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ポッキーの日 一方・妹達

577 名前:今日は11月11日ですね[] 投稿日:2010/11/11(木) 18:00:28.58 ID:0XVXQNco [1/8]
一方通行はレストランに居た。
向かいの席には打ち止めが頼んだメニューがまだかなとソワソワしている。
それを退屈そうに一方通行は見ていた。

「少しは落ちついたらどォなンだよ…」
「これでも落ちついてるよ?ってミサカはミサカは胸を張ってみたり」

一方通行はそれを言われ溜息をつく。
打ち止めはそこで会話が終了したと思い、またソワソワし始めた。


数分後。

「お待たせいたしました、チーズinハンバーグのお客様」
「はいはーい!ってミサカはミサカは元気よく返事してみたり!」
「ふふ、はい こちらお熱くなっておりますので、お気をつけくださいね」
「うん、大丈夫だよ!ってミサカはミサカはフォークを取り出してみる!」

ウェイトレスはフォークを取り出す打ち止めを見て、その場を去っていく。
一方通行の料理はまだ来ない。
それを見て打ち止めは

「一口食べる?ってミサカはミサカは貴方に聞いてみる」

馴れないナイフとフォークを使って、せっせとハンバーグを切る。
ハンバーグの中に入っているチーズがドロリと肉汁と共に出てくる。
それをフォークで上手く絡ませ、一方通行のほうへと運ぶ。
しかし、油がぽたぽたとテーブルに落ちていた。

「いらねェよ、もうすぐ俺の来るしなァ」
「そんな事言わないでってミサカはミサカはムッとしてみる。あーん」

打ち止めはキッと眉毛を逆八の字にして言う。
それを見た一方通行はしょうがなくフォークに刺さったハンバーグを食べる。
熱かったのか、一方通行は咳き込む。

「だ、大丈夫?ってミサカはミサカは心配してみたり・・・」
「問題ねェよ・・・あっつ」

一方通行ははふはふと口の中に出来るだけ空気を入れ、少しでも冷ました。
舌がヒリヒリするので、火傷したなァと思ったが口には出さなかった。
出したら、目の前にいる打ち止めがまたギャーギャーと騒ぎ始めるからである。

「ごちそうさまでした!ってミサカはミサカは礼儀正しく手を合わせて言ってみる!」
「ンじゃ帰るかァ」
「待って!」

帰ろうとする一方通行を止める打ち止め。
一方通行が打ち止めを見た時には、打ち止めは鞄から何かを出そうとしていた。
打ち止めの小さな鞄から―――お菓子のような物が出てきた。

578 名前:アハギャハ[] 投稿日:2010/11/11(木) 18:01:35.72 ID:0XVXQNco [2/8]
「じゃじゃーん、ポッキー!ってミサカはミサカは見せびらかしてみたり!」
「店の中で出すンじゃねェよ」

すかさず親のように突っ込む一方通行。
それが気に食わなかったのか、打ち止めは頬が少し膨れる。

「ぶーぶー!今日はあなたと『ポッキーゲーム』をやる為に買ってきたんだもん!ってミサカはミサカは早速ポッキーの包みを開けてみる」

パキパキパキと、チャックのようになってる蓋を開ける。
中には袋が三つ。
味はチョコレートと書かれていた。

「ポッキーゲームってなンだよ」
「うんとね!ミサカネットワークの…あれ、個体名が不明だ。まぁいいや、その人が『ミサカは上位固体にアドバイスすると、明日、一方通行とポッキーゲームやったら幸せになれるよ』って言われたから、今日こっそりポッキーを買ったの!ってミサカはミサカは貴方に報告してみる」
「その喋り方完全にアイツじゃねェか……」

一方通行はイライラしていた。
経緯はともかく、何かと聞いたのに答えが帰ってこないからである。
まだ少し長いすると思った百合子は、コップに入った水を飲んでからこう言う。

「ンな事はどォでもいいンだよ。ポッキーゲームってなンだって聞いてンだよ」
「ああ、そうだったね!えっと、ミサカが持つ方をを口にくわえて、もう片方にあなたが口でくわえて、食べていって食べていって……成功したらチューするの!」
「ぶふっ!!」

飲んでいた水を噴出してしまう。
予想以上にバカげたゲームだからである。

「き、汚いよ?ってミサカはミサカは驚いてみる…」
「番外個体コロス…」



その頃。

「ギャハハハ!水吹いてらぁ!!愛しの打ち止めちゃんとポッキーゲームするのかなぁ?うんー?ギャハ」

番外個体は打ち止めを通して百合子と打ち止めの会話を聞いていた。

場面は戻って。

「ンで、なンで俺とやるンだよ」
「え?うーん…楽しそうだし、あなたとチュー…したいから?ってミサカはミサカは照れくさそうに言ってみる…」
「いや、なンで俺とその…チューするンだよ、訳がわかんねェ。黄泉川とでもやってろ」
「もー 貴方が良いの!ってミサカはミサカはそろそろ怒ってみたり!」
「はァ…」

いいかげん、目の前の打ち止めに嫌気がさしてくる一方通行。
番外個体は後で殴るとして、目の前の打ち止めをどうするかどうかが問題であった。

579 名前:番外「よーし、この場面をSSにしよう。そうしようGEPにうpしよう。ギャハハハ!!」[] 投稿日:2010/11/11(木) 18:02:35.42 ID:0XVXQNco [3/8]
「えっへへー こうやって、口でくわえて、んー!」

打ち止めは小さな唇と唇の間にポッキーを挟む。
口の中では必死に歯で挟んで折れないようにしている。
一方通行に顔を近づけて目の前に居る一方通行にやらせようとする。

「やらねェ…場所が悪すぎるだろォ」
「んー!ふはふふ!!」

何を言っているのかが分からなかった。
口がふさがっているからである。

「ひふぁかはひふかは…」
「……」

少しずつ打ち止めの目がうるんでいく。
涙を流そうとしていた。

「ひはかは……」
「面倒くせェなァ…」

パキッと言う音と共に、一方通行はポッキーをくわえ…、ものすごいスピードで食べていき。

「ん!」


打ち止めに口づけをした。



「これで満足か」
「う、うん・・・ってミサカはミサカは驚いてみる」
「帰るぞ」

一方通行は立ち上がり、レジへと向かった。
打ち止めはまだ呆然としていた、あまりの出来ごとに驚きが隠せないのである。

その日、そのレストランでは…ポッキーゲームが流行ったとか流行らなかったとか。

11月11日 ポッキーの日に起きた出来事。
打ち止めの大人の階段が一歩進んだ瞬間でもあった。

おわり

580 名前:よし、その時のMNWもうpしちゃうぞ☆[] 投稿日:2010/11/11(木) 18:03:08.40 ID:0XVXQNco [4/8]
おまけ

1 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:*****
http://misaka.pic/247854

2 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:1775
何これ

3 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:13567
うわ、セロリかよ

4 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:18878
つかwwwwwwマジ、これ上司じゃねwwww何やってんのこいつ等wwww

5 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:16656
ID不明とか、隠蔽しすぎだろ

6 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:14510









え?

7 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:15027
通報しますた

8 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:*****
うわ、はええ

9 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:14510
コラだよね コラだよね




え?

10 以下、名無しに変わりましてミサカがお送りしますID:20001
このスレは規約に反するので、強制的に削除されました。

581 名前:番外個体[] 投稿日:2010/11/11(木) 18:04:42.79 ID:0XVXQNco [5/8]
以上、ミサカの報告でした☆
セロリはいつでもどこでもセロリだね、ミサカ惚れぼれしちゃうよ。なーんてギャハハハ


と冗談はさておいて、11月11日 ポッキーの日にちなんで書いてみました。
打ち止めの唇は柔らかいに違いない。そうに違いない。

Tag : とあるSS総合スレ

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