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上条「『良い夢見せます』……だって?」
1 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:24:36.80 ID:xvAu7MrY0
上条当麻がいつものように補習を終えて帰っている途中のことだった。
スーツを着込んだセールスマン風の男がそう言って近寄ってきた。
上条「どういう意味だ?」
販売員「学園都市の技術を駆使して夢の内容をいじれる商品を開発したんです!」
上条「はぁ」
販売員「最近では外国でも売られたり新聞でも取り上げられたりしたんですけどご存じないです?」
上条「あ、俺の家新聞とってないんですよ、何せ苦学生ですから」
販売員「そうでしたか。もし少しでも興味があるようでしたらお話だけでも聞いてくださいませんか?」
上条「(そうだな……今日は特売日じゃないし、インデックスも朝から風斬と出かけてたからな……)
それじゃ、お話聞かせてくれます?」
販売員「ええ、喜んで」
上条当麻がいつものように補習を終えて帰っている途中のことだった。
スーツを着込んだセールスマン風の男がそう言って近寄ってきた。
上条「どういう意味だ?」
販売員「学園都市の技術を駆使して夢の内容をいじれる商品を開発したんです!」
上条「はぁ」
販売員「最近では外国でも売られたり新聞でも取り上げられたりしたんですけどご存じないです?」
上条「あ、俺の家新聞とってないんですよ、何せ苦学生ですから」
販売員「そうでしたか。もし少しでも興味があるようでしたらお話だけでも聞いてくださいませんか?」
上条「(そうだな……今日は特売日じゃないし、インデックスも朝から風斬と出かけてたからな……)
それじゃ、お話聞かせてくれます?」
販売員「ええ、喜んで」
3 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:25:30.42 ID:xvAu7MrY0
販売員「仕組みをご説明させていただきますね。この錠剤をお休みになる30分ほど前に飲んでいただくと
寝ているうちに良い夢が見られるというものです」
小さなビニール袋に入れられていた錠剤。
上条は販売員からふたつ受け取った。
上条「ふ~ん……こんな錠剤がねぇ……」
販売員「けれど、まだそれほど技術が進んでいなくてですね、見られる夢が錠剤によって違うんですよ」
上条「ん?どういうことです?」
5 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:27:17.60 ID:xvAu7MrY0
販売員「良い夢とは言いましたけど、お金持ちになるとか宇宙旅行とかいった類の夢は全く見せてくれません。
見せてくれるのはたとえば親友と友情を深める夢だったり愛する人との愛情をはぐくむ夢だったり……
ようするに、誰かとの良いつながりを思い起こさせてくれるものなんです」
上条「人とのつながり……ですか」
販売員「はい、そうです。この錠剤は簡単に言うとインターネットのお気に入りのようなものなんです。
錠剤にはアルファベットが一文字ないし二文字掘られているのが分かります?」
上条「あぁ、確かに書いてあります。こっちのはIでこっちのがK.Tですね」
販売員「夢は記憶が見せる物ですが、この薬によって寝ている間にそのアルファベットから想定する人の記憶を最優先して
夢を構築するんです。正直言うと理屈はよく分かんないんですけど、効果は確かですよ。僕が初めて飲んだ時、
初恋の淡い思い出を夢見れたんです」
上条「そりゃすごいですね」
販売員「あれは僕が高校生の頃で、相手は同級生の大人しい感じの子で、同じ委員会にはいt」
上条「初恋話はいいんで説明の続きお願いします」
6 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:29:23.85 ID:xvAu7MrY0
販売員「要するに親しい人や好きな人を思い浮かべてその人のイニシャルの入った錠剤を服用して寝ればその人との
素敵な夢が見られる、という訳です。ちなみにこの錠剤の売れ行きなんですけど、T.KやTやKが異常なほど
売れているんですよね……なんででしょうかね?」
上条「さぁ?そんなこと聞かれましても分かりませんよ」
販売員「そりゃそうですよね。あ、その2錠はサービスで差し上げます。今日か明日にでも試してみてください。
明日も第7学区で販売するつもりですので、よろしければ感想を教えてください」
上条「分かりました。試してみますかね」
販売員「あ、言い忘れましたけど、この薬ヤバいくらいの睡眠作用も含まれているそうなので不眠症のお友達とかいたらあげても結構ですよ」
上条「不眠症の高校生なんてそうはいませんって」
こう言って上条はその男と別れた。
7 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:30:41.93 ID:xvAu7MrY0
上条「ただいま~」
インデックス「帰りが遅いんだよ、とうま!」
上条「あれ?風斬と遊んでたんじゃ?」
インデックス「ひょうかが帰ったから私も帰ってきたんだよ!そしたらとうまは居ないしおなかはす
くしおなかと背中がくっつきそうなんだよ!」
スフィンクス「にゃー(俺もはらへったぞご主人!)」
インデックス「とりあえず帰りが遅いとうまに正義の鉄槌を与えるんだよ!」
上条「鉄槌って言うか単なる歯じゃんか!だから噛みつくんじゃねぇ!」
上条が避けようとした時、彼のポケットから二つの包みが落ちた。
スフィンクス「にゃ?にゃー!(なんだコレ?とりあえず食っちまえ!)」
インデックス「あー!スフィンクスだけ何か食べててずるいかも!私もこっちのを頂くんだよ!」
そう言って三毛猫はIの錠剤を、修道女はT.Kの錠剤をのみこんでしまった。
8 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:32:30.80 ID:xvAu7MrY0
30分後のことである。
上条「ホントに30分で寝てるな」
インデックスとスフィンクスは眠っていた。
彼女と彼が今どのような夢を見ているかというと……
9 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:33:34.48 ID:xvAu7MrY0
~インデックスが錠剤T.Kを服用した場合~
インデックス「とうまー、おなかがすいたんだよ」
上条「そう言うと思って今日はお肉だぞ!喜べインデックス!」
インデックス「やった~!いっただきまーす!!」
上条「だれも取ったりしないから落ち着いて食べろよ」
インデックス「そんなこと言われても、ハフ、時間は有限なんだよ、モグモグ」
上条「そんなにあせっちゃ可愛い顔が台無しだぞ?」
インデックス「ふぇ!?と、とうま、今なんて言ったのかな?」
上条「可愛い顔が台無しだぞって言ったんだ」
インデックス「か、かわいい?」
上条「あぁ、世界中のだれよりも可愛いさ。何度でも言ってやるぜ、可愛い可愛いインデックス」
インデックス「なんだか今日はすごく幸せなんだよ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:35:17.66 ID:xvAu7MrY0
~スフィンクスが錠剤Iを服用した場合~
スフィンクス「にゃ~な~にゃご(白いご主人ずるいよな~一人でおいしいもの食べて~俺の分とっ
たりするしさ)」
インデックス「スフィンクス~とうまが果物くれたんだよ!一緒に食べよ~」
スフィンクス「にゃ!?にゃにゃ!?(し、白いご主人が俺に恵んでくれる!?え、嘘!?)」
インデックス「早くしないと全部食べちゃうんだよ~」
スフィンクス「にゃにゃ……(あぁ、やっぱり食べられるんだな……)」
インデックス「なぁんてね。おいで、スフィンクス」
スフィンクス「にゃ♪(やった~やった~うっれしいな~♪)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:38:25.20 ID:xvAu7MrY0
スフィンクス「にゃぅ……にゃぁ……」
インデックス「えへへ……」
上条「なんか寝顔が嬉しそうだな……良い夢見れてるのかな?」
二人、じゃない二匹、でもあながち間違いではないが正確には一人と一匹の寝顔を見て微笑む上条。
上条自身は錠剤を飲んでいないが、彼もまた素敵な光景を目にしているのであった。
上条「そう言えば結構売れてるって話だよなこの薬……俺の知り合いで使ってる人いるのかな?」
上条が薬の効果を目の当たりにしている頃。
彼に錠剤をサービスした販売員はパソコンのある掲示板で書き込みをしていた。
13 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:40:29.00 ID:xvAu7MrY0
販売員「という訳でながったらしい導入部分を終了させたぜ!
このトリに見覚えある人もない人もこんにちは!
ある時はラジオのスタッフ、ある時は薬の販売員、しかしてその実態は?
まぁただの大学生なんですけどね、はい。
スレ立てたのには理由があって簡単に言うと少しの間暇になったからです。
ラジオSSだと流石に何度目だよって感じになると思うから適当に設定でっち上げました。
簡単に言ってしまえばカプものの単発ネタ書きたいなってことです、はい。
誰にどの錠剤をって感じでレスしてくださればネタ考えてきます。
読んでる方が居ればレスしてください」
15 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:48:35.42 ID:xvAu7MrY0
レスが無い→自分でネタ考えれる→やりたい放題
~結標淡希が錠剤Sを服用した場合~
ショタ1「ねぇおねえちゃんあそんでよ~あそんでってば~」
結標(涙目になって頼みこんでくる少年ハァハァ)
ショタ2「なに涙目になってんだよカッコワリー」
結標(ちょっと生意気なコもそそるわねハァハァ)
ショタ3「みんななかよくしよーよー」
結標(その場を和ませようとするなんていじらしいわねハァハァ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
17 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:57:16.55 ID:xvAu7MrY0
美琴「本当に聞くのかしらねこの錠剤……」
彼女の掌にはT.Kと記載された錠剤があった。
否、彼女の手にはT.Kと記載された錠剤が入った大きなビンがあった。
美琴「べ、別にアイツのことが気になるわけじゃなくて……そう!噂になってるから
本当に夢に出てきてくれるのか確かめてみたいだけで……って出てきてくれる
って言い方じゃ私があいつを好きみたいじゃない!そうじゃなくてあぁもう!」
顔を真っ赤にしながらビンから一粒錠剤を取り出し服用する。
約30分後、彼女は夢の世界へと旅立った。
20 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:04:00.80 ID:xvAu7MrY0
~御坂美琴が錠剤T.Kを服用した場合~
御坂「あ~居た居たいやがったわね!今日こそ相手してもらうわよ」
上条「なんだ美琴か」
御坂「だからビリビリって呼ぶんじゃ…………え?」
上条「どうした美琴?調子よくないのか?」
御坂「え、今、なんて」
上条「調子、よくないのかって聞いたんだけど」
御坂「いやその前、私のこと」
上条「美琴は美琴だろ?変な美琴だな」
御坂「み、み、みみみみみみみみことぉ!!??」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
21 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:05:26.70 ID:xvAu7MrY0
御坂「はっ…………そうか、夢なんだっけ……」
名前を呼ばれただけで衝撃が大きすぎて飛び起きてしまった御坂。
御坂「と、とりあえずコレ本物みたいね……いや、でもたまたまかもしれないから
確かめてみないとね。決して私がアイツの夢を見たいわけじゃなくって薬が
本物か確かめるだけなんだから、うん」
そう言って毎晩のように錠剤を服用するようになる事を今の彼女は気づいていない。
22 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:10:32.21 ID:xvAu7MrY0
10032「本当に夢を見られるのでしょうか、とミサカは当然の疑問を抱きます」
10039「ここは私が確かめてみましょう、とミサカはその錠剤の譲渡を申し込みます」
19090「いえ、ここは間を取ってミサカが、とミサカはその錠剤を奪いにかかります」
ワイワイギャギャ―
看護師「…………あの子たちってネットワークでつながってるんですよね?」
冥途返し「まぁそうなるね?」
看護師「だったら一人が見た夢は皆が見れるんじゃないんですか?」
冥途返し「そこまで気が回らないみたいだね?」
24 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:19:14.20 ID:xvAu7MrY0
病院内での激闘の末、錠剤を手にしたのは10032号、上条に御坂妹と呼ばれる個体だった。
~御坂妹が錠剤T.Kを服用した場合~
上条「よう御坂妹。元気そうだな」
御坂妹「お久しぶりです、とミサカは挨拶を交わします」
上条「そうそう、さっき駄菓子のおまけでコレ貰ったんだけど、お前いるか?」
そう言って上条が差し出したものは子供向けではあるものとれっきとした指輪だった。
御坂妹「これをミサカに?とミサカは確認をとります」
上条「おう、やるよ」
25 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:23:14.88 ID:xvAu7MrY0
御坂妹「一生大事にします、とミサカは神に誓います」
上条「一生大事になんてするんじゃねぇよ」
御坂妹「何故ですか、とミサカは疑問をぶつけます」
上条「こんなのじゃなくて本物をプレゼントしたいから、さ」
御坂妹「本当ですか、プロポーズですか、期待してても良いですか、とミサカは湧いた疑問を口早に告げます」
上条「好きだ、御坂妹……こんな俺だけど、付き合ってくれないか?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
打ち止め「何やってるの~ってミサカはミサカは急に登場してみる!」
御坂妹は目が覚めた、いや、目が覚まされてしまった。
御坂妹「せっかくの夢を邪魔された恨み……」
打ち止め「ど、どうしたの、銃なんてもって重装備だねってミサカはミサカは銃と重をかけた洒落を言ってみたり」
御坂妹「今日という今日は晴らします!とミサカは宣言します!」
数日後、打ち止めに頼まれて約1万の錠剤を買わされた一方通行が目撃されたらしいが、それは別のお話。
26 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:31:51.02 ID:xvAu7MrY0
イギリス清教女子寮のある夜のこと。
神裂は錠剤を服用して眠りについていた。
~神裂火織が錠剤Sを服用した場合~
洗濯機「神裂さん、俺、喋れるようになったんですよ」
神裂「洗濯機……」
洗濯機「もう布団を洗濯しないでくださいね、アレ結構つらいんですよ」
神裂「すいません、機械音痴なのでアナタに迷惑をかけてしまって……」
洗濯機「良いんですよ、いつも大事に扱ってくれてるんですから……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その頃、学園都市のとある場所では。
土御門「…………なんでねーちんはT.KじゃなくてSなんて頼んだのかにゃー?」
土御門が疑問を抱いていた。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:36:05.18 ID:xvAu7MrY0
昼飯の買い物に行く
皆さんもどんどん書いてください
俺だけ書くより面白くなるから
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:41:13.20 ID:xvAu7MrY0
>>29
せんたくき→SENTAKUKI
ねーちん単体だと上条さん出さない方が良いと思って
それじゃ行ってきます
俺以外の人も書いてくれると嬉しいな!
35 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 13:23:17.26 ID:xvAu7MrY0
買い物から帰ってきて早々ですいませんが急に帰省せねばならなくなった
すいませんが当分帰ってこれないんで落としてください
せっかく暇だと思ったのに……中途半端な感じで終わってスイマセン
またSSかくかもしれないけど同じネタだと読んでくれる人が飽きると思うんで次はまた別のネタ考えます
それではさらばです本当にすいませんでした
販売員「仕組みをご説明させていただきますね。この錠剤をお休みになる30分ほど前に飲んでいただくと
寝ているうちに良い夢が見られるというものです」
小さなビニール袋に入れられていた錠剤。
上条は販売員からふたつ受け取った。
上条「ふ~ん……こんな錠剤がねぇ……」
販売員「けれど、まだそれほど技術が進んでいなくてですね、見られる夢が錠剤によって違うんですよ」
上条「ん?どういうことです?」
5 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:27:17.60 ID:xvAu7MrY0
販売員「良い夢とは言いましたけど、お金持ちになるとか宇宙旅行とかいった類の夢は全く見せてくれません。
見せてくれるのはたとえば親友と友情を深める夢だったり愛する人との愛情をはぐくむ夢だったり……
ようするに、誰かとの良いつながりを思い起こさせてくれるものなんです」
上条「人とのつながり……ですか」
販売員「はい、そうです。この錠剤は簡単に言うとインターネットのお気に入りのようなものなんです。
錠剤にはアルファベットが一文字ないし二文字掘られているのが分かります?」
上条「あぁ、確かに書いてあります。こっちのはIでこっちのがK.Tですね」
販売員「夢は記憶が見せる物ですが、この薬によって寝ている間にそのアルファベットから想定する人の記憶を最優先して
夢を構築するんです。正直言うと理屈はよく分かんないんですけど、効果は確かですよ。僕が初めて飲んだ時、
初恋の淡い思い出を夢見れたんです」
上条「そりゃすごいですね」
販売員「あれは僕が高校生の頃で、相手は同級生の大人しい感じの子で、同じ委員会にはいt」
上条「初恋話はいいんで説明の続きお願いします」
6 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:29:23.85 ID:xvAu7MrY0
販売員「要するに親しい人や好きな人を思い浮かべてその人のイニシャルの入った錠剤を服用して寝ればその人との
素敵な夢が見られる、という訳です。ちなみにこの錠剤の売れ行きなんですけど、T.KやTやKが異常なほど
売れているんですよね……なんででしょうかね?」
上条「さぁ?そんなこと聞かれましても分かりませんよ」
販売員「そりゃそうですよね。あ、その2錠はサービスで差し上げます。今日か明日にでも試してみてください。
明日も第7学区で販売するつもりですので、よろしければ感想を教えてください」
上条「分かりました。試してみますかね」
販売員「あ、言い忘れましたけど、この薬ヤバいくらいの睡眠作用も含まれているそうなので不眠症のお友達とかいたらあげても結構ですよ」
上条「不眠症の高校生なんてそうはいませんって」
こう言って上条はその男と別れた。
7 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:30:41.93 ID:xvAu7MrY0
上条「ただいま~」
インデックス「帰りが遅いんだよ、とうま!」
上条「あれ?風斬と遊んでたんじゃ?」
インデックス「ひょうかが帰ったから私も帰ってきたんだよ!そしたらとうまは居ないしおなかはす
くしおなかと背中がくっつきそうなんだよ!」
スフィンクス「にゃー(俺もはらへったぞご主人!)」
インデックス「とりあえず帰りが遅いとうまに正義の鉄槌を与えるんだよ!」
上条「鉄槌って言うか単なる歯じゃんか!だから噛みつくんじゃねぇ!」
上条が避けようとした時、彼のポケットから二つの包みが落ちた。
スフィンクス「にゃ?にゃー!(なんだコレ?とりあえず食っちまえ!)」
インデックス「あー!スフィンクスだけ何か食べててずるいかも!私もこっちのを頂くんだよ!」
そう言って三毛猫はIの錠剤を、修道女はT.Kの錠剤をのみこんでしまった。
8 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:32:30.80 ID:xvAu7MrY0
30分後のことである。
上条「ホントに30分で寝てるな」
インデックスとスフィンクスは眠っていた。
彼女と彼が今どのような夢を見ているかというと……
9 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:33:34.48 ID:xvAu7MrY0
~インデックスが錠剤T.Kを服用した場合~
インデックス「とうまー、おなかがすいたんだよ」
上条「そう言うと思って今日はお肉だぞ!喜べインデックス!」
インデックス「やった~!いっただきまーす!!」
上条「だれも取ったりしないから落ち着いて食べろよ」
インデックス「そんなこと言われても、ハフ、時間は有限なんだよ、モグモグ」
上条「そんなにあせっちゃ可愛い顔が台無しだぞ?」
インデックス「ふぇ!?と、とうま、今なんて言ったのかな?」
上条「可愛い顔が台無しだぞって言ったんだ」
インデックス「か、かわいい?」
上条「あぁ、世界中のだれよりも可愛いさ。何度でも言ってやるぜ、可愛い可愛いインデックス」
インデックス「なんだか今日はすごく幸せなんだよ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:35:17.66 ID:xvAu7MrY0
~スフィンクスが錠剤Iを服用した場合~
スフィンクス「にゃ~な~にゃご(白いご主人ずるいよな~一人でおいしいもの食べて~俺の分とっ
たりするしさ)」
インデックス「スフィンクス~とうまが果物くれたんだよ!一緒に食べよ~」
スフィンクス「にゃ!?にゃにゃ!?(し、白いご主人が俺に恵んでくれる!?え、嘘!?)」
インデックス「早くしないと全部食べちゃうんだよ~」
スフィンクス「にゃにゃ……(あぁ、やっぱり食べられるんだな……)」
インデックス「なぁんてね。おいで、スフィンクス」
スフィンクス「にゃ♪(やった~やった~うっれしいな~♪)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:38:25.20 ID:xvAu7MrY0
スフィンクス「にゃぅ……にゃぁ……」
インデックス「えへへ……」
上条「なんか寝顔が嬉しそうだな……良い夢見れてるのかな?」
二人、じゃない二匹、でもあながち間違いではないが正確には一人と一匹の寝顔を見て微笑む上条。
上条自身は錠剤を飲んでいないが、彼もまた素敵な光景を目にしているのであった。
上条「そう言えば結構売れてるって話だよなこの薬……俺の知り合いで使ってる人いるのかな?」
上条が薬の効果を目の当たりにしている頃。
彼に錠剤をサービスした販売員はパソコンのある掲示板で書き込みをしていた。
13 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:40:29.00 ID:xvAu7MrY0
販売員「という訳でながったらしい導入部分を終了させたぜ!
このトリに見覚えある人もない人もこんにちは!
ある時はラジオのスタッフ、ある時は薬の販売員、しかしてその実態は?
まぁただの大学生なんですけどね、はい。
スレ立てたのには理由があって簡単に言うと少しの間暇になったからです。
ラジオSSだと流石に何度目だよって感じになると思うから適当に設定でっち上げました。
簡単に言ってしまえばカプものの単発ネタ書きたいなってことです、はい。
誰にどの錠剤をって感じでレスしてくださればネタ考えてきます。
読んでる方が居ればレスしてください」
15 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:48:35.42 ID:xvAu7MrY0
レスが無い→自分でネタ考えれる→やりたい放題
~結標淡希が錠剤Sを服用した場合~
ショタ1「ねぇおねえちゃんあそんでよ~あそんでってば~」
結標(涙目になって頼みこんでくる少年ハァハァ)
ショタ2「なに涙目になってんだよカッコワリー」
結標(ちょっと生意気なコもそそるわねハァハァ)
ショタ3「みんななかよくしよーよー」
結標(その場を和ませようとするなんていじらしいわねハァハァ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
17 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 11:57:16.55 ID:xvAu7MrY0
美琴「本当に聞くのかしらねこの錠剤……」
彼女の掌にはT.Kと記載された錠剤があった。
否、彼女の手にはT.Kと記載された錠剤が入った大きなビンがあった。
美琴「べ、別にアイツのことが気になるわけじゃなくて……そう!噂になってるから
本当に夢に出てきてくれるのか確かめてみたいだけで……って出てきてくれる
って言い方じゃ私があいつを好きみたいじゃない!そうじゃなくてあぁもう!」
顔を真っ赤にしながらビンから一粒錠剤を取り出し服用する。
約30分後、彼女は夢の世界へと旅立った。
20 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:04:00.80 ID:xvAu7MrY0
~御坂美琴が錠剤T.Kを服用した場合~
御坂「あ~居た居たいやがったわね!今日こそ相手してもらうわよ」
上条「なんだ美琴か」
御坂「だからビリビリって呼ぶんじゃ…………え?」
上条「どうした美琴?調子よくないのか?」
御坂「え、今、なんて」
上条「調子、よくないのかって聞いたんだけど」
御坂「いやその前、私のこと」
上条「美琴は美琴だろ?変な美琴だな」
御坂「み、み、みみみみみみみみことぉ!!??」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
21 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:05:26.70 ID:xvAu7MrY0
御坂「はっ…………そうか、夢なんだっけ……」
名前を呼ばれただけで衝撃が大きすぎて飛び起きてしまった御坂。
御坂「と、とりあえずコレ本物みたいね……いや、でもたまたまかもしれないから
確かめてみないとね。決して私がアイツの夢を見たいわけじゃなくって薬が
本物か確かめるだけなんだから、うん」
そう言って毎晩のように錠剤を服用するようになる事を今の彼女は気づいていない。
22 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:10:32.21 ID:xvAu7MrY0
10032「本当に夢を見られるのでしょうか、とミサカは当然の疑問を抱きます」
10039「ここは私が確かめてみましょう、とミサカはその錠剤の譲渡を申し込みます」
19090「いえ、ここは間を取ってミサカが、とミサカはその錠剤を奪いにかかります」
ワイワイギャギャ―
看護師「…………あの子たちってネットワークでつながってるんですよね?」
冥途返し「まぁそうなるね?」
看護師「だったら一人が見た夢は皆が見れるんじゃないんですか?」
冥途返し「そこまで気が回らないみたいだね?」
24 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:19:14.20 ID:xvAu7MrY0
病院内での激闘の末、錠剤を手にしたのは10032号、上条に御坂妹と呼ばれる個体だった。
~御坂妹が錠剤T.Kを服用した場合~
上条「よう御坂妹。元気そうだな」
御坂妹「お久しぶりです、とミサカは挨拶を交わします」
上条「そうそう、さっき駄菓子のおまけでコレ貰ったんだけど、お前いるか?」
そう言って上条が差し出したものは子供向けではあるものとれっきとした指輪だった。
御坂妹「これをミサカに?とミサカは確認をとります」
上条「おう、やるよ」
25 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:23:14.88 ID:xvAu7MrY0
御坂妹「一生大事にします、とミサカは神に誓います」
上条「一生大事になんてするんじゃねぇよ」
御坂妹「何故ですか、とミサカは疑問をぶつけます」
上条「こんなのじゃなくて本物をプレゼントしたいから、さ」
御坂妹「本当ですか、プロポーズですか、期待してても良いですか、とミサカは湧いた疑問を口早に告げます」
上条「好きだ、御坂妹……こんな俺だけど、付き合ってくれないか?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
打ち止め「何やってるの~ってミサカはミサカは急に登場してみる!」
御坂妹は目が覚めた、いや、目が覚まされてしまった。
御坂妹「せっかくの夢を邪魔された恨み……」
打ち止め「ど、どうしたの、銃なんてもって重装備だねってミサカはミサカは銃と重をかけた洒落を言ってみたり」
御坂妹「今日という今日は晴らします!とミサカは宣言します!」
数日後、打ち止めに頼まれて約1万の錠剤を買わされた一方通行が目撃されたらしいが、それは別のお話。
26 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:31:51.02 ID:xvAu7MrY0
イギリス清教女子寮のある夜のこと。
神裂は錠剤を服用して眠りについていた。
~神裂火織が錠剤Sを服用した場合~
洗濯機「神裂さん、俺、喋れるようになったんですよ」
神裂「洗濯機……」
洗濯機「もう布団を洗濯しないでくださいね、アレ結構つらいんですよ」
神裂「すいません、機械音痴なのでアナタに迷惑をかけてしまって……」
洗濯機「良いんですよ、いつも大事に扱ってくれてるんですから……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その頃、学園都市のとある場所では。
土御門「…………なんでねーちんはT.KじゃなくてSなんて頼んだのかにゃー?」
土御門が疑問を抱いていた。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:36:05.18 ID:xvAu7MrY0
昼飯の買い物に行く
皆さんもどんどん書いてください
俺だけ書くより面白くなるから
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/16(火) 12:41:13.20 ID:xvAu7MrY0
>>29
せんたくき→SENTAKUKI
ねーちん単体だと上条さん出さない方が良いと思って
それじゃ行ってきます
俺以外の人も書いてくれると嬉しいな!
35 名前: ◆PVvgS3wnPw [sage] 投稿日:2010/03/16(火) 13:23:17.26 ID:xvAu7MrY0
買い物から帰ってきて早々ですいませんが急に帰省せねばならなくなった
すいませんが当分帰ってこれないんで落としてください
せっかく暇だと思ったのに……中途半端な感じで終わってスイマセン
またSSかくかもしれないけど同じネタだと読んでくれる人が飽きると思うんで次はまた別のネタ考えます
それではさらばです本当にすいませんでした
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