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とある二人のゴールイン
940 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:18:42.37 ID:n7u4CMSO [1/7]
その過疎をぶち[ピーーー]ってことで、短編投下
その過疎をぶち[ピーーー]ってことで、短編投下
941 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:19:44.67 ID:n7u4CMSO [2/7]
第七学区
女性「……」キョロキョロ
上条(ん? あの人、見た目の年や格好的に学園都市の人間じゃ無いな)
女性「……」キョロキョロ オドオド
上条「あのー、すいません」
女性「はい?」
上条「何かお困りですか? 道が分からないとかならこの辺の地理には詳しいんで案内できますよ?」
女性「まあまあ、ありがとうございます……って、あら?」
上条「?」
女性「私達何処かでお会いしませんでしたか?」
上条「……えーと」(やばい、記憶喪失がバレるか……)
上条「アハハー、いやー気のせいじゃ無いですかねー」(ここはこれで押し通す)
女性「はぁ、そうですか……」
上条「そ、そんなことより道案内しますよ! 道案内」(強引にでも良い!)
女性「あらそうでしたね。実は学園都市プリンスホテルというところを探していまして……」
上条「あ、そこなら知ってますよ。すぐ近くなんで行きましょう」
女性「本当にありがとうございます」ペコリ
上条「いえいえ」
上条(しかし不思議なことに……)
上条(……俺もこの人に会った気がする)
942 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:20:39.95 ID:n7u4CMSO [3/7]
女性「しかし学園都市ってすごいですね」
上条「ハハハ、外から来た人は皆そう言いますね」
女性「あら、私が外の人間だと分かってらしたんですか?」
上条「まあ、学園都市の大人は教師や研究員がほとんどですし、お姉さん全くそんな感じがしないんですよ」
女性「それは私が全く賢そうに見えないということですか?」
上条「いえ! 決してそういうことでは」アセアセ
女性「フフッ、冗談ですよ」クスクス
上条「全く……ところでお姉さんはどうして学園都市に?」
女性「命の恩人が学園都市にいる……らしいんです」
上条「らしい?」
女性「私は正体の分からない病気に犯されて意識不明のまま寝込んでたんですが」
女性「学園都市の方が来てくれて私の病気を治してくれたんです」
上条「なるほど」
女性「しかしその方は私が意識を取り戻すと直ぐに学園都市に戻って行かれて、ろくにお顔も拝見出来なかったんです」
上条「だから、らしいだったんですね」
女性「はい、だから今日はそれのお礼を」
上条「けど、顔が分からないんでしょ?」
943 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:21:29.44 ID:n7u4CMSO [4/7]
女性「それなら問題ありません。学園都市から恩人を連れて来てくれた人と一緒にお礼に行く手筈ですので」
上条「で、その一緒に行く人がホテルにいると」
女性「はい、私用で先に学園都市に着いていましたので待ち合わせです」
上条「話している間に着きましたよ。ここが学園都市プリンスホテルですよ」
女性「あら、もう着きましたか」
――――――――――――――――
プリンスホテルロビー
女性「出て行った?」
ホテルマン「はい、その方なら今朝方鍵を預けられて出て行きました」
女性「あらあら、どうしましょう……」
ホテルマン「あ、そういえば地下街に行くとおっしゃっていましたよ」
女性「地下街?」
944 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 17:22:22.53 ID:n7u4CMSO [5/7]
プリンスホテル前
上条「あ、お姉さん。探している人には会えましたか?」
女性「あら、さっきの方ですか。それが―カクカクシカシガカ―でして」
上条「それなら案内しますよ」
女性「何度もすいませんね」
―――――――――――――――
地下街
上条「それで、探し人の人相はどんな感じですか?」
女性「あら、探すのまで手伝って頂けるんですか?本当にあ――」
美琴「あっ! いやがったわねアンタ!」
上条「げっ! ビリビリ中学生!」
美琴「ビリビリって言うな! というかアンタはまた女の人をたぶらかして!」ビリビリ
上条「溢れんばかりの電撃出しながらビリビリ言うなって言われても説得力がねぇよ! てか、たぶらかしてなんか無い! 道案内及び人探しを手伝ってただけだ」
女性「あら、お二人は仲がよろしいんですね」
美琴「そんなっ! 別に仲良くなんか……」
上条「こんな敵意むき出しで仲良く見えますか!? 一方的な腐れ縁ですよ!」
945 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:23:18.38 ID:n7u4CMSO [6/7]
御坂「そこまで強く否定しなくても……」ズーン
上条「ん? なんか言ったかビリビリ?」
美琴「だ・か・らビリビリって言うなぁ!」ビリビリ
上条「ぬぉう!」ダッダッダ
美琴「待ちなさいっ!」ダッダッダ
女性「あら、お二人とも行ってしまわれましたね」ポツン
??「待ち合わせは明日だった筈だが?」
女性「あら、やっと会えましたね」
―――――――――――――――
地下街奥
御坂「勝負しろやー!」
上条「ちょっ御坂さん!? 追いかけられてる理由が変わってる気がするのですが!?」
美琴「アンタがムカつくからいけないんでしょうがぁ!」
上条「いつも通り、理不尽だぁ!」
美琴「うっさーい!」
上条(一旦地下街を出る!)ダッダッダ
御坂「待てコラぁ!」ダッダッダ
上条(よし! 抜けた……)
??「相変わらず騒がしいな少年」ガシッ
上条「へ?」
ビュオン
美琴「待ちなさい……ってあれ、消えた?」
946 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:24:45.78 ID:n7u4CMSO [7/7]
何処かの屋上
上条「なんだなんだ何が起こった!?」
??「大変そうだったので少し助けたのだ」
上条「あ、あんたは!」
上条「闇咲逢魔!」
闇咲「久しぶりだな少年」
上条「どうしてアンタがここに?」
闇咲「いつぞやの礼を言いに来た。あの時は何かとバタバタしていたからな」
上条「そんな、別にお礼なんて良かったのに」
闇咲「そんな訳にもいくまい。それに要件はもう一つある」
上条「もう一つ?」
闇咲「ああ、実は――」
女性「あら、さっきの方ではありませんか」
上条「お姉さん?」
闇咲「なんだ。既に会っていたのか。では改めて紹介しよう。こちらが君の命の恩人上条当麻少年だ」
上条「命の恩人って、もしかしてこの人は呪いで苦しんでいたあの人なのか!?」
女性「はい、あの時はかなりやせ細っていましたが、リハビリを終えて今ではすっかり元に戻りました。それもこれもあなたのお陰です」ペコリ
上条「いや、俺はほんの少し手を貸しただけだし」
闇咲「少年。君にこれを」スッ
上条「招待状?」
闇咲「学園都市プリンスホテルで結婚式を挙げることになった。君とあのシスターには是非出席して欲しい」
上条「マシで」
完
第七学区
女性「……」キョロキョロ
上条(ん? あの人、見た目の年や格好的に学園都市の人間じゃ無いな)
女性「……」キョロキョロ オドオド
上条「あのー、すいません」
女性「はい?」
上条「何かお困りですか? 道が分からないとかならこの辺の地理には詳しいんで案内できますよ?」
女性「まあまあ、ありがとうございます……って、あら?」
上条「?」
女性「私達何処かでお会いしませんでしたか?」
上条「……えーと」(やばい、記憶喪失がバレるか……)
上条「アハハー、いやー気のせいじゃ無いですかねー」(ここはこれで押し通す)
女性「はぁ、そうですか……」
上条「そ、そんなことより道案内しますよ! 道案内」(強引にでも良い!)
女性「あらそうでしたね。実は学園都市プリンスホテルというところを探していまして……」
上条「あ、そこなら知ってますよ。すぐ近くなんで行きましょう」
女性「本当にありがとうございます」ペコリ
上条「いえいえ」
上条(しかし不思議なことに……)
上条(……俺もこの人に会った気がする)
942 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:20:39.95 ID:n7u4CMSO [3/7]
女性「しかし学園都市ってすごいですね」
上条「ハハハ、外から来た人は皆そう言いますね」
女性「あら、私が外の人間だと分かってらしたんですか?」
上条「まあ、学園都市の大人は教師や研究員がほとんどですし、お姉さん全くそんな感じがしないんですよ」
女性「それは私が全く賢そうに見えないということですか?」
上条「いえ! 決してそういうことでは」アセアセ
女性「フフッ、冗談ですよ」クスクス
上条「全く……ところでお姉さんはどうして学園都市に?」
女性「命の恩人が学園都市にいる……らしいんです」
上条「らしい?」
女性「私は正体の分からない病気に犯されて意識不明のまま寝込んでたんですが」
女性「学園都市の方が来てくれて私の病気を治してくれたんです」
上条「なるほど」
女性「しかしその方は私が意識を取り戻すと直ぐに学園都市に戻って行かれて、ろくにお顔も拝見出来なかったんです」
上条「だから、らしいだったんですね」
女性「はい、だから今日はそれのお礼を」
上条「けど、顔が分からないんでしょ?」
943 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:21:29.44 ID:n7u4CMSO [4/7]
女性「それなら問題ありません。学園都市から恩人を連れて来てくれた人と一緒にお礼に行く手筈ですので」
上条「で、その一緒に行く人がホテルにいると」
女性「はい、私用で先に学園都市に着いていましたので待ち合わせです」
上条「話している間に着きましたよ。ここが学園都市プリンスホテルですよ」
女性「あら、もう着きましたか」
――――――――――――――――
プリンスホテルロビー
女性「出て行った?」
ホテルマン「はい、その方なら今朝方鍵を預けられて出て行きました」
女性「あらあら、どうしましょう……」
ホテルマン「あ、そういえば地下街に行くとおっしゃっていましたよ」
女性「地下街?」
944 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 17:22:22.53 ID:n7u4CMSO [5/7]
プリンスホテル前
上条「あ、お姉さん。探している人には会えましたか?」
女性「あら、さっきの方ですか。それが―カクカクシカシガカ―でして」
上条「それなら案内しますよ」
女性「何度もすいませんね」
―――――――――――――――
地下街
上条「それで、探し人の人相はどんな感じですか?」
女性「あら、探すのまで手伝って頂けるんですか?本当にあ――」
美琴「あっ! いやがったわねアンタ!」
上条「げっ! ビリビリ中学生!」
美琴「ビリビリって言うな! というかアンタはまた女の人をたぶらかして!」ビリビリ
上条「溢れんばかりの電撃出しながらビリビリ言うなって言われても説得力がねぇよ! てか、たぶらかしてなんか無い! 道案内及び人探しを手伝ってただけだ」
女性「あら、お二人は仲がよろしいんですね」
美琴「そんなっ! 別に仲良くなんか……」
上条「こんな敵意むき出しで仲良く見えますか!? 一方的な腐れ縁ですよ!」
945 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:23:18.38 ID:n7u4CMSO [6/7]
御坂「そこまで強く否定しなくても……」ズーン
上条「ん? なんか言ったかビリビリ?」
美琴「だ・か・らビリビリって言うなぁ!」ビリビリ
上条「ぬぉう!」ダッダッダ
美琴「待ちなさいっ!」ダッダッダ
女性「あら、お二人とも行ってしまわれましたね」ポツン
??「待ち合わせは明日だった筈だが?」
女性「あら、やっと会えましたね」
―――――――――――――――
地下街奥
御坂「勝負しろやー!」
上条「ちょっ御坂さん!? 追いかけられてる理由が変わってる気がするのですが!?」
美琴「アンタがムカつくからいけないんでしょうがぁ!」
上条「いつも通り、理不尽だぁ!」
美琴「うっさーい!」
上条(一旦地下街を出る!)ダッダッダ
御坂「待てコラぁ!」ダッダッダ
上条(よし! 抜けた……)
??「相変わらず騒がしいな少年」ガシッ
上条「へ?」
ビュオン
美琴「待ちなさい……ってあれ、消えた?」
946 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:24:45.78 ID:n7u4CMSO [7/7]
何処かの屋上
上条「なんだなんだ何が起こった!?」
??「大変そうだったので少し助けたのだ」
上条「あ、あんたは!」
上条「闇咲逢魔!」
闇咲「久しぶりだな少年」
上条「どうしてアンタがここに?」
闇咲「いつぞやの礼を言いに来た。あの時は何かとバタバタしていたからな」
上条「そんな、別にお礼なんて良かったのに」
闇咲「そんな訳にもいくまい。それに要件はもう一つある」
上条「もう一つ?」
闇咲「ああ、実は――」
女性「あら、さっきの方ではありませんか」
上条「お姉さん?」
闇咲「なんだ。既に会っていたのか。では改めて紹介しよう。こちらが君の命の恩人上条当麻少年だ」
上条「命の恩人って、もしかしてこの人は呪いで苦しんでいたあの人なのか!?」
女性「はい、あの時はかなりやせ細っていましたが、リハビリを終えて今ではすっかり元に戻りました。それもこれもあなたのお陰です」ペコリ
上条「いや、俺はほんの少し手を貸しただけだし」
闇咲「少年。君にこれを」スッ
上条「招待状?」
闇咲「学園都市プリンスホテルで結婚式を挙げることになった。君とあのシスターには是非出席して欲しい」
上条「マシで」
完
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