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糸色望「可符香さんを無視し続けたらどうなるか」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:02:42.73 ID:RPYnebF3P [5/18]
可符香「あ、先生」

望「……」

可符香「先生?」

望「……」

可符香「どうかしたんですか?先生」

望「……」

可符香「先生……どうして無視するんですか?」

望「……」

可符香「もしかして……私が何か……」

望「……」

可符香「い、いやだなぁ、先生が無視するなんてこと、あるわけないじゃないですか!」

望「……(得意のポジティブですね……突っ込んでたまるものですか!)」

可符香「先生はきっと、理由があって口を閉ざしているんです!ですよね?先生」

望「……しかしこのままでは、ポジティブに飲まれてしまいます…!)」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:08:47.78 ID:RPYnebF3P
可符香「先生……あ、奈美ちゃん」

奈美「ん、可符香ちゃんどうしたの?」

望「……(お、ちょうどいい所に!)」

可符香「奈美ちゃん。実は先生が喋ってくれn
望「やぁ日塔さん、どうしたんですか?買い物ですか?」

可符香「」

奈美「えぇ、近所のデパートで北海道物産展をやっているので、少し寄ってみようかと思って……
    ロイズの生チョコ、すっごく美味しいんですよ!あとルタオのケーキとか……あ、もちろんカニとかも食べたいんですけど、やっぱりそれはちょっと高いかなぁ…って。
    あと札幌ラーメンなんかも食べてみたいなぁなんて思ったりして、それから」

望「あ…あぁ、そうなんですか……」

奈美「ところで先生達は何を?」

望「ちょっと散歩です」

可符香「そこでばったり会ったんですよね?先生?」

望「……」

奈美「そう…なんだ……?じゃ、じゃあまたね」

望「えぇ、また学校で。さて、私も帰りますか……」

可符香「……」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:15:40.66 ID:RPYnebF3P
その夜
-宿直室-

ガラガラッ

お隣さん「こんばんわぁ。望先生はいらっしゃいますか?」

望「はい、私ですが……って、オトナリさん!?」

お隣さん「はい、お久しぶりです」

望「AKB84のオトナリさんが何故ここに!?それに、家が隣だったのは家が焼ける前のことで…!」

お隣さん「まぁ、細かいことはいいじゃないですか」

望「細かいことですかぁ!?……っていうかオトナリさんがこの私に用事ですか?」

お隣さん「煮物を作りすぎちゃったんで少しおすそ分けしようかと」

望「そんなことの為にわざわざ来て下さって……ありがとうございます!」

お隣さん「いいえぇ……ところで、昼間お見かけしましたよ?散歩中のようでしたが、ある生徒さんを無視しているような言動を……」

望「!?い、いえ、そんなことはしていないです!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:24:18.97 ID:RPYnebF3P
お隣さん「……本当に何も?」

望「……いえ、実は……あの生徒の素性が知れなくて、無視したらどうなるかなぁと思いまして……」

お隣さん「そうなんですか。わかりました」ふっ

望「…?オトナリさん?」

お隣さん「煮物、食べてくださいね?さようなら!」

望「お隣さん……」

霧「ねぇ、今の誰?」

望「小森さん!えーと、今のはお隣さんで、今はオトナリさん……いや、元お隣さんのオトナリさんで……」

望「わ、煮物」

望「貰ったんです、煮物。……そうだ。この煮物、まずは交にでも食べさせまs
交「子供に毒見させるヤツがいるかよ!オマエが最初に食えよ!」
望「交!?居たんですか……私だって、自分の体は大事です!」

霧「何?もう悪くなってる煮物なの?」

望「そうとは限りませんが、その可能性もあります」

交「このチキン!」

望「チキンとか言うなぁぁ!!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:30:35.87 ID:RPYnebF3P
翌日

可符香「先生、おはようございます」

望「……」

可符香「わかりましたよ、先生が無視を決め込む理由が!」

望「……(バレた?いや、そんなハズは……)」

可符香「沈黙の行をしているんですよね!」

望「……?」


オウム真理教の修行



沈黙の行
エネルギーの保全のために、長時間何もしゃべらない修行。無言の行ともいう。
(wikipediaより抜粋)


望「……(何やら怪しいにおいがします…!)」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:35:08.93 ID:RPYnebF3P
可符香「話せない時は、目を見て話しましょう!」

望「……(うわっ!まっすぐこっちを見ないでくださいっ!)」

可符香「」じーっ

望「……(これでも、目をそらすのには自信があるんです!)」

可符香「なるほど、そんなことを考えていたんですか……」

望「……(目を合わせていないのにですか!?)」

可符香「先生がそんなに信仰に熱心だとは思いませんでした!」

望「……(私は怪しげな宗教なんかには入っていませんっ!!)」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:42:23.88 ID:RPYnebF3P
望「……(とにかく、誰か他の人がいればこの状況を打開できるのに…!)」

可符香「それにしても、周りに誰もいませんねぇ?」

望「……(確かに人通りが全くありません……)」

可符香「おかしいですよね、誰も居ないなんて……」ふっ

望「……(このままじゃ彼女のペースになってしまいます!)」

可符香「まぁ、それは置いといて……先生の信仰に対する熱心さには感動しました!」

望「……」

可符香「その信仰心に敬意を表して、これを差し上げます!」すちゃ

望「…!?(何ですか?このよくわからないかぶり物は……)」

可符香「私が改良したPSIです!これで脳波を彼の人と同調させることができます!つまり、尊師により近づくことが出来るのです!」


PSI (オウム真理教)
PSI(Perfect Servation Initiation)は、オウム真理教の修行の一つ。または、この修行の装置であるヘッドギアそのものを指す。
(wikipediaより抜粋)

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:49:33.09 ID:RPYnebF3P
可符香「お似合いですよ、先生!」

望「……(だから私は宗教などには…!)」ぐっ

可符香「あっ、勝手に外しちゃダメです!むやみに外したり、禁止エリアに行ったりすると爆発する恐れがあります!」

望「……!(ちょっ…!一昔前に流行った某R15指定映画じゃないんですから!)」

ぴょーっぴょーっ

可符香「いけません先生!そこは禁止エリアです!早くこっちへ!」

望「……!!(もう無視とかしてる場合じゃない気がしてきました!!)」

ガチャン

可符香「……ここまでくればもう安心です」

望「……(死んだらどーする!?)」

可符香「この外は禁止エリアですから、ここにいてください。それから、修行の為に脳波の強度をあげておきます」

望「……(この期に及んで修行ですか……)」

可符香「今夜になればヘッドギアは外れますから、それまでじっとしていてくださいね?ではまた後ほど」

ギィィーッ ばたむっ

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 17:56:40.79 ID:RPYnebF3P
望「ふぅ……とんでもないことになりました……」

望「パイプ椅子と事務机しかない一室に、妙なものを被らされて監禁状態……」

望「本当に爆発したらいやですから、素直に待ちましょうか……」

PSI(ピーッガガッ さぁ、修行をするのです!修行をして、苦悩を捨て、解脱するのです!!)

望「うわぁっ!!?何!?音?スピーカー!?」

PSI(修行するぞ修行するぞ修行するぞ!さらなる高みを目指すのです!)

望「これも風浦さんの改蔵ですか…?不思議と、聞き覚えのある声に聞こえますね……」

PSI(カルマを落としてマントラを唱え、みんなの士気の為に高めあいましょう!)

望「……なんだか頭が重くなってきました……」

PSI(修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ)

望「…修行…するぞ…?修行……する……」

PSI「隣人を愛するのです。隣人を信じるのです。隣人を愛するのです」

望「隣人を信じる……隣人を…隣人を愛する…!」

PSI「隣人を愛す隣人を愛す隣人を信じ隣人を信隣人愛すを信じ隣人愛すを隣人を隣人愛を隣愛すを愛愛す愛隣人」

望「隣人を信じる隣人を愛する隣人を愛するぅぅうううあああああああ!!!!!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 18:03:05.96 ID:RPYnebF3P
-宿直室-

望「っは!」

望「ハァハァ……これは……夢?」

望「ハァ…もう夜じゃないですか……ふぅ……」

望「なんだか気分が……小森さん、水をくれませんか?」

シーン

望「小森さん?……おかしいですね、ここに居ないなんて……」

望「交も居ない……二人で出掛けた……いや、小森さんが外出するハズがない」

コンコン ガラガラッ

お隣さん「こんばんわぁ」

望「オトナリさんいい所に!えーと、毛布を被った髪の長い子を見ませんでしたか?」

お隣さん「さぁ、見てませんよ?それにそんなこと、どうでもいいじゃないですか」

望「どうでもいい って…!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 18:11:17.55 ID:RPYnebF3P
(隣人を信じるのです)

望「!?」

お隣さん「どうしたんですか?」

望「いえ、何も……確かに、どうでもいいことかもしれませんね……」

お隣さん「そうですよ!今はどうでもいいんです!」

望「やっぱり、そうですよね…!」

(隣人を愛するのです)

望「!」

お隣さん「どうしたんですか?」

望「いや、別に何も……」

(隣人を愛するのです隣人を愛するのです隣人を愛するのです)

望「お、オトナリさん……」

お隣さん「なんですか?」ニコッ

望「す、好きだぁぁぁっ!!」がばっ

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 18:19:27.32 ID:RPYnebF3P
翌朝

望「……ん、んん……ふああぁぁ……あぁ……」

お隣さん「すーすー」

望「……オトナリさんと関係を結んでしまった……」

お隣さん「すーすー」

望「オトナリさん、寝顔も可愛…い?! オトナリさん、髪の毛がズレ……え?ウィッグ?」

お隣さん「すーすー」

望「え?ちょっ…これ……えっ?この顔……風浦さんん!!!?」

お隣さん「……やっと気付いたんですか、先生」

望「なんでいるんですかぁぁぁぁああああ!!!?っていうか起きてたんですかぁぁあああああ!!?」

可符香「先生が無視するから、何処まで無視出来るか試して見たんですよぉ」

望「そんな……うわああああああああああああ絶望したああああああああああああ!!!!!!!」



望「……ハッ!夢か……」

マ太郎「結局夢オチカヨ!」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 18:21:09.40 ID:RPYnebF3P [17/18]
望「……ハッ!夢か……」

マ太郎「結局夢オチカヨ!」


あびる「可符香ちゃん太った?」

可符香「そうかなぁ?」

奈美「私もちょっと太っちゃった」

あびる・可符香「奈美ちゃんはそうでしょう」

おわり

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/20(土) 18:29:11.53 ID:RPYnebF3P [18/18]
ヤマもオチもイミも、エロも笑いもない、あるのは誤字脱字だけのSSでした

エロに食指が動かなかった

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