着て早く逃げるんだ!! …おい聡っ!!いくら姉弟とはいえ
していい事と悪い事があるぞ…!!答えろ!何をした!!言わなきゃ警察を呼ぶよ!!」 グイッ
聡「う…ぅぅっ;;;」 グズッ
澪「泣いても許さないからな!!
たとえあんたでも、律にこんなことしたら私…絶対に許さない…;;」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:21:45.52 ID:b4yDEIjt0
律「お願いだ澪!聡を放してやってくれ!!」 ガシッ
澪「放せ!…私なら大丈夫だから。だから、今のうちに何とか逃げて…」
律「そうじゃなくて…。ぜ、全部…あたしが悪いんだ…;;;」 ポロポロ…
澪「…えっ…?」
聡「澪さん… ごめんなさぃ…;;;」
澪「えっ…な、何…どうなってるの…何なのよ…
い、意味が分からない…どういうことなの???」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:25:11.29 ID:b4yDEIjt0
―――律と聡は、事のすべてを澪に説明した…
律「…ということなんだ…。スマン!!」
澪「な…何てことなの… そんなことのために… 私…」 ヘナヘナ…
聡「わっ!澪さーん!!」
律「澪ぉ…あたしが悪かったよぉ!だから真っ白に燃え尽きないでー!!」
聡「どうしよう!澪さんの呼吸がないよぉ!!」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:31:49.30 ID:b4yDEIjt0
聡「姉ちゃんがあんなことしてなければ、こんなことにならなかったのに!!」
律「なっ!まだ言うかこいつ!!」
ガバッ!!
澪「やめろーっ!! …はぁ、はぁ…いい加減にするんだ。二人とも…」
聡「!! …。」
澪「まったく…あのとき駆けつけたのが私だったから良かったけど、もしお前たちの親や
近所の人が目撃してたら…それこそ取り返しのつかない事態になってたぞ!!」
律「…ごめん。」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:36:32.37 ID:b4yDEIjt0
澪「律…まさか本当に家でそんな格好してたとはな…
でももう、これで懲りただろ。これからは…」
律「分かってるよ…もうこんな恥ずかしい思いはこりごりだ。
聡も嫌がってたし、ひどい迷惑かけちゃったもんな…」
聡「…。」
律「さっきも聡に言われちゃってさぁ。あたしの身体なんてみっともないだけだし、見せられても
ちっとも嬉しくないって。…そりゃそうだよな。チビで胸小さくて、前髪下ろすとおかしーしな…」
聡「… そんなこと…本当に思ってねーし。」
律「えっ…?」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:42:50.83 ID:b4yDEIjt0
聡「姉ちゃんの身体、別にぜんぜんみっともなくなんかねーし…
胸ないけど、まぁ細いし…少なくとも『ブサイクではねー方』だし?」
律「さ、聡…」
聡「前髪だって…全然おかしくねーし?
まぁその…正直そんな身体見せられたらムラムラするし?///」
澪「聡… って!それさすがにぶっちゃけすぎだろおい!!」
律「なんで…全部疑問形なんだよ!この~っ!!///」 ギュッ
聡「ちょ、抱きつくなよ!!今言ったこと全部取り消すぞ!!///」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:49:59.94 ID:b4yDEIjt0
澪「…まぁ、何はともあれこれで一件落着か…
さ、律。いつまでもそんな格好してないで、服を着てこい。」
律「え?…あ///あぁ…そうだな。
…あれ?聡、あたしの着替えは?」
聡「えっ!?姉ちゃんに渡さなかったっけ?さっき」
律「もらってないぞ!…おい、お前まさかあたしに
まだこのままパンツ一丁でいてもらおうとか思ってんじゃないだろうなぁ?」
聡「さっきまで平然とその格好で歩いてたくせに!それより腹減ったぁ。」
澪「服なんてどれでもいいだろ!はよ着んかい!!」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:59:11.80 ID:b4yDEIjt0
律「あ、そうだった。夕飯まだなんだよな。
聡、お腹空いただろ?今から急いで作るからな」
澪「えっ、夕飯まだだったの?ゴメンね、じゃあ私はそろそろ失礼すr…」
聡「せっかくだから、澪さんも一緒にどうですか?」
澪「!!// こ、こら聡!年上の女性をからかうな!」
律「あらら澪ちゅわん、そういう割にはずいぶん嬉しそうじゃないの。」
澪「ちっがーうっ!もうイヤだこの姉弟///」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:04:03.73 ID:b4yDEIjt0
律「えーっとエプロンは…あ、あったあった。」
澪「…あっ忘れてた!エプロンの前に服を着んかーい!!」
律「あ、そっか。…んー、でもこれさえ着てしまえばもう身体隠せるよな…」
澪「あーもう!さっきのこと全っ然反省してないじゃないか!!」
聡「あーっ…さっきまですげー白熱してたから、暑っ…」 ヌギヌギ
澪「!! さ、聡まで何やってんのよ!!」
聡「いや、オレは別に、男だからいいじゃないですか。」
澪「暑かったらまずエアコンを調節しろ!!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:11:33.78 ID:b4yDEIjt0
ピピッ
律「…おい誰だ?エアコンの温度30℃に設定したのは」
聡「あっ、オレだ。25℃設定にするより
30℃設定にして室温25℃で切れば早く部屋があったまると思って」
律「お前みたいなやつがいるから地球の温暖化が早く進むんだよ。
ごめんな澪、しばらくこの部屋暑いけど…」
澪「どおりで妙にこの部屋、さっきからムシムシしてたわけだ…」 ダラダラ
聡(汗だくの澪さん…色っぽいなぁ///)
律「ほら聡、澪に冷たい飲み物注いでやりなよ!
…そうだ。暑かったら澪も服脱いでみたらどうだ?涼しくなるぞ」
ガツンッ!!
律「…冗談です。すびばぜんっ;;」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:15:18.51 ID:b4yDEIjt0
―――その頃、唯の家では…
唯「憂~、私のパジャマどこ~?」
憂「ひゃあああっ!!/// お姉ちゃん何でタオル巻かないの!!」
唯「あっ! …まぁいいや。今日あったかいしこのままでも…」
憂「やっやめて!お願いだからパンツだけでも穿いて!!」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:19:33.49 ID:b4yDEIjt0
―――紬はというと…
紬(…今日この時間はこの部屋に誰もいない…やるなら今のうち!)
ガチャッ
紬「…ふ、ふぁぁぁっ…。」
(き…気持ちいいっ!お風呂上がりにパンツだけで
部屋に出ることがこんなに爽快だっただなんて…)
ガチャッ
紬父「ただいま!いやぁ、久しぶりに早く帰って来… 」 ドサッ
紬「えっ…お父…さん… きょ、今日はなんだか暑くて…いえ、
さ、最近体型が気になって、か、鏡で…その…あ、あははは…////;;;」 ポロポロ…
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:22:59.54 ID:b4yDEIjt0
―――さらに梓は…
梓(…やっぱり、高校生にもなって
父親と一緒にお風呂に入るだなんて…おかしいよね…)
ゴシゴシ…
梓父「んあぁ…。じゃ、次は梓の背中洗ってやるからな。」
梓「え…あ、うん…」
ゴシゴシ…
梓(…まぁ、あくまでよそはよそ。ウチはウチだよね。うん…)
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:26:18.25 ID:b4yDEIjt0
―――その一方で、こんな人もいました。
さわ子「ゴクゴク… あ"ーっ!!
やっぱ湯上りはパンツ一丁でこれに限るなぁ!」
ピュー…
さわ子「ぅぅ寒っ!…さすがに冷えすぎるか…。
あー早くも酔いが回ってきた!もう寝よっと。」 ゴロン…
…シーン
さわ子「…さみしいよぉ。」 グズッ
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:30:55.17 ID:b4yDEIjt0
―――まぁそんな人はさておき、律の家…
律「お待たせ!じゃじゃ~ん!!
名付けて『律っちゃん特製オムライス律っちゃんスペシャル』!!」
澪「律っちゃん二回出た!
…でもおいしそう。ご馳走になります」
律「食べるラー油はお好みでどうぞ~」
澪「明らかにオムライスに組み合わせるものじゃないよね。」
律「あっ… 今度の新曲さぁ、『ラー油 Love you』なんてタイトルどう?」
澪「それも絶対に、ないっ!」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:34:27.64 ID:b4yDEIjt0
聡(『カレーのちライス』とかと大差ねーと思うけどなぁ…)
澪「新曲といえば、律。今回出来た新曲『ごはんはおかず』の
歌詞と楽譜、学校に忘れていったろ。」
律「あっ、いっけねぇっ!」
聡(姉ちゃんのバンドは食い物系の曲しかないのかよ…)
澪「今日はそれを届けにきたんだ。
明日から連休に入っちゃうからな…ちゃんと練習しろよ。」
律「ういーっす。恩にきりまーす。」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:39:07.47 ID:b4yDEIjt0
澪「フゥ…ごちそうさまでした。」 パタパタ…
聡「澪さん、ものすごく暑そうなんだけど…」
律「そういうときは澪ちゅわん、我々のように思い切って…」
澪「絶っ対に!脱がないからな!!」
聡「そ…そんなぁ…」 ガックリ
澪「ちょ、聡!お前まで何だよその反応は!
お前人として今からそんなんでいいのかよっ!!」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:44:48.42 ID:b4yDEIjt0
律「澪、あたし達は何も澪を貶めたいわけじゃないんだよ。
わざわざ来てもらったのに暑い思いさせるのは申し訳ないと思って…」
澪「それが何で服を脱ぐことにつながるんだよ!
な…何なのその感覚…分からないよ。」
律「恥ずかしがることもないだろ。ましてや澪がここで脱いだって
誰も嫌がる人なんていないんだから。…聡だって、嬉しいよな?」
聡「… うん/////」
澪「聡まで何てことを…」
律「今日だけだよ、今日だけ。あたし達だけの秘密だ。」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:50:09.79 ID:b4yDEIjt0
律「…なぁんてな!ごめん澪、冗d…」
澪「あぁもう分かったよぅ!!どうせ断ってもムダなんだろ?
やりますよやればいいんでしょっ!!もうヤケクソだっ!!」
聡「えっ!?」
律「ぇ…お、おい澪、いや、ちょ!!」
ヌギヌギ… バッ!!
律「…!!」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:57:19.91 ID:b4yDEIjt0
澪「えぇいどうだ!!これで文句な… !!ハッ」
聡「… 」 ポカーン
律「… 正気に戻ったか?み…お?」
澪「…あ…ぁぁ…///// いやあああああっ!!/////」 プルプルプル…
聡「あ、ぁ… み…澪さんの…身体…/////」 ブシュウウウ… バッタン!
澪「きゃぁっ!さ、聡!!?」
律「あちゃー…やっぱ聡には刺激があまりにも強すぎたか…」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:08:05.88 ID:b4yDEIjt0
律「…澪。大丈夫か?」
澪「…うぅ…ひぐっ;;えっぐ;;;///」 シクシク…
律「ほら聡、お前も起きろよ!」
聡「…ハッ! 姉ちゃん…み、澪さんっ!!
あ、あの…その…////」
澪「… 別にいいよ。だから何も言わないで…」
聡「…ありがとう、澪さんっ。」
澪「だ、だからそういうのをやめろぉっ!思い出すから!!/////」カァァァッ
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:15:57.99 ID:b4yDEIjt0
律「いやぁ、しかし潔い脱ぎっぷりだったなぁ…澪には負けたよ」
澪「知らないっ!!覚えてないっ!!」
律「…本当にありがとうな、澪。
こんなあたし達の言うこと、真に受けてくれて。ごめんな。」
澪「…何で私って、こうなんだろう。
すぐ頭に血がのぼっちゃって、何も出来なかったり、逆に突拍子もないことしちゃったり…」
律「でも、だからこそさっき
あたしを助けに駆け込んできてくれたんだろ?」
聡「…ごめん澪さん。姉ちゃんの忘れものわざわざ届けに来てくれたのに。
それだけなのにいろいろ嫌な思いさせちゃって…」
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:23:18.82 ID:b4yDEIjt0
澪「…律は…大切な友達だから。
確かにすっごく怖かったけど…もし強盗とかだったりしたら、って…」
律「…。」
澪「でも、律が酷い目に遭わされることの方がもっと怖かったから。
だから、何も考えないで駆け込んで…」
律「…。澪はさぁ、いざとなれば誰よりも強くて、何でも出来て、頼りになる。
あたしはずっとそう思ってたぜ。昔からな… な?聡。」
聡「えっ… うん。綺麗で、強くて…俺ずっと澪さんのそういうとこ、憧れてた。」
澪「…ふ、二人とも…ずるいぞぉ。こんな時にまで、
そんな調子いいことよくまぁベラベラと…;;;」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:29:45.16 ID:b4yDEIjt0
澪「;;…グスッ。
あぁ、もう何か今までのことどうでもよくなった!お前らのせいだからな!」ニコッ
聡「!!////」 ドキッ
モワワ~ン
聡「… 白… 胸… パンツ… /////」 クラッ… ドサッ!!
律「あらら、こいつフラッシュバックしやがった。…はっ、澪!」
澪「覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない…!!」 ブルブル…
律「こりゃしばらくトラウマになりそうだな…」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:33:36.11 ID:b4yDEIjt0
律「…澪、落ち着いたか?」
澪「…なんとか。でも…やっぱり信じられない///
お前達普段から…あ、あんな格好で平然と人前歩けるだなんて…」
律「まぁ、慣れみたいなものもあるし。
決してこれが普通だとは思ってないけどな…」
澪「それと…何度も言うけど、もういい加減ちゃんと服を着たらどうだ。」
律「…そうだな。さすがに親しき仲にも礼儀ありだよな」
ハラリ
澪「っておい!ここでエプロンを取るなよ!」
律「んじゃ、ちゃちゃっと服を着てくるよ。」 スタスタ…
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:40:49.92 ID:b4yDEIjt0
澪「まったく…本当に反省してるのかあいつは。」
聡「…。あ、あの…澪さん?」
澪「ん?」
聡「さ…さっきはほんとに…ごめんなさい。
澪さんにすっげぇ恥かかしちゃって…傷つけちゃって…」
澪「…もういいよ。過ぎたことなんだから。
それに…傷ついてなんかはないから。死ぬほど恥ずかしかったけど!」
聡「えっ…」
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:47:23.92 ID:b4yDEIjt0
澪「律とも聡とも、ずいぶん長いこともう気の知れた仲じゃないか。
時にはそんな奴の前で恥ずかしい姿だって晒してしまうこともある、
今回もそのうちの一回、ってことにしておくからさ。なんとかね。」
聡「澪さん…」
澪「そうだ!このままじゃ悔しいから私の知ってる律の恥ずかしいエピソードをひとつ…」
律「こ~らぁ!!どさくさまぎれて何を話そうとしてるぅ!!」
聡「ちぇ、何だよ!せっかくいい話が聞けそうだったのによ~。ね、澪さん!」
澪「ね~っ。」
律「くぅ~っ、聡のくせにぃ!!澪のくせにぃ!!」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:52:56.38 ID:b4yDEIjt0
律父「ただいま~。あーっ、遅くなっちまった!」
律「あっ、父さん…母さんも!」
律母「…あら、澪ちゃん。こんな遅くにどうしたの…?」
澪「あっ!!…す、すみませんっ!長居しすぎました!!
…し、失礼します!!お邪魔しましたっ///」 ダダダッ
聡「あ、澪さん!! …。」
律母「どうしたのかしら。相変わらずシャイな子ね…。」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:56:16.27 ID:b4yDEIjt0
澪「はぁ…まいったな。すっかり遅くなっちゃった。」
ワイワイ ガヤガヤ…
澪「…ははっ。家族が揃ったとたんにぎやかだな。律の家らしいや…」
律「ちょっと、父さん!こんなところに服脱ぎっぱなしにしないでよ!」
澪「!!?」
聡「母さぁん!いい年して姉ちゃんみたいな格好でうろつくなよ!」
澪「え…えぇぇぇっ!!?」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:00:09.80 ID:b4yDEIjt0 [59/60]
律父「あれ?そういえば律、今日はめずらしく服ちゃんと着てるなぁ」
律母「具合でも悪いの?」
律「ち、違うったら!『オトシゴロ』なのよ、あたしは!!」
聡「うそつけよ。あぁ…オレ生まれてくる家間違えたかも…」
律父「何を言っているんだ聡、田井中家の長男なら裸でも堂々と構えることだ」
ワイワイ ガヤガヤ…
澪「…だめだ。やっぱりこの家…おかしすぎる!!もう知らないっ。」
~完~
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:02:52.77 ID:b4yDEIjt0 [60/60]
半日にもおよぶ長丁場、
最後までありがとうございました。
やはり乙女はうら若きうちに、魅せられるうちに
自分の肌を見せておくべきだと思います。
律「え?何、澪は風呂上がりの一杯やらないのか?」
澪「そこじゃなくって!!
…律、お前まさかそんな格好で居間とか平然と出て行ったりするのか?」
律「あぁ、別に自分ん家の中だったらどこだろうと気兼ねする必要ないだろ。」
澪「か…家族とか部屋にいたらどうするんだよ…////」
律「いたらいたでいいだろ、よその人間じゃないんだから。
親は帰り遅いこと多いから、大体いたとしても聡くらいなもんだし」
澪「それ一番マズイ相手だろ…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:25:17.29 ID:b4yDEIjt0 [3/60]
律「あっ…まぁ、でも冬の間はさすがに寒いからさ、
ちゃんと上くらいは羽織って洗面所出るぞ。」
唯「真冬にパンツだけで出てきたらカゼひいちゃうからね。」
澪「だったらなぜ上下着て出てこない!?
…律、お前はもう18にもなる乙女なんだぞ。羞恥心ってものはないのか!?」
唯「ドンマイ ドンマイ ドンマイ ドンマイ♪泣かない~で~♪」
澪「懐かしいなおい!そっちの羞恥心じゃないって。」
律「そんな古いボケマジ勘弁wwww」
澪「それはミツバチ、ヘイ!♪」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:30:26.58 ID:b4yDEIjt0
澪「って何やらすか!」
律「澪、誰もやってくれだなんて頼んでないぞ…」
唯「あはは… あ、そういえばさぁ、さっき律っちゃん
『パンツ一丁』って言ってたけど、ブラとかも付けないままなの?」
澪「! そ、そうだ!そこ重要だ!
まさか言葉通りの意味じゃないよな…?」
律「いや、付けてないよ。だって寝るときブラしないだろ?」
ドンガラガッシャーン!!
澪「な、何ですとぉ~!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:35:34.57 ID:b4yDEIjt0
唯「あれ?もしかして澪ちゃんって寝る時もブラ付ける派?」
律「それちょっと窮屈じゃないか?
まぁ、澪なら胸に気を使うのは分かる気がするけど」
澪「だからぁ!そこの問題じゃなくてさぁ…///」
律「大丈夫大丈夫。上着てないときはちゃんと手とかタオルで隠してるから!
さすがにそこまで丸出しにはしてないわい。」
澪「何がどう大丈夫なんだよ!…か、かえってそっちの方が…///」
唯「だいじょうぶだよ。澪ちゃんのならともかく
律っちゃんの胸なら片腕でもがっちりガード出来るよ!」
律「唯…それはあたしに対するイヤミと捉えていいな?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:41:11.66 ID:b4yDEIjt0
澪「というかさぁ…律の羞恥心はともかくとして、
お前の家には弟、聡がいるんだぞ!聡はもう中学生だぞ!!」
唯「もう中学生… ためになったねぇ~」
澪「唯、もうそういう需要のないボケはいいから!…っていうかさ、
り…律はそんな格好を聡に見られても、何とも思わないわけ…?///」
律「別にぃ。弟だしなぁ…
まぁ、あいつがどう思ってるかは分からないけど」
澪「そう考えると、律のみならず聡もスゴイな…」
律「気になるところといえば、そういうときに限って
顔隠しちゃって目ェ合わせてくれないことかな。」
澪「やっぱめっちゃ気にしとるやんっ!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:46:22.16 ID:b4yDEIjt0
唯「う~ん…聡君もフクザツな年頃なんだね。」
律「思春期ってのは分からないもんだよ。
しかも聡はあたしと違って男だからねぇ…理解し辛いというか…」
澪「分からないのは律の感覚だよ!!
あぁもう聞いてるこっちが恥ずかしくなってくる/////」
律「何で澪がそんな真っ赤になるんだよ。
あっ、真っ赤になるといえばさぁ、もう何か月も前のことなんだけど…」
唯「えっ、なになに?」
律「そう…あれは38度の真夏日、夏祭りの日だった…」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:50:54.30 ID:b4yDEIjt0
澪「38度は猛暑日だぞ。」
唯「律っちゃん!もっと勉強ガンバンベー!」
律「…で、その日汗だくで外から帰ってきたあたしは、シャワーを浴びて
例のごとくパンツ一丁で出てきたわけだよ。」
唯「うんうん。っていうかパンツ一丁でも絶対暑いよね~。
わたしだったらもうスッポンポンでクーラー前に直行だよ!」
澪「アホかお前らは!///」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 14:56:37.39 ID:b4yDEIjt0
律「そしたらさぁ…
なんとそこに、たまたま遊びに来てた聡の友達がいたんだよ!」
唯「え、えぇ~っ!!? り、律っちゃん、だいたんっ!!///」
律「あたしもさすがに…そのときはちょっとハズかった。」
澪「///// …律、お前よく生きてられるよな。
私だったらきっとその場で自害してるよ。」
律「聡にもハジかかしちゃったからさぁ、あたしも悪いと思って
『今度からパンツ一丁になるときは気をつける』って約束したんだけど…」
澪「つーかその行為自体をすぐにやめぇぃ!!」 バシッ!!
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:03:28.57 ID:b4yDEIjt0
律「あの後、聡の友達から何故かもらえたお菓子はウマかったけどな」
澪(わざわざお詫びしに行ったんだ、その友達…)
紬「あら、なになに?おいしいお菓子の話?」
唯「あっムギちゃん!いままでどこ行ってたの~?」
紬「ごめんなさい、ちょっと掃除で遅くなってしまって。」
あれ…でも梓ちゃんがまだ来てないのね」
律「あぁ、梓はクラスの用事で少し遅れるって聞いてるよ」
澪「それより聞いてよ~。律ったら信じられないんだよ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:09:45.59 ID:b4yDEIjt0
紬「…なるほど。お風呂から上がったあと
下着姿のまま家中を歩き回るのは是か、非か、ね…」
唯「さぁ、ムギちゃんのジャッジは!?」
紬「… 想像したら興奮しちゃった/////」 ドボドボ…
律「わわっ!ムギ、鼻血鼻血!!」
紬「確かに、家族とはいえ人に自分の裸を見せるのは抵抗あるけど。
でも…いけないことと知っててやるからこそ、きっとやみつきに…///」
澪「あぁぁ…ムギに相談を持ちかけるんじゃなかった…;;;」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:16:00.08 ID:b4yDEIjt0
唯「でもでも、私もたまに着替え部屋に忘れて
スッポンポンのまま部屋まで走ってくこととかあるよ!」
律「唯、さすがにそういうときはバスタオルくらいは巻いてけよ」
澪「いやお前もだよっ!」
律「あたしは別に大丈夫だろ。だいいちさぁ、ウチの父親とか聡だって
風呂上がりに限らず夏場はしょっちゅう上半身ハダカで歩いてるぞ」
澪「いっしょの感覚で考えるな!」
紬「私は小さいころから、人前で肌を見せる事に関しては結構注意されてきたけど…
ウチってやっぱり変わってるのかなぁ。」
澪「いや、ムギの家庭は至って正常だ。」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:23:16.82 ID:b4yDEIjt0
梓「すみません遅くなりました!!
…って、ムギ先輩!どうしたんですかその鼻血!?」
紬「あっ、梓ちゃん。…大丈夫、心配しないで。
ただの気の迷いから生じたものだから」
梓「えっ…??」
澪「梓…よ、よかったぁ~!!もうお前だけが最後の良心だよぉ~」 ガバッ
梓「ちょ、いきなり抱きつかないで下さいよ唯先…
じゃなくて今日は澪先輩…?? い、一体何があったんですか!!」
律「いや、騒動の発端はどうやらあたしみたいなんだけど…
何だかなぁ、何でこんなに騒がれるのかがあたしには分からないんだ」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:29:23.58 ID:b4yDEIjt0
澪「…ということなんだ。もう私もツッコむのに疲れたよ」
唯「さぁ、あずにゃんの判決やいかに!?」
梓「/////… そんなの、ありえません!!信じられませんよ!絶対に///」
澪「梓…そうだよね。それが本来あるべき答えだよね!」
梓「家族とはいえ、男の子の前で素っ裸で歩くなんて!
そんなこと許されるのはお風呂の中だけですよ!!」
律「素っ裸じゃないやい!下着はつけてるし!!」
澪「…え?あれ…??ちょ、ちょっと待った!!梓、今の返しなんかおかしいぞ!」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:35:11.65 ID:b4yDEIjt0
梓「ハッ…ちちち違いますよ!おお女の子が浴室でもない所を
裸で歩き回るなんておおおかしいってことですよ!!
べべべ別にお風呂でなら男の前でハダカでもいいとかそそそういう意味じゃ…」
澪「え、あ…そ、そうだよね。何か変なふうに聞こえちゃった、ゴメン…」
梓(し、しまったぁ~!!!つい言葉が…)
紬「どうしたの梓ちゃん?言葉がテクノリミックス調になってるわよ」
唯「というより、今の説明わざわざする必要なかったよね」
梓「あっ、い、いえ!何でもないです!」 フルフル
(今でもたま~にお父さんとお風呂に入ってるからかなぁ、つい…////)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:41:35.12 ID:b4yDEIjt0
律「だいたいさぁ、澪だってちっちゃい頃は
よくあたしと風呂にも入ってさぁ、そのあとハダカのまま走り回ってたじゃん」
澪「いつごろの話してるんだよ!
しかもハダカで走り回ってたのは律、お前だけだろ!!」
律「まぁ、そんなあたしももう走り回るほど子供じゃなくなったけど」
梓「むしろ走り回っててもいいから、ハダカからやめるべきです…」
紬「澪ちゃんはお風呂上がりにパジャマ着てから部屋行くの?」
澪「あっ当たり前でしょう!!」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:46:26.40 ID:b4yDEIjt0
律「んー…まぁ、そういう奥ゆかしいところが
澪の良さでもあるから、それも一概には否定できないけど…」
澪「これが世間一般では普通だ!
律みたいに恥も自制心もなくおっぴろげてる奴の方がおかしーし…」
律「だーかーら!ちゃんと大事な部分は隠してるから!
あとあたしの言い回しをパクるなぁ!」
梓「何なんですかその『それなら大丈夫だろう』っていう基準は!!」
紬「じゃあ今日はもう遅いからこれで解散ね。」
梓「ってまだ私達ここ来て何もしてませんよ!?」
唯「そうだよ、ケーキくらい食べて帰ろうよ~!」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:51:43.42 ID:b4yDEIjt0
―――数時間後、律の家
ザッブーン
律「ぅ…んあああっ!ちくしょい!
…ふぃーっ。やっぱ湯の温度はちょっと熱めくらいがいいねぇ…」
聡(姉ちゃんまた風呂ん中であんなジジイみたいな唸り声あげてるよ…)
律「…今日は母さんも父さんも9時過ぎまで帰ってこれないって言ってたな…。
よーし、かわいい弟のために久しぶりに夕食、腕をふるってやるか!!」
聡(姉ちゃん…そういうセリフは実声じゃなくてカッコの中で言えよ。
こっちの部屋まで一言残らず聞こえてるよ…)
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 15:59:09.51 ID:b4yDEIjt0
律「んひー、暑っち…風呂上がったとたんに汗だくだ…。
レシピ考えてたらのぼせちゃったな。 水、水と…」
ドタドタ…
聡「あっ姉ちゃん、やっと上がったの…かっ…」
(まただよ…/// 何でいつも服着てこねぇんだよ!!)
律「あと氷、と… あ…おっとっとっと!
あぁもう!胸押えてると片手しか使えないんだよなぁ…
ちょっと聡、これ持っててくんない?」
聡「え…えぇぇ!!いやだよ、自分でやれよぉ!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:06:48.03 ID:b4yDEIjt0
律「聡、それ。そうそう、それここに置いて。」
聡(台所で何てカッコしてるんだよぉ…)
「何やってるんだよ。りょ、両手使えばいいだろ!」
律「えっ///ちょ、バカッ!!無理に決まってるでしょこの状況で!!///」
聡(何でここに来て急に恥じるんだよ…)
「じゃあ何で上着てこないんだよ!!」
律「だって着替えこっちの部屋だしー。着てくるものないしー。」
聡「うわーうぜぇ。風呂入る前に脱衣所に置いておけばいいだろ」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:15:14.31 ID:b4yDEIjt0
律「そう思うなら脱衣所に持ってきてくれればいいのに。気の利かない弟だな」
聡「うわーますますうぜぇ。じゃあ明日から姉ちゃん出てきたとき持ってってやろうかぁ?」
律「お前は姉が裸の状態のとき洗面所に入ってくるつもりなのか。どうしようもない変態だな」
聡「うわーうぜぇうぜぇ!」
律「しかもお前にあたしの服なんて渡したら何しだすか分かったものじゃない」
聡「いい加減に俺をからかうのやめろよ!!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:20:06.25 ID:b4yDEIjt0
聡「ってゆーかいつまでそんなみっともない格好してんだよ!」
律「み…みっともないって何だよ!
あんたにはこの、うら若き乙女の肌の美しさが分からないの?」
聡「うっ…/// な、何だいそんなの!!
色気もオッパイもねぇくせに!!まるで妹の身体みたいだぜ!」
律「い… 妹の身体だと…?」
聡「そ、そうだ!だいたい高校生にもなってさぁ、は、恥ずかしいとかもなく
平気で弟の前で、そ…そんな格好でさぁ!
そんなの、み、見苦しいだけだから、やめてもらいたいんですけどっ!///」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:27:50.83 ID:b4yDEIjt0
律「顔真っ赤にしながら何言っているんだかこの子は。それに、あんたみたいな
お子ちゃまに見られたからって、何とも思いませんよーだ!」
聡「な、何だと!?オ…オレだってもう中学生なんだし
男とか女とかの…そういうことぐらい知ってるし!」
律「へー、お子様聡君が? …あーっ!もしかしてあたしの、自分の姉の身体見て
コーフンしてるの?触りたいの?うわぁ、このへんたーい!スケベ!」
聡「ぃ…///やめろよ!くっついてくんじゃねーよ!!/////」
律「バーカ、なに喜んでんだよ!家族に欲情するなんてとんだ変態少年だな!」
聡「うぅ…ふ、ふざけるなこのバカ姉貴!!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:35:18.44 ID:b4yDEIjt0
聡「変態はそっちだろ!さっきからやめろって言ってんのに
パンツ一丁でウロウロしやがって!!…恥ずかしくないのかこの変態ブス女が!!」
律「何だと…おい、もう一ぺん言ってみろ!!」
聡「ふざけやがって!…この前のことでも、オレがどれだけ
学校でハジかいたか…友達が皆にもからかわれてるか知ってんのかよ!」
律「えっ…」
聡「あのときのことウワサで広がっちゃってさぁ、俺らはクラスの女子から
変な目で見られるし、他のやつらから姉ちゃんのその…変なこといろいろ聞かれるしさぁ…
恥ずかしくて…みっともなくて…もう嫌なんだよ!姉ちゃんのせいで!!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:43:15.31 ID:b4yDEIjt0
―――数か月前、聡の周りでは…
男子A「おい、鈴木のやつこの前田井中のところに謝りに行ったんだってよ。」
男子B「えっ!?あいつ何かやらかしたのか?」
男子C「あいつ、田井中のねぇちゃんのハダカ見たんだってよ!」
女子A「うっそーっ!やだぁ、信じられなーい!!」
女子B「っていうか、ありえないでしょ普通じゃ。」
男子A「マジ覗きとかやっちまったんじゃね?」
男子B「ちょ、やべぇぜそれ!ヘタすりゃ犯罪じゃん」
女子C「田井中君も何で止めなかったのかしら。もしかして一緒に…」 ザワザワ…
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:51:37.78 ID:b4yDEIjt0
男子A「おい鈴木、どうだったんだよ。」
鈴木「えっ…な、何がだよ!?」
男子C「決まってんだろ、田井中のねぇちゃんの乳首、何色だったんだよ!」
男子B「自分だけ見てて言わないつもりか?いいのか?他の学年にも言いふらすぞ」
鈴木「や、やめろふざけんな!第一乳首なんて見えてねぇし!」
男子A「見えてないってことは、他はバッチリ見たんだな!?
おい、じゃあパンツの色教えろよ!覚えてんだろおい?言えよ!」
聡「いい加減にしろよお前ら!」
男子C「おっ、弟くんのお出ましだ!さっそくですが、お姉さんのおっぱいはどうでしたか?」
女子達「…ヒソヒソヒソ」
聡「…/////;;」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:58:02.92 ID:b4yDEIjt0
律「!… そんな事にまでなってただなんて…」
聡「もうオレ…嫌だよ。自分が姉ちゃんの弟であることがさぁ!
はっきり言って、ハダカになるよりもよっぽど恥ずかしいよ!!」
律「…えっ…さ、聡?」
聡「そんなにハダカになりたけりゃ、そのカッコで外出てみるかぁ!?
そのカッコのまま鈴木に謝ってこいよ!さぁ!!」
律「わ…悪かった、悪かったよ!…謝るから。…だから、ね?」
聡「ほらどうした!恥ずかしくないんだろ、ほら!!
街中で言ってこいよ!!『わたしは変態さんでーす』ってさぁ!」 グイッ
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:04:36.96 ID:b4yDEIjt0
律「い…いやだ!!やめろ!!///」
聡「なにいつまでも手ェ胸に当ててんだよ!
今更んなトコだけ恥ずかしがりやがって!誰もそんなペチャパイ興味ないんだよ!!」
律「お願い…やめて!!離して!!///;;」
―――その頃、律の家の外…
澪「はぁ…律のヤツ、大事な新作の歌詞と楽譜忘れていって。
…もう律の家、夕食終わってるよな…」
律「いやだぁぁ!!;;離して!離せよぉ!!;;」
澪「…え!?こ、この声は… まさかっ!!」 ダッ
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:10:13.15 ID:b4yDEIjt0
律「離せって言ってんだろ!!」 バチンッ!!
聡「! …いってーなぁ!!ふざけんなよ…この変態!!」 ドンッ!
律「痛ぅ… や、やりやがったなぁ!!」
バタンッ!!!
澪「ハァ、ハァ… 律!何があっt… いやあぁぁぁっ!!///」
律「!! あ… ぁぁ…/////」
聡「み…澪さんっ!!?
ハッ…いや、ち、違う!違うんです!!これは!!;;」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:15:14.07 ID:b4yDEIjt0
澪「聡…お…お前まさかっ!!
おいっ!律に何をしたんだ!!言え!!」 グッ
聡「ち…違うんです澪さん…オ…オレは…;;;」 ブルブル
律「違うんだ澪…き、聞いて…聡を放して…」
澪「律は服を着て早く逃げるんだ!! …おい聡っ!!いくら姉弟とはいえ
していい事と悪い事があるぞ…!!答えろ!何をした!!言わなきゃ警察を呼ぶよ!!」 グイッ
聡「う…ぅぅっ;;;」 グズッ
澪「泣いても許さないからな!!
たとえあんたでも、律にこんなことしたら私…絶対に許さない…;;」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:21:45.52 ID:b4yDEIjt0
律「お願いだ澪!聡を放してやってくれ!!」 ガシッ
澪「放せ!…私なら大丈夫だから。だから、今のうちに何とか逃げて…」
律「そうじゃなくて…。ぜ、全部…あたしが悪いんだ…;;;」 ポロポロ…
澪「…えっ…?」
聡「澪さん… ごめんなさぃ…;;;」
澪「えっ…な、何…どうなってるの…何なのよ…
い、意味が分からない…どういうことなの???」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:25:11.29 ID:b4yDEIjt0
―――律と聡は、事のすべてを澪に説明した…
律「…ということなんだ…。スマン!!」
澪「な…何てことなの… そんなことのために… 私…」 ヘナヘナ…
聡「わっ!澪さーん!!」
律「澪ぉ…あたしが悪かったよぉ!だから真っ白に燃え尽きないでー!!」
聡「どうしよう!澪さんの呼吸がないよぉ!!」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:31:49.30 ID:b4yDEIjt0
聡「姉ちゃんがあんなことしてなければ、こんなことにならなかったのに!!」
律「なっ!まだ言うかこいつ!!」
ガバッ!!
澪「やめろーっ!! …はぁ、はぁ…いい加減にするんだ。二人とも…」
聡「!! …。」
澪「まったく…あのとき駆けつけたのが私だったから良かったけど、もしお前たちの親や
近所の人が目撃してたら…それこそ取り返しのつかない事態になってたぞ!!」
律「…ごめん。」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:36:32.37 ID:b4yDEIjt0
澪「律…まさか本当に家でそんな格好してたとはな…
でももう、これで懲りただろ。これからは…」
律「分かってるよ…もうこんな恥ずかしい思いはこりごりだ。
聡も嫌がってたし、ひどい迷惑かけちゃったもんな…」
聡「…。」
律「さっきも聡に言われちゃってさぁ。あたしの身体なんてみっともないだけだし、見せられても
ちっとも嬉しくないって。…そりゃそうだよな。チビで胸小さくて、前髪下ろすとおかしーしな…」
聡「… そんなこと…本当に思ってねーし。」
律「えっ…?」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:42:50.83 ID:b4yDEIjt0
聡「姉ちゃんの身体、別にぜんぜんみっともなくなんかねーし…
胸ないけど、まぁ細いし…少なくとも『ブサイクではねー方』だし?」
律「さ、聡…」
聡「前髪だって…全然おかしくねーし?
まぁその…正直そんな身体見せられたらムラムラするし?///」
澪「聡… って!それさすがにぶっちゃけすぎだろおい!!」
律「なんで…全部疑問形なんだよ!この~っ!!///」 ギュッ
聡「ちょ、抱きつくなよ!!今言ったこと全部取り消すぞ!!///」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:49:59.94 ID:b4yDEIjt0
澪「…まぁ、何はともあれこれで一件落着か…
さ、律。いつまでもそんな格好してないで、服を着てこい。」
律「え?…あ///あぁ…そうだな。
…あれ?聡、あたしの着替えは?」
聡「えっ!?姉ちゃんに渡さなかったっけ?さっき」
律「もらってないぞ!…おい、お前まさかあたしに
まだこのままパンツ一丁でいてもらおうとか思ってんじゃないだろうなぁ?」
聡「さっきまで平然とその格好で歩いてたくせに!それより腹減ったぁ。」
澪「服なんてどれでもいいだろ!はよ着んかい!!」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:59:11.80 ID:b4yDEIjt0
律「あ、そうだった。夕飯まだなんだよな。
聡、お腹空いただろ?今から急いで作るからな」
澪「えっ、夕飯まだだったの?ゴメンね、じゃあ私はそろそろ失礼すr…」
聡「せっかくだから、澪さんも一緒にどうですか?」
澪「!!// こ、こら聡!年上の女性をからかうな!」
律「あらら澪ちゅわん、そういう割にはずいぶん嬉しそうじゃないの。」
澪「ちっがーうっ!もうイヤだこの姉弟///」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:04:03.73 ID:b4yDEIjt0
律「えーっとエプロンは…あ、あったあった。」
澪「…あっ忘れてた!エプロンの前に服を着んかーい!!」
律「あ、そっか。…んー、でもこれさえ着てしまえばもう身体隠せるよな…」
澪「あーもう!さっきのこと全っ然反省してないじゃないか!!」
聡「あーっ…さっきまですげー白熱してたから、暑っ…」 ヌギヌギ
澪「!! さ、聡まで何やってんのよ!!」
聡「いや、オレは別に、男だからいいじゃないですか。」
澪「暑かったらまずエアコンを調節しろ!!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:11:33.78 ID:b4yDEIjt0
ピピッ
律「…おい誰だ?エアコンの温度30℃に設定したのは」
聡「あっ、オレだ。25℃設定にするより
30℃設定にして室温25℃で切れば早く部屋があったまると思って」
律「お前みたいなやつがいるから地球の温暖化が早く進むんだよ。
ごめんな澪、しばらくこの部屋暑いけど…」
澪「どおりで妙にこの部屋、さっきからムシムシしてたわけだ…」 ダラダラ
聡(汗だくの澪さん…色っぽいなぁ///)
律「ほら聡、澪に冷たい飲み物注いでやりなよ!
…そうだ。暑かったら澪も服脱いでみたらどうだ?涼しくなるぞ」
ガツンッ!!
律「…冗談です。すびばぜんっ;;」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:15:18.51 ID:b4yDEIjt0
―――その頃、唯の家では…
唯「憂~、私のパジャマどこ~?」
憂「ひゃあああっ!!/// お姉ちゃん何でタオル巻かないの!!」
唯「あっ! …まぁいいや。今日あったかいしこのままでも…」
憂「やっやめて!お願いだからパンツだけでも穿いて!!」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:19:33.49 ID:b4yDEIjt0
―――紬はというと…
紬(…今日この時間はこの部屋に誰もいない…やるなら今のうち!)
ガチャッ
紬「…ふ、ふぁぁぁっ…。」
(き…気持ちいいっ!お風呂上がりにパンツだけで
部屋に出ることがこんなに爽快だっただなんて…)
ガチャッ
紬父「ただいま!いやぁ、久しぶりに早く帰って来… 」 ドサッ
紬「えっ…お父…さん… きょ、今日はなんだか暑くて…いえ、
さ、最近体型が気になって、か、鏡で…その…あ、あははは…////;;;」 ポロポロ…
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:22:59.54 ID:b4yDEIjt0
―――さらに梓は…
梓(…やっぱり、高校生にもなって
父親と一緒にお風呂に入るだなんて…おかしいよね…)
ゴシゴシ…
梓父「んあぁ…。じゃ、次は梓の背中洗ってやるからな。」
梓「え…あ、うん…」
ゴシゴシ…
梓(…まぁ、あくまでよそはよそ。ウチはウチだよね。うん…)
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:26:18.25 ID:b4yDEIjt0
―――その一方で、こんな人もいました。
さわ子「ゴクゴク… あ"ーっ!!
やっぱ湯上りはパンツ一丁でこれに限るなぁ!」
ピュー…
さわ子「ぅぅ寒っ!…さすがに冷えすぎるか…。
あー早くも酔いが回ってきた!もう寝よっと。」 ゴロン…
…シーン
さわ子「…さみしいよぉ。」 グズッ
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:30:55.17 ID:b4yDEIjt0
―――まぁそんな人はさておき、律の家…
律「お待たせ!じゃじゃ~ん!!
名付けて『律っちゃん特製オムライス律っちゃんスペシャル』!!」
澪「律っちゃん二回出た!
…でもおいしそう。ご馳走になります」
律「食べるラー油はお好みでどうぞ~」
澪「明らかにオムライスに組み合わせるものじゃないよね。」
律「あっ… 今度の新曲さぁ、『ラー油 Love you』なんてタイトルどう?」
澪「それも絶対に、ないっ!」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:34:27.64 ID:b4yDEIjt0
聡(『カレーのちライス』とかと大差ねーと思うけどなぁ…)
澪「新曲といえば、律。今回出来た新曲『ごはんはおかず』の
歌詞と楽譜、学校に忘れていったろ。」
律「あっ、いっけねぇっ!」
聡(姉ちゃんのバンドは食い物系の曲しかないのかよ…)
澪「今日はそれを届けにきたんだ。
明日から連休に入っちゃうからな…ちゃんと練習しろよ。」
律「ういーっす。恩にきりまーす。」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:39:07.47 ID:b4yDEIjt0
澪「フゥ…ごちそうさまでした。」 パタパタ…
聡「澪さん、ものすごく暑そうなんだけど…」
律「そういうときは澪ちゅわん、我々のように思い切って…」
澪「絶っ対に!脱がないからな!!」
聡「そ…そんなぁ…」 ガックリ
澪「ちょ、聡!お前まで何だよその反応は!
お前人として今からそんなんでいいのかよっ!!」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:44:48.42 ID:b4yDEIjt0
律「澪、あたし達は何も澪を貶めたいわけじゃないんだよ。
わざわざ来てもらったのに暑い思いさせるのは申し訳ないと思って…」
澪「それが何で服を脱ぐことにつながるんだよ!
な…何なのその感覚…分からないよ。」
律「恥ずかしがることもないだろ。ましてや澪がここで脱いだって
誰も嫌がる人なんていないんだから。…聡だって、嬉しいよな?」
聡「… うん/////」
澪「聡まで何てことを…」
律「今日だけだよ、今日だけ。あたし達だけの秘密だ。」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:50:09.79 ID:b4yDEIjt0
律「…なぁんてな!ごめん澪、冗d…」
澪「あぁもう分かったよぅ!!どうせ断ってもムダなんだろ?
やりますよやればいいんでしょっ!!もうヤケクソだっ!!」
聡「えっ!?」
律「ぇ…お、おい澪、いや、ちょ!!」
ヌギヌギ… バッ!!
律「…!!」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:57:19.91 ID:b4yDEIjt0
澪「えぇいどうだ!!これで文句な… !!ハッ」
聡「… 」 ポカーン
律「… 正気に戻ったか?み…お?」
澪「…あ…ぁぁ…///// いやあああああっ!!/////」 プルプルプル…
聡「あ、ぁ… み…澪さんの…身体…/////」 ブシュウウウ… バッタン!
澪「きゃぁっ!さ、聡!!?」
律「あちゃー…やっぱ聡には刺激があまりにも強すぎたか…」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:08:05.88 ID:b4yDEIjt0
律「…澪。大丈夫か?」
澪「…うぅ…ひぐっ;;えっぐ;;;///」 シクシク…
律「ほら聡、お前も起きろよ!」
聡「…ハッ! 姉ちゃん…み、澪さんっ!!
あ、あの…その…////」
澪「… 別にいいよ。だから何も言わないで…」
聡「…ありがとう、澪さんっ。」
澪「だ、だからそういうのをやめろぉっ!思い出すから!!/////」カァァァッ
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:15:57.99 ID:b4yDEIjt0
律「いやぁ、しかし潔い脱ぎっぷりだったなぁ…澪には負けたよ」
澪「知らないっ!!覚えてないっ!!」
律「…本当にありがとうな、澪。
こんなあたし達の言うこと、真に受けてくれて。ごめんな。」
澪「…何で私って、こうなんだろう。
すぐ頭に血がのぼっちゃって、何も出来なかったり、逆に突拍子もないことしちゃったり…」
律「でも、だからこそさっき
あたしを助けに駆け込んできてくれたんだろ?」
聡「…ごめん澪さん。姉ちゃんの忘れものわざわざ届けに来てくれたのに。
それだけなのにいろいろ嫌な思いさせちゃって…」
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:23:18.82 ID:b4yDEIjt0
澪「…律は…大切な友達だから。
確かにすっごく怖かったけど…もし強盗とかだったりしたら、って…」
律「…。」
澪「でも、律が酷い目に遭わされることの方がもっと怖かったから。
だから、何も考えないで駆け込んで…」
律「…。澪はさぁ、いざとなれば誰よりも強くて、何でも出来て、頼りになる。
あたしはずっとそう思ってたぜ。昔からな… な?聡。」
聡「えっ… うん。綺麗で、強くて…俺ずっと澪さんのそういうとこ、憧れてた。」
澪「…ふ、二人とも…ずるいぞぉ。こんな時にまで、
そんな調子いいことよくまぁベラベラと…;;;」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:29:45.16 ID:b4yDEIjt0
澪「;;…グスッ。
あぁ、もう何か今までのことどうでもよくなった!お前らのせいだからな!」ニコッ
聡「!!////」 ドキッ
モワワ~ン
聡「… 白… 胸… パンツ… /////」 クラッ… ドサッ!!
律「あらら、こいつフラッシュバックしやがった。…はっ、澪!」
澪「覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない覚えてない…!!」 ブルブル…
律「こりゃしばらくトラウマになりそうだな…」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:33:36.11 ID:b4yDEIjt0
律「…澪、落ち着いたか?」
澪「…なんとか。でも…やっぱり信じられない///
お前達普段から…あ、あんな格好で平然と人前歩けるだなんて…」
律「まぁ、慣れみたいなものもあるし。
決してこれが普通だとは思ってないけどな…」
澪「それと…何度も言うけど、もういい加減ちゃんと服を着たらどうだ。」
律「…そうだな。さすがに親しき仲にも礼儀ありだよな」
ハラリ
澪「っておい!ここでエプロンを取るなよ!」
律「んじゃ、ちゃちゃっと服を着てくるよ。」 スタスタ…
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:40:49.92 ID:b4yDEIjt0
澪「まったく…本当に反省してるのかあいつは。」
聡「…。あ、あの…澪さん?」
澪「ん?」
聡「さ…さっきはほんとに…ごめんなさい。
澪さんにすっげぇ恥かかしちゃって…傷つけちゃって…」
澪「…もういいよ。過ぎたことなんだから。
それに…傷ついてなんかはないから。死ぬほど恥ずかしかったけど!」
聡「えっ…」
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:47:23.92 ID:b4yDEIjt0
澪「律とも聡とも、ずいぶん長いこともう気の知れた仲じゃないか。
時にはそんな奴の前で恥ずかしい姿だって晒してしまうこともある、
今回もそのうちの一回、ってことにしておくからさ。なんとかね。」
聡「澪さん…」
澪「そうだ!このままじゃ悔しいから私の知ってる律の恥ずかしいエピソードをひとつ…」
律「こ~らぁ!!どさくさまぎれて何を話そうとしてるぅ!!」
聡「ちぇ、何だよ!せっかくいい話が聞けそうだったのによ~。ね、澪さん!」
澪「ね~っ。」
律「くぅ~っ、聡のくせにぃ!!澪のくせにぃ!!」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:52:56.38 ID:b4yDEIjt0
律父「ただいま~。あーっ、遅くなっちまった!」
律「あっ、父さん…母さんも!」
律母「…あら、澪ちゃん。こんな遅くにどうしたの…?」
澪「あっ!!…す、すみませんっ!長居しすぎました!!
…し、失礼します!!お邪魔しましたっ///」 ダダダッ
聡「あ、澪さん!! …。」
律母「どうしたのかしら。相変わらずシャイな子ね…。」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:56:16.27 ID:b4yDEIjt0
澪「はぁ…まいったな。すっかり遅くなっちゃった。」
ワイワイ ガヤガヤ…
澪「…ははっ。家族が揃ったとたんにぎやかだな。律の家らしいや…」
律「ちょっと、父さん!こんなところに服脱ぎっぱなしにしないでよ!」
澪「!!?」
聡「母さぁん!いい年して姉ちゃんみたいな格好でうろつくなよ!」
澪「え…えぇぇぇっ!!?」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:00:09.80 ID:b4yDEIjt0 [59/60]
律父「あれ?そういえば律、今日はめずらしく服ちゃんと着てるなぁ」
律母「具合でも悪いの?」
律「ち、違うったら!『オトシゴロ』なのよ、あたしは!!」
聡「うそつけよ。あぁ…オレ生まれてくる家間違えたかも…」
律父「何を言っているんだ聡、田井中家の長男なら裸でも堂々と構えることだ」
ワイワイ ガヤガヤ…
澪「…だめだ。やっぱりこの家…おかしすぎる!!もう知らないっ。」
~完~
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:02:52.77 ID:b4yDEIjt0 [60/60]
半日にもおよぶ長丁場、
最後までありがとうございました。
やはり乙女はうら若きうちに、魅せられるうちに
自分の肌を見せておくべきだと思います。
<<唯「SS墓場」 | ホーム | 和「そうなんだ。それじゃ私、皆殺しにするね」>>
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